説明

ディジタル多用途ディスクのためのコンテキスト依存のマルチアングル・ナビゲーション技術

複数のストリームの中からのオーディオ/ビジュアル・ストリームの選択は、まず、ストリーム、およびこのストリームに同期して存在するストリームに関する情報を提供する少なくとも1つのストリーム内でナビゲーション・パケットを検出することによって行われる。ナビゲーション・パケットから、どの他のストリームがこの1つのストリームに同期して存在するか、どのオーディオおよびサブピクチャのデータ・パケットが各ストリームに存在するか、また、どのハイライト情報特性が同期したストリームの中からの選択のために存在するかを判定する。このオーディオ・データ・パケット、サブピクチャ・データ・パケット、または、ハイライト情報特性の少なくとも1つが少なくとも1つの他の同期したストリームに関する情報に従って変更され、視聴者が選択可能なボタンなどの表示を可能にし、同期された複数のストリームから選択できるようにし、更に/または、各ストリームにつき、異なるオーディオおよび/またはサブピクチャのコンテンツが提示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願とのクロスリファレンス
本出願は、米国特許法第119条(e)項の下で2004年4月22日付で出願された米国仮特許出願第60/564,415号の優先権を主張するものである。
【0002】
本発明は、従前にはディジタル・ビデオ・ディスク(DVD:Digital Video Disc)と呼ばれていたディジタル多用途ディスク(DVD:Digital Versatile Disc)に関し、より具体的には、DVDに埋め込まれた複数の異なるオーディオ/ビジュアル(A/V)ストリームからの選択、オーディオ/ビジュアル・ストリームとのインタラクションを容易に実現する技術に関する。
【背景技術】
【0003】
CD−ROMの発達の後、MPEG(Moving Picture Expert Group)圧縮技術などの圧縮技術を用いて圧縮したノーカットの動画を1枚のディスクに記憶することができるように、大きなビデオ・ファイル用の十分な記憶容量を得るために、DVDが発達した。DVDは、1990年代の中頃に最初に導入されたが、既に普及し、動画およびビデオ・コンテンツを消費者に対して大規模に配布するための好ましい媒体の選択肢となっている。
【0004】
今日、DVDには、少なくとも1つ、通常は幾つかのA/Vストリームが互いに同期して並列に含まれている。このようなA/Vストリームは、異なるアングルから撮られた同じシーンの複数の異なるレコーディングを含むことが多い。従って、このような複数の異なるA/Vストリームは、「アングル(angle)」と呼ばれることが多い。複数の異なるアングル(即ち、複数の異なるストリーム)からの選択は、「マルチアングル・ナビゲーション」として知られる処理によって行われる。この処理では、視聴者は、ディスプレイ・スクリーン上で関連付けられたアイコンを選択することによって望ましいアングルを選択する。DVDおよびこれに関連する再生装置の製造者によって採用されたDVD仕様書は、「マルチアングル・ビデオ」として知られる処理を定めている。この処理では、コンテンツの著作者は、9つの同時A/Vストリームを定義することができ、これらの何れも、どの時点でもディスプレイ・スクリーン上に現れることができる。再生中、視聴者は、一セットの同期したA/Vストリームの中からのシームレスな選択を、DVDプレーヤー上のボタンを操作するか、このようなプレーヤーのためのリモート・コントローラ上のボタンを操作することによってコマンドを作動させて行うことができる。しかしながら、現在利用可能なDVDのオーサリング・ソフトウエアの公知の実施態様においては、各A/Vストリームに記憶されたボタン・ハイライト情報(HLI:HighLight Information)は、常に、他のストリームのものと同じままである。
【0005】
結果として、ディスプレイ・スクリーン上でどのアングルが現れるかに関わらず、所定のボタンが同じように、同じ場所で現れて、同一のコマンドの実行ができるようになっている。ボタンおよびボタン・カラー・スキームとの間の方向ナビゲーションのためのインストラクションなど、追加のHLIプロパティもまた同じである。各A/Vストリームに記憶されたサブピクチャ・データおよびオーディオ・データも同じままである。このようなサブピクチャのデータは、ビデオに表示されたボタン、サブタイトル、およびその他のグラフィック要素のレンダリングについて記述するものである。
【0006】
従って、コンテンツの著作者が、コンテキスト依存の双方向性(contextually dependent interactivity)を割り当て、異なるオーディオ・データおよびサブピクチャ・データを並列に代替させて、DVDから同期したオーディオ/ビジュアル(A/V)ストリームを再生できるようにするマルチアングルDVDナビゲーション技術に対する需要がある。
【発明の開示】
【0007】
(発明の概要)
簡潔に言えば、本発明の原理の好ましい実施の形態に従って、視聴者が記憶媒体に記録された複数のオーディオ/ビジュアル・ストリームの中からシームレスに選択できるようにする方法が提供される。この方法は、まず、少なくとも1つのストリーム内で第1のナビゲーション・データ・パケットを検出することにより開始される。少なくとも1つのストリーム内で、複数の同期ストリームから選択するために、ナビゲーション・パケットから、どの他のストリームが同期し、どのハイライト情報プロパティが存在するかが判定される。次に、視聴者に対するその後の表示のために、少なくとも1つの同期ストリームのハイライト情報プロパティ、例えば、選択コマンドの外観、位置、および機能性の少なくとも1つが変更される。従って、表示コマンドを受信した視聴者は、ストリームを切り替えることができる。このように、コンテンツの著作者は、独自に付随するプロパティを有する独自のインタラクティブなボタンを並列に存在する各々のストリームの中に埋め込み、視聴者によるストリームとのインタラクションおよびコマンドの実行、例えば、シームレスに別の並列のA/Vストリームに変更し、代替的なオーディオ・コンテンツまたはサブタイトル・コンテンツを選択し、または、他の提示コンテンツ(presentation content)にジャンプすることができるようにする。
【0008】
更に、コンテンツの著作者が並列に提示される複数のオーディオ/ビジュアル・ストリームの少なくとも1つの内のサブピクチャ・データおよび/またはオーディオ・データを変更できるようにする方法が提供される。この方法は、まず、少なくとも1つのストリーム内で第1のナビゲーション・データ・パケットを検出することによって開始される。ナゲーション・パケットから、どの他のストリームが少なくとも1つのストリームと同期して存在し、どのサブピクチャ・パケットおよびオーディオ・パケットが各ストリーム内に存在するかが判定される。次に、1つ以上のオーディオ・パケットおよび/またはサブピクチャ・パケットのデータ・ペイロードが変更される。従って、並列に提示されるA/Vストリームは、他の同期ストリームと比較すると、異なるサブピクチャ・コンテンツおよびオーディオ・コンテンツを有している。このように、コンテンツの著作者は、各A/Vストリーム内に独自のオーディオ・コンテンツおよび/またはサブピクチャ・コンテンツを埋め込むことができ、代替的なコンテンツがA/Vストリーム内の追加のサブストリームに存在しなければならないという従来の方法と比べて利点を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1は、本発明のDVD(Digital Versatile Disc)ナビゲーション技術を実施するために有用な従来のDVDプレーヤー10を概略的に示すブロック図である。DVDプレーヤー10は、サーボ機構14の制御の下に、DVD13を回転させる駆動モータ12を備えている。また、ピックアップ・ヘッド・モータ16も、サーボ機構14によって制御され、このピックアップ・ヘッド・モータ16は、光学式ピックアップ・ヘッド18をDVD13に渡って変位させ、このDVD13が保持する情報を読み取る。前置増幅器20は、ピックアップ・ヘッド18の出力信号を増幅し、DVD13から読み取った光学的な情報を復号する復号器22に入力し、プログラム・ストリームを生み出す。デマルチプレクサ24は、多重化されたプログラム・ストリームを別個の成分、即ち、(a)オーディオ・ストリーム、(b)ビデオ・ストリーム、(c)サブピクチャ・ストリーム、および(d)通常は、メタデータなどの形態のナビゲーション情報に分配する。
【0010】
オーディオ・ストリーム、ビデオ・ストリーム、およびサブピクチャ・ストリームは、オーディオ復号器26、ビデオ復号器28、およびサブピクチャ復号器30のそれぞれによって別個に復号される。プレゼンテーション・エンジン(presentation engine)としても知られることがある同期装置32は、別個に復号されたオーディオ・ストリーム、ビデオ・ストリーム、およびサブピクチャ・ストリームを同期化、合体して、例えば、NTSCやPALなどの幾つかの公知のテレビジョン方式のうちの1つに従って適切に再生するための、オーディオが組み込まれたビデオ・ストリームにする役目を果たす。ビデオD/A(Digital‐to‐Analog)変換器34は、ビデオ・ストリームをテレビジョン・セットなどの表示装置(図示せず)上で表示するためにアナログ・ビデオに変換し、オーディオD/A変換器36は、埋め込まれたオーディオを、表示装置または他の手段(図示せず)によって続いて再生するために、アナログ・オーディオに変換する。
【0011】
DVDプレーヤー10は、通常は、メモリに関連付けられたマイクロプロセッサ、または、マイクロコンピュータやマイクロコンピュータの形態の中央処理装置(CPU)38を内蔵し、このCPU38は、視聴者のインタフェース(U/I)40を介して視聴者から入力されたコマンドに従って、ナビゲーションやDVDプレーヤーのその他の機能を制御する役目を果たす。視聴者のインタフェース(U/I)40は、通常は、リモート・コントローラの形態の赤外線(I/R)送信器およびI/R受信器からなる。具体的には、ナビゲーションに関し、CPU38は、デマルチプレクサ24から復号化されたメタデータを受信し、同期装置32によって受信されるメニュー情報を作成する。このように、メニュー情報は、最終的に、視聴者が視聴するために表示される。表示された情報に対し、通常、視聴者は、U/I40を介して1つ以上のコマンドを入力し、このコマンドは、CPU38によって受領され、CPU38は、サーボ機構14を制御して、ピックアップ・ヘッド18を変位させて所望のプログラム・コンテンツを取得する。
【0012】
DVD仕様書(読出専用ディスクのためのDVD仕様書、パート3、ビデオ仕様書バージョン1.0(DVD specification for Read‐Only Disc/Part 3. VIDEO SPECIFICATIONS,Version 1.0)1996年8月)は、DVDナビゲーションを適用可能なビデオ・オブジェクト・ユニット(VOBU:Video OBject Unit)としての最小のオブジェクトを定義する。通常、VOBUは、0.4秒〜1.2秒の再生時間に対応する多重化されたビデオ・データ、オーディオ・データ、サブピクチャ・データ、ハイライト・データ、およびその他のナビゲーション・データを含んでいる。各VOBUには、複数のオーディオ・データおよびサブピクチャ・データのサブストリームを存在させることができる(例えば、ステレオおよびサラウンドのオーディオ・サブストリームおよび/またはドイツ語およびポルトガル語のサブタイトル)。このような多重化されたデータの組み合わせにより、「A/Vストリーム」が構成される。マルチアングル・セグメントにおいては、1つのストリームから別のストリームに迅速アクセスできるようにしてシームレス、または、概ねシームレスな切り替えを実現するために、複数のA/Vストリームがインターリーブされてまとめられ、単一のビデオ・オブジェクト(VOB)・ストリームとなる。
【0013】
DVDの仕様書は、複数のアングルのA/Vストリーム・コンテンツを共通のタイム・スタンプに合わせ、各A/Vストリームの同期化を実現するために、インターリーブ・ユニット(ILVU:Interleave Unit)を1つ以上のVOBUのブロックとして定める。再生中に、同期装置32は、現在選択されたA/Vストリームに対応するILVUのみを復号し、表示する。DVD仕様書は、アングルの数(即ち、利用可能なストリームの数)、物理的な装置のスキャン・スピード、復号バッファ(図示せず)のサイズに基づいてILVUの最大のサイズを定める。この最大のサイズを超えている場合には、どのようなアングルでもシームレスな再生は保証されない。
【0014】
図2は、マルチアングル・ビデオのためのVOBUおよびILVUのデータ構造に対する多重化されたA/Vストリーム・データの関係を表している。図2に示すように、図1の復号器22によって復号化されたプログラム・ストリームの各ブロックは、ナビゲーション・パケット(NV_PCK)、ビデオ・パケット(V_PCK)、オーディオ・パケット(A_PCK)、およびサブピクチャ・パケット(SP_PCK)を含んでいる。DVD仕様書は、各シームレス・アングルのための次のILVUが存在する場所を示すILVU開始点のテーブルを含む各VOBUの最初でNV_PCKのナビゲーション・データ構造(DSI)部分におけるシームレス・アングル情報データ構造(SML_AGLI)を定めている。このような情報により、図1のCPU38は、次のILVUの提示を開始する準備ができた際に、VOBストリーム内で、サーボ機構14がどこに行くかを制御する。
【0015】
更に、DVD仕様書は、インタラクティブなボタンのためのハイライト情報(HLI:Highlight Information)を記述する各VOBUの最初のナビゲーション・データ部分内の幾つかのデータ構造を定めている。ハイライト一般情報(HLI_GI)、ボタン・カラー情報テーブル(BTN_COLIT)、およびボタン情報テーブル(BTN_IT)など、これらのデータ構造は、スクリーン画面に現れるボタンの数、位置、外観、および機能を定める。
【0016】
本発明の原理に従って、ハイライト情報は、操作により、複数の異なるストリームからの選択可能にするピクチャインピクチャ・メニュー・ディスプレイなどの、視聴者に表示される情報に変更される。全てのアングルに対して同一の、既存のインタラクティブなボタンのセットが既に含まれているDVDディスクのために、シームレスなマルチアングルVOBストリームのセットが与えられている場合には、各アングル・ストリームに多重化されるハイライト情報(HLI)のローレベル操作が以下の処理に従って行われる。
【0017】
1.シームレスなマルチアングル・データの開始場所を判定するために、シームレス・アングル情報(SML_AGLI)テーブル内で零でない値を含む最初のNV_PCKを見つけるようにVOBストリームをスキャンする。
【0018】
2.アングルの数、ボタンの数、ILVUのサイズ、およびこのNV_PCKからの各アングルのILVUの開始アドレスを判定する。
【0019】
3.現在のアングルに対して望ましいようにハイライト情報を変更する。現在のハイライト情報が従前のVOBUとは異なる場合には、DVD仕様書に従って、ハイライト情報ステータス(HLI_SS)の値を0.1bにリセットする。
【0020】
4.現在のILVUの各VOBUをループし、ステップ#3を繰り返す。
【0021】
5.後続する各ILVUをループし、上述した各ステップを繰り返す。
【0022】
通常、上述したプロセスは、DVDのために意図されたVIDEO_TSディレクトリーを入力とし、コンテンツの著作者の意図に従って調節されたVOBストリームを有する変更されたVIDEO_TSディレクトリーのファイルを出力とするソフトウエア・ユーティリティを用いて行われる。この説明では、DVDディスク上で、DVDムービーがVIDEO_TSディレクトリーに現れ、DVDオーディオがAUDIO_TSディレクトリーに記憶されているものとする。このようなソフトウエア・ユーティリティは、以下のような、実行される関数およびクラスからなるであろう。
【0023】
DVDDataSearch()
この関数は、VOBパケット・ヘッダ・インジケータをサーチし、IVLUブロックのサイズおよび第1のビデオ・アングルのための参照データを取得する。
【0024】
GetDataPosition()
この関数は、ボタン、コマンド、およびILVUサイズ情報を取得し、この位置(location)は、DVD仕様書において定められている。
【0025】
DoVOBUChange()
この関数は、アングル識別子をチェックし、GetDataPosition()からボタン情報を取得する。更に、この関数は、視聴者の入力に従ってボタン情報を変更する。
【0026】
ProcssAngles()
この関数は、VOBストリームのループを開始し、シームレスなマルチアングル・データの各インスタンスを見つけ、処理する。
【0027】
CAngleNavigateAppDlg
この関数は、視聴者のインタフェースのためのクラス定義を設定し、このクラス定義により、コンテンツの著作者は、各アングルのボタンのハイライト情報の変更内容を定めることができる。
【0028】
以下の各例は、本発明の原理に従った、コンテキスト依存の(contextually dependent)マルチアングル選択の選択肢を提供する複数の異なる方法を示している。
【0029】
例#1‐スイッチ
図3Aおよび図3Bは、集合的に、各々がビデオ・コンテンツに関連付けられた第1のアングル102および第2のアングル104との間の切り替えの単純な例を示している。各アングルは、ビデオ・ディスプレイのフレーム全体を占め、フレームの下部に現れるボタン106を含んでいる。アングルの変更を望む視聴者は、クリックして、または、他の方法でボタン106を作動させる。従って、例えば、アングル102がフルスクリーンで表示された図3Aにおいて、視聴者は、ボタン106をクリックしてアングル104が図3Bに示すようにフルスクリーンで現れることを選択する。逆に、現在アングル104がフルスクリーンで表示されている図3Bにおいて、視聴者は、このスクリーン内のボタン106をクリックし、アングル104が図3Aに示すようにフルスクリーンで現れることを選択する。ボタン106は、視認できる要素として現れてもよく、視認できない要素として現れてもよく、一方のアングルから他方のアングルへ、また、アングルを戻す単純な切り替え(toggling)を可能にする。従って、ボタン106のためのコマンド・セットは、以下のステート・アングル(states angles)102、104を有する。
【0030】
アングル102: アングル104:
1:アングル設定=104 1:アングル設定=102
【0031】
例2:プレビュー
図4A〜図4Bの各々は、4つのビデオ・アングル202、204、206、208からなるマルチアングル・ビデオ・ディスプレイにおいて、アングルの1つはフルスクリーンで現れ、他のアングルは、「ピクチャ・イン・ピクチャ」の要素としてフルスクリーン・アングルの下部に沿って現れる。「ピクチャ・イン・ピクチャ・アングル」の各々は、このアングルでのプレビューと、このアングルへのシームレスな切り替えを可能にするセレクタ・ボタンを提供する。従って、各図4A〜図4Dにおいて、アングル202、204、206、および208は、それぞれフルスクリーンで現れ、他のアングルは、ピクチャ・イン・ピクチャ要素として現れる。ピクチャ・イン・ピクチャ要素として現れる各アングルのうち、別個の1つをクリックすることによって、視聴者は代替的なビデオ・アングルの1つをシームレスに選択することができる。アングル202、204、206、208の各々に関連付けられる選択ボタン機能は以下のように現れる。
【0032】
アングル202
1:アングル設定=204
2:アングル設定=206
3:アングル設定=208
アングル204
1:アングル設定=202
2:アングル設定=206
3:アングル設定=208
アングル206
1:アングル設定=204
2:アングル設定=202
3:アングル設定=208
アングル208
1:アングル設定=204
2:アングル設定=206
3:アングル設定=202
【0033】
この例においては、1つのボタン選択のみが行われてあるアングルから次のアングルに変更される。3つのピクチャ・イン・ピクチャ要素の全ては、4つのアングルの全てに渡って変更される。
【0034】
C.例示的な実施の形態#3:ダイレクト
図5A〜図5Iの各々は、視聴者が3D空間を直接(ダイレクトに)ナビゲートすることを体感できるような別個の構成において、9個の別個のアングル302、304、306、308、310、312のうちの1つをそれぞれ示している。図5A〜図5Iの各々において、各アングルは、グリッド上の視点を表している。5つのボタンが各ビデオ・アングルに現れるが、これらの各ボタンは、通常のDVDプレーヤーのリモート・コントローラ上の選択キー、上矢印キー、下矢印キー、左矢印キー、右矢印キーの別個の各キーと同一の方向に存在するように現れる。ボタンは、図5A〜図5Iには視認できるものとして示されているが、通常は、これらのボタンは視認できない。各ボタンは、ボタン1=上、ボタン2=左、ボタン3=中央(選択)、ボタン4=右、およびボタン5=下というように、方向にマッピングされる。選択ボタン(中央に位置する)は、デフォルトではハイライトされ、残りのボタンは、対応する方向が選択されたときに自動的に作動する。従って、視聴者がリモート・コントローラの右矢印キーを押すと、対応する(視認できない)ボタン(ボタン4)がそのコマンドを実行する。図5A〜図5Iの各々における5つの各ボタンは、アングル302〜318のうちの対応するものを選択するためのものである。
【0035】
下図に示すように、このシームレスに3D空間内に踏み込む感覚を得るためには、各ビデオ・アングルにカスタマイズさせて、ボタン・コマンドを複雑に組み合わせることが必要である。
【0036】
各アングル302、304、306、308、310、312、314、316、318に関連付けられた選択ボタンの機能は、以下のように現れる。
【0037】
アングル302
1:アングル設定=302
2:アングル設定=302
3:アングル設定=314
4:アングル設定=304
5:アングル設定=308
アングル304
1:アングル設定=304
2:アングル設定=302
3:アングル設定=316
4:アングル設定=306
5:アングル設定=310
アングル306
1:アングル設定=306
2:アングル設定=304
3:アングル設定=318
4:アングル設定=306
5:アングル設定=312
アングル308
1:アングル設定=302
2:アングル設定=304
3:アングル設定=302
4:アングル設定=310
5:アングル設定=314
アングル310
1:アングル設定=304
2:アングル設定=308
3:アングル設定=304
4:アングル設定=312
5:アングル設定=316
アングル312
1:アングル設定=306
2:アングル設定=310
3:アングル設定=306
4:アングル設定=312
5:アングル設定=318
アングル314
1:アングル設定=308
2:アングル設定=314
3:アングル設定=308
4:アングル設定=316
5:アングル設定=314
アングル316
1:アングル設定=310
2:アングル設定=314
3:アングル設定=310
4:アングル設定=318
5:アングル設定=316
アングル318
1:アングル設定=312
2:アングル設定=316
3:アングル設定=312
4:アングル設定=318
5:アングル設定=318
【0038】
上述したように、上記テーブルにおけるアングル302〜318の各々に関連付けられたボタン・コマンド1〜5は、図5A〜図5Iにおけるボタン・レイアウトに対応する(例えば、1=上、2=左、3=中央、4=右、5=下)。
【0039】
中央ボタン(ボタン3)からの(上矢印、下矢印、左矢印、または右矢印を介した)方向ナビゲーションは、以下のテーブルに示されている。この例において、ナビゲートされるボタンの機能が視認されない結果を生み出すであろう場合には、方向のナビゲーションは、無効である(例えば、現在のアングルを選択するコマンド)。
【0040】
アングル302
上:無し
左:無し
右:ボタン4
下:ボタン5
アングル304
上:無し
左:ボタン2
右:ボタン4
下:ボタン5
アングル306
上:無し
左:ボタン2
右:無し
下:ボタン5
アングル308
上:ボタン1
左:無し
右:ボタン4
下:ボタン5
アングル310
上:ボタン1
左:ボタン2
右:ボタン4
下:ボタン5
アングル312
上:ボタン1
左:ボタン2
右:無し
下:ボタン5
アングル314
上:ボタン1
左:無し
右:ボタン4
下:無し
アングル316
上:ボタン1
左:ボタン2
右:ボタン4
下:無し
アングル318
上:ボタン1
左:ボタン2
右:無し
下:無し
【0041】
本発明の原理に従って、並列に提示される各A/Vストリーム内の特定のサブストリーム内のサブピクチャおよびオーディオのデータは、各A/Vストリーム内の異なるオーディオ・コメンタリやオーディオ・ミックス、または、異なるボタンの形やサブタイトルなど、視聴者に提示される情報を変更する操作を受ける。
【0042】
1.シームレスなマルチアングル・データの開始場所を判定するために、シームレス・アングル情報(SML_AGLI)テーブル内で零でない値を含む最初のNV_PCKを見つけるようにVOBストリームをスキャンする。
【0043】
2.アングルの数、ボタンの数、ILVUのサイズ、およびこのNV_PCKからの各アングルのILVUの開始アドレスを判定する。
【0044】
3.現在のアングルに対して望ましいようにA_PCKおよびSP_PCKデータを変更する。
【0045】
4.現在のILVUの各VOBUをループし、ステップ#3を繰り返す。
【0046】
5.後続する各ILVUをループし、上述した各ステップを繰り返す。
【0047】
通常、上述したプロセスは、DVDのために意図されたVIDEO_TSディレクトリーを入力とし、コンテンツの著作者の意図に従って調節されたVOBストリームを有する変更されたVIDEO_TSディレクトリーのファイルを出力とするソフトウエア・ユーティリティを用いて行われる。この説明では、DVDディスク上で、DVDムービーがVIDEO_TSディレクトリーに現れ、DVDオーディオがAUDIO_TSディレクトリーに記憶されているものとする。このようなソフトウエア・ユーティリティは、以下のような、実行される関数およびクラスからなるであろう。
【0048】
DVDDataSearch()
この関数は、VOBパケット・ヘッダ・インジケータをサーチし、IVLUブロックのサイズおよび第1のビデオ・アングルのための参照データを取得する。
【0049】
GetDataPosition()
この関数は、ボタン、コマンド、およびILVUサイズ情報を取得し、この位置は、DVD仕様書において定められている。
【0050】
DoVOBUChange()
【0051】
この関数は、アングル識別子をチェックし、GetDataPosition()からA_PCKおよびSP_PCKの位置を取得する。
【0052】
ProcessAngles()
この関数は、VOBストリームのループを開始し、シームレスなマルチアングル・データの各インスタンスを見つけ、処理する。
【0053】
以下の例は、本発明の原理に従って、シームレスに、マルチアングルで提示される複数の異なるアングル間で、同一のサブストリーム内で異なるオーディオ・データおよびサブピクチャ・データの一実施の形態を示している。
【0054】
例#1:ディレクタのコメンタリ
シーンのための視覚上のディレクタのコメンタリを提供するために、シームレスなマルチアングルの提示が用いられる。2つのA/Vストリームが並列に提示される。第1のA/Vストリームはシーンを提示し、第2のA/Vストリームは、ディレクタの画像がフレーム内に合成されたシーンを提示する。各A/Vストリームは、1つのサブピクチャ・サブストリームおよび1つのオーディオ・サブストリームを含んでいる。A/Vストリーム1のサブピクチャ・サブストリームは、役者のダイアローグのみを含んでいる。A/Vストリーム2のサブピクチャ・サブストリームは、役者のダイアローグおよびディレクタのコメンタリの両方のサブタイトルを含んでいる。
【0055】
以上、シームレスに記憶媒体に記録された複数のオーディオ/ビジュアル・ストリームから、各ストリーム独自のインタラクティブな要素によって、視聴者がシームレスに選択することを可能にする方法のために提供された技術について説明した。本発明の原理に従ったシームレスな選択技術は、DD仕様書に関連して説明されたが、この技術は、HDDVDビデオ仕様書0.9版(HDDVD‐Video Specification Version 0.9)にも適用可能である。更に、この技術は、いわゆる「ブルーレイ(BD:Blue Ray)」ディスクにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】図1は、本発明の原理に従ったマルチアングル・ナビゲーション技術を実施するために有用な今日のDVDプレーヤーを概略的に示すブロック図である。
【図2】図2は、オーディオ/ビジュアル・ストリーム、ビデオ・オブジェクト・ユニット(VOBUs)、およびインターリーブ・ユニット(ILVUs)の関係を示す図である。
【図3】図3Aおよび図3Bは、それぞれが2つの異なるアングルを表示し、他方とは逆のアングル構成を表示する2つのビデオ・スクリーンである。
【図4】図4A〜図4Dは、それぞれ、本発明の原理に従った4つの別個の構成の各々における4つのアングルを有するビデオ・スクリーンである。
【図5】図5A〜図5Iは、それぞれ、本発明の原理に従った複数の異なる方法で9つの別個のアングルのうちの1つを示すビデオ・スクリーンである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のオーディオ/ビジュアル・ストリームと、
どのストリームが互いに同期しているかを示すデータと他のストリームの中での選択を可能にするハイライト情報プロパティとを含む少なくとも1つのストリームにおける少なくとも1つのナビゲーション・パケットと、
前記少なくとも1つのストリームに関連付けられた少なくとも1つのハイライト情報プロパティと、
からなるディスクであって、
前記少なくとも1つのハイライト情報プロパティは、ディスク再生の際、少なくとも他のストリームに関連付けられた少なくとも1つのハイライト情報プロパティと独立して変更可能であり、視聴者に表示されるハイライト情報プロパティの外観、位置、および実行機能性の少なくとも1つを変更できるようにする、前記ディスク。
【請求項2】
前記ハイライト情報プロパティは、少なくとも1つのボタンを表示するように変更可能であり、視聴者がボタンを起動することにより、第1のオーディオ/ビジュアル表示と第2のオーディオ/ビジュアル表示の間で切り替えを可能とする、請求項1に記載のディスク。
【請求項3】
情報をハイライトして表示領域内の所定の位置に少なくとも1つのボタンを表示するように前記ハイライト情報を変更可能である、請求項1に記載のディスク。
【請求項4】
前記ハイライト情報の機能性を変更してオーディオ/ビジュアル・ストリーム内で複数のプレビュー枠を表示するように前記ハイライト情報を変更可能であり、各プレビュー枠は、別のオーディオ/ビジュアル・ストリームをフルフレームで表示するように視聴者により選択可能である、請求項1に記載のディスク。
【請求項5】
前記ハイライト情報の外観を変更して各プレビュー枠が対応するオーディオ/ビジュアル・ストリームを表示するように、前記ハイライト情報を変更可能である、請求項1に記載のディスク。
【請求項6】
前記ハイライト情報の外観を変更して、ユーザーがストリームの1つを選択してボタンを起動することにより、視認できないボタンが視認できるようになるように、前記ハイライト情報を変更可能である、請求項1に記載のディスク。
【請求項7】
視聴者が記憶媒体に記録された複数のオーディオ/ビジュアル・ストリームから選択できるようにする方法であって、
少なくとも1つのストリーム内で第1のナビゲーション・データ・パケットを検出するステップと、
前記ナビゲーション・パケットから、どの他のストリームが前記少なくとも1つのストリームと同期し、どのハイライト情報プロパティが前記他の同期ストリームからの選択を可能にするために存在するかを判定するステップと、
前記ハイライト情報プロパティの少なくとも1つを変更して、視聴者に対する表示のための外観、位置、および機能性の少なくとも1つを変更するステップと、
を含む、前記方法。
【請求項8】
前記変更ステップは、前記少なくとも1つのストリームと同期する少なくとも1つの他のストリームに従って前記少なくとも1つのハイライト情報プロパティを変更するステップを更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記変更ステップは、少なくとも1つのボタンを表示するように前記ハイライト情報の機能性を変更するステップを更に含み、視聴者がボタンを起動することにより、第1のオーディオ/ビジュアル表示と第2のオーディオ/ビジュアル表示の間で切り替えを可能とする、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記変更ステップは、前記ハイライト情報の外観を変更して表示領域内の所定の位置に少なくとも1つのボタンを表示するステップを更に含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記変更ステップは、前記ハイライト情報の機能性を変更してオーディオ/ビジュアル・ストリーム内で複数のプレビュー枠を表示するステップを更に含み、各プレビュー枠は、別のオーディオ/ビジュアル・ストリームをフルフレームで表示するように視聴者により選択可能である、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記変更ステップは、各プレビュー枠が対応するオーディオ/ビジュアル・ストリームを表示するように、前記ハイライト情報を変更するように前記ハイライト情報の外観を変更するステップを更に含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記変更ステップは、前記ハイライト情報の外観を変更して、ユーザーがストリームの1つを選択してボタンを起動することにより、視認できないボタンが視認できるようになるように、前記ハイライト情報を変更するステップを含む、請求項7に記載のディスク。
【請求項14】
各ストリームは、複数のインターリーブ・ユニットを有し、各インターリーブ・ユニットは、複数のビデオ・オブジェクトを有し、前記判定ステップは、前記少なくとも1つのストリーム内で各インターリーブ・ユニット内の各ビデオ・オブジェクトに対して繰り返される、請求項7に記載の方法。
【請求項15】
視聴者が記憶媒体に記録された複数のオーディオ/ビジュアル・ストリームから選択できるようにする装置であって、
少なくとも1つのストリーム内で第1のナビゲーション・データ・パケットを検出する手段と、
前記ナビゲーション・パケットから、どの他のストリームが前記少なくとも1つのストリームと同期し、どのハイライト情報プロパティが前記他の同期ストリームからの選択を可能にするために存在するかを判定する手段と、
前記ハイライト情報プロパティの少なくとも1つを変更して、視聴者に対する表示のための外観、位置、および機能性の少なくとも1つを変更する手段と、
を含む、前記装置。
【請求項16】
前記変更手段は、前記少なくとも1つのストリームと同期する少なくとも1つの他のストリームに従って前記少なくとも1つのハイライト情報プロパティを変更する、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記変更手段は、少なくとも1つのボタンを表示するように前記ハイライト情報の機能性を変更し、視聴者がボタンを起動することにより、第1のオーディオ/ビジュアル表示と第2のオーディオ/ビジュアル表示の間で切り替えを可能とする、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記変更手段は、前記ハイライト情報の外観を変更して表示領域内の所定の位置に少なくとも1つのボタンを表示する、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記変更手段は、前記ハイライト情報の機能性を変更してオーディオ/ビジュアル・ストリーム内で複数のプレビュー枠を表示し、各プレビュー枠は、選択されたオーディオ/ビジュアル・ストリームをフルフレームで表示するように視聴者により選択可能である、請求項15に記載の装置。
【請求項20】
前記変更手段は、各プレビュー枠が対応するオーディオ/ビジュアル・ストリームを表示するように、前記ハイライト情報の外観を変更する、請求項15に記載の装置。
【請求項21】
前記変更手段は、ユーザーがストリームの1つを選択してボタンを起動することにより、視認できないボタンが視認できるようになるように、前記ハイライト情報の外観を変更する、請求項15に記載の装置。
【請求項22】
各ストリームは、複数のインターリーブ・ユニットと、各インターリーブ・ユニット内の複数のビデオ・オブジェクトとを有し、前記判定手段は、どのストリームが同期しているかを前記少なくとも1つのストリーム内の各インターリーブ・ユニット内で各ビデオ・オブジェクトに対して判定する、請求項15に記載の方法。
【請求項23】
コンテンツの著作者が記憶媒体に記憶された並列に提示される1つ以上のA/Vストリーム内の特定のサブストリーム内のオーディオ・コンテンツおよびサブピクチャ・コンテンツを変更できるようにする方法であって、
少なくとも1つのストリーム内で第1のナビゲーション・データ・パケットを検出するステップと、
前記ナビゲーション・パケットから、どの他のストリームが前記少なくとも1つのストリームと同期して存在し、どのサブピクチャ・パケットおよびオーディオ・パケットが各同期ストリーム内に存在するかを判定するステップと、
少なくとも1つのストリーム内で前記サブピクチャ・パケットおよびオーディオ・パケットの少なくとも一方を変更するステップと、
を含む、前記方法。
【請求項24】
各A/Vストリーム内で異なるオーディオ・コメンタリを提示するために前記オーディオ・パケットを変更するステップを更に含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
各A/Vストリーム内で異なるオーディオ・ミックスを提示するために前記オーディオ・パケットを変更するステップを更に含む、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
異なるボタンの形およびサブタイトルの一方を提示するためにサブピクチャを変更するステップを更に含む、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
コンテンツの著作者が記憶媒体に記憶された並列に提示される1つ以上のA/Vストリーム内の特定のサブストリーム内のオーディオ・コンテンツおよびサブピクチャ・コンテンツを変更できるようにする装置であって、
少なくとも1つのストリーム内で第1のナビゲーション・データ・パケットを検出する手段と、
前記ナビゲーション・パケットから、どの他のストリームが前記少なくとも1つのストリームと同期して存在し、どのサブピクチャ・パケットおよびどのオーディオ・パケットが各同期ストリーム内に存在するかを判定する手段と、
少なくとも1つのストリーム内で前記サブピクチャ・パケットおよびオーディオ・パケットの少なくとも一方を変更する手段と、
を含む、前記装置。
【請求項28】
各々がオーディオ・コンテンツおよびサブピクチャ・コンテンツを含む複数のオーディオ/ビジュアル・ストリームと、
どのストリームが同期し、どのオーディオ・コンテンツおよびサブピクチャ情報が各ストリーム内に存在するかを示すデータを含む少なくとも1つのストリーム内の少なくとも1つのナビゲーション・パケットと、
を含む、ディスクであって、
前記オーディオ・コンテンツおよびサブピクチャ・コンテンツは、少なくとも1つのストリームにおいて、ディスク再生の際、少なくとも他のストリーム内のオーディオ・コンテンツおよびサブピクチ・コンテンツとは独立して変更可能である、前記ディスク。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−534276(P2007−534276A)
【公表日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−509549(P2007−509549)
【出願日】平成17年4月19日(2005.4.19)
【国際出願番号】PCT/US2005/013197
【国際公開番号】WO2005/109873
【国際公開日】平成17年11月17日(2005.11.17)
【出願人】(506351710)テクニカラー インコーポレイテツド (3)
【出願人】(506351709)エムエクス エンターテインメント インコーポレイテツド (6)
【Fターム(参考)】