説明

ディスプレイ装置及びディスプレイ装置の製造方法

【課題】ディスプレイ装置の製造において、予期しない色光の漏れを防ぎ、彩度を向上するディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】ディスプレイ装置は、基板とカラーフィルタ層310とを備える。複数のサブピクセル電極121,122,123を基板の上に形成する。カラーフィルタ層を基板の上に設定する。カラーフィルタ層はサブピクセル電極層に対応する複数のカラー領域311,312,313を画定する。ここで、カラー領域の各々は、互いに隣接するサブピクセル電極の2つに部分的に重畳し、カラー領域の各々の形状は、対応するサブピクセル電極のフリンジ領域の分布範囲に一致する。これにより予期しない色光の漏れを防ぐことができ、彩度が向上する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はディスプレイ装置に関する。特に、本発明はカラーフィルタ層を有するディスプレイ装置及びディスプレイ装置の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ディスプレイ装置の性能は、漏れ電場(fringe field)効果(FFE)の影響を受けることがよくある。具体的に言うと、サブピクセルの密度が高い場合、又は、2つの隣接するサブピクセル間の距離が近い場合、FFEを考慮に入れる必要がある。例示的なエルコス(LCOS)ディスプレイ装置では、サブピクセルの密度が高く、隣接するサブピクセル間の距離が短い。従って、サブピクセルのFFEは、隣接するサブピクセル間の光の漏れをもたらす。図1Aは、従来のディスプレイ装置100のサブピクセルアレイを例示する部分上面概略図である。図1Bは、図1Aに示したサブピクセルアレイを例示する展開概略図である。図1A及び図1Bを参照するに、ディスプレイ装置100は、カラーフィルタ層110、サブピクセル電極層120、液晶層130、透明電極層140及び基板150を含む。電極層120及び140は、基板150上に構成される。液晶層130は、電極層120及び140の間に構成される。カラーフィルタ層110は、サブピクセル電極層120と液晶層130との間に構成される。
【0003】
透明電極層140の材料は、例えば、インジウム−スズ酸化物(ITO)のような任意の透明導電材料である。サブピクセル電極層120は、複数のサブピクセル電極(例えば、サブピクセル電極121、122及び123)を有する。従来のカラーフィルタ層110は、複数のカラー領域(例えば、カラー領域111、112及び113)を有する。従来のカラーフィルタ層110のカラー領域の形状及び位置は、サブピクセル電極層120の対応するサブピクセル電極の形状及び位置と同じである。例えば、カラー領域112及びサブピクセル電極122は長方形であり、カラー領域112はサブピクセル電極122を単に覆うだけである。カラー領域112はサブピクセル電極122に隣接するサブピクセル電極(例えば、サブピクセル電極121及び123)を覆わない。
【0004】
サブピクセル電極122と透明電極層140との間の電場は、液晶を含む対応領域の光透過率を変化させるために、液晶層130の領域の対応液晶を駆動することができる。理論的に、サブピクセル電極122と透明電極層140との間の理想的な電場は、サブピクセル電極122を位置づける領域(すなわち、カラー領域112を位置づける領域)の液晶に作用するが、隣接するサブピクセル電極(例えば、サブピクセル電極121及び123)を位置づける領域(以下、「液晶領域」という。)の液晶には作用しない。しかしながら、事実上、サブピクセルアレイ内のサブピクセル電極122の漏れ電場分布の範囲(すなわち、電場分布の範囲)は、隣接するサブピクセル電極を位置づける液晶領域に重畳する。例えば、サブピクセル電極122の漏れ電場分布の範囲を、図1Aの点線10により示す。漏れ電場分布の範囲10内の部分領域11は、隣接するサブピクセル電極121を位置づける液晶領域に重畳し、漏れ電場分布の範囲10内の別の部分領域13は、隣接するサブピクセル電極123を位置づける液晶領域に重畳する。これは、いわゆる、FFEである。
【0005】
カラー領域111、112及び113は、赤、緑及び青領域であると仮定する。図1Aに示す漏れ電場分布の範囲10は、カラー領域112のサブピクセルに緑色光を表示させ、漏れ電場分布の範囲10内の部分領域11は、カラー領域111で赤色光漏れを有し、漏れ電場分布の範囲10内の部分領域13は、カラー領域113で青色光漏れを有する。明らかに、サブピクセルのFFEは、ディスプレイ装置100の表示性能に有害な予期しない色光漏れに導く。
【0006】
図2は、従来のディスプレイ装置200のサブピクセルアレイを例示する部分上面概略図である。図2のディスプレイ装置200の説明は、図1のディスプレイ装置100の説明を参照することができる。ディスプレイ装置100とディスプレイ装置200との間の差異は、ディスプレイ装置200のサブピクセル電極の面積が減少していることにある。例えば、図2に示すように、サブピクセル電極122の右上隅及び左下隅をカットする。それにより、サブピクセル電極122の漏れ電場分布の範囲は、サブピクセル電極122の修正した漏れ電場分布の範囲がカラー領域112の形状に一致するように、修正することができる。このため、FFEの従来の課題は解決された。にもかかわらず、サブピクセル電極の面積の減少は、サブピクセルのアパーチャ比率とディスプレイ装置100の最大表示輝度との両方の減少に導く。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、FFEの課題を解決するために、ディスプレイ装置及びディスプレイ装置の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の実施態様では、基板とカラーフィルタ層とを備えるディスプレイ装置を提供する。複数のサブピクセル電極を基板の上に形成する。カラーフィルタ層を基板の上に設定する。カラーフィルタ層は複数のサブピクセル電極に対応する複数のカラー領域を画定する。ここで、カラー領域の各々は、互いに隣接するサブピクセル電極の2つに部分的に重畳する。
【0009】
本発明の実施態様では、ディスプレイ装置の製造方法は、複数のサブピクセル電極を基板の上に形成するステップと、カラーフィルタ層の上に複数のカラー領域を画定するステップと、基板の上にカラーフィルタ層を設定するステップと、を有する。ここで、カラー領域の各々はサブピクセル電極の1つに対応する。さらに、カラー領域の各々は、互いに隣接するサブピクセル電極の2つに部分的に重畳する。
【0010】
本発明の実施態様では、基板とカラーフィルタ層とを備えるディスプレイ装置を提供する。複数のサブピクセル電極を基板の上に形成する。カラーフィルタ層を基板の上に設定する。カラーフィルタ層は複数のサブピクセル電極に対応する複数のカラー領域を画定する。カラー領域の各々は、第1の部分領域と第2の部分領域とを備える。第1の部分領域は複数のサブピクセル電極のうちの第1のサブピクセル電極に重畳し、第2の部分領域は複数のサブピクセル電極のうちの第2のサブピクセル電極に重畳し、第2のサブピクセル電極は第1のサブピクセル電極に隣接する。
【0011】
本発明の実施態様により、カラー領域の各々の形状は、対応するサブピクセル電極のフリンジ領域の分布範囲に一致する。
【0012】
本発明の実施態様により、カラー領域の各々の形状は、対応するサブピクセル電極の形状とは異なる。
【0013】
本発明の実施態様により、カラー領域の各々は、さらに第3の部分領域を備える。第3の部分領域は複数のサブピクセル電極のうちの第3のサブピクセル電極に重畳し、第3のサブピクセル電極は第1のサブピクセル電極に隣接する。
【発明の効果】
【0014】
要約すれば、本発明の実施態様により、サブピクセル電極の面積を減少する必要はない。言い換えれば、サブピクセル電極の面積をできるだけ大きく拡大することができ、サブピクセルのアパーチャ比率を増大することができる。カラーフィルタ層のカラー領域の各々は、互いに隣接するサブピクセル電極の2つに部分的に重畳する。従って、サブピクセル上のFFEにもかかわらず、本発明の実施形態により、予期しない色光の漏れをかなり防ぐことができる。よって、上記の実施形態に基づいて、FFEの課題を解決することができ、彩度を向上することができる。
【0015】
本発明の他の特徴及び利点は、本発明の実施態様により開示されたさらなる技術的特徴から、さらに理解されるであろう。そこには、本発明を実行するのに最も適したやり方の単なる例示により、本発明の実施態様が示され、説明されている。
【0016】
本発明のさらなる理解を提供するために、添付図面が含められ、本明細書に組み込まれ、その一部を構成する。図面は本発明の実施態様を例示し、その説明と共に、本発明の原理を説明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1A】従来のディスプレイ装置のサブピクセルアレイを例示する部分上面概略図である。
【図1B】図1Aに示したサブピクセルアレイを例示する展開概略図である。
【図2】従来のディスプレイ装置のサブピクセルアレイを例示する部分上面概略図である。
【図3A】本発明の実施形態によるディスプレイ装置のサブピクセルアレイを例示する部分上面概略図である。
【図3B】図3Aに示すサブピクセル電極層を例示する部分上面概略図である。
【図3C】図3Aに示すカラーフィルタ層を例示する部分上面概略図である。
【図4A】本発明の別の実施形態によるディスプレイ装置のサブピクセルアレイを例示する部分上面概略図である。
【図4B】図4Aに示すサブピクセル電極層を例示する部分上面概略図である。
【図4C】図4Aに示すカラーフィルタ層を例示する部分上面概略図である。
【図5】本発明のさらに別の実施形態によるディスプレイ装置のサブピクセルアレイを例示する部分上面概略図である。
【図6A】本発明の別の実施形態によるディスプレイ装置のサブピクセルアレイを例示する部分上面概略図である。
【図6B】図6Aに示すサブピクセル電極層を例示する部分上面概略図である。
【図6C】図6Aに示すカラーフィルタ層を例示する部分上面概略図である。
【図7】本発明の実施形態によるディスプレイ装置の製造方法を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図3Aは、本発明の実施形態によるディスプレイ装置300のサブピクセルアレイを例示する部分上面概略図である。図3Bは、図3Aに示すサブピクセル電極層120を例示する部分上面概略図である。図3Cは、図3Aに示すカラーフィルタ層310を例示する部分上面概略図である。ディスプレイ装置300は、エルコス(LCOS)ディスプレイ装置、又は、カラーフィルタ層を有する任意の他のディスプレイパネルであり得る。図3Aのディスプレイ装置300のサブピクセル電極層120及び他の部品の説明は、図1のディスプレイ装置100の説明を参照することができる。ディスプレイ装置100と300との間の差異は、ディスプレイ装置300のカラーフィルタ層310にある。具体的に言うと、ディスプレイ装置300は、基板及びカラーフィルタ層310を含む。サブピクセル電極層120の複数のサブピクセル電極(例えば、サブピクセル電極121、122及び123)は、基板上に形成される。サブピクセル電極は長方形であり、隣接するサブピクセル電極間の距離は、できるだけ短くすることができる。一般的に、隣接するサブピクセル電極間の距離は、設計ルールに従う。
【0019】
サブピクセル電極のレイアウトを決定した後に、サブピクセル電極の漏れ電場分布の範囲/形状(例えば、図3Aの漏れ電場分布の範囲10)を調べる/撮影するために、シミュレーション方法で、又は、実際的方法で、サブピクセル電極を駆動することができる。サブピクセル電極の漏れ電場分布の範囲を得た後に、漏れ電場分布の範囲に基づいて、カラーフィルタ層310のレイアウトを決定することができる。例えば、図3Aに示すように、カラーフィルタ層310を基板上に構成する。さらに、カラーフィルタ層310は、サブピクセル電極に対応する複数のカラー領域を規定する。例えば、カラー領域311、312及び313は、それぞれ、サブピクセル電極121、122及び123に対応する。サブピクセル電極122の漏れ電場分布の範囲(例えば、図3の漏れ電場分布の範囲10)は、すでに、本実施形態で得られているため、対応するサブピクセル電極122の漏れ電場分布の範囲10に一致して、カラー領域312の形状を対応して決定することができる。
【0020】
ここで、カラー領域の各々は、2つの隣接するサブピクセル電極に部分的に重畳する。例えば、カラー領域312は、隣接するサブピクセル電極121及び122に部分的に重畳する。すなわち、カラー領域312は部分領域312−1及び312−2を含む。部分領域312−2はサブピクセル電極122に重畳し、部分領域312−1はサブピクセル電極122に隣接するサブピクセル電極121に重畳する。本実施形態では、カラー領域312は、さらに、部分領域312−3を含む。部分領域312−3はサブピクセル電極122に隣接するサブピクセル電極123に重畳する。従って、カラー領域312の形状は、対応するサブピクセル電極122の形状とは異なる。
【0021】
カラー領域311、312及び313は、赤、緑及び青領域であると仮定する。図3Aに示す漏れ電場分布の範囲10は、サブピクセル電極122を位置づける領域の液晶を駆動するだけでなく、サブピクセル電極121及び123を位置づける部分領域の液晶も駆動する。カラー領域312は、2つの隣接するサブピクセル電極に部分的に重畳する。例えば、図3Aに示すように、サブピクセル電極121及び123を位置づける部分的液晶領域は、漏れ電場分布の範囲10により作用され、カラー領域312の部分領域312−1及び312−3により覆われる。FFEの課題を解決し、ディスプレイ装置300の表示性能の他に彩度も改善するために、カラー領域312の部分領域312−1及び312−3の配置は、漏れ電場分布の範囲10内の予期しない色光(赤色及び青色)の漏れの減少をもたらす。
【0022】
図4Aは、本発明の別の実施形態によるディスプレイ装置400のサブピクセルアレイを例示する部分上面概略図である。図4Bは、図4Aに示すサブピクセル電極層420を例示する部分上面概略図である。図4Cは、図4Aに示すカラーフィルタ層410を例示する部分上面概略図である。図4Aのディスプレイ装置400の説明は、図3Aのディスプレイ装置300の説明を参照することができる。ディスプレイ装置300と400との間の差異は、ディスプレイ装置400のサブピクセル電極を三角形状(又はデルタ状)に配置することである。
【0023】
さらに、ディスプレイ装置300とは違って、ディスプレイ装置400は、カラー領域411がさらに部分領域411−2及び411−3を含むカラーフィルタ層410を有する。部分領域411−2は、サブピクセル電極421に隣接するサブピクセル電極422に重畳し、部分領域411−3は、サブピクセル電極421に隣接するサブピクセル電極423に重畳する。部分領域411−2及び411−3の大きさを変えることにより、ディスプレイ装置400の色温度を調整することができる。例えば、カラー領域411は赤並びにカラー領域412及び413は緑である。このときに、部分領域411−2及び411−3は、光スペクトルの赤色光成分を増加することができ、光スペクトルの緑色光成分を減少することができる。
【0024】
ディスプレイ装置のフリンジ領域の分布範囲10がひし形のような形状を有する場合、複数のひし形の形状のカラー領域をカラーフィルタ層上に画定する。具体的には、図5は、本発明のさらに別の実施形態によるディスプレイ装置500のサブピクセルアレイを例示する部分上面概略図である。図5のディスプレイ装置500の説明は、図3A及び図4Aそれぞれのディスプレイ装置300及び400の説明を参照することができる。ディスプレイ装置400と500との間の差異は、ディスプレイ装置500のカラーフィルタ層510のカラー領域(例えば、カラー領域511)が、ひし形の形状の配置を有することにある。
【0025】
図6Aは、本発明の別の実施形態によるディスプレイ装置600のサブピクセルアレイを例示する部分上面概略図である。図6Bは、図6Aに示すサブピクセル電極層620を例示する部分上面概略図である。図6Cは、図6Aに示すカラーフィルタ層610を例示する部分上面概略図である。図6Aのディスプレイ装置600の説明は、図3A及び図4Aそれぞれのディスプレイ装置300及び400の説明を参照することができる。ディスプレイ装置300と600との間の差異は、ディスプレイ装置600のサブピクセル電極層620のサブピクセル電極を三角形状(又はデルタ状)に配置することである。
【0026】
さらに、ディスプレイ装置300とは違って、ディスプレイ装置600は、ひし形のような形状のフリンジ領域の分布範囲10を有する。サブピクセル電極のフリンジ領域の分布範囲10を得た後に、フリンジ領域の分布範囲10に基づいて、カラーフィルタ層610のレイアウトを決定することができる。例えば、カラーフィルタ層610のカラー領域の各々は、各カラー領域の形状を対応するフリンジ領域の分布範囲10に一致させるように、図6A及び図6Cに示すように、ひし形の形状を有するように対応して設計される。
【0027】
図7は、本発明の実施形態によるディスプレイ装置の製造方法を例示する。ステップ710で、複数のサブピクセル電極を基板上に形成する。ステップ720で、複数のカラー領域をカラーフィルタ層上に画定する。ここで、カラー領域の各々は、サブピクセル電極の1つに対応する。ステップ730で、カラーフィルタ層を基板上に構成する。ここで、カラー領域の各々は、互いに隣接するサブピクセル電極の2つに部分的に重畳する。
【0028】
本発明の他の実施形態により、ステップ710の前に、ディスプレイ装置の製造方法は、さらに、サブピクセル電極の各々のフリンジ領域の分布範囲を与える事前のステップを含む。ここで、カラー領域の各々の形状は、対応するサブピクセル電極のフリンジ領域の分布範囲に一致する。
【0029】
本発明の実施形態で説明したように、前述を考慮すると、カラーフィルタ層の各カラー領域の形状は、2つの隣接するサブピクセル電極に部分的に重畳するように、対応するサブピクセル電極のフリンジ領域の分布範囲に一致する。従って、サブピクセル上のFFEにもかかわらず、本発明の実施形態で説明したカラー領域の配置により、予期しない色光の漏れをかなり防ぐことができる。結果的に、上記の実施形態を考慮して、FFEの課題を解決することができ、彩度を向上することができる。
【0030】
上記の実施形態を参照して本発明を説明してきたけれども、説明した実施形態に対する変更は、本発明の精神から逸脱せずに行うことができることは、当業者には明らかであろう。従って、本発明の範囲は、上記の詳細な説明によるのではなく、添付の特許請求の範囲により画定される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイ装置であって、
その上に形成した複数のサブピクセル電極を有する基板と、
該基板の上に設定したカラーフィルタ層であって、該カラーフィルタ層は複数のカラー領域を画定し、該カラー領域の各々は前記サブピクセル電極の1つに対応する、カラーフィルタ層と、を備え、
前記カラー領域の各々は、互いに隣接する前記サブピクセル電極の2つに部分的に重畳する、ディスプレイ装置。
【請求項2】
前記カラー領域の各々の形状は、前記サブピクセル電極の対応する1つのフリンジ領域の分布範囲に一致する、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項3】
前記カラー領域の各々の形状は、前記サブピクセル電極の対応する1つの形状とは異なる、請求項1に記載のディスプレイ装置。
【請求項4】
ディスプレイ装置の製造方法であって、
複数のサブピクセル電極を基板の上に形成するステップと、
カラーフィルタ層の上に複数のカラー領域を画定するステップであって、該カラー領域の各々は前記サブピクセル電極の1つに対応する、ステップと、
前記基板の上に前記カラーフィルタ層を設定するステップと、を有し、
前記カラー領域の各々は、互いに隣接する前記サブピクセル電極の2つに部分的に重畳する、ディスプレイ装置の製造方法。
【請求項5】
前記サブピクセル電極の各々のフリンジ領域の分布範囲を与えるステップをさらに有し、
前記カラー領域の各々の形状は、前記サブピクセル電極の対応する1つの前記フリンジ領域の分布範囲に一致する、請求項4に記載のディスプレイ装置の製造方法。
【請求項6】
ディスプレイ装置であって、
その上に形成した複数のサブピクセル電極を有する基板と、
該基板の上に設定したカラーフィルタ層であって、該カラーフィルタ層は前記複数のサブピクセル電極に対応する複数のカラー領域を画定する、カラーフィルタ層と、を備え、
前記カラー領域の各々は、第1の部分領域と第2の部分領域とを備え、前記第1の部分領域は前記複数のサブピクセル電極のうちの第1のサブピクセル電極に重畳し、前記第2の部分領域は前記複数のサブピクセル電極のうちの第2のサブピクセル電極に重畳し、該第2のサブピクセル電極は前記第1のサブピクセル電極に隣接する、ディスプレイ装置。
【請求項7】
前記カラー領域の各々は、さらに第3の部分領域を備え、前記第3の部分領域は前記複数のサブピクセル電極のうちの第3のサブピクセル電極に重畳し、該第3のサブピクセル電極は前記第1のサブピクセル電極に隣接する、請求項6に記載のディスプレイ装置。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図3C】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図4C】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate

【図6C】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2013−29838(P2013−29838A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−166859(P2012−166859)
【出願日】平成24年7月27日(2012.7.27)
【出願人】(507111368)立景光電股▲ふん▼有限公司 (3)
【Fターム(参考)】