ディスプレイ装置及びこれを備える冷蔵庫
【課題】使用者に製品自体に関する情報、及びその他の実生活に必要な情報などを視覚的に提供し、使用者の情報へのアクセスを顕著に向上させることが要求されている。
【解決手段】本発明は、ディスプレイ装置及びこれを備える冷蔵庫に係り、特に、冷蔵庫本体または他の通信機器と通信可能なディスプレイ装置を備える冷蔵庫に関する。この冷蔵庫は、複数の貯蔵空間を有する冷蔵庫内部形状を第1領域に表示するためのディスプレイ部と、複数の貯蔵空間のそれぞれに貯蔵された貯蔵物の保管情報を有しているメモリと、保管情報に基づいて、冷蔵庫内部形状の各貯蔵空間に貯蔵された貯蔵物の種類及び数量のうち少なくとも一つを表示するアイコンが表示されるように制御する制御部と、を含む。
【解決手段】本発明は、ディスプレイ装置及びこれを備える冷蔵庫に係り、特に、冷蔵庫本体または他の通信機器と通信可能なディスプレイ装置を備える冷蔵庫に関する。この冷蔵庫は、複数の貯蔵空間を有する冷蔵庫内部形状を第1領域に表示するためのディスプレイ部と、複数の貯蔵空間のそれぞれに貯蔵された貯蔵物の保管情報を有しているメモリと、保管情報に基づいて、冷蔵庫内部形状の各貯蔵空間に貯蔵された貯蔵物の種類及び数量のうち少なくとも一つを表示するアイコンが表示されるように制御する制御部と、を含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイ装置及びこれを備える冷蔵庫に関し、特に、冷蔵庫本体または他の通信機器と通信可能なディスプレイ装置を備える冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫は、冷媒サイクルを用いて食品やその他の貯蔵物を冷蔵保管または冷凍保管できる家電装置であって、貯蔵室を備える本体と、本体に設けられて貯蔵室を開閉するドアとで構成され、本体内部には、圧縮器、凝縮器、膨脹装置、蒸発器などが設けられている。
【0003】
通常の冷蔵庫は、貯蔵物の保管期間が顕著に長期化しても、その保管状態が毀損しないようにすることに主な目的がある。
【0004】
ところが、最近では、家電製品本来の目的以外にも、使用者に様々な情報を提供できるスマート家電製品の必要性が台頭してきている。
【0005】
このような家電製品のスマート化の傾向に伴い、冷蔵庫においても、使用者に製品自体に関する情報、及びその他の実生活に必要な情報などを視覚的に提供し、使用者の情報へのアクセスを顕著に向上させることが要求されている。
【0006】
なお、情報の流れが一方向ではなく、使用者が特定の情報を加工して冷蔵庫に入力し、入力された情報が冷蔵庫の動作や他の実生活に反映されるようにする双方向情報交換システムが冷蔵庫にも要求されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、使用者に様々な情報を提供し、または使用者に有用な情報を処理できる冷蔵庫を提供することにある。
【0008】
また、本発明の目的は、使用者に便利なユーザーインターフェースを提供できる冷蔵庫を提供することにある。
【0009】
本発明で達成しようとする技術的課題は、以上に言及した技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明は、複数の貯蔵空間を有する冷蔵庫内部形状を第1領域に表示するためのディスプレイ部と、複数の貯蔵空間のそれぞれに貯蔵された貯蔵物の保管情報を有しているメモリと、保管情報に基づいて、冷蔵庫内部形状の各貯蔵空間に貯蔵された貯蔵物の種類及び数量のうち少なくとも一つを表示するアイコンが表示されるように制御する制御部と、を含むことを特徴とする冷蔵庫を提供する。
【0011】
また、本発明は、貯蔵物が保管される貯蔵室を有する本体と、本体を開閉するドアと、ドアに装着され、その一方の側に所定の記憶装置が挿入される挿入スロット、及び所定の情報を視覚化して表示するディスプレイ部を備えるディスプレイ装置と、ドアに着脱自在に取り付けられ、挿入スロットが設けられるディスプレイ装置の一方の側を選択的にカバーするカバー部材と、を備えることを特徴とする冷蔵庫を提供する。
【発明の効果】
【0012】
上記のように構成される本発明の少なくとも一つの実施例に係るディスプレイ部を備えた冷蔵庫は、より便利にタッチ操作を用いて冷蔵庫の機能を制御し、または様々な情報を表示できるユーザーインターフェースを提供する。
【0013】
また、本発明は、冷蔵庫に備えられたタッチスクリーン上で具現化されるユーザーインターフェースを介して貯蔵物の貯蔵位置、貯蔵期限、貯蔵物を材料とするレシピー、ショッピングリストなどの情報を効率的に管理することができる。
【0014】
本発明のディスプレイ部を介して冷凍室または冷蔵室の温度を容易に調節することができる。また、冷凍室を特別に急速冷凍運転する特急冷凍運転と、特冷室運転設定も容易に行うことができる。
【0015】
また、上記ディスプレイ部を介してフィルター装置の運転の実行を設定することによって、貯蔵室内部の悪臭及び細菌除去を容易に行うことができる。そして、フィルター装置のフィルターユニットの交換が必要な場合に、ディスプレイ部にフィルターユニット交換信号が視覚的に表示されるので、フィルターユニットの交換を迅速に行うことができる。
【0016】
また、節電運転モードが深夜節電、使用者設定節電、自動節電に区別されるため、使用者の選択によって様々な節電運転を設定することができる。
【0017】
一方、使用者のスケジュール管理及びメモ管理が容易となり、特に、その管理を視覚的に判別し易くしたため、使用者の利便性を顕著に高めることができる。
【0018】
そして、無線ネットワークの設定や冷蔵庫の遠隔診断なども、ディスプレイ部を介して容易に行うことができる。
【0019】
また、周期的にアップデートしなければならないレシピーやファームウェアについては、無線ネットワークを介してアップデートを行うことができ、必要に応じてSDメモリのような記憶装置を介して行うことができるため、情報のアップデートが容易になる。
【0020】
本発明から得られる効果は、以上に言及した効果に限定されず、言及していない他の効果は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確になるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に係る冷蔵庫の斜視図である。
【図2】本発明に係るドアの斜視図である。
【図3】本発明に係るドア及びディスプレイ装置の分解斜視図である。
【図4】本発明に係るディスプレイ装置の挿入スロットに記憶装置が挿入される様子を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る制御ブロック図である。
【図6】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される初期画面配置形態の一例を示す図である。
【図7】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される食品管理メニュー初期画面の一例を示す図である。
【図8】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵物情報を入力する形態の一例を示す図である。
【図9】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵物情報のうち保管期限を設定する形態の一例を示す図である。
【図10】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して別途の貯蔵室が選択される形態の一例を示す図である。
【図11】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介してカテゴリー別に貯蔵物情報を入力する形態の一例を示す図である。
【図12】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵室の貯蔵物情報を確認する形態の一例を示す図である。
【図13】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵室に貯蔵された貯蔵物の詳細情報を確認する形態の一例を示す図である。
【図14】本発明の一実施例に係る冷蔵庫において音声命令によって貯蔵物が選択される形態の一例を示す図である。
【図15】本発明の一実施例に係る冷蔵庫において仮想キーボードを介して貯蔵物が選択される形態の一例を示す図である。
【図16】本発明の一実施例に係る冷蔵庫において仮想キーボードを介して新しい貯蔵物を登録して保存する形態の一例を示す図である。
【図17】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部で外部装置との通信のための命令入力が行われる形態の一例を示す図である。
【図18】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される貯蔵物が他のメニューに追加される形態の一例を示す図である。
【図19】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される貯蔵物が削除される形態の一例を示す図である。
【図20】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるレシピーメニュー初期画面の一例を示す図である。
【図21】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるレシピーメニューにおいて、貯蔵物アイコンをレシピー材料に追加する方法について説明するための図である。
【図22】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるレシピーの詳細情報が表示される形態について説明するための図である。
【図23】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される貯蔵物アイコンを移動させ、または削除する方法の一例について説明するための図である。
【図24】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部でレシピーを検索する方法の一例について説明するための図である。
【図25】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部で検索されたレシピーの詳細情報を確認する方法の一例について説明するための図である。
【図26】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部でレシピーメニューが表示される時に食品管理メニューを開く方法の一例について説明するための図である。
【図27】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるショッピングリストメニュー初期画面の一例を示す図である。
【図28】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるウィジェット構成の一例を示す図である。
【図29】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される天気ウィジェットの地域を設定する方法の一例を示す図である。
【図30】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される保管期限お知らせウィジェットが用いられる形態の一例を示す図である。
【図31】本発明のディスプレイ部に表示された冷蔵庫管理初期画面を示す図である。
【図32】本発明のディスプレイ部で冷凍室または冷蔵室の温度調節がなされる様子を示す図である。
【図33】本発明のディスプレイ部で特急冷凍動作設定がなされる様子を示す図である。
【図34】本発明のディスプレイ部で特冷室動作設定がなされる様子を示す図である。
【図35A】本発明のディスプレイ部でフィルター装置の動作設定がなされる様子を示す図である。
【図35B】本発明のディスプレイ部でフィルター装置の動作設定がなされる様子を示す図である。
【図35C】本発明のディスプレイ部でフィルター装置の動作設定がなされる様子を示す図である。
【図36】本発明のディスプレイ部でフィルター交換お知らせを知らせる様子を示す図である。
【図37】本発明のディスプレイ部で節電運転モード設定がなされる様子を示す図である。
【図38】本発明のディスプレイ部で節電運転モード設定がなされる様子を示す図である。
【図39A】本発明のディスプレイ部で節電運転モード設定がなされる様子を示す図である。
【図39B】本発明のディスプレイ部で節電運転モード設定がなされる様子を示す図である。
【図40】本発明のディスプレイ部で節電運転モード設定がなされる様子を示す図である。
【図41】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図42】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図43】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図44A】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図44B】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図45】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図46A】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図46B】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図46C】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図47】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図48A】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図48B】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図49A】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図49B】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図50】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図51A】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図51B】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図52A】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図52B】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図53A】本発明のディスプレイ部に表示される環境設定初期画面を示す図である。
【図53B】本発明のディスプレイ部で画面明るさ設定がなされる様子を示す図である。
【図54】本発明のディスプレイ部でボリューム設定がなされる様子を示す図である。
【図55A】本発明のディスプレイで無線ネットワーク設定がなされる様子を示す図である。
【図55B】本発明のディスプレイで無線ネットワーク設定がなされる様子を示す図である。
【図55C】本発明のディスプレイで無線ネットワーク設定がなされる様子を示す図である。
【図56】本発明のディスプレイで無線ネットワーク設定がなされる様子を示す図である。
【図57】本発明のディスプレイで無線ネットワーク設定がなされる様子を示す図である。
【図58A】本発明のディスプレイ部で情報アップデートがなされる様子を示す図である。
【図58B】本発明のディスプレイ部で情報アップデートがなされる様子を示す図である。
【図59A】本発明のディスプレイ部で情報アップデートがなされる様子を示す図である。
【図59B】本発明のディスプレイ部で情報アップデートがなされる様子を示す図である。
【図60】本発明のディスプレイ部で情報アップデートがなされる様子を示す図である。
【図61】本発明のディスプレイ部で情報アップデートがなされる様子を示す図である。
【図62】本発明のディスプレイ部で画面設定がなされる様子を示す図である。
【図63】本発明のディスプレイ部で画面設定がなされる様子を示す図である。
【図64】本発明のディスプレイ部で画面ロック解除がなされる様子を示す図である。
【図65】本発明のディスプレイ部で日付または時間が設定される様子を示す図である。
【図66】本発明のディスプレイ部で日付または時間が設定される様子を示す図である。
【図67】本発明のディスプレイ部及び音声信号を用いてスマート遠隔診断を行う様子を示す図である。
【図68】本発明のディスプレイ部及び音声信号を用いてスマート遠隔診断を行う様子を示す図である。
【図69】本発明のディスプレイ部で使用者登録がなされる様子を示す図である。
【図70】本発明のディスプレイ部で使用者登録がなされる様子を示す図である。
【図71】本発明の一実施例に関連する冷蔵庫制御のためのアプリケーションが無線端末機上で表示される形態の一例を示す図である。
【図72】本発明の一実施例に関連する冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューが無線端末機上で表示される形態の一例を示す図である。
【図73】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューから貯蔵室の貯蔵物情報を確認する方法の一例を示す図である。
【図74】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューから貯蔵物の詳細情報を確認する方法の一例を示す図である。
【図75】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューを介して、追加される貯蔵物を特定する方法の一例を示す図である。
【図76】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で実行される冷蔵庫制御のためのアプリケーションのレシピーメニュー構成の一例を示す図である。
【図77】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で実行される冷蔵庫制御のためのアプリケーションのレシピー検索方法の一例を示す図である。
【図78】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で実行される冷蔵庫制御のためのアプリケーションのショッピングリストメニュー構成の一例を示す図である。
【図79】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で実行される冷蔵庫制御のためのアプリケーションの冷蔵庫温度メニュー構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。
【0023】
図1に示すように、本発明に係る冷蔵庫は、貯蔵室を有する本体1と、貯蔵室を開閉するドアと、を備えており、ドアには、使用者に情報を提供し、または情報が入力されるディスプレイ装置200が設けられている。
【0024】
貯蔵室は、冷凍室5と冷蔵室6とに区分される。冷凍室5と冷蔵室6は、図1では相互に並列的に配置されたものとしたが、上下に配置されてもよい。
【0025】
一方、冷凍室5の内部には、冷凍室5の内部の温度よりも顕著に低い温度に維持される特冷室(図示せず)が配置されてもよい。
【0026】
特冷室(図示せず)は、比較的少量の肉類や魚を急速に冷凍して、長期間冷凍保管する機能を果たす。
【0027】
一方、ドアは、冷凍室5を開閉する冷凍室ドア7、及び冷蔵室6を開閉する冷蔵室ドア8を含む。
【0028】
そして、冷蔵室ドア8には、冷蔵室5と区画して補助貯蔵室10が設けられており、冷蔵庫ドア8の前方には、補助貯蔵室10を開閉できる補助ドア11が設けられる。
【0029】
一方、冷凍室ドア7及び冷蔵室ドア8にはそれぞれ、取っ手7a,8aが取り付けられる。
【0030】
冷凍室5または冷蔵室6の内部には、その内部の空気を浄化させ、空気中の細菌を除菌できるフィルター装置295が設けられる。該フィルター装置295は、フィルターユニットと、空気を吸入できるファンユニットとを含むことが好ましい。
【0031】
フィルター装置295は、冷凍室5または冷蔵室6の背部に設けられることによって、冷凍室5または冷蔵室6の空気を吸入し、吸入された空気中の異物及び細菌を除去することができる。
【0032】
フィルター装置295の周囲には、フィルター装置295が動作中であることを知らせる照明装置296が設けられることが好ましい。
【0033】
図1で、ディスプレイ装置200は、冷凍室ドア7の前面に露出されるように設けられるとしたが、冷蔵室ドア8に設けられてもよい。
【0034】
後述するが、ディスプレイ装置200には、種々の情報が記憶されており、このような情報がディスプレイ装置200を介して使用者に提供されてもよく、使用者がディスプレイ装置200を介して所定の情報を入力してもよい。
【0035】
該情報は、冷蔵庫の動作に関するものでもよく、冷凍室5や冷蔵室7に貯蔵された貯蔵物に関する情報、または所定の食材料を用いて作ることができる食べ物に関するレシピー情報、または使用者のメモなどでもよい。
【0036】
そして、ディスプレイ装置200は、外部のPDAやスマートフォンのような無線端末機Cと相互通信可能に設けられ、情報の流れが連動する構成とすることができる。
【0037】
即ち、ディスプレイ装置200で処理された情報が、無線通信網を通じて無線端末機Cに表示されてもよい。
【0038】
または、無線端末機Cを介して処理された情報がディスプレイ装置200に反映されてもよい。
【0039】
図2は、ドア7、及びドア7に備えられるディスプレイ装置200の斜視図である。
【0040】
ここで、ディスプレイ装置200は、画面を構成するディスプレイ部241を有する。このディスプレイ部241は、ドア7の前面の上部側に外部に向かって露出されるように設けられることが好ましい。
【0041】
一方、ドア7の一方の側には、カバー部材30が着脱自在に設けられる。カバー部材30は、後述する記憶装置(例えば、SDメモリカード、USB記憶装置)が差し込まれる挿入スロット245(図3参照)を選択的にカバーする役割を果たす。
【0042】
図3に示すように、ドア7は、ドアの前方構成要素である前方ドア71と、ドアの後方構成要素である後方ドア72と、を含む。
【0043】
ディスプレイ装置200は、前方ドア71と後方ドア72との間に設けられる。
【0044】
ディスプレイ装置200は、ディスプレイ部241と、ディスプレイ部241を取り囲むハウジング部243と、ハウジング部243の一方の側に設けられる挿入スロット245と、を備える。
【0045】
一方、ディスプレイ装置200は、フレーム部50に収容される。フレーム部50は、ディスプレイ装置200を収容できる収容空間50aを有しており、後方ドア72と前方ドア71との間に設けられる。
【0046】
前方ドア71の前面には、ディスプレイ部241が前方に露出されるように前面開放部71aが形成されている。
【0047】
一方、前方ドア71の一側面とフレーム部50の一側面には、挿入スロット245が露出されるように側面開放部71b,50bが形成されている。
【0048】
一方、側面開放部71b,50bには、カバー部材30が着脱自在に取り付けられる。
【0049】
図4に示すように、挿入スロット245に記憶装置Mを差し込み、ディスプレイ装置200に情報を提供し、または、ファームウェアやその他の情報をアップデートする際には、カバー部材30を側面開放部71b,50bから外して挿入スロット245を露出させればよい。
【0050】
そして、アップデートや情報提供が終わると、カバー部材30を側面開放部50b、71bに結合させ、挿入スロット245が外部に露出されないようにする(図2参照)。
【0051】
図1乃至図4では、ドアのうち、冷凍室ドア7にディスプレイ装置200が備えられるとした。
【0052】
この場合、挿入スロット245の設けられる冷凍室ドア7の側面が、冷凍室ドア7と並列的に配置される冷蔵室ドア8の側面と対向する構成にすることが好ましい。
【0053】
図5は、本発明に係る制御ブロック図である。
【0054】
図5を参照すると、本発明に係る冷蔵庫用ディスプレイ装置200は、通信部210、A/V(Audio/Video)入力部220、使用者入力部230、出力部240、メモリ250、インターフェース部260、RFIDリーダ部270、制御部280、電源供給部290、及び挿入スロットなどを含むことができる。
【0055】
以下、これらの構成要素について順に説明する。
【0056】
通信部210は、ディスプレイ装置200と有線または無線通信システムとの間、またはディスプレイ装置200の位置しているインターネットネットワークでインターネットの使用を可能にする一つ以上のモジュールを含むことができる。
【0057】
例えば、通信部210は、放送受信モジュール211、移動通信モジュール212、インターネットモジュール213、及び近距離通信モジュール214などを含むことができる。
【0058】
放送受信モジュール211は、制御部280の制御によって、放送チャネルを通じて外部の放送管理サーバーから放送信号及び/または放送関連情報を受信してディスプレイ部241上で再生する。
【0059】
移動通信モジュール212は、移動通信ネットワーク上で基地局、外部の端末、サーバーの少なくとも一方と信号を送受信する。この信号は、音声信号、テレビ電話信号または文字/マルチメディアメッセージ送受信による様々な形態のデータを含むことができる。
【0060】
インターネットモジュール213は、有線/無線インターネット接続のためのモジュールを指す。無線インターネット技術には、WLAN(Wireless LAN)(Wi−Fi)、Wibro(Wireless broadband)、Wimax(World Interoperability for Microwave Access)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などを用いることができる。
【0061】
近距離通信モジュール214は、近距離通信のためのモジュールを指す。近距離通信技術には、ブルトゥース(Bluetooth(登録商標))、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(IrDA:infrared Data Association)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBeeなどを用いることができる。
【0062】
A/V入力部220は、オーディオ信号またはビデオ信号入力のためのもので、カメラ221及びマイク222などを含むことができる。
【0063】
カメラ221は、画像通話モードまたは撮影モードでイメージセンサーにより得られる静止画像または動画像などの画像データを処理する。処理された画像データをディスプレイ部241に表示してもよい。
【0064】
カメラ221で処理された画像データは、メモリ250に記憶され、または通信部210を介して外部に伝送されるようにしてもよい。カメラ221は、使用環境に応じて2個以上が設けられてもよい。
【0065】
マイク222は、通話モード、録音モードまたは音声認識モードなどでマイクロホンを介して外部の音響信号を取り込み、電気的な音声データに処理する。
【0066】
使用者入力部230は、使用者が冷蔵庫用端末機であるディスプレイ装置200の動作制御のための入力データを発生させる。使用者入力部230は、キーパッド、方向キー、ドームスイッチ、タッチパッド(定圧/定電)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどを含むことができる。
【0067】
出力部240は、視覚または聴覚などに関連する出力を発生させるもので、ディスプレイ部241及び音響出力モジュール242などを備えることができる。
【0068】
ここで、音響出力モジュール242は、スピーカーで構成されることが好ましい。
【0069】
ディスプレイ部241は、ディスプレイ装置200で処理される情報を表示(出力)する。
【0070】
例えば、ディスプレイ装置200に冷蔵庫に関連する情報を表示する場合に、冷蔵庫に関連する情報などをウィジェット、アイコンなどのような形態のUI(User Interface)またはGUI(Graphic User Interface)を表示する。
【0071】
このようなディスプレイ部241は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display:LCD)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(thin film transistor−LCD:TFT LCD)、有機発光ダイオード(organic light−emitting diode:OLED)、フレキシブルディスプレイ、3次元(3D)ディスプレイのうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0072】
ディスプレイ部241とタッチ動作を感知するセンサー(以下、「タッチセンサー」という。)とがレイヤー構造をなす場合(以下、「タッチスクリーン」という。)に、ディスプレイ部241は、出力装置の他、入力装置として用いることもできる。
【0073】
タッチセンサーは、例えば、タッチフィルム、タッチシート、タッチパッドなどの形態を有することができる。
【0074】
タッチセンサーは、ディスプレイ部241の特定部位に加えられた圧力またはディスプレイ部241の特定部位に発生する静電容量などの変化を電気的な入力信号に変換する構成とすることができる。タッチセンサーは、タッチされる位置及び面積の他、タッチ時の圧力も検出できるように構成することができる。
【0075】
タッチセンサーへのタッチ入力がある場合に、それに対応する信号はタッチ制御器(図示せず)に送られる。タッチ制御器は、該信号を処理した後に、対応するデータを制御部280に伝送する。
【0076】
これにより、制御部280は、ディスプレイ部241のどの領域がタッチされたか等がわかる。
【0077】
音響出力モジュール242は、メモリ250に記憶されたオーディオ信号が含まれたデータを出力し、または、冷蔵庫に関連する動作状態を使用者に知らせるための音響を出力する。
【0078】
音響出力モジュール242は、レシーバ、スピーカー、ブザーなどを含むことができる。
【0079】
メモリ250には、制御部280の処理及び制御のためのプログラムが格納されていてもよく、冷蔵庫の作動に関連する情報が記憶されていてもよい。
【0080】
また、メモリ250は、本発明によって、リアルタイムの電力情報を受信して記憶することができる。
【0081】
ここで、電力情報は、時間帯別電力料金の変化及び推移に関連する情報、電力会社または電力サービス会社から提供される一般家庭での時間帯別電力消費量及び基準電力料金などを含む。
【0082】
このような電力情報は、通信部210を介して外部のサービスサーバー、ウェブサーバーなどから取得してもよく、インターフェース部260を介して外部の装置から取得してもよい。
【0083】
また、メモリ250は、電力情報を使用者に様々な視覚的な効果として提供するグラフィックデータを記憶する。
【0084】
メモリ250は、フラッシュ型メモリ、ハードディスク型メモリ、マルチメディアマイクロカード型メモリ、カード型メモリ(例えば、SDカード、XDカード等)、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read−Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、PROM(Programmable Read−Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうちの少なくとも一つのタイプの記憶媒体を含むことができる。
【0085】
インターフェース部260は、冷蔵庫用端末機であるディスプレイ装置200に接続する全ての外部機器との通路の役割を果たす。
【0086】
インターフェース部260は、外部機器からデータを受信したり、電源を受けたりして、冷蔵庫用端末機であるディスプレイ装置200の内部の各構成要素に伝達し、または冷蔵庫用端末機であるディスプレイ装置200の内部のデータが外部機器に伝送されるようにする。
【0087】
例えば、インターフェース部260としては、有線/無線ヘッドセットポート、外部充電器ポート、有線/無線データポート、メモリカードポート、識別モジュール付き装置を接続するポート、オーディオI/O(Input/Output)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを挙げることができる。
【0088】
制御部280は、通常、ディスプレイ装置200の全般的な動作を制御する。この場合、制御部280は冷蔵庫1内のマイクロプロセッサであってもよい。
【0089】
電源供給部290は、制御部280の制御によって、冷蔵庫1の電源またはインターフェース部260から供給された外部電源を印加して、各構成要素の動作に必要な電源を供給する。
【0090】
ここで説明される様々な実施例は、例えば、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの組み合わせにより、コンピュータまたはこれと同等の装置で読み込み可能な記録媒体内に具現化することができる。
【0091】
ハードウェア的に具現化する場合、ここに説明される実施例は、ASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、制御器、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、その他機能実行のための電気的なユニットのうちの少なくとも一つを用いて具現化することができる。
【0092】
一部の場合に、本明細書で説明される実施例を、制御部280そのもので実行することもできる。
【0093】
ソフトウェア的に具現化する場合、本明細書で説明される手順及び機能のような実施例は、別のソフトウェアモジュールとすることができる。ソフトウェアモジュールのそれぞれは、本明細書で説明する一つ以上の機能及び動作を行うことができる。
【0094】
適切なプログラム言語で書かれたソフトウェアアプリケーションでソフトウェアコードを具現化することができる。該ソフトウェアコードはメモリ250に記憶され、制御部280により実行することができる。
【0095】
制御部280には、冷蔵庫本体に設けられる圧縮器292、冷気ファン293、照明装置296、フィルター装置295、除霜ヒーター297などを駆動する駆動部が接続されてもよい。
【0096】
そのため、これらの構成要素は、制御部280の命令に応じて動作することができる。
【0097】
次に、上述したような構造を有する冷蔵庫のディスプレイ部241上で具現化されるユーザーインターフェースについて説明する。
【0098】
まず、初期画面について、図6を参照して説明する。
【0099】
図6は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される初期画面配置形態の一例を示す図である。
【0100】
図6を含め、以下の図面ではディスプレイ部をタッチスクリーンとして説明する。
【0101】
初期画面は、冷蔵庫に電源が印加され、オペレーティングシステム(OS)の立ち上げが完了した後に初めて表示されたり、ディスプレイ部がオフになってから再びオンになるイベント(例えば、使用者入力部の操作や貯蔵室のドア開放など)が発生する時などに表示されたりする。
【0102】
図6を参照すると、ディスプレイ部241内の左側上段にはWi−Fi受信強度を表示するインジケータ610が表示され、右側上段には現在時刻620が表示される構成とすることができる。インジケータ610は、現在活性化されている無線インターフェースによってその形態を変更可能である。中段部630には、様々なウィジェットが表示され、下段部640には、当該タッチスクリーンを通じて実行できるメニューのアイコンが配置される。例えば、アイコンとしては、食品管理アイコン641、レシピーアイコン642、ショッピングリストアイコン643、環境設定アイコン644、冷蔵庫管理アイコン645、日程アイコン646及びメモアイコン647が下段部640に表示される。以下、各アイコンに対応する機能について順に説明する。
【0103】
また、タッチスクリーン241の下段には、使用者の音声命令を電気信号に変換するためのマイク222、222’を配置することができる。
【0104】
図6で説明したメニューアイコン、インジケータ及びウィジェットの配置形態/位置/種類は例示的なもので、本発明はこれには限定されず、様々な構成に適用されてもよい。
【0105】
以下、各メニューアイコンに対応する機能についてより詳細に説明する。
【0106】
[食品管理メニュー]
まず、図7乃至図19を参照して食品管理メニューについて説明する。
【0107】
図7は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される食品管理メニュー初期画面の一例を示す図である。
【0108】
食品管理メニューは、貯蔵室に貯蔵されている貯蔵物の情報を新しく登録したり、登録された貯蔵物の情報を確認/修正/削除したりするための機能を発揮し、図6を参照して上述した初期画面において下段部640の食品管理アイコン641を選択することで呼び出すことができる。
【0109】
食品管理メニューが呼び出されると、初期画面において、図7(a)のように、タッチスクリーン241には食品管理メニューへと画面が切り替わって表示され、あらかじめ貯蔵された貯蔵物の情報がメモリ250にある場合は、これを開いていることを表すポップアップウィンドウ710を表示することが可能である。
【0110】
また、左側上段には、「ホーム」ボタン701、「メニュー」ボタン703及び「戻る」ボタン705が表示される。「ホーム」ボタン701が選択される場合に、最後に表示された初期画面へ移動でき、「メニュー」ボタン703が選択される場合に、食品管理メニューの設定を変更したり、下位メニューを表示したりすることができる。「戻る」ボタン705が選択される場合は、最後に表示されたメニューや最後に表示された初期画面へと移動できる。前述の「ホーム」ボタン701、「メニュー」ボタン703及び「戻る」ボタン705は、食品管理メニューの他、レシピーやショッピングリストなどの他のメニューにおいても同一/類似の形態で表示されてもよく、その機能はメニュー別に異ならせることができる。
【0111】
あらかじめ貯蔵された貯蔵物の情報のメモリ250からのローディングが完了した場合に、図7(b)のように、冷蔵庫内部の貯蔵室の形態にした内部空間グラフィック720、及び貯蔵物特定のための貯蔵物選択領域730が表示され、その下段には、食品管理メニューの下位メニューアイコン741乃至749が表示される。貯蔵物選択領域には、貯蔵物を、音声入力を通じて特定するためのマイクアイコン731、及び仮想タッチキーボードで貯蔵物の名称をテキスト入力するためのキーボードアイコン733をさらに表示することができる。一方、各貯蔵室に保管された貯蔵物の保管期限の満了が迫った場合、当該貯蔵室の色を変更する等の視覚効果を付与することができる。
【0112】
次に、図8を参照して頻度別整列を用いた貯蔵物の追加方法について説明する。
【0113】
図8は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して頻度別に貯蔵物情報を入力する形態の一例を示す図である。
【0114】
まず、図8(a)のように、貯蔵物選択領域の上段には、「頻度別」タブ810と「カテゴリー別」タブ820が表示される。頻度別タブ810が選択される場合に、貯蔵物選択領域の中段に入力頻度の高い順番で貯蔵物のアイコンが整列されて表示される。即ち、使用者が頻繁に貯蔵する貯蔵物に対応するアイコンであるほど上段に表示される。この時、選択された貯蔵物アイコン831の色を変更してもよく、タッチがフリッキングにつながる場合は、貯蔵物アイコンを上下方向にスクロールすることが可能である。
【0115】
貯蔵物が鶏肉である場合に、これを貯蔵室の特定貯蔵室841に保管するという情報を入力するために、図8(b)のように、貯蔵物選択領域で鶏肉アイコン831に一定時間タッチ状態を維持することで鶏肉アイコンが活性化され、移動可能なアイコン833が分離される。
【0116】
続いて、使用者が図8(c)のように、分離されたアイコン833を本来のアイコン位置831から希望の貯蔵室841にドラッグした後に、タッチを解除すると、図8(d)のように、詳細情報ポップアップウィンドウ850が表示されるとよい。より詳細には、ポップアップウィンドウ850には、貯蔵物に対応するアイコン831、貯蔵物の数量を調節するための「+/−」ボタン851及び「保管期限変更」ボタン853が表示されるとよい。
【0117】
「保管期限変更」ボタンが選択されることによって行われる保管期限変更機能について、図9を参照して説明する。
【0118】
図9は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵物情報のうち保管期限を設定する形態の一例を示す図である。
【0119】
図8の「保管期限変更」ボタン853が選択される場合に、図9に示すように、期限変更ポップアップウィンドウが表示される。ポップアップウィンドウでは、保管開始日910及び保管終了日920が「+/−」ボタンの操作により変更することができる。変更を終えた場合、使用者は「保存」ボタン930を選択して変更された保管期限を保存し、または「取消」ボタン940を選択して保管期限変更を取り消すことができる。
【0120】
前述したように設定された保管期限は、後述される保管期限お知らせウィジェット上で差し迫った順番で表示されてもよい。
【0121】
次に、図10を参照してマジックスペースについて説明する。
【0122】
図10は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して別途の貯蔵室が選択される形態の一例を示す図である。
【0123】
図10は、図8及び図9の順序に従って鶏肉の情報の保存が完了した後の状態であると仮定する。そのため、図10(a)では、貯蔵室の一領域1010に鶏肉アイコン1020が表示され、当該位置に鶏肉が貯蔵される旨を表すことができる。冷蔵庫内部空間グラフィックにおいてマジックスペース領域1030が選択される場合に、図10(b)のように、冷蔵庫内部空間グラフィックが外部形状グラフィックに変更され、外部形状においてマジックスペースに対応する領域には、マジックスペースが開放された形態1040で表示される。マジックスペース内に貯蔵物情報を追加する過程は、冷蔵庫内部の貯蔵室に貯蔵物情報を追加する過程と同一なので、重複説明は省略する。一方、冷蔵庫外部形状グラフィックにおいてマジックスペース以外の部分が選択されると、再び内部空間グラフィックが表示されるように構成することができる。
【0124】
次に、図11を参照してカテゴリー別貯蔵物選択について説明する。
【0125】
図11は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介してカテゴリー別に貯蔵物情報を入力する形態の一例を示す図である。
【0126】
まず、図11(a)のように、貯蔵物選択領域の上段におけるカテゴリー別タブ1120が選択されると、該タブの下段に貯蔵物のカテゴリーに対応するアイコンが表示される。ここで、果物アイコン1121が選択されると、図11(b)のように、タブの下段1130には、各果物に該当するアイコンが表示される。ここで、使用者が特定の果物に対する貯蔵情報を入力しようとする場合、果物アイコンのいずれかを活性化させた後、貯蔵室の一領域にドラッグ&ドロップし、以降表示される詳細情報ポップアップウィンドウを介して詳細情報を確認/修正できることは、図8を参照して前述した通りである。
【0127】
次に、図12乃至図13を参照して貯蔵室に保管される貯蔵物の情報を確認する方法について説明する。
【0128】
図12は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵室の貯蔵物情報を確認する形態の一例を示す図である。
【0129】
図12では、一つの貯蔵室に4種類の貯蔵物に関する保管情報が予め入力されている場合を仮定する。また、貯蔵物は、貯蔵室別に最近に保管した(即ち、保管情報を入力した)2つの貯蔵物に対応するアイコンのみ表示されると仮定する。
【0130】
図12(a)を参照すると、特定貯蔵室1210に貯蔵物の情報に対応するアイコンと共に、貯蔵物の数字を表すインジケータ1220が表示される。インジケータは、当該貯蔵室の貯蔵物の種類が2個を超過する時にのみ表示されてもよく、常に表示されてもよい。一方、インジケータに表示される数字は、貯蔵物の種類を表してもよく、入力回数を表してもよい。即ち、2回に渡って同じ貯蔵物を入力すると、種類を表す時にはインジケータが1と表示され、入力回数を表す時には2と表示される。
【0131】
この時、使用者が該当する貯蔵室を選択すれば、図12(b)のように、貯蔵室領域を活性化させながら所定比率に拡大可能である。これと同時に、最近に保管した2つの貯蔵物のアイコン1241,1243のそれぞれの下段には貯蔵物の名称が表示され、その左右には、他の貯蔵物の確認のためのスクロールボタン1231,1233が表示される。
【0132】
図12(b)で豆腐アイコン1243が選択された場合について、図13を参照して説明する。
【0133】
図13は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵室に貯蔵された貯蔵物の詳細情報を確認する形態の一例を示す図である。
図12(b)で豆腐アイコン1243が選択されると、図13(a)のように、豆腐の詳細情報を確認/変更するためのポップアップウィンドウが表示される。この時、ポップアップ窓の形態は、基本的に図8(d)と同様である。即ち、ポップアップウィンドウには、貯蔵物に対応するアイコン1310、貯蔵物の数量を調節するための「+/−」ボタン1320、及び「保管期限変更」ボタン1330が表示されるとよい。また、下段には、当該貯蔵物を材料にするお勧め料理例アイコン1340、当該貯蔵物をショッピングリストに追加するためのアイコン1350、当該貯蔵物の貯蔵情報を削除するためのゴミ箱アイコン1360、確認アイコン1370、及び取消1380アイコンを表示することが可能である。ただし、図8(d)との相違点は、詳細情報が初期貯蔵情報入力時に設定された値で表示されるという点である。
【0134】
ここで、お勧め料理例1340アイコンが選択されると、図13(b)のように、当該貯蔵物を材料とするお勧め料理を含むポップアップウィンドウ1390が表示される構成とすることができる。
【0135】
次に、図14を参照して音声入力について説明する。
【0136】
図14は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫において音声命令によって貯蔵物が選択される形態の一例を示す図である。
【0137】
図14(a)のように、貯蔵物選択領域の下段のマイクアイコン1410が選択されると、制御部280は、マイク222を活性化させ、音声を入力される準備が完了すると、図14(b)のように、音声入力を指示するポップアップウィンドウ1420が表示されるように構成することができる。入力された音声が認識されると、図14(c)のように、認識結果に基づく貯蔵物のアイコンを含むポップアップウィンドウ1430が表示されるようにすることが可能である。ここで、使用者が音声命令によって選択しようとする貯蔵物がニンニクである場合、使用者はニンニクに該当するアイコン1431を選択し、これにより、図14(d)のように、冷蔵庫の内部空間グラフィック1450を含むウィンドウ1440が表示される。冷蔵庫の内部空間グラフィック1450内で貯蔵室1451が選択されると、以降の過程は、図8などを参照して前述した詳細情報ポップアップウィンドウ表示以降の過程と同一なため、明細書の記載を簡潔かつ明りょうとするために、重複記載は省略する。万一、音声入力の認識に失敗した場合は、認識失敗を知らせ、音声再入力を使用者に要請する情報がさらに表示されてもよい。
【0138】
次に、図15を参照して仮想キーボード入力について説明する。
【0139】
図15は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫において仮想キーボードを介して貯蔵物が選択される形態の一例を示す図である。
【0140】
図15(a)のように、貯蔵物選択領域の下段のキーボードアイコン1510が選択されると、図15(b)のように、仮想キーボード1530が表示される。仮想キーボードで入力されたテキストは上段領域1520に表示され、使用者は希望検索語の入力が完了すると、検索ボタン1540を選択することができる。
【0141】
次に、図16を参照して新規貯蔵物を保存する過程について説明する。
【0142】
図16は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫において、仮想キーボードを介して新しい貯蔵物を登録して保存する形態の一例を示す図である。
【0143】
図16では、メモリ250に「ガムジャッカン」という食品に関する情報がなく、それに対応する頻度別アイコン及びカテゴリー別アイコンが存在しない場合を仮定する。
【0144】
まず、図16(a)のように、使用者が仮想キーボードを介して「ガムジャッカン」と入力して検索を行う。しかし、メモリ250に「ガムジャッカン」に関する情報が存在しないため、図16(b)のように、「ガムジャッカン」という貯蔵物の種類を追加するためのメニュー1610が表示される。貯蔵物種類追加メニュー1610が選択されることによって、図16(c)のように、使用者データベースに当該貯蔵物を追加するか否かを確認するためのポップアップウィンドウ1620が表示される。ポップアップウィンドウで追加のために「はい」を選択した場合に、図16(d)のように、冷蔵庫の内部空間グラフィックを含むウィンドウが表示されるとよい。貯蔵場所が選択された以降の、詳細情報設定などの後続過程は前述した通りである。
【0145】
上述した通り、設定された貯蔵物の保管情報は外部装置から伝送されてもよく、外部装置に保存されている情報を冷蔵庫で開いてもよい。このとき、外部装置は、スマートフォンのような無線端末機でもよく、サーバーでもよい。外部装置への接続は、通信部210を介して行うことができる。そのための命令入力方法について、図17を参照して説明する。
【0146】
図17は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部で外部装置との通信のための命令入力が行われる形態の一例を示す図である。
【0147】
まず、現在、メモリ250に保存されている貯蔵物の保管情報を外部サーバーに伝送しようとする場合に、使用者は、図17(a)のように、食品管理メニューの下段の「送る」ボタン1710を選択することができる。これにより、伝送状態を表すポップアップウィンドウを、図17(b)のように表示することが可能である。逆に、外部装置に保存されている貯蔵物の保管情報をメモリ250で開こうとする場合に、使用者は、図17(c)のように、食品管理メニューの下段における「開く」ボタン1720を選択することができる。これにより、伝送状態を表すポップアップウィンドウを、図17(d)のように表示することが可能である。
【0148】
一方、冷蔵庫内部空間グラフィック上の貯蔵室に表示されるアイコンは、レシピーまたはショッピングリストに追加されてもよい。これについて、図18を参照して説明する。
【0149】
図18は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される貯蔵物が、他のメニューに追加される形態の一例を示す図である。
【0150】
まず、図18(a)のように、使用者は、レシピーに追加する貯蔵物が保管されている貯蔵室1810を選択して当該貯蔵室を活性化させ、追加する貯蔵物のアイコン1820を下段のレシピーメニュー1830にドラッグすることができる。これにより、図18(b)のように、追加結果を表すポップアップウィンドウを表示することが可能である。
【0151】
また、図18(c)のように、使用者は、ショッピングリストに追加する貯蔵物が保管されている貯蔵室1810を選択して当該貯蔵室を活性化させ、追加する貯蔵物のアイコン1820を下段のショッピングリストメニュー1840にドラッグすることができる。これにより、図18(d)のように、追加結果を表すポップアップウィンドウを表示することが可能である。
【0152】
冷蔵庫内部空間グラフィック上の貯蔵室に表示されるアイコンは削除されてもよい。これについて、図19を参照して説明する。
【0153】
図19は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される貯蔵物が削除される形態の一例を示す図である。
【0154】
まず、図19(a)のように、貯蔵物が貯蔵された貯蔵室が活性化された後、使用者が削除を希望する貯蔵物のアイコン1910をゴミ箱1920にドラッグする方法によって貯蔵物が削除されてもよい。ここで、貯蔵物が削除されるということは、貯蔵室に表示されるアイコンの他、削除されるアイコンに対応する貯蔵物の貯蔵情報も削除されることを意味するようにしてもよい。これにより、図19(b)のように、当該貯蔵物がゴミ箱に捨てられたことを知らせるポップアップウィンドウ1930を表示することが可能である。
【0155】
一方、範囲を定めた削除も可能である。具体的には、図19(c)のように、上段の「メニュー」ボタン1940が選択されると、図19(d)のように、下段に、削除範囲を選択するためのメニュー1950を表示してもよい。即ち、冷凍室全体削除、冷蔵室全体削除、マジックスペース全体削除及び冷蔵庫全体削除などのように範囲を特定でき、範囲が特定されると、該当する範囲内に貯蔵されている貯蔵物に関する情報を一度に削除することが可能になる。
【0156】
[レシピーメニュー]
以下では、図20乃至図26を参照して食品管理メニューについて説明する。
【0157】
図20は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるレシピーメニュー初期画面の一例を示す図である。
【0158】
食品管理メニューは、貯蔵室に貯蔵された貯蔵物を用いて作ることができる料理の情報やカテゴリー別料理を検索したり推薦を受けたりするための機能で、図6を参照して上述した初期画面において下段部640のレシピーアイコン642を選択することによって開くことができる。
【0159】
図20を参照すると、レシピーメニューが活性化されると、右側には貯蔵物選択領域2010が用意される。貯蔵物選択領域は、保管期間の満了が迫った貯蔵物の順に整列されたアイコンを示す保管期間タブ2011、または保有している食品をカテゴリー順または読み仮名順に示す保有食品タブ2013を選択することによって、貯蔵物のアイコン配置順序や整列基準を変更することができる。中央上段には、料理の材料として選択された貯蔵物が配置される材料領域2020が用意される。使用者が下段の「レシピーを見る」ボタン2030を押すと、材料領域2020に存在するアイコンに対応する貯蔵物を材料とするレシピー目録が、左側のレシピー結果領域2040に表示される。
【0160】
材料領域に位置している貯蔵物のアイコン2021は、前述の図18(a)のように食品管理メニューから追加されたものでもよく、右側の貯蔵物選択領域から選択されたものでもよい。貯蔵物選択領域から貯蔵物アイコンを材料領域に追加する方法について、図21を参照して説明する。
【0161】
図21は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるレシピーメニューにおいて、貯蔵物アイコンをレシピー材料に追加する方法について説明するための図である。
【0162】
まず、図21(a)を参照すると、保管期間タブが選択された状態で、使用者が鶏肉アイコン2110に所定時間(例えば、1秒間)タッチ状態を維持することによって当該アイコンが活性化され、移動可能な状態になる。このとき、使用者が当該アイコン2110を材料領域2120にドラッグ&ドロップすることによって、図21(b)のように鶏肉アイコンを材料領域に配置することが可能である。
【0163】
一方、使用者は保管期間が迫ってはいないが、材料としたい貯蔵物を材料領域に追加するために、図21(c)のように保有食品タブ2130を選択することができる。これにより表示されるアイコンのうち、例えば、ヨルムキムチに該当するアイコン2140を活性化した後に材料領域にドラッグすることができる。その後、図21(d)のように、「レシピーを見る」ボタン2150を選択すると、左側のレシピー結果領域2160に鶏肉とヨルムキムチを材料にするレシピーが表示される。
【0164】
次に、表示されたレシピーを選択することによってレシピー詳細情報が表示される形態について図22を参照して説明する。
【0165】
図22は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるレシピーの詳細情報が表示される形態について説明するための図である。
【0166】
まず、図22(a)のように、レシピー結果領域から一つのレシピー2210が選択されると、図22(b)のように、選択されたレシピーの詳細情報を含むポップアップウィンドウ2220が表示されるとよい。レシピーの詳細情報がポップアップウィンドウ2220内に収まりきらない場合は、タッチ&ドラッグ入力を通じて上下にスクロール可能であり、現在表示される部分が内容全体のどの部分に相当するかを表すスクロールバー2230がさらに表示されてもよい。一方、図示してはいないが、選択されたレシピーに必要であるが、貯蔵物情報には存在しない材料は、自動的にショッピングリストに追加されてもよい。
【0167】
貯蔵物選択領域に表示されるアイコンは、他のメニューに移動し、または削除されてもよい。これについて、図23を参照して説明する。
【0168】
図23は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される貯蔵物アイコンを移動させ、または削除する方法の一例について説明するための図である。
【0169】
図23(a)のように、使用者は、レシピーメニューで右側に表示される貯蔵物選択領域に表示されるアイコン2310を活性化した後に、下段のショッピングリストボタン2320やゴミ箱2330にドラッグすることができる。アイコン2310がショッピングリストボタンにドラッグされると、当該アイコンに対応する貯蔵物が後述するショッピングリストに追加され、ゴミ箱にドラッグされると、当該貯蔵物の情報が削除される。
【0170】
また、図23(b)のように、材料領域に表示されるアイコン2340は、該アイコンをタッチすることによって材料領域から削除することができる。この場合は、当該アイコンが材料領域のみから消え、その貯蔵物情報は維持されるとよい。
【0171】
一方、使用者は、材料領域に追加されたアイコンにかかわらず、レシピーを検索することができる。これについて、図24を参照して説明する。
【0172】
図24は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部でレシピーを検索する方法の一例について説明するための図である。
【0173】
図24(a)に示すように、レシピーメニューの下段には、テーマ別料理アイコン2410、材料別料理アイコン2420及びオーブン料理アイコン2430がそれぞれ配置されている。ここで、テーマ別料理アイコン2410が選択されると、図24(b)のように、上段には、テーマ選択領域2440が配置され、下段には、選択されたテーマに属する下位テーマリスト2450が配置されたポップアップウィンドウが表示されるとよい。また、材料別料理アイコン2420が選択されると、図24(c)のように、上段には、材料選択領域2460が配置され、下段には、選択された材料の下位概念リスト2470が配置されたポップアップウィンドウが表示されるとよい。オーブン料理アイコン2430が選択されると、図24(d)のように、上段には、調理モード選択領域が配置され、下段には、選択されたモードの下位調理モードリストが配置されたポップアップウィンドウが表示されるとよい。
【0174】
次に、検索されたレシピーの詳細情報を確認する方法について、図25を参照して説明する。
【0175】
図25は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部で検索されたレシピーの詳細情報を確認する方法の一例について説明するための図である。
【0176】
図25(a)は、図24(b)の後続過程であると仮定する。テーマ別レシピーが選択された場合に、図25(a)のように、上段には、テーマ選択領域が配置され、下段には、選択されたテーマに属する下位テーマリストが配置されたポップアップウィンドウが表示されることは、前述した通りである。このとき、使用者が下位テーマリストから毎日のオカズ2510を選択すると、図25(b)のように、毎日のオカズに属するレシピーのリストが表示される。ここで、豆腐煮2520が選択されると、図25(c)のように、豆腐煮レシピーの詳細情報を含むポップアップウィンドウ2530が表示されるとよい。レシピーの詳細情報がポップアップウィンドウ2530内に収まりきらない場合は、タッチ&ドラッグ入力を通じて上下にスクロール可能であり、現在表示される部分が内容全体のどの部分に相当するかを表すスクロールバー2540をさらに表示してもよい。
【0177】
次に、図26を参照してレシピーメニューから食品管理メニューへの移動について説明する。
図26は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部でレシピーメニューが表示される時に、食品管理メニューを開く方法の一例について説明するための図である。
【0178】
まず、図26(a)のように、レシピーメニューの下段における食品管理ボタン2610を選択することによって、図26(b)のように食品管理メニューの初期画面を表示することができる。
【0179】
[ショッピングリスト]
以下では、図27を参照してショッピングリストメニューについて説明する。
【0180】
図27は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるショッピングリストメニュー初期画面の一例を示す図である。
【0181】
ショッピングリストメニューは、食品管理メニューやレシピーメニューでショッピングリストに追加した貯蔵物の情報を確認/修正/削除するための機能であり、図6を参照して上述した初期画面において下段部640のショッピングリストアイコン643を選択することによって開くことができる。
【0182】
ショッピングリストメニューを開くことによって、初期画面において、図27(a)のように、タッチスクリーン241にはショッピングリストメニューへと画面が切り替わって表示される。より詳細には、ショッピングリスト初期メニューの中段には、ショッピングリストに保存されている貯蔵物のアイコン2710と、各アイコンの右側に設けられたチェックボックス2720を表示することができる。下段には、ショッピングリストを外部装置に伝送するための「送る」ボタン2730、及び外部装置からショッピングリストを取得するための「開く」ボタン2740が配置される。また、図27(b)のように、下段の「全体選択/解除」ボタン2750が選択されると、ショッピングリストに含まれているあらゆる貯蔵物が選択され、各アイコンの右側に位置しているチェックボックスが全てチェックされる。この時、再び「全体選択/解除」ボタン2750が選択されると、全てのチェックボックスのチェック状態が解除される構成としてもよい。また、使用者がショッピングリストに含まれている貯蔵物の全体または一部を削除しようとする場合、図27(c)のように、削除を希望する貯蔵物に対応するチェックボックスを選択した後、下段の「ゴミ箱」ボタン2760を選択することで、選択された貯蔵物が削除されてもよい。
【0183】
[ウィジェット]
以下では、図28乃至図30を参照してウィジェット機能について説明する。
【0184】
ウィジェットとは、ウェブブラウザを介さずに天気、カレンダー、計算機などの機能を直接利用できるようにしたミニアプリケーションのことをいう。本発明に係るウィジェットは、図6を参照して説明した通り、初期画面の中段に表示され、左右にスクロール可能な3つの画面に分けて配置されるものとする。
【0185】
図28は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるウィジェットの構成の一例を示す図である。
【0186】
まず、図28(a)は、3画面分のウィジェットのうち最も左側に位置するウィジェットが表示されている状態を示す。画面の上段には、現在表示されているウィジェットが3画面のうちどの画面であるかを表すページインジケータ2810が表示される。ページインジケータ2810は、各画面の個数に対応する点を有し、現在表示される画面に該当する点に、他の点と視覚的に区別される視覚効果が付与される。最も左側の画面には、後述するメモ機能により作成されたメモを表示するメモウィジェット2820と、予め設定された地域の天気を示す天気ウィジェット2830が表示されるとよい。
【0187】
左側画面が表示されている状態で使用者が中央画面へと画面をスクロールしたい場合は、左側方向にフリッキングタッチを入力すると、タッチスクリーン上には左側画面が左側へ移動しながら中央画面が右側から登場する。これにより、図28(b)のように、ページインジケータ2810は、中央画面が表示されることを表すために中央の点に視覚効果が付与される。中央画面の左側には所定単位(例えば、1ヵ月単位)で日程を表示するためのカレンダーウィジェット2840が表示され、右側には保管期限に迫った貯蔵物のアイコンを表示する保管期限お知らせウィジェット2850が表示可能である。
【0188】
中央画面が表示されている状態で使用者が再び左側方向にフリッキングタッチを入力すると、タッチスクリーン上には、中央画面が左側へ移動しながら右側画面が右側から登場する。これにより、図28(c)のように、ページインジケータは右側画面が表示されることを表すために、右側の点に視覚効果が付与される。右側画面の左側には、保管中の貯蔵物を材料とするレシピーをランダムに表示する推薦レシピーウィジェット2860が表示され、右側には冷蔵庫機能の動作状態を表す冷蔵庫管理ウィジェット2870が表示される。右側画面の表示されている状態で中央画面や左側画面のウィジェットを確認しようとする場合は、使用者は右側方向にフリッキングタッチを入力すればよい。
【0189】
次に、天気ウィジェットの地域を設定する方法について、図29を参照して説明する。
【0190】
図29は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される天気ウィジェットの地域を設定する方法の一例を示す図である。
【0191】
まず、初期画面において天気ウィジェットをタッチで選択すると、図29(a)のように、現在の天気、気温、現在地域及び週間予報などを含む詳細な天気情報を表示することが可能である。ここで、異なる色を付与することで、現在表示される天気がどの地域の天気であるかを表す地図の右側に配置された地域設定ボタン2910が選択されると、図29(b)のように、地域設定のためのポップアップウィンドウ2920が表示される。ポップアップウィンドウ2920内に地域目録が収まりきらないときは、ドラッグ/フリッキング入力によって地域目録が上下にスクロールするようにすればよい。地域目録からソウル・京畿が選択された場合に、図29(c)のように、下位地域目録を含むポップアップウィンドウ2940が表示される。ここで、地域を特定すると、地域の設定が完了し、図29(d)のように、当該地域の天気を外部サーバーから受信していることを表すポップアップウィンドウ2950が表示されるとよい。
【0192】
その後、天気ウィジェットは、変更された地域の天気を表す。
【0193】
次に、保管期限お知らせウィジェットについて、図30を参照してより詳細に説明する。
【0194】
図30は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される保管期限お知らせウィジェットが用いられる形態の一例を示す図である。
【0195】
まず、初期画面において使用者が保管期限お知らせウィジェットをタッチで選択すると、図30のように、保管期限の満了が迫った貯蔵物のアイコン3010が表示される。ここに表示されるアイコンは、下段のレシピーメニュー3020にドラッグすることで、レシピーメニューの材料領域に追加可能である。また、下段のショッピングリストメニュー3030にドラッグすることで、ショッピングリストメニューに追加可能である。
【0196】
[冷蔵庫管理]
ディスプレイ部241の下段に設けられる複数個のメニューアイコンのうち冷蔵庫管理アイコン645(図6参照)をタッチすると、図31のような冷蔵庫管理初期画面3101が表示される。
冷蔵庫管理メニューは総数6個で構成される。即ち、冷凍室温度設定ボタン3111、冷蔵室温度設定ボタン3112、冷凍室の冷凍速度を上げることができる特急冷凍設定ボタン3113、特冷室運転設定ボタン3114、フィルター装置設定ボタン3115、及びスマート節電動作ボタン3116とそれぞれ関連するメニューを備える。
【0197】
[温度調節]
ここで、冷凍室及び冷蔵室の温度調節ボタン3111,3112は、温度を調節できるタッチボタンと、現在の冷凍室と冷蔵室の温度を示すウィンドウとで構成される。
【0198】
特急冷凍設定ボタン3113、特冷室運転設定ボタン3114、及びスマート節電動作ボタン3116は、「動作」または「消」を選択できるタッチボタンで構成され、フィルター装置設定ボタン3115は、自動的に動作する「自動」ボタンと、その動作時に除菌性能を向上させることができる「パワー」ボタンと、「消」ボタンとを備える。
【0199】
ここで、冷蔵庫管理初期画面3101上には、本発明に係る冷凍室と冷蔵室が完全に開放される仮想冷蔵庫が表示され、その仮想画面上には冷凍室と冷蔵室に設けられる特冷室、フィルター装置などの位置が表示される。
【0200】
仮想冷蔵庫の形状の周囲には、上記6個のメニューに関連するボタンが配置されており、使用者がこれらのボタンをタッチすることによって冷蔵庫の運転を操作することができる。
【0201】
ここで、各ボタンはタッチボタンで構成され、これらのタッチボタンは静電方式スイッチで、機構的な動作が無くても、定められた距離に近接した身体や静電気を保有している物体に反応して動作することができる。
【0202】
図32に示すように、使用者が冷凍室または冷蔵室の温度調節をするためには、冷凍室の温度調節ボタン3111または冷蔵室の温度調節ボタン3112を操作すればよい。
【0203】
ここで、温度調節ボタン3111,3112は、温度調節が可能なように昇温ボタンと降温ボタンとが設けられる。
【0204】
ボタンを押して温度調節する度に冷凍室温度状態窓3111aまたは冷蔵室温度状態窓3112aに表示される温度の数字の表示及び温度計の目盛りの表示が変わる。
【0205】
冷凍室または冷蔵室の温度調節は、冷気ダンパーの開閉動作、圧縮器の運転率変化、冷気ファンのon/offまたは冷気ファンの回転速度変化に従って行われる。
【0206】
[特急冷凍運転]
図33に示すように、冷蔵庫管理初期画面において特急冷凍設定ボタン3113の「動作」ボタンをタッチすると、冷蔵庫仮想画面上の冷凍室F全体の色が活性化され、制御部は、実際の冷凍室5(図1参照)内部の冷凍が一般モードに比べて高速で行われるように制御する。
【0207】
即ち、冷凍室の目標温度までの到達時間が、一般運転モードに比べて短いということを意味し、これは、冷気ファンの回転速度などを増加させながら行われることが好ましい。
【0208】
一方、特急冷凍設定ボタン3113の「動作」ボタンを押して一定時間が経過すると、仮想冷蔵庫の冷凍室Fのウィンドウが自動的に消えてもよい。
【0209】
一定時間が経過する前に特急冷凍設定ボタン3113における「消」ボタンを押すと、特急冷凍運転が終了し、一般冷凍運転モードに入る。
【0210】
[特冷室の運転]
図34に示すように、使用者が特冷室設定ボタン3114における「動作」ボタンを押すと、仮想冷蔵庫上の特冷室SF部分の色が活性化される。
【0211】
この特冷室は、肉類などの食品を最適の条件で保管するために、貯蔵温度が冷凍室の温度よりも低く設定され、冷凍速度も相対的に速い特別な冷凍室のことを指す。
【0212】
図33に開示される特急冷凍は、冷凍室全体を高速で冷凍させることを意味し、これは一度に多くの冷凍品を投入する時に用いられる。
【0213】
そのため、このような特急冷凍がなされる場合に、圧縮器及び冷気ファンは通常の冷凍運転時に比べてより長く運転を行う。
【0214】
一方、図34に開示される特冷室は、冷凍室に別途設けられる貯蔵空間のことを意味し、特冷室運転は、この貯蔵空間に冷気を集中供給することを意味する。
【0215】
図33の状況より相対的に少ない量の肉類や魚を特冷室に入れて特急冷凍させる必要がある場合に、この特冷室運転を行えばよい。
【0216】
そのためには、特冷室につながるダクト方向に冷気を集中供給させる冷気ファン(図示せず)または冷気ダンパー(図示せず)の運転が必要となる。
【0217】
[フィルター装置の運転]
図35A乃至図35Cは、フィルター装置295(図1参照)の動作に関連する表示状態を示す図である。
【0218】
図35A乃至図35Cでは除菌フィルターと記載されているが、フィルター装置の権利範囲や機能が除菌フィルターという記載に限定されるものではない。
【0219】
本発明に係るフィルター装置295は、冷蔵庫内部のウイルスやバクテリアなどを除去する除菌機能、及び臭気を除去する脱臭機能を果たすことが好ましい。
【0220】
図35A及び図35Bに示すように、フィルター装置設定ボタン3115において「自動」ボタンや「パワー」ボタンをタッチすると、ディスプレイ241上で仮想冷蔵室Rの色が活性化される。
【0221】
これと同時に、本体における冷蔵室6(図1参照)に設けられるフィルター装置295も動作して、冷蔵室6の内部の空気をフィルタリングする。
【0222】
一方、冷蔵室6のフィルター装置の周囲には、照明装置296(図1参照)が設けられるが、「自動」ボタンや「パワー」ボタンをタッチすると、フィルター装置295が動作しながら照明装置296もオンになる。
【0223】
ここで、「自動」ボタンタッチ時のフィルター装置295の運転と「パワー」ボタンタッチ時のフィルター装置295の運転は、基本的に同一である。
【0224】
ただし、「パワー」ボタンタッチ時に、フィルター装置295を構成するファンユニット295b(図1参照)の回転速度及び運転時間が増加するという点が異なる。
【0225】
そして、図35Cに示すように、「消」ボタンをタッチすると、フィルター装置295(図1参照)の動作が止まり、活性化された仮想冷蔵室Rの部分の色もそれ以上活性化されない。
【0226】
図36に示すように、フィルター装置295(図1参照)を構成するフィルターユニット295a(図1参照)の寿命が尽き、交換する必要がある場合に、ディスプレイ部241の仮想冷蔵庫の冷蔵室Rには、「交換」ボタン3601がポップアップする。
【0227】
そのため、「交換」ボタン3601がポップアップすると、使用者または修理技術者がフィルターユニット295aを交換することができる。
【0228】
「交換」ボタン3601を所定時間(例えば、5秒間)押すと、「交換」ボタン3601は消えるようにしてもよい。
【0229】
[節電命令]
図37乃至図40は、冷蔵庫運転時に消費される電力を低減するための節電命令がなされる様子を示す図である。
【0230】
図37に示すように、仮想冷蔵庫の下段に備えられる節電運転ボタン3116において「設定」ボタンをタッチすると、節電モードを選択できる節電モード選択ポップアップウィンドウ3701が開く。
【0231】
図37のポップアップウィンドウ3701に表示される節電モードには、深夜節電モード、使用者節電モード、自動節電モードがある。
【0232】
図38に示すように、使用者が節電モード選択ポップアップウィンドウ3701で「深夜節電モード」3801を選択し、確認ボタン3802をタッチすると、深夜節電機能が実行される。
深夜節電機能とは、定められた深夜時間帯(例えば、0時〜4時)に冷蔵庫の動作を最小限とすることで、消費される電力量を最小化することを指す。
【0233】
深夜時間帯には、使用者の就寝などにより冷蔵庫の使用頻度数が顕著に減るのが一般的である。
【0234】
そのため、深夜時間帯では、圧縮器の運転率、冷気ファンの動作、または除霜ヒーターの動作を、通常運転モード時よりも低減することで、電力の消費を抑制する。
【0235】
例えば、深夜時間帯以外の昼間または夜間時間に使用者が貯蔵室のドアを開閉すると、貯蔵室内部の温度が上がり、このような温度の上昇は負荷として作用する。
【0236】
このような負荷の影響を減らすために、圧縮器を動作させたり、冷気ファンを動作させたりして冷気を直ちに供給する。
【0237】
しかし、深夜時間帯での節電モードが選択されると、冷蔵室5(図1参照)または冷凍室6(図2参照)内部の設定温度範囲の上限を越えない限り、冷蔵室や冷凍室に温度上昇があっても圧縮器や冷気ファンは直ちには動作しない。
【0238】
ただし、冷蔵室または冷凍室の内部設定温度範囲の上限に達すると、圧縮器または冷気ファンが動作する。
【0239】
このように、深夜時間帯では、即座の負荷対応動作が省かれるので、負荷対応動作により消費される電力を節約することが可能になる。
【0240】
一方、図38に示すように、使用者が深夜節電モード3801を選択すると、冷蔵庫管理初期画面3101では「深夜節電」という語句3810が表示され、深夜節電中であることを使用者に知らせる。
【0241】
図39A及び図39Bは、使用者が選択した時間帯で節電運転がなされるように命令する使用者節電モードを選択した例を示している。
【0242】
図39Aに示すように、使用者が節電モード選択ウィンドウで「使用者節電」3901を選択し、節電のための時間帯を設定するための「時間変更」ボタン3902をタッチすると、時間設定のための時間設定ウィンドウ3910がポップアップする。
【0243】
時間設定ウィンドウ3910で使用者は節電時間を1つの区間に設定してもよく、複数の区間に設定してもよい。
【0244】
ここで、設定された時間帯は、使用者が冷蔵庫をあまり使用しない時間、例えば、外出時、出勤から退勤までの間の時間に設定するのが好ましい。
【0245】
図39Bに示すように、時間設定をして「確認」ボタン3911をタッチすると、冷蔵庫管理初期画面に「使用者節電」という語句3920が表示される。
この場合も同様に、使用者設定時間帯では、圧縮器の運転率や冷気ファンの動作性能を下げる等して、貯蔵室の設定温度範囲を超えない限度内で最小限の電力が消費されるようにする運転モードを行う。
【0246】
図40では、節電モード選択ウィンドウから自動節電が選択された例を示す図である。
【0247】
図40に示すように、使用者が「自動節電」オプション4001を選択すると、自動節電に関する簡単な説明と、「電力状況及び料金情報」ボタン4002が表示される。
【0248】
自動節電とは、冷蔵庫と通信可能なサーバーで電気料金の高い時間帯を認識し、この情報を冷蔵庫に送信し、この情報に基づいて冷蔵庫が節電運転をすることを指す。
【0249】
即ち、電気料金が、季節及び時間帯によらずに課される定額料金制から、季節及び時間帯に従って変動する変動料金制に移って行くトレンドに対応して、冷蔵庫にも変動料金制を反映させるために備えられた節電機能である。
【0250】
自動節電モードで運転中の場合は、図40に示すように、冷蔵庫管理メイン設定ウィンドウに「自動節電」という語句4010が表示される。
【0251】
[日程管理]
図41は、ディスプレイ部に表示されるメインメニューにおいて「日程」ボタン646(図6参照)をタッチした時に日程が表示される例を示している。
【0252】
「日程」ボタン646をタッチした場合に、日程基本画面4101は、カレンダーのように、月単位で表示され、画面をタッチした状態で上下に動かすと、前の月または次の月に移動することができる。
【0253】
特に、今日(同図では2011年2月27日)は、他の日付と区別がつくように、目立つ色で表示される。
【0254】
日程基本画面4101が開いた状態で使用者が新しい日程を追加したい場合は、まず、図42に示すように、日程基本画面において新しい日程に関連する該当日Dをタッチする(順序(1))。
【0255】
該当日Dをタッチすると、該当日の時間が時間帯別に表示された日程入力ウィンドウ4210が開く。
【0256】
使用者は、日程入力ウィンドウ4210をタッチして上下すると、日程入力ウィンドウ4210が上下に移動しながら他の時間帯を表示する(順序(2))。
【0257】
そして、日程入力ウィンドウ4210で特定時間帯をタッチすると(順序(3))、図43のような日程細部情報入力ウィンドウ4301が開く。
【0258】
ただし、図42で、「新しい日程」ボタン4202をタッチしても、日程入力ウィンドウが開く。
【0259】
図43に示すように、日程細部情報入力ウィンドウ4301において、日程名、内容を入力する(順序(1))。
【0260】
ここで、該当の領域をタッチすると、文字を入力できる文字入力ウィンドウが開く構成とすることが好ましい。
【0261】
次に、日程の開始日、終了日及び時間を設定する(順序(2))。
【0262】
そして、日程の場所を入力する必要がある場合は、タッチした状態で下方にドラッグする。
【0263】
すると、「場所」入力のための入力ウィンドウが開き、該入力ウィンドウをタッチすると、文字入力ウィンドウが表示される。この文字入力ウィンドウを用いて場所を入力する(順序(4))。
【0264】
一方、この状態で当該日程の詳細な説明が必要である場合は、「説明」を入力するための入力ウィンドウをタッチし、詳細な説明を入力する(順序(5))。
【0265】
なお、日程の特性によっては、1回のみ、毎日、1週(月−金)、毎週(該当曜日)、毎月(最初の週)、毎月(該当日)、毎年(該当日)の設定ができるが、これは「反復」と表示された部分の下側のウィンドウをタッチして設定することができる(順序(6))。
【0266】
図44A及び図44Bは、ディスプレイ部241で既に入力された日程を修正または削除する過程を示す図である。
【0267】
図44Aに示すように、日程基本画面4101上で日程が入力された日には検索のための図形4401が表示されている。
【0268】
使用者は、日程基本画面4101をタッチして上下させながら、日程を変更する日を検索することができる。
【0269】
この状態で日程を変更する日Dをタッチすると、図44Aに示すように、日程の記録されている日程入力ウィンドウ4210が開く。
【0270】
この状態で、図44Bに示すように、日程入力ウィンドウ4210の上段に表示されている「日程確認」ボタン4410をタッチすると、日程入力ウィンドウ4210の下段に日程修正ボタン4411と日程削除ボタン4412が表示される。
【0271】
使用者が日程修正ボタン4411をタッチすると、図43に示す日程細部情報入力ウィンドウ4301がポップアップされ、日程細部情報入力ウィンドウ4301で日程を修正することができる(順序(1))。
【0272】
一方、使用者が日程削除ボタン4412をタッチすることで、該当の日程を削除することができる(順序(2))。
【0273】
図45乃至図46Cは、速い日程登録がディスプレイ部241でなされる例を示す図である。
【0274】
図45に示すように、日程基本画面4101で日程確認ボタン4410をタッチすると、下段部に、日程目録ボタン、日単位検索ボタン、週単位検索ボタン、新しい日程入力ボタン、今日の日程検索ボタン、及び「環境設定」ボタンがポップアップする。
【0275】
この状態で、日程目録ボタン4501を選択してタッチすると(順序(1))、図46Aに示すように、所定日付以降の日程リスト4601がポップアップする。
【0276】
一方、図45で、日単位検索ボタン4502をタッチすると(順序(2))、図46Bに示すように、日単位日程入力ウィンドウ4210が表示され、日単位日程検索が可能になる。
【0277】
この状態で使用者がタッチを維持して上下に動かすと、特定日の時間帯別検索が可能となり、タッチを維持した状態で左右に動かすと、日付が変わりながら変わった日の時間帯日程検索が可能となる。
【0278】
一方、図45で、週単位検索ボタン4503を選択してタッチすると(順序(3))、図46Cに示すように、週単位日程検索が可能となる。
【0279】
ここで、横方向には一週を構成する7日が表示され、上下方向には各日の時間帯が表示される。
【0280】
この状態で使用者がタッチを維持して上下に動かすと、特定週に含まれた各日付の時間帯別検索が可能であり、タッチを維持した状態で左右に動かすと、週が変わりながら変わった週における各日付の時間帯別日程検索が可能となる。
【0281】
[メモ管理]
図47乃至図52は、使用者のメモがディスプレイ部241で処理される例を示す図である。
【0282】
ディスプレイ部241のメインメニューにおいてメモボタン647(図6参照)をタッチすると、図47のようにメモ初期画面4701が開く。
【0283】
図48Aに示すように、メモ初期画面4701でメモ入力ウィンドウ4801をタッチすると、テキスト入力画面4810に切り替わる。
【0284】
テキスト入力画面4810においてキーボード4811を介して内容を入力し、完了ボタン4812をタッチすると、図48Bに示すように、再びメモ初期画面4701に切り替わり、メモ入力ウィンドウ4801には、テキスト入力画面4810で入力された文言が表示される。
【0285】
使用者がメモを確認し、異常がないと判断した場合は、メモ入力ウィンドウの側部にある「メモ保存」ボタン4820をタッチすると、メモが保存され、メモ保存確認ウィンドウ4830が表示される。
【0286】
図49A及び図49Bは、キーボード入力ではなく、絵または手書きメモを入力する例を示す図である。
【0287】
図49Aに示すように、メモ初期画面4701の右側に設けられる「描画」ボタン4901をタッチすると、描画メモ画面4910に切り替わる。
【0288】
使用者は、描画メモ画面4910をタッチしてメモすることができる。
【0289】
ここで、使用者は点線で表示されたボックス4911内でメモすればよく(a)、線太さ設定ボタン4912をタッチして線の太さを設定でき(b)、消ゴムボタン4913を押して、描かれたメモを消す機能を選択することもできる(c)。
【0290】
そして、色選択ボタン4914をタッチして、線色を決定することができ(d)、描かれたメモを一度で消したい時は、初期化ボタン4915をタッチして、既に描かれた全てのメモを削除することもできる(e)。
【0291】
そして、メモ描画が完了すると、「保存」ボタン4916をタッチして保存してもよく(f)、「取消」ボタン4917をタッチして、既に描かれたメモを取り消してもよい(g)。
【0292】
即ち、図49Bに示すように、メモ描画が完成すると、「保存」ボタン4916を押して、描かれたメモを保存することができる。
【0293】
一方、図50は、既に描かれたメモを消す過程を示す図で、使用者は、消ゴムボタン4913をタッチして、消したい部分Pを上、下、左、右にタッチして消すことができる。
【0294】
図51A及び図51Bは、不必要なメモを削除する過程を示す図である。
【0295】
図51Aに示すように、保存されたメモは、メモ初期画面4701に仮想ポストイット形態のメモ表示ウィンドウ5101で表示される。
【0296】
この状態で、不必要なメモを選択し、「ゴミ箱」ボタン5102をタッチすると、メモを削除するか否かを再確認するポップアップウィンドウ5110が開く。
【0297】
この状態で「削除」ボタン5111をタッチすると、図51Bに示すように、メモ削除を確認させるポップアップウィンドウ5120が開き、これで不必要なメモの削除過程が完了する。
【0298】
図52A及び図52Bは、メモをディスプレイ部241の背景画面に保存する例であり、これにより、保存されたメモを背景画面のウィジェットに表示させることができる。
【0299】
図52Aに示すように、メモ初期画面4701に表示された特定メモ表示ウィンドウ5101を選択し(順序(1))、メモ初期画面の下段部に表示された「バックグラウンド画面へ保存」ボタン5102をタッチする(順序(2))。
【0300】
この場合、選択されたメモの上段部にホーム表示がされ、選択されたメモの色が変わる。
【0301】
そして、メモ初期画面の上段部に表示されるホームボタン5111をタッチすると(順序(3))、図52Bに示すように、背景画面のウィジェットに、選択されたメモ表示ウィンドウ5101に記録されたメモの内容を表示させることが可能になる。
【0302】
図53Aは、ディスプレイ部241の環境設定のための環境設定メイン画面を示す図である。環境設定メイン画面は、図6に示すメインメニューにおいて「環境設定」ボタンをタッチすることでディスプレイ部241に開く。
【0303】
ここで、環境設定メイン画面5301では、総数8個の下位メニューが表示される。
【0304】
例えば、画面明るさ設定ボタン5311と、ボリューム設定ボタン5312、無線ネットワーク設定ボタン5313、アップデートボタン5314、画面設定ボタン5315、日付/時間設定ボタン5316、スマート診断ボタン5317、及び使用者登録/初期化設定ボタン5318などのメニューを含む。
【0305】
ここで、画面明るさ設定ボタン5311をタッチすると、図53Bで示すように、画面明るさ設定ポップアップウィンドウ5320が開く。
【0306】
画面明るさ設定ポップアップウィンドウ5320では、画面明るさの調節のためのスクロールバー5321が表示され、使用者は、スクロールバー5321を左右に移動させて所望の明るさを設定し、「確認」ボタン5322をタッチすることで、画面明るさの設定が完了する。
【0307】
図54Aは、ボリュームを設定する過程を示す図である。
【0308】
図53Aで、ボリューム設定ボタン5312をタッチすると、図54Aのようなボリューム設定のためのボリューム設定ポップアップウィンドウ5410が開き、ボリューム設定ポップアップウィンドウ5410にはボリュームの強弱を調節するためのスクロールバー5411が表示される。
【0309】
使用者は、スクロールバー5411を左右に移動させてボリュームの強弱を調節し、確認ボタン5412をタッチしてボリューム調節を完了する。
【0310】
[無線ネットワークの設定]
図55Aは、無線ネットワーク設定画面5420を示す図である。使用者が、図53Aで、無線ネットワーク設定ボタン5313をタッチすると、無線ネットワーク設定画面5420がディスプレイ部241に表示される。
【0311】
本実施例では無線ネットワークとしてWi−Fiシステムを用いるとしたが、これに限定されるものではない。
【0312】
使用者が、無線ネットワークの設定のために、図55Bに示すように、「Wi−Fi設定」ボックスボタン5421をon/offタッチして選択することができる。
【0313】
図55B乃至図55C、及び図56では、無線ネットワークの接続方法の具体的な過程が示されている。
【0314】
図55Bに示すように、使用者または作業者が実使用のための無線ネットワークを選択してタッチをすると(順序(1))、図55Bに示すように、接続のための無線パスワードポップアップウィンドウが表示される(ここで、U+Net97A3は無線共有器識別番号である)。
【0315】
この時、無線パスワードポップアップウィンドウにパスワードを入力する(無線共有器パスワード設定の場合)(順序(2))。
【0316】
そして、パスワード入力が完了すると、「設定」ボタンをタッチすることで(順序(3))、図56のように無線ネットワーク接続が完了する。
【0317】
図57は、無線パスワードキーボードを示す図であり、無線パスワードキーボードは、ひら仮名/アルファベット/数字へと切り替え可能である。図57に示す切替キー及び特殊機能キーを用いて様々な形態のパスワードを設定することができる。
【0318】
[情報アップデート]
図58A及び図58Bは、ファームウェアまたはレシピーなどの情報をアップデートするための使用者登録確認過程を示す図である。
【0319】
図58Aに示すように、環境設定初期画面において「使用者登録/初期化」ボタンをタッチすると、使用者未登録の場合に、使用者登録及び初期化ポップアップウィンドウが表示される。
【0320】
使用者が購買時に割り当てられたIDとパスワード、またはメーカーのホームページを介して入力したIDとパスワードを、使用者登録及び初期化ポップアップウィンドウに入力し、「新規登録」ボタンをタッチすることで使用者登録ができる。
【0321】
一方、使用者が既に登録されている場合は、図58Bのような画面が表示され、その画面上には使用者のIDと登録日時が表示される。
【0322】
この状態で使用者変更をする必要があるときは、「使用者変更」ボタンをタッチして使用者変更を行い、使用者情報初期化をする必要があるときは、「使用者情報初期化」ボタンをタッチすればよい。
【0323】
図59Aは、ファームウェアやレシピー情報がディスプレイ部上でアップデートされる例を示す図である。
【0324】
使用者登録の確認が完了した後に、図59Aに示すように、使用者が環境設定初期画面5301において「アップデート」ボタン5314をタッチすると、図59Bに示すように、現在のソフトウェアが最新バージョンであるか否かを確認するバージョン確認ポップアップウィンドウ5920が表示される。
【0325】
確認が完了すると、図59Bに示すように、アップデート確認ポップアップウィンドウ5930が表示され、アップデート確認ポップアップウィンドウ5930には、ファームウェア及びレシピーの現在のバージョン及びアップデートすべき項目があるか否かが表示される。
【0326】
この状態でファームウェアをアップデートする必要があるときは、図60に示すように「ネットワーク」ボタン5931をタッチする。
【0327】
この場合、アップデート進行ポップアップウィンドウが表示させながら、無線ネットワークを介したアップデートが進行し、アップデート後には自動的に再起動がなされる。
【0328】
一方、ネットワークではなくSDメモリカードを用いてファームウェアをアップデートするためには、アップデートされたファームウェアが格納されているSDメモリカードを挿入スロット245(図4参照)に挿入し、SDカードボタン5932をタッチすることでファームウェアをアップデートすることができる。
【0329】
このときも同様に、アップデートが完了すると自動的に再起動がなされる。
【0330】
一方、アップデート確認ポップアップウィンドウ5930でレシピーをアップデートする項目があると表示される場合に、使用者は、図61に示すように、レシピーアップデートに関連する「ネットワーク」ボタン5933をタッチする。
【0331】
このとき、「ネットワーク」ボタン5933をタッチすると、図61に示すように、アップデート進行ポップアップウィンドウ6120が表示され、アップデートが完了すると、図53Aのような環境設定初期画面に復帰する。
【0332】
[画面設定]
一方、画面設定によって節電画面や照明時間を選択することができる。このように、画面設定をするためには、図62に示すように、環境設定初期画面5301で使用者が「画面設定」ボタン5315をタッチすればよい。
【0333】
このように画面設定ボタン5315をタッチすると、画面設定ポップアップウィンドウ6220が表示される。
【0334】
画面設定ポップアップウィンドウ6220では、「節電画面選択」、「照明時間選択」、そして「自動オン選択」を選択することができる。
【0335】
節電画面とは、使用者がディスプレイ部を使用してから所定の照明時間が経過した後に、節電のためにディスプレイ部に表示される画面の状態を指す。
【0336】
使用者は、節電画面が、画面が消える場合、画面の照度が低くなる場合、そして時計が表示される場合のいずれか一つになるように選択することができる。
【0337】
一方、画面設定ポップアップウィンドウにおいて点線で表示した部分6221のように、「自動オン選択」を選択できる。
【0338】
これは、使用者が画面をタッチすると自動的にディスプレイ部が明るくなる場合と、画面をタッチし、または冷蔵庫のドアまたは補助貯蔵室(本実施例ではマジックスペースと表現される)を開放するとディスプレイ部が自動的に明るくなる場合を意味する。
【0339】
図63に示すように、使用者が画面設定ポップアップウィンドウで節電画面を選択する時に、「画面が消える」または「画面が暗くなる」を選択すると、設定した照明時間の後に画面が消え、または暗くなり、画面を再度タッチした場合は、画面ロック状態になるため、使用者がタッチをしても当該タッチ命令は実行されない。
【0340】
このような画面ロック状態を解除するためには、図64に示すように、「ロック解除」ボタン6410のタッチを維持した状態で上側に指を動かすと、ロック設定前の画面に復帰する。
【0341】
ロック設定前の画面に復帰すると、使用者が特定のボタンをタッチすることで当該タッチ結果が再びディスプレイ部に表示されるように構成することができる。
【0342】
一方、ディスプレイ部の画面上における日付または時間を設定するためには、図65に示すように、使用者が環境設定初期画面5301で日付/時間ボタン5316をタッチする。
【0343】
タッチの結果、画面が変わりながら日付/時間設定画面6520が表示され、この画面には日付と時間が表示される。
【0344】
一方、日付/時間設定画面上でネットワーク提供値使用6521を選択すると、無線ネットワークを通じて日付と時間情報を受信してディスプレイ部に反映させる。
【0345】
一方、使用者が直接日付または時間を設定する場合は、日付設定領域6522または時間設定領域6523をタッチする。
【0346】
タッチの結果、図66のような日付設定ポップアップウィンドウ6610または時間設定ポップアップウィンドウ6620が表示され、これらのポップアップウィンドウに備えられるボタンを用いて日付または時間を設定できる。
【0347】
図67は、環境設定初期画面においてスマート診断をするための過程を示す図である。
【0348】
スマート診断とは、冷蔵庫で発生する特定の音を音声信号としてサービスセンターに送信し、当該音声信号によって冷蔵庫の故障の有無を判別できる診断方法である。
【0349】
そのために、使用者が環境設定初期画面5301でスマート診断ボタン5317をタッチすると、スマート診断案内画面6720が表示され、スマート診断案内画面6720には、使用者が守るべき遵守事項と診断開始ボタン6721が表示される。
【0350】
スマート診断を用いる方法は、図68に示すように、まず、ドアを開いて電話機Cを本体上端のスピーカー242のホールに当てることから始める。
【0351】
そして、準備が終わると、「診断開始」ボタン6721をタッチすればよいが、診断モードが動作すると、スピーカー242のホールから音声信号が出力され、スマート診断案内画面には、診断にかかる残り時間が表示されることが好ましい。
【0352】
残り時間が経過すると、音声信号伝送の完了を知らせるメッセージが表示され、自動的に環境設定初期画面に復帰する。
【0353】
そして、音声データ信号の伝送完了後に、オペレーターからスマート診断結果に関する応答を聞き、必要な措置を執ることによって、冷蔵庫の異常の有無を判断し、その対策を講じることができる。
【0354】
図69は、環境設定初期画面5301で使用者登録を行う過程を示す図である。
【0355】
使用者が、環境設定初期画面5301に備えられる「使用者登録/初期化」ボタン5318をタッチすると、使用者登録及び初期化ポップアップウィンドウ6920が表示されて、ポップアップウィンドウに使用者ID入力ウィンドウ6921とパスワード入力ウィンドウ6922が表示される。
【0356】
使用者ID入力ウィンドウとパスワード入力ウィンドウには、使用者が、冷蔵庫メーカーが運営するウェブサイトに登録したIDとパスワードを入力する。
【0357】
続いて、「新規登録」ボタン6923をタッチすると、IDとパスワードが正しい場合は、使用者登録が完了し、図70に示すように、ID登録日時7003及び登録されたID 7002が表示されたポップアップウィンドウ7001に変更される。
【0358】
一方、使用者情報を初期化する場合に、図70で表示される「使用者情報初期化」ボタン7004をタッチすると、初期化再確認お知らせウィンドウが開き、確認を押すと冷蔵庫食品管理データ情報が初期化される。
【0359】
そして、この初期化が完了すると、「初期化が完了しました」というメッセージが表示されて使用者に知らせる。
【0360】
一方、上述した冷蔵庫のディスプレイ部で表示されるユーザーインターフェースは、無線端末機のタッチスクリーン上に具現化されてもよい。例えば、前述したユーザーインターフェースは、タッチスクリーンを備えている専用リモコンや、冷蔵庫制御のためのアプリケーションが搭載または設置されているスマートフォンで具現化されてもよい。
【0361】
以下、図71乃至図79を参照して、スマートフォン上でアプリケーションの形態で具現化される冷蔵庫制御のためのユーザーインターフェースの構成について説明する。この場合、スマートフォンは外部と無線で情報を交換できる無線通信部、使用者のタッチ入力を認識するタッチスクリーン、及び入出力される情報を保存するためのメモリを備えることが好ましい。もちろん、スマートフォンは、上述した構成要素よりも多くの構成要素を有していてもよい。以下、スマートフォンを便宜上、「無線端末機」と称する。
【0362】
図71は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫制御のためのアプリケーションが無線端末機上で表示される形態の一例を示す図である。
【0363】
冷蔵庫制御アプリケーションがスマートフォンにインストールされている場合に、図71(a)のように、背景画面(ホームスクリーン)やメインメニューに、当該アプリケーションのショートカット機能を実行するアイコン7110を表示することが可能である。
【0364】
アイコンが選択されると、図71(b)のように、ログイン画面が無線端末機のタッチスクリーンに表示される。ログインのためのID/パスワードは、冷蔵庫に設定されるID/パスワードと同一であっても異なっていてもよい。
【0365】
ログインが完了すると、図71(c)のように、アプリケーション初期画面が表示される。無線端末機と冷蔵庫がサーバーを介して接続し、またはダイレクトに接続して最新の情報(ショッピングリストまたは貯蔵物情報など)が無線端末機に更新、即ち、同期化される場合、これを知らせるお知らせウィンドウ7120が表示されるとよい。
【0366】
ログイン後に表示される初期画面が食品管理メニューである場合に、食品管理メニューの構成について図72を参照して説明する。
【0367】
図72は、本発明の一実施例に関連する冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューが無線端末機上で表示される形態の一例を示す図である。
【0368】
食品管理メニューが無線端末機上で表示される時に、各メニューボタンやアイコンの配置は、図7(b)を参照して説明した冷蔵庫のユーザーインターフェースに類似している。ただし、一部のメニューやアイコンは、無線端末機のタッチスクリーンの大きさから、省略され、または他の形態に変更して表示されることがある。
【0369】
より詳細には、食品管理メニューの上段には、貯蔵物の情報を冷蔵庫や外部サーバーに伝送するための伝送ボタン7210、及び貯蔵物の情報を冷蔵庫や外部サーバーから読み出すための「開く」ボタン7220が配置される。
【0370】
その下側には、貯蔵物を特定するための頻度別入力ボタン及びカテゴリー入力ボタン7230が配置される。中段には、冷蔵庫の内部形状を表すグラフィック7240が表示され、グラフィック内の各貯蔵室には予め貯蔵された貯蔵物の保管情報がある場合に、当該貯蔵室に保管された貯蔵物の種類または個数を表すインジケータ7250が表示される。グラフィック7240の下側には、仮想キーボードを開くためのボタン7260が配置され、その下側には、食品管理、レシピー、ショッピングリスト及び冷蔵庫温度のそれぞれのメニューを読み出すためのメニューボタン領域7270が配置される。
【0371】
図73は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューから貯蔵室の貯蔵物情報を確認する方法の一例を示す図である。
【0372】
まず、図73(a)のように、3種類の貯蔵物が保管されることを表すインジケータ7310が選択されると、図73(b)のように、保管物のアイコンリストが表示されるとよい。各アイコンの側部には、レシピー材料に追加するためのボタン7320、及び該当のアイコンを削除するためのボタン7330をそれぞれ配置することが可能である。
【0373】
図74は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューから貯蔵物の詳細情報を確認する方法の一例を示す図である。
【0374】
図74(a)は、図73(b)に後続する手順として説明する。図74(a)で、レモンアイコン7410が選択されると、図74(b)のように、貯蔵物詳細情報画面が表示される。具体的には、貯蔵物詳細情報画面には、当該貯蔵物を材料とするレシピーを出力するためのお勧め料理ボタン7420、ショッピングリスト追加ボタン7430、及びゴミ箱ボタン7440が配置される。その下側には、当該貯蔵物の保管期限を変更するための「保管期限変更」ボタン7450、数量調節のための「+/−」ボタン7460が表示されるとよい。各ボタンの詳細な機能は、前述した冷蔵庫のユーザーインターフェースと類似しているので、重複説明は省略する。
【0375】
次に、図75を参照して貯蔵物の特定方法について説明する。
【0376】
図75は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューを介して追加される貯蔵物を特定する方法の一例を示す図である。
【0377】
前述した図72の頻度別入力ボタンが選択することで、図75(a)のように、入力頻度の高い順に整列された貯蔵物のアイコンを表示することができる。また、図72のカテゴリー別入力ボタンを選択することで、図75(b)のように、貯蔵物のカテゴリーに対応するアイコンを表示することができる。ここで、カテゴリー分類は、冷蔵庫のユーザーインターフェースで説明したカテゴリー分類と同一にすることが好ましい。
【0378】
次に、図76及び図77を参照してレシピーメニューについて説明する。
【0379】
図76は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションのレシピーメニュー構成の一例を示す図である。
図76を参照すると、レシピーメニューは、下段のメニューボタン領域からレシピーボタン7610を選択することで開くことができる。レシピーメニューの上段には、レシピー情報を冷蔵庫や外部サーバーに伝送するための伝送ボタン7620、及びレシピー情報を冷蔵庫や外部サーバーから読み出すための「開く」ボタン7630が配置される。その下側には、レシピー検索の対象となる材料を保管するための調理容器アイコン7640が表示される。調理容器アイコン7640が選択されると、図20を参照して前述した材料領域2021に該当する画面が、全体モードまたはポップアップウィンドウとして表示されるとよい。
【0380】
調理容器アイコンの下側には、調理容器に追加された貯蔵物を材料として含むレシピーを検索及び出力するための「レシピーを見る」ボタン7650が表示される。その下側には、調理容器アイコンに追加する貯蔵物を特定するためのボタン7660が配置される。具体的には、保管期限が迫っている貯蔵物を確認するための「保管期間」ボタン、及び貯蔵物情報を確認するための「保有食品」ボタンがそれぞれ表示される。
【0381】
また、下段には、調理容器アイコンに追加された貯蔵物にかかわらずにレシピーを検索するためのボタン領域7670が配置される。
【0382】
図77は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションのレシピー検索方法の一例を示す図である。
【0383】
図77(a)は、図76のレシピーを検索するためのボタン領域7670からテーマ別料理ボタンが選択される場合に表示されうる。具体的には、4つの下位テーマのうち、特別なお膳が選択されると、図77(b)のように、下位テーマに含まれるレシピーリストが表示される。この場合、使用者がジャガイモ卵サラダ7710を選択すると、図77(c)のように、レシピー詳細情報が表示される。ここで、当該料理のサムネイルイメージ7720が選択されると、図77(d)のように、サムネイルイメージを拡大したポップアップウィンドウ7730が表示されるとよい。
【0384】
次に、図78を参照してショッピングリストメニューについて説明する。
【0385】
図78は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で実行される冷蔵庫制御のためのアプリケーションのショッピングリストメニューの構成の一例を示す図である。
【0386】
図78を参照すると、レシピーメニューは、下段のメニューボタン領域から「ショッピングリスト」ボタン7810を選択することで開くことができる。
【0387】
ショッピングリストメニューの上段には、ショッピングリスト情報を冷蔵庫や外部サーバーに伝送するための「伝送」ボタン7820、及びショッピングリスト情報を冷蔵庫や外部サーバーから読み出すための「開く」ボタン7830が配置される。その下側には、ショッピングリストに追加された貯蔵物に対応するアイコン7840、及び各アイコンの右側に当該アイコンをショッピングリストから削除するためのゴミ箱アイコン7850が備えられる。
【0388】
次に、図79を参照して冷蔵庫温度メニューについて説明する。
【0389】
図79は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で実行される冷蔵庫制御のためのアプリケーションの冷蔵庫温度メニューの構成の一例を示す図である。
【0390】
図79を参照すると、冷蔵庫温度メニューは、下段のメニューボタン領域から「冷蔵庫温度」ボタン7910を選択することで開くことができる。
【0391】
冷蔵庫温度メニューでは、冷凍室及び冷蔵室などのそれぞれの貯蔵室に設定された温度、特急冷凍活性化の有無、特冷室動作の有無、除菌フィルターの設定状態、及びスマート節電機能の設定状態を表示することができる。
【0392】
上述のアプリケーションの操作を通じて生成された情報(例えば、ショッピングリストまたは貯蔵物情報など)は、無線端末機に備えられた無線通信部を介して冷蔵庫に直接、またはサーバーを経由して冷蔵庫に伝達することができる。また、無線通信部を介して冷蔵庫に直接、またはサーバーを経由して冷蔵庫のメモリ250に保存されたショッピングリストや貯蔵物情報などを読み出すことができ、便利である。
【0393】
また、本発明の一実施例によれば、前述したアプリケーションは、プログラムの格納されている媒体に、プロセッサで読み込み可能なコードとして具現化することが可能である。プロセッサ読み込み可能な媒体の例には、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ記憶装置などがあり、キャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)の形態とするものも含む。
【符号の説明】
【0394】
1 本体
5 冷凍室
6 冷蔵室
7 冷凍室ドア
8 冷凍室ドア
10 補助貯蔵室
200 ディスプレイ装置
241 ディスプレイ部
245 挿入スロット
720 冷蔵庫グラフィック
730 貯蔵物選択領域
850 食品詳細情報ポップアップウィンドウ
3101 冷蔵庫管理初期画面
3701 節電モード選択ポップアップウィンドウ
4101 スケジュール管理初期画面
4701 メモ管理初期画面
5301 環境設定初期画面
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスプレイ装置及びこれを備える冷蔵庫に関し、特に、冷蔵庫本体または他の通信機器と通信可能なディスプレイ装置を備える冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫は、冷媒サイクルを用いて食品やその他の貯蔵物を冷蔵保管または冷凍保管できる家電装置であって、貯蔵室を備える本体と、本体に設けられて貯蔵室を開閉するドアとで構成され、本体内部には、圧縮器、凝縮器、膨脹装置、蒸発器などが設けられている。
【0003】
通常の冷蔵庫は、貯蔵物の保管期間が顕著に長期化しても、その保管状態が毀損しないようにすることに主な目的がある。
【0004】
ところが、最近では、家電製品本来の目的以外にも、使用者に様々な情報を提供できるスマート家電製品の必要性が台頭してきている。
【0005】
このような家電製品のスマート化の傾向に伴い、冷蔵庫においても、使用者に製品自体に関する情報、及びその他の実生活に必要な情報などを視覚的に提供し、使用者の情報へのアクセスを顕著に向上させることが要求されている。
【0006】
なお、情報の流れが一方向ではなく、使用者が特定の情報を加工して冷蔵庫に入力し、入力された情報が冷蔵庫の動作や他の実生活に反映されるようにする双方向情報交換システムが冷蔵庫にも要求されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、使用者に様々な情報を提供し、または使用者に有用な情報を処理できる冷蔵庫を提供することにある。
【0008】
また、本発明の目的は、使用者に便利なユーザーインターフェースを提供できる冷蔵庫を提供することにある。
【0009】
本発明で達成しようとする技術的課題は、以上に言及した技術的課題に制限されず、言及していない他の技術的課題は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明は、複数の貯蔵空間を有する冷蔵庫内部形状を第1領域に表示するためのディスプレイ部と、複数の貯蔵空間のそれぞれに貯蔵された貯蔵物の保管情報を有しているメモリと、保管情報に基づいて、冷蔵庫内部形状の各貯蔵空間に貯蔵された貯蔵物の種類及び数量のうち少なくとも一つを表示するアイコンが表示されるように制御する制御部と、を含むことを特徴とする冷蔵庫を提供する。
【0011】
また、本発明は、貯蔵物が保管される貯蔵室を有する本体と、本体を開閉するドアと、ドアに装着され、その一方の側に所定の記憶装置が挿入される挿入スロット、及び所定の情報を視覚化して表示するディスプレイ部を備えるディスプレイ装置と、ドアに着脱自在に取り付けられ、挿入スロットが設けられるディスプレイ装置の一方の側を選択的にカバーするカバー部材と、を備えることを特徴とする冷蔵庫を提供する。
【発明の効果】
【0012】
上記のように構成される本発明の少なくとも一つの実施例に係るディスプレイ部を備えた冷蔵庫は、より便利にタッチ操作を用いて冷蔵庫の機能を制御し、または様々な情報を表示できるユーザーインターフェースを提供する。
【0013】
また、本発明は、冷蔵庫に備えられたタッチスクリーン上で具現化されるユーザーインターフェースを介して貯蔵物の貯蔵位置、貯蔵期限、貯蔵物を材料とするレシピー、ショッピングリストなどの情報を効率的に管理することができる。
【0014】
本発明のディスプレイ部を介して冷凍室または冷蔵室の温度を容易に調節することができる。また、冷凍室を特別に急速冷凍運転する特急冷凍運転と、特冷室運転設定も容易に行うことができる。
【0015】
また、上記ディスプレイ部を介してフィルター装置の運転の実行を設定することによって、貯蔵室内部の悪臭及び細菌除去を容易に行うことができる。そして、フィルター装置のフィルターユニットの交換が必要な場合に、ディスプレイ部にフィルターユニット交換信号が視覚的に表示されるので、フィルターユニットの交換を迅速に行うことができる。
【0016】
また、節電運転モードが深夜節電、使用者設定節電、自動節電に区別されるため、使用者の選択によって様々な節電運転を設定することができる。
【0017】
一方、使用者のスケジュール管理及びメモ管理が容易となり、特に、その管理を視覚的に判別し易くしたため、使用者の利便性を顕著に高めることができる。
【0018】
そして、無線ネットワークの設定や冷蔵庫の遠隔診断なども、ディスプレイ部を介して容易に行うことができる。
【0019】
また、周期的にアップデートしなければならないレシピーやファームウェアについては、無線ネットワークを介してアップデートを行うことができ、必要に応じてSDメモリのような記憶装置を介して行うことができるため、情報のアップデートが容易になる。
【0020】
本発明から得られる効果は、以上に言及した効果に限定されず、言及していない他の効果は、以下の記載から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者には明確になるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明に係る冷蔵庫の斜視図である。
【図2】本発明に係るドアの斜視図である。
【図3】本発明に係るドア及びディスプレイ装置の分解斜視図である。
【図4】本発明に係るディスプレイ装置の挿入スロットに記憶装置が挿入される様子を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る制御ブロック図である。
【図6】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される初期画面配置形態の一例を示す図である。
【図7】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される食品管理メニュー初期画面の一例を示す図である。
【図8】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵物情報を入力する形態の一例を示す図である。
【図9】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵物情報のうち保管期限を設定する形態の一例を示す図である。
【図10】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して別途の貯蔵室が選択される形態の一例を示す図である。
【図11】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介してカテゴリー別に貯蔵物情報を入力する形態の一例を示す図である。
【図12】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵室の貯蔵物情報を確認する形態の一例を示す図である。
【図13】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵室に貯蔵された貯蔵物の詳細情報を確認する形態の一例を示す図である。
【図14】本発明の一実施例に係る冷蔵庫において音声命令によって貯蔵物が選択される形態の一例を示す図である。
【図15】本発明の一実施例に係る冷蔵庫において仮想キーボードを介して貯蔵物が選択される形態の一例を示す図である。
【図16】本発明の一実施例に係る冷蔵庫において仮想キーボードを介して新しい貯蔵物を登録して保存する形態の一例を示す図である。
【図17】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部で外部装置との通信のための命令入力が行われる形態の一例を示す図である。
【図18】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される貯蔵物が他のメニューに追加される形態の一例を示す図である。
【図19】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される貯蔵物が削除される形態の一例を示す図である。
【図20】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるレシピーメニュー初期画面の一例を示す図である。
【図21】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるレシピーメニューにおいて、貯蔵物アイコンをレシピー材料に追加する方法について説明するための図である。
【図22】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるレシピーの詳細情報が表示される形態について説明するための図である。
【図23】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される貯蔵物アイコンを移動させ、または削除する方法の一例について説明するための図である。
【図24】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部でレシピーを検索する方法の一例について説明するための図である。
【図25】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部で検索されたレシピーの詳細情報を確認する方法の一例について説明するための図である。
【図26】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部でレシピーメニューが表示される時に食品管理メニューを開く方法の一例について説明するための図である。
【図27】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるショッピングリストメニュー初期画面の一例を示す図である。
【図28】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるウィジェット構成の一例を示す図である。
【図29】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される天気ウィジェットの地域を設定する方法の一例を示す図である。
【図30】本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される保管期限お知らせウィジェットが用いられる形態の一例を示す図である。
【図31】本発明のディスプレイ部に表示された冷蔵庫管理初期画面を示す図である。
【図32】本発明のディスプレイ部で冷凍室または冷蔵室の温度調節がなされる様子を示す図である。
【図33】本発明のディスプレイ部で特急冷凍動作設定がなされる様子を示す図である。
【図34】本発明のディスプレイ部で特冷室動作設定がなされる様子を示す図である。
【図35A】本発明のディスプレイ部でフィルター装置の動作設定がなされる様子を示す図である。
【図35B】本発明のディスプレイ部でフィルター装置の動作設定がなされる様子を示す図である。
【図35C】本発明のディスプレイ部でフィルター装置の動作設定がなされる様子を示す図である。
【図36】本発明のディスプレイ部でフィルター交換お知らせを知らせる様子を示す図である。
【図37】本発明のディスプレイ部で節電運転モード設定がなされる様子を示す図である。
【図38】本発明のディスプレイ部で節電運転モード設定がなされる様子を示す図である。
【図39A】本発明のディスプレイ部で節電運転モード設定がなされる様子を示す図である。
【図39B】本発明のディスプレイ部で節電運転モード設定がなされる様子を示す図である。
【図40】本発明のディスプレイ部で節電運転モード設定がなされる様子を示す図である。
【図41】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図42】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図43】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図44A】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図44B】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図45】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図46A】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図46B】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図46C】本発明のディスプレイ部でスケジュール管理がなされる様子を示す図である。
【図47】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図48A】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図48B】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図49A】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図49B】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図50】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図51A】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図51B】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図52A】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図52B】本発明のディスプレイ部でメモ管理がなされる様子を示す図である。
【図53A】本発明のディスプレイ部に表示される環境設定初期画面を示す図である。
【図53B】本発明のディスプレイ部で画面明るさ設定がなされる様子を示す図である。
【図54】本発明のディスプレイ部でボリューム設定がなされる様子を示す図である。
【図55A】本発明のディスプレイで無線ネットワーク設定がなされる様子を示す図である。
【図55B】本発明のディスプレイで無線ネットワーク設定がなされる様子を示す図である。
【図55C】本発明のディスプレイで無線ネットワーク設定がなされる様子を示す図である。
【図56】本発明のディスプレイで無線ネットワーク設定がなされる様子を示す図である。
【図57】本発明のディスプレイで無線ネットワーク設定がなされる様子を示す図である。
【図58A】本発明のディスプレイ部で情報アップデートがなされる様子を示す図である。
【図58B】本発明のディスプレイ部で情報アップデートがなされる様子を示す図である。
【図59A】本発明のディスプレイ部で情報アップデートがなされる様子を示す図である。
【図59B】本発明のディスプレイ部で情報アップデートがなされる様子を示す図である。
【図60】本発明のディスプレイ部で情報アップデートがなされる様子を示す図である。
【図61】本発明のディスプレイ部で情報アップデートがなされる様子を示す図である。
【図62】本発明のディスプレイ部で画面設定がなされる様子を示す図である。
【図63】本発明のディスプレイ部で画面設定がなされる様子を示す図である。
【図64】本発明のディスプレイ部で画面ロック解除がなされる様子を示す図である。
【図65】本発明のディスプレイ部で日付または時間が設定される様子を示す図である。
【図66】本発明のディスプレイ部で日付または時間が設定される様子を示す図である。
【図67】本発明のディスプレイ部及び音声信号を用いてスマート遠隔診断を行う様子を示す図である。
【図68】本発明のディスプレイ部及び音声信号を用いてスマート遠隔診断を行う様子を示す図である。
【図69】本発明のディスプレイ部で使用者登録がなされる様子を示す図である。
【図70】本発明のディスプレイ部で使用者登録がなされる様子を示す図である。
【図71】本発明の一実施例に関連する冷蔵庫制御のためのアプリケーションが無線端末機上で表示される形態の一例を示す図である。
【図72】本発明の一実施例に関連する冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューが無線端末機上で表示される形態の一例を示す図である。
【図73】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューから貯蔵室の貯蔵物情報を確認する方法の一例を示す図である。
【図74】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューから貯蔵物の詳細情報を確認する方法の一例を示す図である。
【図75】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューを介して、追加される貯蔵物を特定する方法の一例を示す図である。
【図76】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で実行される冷蔵庫制御のためのアプリケーションのレシピーメニュー構成の一例を示す図である。
【図77】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で実行される冷蔵庫制御のためのアプリケーションのレシピー検索方法の一例を示す図である。
【図78】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で実行される冷蔵庫制御のためのアプリケーションのショッピングリストメニュー構成の一例を示す図である。
【図79】本発明の一実施例に関連する無線端末機上で実行される冷蔵庫制御のためのアプリケーションの冷蔵庫温度メニュー構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施例について説明する。
【0023】
図1に示すように、本発明に係る冷蔵庫は、貯蔵室を有する本体1と、貯蔵室を開閉するドアと、を備えており、ドアには、使用者に情報を提供し、または情報が入力されるディスプレイ装置200が設けられている。
【0024】
貯蔵室は、冷凍室5と冷蔵室6とに区分される。冷凍室5と冷蔵室6は、図1では相互に並列的に配置されたものとしたが、上下に配置されてもよい。
【0025】
一方、冷凍室5の内部には、冷凍室5の内部の温度よりも顕著に低い温度に維持される特冷室(図示せず)が配置されてもよい。
【0026】
特冷室(図示せず)は、比較的少量の肉類や魚を急速に冷凍して、長期間冷凍保管する機能を果たす。
【0027】
一方、ドアは、冷凍室5を開閉する冷凍室ドア7、及び冷蔵室6を開閉する冷蔵室ドア8を含む。
【0028】
そして、冷蔵室ドア8には、冷蔵室5と区画して補助貯蔵室10が設けられており、冷蔵庫ドア8の前方には、補助貯蔵室10を開閉できる補助ドア11が設けられる。
【0029】
一方、冷凍室ドア7及び冷蔵室ドア8にはそれぞれ、取っ手7a,8aが取り付けられる。
【0030】
冷凍室5または冷蔵室6の内部には、その内部の空気を浄化させ、空気中の細菌を除菌できるフィルター装置295が設けられる。該フィルター装置295は、フィルターユニットと、空気を吸入できるファンユニットとを含むことが好ましい。
【0031】
フィルター装置295は、冷凍室5または冷蔵室6の背部に設けられることによって、冷凍室5または冷蔵室6の空気を吸入し、吸入された空気中の異物及び細菌を除去することができる。
【0032】
フィルター装置295の周囲には、フィルター装置295が動作中であることを知らせる照明装置296が設けられることが好ましい。
【0033】
図1で、ディスプレイ装置200は、冷凍室ドア7の前面に露出されるように設けられるとしたが、冷蔵室ドア8に設けられてもよい。
【0034】
後述するが、ディスプレイ装置200には、種々の情報が記憶されており、このような情報がディスプレイ装置200を介して使用者に提供されてもよく、使用者がディスプレイ装置200を介して所定の情報を入力してもよい。
【0035】
該情報は、冷蔵庫の動作に関するものでもよく、冷凍室5や冷蔵室7に貯蔵された貯蔵物に関する情報、または所定の食材料を用いて作ることができる食べ物に関するレシピー情報、または使用者のメモなどでもよい。
【0036】
そして、ディスプレイ装置200は、外部のPDAやスマートフォンのような無線端末機Cと相互通信可能に設けられ、情報の流れが連動する構成とすることができる。
【0037】
即ち、ディスプレイ装置200で処理された情報が、無線通信網を通じて無線端末機Cに表示されてもよい。
【0038】
または、無線端末機Cを介して処理された情報がディスプレイ装置200に反映されてもよい。
【0039】
図2は、ドア7、及びドア7に備えられるディスプレイ装置200の斜視図である。
【0040】
ここで、ディスプレイ装置200は、画面を構成するディスプレイ部241を有する。このディスプレイ部241は、ドア7の前面の上部側に外部に向かって露出されるように設けられることが好ましい。
【0041】
一方、ドア7の一方の側には、カバー部材30が着脱自在に設けられる。カバー部材30は、後述する記憶装置(例えば、SDメモリカード、USB記憶装置)が差し込まれる挿入スロット245(図3参照)を選択的にカバーする役割を果たす。
【0042】
図3に示すように、ドア7は、ドアの前方構成要素である前方ドア71と、ドアの後方構成要素である後方ドア72と、を含む。
【0043】
ディスプレイ装置200は、前方ドア71と後方ドア72との間に設けられる。
【0044】
ディスプレイ装置200は、ディスプレイ部241と、ディスプレイ部241を取り囲むハウジング部243と、ハウジング部243の一方の側に設けられる挿入スロット245と、を備える。
【0045】
一方、ディスプレイ装置200は、フレーム部50に収容される。フレーム部50は、ディスプレイ装置200を収容できる収容空間50aを有しており、後方ドア72と前方ドア71との間に設けられる。
【0046】
前方ドア71の前面には、ディスプレイ部241が前方に露出されるように前面開放部71aが形成されている。
【0047】
一方、前方ドア71の一側面とフレーム部50の一側面には、挿入スロット245が露出されるように側面開放部71b,50bが形成されている。
【0048】
一方、側面開放部71b,50bには、カバー部材30が着脱自在に取り付けられる。
【0049】
図4に示すように、挿入スロット245に記憶装置Mを差し込み、ディスプレイ装置200に情報を提供し、または、ファームウェアやその他の情報をアップデートする際には、カバー部材30を側面開放部71b,50bから外して挿入スロット245を露出させればよい。
【0050】
そして、アップデートや情報提供が終わると、カバー部材30を側面開放部50b、71bに結合させ、挿入スロット245が外部に露出されないようにする(図2参照)。
【0051】
図1乃至図4では、ドアのうち、冷凍室ドア7にディスプレイ装置200が備えられるとした。
【0052】
この場合、挿入スロット245の設けられる冷凍室ドア7の側面が、冷凍室ドア7と並列的に配置される冷蔵室ドア8の側面と対向する構成にすることが好ましい。
【0053】
図5は、本発明に係る制御ブロック図である。
【0054】
図5を参照すると、本発明に係る冷蔵庫用ディスプレイ装置200は、通信部210、A/V(Audio/Video)入力部220、使用者入力部230、出力部240、メモリ250、インターフェース部260、RFIDリーダ部270、制御部280、電源供給部290、及び挿入スロットなどを含むことができる。
【0055】
以下、これらの構成要素について順に説明する。
【0056】
通信部210は、ディスプレイ装置200と有線または無線通信システムとの間、またはディスプレイ装置200の位置しているインターネットネットワークでインターネットの使用を可能にする一つ以上のモジュールを含むことができる。
【0057】
例えば、通信部210は、放送受信モジュール211、移動通信モジュール212、インターネットモジュール213、及び近距離通信モジュール214などを含むことができる。
【0058】
放送受信モジュール211は、制御部280の制御によって、放送チャネルを通じて外部の放送管理サーバーから放送信号及び/または放送関連情報を受信してディスプレイ部241上で再生する。
【0059】
移動通信モジュール212は、移動通信ネットワーク上で基地局、外部の端末、サーバーの少なくとも一方と信号を送受信する。この信号は、音声信号、テレビ電話信号または文字/マルチメディアメッセージ送受信による様々な形態のデータを含むことができる。
【0060】
インターネットモジュール213は、有線/無線インターネット接続のためのモジュールを指す。無線インターネット技術には、WLAN(Wireless LAN)(Wi−Fi)、Wibro(Wireless broadband)、Wimax(World Interoperability for Microwave Access)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)などを用いることができる。
【0061】
近距離通信モジュール214は、近距離通信のためのモジュールを指す。近距離通信技術には、ブルトゥース(Bluetooth(登録商標))、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(IrDA:infrared Data Association)、UWB(Ultra Wideband)、ZigBeeなどを用いることができる。
【0062】
A/V入力部220は、オーディオ信号またはビデオ信号入力のためのもので、カメラ221及びマイク222などを含むことができる。
【0063】
カメラ221は、画像通話モードまたは撮影モードでイメージセンサーにより得られる静止画像または動画像などの画像データを処理する。処理された画像データをディスプレイ部241に表示してもよい。
【0064】
カメラ221で処理された画像データは、メモリ250に記憶され、または通信部210を介して外部に伝送されるようにしてもよい。カメラ221は、使用環境に応じて2個以上が設けられてもよい。
【0065】
マイク222は、通話モード、録音モードまたは音声認識モードなどでマイクロホンを介して外部の音響信号を取り込み、電気的な音声データに処理する。
【0066】
使用者入力部230は、使用者が冷蔵庫用端末機であるディスプレイ装置200の動作制御のための入力データを発生させる。使用者入力部230は、キーパッド、方向キー、ドームスイッチ、タッチパッド(定圧/定電)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどを含むことができる。
【0067】
出力部240は、視覚または聴覚などに関連する出力を発生させるもので、ディスプレイ部241及び音響出力モジュール242などを備えることができる。
【0068】
ここで、音響出力モジュール242は、スピーカーで構成されることが好ましい。
【0069】
ディスプレイ部241は、ディスプレイ装置200で処理される情報を表示(出力)する。
【0070】
例えば、ディスプレイ装置200に冷蔵庫に関連する情報を表示する場合に、冷蔵庫に関連する情報などをウィジェット、アイコンなどのような形態のUI(User Interface)またはGUI(Graphic User Interface)を表示する。
【0071】
このようなディスプレイ部241は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display:LCD)、薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(thin film transistor−LCD:TFT LCD)、有機発光ダイオード(organic light−emitting diode:OLED)、フレキシブルディスプレイ、3次元(3D)ディスプレイのうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0072】
ディスプレイ部241とタッチ動作を感知するセンサー(以下、「タッチセンサー」という。)とがレイヤー構造をなす場合(以下、「タッチスクリーン」という。)に、ディスプレイ部241は、出力装置の他、入力装置として用いることもできる。
【0073】
タッチセンサーは、例えば、タッチフィルム、タッチシート、タッチパッドなどの形態を有することができる。
【0074】
タッチセンサーは、ディスプレイ部241の特定部位に加えられた圧力またはディスプレイ部241の特定部位に発生する静電容量などの変化を電気的な入力信号に変換する構成とすることができる。タッチセンサーは、タッチされる位置及び面積の他、タッチ時の圧力も検出できるように構成することができる。
【0075】
タッチセンサーへのタッチ入力がある場合に、それに対応する信号はタッチ制御器(図示せず)に送られる。タッチ制御器は、該信号を処理した後に、対応するデータを制御部280に伝送する。
【0076】
これにより、制御部280は、ディスプレイ部241のどの領域がタッチされたか等がわかる。
【0077】
音響出力モジュール242は、メモリ250に記憶されたオーディオ信号が含まれたデータを出力し、または、冷蔵庫に関連する動作状態を使用者に知らせるための音響を出力する。
【0078】
音響出力モジュール242は、レシーバ、スピーカー、ブザーなどを含むことができる。
【0079】
メモリ250には、制御部280の処理及び制御のためのプログラムが格納されていてもよく、冷蔵庫の作動に関連する情報が記憶されていてもよい。
【0080】
また、メモリ250は、本発明によって、リアルタイムの電力情報を受信して記憶することができる。
【0081】
ここで、電力情報は、時間帯別電力料金の変化及び推移に関連する情報、電力会社または電力サービス会社から提供される一般家庭での時間帯別電力消費量及び基準電力料金などを含む。
【0082】
このような電力情報は、通信部210を介して外部のサービスサーバー、ウェブサーバーなどから取得してもよく、インターフェース部260を介して外部の装置から取得してもよい。
【0083】
また、メモリ250は、電力情報を使用者に様々な視覚的な効果として提供するグラフィックデータを記憶する。
【0084】
メモリ250は、フラッシュ型メモリ、ハードディスク型メモリ、マルチメディアマイクロカード型メモリ、カード型メモリ(例えば、SDカード、XDカード等)、RAM(Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)、ROM(Read−Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、PROM(Programmable Read−Only Memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうちの少なくとも一つのタイプの記憶媒体を含むことができる。
【0085】
インターフェース部260は、冷蔵庫用端末機であるディスプレイ装置200に接続する全ての外部機器との通路の役割を果たす。
【0086】
インターフェース部260は、外部機器からデータを受信したり、電源を受けたりして、冷蔵庫用端末機であるディスプレイ装置200の内部の各構成要素に伝達し、または冷蔵庫用端末機であるディスプレイ装置200の内部のデータが外部機器に伝送されるようにする。
【0087】
例えば、インターフェース部260としては、有線/無線ヘッドセットポート、外部充電器ポート、有線/無線データポート、メモリカードポート、識別モジュール付き装置を接続するポート、オーディオI/O(Input/Output)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを挙げることができる。
【0088】
制御部280は、通常、ディスプレイ装置200の全般的な動作を制御する。この場合、制御部280は冷蔵庫1内のマイクロプロセッサであってもよい。
【0089】
電源供給部290は、制御部280の制御によって、冷蔵庫1の電源またはインターフェース部260から供給された外部電源を印加して、各構成要素の動作に必要な電源を供給する。
【0090】
ここで説明される様々な実施例は、例えば、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの組み合わせにより、コンピュータまたはこれと同等の装置で読み込み可能な記録媒体内に具現化することができる。
【0091】
ハードウェア的に具現化する場合、ここに説明される実施例は、ASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、制御器、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、その他機能実行のための電気的なユニットのうちの少なくとも一つを用いて具現化することができる。
【0092】
一部の場合に、本明細書で説明される実施例を、制御部280そのもので実行することもできる。
【0093】
ソフトウェア的に具現化する場合、本明細書で説明される手順及び機能のような実施例は、別のソフトウェアモジュールとすることができる。ソフトウェアモジュールのそれぞれは、本明細書で説明する一つ以上の機能及び動作を行うことができる。
【0094】
適切なプログラム言語で書かれたソフトウェアアプリケーションでソフトウェアコードを具現化することができる。該ソフトウェアコードはメモリ250に記憶され、制御部280により実行することができる。
【0095】
制御部280には、冷蔵庫本体に設けられる圧縮器292、冷気ファン293、照明装置296、フィルター装置295、除霜ヒーター297などを駆動する駆動部が接続されてもよい。
【0096】
そのため、これらの構成要素は、制御部280の命令に応じて動作することができる。
【0097】
次に、上述したような構造を有する冷蔵庫のディスプレイ部241上で具現化されるユーザーインターフェースについて説明する。
【0098】
まず、初期画面について、図6を参照して説明する。
【0099】
図6は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される初期画面配置形態の一例を示す図である。
【0100】
図6を含め、以下の図面ではディスプレイ部をタッチスクリーンとして説明する。
【0101】
初期画面は、冷蔵庫に電源が印加され、オペレーティングシステム(OS)の立ち上げが完了した後に初めて表示されたり、ディスプレイ部がオフになってから再びオンになるイベント(例えば、使用者入力部の操作や貯蔵室のドア開放など)が発生する時などに表示されたりする。
【0102】
図6を参照すると、ディスプレイ部241内の左側上段にはWi−Fi受信強度を表示するインジケータ610が表示され、右側上段には現在時刻620が表示される構成とすることができる。インジケータ610は、現在活性化されている無線インターフェースによってその形態を変更可能である。中段部630には、様々なウィジェットが表示され、下段部640には、当該タッチスクリーンを通じて実行できるメニューのアイコンが配置される。例えば、アイコンとしては、食品管理アイコン641、レシピーアイコン642、ショッピングリストアイコン643、環境設定アイコン644、冷蔵庫管理アイコン645、日程アイコン646及びメモアイコン647が下段部640に表示される。以下、各アイコンに対応する機能について順に説明する。
【0103】
また、タッチスクリーン241の下段には、使用者の音声命令を電気信号に変換するためのマイク222、222’を配置することができる。
【0104】
図6で説明したメニューアイコン、インジケータ及びウィジェットの配置形態/位置/種類は例示的なもので、本発明はこれには限定されず、様々な構成に適用されてもよい。
【0105】
以下、各メニューアイコンに対応する機能についてより詳細に説明する。
【0106】
[食品管理メニュー]
まず、図7乃至図19を参照して食品管理メニューについて説明する。
【0107】
図7は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される食品管理メニュー初期画面の一例を示す図である。
【0108】
食品管理メニューは、貯蔵室に貯蔵されている貯蔵物の情報を新しく登録したり、登録された貯蔵物の情報を確認/修正/削除したりするための機能を発揮し、図6を参照して上述した初期画面において下段部640の食品管理アイコン641を選択することで呼び出すことができる。
【0109】
食品管理メニューが呼び出されると、初期画面において、図7(a)のように、タッチスクリーン241には食品管理メニューへと画面が切り替わって表示され、あらかじめ貯蔵された貯蔵物の情報がメモリ250にある場合は、これを開いていることを表すポップアップウィンドウ710を表示することが可能である。
【0110】
また、左側上段には、「ホーム」ボタン701、「メニュー」ボタン703及び「戻る」ボタン705が表示される。「ホーム」ボタン701が選択される場合に、最後に表示された初期画面へ移動でき、「メニュー」ボタン703が選択される場合に、食品管理メニューの設定を変更したり、下位メニューを表示したりすることができる。「戻る」ボタン705が選択される場合は、最後に表示されたメニューや最後に表示された初期画面へと移動できる。前述の「ホーム」ボタン701、「メニュー」ボタン703及び「戻る」ボタン705は、食品管理メニューの他、レシピーやショッピングリストなどの他のメニューにおいても同一/類似の形態で表示されてもよく、その機能はメニュー別に異ならせることができる。
【0111】
あらかじめ貯蔵された貯蔵物の情報のメモリ250からのローディングが完了した場合に、図7(b)のように、冷蔵庫内部の貯蔵室の形態にした内部空間グラフィック720、及び貯蔵物特定のための貯蔵物選択領域730が表示され、その下段には、食品管理メニューの下位メニューアイコン741乃至749が表示される。貯蔵物選択領域には、貯蔵物を、音声入力を通じて特定するためのマイクアイコン731、及び仮想タッチキーボードで貯蔵物の名称をテキスト入力するためのキーボードアイコン733をさらに表示することができる。一方、各貯蔵室に保管された貯蔵物の保管期限の満了が迫った場合、当該貯蔵室の色を変更する等の視覚効果を付与することができる。
【0112】
次に、図8を参照して頻度別整列を用いた貯蔵物の追加方法について説明する。
【0113】
図8は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して頻度別に貯蔵物情報を入力する形態の一例を示す図である。
【0114】
まず、図8(a)のように、貯蔵物選択領域の上段には、「頻度別」タブ810と「カテゴリー別」タブ820が表示される。頻度別タブ810が選択される場合に、貯蔵物選択領域の中段に入力頻度の高い順番で貯蔵物のアイコンが整列されて表示される。即ち、使用者が頻繁に貯蔵する貯蔵物に対応するアイコンであるほど上段に表示される。この時、選択された貯蔵物アイコン831の色を変更してもよく、タッチがフリッキングにつながる場合は、貯蔵物アイコンを上下方向にスクロールすることが可能である。
【0115】
貯蔵物が鶏肉である場合に、これを貯蔵室の特定貯蔵室841に保管するという情報を入力するために、図8(b)のように、貯蔵物選択領域で鶏肉アイコン831に一定時間タッチ状態を維持することで鶏肉アイコンが活性化され、移動可能なアイコン833が分離される。
【0116】
続いて、使用者が図8(c)のように、分離されたアイコン833を本来のアイコン位置831から希望の貯蔵室841にドラッグした後に、タッチを解除すると、図8(d)のように、詳細情報ポップアップウィンドウ850が表示されるとよい。より詳細には、ポップアップウィンドウ850には、貯蔵物に対応するアイコン831、貯蔵物の数量を調節するための「+/−」ボタン851及び「保管期限変更」ボタン853が表示されるとよい。
【0117】
「保管期限変更」ボタンが選択されることによって行われる保管期限変更機能について、図9を参照して説明する。
【0118】
図9は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵物情報のうち保管期限を設定する形態の一例を示す図である。
【0119】
図8の「保管期限変更」ボタン853が選択される場合に、図9に示すように、期限変更ポップアップウィンドウが表示される。ポップアップウィンドウでは、保管開始日910及び保管終了日920が「+/−」ボタンの操作により変更することができる。変更を終えた場合、使用者は「保存」ボタン930を選択して変更された保管期限を保存し、または「取消」ボタン940を選択して保管期限変更を取り消すことができる。
【0120】
前述したように設定された保管期限は、後述される保管期限お知らせウィジェット上で差し迫った順番で表示されてもよい。
【0121】
次に、図10を参照してマジックスペースについて説明する。
【0122】
図10は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して別途の貯蔵室が選択される形態の一例を示す図である。
【0123】
図10は、図8及び図9の順序に従って鶏肉の情報の保存が完了した後の状態であると仮定する。そのため、図10(a)では、貯蔵室の一領域1010に鶏肉アイコン1020が表示され、当該位置に鶏肉が貯蔵される旨を表すことができる。冷蔵庫内部空間グラフィックにおいてマジックスペース領域1030が選択される場合に、図10(b)のように、冷蔵庫内部空間グラフィックが外部形状グラフィックに変更され、外部形状においてマジックスペースに対応する領域には、マジックスペースが開放された形態1040で表示される。マジックスペース内に貯蔵物情報を追加する過程は、冷蔵庫内部の貯蔵室に貯蔵物情報を追加する過程と同一なので、重複説明は省略する。一方、冷蔵庫外部形状グラフィックにおいてマジックスペース以外の部分が選択されると、再び内部空間グラフィックが表示されるように構成することができる。
【0124】
次に、図11を参照してカテゴリー別貯蔵物選択について説明する。
【0125】
図11は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介してカテゴリー別に貯蔵物情報を入力する形態の一例を示す図である。
【0126】
まず、図11(a)のように、貯蔵物選択領域の上段におけるカテゴリー別タブ1120が選択されると、該タブの下段に貯蔵物のカテゴリーに対応するアイコンが表示される。ここで、果物アイコン1121が選択されると、図11(b)のように、タブの下段1130には、各果物に該当するアイコンが表示される。ここで、使用者が特定の果物に対する貯蔵情報を入力しようとする場合、果物アイコンのいずれかを活性化させた後、貯蔵室の一領域にドラッグ&ドロップし、以降表示される詳細情報ポップアップウィンドウを介して詳細情報を確認/修正できることは、図8を参照して前述した通りである。
【0127】
次に、図12乃至図13を参照して貯蔵室に保管される貯蔵物の情報を確認する方法について説明する。
【0128】
図12は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵室の貯蔵物情報を確認する形態の一例を示す図である。
【0129】
図12では、一つの貯蔵室に4種類の貯蔵物に関する保管情報が予め入力されている場合を仮定する。また、貯蔵物は、貯蔵室別に最近に保管した(即ち、保管情報を入力した)2つの貯蔵物に対応するアイコンのみ表示されると仮定する。
【0130】
図12(a)を参照すると、特定貯蔵室1210に貯蔵物の情報に対応するアイコンと共に、貯蔵物の数字を表すインジケータ1220が表示される。インジケータは、当該貯蔵室の貯蔵物の種類が2個を超過する時にのみ表示されてもよく、常に表示されてもよい。一方、インジケータに表示される数字は、貯蔵物の種類を表してもよく、入力回数を表してもよい。即ち、2回に渡って同じ貯蔵物を入力すると、種類を表す時にはインジケータが1と表示され、入力回数を表す時には2と表示される。
【0131】
この時、使用者が該当する貯蔵室を選択すれば、図12(b)のように、貯蔵室領域を活性化させながら所定比率に拡大可能である。これと同時に、最近に保管した2つの貯蔵物のアイコン1241,1243のそれぞれの下段には貯蔵物の名称が表示され、その左右には、他の貯蔵物の確認のためのスクロールボタン1231,1233が表示される。
【0132】
図12(b)で豆腐アイコン1243が選択された場合について、図13を参照して説明する。
【0133】
図13は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部を介して貯蔵室に貯蔵された貯蔵物の詳細情報を確認する形態の一例を示す図である。
図12(b)で豆腐アイコン1243が選択されると、図13(a)のように、豆腐の詳細情報を確認/変更するためのポップアップウィンドウが表示される。この時、ポップアップ窓の形態は、基本的に図8(d)と同様である。即ち、ポップアップウィンドウには、貯蔵物に対応するアイコン1310、貯蔵物の数量を調節するための「+/−」ボタン1320、及び「保管期限変更」ボタン1330が表示されるとよい。また、下段には、当該貯蔵物を材料にするお勧め料理例アイコン1340、当該貯蔵物をショッピングリストに追加するためのアイコン1350、当該貯蔵物の貯蔵情報を削除するためのゴミ箱アイコン1360、確認アイコン1370、及び取消1380アイコンを表示することが可能である。ただし、図8(d)との相違点は、詳細情報が初期貯蔵情報入力時に設定された値で表示されるという点である。
【0134】
ここで、お勧め料理例1340アイコンが選択されると、図13(b)のように、当該貯蔵物を材料とするお勧め料理を含むポップアップウィンドウ1390が表示される構成とすることができる。
【0135】
次に、図14を参照して音声入力について説明する。
【0136】
図14は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫において音声命令によって貯蔵物が選択される形態の一例を示す図である。
【0137】
図14(a)のように、貯蔵物選択領域の下段のマイクアイコン1410が選択されると、制御部280は、マイク222を活性化させ、音声を入力される準備が完了すると、図14(b)のように、音声入力を指示するポップアップウィンドウ1420が表示されるように構成することができる。入力された音声が認識されると、図14(c)のように、認識結果に基づく貯蔵物のアイコンを含むポップアップウィンドウ1430が表示されるようにすることが可能である。ここで、使用者が音声命令によって選択しようとする貯蔵物がニンニクである場合、使用者はニンニクに該当するアイコン1431を選択し、これにより、図14(d)のように、冷蔵庫の内部空間グラフィック1450を含むウィンドウ1440が表示される。冷蔵庫の内部空間グラフィック1450内で貯蔵室1451が選択されると、以降の過程は、図8などを参照して前述した詳細情報ポップアップウィンドウ表示以降の過程と同一なため、明細書の記載を簡潔かつ明りょうとするために、重複記載は省略する。万一、音声入力の認識に失敗した場合は、認識失敗を知らせ、音声再入力を使用者に要請する情報がさらに表示されてもよい。
【0138】
次に、図15を参照して仮想キーボード入力について説明する。
【0139】
図15は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫において仮想キーボードを介して貯蔵物が選択される形態の一例を示す図である。
【0140】
図15(a)のように、貯蔵物選択領域の下段のキーボードアイコン1510が選択されると、図15(b)のように、仮想キーボード1530が表示される。仮想キーボードで入力されたテキストは上段領域1520に表示され、使用者は希望検索語の入力が完了すると、検索ボタン1540を選択することができる。
【0141】
次に、図16を参照して新規貯蔵物を保存する過程について説明する。
【0142】
図16は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫において、仮想キーボードを介して新しい貯蔵物を登録して保存する形態の一例を示す図である。
【0143】
図16では、メモリ250に「ガムジャッカン」という食品に関する情報がなく、それに対応する頻度別アイコン及びカテゴリー別アイコンが存在しない場合を仮定する。
【0144】
まず、図16(a)のように、使用者が仮想キーボードを介して「ガムジャッカン」と入力して検索を行う。しかし、メモリ250に「ガムジャッカン」に関する情報が存在しないため、図16(b)のように、「ガムジャッカン」という貯蔵物の種類を追加するためのメニュー1610が表示される。貯蔵物種類追加メニュー1610が選択されることによって、図16(c)のように、使用者データベースに当該貯蔵物を追加するか否かを確認するためのポップアップウィンドウ1620が表示される。ポップアップウィンドウで追加のために「はい」を選択した場合に、図16(d)のように、冷蔵庫の内部空間グラフィックを含むウィンドウが表示されるとよい。貯蔵場所が選択された以降の、詳細情報設定などの後続過程は前述した通りである。
【0145】
上述した通り、設定された貯蔵物の保管情報は外部装置から伝送されてもよく、外部装置に保存されている情報を冷蔵庫で開いてもよい。このとき、外部装置は、スマートフォンのような無線端末機でもよく、サーバーでもよい。外部装置への接続は、通信部210を介して行うことができる。そのための命令入力方法について、図17を参照して説明する。
【0146】
図17は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部で外部装置との通信のための命令入力が行われる形態の一例を示す図である。
【0147】
まず、現在、メモリ250に保存されている貯蔵物の保管情報を外部サーバーに伝送しようとする場合に、使用者は、図17(a)のように、食品管理メニューの下段の「送る」ボタン1710を選択することができる。これにより、伝送状態を表すポップアップウィンドウを、図17(b)のように表示することが可能である。逆に、外部装置に保存されている貯蔵物の保管情報をメモリ250で開こうとする場合に、使用者は、図17(c)のように、食品管理メニューの下段における「開く」ボタン1720を選択することができる。これにより、伝送状態を表すポップアップウィンドウを、図17(d)のように表示することが可能である。
【0148】
一方、冷蔵庫内部空間グラフィック上の貯蔵室に表示されるアイコンは、レシピーまたはショッピングリストに追加されてもよい。これについて、図18を参照して説明する。
【0149】
図18は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される貯蔵物が、他のメニューに追加される形態の一例を示す図である。
【0150】
まず、図18(a)のように、使用者は、レシピーに追加する貯蔵物が保管されている貯蔵室1810を選択して当該貯蔵室を活性化させ、追加する貯蔵物のアイコン1820を下段のレシピーメニュー1830にドラッグすることができる。これにより、図18(b)のように、追加結果を表すポップアップウィンドウを表示することが可能である。
【0151】
また、図18(c)のように、使用者は、ショッピングリストに追加する貯蔵物が保管されている貯蔵室1810を選択して当該貯蔵室を活性化させ、追加する貯蔵物のアイコン1820を下段のショッピングリストメニュー1840にドラッグすることができる。これにより、図18(d)のように、追加結果を表すポップアップウィンドウを表示することが可能である。
【0152】
冷蔵庫内部空間グラフィック上の貯蔵室に表示されるアイコンは削除されてもよい。これについて、図19を参照して説明する。
【0153】
図19は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される貯蔵物が削除される形態の一例を示す図である。
【0154】
まず、図19(a)のように、貯蔵物が貯蔵された貯蔵室が活性化された後、使用者が削除を希望する貯蔵物のアイコン1910をゴミ箱1920にドラッグする方法によって貯蔵物が削除されてもよい。ここで、貯蔵物が削除されるということは、貯蔵室に表示されるアイコンの他、削除されるアイコンに対応する貯蔵物の貯蔵情報も削除されることを意味するようにしてもよい。これにより、図19(b)のように、当該貯蔵物がゴミ箱に捨てられたことを知らせるポップアップウィンドウ1930を表示することが可能である。
【0155】
一方、範囲を定めた削除も可能である。具体的には、図19(c)のように、上段の「メニュー」ボタン1940が選択されると、図19(d)のように、下段に、削除範囲を選択するためのメニュー1950を表示してもよい。即ち、冷凍室全体削除、冷蔵室全体削除、マジックスペース全体削除及び冷蔵庫全体削除などのように範囲を特定でき、範囲が特定されると、該当する範囲内に貯蔵されている貯蔵物に関する情報を一度に削除することが可能になる。
【0156】
[レシピーメニュー]
以下では、図20乃至図26を参照して食品管理メニューについて説明する。
【0157】
図20は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるレシピーメニュー初期画面の一例を示す図である。
【0158】
食品管理メニューは、貯蔵室に貯蔵された貯蔵物を用いて作ることができる料理の情報やカテゴリー別料理を検索したり推薦を受けたりするための機能で、図6を参照して上述した初期画面において下段部640のレシピーアイコン642を選択することによって開くことができる。
【0159】
図20を参照すると、レシピーメニューが活性化されると、右側には貯蔵物選択領域2010が用意される。貯蔵物選択領域は、保管期間の満了が迫った貯蔵物の順に整列されたアイコンを示す保管期間タブ2011、または保有している食品をカテゴリー順または読み仮名順に示す保有食品タブ2013を選択することによって、貯蔵物のアイコン配置順序や整列基準を変更することができる。中央上段には、料理の材料として選択された貯蔵物が配置される材料領域2020が用意される。使用者が下段の「レシピーを見る」ボタン2030を押すと、材料領域2020に存在するアイコンに対応する貯蔵物を材料とするレシピー目録が、左側のレシピー結果領域2040に表示される。
【0160】
材料領域に位置している貯蔵物のアイコン2021は、前述の図18(a)のように食品管理メニューから追加されたものでもよく、右側の貯蔵物選択領域から選択されたものでもよい。貯蔵物選択領域から貯蔵物アイコンを材料領域に追加する方法について、図21を参照して説明する。
【0161】
図21は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるレシピーメニューにおいて、貯蔵物アイコンをレシピー材料に追加する方法について説明するための図である。
【0162】
まず、図21(a)を参照すると、保管期間タブが選択された状態で、使用者が鶏肉アイコン2110に所定時間(例えば、1秒間)タッチ状態を維持することによって当該アイコンが活性化され、移動可能な状態になる。このとき、使用者が当該アイコン2110を材料領域2120にドラッグ&ドロップすることによって、図21(b)のように鶏肉アイコンを材料領域に配置することが可能である。
【0163】
一方、使用者は保管期間が迫ってはいないが、材料としたい貯蔵物を材料領域に追加するために、図21(c)のように保有食品タブ2130を選択することができる。これにより表示されるアイコンのうち、例えば、ヨルムキムチに該当するアイコン2140を活性化した後に材料領域にドラッグすることができる。その後、図21(d)のように、「レシピーを見る」ボタン2150を選択すると、左側のレシピー結果領域2160に鶏肉とヨルムキムチを材料にするレシピーが表示される。
【0164】
次に、表示されたレシピーを選択することによってレシピー詳細情報が表示される形態について図22を参照して説明する。
【0165】
図22は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるレシピーの詳細情報が表示される形態について説明するための図である。
【0166】
まず、図22(a)のように、レシピー結果領域から一つのレシピー2210が選択されると、図22(b)のように、選択されたレシピーの詳細情報を含むポップアップウィンドウ2220が表示されるとよい。レシピーの詳細情報がポップアップウィンドウ2220内に収まりきらない場合は、タッチ&ドラッグ入力を通じて上下にスクロール可能であり、現在表示される部分が内容全体のどの部分に相当するかを表すスクロールバー2230がさらに表示されてもよい。一方、図示してはいないが、選択されたレシピーに必要であるが、貯蔵物情報には存在しない材料は、自動的にショッピングリストに追加されてもよい。
【0167】
貯蔵物選択領域に表示されるアイコンは、他のメニューに移動し、または削除されてもよい。これについて、図23を参照して説明する。
【0168】
図23は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される貯蔵物アイコンを移動させ、または削除する方法の一例について説明するための図である。
【0169】
図23(a)のように、使用者は、レシピーメニューで右側に表示される貯蔵物選択領域に表示されるアイコン2310を活性化した後に、下段のショッピングリストボタン2320やゴミ箱2330にドラッグすることができる。アイコン2310がショッピングリストボタンにドラッグされると、当該アイコンに対応する貯蔵物が後述するショッピングリストに追加され、ゴミ箱にドラッグされると、当該貯蔵物の情報が削除される。
【0170】
また、図23(b)のように、材料領域に表示されるアイコン2340は、該アイコンをタッチすることによって材料領域から削除することができる。この場合は、当該アイコンが材料領域のみから消え、その貯蔵物情報は維持されるとよい。
【0171】
一方、使用者は、材料領域に追加されたアイコンにかかわらず、レシピーを検索することができる。これについて、図24を参照して説明する。
【0172】
図24は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部でレシピーを検索する方法の一例について説明するための図である。
【0173】
図24(a)に示すように、レシピーメニューの下段には、テーマ別料理アイコン2410、材料別料理アイコン2420及びオーブン料理アイコン2430がそれぞれ配置されている。ここで、テーマ別料理アイコン2410が選択されると、図24(b)のように、上段には、テーマ選択領域2440が配置され、下段には、選択されたテーマに属する下位テーマリスト2450が配置されたポップアップウィンドウが表示されるとよい。また、材料別料理アイコン2420が選択されると、図24(c)のように、上段には、材料選択領域2460が配置され、下段には、選択された材料の下位概念リスト2470が配置されたポップアップウィンドウが表示されるとよい。オーブン料理アイコン2430が選択されると、図24(d)のように、上段には、調理モード選択領域が配置され、下段には、選択されたモードの下位調理モードリストが配置されたポップアップウィンドウが表示されるとよい。
【0174】
次に、検索されたレシピーの詳細情報を確認する方法について、図25を参照して説明する。
【0175】
図25は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部で検索されたレシピーの詳細情報を確認する方法の一例について説明するための図である。
【0176】
図25(a)は、図24(b)の後続過程であると仮定する。テーマ別レシピーが選択された場合に、図25(a)のように、上段には、テーマ選択領域が配置され、下段には、選択されたテーマに属する下位テーマリストが配置されたポップアップウィンドウが表示されることは、前述した通りである。このとき、使用者が下位テーマリストから毎日のオカズ2510を選択すると、図25(b)のように、毎日のオカズに属するレシピーのリストが表示される。ここで、豆腐煮2520が選択されると、図25(c)のように、豆腐煮レシピーの詳細情報を含むポップアップウィンドウ2530が表示されるとよい。レシピーの詳細情報がポップアップウィンドウ2530内に収まりきらない場合は、タッチ&ドラッグ入力を通じて上下にスクロール可能であり、現在表示される部分が内容全体のどの部分に相当するかを表すスクロールバー2540をさらに表示してもよい。
【0177】
次に、図26を参照してレシピーメニューから食品管理メニューへの移動について説明する。
図26は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部でレシピーメニューが表示される時に、食品管理メニューを開く方法の一例について説明するための図である。
【0178】
まず、図26(a)のように、レシピーメニューの下段における食品管理ボタン2610を選択することによって、図26(b)のように食品管理メニューの初期画面を表示することができる。
【0179】
[ショッピングリスト]
以下では、図27を参照してショッピングリストメニューについて説明する。
【0180】
図27は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるショッピングリストメニュー初期画面の一例を示す図である。
【0181】
ショッピングリストメニューは、食品管理メニューやレシピーメニューでショッピングリストに追加した貯蔵物の情報を確認/修正/削除するための機能であり、図6を参照して上述した初期画面において下段部640のショッピングリストアイコン643を選択することによって開くことができる。
【0182】
ショッピングリストメニューを開くことによって、初期画面において、図27(a)のように、タッチスクリーン241にはショッピングリストメニューへと画面が切り替わって表示される。より詳細には、ショッピングリスト初期メニューの中段には、ショッピングリストに保存されている貯蔵物のアイコン2710と、各アイコンの右側に設けられたチェックボックス2720を表示することができる。下段には、ショッピングリストを外部装置に伝送するための「送る」ボタン2730、及び外部装置からショッピングリストを取得するための「開く」ボタン2740が配置される。また、図27(b)のように、下段の「全体選択/解除」ボタン2750が選択されると、ショッピングリストに含まれているあらゆる貯蔵物が選択され、各アイコンの右側に位置しているチェックボックスが全てチェックされる。この時、再び「全体選択/解除」ボタン2750が選択されると、全てのチェックボックスのチェック状態が解除される構成としてもよい。また、使用者がショッピングリストに含まれている貯蔵物の全体または一部を削除しようとする場合、図27(c)のように、削除を希望する貯蔵物に対応するチェックボックスを選択した後、下段の「ゴミ箱」ボタン2760を選択することで、選択された貯蔵物が削除されてもよい。
【0183】
[ウィジェット]
以下では、図28乃至図30を参照してウィジェット機能について説明する。
【0184】
ウィジェットとは、ウェブブラウザを介さずに天気、カレンダー、計算機などの機能を直接利用できるようにしたミニアプリケーションのことをいう。本発明に係るウィジェットは、図6を参照して説明した通り、初期画面の中段に表示され、左右にスクロール可能な3つの画面に分けて配置されるものとする。
【0185】
図28は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示されるウィジェットの構成の一例を示す図である。
【0186】
まず、図28(a)は、3画面分のウィジェットのうち最も左側に位置するウィジェットが表示されている状態を示す。画面の上段には、現在表示されているウィジェットが3画面のうちどの画面であるかを表すページインジケータ2810が表示される。ページインジケータ2810は、各画面の個数に対応する点を有し、現在表示される画面に該当する点に、他の点と視覚的に区別される視覚効果が付与される。最も左側の画面には、後述するメモ機能により作成されたメモを表示するメモウィジェット2820と、予め設定された地域の天気を示す天気ウィジェット2830が表示されるとよい。
【0187】
左側画面が表示されている状態で使用者が中央画面へと画面をスクロールしたい場合は、左側方向にフリッキングタッチを入力すると、タッチスクリーン上には左側画面が左側へ移動しながら中央画面が右側から登場する。これにより、図28(b)のように、ページインジケータ2810は、中央画面が表示されることを表すために中央の点に視覚効果が付与される。中央画面の左側には所定単位(例えば、1ヵ月単位)で日程を表示するためのカレンダーウィジェット2840が表示され、右側には保管期限に迫った貯蔵物のアイコンを表示する保管期限お知らせウィジェット2850が表示可能である。
【0188】
中央画面が表示されている状態で使用者が再び左側方向にフリッキングタッチを入力すると、タッチスクリーン上には、中央画面が左側へ移動しながら右側画面が右側から登場する。これにより、図28(c)のように、ページインジケータは右側画面が表示されることを表すために、右側の点に視覚効果が付与される。右側画面の左側には、保管中の貯蔵物を材料とするレシピーをランダムに表示する推薦レシピーウィジェット2860が表示され、右側には冷蔵庫機能の動作状態を表す冷蔵庫管理ウィジェット2870が表示される。右側画面の表示されている状態で中央画面や左側画面のウィジェットを確認しようとする場合は、使用者は右側方向にフリッキングタッチを入力すればよい。
【0189】
次に、天気ウィジェットの地域を設定する方法について、図29を参照して説明する。
【0190】
図29は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される天気ウィジェットの地域を設定する方法の一例を示す図である。
【0191】
まず、初期画面において天気ウィジェットをタッチで選択すると、図29(a)のように、現在の天気、気温、現在地域及び週間予報などを含む詳細な天気情報を表示することが可能である。ここで、異なる色を付与することで、現在表示される天気がどの地域の天気であるかを表す地図の右側に配置された地域設定ボタン2910が選択されると、図29(b)のように、地域設定のためのポップアップウィンドウ2920が表示される。ポップアップウィンドウ2920内に地域目録が収まりきらないときは、ドラッグ/フリッキング入力によって地域目録が上下にスクロールするようにすればよい。地域目録からソウル・京畿が選択された場合に、図29(c)のように、下位地域目録を含むポップアップウィンドウ2940が表示される。ここで、地域を特定すると、地域の設定が完了し、図29(d)のように、当該地域の天気を外部サーバーから受信していることを表すポップアップウィンドウ2950が表示されるとよい。
【0192】
その後、天気ウィジェットは、変更された地域の天気を表す。
【0193】
次に、保管期限お知らせウィジェットについて、図30を参照してより詳細に説明する。
【0194】
図30は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫のディスプレイ部に表示される保管期限お知らせウィジェットが用いられる形態の一例を示す図である。
【0195】
まず、初期画面において使用者が保管期限お知らせウィジェットをタッチで選択すると、図30のように、保管期限の満了が迫った貯蔵物のアイコン3010が表示される。ここに表示されるアイコンは、下段のレシピーメニュー3020にドラッグすることで、レシピーメニューの材料領域に追加可能である。また、下段のショッピングリストメニュー3030にドラッグすることで、ショッピングリストメニューに追加可能である。
【0196】
[冷蔵庫管理]
ディスプレイ部241の下段に設けられる複数個のメニューアイコンのうち冷蔵庫管理アイコン645(図6参照)をタッチすると、図31のような冷蔵庫管理初期画面3101が表示される。
冷蔵庫管理メニューは総数6個で構成される。即ち、冷凍室温度設定ボタン3111、冷蔵室温度設定ボタン3112、冷凍室の冷凍速度を上げることができる特急冷凍設定ボタン3113、特冷室運転設定ボタン3114、フィルター装置設定ボタン3115、及びスマート節電動作ボタン3116とそれぞれ関連するメニューを備える。
【0197】
[温度調節]
ここで、冷凍室及び冷蔵室の温度調節ボタン3111,3112は、温度を調節できるタッチボタンと、現在の冷凍室と冷蔵室の温度を示すウィンドウとで構成される。
【0198】
特急冷凍設定ボタン3113、特冷室運転設定ボタン3114、及びスマート節電動作ボタン3116は、「動作」または「消」を選択できるタッチボタンで構成され、フィルター装置設定ボタン3115は、自動的に動作する「自動」ボタンと、その動作時に除菌性能を向上させることができる「パワー」ボタンと、「消」ボタンとを備える。
【0199】
ここで、冷蔵庫管理初期画面3101上には、本発明に係る冷凍室と冷蔵室が完全に開放される仮想冷蔵庫が表示され、その仮想画面上には冷凍室と冷蔵室に設けられる特冷室、フィルター装置などの位置が表示される。
【0200】
仮想冷蔵庫の形状の周囲には、上記6個のメニューに関連するボタンが配置されており、使用者がこれらのボタンをタッチすることによって冷蔵庫の運転を操作することができる。
【0201】
ここで、各ボタンはタッチボタンで構成され、これらのタッチボタンは静電方式スイッチで、機構的な動作が無くても、定められた距離に近接した身体や静電気を保有している物体に反応して動作することができる。
【0202】
図32に示すように、使用者が冷凍室または冷蔵室の温度調節をするためには、冷凍室の温度調節ボタン3111または冷蔵室の温度調節ボタン3112を操作すればよい。
【0203】
ここで、温度調節ボタン3111,3112は、温度調節が可能なように昇温ボタンと降温ボタンとが設けられる。
【0204】
ボタンを押して温度調節する度に冷凍室温度状態窓3111aまたは冷蔵室温度状態窓3112aに表示される温度の数字の表示及び温度計の目盛りの表示が変わる。
【0205】
冷凍室または冷蔵室の温度調節は、冷気ダンパーの開閉動作、圧縮器の運転率変化、冷気ファンのon/offまたは冷気ファンの回転速度変化に従って行われる。
【0206】
[特急冷凍運転]
図33に示すように、冷蔵庫管理初期画面において特急冷凍設定ボタン3113の「動作」ボタンをタッチすると、冷蔵庫仮想画面上の冷凍室F全体の色が活性化され、制御部は、実際の冷凍室5(図1参照)内部の冷凍が一般モードに比べて高速で行われるように制御する。
【0207】
即ち、冷凍室の目標温度までの到達時間が、一般運転モードに比べて短いということを意味し、これは、冷気ファンの回転速度などを増加させながら行われることが好ましい。
【0208】
一方、特急冷凍設定ボタン3113の「動作」ボタンを押して一定時間が経過すると、仮想冷蔵庫の冷凍室Fのウィンドウが自動的に消えてもよい。
【0209】
一定時間が経過する前に特急冷凍設定ボタン3113における「消」ボタンを押すと、特急冷凍運転が終了し、一般冷凍運転モードに入る。
【0210】
[特冷室の運転]
図34に示すように、使用者が特冷室設定ボタン3114における「動作」ボタンを押すと、仮想冷蔵庫上の特冷室SF部分の色が活性化される。
【0211】
この特冷室は、肉類などの食品を最適の条件で保管するために、貯蔵温度が冷凍室の温度よりも低く設定され、冷凍速度も相対的に速い特別な冷凍室のことを指す。
【0212】
図33に開示される特急冷凍は、冷凍室全体を高速で冷凍させることを意味し、これは一度に多くの冷凍品を投入する時に用いられる。
【0213】
そのため、このような特急冷凍がなされる場合に、圧縮器及び冷気ファンは通常の冷凍運転時に比べてより長く運転を行う。
【0214】
一方、図34に開示される特冷室は、冷凍室に別途設けられる貯蔵空間のことを意味し、特冷室運転は、この貯蔵空間に冷気を集中供給することを意味する。
【0215】
図33の状況より相対的に少ない量の肉類や魚を特冷室に入れて特急冷凍させる必要がある場合に、この特冷室運転を行えばよい。
【0216】
そのためには、特冷室につながるダクト方向に冷気を集中供給させる冷気ファン(図示せず)または冷気ダンパー(図示せず)の運転が必要となる。
【0217】
[フィルター装置の運転]
図35A乃至図35Cは、フィルター装置295(図1参照)の動作に関連する表示状態を示す図である。
【0218】
図35A乃至図35Cでは除菌フィルターと記載されているが、フィルター装置の権利範囲や機能が除菌フィルターという記載に限定されるものではない。
【0219】
本発明に係るフィルター装置295は、冷蔵庫内部のウイルスやバクテリアなどを除去する除菌機能、及び臭気を除去する脱臭機能を果たすことが好ましい。
【0220】
図35A及び図35Bに示すように、フィルター装置設定ボタン3115において「自動」ボタンや「パワー」ボタンをタッチすると、ディスプレイ241上で仮想冷蔵室Rの色が活性化される。
【0221】
これと同時に、本体における冷蔵室6(図1参照)に設けられるフィルター装置295も動作して、冷蔵室6の内部の空気をフィルタリングする。
【0222】
一方、冷蔵室6のフィルター装置の周囲には、照明装置296(図1参照)が設けられるが、「自動」ボタンや「パワー」ボタンをタッチすると、フィルター装置295が動作しながら照明装置296もオンになる。
【0223】
ここで、「自動」ボタンタッチ時のフィルター装置295の運転と「パワー」ボタンタッチ時のフィルター装置295の運転は、基本的に同一である。
【0224】
ただし、「パワー」ボタンタッチ時に、フィルター装置295を構成するファンユニット295b(図1参照)の回転速度及び運転時間が増加するという点が異なる。
【0225】
そして、図35Cに示すように、「消」ボタンをタッチすると、フィルター装置295(図1参照)の動作が止まり、活性化された仮想冷蔵室Rの部分の色もそれ以上活性化されない。
【0226】
図36に示すように、フィルター装置295(図1参照)を構成するフィルターユニット295a(図1参照)の寿命が尽き、交換する必要がある場合に、ディスプレイ部241の仮想冷蔵庫の冷蔵室Rには、「交換」ボタン3601がポップアップする。
【0227】
そのため、「交換」ボタン3601がポップアップすると、使用者または修理技術者がフィルターユニット295aを交換することができる。
【0228】
「交換」ボタン3601を所定時間(例えば、5秒間)押すと、「交換」ボタン3601は消えるようにしてもよい。
【0229】
[節電命令]
図37乃至図40は、冷蔵庫運転時に消費される電力を低減するための節電命令がなされる様子を示す図である。
【0230】
図37に示すように、仮想冷蔵庫の下段に備えられる節電運転ボタン3116において「設定」ボタンをタッチすると、節電モードを選択できる節電モード選択ポップアップウィンドウ3701が開く。
【0231】
図37のポップアップウィンドウ3701に表示される節電モードには、深夜節電モード、使用者節電モード、自動節電モードがある。
【0232】
図38に示すように、使用者が節電モード選択ポップアップウィンドウ3701で「深夜節電モード」3801を選択し、確認ボタン3802をタッチすると、深夜節電機能が実行される。
深夜節電機能とは、定められた深夜時間帯(例えば、0時〜4時)に冷蔵庫の動作を最小限とすることで、消費される電力量を最小化することを指す。
【0233】
深夜時間帯には、使用者の就寝などにより冷蔵庫の使用頻度数が顕著に減るのが一般的である。
【0234】
そのため、深夜時間帯では、圧縮器の運転率、冷気ファンの動作、または除霜ヒーターの動作を、通常運転モード時よりも低減することで、電力の消費を抑制する。
【0235】
例えば、深夜時間帯以外の昼間または夜間時間に使用者が貯蔵室のドアを開閉すると、貯蔵室内部の温度が上がり、このような温度の上昇は負荷として作用する。
【0236】
このような負荷の影響を減らすために、圧縮器を動作させたり、冷気ファンを動作させたりして冷気を直ちに供給する。
【0237】
しかし、深夜時間帯での節電モードが選択されると、冷蔵室5(図1参照)または冷凍室6(図2参照)内部の設定温度範囲の上限を越えない限り、冷蔵室や冷凍室に温度上昇があっても圧縮器や冷気ファンは直ちには動作しない。
【0238】
ただし、冷蔵室または冷凍室の内部設定温度範囲の上限に達すると、圧縮器または冷気ファンが動作する。
【0239】
このように、深夜時間帯では、即座の負荷対応動作が省かれるので、負荷対応動作により消費される電力を節約することが可能になる。
【0240】
一方、図38に示すように、使用者が深夜節電モード3801を選択すると、冷蔵庫管理初期画面3101では「深夜節電」という語句3810が表示され、深夜節電中であることを使用者に知らせる。
【0241】
図39A及び図39Bは、使用者が選択した時間帯で節電運転がなされるように命令する使用者節電モードを選択した例を示している。
【0242】
図39Aに示すように、使用者が節電モード選択ウィンドウで「使用者節電」3901を選択し、節電のための時間帯を設定するための「時間変更」ボタン3902をタッチすると、時間設定のための時間設定ウィンドウ3910がポップアップする。
【0243】
時間設定ウィンドウ3910で使用者は節電時間を1つの区間に設定してもよく、複数の区間に設定してもよい。
【0244】
ここで、設定された時間帯は、使用者が冷蔵庫をあまり使用しない時間、例えば、外出時、出勤から退勤までの間の時間に設定するのが好ましい。
【0245】
図39Bに示すように、時間設定をして「確認」ボタン3911をタッチすると、冷蔵庫管理初期画面に「使用者節電」という語句3920が表示される。
この場合も同様に、使用者設定時間帯では、圧縮器の運転率や冷気ファンの動作性能を下げる等して、貯蔵室の設定温度範囲を超えない限度内で最小限の電力が消費されるようにする運転モードを行う。
【0246】
図40では、節電モード選択ウィンドウから自動節電が選択された例を示す図である。
【0247】
図40に示すように、使用者が「自動節電」オプション4001を選択すると、自動節電に関する簡単な説明と、「電力状況及び料金情報」ボタン4002が表示される。
【0248】
自動節電とは、冷蔵庫と通信可能なサーバーで電気料金の高い時間帯を認識し、この情報を冷蔵庫に送信し、この情報に基づいて冷蔵庫が節電運転をすることを指す。
【0249】
即ち、電気料金が、季節及び時間帯によらずに課される定額料金制から、季節及び時間帯に従って変動する変動料金制に移って行くトレンドに対応して、冷蔵庫にも変動料金制を反映させるために備えられた節電機能である。
【0250】
自動節電モードで運転中の場合は、図40に示すように、冷蔵庫管理メイン設定ウィンドウに「自動節電」という語句4010が表示される。
【0251】
[日程管理]
図41は、ディスプレイ部に表示されるメインメニューにおいて「日程」ボタン646(図6参照)をタッチした時に日程が表示される例を示している。
【0252】
「日程」ボタン646をタッチした場合に、日程基本画面4101は、カレンダーのように、月単位で表示され、画面をタッチした状態で上下に動かすと、前の月または次の月に移動することができる。
【0253】
特に、今日(同図では2011年2月27日)は、他の日付と区別がつくように、目立つ色で表示される。
【0254】
日程基本画面4101が開いた状態で使用者が新しい日程を追加したい場合は、まず、図42に示すように、日程基本画面において新しい日程に関連する該当日Dをタッチする(順序(1))。
【0255】
該当日Dをタッチすると、該当日の時間が時間帯別に表示された日程入力ウィンドウ4210が開く。
【0256】
使用者は、日程入力ウィンドウ4210をタッチして上下すると、日程入力ウィンドウ4210が上下に移動しながら他の時間帯を表示する(順序(2))。
【0257】
そして、日程入力ウィンドウ4210で特定時間帯をタッチすると(順序(3))、図43のような日程細部情報入力ウィンドウ4301が開く。
【0258】
ただし、図42で、「新しい日程」ボタン4202をタッチしても、日程入力ウィンドウが開く。
【0259】
図43に示すように、日程細部情報入力ウィンドウ4301において、日程名、内容を入力する(順序(1))。
【0260】
ここで、該当の領域をタッチすると、文字を入力できる文字入力ウィンドウが開く構成とすることが好ましい。
【0261】
次に、日程の開始日、終了日及び時間を設定する(順序(2))。
【0262】
そして、日程の場所を入力する必要がある場合は、タッチした状態で下方にドラッグする。
【0263】
すると、「場所」入力のための入力ウィンドウが開き、該入力ウィンドウをタッチすると、文字入力ウィンドウが表示される。この文字入力ウィンドウを用いて場所を入力する(順序(4))。
【0264】
一方、この状態で当該日程の詳細な説明が必要である場合は、「説明」を入力するための入力ウィンドウをタッチし、詳細な説明を入力する(順序(5))。
【0265】
なお、日程の特性によっては、1回のみ、毎日、1週(月−金)、毎週(該当曜日)、毎月(最初の週)、毎月(該当日)、毎年(該当日)の設定ができるが、これは「反復」と表示された部分の下側のウィンドウをタッチして設定することができる(順序(6))。
【0266】
図44A及び図44Bは、ディスプレイ部241で既に入力された日程を修正または削除する過程を示す図である。
【0267】
図44Aに示すように、日程基本画面4101上で日程が入力された日には検索のための図形4401が表示されている。
【0268】
使用者は、日程基本画面4101をタッチして上下させながら、日程を変更する日を検索することができる。
【0269】
この状態で日程を変更する日Dをタッチすると、図44Aに示すように、日程の記録されている日程入力ウィンドウ4210が開く。
【0270】
この状態で、図44Bに示すように、日程入力ウィンドウ4210の上段に表示されている「日程確認」ボタン4410をタッチすると、日程入力ウィンドウ4210の下段に日程修正ボタン4411と日程削除ボタン4412が表示される。
【0271】
使用者が日程修正ボタン4411をタッチすると、図43に示す日程細部情報入力ウィンドウ4301がポップアップされ、日程細部情報入力ウィンドウ4301で日程を修正することができる(順序(1))。
【0272】
一方、使用者が日程削除ボタン4412をタッチすることで、該当の日程を削除することができる(順序(2))。
【0273】
図45乃至図46Cは、速い日程登録がディスプレイ部241でなされる例を示す図である。
【0274】
図45に示すように、日程基本画面4101で日程確認ボタン4410をタッチすると、下段部に、日程目録ボタン、日単位検索ボタン、週単位検索ボタン、新しい日程入力ボタン、今日の日程検索ボタン、及び「環境設定」ボタンがポップアップする。
【0275】
この状態で、日程目録ボタン4501を選択してタッチすると(順序(1))、図46Aに示すように、所定日付以降の日程リスト4601がポップアップする。
【0276】
一方、図45で、日単位検索ボタン4502をタッチすると(順序(2))、図46Bに示すように、日単位日程入力ウィンドウ4210が表示され、日単位日程検索が可能になる。
【0277】
この状態で使用者がタッチを維持して上下に動かすと、特定日の時間帯別検索が可能となり、タッチを維持した状態で左右に動かすと、日付が変わりながら変わった日の時間帯日程検索が可能となる。
【0278】
一方、図45で、週単位検索ボタン4503を選択してタッチすると(順序(3))、図46Cに示すように、週単位日程検索が可能となる。
【0279】
ここで、横方向には一週を構成する7日が表示され、上下方向には各日の時間帯が表示される。
【0280】
この状態で使用者がタッチを維持して上下に動かすと、特定週に含まれた各日付の時間帯別検索が可能であり、タッチを維持した状態で左右に動かすと、週が変わりながら変わった週における各日付の時間帯別日程検索が可能となる。
【0281】
[メモ管理]
図47乃至図52は、使用者のメモがディスプレイ部241で処理される例を示す図である。
【0282】
ディスプレイ部241のメインメニューにおいてメモボタン647(図6参照)をタッチすると、図47のようにメモ初期画面4701が開く。
【0283】
図48Aに示すように、メモ初期画面4701でメモ入力ウィンドウ4801をタッチすると、テキスト入力画面4810に切り替わる。
【0284】
テキスト入力画面4810においてキーボード4811を介して内容を入力し、完了ボタン4812をタッチすると、図48Bに示すように、再びメモ初期画面4701に切り替わり、メモ入力ウィンドウ4801には、テキスト入力画面4810で入力された文言が表示される。
【0285】
使用者がメモを確認し、異常がないと判断した場合は、メモ入力ウィンドウの側部にある「メモ保存」ボタン4820をタッチすると、メモが保存され、メモ保存確認ウィンドウ4830が表示される。
【0286】
図49A及び図49Bは、キーボード入力ではなく、絵または手書きメモを入力する例を示す図である。
【0287】
図49Aに示すように、メモ初期画面4701の右側に設けられる「描画」ボタン4901をタッチすると、描画メモ画面4910に切り替わる。
【0288】
使用者は、描画メモ画面4910をタッチしてメモすることができる。
【0289】
ここで、使用者は点線で表示されたボックス4911内でメモすればよく(a)、線太さ設定ボタン4912をタッチして線の太さを設定でき(b)、消ゴムボタン4913を押して、描かれたメモを消す機能を選択することもできる(c)。
【0290】
そして、色選択ボタン4914をタッチして、線色を決定することができ(d)、描かれたメモを一度で消したい時は、初期化ボタン4915をタッチして、既に描かれた全てのメモを削除することもできる(e)。
【0291】
そして、メモ描画が完了すると、「保存」ボタン4916をタッチして保存してもよく(f)、「取消」ボタン4917をタッチして、既に描かれたメモを取り消してもよい(g)。
【0292】
即ち、図49Bに示すように、メモ描画が完成すると、「保存」ボタン4916を押して、描かれたメモを保存することができる。
【0293】
一方、図50は、既に描かれたメモを消す過程を示す図で、使用者は、消ゴムボタン4913をタッチして、消したい部分Pを上、下、左、右にタッチして消すことができる。
【0294】
図51A及び図51Bは、不必要なメモを削除する過程を示す図である。
【0295】
図51Aに示すように、保存されたメモは、メモ初期画面4701に仮想ポストイット形態のメモ表示ウィンドウ5101で表示される。
【0296】
この状態で、不必要なメモを選択し、「ゴミ箱」ボタン5102をタッチすると、メモを削除するか否かを再確認するポップアップウィンドウ5110が開く。
【0297】
この状態で「削除」ボタン5111をタッチすると、図51Bに示すように、メモ削除を確認させるポップアップウィンドウ5120が開き、これで不必要なメモの削除過程が完了する。
【0298】
図52A及び図52Bは、メモをディスプレイ部241の背景画面に保存する例であり、これにより、保存されたメモを背景画面のウィジェットに表示させることができる。
【0299】
図52Aに示すように、メモ初期画面4701に表示された特定メモ表示ウィンドウ5101を選択し(順序(1))、メモ初期画面の下段部に表示された「バックグラウンド画面へ保存」ボタン5102をタッチする(順序(2))。
【0300】
この場合、選択されたメモの上段部にホーム表示がされ、選択されたメモの色が変わる。
【0301】
そして、メモ初期画面の上段部に表示されるホームボタン5111をタッチすると(順序(3))、図52Bに示すように、背景画面のウィジェットに、選択されたメモ表示ウィンドウ5101に記録されたメモの内容を表示させることが可能になる。
【0302】
図53Aは、ディスプレイ部241の環境設定のための環境設定メイン画面を示す図である。環境設定メイン画面は、図6に示すメインメニューにおいて「環境設定」ボタンをタッチすることでディスプレイ部241に開く。
【0303】
ここで、環境設定メイン画面5301では、総数8個の下位メニューが表示される。
【0304】
例えば、画面明るさ設定ボタン5311と、ボリューム設定ボタン5312、無線ネットワーク設定ボタン5313、アップデートボタン5314、画面設定ボタン5315、日付/時間設定ボタン5316、スマート診断ボタン5317、及び使用者登録/初期化設定ボタン5318などのメニューを含む。
【0305】
ここで、画面明るさ設定ボタン5311をタッチすると、図53Bで示すように、画面明るさ設定ポップアップウィンドウ5320が開く。
【0306】
画面明るさ設定ポップアップウィンドウ5320では、画面明るさの調節のためのスクロールバー5321が表示され、使用者は、スクロールバー5321を左右に移動させて所望の明るさを設定し、「確認」ボタン5322をタッチすることで、画面明るさの設定が完了する。
【0307】
図54Aは、ボリュームを設定する過程を示す図である。
【0308】
図53Aで、ボリューム設定ボタン5312をタッチすると、図54Aのようなボリューム設定のためのボリューム設定ポップアップウィンドウ5410が開き、ボリューム設定ポップアップウィンドウ5410にはボリュームの強弱を調節するためのスクロールバー5411が表示される。
【0309】
使用者は、スクロールバー5411を左右に移動させてボリュームの強弱を調節し、確認ボタン5412をタッチしてボリューム調節を完了する。
【0310】
[無線ネットワークの設定]
図55Aは、無線ネットワーク設定画面5420を示す図である。使用者が、図53Aで、無線ネットワーク設定ボタン5313をタッチすると、無線ネットワーク設定画面5420がディスプレイ部241に表示される。
【0311】
本実施例では無線ネットワークとしてWi−Fiシステムを用いるとしたが、これに限定されるものではない。
【0312】
使用者が、無線ネットワークの設定のために、図55Bに示すように、「Wi−Fi設定」ボックスボタン5421をon/offタッチして選択することができる。
【0313】
図55B乃至図55C、及び図56では、無線ネットワークの接続方法の具体的な過程が示されている。
【0314】
図55Bに示すように、使用者または作業者が実使用のための無線ネットワークを選択してタッチをすると(順序(1))、図55Bに示すように、接続のための無線パスワードポップアップウィンドウが表示される(ここで、U+Net97A3は無線共有器識別番号である)。
【0315】
この時、無線パスワードポップアップウィンドウにパスワードを入力する(無線共有器パスワード設定の場合)(順序(2))。
【0316】
そして、パスワード入力が完了すると、「設定」ボタンをタッチすることで(順序(3))、図56のように無線ネットワーク接続が完了する。
【0317】
図57は、無線パスワードキーボードを示す図であり、無線パスワードキーボードは、ひら仮名/アルファベット/数字へと切り替え可能である。図57に示す切替キー及び特殊機能キーを用いて様々な形態のパスワードを設定することができる。
【0318】
[情報アップデート]
図58A及び図58Bは、ファームウェアまたはレシピーなどの情報をアップデートするための使用者登録確認過程を示す図である。
【0319】
図58Aに示すように、環境設定初期画面において「使用者登録/初期化」ボタンをタッチすると、使用者未登録の場合に、使用者登録及び初期化ポップアップウィンドウが表示される。
【0320】
使用者が購買時に割り当てられたIDとパスワード、またはメーカーのホームページを介して入力したIDとパスワードを、使用者登録及び初期化ポップアップウィンドウに入力し、「新規登録」ボタンをタッチすることで使用者登録ができる。
【0321】
一方、使用者が既に登録されている場合は、図58Bのような画面が表示され、その画面上には使用者のIDと登録日時が表示される。
【0322】
この状態で使用者変更をする必要があるときは、「使用者変更」ボタンをタッチして使用者変更を行い、使用者情報初期化をする必要があるときは、「使用者情報初期化」ボタンをタッチすればよい。
【0323】
図59Aは、ファームウェアやレシピー情報がディスプレイ部上でアップデートされる例を示す図である。
【0324】
使用者登録の確認が完了した後に、図59Aに示すように、使用者が環境設定初期画面5301において「アップデート」ボタン5314をタッチすると、図59Bに示すように、現在のソフトウェアが最新バージョンであるか否かを確認するバージョン確認ポップアップウィンドウ5920が表示される。
【0325】
確認が完了すると、図59Bに示すように、アップデート確認ポップアップウィンドウ5930が表示され、アップデート確認ポップアップウィンドウ5930には、ファームウェア及びレシピーの現在のバージョン及びアップデートすべき項目があるか否かが表示される。
【0326】
この状態でファームウェアをアップデートする必要があるときは、図60に示すように「ネットワーク」ボタン5931をタッチする。
【0327】
この場合、アップデート進行ポップアップウィンドウが表示させながら、無線ネットワークを介したアップデートが進行し、アップデート後には自動的に再起動がなされる。
【0328】
一方、ネットワークではなくSDメモリカードを用いてファームウェアをアップデートするためには、アップデートされたファームウェアが格納されているSDメモリカードを挿入スロット245(図4参照)に挿入し、SDカードボタン5932をタッチすることでファームウェアをアップデートすることができる。
【0329】
このときも同様に、アップデートが完了すると自動的に再起動がなされる。
【0330】
一方、アップデート確認ポップアップウィンドウ5930でレシピーをアップデートする項目があると表示される場合に、使用者は、図61に示すように、レシピーアップデートに関連する「ネットワーク」ボタン5933をタッチする。
【0331】
このとき、「ネットワーク」ボタン5933をタッチすると、図61に示すように、アップデート進行ポップアップウィンドウ6120が表示され、アップデートが完了すると、図53Aのような環境設定初期画面に復帰する。
【0332】
[画面設定]
一方、画面設定によって節電画面や照明時間を選択することができる。このように、画面設定をするためには、図62に示すように、環境設定初期画面5301で使用者が「画面設定」ボタン5315をタッチすればよい。
【0333】
このように画面設定ボタン5315をタッチすると、画面設定ポップアップウィンドウ6220が表示される。
【0334】
画面設定ポップアップウィンドウ6220では、「節電画面選択」、「照明時間選択」、そして「自動オン選択」を選択することができる。
【0335】
節電画面とは、使用者がディスプレイ部を使用してから所定の照明時間が経過した後に、節電のためにディスプレイ部に表示される画面の状態を指す。
【0336】
使用者は、節電画面が、画面が消える場合、画面の照度が低くなる場合、そして時計が表示される場合のいずれか一つになるように選択することができる。
【0337】
一方、画面設定ポップアップウィンドウにおいて点線で表示した部分6221のように、「自動オン選択」を選択できる。
【0338】
これは、使用者が画面をタッチすると自動的にディスプレイ部が明るくなる場合と、画面をタッチし、または冷蔵庫のドアまたは補助貯蔵室(本実施例ではマジックスペースと表現される)を開放するとディスプレイ部が自動的に明るくなる場合を意味する。
【0339】
図63に示すように、使用者が画面設定ポップアップウィンドウで節電画面を選択する時に、「画面が消える」または「画面が暗くなる」を選択すると、設定した照明時間の後に画面が消え、または暗くなり、画面を再度タッチした場合は、画面ロック状態になるため、使用者がタッチをしても当該タッチ命令は実行されない。
【0340】
このような画面ロック状態を解除するためには、図64に示すように、「ロック解除」ボタン6410のタッチを維持した状態で上側に指を動かすと、ロック設定前の画面に復帰する。
【0341】
ロック設定前の画面に復帰すると、使用者が特定のボタンをタッチすることで当該タッチ結果が再びディスプレイ部に表示されるように構成することができる。
【0342】
一方、ディスプレイ部の画面上における日付または時間を設定するためには、図65に示すように、使用者が環境設定初期画面5301で日付/時間ボタン5316をタッチする。
【0343】
タッチの結果、画面が変わりながら日付/時間設定画面6520が表示され、この画面には日付と時間が表示される。
【0344】
一方、日付/時間設定画面上でネットワーク提供値使用6521を選択すると、無線ネットワークを通じて日付と時間情報を受信してディスプレイ部に反映させる。
【0345】
一方、使用者が直接日付または時間を設定する場合は、日付設定領域6522または時間設定領域6523をタッチする。
【0346】
タッチの結果、図66のような日付設定ポップアップウィンドウ6610または時間設定ポップアップウィンドウ6620が表示され、これらのポップアップウィンドウに備えられるボタンを用いて日付または時間を設定できる。
【0347】
図67は、環境設定初期画面においてスマート診断をするための過程を示す図である。
【0348】
スマート診断とは、冷蔵庫で発生する特定の音を音声信号としてサービスセンターに送信し、当該音声信号によって冷蔵庫の故障の有無を判別できる診断方法である。
【0349】
そのために、使用者が環境設定初期画面5301でスマート診断ボタン5317をタッチすると、スマート診断案内画面6720が表示され、スマート診断案内画面6720には、使用者が守るべき遵守事項と診断開始ボタン6721が表示される。
【0350】
スマート診断を用いる方法は、図68に示すように、まず、ドアを開いて電話機Cを本体上端のスピーカー242のホールに当てることから始める。
【0351】
そして、準備が終わると、「診断開始」ボタン6721をタッチすればよいが、診断モードが動作すると、スピーカー242のホールから音声信号が出力され、スマート診断案内画面には、診断にかかる残り時間が表示されることが好ましい。
【0352】
残り時間が経過すると、音声信号伝送の完了を知らせるメッセージが表示され、自動的に環境設定初期画面に復帰する。
【0353】
そして、音声データ信号の伝送完了後に、オペレーターからスマート診断結果に関する応答を聞き、必要な措置を執ることによって、冷蔵庫の異常の有無を判断し、その対策を講じることができる。
【0354】
図69は、環境設定初期画面5301で使用者登録を行う過程を示す図である。
【0355】
使用者が、環境設定初期画面5301に備えられる「使用者登録/初期化」ボタン5318をタッチすると、使用者登録及び初期化ポップアップウィンドウ6920が表示されて、ポップアップウィンドウに使用者ID入力ウィンドウ6921とパスワード入力ウィンドウ6922が表示される。
【0356】
使用者ID入力ウィンドウとパスワード入力ウィンドウには、使用者が、冷蔵庫メーカーが運営するウェブサイトに登録したIDとパスワードを入力する。
【0357】
続いて、「新規登録」ボタン6923をタッチすると、IDとパスワードが正しい場合は、使用者登録が完了し、図70に示すように、ID登録日時7003及び登録されたID 7002が表示されたポップアップウィンドウ7001に変更される。
【0358】
一方、使用者情報を初期化する場合に、図70で表示される「使用者情報初期化」ボタン7004をタッチすると、初期化再確認お知らせウィンドウが開き、確認を押すと冷蔵庫食品管理データ情報が初期化される。
【0359】
そして、この初期化が完了すると、「初期化が完了しました」というメッセージが表示されて使用者に知らせる。
【0360】
一方、上述した冷蔵庫のディスプレイ部で表示されるユーザーインターフェースは、無線端末機のタッチスクリーン上に具現化されてもよい。例えば、前述したユーザーインターフェースは、タッチスクリーンを備えている専用リモコンや、冷蔵庫制御のためのアプリケーションが搭載または設置されているスマートフォンで具現化されてもよい。
【0361】
以下、図71乃至図79を参照して、スマートフォン上でアプリケーションの形態で具現化される冷蔵庫制御のためのユーザーインターフェースの構成について説明する。この場合、スマートフォンは外部と無線で情報を交換できる無線通信部、使用者のタッチ入力を認識するタッチスクリーン、及び入出力される情報を保存するためのメモリを備えることが好ましい。もちろん、スマートフォンは、上述した構成要素よりも多くの構成要素を有していてもよい。以下、スマートフォンを便宜上、「無線端末機」と称する。
【0362】
図71は、本発明の一実施例に係る冷蔵庫制御のためのアプリケーションが無線端末機上で表示される形態の一例を示す図である。
【0363】
冷蔵庫制御アプリケーションがスマートフォンにインストールされている場合に、図71(a)のように、背景画面(ホームスクリーン)やメインメニューに、当該アプリケーションのショートカット機能を実行するアイコン7110を表示することが可能である。
【0364】
アイコンが選択されると、図71(b)のように、ログイン画面が無線端末機のタッチスクリーンに表示される。ログインのためのID/パスワードは、冷蔵庫に設定されるID/パスワードと同一であっても異なっていてもよい。
【0365】
ログインが完了すると、図71(c)のように、アプリケーション初期画面が表示される。無線端末機と冷蔵庫がサーバーを介して接続し、またはダイレクトに接続して最新の情報(ショッピングリストまたは貯蔵物情報など)が無線端末機に更新、即ち、同期化される場合、これを知らせるお知らせウィンドウ7120が表示されるとよい。
【0366】
ログイン後に表示される初期画面が食品管理メニューである場合に、食品管理メニューの構成について図72を参照して説明する。
【0367】
図72は、本発明の一実施例に関連する冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューが無線端末機上で表示される形態の一例を示す図である。
【0368】
食品管理メニューが無線端末機上で表示される時に、各メニューボタンやアイコンの配置は、図7(b)を参照して説明した冷蔵庫のユーザーインターフェースに類似している。ただし、一部のメニューやアイコンは、無線端末機のタッチスクリーンの大きさから、省略され、または他の形態に変更して表示されることがある。
【0369】
より詳細には、食品管理メニューの上段には、貯蔵物の情報を冷蔵庫や外部サーバーに伝送するための伝送ボタン7210、及び貯蔵物の情報を冷蔵庫や外部サーバーから読み出すための「開く」ボタン7220が配置される。
【0370】
その下側には、貯蔵物を特定するための頻度別入力ボタン及びカテゴリー入力ボタン7230が配置される。中段には、冷蔵庫の内部形状を表すグラフィック7240が表示され、グラフィック内の各貯蔵室には予め貯蔵された貯蔵物の保管情報がある場合に、当該貯蔵室に保管された貯蔵物の種類または個数を表すインジケータ7250が表示される。グラフィック7240の下側には、仮想キーボードを開くためのボタン7260が配置され、その下側には、食品管理、レシピー、ショッピングリスト及び冷蔵庫温度のそれぞれのメニューを読み出すためのメニューボタン領域7270が配置される。
【0371】
図73は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューから貯蔵室の貯蔵物情報を確認する方法の一例を示す図である。
【0372】
まず、図73(a)のように、3種類の貯蔵物が保管されることを表すインジケータ7310が選択されると、図73(b)のように、保管物のアイコンリストが表示されるとよい。各アイコンの側部には、レシピー材料に追加するためのボタン7320、及び該当のアイコンを削除するためのボタン7330をそれぞれ配置することが可能である。
【0373】
図74は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューから貯蔵物の詳細情報を確認する方法の一例を示す図である。
【0374】
図74(a)は、図73(b)に後続する手順として説明する。図74(a)で、レモンアイコン7410が選択されると、図74(b)のように、貯蔵物詳細情報画面が表示される。具体的には、貯蔵物詳細情報画面には、当該貯蔵物を材料とするレシピーを出力するためのお勧め料理ボタン7420、ショッピングリスト追加ボタン7430、及びゴミ箱ボタン7440が配置される。その下側には、当該貯蔵物の保管期限を変更するための「保管期限変更」ボタン7450、数量調節のための「+/−」ボタン7460が表示されるとよい。各ボタンの詳細な機能は、前述した冷蔵庫のユーザーインターフェースと類似しているので、重複説明は省略する。
【0375】
次に、図75を参照して貯蔵物の特定方法について説明する。
【0376】
図75は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションの食品管理メニューを介して追加される貯蔵物を特定する方法の一例を示す図である。
【0377】
前述した図72の頻度別入力ボタンが選択することで、図75(a)のように、入力頻度の高い順に整列された貯蔵物のアイコンを表示することができる。また、図72のカテゴリー別入力ボタンを選択することで、図75(b)のように、貯蔵物のカテゴリーに対応するアイコンを表示することができる。ここで、カテゴリー分類は、冷蔵庫のユーザーインターフェースで説明したカテゴリー分類と同一にすることが好ましい。
【0378】
次に、図76及び図77を参照してレシピーメニューについて説明する。
【0379】
図76は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションのレシピーメニュー構成の一例を示す図である。
図76を参照すると、レシピーメニューは、下段のメニューボタン領域からレシピーボタン7610を選択することで開くことができる。レシピーメニューの上段には、レシピー情報を冷蔵庫や外部サーバーに伝送するための伝送ボタン7620、及びレシピー情報を冷蔵庫や外部サーバーから読み出すための「開く」ボタン7630が配置される。その下側には、レシピー検索の対象となる材料を保管するための調理容器アイコン7640が表示される。調理容器アイコン7640が選択されると、図20を参照して前述した材料領域2021に該当する画面が、全体モードまたはポップアップウィンドウとして表示されるとよい。
【0380】
調理容器アイコンの下側には、調理容器に追加された貯蔵物を材料として含むレシピーを検索及び出力するための「レシピーを見る」ボタン7650が表示される。その下側には、調理容器アイコンに追加する貯蔵物を特定するためのボタン7660が配置される。具体的には、保管期限が迫っている貯蔵物を確認するための「保管期間」ボタン、及び貯蔵物情報を確認するための「保有食品」ボタンがそれぞれ表示される。
【0381】
また、下段には、調理容器アイコンに追加された貯蔵物にかかわらずにレシピーを検索するためのボタン領域7670が配置される。
【0382】
図77は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で冷蔵庫制御のためのアプリケーションのレシピー検索方法の一例を示す図である。
【0383】
図77(a)は、図76のレシピーを検索するためのボタン領域7670からテーマ別料理ボタンが選択される場合に表示されうる。具体的には、4つの下位テーマのうち、特別なお膳が選択されると、図77(b)のように、下位テーマに含まれるレシピーリストが表示される。この場合、使用者がジャガイモ卵サラダ7710を選択すると、図77(c)のように、レシピー詳細情報が表示される。ここで、当該料理のサムネイルイメージ7720が選択されると、図77(d)のように、サムネイルイメージを拡大したポップアップウィンドウ7730が表示されるとよい。
【0384】
次に、図78を参照してショッピングリストメニューについて説明する。
【0385】
図78は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で実行される冷蔵庫制御のためのアプリケーションのショッピングリストメニューの構成の一例を示す図である。
【0386】
図78を参照すると、レシピーメニューは、下段のメニューボタン領域から「ショッピングリスト」ボタン7810を選択することで開くことができる。
【0387】
ショッピングリストメニューの上段には、ショッピングリスト情報を冷蔵庫や外部サーバーに伝送するための「伝送」ボタン7820、及びショッピングリスト情報を冷蔵庫や外部サーバーから読み出すための「開く」ボタン7830が配置される。その下側には、ショッピングリストに追加された貯蔵物に対応するアイコン7840、及び各アイコンの右側に当該アイコンをショッピングリストから削除するためのゴミ箱アイコン7850が備えられる。
【0388】
次に、図79を参照して冷蔵庫温度メニューについて説明する。
【0389】
図79は、本発明の一実施例に関連する無線端末機上で実行される冷蔵庫制御のためのアプリケーションの冷蔵庫温度メニューの構成の一例を示す図である。
【0390】
図79を参照すると、冷蔵庫温度メニューは、下段のメニューボタン領域から「冷蔵庫温度」ボタン7910を選択することで開くことができる。
【0391】
冷蔵庫温度メニューでは、冷凍室及び冷蔵室などのそれぞれの貯蔵室に設定された温度、特急冷凍活性化の有無、特冷室動作の有無、除菌フィルターの設定状態、及びスマート節電機能の設定状態を表示することができる。
【0392】
上述のアプリケーションの操作を通じて生成された情報(例えば、ショッピングリストまたは貯蔵物情報など)は、無線端末機に備えられた無線通信部を介して冷蔵庫に直接、またはサーバーを経由して冷蔵庫に伝達することができる。また、無線通信部を介して冷蔵庫に直接、またはサーバーを経由して冷蔵庫のメモリ250に保存されたショッピングリストや貯蔵物情報などを読み出すことができ、便利である。
【0393】
また、本発明の一実施例によれば、前述したアプリケーションは、プログラムの格納されている媒体に、プロセッサで読み込み可能なコードとして具現化することが可能である。プロセッサ読み込み可能な媒体の例には、ROM、RAM、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ記憶装置などがあり、キャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)の形態とするものも含む。
【符号の説明】
【0394】
1 本体
5 冷凍室
6 冷蔵室
7 冷凍室ドア
8 冷凍室ドア
10 補助貯蔵室
200 ディスプレイ装置
241 ディスプレイ部
245 挿入スロット
720 冷蔵庫グラフィック
730 貯蔵物選択領域
850 食品詳細情報ポップアップウィンドウ
3101 冷蔵庫管理初期画面
3701 節電モード選択ポップアップウィンドウ
4101 スケジュール管理初期画面
4701 メモ管理初期画面
5301 環境設定初期画面
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の貯蔵空間を有する冷蔵庫内部形状を第1領域に表示するためのディスプレイ部と、
前記複数の貯蔵空間のそれぞれに貯蔵された貯蔵物の保管情報を有しているメモリと、
前記保管情報に基づいて、前記冷蔵庫内部形状の各貯蔵空間に貯蔵された貯蔵物の種類及び数量のうち少なくとも一つを表示するアイコンが表示されるように制御する制御部と、
を含むことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項2】
前記制御部は、
前記複数の貯蔵空間のうち第1貯蔵空間がタッチスクリーンを介したタッチ入力で選択されると、前記第1貯蔵空間が残りの貯蔵空間と視覚的に区別されるように、前記第1貯蔵空間に所定の視覚効果を付与するように制御する、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記所定の視覚効果は、
前記第1貯蔵空間の色の変更、及び前記第1貯蔵空間の所定比率での拡大を含む、請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記の各貯蔵空間に貯蔵された貯蔵物の種類及び数量のうち少なくとも一つを表示するアイコンは、第1アイコン及び第2アイコンを含み、
前記第1アイコンは、貯蔵物の種類のそれぞれに対応する形状を有し、前記第2アイコンは、貯蔵物の個数を数字で表す、請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記制御部は、
前記複数の貯蔵空間のそれぞれに、あらかじめ設定された個数分の第1アイコンのみ表示されるように制御する、請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記第1貯蔵空間に、あらかじめ設定された個数よりも多い種類の貯蔵物が貯蔵された場合に、前記制御部は、
前記第1貯蔵空間が選択されると、前記あらかじめ設定された個数分の第1アイコンの周辺に、表示されていない第1アイコンを少なくとも一つの方向に探索するための探索方向アイコンが少なくとも一つ表示されるように制御する、請求項5に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記制御部は、
貯蔵期限が迫っている順に、前記あらかじめ設定された個数分の第1アイコンを選択する、請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記制御部は、
最近に保管された貯蔵物の順に、前記あらかじめ設定された個数分の第1アイコンを選択する、請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記制御部は、
前記複数の貯蔵空間に貯蔵されうる複数の貯蔵物のそれぞれに対応するアイコンを含む第2領域がタッチスクリーン上にさらに表示されるように制御する、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
前記制御部は、
前記第2領域に含まれるアイコンをカテゴリー別にまたは貯蔵頻度順に整列して表示されるように制御する、請求項9に記載の冷蔵庫。
【請求項11】
前記制御部は、
前記第2領域に含まれるアイコンのうち第3アイコンが前記複数の貯蔵空間のうち第2貯蔵空間にドラッグされる場合に、前記第3アイコンに対応する貯蔵物の貯蔵情報を設定するためのポップアップウィンドウが前記タッチスクリーン上に表示されるように制御する、請求項9に記載の冷蔵庫。
【請求項12】
前記保管情報は、各貯蔵物の種類、保管開始日、保管期限及び保管数量のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項13】
貯蔵物が保管される貯蔵室を有する本体と、
前記本体を開閉するドアと、
前記ドアに装着され、その一方の側に所定の記憶装置が挿入される挿入スロット、及び所定の情報を視覚化して表示するディスプレイ部を備えるディスプレイ装置と、
前記ドアに着脱自在に取り付けられ、前記挿入スロットが設けられるディスプレイ装置の一方の側を選択的にカバーするカバー部材と、
を備えることを特徴とする冷蔵庫。
【請求項14】
前記ディスプレイ装置は、前記ディスプレイ部を取り囲むハウジングを備え、前記挿入スロットは、前記ハウジングの一方の側に設けられる、請求項13に記載の冷蔵庫。
【請求項15】
前記ドアは、
前方を構成する前方ドアと、
該前方ドアの後方に設けられる後方ドアと、を含み、
前記前方ドアと前記後方ドアとの間に設けられて、前記ディスプレイ装置が収容されるフレーム部をさらに含み、
前記フレーム部の一方の側と前記前方ドアの一方の側には、前記挿入スロットを有する前記ディスプレイ部の一方の側が露出されるように側面開放部が設けられている、請求項14に記載の冷蔵庫。
【請求項16】
前記カバー部材は、前記前方ドアの開放部に着脱自在に設けられ、前記挿入スロットを選択的に露出させ、またはカバー可能に設けられる、請求項15に記載の冷蔵庫。
【請求項17】
前記貯蔵室は、相互に並列的に設けられる冷凍室及び冷蔵室を含み、
前記ドアは、相互に並列的に設けられる冷凍室ドア及び冷蔵室ドアを含み、
前記ディスプレイ装置は、前記冷凍室ドアに設けられ、
前記挿入スロットは前記冷凍室ドアの側面に設けられ、該挿入スロットが設けられる冷凍室ドアの側面は、前記冷蔵室ドアの側面に対向するように構成される、請求項13に記載の冷蔵庫。
【請求項1】
複数の貯蔵空間を有する冷蔵庫内部形状を第1領域に表示するためのディスプレイ部と、
前記複数の貯蔵空間のそれぞれに貯蔵された貯蔵物の保管情報を有しているメモリと、
前記保管情報に基づいて、前記冷蔵庫内部形状の各貯蔵空間に貯蔵された貯蔵物の種類及び数量のうち少なくとも一つを表示するアイコンが表示されるように制御する制御部と、
を含むことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項2】
前記制御部は、
前記複数の貯蔵空間のうち第1貯蔵空間がタッチスクリーンを介したタッチ入力で選択されると、前記第1貯蔵空間が残りの貯蔵空間と視覚的に区別されるように、前記第1貯蔵空間に所定の視覚効果を付与するように制御する、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記所定の視覚効果は、
前記第1貯蔵空間の色の変更、及び前記第1貯蔵空間の所定比率での拡大を含む、請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記の各貯蔵空間に貯蔵された貯蔵物の種類及び数量のうち少なくとも一つを表示するアイコンは、第1アイコン及び第2アイコンを含み、
前記第1アイコンは、貯蔵物の種類のそれぞれに対応する形状を有し、前記第2アイコンは、貯蔵物の個数を数字で表す、請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記制御部は、
前記複数の貯蔵空間のそれぞれに、あらかじめ設定された個数分の第1アイコンのみ表示されるように制御する、請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記第1貯蔵空間に、あらかじめ設定された個数よりも多い種類の貯蔵物が貯蔵された場合に、前記制御部は、
前記第1貯蔵空間が選択されると、前記あらかじめ設定された個数分の第1アイコンの周辺に、表示されていない第1アイコンを少なくとも一つの方向に探索するための探索方向アイコンが少なくとも一つ表示されるように制御する、請求項5に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記制御部は、
貯蔵期限が迫っている順に、前記あらかじめ設定された個数分の第1アイコンを選択する、請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記制御部は、
最近に保管された貯蔵物の順に、前記あらかじめ設定された個数分の第1アイコンを選択する、請求項4に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記制御部は、
前記複数の貯蔵空間に貯蔵されうる複数の貯蔵物のそれぞれに対応するアイコンを含む第2領域がタッチスクリーン上にさらに表示されるように制御する、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
前記制御部は、
前記第2領域に含まれるアイコンをカテゴリー別にまたは貯蔵頻度順に整列して表示されるように制御する、請求項9に記載の冷蔵庫。
【請求項11】
前記制御部は、
前記第2領域に含まれるアイコンのうち第3アイコンが前記複数の貯蔵空間のうち第2貯蔵空間にドラッグされる場合に、前記第3アイコンに対応する貯蔵物の貯蔵情報を設定するためのポップアップウィンドウが前記タッチスクリーン上に表示されるように制御する、請求項9に記載の冷蔵庫。
【請求項12】
前記保管情報は、各貯蔵物の種類、保管開始日、保管期限及び保管数量のうち少なくとも一つを含む、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項13】
貯蔵物が保管される貯蔵室を有する本体と、
前記本体を開閉するドアと、
前記ドアに装着され、その一方の側に所定の記憶装置が挿入される挿入スロット、及び所定の情報を視覚化して表示するディスプレイ部を備えるディスプレイ装置と、
前記ドアに着脱自在に取り付けられ、前記挿入スロットが設けられるディスプレイ装置の一方の側を選択的にカバーするカバー部材と、
を備えることを特徴とする冷蔵庫。
【請求項14】
前記ディスプレイ装置は、前記ディスプレイ部を取り囲むハウジングを備え、前記挿入スロットは、前記ハウジングの一方の側に設けられる、請求項13に記載の冷蔵庫。
【請求項15】
前記ドアは、
前方を構成する前方ドアと、
該前方ドアの後方に設けられる後方ドアと、を含み、
前記前方ドアと前記後方ドアとの間に設けられて、前記ディスプレイ装置が収容されるフレーム部をさらに含み、
前記フレーム部の一方の側と前記前方ドアの一方の側には、前記挿入スロットを有する前記ディスプレイ部の一方の側が露出されるように側面開放部が設けられている、請求項14に記載の冷蔵庫。
【請求項16】
前記カバー部材は、前記前方ドアの開放部に着脱自在に設けられ、前記挿入スロットを選択的に露出させ、またはカバー可能に設けられる、請求項15に記載の冷蔵庫。
【請求項17】
前記貯蔵室は、相互に並列的に設けられる冷凍室及び冷蔵室を含み、
前記ドアは、相互に並列的に設けられる冷凍室ドア及び冷蔵室ドアを含み、
前記ディスプレイ装置は、前記冷凍室ドアに設けられ、
前記挿入スロットは前記冷凍室ドアの側面に設けられ、該挿入スロットが設けられる冷凍室ドアの側面は、前記冷蔵室ドアの側面に対向するように構成される、請求項13に記載の冷蔵庫。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35A】
【図35B】
【図35C】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39A】
【図39B】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44A】
【図44B】
【図45】
【図46A】
【図46B】
【図46C】
【図47】
【図48A】
【図48B】
【図49A】
【図49B】
【図50】
【図51A】
【図51B】
【図52A】
【図52B】
【図53A】
【図53B】
【図54】
【図55A】
【図55B】
【図55C】
【図56】
【図57】
【図58A】
【図58B】
【図59A】
【図59B】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35A】
【図35B】
【図35C】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39A】
【図39B】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44A】
【図44B】
【図45】
【図46A】
【図46B】
【図46C】
【図47】
【図48A】
【図48B】
【図49A】
【図49B】
【図50】
【図51A】
【図51B】
【図52A】
【図52B】
【図53A】
【図53B】
【図54】
【図55A】
【図55B】
【図55C】
【図56】
【図57】
【図58A】
【図58B】
【図59A】
【図59B】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【公開番号】特開2012−220186(P2012−220186A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−91376(P2012−91376)
【出願日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】
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