説明

デフロスタ

【課題】簡単な構成で十分なデフロスト効果を有するデフロスタを提供する。
【解決手段】送風ダクト22に送風路を開閉する開閉板21と、該開閉板21を開閉する手動操作手段を設けた作業車両に搭載されるデフロスタであって、前記開閉板21の一端は送風ダクト22に枢支した回動軸24に固設され、前記回動軸24の一端は送風ダクト22より外側に突出して操作手段となる操作レバー部24aと連結され、該操作レバー部24aと送風ダクト22との間に、開閉板21を開位置と閉位置に保持する保持手段を設けた

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キャビンを搭載する作業車両のデフロスタに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、ホイールローダ等の作業車両には運転席の周辺をガラスで張り巡らせたキャビン仕様があり、該作業車両には作業者の作業環境を改善するため、キャビン内に空気調整装置が搭載される。
【0003】
冬場や寒冷地等では、外気によってキャビンのフロントガラスが冷やされ、フロントガラス内側周辺の空気が冷やされる。該空気が水分を多く含む時、冷やされた空気は飽和して、フロントガラス内側に水滴が付着する。そのため、作業者の視界が狭まり、作業車両の操作に支障が出る。
【0004】
上記課題を解決するために、例えば下記に挙げるような空気調整装置で生成された乾燥風や温風、冷風等の空調風を直接当て、フロントガラス内側に付着した水滴をデフロストする方法が提案されている。
【0005】
特許文献1は空気調整装置から延設された送風ダクトにダンパー等による開閉板を開閉する機構を設け、空調風を当ててフロントガラスのデフロストを行っている。
特許文献2に関しては、フロントパネル近辺に設けた空気調整装置の吐出口の風向を調整して空調風を当て、フロントガラスのデフロストを行っている。
【特許文献1】特開2000−168342号公報
【特許文献2】特開2005−119535号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1では、コントロールパネル内にデフロスタの開閉装置の制御手段が組み込まれるため、制御システムが複雑になり、多大なコストを要した。また、遠方のダクトの開閉板を操作するため、その機構を組み込み込める十分なスペースが必要となり、デフロスタの配置が自由にならず、結果として十分デフロスト機能が発揮できない位置にデフロスタが配置されることがあった。
【0007】
また、特許文献2では、ステアリングパネルに内設されたダクトとフロントウィンドのデフロストが兼用なので、複雑な制御システムや機構がいらず低コスト、省スペースでデフロストが可能であるが、上記同様にダクトの配置が自由にならないため、デフロスタの能力が不足していることがあった。また、兼用であるためにデフロスタと空調の同時使用ができないという問題もあった。
【0008】
そこで本発明の課題は簡単な構成で十分なデフロスト効果を有するデフロスタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0010】
即ち、請求項1においては、運転席と、ステアリングハンドルと、該運転席とステアリングハンドルを覆うキャビンと、該キャビン内の空気を調整する空気調整装置を備えた作業車両に搭載され、前記空気調整装置より延設される送風ホースと、ステアリングハンドルの前方に配置されて調整後の空気を吐出する吐出部と、前記送風ホースと前記吐出部の間に介装される送風ダクトとを備え、前記空気調整装置により調整した空気を、キャビンの前面ガラス内側に吐出するようにしたデフロスタであって、該送風ダクトに送風路を開閉する開閉板と、該開閉板を開閉する手動操作手段を設けたものである。
【0011】
請求項2においては、前記開閉板の一端は送風ダクトに回転自在に枢支した回動軸に固設され、前記回動軸の一端は送風ダクトより外側に突出して手動操作手段となる操作レバー部と連結され、該操作レバー部と送風ダクトとの間に、開閉板を開位置と閉位置に保持する保持手段を設けたものである。
【0012】
請求項3においては、前記開閉板の一端は送風ダクトに回転自在に枢支した回動軸に固設され、前記送風ダクトの側面には、前記回動軸を中心とする円弧状の長孔が開口され、前記開閉板の他端の側部に、前記長孔を貫通して、開閉板と送風ダクトとを締付固定し、操作手段を兼ねる締結手段、を備えるものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1の如く構成したので、簡単な構造のデフロスタ開閉装置が実現できて、低コストでかつ省スペースで、十分な能力を有するデフロストとなる。そして、手動操作手段により開閉板を開閉操作して、容易にデフロストとして作用させたり、送風を停止させたりすることができる。
請求項2の如く構成したので、簡単な構造のデフロスタ開閉装置が実現できて、開閉板開位置と閉位置で容易に保持させることができる。
請求項3の如く構成したので、簡単な構造のデフロスタ開閉装置が実現できて、開閉板を任意の位置で固定することが可能となり、送風量を調節でき、また、開位置では長孔より側方へ送風することも可能となり、デフロスタの送風範囲の広範囲化となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、本発明の作業車両に装着時の実施形態を説明する。
図1は本発明のデフロスタを装着した作業車両の全体側面図、図2は本発明のデフロスタを装着した作業車両のキャビン側面図、図3は(a)本発明のデフロスタの図で左正面図、(b)同じく右正面図、図4は(a)本発明のデフロスタ側面図で閉時の図、(b)同じく開時の図、図5は他の実施例のデフロスタの左正面図、図6は(a)他の実施例のデフロスタ側面図で閉時の図、(b)同じく開時の図である。
【0015】
まず、本発明のデフロスタを取り付けたホイールローダ1の全体構成を説明する。
図1に示すように、ホイールローダ1はフロントフレーム2とリヤフレーム4を屈曲可能にしたアーティキュレート式で、フロントフレーム2には作業装置3を備え、リヤフレーム4にはエンジン5、キャビン6等を備える。
【0016】
キャビン6は図2に示すように空気調整装置(室内機)7、ステアリングハンドル8、運転席9、ステアリングコラム10、ステアリングシャフト11、作業操作パネル12、作業操作ペダル13、分配ボックス14、作業操作レバー16、デフロスタ用吐出部20等を備える。
【0017】
運転席9の四方向はキャビン6で覆われており、運転席前方にはステアリングコラム10がリヤフレーム4より斜め上方に突出して配置され、ステアリングコラム10上端には作業操作パネル12が設けられている。また、ステアリングコラム10からはステアリングシャフト11が突出して設けられ、その上端にはステアリングハンドル8が設けられている。ステアリングコラム10の下方には作業操作ペダル13が配置される。
【0018】
運転席9の下方には分配ボックス14と空気調整装置7が配設され、空気調整装置7は不図示のエバポレータ、レシーバ、送風手段、ヒータユニット等で構成されている。空気調整装置7には分配ボックス14が接続され、該分配ボックス14には複数の送風ホース17・17・・・が接続され、該送風ホース17・17・・・の他端には、空調用吐出部15・15とデフロスタ用吐出部20が接続される。空調用吐出部15・15はステアリングコラム10の左右両側方に配置され、キャビンを構成するフレームに取り付けられ、運転席9に着座した作業者に向けて調整後の空気が吐出される。
デフロスタ用吐出部20はステアリングハンドル8の前方であって、フロントウィンド下部のフロントパネル19に固設され、フロントウィンドの内面に下方から上方に向けて調整後の空気が吐出される。
こうして、空気調整装置7で調整された空調風は分配ボックス14で分配され、送風ホース17・17・・・を介してそれぞれ空調用吐出部15・15とデフロスタ用吐出部20に送風される。
【0019】
前記送風ホース17は、分配ボックス14からホイールローダ1の操作の邪魔にならず、美観が損なわれないように、リヤフレーム4の上であって、不図示のフロアマット下を通過させて、キャビンの内壁部から上方向に向けて突出し、空調用吐出部15・15とデフロスタ用吐出部20に接続される。
【0020】
デフロスタは、空気調整装置7、分配ボックス14、送風ホース17、デフロスタ用吐出部20等を備え、送風ホース17とデフロスタ用吐出部20の間に送風ダクト22が配置され、該送風ダクト22に開閉板21や操作レバー部24a等を備える。なお、本実施例では、デフロスタ用吐出部20と送風ダクト22を一体的に構成しているが、別々に構成することも可能であり、送風ダクト22を操作し易い送風ホース17の途中に配設する構成とすることもできる。
【実施例1】
【0021】
送風ダクト22の第一実施例を説明する。
図3、図4のように、送風ダクト22は略箱型で上方と前方が開放され、下面に連通孔を開口して送風ホース17を接続する構成としている。つまり、前記送風ダクト22は底面に送風ホース17を嵌め込む開口部が穿設され、上面は開放されており、溶接等でデフロスタ用吐出部20と接続される。正面は開放され、フロントパネル19に固設するための固定部22bを有し、ボルトナット22c等を用いて固設される。こうして上下方向に送風路が形成される。
送風ダクト22の前下部または後下部に回動軸24が左右方向に回転自在に枢支され、該送風ダクト22内の回動軸24上に開閉板21の一端が溶接等で固設されている。該開閉板21は四角形状に構成して、その大きさは送風ダクト22下面に設けられた開口部を十分塞ぐことが可能な大きさの板材で構成している。前記回動軸24の一端は送風ダクト22側面から突出して操作レバー部24aとしている。該操作レバー部24aは一端を折り曲げて形成しているが、グリップ等を設けてもよい。こうして送風ダクト22の外側に手動操作手段を構成している。
【0022】
また、送風ダクト22と回動軸24には、開閉板21を開位置と閉位置に保持する保持手段が設けられて、送風路を開閉板21により開閉できる構成としている。すなわち、操作レバー部24a側の前記開閉板21と送風ダクト22内面との間の回動軸24の外周にはバネ24bが巻回され、送風ダクト22外側の回動軸24上には回転を阻止するために突出部24cが設けられ、送風ダクト22外側面には適宜な厚さの扇状の保持板22aが固設してある。こうして、回動軸24に設けた突出部24cがバネ24bの付勢力により送風ダクト22側面に押し付けられ、突出部24cが保持板22aの両側で掛止可能とされ、開閉板21を上方(垂直方向)へ回動した開位置と、下方(水平方向)へ回動した閉位置に保持可能としている。但し、開閉板21の保持構成は前記構成に限定するものではなく、前記保持板22aの表面に鋸歯状の凹凸を形成することにより複数箇所で保持することも可能である。また、突出部24cをL字状に折り曲げ、送風ダクト22外側面に突出部24c先端を挿入する孔を回動軸24を中心とした同心円上に適宜間隔を開けることで、複数箇所で保持する構成とすることもできる。また、突出部24cと保持板22aを送風ダクト22内に配置する構成とすることも可能である。
【0023】
前記送風ダクト22の上部には送風ガイド23が一体的に構成され、送風ガイド23は正面視略逆台形状で、側面視三角形状に構成され、フロントガラス18の傾斜に沿わせて配設される。送風ガイド23の下部の短辺で構成される面を前記送風ダクト22の上面に接続して空調風を取り入れ可能としている。送風ガイド23の上部の長辺で構成される上面は開放されて吐出口23aとして、上左右両側に広がって空調風を吐出するようにしている。送風ガイド23の側面には上下に長い長孔状の開口部23bが設けられ、側方へ空調風を吐出することを可能とし、デフロストの範囲を拡大することができる。
【0024】
上記の如く構成された本発明の形態において、作業者はホイールローダ1の運転席9に座り、ステアリングハンドル8、作業操作パネル12、作業操作ペダル13、作業操作レバー16等を用いて、ホイールローダ1の移動や作業装置3の操作等を行う。
【0025】
フロントガラス18のデフロストが必要なときは、操作レバー部24aを側方へ引っ張った状態で、突出部24cが保持板22aを回避させて回動軸24を時計周りに回転させる。前記回動軸24の回転に連動して開閉板21が回動するため、閉じられていた送風ダクト22が開口する。そして、送風ダクト22が開口状態で引き出した操作レバー部24aを放すと、バネ24bの付勢力により、回動軸24の突出部24cが保持板22aの端部に係止され、開閉板21を「開」の状態に保持することができ、空気調整装置7からの空調風が、送風ホース17、送風ダクト22を介して、フロントガラス18内面に当てられて、デフロストを行うこととなる。
【0026】
フロントガラス18のデフロストが不要な時には、操作レバー部24aを引っ張った状態で反時計周りに回転させる。前記操作レバー部24aの回転に連動して開閉板21が下方に回動し、送風ダクト22の閉口部が閉じられる。そして、操作レバー部24aを放すと、バネ24bの付勢力により、突出部24cが保持板22aに係止される。これにより、送風ダクト22を閉じてデフロストを行わない。
【実施例2】
【0027】
次に、送風ダクト22の第二実施例を説明する。なお、前記実施形態と共通する部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0028】
図5、図6のように開閉板21の一端は送風ダクト22の前下部または後下部に蝶番25により回転自在に枢支される。または、回動軸によって回転自在に枢支され、該送風ダクト22内の回動軸上に開閉板21の一端を溶接等で固設される。前記送風ダクト22の両側面には、前記蝶番25または、前記回動軸を中心とする円弧状の長孔22d・22dが開口されている。前記開閉板21の他端の両側部には固定ナット21a・21aが溶接等で固定してあり、操作ボルト22e・22eを送風ダクト22の外から前記長孔22d・22dを貫通して、締め付けることで、開閉板21を固定することができる。
【0029】
こうして、フロントガラス18のデフロストが必要な時には、デフロスタの操作ボルト22e・22eを緩めて、送風ダクト22の長孔22d・22dに沿ってスライド移動させ、開閉板21が十分開いた位置で操作ボルト22e・22eを締めて開閉板21を固定する。空気調整装置7を送風設定にすると空調風が、送風ダクト22、デフロスタ用吐出部20を介して、フロントガラス18に広がり、デフロストを行うこととなる。
【0030】
また、前記のように送風ダクト22が開口している時には、送風ダクト22の長孔22d・22dからも空調風を吹き出すため、デフロストの風を広範囲に送風することが可能となる。
【0031】
フロントガラス18のデフロストが不要な時には、デフロスタの操作ボルト22e・22eを緩めて開閉板21を送風ダクト22の長孔22d・22dのガイドにそって操作ボルト22e・22eをスライド移動させ、開閉板21が十分閉じた位置で操作ボルト22e・22eを締めて開閉板21を固定する。空気調整装置7の送風設定によらず、送風ダクト22が閉口しているため、フロントガラス18のデフロストは行わない。
【0032】
また、デフロスタの開閉板21は任意の位置で固定可能であり、デフロストの強弱を開閉板21の開閉度により調整することができる。
【0033】
また、開閉板21の固定ナット21a・21aを固定ボルトとして送風ダクト22の長孔22d・22dに突出するように配設し、該開閉板の固定部材を操作ナットとすることも可能である。
【0034】
以上のように、運転席9と、ステアリングハンドル8と、該運転席9とステアリングハンドル8を覆うキャビン6と、該キャビン6内の空気を調整する空気調整装置7を備えた作業車両に搭載され、前記空気調整装置7より延設される送風ホース17と、ステアリングハンドル8の前方に配置されて調整後の空気を吐出する吐出部と、前記送風ホース17と前記吐出部の間に介装される送風ダクト22とを備え、前記空気調整装置7により調整した空気を、キャビン6の前面ガラス内側に吐出するようにしたデフロスタであって、該送風ダクト22に送風路を開閉する開閉板21と、該開閉板21を開閉する手動操作手段を設けたものであるので、簡単な構造のデフロスタ開閉装置が実現できて、低コストでかつ省スペースで、十分な能力を有するデフロストとなる。そして、手動操作手段により開閉板21を開閉操作して、容易にデフロストとして作用させたり、送風を停止させたりすることができる。
【0035】
前記開閉板21の一端は送風ダクト22に枢支した回動軸24に固設され、前記回動軸24の一端は送風ダクト22より外側に突出して手動操作手段となる操作レバー部24aと連結され、該操作レバー部24aと送風ダクト22との間に、開閉板21を開位置と閉位置に保持する保持手段を設けたものであるので、簡単な構造のデフロスタ開閉装置が実現できて、開閉板開位置と閉位置で容易に保持させることができる。
【0036】
前記開閉板21の一端は送風ダクト22に回転自在に枢支した回動軸24に固設され、前記送風ダクト22の側面には、前記回動軸24を中心とする円弧状の長孔が開口され、前記開閉板21の他側の側部に、前記長孔を貫通して、開閉板21と送風ダクト22とを締付固定し、操作手段を兼ねる締結手段、を備えたものであるので、簡単な構造のデフロスタ開閉装置が実現できて、開閉板21を任意の位置で固定することが可能となり、送風量を調節でき、また、開位置では長孔より側方へ送風することも可能となり、デフロスタの送風範囲の広範囲化となる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明のデフロスタを装着した作業車両の全体側面図。
【図2】本発明のデフロスタを装着した作業車両のキャビン側面図。
【図3】(a)本発明のデフロスタの図で左正面図。(b)同じく右正面図。
【図4】(a)本発明のデフロスタ側面図で閉時の図。(b)同じく開時の図。
【図5】他の実施例のデフロスタの左正面図。
【図6】(a)他の実施例のデフロスタ側面図で閉時の図。(b)同じく開時の図。
【符号の説明】
【0038】
20 デフロスタ用吐出部
21 開閉板
22 送風ダクト
22a 保持板
24a 操作レバー部
24b バネ
24c 突出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転席と、ステアリングハンドルと、該運転席とステアリングハンドルを覆うキャビンと、該キャビン内の空気を調整する空気調整装置を備えた作業車両に搭載され、前記空気調整装置より延設される送風ホースと、ステアリングハンドルの前方に配置されて調整後の空気を吐出する吐出部と、前記送風ホースと前記吐出部の間に介装される送風ダクトとを備え、前記空気調整装置により調整した空気を、キャビンの前面ガラス内側に吐出するようにしたデフロスタであって、該送風ダクトに送風路を開閉する開閉板と、該開閉板を開閉する手動操作手段を設けたことを特徴とするデフロスタ。
【請求項2】
前記開閉板の一端は送風ダクトに回転自在に枢支した回動軸に固設され、前記回動軸の一端は送風ダクトより外側に突出して手動操作手段となる操作レバー部と連結され、該操作レバー部と送風ダクトとの間に、開閉板を開位置と閉位置に保持する保持手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のデフロスタ。
【請求項3】
前記開閉板の一端は送風ダクトに回転自在に枢支した回動軸に固設され、前記送風ダクトの側面には、前記回動軸を中心とする円弧状の長孔が開口され、前記開閉板の他端の側部に、前記長孔を貫通して、開閉板と送風ダクトとを締付固定し、操作手段を兼ねる締結手段、を備えることを特徴とする請求項1に記載のデフロスタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−52677(P2010−52677A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−222398(P2008−222398)
【出願日】平成20年8月29日(2008.8.29)
【出願人】(000006781)ヤンマー株式会社 (3,810)
【Fターム(参考)】