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デルタ−9−テトラヒドロカンナビノール調製法
説明

デルタ−9−テトラヒドロカンナビノール調製法

【課題】FDAに承認されている化学療法に関連する悪心や嘔吐の抑制のための医薬品であり、大麻植物の主要な生物学的活性成分である、デルタ−9−テトラヒドロカンナビノール(THC)の安価な製造方法を提供する。
【解決手段】大麻の植物材料からのデルタ−9−テトラヒドロカンナビノール(THC)の単離のための方法であって、a)抽出物を形成するために無極性の有機の溶媒で前記大麻の植物材料を抽出すること;b)残留物を与えるために前記抽出物から前記溶媒を取り除くこと;及びc)前記残留物を低い圧力のフラッシュ蒸留にかけると共に前記蒸留における一定の沸騰する範囲からTHCを含有する第一の留出物を収集すること:を含む、方法。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
発明の背景
デルタ−9−テトラヒドロカンナビノール(THC、ドロナビノール(dronabinol)としてもまた知られている)は、米国食品医薬品局(FDA)に承認されている、化学療法に関連する悪心や嘔吐の抑制のための、又最近では消耗症候群(wasting syndrome)に苦しむAIDs患者の食欲刺激のための、大麻植物(Cannabis plant)の主要な生物学的活性成分である。しかしながらその医薬品は、緑内障(1)、片頭痛(2、3)、痙性(4)、不安(5)の治療及び鎮痛(4)のように、彼等自身に、可能な治療の適用を与える他の生物学的活性を示す。THCのこれらの見込みのある生物学的活性のために、マリファナ(marijuana)はその医学的価値と関連して大衆の議論に持ち込まれている。医薬品の医学的な用途と乱用の可能性との間のバランスは、微妙なバランスである。
【0002】
医薬品のマリファナの支持者によって提起される主要な問題点の一つは、現在利用可能な柔らかいゼラチンカプセル製剤は非常に高価であり、その効果において一貫性に欠けているという事実である。後者の問題点は、経口のTHCは胃腸管からの不規則な吸収があり、11−OH−THCの高度の生成を伴うにぶい代謝の結果生じる第一通過効果(first-pass effect)を受けやすいという事実、及び望ましくない副作用をもとに説明できるかもしれない。
【0003】
現在開発中の他のTHC製剤は坐薬(6)の主成分に処方されているTHCヘミコハク酸塩(THC hemisuccinate)からなるプロドラッグ(prodrug)である。この製剤は、経口の製剤に関連する問題を克服すると思われ、動物研究(7)において一貫性のある生物学的利用率を提示することが示されている。前臨床の調査は、この製剤の見込みを示す(8、9、10)。大麻の治療上の活性に対する現在の関心を考慮すると、他のTHC製剤がやがて現われるであろうことが予想される。
【0004】
THC又はそのプロドラッグに使用される処方に関らず、原材料の供給源には批判がある。現在承認されているカプセル製剤は、製造が極端に高価である合成のTHCから調製される。自然の材料(大麻)からTHCを単離するための、ある経済的な過程が開発されるべきであり、原材料のコストが著しく下げられ、このような製剤を大衆に対して高くない価格で開発することを可能にすることができるであろうと考えられる。この結果からTHC(又はそのプロドラッグ)を含む代替治療が有効であると考えられ、医薬品としてのマリファナの承認に対する大衆の抗議の抑制を援助すると思われる。
【0005】
植物材料からTHCを単離するために、主としてその化学的構造を決定するために、又はその植物の植物化学を調査するために、数年にわたって、いくつかの調査が実施されてきた。
【0006】
1942年、Wollner等は、大麻の抽出物である“赤色油”からのテトラヒドロカンナビノールの単離を報告した(11)。赤色油はエーテルでの植物材料の抽出、引き続き室内圧力における濃縮された抽出物の蒸留、さらに引き続き減圧下(15−50mmHg)における再蒸留によって調製された。この油は無水酢酸によってアセチル化され、アセチル化された生成物は真空で分別蒸留にかけられた。6個の留分が集められた。最初と最後の留分は除去された。主要な留分に相当する残った4個の留分(留分2、3、4、及び5)を合同し、ベンゼンでシリカゲルのカラムに通し、次に四塩化炭素溶液で活性アルミナに通した。生成物はアルコール溶液中で酸、アルカリ、又はアンモニアによって加水分解された。著者たちは、脱アセチル化した生成物は、どの場合も、酢酸エステルとは異なる生理学的な効能を持つことを報告した。全ての留分は純化合物ではなかった。
【0007】
DeRoppは1960年に、大麻(Cannabis sativa)の開花している若芽からのTHCの単離を記載した(12)。彼の方法は大麻のメタノール抽出物の吸着クロマトグラフィー、引き続きN,N−ジメチルホルムアミド/シクロヘキサンを使用したCeliteでの分配クロマトグラフィー、及び激しい減圧蒸留を含んでいた。THCの純度は、ペーパークロマトグラフィーの証拠をもとにした。
【0008】
純粋な形での自然発生のTHCの最初の単離は、1964年、GaoniとMechoulamによって報告された(13)。THCは、フロリジル(florisil)及びアルミナの繰り返しカラムクロマトグラフィー(repeated column chromatography)によって、ハシッシュ(hashish)のヘキサン抽出物から単離された。さらに精製は、THCの3,5−ジニトロフェニルウレタン結晶の調製によって実行され、引き続き弱塩基性での加水分解によって純粋なTHCを得た。THCの純度は薄層クロマトグラフィー(TLC)及び分光分析(IR及びNMR)によって証明された。
【0009】
Korte等は1965年に、インド大麻(Cannabis sativa indica)及び非インド大麻(Cannabis sativa non indica)の雌花序(female inflorescence)の粗抽出物(crude extract)からのTHCの単離を報告した。その粗抽出物は、カロチノイド、クロロフィル及びキサントフィルのような着色の不純物を除去するために、活性アルミナのクロマトグラフィーにかけられた。全ての大麻の溶離部分を合同し、濃縮すると茶色がかった赤色の油が得られた。その油はさらに向流分配法によって精製され、GaoniとMechoulam(13)によって掲載されたものと同一であることが証明されたTHCを得た。
【0010】
1967年にMechoulamとGaoniは、ハシッシュのヘキサン抽出物の酸性の抽出部分からのTHCの単離を報告した(15)。そのハシッシュのヘキサン抽出物は、酸性の抽出部分と中性の抽出部分に分離された。酸性の抽出部分はフロリジル又は酸で洗浄したアルミナのクロマトグラフィーにかけた。そのカラムは、極性を増加させる方法で、ペンタンとエーテルの混合物で溶離した。THCはペンタン中15%のエーテルで溶離した。繰り返しクロマトグラフィーは、結晶の誘導体(3,5−ジニトロフェニルウレタンTHC、m.p.115−116℃)の調製によって実行され、引き続き加水分解された。
【0011】
1972年、VerweyとWitteは、ハシッシュからのTHC酸の単離によるTHCの調製方法を報告した(16)。ヘキサン抽出物を、抽出ロート内で、2%NaOH溶液とはもちろん2%亜硫酸ナトリウムとも共に振った。アルカリ層はHSO(pH<2)で酸性にし、このようにしてカンナビノイドの酸を沈殿させた。油層はもちろん壁面上の油状の沈殿もエーテルで抽出した。その酸―塩基抽出過程は繰り返された。THCは、酸を含むエーテル溶液を300℃の温度の砂浴(sand bath)で加熱することによって、純粋でない酸から得られた。エーテルを蒸発させて、その蒸発皿を少しの間、砂浴上に保ち、このようにしてTHC酸の脱カルボキシル反応を起こした。THCは準備したTLCで清浄にした。
【0012】
要約として、THCや他のカンナビノイド成分の単離のために、一般的にアルコールでの、又は石油エーテルでの、又はベンゼンでの、又はヘキサンでの植物の抽出物が中性及び酸性の抽出部分に分離される。これらの抽出部分は、さらに繰返しクロマトグラフィー、及び向流分配法、又はこれらの方法の組み合わせによって精製される。様々な吸着剤、特にシリカゲル、けい酸、けい酸−硝酸銀、フロリジル、酸で洗浄したアルミナ、及び酸で洗浄したアルミナ−硝酸銀が、カラムクロマトグラフィーに使用されてきた。上述で議論された方法の大部分は、大規模生産でなく少量のTHCの調整に使用される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0013】
【非特許文献1】ElSohly, M.A.; Harland, E. and Waller, C.W.; Cannabinoids in glaucoma II: The effect of different cannabinoids on the intraocular pressure of the rabbit; Curr. Eye Res.; 3(6):841-850, 1984
【非特許文献2】El-Mallakh R.S.; Marihuana and migraine, Headache, 27(3):442-443, 1987
【非特許文献3】Volfe, Z.; Dvilansky, I.A., and Nathan, I.; Cannabinoids block release of serotonin from platelets induced by plasma from migraine patients; Int. J. Clin Pharmacol. Res., 5(4):243-246, 1985
【非特許文献4】Maurer, M; Henn, V.; Dirtrich, A.; and Hoffmann, A.; Delta-9-tetrahydrocannabinol shows antispastic and analgesic effects in a single case double-blind trial; Eur. Arch. Psychiatry Clin. Neurosci., 240(1):1-4, 1990
【非特許文献5】McLendon, D.M., Harris, R.T.; Maule, W.F.; Suppression of the cardiac conditioned response by delta-9-tetrahydrocannabinol: A comparison with other drugs; Psychopharmacology, 50(2): l59-163, 1976
【非特許文献6】ElSohly, M.A., Stanford, D.F.; Harland. E.C.; Hikal, A.H.; Walker, L.A.; Little, T.L., Jr.; Rider, J.N.; and Jones, A.B.; Rectal bioavailability of delta-9-tetrahydrocannabinol from the hemisuccinate ester in monkeys; J. Pharm. Sci., 80(10):942-945, 1991
【非特許文献7】ElSohlyl, M.A., Little, T.L., Jr.; Hikal, A.; Harland, E.; Stanford, D.F.; and Walker L.A.; Rectal bioavailability of delta-9-tetrahydrocannabinol from various esters; pharmacol., Biochem., Behav., 40:497-502, 1991
【非特許文献8】Mattes, R.D.; Shaw, L.M.; Edling-Owens, J., Engleman, K.; and ElSohly, M.A.; Bypassing the first-pass effect for the therapeutic use of cannabinoids; Pharm., Biochem., Behav., 44(3):745-747, 1991
【非特許文献9】Mattes, R.D.; Engelman K.; Shaw, L.M.; and ElSohly, M.A.; Bypassing the first-pass effect for the therapeutic use of cannabinoids, Pharmacol., Biochem., Behav., 49(1):187-195, 1994
【非特許文献10】Brenneisen, R.; Egli, A.; EiSohly, M.A.; Henn, V.; and Speiss, Y.; The effect of orally and rectally administered delta-9-tetrahydrocannabinol on spasticity: A pilot study with 2 patients; Inter. J. Clin. Pharmacol. and Therapeutics, 34(10):446-452, 1996
【非特許文献11】Wollner, H.J.; Matchett, J.R.; Levine, J.; and Loewe, S.; Isolation of a physiologically active tetrahydrocannabinol from Cannabis sativa resin; J. Am. Chem. Soc., 64:26-29, 1942
【非特許文献12】DeRopp, R.S.; Chromatographic separation of the phenolic compounds of Cannabis sativa; J. Am. Pharmacol Assoc., Sci. Ed., 49:756, 1960
【非特許文献13】Gaoni, Y.; and Mechoulam R.; Isolation, structure, and partial synthesis of an active constituent of hashish; J. Am. Chem. Soc., 86:1646-1647, 1964
【非特許文献14】Korte, F.; Sieper, H.; and Tira, S.; New results on hashish-specific constituents; Bull. Narcotics, 17:35-43, 1965
【非特許文献15】Mechoulam, R.; and Gaoni, Y.; Recent advances in chemistry of hashish; Fortschr. Chem. Org. NatStoffe, 25:175-213, 1967
【非特許文献16】Verwey, A.M.A.; and Witte, A.H.; A rapid method of preparation of THC by isolation of THCA from hashish; Pharm. Weekblad, 107:415-416, 1972
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
もしTHCが大規模な量(キログラム)で調製されるとすると、能率的かつ経済的な方法が必要になる。そのような方法は能率的な単離操作を要求すると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0015】
発明の要約
本発明は大麻の植物材料からのTHCの調製のためにある。合成経路上のTHCのいくつかの層(fold)の調製のコストを減らす、単純で高い収率のステップが開発される。
【0016】
本発明は、大麻の植物材料が無極性有機溶媒で抽出され、THCを含む抽出物を提供し、その抽出物は減圧下で分別蒸留にかけられ高い含有率のTHCを含む留分(留出物)を提供するような過程を含む。その即時の過程(instant process)はさらに、植物材料からの抽出物を、分別蒸留より先にカラムクロマトグラフィーにかけることを含む。その即時の過程のまた別の側面は分別蒸留からの留出物をカラムクロマトグラフィーにかけることを含む。加えて本発明は、植物材料からの抽出物の精製に高速液体クロマトグラフィー(HPLC)の使用を含む。
【発明を実施するための形態】
【0017】
発明の詳細な説明
本発明は、大麻の植物材料からTHCを単離する能率的かつ経済的な方法を提供する過程に関する。植物材料は無極性有機溶媒で抽出される。有用な溶媒は、例えば、ヘキサン、ヘプタン、又はイソオクタンのような低級アルカンを含む。THCを含む抽出物は、溶媒除去後、減圧下で分別蒸留にかけられ、最初の留出物が集められる。本発明の一つの実施例において、最初の留出物は再度減圧下で分別蒸留にかけられ、第二の留出物が集められる。第二の留出物は90重量%以上のTHC含有率をもつ。
【0018】
本発明の別の実施例は、植物材料からの粗抽出物は、最初にカラムクロマトグラフィーにかけられる。材料をカラム上に置くことができるような一つの可能な方法は、有機溶媒中の抽出物の残留物とカラム充填剤の一部を混合して、その乾燥したスラリー(slurry)をある充填されたカラムの頂上に移すことである。最初の溶離溶媒中の抽出物の残留物(最小の体積)を直接充填されたカラムの頂上に、直接適用することもまた可能である。そのカラムは、ある溶媒又は進行とともに極性を増加させる溶媒混合物でカラムを溶離するような方法で、ある有機溶媒で溶離する。カラムの溶離からのTHCの主要部分を含む溶離部分又は複数の溶離部分は、減圧下で分別蒸留にかけられる。留出物は実質的に一定の沸騰温度領域で回収され、この留出物は90重量%以上のTHCを含むことを発見した。95%以上の純度のTHCが、好ましくは98%以上が、カラムクロマトグラフィー又は順相又は逆相HPLCによる、分別蒸留からの留出物のさらなる精製によって得ることができる。
【0019】
カラムクロマトグラフィーは、例えば順相の操作についてはシリカやアルミナ、又は逆相の操作についてはC18又はCが結合したシリカを含む任意の公知の充填剤を使用して実行することができる。
【0020】
順相クロマトグラフィーのカラムの溶離は、極性を増加する溶媒で実行される。無極性溶媒は、例えばペンタン、ヘキサン、イソオクタン、及び石油エーテルを含む低級の直鎖及び枝分かれした鎖のアルカンを含む。より極性を有する溶媒は、例えば、ジアルキルエーテル、低級酢酸アルキル、低級ジアルキルケトンおよび低級アルカノールを含む様々な有機物のエーテル、アルコール、エステル、又はケトンを含む。実例となる極性溶媒は例えば、アセトン、酢酸エチル、ジエチルエーテル及びイソプロピルアルコールを含む。極性溶媒に対する無極性溶媒の比は、100:0から80:20まで変化し得る。
【0021】
逆相の条件下での溶離クロマトグラフィーは、極性を減少させるような溶媒で実行される。これらの溶媒は、水性物質対有機物が50:50から0:100までの範囲にわたる混合物において、極性部分として水又は酸性の緩衝液、及びほとんど極性の無い部分として(メタノール、エタノール、及びイソプロパノールのような)低級アルカノールまたはアセトニトリルを含む。クロマトグラフィーの過程はまた、準備する目盛り付きカラムを使用して、順相でも逆相の操作でも、上述とほとんど同じHPLCの条件下で実行できる。
【0022】
フラッシュ蒸留は減圧下で、すなわち1mmHg以下、好ましくは0.1mmHg付近の圧力の真空下で、実行される。
【0023】
上述の本発明に、発明の主旨や範囲から外れることなく、さまざまな修飾や置換がなされてもよいことは、当技術分野の技術者によって理解されると思われる。よって、本発明は説明の手段として記載してきており、発明を制限するものではないことが理解される。
【0024】
例1
抽出:
自然乾燥し粉末化した芽(7.82% THC)200gと自然乾燥し粉末化した芽(6.61% THC)270gとを混合し、24時間室温で温浸によりヘキサン(2.2L Hexane ×4)で抽出した。ヘキサン抽出物を合同し真空下で蒸発させて76.5g(抽出できるうちの16.3%)を得た。
【0025】
カラムクロマトグラフィー:
ヘキサン抽出物(40%THC)の56gを100gのシリカゲル(silica gel 60、E.Merck)及び50mlのヘキサンと混合した。乾燥したスラリーをシリカゲルカラムの頂上に移した(850g silica gel 60、 寸法:10×60cm)。溶離は、石油エーテル及びエーテルで、極性を増加させる方法で行われた。12個の溶離部分が回収され、TLCで区分した。同一の溶離部分は一緒に溜めた。石油エーテル−エーテル(9:1)で溶離した溶離部分を蒸発させて残留物37.3gを得、これはガスクロマトグラフィー(GC)分析を用るとTHC含有率55.87%を示した。この溶離部分はカラムに適用した物質におけるTHCの大部分(93%)を含んでいた。
【0026】
分別蒸留:
集めた溶離部分の一部(7.1g)を真空下で(0.08−0.1mmHgの間)分別蒸留にかけ、2個の主要な留分を得、一つは170−175℃(2.34g @ 90% THC)で回収し、一つは175−180℃(1.32g @ 88.2% THC)で回収した。
【0027】
例2
抽出:
自然乾燥し粉末化した芽(380g、2.20% THC)を24時間室温で、温浸によりヘキサンで抽出した(1.8L Hexane ×3)。ヘキサン抽出物の総重量は29.1g(抽出できるうちの7.7%)であった。ヘキサン抽出物中のTHCの%は28.76%であった。
【0028】
カラムクロマトグラフィー:
ヘキサン抽出物(29.1g)を100gのシリカゲル(silica gel 60、E.Merck)及び50mlのヘキサンと混合した。乾燥したスラリーをシリカゲルカラムの頂上に移した(850g silica gel 60、 寸法:10×60cm)。溶離は、石油エーテル及びエーテル混合物で、極性を増加させる方法で行われた。9個の溶離部分が回収され、TLCで区分した。同一の溶離部分は一緒に溜めて4個の溶離部分とした。石油エーテル−エーテル(9:1)で回収した溶離部分を蒸発させて13.3gの残留物を得た。この溶離部分のGC分析は、THCの濃度が58.98%を示し、またカラムに適用した物質における全THCの回収率>93%を表わしている。
【0029】
分別蒸留:
上記のように回収した溶離部分の一部(7.3g)を真空下で(0.08−0.1mmHg)分別蒸留にかけた。172−180℃の間で集めた主要な留分(3.738g)は、重量で89%のTHCを含んでいることがわかった。
【0030】
例3
1kgの細紛のマリファナ植物材料(THCの平均%は約5.21%)を、24時間室温で、濾過器(percolator)(円錐型、頂上の直径9”及び長さ20”)の中で、6Lのヘキサン(EM SciencesからのHexanes GR)で温浸し、濾過した。温浸したものを、別に24時間、5Lのヘキサンで再抽出した。ヘキサン抽出物を合同し、低温において減圧下で蒸発させて110.7gの残留物を得た(抽出できるうちの11.07%)。ヘキサン抽出物中のTHC%は41.21%であった。
【0031】
カラムクロマトグラフィー:
そのヘキサン抽出物(110.7g)を150gのシリカゲル(silica gel 60、Art.# 9385−3)及び50mlのヘキサンと混合した。自然乾燥したスラリーを、シリカゲルカラム(EM Scienceからの800g silica gel 60、Art.# 9385−3、粒子の大きさ 0.04−0.063 mm、)の頂上へ移した。カラムを、分極を増加させる方法で、ヘキサン:エーテル混合物で溶離した。溶離部分を回収し、TLCで区分した(分析用シリカゲル板、展開系:ヘキサン:エーテル(80:20)、視覚化剤(visualizing agent):不変青色(fast blue))。ヘキサン(3L)及びヘキサン−エーテル(95:5、2L)で回収した溶離部分は廃棄した。それに続くヘキサン−エーテル(95:5、3L)及びヘキサン−エーテル(9:1、5L)で回収した溶離部分を合同し、蒸発させて77.2gの残留物を得た。残留物のGC分析は、THC濃度が54.74%であることを示した。
【0032】
分別蒸留:
上記の回収した残留物の一部(30.5g)を減圧下(0.1−0.15mm/Hg)で分別蒸留にかけた。温度を徐々に125℃まで上げて、回収した物質を分離しておいた。次に温度を140−160℃の間に上げて、主要な留分を回収た(14g)。GC分析はTHC>96%を示した。
【0033】
例4
1kgの細紛のマリファナ植物材料(THCの平均%は4.42)を、6Lのヘキサンで温浸し、例3に従った同じ操作で抽出し、105.8gの残留物を得た(抽出できるうちの10.58%)。ヘキサン抽出物中のTHC%は、GC分析により40.35%であった。
【0034】
ヘキサン抽出物の直接分別蒸留:
ヘキサン抽出物の一部(23.0g)を減圧下(真空、0.1−0.2mm/Hg)で分別蒸留にかけた。温度を徐々に160℃まで上げて、少量の物質(<1g)を回収し、分離しておいた。主要な留分(10.1g)は、170と180℃との間で回収した。この留分のGC分析はTHC濃度の72.66%を示した。
【0035】
ヘキサン抽出物の第二の部分(25.0g)を最初の部分と同様の条件下で分別蒸留にかけた。170−180℃の間で回収された主要な留分は重量が11.6gであり、THC濃度は73.62%であった。
【0036】
ヘキサン抽出物の第三の部分(25.0g)を前の部分と同様の条件下で分別蒸留にかけた。THCを含む主要な留分は重量が10.2gであり、THC濃度は73.72%であった。
【0037】
上述の3つの分離から得られた3個の留分を合同し、分析した。その分析はTHCの濃度が70.31%であることを示した。その混合物(28.9g)を、再度、同条件の下で分別蒸留にかけた。温度を真空下で徐々に135℃まで上げ、回収した留分は別にしておいた。THC含有の主要な留分を140―160℃及び0.05−0.06mm/Hgで回収した。その留分の重量は18.4gであり。THCの含有率は92.15%であった。
【0038】
例5
例No.3で得られた純粋なTHC(THCの%は約96%であった)の一部(0.8g)を1グラムのシリカゲル(silica gel 60)及び1mlのヘキサンと混合した。乾燥したスラリーを、シリカゲルカラム(12 silica gel 60、寸法:1×50cm)の頂上へ移した。溶離は、極性を増加させる方法で、ヘキサンン−エーテル混合物で実行した。6個の溶離部分が集められ、TLCを用いて区分した。溶離部分No.3−5(ヘキサン:エーテル98:2)を合同し、残留物の0.63gを得た(THCの%は98%であった)。
【0039】
例6
例4で調製したTHC(純度は約98%であった)の1グラムを、1グラムのシリカゲル(silica gel 60)及び1mlのヘキサンと混合した。乾燥したスラリーを、シリカゲルカラム(13g silica gel 60、寸法:1×50cm)の頂上へ移した。溶離を例5と同様の条件下で実行した。溶離部分No.3−5から0.78gの残留物を得た(THCの%は98%であった。)。
【0040】
例7
自然乾燥し粉末化した大麻の芽(7.82% THC)の1000g GLC分析によるTHCの%は6.49%であった)を、24時間室温で温浸により抽出した(5L×3 Lot.No.970424)。そのヘキサン抽出物を合同し真空下で蒸発させて、97gの残留物を得た。
【0041】
ヘキサン抽出物の67gを200mlのイソオクタン(Lot.No.904038)に溶かし、その溶液をシリカゲルカラム(280g シリカゲル、40μmの粒子サイズ、カラムの寸法:10×60cm)の頂上に移した。そのカラムを、イソオクタン:メチルt−ブチルエーテル混合物8:2で溶離し(3L、溶離部分1)、次にメタノールで洗浄した(1L、溶離部分2)。溶離部分1(53g)のGLC分析はTHCの濃度55.56%を示した。
【0042】
分別蒸留:
溶離部分1(53g)を真空0.1−0.6mm/Hgで分別蒸留にかけた。主要な留分(20.0g)を160−170℃の間で回収し、重量で94%のTHCを含むことがわかった。
【0043】
HPLCによるTHCの精製:
10gの主要な留分(純度約94%)を、column Prep PAK500/シリカを使用し、Waters 486 Tunable吸光度検出装置と接続したHPLC(water Delta prep 4000)で精製した。溶離剤はイソオクタン:メチルt−ブチルエーテル混合物(98:2)であった。流速は、10分間について10ml/分、60分間について25ml/分、最後に200分について50ml/分となるようにプログラムした。
【0044】
その結果を次の表にまとめる。
【0045】
【表1】


フラッシュカラムクロマトグラフィーを使用した分別蒸留によって調製されたTHCの精製
例8
2.1gのTHC(91%純度)をイソオクタン10mlに溶かし、その溶液をシリカゲルカラム(30g シリカゲル、40μmの粒子サイズ、カラムの寸法:2.5cm×40cm)の頂上に移した。カラムをイソオクタンで、次にイソオクタン−アセトン(99:1)の混合物で溶離した。7個の溶離部分を回収し、GLCで分析した。THCの大部分を含むイソオクタン−アセトン(99:1)溶離部分を入れて、1.84gの残留物を得た(THCの%は97%であった)。
【0046】
例9
1gのTHC(91%純度)をイソオクタン5mlに溶かし、その溶液をシリカゲルカラム(15g シリカゲル、40μmの粒子サイズ、カラムの寸法:2.5cm×40cm)の頂上に移した。カラムを、極性を増加させる方法で、イソオクタン−酢酸エチルの混合物で溶離し、その溶離部分の順を照合した。溶離部分No.5(イソオクタン:酢酸エチル98:2で溶離した)から0.56gの残留物(THCの%は97%であった。)を得た。溶離部分No.4(イソオクタン:酢酸エチル98.5:1.5で溶離した)から0.32gの残留物(THCの%は94.9%であった。)を得た。
【0047】
例10
1.1gのTHC(91%純度)をイソオクタン5mlに溶かし、その溶液をシリカゲルカラム(15g シリカゲル、40μmの粒子サイズ、カラムの寸法:2.5cm×40cm)の頂上に移した。カラムを、極性を増加させる方法で、イソオクタン:イソプロピルアルコールの混合物で溶離した。5個の溶離部分を回収した。溶離部分No.4及び5(イソオクタン−イソプロピルアルコール(それぞれ98:2及び95:5 で溶離した)を合同し、1gの残留物(THCの%は94%であった。)を得た。
【0048】
HPLC(逆相)によるTHCの精製
例11
9.6gのTHC(純度92.8%)を、column Prep PAK C18(Watersからの寸法46mm×30cm、55−105、μm、Lot.no.T72852)を使用し、Waters 486 Tunable吸光度検出装置(使用波長:254nm)と接続したHPLC(Water Dleta 4000)で精製した。溶離剤はメタノール:水(75:25)の混合物であった。流速は、10分間について10ml/分、50分間について25ml/分、最後に140分について50ml/分となるようにプログラムした。その結果を次の表にまとめる。
【0049】
【表2】


要約
1.THCは、二度の分別蒸留によって大麻(Cannabis sativa L.)のヘキサン抽出物から直接調製することができる。GLC分析によるTHCの純度は約90%−92%である。シリカゲルカラムでのさらなる精製で、約98%の純度のTHCを得る。
2.THCは、カラムクロマトグラフィー及び引き続き分別蒸留によって、大麻(Cannabis sativa L.)のヘキサン抽出物から直接調製することができる。THCの純度は約95%−96%である。シリカゲルカラムでのさらなる精製で、少なくとも98%の純度のTHCを得る。
【0050】
引用文献
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9. Mattes, R.D.; Engelman K.; Shaw, L.M.; and ElSohly, M.A.; Bypassing the first-pass effect for the therapeutic use of cannabinoids, Pharmacol., Biochem., Behav., 49(1):187-195, 1994.
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[付記]
[付記(1)]:
大麻の植物材料からデルタ−9−テトラヒドロカンナビノール(THC)を単離する方法であって、a)前記大麻の植物材料を無極性溶媒で抽出して抽出物を生成するステップと、b)前記抽出物から前記無極性溶媒を除去して残留物を与えるステップと、c)前記残留物を低圧のフラッシュ蒸留にかけ、該蒸留における一定の沸騰範囲からTHCを含む最初の留出物を回収するステップと、を含む方法。
【0051】
[付記(2)]:
さらに、前記フラッシュ蒸留の前記最初の留出物を追加の低圧のフラッシュ蒸留にかけ、前記最初の留出物をさらに精製し、第二の留出物を形成することを含む付記(1)に記載の方法。
【0052】
[付記(3)]:
さらに、前記第二の留出物を進行とともに極性を増加させる溶媒又は溶媒混合物を使用してカラムクロマトグラフィーにかけ、THCを含む溶離物を回収することを含む付記(2)に記載の方法。
【0053】
[付記(4)]:
さらに、前記残留物を進行とともに極性を増加させる溶媒又は溶媒混合物で溶離するカラムクロマトグラフィーにかけ、フラッシュ蒸留より先に前記残留物からのTHCを含む溶離部分を回収することを含む付記(1)に記載の方法。
【0054】
[付記(5)]:
さらに、前記最初の留出物を進行とともに極性を増加させる溶媒又は溶媒混合物で溶離するカラムクロマトグラフィーにかけ、前記最初の留出物からのTHCを含む溶離部分を回収することを含む付記(4)に記載の方法。
【0055】
[付記(6)]:
さらに、前記最初の留出物を進行とともに極性を増加させる溶媒又は溶媒混合物で溶離するカラムクロマトグラフィーにかけ、前記最初の留出物からのTHCを含む溶離部分を回収することを含む付記(2)に記載の方法。
【0056】
[付記(7)]:
さらに、前記フラッシュ蒸留からの前記最初の留出物を進行とともに極性を増加させる溶媒及び/又は溶媒混合物を使用するフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけ、前記最初の留出物からのTHCを含む溶離部分を回収することを含む付記(1)に記載の方法。
【0057】
[付記(8)]:
さらに、前記フラッシュ蒸留からの前記最初の留出物を進行とともに極性を増加させる溶媒又は溶媒混合物を使用する順相HPLCにかけ、前記最初の留出物からのTHCを含む溶離部分を回収することを含む付記(1)に記載の方法。
【0058】
[付記(9)]:
さらに、前記フラッシュ蒸留からの前記最初の留出物を進行とともに極性を減少させる溶媒又は溶媒混合物を使用する逆相HPLCにかけ、前記最初の留出物からのTHCを含む溶離部分を回収することを含む付記(1)に記載の方法。
【0059】
[付記(10)]:
さらに、前記フラッシュ蒸留からの前記最初の留出物を進行とともに極性を増加させる溶媒又は溶媒混合物を使用する順相HPLCにかけ、前記最初の留出物からのTHCを含む溶離部分を回収することを含む付記(4)に記載の方法。
【0060】
[付記(11)]:
さらに、前記フラッシュ蒸留からの前記最初の留出物を進行とともに極性を減少させる溶媒又は溶媒混合物を使用する逆相HPLCにかけ、前記最初の留出物からのTHCを含む溶離部分を回収することを含む付記(4)に記載の方法。
【0061】
[付記(12)]:
付記(1)乃至(11)のうちいずれか1つに記載の方法から得られる精製されたTHC。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
大麻の植物材料からのデルタ−9−テトラヒドロカンナビノール(THC)の単離のための方法であって、
a)抽出物を形成するために無極性の有機の溶媒で前記大麻の植物材料を抽出すること;
b)残留物を与えるために前記抽出物から前記溶媒を取り除くこと;及び
c)前記残留物を低い圧力のフラッシュ蒸留にかけると共に前記蒸留における一定の沸騰する範囲からTHCを含有する第一の留出物を収集すること
:を含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記第一の留出物をさらに精製すると共に第二の留出物を形成するために前記フラッシュ蒸留の前記第一の留出物を追加的な低い圧力のフラッシュ蒸留にかけることをさらに含む、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、
次第に増加する極性を有する溶媒又は溶媒の混合物を使用することで前記第二の留出物をカラムクロマトグラフィーにかけること及びTHCを含有する溶出物を収集することをさらに含む、方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、
次第に増加する極性を備えた溶媒又は溶媒の混合物での溶出によって前記残留物をカラムクロマトグラフィーにかけること及びフラッシュ蒸留に先立ちそれからTHCを含有するフラクションを収集することをさらに含む、方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法であって、
次第に増加する極性を備えた溶媒又は溶媒の混合物での溶出によって前記第一の留出物をカラムクロマトグラフィーにかけることそれからTHCを含有するフラクションを収集することをさらに含む、方法。
【請求項6】
請求項2に記載の方法であって、
次第に増加する極性を備えた溶媒又は溶媒の混合物での溶出によって前記第一の留出物をカラムクロマトグラフィーにかけることそれからTHCを含有するフラクションを収集することをさらに含む、方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法であって、
次第に増加する極性を備えた溶媒及び/又は溶媒の混合物を使用することで前記フラッシュ蒸留からの前記第一の留出物をフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけること及びそれからTHCを含有するフラクションを収集することをさらに含む、方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法であって、
次第に増加する極性を備えた溶媒又は溶媒の混合物を使用することで前記フラッシュ蒸留からの前記第一の留出物を順相HPLCにかけること及びそれからTHCを含有するフラクションを収集することをさらに含む、方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法であって、
次第に減少する極性を備えた溶媒又は溶媒の混合物を使用することで前記フラッシュ蒸留からの前記第一の留出物を逆相HPLCにかけること及びそれからTHCを含有するフラクションを収集することをさらに含む、方法。
【請求項10】
請求項4に記載の方法であって、
次第に増加する極性を備えた溶媒又は溶媒の混合物を使用することで前記フラッシュ蒸留からの前記第一の留出物を順相HPLCにかけること及びそれからTHCを含有するフラクションを収集することをさらに含む、方法。
【請求項11】
請求項4に記載の方法であって、
次第に減少する極性を備えた溶媒又は溶媒の混合物を使用することで前記フラッシュ蒸留の前記第一の留出物を逆相HPLCにかけること及びそれからTHCを含有するフラクションを収集することをさらに含む、方法。
【請求項12】
請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、及び11のうちいずれか一項に記載の工程から得られた精製されたTHC。

【公開番号】特開2009−197012(P2009−197012A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−102425(P2009−102425)
【出願日】平成21年4月20日(2009.4.20)
【分割の表示】特願2000−578650(P2000−578650)の分割
【原出願日】平成11年10月26日(1999.10.26)
【出願人】(501161723)ザ ユニヴァーシティ オブ ミシシッピ (1)
【Fターム(参考)】