説明

デジタル放送受信機端末の設定情報更新システム

【課題】デジタル放送受信機端末の導入時において、受信機端末の買い替え、入れ替え等の機器交換時、さらには、修理等により各種設定情報がクリアされた際の機器導入手順の利便性を、ネットワークを利用して向上させる。
【解決手段】ユーザが、設定情報を有していないデジタル放送受信機端末に変更したとき、画質調整等を含む各種設定項目毎に記憶された、変更前の受信機端末における設定情報に基づいて、変更後の受信機端末において同等の調整が得られる設定情報を、ネットワークを利用して配信するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタル放送受信機端末の導入時において、ネットワークを利用した、受信機端末の買い替え、入れ替え等の機器交換時、さらには、修理等により各種設定情報がクリアされた際の機器導入手順の利便性を向上させるシステム、及びこのシステムに使用するデジタル放送受信機端末及び設定情報管理サーバに関する。
【背景技術】
【0002】
デジタル放送の視聴は勿論、近年はインターネット上のWebサイトを閲覧できる受信機端末や、IP放送と呼ばれるインターネットプロトコルを用いて実施される映像・音声配信サービスにも対応した受信機端末や、パソコンやハードディスクレコーダ、プリンタといった宅内のLANに存在する異なる機器との接続機能を謳った受信機端末など、従前のデジタル放送波の受信機という範疇を越え、宅内/宅外に存在するネットワークへのアクセス機能を強化した、所謂ネットワーク対応型のデジタル放送受信機端末が普及しつつある。
一方で、映像・音声コンテンツをより高画質・高音質にて視聴したいというテレビとしての本質的な機能に関して、様々な工夫を凝らした高画質化・高音質化のための機能実装が受信機端末メーカー各社にて成されている。
【0003】
通常、ユーザは機器導入開始時、受信機端末上に表示されるガイダンスやダイアログを手助けにして、GUI(グラフィカル・ユーザ・ユーザインターフェース)を介して、各種機能の設定項目毎に意図した設定を行なうことになるが、前記を技術背景とした受信機端末の高機能化の流れに伴い、標準モード、映画鑑賞モード、スポーツ観戦モード、ゲームモード等それぞれのモード毎に、コントラストの強弱、黒レベル、色濃度、色合い、画質、音質などを設定可能にするなど、ユーザの好みに応じたきめ細かい調整が行われるようになっており、このような各種機能の設定項目と設定項目毎の調整範囲は今後一層、増加・拡大する傾向にある。そのため、機器を新しく購入する度に前途のような各種機能項目の設定作業を行うのは煩雑となるため、このような手間を軽減し、受信機端末の買い替え、入れ替え等の機器交換時の機器導入手順の利便性を向上させる技術が検討されている。
【0004】
例えば、特許文献1によれば、機器交換及び修理前の受信機端末の機器設定情報を放送センター設備側に送信、一時退避し、機器交換や修理後の受信機端末が、前記の機器設定情報を復元するためのスクリプト情報を放送センターから受信しスクリプトを実行することで、ユーザの機器買い替え、修理等で設定情報が失われた際にも従前の設定情報を復帰できるものとしている。
また、特許文献2によれば、新規導入する映像機器を宅内のネットワークに追加すると、前記ネットワークに存在する既設の機器群に設定済みの各種設定情報をネットワーク経由で参照することを可能とし、それらに設定された情報から新規導入の機器に必要となる同種の設定情報を抽出し、新設の機器の設定に反映させることで、煩雑な設定作業を軽減している。
【0005】
ところで、受信機端末における設定項目には、各種の放送コンテンツを視聴するために機器導入開始時に設定することが望ましいものと、ユーザの嗜好に応じて設定・調整を行なうものがある。前者の例としてはデジタル放送波の受信機能に関連する項目、例えば「アンテナ設定」や、受信可能チャンネルのスキャン(サーチ)処理が実施される「チャンネル設定」等、受信機端末の設置場所に依存する設定項目が挙げられる。後者の例としては、画質や音質に関連する機能の調整に関わる項目、例えば「色合い」、「明るさ」、「コントラスト」、「トレブル」、「バス」といったものや、その受信機端末の特徴的な機能(例えば、画面内の動く対象物の残像感を軽減することに比重を置いた「スポーツ観戦」モードなど)の有効・無効設定等が挙げられる。後者に類する設定項目は、受信機端末メーカー各社にて、不特定多数のユーザに好まれる平均的に良好な設定状態を再現するように予め調整が成されている場合が多く、この初期設定状態を基準として必要に応じてユーザ自身の趣向に応じて適宜調整すれば良い。また、これらの設定項目の設定値は一般的に機種依存的な要素が強いと言える。つまり受信機端末各々の機能の実装形態、または機器を構成する各種デバイスの特性に応じて、同一メーカーであっても異機種間では合致する設定項目が存在しない場合や、設定可能範囲や設定単位当たりの調整量が異なる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2003−274305号公報
【特許文献2】特開2007−324941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、上述したような多様化、高機能化する昨今のデジタル放送受信機端末の機器設定の作業の煩雑さを軽減することであり、特に新規の受信機端末への機器交換時にユーザの手元には旧受信機端末が無い場合においても、さらには、同機種の受信機端末の交換、買い増し、あるいは修理後に機器設定の項目毎の設定値がクリアされた場合においても、機種に依存せず受信機端末の導入作業をスムーズに行うことにある。
なお、上記課題に関して、特許文献1に開示の技術によれば、同一機種間に限らず、異なる機種への機器交換が行われる場合においても、各受信機端末にて共通に解釈できるスクリプト言語が定義され、前記スクリプト言語で記載されたスクリプトを放送センターから受信し実行する手段を各々の受信機端末が備えることにより、受信機端末の製造に関わる相違(例えば、同一メーカーでの機種の相違、メーカーの相違)を吸収して、異機種へ設定情報を引き継ぐことができるとされている。但し、特許文献1に開示の技術にて主として対象としている設定情報とは、機器利用において設定が必要な情報のうち、ユーザの居住地域(住所)や機器の設置条件等、ユーザ自身に対する依存性が強い設定項目の情報である。即ち前記設定情報は機種交換後の受信機端末の設定値としても妥当性が高く、ほぼそのまま引き継ぎ可能なものに限られている。
【0008】
ところで、前述の「色合い」、「明るさ」、「コントラスト」のような画質調整に関わる設定項目の設定情報、すなわち受信機端末各々の機器特性、能力、実装形態に依存する設定情報を異機種の設定情報として引き継ぐ場合には、両機種の特性差異に応じた設定情報の調整や変換が必要になる。
【0009】
しかしながら、受信機端末毎に定義されている設定項目とその設定情報に関してメーカーや機種の相違を超えた指標や基準値が規定されているわけではないため、特許文献1に開示のように異機種間で共通に解釈可能なスクリプトを実行する手段を具備する受信機端末があったとしても、特許文献1に開示のセンター設備にて異機種間の設定項目の相関関係と設定情報差異を調整する仕組みがなければ実質的に実現は難しく、ユーザ自身の嗜好に合わせるため、煩雑な再調整、再設定を余儀なくされる。
【0010】
一方、特許文献2に開示の技術によれば、例えば、宅内のネットワーク内に既設のハードディスクレコーダがあった場合、前記レコーダ機器の「チャンネル設定」情報を新規導入する受信機端末の「チャンネル設定」として流用すべくネットワーク経由で設定情報を取得する技術を開示している。しかしながら、異なる機器で流用可能な設定情報は、個々の機器に対して依存性の低いものであり、機器依存性の強い設定情報に関しては前記した特許文献1の例と同様の問題がある。
【0011】
本発明はこのような問題点に鑑みて成されたものであり、受信機端末の買い替えなどで異機種への機器交換となる場合においても、新規の機器の導入手順における煩雑な設定作業を簡略化し、新規の受信機端末の初期導入状態を機器交換前の受信機端末の状態となるべく近い設定状態にすることで機器交換後の視聴時の違和感を軽減すると共に、新規導入後の機器の設定・調整の指標となる状態を容易に実現するものである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記課題を解決するために、本発明の設定情報更新システムによれば、ユーザが特定機種のデジタル放送受信機端末について調整した、機器操作または映像コンテンツ視聴のために必要な各種設定項目毎の設定情報を、ネットワークを介して記憶しておくととともに、各種設定項目毎に、このような設定情報を有していないデジタル放送受信機端末へ変更後も同等の調整が得られる設定情報に変換する機種間設定情報変換テーブルを備え、ユーザが、デジタル放送受信機端末の機種を変更したとき、要求に応じて、記憶された設定情報に基づいて、各種設定項目毎に、変更後の機種において同等の調整が得られる設定情報を機種間設定値変換テーブルから読み出し、ネットワークを介し、変更後のデジタル放送受信端末に配信するように構成した。
【0013】
このような設定情報更新システムにおいて、設定情報を有していないデジタル放送受信機端末への変更時、記憶した設定情報を各種設定項目毎に選択的に取り出し可能とするとともに、取り出した設定情報が、変更後の受信機端末に適用できる場合はそのまま受信機端末に設定情報を転送し、取り出した設定情報が変更後の受信機端末に適用できない場合は、前記機種間設定値変換テーブルから読み出した、変更後の受信機端末に適用可能な設定情報を転送し、受信機端末にて前記転送された設定情報を反映するよう構成した。
【0014】
また、本発明においては、上記の設定情報更新システムに採用するデジタル放送受信機端末として、受信機端末に記憶された設定情報を取り出し、ネットワーク機能にて受信機端末外部の設定情報管理サーバに送信し、設定情報管理サーバに保存させる手段と、設定情報管理サーバから、該受信機端末の機種に適応するよう変換された設定情報を取り出す手段と、前記取り出した設定情報により前記記憶機能にて記憶される設定情報を更新する手段を有するようにした。
【0015】
さらに、本発明においては、上記の設定情報更新システムに採用する設定情報管理サーバとして、外部機器と通信を行なうためのネットワーク機能を有し、受信した受信機端末の設定情報を保存してユーザ単位にて管理するとともに、受信機端末からの要求により受信機端末の設定情報を取り出すことが可能な第1の情報管理手段と、受信機端末の機種毎に各種設定項目に関する実装情報(その機種にどのような設定項目が調整可能なものとして実装されているか、さらにその設定項目における調整がどのような調整機能を有しているかについての情報)を保持する第2の情報管理手段と、第1の情報管理手段より取得した受信機端末の設定情報を、第2の情報管理手段から取得した実装情報に基づいて、前記第1の情報管理手段より取得した設定情報を、異なる機種の受信機端末に適用可能な設定情報に調整する設定情報の調整手段と、受信機端末からの要求に応じ、ネットワークを経由して当該受信機端末の設定情報を受信するとともに、調整後の設定情報を当該受信機端末に送信する手段を有するようにした。
【発明の効果】
【0016】
デジタル放送受信機端末の買い替えなどで機器交換となる際の新規機器の初期導入作業に際し、設定作業の基準となる旧機器が既にユーザの手元にないような場合においても、新規の受信機端末の初期導入状態を機器交換前の受信機端末の状態となるべく近い設定状態を煩雑な設定作業なしに得ることができる。また、これにより機器交換直後のコンテンツ視聴時の違和感を軽減するとともに、新規導入後の機器の設定・調整の指標となる状態を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施例に係わる設定情報更新システムの構成図を示す。
【図2】本発明の実施例に係わる設定情報管理サーバにおける情報管理部を示す。
【図3】本発明の実施例に係わる端末設定情報の調整処理を示す。
【図4】本発明の実施例に係わる受信機端末における設定情報更新時におけるグラフィカルユーザインターフェースを示す。
【図5】本発明の実施例に係わる受信機端末における設定情報更新時におけるグラフィカルユーザインターフェースを示す。
【図6】本発明の実施例に係わる受信機端末における設定情報更新時におけるグラフィカルユーザインターフェースを示す。
【図7】本発明の実施例に係わる受信機端末における設定情報更新時におけるグラフィカルユーザインターフェースを示す。
【図8】本発明の実施例に係わる、受信機端末側からの設定情報取得要求に対する設定情報管理サーバの応答処理を示す。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら本発明のデジタル放送受信機端末及び設定情報管理サーバにより構成された好適なシステムの形態について各部を詳細に説明する。
【実施例】
【0019】
図1は本発明の実施例に係わるデジタル放送受信機端末を含むシステムの構成図である。図1の1は本発明のデジタル放送受信機端末でアンテナ5より受信したデジタル放送番組の視聴や本受信機端末の外部接続した(図示しない)他の映像機器からの映像視聴を主たる目的としたユーザ端末であり、ユーザ6は画面表示107とユーザインターフェース部109を介して受信機端末1を操作する。なお、ユーザインターフェース部109は画面表示107に映し出されるGUI(グラフィカルユーザインターフェース)や(図示されない)リモコンや受信機端末の筐体にあるボタン類を指すものである。受信機端末1は、端末外部にある設定情報管理サーバ2とネットワーク3を介して接続され通信できるようになっている。図1は本発明に係わるシステムの最小構成を表しているが、実運用上は1台の設定情報管理サーバ2に対して複数の受信機端末1がネットワーク3を介して接続されることになる。ネットワーク3は受信機端末1の設置場所(例えばユーザ宅)のLAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネット等の複数のネットワークを接続することにより構築されるが、ネットワーク3の具体的な構成に関しては本発明の本質的な要件とはならないので特に言及しない。また本実施例においては、設定情報管理サーバ2は、実際の運用を考慮のうえ、ユーザ宅外にあるサーバ施設として設置されることを想定しているが、例えば受信機端末1が存在するLANに直接接続されたとしても問題はない。
【0020】
以下、受信機端末1の構成に関して図1を参照しながら説明する。
図1の通信制御部103、設定情報記憶部104、放送受信部105、映像処理部106、システムコントローラ部108、ユーザインターフェース部109及び画面表示107は従来からのデジタル放送受信機端末を構成する要素である。
【0021】
放送受信部105は、アンテナ5より入力された放送信号116の変調方式に対応した復調器や対応する映像の符号化方式に対応した復号器(いずれも図示されない)等により構成され、地上波デジタル放送やBSデジタル放送等の放送信号116から復号化した映像データ117を得て後段の映像処理部106に出力する処理部である。映像処理部106はデジタル放送番組の映像データ117、チャンネルコールやボリューム等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)、受信機端末1の動作を規定する各種設定メニューを重ね合わせて表示する機能や各種映像切り替え機能を有し、画面表示107を出力する処理部である。通信制御部103は有料番組や視聴者参加番組を視聴する際に、電話回線を介してセンタ施設4と視聴情報110をやり取りするモデム機能を有する処理部である。通信制御部103、設定情報記憶部104、放送受信部105、映像処理部106の各部はシステムコントローラ部108により制御(118)され、ユーザ6の所望する受信機動作を実現している。
【0022】
ユーザ6はユーザインターフェース部109を介して受信機端末1の動作を規定する各種の設定作業を行う。この設定作業により各処理部に対する設定値は設定情報115という形で設定情報記憶部104に記憶され、設定情報記憶部104に格納された設定情報115の更新に伴い、各々の処理部に個別に反映されてユーザ所望の受信機端末設定を実現する。なお、設定情報115は各制御部において異なり、例えば放送受信部105ではチャンネルサーチ設定、映像処理部106では「色合い」「明るさ」等の画質調整の設定、通信制御部103では「住所」「氏名」等のユーザ設定や有料放送の課金設定が相当する。設定情報記憶部104に記憶する各処理部の設定情報115は前記の通り、ユーザ6からの設定作業を介して更新される場合と、後述する設定情報送受信部102から入力された端末設定情報114によって更新される場合とがある。なお、設定情報記憶部104と後述する設定情報送受信部102の間でやり取りされる端末設定情報114は前記各部の設定情報115を一括して取りまとめた情報である。
【0023】
ネットワークインターフェース部101は受信機端末1と設定情報管理サーバ2の通信経路を確立するためのネットワークデバイスのことを示す。
102は設定情報送受信部でネットワークインターフェース部101を介し、ネットワーク3に接続された後述の設定情報管理サーバ2と受信機端末1の間で通信経路を確立し、受信機端末1から設定情報管理サーバ2への端末設定情報114のアップロード転送及び設定情報管理サーバ2から受信機端末1への端末設定情報114のダウンロード転送を制御する処理部である。設定情報管理サーバ2から受信機端末1への端末設定情報114のダウンロード転送においては、受信機端末1の設定情報送受信部102から設定情報管理サーバ2に対して設定情報取得要求111を送信し、設定情報管理サーバ2から要求応答情報113を受信するシーケンスを経て、受信機端末1に適用可能な受信機端末設定114がダウンロードされ、設定情報記憶部104に格納される。また、受信機端末1から設定情報管理サーバ2への端末設定情報114のアップロード転送においては、受信機端末1の設定情報送受信部102は設定情報管理サーバ2に対して設定情報保存要求112を送信し、要求応答情報113を受信するシーケンスを経て、受信機端末1の設定情報記憶部104に格納されている端末設定情報114を設定情報管理サーバ2にアップロード転送し、受信機端末1の現在の各種設定を端末外部に保存する。
【0024】
上記の構成により、本発明の受信機端末は従前のデジタル放送受信機の構成要素に加え、受信機端末の現在の設定状態を反映した情報を接続されたネットワークを介して受信機端末外部へ取り出し、ネットワークを介して受信機端末の外部から取り込んだ情報を適用することにより受信機端末の設定状態を復元することができる。
【0025】
図1の2は、本発明の実施例に係わるシステム構成における設定情報管理サーバであり、ネットワーク3を介して接続された複数台の受信機端末1から受信した端末設定情報214を保存、管理し、受信機端末1からの要求に応じて、前記受信機端末1に端末設定情報214を送信する機能を持つものである。以下、設定情報管理サーバ2の各部の構成に関して図1を参照しながら説明する。
ネットワークインターフェース部205は設定情報管理サーバ2と受信機端末1の通信経路を確立するためのネットワークデバイスのことを示す。
【0026】
図1の204は設定情報送受信部でネットワークインターフェース部205を介し、ネットワーク3に接続された設定情報管理サーバ2と受信機端末1の間で通信経路を確立し、受信機端末1から設定情報管理サーバ2への端末設定情報214のアップロード転送及び設定情報管理サーバ2から受信機端末1への端末設定情報214のダウンロード転送を制御する処理部である。設定情報送受信部204により受信機端末1からの設定情報取得要求211が受信されると、設定管理情報管理サーバ2は受信機端末1の要求に応じた要求応答情報213と当該受信機端末1に適用可能な端末受信機情報214を当該受信機端末1に対して送信する。また、受信機端末1からの設定情報保存要求212が受信されると、設定管理情報サーバ2は受信機端末1の要求に応じた要求応答213を当該受信機端末1に対して送信する。なお、図中の設定情報取得要求111と設定情報取得要求211、設定情報保存要求112と設定情報保存要求212、要求応答情報113と要求応答情報213、端末設定情報114と端末設定情報214は説明の便宜上、受信機端末1側と設定情報管理サーバ2側で別けて図示しているが同じものである。
ユーザ端末設定情報記憶部203は設定情報管理サーバ2との接続が許可された各受信機端末1の端末設定情報214をユーザ単位、受信機端末単位に保存・管理するための処理部である。
【0027】
図2は受信機端末1から送信された端末設定情報214が設定情報管理サーバ2のユーザ端末設定情報記憶部203にて、どのように保存と管理がなされるかを例示したものである。
例えば、受信機端末1の新規購入時に受信機端末メーカーのWEBサイト等で初回のユーザ登録としてユーザ6の氏名、住所、電話番号、メールアドレス等のユーザの識別情報と受信機端末1の個体識別情報(例えば製造番号)を登録すると、受信機端末メーカーより設定情報管理サーバ2を利用するためのユーザIDとパスワードが付与され、設定情報管理サーバ2のユーザ端末設定情報記憶部203にユーザID毎の端末設定情報記憶領域20が与えられる。なお、ユーザIDとパスワードについては、後で何らかの手続きを持って変更可能としても良い。
【0028】
受信機端末1からの設定情報保存要求212と設定情報取得要求214には前記のユーザID、パスワード、受信機端末1の機種識別情報及び個体識別情報が含まれており、設定情報管理サーバ2は、前記の2つの要求に含まれるユーザIDとパスワードによってユーザ認証を行なう。ユーザ認証に成功した場合、前記のユーザID毎の端末設定情報記憶領域20にアクセス可能となる。
設定情報保存要求212を受信し、前記ユーザ認証処理を経て、設定情報管理サーバ2のユーザ端末設定情報記憶部203において、図2に示すような形式で受信機端末1の現時点の設定状態を再現し得る端末設定情報214(図2では28及び29)が保存・管理される。
【0029】
図2に示すようにユーザID毎の端末設定情報記憶領域20にはユーザID(図2の21)、ユーザ識別情報(図2の22)、ユーザ認証のためのパスワード(図2の23)が管理されている。端末設定情報記憶領域20に格納される端末設定情報管理用の登録エントリ1個分(図2の24)には受信機端末1の機種識別情報25、情報保存日時26、個体識別情報27が含まれており、これらを検索キーとして、ユーザ端末設定情報記憶部203に記憶された情報から、特定の端末設定情報214を検索することが可能となっている。これにより、受信機端末1の設定情報取得要求211に応じ、ユーザ端末設定情報記憶部203に過去に保存された特定の端末設定情報214を取り出すことができる。取り出された特定の端末設定情報214は、受信機端末1からの要求に応じ、そのまま設定情報総受信部204を経由して受信機端末1に送信(ダウンロード転送)されるか、或は、後述の設定情報調整部202に出力される。
【0030】
設定情報調整部202は、設定情報管理サーバ2が保持する受信機端末の端末設定情報214の各種設定値に対して調整処理を行い、調整済み端末設定情報206として設定情報総受信部204に出力する処理部である。前記の端末設定情報204の調整処理とは、ユーザ端末設定情報記憶部203に保存されている受信機端末の端末設定情報204を読み出して、前記受信機端末とは異なる機種の受信機端末用の端末設定情報として使用するために各種設定値を変換することを意図している。設定情報調整部202における調整処理は、後述する端末実装情報記憶部201から出力される端末実装情報207を利用することにより実現する。
【0031】
端末実装情報記憶部201及び設定情報調整部202にて実現する端末設定情報の調整処理に関し、図3を参照しながら説明する。図3は端末実装情報記憶部201に保持されている端末設定情報の調整処理に使用する各種テーブルを例示したものである。端末実装情報記憶部201には図3に示すような端末実装情報テーブル30と設定情報調整テーブル34が複数個保持されている。端末実装情報テーブル30の31は調整後の(変換処理のターゲット機種)端末設定情報を示し、端末実装情報テーブル30の32の各要素には前記31の機種と被調整対象機種(変換前のベース機種)の2機種間における設定項目毎の実装上の差異に関する情報が格納されている。例えば、図3の32の“0A10”で識別される機種の端末設定情報を31の“0B22”で識別される機種の端末設定情報として適用するために各種設定項目に関する実装情報を取得できるように構成されている。
【0032】
図3に記載の「調整テーブルのポインタ情報」(図3の33)とは、32の端末機種から31に相当する機種へ当該設定情報を変換するための個別の調整テーブルへのポインタ情報が格納されていることを示している。例えば、端末実装情報テーブル30にて31の機種“0B22”の「色の濃さ」の行と32の“0A10”の列の交差する位置に格納されているポインタ情報により、調整テーブル34、より具体的には「色の濃さ」に関する機種“0A10”から機種“0B22”への設定値変換表を取得できるよう構成されている。即ち、前記2つのテーブルを参照することにより、機種“0A10”の「色の濃さ」という機能実装に関し、対応する設定値にて得られる機種“0A10”の設定状態に相当する設定状態(この場合は)を機種“0B22”にて再現すべく設定値変換が行われる。
このように、実装情報、すなわち、機種毎にどのような設定項目が調整可能なものとして実装されているか、さらにその設定項目における調整が例えば画質の観点でどのような調整機能を有しているかについての情報に基づいて、複数のモニターによる評価結果などに基づいて、同等の調整がなされるよう、場合によっては、旧機種における一つの設定項目に対し、新機種における複数の設定項目について設定値変換がなされることになる。
これら端末実装情報テーブル30、調整テーブル34により、デジタル放送受信機端末の各種設定項目毎に、変更後の機種において変更前と同等の調整が得られる設定情報に変換を行う機種間設定値変換テーブルが構成される。
【0033】
また、図示した端末実装情報テーブル30には「調整不要」と記載された実装情報が格納されている箇所がある。例えば、テーブル30にて31の機種“0B22”の「地域設定」の行と32の“0A10”列の交差する位置が「調整不要」となっているが、これは同設定項目に関する実装が機種“0A10”と機種“0B22”にて同等であるため、機種“0A10”の「地域設定」の設定値は、機種“0B22”の同一設定項目の設定値としてそのまま適用可能、つまり調整不要であることを示している。
また、31の機種“0B22”の「HDMI電源連動」の行と32の“0A02”列の交差する位置に格納されている「N/A」という実装情報は、機種“0B22”の「HDMI電源連動」に関する機能が機種“0A10”には実装されていないことを示している。この場合は、被調整対象機種においては未実装機能の設定値として、変換処理のターゲット機種である“0B22”の工場出荷時の初期設定値を取得できるようになっている。
なお、ユーザーが同一機種を買い足したり、修理等により受信機端末側に記憶されていた設定値がクリアされたような場合も、ユーザーからの要求に基づいて、端末実装情報テーブル30から、各設定項目毎に「調整不要」が呼び出されることになる。
【0034】
以上に説明した設定情報管理サーバ2の構成により、設定情報取得要求211を送信した受信機端末1と同機種の端末設定情報214がユーザ端末設定情報記憶部203に保存されている場合は、同一機種の端末設定情報の候補から選択し、設定情報取得の要求元である受信機端末1に送信することができ、同一機種の端末設定情報214がユーザ端末設定情報記憶部203に保存されていない場合には、保存されている他機種の端末設定情報214をベースとして、設定情報調整部202と端末実装情報記憶部201から得られる205により調整・変換処理を行い、前記設定情報取得要求211を送信した受信機端末1に適用可能な調整済み端末設定情報206を設定情報取得の要求元である受信機端末1に送信することが可能となっている。
【0035】
以上のように構成された設定情報管理サーバ及び受信機端末で構成されるシステムにおいて、ユーザ6が新規に購入した受信機端末に関して各種設定作業を行なう際の処理フローを受信機端末画面上のグラフィカルユーザインターフェースを例示した図(図4、図5、図6、図7)と、設定情報管理サーバから見た受信機端末からの設定情報取得要求に対する応答処理のフローチャート(図8)を参照しつつ説明する。なお、ユーザは過去に別機種の購入履歴があり、設定情報管理サーバのユーザID及びバスワードは取得済み(ユーザ登録完了)であるものとし、新規に購入した受信機端末に対し、同受信機端末と設定情報管理サーバを接続するための最低限のネットワーク接続設定が完了しているものとする。
【0036】
まず、受信機端末の端末画面上に表示される図4に示すようなグラフィカルユーザインターフェースにて、受信機端末の設定作業を手動で行なうか、設定情報管理サーバから設定情報をダウンロードするかを選択する。設定情報管理サーバから設定情報をダウンロードする方を選択した場合、図5に示すようなグラフィカルユーザインターフェースが表示され、受信機端末はユーザに対してユーザIDとパスワードの入力を促す。ユーザIDとパスワードの入力完了後、受信機端末は設定情報管理サーバに設定情報取得要求を送信する。
【0037】
受信機端末からの設定情報取得要求を受信した設定情報管理サーバは、要求を解析し、ユーザID、パスワード、受信機端末の機種識別情報及び個体識別情報を取得する(図8のステップS2)。設定情報管理サーバは、ユーザ端末設定情報記憶部にて取得したユーザIDとパスワードで認証されるユーザの端末設定情報記憶領域(図2)の存在有無を確認(図8のステップS3)し、ユーザ登録が無ければその旨を示すエラーメッセージを受信機端末に送信(図8のステップS12)し、受信機端末からの設定情報取得要求に対する設定情報管理サーバの応答処理を終了(図8のステップS14)する。
ユーザの端末設定情報記憶領域が存在する(ユーザ登録あり)場合には、受信機端末の機種識別情報と適合する端末設定情報がユーザの端末設定情報記憶領域に保存されているかどうかを確認する(図8のステップS4)。
【0038】
当該受信機に適用可能な端末設定情報の候補が複数存在する(図8のステップS5)場合、設定情報管理サーバは受信機端末に対して、複数の候補が存在する旨を示す要求応答情報を送信し、前記要求応答を受信した受信機端末では図6に示すようなグラフィカルユーザインターフェースを介し、ユーザ所望の端末設定情報を取得し、設定情報管理サーバに対して、ユーザの選択結果を送り返す。設定情報管理サーバと受信機端末との間で前記の応答シーケンスを実施(図8のステップS6)し、設定情報管理サーバは、ユーザの端末設定情報記憶領域に保存された端末設定情報の中から、ダウンロードすべき端末設定情報を決定し受信機端末に対して同端末設定情報を送信する(図8のステップS13)。なお、図8のフローチャートのステップS5において、ダウンロードする端末設定情報の候補が1個のみだった場合は、本実施例ではそのまま当該端末設定情報をダウンロード対象としているが、ユーザへの問い合わせに応じて、ダウンロード対象とするかどうか確認する処理を実施しても良い。
【0039】
設定情報取得要求の機種識別情報に適合する機種の端末設定情報がユーザの端末設定情報記憶領域に存在しない場合、当該受信機端末とは異なる機種識別情報を持った端末設定情報が存在するかどうかを確認する(図8のステップS7)。図8のステップS7の確認において、異機種の端末設定情報が保存されていなかった場合は、当該ユーザIDでの端末設定情報のアップロードの実績がないことを意味している。このとき、本実施例においては、端末実装情報記憶部201に保持されている端末実装情報テーブル(図3)から当該受信機端末の工場出荷時の初期設定をダウンロードすべき端末設定情報として決定し、受信機端末に同端末設定情報を送信(図8のステップS13)しているが、当該ユーザIDに関する端末設定情報が存在しない旨をエラーメッセージとして受信機端末に送信するようにしても良いし、前記の工場出荷時の初期設定をダウンロードするか否かをユーザに問い合わせるようにしても良い。
【0040】
図8のフローチャートのステップS9において、当該受信機端末とは異なる機種識別情報を持った端末設定情報が複数存在する場合、設定情報管理サーバは受信機端末に対して、複数の候補が存在する旨を示す要求応答情報を送信し、前記要求応答を受信した受信機端末では図7に示すようなグラフィカルユーザインターフェースを介し、ユーザが所望の流用したい端末設定情報を取得し、設定情報管理サーバに対して、ユーザの選択結果を送り返す。設定情報管理サーバ、受信機端末間にて前記の応答シーケンスを実施(図8のステップS10)し、設定情報管理サーバは、ユーザの端末設定情報記憶領域に保存された端末設定情報の中から調整対象となる端末設定情報を決定し、設定情報取得要求を送信した受信機端末とは異なる機種の端末設定情報を、当該受信機端末に適用可能にすべく調整処理を実施する(図8のステップS11)。設定情報管理サーバにて調整が施された端末設定情報を要求元の受信機端末に送信(図8のステップS13)し、処理を終了する(図8のステップS14)。
【0041】
以上に説明したように、本発明の設定管理サーバ及びデジタル放送受信機端末によって構成されたシステムにおいて、ユーザが所有する個々の受信機端末の端末設定情報を設定情報管理サーバに保存可能とし、また保存された端末設定情報を設定情報管理サーバから受信機端末に取り込み、前記端末設定情報の内容を受信機端末の動作設定に反映させることを可能としたことにより、受信機端末を、設定情報管理サーバに保存した際の過去のある時点の端末設定情報の状態に選択的に復元することができる。
また、新規購入した受信機端末の初期の導入作業においては、買い足しは勿論、例えば、機器交換を伴う買い替え等で旧受信機端末が既にユーザの手元には存在しない場合においても、その受信機端末の機種に適用できる端末設定情報が設定情報管理サーバに保存されていれば、その保存された端末設定情報を利用して、簡単に素早く何台でも受信機端末を同じ設定状態にすることができる。
【0042】
さらに、新規導入する受信機端末が、設定情報管理サーバに保存実績のない機種であったとしても、過去に保存した異なる機種の端末設定情報をユーザに選択させ、選択された端末設定情報を設定情報管理サーバ内部で新規導入機種向けに各種設定情報を調整後に受信機端末にダウンロードすることを可能としたことにより、過去導入した機種と新規導入の機種の機能差や特性差や設定値(単位)自体の意味付け等を、ユーザ側では特に意識することなく、機種間差異を自動的に吸収し、過去に導入した受信機端末相当の設定状態を素早く再現する事ができるようになる。後は新規導入機種の新しい機能に関してのみ設定作業を行えば良いので、全くの新規導入機種であっても初期導入時の設定作業の煩雑さを軽減することが可能となる。
【符号の説明】
【0043】
1 デジタル放送受信端末
2 設定情報管理サーバ
3 ネットワーク
4 センタ施設
5 アンテナ
20 端末設定情報記憶領域
21 ユーザID
22 ユーザ識別情報
23 パスワード
24 登録エントリ
25 機種識別情報
26 情報保存日時
27 個体識別情報
28,29 端末設定情報
30 端末実装情報テーブル
31 ターゲット機種の端末設定情報
32 被調整対象機種の端末設定情報
33 設定情報調整テーブルのポインタ情報
34 設定情報調整テーブル
101,205 ネットワークインターフェース部
102 設定情報送受信部
103 通信制御部
104 設定情報記憶部
105 放送受信部
106 映像処理部
107 画面表示
108 システムコントローラ部
109 ユーザインターフェース部
110 視聴情報
111,211 設定情報取得要求
112,212 設定情報保存要求
113,213 要求応答情報
114,214 端末設定情報
201 端末実装情報記憶部
202,204 設定情報調整部
203 ユーザ端末設定情報記憶部
206 調整済み端末設定情報
207 端末実装情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザが特定機種のデジタル放送受信機端末について調整した、機器操作または映像コンテンツ視聴のために必要な各種設定項目毎の設定情報を、ネットワークを介して記憶しておくととともに、前記各種設定項目毎に、該設定情報を有していないデジタル放送受信機端末についても同等の調整が得られる設定情報に変換する設定情報変換テーブルを備え、前記ユーザが、前記設定情報を有していないデジタル放送受信機端末に変更したとき、前記ユーザからの要求に応じて、前記記憶された設定情報に基づいて、各種設定項目毎に、変更後のデジタル放送受信機端末において同等の調整が得られる設定情報を前記機種間設定値変換テーブルから読み出し、前記ネットワークを介し、前記設定情報を有していないデジタル放送受信端末に配信するようにしたことを特徴とする、ネットワークを利用した設定情報更新システム。
【請求項2】
請求項1に記載の設定情報更新システムにおいて、
前記設定情報を有していないデジタル放送受信機端末への変更時、前記記憶した設定情報を各種設定項目毎に選択的に取り出し可能とするとともに、前記取り出した設定情報が、変更後の受信機端末に適用できる場合はそのまま受信機端末に設定情報を転送し、前記取り出した設定情報が変更後の受信機端末に適用できない場合は、前記機種間設定値変換テーブルから読み出した、変更後の受信機端末に適用可能な設定情報を転送し、受信機端末にて前記転送された設定情報を反映することを特徴とした設定情報更新システム。
【請求項3】
ユーザが機器操作又は映像コンテンツ視聴を行なうために必要な各種設定項目について、項目毎に設定情報を記憶する記憶機能と、前記設定情報の表示及び設定のためのユーザインターフェース機能と、外部機器と通信を行なうためのネットワーク機能を有し、前記記憶機能に記憶された設定情報に従い、デジタル放送を受信し、映像コンテンツを視聴可能とするデジタル放送受信機端末において、
受信機端末に記憶された前記設定情報を取り出し、前記ネットワーク機能にて受信機端末外部の設定情報管理サーバに送信し、前記設定情報を設定情報管理サーバに保存させる手段と、前記設定情報管理サーバから、受信機端末の機種に適応するよう変換された設定情報を取り出す手段と、前記取り出した設定情報により前記記憶機能にて記憶される設定情報を更新する手段を有することを特徴とした、請求項1または2に記載の設定情報更新システムに使用するデジタル放送受信機端末。
【請求項4】
外部機器と通信を行なうためのネットワーク機能を有し、請求項3のデジタル放送受信機端末からネットワークを介して受信した前記受信機端末の設定情報を保存して、前記設定情報をユーザ単位にて管理するとともに、受信機端末からの要求により受信機端末の設定情報を取り出すことが可能な第1の情報管理手段と、受信機端末の機種毎に各種設定項目に関する実装情報を保持する第2の情報管理手段と、第1の情報管理手段より取得した受信機端末の設定情報と第2の情報管理手段から取得した実装情報とに基づいて、前記第1の情報管理手段より取得した設定情報を、異なる機種の受信機端末に適用可能な設定情報に調整する設定情報の調整手段と、受信機端末からの要求に応じ、ネットワークを経由して当該受信機端末の設定情報を受信するとともに、調整後の設定情報を当該受信機端末に送信する手段を有することを特徴とした、請求項1または2に記載の設定情報更新システムに使用する設定情報管理サーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−15188(P2011−15188A)
【公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−157555(P2009−157555)
【出願日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】