説明

ディスク装置

【課題】防振部材の劣化が生じにくいディスク装置を提供する。
【解決手段】ディスク装置1は、メカ部2を支持して当該ディスク装置に加わる振動を防止する防振部材11と、防振部材11に捻り動作を付加するよう前記メカ部2を移動させる駆動部20と、を備え、防振部材11は捻り動作に対して弾性変形する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンパクトディスクやDVD、ブルーレイディスク等の読取媒体(以下、単にディスクと称する)に記録された音楽その他の各種データの読取、記録等を行うディスク装置が知られている。ディスク装置は、ディスクの読み取り中にディスク装置に対して振動が加わると、ディスク装置のピックアップとディスクの読み取り面との位置ずれ等が生じてディスクの読み取りを正確に行えないことがある。このため、ディスク装置の振動を防止するための防振構造を設けたディスク装置が知られている。
【0003】
図7に従来のディスク装置100の構成を示す。
ディスク装置100のメカ部101は、その四隅付近を防振部材111に支持される。防振部材111は、弾性体(例えばゴム等)をその素材とし、メカ部101の振動を防止又は緩和する。
【0004】
メカ部101はピン102を有する。ピン102は、メカ部101から延設され、スライドカム121のカム溝122内の上縁部に沿って誘導される。スライドカム121の稼動によりピン102が上下に誘導され、メカ部101は上下動する。具体的には、スライドカム121はメカ部101の下降時にカム溝122の上縁部によってピン102を下方へと誘導してメカ部101を下降させる。メカ部101の上昇時には、スライドカム121はピン102の下方への誘導を解消するよう動作し、防振部材111の弾性により上昇する。以下、メカ部101の上下動について説明する。
【0005】
図8にメカ部101の上下動による変化を示す。図8(a)は上昇時、図8(b)は下降時を示す。
メカ部101は、筐体103内に設けられる。筐体103は、ディスク挿入/排出口104を有する。ディスク挿入/排出口104は筐体103の側方に設けられた開口部であり、ディスクDを挿入又は排出できる。メカ部101は、その中央付近に設けられたターンテーブル105を介して挿入されたディスクDを保持する。
【0006】
ディスクDの挿入又は排出時には、図8(b)に示すように、メカ部101が下降する。このとき、防振部材111は上下方向の応力を受ける。ディスクDの挿入後又はディスク非挿入時には、図8(a)に示すように、メカ部101は上昇する。
【0007】
図9に、防振部材111の変形の様子を示す。図9(a)は変形前、図9(b)は変形後である。
防振部材111は、支持部112と、支持部113と、を有する。支持部112は、筐体103に固定される円盤状の部分である。支持部113は、支持部112の内側において、メカ部101の四隅付近に設けられたシャフト106と連結される部分である。支持部113は、外部からの力が加わらない場合、図8(a)に示すように、支持部112の円盤のほぼ中央に位置するよう設けられる。
【0008】
図8(a)に示すメカ部101の上昇時には、図9(a)に示すように、支持部113は支持部112のほぼ中央に位置する。
一方、図8(b)に示すメカ部101の下降時には、図9(b)に示すように、支持部113は支持部112の下方へと移動する。このとき、支持部113の上方に位置する男性部材は上下方向に引張られ、支持部113の下方に位置する部分の弾性体は上下方向に圧縮される。即ち、メカ部101の下降に伴い、防振部材111は変形する。メカ部101の下降後、再びメカ部101が上昇するとき、防振部材111はその弾性により復元し、図9(a)に示す状態となる。
【0009】
前述のようなディスクの防振構造において、より防振機能を高めるために防振部材内に液体を封入する構成が知られている(例えば特許文献1)。
【特許文献1】特開平8−31163号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、従来のディスク装置は、防振部材の劣化を生じやすくなることがある問題点があった。以下、当該問題点を詳細に説明する。
【0011】
メカ部101に上下方向の振動が生じた場合、防振部材111の支持部113はディスク装置111の振動により上下に揺さぶられる。このとき、支持部113の上方及び下方に位置する弾性体が強い引張り力又は圧縮力を受けて変形する。一方、前述のように、メカ部101の下降時、防振部材111は支持部113の上部が引張られ下部が圧縮される。即ち、防振部材111は、メカ部101が上下に振動する場合の変形箇所とメカ部101が下降するときの変形箇所とが重複する。
【0012】
防振部材111等の弾性体は、変形を繰り返すと次第に塑性変形を生じ、図9(a)に示す状態への復元性を失う、所謂劣化を生ずる。従って、防振部材111は、メカ部101が上下に振動する場合の変形箇所と、メカ部101が下降するときの変形箇所とが重複することにより、当該重複箇所に劣化を生じやすくなるのである。
【0013】
本発明は、防振部材の劣化が生じにくいディスク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
請求項1記載の発明によるディスク装置は、ディスク装置のメカ部を支持して当該メカ部に加わる振動を防止する防振部材と、前記防振部材に捻り動作を付加するよう前記メカ部を移動させる駆動部と、を備え、前記防振部材は、前記捻り動作に対して弾性変形することを特徴とする。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のディスク装置において、前記防振部材は、空洞を有し、前記捻り動作による弾性変形を容易とすることを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載のディスク装置において、前記防振部材は、当該防振部材を支持する支持枠に対して接離可能に設けられ、少なくともその外周の一部が当該支持枠に係止されることを特徴とする。
【0017】
請求項4記載の発明は、請求項3に記載のディスク装置において、前記防振部材の外周は、歯車形状であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、防振部材の劣化が生じにくいディスク装置の防振構造を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
(第1の実施形態)
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。まず、図1及至図3を用いて、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1に、第1の実施形態によるディスク装置1の斜視図を示す。
ディスク装置1は、メカ部2の振動を防止又は緩和する防振部材11と、メカ部2を上下動させる駆動部20と、を備える。メカ部2は、ディスクを保持して回転させるターンテーブル7等を有し、ディスクの読取、記録等の各種処理を行う装置である。
【0020】
防振部材11は、メカ部2の基板の四隅付近に設けられた支持シャフト3をそれぞれ支持する弾性体である。防振部材11に用いられる弾性体としては、ゴムや熱可塑性エラストマー等が挙げられるが、振動を吸収できる弾性を有する部材であればよい。
【0021】
防振部材11は、支持シャフト3を中心とした外周部が枠4の内周部と接離可能に設けられる。枠4は、メカ部2を覆う筐体5に固定された環状の部材である。本実施形態における枠4は、プラスチック等の樹脂を素材とするが、他の素材、例えば弾性体等によってもよい。
防振部材11は、筐体5の内側に固定された枠4の内側に配設されてその位置を保持される。即ち、メカ部2は、防振部材11及び枠4を介して筐体5に支持される。
【0022】
筐体5は、ディスク挿入/排出口6を有する。ディスク挿入/排出口6は、筐体5に設けられた開口部であり、筐体5内にディスクを挿入可能とすると共に筐体5内に挿入されたディスクを排出可能とする。筐体5内に挿入されたディスクは、ターンテーブル7によって保持され、回転駆動される。
【0023】
駆動部20は、回動部材21を有する。回動部材21は、回動軸22を中心として回動可能に設けられた枠体であり、その回動枠23内に回動用シャフト8を擁する。回動用シャフト8は、メカ部2の側方から支持シャフト3と平行に延設される。回動部材21が回動すると、回動枠23が回動用シャフト8を引っ掛けてメカ部2を下方へと移動させる。
【0024】
図2にメカ部2の上下動の仕組みを示す。図2(a)はメカ部2の上昇時、図2(b)はメカ部2の下降時である。
回動部材21が図2(a)に示す直立状態から図2(b)に示す傾斜状態へと回動すると、メカ部2は下降する。このとき、メカ部2は、ディスクDの挿入及び排出方向に沿った平面上から外れるので、ディスクDの挿入又は排出が可能となる。
【0025】
図2(b)に示すように、メカ部2は、回動部材21に誘導されて円弧を描くように下降する。このとき、支持シャフト3も円弧を描くように下降するので、防振部材11は支持シャフト3の下降動作に伴って捻り動作を受け、支持シャフト3に対して当該捻り動作方向(図2(a)、(b)の右下)に位置する部分が圧縮される。
【0026】
駆動部20によるメカ部2の下降動作がなされていない場合、図2(a)に示すように、メカ部2はディスクDを保持可能な上昇位置に支持される。回動部材21が図2(b)に示す傾斜状態から図2(a)に示す直立状態へと回動すると、ディスク装置Dは上昇する。ディスク装置Dの上昇は、防振部材11の弾性による。
【0027】
次に、防振部材11の変形について説明する。
図3に、防振部材11及びその周辺の拡大構成図を示す。図3(a)は非変形時、図3(b)はメカ部2の下降動作に伴う変形時を示す。
図3(a)に示すように、防振部材11の支持シャフト3を中心とする外周部と、当該外周部と当接する枠4の内周部は、歯車形状である。防振部材11と枠4とは、接離可能に設けられる。
【0028】
防振部材11は、空洞12を有する。空洞12は、防振部材11の支持シャフト3周辺から外周側に向かって末広がりの形状を有し、支持シャフト3の延設方向に沿って防振部材11を貫通している。即ち、空洞12を有する防振部材11は、支持シャフト3を中心として、その歯車形状の外周部を支持する輻(スポーク)状となるよう形成されている。
【0029】
メカ部2に振動が生じる又は加わると、防振部材11は振動のベクトル方向(例えば図3(a)の矢印V方向)に付勢され、支持スポークに対して当該ベクトルの向き側に位置する部分が支持シャフト3と枠4とに挟まれるように押圧され、振動の強さに応じて変形する。防振部材11は、その弾性と変形とによりメカ部2の振動を防止又は緩和する。
【0030】
前述の図2(b)に示すメカ部2の下降時、支持シャフト3は円弧を描くように下降する。このとき、防振部材11はその歯車形状により外周部が枠4の内周部に係止されるので、外周部は支持シャフト3の下降に追従しない。一方、防振部材11の内側は空洞12が潰れるよう変形し、支持シャフト3の下降に追従する。従って、メカ部2の下降時、防振部材11は図3(b)に示すように支持シャフト3の円弧を描く動作を受けてその外周部とその内側との間に捻りを生じる。即ち、支持シャフト3の円弧を描く動作により、防振部材11は捻り動作を受けるので、図3(b)に示すように、空洞12が湾曲するように潰れる変形を生ずる。
メカ部2の下降後、メカ部2が上昇すると、支持シャフト3も上昇し、防振部材11はその弾性により図3(a)に示す状態に戻る。
【0031】
上述の実施形態によれば、メカ部2の下降時に、防振部材11に捻り動作が付加されるので、防振部材11は振動の防止又は緩和するときに生じる圧縮、変形とは異なる圧縮、変形を生じる。即ち、メカ部2の振動を防止又は緩和するときに防振部材11に生じる圧縮、変形と、駆動部20によるメカ部2の移動に伴って防振部材11に生じる圧縮、変形と、は異なる。これによって、振動の防止又は緩和による防振部材11の変形箇所と、駆動部20によるメカ部2の移動に伴う防振部材11の変形箇所との重複を低減できるので、防振部材11の一部分が集中して変形を繰り返すことによる劣化を生じにくくすることができる。即ち、防振部材11の劣化が生じにくいディスク装置を提供できる。
【0032】
さらに、防振部材11は、空洞12を有するので、防振部材11の変形時に空洞12を押し潰すように変形することができ、防振部材11の柔軟性及び振動吸収性能をより高めることができる。
【0033】
さらに、防振部材11は、枠4に対して接離可能に設けられ、その外周が枠4に係止される。従って、駆動部20による捻り動作が防振部材11に付加されたとき、防振部材11の外周が枠4に係止されるので、防振部材11はより確実に捻り動作を受けることができる。
【0034】
さらに、防振部材11の外周は歯車形状であるので、枠4の内周に設けられた内歯車と好適に噛み合い、係止されることができる。
【0035】
(第2の実施形態)
本発明の実施形態は、上述の第1の実施形態に限定されない。以下、本発明の第2の実施形態について図4及び図5を用いて説明する。
図4に、本発明の第2の実施形態によるディスク装置30の斜視図を示す。
ディスク装置30は、メカ部32の振動を防止又は緩和する防振部材41と、メカ部32を上下動させる駆動部50と、を備える。
【0036】
防振部材41は、その上部でメカ部32の支持シャフト33をそれぞれ支持する弾性体であり、素材等については前述の防振部材11と同様である。支持シャフト33は、三角形状のトラバースシャーシで構成されるメカ部32の外周3点から外向きに延出される。防振部材41は、その下部がメカ部32を覆う筐体35に固定されている。
【0037】
駆動部50は、ディスク回動部材51を有する。回動部材51は、回動軸52を中心として回動可能に設けられた枠体であり、その回動枠53内に支持シャフト33のひとつを擁する。回動部材51が回動すると、回動枠53がその内側の支持シャフト33を引っ掛けてメカ部32を下方へと移動させる。即ち、駆動部50によるメカ部32の上下動は、第1の実施形態における駆動部20と同様である。
【0038】
回動部材51の回動動作に伴い、メカ部32はその三角形状のほぼ中央を回転中心として回転しながら下降する。このとき、防振部材41はメカ部32の回転動作による捻り動作を受ける。
【0039】
図5に、防振部材41の拡大構成図を示す。図5(a)は非変形時、図5(b)はメカ部32の下降動作に伴う変形時を示す。
防振部材41は、空洞42を有する。空洞42は、防振部材41の支持シャフト33の下方に設けられ、支持シャフト33の延設方向に沿って防振部材41を貫通している。
【0040】
メカ部32に振動が生じる又は加わると、防振部材41は振動のベクトル方向(例えば図5(a)の矢印W方向)に付勢され、振動の強さに応じて空洞42を押し潰すように変形する。防振部材41は、その弾性と変形とによりメカ部32の振動を防止又は緩和する。
【0041】
メカ部32の下降時、支持シャフト33はメカ部32のほぼ中央を回転中心として回動しながら下降する。これに伴い、図5(b)に示すように、防振部材41の上部は支持シャフト33の回動に追従し、下部に対して捻り動作を受けると共に、下方へと潰れるよう変形する。
メカ部32は、下降後に再度上昇する場合、防振部材41の弾性により下降時と逆方向に回転しながら上昇する。このとき、防振部材41は、図5(b)に示す変形した状態から図5(a)に示す変形前の状態へと戻る。
【0042】
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様、メカ部32の下降時に、防振部材41に捻り動作が付加されるので、防振部材41は振動の防止又は緩和するときに生じる圧縮、変形とは異なる圧縮、変形を生じる。これによって、振動の防止又は緩和による防振部材41の変形箇所と、駆動部50によるメカ部32の移動に伴う防振部材41の変形箇所との重複を低減できるので、防振部材41の一部分が集中して変形を繰り返すことによる劣化を生じにくくすることができる。即ち、防振部材11の劣化が生じにくいディスク装置を提供できる。
【0043】
さらに、防振部材41は、空洞42を有するので、防振部材41の変形時に空洞42を押し潰すように変形することができ、防振部材41の柔軟性及び振動吸収性能をより高めることができる。
【0044】
なお、本発明の実施形態は、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0045】
例えば、防振部材の形状は前述の第1、第2の実施形態で示す形状に限らない。
図6に他の形状を有する防振部材71の一例を示す。図6(a)は非変形時、図6(b)はディスク装置の下降動作に伴う変形時を示す。
【0046】
防振部材71は、紡錘形の弾性体であり、その内側に空洞72を有する。防振部材71は、その一方(例えば下面)がディスク装置を覆う筐体等に固定され、他方(例えば上方)がディスク装置を支持する。ディスク装置に振動が生じる又は加わると、防振部材71は振動のベクトル方向(例えば図5(a)の矢印U方向)に付勢され、振動の強さに応じて空洞72を押し潰すように変形する。防振部材71は、その弾性と変形とによりディスク装置の振動を防止又は緩和する。
【0047】
ディスク装置を下降させる駆動部は、ディスク装置の下降時に防振部材71に対して捻り動作を加えるよう設けられる。防振部材71は、例えば図6(b)に示すような変形を生じる捻り動作を加えられる。これによって、防振部材71は、振動によって応力を受ける部分と、ディスク装置の下降時に応力を受ける部分とを略分離することができるので、その一部が集中して応力を受けることに起因する劣化を生じにくい。
【0048】
なお、防振部材の形状は、前述の防振部材11、41、71の他、捻り動作によって振動によって応力を受ける部分と、ディスク装置の下降時に応力を受ける部分とを略分離できる形状であればよい。
また、ディスク装置の防振構造及びディスク装置の各部の形状、動作等はあくまで一例であり、他の形状や動作をとってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】第1の実施形態によるディスク装置の斜視図である。
【図2】メカ部2の上下動の仕組みを示す図である。図2(a)はメカ部2の上昇時、図2(b)はメカ部2の下降時である。
【図3】防振部材及びその周辺の拡大構成図である。図3(a)は非変形時、図3(b)はメカ部2の下降動作に伴う変形時を示す。
【図4】本発明の第2の実施形態によるディスク装置を示す斜視図である。
【図5】防振部材の拡大構成図を示す図である。図5(a)は非変形時、図5(b)はメカ部32の下降動作に伴う変形時を示す。
【図6】他の形状を有する防振部材の一例を示す図である。図6(a)は非変形時、図6(b)はディスク装置の下降動作に伴う変形時を示す。
【図7】従来のディスク装置の構成を示す図である。
【図8】メカ部101の上下動による変化を示す。図8(a)は上昇時、図8(b)は下降時を示す。
【図9】従来の防振部材の変形の様子を示す図である。図9(a)は変形前、図9(b)は変形後である。
【符号の説明】
【0050】
2 ディスク装置
3 支持シャフト
4 枠
5 筐体
6 ディスク挿入/排出口
7 ターンテーブル
11 防振部材
12 空洞
21 回動部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスク装置のメカ部を支持して当該メカ部に加わる振動を防止する防振部材と、
前記防振部材に捻り動作を付加するよう前記メカ部を移動させる駆動部と、を備え、前記防振部材は、前記捻り動作に対して弾性変形することを特徴とするディスク装置。
【請求項2】
前記防振部材は、空洞を有し、前記捻り動作による弾性変形を容易とすることを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
【請求項3】
前記防振部材は、当該防振部材を支持する支持枠に対して接離可能に設けられ、少なくともその外周の一部が当該支持枠に係止されることを特徴とする請求項1又は2に記載のディスク装置。
【請求項4】
前記防振部材の外周は、歯車形状であることを特徴とする請求項3に記載のディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−79940(P2010−79940A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−243608(P2008−243608)
【出願日】平成20年9月24日(2008.9.24)
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】