トイレ装置
【課題】この発明の目的は、トイレブース内での炎を感知するようにしたトイレ装置を提供することにある。
【解決手段】各トイレブース内に、それぞれの自動洗浄装置とは別に炎感知センサー１０をそれぞれ配設して、制御部１２が炎検知センサー１０の信号を受け取ったときは、スピーカー１３を介してトイレブース内に居る使用者に注意を喚起するとともに、外部の管制室に通知して炎により発生する火災等の大惨事を未然に防止するようにした。
【解決手段】各トイレブース内に、それぞれの自動洗浄装置とは別に炎感知センサー１０をそれぞれ配設して、制御部１２が炎検知センサー１０の信号を受け取ったときは、スピーカー１３を介してトイレブース内に居る使用者に注意を喚起するとともに、外部の管制室に通知して炎により発生する火災等の大惨事を未然に防止するようにした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明はトイレ装置に関し、特に、トイレブース内での炎を検知するようにしたトイレ装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
一般に、トイレ装置にあっては、使用後に流水して排泄物を流すとともに、トイレを洗浄するようになっている。例えば、特許文献１に示されるトイレ装置においては、リモコン操作によってフラッシュ弁を駆動して流水し、洗浄するようになっている。そして、使用者の有無を検出する検出部を設け、使用者がトイレ内に存在するときにのみ液晶表示部のバックライトを点灯するようにして、不要な電力消費をなくすようにしている。
【０００３】
すなわち、特許文献１に示されたトイレ装置は、使用者が操作してリモコン信号を送信するリモコン操作部と、リモコン信号を受信して所定の判断基準により指令を発信する制御部を備え、この指令によってフラッシュ弁駆動装置等の被制御装置の操作を行うようになっている。また、前記リモコン操作部が設置されている場所に使用者が存在するか否かを検出し、使用者の存否に応じた検出信号を出力する使用者検出部を設けている。そして、前記リモコン操作部の液晶表示部に液晶用バックライトを備え、前記使用者の存否による検出信号に応じて、前記バックライトの点灯を制御している。
【０００４】
上記のように、一般的なトイレ装置にあっては、トイレブース内の使用者の有無を検出することが可能となっている。そして、使用者の有無に応じて、例えば使用者が操作するリモコン操作部の液晶表示部を見易くするために、液晶用バックライトを自動的に点灯するようにすることができる。これにより、使用者が操作をし易いリモコン操作部とすることができる。
【０００５】
しかしながら、使用者が操作をし易くすることができても、使用者の操作によって初めて種々の制御がなされるようになっている。このため、使用者がブース内で好ましくない事、例えばライターで火を用いる等のような、大惨事を招きかねないことを行ったとしても、それを監視することはできなかった。この場合、トイレブース内を監視するためにカメラ等を設けることは、法律上許されることではなく、現状では、使用者の良識に任せるしか手段はない。
【特許文献１】実開平５−０６００６９号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
この発明の目的は、トイレブース内で使用者が好ましくない行動、例えばライターで火を用いる等の行動をとった時に、それを検知して使用者に知らせて注意を喚起すると共に、他の場所、例えば管制室に知らせ、好ましくない行動、例えば火災等から生じる大惨事等を未然に防止することができるトイレ装置を提供することである。
【０００７】
この発明の他の目的は、使用者が所定の時間以上トイレブース内に滞在した場合には、その滞在時間に応じて小用、大用を判別して流水の時間を設定することである。また、滞在時間中は擬音を発するようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項１に係るトイレ装置は、トイレブースの内部に配置され、使用後に自動洗浄装置を作動して便器内を流水して洗浄すると共に、炎を検知したときは、スピーカーを介して使用者に注意を喚起するとともに外部に信号を発するようにしたトイレ装置であって、一つのコントロールボックス内に、炎検知センサー、前記スピーカー、及び前記炎検知センサー等からの信号を受けて所定の処理を行い前記スピーカー等に信号を発する制御部が設けられている手段を採用している。
【０００９】
また、本発明の請求項２に係るトイレ装置は、請求項１に記載のトイレ装置であって、前記トイレブースが複数の場合には、前記コントロールボックスが、各トイレブースに夫々配設される手段を採用している。また、本発明の請求項３に係るトイレ装置は、請求項１又は２に記載のトイレ装置であって、前記炎検知センサーが、前記コントロールボックスの内部に配設され、使用者が触れられないようになっている手段を採用している。また、本発明の請求項４に係るトイレ装置は、請求項１乃至３の何れかに記載のトイレ装置であって、前記コントロールボックスの前記制御部から外部に発した信号が、管制室に設けた監視盤に接続され、監視者に炎を検知したことを知らせるようになっている手段を採用している。
【００１０】
また、本発明の請求項５に係るトイレ装置は、トイレブースの内部に配置され、使用後に自動洗浄装置を作動して便器内を流水して洗浄すると共に、便座に居る使用者を感知したときは、使用時間に応じて小用、大用を判別してそれに応じた流水時間を設定し、自動的に流水する旨のガイド及びせせらぎ音等の擬音をスピーカーによって発し、炎を検知したときは、前記スピーカーを介して使用者に注意を喚起するとともに外部に信号を発するようにしたトイレ装置であって、一つのコントロールボックス内に、人感知センサー、炎検知センサー、前記スピーカー、及び前記人感知センサー等からの信号を受けて所定の処理を行い前記スピーカー等に信号を発する制御部が設けられている手段を採用している。
【００１１】
また、本発明の請求項６に係るトイレ装置は、請求項５に記載のトイレ装置であって、前記トイレブースが複数の場合には、前記コントロールボックスが、各トイレブースに夫々配設される手段を採用している。また、本発明の請求項７に係るトイレ装置は、請求項５又は６に記載のトイレ装置であって、前記炎検知センサーが、前記コントロールボックスの内部に配設され、使用者が触れられないようになっている手段を採用している。また、本発明の請求項８に係るトイレ装置は、請求項５乃至７の何れかに記載のトイレ装置であって、前記コントロールボックスの前記制御部から外部に発した信号が、管制室に設けた監視盤に接続され、監視者に炎を検知したことを知らせるようになっている手段を採用している。
【発明の効果】
【００１２】
本発明は、前記の構成を有しているので、トイレブース内で使用者が好ましくない行動をとった時には、それを感知して使用者に注意を促すとともに、外部、例えば管制室に通知することにより、好ましくない行動、例えば火の使用から生じる火災等の大惨事を未然に防止することができる。
また、本発明は、使用者がトイレブース内に滞在している時間を感知して、滞在時間に応じて小用、大用を判別するとともにそれに応じた流水時間とし、滞在時間中は擬音を発するようにでき、また、滞在中に使用者が好ましくない行動をとった時には、使用者に知らせて注意を喚起できる。さらに、滞在中に使用者が好ましくない行動をとった事を、外部の管制室等に知らせるようにできる。
そして、本発明は、炎検知センサー及び人感知センサーが、コントロールボックス内に設けられているので使用者に違和感を与えることがなく、また、配線等が複雑になることもなく、従来と同様に、簡単に設置することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
以下、この発明の実施の形態について説明する。図１は、この発明によるトイレ装置が、各トイレブースに設けられたトイレ室の概略平面図、図２は、各トイレブースに夫々設けられたトイレ装置の各部材を示す概略図である。
なお、この実施の形態においてはフラッシュ弁タイプのトイレ装置を示すが、流水の方式はフラッシュ弁タイプのものに限定することなく、電動弁タイプ、電磁フラッシュタイプ、電磁弁タイプ、ロータンクタイプのものであっても良い。
【００１４】
このトイレ室１は、入口の左側にパウダールーム２が、その先には５つのトイレブース３、３‥‥３が、さらに最先部分には制御盤４Ａを備えた制御室４が設けられている。各トイレブース３、３‥‥３には、便器１５が設けられると共に、コントロールボックス１１が備えられている。そして、制御盤４Ａ及び各コントロールボックス１１は、外部の管制室５との間を有線或いは無線で接続されている。
【００１５】
そして、各トイレブース３、３‥‥３内には、図２に示すように、便器１５に隣接して、自動洗浄器本体６、非常スイッチ７、流水スイッチ８、人感知センサー９、炎検知センサー１０が設けられている。自動洗浄器本体６、非常スイッチ７及び流水スイッチ８は、図３に示すコントロールボックス１１と有線或いは無線によって接続されている。人感知センサー９及び炎検知センサー１０は、コントロールボックス１１内に設けられている。
【００１６】
コントロールボックス１１には、人感知センサー９、炎検知センサー１０、制御部１２、スピーカー１３及び非接触スイッチセンサー１４等が収納されている。そして、制御部１２は、自動洗浄器本体６、非常スイッチ７、流水スイッチ８、人感知センサー９及び炎検知センサー１０と接続されている。
【００１７】
図４乃至図６に各トイレブースの内部に配置されるスイッチ等を示している。図４は手かざしセンサー型の流水スイッチを使用した場合の側面図、図５は押しボタン型の流水スイッチを使用した場合の側面図、図６は正面図である。各トイレブース３、３‥‥３の内部には、このような配置でフラッシュ弁駆動式トイレ装置を構成する自動洗浄器本体６、非常スイッチ７、流水スイッチ８及びコントロールボックス１１が配置され、コントロールボックス１１には、人感知センサー９及び炎検知センサー１０が設けられている。
【００１８】
次に図７、図８に示すフラッシュ弁流水動作フローのスイッチ動作及び人感知センサー作動について説明する。
まず、図７に示すようにフラッシュ弁流水動作を開始するために流水スイッチ８の押しボタンスイッチ又はセンサースイッチを作動させる。これにより、自動洗浄器本体６内のモーター駆動部６Ａが駆動して流水を開始する。同時に、コントロールボックス１１内の制御部１２が、流水開始からの時間が流水設定時間を経過したかどうかを判別し、設定時間に至らない時は流水を継続し、また、設定時間に至った時は自動洗浄器本体６内のモーター駆動部６Ａを駆動して流水を停止し、フラッシュ弁流水動作を終了する。
【００１９】
上記のことを人感知センサー９の作動によって行う場合は図８に示すように、まず待機状態から開始させると、コントロールボックス１１内の制御部１２が人感知センサー９の信号を受け取って人の存在を感知し、制御部１２でのこの信号の受け取り時間が所定時間（この場合は２秒）以上か否かを判別する。そして所定時間（この場合は２秒）以内の場合には該当するトイレブース３内に入った人が何もせずに出ていったとして初期の開始の状態で待機する。
【００２０】
また、所定時間（この場合は２秒）以上の場合には小用あるいは大用をたしたものとして音声ガイダンス（このトイレは自動で流水する等の説明）を行うとともに、せせらぎ音等の擬音を出力する。
これとともに、人を感知し続け、感知しているのであれば前記音声ガイダンスおよび擬音を継続して行い、一方、人を感知しなくなった時は自動洗浄器本体６のフラッシュ弁のモーター駆動部６Ａを駆動して流水を開始する。この場合人を感知した時間に応じて小用、大用の内容を判別するので、内容に応じた時間だけ流水を行う。したがって、小用、大用に応じた時間だけ流水を行い、時間の経過後は流水を停止する。これによって終了し待機状態となるものである。
【００２１】
炎検知センサー１０の動作フローは図９に示されており、この動作フローにおいては、警報音出力が有る場合と警報信号出力が有る場合とを同時に示している。まず待機状態から開始して、コントロールボックス１１内にある炎検知センサー１０がトイレブース３内の炎を検知した時は、制御部１２に検出信号を送信する。
【００２２】
これによって、コントロールボックス１１の制御部１２において、警報音の出力および警報信号の出力が開始される。警報音の出力の時間設定は任意に設定可能であり、設定時間だけ警報音を出力し、設定時間が経過した時は警報音の出力を停止し、これにより終了するとともに、初期の待機状態となる。また、警報信号の出力時間の設定も任意に設定可能であり、設定時間だけ警報信号を出力し、設定時間が経過した時は警報信号の出力を停止し、これにより終了するとともに、初期の待機状態となる。
【００２３】
なお、炎検知センサー１０は、使用者の手が届く範囲或いは届かない範囲の何れであっても良いが、悪戯されたりするのを防止するためには手が届かない範囲に設置するのが好ましい。このため、炎検知センサー１０は、コントロールボックス１１の内部に配置され、使用者が簡単には触れられないようになっているのが好ましい。
【００２４】
図１０及び図１１は、上記の炎検知の動作フローを、警報音の出力が有る場合と、警報信号の出力が有る場合とをそれぞれ別個に示してある。
図１０には、警報音の出力が有る炎検知の動作フローが示されており、待機状態から開始すると、各トイレブース３、３、……３内において、炎の有無を常にコントロールボックス１１内に設けられた炎検知センサー１０で検知している。炎を炎検知センサー１０で検知すると、検出信号が制御部１２に送信され、スピーカー１３から警報音（警告音声の場合あり）が発せられ、予め設定した警報音の出力時間に達するまで続けられる。そして予め設定した警報音の出力時間に達した時は警報音を停止して終了し、待機状態となる。
【００２５】
図１１には警報信号の出力が有る炎検知の動作フローが示されており、待機状態から開始すると、各トイレブース３、３、……３内において、炎の有無を常にコントロールボックス１１内に設けられた炎検知センサー１０で検知している。炎を炎検知センサー１０で検知すると、検出信号が制御部１２に送信され、制御部１２から警報信号が出力され、予め設定した警報信号の出力時間に達するまで続けられる。そして予め設定した警報信号の出力時間に達した時は警報信号を停止して終了し、待機状態となる。警報信号は、有線あるいは無線によって外部の管制室５に送信されるようになっている。
【００２６】
図１２にはコントロールボックス１１の内部のブロック図が示されている。このコントロールボックス１１の制御部１２には、人感知センサー９、炎検知センサー１０及びその他の信号（有線あるいは無線）を受け取る受信部３３が接続されている。また、制御部１２からは、自動洗浄器本体６のモーター駆動部６Ａへ流水開始等の信号を出力するようになっている。
【００２７】
また、コントロールボックス１１の制御部１２からは、ガイダンス部３６、擬音部３７、及び警報部３８に出力するようになっている。これらの出力はスピーカー１３に接続されており、人感知センサー９の感知時間に応じたガイダンスや、小川のせせらぎ音等の擬音を発生させることができる。また、炎検知センサー１０からの信号を受け取った時には、トイレブース内に注意を喚起するような内容の説明を行えるとともに、外部の管制室５に知らせることができる。
【００２８】
図１３にはモーター駆動部６Ａのブロック図が示されており、このモーター駆動部６Ａは、たとえばプランジャー等の駆動によって流路を開閉して開度調整して流水するようになっており、コントロールボックス１１の制御部１２からの信号を受けて、位置センサー部４２が信号に応じた開度調整信号を発してモーター４３を駆動させるようになっている。
【００２９】
この発明は前記の構成を具えているので各トイレブース内で炎検知センサーが炎を検知した時は、トイレブース内にいる人に注意を喚起するとともに、外部の管制室に炎を検知した旨を通知する。これによって、トイレブースの使用者が炎を用いたことにより発生する火災等の大惨事を未然に防止することができる。
またこの発明は、使用者がトイレブース内に滞在している時間を感知して、滞在時間に応じて小用、大用を判別するとともに、それに応じた流水時間とするとともに、滞在時間中は擬音を発するようにでき、また、滞在中に使用者が好ましくない行動をとった時には使用者に知らせて注意を喚起できるとともに、外部の管制室等に知らせるようにできる。
そして、本発明は、炎検知センサー及び人感知センサーが、コントロールボックス内に設けられているので使用者に違和感を与えることがなく、また、配線等が複雑になることもなく、経済的に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１】本発明によるトイレ装置の配置図である。
【図２】トイレ装置に配設された各種スイッチを示す説明図である。
【図３】各種センサーの信号を受け取って各駆動信号等を出力する制御部を収納するコントロールボックスを示す概略図である。
【図４】各トイレブースの内部に配置されるスイッチ等を示し、手かざしセンサー型の流水スイッチを使用した場合の概略側面図である。
【図５】各トイレブースの内部に配置されるスイッチ等を示し、押しボタン型の流水スイッチを使用した場合の概略側面図である。
【図６】図４及び図５に対応する概略正面図である。
【図７】スイッチ作動によるフラッシュ弁流水動作フローを示す説明図である。
【図８】人感知センサー作動によるフラッシュ弁流水動作フローを示す説明図である。
【図９】警報音の出力が有る場合と警報信号の出力が有る場合との炎検知動作フローを示す説明図である。
【図１０】警報音の出力が有る場合の炎検知動作フローを示す説明図である。
【図１１】警報信号の出力が有る場合の炎検知動作フローを示す説明図である。
【図１２】コントロールボックスの概念図である。
【図１３】モーター駆動部の概念図である。
【符号の説明】
【００３１】
１ トイレ室
２ パウダールーム
３ トイレブース
４ 制御室
４Ａ 制御盤
５ 管制室
６ 自動洗浄器本体
６Ａ モーター駆動部
７ 非常スイッチ
８ 流水スイッチ
９ 人感知センサー
１０ 炎検知センサー
１１ コントロールボックス
１２ 制御部
１３ スピーカー
１４ 非接触スイッチセンサー
１５ 便器
３３ 受信部
３６ ガイダンス部
３７ 擬音部
３８ 警報部
４２ 位置センサー部
４３ モーター
【技術分野】
【０００１】
本発明はトイレ装置に関し、特に、トイレブース内での炎を検知するようにしたトイレ装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
一般に、トイレ装置にあっては、使用後に流水して排泄物を流すとともに、トイレを洗浄するようになっている。例えば、特許文献１に示されるトイレ装置においては、リモコン操作によってフラッシュ弁を駆動して流水し、洗浄するようになっている。そして、使用者の有無を検出する検出部を設け、使用者がトイレ内に存在するときにのみ液晶表示部のバックライトを点灯するようにして、不要な電力消費をなくすようにしている。
【０００３】
すなわち、特許文献１に示されたトイレ装置は、使用者が操作してリモコン信号を送信するリモコン操作部と、リモコン信号を受信して所定の判断基準により指令を発信する制御部を備え、この指令によってフラッシュ弁駆動装置等の被制御装置の操作を行うようになっている。また、前記リモコン操作部が設置されている場所に使用者が存在するか否かを検出し、使用者の存否に応じた検出信号を出力する使用者検出部を設けている。そして、前記リモコン操作部の液晶表示部に液晶用バックライトを備え、前記使用者の存否による検出信号に応じて、前記バックライトの点灯を制御している。
【０００４】
上記のように、一般的なトイレ装置にあっては、トイレブース内の使用者の有無を検出することが可能となっている。そして、使用者の有無に応じて、例えば使用者が操作するリモコン操作部の液晶表示部を見易くするために、液晶用バックライトを自動的に点灯するようにすることができる。これにより、使用者が操作をし易いリモコン操作部とすることができる。
【０００５】
しかしながら、使用者が操作をし易くすることができても、使用者の操作によって初めて種々の制御がなされるようになっている。このため、使用者がブース内で好ましくない事、例えばライターで火を用いる等のような、大惨事を招きかねないことを行ったとしても、それを監視することはできなかった。この場合、トイレブース内を監視するためにカメラ等を設けることは、法律上許されることではなく、現状では、使用者の良識に任せるしか手段はない。
【特許文献１】実開平５−０６００６９号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
この発明の目的は、トイレブース内で使用者が好ましくない行動、例えばライターで火を用いる等の行動をとった時に、それを検知して使用者に知らせて注意を喚起すると共に、他の場所、例えば管制室に知らせ、好ましくない行動、例えば火災等から生じる大惨事等を未然に防止することができるトイレ装置を提供することである。
【０００７】
この発明の他の目的は、使用者が所定の時間以上トイレブース内に滞在した場合には、その滞在時間に応じて小用、大用を判別して流水の時間を設定することである。また、滞在時間中は擬音を発するようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項１に係るトイレ装置は、トイレブースの内部に配置され、使用後に自動洗浄装置を作動して便器内を流水して洗浄すると共に、炎を検知したときは、スピーカーを介して使用者に注意を喚起するとともに外部に信号を発するようにしたトイレ装置であって、一つのコントロールボックス内に、炎検知センサー、前記スピーカー、及び前記炎検知センサー等からの信号を受けて所定の処理を行い前記スピーカー等に信号を発する制御部が設けられている手段を採用している。
【０００９】
また、本発明の請求項２に係るトイレ装置は、請求項１に記載のトイレ装置であって、前記トイレブースが複数の場合には、前記コントロールボックスが、各トイレブースに夫々配設される手段を採用している。また、本発明の請求項３に係るトイレ装置は、請求項１又は２に記載のトイレ装置であって、前記炎検知センサーが、前記コントロールボックスの内部に配設され、使用者が触れられないようになっている手段を採用している。また、本発明の請求項４に係るトイレ装置は、請求項１乃至３の何れかに記載のトイレ装置であって、前記コントロールボックスの前記制御部から外部に発した信号が、管制室に設けた監視盤に接続され、監視者に炎を検知したことを知らせるようになっている手段を採用している。
【００１０】
また、本発明の請求項５に係るトイレ装置は、トイレブースの内部に配置され、使用後に自動洗浄装置を作動して便器内を流水して洗浄すると共に、便座に居る使用者を感知したときは、使用時間に応じて小用、大用を判別してそれに応じた流水時間を設定し、自動的に流水する旨のガイド及びせせらぎ音等の擬音をスピーカーによって発し、炎を検知したときは、前記スピーカーを介して使用者に注意を喚起するとともに外部に信号を発するようにしたトイレ装置であって、一つのコントロールボックス内に、人感知センサー、炎検知センサー、前記スピーカー、及び前記人感知センサー等からの信号を受けて所定の処理を行い前記スピーカー等に信号を発する制御部が設けられている手段を採用している。
【００１１】
また、本発明の請求項６に係るトイレ装置は、請求項５に記載のトイレ装置であって、前記トイレブースが複数の場合には、前記コントロールボックスが、各トイレブースに夫々配設される手段を採用している。また、本発明の請求項７に係るトイレ装置は、請求項５又は６に記載のトイレ装置であって、前記炎検知センサーが、前記コントロールボックスの内部に配設され、使用者が触れられないようになっている手段を採用している。また、本発明の請求項８に係るトイレ装置は、請求項５乃至７の何れかに記載のトイレ装置であって、前記コントロールボックスの前記制御部から外部に発した信号が、管制室に設けた監視盤に接続され、監視者に炎を検知したことを知らせるようになっている手段を採用している。
【発明の効果】
【００１２】
本発明は、前記の構成を有しているので、トイレブース内で使用者が好ましくない行動をとった時には、それを感知して使用者に注意を促すとともに、外部、例えば管制室に通知することにより、好ましくない行動、例えば火の使用から生じる火災等の大惨事を未然に防止することができる。
また、本発明は、使用者がトイレブース内に滞在している時間を感知して、滞在時間に応じて小用、大用を判別するとともにそれに応じた流水時間とし、滞在時間中は擬音を発するようにでき、また、滞在中に使用者が好ましくない行動をとった時には、使用者に知らせて注意を喚起できる。さらに、滞在中に使用者が好ましくない行動をとった事を、外部の管制室等に知らせるようにできる。
そして、本発明は、炎検知センサー及び人感知センサーが、コントロールボックス内に設けられているので使用者に違和感を与えることがなく、また、配線等が複雑になることもなく、従来と同様に、簡単に設置することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１３】
以下、この発明の実施の形態について説明する。図１は、この発明によるトイレ装置が、各トイレブースに設けられたトイレ室の概略平面図、図２は、各トイレブースに夫々設けられたトイレ装置の各部材を示す概略図である。
なお、この実施の形態においてはフラッシュ弁タイプのトイレ装置を示すが、流水の方式はフラッシュ弁タイプのものに限定することなく、電動弁タイプ、電磁フラッシュタイプ、電磁弁タイプ、ロータンクタイプのものであっても良い。
【００１４】
このトイレ室１は、入口の左側にパウダールーム２が、その先には５つのトイレブース３、３‥‥３が、さらに最先部分には制御盤４Ａを備えた制御室４が設けられている。各トイレブース３、３‥‥３には、便器１５が設けられると共に、コントロールボックス１１が備えられている。そして、制御盤４Ａ及び各コントロールボックス１１は、外部の管制室５との間を有線或いは無線で接続されている。
【００１５】
そして、各トイレブース３、３‥‥３内には、図２に示すように、便器１５に隣接して、自動洗浄器本体６、非常スイッチ７、流水スイッチ８、人感知センサー９、炎検知センサー１０が設けられている。自動洗浄器本体６、非常スイッチ７及び流水スイッチ８は、図３に示すコントロールボックス１１と有線或いは無線によって接続されている。人感知センサー９及び炎検知センサー１０は、コントロールボックス１１内に設けられている。
【００１６】
コントロールボックス１１には、人感知センサー９、炎検知センサー１０、制御部１２、スピーカー１３及び非接触スイッチセンサー１４等が収納されている。そして、制御部１２は、自動洗浄器本体６、非常スイッチ７、流水スイッチ８、人感知センサー９及び炎検知センサー１０と接続されている。
【００１７】
図４乃至図６に各トイレブースの内部に配置されるスイッチ等を示している。図４は手かざしセンサー型の流水スイッチを使用した場合の側面図、図５は押しボタン型の流水スイッチを使用した場合の側面図、図６は正面図である。各トイレブース３、３‥‥３の内部には、このような配置でフラッシュ弁駆動式トイレ装置を構成する自動洗浄器本体６、非常スイッチ７、流水スイッチ８及びコントロールボックス１１が配置され、コントロールボックス１１には、人感知センサー９及び炎検知センサー１０が設けられている。
【００１８】
次に図７、図８に示すフラッシュ弁流水動作フローのスイッチ動作及び人感知センサー作動について説明する。
まず、図７に示すようにフラッシュ弁流水動作を開始するために流水スイッチ８の押しボタンスイッチ又はセンサースイッチを作動させる。これにより、自動洗浄器本体６内のモーター駆動部６Ａが駆動して流水を開始する。同時に、コントロールボックス１１内の制御部１２が、流水開始からの時間が流水設定時間を経過したかどうかを判別し、設定時間に至らない時は流水を継続し、また、設定時間に至った時は自動洗浄器本体６内のモーター駆動部６Ａを駆動して流水を停止し、フラッシュ弁流水動作を終了する。
【００１９】
上記のことを人感知センサー９の作動によって行う場合は図８に示すように、まず待機状態から開始させると、コントロールボックス１１内の制御部１２が人感知センサー９の信号を受け取って人の存在を感知し、制御部１２でのこの信号の受け取り時間が所定時間（この場合は２秒）以上か否かを判別する。そして所定時間（この場合は２秒）以内の場合には該当するトイレブース３内に入った人が何もせずに出ていったとして初期の開始の状態で待機する。
【００２０】
また、所定時間（この場合は２秒）以上の場合には小用あるいは大用をたしたものとして音声ガイダンス（このトイレは自動で流水する等の説明）を行うとともに、せせらぎ音等の擬音を出力する。
これとともに、人を感知し続け、感知しているのであれば前記音声ガイダンスおよび擬音を継続して行い、一方、人を感知しなくなった時は自動洗浄器本体６のフラッシュ弁のモーター駆動部６Ａを駆動して流水を開始する。この場合人を感知した時間に応じて小用、大用の内容を判別するので、内容に応じた時間だけ流水を行う。したがって、小用、大用に応じた時間だけ流水を行い、時間の経過後は流水を停止する。これによって終了し待機状態となるものである。
【００２１】
炎検知センサー１０の動作フローは図９に示されており、この動作フローにおいては、警報音出力が有る場合と警報信号出力が有る場合とを同時に示している。まず待機状態から開始して、コントロールボックス１１内にある炎検知センサー１０がトイレブース３内の炎を検知した時は、制御部１２に検出信号を送信する。
【００２２】
これによって、コントロールボックス１１の制御部１２において、警報音の出力および警報信号の出力が開始される。警報音の出力の時間設定は任意に設定可能であり、設定時間だけ警報音を出力し、設定時間が経過した時は警報音の出力を停止し、これにより終了するとともに、初期の待機状態となる。また、警報信号の出力時間の設定も任意に設定可能であり、設定時間だけ警報信号を出力し、設定時間が経過した時は警報信号の出力を停止し、これにより終了するとともに、初期の待機状態となる。
【００２３】
なお、炎検知センサー１０は、使用者の手が届く範囲或いは届かない範囲の何れであっても良いが、悪戯されたりするのを防止するためには手が届かない範囲に設置するのが好ましい。このため、炎検知センサー１０は、コントロールボックス１１の内部に配置され、使用者が簡単には触れられないようになっているのが好ましい。
【００２４】
図１０及び図１１は、上記の炎検知の動作フローを、警報音の出力が有る場合と、警報信号の出力が有る場合とをそれぞれ別個に示してある。
図１０には、警報音の出力が有る炎検知の動作フローが示されており、待機状態から開始すると、各トイレブース３、３、……３内において、炎の有無を常にコントロールボックス１１内に設けられた炎検知センサー１０で検知している。炎を炎検知センサー１０で検知すると、検出信号が制御部１２に送信され、スピーカー１３から警報音（警告音声の場合あり）が発せられ、予め設定した警報音の出力時間に達するまで続けられる。そして予め設定した警報音の出力時間に達した時は警報音を停止して終了し、待機状態となる。
【００２５】
図１１には警報信号の出力が有る炎検知の動作フローが示されており、待機状態から開始すると、各トイレブース３、３、……３内において、炎の有無を常にコントロールボックス１１内に設けられた炎検知センサー１０で検知している。炎を炎検知センサー１０で検知すると、検出信号が制御部１２に送信され、制御部１２から警報信号が出力され、予め設定した警報信号の出力時間に達するまで続けられる。そして予め設定した警報信号の出力時間に達した時は警報信号を停止して終了し、待機状態となる。警報信号は、有線あるいは無線によって外部の管制室５に送信されるようになっている。
【００２６】
図１２にはコントロールボックス１１の内部のブロック図が示されている。このコントロールボックス１１の制御部１２には、人感知センサー９、炎検知センサー１０及びその他の信号（有線あるいは無線）を受け取る受信部３３が接続されている。また、制御部１２からは、自動洗浄器本体６のモーター駆動部６Ａへ流水開始等の信号を出力するようになっている。
【００２７】
また、コントロールボックス１１の制御部１２からは、ガイダンス部３６、擬音部３７、及び警報部３８に出力するようになっている。これらの出力はスピーカー１３に接続されており、人感知センサー９の感知時間に応じたガイダンスや、小川のせせらぎ音等の擬音を発生させることができる。また、炎検知センサー１０からの信号を受け取った時には、トイレブース内に注意を喚起するような内容の説明を行えるとともに、外部の管制室５に知らせることができる。
【００２８】
図１３にはモーター駆動部６Ａのブロック図が示されており、このモーター駆動部６Ａは、たとえばプランジャー等の駆動によって流路を開閉して開度調整して流水するようになっており、コントロールボックス１１の制御部１２からの信号を受けて、位置センサー部４２が信号に応じた開度調整信号を発してモーター４３を駆動させるようになっている。
【００２９】
この発明は前記の構成を具えているので各トイレブース内で炎検知センサーが炎を検知した時は、トイレブース内にいる人に注意を喚起するとともに、外部の管制室に炎を検知した旨を通知する。これによって、トイレブースの使用者が炎を用いたことにより発生する火災等の大惨事を未然に防止することができる。
またこの発明は、使用者がトイレブース内に滞在している時間を感知して、滞在時間に応じて小用、大用を判別するとともに、それに応じた流水時間とするとともに、滞在時間中は擬音を発するようにでき、また、滞在中に使用者が好ましくない行動をとった時には使用者に知らせて注意を喚起できるとともに、外部の管制室等に知らせるようにできる。
そして、本発明は、炎検知センサー及び人感知センサーが、コントロールボックス内に設けられているので使用者に違和感を与えることがなく、また、配線等が複雑になることもなく、経済的に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【００３０】
【図１】本発明によるトイレ装置の配置図である。
【図２】トイレ装置に配設された各種スイッチを示す説明図である。
【図３】各種センサーの信号を受け取って各駆動信号等を出力する制御部を収納するコントロールボックスを示す概略図である。
【図４】各トイレブースの内部に配置されるスイッチ等を示し、手かざしセンサー型の流水スイッチを使用した場合の概略側面図である。
【図５】各トイレブースの内部に配置されるスイッチ等を示し、押しボタン型の流水スイッチを使用した場合の概略側面図である。
【図６】図４及び図５に対応する概略正面図である。
【図７】スイッチ作動によるフラッシュ弁流水動作フローを示す説明図である。
【図８】人感知センサー作動によるフラッシュ弁流水動作フローを示す説明図である。
【図９】警報音の出力が有る場合と警報信号の出力が有る場合との炎検知動作フローを示す説明図である。
【図１０】警報音の出力が有る場合の炎検知動作フローを示す説明図である。
【図１１】警報信号の出力が有る場合の炎検知動作フローを示す説明図である。
【図１２】コントロールボックスの概念図である。
【図１３】モーター駆動部の概念図である。
【符号の説明】
【００３１】
１ トイレ室
２ パウダールーム
３ トイレブース
４ 制御室
４Ａ 制御盤
５ 管制室
６ 自動洗浄器本体
６Ａ モーター駆動部
７ 非常スイッチ
８ 流水スイッチ
９ 人感知センサー
１０ 炎検知センサー
１１ コントロールボックス
１２ 制御部
１３ スピーカー
１４ 非接触スイッチセンサー
１５ 便器
３３ 受信部
３６ ガイダンス部
３７ 擬音部
３８ 警報部
４２ 位置センサー部
４３ モーター
【特許請求の範囲】
【請求項１】
トイレブースの内部に配置され、使用後に自動洗浄装置を作動して便器内を流水して洗浄すると共に、
炎を検知したときは、スピーカーを介して使用者に注意を喚起するとともに外部に信号を発するようにしたトイレ装置であって、
一つのコントロールボックス内に、炎検知センサー、前記スピーカー、及び前記炎検知センサー等からの信号を受けて所定の処理を行い前記スピーカー等に信号を発する制御部が設けられていることを特徴とするトイレ装置。
【請求項２】
前記トイレブースが複数の場合には、前記コントロールボックスが、各トイレブースに夫々配設される請求項１に記載のトイレ装置。
【請求項３】
前記炎検知センサーが、前記コントロールボックスの内部に配設され、使用者が触れられないようになっている請求項１又は２に記載のトイレ装置。
【請求項４】
前記コントロールボックスの前記制御部から外部に発した信号が、管制室に設けた監視盤に接続され、監視者に炎を検知したことを知らせるようになっている請求項１乃至３の何れかに記載のトイレ装置。
【請求項５】
トイレブースの内部に配置され、使用後に自動洗浄装置を作動して便器内を流水して洗浄すると共に、
便座に居る使用者を感知したときは、使用時間に応じて小用、大用を判別してそれに応じた流水時間を設定し、自動的に流水する旨のガイド及びせせらぎ音等の擬音をスピーカーによって発し、
炎を検知したときは、前記スピーカーを介して使用者に注意を喚起するとともに外部に信号を発するようにしたトイレ装置であって、
一つのコントロールボックス内に、人感知センサー、炎検知センサー、前記スピーカー、及び前記人感知センサー等からの信号を受けて所定の処理を行い前記スピーカー等に信号を発する制御部が設けられていることを特徴とするトイレ装置。
【請求項６】
前記トイレブースが複数の場合には、前記コントロールボックスが、各トイレブースに夫々配設される請求項５に記載のトイレ装置。
【請求項７】
前記炎検知センサーが、前記コントロールボックスの内部に配設され、使用者が触れられないようになっている請求項５又は６に記載のトイレ装置。
【請求項８】
前記コントロールボックスの前記制御部から外部に発した信号が、管制室に設けた監視盤に接続され、監視者に炎を検知したことを知らせるようになっている請求項５乃至７の何れかに記載のトイレ装置。
【請求項１】
トイレブースの内部に配置され、使用後に自動洗浄装置を作動して便器内を流水して洗浄すると共に、
炎を検知したときは、スピーカーを介して使用者に注意を喚起するとともに外部に信号を発するようにしたトイレ装置であって、
一つのコントロールボックス内に、炎検知センサー、前記スピーカー、及び前記炎検知センサー等からの信号を受けて所定の処理を行い前記スピーカー等に信号を発する制御部が設けられていることを特徴とするトイレ装置。
【請求項２】
前記トイレブースが複数の場合には、前記コントロールボックスが、各トイレブースに夫々配設される請求項１に記載のトイレ装置。
【請求項３】
前記炎検知センサーが、前記コントロールボックスの内部に配設され、使用者が触れられないようになっている請求項１又は２に記載のトイレ装置。
【請求項４】
前記コントロールボックスの前記制御部から外部に発した信号が、管制室に設けた監視盤に接続され、監視者に炎を検知したことを知らせるようになっている請求項１乃至３の何れかに記載のトイレ装置。
【請求項５】
トイレブースの内部に配置され、使用後に自動洗浄装置を作動して便器内を流水して洗浄すると共に、
便座に居る使用者を感知したときは、使用時間に応じて小用、大用を判別してそれに応じた流水時間を設定し、自動的に流水する旨のガイド及びせせらぎ音等の擬音をスピーカーによって発し、
炎を検知したときは、前記スピーカーを介して使用者に注意を喚起するとともに外部に信号を発するようにしたトイレ装置であって、
一つのコントロールボックス内に、人感知センサー、炎検知センサー、前記スピーカー、及び前記人感知センサー等からの信号を受けて所定の処理を行い前記スピーカー等に信号を発する制御部が設けられていることを特徴とするトイレ装置。
【請求項６】
前記トイレブースが複数の場合には、前記コントロールボックスが、各トイレブースに夫々配設される請求項５に記載のトイレ装置。
【請求項７】
前記炎検知センサーが、前記コントロールボックスの内部に配設され、使用者が触れられないようになっている請求項５又は６に記載のトイレ装置。
【請求項８】
前記コントロールボックスの前記制御部から外部に発した信号が、管制室に設けた監視盤に接続され、監視者に炎を検知したことを知らせるようになっている請求項５乃至７の何れかに記載のトイレ装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図１３】
【公開番号】特開２００９−２７０３０４（Ｐ２００９−２７０３０４Ａ）
【公開日】平成２１年１１月１９日（２００９．１１．１９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−１２０５８６（Ｐ２００８−１２０５８６）
【出願日】平成２０年５月２日（２００８．５．２）
【出願人】（５０４１３３２９１）株式会社ヒューネット・ジャパン (9)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２１年１１月１９日（２００９．１１．１９）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年５月２日（２００８．５．２）
【出願人】（５０４１３３２９１）株式会社ヒューネット・ジャパン (9)
【Ｆターム（参考）】
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