説明

データ通信方法

【課題】パソコン等の情報端末装置と接続した場合、通信端末装置側のDAAが局電で動作するものであっても、通信端末装置側のDAAを動作させてパソコンとの間で通信を行うことが可能なデータ通信方法を提供する。
【解決手段】接続アダプター2を介してデジタル複合機1とパソコン3を接続すると、デジタル複合機1のDAAが接続された回線端子L1、L2とパソコン3のDAAが接続された回線端子L5、L6とが接続され、デジタル複合機1のハンドセットが接続される端子T1、T2が回線端子L1、L2に接続される。これにより、ハンドセット用のDC/DCコンバータの出力電圧がレターコイルLC1、LC2を介してデジタル複合機1のDAAに印加されるので、DAAが動作可能となり、パソコン3との間で通信を行うことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は情報端末装置のデータアクセスアレンジメント(以下、DAAという)と通信端末装置のDAAを接続してデータ通信を行うデータ通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
複写機能、ファクシミリ機能、プリント機能、スキャナ機能等を有する最近のデジタル複合機やファクシミリ装置等の通信端末装置は、宛先を指定するためのテンキー、スタートキー等の各種キーを備えるとともに、指定した宛先を表示したり、装置の動作状態や種々の機能の操作画面を表示するためのLCD表示器等の表示装置を備え、ユーザは、テンキーにより宛先を入力し、それを表示装置で確認してファクシミリ送信を行っている。
【0003】
また、頻繁に送信が行われる宛先の場合には、このような宛先をワンタッチキーに割り当てたり、大型のLCD表示器を備えたものでは、LCD表示部にワンタッチボタンや短縮ダイヤルを表示し、これらのワンタッチダイヤルキー、ワンタッチダイヤルボタンあるいは短縮ダイヤルを選択することにより所望の宛先にファクシミリ送信を行うことが可能になっている。
【0004】
一方、このような通信端末装置をリプレースするときなど、上記のワンタッチダイヤル、短縮ダイヤル、プログラムワンタッチ等の内容を現行の機台から新しい機台に移行するために、一旦ノートパソコン等の情報端末装置に現行の機台のユーザ・データを吸い出し、新しい機台に書き込む作業が必要となるので、パソコンのモジュラジャックと通信端末装置のモジュラジャックとを接続し、両者のモデムを用いて通信を行ってデータの吸出し及び書込みを行っていた。
【0005】
ところで、従来、ファクシミリ装置等の通信端末装置においては、回線とファクシミリ装置本体とのインターフェース(IF)をとるために、網制御回路が設けられているが、このような網制御回路ではモデムと回線とのインピーダンス整合及び回線側の回路とモデム側の回路との間の絶縁を目的として600Ωで終端されたトランスが用いられ、またCNG信号/FC信号/DTMF信号の各トーン信号における回線側の回路とモデム側の回路との間の伝送及び絶縁にハイインピーダンスで終端されたトランスの二つのトランスが使用されている。
【0006】
しかしながら、最近では、網制御回路のアナログ回路を半導体化してトランスを使用しないDAAが、データモデムなどのインターフェースとして使われ、回路の簡略化/小型化、コストダウンが図られている。
このDAAは、回線側回路(ラインサイドデバイス:LSD)、システム側回路(システムサイドデバイス:SSD)を備え、これらの回路が直流的に絶縁された状態で信号伝達が行えるように結合回路を介して接続された構成となっており、ファクシミリ装置でも従来の網制御回路に代えてこのDAAが使用され始めている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−209640号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のように、ファクシミリ装置等の通信端末装置でも従来の網制御回路に代えてDAAの使用が検討されているが、DAAの中には、電話局からの電流(以下、局電という)で動作するものもある。そして、上記のように、パソコンとファクシミリ装置とを接続し、両者のモデムを用いて通信を行ってデータの吸出し及び書き込みを実行する場合、ファクシミリ装置側のDAAが局電で動作するものであると、ライン側には何等電圧が加えられないので、ファクシミリ装置側のDAAが動作せず、パソコンとの間で通信を行うことができないという事態が生じる。
【0008】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、パソコン等の情報端末装置と接続した場合、通信端末装置側のDAAが局電で動作するものであっても、通信端末装置側のDAAを動作させてパソコンとの間で通信を行うことが可能なデータ通信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するため、請求項1に係る発明のデータ通信方法は、 情報端末装置のデータアクセスアレンジメントと通信端末装置のデータアクセスアレンジメントを接続してデータ通信を行うデータ通信方法であって、上記通信端末装置が外付け電話端末用の端子と、この端子に電圧を供給する電圧印加回路とを備え、上記外付け電話端末用の端子の電圧を通信端末装置のデータアクセスアレンジメントのライン側に印加することを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に係る発明のデータ通信方法は、情報端末装置のデータアクセスアレンジメントと通信端末装置のデータアクセスアレンジメントを接続してデータ通信を行うデータ通信方法であって、上記情報端末装置が電力線を含むインターフェースを備え、このインターフェースからの電圧を電圧変換手段で変換した後、通信端末装置のデータアクセスアレンジメントのライン側に印加することを特徴とする。
【0011】
さらに、請求項3に係る発明のデータ通信方法は、情報端末装置のデータアクセスアレンジメントと通信端末装置のデータアクセスアレンジメントを接続してデータ通信を行うデータ通信方法であって、電池をコイルを介して通信端末装置のデータアクセスアレンジメントのライン側に接続することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
ファクシミリ装置等の通信端末装置の中には、他の電話端末、例えば、電話機、留守番電話機等が接続できる端末を備えたものがあるが、この端末は通常電話回線から切り離されており、この電話端末から外部に発呼するときには、電話機等を電話回線に接続する必要があるため、装置内部のDC/DCコンバータで生成した電圧をこの電話回線用の端子に印加し、オフフック時に流れる電流を検出することによりリレーを切り替えて電話端末を電話回線に接続するようになっており、請求項1に係る発明のデータ通信方法は、この外付け電話端末用の端子の電圧を通信端末装置のDAAのライン側に印加するものであり、この電圧によって通信端末装置側のDAAを動作させることができるので、パソコンとの間で通信を行うことが可能となる。
【0013】
また、請求項2に係る発明のデータ通信方法によれば、情報端末装置の電力線を含むインターフェース、例えば、USBインターフェースからの電圧が電圧変換手段で電圧変換された後、通信端末装置のDAAのライン側に印加されるので、通信端末装置側のDAAを動作させることができ、パソコンとの間で通信を行うことが可能となる。
さらに、請求項3に係る発明のデータ通信方法によれば、電池がコイルを介して通信端末装置のDAAのライン側に接続されるので、この電池の電圧によって通信端末装置側のDAAを動作させることができ、パソコンとの間で通信を行うことが可能となる。
【実施例1】
【0014】
以下、本発明のデータ通信方法を通信端末装置の一つであるデジタル複合機に適用した実施例について説明する。
図1はデジタル複合機1の制御系の構成を示す概略ブロック図であり、図に示すように、デジタル複合機1はCPU11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、表示・操作部14、読取部15、画像メモリ16、記録部17、コーデック18、モデム19、DAA20、LANインターフェース(I/F)21から構成され、各部がバス22を介して接続されている。また、このデジタル複合機1は、電話回線を接続する端子L1、L2、電話端末用の端子T1、T2及びLAN接続用の端子L3、L4を備えている。
【0015】
CPU11はバス22を介してデジタル複合機1のハードウェア各部を制御するとともに、ROM12に記憶されたプログラムに基づいて各種のプログラムを実行し、ROM12はデジタル複合機の動作に必要な種々のプログラムや操作メッセージ等を予め記憶している。また、RAM13はSRAM等で構成され、プログラムの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。
【0016】
表示・操作部14は、デジタル複合機1の動作状態を表示したり、種々の機能の操作画面の表示を行う表示部と、デジタル複合機1を操作するための複数のキーよりなり、読取部15はオートドキュメントフィーダー(ADF)やフラットベッドスキャナ(FBS)等の読取り用原稿載置台を備え、CCD等を利用したスキャナで原稿を読み取り、ドットイメージデータを出力する。
【0017】
また、画像メモリ16は、DRAM等を用いて構成され、送信すべき画像データまたは受信した画像データあるいは読取部15で読み取った画像データを記憶し、記録部17は電子写真方式等のプリンタ装置を備え、受信したデータ、コピー原稿データあるいは外部のパソコンから送信されたプリントデータをプリントアウトする。
【0018】
コーデック18は所定のプロトコルに対応して符号化・復号するものであり、読み取った原稿の画像データを送信するためにMH、MRまたはMMR方式により符号化し、外部から受信した画像データを復号する。
また、モデム19はバス22に接続されており、ファクシミリ通信が可能なファクスモデムとしての機能を有し、このモデム19は同様にバス22に接続されたDAA20と接続されている。DAA20はアナログ回線の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム19を電話回線L1、L2に接続する。
【0019】
さらに、LANインターフェース21はLAN接続端子L3、L4に接続され、インターネット網からの信号やLANに接続されたパソコンからの信号を受信する一方、LANに対して信号やデータを送信するものであり、信号変換やプロトコル変換などのインターフェース処理を実行する。
【0020】
図2は、DAAと電話回線及び電話端末用の端子との接続状態を示す詳細図であり、図に示すように、ダイオードブリッジ31、フックスイッチ32、切替リレー33、ホトカプラ34、DC/DCコンバータ35、DAA20、モデム19よりなり、局電により動作可能なDAA20が回線端子L1、L2に接続され、この回線端子L1、L2はダイオードブリッジ31及ぶフックスイッチ32を介してDAA20内のハイブリッド回路に接続されている。
このダイオードブリッジ31は、直流ループ電流の極性を一方向に整流するものであり、フックスイッチ32は、オンすることによりモデム19をオフフック状態にするものである。
【0021】
一方、切替リレー33はファクシミリ通信モードと電話通話モードの切り替えを行うリレーであり、回線端子L1、L2はこの切替リレー33を介して電話端末用の端子T1、T2に接続される。また、DC/DCコンバータ35はデジタル複合機1内の電圧Vを昇圧して端子T1、T2に供給し、ホトカプラ34は端子T1、T2に流れる電流を検出して、CPU11にオフフック信号を出力する。
【0022】
デジタル複合機1は上記のような構成を備えており、ファクシミリ送信時には、原稿の画像データが読取部15で読み取られ、コーデック18で圧縮されて画像メモリ16に蓄積される。そして、フックスイッチ32がオンされた後、圧縮された画像データが画像メモリ16から読み出されてモデム19で変調され、DAA20からダイオードブリッジ31、回線端子L1、L2に接続された公衆交換電話網(PSTN)を通して通信相手先に送信される。また、ファクシミリ受信時には、受信した画像データがモデム19で復調され、画像メモリ16に蓄積された後、コーデック18で復号されて記録部17により印刷される。
【0023】
一方、ユーザが通話するために、端子T1、T2に接続されたハンドセット(図示せず)をオフフックすると、DC/DCコンバータ35の出力電圧によってハンドセットに電流が流れ、ホトカプラ34がこの電流を検出してCPU11にオフフック信号を出力する。これにより、CPU11が切替リレー33に切替信号を出力し、切替リレー33が切り替えられて回線端子L1、L2が端子T1、T2に接続されるので、通話を行うことが可能となる。
【0024】
次に、サービスマン等がデジタル複合機1のユーザ・データを吸い出すため、または、デジタル複合機1をパソコンと直結させてパソコンのデータをプリントするために、デジタル複合機1とパソコンを接続する場合の作用について説明する。
図3はデジタル複合機1のモジュラジャックとパソコンのモジュラジャックとを接続する場合の接続アダプター2の回路構成を示す図である。
【0025】
図3に示すように、この接続アダプター2は、デジタル複合機1のDAA20が接続された回線端子L1、L2とパソコン3のDAAが接続された回線端子L5、L6とを接続するLINE1、2と、このLINE1、2と接続され、デジタル複合機1のハンドセットが接続される端子T1、T2に接続されるLINE3、4によって構成され、LINE1、2にはコンデンサC1、C2が挿入され、LINE3、4にはレターコイルLC1、LC2が挿入されている。
【0026】
デジタル複合機1とパソコン3の接続時に、この接続アダプター2を介してデジタル複合機1とパソコン3を接続すると、DC/DCコンバータ35の出力電圧がレターコイルLC1、LC2を介してデジタル複合機1のDAA20に印加されるが、このDC/DCコンバータ35は局電に近いかなり高い電圧、例えば、24Vの電圧を発生しており、デジタル複合機1のDAA20が動作可能となるので、パソコン3との間で通信を行うことができる。
一方、DC/DCコンバータ35からの電圧はコンデンサC1、C2によりカットされるので、パソコン3のDAAには電圧が印加されない。
【0027】
なお、この実施例では、パソコン3のDAAがパソコンの電源で動作する場合について説明したが、パソコン3のDAAが局電で動作するタイプのDAAの場合には、コンデンサC1、C2を抜くことにより、DC/DCコンバータ35の電圧をパソコン3側のDAAにも印加することができる。
【実施例2】
【0028】
上記の実施例では、デジタル複合機1のDC/DCコンバータ35の出力電圧をDAA20に印加することによりDAA20を動作させたが、パソコンが電力線を含むインターフェース、例えば、USB端子を備えている場合には、このインターフェースから電力線のみを取り出し、必要な電圧に変換した後、デジタル複合機1のDAA20に印加することもでき、以下、パソコンのUSB端子の電圧によりDAAを動作させる場合の実施例について説明する。
【0029】
この実施例の接続アダプター4は、図4に示すように、デジタル複合機1のDAA20が接続された回線端子L1、L2とパソコン3のDAAが接続された回線端子L5、L6とを接続するLINE1、2と、パソコン3のUSBコネクタL7、L8にレターコイルLC3を介して接続される電圧変換器5と、電圧変換器5の出力電圧をLINE1、2に供給するレターコイルLC4、LC5によって構成され、LINE1、2にはコンデンサC1、C2が挿入されている。
また、電圧変換器5は、DC/DCコンバータ51、ダイオードD1、コンデンサC3によって構成され、パソコン3のUSBコネクタL7、L8からの電圧を昇圧してLINE1、2に供給する。
【0030】
デジタル複合機1とパソコン3の接続時に、この接続アダプター4を介してデジタル複合機1とパソコン3を接続すると、パソコン3のUSBコネクタL7、L8に発生する5Vの電圧が電圧変換器5により10Vに昇圧され、レターコイルLC4、LC5、LINE1、2を介してデジタル複合機1のDAA20に印加されるので、デジタル複合機1のDAA20が動作可能となり、パソコン3との間で通信を行うことができる。一方、電圧変換器5の出力電圧はコンデンサC1、C2によってカットされるので、パソコン3のDAAには電圧が印加されない。
【0031】
この場合、レターコイルLC4、LC5の等価抵抗値が100Ω、DAA20の抵抗値が300Ωの場合、DAA20に0.02Aの電流を流すためには10V(500×0.02)が必要となり、必要な出力パワーは0.2VAとなるが、USBのバスパワーが5V、0.1Aで0.5VA、電圧変換器5の効率が0.8とすると、電圧変換器5のパワーは0.4VAとなり、十分満足する値を得ることができる。
なお、上記と同様に、パソコン3のDAAが局電で動作するタイプのDAAの場合には、コンデンサC1、C2を抜くことにより、電圧変換器5の出力電圧をパソコン3側のDAAにも印加することができる。
【実施例3】
【0032】
また、電池電圧によりデジタル複合機1のDAA20を動作させることも可能であり、以下、電池によりDAA20を動作させる場合の実施例について説明する。
この実施例の接続アダプター6は、図5に示すように、デジタル複合機1のDAA20が接続された回線端子L1、L2とパソコン3のDAAが接続された回線端子L5、L6とを接続するLINE1、2と、このLINE1、2に接続されたLINE5によって構成され、LINE1、2にはコンデンサC1、C2が挿入され、LINE5には電池EとレターコイルLC6が挿入されている。
【0033】
デジタル複合機1とパソコン3の接続時に、この接続アダプター6を介してデジタル複合機1とパソコン3を接続すると、電池Eの出力電圧がレターコイルLC6、LINE1、2を介してデジタル複合機1のDAA20に印加されるので、デジタル複合機1のDAA20が動作可能となり、パソコン3との間で通信を行うことができる。一方、電池Eの出力電圧はコンデンサC1、C2によってカットされるので、パソコン3のDAAには電圧が印加されない。
【0034】
上記の電池Eの電圧は、レターコイルLC6の等価抵抗値が100Ω、DAA20の抵抗値が300Ωの場合、DAA20に0.02Aの電流を流すためには、8V必要であり、9Vの006P形電池で代用することが可能である。
なお、上記と同様に、パソコン3のDAAが局電で動作するタイプのDAAの場合には、コンデンサC1、C2を抜くことにより、電池Eの電圧をパソコン3側のDAAにも印加することができる。
【0035】
なお、以上の実施例では、本発明のデータ通信方法を適用する通信端末装置としてデジタル複合機を例にして説明したが、プリンタ機能等を持たない通常のファクシミリ装置等にも本発明を適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明のデータ通信方法を適用するデジタル複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2】DAAと電話回線及び電話端末用の端子との接続状態を示す詳細図である。
【図3】デジタル複合機とパソコンとを接続する場合の接続アダプターの構成を示す図である。
【図4】デジタル複合機とパソコンとを接続する場合の接続アダプターの他の実施例の構成を示す図である。
【図5】デジタル複合機とパソコンとを接続する場合の接続アダプターのさらに他の実施例の構成を示す図である。
【符号の説明】
【0037】
1 デジタル複合機
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 表示・操作部
15 読取部
16 画像メモリ
17 記録部
18 コーデック
19 モデム
20 DAA
21 LAN I/F
22 バス
2、4、6 接続アダプター
3 パソコン
5 電圧変換器
31 ダイオードブリッジ
32 フックスイッチ
33 切替リレー
34 ホトカプラ
35、51 DC/DCコンバータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報端末装置のデータアクセスアレンジメントと通信端末装置のデータアクセスアレンジメントを接続してデータ通信を行うデータ通信方法であって、
上記通信端末装置が外付け電話端末用の端子と、この端子に電圧を供給する電圧印加回路とを備え、上記外付け電話端末用の端子の電圧を通信端末装置のデータアクセスアレンジメントのライン側に印加することを特徴とするデータ通信方法。
【請求項2】
情報端末装置のデータアクセスアレンジメントと通信端末装置のデータアクセスアレンジメントを接続してデータ通信を行うデータ通信方法であって、
上記情報端末装置が電力線を含むインターフェースを備え、このインターフェースからの電圧を電圧変換手段で変換した後、通信端末装置のデータアクセスアレンジメントのライン側に印加することを特徴とするデータ通信方法。
【請求項3】
情報端末装置のデータアクセスアレンジメントと通信端末装置のデータアクセスアレンジメントを接続してデータ通信を行うデータ通信方法であって、
電池をコイルを介して通信端末装置のデータアクセスアレンジメントのライン側に接続することを特徴とするデータ通信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−215058(P2007−215058A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−34631(P2006−34631)
【出願日】平成18年2月13日(2006.2.13)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】