説明

トイレ装置

【課題】 この発明の目的は、トイレブース内での炎を検知するようにしたトイレ装置を提供することにある。
【解決手段】 各トイレブース内にそれぞれの自動洗浄装置とは別に炎検知部材をそれぞれ配設し、炎検知部材の信号を自動洗浄装置のコントロールボックス11内の制御部12に接続し、制御部12が炎検知部材の信号を受け取った時はスピーカー13を介してトイレブース内に居る使用者に注意を喚起するとともに、外部の管制室に通知して炎により発生する火災等の大惨事を未然に防止するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はトイレ装置に関し、特に、トイレブース内での炎を検知するようにしたトイレ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、トイレ装置にあっては、使用後に流水して排泄物を流すとともに、トイレを洗浄するようになっている。そしてたとえば、実開平5−060069号公報に示すものはリモコン操作によってフラッシュ弁を駆動するようになっているとともに、使用者がトイレ内に存在するときのみ液晶表示部のバックライトを点灯して不要な電力消費をなくすことのできるようになっているものが知られている。
【0003】
この実開平5−060069号公報に示すものは、使用者によって操作されたリモコン信号を送信するリモコン操作部と、リモコン信号を受信して所定の指令内容の出力を行う制御部を備え、この制御部によってフラッシュ弁駆動装置等の被制御装置の操作を行うようになっている。さらに、前記リモコン信号を送信する装置が設置されている場所に使用者が存在するか否かを検出し、使用者の存否に応じた検出信号を出力する使用者検出部を設けるとともに、前記リモコン操作部の液晶表示部に液晶用バックライトを備え、前記使用者の存否による検出信号に応じて前記バックライトの点灯を制御する制御部を設けてある。
【0004】
上記のように構成された一般的なトイレ装置にあっては、トイレブース内の使用者の有無については検出可能となっていて、その有無に応じて、たとえば、使用者が操作するリモコン操作部の液晶表示部内に液晶用バックライトを点灯する等して使用者が操作し易くしている。
【0005】
しかしながら、使用者が操作し易くすることが出来ても、使用者の操作によって初めて種々の制御がなされるようになっているので、使用者がブース内で好ましくない事、たとえば、大惨事を招きかねないことを行ったとしても、それを監視することはできなかった。この場合、トイレブースの内部を監視するカメラ等を設けることは法律上許されることではなく、このため現状では使用者の良識に任せるしか手段はなかった。
【特許文献1】実開平5−060069号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そして、上記のような特許文献1に示すものの場合には、使用者の存否に応じた検出信号を出力する使用者検出部を設けて前記リモコン操作部の液晶表示部に液晶用バックライトを配設し、前記使用者の存否の検出信号に応じてリモコン操作部に設けた液晶表示部の液晶バックライトを点滅し、使用者が存在する時には液晶バックライトを点灯することによりリモコン操作をし易くしていた。したがって、トイレブース内で使用者が好ましくない行動、たとえばライターで火を付ける等の行動をした際には、その行動を検知するという機能はまったく無く、このために大惨事を招く恐れが存在していた。特に公共的な場所での行動には非常に問題があった。
【0007】
この発明の目的は、トイレブース内で使用者が好ましく無い行動をとった時にそれを検知して使用者に知らせて注意を喚起するとともに、他の場所、たとえば管制室に知らせ、好ましくない行動から生じる大惨事等を未然に防止することができるトイレ装置を提供することである。
この発明の他の目的は、使用者が所定の時間以上トイレブース内に滞在した場合には、その滞在時間に応じて小用、大用を判別して流水の時間を設定するとともに滞在時間中は擬音を発するようにし、しかも、滞在中に使用者が好ましく無い行動をとった時にそれを検知して使用者に知らせて注意を喚起するとともに、他の場所、たとえば管制室に知らせ、好ましくない行動から生じる大惨事等を未然に防止することができるトイレ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の問題点を解決するためにこの発明は、トイレブースの内部に配置されるとともに、使用後に自動洗浄装置を作動して便器内を流水して洗浄するようにしたトイレ装置において、前記トイレブースの内壁に炎を検知して信号を発する炎検知センサーを配設するとともに、この炎検知センサーの信号を前記自動洗浄装置のコントロールユニットの制御部に接続し、炎検知センサーの信号を受け取った時にコントロールユニットの制御部がスピーカーを介して使用者に注意を喚起するとともに、外部に信号を発するように構成した。
そして、トイレブースが複数の場合には前記炎検知センサーは各トイレブースの内壁にそれぞれ配設され、炎検知センサーはトイレブースの内壁のうちの上方に配置されてトイレブース使用者が触れないようになっている。また、コントロールユニットの制御部が外部に発した信号は管制室に設けた監視盤に接続され、監視者に炎を検知したことを知らせるようになっている。
また、この発明は、トイレブースの内部に配置されるとともに、使用後に自動洗浄装置を作動して便器内を流水して洗浄するようにしたトイレ装置において、前記自動洗浄装置のコントロールユニットに便座に居る人を感知して信号を発する人感知センサーを配設するとともに、前記トイレブースの内壁に炎を検知して信号を発する炎検知センサーを配設して人感知センサーと炎検知センサーとを前記自動洗浄装置のコントロールユニットの制御部に接続し、制御部は人感知センサーの信号の時間に応じて小用、大用を判別してそれに応じた流水時間を設定する一方、自動的に流水する旨のガイドおよびせせらぎ音等の擬音をスピーカーを通して発し、炎検知センサーの信号を受け取った時にはスピーカーを介して使用者に注意を喚起するとともに、外部に信号を発するように構成した。
そして、トイレブースが複数の場合には前記炎検知センサーは各トイレブースの内壁にそれぞれ配設され、炎検知センサーはトイレブースの内壁のうちの上方に配置され、トイレブース使用者が触れないようになっている。また、コントロールユニットの制御部が外部に発した信号は管制室に設けた監視盤に接続され、監視者に炎を検知したことを知らせるようになっている。
【発明の効果】
【0009】
この発明は前記の構成を有しているので、トイレブース内で使用者が好ましくない行動をとった時にはそれを感知して使用者に注意を促すとともに、外部、たとえば管制室に通知することで好ましくない行動から生じる大惨事等を未然に防止することができる。
さらにこの発明は、使用者がトイレブース内に滞在している時間を感知して、滞在時間に応じて小用、大用を判別するとともに、それに応じた流水時間とするとともに、滞在時間中は擬音を発するようにでき、また、滞在中に使用者が好ましくない行動をとった時には使用者に知らせて注意を喚起できる。さらに、滞在中に使用者が好ましくない行動をとった事を、外部の管制室等に知らせるようにできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、この発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明によるトイレ装置が各トイレブースに設けられたトイレ室の概略平面図、図2は各トイレブースにそれぞれ設けられたトイレ装置の各部材を示す概略図である。
なお、実施の形態においてはフラッシュ弁タイプのトイレ装置を示すが、流水の方式はフラッシュ弁タイプのものに限定することなく、電動弁タイプ、電磁フラッシュタイプ、電磁弁タイプ、ロータンクタイプのものであっても良い。
【0011】
このトイレ室1は入口の左側にパウダールーム2が、その先には5つのトイレブース3、3……3が、さらに、最先部分には制御盤4Aが設けられた制御室4がそれぞれ設けられ、この制御室4および各トイレブース3、3……3内のコントロールボックス11とは外部の管制室5との間を有線あるいは無線によって接続されている。
そして、各トイレブース3、3……3内には図2に示すように便器15に隣接して自動洗浄器本体6と、非常スイッチ7、流水スイッチ8、人感知センサー9、および炎検知センサー10が設けられ、これら6、7、8、9、10が図3に示すコントロールボックス11と有線あるいは無線によって接続している。
【0012】
上記人感知センサー9はコントロールボックス11内に設けられ、さらに、このコントロールボックス11には、前記各センサー9、10、スイッチ7、8と接続している制御部12、スピーカー13、非接触スイッチセンサー14等が収納されている。
したがって、各トイレブース3、3……3の内部には図4に示すような配置でフラッシュ弁駆動式トイレ装置を構成する、自動洗浄器本体6、非常スイッチ7、流水スイッチ8、人感知センサー9、炎検知センサー10、およびコントロールボックス11が配設されている。
【0013】
なお、図4においては非常スイッチ7は流水スイッチ8の奥方に重なって位置しているとともに、人感知センサー9はコントロールボックス11の内部に位置しているので自動洗浄器本体6、流水スイッチ8、炎検知センサー10およびコントロールボックス11のみを表示している。
【0014】
つぎに図5、図6に示すフラッシュ弁流水動作フローのスイッチ動作および人感知センサー作動について説明する。
まず、図5に示すようにフラッシュ弁流水動作を開始するために流水スイッチ8の押しボタンスイッチおよびセンサースイッチを作動させる。これにより、自動洗浄器本体6内のモーター駆動部6Aが駆動して流水を開始する。この開始によりコントロールボックス11内の制御部12が起動して、流水設定時間を経過したかどうかを判別し、設定時間に至らない時は流水を継続し、また、設定時間に至った時は自動洗浄器本体6内のモーター駆動部6Aを駆動して流水を停止し、フラッシュ弁流水動作を終了する。
【0015】
上記のことを人感知センサー9の作動によって行う場合は図6に示すように、まず待機状態から開始させると、コントロールボックス11内の制御部12が人感知センサー9の信号を受け取って人の存在を感知し、この信号の制御部12での受け取り時間が所定時間(この場合は2秒)以上か否かを判別する。そして所定時間(この場合は2秒)以内の場合には該当するトイレブース3内に入った人が何もせずに出ていったとして初期の開始の状態で待機する。
【0016】
また、所定時間(この場合は2秒)以上の場合には小用あるいは大用をたしたものとして音声ガイダンス(このトイレは自動で流水する等の説明)を行うとともに、せせらぎ音等の擬音を出力する。
これとともに、人を感知し続け、感知しているのであれば前記音声ガイダンスおよび擬音を継続して行い、一方、人を感知しなくなった時は自動洗浄器本体6のフラッシュ弁のモーター駆動部6Aを駆動して流水を開始する。この場合人を感知した時間に応じて小用、大用の内容を判別するので、内容に応じた時間だけ流水を行う。したがって、小用、大用に応じた時間だけ流水を行い、時間の経過後は流水を停止する。これによって終了し待機状態となるものである。
【0017】
なお、フラッシュ弁駆動式のトイレ装置においては、各トイレブース3、3、……3内の便器15に隣接して自動洗浄器本体6が配設され、小用、あるいは大用時に使用者の手が届く範囲内の壁面には、非常スイッチ7、流水スイッチ8、およびコントロールボックス11が配設され、さらに、壁面には炎検知センサー10が配設されている。さらに、前記コントロールボックス11の内部には人感知センサー9が配設されている。なお、炎検知センサー10は使用者の手が届く範囲や届かない範囲のいずれであっても良いが、悪戯されたりするのを防止するためには手が届かない範囲に設置するのが好ましい。
【0018】
炎検知センサー10の動作フローは図7に示されており、この動作フローにおいては、警報音出力が有る場合と警報信号出力が有る場合とを同時に示している。まず待機状態から開始すると検知状態となる。そして、炎検知センサー10の炎検知部10Aでトイレブース3内の炎を検知した時はコントロールボックス11の制御部12に検出信号を送信する。
【0019】
これによって、前記コントロールボックス11の制御部12において、警報音の出力および警報信号の出力が開始される。警報音の出力の時間設定は任意に設定可能であり、設定時間だけ警報音を出力し、設定時間が経過した時は警報音の出力を停止し、これにより終了するとともに、初期の待機状態となる。また、警報信号の出力時間の設定も任意に設定可能であり、設定時間だけ警報信号を出力し、設定時間が経過した時は警報信号の出力を停止し、これにより終了するとともに、初期の待機状態となる。
【0020】
さらに、警報信号は有線あるいは無線によって外部の管制室5に送信されるようになっている。
【0021】
図8および図9は上記の炎検知の動作フローを警報音の出力が有る場合と、警報信号の出力が有る場合とをそれぞれ別個に示してある。
【0022】
図8には警報音の出力が有る炎検知の動作フローが示されており、待機状態から開始すると、常に各トイレブース3、3、……3内の炎の有無を炎検知センサー10の炎検知部10Aで検知しており、炎を炎検知部10Aで検知すると検出信号が出力される。この検出信号は、有線あるいは無線によってコントロールボックス11の制御部12に送信され、コントロールボックス11のスピーカー13から警報音(警告音声の場合あり)が発せられ、予め設定した警報音の出力時間に達するまで続けられる。そして予め設定した警報音の出力時間に達した時は警報音を停止して終了し、待機状態となる。
【0023】
図9には警報信号の出力が有る炎検知動作フローが示されており、待機状態から開始すると、常に各トイレブース3、3、……3内の炎の有無を炎検知センサー10の炎検知部10Aで検知しており、炎を炎検知部10Aで検知すると検出信号が出力される。この検出信号は、有線あるいは無線によってコントロールボックス11の制御部12に送信され、コントロールボックス11の制御部12から警報信号が出力され、予め設定した警報信号の出力時間に達するまで続けられる。そして予め設定した警報信号の出力時間に達した時は警報信号を停止して終了し、待機状態となる。
なお、図示しないがコントロールボックス11から発せられる警報音の出力は有線あるいは無線によって外部の管制室5に送信されるものである。
【0024】
図10には無線によって炎検出信号を外部に送信するタイプの炎検知ユニット21のブロック図が示されており、炎検知ユニット21は制御部23に電源部22と、炎検知センサー10を含む炎センサー部24と、無線送信部25とが接続されている。
そして、炎検知ユニット21は各トイレブース3、3、……3の壁面にそれぞれ取り付けられている。
なお、有線によって制御部23から出力される炎検出信号を外部に送信するタイプの炎検知ユニットであっても良い。
【0025】
図11にはコントロールボックス11の内部に配設されるコントロールユニット31のブロック図が示されており、このコントロールユニット31の制御部35には人感知センサー9を含む人感知センサー部32の検出信号と、コントロールユニット31とは別個に配置されている炎検知ユニット21の出力信号(有線あるいは無線)を受け取る受信部33とが接続され、さらに、後述するとともに外部に配置されているモーター駆動ユニット41へ信号を出力可能である。
【0026】
また、前記制御部35からの信号はコントロールユニット31の内部のガイダンス部36と擬音部37と警報部38とに出力可能である。そして、それらからの出力はスピーカー13に接続されているので、人感知センサー部32の感知時間に応じて小用、大用を判別してそれに応じたガイダンスを流すことができるとともに、小川のせせらぎ音等の擬音を発生させることができ、さらに、炎検知ユニット21からの信号を受け取った時にはトイレブース内に注意を喚起するような内容の説明を行えるとともに、外部の管制室5に知らせることができる。
【0027】
図12にはモーター駆動ユニット41のブロック図が示されており、このモーター駆動ユニット41はたとえばプランジャー等の駆動によって流路を開閉して開度調整して流水するようになっており、コントロールユニット31の制御部35からの信号を受けて位置センサー部42が信号に応じた開度調整信号を発してモーター43を駆動させるようになっている。
【0028】
この発明は前記の構成を具えているので各トイレブース内で炎検知センサーが炎を検知した時は、トイレブース内にいる人に注意を喚起するとともに、外部の管制室に炎を検知した旨を通知する。これによって、トイレブースの使用者が炎を用いたことにより発生する火災等の大惨事を未然に防止することができる。
またこの発明は、使用者がトイレブース内に滞在している時間を感知して、滞在時間に応じて小用、大用を判別するとともに、それに応じた流水時間とするとともに、滞在時間中は擬音を発するようにでき、また、滞在中に使用者が好ましくない行動をとった時には使用者に知らせて注意を喚起できるとともに、外部の管制室等に知らせるようにできる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】この発明によるトイレ装置の配置図である。
【図2】トイレ装置に配設された各種スイッチを示す説明図である。
【図3】各種センサーの信号を受け取って各駆動信号等を出力する制御部を収納するコントロールボックスを示す概略図である。
【図4】各トイレブースの内部に配置されるセンサー等を示す概略配置図である。
【図5】スイッチ作動によるフラッシュ弁流水動作フローを示す説明図である。
【図6】人感知センサー作動によるフラッシュ弁流水動作フローを示す説明図である。
【図7】警報音の出力が有る場合と警報信号の出力が有る場合との炎検知動作フローを示す説明図である。
【図8】警報音の出力が有る場合の炎検知動作フローを示す説明図である。
【図9】警報信号の出力が有る場合の炎検知動作フローを示す説明図である。
【図10】炎検知ユニットの概念図である。
【図11】コントロールユニットの概念図である。
【図12】モーター駆動ユニットの概念図である。
【符号の説明】
【0030】
1 トイレ室
2 パウダールーム
3 トイレブース
4 制御室
4A 制御盤
5 管制室
6 自動洗浄器本体
6A モーター駆動部
7 非常スイッチ
8 流水スイッチ
9 人感知センサー
10 炎検知センサー
10A 炎検知部
11 コントロールボックス
12 制御部
13 スピーカー
14 非接触スイッチセンサー
15 便器
21 炎検知ユニット
22 電源部
23 制御部
24 炎センサー部
25 無線送信部
31 コントロールユニット
32 人感知センサー部
33 受信部
35 制御部
36 ガイダンス部
37 擬音部
38 警報部
41 モーター駆動ユニット
42 位置センサー部
43 モーター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トイレブースの内部に配置されるとともに、使用後に自動洗浄装置を作動して便器内を流水して洗浄するようにしたトイレ装置において、
前記トイレブースの内壁に炎を検知して信号を発する炎検知センサーを配設するとともに、この炎検知センサーの信号を前記自動洗浄装置のコントロールユニットの制御部に接続し、炎検知センサーの信号を受け取った時にコントロールユニットの制御部がスピーカーを介して使用者に注意を喚起するとともに、外部に信号を発するようにしたことを特徴とするトイレ装置。
【請求項2】
前記トイレブースが複数の場合には前記炎検知センサーは各トイレブースの内壁にそれぞれ配設される請求項1記載のトイレ装置。
【請求項3】
前記炎検知センサーはトイレブースの内壁のうちの上方に配置され、トイレブース使用者が触れないようになっている請求項1、2記載のトイレ装置。
【請求項4】
前記コントロールユニットの制御部が外部に発した信号は管制室に設けた監視盤に接続され、監視者に炎を検知したことを知らせるようになっている請求項1記載のトイレ装置。
【請求項5】
トイレブースの内部に配置されるとともに、使用後に自動洗浄装置を作動して便器内を流水して洗浄するようにしたトイレ装置において、
前記自動洗浄装置のコントロールユニットに便座に居る人を感知して信号を発する人感知センサーを配設するとともに、前記トイレブースの内壁に炎を検知して信号を発する炎検知センサーを配設して人感知センサーと炎検知センサーとを前記自動洗浄装置のコントロールユニットの制御部に接続し、制御部は人感知センサーの信号の時間に応じて小用、大用を判別してそれに応じた流水時間を設定する一方、自動的に流水する旨のガイドおよびせせらぎ音等の擬音をスピーカーを通して発し、炎検知センサーの信号を受け取った時にはスピーカーを介して使用者に注意を喚起するとともに、外部に信号を発するようにしたことを特徴とするトイレ装置。
【請求項6】
前記トイレブースが複数の場合には前記炎検知センサーは各トイレブースの内壁にそれぞれ配設される請求項5記載のトイレ装置。
【請求項7】
前記炎検知センサーはトイレブースの内壁のうちの上方に配置され、トイレブース使用者が触れないようになっている請求項5、6記載のトイレ装置。
【請求項8】
前記コントロールユニットの制御部が外部に発した信号は管制室に設けた監視盤に接続され、監視者に炎を検知したことを知らせるようになっている請求項5記載のトイレ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−113251(P2007−113251A)
【公開日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−304785(P2005−304785)
【出願日】平成17年10月19日(2005.10.19)
【出願人】(500510261)ジェイアール東日本ビルテック株式会社 (11)
【出願人】(591061448)東京産業株式会社 (8)
【出願人】(504133291)株式会社ヒューネット・ジャパン (9)
【Fターム(参考)】