説明

テント用アンカー

【課題】玉砂利河原などでは、テントを設置する際にペグを使用することが、できなかった。また、一般にロープ付きのペグを使用してテントを設置すると細いロープに頭部をぶつけたりなど危険性が伴った。また、ペグを使用しているとテントを撤収する際に手間と時間がかかった。
ポリタンク状のアンカーでは、持ち運びにかさばるというデメリットがあった。
【解決手段】桶部に装着されたベルトでテントの脚部を拘束し、桶部に重量物を入れ、その重さを利用することで、テントを安定させる道具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、砂浜や玉砂利河原、平坦地においてテントを敷設する際のテントの脚部に重量負荷をかけるアンカーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、テントを敷設する際には、ペグを使用するか、または、ロープの付いたペグを使用し張力によってテントを固定していた(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】 特開2000−145208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
テントを敷設する際に玉砂利河原では、ペグを使用すると不安定であった。また、平坦地にテントを敷設する際には、ロープの付いたペグを使用することで、ロープが細く目立たないために身体をぶつける機会が多かった。ポリタンク状のアンカーを使用する場合持ち運びに質量が、かさばるために不便であった。また、テントを解体する場合にペグを使用した場合、ペグを引き抜くための工具が必要であり、時間がかかった。突風などの災害時には、テントの解体に急を要するが、ロープ付きのペグを使用した場合、解体に手間がかかり即応することができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
桶部の側面にベルトを通すための穴を設ける。ベルトによってテントの脚部を保持できるようにする。テントの脚部は、桶部に入れる。テントの脚部を入れた状態で桶部に石や、水、砂、などを入れることで、荷重を与える。
【発明の効果】
【0006】
従来、テントを敷設する場所が、玉砂利敷きなどペグを使用できない場所でも本発明により可能となる。桶状のため、コンパクトに重ねて持ち運びが可能である。桶状のため、着色することで、目立たせることができる。桶状のため、側面にロゴなど印刷できる。テントの撤収に手間がかからない。
桶部に入れる重しの材料は、設置場所の周囲にある石ころや砂、水などで、自由に調達できるので、重しを持ち運ぶ必要が無い。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)桶部(1)の側面に、1個または、複数個の穴(3)を設ける。
(ロ)穴(3)にベルト部(2)を通す。
本発明は、以上のような構造である。
本発明を使用するときは、テントの脚部を桶部(1)に入れ、当該脚部をベルト部(2)で、保持する。桶部(1)に石、砂利、水のいづれか、もしくは、混合して入れる。桶部(1)に入れた石が、楔のようにテントの脚部に負荷をかけることで、テントを安定させることができる。
【符号の説明】
【0009】
(1)桶部 (2)ベルト部 (3)穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
桶に束縛用のベルトを設けることにより、桶部に加重を与えることで、テント脚部を設置面に安定させることを特徴とするテント用アンカー。

【図1】
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【公開番号】特開2011−111878(P2011−111878A)
【公開日】平成23年6月9日(2011.6.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−282153(P2009−282153)
【出願日】平成21年11月24日(2009.11.24)
【出願人】(509342119)
【Fターム(参考)】