説明

ディスク装置

【課題】挿入された光ディスクを迅速に識別することが可能なディスク装置を提供すること。
【解決手段】ディスク装置100は、挿入された光ディスク101を所定位置へ搬送する搬送ローラ112を有する搬送部と、光ディスク101が搬送部により搬送されている状態で、光ディスクの非データ面に付された二次元バーコード102を撮像する撮像部114と、撮像部114により撮像された二次元バーコード102を復号し、復号情報に基づいた情報をディスク関連情報として、外部表示部110へ出力する制御部106とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスク再生装置等に挿入された光ディスクを識別するディスク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
音楽や映像を再生可能なディスク再生装置に挿入される光ディスクは、挿入された光ディスクがディスク装置の所定位置にディスクが搬送されて光ディスクが保持され回転し、光ピックアップが光ディスクに記録された情報データを読み取ることで光ディスクに記録された音楽や映像などを再生している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、光ディスクのラベル面の穴周辺にディスクの情報をバーコード化して印刷し、ディスクが回転することで光ディスク情報を読み取ることができるディスク情報記録、読み取り方法がある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2004−22051号公報
【特許文献2】特開平2−83880号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の方法にあっては、光ディスクが搬送後、所定位置に保持されて回転してからはじめて光ディスクの情報を得ることができるため、情報入手までに時間がかかり、使用者が再生したい光ディスクであるかどうかをすぐに確認することができないという事情がある。
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、挿入された光ディスクを迅速に識別することが可能なディスク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、第1に、挿入された光ディスクを所定位置へ搬送する搬送部と、前記光ディスクが前記搬送部により搬送されている状態で、前記光ディスクの非データ面に付された符号情報を読み取る符号情報読取部と、前記符号情報読取部により読み取られた符号情報を復号し、復号情報を出力する復号部と、前記復号情報に基づいた情報をディスク関連情報として出力するディスク関連情報出力部とを備えるディスク装置が提供されるものである。
【0008】
この構成により、光ディスクを所定位置へ搬送されている状態で、光ディスクに付された符号情報を読み取って復号化して出力することから、光ディスクが再生用に所定位置に保持される前の早いタイミングでディスク関連情報が取得できるので、挿入されたディスクの情報を早い段階で得られる。
【0009】
本発明は、第2に、上記第1に記載のディスク装置であって、前記復号情報に対応した復号関連情報を記憶する復号関連情報記憶部を更に備え、前記ディスク関連情報出力部は、前記復号関連情報記憶部から、前記復号部から出力された復号情報に対応する復号関連情報を読み出して、前記ディスク関連情報として出力するものである。
【0010】
この構成により、復号情報に対応して復号関連情報を記憶しているので、光ディスクに付された符号情報と関連した、より多くのディスク関連情報が取得できる。
【0011】
本発明は、第3に、上記第1又は第2に記載のディスク装置であって、外部記憶装置と接続する外部記憶装置接続部を更に有し、前記ディスク関連情報出力部は、記外部記憶装置から、前記復号部から出力された復号情報に対応した情報を、前記外部接続部を介して読み出して、前記ディスク関連情報として出力するものである。
【0012】
この構成により、外部記憶装置の情報を更新することで、常に最新のディスク関連情報を得ることができる。また、情報提供者が、任意の情報を外部記憶装置に記録する情報として記憶させることができるので、光ディスクに関連した最新情報や宣伝情報を光ディスク使用者に知らせることにより、効果的な宣伝活動を行うことができる。
【0013】
本発明は、第4に、上記第1ないし第3のいずれかに記載のディスク装置であって、前記搬送部は、前記符号読取部により前記符号情報が読み取られない場合、前記光ディスクの搬送を停止するものである。
【0014】
この構成により、符号情報が読み取られない場合は、光ディスクが表裏を誤って挿入されている可能性があるので、光ディスクの表裏を誤ったまま再生処理等へ進むことを防ぐことができる。
【0015】
本発明は、第5に、上記第1ないし第4のいずれかに記載のディスク装置であって、前記光ディスクが前記搬送部により搬送されている状態で、前記光ディスクの面を撮像する撮像部を更に備えるものである。
【0016】
この構成により、光ディスクを所定位置へ搬送されている状態で、光ディスクの面を撮像するので、光ディスクが再生用に所定位置に保持される前の早いタイミングで光ディスクの面の画像を取得することができる。
【0017】
本発明は、第6に、上記第5に記載のディスク装置であって、前記ディスク関連情報出力部は、前記撮像部により撮像された画像を前記ディスク関連情報として出力する表示部を有するものである。
【0018】
この構成により、撮像部により撮像された光ディスクの面の画像を表示することにより、使用者は、ディスクのレーベルを直感的に確認できるので、挿入されたディスクの情報をより確実に早い段階で認識することができる。
【0019】
本発明は、第7に、上記第6に記載のディスク装置であって、前記符号読取部により前記符号情報が読み取られない場合、前記ディスク関連情報出力部は、前記撮像された画像及び警告情報を前記表示部に表示するものである。
【0020】
この構成により、符号情報が読み取られない場合は、光ディスクが表裏を誤って挿入されている可能性があるが、警告情報と共に撮像された画像を表示するので、使用者は光ディスクが表裏を誤って挿入されているか否かを、光ディスクをディスク装置から取り出すことなく容易に確認することができる。
【0021】
本発明は、第8に、上記第5ないし第7のいずれかに記載のディスク装置であって、前記符号情報読取部は、前記撮像部により撮像された画像から前記符号情報を読み取るものである。
【0022】
この構成により、光ディスクに付される符号情報として、バーコード等の光学的に読み取り可能な符号情報を用いることができる。
【0023】
本発明は、第9に、上記第5ないし第8のいずれかに記載のディスク装置であって、前記符号情報読取部は、位置検出パターンを有した二次元バーコードを、前記符号情報として読み取る二次元バーコード読取器を有するものである。
【0024】
この構成により、読み取った符号情報である二次元バーコードに位置検出パターンが含まれているので、ディスクの挿入方向を問わず確実に符号情報を読み取ることができる。
【0025】
本発明は、第10に、上記第9に記載のディスク装置であって、前記ディスク関連情報出力部は、前記符号情報読取部により読み取られた二次元バーコードの位置検出パターンに基づいて前記撮像部により撮像された画像の向きを補正する補正部と、前記補正した画像を前記ディスク関連情報として出力する表示部とを有するものである。
【0026】
この構成により、読み取った位置検出パターンにより画像の向きを補正して表示するので、使用者にとって表示内容を見やすく表示させることができる。
【0027】
本発明は、第11に、上記第5ないし第10のいずれかに記載のディスク装置であって、前記撮像部は、所定の位置に固定され、前記光ディスクの面を線状に読み取るリニアイメージセンサを含むスキャナを有する。
【0028】
この構成により、リニアイメージセンサを動かす必要はなく、ディスクを搬送中にディスク表面の画像を入手することができるので、撮像部の投影面積を小さくすることができ、撮像部を小型化できる。
【0029】
本発明は、第12に、上記第5ないし第10のいずれかに記載のディスク装置であって、前記撮像部は、並べられた複数のカメラを有するものである。
【0030】
この構成により、撮像部を構成するセンサーや鏡などの機構部品を少なくすることで撮像部の厚みを小さくすることができ、ディスク装置筐体を薄くすることができる。
【0031】
本発明は、第13に、上記第1ないし第12のいずれかに記載のディスク装置であって、前記符号情報読取部は、前記光ディスクに、非可視光線を照射して前記符号情報を読み取るものである。
【0032】
この構成により、符号データを、非可視光線を照射して読み取ることが可能な方式で人間に光ディスクの非データ面に印刷等により付すことで、視認できる光ディスク表面に印刷されたデザインを損なわずに符号情報を設けることができる。
【0033】
本発明は、第14に、上記第1ないし第7のいずれかに記載のディスク装置であって、前記符号情報読取部は、前記符号情報を、前記光ディスクの非データ面に付された記憶媒体から、無線通信を用いて読み取る無線部を有するものである。
【0034】
この構成により、光ディスクが所定位置へ搬送されている状態で、光ディスク面からのICタグ等の記憶媒体から送信された情報を受信することで、光ディスクが再生用に所定位置に保持される前の早いタイミングで光ディスク情報を取得できる。
【0035】
本発明は、第15に、上記第1ないし第14のいずれかに記載のディスク装置であって、前記ディスク関連情報出力部は、前記ディスク関連情報に含まれる音声情報を出力する音声出力部を有するものである。
【0036】
この構成により、光ディスクを所定位置へ搬送されている状態で得られる音声情報を出力するので、使用者は、光ディスクの再生前に、音声にてディスクの紹介案内等のディスク関連情報を聞くことができるなど、再生を開始するまでの時間を有効に活用できる。
【発明の効果】
【0037】
本発明によれば、挿入された光ディスクを迅速に識別することが可能なディスク装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0038】
以下、本発明の第1〜第4の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、ディスク装置が、光ディスクを再生する機能を備えたディスク再生装置に適用された場合について説明する。
【0039】
(第1の実施形態)
はじめに、本発明の第1〜第3の実施形態のディスク装置に用いられる光ディスクについて説明する。図4は本発明の第1〜第3の実施形態に係るディスク装置に用いられる光ディスクの第一例を示す外観図であり、図4(A)は光ディスクの非データ面、図4(B)は光ディスクのデータ面をそれぞれ示す。
【0040】
図4(A)及び図4(B)に示すように、光ディスク101は、データが記録されているデータ面101aと、データ面101aの反対側の面であるデータが記録されていない非データ面101bの二つの面を有する。
【0041】
図4(B)において、データ面101aの一部を拡大した拡大図E4Bに示すように、データ面101aにはピット101cが設けられることによりデータが記録されている。ピット101cは、光ディスク101の内周側から外周側(または外周から内周)に向けてスパイラル状のトラックに記録されている。
【0042】
光ディスク101に記録されたデータは、光ピックアップにより読み出される。光ピックアップは、光ディスク101のデータ面にレーザー光線を照射し、ピット101cにより反射された光を検出することにより、データを読み出す。
【0043】
また、図4(A)に示すように、光ディスク101の非データ面101bには、符号情報の一例として、二次元バーコード102が印刷されている。二次元バーコード102は、漢字や英数字などの文字やバイナリデータを符号化して圧縮することができ、漢字では約2000文字程度まで記録できる。この二次元バーコードデータとして、例えば、簡単な画像や音楽CD−ROMなどの解説等、光ディスクに関連した関連情報を記録することができる。
【0044】
図5は、二次元バーコードを説明する図であり、その一例として、QRコード(登録商標)を示す。図5に示すように、二次元バーコード102は略正方形の形状を有し、その3隅に配置された切り出しシンボル102aと、切り出しシンボル102a同士の間に配置されたタイミングパターン102bと、フォーマット情報102cと、データセル102dとを有する。
【0045】
切り出しシンボル102aは、二次元バーコード102の位置を検出するための位置検出パターンとして機能する。タイミングパターン102bは、切り出しシンボル102a内のモジュール座標を決定するのに使用される。二次元バーコード102を読み取る二次元バーコード読み取り器は、切り出しシンボル102a及びタイミングパターン102bより、二次元バーコード102の位置及び角度を認識する。
【0046】
フォーマット情報102cは、使用されている誤り訂正率とマスクパターンに関する情報を有する。データセル102dには、データ及び誤り訂正符合が表示されている。
【0047】
このように、本実施形態のディスク装置に用いられる光ディスク101の非データ面101bには二次元バーコード102が印刷されているので、二次元バーコード読取器を用いることにより、二次元バーコード102に書き込まれたディスク関連情報等を読み出すことができる。
【0048】
次に、本実施形態に係るディスク装置について説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係るディスク装置の内部構成を示す図であり、図2は本発明の第1の実施形態に係るディスク装置の機能構成を示すブロック図である。
【0049】
図1及び図2に示すように、ディスク装置100は、光ディスク101を挿入する挿入口103と、挿入検知センサ104と、搬送部105と、制御部106と、再生部107と、保持部108と、光ピックアップ109と、外部表示部110と、操作部111と、ディスク識別装置120とを有する構成である。また、ディスク100には、外部出力スピーカ117が接続されている。なお、外部出力スピーカ117はディスク装置100に内蔵されていてもよい。
【0050】
ここで、ディスク識別装置120及び制御部106は、符号情報読取部の一例である二次元バーコード読取器の一例として機能する。また、制御部106は、復号部及びディスク情報出力部の一例として機能する。
【0051】
挿入検知センサ104は、挿入口103から光ディスク101が挿入されたことを検知し、検知信号を制御部106に出力するものである。
【0052】
搬送部105は、挿入口103から挿入された光ディスク101を、ディスク装置100の内部まで搬送する搬送ローラー112を有する。光ディスク101を再生する際は、制御部106からの制御信号に従って、その光ディスク101をディスク装置100内部の所定位置まで搬送する。ここで、所定位置とはディスク装置100の内部にあって、搬送された光ディスク101が保持部108に保持される位置を言う。光ディスク101の取り出しが指示された場合、あるいは搬送中の光ディスク101が再生できないものと判断された場合、制御部106からの制御信号に従って、搬送ローラー112を逆転し、光ディスク101を挿入口103から排出する。
【0053】
ディスク識別装置120は、照明部113と、撮像部114と、記憶部115と、読取部116とを有する。照明部113は、光ディスク101が搬送部105により搬送されている状態で、可視光線により光ディスク101の面を照らす。
【0054】
撮像部114は、搬送されている状態の光ディスク101の面を撮像するものであり、光ディスク101が再生可能な向きで挿入されたとき、光ディスク101の非データ面101bを撮像する位置に設けられている。この撮像部114は、例えばスキャナであり、搬送される光ディスク101の表面を線状に読み取るため、所定の位置に固定され、光ディスク101の面を線状に読み取るリニアイメージセンサ114aと、リニアイメージセンサ114aに焦点を合わせるためのレンズ114bと、リニアイメージセンサ114aまでの焦点距離を充分確保すると共に、識別装置120の薄型化のために設けられた鏡114cとを有する。
【0055】
記憶部115は、撮像部114にて撮像した光ディスク101の面の画像を記憶するものである。
【0056】
読取部116は、撮像部114により撮像された光ディスク101の表面の画像から、二次元バーコード102の有無の判断を行うと共に、二次元バーコード102を読み出して制御部106に出力する。操作部111は、停止、早送り、巻き戻し、取り出しなどの指示を入力するものである。
【0057】
制御部106は、ディスク装置100の全体の動作を制御するものであり、挿入検知センサ104からの光ディスク検出信号を受信すると、搬送部105に挿入された光ディスク101の搬送指示を出すと共に、撮像部114と照明部113の作動指示を出す。撮像部114から読み取った情報を元に読取部116から光ディスク再生可否を受信し、再生可能と判断すると、光ディスク101を保持部108が保持し、光ピックアップ109、再生部107が動作して光ディスク101を再生し、再生された情報が外部表示部110及び外部出力スピーカ117に出力される。
【0058】
以上のように構成されたディスク識別装置を用いたディスク装置について、その動作について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係るディスク装置の動作手順を示すフローチャートである。
【0059】
まず、二次元バーコード102が印刷された光ディスク101がディスク挿入口103から挿入される(ステップS201)と、挿入検知センサ104は光ディスク101が挿入されたことを検知し、制御部106に挿入検知信号を出力する(ステップS202)。
【0060】
制御部106が挿入検知センサ104から挿入検知信号を受信すると、搬送部105に対して、挿入された光ディスク101の搬送指示を送出し、搬送部105はその搬送指示に従って搬送ローラー112を動作させて、光ディスク101を搬送する(ステップS203)。
【0061】
光ディスク101の搬送と同時に、制御部106は、ディスク識別装置120の動作をオンにして、照明部113及び撮像部114を動作させ、スキャナとして動作する撮像部114は、光ディスク101が搬送されている状態で光ディスク101の面の画像を線状に読み取って記憶部115に送信する(ステップS204)。これにより、光ディスク101が搬送されている状態で、光ディスク101の面を撮像するので、光ディスク101が再生用に所定位置に保持される前の早いタイミングで光ディスク101の面の画像を取得することができる。
【0062】
記憶部115は、撮像部114から入手した線状画像を合成してディスク表面画像として記憶する(ステップS205)。
【0063】
読取部116は、記憶部115で記憶されたディスク101のディスク表面画像から、二次元バーコード102の有無を識別する(ステップS206)。ここで、読取部116は、二次元バーコード102の有無により、撮像部114側のディスク面が非データ面101bと判断し、裏側が光ディスク101のデータ面101aと識別する。
【0064】
読取部116は、ディスク表面画像に二次元バーコード102が存在すると識別すると(ステップS206のYES)、二次元バーコード102を読み取り、制御部106へ出力する(ステップS207)。そして、制御部106は、読み取られた二次元バーコード102の符号情報を復号してデータに変換し、ディスク関連情報として外部表示部110に表示する(ステップS208,S209)。なお、制御部106は、撮像部104により撮像された画像をディスク関連情報として外部表示部110に出力してもよい。
【0065】
図6は、本発明の第1の実施形態に係るディスク装置の正面方向の外観及び外部表示部による表示例を示す図である。図6に示すように、外部表示部110には、ディスク関連情報として、二次元バーコード102の情報を復号した復号情報D61と、光ディスク101の表面画像情報D62とが表示されている。このように、復号情報D61が表示されることにより、ディスク搬送中に識別されたデータをディスクが再生されるまでの待ち時間に表示できるので、挿入されたディスクに関連した情報を早い段階で取得することができる。また、表面画像情報D62が表示されることにより、使用者は、ディスクのレーベルを直感的に確認できるので、挿入されたディスクの情報をより確実に早い段階で認識することができる。
【0066】
ここで、挿入される光ディスクは一般的には、直径12cmの円形でできている。その他には、直径12cmの円に収まる形状で構成された異形光ディスクもあるが、円形を基本としているため、光ディスクを挿入される方向は360度、無作為に挿入される。このため、表面画像情報D62を表示させた場合、無作為な方向、例えば上下逆さまに表示され、ディスク使用者が見にくくなることがあり得る。
【0067】
そこで、制御部106は、読み取った光ディスク101の非データ面101bの画像を正しい向きで表示するために、二次元バーコード102を、非データ面101bのレーベル等の水平、垂直方向に合わせ配置する。これにより、読取部116は、二次元バーコード102の切り出しシンボル102a及びタイミングパターン102bに基づいて非データ面101bの向きを認識することができる。そして、制御部106は、その向きに基づいて画像の向きを補正し、補正した画像をディスク関連情報として外部表示部110へ表示する。
【0068】
図7は、本発明の第1の実施形態に係るディスク装置における表示画像の補正の一例を説明する図であり、図7(A)は補正前における表面画像情報D71を示し、図7(B)は補正後の表面画像情報D72を示す。図7(A)、(B)から明らかのように、読み取った位置検出パターンにより画像の向きを補正して表示するので、外部表示部110に、使用者にとって表示内容を見やすく表示させることができる。
【0069】
なお、ディスク関連情報として、音声情報が含まれている場合には、外部出力スピーカ117に出力してもよい。これにより、光ディスクを所定位置へ搬送されている状態で得られる音声情報を出力するので、使用者は、光ディスクの再生前に、音声にてディスクの紹介案内等のディスク関連情報を聞くことができるなど、再生を開始するまでの時間を有効に活用できる。
【0070】
図3に戻り、ディスク装置の動作の説明を続行する。制御部106は、二次元バーコード102の読み込みに合わせて、搬送部105に光ディスク101を再生部107まで搬送指示し、保持部108にてディスクを保持し、光ピックアップを動作させ、再生する(ステップS210,S211)。
【0071】
読取部116がディスク表面画像に二次元バーコード102が存在すると識別すると(ステップS206のNO)、ディスク装置100は、搬送部105にディスク搬送の停止を指示する(ステップS212)。二次元バーコード102が読み取られない場合は、光ディスク101が表裏を誤って挿入されている可能性があるので、光ディスク101の表裏を誤ったまま再生処理等へ進むことを防ぐことができる。
【0072】
そして、制御部106は、ディスク使用者に警告するために外部表示部110に警告を表示する(ステップS213)と共に、撮像部114が読み取った画像情報を表示し、使用者に光ディスク101の表裏の判断を仰ぐ(ステップS214)。
【0073】
図8は、本発明の第1の実施形態に係るディスク装置における二次元バーコード読み取り不可時の表示例を示す図である。図8に示すように、外部表示部110には、警告情報D81と、表面画像情報D82とが表示されている。これにより、使用者は、表面画像情報D82を見ることで、光ディスク101が表裏を誤って挿入されているか否かを、光ディスク101をディスク装置から取り出すことなく容易に確認することができる。なお、警告情報は、外部出力スピーカ117から音声で通知してもよい。
【0074】
ディスク使用者は、表示画像からディスクの表裏を確認し、光ディスク101が正しい位置で挿入されていた場合は、操作部111から例えば再生ボタン等の任意のボタンを押すことで、搬送再開指示を行う。制御部106は、操作部111の入力を監視し、操作部111から搬送再開指示が入力されると、搬送部105に搬送再開指示を行い、光ディスク101を再生装置107まで搬送する。そして、ディスク保持部108が動作し、再西武107が光ディスク101を再生する(ステップS215、S216)。
【0075】
また、挿入された光ディスクが表裏逆であるとディスク使用者が判断した場合には、操作部111からNGボタンを押すことで、ディスク排出指示を行う。制御部106は、操作部111の入力を監視し、操作部111からディスク排出指示が入力されると、搬送部105にディスク排出指示を行い、搬送部105は搬送ローラー112を反転させる(ステップS217)。搬出されたディスクは挿入口103から排出され(ステップS218)、ディスク101が取り出されたことをディスク挿入検知センサ104が検知することで、ディスク装置100を停止させる(ステップS219)。
【0076】
このような本発明の第1の実施形態のディスク装置によれば、光ディスクを所定位置へ搬送されている状態で、光ディスクに付された二次元バーコード等の符号情報を読み取って復号化して出力することから、光ディスクが再生用に所定位置に保持される前の早いタイミングでディスク関連情報が取得できるので、挿入されたディスクの情報を早い段階で得ることができる。
【0077】
(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態に係るディスク装置の機能構成を示すブロック図である。図9において、第1の実施形態で説明した図1と重複する部分については同一の符号を付す。
【0078】
図9に示すように、本実施形態のディスク装置200は、ディスク装置100と比較して、復号関連情報記憶部の一例として機能する記憶部201を更に有し、制御部106の代わりに制御部131が設けられている。
【0079】
上述したように、二次元バーコード102の記録容量としては、漢字では約2000文字程度であるので、その容量には限りがある。そこで、本実施形態では、読み取った二次元バーコード102の復号情報に対応した復号関連情報を記憶する記憶部201を備えることにより、外部表示部110等に出力するディスク関連情報の情報量を拡大するものである。
【0080】
制御部131は、ディスク識別装置120から二次元バーコード102の情報が読み取られると、その符号情報を復号し、記憶部201から復号情報に対応する復号関連情報を読み出して、ディスク関連情報として外部表示部110や外部出力スピーカ117等に出力する。
【0081】
図10は、本発明の第2の実施形態に係るディスク装置の動作手順を示すフローチャートである。図10において、第1の実施形態で説明した図3と重複する部分については同一の符号を付す。
【0082】
図10に示すように、まず、記憶部201には、ディスクに追加したい大容量情報、例えば、CD−ROMなどのパッケージ印刷画像等が読み込み記憶される(ステップS301)。追加情報の入力方法については、図示しないパーソナルコンピュータなどから入出力インターフェースを経由してディスク装置100に読み込む方法が設けられている。前記、追加情報が記憶された記憶部115の格納場所を示す位置情報と、光ディスク101に設けられた二次元バーコード102の情報をリンクさせて記憶する(ステップS302)。
【0083】
そして、ステップS201〜S208を経て、二次元バーコード102の符号情報が復号されると、その復号情報を第一のディスク関連情報として外部表示部110に送信する(ステップS303)。
【0084】
次に、制御部131は、二次元バーコード情報にリンクして記憶させた復号関連情報を記憶部201より読み出し(ステップS304)、この復号関連情報を外部表示部110に第二のディスク関連情報として表示させる(ステップS305)。二次元バーコード102がない場合については、第一の実施形態と同様となるため、省略とする(ステップS212〜S219)。
【0085】
このような本発明の第2の実施形態によれば、復号情報に対応して復号関連情報を記憶する記憶部により、光ディスクに付された符号情報と関連した、より多くのディスク関連情報を取得することができる。
【0086】
なお、一旦電源を切ったディスク装置200において、記憶部201に、電源OFFまでに演奏していた曲の情報を記憶しておくことで、再度電源投入後に、ふたたび画像を表示することで、現在、ディスク装置に挿入されているディスクが何であるかを視覚で確認することができる。
【0087】
(第3の実施形態)
図11は、本発明の第3の実施形態に係るディスク装置の機能構成を示す図である。図11において、第1の実施形態で説明した図1と重複する部分については同一の符号を付す。
【0088】
図11に示すように、本実施形態のディスク装置300は、ディスク装置100と比較して、外部記憶装置接続部の一例として機能する外部接続部301を更に有し、制御部106の代わりに制御部141が設けられている。
【0089】
上述したように、二次元バーコード102の記録容量には限りがあるので、本実施形態では、読み取った二次元バーコード102の復号情報に対応した情報を外部サーバ150から取得することにより、外部表示部110等に出力するディスク関連情報の情報量を拡大するとともに、外部サーバ150の情報を更新することにより、二次元バーコード102自体の情報を変更することなく、ディスク関連情報に追加変更等の更新を行うものである。
【0090】
外部接続部301には、外部記憶装置の一例として機能する外部サーバ150が接続されている。ここで、外部接続部301と外部サーバ150との間は、有線又は無線の通信回線を介して接続されている。
【0091】
外部サーバ150には、二次元バーコード102の復号情報に対応した情報を記憶する。制御部141は、二次元バーコード102の復号情報を取得すると、外部サーバ150から、外部接続部301を介して復号情報に対応した情報を読み出して、ディスク関連情報として外部表示部110等に出力する。
【0092】
図12は、本発明の第3の実施形態に係るディスク装置の動作手順を示すフローチャートである。なお、図12において、第1の実施形態で説明した図3と重複する部分については同一の符号を付す。
【0093】
そして、ステップS201〜S208を経て、二次元バーコード102の符号情報が復号されると、制御部141は、復号情報を第一のディスク関連情報として外部表示部110に送信し表示する(ステップS209)。
【0094】
また、制御部141は復号情報を、外部接続部301を介して外部記憶サーバ150に送信する(ステップS401)。外部記憶サーバ150は復号情報を元に、記憶された情報を検索しディスク装置300に返信する(ステップS402)。制御部141は、外部記憶サーバ150から返信された情報を外部接続部301を介して受信すると、第二のディスク関連情報として外部表示部110等に出力すると共に、必要に応じて不図示の記憶部に記憶する(ステップ403)。
【0095】
二次元バーコード102がない場合については、第一の実施形態と同様となるため、省略とする(ステップS212〜S219)。
【0096】
このような本発明の第3の実施形態によれば、読み込んだ二次元バーコードから第一の情報を表示すると共に、併せて第二の情報を外部記憶サーバから入手することで、ディスク使用者が情報を記憶させるための手間を少なくすることができるという効果を有する。さらに、外部記憶サーバ150から入手した情報を記憶部に記憶することで次回、表示する時間を短縮できる。また外部記憶サーバ150に記憶する光ディスクに関連した情報については、情報の提供者が外部サーバ150の情報を更新することで常に新しい情報を提供することができる。また、外部記憶サーバ150にディスクに関連した商業情報を記憶させることで、ディスク使用者に特定した商業情報を送信することができるので効果的な宣伝活動ができるという効果を有する。なお、外部記憶サーバ150については、特定の情報提供者だけではなく所謂インターネットからも情報を入手できるので、多種多様な情報を表示できる。
【0097】
なお、上述の第1〜第3の実施形態では、撮像部114の一例として、スキャナを説明したが、他の構成でも良い。図13は、本発明の第1〜第3の実施形態に係るディスク装置における撮像部の他の例を示す図である。図13において、図1と重複する部分については同一の符号を付す。
【0098】
図13に示すように、ディスク装置160は、ディスク装置100と比較して、撮像部114の代わりに撮像部161を備える。撮像部161は、複数のカメラ162を並べて配置し、搬送される光ディスク101表面を動画像にて撮影する。
【0099】
撮像部161は、挿入された光ディスクをカメラ162で直接撮影する構造を示すものである。挿入された光ディスク101は搬送ローラー112で搬送されるものであり、読み取る画面を動画像にて読み取り、読み取った画像を読取部116にて二次元バーコードを読み取るものである。
【0100】
このような構成によれば、撮像部を構成するセンサや鏡などの機構部品を少なくすることで撮像部の厚みを小さくすることができ、ディスク装置筐体を薄くすることができる。
【0101】
また、第1〜第3の実施形態では、二次元バーコード102が光ディスク101の非データ面101bに印刷された場合について説明したが、二次元バーコード102が非データ面101bに付される形態は印刷に限られるものではない。
【0102】
図14は本発明の第1〜第3の実施形態に係るディスク装置に用いられる光ディスクの第二例を示す外観図、図15は本発明の実施形態に係るディスク装置に用いられる光ディスクの第二例を示す断面図である。
【0103】
図14及び図15に示すように、光ディスク170に設けられたレーベル面印刷171を赤外線182が透過するインクで印刷し、レーベル面印刷の下に二次元バーコード172を赤外線182が反射するインクにて印刷し、撮像部114又は161の照明を赤外線が照射可能な照明とすることで、読み取り時に、レーベル印刷下の二次元バーコードを分離して読み取ることで、光ディスクのレーベル面デザイン性を損なわない光ディスクを提供するものである。
【0104】
光ディスク170に設けられたレーベル面印刷171が施されているものがある。印刷は、図示しないインクにてディスク内容を示す文字や画像、基準マークなどが印刷されている。二次元バーコードは白と黒で構成された情報マークのため、光ディスク表面に印刷した場合にデザイン性を損ねる場合がある。
【0105】
そこで、光ディスク基材173上に赤外線を反射するインクで二次元バーコード172を印刷し、二次元バーコード172を覆うように赤外線182を透過するインクでレーベルを印刷する。そして、ディスク識別装置200の照明部は、可視光線181と赤外線182を照射し、レーベル面は可視光線成分を抽出した画像を合成して外部表示部110に表示するとともに、レーベル下に設けられた人間の目では見ることができない二次元バーコードについては、赤外線で反射した部分を二次元バーコードの黒部分となる画像変換を行い赤外線が吸収される部分を白地となる画像変換を行うことで二次元バーコードとして識別することができる。
【0106】
このような光ディスクによれば、光ディスクのレーベル面デザインを損なわずに二次元バーコードを配置できるという効果を有する。なお、印刷されるインクの順番を上下逆する場合は、濃い色素で印刷された部分に赤外線を反射する二次元バーコードを印刷することで、レーベル面デザインへの影響を少なくできる。また、本発明は、透過する光を赤外線だけではなく紫外線なども利用可能である。
【0107】
図16は、本発明の第1〜第3の実施形態に係るディスク装置に用いられる光ディスクの第三例を示す外観図である。
【0108】
図16に示すように、この例の光ディスクの非データ面には、二次元バーコードが印字された、再剥離可能なシールラベル191が貼り付けられている。
【0109】
再剥離可能なシールラベル191を用いることにより、光ディスクに付す二次元バーコード情報を書き換えが可能となる。このシールラベル191は、例えばパーソナルコンピュータなどで作成可能であり、図示しないバーコード印刷機を使用し再剥離可能なシールラベル印刷することで、使用者は取得可能である。なお、シールラベル191は、光ディスクレーベル印刷面の水平垂直方向に合わせて貼付されることが望ましい。また、使用者の好みの向きに貼付し、外部表示部110から表示するレーベル印刷面の向きを調整してもよい。
【0110】
(第4の実施形態)
図17は、本発明の第4の実施形態に係るディスク装置の内部構成を示す図、図18は、本発明の第4の実施形態に係るディスク装置の機能構成を示すブロック図である。また、図19は、本発明の第4の実施形態に係るディスク装置に用いられる光ディスクを示す外観図である。図17及び図18において、第1の実施形態で説明した図1と重複する部分については同一の符号を付す。
【0111】
第1〜第3の実施形態では、光ディスクに付す符号情報の一例として、二次元バーコード等、光学的に読取可能な符号情報を示した。第4の実施形態では、光ディスクに付す符号情報として、光学的に読取可能な符号情報の代わりに、非接触通信等の無線通信で読取可能な情報を用いた場合を示す。
【0112】
図19に示すように、本実施形態のディスク装置に用いられる光ディスク410の非データ面411には、ICタグ413が貼付されている。ICタグ413は、無線通信を用いて記憶している符号情報を読み出し可能な記憶媒体の一例として機能するものである。ICタグ413は、物体の識別等に利用される微小な無線IC(Integrated Circuit)チップであり、自身の識別コードなどの情報を格納することが可能である。また、ICタグ413は、電波や磁界を使って、非接触通信方式等の無線通信方式を用いた無線通信装置との間で通信する機能を有する。
【0113】
また、図19に示すように、光ディスク410の非データ面411の表面には、金属膜などのシールド部材412が施されている。そして、ICタグ413は、シールド部材412上に設けられている。これにより、ICタグ413から送信される符号情報は、光ディスクの非データ面411側のみに送信される。すなわち、ICタグ413の通信が指向性を有することとなる。
【0114】
次に、本実施形態のディスク装置400の構成について説明する。図17及び図18に示すように、本実施形態のディスク装置400は、ディスク装置100と比較して、撮像部114、記憶部115及び読取部116を有するディスク識別装置120の代わりに、ICタグリーダ401,402を有するディスク識別装置420が設けられている。また、制御部106の代わりに制御部403が設けられている。
【0115】
ここで、ディスク識別装置420及び制御部403は、符号情報読取部の一例として機能する。また、制御部403は、復号部及びディスク情報出力部の一例として機能する。
【0116】
図17に示すように、ICタグリーダ401,402は、挿入された光ディスクのデータ面及び非データ面に対向するようにディスク挿入部の上下に組み込まれ、搬送された光ディスク410上に設けたICタグ413に格納された符号情報を読み出す。なお、ICタグリーダ401は、挿入口103に正規の向きで挿入された光ディスクの非データ面に対向する位置に、ICタグリーダ402は挿入口103に正規の向きで挿入された光ディスクのデータ面に対向する位置に設けられる。
【0117】
ここで、図19を用いて説明したように、ICタグ413は、光ディスク410表面の非データ面411側に施された金属膜などのシールド部材412上に配置されている。すなわち、ICタグ413からの電波はシールド部材412に阻まれて非データ面411側のみに送信される指向性を持つ。
【0118】
したがって、ディスク装置400に光ディスク410が挿入され、ディスク装置400に設けられたICタグリーダ402がICタグ情報を受信した場合、制御部413は、光ディスクが裏返しで挿入されたと判断し、外部表示部110や外部出力スピーカ117から使用者に警告を与えるとともに、光ディスクの搬送を停止し、搬送ローラー112を逆転させて光ディスク410を搬出する。
【0119】
また、ディスク装置400に光ディスク410が挿入され、ICタグリーダ401がICタグ情報を受信した場合、制御部413は、光ディスク410が正規な位置に挿入されたと判断し、ICタグリーダ401がICタグ413から読み出した符号情報を復号し、外部表示部110に表示する。
【0120】
このような本発明の第4の実施形態によれば、光ディスクが所定位置へ搬送されている状態で、光ディスク面からのICタグ等の記憶媒体から送信された情報を受信することで、光ディスクが再生用に所定位置に保持される前の早いタイミングで光ディスク情報を取得できる。
【産業上の利用可能性】
【0121】
本発明のディスク装置は、挿入された光ディスクを迅速に識別することが可能な効果を有し、音楽や映像を再生することができる、ディスク再生装置等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0122】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るディスク装置の内部構成を示す図
【図2】本発明の第1の実施形態に係るディスク装置の機能構成を示すブロック図
【図3】本発明の第1の実施形態に係るディスク装置の動作手順を示すフローチャート
【図4】本発明の第1〜第3の実施形態に係るディスク装置に用いられる光ディスクの第一例を示す外観図
【図5】二次元バーコードを説明する図
【図6】本発明の第1の実施形態に係るディスク装置の正面方向の外観及び外部表示部による表示例を示す図
【図7】本発明の第1の実施形態に係るディスク装置における表示画像の補正の一例を説明する図
【図8】本発明の第1の実施形態に係るディスク装置における二次元バーコード読み取り不可時の表示例を示す図
【図9】本発明の第2の実施形態に係るディスク装置の機能構成を示すブロック図
【図10】本発明の第2の実施形態に係るディスク装置の動作手順を示すフローチャート
【図11】本発明の第3の実施形態に係るディスク装置の機能構成を示す図
【図12】本発明の第3の実施形態に係るディスク装置の動作手順を示すフローチャート
【図13】本発明の第1〜第3の実施形態に係るディスク装置における撮像部の他の例を示す図
【図14】本発明の第1〜第3の実施形態に係るディスク装置に用いられる光ディスクの第二例を示す外観図
【図15】本発明の第1〜第3の実施形態に係るディスク装置に用いられる光ディスクの第二例を示す断面図
【図16】本発明の第1〜第3の実施形態に係るディスク装置に用いられる光ディスクの第三例を示す外観図
【図17】本発明の第4の実施形態に係るディスク装置の内部構成を示す図
【図18】本発明の第4の実施形態に係るディスク装置の機能構成を示すブロック図
【図19】本発明の第4の実施形態に係るディスク装置に用いられる光ディスクを示す外観図
【符号の説明】
【0123】
100,160,200,300,400 ディスク装置
101,170,410 光ディスク
101a,171 データ面
101b,411 非データ面
101c ピット
102,172 二次元バーコード
102a 切り出しシンボル
102b タイミングパターン
102c フォーマット情報
102d データセル
103 挿入口
104 ディスク検出センサ
105 搬送部
106,131,141,403 制御部
107 再生部
108 ディスク保持部
109 光ピックアップ
110 外部表示部
111 操作部
112 搬送ローラー
113 照明部
114,161 撮像部
114a リニアイメージセンサ
114b レンズ
114c 鏡
115 記憶部
116 読取部
117 外部出力スピーカ
120,420 ディスク識別装置
150 外部記憶サーバ
162 カメラ
173 光ディスク基材
181 可視光線
182 赤外線
191 シールラベル
201 記憶部
301 外部接続部
401,402 タグリーダ
412 シールド部材
413 ICタグ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
挿入された光ディスクを所定位置へ搬送する搬送部と、
前記光ディスクが前記搬送部により搬送されている状態で、前記光ディスクの非データ面に付された符号情報を読み取る符号情報読取部と、
前記符号情報読取部により読み取られた符号情報を復号し、復号情報を出力する復号部と、
前記復号情報に基づいた情報をディスク関連情報として出力するディスク関連情報出力部と、
を備えるディスク装置。
【請求項2】
請求項1に記載のディスク装置であって、
前記復号情報に対応した復号関連情報を記憶する復号関連情報記憶部を更に備え、
前記ディスク関連情報出力部は、前記復号関連情報記憶部から、前記復号部から出力された復号情報に対応する復号関連情報を読み出して、前記ディスク関連情報として出力するディスク装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のディスク装置であって、
外部記憶装置と接続する外部記憶装置接続部を更に有し、
前記ディスク関連情報出力部は、記外部記憶装置から、前記復号部から出力された復号情報に対応した情報を、前記外部接続部を介して読み出して、前記ディスク関連情報として出力するディスク装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか一項に記載のディスク装置であって、
前記搬送部は、前記符号読取部により前記符号情報が読み取られない場合、前記光ディスクの搬送を停止するディスク装置。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか一項に記載のディスク装置であって、
前記光ディスクが前記搬送部により搬送されている状態で、前記光ディスクの面を撮像する撮像部を更に備えるディスク装置。
【請求項6】
請求項5に記載のディスク装置であって、
前記ディスク関連情報出力部は、前記撮像部により撮像された画像を前記ディスク関連情報として出力する表示部を有するディスク装置。
【請求項7】
請求項6に記載のディスク装置であって、
前記符号読取部により前記符号情報が読み取られない場合、前記ディスク関連情報出力部は、前記撮像された画像及び警告情報を前記表示部に表示するディスク装置。
【請求項8】
請求項5ないし7のいずれか一項に記載のディスク装置であって、
前記符号情報読取部は、前記撮像部により撮像された画像から前記符号情報を読み取るディスク装置。
【請求項9】
請求項5ないし8のいずれか一項に記載のディスク装置であって、
前記符号情報読取部は、位置検出パターンを有した二次元バーコードを、前記符号情報として読み取る二次元バーコード読取器を有するディスク装置。
【請求項10】
請求項9に記載のディスク装置であって、
前記ディスク関連情報出力部は、前記符号情報読取部により読み取られた二次元バーコードの位置検出パターンに基づいて前記撮像部により撮像された画像の向きを補正する補正部と、前記補正した画像を前記ディスク関連情報として出力する表示部とを有するディスク装置。
【請求項11】
請求項5ないし10のいずれか一項に記載のディスク装置であって、
前記撮像部は、所定の位置に固定され、前記光ディスクの面を線状に読み取るリニアイメージセンサを含むスキャナを有するディスク装置。
【請求項12】
請求項5ないし10のいずれか一項に記載のディスク装置であって、
前記撮像部は、並べられた複数のカメラを有するディスク装置。
【請求項13】
請求項1ないし12のいずれか一項に記載のディスク装置であって、
前記符号情報読取部は、前記光ディスクに、非可視光線を照射して前記符号情報を読み取るディスク装置。
【請求項14】
請求項1ないし7のいずれか一項に記載のディスク装置であって、
前記符号情報読取部は、前記符号情報を、前記光ディスクの非データ面に付された記憶媒体から、無線通信を用いて読み取る無線部を有するディスク装置。
【請求項15】
請求項1ないし14のいずれか一項に記載のディスク装置であって、
前記ディスク関連情報出力部は、前記ディスク関連情報に含まれる音声情報を出力する音声出力部を有するディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2007−213679(P2007−213679A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−31381(P2006−31381)
【出願日】平成18年2月8日(2006.2.8)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】