説明

データ編集及び印刷用コンピュータシステム

【課題】複数のコンピュータを使用してレイアウト作成作業や情報入力作業を行う場合において、関連するレイアウト作成や情報登録に使われる基本情報等を共有化し正確性の確保と作業の省力化を支援する方法を提供すること。
【解決手段】 本発明によるデータ編集用コンピュータシステムは、複数の項目名を含む項目テーブル332と、表示装置305を備えたデータ編集用コンピュータシステムであって、ユーザが前記複数の項目名に対応する複数の項目データを入力することにより、表示装置305上に、対象物に印刷される前記複数の項目名と前記複数の項目データを示す画像を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にコンピュータを使用した印刷技術に関し、特に、アパレル商品やスポーツ用品を取り扱う業界等におけるネームタグ、マークタグ等の各種タグへの印字及び印刷に必要なレイアウトの作成、印字・印刷情報の作成、並びに印字作業の適正化及び簡素化を支援する方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ネームタグ、マークタグ又はカードタグのような各種タグへの印字及び印刷に必要なレイアウト作成と印字情報の入力を支援するために、印字機メーカーを中心に印字機を動作させるソフトウェア及びシステムが提供されている。
【0003】
上記のようなソフトウェア及びシステムにおいては、新規のレイアウトの作成時には項目名を付与することが一般的に行われているが、印字情報を取り込んで新規のレイアウトを作成する機能を有するものはない。
【0004】
既存の大半のソフトウェアにおいては、印字用と印刷用のレイアウト作成機能が別々に存在しており、印字用のレイアウト作成機能が印刷用の版下作成機能とリンクしていない。また、一度限りの印字サンプル作成を目的としたレイアウト作成であっても、継続して印字するレイアウト作成の場合と同じ手順が必要とされている。
【0005】
さらに、従来のソフトウェア及びシステムは多言語への対応が不十分であり、国際化した現在の服飾産業の業界環境においては運用上の不便さが存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
現在の服飾産業においては、新規なレイアウトを作成する者(企画側)と、印字及び印刷を行う者(作業側/現場)の業務内容が異なるだけではなく、業務を行う場所が物理的に離れていることも珍しくない。また、新規なレイアウト作成のサイクルタイムが短いため、迅速なレイアウト作成が要求されている環境において、操作者が正確かつ簡単に対応することができるシステムが必要とされている。加えて、印字及び印刷ミスの発生を未然に防止することができるシステムも必要とされている。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、複数のコンピュータを使用してレイアウト作成作業や情報入力作業を行う場合において、関連するレイアウト作成や情報登録に使われる基本情報等を共有化し正確性の確保と作業の省力化を支援する方法を提供することである。また、本発明の目的は、計算機システムを利用して新規なレイアウト作成の正確性の向上と簡素化を実現し、印字・印刷情報の登録手順の簡素化及び印字現場における作業手順の簡素化を実現しかつ最適化する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明によるデータ編集用コンピュータシステムは、複数の項目名を含む項目テーブルと、表示装置を備えたデータ編集用コンピュータシステムであって、ユーザが前記複数の項目名に対応する複数の項目データを入力することにより、前記表示装置上に、対象物に印刷される前記複数の項目名と前記複数の項目データを示す画像を表示することにより、上記課題を解決する。
【0009】
前記データ編集用コンピュータシステムは、ユーザがさらにレイアウト情報を入力することにより、前記表示装置上に、前記レイアウト情報に従って前記画像を表示するものであってもよい。
【0010】
前記データ編集用コンピュータシステムは、前記複数の項目データを既存のファイルから取り込むことが可能であってもよい。
【0011】
前記データ編集用コンピュータシステムは、前記複数の項目名と前記複数の項目データと前記レイアウト情報に従って、対象物に印刷される過密印字データを出力することが可能であってもよい。
【0012】
前記データ編集用コンピュータシステムは、前記対象物の内容に対応するバーコードを定義するバーコード定義テーブルをさらに備え、前記過密印字データの一部として、前記バーコード定義テーブルに従った前記複数のデータに対応したバーコードを出力することが可能であってもよい。
【0013】
前記データ編集用コンピュータシステムは、複数の前記過密印字データを出力して、前記表示装置上に、複数の前記過密印字データを同時に表示することが可能であってもよい。
【0014】
前記データ編集用コンピュータシステムは、版下を印刷するための印刷装置をさらに備え、前記過密印字データから版下を印刷することが可能であってもよい。
【0015】
前記データ編集用コンピュータシステムは、前記項目テーブルがそれぞれ複数の言語により表記された複数の項目名を含むものであってもよい。
【0016】
前記データ編集用コンピュータシステムは、前記複数の項目名がそれぞれ項目コードに対応付けられており、複数の言語により表記された同一の意味の項目名は同一の項目コードに対応付けられているものであってもよい。
【0017】
前記データ編集用コンピュータシステムは、前記対象物の種類別の印刷数量を登録することと、前記印刷数量に基づく加工指図書を出力することが可能であってもよい。
【0018】
前記データ編集用コンピュータシステムは、ネットワークに接続して通信を行うための通信装置をさらに備え、前記通信装置により前記過密印字データを印刷用コンピュータシステムに送信するものであってもよい。
【0019】
本発明による印刷用コンピュータシステムは、前記データ編集用コンピュータシステムは、複数の項目名を含む項目テーブルと、ネットワークとの通信を行うための通信装置を備えた印刷用コンピュータシステムであって、前記過密印字データを前記ネットワークから取得して、対象物に前記過密印字データを印刷することにより、上記課題を解決する。
【0020】
本発明による別の印刷用コンピュータシステムは、複数の項目名を含む項目テーブルと、ネットワークとの通信を行うための通信装置を備えた印刷用コンピュータシステムであって、前記複数の項目名に対応する複数の項目データを前記ネットワークから取得して、対象物に前記複数の項目名と前記複数の項目データを印刷することにより、上記課題を解決する。
【0021】
前記印刷用コンピュータシステムは、前記対象物への印刷の際に印刷履歴情報を出力するものであってもよい。
【0022】
本発明によるコンピュータシステムの組み合わせは、複数の項目名を含む項目テーブルと、通信を行うための第一の通信装置を備えたデータ編集用コンピュータシステムであって、ユーザが前記複数の項目名に対応する複数の項目データを入力することにより、前記複数の項目名と前記複数の項目データに従って、対象物に印刷される過密印字データを出力することができるデータ編集用コンピュータシステムと、通信を行うための第二の通信装置を備えた印刷用コンピュータシステムであって、前記過密印字データを取得して、対象物に前記過密印字データを印刷することができる、印刷用コンピュータシステムの組み合わせであって、前記データ編集用コンピュータシステムが前記第一の通信装置により前記過密印字データを前記印刷用コンピュータシステムに送信し、前記印刷用コンピュータシステムが前記第二の通信装置により前記過密印字データを受信することにより、上記課題を解決する。
【0023】
本発明による別のコンピュータシステムの組み合わせは、複数の項目名を含む項目テーブルと、通信を行うための第一の通信装置を備えたデータ編集用コンピュータシステムであって、ユーザが前記複数の項目名に対応する複数の項目データを入力することができる、データ編集用コンピュータシステムと、複数の項目名を含む項目テーブルと、通信を行うための第二の通信装置を備えた印刷用コンピュータシステムであって、前記複数の項目名に対応する複数の項目データを取得して、対象物に前記複数の項目名と前記複数の項目データを印刷することができる、印刷用コンピュータシステムの組み合わせであって、前記データ編集用コンピュータシステムが前記第一の通信装置により前記複数の項目データ前記印刷用コンピュータシステムに送信し、前記印刷用コンピュータシステムが前記第二の通信装置により前記複数の項目データを受信することにより、上記課題を解決する。
【0024】
前記コンピュータシステムの組み合わせは、前記項目テーブルがそれぞれ複数の言語により表記された複数の項目名を含むものであってもよい。
【0025】
本発明によるデータ編集及び印刷方法は、複数の項目名を含む項目テーブルと、通信を行うための第一の通信装置を備えたデータ編集用コンピュータシステムに、ユーザが前記複数の項目名に対応する複数の項目データを入力するステップと、前記複数の項目名と前記複数の項目データに従って、対象物に印刷される過密印字データを出力するステップと、前記データ編集用コンピュータシステムが、前記第一の通信装置により前記過密印字データを、通信を行うための第二の通信装置を備えた印刷用コンピュータシステムに送信するステップと、前記印刷用コンピュータシステムが、前記第二の通信装置により前記過密印字データを受信するステップと、前記印刷用コンピュータシステムが、前記対象物に前記過密印字データを印刷するステップを含むことにより、上記課題を解決する。
【0026】
本発明による別のデータ編集及び印刷方法は、複数の項目名を含む項目テーブルと、通信を行うための第一の通信装置を備えたデータ編集用コンピュータシステムに、ユーザが前記複数の項目名に対応する複数の項目データを入力するステップと、前記データ編集用コンピュータシステムが、前記第一の通信装置により前記複数の項目データを、前記項目テーブルと、通信を行うための第二の通信装置を備えた印刷用コンピュータシステムに送信するステップと、前記印刷用コンピュータシステムが、前記第二の通信装置により前記複数の項目データを受信するステップと、前記印刷用コンピュータシステムが、対象物に前記複数の項目名と前記複数の項目データを印刷するステップを含むことにより、上記課題を解決する。
【0027】
本発明によるコンピュータシステムにおいて使用されるソフトウェアは、印字又は印刷を行う場合に必要なレイアウトの作成を自動化し、また作成されたレイアウトを使って印字又は印刷を行う情報の登録方法や入力方法の多様化を実現する。前記ソフトウェアはさらに、登録又は入力されて作成された印字・印刷情報の印字方法の多様性と利便性を高めることを実現する。
【0028】
本発明によるレイアウト作成の自動化方法において、新規のレイアウト作成は、まず印刷の対象であるカード、テープ等のサイズを定義し、レイアウト画面においてカード、テープ等の対象物のサンプル情報を登録することにより行われる。ここでは、印字項目に対して割付名(項目名)を付与してもしなくてもよい。また、ここでは外部において作成したテキストデータやエクセルデータをインポートし自動的にレイアウトの基本設定をすることが可能である。
【0029】
レイアウト作成においては、印字又は印刷するカード等の印字/印刷面の印字/印刷部をスキャナにより取り込み、ワンクリックによりレイアウトに貼り付けることが可能である。外部において作成された上記テキストデータ等と組み合わせて、新規のレイアウト作成と同時に印字・印刷情報を自動的に作成する。これにより、レイアウト作成後に出力された印字・印刷情報の印字・印刷作業現場における印字・印刷の利便性を実現する。
【0030】
レイアウト作成後、作成された印字・印刷情報をワンクリックで過密印字データ化し、セキュリティを確保した形式に変換する。遠隔地であり得る作業現場に対して、レイアウト情報と印字・印刷情報を送信し、作業現場においては現場印字のアイコンをクリックして取り込むだけで受信した印字・印刷情報を印字・印刷可能である。
【0031】
レイアウト作成後の印字・印刷情報の登録時には、任意にサイズ・カラー(SKU)別数量を同時に登録することが可能である。また、印字・印刷作業の前に、レイアウト作成後の印字・印刷情報の内容を実寸の印字・印刷ビューとして画面上に一覧にて表示し、あるいは出力して帳票で確認することが可能な機能を有する。
【0032】
レイアウト作成後、継続して印字する場合には、印字情報入力と呼ぶ独自の画面を利用して簡単に入力することが可能である。印字情報入力画面は、本発明のシステムが保有する独自の多言語対応の単語テーブル及びマルチテーブルにリンクされており、これにより情報入力の正確性と単純化を支援する。
【0033】
多言語単語テーブルとマルチテーブルは、サンプル情報の取得時に自動的にリンクされ、印字情報入力等の情報入力時に利用する場合には、直接目的の過去の印字・印刷の事例情報を自動的に表示するために使用され得る。印字情報入力画面においては、情報入力する項目の順番を自由に設定可能であり、設定された内容をデフォルトとすることができる。表示順及び入力順を自由に設定することにより、入力ミスの減少と簡素化が可能となる。
【0034】
現場印字と呼ばれるアイコンは、コンピュータの表示画面上のデスクトップに貼り付けられることにより、印字作業現場における印字環境を呼び出すためのアイコンとなる。印字作業現場においては、受信した印字情報を取り込めば新たに情報の入力等を行うことなく印字可能であり、印字情報を利用する際に特別な環境や専門知識を必要としない。印字・印刷作業現場側の運用に従って印字・印刷情報は印字又は印刷されるが、本発明のシステムには、印刷に必要な版下を作成する機能が搭載されている。
【0035】
本発明のシステムに使用される専用ソフトウェアは多言語に対応している。コンピュータの日本語オペレーティングシステム(OS)においては中国語等の他言語に対応しており、中国語OSにおいては日本語等の他言語に対応している。前記専用ソフトウェアにおいては、多言語の運用技術として、日本語OS上において作成された印字情報を中国語OS上において日本語により表示することが可能である。
【0036】
多言語単語テーブルは同一画面上に複数の言語による単語を同時に表示し、多言語単語テーブルにはコードを付して単語を登録することが可能である。本発明のシステムは、任意の言語の単語を選択する事により他言語の単語に自動的に変換することが可能な機能を有する。
【0037】
本発明のシステムは、印字処理時にログファイルと呼ぶ印字履歴情報を自動的に保存し、印字作業状況の確認を行う事を可能にする。また、印字履歴情報を介して、現場における作業状況を本社・本部側において確認することにより、印字に関するセキュリティ管理を行うことが可能となる。さらに、ログファイルを再度利用して、再印字に活用することが可能である。
【0038】
印字対象物中に使用されるバーコードの定義は、共有テーブル方式による定義とレイアウト毎の定義の2パターンから任意に選択可能である。本発明のシステムには、商品に使用されている素材に基づいて、商品の取り扱い方法(洗濯絵表示・取り扱い注意文書)を自動検索する機能が搭載されている。
【0039】
本発明のシステムに含まれるレイアウト作成ソフトウェアは、製版用の面付け機能を有し、オンデマンドデジタルプリンタ用のあらゆる表示ラベル並びに印刷物及び名刺印刷等の製版に利用可能である。本発明のシステムは、印字・印刷情報を印字・印刷作業現場で出力する際に管理情報たる加工指図書の形式により出力することが可能な機能を有し、これにより印字・印刷作業現場における作業の正確性と効率化に寄与する。
【発明の効果】
【0040】
本発明のシステム及び方法によれば、新規なレイアウトの作成、とりわけ印字サンプルの作成を目的とするレイアウト作成作業の単純化を実現することができる。これにより、印字作業現場における作業手順の単純化が可能となり、正確な印字作業を推進することが可能となる。
【0041】
さらに、本発明のシステム及び方法によれば、専門知識を要することなく、遠隔地にある印字作業現場との間における正確な情報伝達が可能となる。これにより、海外においては増加している作業者の言語の違いによる問題が解消される。また、印字前に実寸のイメージ一覧による印字確認を行うことも可能となり、これによって印字ミスがなくなることにより、ひいてはコスト削減にも繋がる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0043】
図1は、本発明によるシステムの構成要素の一部及び動作の手順を示す概念図である。
【0044】
最初に、レイアウト作成ブロック100において、新規なレイアウトが自動的に作成される。
【0045】
本発明のシステムは、印刷画像・印字情報101と単語テーブル・マルチテーブル102を備えている。印刷画像・印字情報101は、新規に作成するレイアウトの印刷面と作成したレイアウトを印字する場合の情報を定義したデータである。一方、単語テーブル・マルチテーブル102は、印字及び印刷の際に繰り返し使用する情報を任意のフォーマットにより格納したデータテーブルである。単語テーブル・マルチテーブル102には、多言語により表されたデータが予め登録されており、新規のレイアウトを作成する際や作成されたレイアウトを継続して印字する際に、前記多言語により表されたデータを利用することが可能である。システムが単語テーブル・マルチテーブル102を備えていることにより、正確な情報の登録を行うことが可能となり、作業の迅速性が高められる。
【0046】
レイアウト作成ブロック100に含まれるフォーマットサイズ設定ブロック103においては、印字又は印刷しようとする対象の大きさ(サイズ)が定義される。外部情報取込ブロック104においては、印刷画像・印字情報101において定義されている任意の情報が取り込まれる。情報登録ブロック105においては、新規に作成されたレイアウトを印字・印刷する場合の情報登録が行われ、単語テーブル・マルチテーブル102において登録されている任意のテーブルが使用される。レイアウト設定ブロック106においては、新規なレイアウトが確定される。
【0047】
印字情報確定・過密印字情報作成ブロック107においては、確定されたレイアウト情報と印字情報が独自の規則により過密化される。レイアウト情報と印字情報が過密化されることにより、確定したレイアウト情報と印字情報が保護される。過密印字データ108は、前記処理により作成された過密化されたデータである。印字情報確定・過密印字情報作成ブロック107において作成された過密印字データは、遠隔地にある印字作業現場に送信され、又は印刷用の版下作成のための処理に利用される。
【0048】
現場印字ブロック109においては、別の場所(又は別の計算機システム)において作成された過密印字データ108が印字作業を行う現場において受信され、受信された過密印字データ108は取り込むだけで画面に表示される。データ取込・ビュー表示・印字ブロック110においては、取り込まれた過密印字データのイメージ一覧が一回のマウスボタンのクリックによりコンピュータの画面上に表示され、これにより印字内容の確認を行い正確な印字を行うことが支援される。また、確認作業のエビデンスとして、ビュー表示された内容を接続されているネットワークプリンタに出力する事も可能である。操作者は、ビュー表示された内容の確認後、実際のタグ等の印字を行う。
【0049】
版下作成ブロック111においては、過密印字データ108が取り込まれて印刷用の版下が作成される。過密印字データ108は、印字用データと共通であり、印刷及び印字のいずれかを任意に選択することが可能である。版下サンプル112は、印刷用の版下を作成する場合の版下レイアウトの事例サンプルであり、版下作成処理の正確性と迅速性を支援するものである。印字履歴情報113は、過密印字データを印字させた場合に自動的に印字した情報を保存するものである。保存された印字履歴情報113は、再度現場印字に取り込み再印字する事も可能であって、加工指図書にも出力可能である。印字出力ブロック114においては、作成されたレイアウトが直接印字されたり、過密印字データ108が取り込まれて印字出力される。
【0050】
図2は、作成されたレイアウトを継続して利用する場合の本発明によるシステムの構成要素の一部及び動作の手順を示す概念図である。本発明によるシステムにおいては、レイアウトを継続して利用する場合であっても、新規なレイアウトの作成時と同様に作業現場の要求に合わせて正確な印字処理が出来る仕組みが構築されている。
【0051】
印字情報入力ブロック200は、既に作成されたレイアウトを選択して新たに印字情報を登録し印字又は印刷するための処理ロジックである。レイアウト情報201は、先にレイアウト作成ロジックにより作成されたレイアウトを、任意に設定した体系により格納する各種レイアウトのファイルである。
【0052】
レイアウト選択ブロック202においては、格納された各種レイアウトが任意の分類単位により検索され、画面に表示された複数のレイアウトの中から該当するレイアウトがマウスボタンをクリックすること等により選択される。情報検索取得・情報登録・SKU加工指図情報登録ブロック203においては、先に選択されたレイアウトの印字及び印刷に必要な情報が登録される。ここでは、先に作成されている単語テーブル及びマルチテーブルから情報を検索及び取得して登録し、又は手入力して情報の登録を行うことが可能である。また、前記の情報登録と同時に、サイズカラー別(SKU別)の数量登録と、必要であれば加工指図情報を任意に登録することが可能である。
【0053】
ビュー表示確認ブロック204においては、先に登録された印字情報が実寸大のビュー画面上に表示され、これにより印字情報の確認を行うことができる。表示されたビューの内容は、確認書として任意にネットワークプリンターから出力することが可能である。ビュー画面においては、印字内容がSKU別に表示される。印字情報確定ブロック205においては、登録された印字情報をビュー画面で確認した結果が確定される。バーコード定義テーブル206は別のロジックにより登録されたグループ別のバーコード定義テーブルであって、バーコード定義テーブル206を利用することにより、印字情報にバーコードを自動的にリンクして利用することが可能となる。バーコード定義テーブル206におけるバーコードのグループ別分類は、任意に行うことができる。
【0054】
印字情報確定ブロック205の次に、過密印字情報作成ブロック207において確定されたレイアウト情報と印字情報が独自の規則により過密化される。以降の処理は、図1を参照して説明した処理と同様である。印字出力ブロック114においては、作成されたレイアウトが直接印字されたり、過密印字データ108が取り込まれて印字出力される。
【0055】
図3は、本発明を実施するためのシステムのハードウェア構成の一例を示す模式図である。図3に示されるシステムは、中央演算処理装置(CPU)301と、メモリ302と、ハードディスク303と、表示制御部304と、表示装置305と、通信装置306と、プリンタ308を備えている。本発明を実施するためのシステムは、一般に市販されているパーソナルコンピュータであっても良い。
【0056】
CPU301は、加算、減算や条件分岐等の各種の演算処理を行うための装置であり、例えば米国のアドバンスド・マイクロ・デバイシズ・インコーポレイテッド(Advanced Micro Devices, Inc)製のアスロン(Athlon、商標)や、同じく米国のインテル・コーポレーション(Intel Corporation)製のペンティアム(Pentium、登録商標)等が用いられる。CPU301は、図示しないメモリバス及びアドレスバスを通じてメモリ302に接続されており、メモリ302の内容を読み書きすることができる。メモリ302には、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、消去可能メモリ(EEPROM)等が含まれ得る。また、CPU301は、図示しない入出力(I/O)バス及びI/O制御装置を介してハードディスク303に接続されており、ハードディスクに記録されたデータを読み書きすることができる。なお、CPU301の動作は、メモリ302に格納されたプログラムにより制御される。
【0057】
CPU301は、図示しないI/Oバス及びI/O制御装置を介して表示制御部304及び通信装置306にも接続されている。表示制御部304は液晶ディスプレイ(LCD)、ブラウン管(CRT)等の表示装置305に接続されており、表示制御部304の出力信号に従って表示装置305上に各種の画面が表示される。通信装置306は、インターネット等の広域ネットワーク(WAN)や企業内ネットワーク等のローカルエリアネットワーク(LAN)等の各種のネットワーク307に接続されている。通信装置306は、CPU301による制御に従って、ネットワーク307上の目的の装置との間においてデータを送受信する。プリンタ308は、一台又は複数台の熱転写、インクジェット、昇華型、レーザー等の各種のプリンタのいずれかであり、好適には印画紙に印刷可能なプリンタを含む。
【0058】
ハードディスク303は、各種のデータを記録することが可能な固定磁気ディスクである。本実施例においては、ハードディスク303には、印刷画像・印字情報331、単語テーブル・マルチテーブル332、レイアウト情報333、バーコード定義テーブル334、過密印字データ335、版下サンプル336が記録されている。
【0059】
印刷画像・印字情報331は、印字・印刷対象物に印刷されるべき数値、文字列、画像等のデータである。単語テーブル・マルチテーブル332は、複数の言語により表記された項目名と、各項目に対応する内容の複数の言語により表記された単語が格納されたテーブルである。レイアウト情報333は、印刷されるべき数値、文字列、画像等の配置や、印刷の対象物の全体及び印刷される各要素のサイズを示す情報である。バーコード定義テーブル334は、印刷の対象物が付される商品の商品コード、品名、 内容量、原材料に対応するバーコードを定義するテーブルである。過密印字データ335は、対象物に実際に印刷するために使用される高密度の画像データである。版下サンプル336は、印刷用の版下を作成するためのサンプルである。
【0060】
図4A及び図4Bは、本発明によるデータ編集システムの動作の一例を示すフローチャートである。最初に、ブロック400において、データ編集システムの操作者は使用する言語を選択する。本発明によるデータ編集システムにおいては、任意の数及び種類の言語を使用可能にすることができるが、理解を容易にするため、日本語、中国語及び英語の三つの言語が使用可能であると仮定して以下説明する。
【0061】
ブロック401において、作成されるタグ・ラベル等の対象物のレイアウトのフォーマットのサイズの設定が行われ、すなわち印字又は印刷しようとする対象物のサイズが定義される。次に、ブロック402において、外部から情報を取り込むか情報を登録するかの選択が行われる。ブロック402において外部情報取込が選択された場合、ブロック403において印刷画像・印字情報331に記録されている外部からの情報が取り込まれる。一方、ブロック402において情報登録が選択された場合、ブロック404において、新規に作成するレイアウトを印字する場合の情報登録(入力)が行われる。
【0062】
ブロック404における情報登録は、単語テーブル・マルチテーブル332に含まれる任意のテーブルを使用して行われる。例えば、単語テーブル・マルチテーブル332には、項目名として下記の表1に示す単語が複数の言語にて登録されている。
【表1】

【0063】
表1において、複数の言語にて登録された各単語は項目コードに関連付けられており、例えば日本語の「商品」は項目コード「01」に対応している。同一の意味を表す複数の言語による単語には同一の項目コードが関連付けられており、例えば日本語「サイズ」と中国語「尺寸」と英語「Size」は、いずれも項目コード02に関連付けられている。これにより、多言語間において項目コードを利用した単語の変換を容易に行うことができる。
【0064】
単語テーブル・マルチテーブル332には、各項目名に対応した内容も複数の言語により登録されている。例えば、項目名「組成01」に対応した内容として、下記の表2に示す単語が複数の言語にて登録されている。
【表2】

【0065】
図5は、ブロック404における情報登録を行う際に表示装置305に表示される画面の例を示す。典型的には、情報登録は画面上に表示された各項目について、マウス、キーボード等の入力装置(図示しない)を利用して文字列、数値等を手入力し、又は単語テーブル・マルチテーブル332に登録された複数の単語のいずれかを選択することにより行われる。図5に示す画面例は、ブロック400において日本語が選択された場合の画面であり、入力ウィンドウ510内の項目欄501,505等には、表1の左列の各項目名が表示されている。
【0066】
項目欄501,505等の右側には、それぞれ項目に対応した内容を入力する入力欄511,515等が設けられている。ここでは、例えば項目名「商品」については入力欄511に文字列(「COSM12345」)を手入力し、項目名「組成01」については入力欄515において、表2の左から2番目の列に示された6つの単語(「毛」「ポリエステル」等)から1つを選択する。選択は、選択ウィンドウ520を使用して行われる。入力ウィンドウ510において入力及び選択された内容は、レイアウト情報333により指定されたレイアウトにより、ビューウィンドウ530に直ちに表示される。これにより、ユーザは最終的にタグ等に印刷されるイメージを容易に確認することができる。
【0067】
ブロック403における外部情報の取り込み又はブロック404における情報登録が終了すると、ブロック405においてレイアウトが決定され、決定されたレイアウトはハードディスク303上のレイアウト情報333内に格納される。その後、ブロック406において、決定されたレイアウトの印字出力を行うか否かが操作者によって選択され、印字出力を行うと選択された場合にはブロック406aにおいて印字出力が行われる。
【0068】
その後、ブロック407においてさらに別のレイアウトを作成することを選択した場合には、ブロック401に戻って別のレイアウト作成が行われる。ブロック401〜407の手順を繰り返すことにより、複数のレイアウトをレイアウト情報333内に格納することができる。
【0069】
レイアウトの作成が終了した後に、ブロック408において、レイアウト情報333に格納されたレイアウトの選択が操作者によって行われる。次に、ブロック409において、情報登録を行うか、SKU別の数量及び加工指図情報の登録を行うかの選択が操作者によって行われる。ブロック409において情報登録を行うことが選択された場合、ブロック410において情報登録が行われる。ブロック409においてSKU別の数量及び加工指図情報の登録を行うことが選択された場合、ブロック411においてSKU別の数量及び加工指図情報の登録が行われる。
【0070】
次に、ブロック412においては、選択されたレイアウトの一覧を表示装置305の画面上に表示することにより、各レイアウトの内容を確認することができる。ここでも、ブロック413〜414において印字出力を行うことが可能である。次に、ブロック415において印字情報を確定するか否かの選択が操作者によって行われ、印字情報を確定することが選択された場合にはブロック416に進み、印字情報を確定しないことが選択された場合にはブロック409に戻る。
【0071】
ブロック416においては、印字情報が確定されてハードディスク303上の印刷画像・印字情報331内に格納される。ここでも、ブロック417〜418において再度印字出力を行うことが可能である。その後、ブロック419において、確定された印字情報に基づいて実際の印刷画像データである過密印字データ335の作成が行われる。次に、ブロック420において、作成された過密印字データ335を専用のプリンタにて印画紙等に出力することにより版下が作成される。
【0072】
最後に、ブロック421においては、データ編集システムにおいて作成されたデータが、通信装置306によりネットワーク307を介して後述の印刷用コンピュータシステムに送信される。ここで送信されるデータは、典型的には過密印字データ335であるが、これ以外のデータを送信することも技術的には可能である。例えば、印刷画像・印字情報331やレイアウト情報333も、単独又は過密印字データ335と合わせて印刷用コンピュータシステムに向けて送信することが可能である。
【0073】
図6は、本発明による印刷用コンピュータシステムのハードウェア構成の一例を示す模式図である。図6に示されるシステムは、CPU601と、メモリ602と、ハードディスク603と、表示制御部604と、表示装置605と、通信装置606と、プリンタ608を備えている。本発明による印刷用コンピュータシステムは、一般に市販されているパーソナルコンピュータであってもよい。印刷用コンピュータシステムは、好適には印刷作業を行う現場に設置されており、前記現場はデータ編集用コンピュータシステムの設置場所から離れた場所であってもよい。
【0074】
上記印刷用コンピュータシステムの各構成要素の機能は、図3を参照して説明したデータ編集用コンピュータシステムの各構成要素の機能とほぼ同様である。ハードディスク603に記録される内容は、過密印字データ631と印字履歴情報632を含む。なお、ハードディスク603は、図3のハードディスク303に記録されたデータ331〜336を含んでいてもよい。過密印字データ631は、図3の過密印字データ335と同様の高解像度の画像データである。印字履歴情報632は、印刷用コンピュータシステムにより印字を行った際の印字数量、過密印字データ名等を含む情報である。
【0075】
図7は、本発明による印刷用コンピュータシステムの動作の一例を示すフローチャートである。最初に、ブロック701において、データの取り込みが行われる。ここで取り込まれるデータは、典型的には上述のデータ編集用コンピュータシステムにおいて作成され、ネットワーク307を介して印刷用コンピュータシステムに送信された過密印字データである。データの取り込みはメモリ602に格納されたプログラムをCPU601が実行することにより行われ、結果として通信装置606により受信されたデータがハードディスク603上の過密印字データ631内に格納される。
【0076】
なお、データ編集用コンピュータシステムが過密印字データ以外のデータ(例えば印刷画像・印字情報及びレイアウト情報)を送信する場合には、印刷用コンピュータシステムはそのデータを取り込む。この場合、過密印字データ以外のデータがハードディスク603上に記録される。
【0077】
次に、ブロック702においてビューを表示するか否かの選択が、印刷用コンピュータシステムの操作者によって行われる。ビューを表示することが選択された場合には、ブロック703において例えば過密印字データの一覧が表示される。
【0078】
図8は、ブロック703において表示される画面の例を示す。図8においては、過密印字データがウィンドウ800の部分801に表示されており、SKU別の数量が部分802に表示されている。また、過密印字データの一覧は、ウィンドウ810内の画像811〜814として表示されている。
【0079】
ブロック704においては、タグ等の印字・印刷対象物に対して、実際に印字が行われる。ここでの印字は、過密印字データ631に従って行われる。ブロック704における印字が終了すると、ブロック705においてハードディスク603上に印字履歴情報632が記録される。この印字履歴情報は、後日参照することにより前回の印字と同様の作業を行う際に役立つ。
【産業上の利用可能性】
【0080】
本発明は、典型的には被服に付けるためのタグ、ラベルに使用されるものであるが、これら以外の任意の印刷物、例えば家電製品、鞄、楽器、薬品等の各種の商品及びその包装に貼り付けるためのシールや、図書館において書籍の貸し出し情報を管理するためのカードやタイムカード等の各種カードに適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】本発明によるシステムの構成要素の一部及び動作の手順を示す概念図である。
【図2】作成されたレイアウトを継続して利用する場合の本発明によるシステムの構成要素の一部及び動作の手順を示す概念図である。
【図3】本発明を実施するためのシステムのハードウェア構成の一例を示す模式図である。
【図4A】本発明によるデータ編集システムの動作の一例を示すフローチャートである。
【図4B】本発明によるデータ編集システムの動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】情報登録を行う際に表示装置に表示される画面の例を示す。
【図6】本発明による印刷用コンピュータシステムのハードウェア構成の一例を示す模式図である。
【図7】本発明による印刷用コンピュータシステムの動作の一例を示すフローチャートである。
【図8】ビュー表示ブロックにおいて表示される画面の例を示す。
【符号の説明】
【0082】
100 レイアウト作成ブロック
101,331 印刷画像・印字情報
102,332 単語テーブル・マルチテーブル
103 フォーマットサイズ設定ブロック
104 外部情報取込ブロック
105 情報登録ブロック
106 レイアウト設定ブロック
107 印字情報確定・過密印字情報作成ブロック
108,335,631 過密印字データ
109 現場印字ブロック
110 データ取込・ビュー表示・印字ブロック
111 版下作成ブロック
112,336 版下サンプル
113,632 印字履歴情報
114 印字出力ブロック
200 印字情報入力ブロック
201,333 レイアウト情報
202 レイアウト選択ブロック
203 情報検索取得・情報登録・SKU加工指図情報登録ブロック
204 ビュー表示確認ブロック
205 印字情報確定ブロック
206,334 バーコード定義テーブル
207 過密印字情報作成ブロック
301,601 中央演算処理装置(CPU)
302,602 メモリ
303,603 ハードディスク
304,604 表示制御部
305,605 表示装置
306,606 通信装置
307 ネットワーク
308,608 プリンタ
400〜421,701〜705 ブロック
501,505 項目欄
510 入力ウィンドウ
511,515 入力欄
520 選択ウィンドウ
530 ビューウィンドウ
800,810 ウィンドウ
801,802 部分
811〜814 画像

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の項目名を含む項目テーブルと、表示装置を備えたデータ編集用コンピュータシステムであって、
ユーザが前記複数の項目名に対応する複数の項目データを入力することにより、前記表示装置上に、対象物に印刷される前記複数の項目名と前記複数の項目データを示す画像を表示することができる、データ編集用コンピュータシステム。
【請求項2】
ユーザがさらにレイアウト情報を入力することにより、前記表示装置上に、前記レイアウト情報に従って前記画像を表示することができる、請求項1に記載のデータ編集用コンピュータシステム。
【請求項3】
前記複数の項目データを既存のファイルから取り込むことができる、請求項1又は2に記載のデータ編集用コンピュータシステム。
【請求項4】
前記複数の項目名と前記複数の項目データと前記レイアウト情報に従って、対象物に印刷される過密印字データを出力することができる、請求項2又は3に記載のデータ編集用コンピュータシステム。
【請求項5】
前記対象物の内容に対応するバーコードを定義するバーコード定義テーブルをさらに備え、前記過密印字データの一部として、前記バーコード定義テーブルに従った前記複数のデータに対応したバーコードを出力することができる、請求項4に記載のデータ編集用コンピュータシステム。
【請求項6】
複数の前記過密印字データを出力して、前記表示装置上に、複数の前記過密印字データを同時に表示することができる、請求項5に記載のデータ編集用コンピュータシステム。
【請求項7】
版下を印刷するための印刷装置をさらに備え、前記過密印字データから版下を印刷することができる、請求項5又は6に記載のデータ編集用コンピュータシステム。
【請求項8】
前記項目テーブルがそれぞれ複数の言語により表記された複数の項目名を含む、請求項1乃至7のいずれかに記載のデータ編集用コンピュータシステム。
【請求項9】
前記複数の項目名がそれぞれ項目コードに対応付けられており、複数の言語により表記された同一の意味の項目名は同一の項目コードに対応付けられている、請求項8に記載のデータ編集用コンピュータシステム。
【請求項10】
前記対象物の種類別の印刷数量を登録することと、前記印刷数量に基づく加工指図書を出力することが可能である、請求項1乃至9のいずれかに記載のデータ編集用コンピュータシステム。
【請求項11】
ネットワークに接続して通信を行うための通信装置をさらに備え、前記通信装置により前記過密印字データを印刷用コンピュータシステムに送信することができる、請求項1乃至10のいずれかに記載のデータ編集用コンピュータシステム。
【請求項12】
複数の項目名を含む項目テーブルと、
ネットワークとの通信を行うための通信装置を備えた印刷用コンピュータシステムであって、
前記過密印字データを前記ネットワークから取得して、
対象物に前記過密印字データを印刷することができる、印刷用コンピュータシステム。
【請求項13】
複数の項目名を含む項目テーブルと、
ネットワークとの通信を行うための通信装置を備えた印刷用コンピュータシステムであって、
前記複数の項目名に対応する複数の項目データを前記ネットワークから取得して、
対象物に前記複数の項目名と前記複数の項目データを印刷することができる、印刷用コンピュータシステム。
【請求項14】
前記対象物への印刷の際に印刷履歴情報を出力することができる、請求項12又は13に記載の印刷用コンピュータシステム。
【請求項15】
複数の項目名を含む項目テーブルと、通信を行うための第一の通信装置を備えたデータ編集用コンピュータシステムであって、ユーザが前記複数の項目名に対応する複数の項目データを入力することにより、前記複数の項目名と前記複数の項目データに従って、対象物に印刷される過密印字データを出力することができる、データ編集用コンピュータシステムと、
通信を行うための第二の通信装置を備えた印刷用コンピュータシステムであって、前記過密印字データを取得して、対象物に前記過密印字データを印刷することができる、印刷用コンピュータシステムの組み合わせであって、
前記データ編集用コンピュータシステムが前記第一の通信装置により前記過密印字データを前記印刷用コンピュータシステムに送信し、前記印刷用コンピュータシステムが前記第二の通信装置により前記過密印字データを受信することができる、コンピュータシステムの組み合わせ。
【請求項16】
複数の項目名を含む項目テーブルと、通信を行うための第一の通信装置を備えたデータ編集用コンピュータシステムであって、ユーザが前記複数の項目名に対応する複数の項目データを入力することができる、データ編集用コンピュータシステムと、
複数の項目名を含む項目テーブルと、通信を行うための第二の通信装置を備えた印刷用コンピュータシステムであって、前記複数の項目名に対応する複数の項目データを取得して、対象物に前記複数の項目名と前記複数の項目データを印刷することができる、印刷用コンピュータシステムの組み合わせであって、
前記データ編集用コンピュータシステムが前記第一の通信装置により前記複数の項目データ前記印刷用コンピュータシステムに送信し、前記印刷用コンピュータシステムが前記第二の通信装置により前記複数の項目データを受信することができる、コンピュータシステムの組み合わせ。
【請求項17】
前記項目テーブルがそれぞれ複数の言語により表記された複数の項目名を含む、請求項15又は16に記載のコンピュータシステムの組み合わせ。
【請求項18】
複数の項目名を含む項目テーブルと、通信を行うための第一の通信装置を備えたデータ編集用コンピュータシステムに、ユーザが前記複数の項目名に対応する複数の項目データを入力するステップと、
前記複数の項目名と前記複数の項目データに従って、対象物に印刷される過密印字データを出力するステップと、
前記データ編集用コンピュータシステムが、前記第一の通信装置により前記過密印字データを、通信を行うための第二の通信装置を備えた印刷用コンピュータシステムに送信するステップと、
前記印刷用コンピュータシステムが、前記第二の通信装置により前記過密印字データを受信するステップと、
前記印刷用コンピュータシステムが、前記対象物に前記過密印字データを印刷するステップ
を含む、データ編集及び印刷方法。
【請求項19】
複数の項目名を含む項目テーブルと、通信を行うための第一の通信装置を備えたデータ編集用コンピュータシステムに、ユーザが前記複数の項目名に対応する複数の項目データを入力するステップと、
前記データ編集用コンピュータシステムが、前記第一の通信装置により前記複数の項目データを、前記項目テーブルと、通信を行うための第二の通信装置を備えた印刷用コンピュータシステムに送信するステップと、
前記印刷用コンピュータシステムが、前記第二の通信装置により前記複数の項目データを受信するステップと、
前記印刷用コンピュータシステムが、対象物に前記複数の項目名と前記複数の項目データを印刷するステップ
を含む、データ編集及び印刷方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−113579(P2010−113579A)
【公開日】平成22年5月20日(2010.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−286457(P2008−286457)
【出願日】平成20年11月7日(2008.11.7)
【出願人】(508316667)
【Fターム(参考)】