説明

ディスク装置

【課題】フラップ用押さえばねの取付け作業が容易且つ取付け状態を確実に維持する。
【解決手段】シャーシ本体と蓋板1Bとからなるローダーシャーシの前面に形成したディスク挿入口に対向して搬送ローラとフラップとが配置され、フラップを搬送ローラに向けて付勢する押さえばね29が蓋板1Bのばね座30に取り付けられ、ばね座30がL字枠38を有し、L字枠38が支持板38Aと支軸板38Bとからなり、支持板38Aの根元を折り曲げることによりL字枠38が引き起こされ、支軸板38Bのフラップ側端縁38aの先端からフラップ側に突出するストッパ部39が設けられ、支軸板38Bの蓋板側端縁38bの先端側を切欠いて傾斜状ガイド縁41が形成されており、押さえばね29のコイル部29aを傾斜状ガイド縁41に沿って支軸板38Bに外嵌させ、コイル部29aから延びるロッド部29b,29cを蓋板1Bとフラップとに係合させた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスク装置に関し、特に、フラップ用押さえばねの取付け作業が容易でそ
の取付け状態を確実に維持できるようにしたものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ディスク装置の一例として図4〜図8に示すものがあり、これは、ディスクスロ
ットローディング機構を備えたBlu−ray Disc式のレコーダ(またはプレーヤ
)であって、図4及び図5はアンローディング状態を示し,図6はローディング状態を示
し、図7及び図8は同要部を示している。
【0003】
図4及び図5に示すように、シャーシ本体1Aと、該シャーシ本体1Aに被せた蓋板1
Bとからなるローダーシャーシ1を有し、直径8cmの小形ディスクDaと直径12cm
の大形ディスクDbとをスロットインa及びスロットアウトbするためのディスク挿入口
2がローダーシャーシ1の前面に形成され、ターンテーブル3付きスピンドルモータ4と
ディスクDa,Dbの半径方向に沿って移動可能な光ピックアップ5とを搭載したトラバ
ースシャーシ6がローダーシャーシ1内に配置されている。
【0004】
前記トラバースシャーシ6の後部が支軸7を介してローダーシャーシ1に矢印c,d方
向に回動可能に枢支され、シャーシ本体1Aの前部にカムスライダ8が矢印a,b方向と
は直交する左右方向e,fにスライド可能に配置され、該カムスライダ8に形成したカム
溝9aと、トラバースシャーシ6の前面に一体突設されてカム溝9aに嵌入するカムピン
9bとからなるカム機構9によりカムスライダ8とトラバースシャーシ6とが連動連結さ
れている。
【0005】
図4及び図5に示すように、ターンテーブル3に対向するクランパ11が蓋板1Bのク
ランパホルダ12内に昇降可能に配置され、該クランパ11を弾性的に押すための押さえ
枠13が設けられており、そのクランパ11とターンテーブル3とでディスクDa,Db
をクランプする。
【0006】
図4に示すように、蓋板1Bの中央から後方に向けてに矢印a,b方向に沿って長孔1
5が形成され、本体16aと、該本体16aから直角に折れ曲がる円弧板16bと、該円
弧板16bの両端前面に一体形成した一対の円柱16cとを有するディスクストッパ16
が蓋板1Bの裏面側に配置され、該ディスクストッパ16に一体突設したガイド片17を
長孔15内に移動可能に挿入し、該ガイド片17の両端から左右に延びる係合片18を蓋
板1Bの表面に係合させることにより、そのディスクストッパ16が長孔15に沿って移
動可能に形成されている。
【0007】
図4に示すように、蓋板1Bの表面側にディスクアーム20が支軸21を中心に矢印g
,h方向に回動可能に配置され、該ディスクアーム20の先端に形成した長孔状連結孔2
2を前記ガイド片17の中央に突設した円柱状連結ピン23に外嵌させることにより、デ
ィスクアーム20とディスクストッパ16とが連動連結されており、ディスクDa,Db
によりアンローデング位置A(図4実線参照)のディスクストッパ16を押すことにより
、該ディスクストッパ16が矢印a方向に移動されて、小形ディスクDaは小形ディスク
ローディング位置B(図4一点鎖線参照)に停止され、大形ディスクDbは大形ディスク
ローディング位置C(図4二点鎖線参照)に停止され、それに連動してディスクアーム2
0が矢印g方向に回動される。
【0008】
図4に示すように、シャーシ本体1Aの側部に連結部材25が矢印a,b方向に移動可
能に配置されてばね(図示せず)により矢印aに引っ張られ、該連結部材25の一端部が
ディスクアーム20の基端に突設した連結杆20aに連結され、その連結部材25の他端
部とカムスライダ8とが係合機構(図示せず)を介して係脱可能に係合されている。
【0009】
図5に示すように、ディスク挿入口2に対向してシャーシ本体1Aの前部に搬送ローラ
26が正逆回転可能に配置され、該搬送ローラ26に対向して蓋板1Bの裏面側にフラッ
プ27が枢支軸28回りで回動可能に配置され、該フラップ27の前端縁にストッパ片2
7aが設けられると共に、そのフラップ27の後端縁に円弧状凸部27bが形成され、該
凸部27bを搬送ローラ26に向けて付勢する押さえばね29がフラップ27と蓋板1B
との間に介在されている。
【0010】
動作を説明すると、図4の実線及び図5はアンローディング状態を示すものであって、
ディスクDa,Dbをディスク挿入口2にスロットインaすると、それを検知するセンサ
の検知信号に基づいて搬送ローラ26を回転させ、その回転する搬送ローラ26とフラッ
プ27とにより挟まれたディスクDa,Dbがローダーシャーシ1内に送り込まれる。
【0011】
その送り込まれたディスクDa,Dbによりアンローデング位置Aのディスクストッパ
16が矢印a方向に押し出され、それに連動してディスクアーム20を介して連結部材2
5が矢印b方向に所定距離移動し、該連結部材25とカムスライダ8との間に設けた係合
機構(図示せず)の作用により、小形ディスクDaの場合には、ディスクストッパ16が
小形ディスクローディング位置Bまで移動されて、該小形ディスクDaをターンテーブル
3と同心状に位置決めし、大形ディスクDbの場合には、ディスクストッパ16が大形デ
ィスクローディング位置Cまで移動されて、該大形ディスクDbをターンテーブル3に同
心状に位置決めする。
【0012】
前記連結部材25の矢印b方向への移動に連動して係合機構(図示せず)の作用により
、カムスライダ8が矢印e方向にわずかにスライドされ、該カムスライダ8に設けたカム
ラック(図示せず)が駆動ピニオン(図示せず)に噛合される。
【0013】
その後、駆動ピニオン(図示せず)の回転によりカムスライダ8を矢印e方向にスライ
ドさせ、カム機構9によりトラバースシャーシ6を矢印c方向に回動させ、図6に示すよ
うに、ターンテーブル3でディスクDa,Dbを持ち上げ、該ディスクDa,Dbをター
ンテーブル3とクランパ11とでクランプする。
【0014】
それと同時に、カムスライダ8をフラップ27に係合させることにより、該フラップ2
7を押さえばね29に抗して枢支軸28回りで回動させてディスクDa,Dbから離間さ
せ、そのフラップ27のストッパ片27aによりディスク挿入口2を塞ぎ、ディスクスト
ッパ16を矢印a方向に若干移動させてディスクDa,Dbから離間させる。
【0015】
続いて、スピンドルモータ4によりターンテーブル3を介してディスクDa,Dbを高
速回転させ、光ピックアップ5を該ディスクDa,Dbの半径方向に移動させて、該光ピ
ックアップ5によりディスクDa,Dbに記録されている情報を読み取る。
【0016】
図7及び図8に示すように、前記押さえばね29は、左右一対設けられて、合成樹脂製
蓋板1Bの前部両側のばね座30に取り付けられている。
【0017】
前記ばね座30は、蓋板1Bの前部両側に矢印a,b方向に所定間隔をおいて開設した
第1、第2の開口部31,32を有し、その第1開口部31の前端縁から折れ曲がってフ
ラップ27に向けて延びる支持枠33の先端に円柱状支軸34が蓋板1Bと平行して矢印
e,f方向に一体突設され、第1、第2の開口部31,32間に仕切り板35が設けられ
、第2開口部32の側縁に一体突設した突起片36が該第2開口部32内に突出され、該
突起片36の中央から先端がフラップ27側に折り曲げられている。
【0018】
前記押さえばね29は、巻き数3乃至4のコイル部29aと、該コイル部29aの両端
から延びる2本のロッド部29b,29cとにより形成されている。
【0019】
押さえばね29の取付け手順を説明すると、蓋板1Bを裏返しにした状態で、押さえば
ね29のコイル部29aを支軸34に外嵌させ、一方のロッド部29bを仕切り板35に
当接させる共に、他方のロッド部29cを突起片36に引っ掛けて仮止めする(図7仮想
線参照)。続いて、蓋板1Bにフラップ27を取り付けた後、他方のロッド部29cを突
起片36から外してフラップ27に当接させる(図5参照)。なお、関連する技術として
特許文献1に記載したものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0020】
【特許文献1】特開2007−80337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
上記従来の構成では、支軸34が蓋板1Bに平行状態で接近しているため、該支軸34
に押さえばね29のコイル部29aを手作業で外嵌させて取り付ける際に、蓋板1Bに指
部が引っ掛かりやすく、その取付け作業に手間がかかって面倒である。
【0022】
また、支軸34が円柱状に形成されているので、蓋板1Bにフラップ27を取り付ける
際に、コイル部29aに工具や指部が引っ掛かって、そのコイル部29aが支軸34から
外れやすい。
【0023】
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、フラップ用押さえばねの取付け作業が容易でその取
付け状態を確実に維持できるようにしたディスク装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0024】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、シャーシ本体と蓋板とからなるロ
ーダーシャーシの前面にディスク挿入口が形成され、該ローダーシャーシ内にターンテー
ブルと光ピックアップとを搭載したトラバースシャーシが配置され、ディスク挿入口に対
向してシャーシ本体の前部に搬送ローラが正逆回転可能に配置され、該搬送ローラに対向
して蓋板の裏面側にフラップが枢支軸回りで回動可能に配置され、該フラップを搬送ロー
ラに向けて付勢する押さえばねが蓋板のばね座に取り付けられており、ディスク挿入口に
スロットインしたディスクを搬送ローラとフラップとで挟んでローダーシャーシ内に送り
込み、該ディスクをターンテーブルで高速回転させ、そのディスクに記録されている情報
を光ピックアップで読み取るようにしたディスク装置において、前記ばね座が、金属板製
蓋板に開口部を形成することにより切り残されたL字枠を有し、該L字枠が、開口部の端
縁に一体形成した支持板と、該支持板の先端から直角に折れ曲がる支軸板とからなり、前
記支持板の根元を折り曲げることによりL字枠がフラップ側に引き起こされ、前記支軸板
のフラップ側端縁の先端からフラップ側に突出するストッパ部が設けられ、該支軸板のス
トッパ部と支持板との間が押さえばねのコイル部を受支する支軸本体とされ、支軸板の蓋
板側端縁の支軸本体より先端側を切欠いて傾斜状ガイド縁が形成されており、押さえばね
のコイル部を傾斜状ガイド縁に沿って支軸本体に外嵌させ、該押さえばねのコイル部の両
端から延びる2本のロッド部を蓋板とフラップとに係合させるようにしたことを特徴とし
ている。
【0025】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記支軸本体の幅がコイル
部の幅よりも大きく設定され、前記ストッパ部の突出高さが押さえばねを形成する線材の
外径よりも大きく設定されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0026】
請求項1に記載の発明によれば、手作業で押さえばねのコイル部を支軸板の支軸本体に
外嵌させる際に、該支軸板の先端に形成した傾斜状ガイド縁が蓋板から離間するように斜
め方向に延びているから、その傾斜状ガイド縁に沿って押さえばねのコイル部を支軸板の
支軸本体に容易に外嵌させることができる。
【0027】
蓋板にフラップを取り付ける際に、押さえばねのコイル部に工具や指部が引っ掛かった
としても、支軸板の先端にストッパ部が設けられているので、そのコイル部が支軸板から
外れることがなく、フラップの取付け作業を能率的に行うことができる。
【0028】
支持板及び支軸板からなるL字枠が金属板製蓋板に開口部を形成する際に切り残されて
おり、そのL字枠を形成するのにあたって部品点数が増加せず、制作費を安くすることが
できる。
【0029】
請求項2に記載の発明によれば、押さえばねのコイル部を支軸板の支軸本体に外嵌させ
た状態で、該コイル部に対して支軸板から外す方向に工具や指部による過大な負荷がかか
ったとしても、支軸本体の幅がコイル部の幅よりも大きく設定されると共に、ストッパ部
の突出高さが押さえばねを形成する線材の外径よりも大きく設定されているので、そのコ
イル部が支軸本体上から外れることがなく、押さえばねのばね座への取付け状態を確実に
維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の実施の一形態であるディスク装置の要部の斜視図である。
【図2】同要部の横断面図である。
【図3】(a)及び(b)は押さえばねの取付け状態を説明する横断面図である。
【図4】従来例のアンローディング状態を示す平面図である。
【図5】同アンローディング状態の縦断面図である。
【図6】同ローディング状態の縦断面図である。
【図7】同要部の斜視図である。
【図8】同要部の横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
図1〜図3は本発明の実施の一形態であるディスク装置の要部を示すものであり、これ
はディスクスロットローディング機構を備えたBlu−ray Disc式のレコーダ(
またはプレーヤ)であって、ばね座30が、金属板製蓋板1Bに第1開口部31を形成す
ることにより切り残されたL字枠38を有し、該L字枠38が、第1開口部31の端縁に
一体形成した支持板38Aと、該支持板38Aの先端から直角に折れ曲がる支軸板38B
とからなり、支持板38Aの根元を折り曲げることによりL字枠38がフラップ27側に
引き起こされ、支軸板38Bのフラップ側端縁38aの先端からフラップ27側に突出す
るストッパ部39が設けられ、該支軸板38Bのストッパ部39と支持板38Aとの間が
押さえばね29のコイル部29aを受支する支軸本体40とされている。上記以外の構成
は図4〜図8に示す構成とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を
省略する。
【0032】
図1〜図3に示すように、ストッパ部39の支軸本体40に対向する側縁を所定の傾斜
角度α(例えば45°)で傾斜させて傾斜状側縁39aが形成され、支軸板38Bの蓋板
側端縁38bの支軸本体40よりも先端側を切欠いて所定の傾斜角度β(例えば30°)
で傾斜させた傾斜状ガイド縁41が形成されている。
【0033】
図2に示すように、支軸本体40のフラップ側端縁38aと蓋板側端縁38bとが互い
に平行に形成され、支軸本体40の幅h1がコイル部29aの幅h2よりも大きく設定さ
れ、ストッパ部39の突出高さt1が押さえばね29を形成する線材の外径t2よりも大
きく設定されている。
【0034】
押さえばね29の取付け手順を説明すると、蓋板1Bを裏返しにした状態で、図3(a
)に示すように、押さえばね29のコイル部29aをストッパ部39の傾斜状側縁39a
及び傾斜状ガイド縁41に沿って支軸板38Bの先端に当て付け、図3(b)に示すよう
に、コイル部29aを支軸本体40に外嵌させる。続いて、図1に示すように、一方のロ
ッド部29bを仕切り板35に当接させる共に、他方のロッド部29cを突起片36に引
っ掛けて仮止めする。その後、蓋板1Bにフラップ27を取り付けた後、他方のロッド部
29cを突起片36から外してフラップ27に当接させる(図5参照)。
【0035】
上記構成によれば、図3(a)に示すように、手作業で押さえばね29のコイル部29
aを支軸板38Bの支軸本体40に外嵌させる際に、該支軸板38Bの先端に形成したス
トッパ部39の傾斜状側縁39aと傾斜状ガイド縁41とが蓋板1Bから離間するように
斜め方向に延びているから、そのストッパ部39の傾斜状側縁39aと傾斜状ガイド縁4
1とに沿って押さえばね29のコイル部29aを支軸板38Bの支軸本体40に容易に外
嵌させることができる。
【0036】
図2に示すように、支軸板38Bの先端に一体突設したストッパ部39の突出高さt1
が押さえばね29を形成する線材の外径t2よりも大きく設定され、支軸本体40の幅h
1がコイル部29aの幅h2よりも大きく設定されているので、図3(b)に示すように
、蓋板1Bにフラップ27を取り付ける際に、支軸本体40に外嵌させたコイル部29a
に工具や指部が引っ掛かって過大な負荷Mがかかっても、そのコイル部29aが支軸本体
40上から外れることがなく、押さえばね29のばね座30への取付け状態を確実に維持
することができると共に、フラップ27の取付け作業を能率的に行うことができる。
【0037】
図1に示すように、支持板38A及び支軸板38BからなるL字枠38が金属板製蓋板
1Bに第1開口部31を形成する際に切り残されており、そのL字枠38を形成するにあ
たって部品点数が増加せず、制作費を安くすることができる。
【符号の説明】
【0038】
1 ローダーシャーシ
1A ローダーシャーシのシャーシ本体
1B ローダーシャーシの蓋板
2 ディスク挿入口
3 ターンテーブル
5 光ピックアップ
30 ばね座
38 L字枠
38A L字枠の支持板
38B L字枠の支軸板
38a 支軸本体のフラップ側端縁
38b 支軸本体の蓋板側端縁
39 ストッパ部
40 支軸本体
41 傾斜状ガイド縁
Da 小形ディスク
Db 大形ディスク
a スロットイン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャーシ本体と蓋板とからなるローダーシャーシの前面にディスク挿入口が形成され、
該ローダーシャーシ内にターンテーブルと光ピックアップとを搭載したトラバースシャー
シが配置され、ディスク挿入口に対向してシャーシ本体の前部に搬送ローラが正逆回転可
能に配置され、該搬送ローラに対向して蓋板の裏面側にフラップが枢支軸回りで回動可能
に配置され、該フラップを搬送ローラに向けて付勢する押さえばねが蓋板のばね座に取り
付けられており、ディスク挿入口にスロットインしたディスクを搬送ローラとフラップと
で挟んでローダーシャーシ内に送り込み、該ディスクをターンテーブルで高速回転させ、
そのディスクに記録されている情報を光ピックアップで読み取るようにしたディスク装置
において、前記ばね座が、金属板製蓋板に開口部を形成することにより切り残されたL字
枠を有し、該L字枠が、開口部の端縁に一体形成した支持板と、該支持板の先端から直角
に折れ曲がる支軸板とからなり、前記支持板の根元を折り曲げることによりL字枠がフラ
ップ側に引き起こされ、前記支軸板のフラップ側端縁の先端からフラップ側に突出するス
トッパ部が設けられ、該支軸板のストッパ部と支持板との間が押さえばねのコイル部を受
支する支軸本体とされ、支軸板の蓋板側端縁の支軸本体より先端側を切欠いて傾斜状ガイ
ド縁が形成されており、押さえばねのコイル部を傾斜状ガイド縁に沿って支軸本体に外嵌
させ、該押さえばねのコイル部の両端から延びる2本のロッド部を蓋板とフラップとに係
合させるようにしたことを特徴とするディスク装置。
【請求項2】
前記支軸本体の幅がコイル部の幅よりも大きく設定され、前記ストッパ部の突出高さが
押さえばねを形成する線材の外径よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1
に記載のディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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