説明

ディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法

【課題】 既存するネットワークリソースを利用してディジタルテレビと同等の画面の品質と機能が得られるディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法を提供する。
【解決手段】 クライアントコンピュータがネットワークを介してプロバイダのサーバ端コンピュータにリンクし、該サーバ端コンピュータがユーザーIDデータを入力する会員ログオン欄を設けてなるウェブページを該クライアント端コンピュータに提供し、ユーザーの入力したIDデータを該サーバ端コンピュータに送信して確認し、正確であれば該サーバ端コンピュータがリアルタイム衛星放送チャネルの使用権を該クライアントコンピュータに付与し、該クライアントコンピュータがユーザーの選択するチャネルを読み取り、リクエストメッセージを該サーバ端コンピュータに送信し、該サーバ端コンピュータがこれを受信すると、データベースから対応するチャネルをリサーチし、リアルタイム衛星放送番組のマルチメディアデータストリームを該クライアントコンピュータに送信するステップを含み構成。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、テレビ番組の放送技術に関し、特にディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アナログシステムのテレビ技術が発展して既に50年を超える。ディジタルテレビの発展は比較的遅い。よって、既存するテレビはアナログ信号しか受信できないものがほとんどである。但し、アナログ/ディジタルコンバータ、もしくはDTVセットトップボックスなどの装置を設けることによってアナログテレビであっても同様にディジタルテレビを見ることができる。しかしながらアナログテレビ自身の機能上の制限によりディジタルテレビ番組の高解析度のはっきりとした画面を完全に表示することができない。
【0003】
ディジタルテレビ/ラジオに係る技術は世界各国で積極的に開発されている。また、業界においてディジタルテレビ(DTV)、ディジタルオーディオ放送(DVB)について開発された製品の基準はかなり多い。無線テレビについて言えばヨーロッパ基準(DVB−T、DVB−C、DVB−S)、アメリカ基準(ATSC)、などと、複数の基準がある。ディジタルオーディオ放送についてもヨーロッパ基準(Eureka−147)、アメリカ基準(IBOC)と分かれている。更に係る基準の違いという問題を解決したとしても、ハードウェアについてアナログテレビは市場において大きなシェアを有し、ディジタルテレビと合いいれないものがある。全てのアナログテレビの生産ラインを急にディジタルテレビの生産ラインに変更しようとすれば業者は設備投資に莫大な金額を要するのみならず、消費者にとっても、買い替えなどで経済上の負担となる。このためディジタルテレビは今日に到るも普及させる上で困難な点がある。
【0004】
目下世界は情報技術が急速に発展している時代である。電子計算機から派生した各種のハイテク製品、各種周辺デバイス、モバイルタイプの通信装置などは、技術的に急発展している。これら製品は人と人との間の時間と空間上の距離を短縮し、生活に密着したものになっている。また、ネットワーク情報製品についても次々と新しい製品が生まれている。人々の電子ビジネスに対する使用上の要求も益々高くなっている。電子ビジネスが将来にわたって、更に便利で更に効率の良いサービスを提供できるか否かという点が一つの課題となっている。また、このような知見をもって、それぞれの国の情報技術が他国の技術を上回っているか否かを判断する重要な指標の一とし、評価を下している。このように便利で効率の良いサービスに包括される範囲は全面的なものであり、国の政治、経済、文化、国防の動脈となるものである。
【0005】
ネットワークを介して人と人の間の距離を短縮することができる。過去において人々は多くの時間と金銭を費やし、始めて遠くの知人、親戚に会うことができた。今日においては画像信号や音声信号を送信するマルチメディアの通信機能、もしくはリアルタイムで音声や画像を送信するチャット機能等を具えたネットワークシステムを通じて対話することができるようになった。このようにインターネットは情報流通のための欠かすことのできないルートとなっている。このような画像信号や音声信号に関連するマルチメディア機能の「保存」と「処理」の能力は、将来に向かって情報技術を発展させる上での重要なキーワードとなる。
【0006】
インターネットと、ワールドワイドウェブ(WWW)は、従来の電子メールを伝送するサービス以外に音声、画像、及びアクティブ画像などのマルチメディアサービスを提供することができる。このため人々は、係るルートを通じて豊富で多様化した情報サービスを容易に得ることができる。家庭においてインターネットにアクセスすることは既に多くの人の日常活動の一部となっている。このためネットワーク業者もこのような潮流に乗り、例えばケーブルテレビのケーブルモデム、非対称ディジタル加入者線(ADSL)のモデム等の様々な高速ネットワーク用の装置、設備を開発し、これらによってネットワークの通信速度を高めている。
【0007】
また、業者によってはネットワークの機能を増加させ実用性を高めるために、例えばボイスオーバーIPデバイス(VoIP)等の様々なネットワーク周辺デバイスを開発している。これらはネットワークを介して直接オンラインで使用できる通信サービスを消費者に提供するデバイスである。よって消費者が長距離電話、国際電話などの通信費を大幅に節約することができる。
【0008】
また、ビデオオンデマンド(VoD)は、消費者が画像サーバからビデオのプログラムから随時選択し、これを即再生できる技術である。ビデオオンデマンド技術は、画像と音声を含む。よって文化事業メディアにとっては適用に値するものである。目下国内では「國家資訊通信基礎建設」と称するプロジェクトを遂行し、その一環としてビデオオンデマンドの研究開発を計画している。係る計画は消費者が情報を自在に選択することができ、且つ実質的な対話型効果を達成することを目的とする。
【0009】
以上をまとめるとディジタルテレビの発展には目下制限がある。しかしながら情報技術とインターネットの発展には目覚しいものがある。これらは衛星設備と交互に応用することによって、現状において制限を受けている視聴覚情報のディジタル化に代わるもの一つとして選択することができ、その実用化が望まれている。即ち、最も普及している情報システムを利用してディジタルテレビと同様の視聴覚効果、機能が得られれば業者と消費者のいずれにも有益なことである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
この発明は、既存するネットワークリソースを利用することによって、ハードウェアに関連する回路、設備等を新たに架設することがないという前提の下においてディジタルテレビに代わる代替として選択できるディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
そこで本発明者は、従来の技術に鑑み鋭意研究を重ねた結果、少なくとも一以上のクライアントコンピュータが、ネットワークを介してディジタル対話型ビデオ番組を提供する放送局のサーバ端コンピュータにリンクし、
該クライアント端コンピュータがオンラインで該サーバ端コンピュータにアクセスすると、該サーバ端コンピュータが、該クライアント端コンピュータにユーザーIDデータを入力する会員ログオン欄を設けてなるウェブページを提供し、該クライアント端コンピュータが、該ウェブページを表示し、
該クライアントコンピュータがユーザーの入力したIDデータを読み取り、該IDデータを、ネットワークを介して該サーバ端コンピュータに送信して確認し、
該IDデータを確認した結果、正確であれば該サーバ端コンピュータが少なくとも一以上のリアルタイム衛星放送チャネルの使用権を該クライアントコンピュータに付与し、
該クライアントコンピュータがユーザーの選択するチャネルを読み取ると、該チャネルに対応するリクエストメッセージを発生させ、且つネットワークを介して該リクエストメッセージを該サーバ端コンピュータに送信し、
該サーバ端コンピュータが該リクエストメッセージを受信すると、少なくとも一以上のデータベースから該リクエストに対応するチャネルをリサーチし、且つ該チャネルの放送するリアルタイム衛星放送番組のマルチメディアデータストリームを該クライアントコンピュータに送信するステップを含むディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法によって課題を解決できる点に着眼し、係る知見に基づき本発明を完成させた。
以下、この発明について具体的に説明する。
【0012】
請求項1に記載するディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法は、少なくとも一以上のクライアントコンピュータが、ネットワークを介してディジタル対話型ビデオ番組を提供する放送局のサーバ端コンピュータにリンクし、
該クライアント端コンピュータがオンラインで該サーバ端コンピュータにアクセスすると、該サーバ端コンピュータが、該クライアント端コンピュータにユーザーIDデータを入力する会員ログオン欄を設けてなるウェブページを提供し、該クライアント端コンピュータが、該ウェブページを表示し、
該クライアントコンピュータがユーザーの入力したIDデータを読み取り、該IDデータを、ネットワークを介して該サーバ端コンピュータに送信して確認し、
該IDデータを確認した結果、正確であれば該サーバ端コンピュータが少なくとも一以上のリアルタイム衛星放送チャネルの使用権を該クライアントコンピュータに付与し、
該クライアントコンピュータがユーザーの選択するチャネルを読み取ると、該チャネルに対応するリクエストメッセージを発生させ、且つネットワークを介して該リクエストメッセージを該サーバ端コンピュータに送信し、
該サーバ端コンピュータが該リクエストメッセージを受信すると、少なくとも一以上のデータベースから該リクエストに対応するチャネルをリサーチし、且つ該チャネルの放送するリアルタイム衛星放送番組のマルチメディアデータストリームを該クライアントコンピュータに送信するステップを含む。
【0013】
請求項2に記載するディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法は、請求項1におけるサーバ端コンピュータが、該クライアント端コンピュータから受信したIDデータが正確でないと判断した場合、拒絶メッセージを該クライアント端コンピュータに送信する。
【0014】
請求項3に記載するディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法は、請求項1におけるIDデータがアカウントナンバーとパスワードである。
【0015】
請求項4に記載するディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法は、請求項1におけるウェブページの画面が、少なくとも一以上のブラウザウィンドウを含み、且つこれらブラウザウィンドウが、該ウェブページの画面に同時に表示される。
【0016】
請求項5に記載するディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法は、請求項4におけるブラウザウィンドウがインターネットのウェブページ用のブラウザウィンドウであって、インターネットを介した検索、ハイパーリンク、ウェブページの検索などの機能を提供する。
【0017】
請求項6に記載するディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法は、請求項4におけるブラウザウィンドウがビデオ再生ウィンドウであって、該サーバ端コンピュータから送信されるリアルタイム衛星放送番組のコンテンツを表示する。
【0018】
請求項7に記載のするディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法は、請求項4におけるブラウザウィンドウが対話型ウェブページのウィンドウである。
【0019】
請求項8に記載するディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法は、請求項4におけるブラウザウィンドウのフレームが互いに鄰合うように表示され、且つクリックすることによって該フレームのサイズを自由に調整できる。
【発明の効果】
【0020】
本発明のディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法は、ハードウェアに関連する回路、設備等を新たに架設することなく既存するネットワークリソースを利用することによって、ディジタルテレビと同等の画面の品質と機能が得られ、消費者の経済的負担を軽減できるという利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
この発明はディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法を提供するものであって、少なくとも一以上のクライアントコンピュータが、ネットワークを介してディジタル対話型ビデオ番組を提供する放送局のサーバ端コンピュータにリンクし、
該クライアント端コンピュータがオンラインで該サーバ端コンピュータにアクセスすると、該サーバ端コンピュータが、該クライアント端コンピュータにユーザーIDデータを入力する会員ログオン欄を設けてなるウェブページを提供し、該クライアント端コンピュータが、該ウェブページを表示し、
該クライアントコンピュータがユーザーの入力したIDデータを読み取り、該IDデータを、ネットワークを介して該サーバ端コンピュータに送信して確認し、
該IDデータを確認した結果、正確であれば該サーバ端コンピュータが少なくとも一以上のリアルタイム衛星放送チャネルの使用権を該クライアントコンピュータに付与し、
該クライアントコンピュータがユーザーの選択するチャネルを読み取ると、該チャネルに対応するリクエストメッセージを発生させ、且つネットワークを介して該リクエストメッセージを該サーバ端コンピュータに送信し、
該サーバ端コンピュータが該リクエストメッセージを受信すると、少なくとも一以上のデータベースから該リクエストに対応するチャネルをリサーチし、且つ該チャネルの放送するリアルタイム衛星放送番組のマルチメディアデータストリームを該クライアントコンピュータに送信するステップを含み構成され、既存のネットワークリソースを利用してディジタルテレビと同等の品質、機能を得るという目的を実現した。
係る構成のディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法について、その構造と特徴を詳述するために具体的な実施例を挙げ、以下に説明する。
【実施例1】
【0022】
図1はこの発明におけるユニットのリンクを示したブロック図であって、図2はサーバ内の構造とそのリンクを示したブロック図である。図1によればクライアント端コンピュータ11に再生するビデオ番組は、少なくとも1以上のディジタル対話型ビデオ番組放送局10から提供される。提供されるビデオ番組はデータストリームの形式で衛星に伝送され放送の動作が行われる。衛星12は該データストリームを少なくとも一以上のクライアント端コンピュータに送信する。また、サーバ端コンピュータ14自体は該ディジタル対話型ビデオ番組提供業者13に直接リンクする。これは以下に説明する対話型効果を得る為の配置である。
【0023】
この発明においては一般的なローカルネットワークの配置を応用する。即ち、少なくとも一以上のサーバ端コンピュータが複数のクライアント端コンピュータ16にリンクする。クライアントとは、通常消費者を代表する。この発明においてはネットワークを介してマルチメディア番組を受信する消費者を指す。クライアント端コンピュータ16がリクエストするとサーバ端コンピュータ14は上述するルートに沿って受信したディジタルテレビのマルチメディアデータストリームをリクエストしたクライアント端コンピュータ11に送信する。
【0024】
図2にサーバ端コンピュータ14内の詳細なレイアウトを開示する。図面によれば、通信インターフェース140、対話型ウェブページ装置142、マルチメディア装置144、管理装置146などを主要なユニットとする。
【0025】
通信インターフェース140は外部とリンクするためのものであって、ディジタル対話型ビデオ番組放送局10、人口衛星12、クライアント端コンピュータ16、もしくはその他インターネット上のユニットをリンクの対象とする。
【0026】
対話型ウェブページ装置142は、例えばチャットルーム、番組表、料金通知などの対話型ウェブページを提供する。この発明において、クライアント端コンピュータ16は対話型の番組を達成し、データストリームはインターネットフェース140を介して送信される。よって、ここでは詳述しない。
【0027】
マルチメディア装置144は、マルチメディアデータの作成、送信、及び保存を行うものであって、マルチメディアデータベース145を増設してマルチメディアデータの保存を補助し、またマルチメディア装置144のワークを適宜に分担するようにしてもよい。
【0028】
管理装置146は、この発明における再生と認証管理メカニズムを整合し、その機能を達成するものである。また少なくとも1以上の管理データベース147を増設して認証データ、消費者のチャネル視聴データ、対話型ウェブページの使用に関するデータなどの記録ファイルを保存して管理の作業を補助するようにしてもよい。
【0029】
図3にディジタル対話型ビデオ番組放送局10の提供するウェブページ画面を開示する。該画面に表示される会員ログオン欄にユーザーのデータを入力する。画面は、少なくと1以上のブラウザウィンドウを含み、それぞれのブラウザウィンドウはウェブページに同時に表示される。図示するように、仮に3つのブラウザウィンドウA、B、Cが表示される場合、一つはインターネットのウェブページ用のブラウザウィンドウであって、データの検索、ハイパーリンク、ウェブページの検索などの機能を提供する。他の一つはビデオ再生ウィンドウであって、ユーザーがオンラインでネットワーク衛星からのリアルタイム番組を見ることができるプレイヤーソフトのマルチメディアウィンドウである、。別のウィンドウはチャットルームなどの対話型ウィンドウである。当然のことながら、これらブラウザウィンドウは番組表、会員用エリア、その他情報を提供するウィンドウであってもよく、プロバイダの提供するサービスの内容によって決まる。よって、本発明の提供する包装管理方法に影響を与えるものではない。
【0030】
図2、3、4に開示するように、この発明は同一のウェブページにビデオ再生と、ウェブページデータの表示を同時に行う方式を採用する。よって消費者は衛星放送の番組を視聴すると同時に、ネットワークからデータをリサーチするか、もしくはネットワークのチャットルームを同時に使用することができる。ブラウザウィンドウはフレームによって分割され、隣り合うように表示される。係る方式によって、一般のウェブページにおけるビデオ再生時に別途ウィンドウを開く方法を排除する。その長所は画面を切り替える必要がないという点にあり、任意のウィンドウをクリックしてフレームのサイズを自由に調整できる。例えばビデオ再生ウィンドウを拡大してネットワーク衛生リアルタイム番組を見る場合、マウスを利用して隣り合うウィンドウのフレームをドラッグし、ビデオ放送ウィンドウが比較的大きな画面の空間を得られるようにする。その他暫時使用しないウェブページウィンドウのチャットルームなどは暫時縮小する。
【0031】
図5にこの発明のディジタル対話型テレビ認証管理メカニズムのステップを開示する。先ずS01のステップにおいてユーザーがクライアント端コンピュータからネットワークにオンラインしてディジタル対話型ビデオ番組放送局10のサーバ端コンピュータ14にリンクし、サーバ端コンピュータ14がウェブページの画面を提供する。該ウェブページの画面は会員ログオン欄を有する。消費者はインターネットと衛星12のデータ通信経路を介してリアルタイム衛星放送番組を随時自由に選択摺ることができる。
【0032】
S02のステップにおいて、ユーザーがID認証のためのデータを入力し、クライアント端コンピュータ16からサーバ端コンピュータ14にリターンする。ID認証のデータは、例えばアカウントナンバー、パスワード、身分証明書の番号、権利許諾のシリアルナンバー等を任意に組み合わせたものであって、通常は消費者が購買するアカウントナンバーにユーザーが設定するパスワードを組み合わせたものが利用されている。
【0033】
S03のステップにおいて、サーバ端コンピュータ14がリターンされたIDデータが正確か否か確認する。正確であればS04のステップに進む。正確でなければS07のステップに進む。
【0034】
S04のステップにおいて、ID認証に間違い無ければサーバ端コンピュータ14はディジタル対話型ビデオ番組放送局10の提供する少なくとも一以上の衛星リアルタイム番組チャネルの使用権をユーザー端コンピュータ16に付与する。
【0035】
S05のステップにおいて、ユーザーがチャネルを選択し、クライアント端コンピュータ16を介して選択したチャネルに対応するリクエストのメッセージをサーバ端コンピュータ14にリターンする。
【0036】
S06のステップにおいてサーバ端コンピュータ14はリクエストメッセージを受信すると、マルチメディアデータベース内の該リクエストに対応するチャネルをリサーチしてリアルタイム衛星放送番組をクライアントコンピュータ16に送信する。よってユーザーはインターネットを介してオンラインでリアルタイム衛星放送番組を視聴する目的を達成することができる。
【0037】
S07のステップにおいては、データベースにリターンされたIDデータに対応する会員データが存在しない場合、サーバ端コンピュータ14がログオン拒絶のメッセージをクライアントコンピュータ16に送信する。
【0038】
以上はこの発明の好ましい実施例であって、この発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この発明の精神の下においてなされ、この発明に対して均等の効果を有するものは、いずれも本発明の特許請求の範囲に属するものとする。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】この発明におけるシステムの構造を示したブロック図である。
【図2】この発明におけるサーバ端コンピュータ内のレイアウトを示したブロック図である。
【図3】この発明における分割画面の例を示した説明図である。
【図4】この発明における分割画面の他の例を示した説明図である。
【図5】この発明における認証管理のステップを示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0040】
10 ディジタル対話型ビデオ番組放送局
12 衛星
14 サーバ端コンピュータ
140 通信インターフェース
142 対話型ウェブページ装置
144 マルチメディア装置
145 マルチメディアデータベース
146 管理装置
147 管理データベース
16 クライアント端コンピュータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一以上のクライアントコンピュータが、ネットワークを介してディジタル対話型ビデオ番組を提供する放送局のサーバ端コンピュータにリンクし、
該クライアント端コンピュータがオンラインで該サーバ端コンピュータにアクセスすると、該サーバ端コンピュータが、該クライアント端コンピュータにユーザーIDデータを入力する会員ログオン欄を設けてなるウェブページを提供し、該クライアント端コンピュータが、該ウェブページを表示し、
該クライアントコンピュータがユーザーの入力したIDデータを読み取り、該IDデータを、ネットワークを介して該サーバ端コンピュータに送信して確認し、
該IDデータを確認した結果、正確であれば該サーバ端コンピュータが少なくとも一以上のリアルタイム衛星放送チャネルの使用権を該クライアントコンピュータに付与し、
該クライアントコンピュータがユーザーの選択するチャネルを読み取ると、該チャネルに対応するリクエストメッセージを発生させ、且つネットワークを介して該リクエストメッセージを該サーバ端コンピュータに送信し、
該サーバ端コンピュータが該リクエストメッセージを受信すると、少なくとも一以上のデータベースから該リクエストに対応するチャネルをリサーチし、且つ該チャネルの放送するリアルタイム衛星放送番組のマルチメディアデータストリームを該クライアントコンピュータに送信するステップを含むこと、を特徴とするディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法。
【請求項2】
前記サーバ端コンピュータが、該クライアント端コンピュータから受信したIDデータが正確でないと判断した場合、拒絶メッセージを該クライアント端コンピュータに送信することを特徴とする請求項1に記載のディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法。
【請求項3】
前記IDデータがアカウントナンバーとパスワードであることを特徴とする請求項1に記載のディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法。
【請求項4】
前記ウェブページの画面が、少なくとも一以上のブラウザウィンドウを含み、且つこれらブラウザウィンドウが、該ウェブページの画面に同時に表示されることを特徴とする請求項1に記載のディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法。
【請求項5】
前記ブラウザウィンドウがインターネットのウェブページ用のブラウザウィンドウであって、インターネットを介した検索、ハイパーリンク、ウェブページの検索などの機能を提供することを特徴とする請求項4に記載のディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法。
【請求項6】
前記ブラウザウィンドウがビデオ再生ウィンドウであって、該サーバ端コンピュータから送信されるリアルタイム衛星放送番組のコンテンツを表示することを特徴とする請求項4に記載のディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法。
【請求項7】
前記ブラウザウィンドウが対話型ウェブページのウィンドウであることを特徴とする請求項4に記載のディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法。
【請求項8】
前記ブラウザウィンドウのフレームが互いに鄰合うように表示され、且つクリックすることによって該フレームのサイズを自由に調整できることを特徴とする請求項4に記載のディジタル対話型テレビ番組の放送、及び識別管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−203713(P2006−203713A)
【公開日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−14973(P2005−14973)
【出願日】平成17年1月24日(2005.1.24)
【出願人】(505345934)年代数位媒体股▲ふん▼有限公司 (21)
【Fターム(参考)】