説明

デジタル・コンテンツを処理するための方法および装置

【課題】内部ファイル管理情報を含むコンテナ・ファイルに配置されたデジタル・コンテンツを処理するための方法および装置を提案する。
【解決手段】デジタル・コンテンツを1つまたは複数の処理ノード(2)に送信することに起因する遅延を削減した状態で、デジタル・コンテンツを1つまたは複数の処理ノードで処理することができる。処理ノードに関連付けられた記憶システム(3)上のデジタル・コンテンツのサイズであるプレースホルダ・ファイルを生成した(10)後、内部ファイル管理情報(7、8)がデータ・リポジトリ(1)から記憶システムに送信され(11)、コンテナ・ファイル・フォーマットで指定されたプレースホルダ・ファイル内部の位置に格納される(12)。続いて、デジタル・コンテンツのコンテンツ要素をデータ・リポジトリから記憶システムに送信し(13)、複数の処理ノードで処理する(18)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル画像シーケンス(digital image sequence)のようなデジタル・コンテンツを処理するための方法および装置に関する。より具体的には、デジタル・コンテンツを処理するための方法および装置が説明されており、当該方法および装置により、デジタル・コンテンツを1つまたは複数の処理ノードに送信することに起因する遅延を削減した状態で、デジタル・コンテンツを1つまたは複数の処理ノードで処理することができる。
【背景技術】
【0002】
デジタル・コンテンツの典型である映画フィルムは、我々の文化遺産の一部である。残念なことに、映画フィルムはしばしば、引っ掻き傷、埃、ゴミ、染み、摩耗およびその他のような望ましくない物により影響を受ける。今日では、映画フィルムを復元するために多大な努力がなされている。通常、復元は映画フィルムをスキャンした後にデジタル的に行われる。
【0003】
復元の多数の側面において技術者を支援するソフトウェアが市場に存在するにも関わらず、夫々の引っ掻き傷やゴミを発見して除去することにより、デジタル化されたフィルムを手動で復元することは時間がかかる作業であるのは明らかである。特に、引っ掻き傷またはゴミの何れかが大量にある古いコンテンツを手動で復元するのは、金銭的にみても現実的ではないであろう。これは、商用的価値が不明なフィルム映像を有する大規模アーカイブの場合に特に当てはまる。
【0004】
引っ掻き傷やゴミの検出と除去を試みるアルゴリズムを有する自動復元ソフトウェアを適用することが、手動処理に対する唯一の実行可能な代替手段である。現状では、引っ掻き傷やゴミを多少なりとも自動的に検出し除去する幾つかのソフトウェア製品およびハードウェア製品が市場で入手可能である。通常、検出および除去を微調整するには、場合によってはシーンごとに個別に、特定のパラメータを手動で調整することが必要である。処理後は、復元結果またはその一部を受理または拒絶し、別のパラメータで復元を再実行する必要がある。これは満足できるものではない。なぜならば、このような調整には時間がかかり、特に適応されていない重要なシーンの品質が良くない可能性があるからである。引っ掻き傷やゴミの検出は、現在完全には解決されていない非自明な問題である。検出されないかまたは誤検出されるであろう物が依然として一定の割合存在するのである。
【0005】
近年、映画フィルムの復元プロセスを、物、例えば引っ掻き傷やゴミの検出、自動メタデータ駆動型ワークフローを用いた除去に分割し、当該検出プロセスと除去プロセスを複数のより小さな処理タスクにさらに分割することが提案されている。当該処理タスクは、複数の処理ノードに割り当てられる。
【0006】
映画フィルムは、DPX(SMPTE 268−2003)またはTIFF(ISO 12639:2004)のような単一フレーム・ファイル・フォーマット(single frame file format)、または、MXF(SMPTE 377M)またはAVI(Mirosoft社のVideo for Windows(登録商標) SDK)およびMOV(Apple社のQuickTime、Mac OSX SDK)のようなコンテナ・ストリームに基づくファイル・フォーマットの何れかで処理される。
【0007】
単一フレーム・ファイル・フォーマットは、最小作業単位がフレームの場合にはパイプライン化およびマルチ・パイプライン化に理想的である。映画フィルムをフレームに分割し、当該フレームを1つずつ処理ノードに送信することができる。十分なフレームが処理ノードに到達した場合、新たなフレームを並列に受信することにより処理を開始し継続することができる。これは、映画フィルムのフレーム数が非常に大きい場合であっても、処理ノードで数フレームを受信した後に処理を即座に開始できることを意味する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
対照的に、AVIまたはMOVのようなインデックス化ファイルを処理するためには、映画フィルム全体を処理ノードに送信する必要がある。なぜならば、映画フィルムのインデックスがファイルの末尾に配置されているからである。したがって、送信時間中に処理は開始できず、処理は、処理ノードに対するネットワークの帯域幅に応じて大幅に時間遅延する。同じ問題が、インデックス・テーブルのような重要な管理データを伴う大規模ファイルとして複数の処理ノードに送信される任意のデジタル・コンテンツで生ずる。
【0009】
したがって、本発明の目的は、デジタル・コンテンツを1つまたは複数の処理ノードで処理するための解決方法を提案することにある。この解決方法では、処理を開始できる前に完全なデジタル・コンテンツを複数の処理ノードに送信する必要がない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明によれば、データ・リポジトリに格納されたデジタル・コンテンツを、関連する記憶システムを伴う1つまたは複数の処理ノードを用いて処理するための方法であって、上記デジタル・コンテンツが、コンテナ・ファイル・フォーマットに従う内部ファイル管理情報を備えるコンテナ・ファイルに配置され、上記方法が、上記デジタル・コンテンツのサイズのプレースホルダ・ファイルを上記記憶システムに生成するステップと、上記内部ファイル管理情報を上記データ・リポジトリから上記記憶システムに送信するステップと、送信された上記内部ファイル管理情報を、上記コンテナ・ファイル・フォーマットで指定された上記プレースホルダ・ファイル内部の位置に格納するステップと、上記デジタル・コンテンツのコンテンツ要素を上記データ・リポジトリから上記記憶システムに送信するステップと、送信された上記コンテンツ要素を上記プレースホルダ・ファイル内部の夫々の指定位置に格納するステップと、格納した上記コンテンツ要素を上記1つまたは複数の処理ノードで処理するステップと、を含む。
【0011】
上記の提案した方法を容易にするために、データ・リポジトリに格納されたデジタル・コンテンツを、関連する記憶システムを伴う1つまたは複数の処理ノードを用いて処理するための装置であって、当該デジタル・コンテンツが、コンテナ・ファイル・フォーマットに従う内部ファイル管理情報を備えるコンテナ・ファイルに配置され、上記装置が、上記内部ファイル管理情報および上記デジタル・コンテンツのコンテンツ要素を上記データ・リポジトリから受信するための入力と、上記デジタル・コンテンツのサイズのプレースホルダ・ファイルを上記記憶システムに生成し、受信した上記内部ファイル管理情報を、上記コンテナ・ファイル・フォーマットで指定された上記プレースホルダ・ファイル内部の位置に格納し、受信した上記コンテンツ要素を上記プレースホルダ・ファイル内部の指夫々の定位置に格納するための書込みエンジンと、を備える。
【0012】
本発明に従う解決方法では、元のファイル・サイズであるが有効なデータがない、コンテナ・ファイル、例えばMXFファイル、AVIファイル、またはMOVファイルを処理ノードの記憶システムに生成することを提案する。次に、ファイル転送が最初に内部ファイル管理情報、例えばインデックス・テーブルおよび/またはヘッダ情報をコンテナ・ファイル・フォーマットで指定された特定のファイル・オフセットに書き込む。その時にのみ、ファイルのコンテンツ部分、例えばデジタル画像シーケンスのフレームが送信される。これにより、デジタル・コンテンツ・ファイルが処理ノードに生成される。当該デジタル・コンテンツ・ファイルは有効なファイルのように見える。このように、処理ノードが最初にコンテンツ要素をファイルからすぐに読み出すことができる。この解決方法により、ファイル全体が1つまたは複数の処理ノードに送信される前に、公知の解決方法より非常に早く処理を開始することができる。ネットワーク帯域幅に応じて、これにより数時間節約することができる。
【0013】
有利なことに、デジタル・コンテンツのどのコンテンツ要素が記憶システムで利用可能であるかに関する情報が管理ファイル、システム・メモリ、または他の記憶域に格納される。この目的のため、コンテンツ追跡器を提供することが好ましい。このように、処理ノードがファイルの無効領域の読出しを試みないことが保証されている。
【0014】
コンテンツ要素の処理を開始する前に、特定の処理タスクに必要なデジタル・コンテンツの全てのコンテンツ要素が記憶システムで利用可能かどうかをチェックすることが好ましい。これにより、必要なデータが紛失されているためにデジタル・コンテンツの処理が割り込まれるのを防ぐことを支援する。これがなければ、かかる割込みの結果、デジタル・コンテンツを割込みポイントまで再度処理する必要が生ずる可能性がある。これにより、処理時間が増大する可能性がある。
【0015】
有利なことに、コンテンツ要素の処理の結果が処理ワークフローの次段階に提供される。例えば、映画に関するゴミ検出プロセスの結果が、ゴミ除去プロセスに利用可能とされる。これにより、検出プロセスが映画全体に対して未だ完了してなくとも除去プロセスを開始することができる。
【0016】
より良く理解するために、ここで本発明を、下記の説明において図を参照してより詳細に説明することとする。本発明はこの例示的な実施形態には限定されず、指定の図を、添付の特許請求の範囲で定義した本発明の範囲から逸脱せずに都合良く組み合わせかつ/または修正することもできることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】デジタル・コンテンツを処理するためのシステムを示す図である。
【図2】フレーム・ベースのファイルを示す図である。
【図3】インデックス・テーブルを伴うコンテナ・ファイルを示す図である。
【図4】本発明に従う、デジタル・コンテンツを処理するためのワークフローを示す略図である。
【図5】管理ファイルのフレーム・テーブルの例を示す図である。
【図6】本発明に従う、デジタル・コンテンツを記憶システムに書き込むための装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1は、デジタル・コンテンツを処理するための例示的なシステム、例えば画像処理システムを示す。当該システムは、典型的には低速だが大容量の記憶システムであるデータ・リポジトリ1と、夫々の関連する記憶システム3を有する複数の処理ノード2とを備える。記憶システム3は一般に、小規模だが非常に高速な記憶システムを使用し、少なくとも、現在処理される予定であるデジタル・コンテンツを保持する。処理ノード2とデータ・リポジトリ1は、バス・システム4、例えばPCI、PCle、イーサネット(登録商標)、インフィ二バンド、またはFCバス・システムで接続される。
【0019】
デジタル・コンテンツを処理するために、先ず要求されたデジタル・コンテンツを、必要ならばトランスコードまたは変換して、データ・リポジトリ1から記憶システム3に送信する必要がある。相互接続4に応じて、これは、処理時間の規模で大幅な持続時間を伴う、時間のかかるタスクである。全体の実行時間を短縮するために、パイプライン化された処理機構を採用する。これは、デジタル・コンテンツ全体の送信を待たずに処理を行うことを意味する。むしろ、処理は最小数のフレーム、即ち、特定の処理ステップに必要な全てのフレームが送信された後、処理ノード2のCPUの全負荷を保証するために、即座に開始する。勿論、処理ノード2は、未定義のデータを処理するのを防ぐために、現在利用可能なフレームに関する情報を必要とする。これは、図2に例示的に示すように、DPX、TIFF、PNGのようなフレーム・ベースのファイルを用いれば実装が容易である。ファイル5の名前はフレーム番号を含む。したがって、どのフレームが存在しアクセス可能であるかを判定するのは非常に容易である。
【0020】
しかし、図3に示すように、AVI、MOV、MXF等のようなコンテナ・ファイル6については状況が異なる。かかるファイル6はインデックス・テーブル7を含む。インデックス・テーブル7は、フレームのアクセスに必要である。
【0021】
コンテナ・ファイルとして送信されるデジタル・コンテンツの処理を可能とするために、図4に示すようなワークフローを使用する。当該ワークフローでは、コンテナ・ファイルのデータを逐次的に送信する必要はない。最初のステップ10では、元のコンテナ・ファイルのサイズであるプレースホルダ・ファイルを1つまたは複数の記憶システム3に生成する。次に、内部ファイル管理情報を含むコンテナ・ファイル6の領域を記憶システム3に送信する(11)。内部ファイル管理情報は、例えば、インデックス・テーブル7へのリンクを伴うヘッダ情報8とインデックス・テーブル7自体を含む。次に、送信された内部ファイル管理情報はプレースホルダ・ファイル内部の正確な位置に格納される(12)。ファイルのこれらの領域は、根底にあるオペレーティング・システムまたは根底にあるインフラのシーク動作および書込み動作を用いて、書き込まれる。有効な内部ファイル管理情報が書き込まれると(12)、デジタル・コンテンツの要素、例えばビデオ・フレームが送信され(13)、指定の位置のファイル内に格納される(14)。同時に、コンテンツのどの要素が既に利用可能であるかに関する情報が生成され、管理ファイル、システム・メモリまたは他の記憶域に、例えば既に到着したフレームの数を含むテーブルとして格納される(15)。処理ノード2は管理ファイルをチェックして(16)、デジタル・コンテンツの要求された要素のうちどれが既に利用可能かを判定して現在の読取制限を判定できるようにし、コンテナ・ファイル6から要求されたデータを読み出して(17)デジタル・コンテンツを処理する(18)。全ての必要なデータがコンテナ・ファイルに書き込まれて(14)処理ノード2により処理された(18)と判定された(19)とき、処理が終了する(20)。処理(18)の後、処理結果を次のワークフローのステップ、例えばレビュー動作に利用可能とする。提案したワークフローには、デジタル・コンテンツの一部だけが処理ノード2により処理されたとき、内部ファイル管理情報に加えてデジタル・コンテンツの対応する要素のみをコンテナ・ファイル6に格納する必要があり(14)、これにより送信データ量が大幅に削減されるという利点がある。
【0022】
図5に、既に到着した映画フレームを追跡するテーブルの一例を示す。本例では、映画のN個のフレームの各々に対して、テーブルのエントリが予約されている。到着したフレームの数は対応するエントリに記録され、未だ到着していないフレームは「利用不可」(N.A.)と示される。
【0023】
図6に、デジタル・コンテンツをローカルまたはネットワークの記憶システム3に書き込むための装置30を概略的に示す。装置30は書込みエンジン31を備える。書込みエンジン31は、インタフェース32を介してプレースホルダ・ファイルを記憶システム3に生成し、当該プレースホルダ・ファイルを、データ・リポジトリ1から入力33を介して取り出した、内部ファイル管理情報7、8およびデジタル・コンテンツの要素で埋めるためのものである。書込みエンジン31は、デジタル・コンテンツを処理するためのシステムの送信側または受信側の何れかに配置される。書込みエンジンが局所的に動作する場合、送信側と受信側は同一である。書込みエンジン31が受信側に配置される場合、書込みエンジン31はまた、デジタル・コンテンツのどの要素が既に記憶システム3上で利用可能であるかを追跡するためのコンテンツ追跡器34を備えることが好ましい。
【符号の説明】
【0024】
1 データ・リポジトリ
2 処理ノード
3 記憶システム
4 バス・システム
5、6 ファイル
7 インデックス・テーブル
8 ヘッダ情報
30 装置
31 書込みエンジン
32 インタフェース
33 入力
34 コンテンツ追跡器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ・リポジトリに格納されたデジタル・コンテンツを、関連する記憶システムを伴う1つまたは複数の処理ノードを用いて処理するための方法であって、前記デジタル・コンテンツが、コンテナ・ファイル・フォーマットに従う内部ファイル管理情報を備えるコンテナ・ファイルに配置され、前記方法が、
前記デジタル・コンテンツのサイズのプレースホルダ・ファイルを前記記憶システムに生成するステップと、
前記内部ファイル管理情報を前記データ・リポジトリから前記記憶システムに送信するステップと、
送信された前記内部ファイル管理情報を、前記コンテナ・ファイル・フォーマットで指定された前記プレースホルダ・ファイル内部の位置に格納するステップと、
前記デジタル・コンテンツのコンテンツ要素を前記データ・リポジトリから前記記憶システムに送信するステップと、
送信された前記コンテンツ要素を前記プレースホルダ・ファイル内部の夫々の指定位置に格納するステップと、
格納した前記コンテンツ要素を前記1つまたは複数の処理ノードで処理するステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記デジタル・コンテンツのどのコンテンツ要素が前記記憶システムで利用可能であるかに関する情報を管理ファイル、システム・メモリ、または他の記憶域に格納するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
特定の処理タスクに必要な前記デジタル・コンテンツの全てのコンテンツ要素が、前記コンテンツ要素の処理開始前に前記記憶システムで利用可能であるかどうかをチェックするステップをさらに含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記コンテンツ要素の処理の結果を処理ワークフローの次段階に提供するステップをさらに含む、請求項1乃至3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記内部ファイル管理情報が1つまたは複数のインデックス・テーブルおよび/またはヘッダ情報を含む、請求項1乃至4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
前記コンテンツ要素がデジタル画像シーケンスのフレームである、請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記コンテナ・ファイルが、MXFファイル、AVIファイル、およびMOVファイルのうち1つである、先行請求項のうち1つに記載の方法。
【請求項8】
データ・リポジトリに格納されたデジタル・コンテンツを、関連する記憶システムを伴う1つまたは複数の処理ノードを用いて処理するための装置であって、前記デジタル・コンテンツが、コンテナ・ファイル・フォーマットに従う内部ファイル管理情報を備えるコンテナ・ファイルに配置され、前記装置が、
前記内部ファイル管理情報および前記デジタル・コンテンツのコンテンツ要素を前記データ・リポジトリから受信するための入力と、
前記デジタル・コンテンツのサイズのプレースホルダ・ファイルを前記記憶システムに生成し、受信した前記内部ファイル管理情報を、前記コンテナ・ファイル・フォーマットで指定された前記プレースホルダ・ファイル内部の位置に格納し、受信した前記コンテンツ要素を前記プレースホルダ・ファイル内部の夫々の指定位置に格納するための書込みエンジンと、
を備える、装置。
【請求項9】
前記デジタル・コンテンツのどのコンテンツ要素が既に前記記憶システム上で利用可能であるかを追跡し、前記デジタル・コンテンツのどのコンテンツ要素が既に前記記憶システム上で利用可能であるかに関する情報を管理ファイルに格納するためのコンテンツ追跡器をさらに備える、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記内部ファイル管理情報が1つまたは複数のインデックス・テーブルおよび/またはヘッダ情報を含む、請求項8又は9に記載の装置。
【請求項11】
前記コンテンツ要素がデジタル画像シーケンスのフレームである、請求項8乃至10のいずれかに記載の装置。
【請求項12】
前記コンテナ・ファイルが、MXFファイル、AVIファイル、およびMOVファイルのうち1つである、請求項8乃至11のいずれかに記載の装置。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図1】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−114697(P2013−114697A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−262520(P2012−262520)
【出願日】平成24年11月30日(2012.11.30)
【出願人】(501263810)トムソン ライセンシング (2,848)
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing 
【住所又は居所原語表記】1−5, rue Jeanne d’Arc, 92130 ISSY LES MOULINEAUX, France