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トイレ設備
説明

トイレ設備

【課題】屎尿の分解を良好に行うことができるトイレ設備を提供する。
【解決手段】トイレ設備は、便器本体10と、この便器本体10に便器洗浄水を供給する便器洗浄装置20と、便器本体10を介して投入される屎尿を貯留し、この屎尿を分解する処理材90を収納する処理槽50と、処理材90による屎尿の分解処理を促進する処理装置とを備えている。処理槽50内に入る便器洗浄水の水量に応じて、処理装置の運転条件を制御する制御装置70を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はトイレ設備に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は従来のトイレ設備を開示している。このトイレ設備は、便器本体、排出路、処理槽、及び撹拌装置を備えている。便器本体は便鉢を有している。排出路は便鉢に連通して下方に延びている。処理槽は、排出路の下端に連通して便器本体の下方に配置され、屎尿を分解する処理材を収納している。処理材は好気性分解菌を担持したおが屑である。撹拌装置は、処理槽内に配置したスクリューを有し、処理槽に収納した処理材を撹拌することができる。
【0003】
このトイレ設備は、一定時間ごとに撹拌装置のスクリューを回転して、処理材を撹拌することができる。これにより、処理材の水分を蒸発させたり、処理材の好気性分解菌に酸素を供給したりすることができるため、屎尿の分解を促進することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−112093号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1のトイレ設備では、処理槽内に入る屎尿等の量の多少にかかわらず、一定時間ごとに撹拌装置のスクリューを駆動して処理材を撹拌する。このため、処理槽内に入る水分の多少によって、処理材が、水分過多状態になったり、過乾燥状態になったりするおそれがある。処理材が、水分過多状態になったり、過乾燥状態になったりすると、好気性分解菌の活動が弱まり、屎尿の分解が不充分になるおそれがある。特に、便器洗浄水を利用して便器洗浄を行う水洗式便器や、局部洗浄装置をトイレ設備に採用する場合は、処理槽内に便器洗浄水や局部洗浄水が流入し、処理材が水分過多状態になりやすい。処理材が水分過多状態になると好気性分解菌の活動が弱まり、屎尿の分解が不充分になるおそれがある。
【0006】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、屎尿の分解を良好に行うことができるトイレ設備を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明のトイレ設備は、便器本体と、
この便器本体に便器洗浄水を供給する便器洗浄装置と、
前記便器本体を介して投入される屎尿を貯留し、この屎尿を分解する処理材を収納する処理槽と、
前記処理材による屎尿の分解処理を促進する処理装置とを備えたトイレ設備であって、
前記処理槽内に入る前記便器洗浄水の水量に応じて、前記処理装置の運転条件を制御する制御装置を備えていることを特徴とする。
【0008】
このトイレ設備では、処理槽内に入る便器洗浄水の水量に応じて、処理槽内に収納した処理材が水分過多状態になったり、過乾燥状態になったりしないように制御装置が処理装置の運転条件を制御することができる。つまり、処理槽内に入る便器洗浄水の水量が多くなるにしたがって、処理材から水分が蒸発し易くなるように処理装置を運転し、処理材が水分過多になることを防止することができる。また、処理槽内に入る便器洗浄水の水量が少ない場合は、処理材から水分が蒸発しすぎないように処理装置を運転し、処理材が過乾燥状態になることを防止することができる。このように、このトイレ設備は処理材が屎尿を良好に分解できる状態を維持することができる。
【0009】
したがって、第1発明のトイレ設備は屎尿の分解を良好に行うことができる。
【0010】
第2発明のトイレ設備は、局部洗浄水を吐水する局部洗浄装置と、
前記局部洗浄水が流入し、且つ、屎尿を分解する処理材を収納する処理槽と、
前記処理材による屎尿の分解処理を促進する処理装置とを備えたトイレ設備であって、
前記処理槽内に入る前記局部洗浄水の水量に応じて、前記処理装置の運転条件を制御する制御装置を備えていることを特徴とする。
【0011】
このトイレ設備では、処理槽内に入る局部洗浄水の水量に応じて、処理槽内に収納した処理材が水分過多状態になったり、過乾燥状態になったりしないように制御装置が処理装置の運転条件を制御することができる。つまり、処理槽内に入る局部洗浄水の水量が多くなるにしたがって、処理材から水分が蒸発し易くなるように処理装置を運転し、処理材が水分過多になることを防止することができる。また、処理槽内に入る局部洗浄水の水量が少ない場合は、処理材から水分が蒸発しすぎないように処理槽を運転し、処理材が過乾燥状態になることを防止することができる。このように、このトイレ設備は処理材が屎尿を良好に分解できる状態を維持することができる。
【0012】
したがって、第2発明のトイレ設備は屎尿の分解を良好に行うことができる。
【0013】
前記局部洗浄装置が組み付けられており、前記処理槽に連通した便器本体を備え得る。この場合、使用者は便器本体を利用することができるため、トイレ設備を良好に利用することができる。
【0014】
第3発明のトイレ設備は、屎尿を分解する処理材を収納する処理槽と、
前記処理材による屎尿の分解処理を促進する処理装置とを備えたトイレ設備であって、
前記処理槽内に入る屎尿量に応じて、前記処理装置の運転条件を制御する制御装置を備えていることを特徴とする。
【0015】
このトイレ設備では、屎尿が処理槽内に入る量に応じて、処理槽内に収納した処理材が水分過多状態になったり、過乾燥状態になったりしないように、制御装置が処理装置の運転条件を制御することができる。つまり、処理槽に入る屎尿量が多くなるにしたがって、処理槽内の水分量も多くなるため、処理材から水分が蒸発し易くなるように処理装置を運転し、処理材が水分過多になることを防止することができる。また、処理槽内に入る屎尿量が少ない(水分量が少ない)場合は、処理材から水分が蒸発しすぎないように処理槽を運転し、処理材が過乾燥状態になることを防止することができる。このように、このトイレ設備は処理材が屎尿を良好に分解できる状態を維持することができる。
【0016】
したがって、第3発明のトイレ設備は屎尿の分解を良好に行うことができる。
【0017】
前記処理槽に連通した便器本体を備え得る。この場合、使用者は便器本体を利用することができるため、トイレ設備を良好に利用することができる。
【0018】
前記処理装置は前記処理槽内に収納した処理材を撹拌する撹拌装置であり、前記制御装置は前記撹拌装置の撹拌運転を制御し得る。この場合、処理槽内の水分量が多い場合は、撹拌装置の駆動時間を長くする等、撹拌量を多くする。これによって、処理材から水分を蒸発し易くし、処理材が水分過多になることを防止することができる。また、処理槽内の水分量が少ない場合は、撹拌装置の駆動時間を短くする等、撹拌量を少なくする。これによって、処理材が過乾燥状態になることを防止することができる。このように、このトイレ設備は処理材が屎尿を良好に分解できる状態を維持することができる。
【0019】
前記処理装置は前記処理槽内に収納した処理材を加温する加温装置であり、前記制御装置は前記加温装置の温度を制御し得る。この場合、処理槽内の水分量が多い場合は、加温装置の温度を高くする。これによって、処理材から水分を蒸発し易くし、処理材が水分過多になることを防止することができる。また、処理槽内の水分量が少ない場合は、加温装置の温度を低くする。これによって、処理材が過乾燥状態になることを防止することができる。このように、このトイレ設備は処理材が屎尿を良好に分解できる状態を維持することができる。
【0020】
前記処理装置は前記処理槽内の空気を外部へ排気する排気装置であり、前記制御装置は前記排気装置の排気運転を制御し得る。この場合、処理槽内の水分量が多い場合は、排気装置の排気量を多くする。これによって、処理材から水分を蒸発し易くし、処理材が水分過多になることを防止することができる。また、処理槽内の水分量が少ない場合は、排気装置の排気量を少なくする。これによって、処理材が過乾燥状態になることを防止することができる。このように、このトイレ設備は処理材が屎尿を良好に分解できる状態を維持することができる。
【0021】
前記処理槽内に入る前記便器洗浄水の水量、前記局部洗浄水の水量、及び/又は前記屎尿量は、設定時間内における累積量であり得る。この場合、処理槽内の水分量の多少を適正に把握することができる。つまり、設定時間の間に変化する便器洗浄水の水量等の影響を受けずに、処理槽内に入る便器洗浄水の水量等を判断することができる。
【0022】
前記制御装置は、前記便器洗浄装置、前記局部洗浄装置、及び/又は前記便器本体の使用状況から前記処理槽内に入る前記便器洗浄水の水量、前記局部洗浄水の水量、及び/又は前記屎尿量を類推し得る。この場合、この場合、前記便器洗浄装置、前記局部洗浄装置、又は前記便器本体の使用状況は、これらに設けられた各種センサーを利用して把握される使用回数、及び/又は使用時間等であり、使用回数、及び/又は使用時間に応じて、処理槽内に入る便器洗浄水の水量、局部洗浄水の水量、及び/又は屎尿量を類推することができる。
【0023】
前記便器本体と前記処理槽とを連通する垂直方向に延びた排出路と、この排出路を開閉するフラッパー部材とを備えており、
前記制御装置は、前記フラッパー部材の開閉回数から前記処理槽内に入る前記便器洗浄水の水量、前記局部洗浄水の水量、及び/又は前記屎尿量を類推し得る。
【0024】
この場合、フラッパー部材の開閉回数に応じて、処理槽内に入る便器洗浄水の水量、局部洗浄水の水量、及び/又は屎尿量を類推することができる。
【0025】
前記便器洗浄装置は、前記便器本体に供給する便器洗浄水の水量が多い大洗浄と、水量が少ない小洗浄とを実行することができ、
前記制御装置は、前記大洗浄及び前記小洗浄の実行回数から前記処理槽内に入る便器洗浄水の水量を類推し得る。
【0026】
この場合、大洗浄及び小洗浄の実行回数に応じて、処理槽内に入る便器洗浄水の水量を類推することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】実施例1のトイレ設備を示す概略図である。
【図2】実施例2のトイレ設備を示す概略図である。
【図3】実施例3のトイレ設備を示す概略図である。
【図4】実施例4のトイレ設備を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
第1発明〜第3発明のトイレ設備を具体化した実施例1〜4を図面を参照しつつ説明する。
【0029】
<実施例1>
実施例1のトイレ設備は、図1に示すように、便器本体10、便器洗浄装置20、局部洗浄装置30、排出路40、処理槽50、処理装置である撹拌装置60、及び制御装置70を備えている。
【0030】
便器本体10は最下端部に垂直方向に貫通した排出口11Aを有する便鉢11を具備している。便器本体10はトイレルーム内の床F上に設置されている。便鉢11は排出口11Aに接続部材41を連結している。接続部材41は排出口11Aを処理槽50に連通する排出路40を内部に形成している。
【0031】
接続部材41は、上端開口部を排出口11Aの外周面に接続し、上端開口部から連続し、下端が開口したすり鉢形状の流入部42を有している。また、接続部材41は流入部42の下端開口よりも下方に円筒状の中間管部43を有している。中間管部43は、上端部が内周面から外周面に向けて斜め上方に傾斜した傾斜面を有し、上端開口縁が流入部42の下端開口縁より外側の上方に位置している。また、中間管部43は上端部に形成した傾斜面が流入部42の下端部の外周面との間に隙間を形成している。
【0032】
接続部材41は流入部42の外側面の上部と中間管部43の外側面とを連結する連結部44を有している。連結部44は外側面が円筒状である。接続部材41は連結部44の外側面の一部から空気路45を外側に延ばして形成している。
【0033】
接続部材41は、中間管部43の外周面に連結し、下端が開放した排出部46を有している。排出部46は下方に向けて徐々に径が細くなった略筒形状である。排出部46の下端開口部は床Fに設けられた貫通孔51に連結している。
【0034】
排出部46は内部に閉止具80を取り付けている。閉止具80は、フラッパー部材81、支持部材82、及び錘部材83を有している。フラッパー部材81は円盤状の中央部とその外周縁部に連続して斜め上方外側に向けて傾斜した縁部とを有する受け皿形状に形成されている。支持部材82は、一端にフラッパー部材81を支持し、他端に錘部材83を連結している。支持部材82は錘部材83側を回動自在に軸支されている。フラッパー部材81が上昇すると、フラッパー部材81の上面が中間管部43の下端縁に当接し、排出路40を閉鎖する。この状態で、フラッパー部材81は上面に設定水量の水を貯留することができ、中間管部43の下端縁がフラッパー部材81の上面に貯留した水に水没する。これにより、処理槽50内の臭気が排出路40を介して立ち昇ることを確実に防止することができる。また、フラッパー部材81は、設定重量以上の屎尿等を受けると、下降して排出路40を開放するように錘部材83の重さが設定されている。また、フラッパー部材81から屎尿等が落下すると、フラッパー部材81は上昇して排出路40を閉鎖する。
【0035】
空気路45は、閉止具80が排出路40を閉鎖した状態で、連結部44、中間管部43の上端部に形成された傾斜面と流入部42の下端部の外周面との間に形成された隙間、及び流入部42を介して便鉢11に連通している。また、空気路45は先端部を処理槽の上部に連通している。
【0036】
便器洗浄装置20は、給水路21、給水路21に設けられた開閉弁22、給水路21を流れる洗浄水の流量を検知する流量センサーS1、及び便鉢11の上端部の周縁に形成されたリムに便器洗浄水を吐水するリム吐水管24を有している。給水路21は水道管Sとリム吐水管24とを連通している。
【0037】
便器洗浄装置20はトイレルームの壁面Wに取り付けられたリモートコントローラー1によって操作される。リモートコントローラー1は、大洗浄ボタン、及び小洗浄ボタンを有している。大洗浄ボタン、又は小洗浄ボタンが押されると、夫々に応じた開弁信号がリモートコントローラー1から受信部2に送信される。受信部2は受信した開弁信号に応じて夫々の設定時間の間、開閉弁22を開弁する。大洗浄ボタンが押された場合は、小洗浄ボタンが押された場合に比べ、開閉弁22は、長い時間、開弁する。つまり、大洗浄ボタンが押されると、便器洗浄装置20はリム吐水管24から便鉢11へ供給する便器洗浄水の水量が多い大洗浄を実行し、小洗浄ボタンが押されると、便器洗浄装置20はリム吐水管24から便鉢11へ供給する便器洗浄水の水量が少ない小洗浄を実行する。大洗浄、又は小洗浄の実行によって、便器洗浄装置20が便器本体10の便鉢11に供給した便器洗浄水は、便鉢11及び排出路40を介して処理槽50内に入る。
【0038】
局部洗浄装置30は、流量センサーS1より下流側の給水路21を分岐した局部洗浄用給水路31、局部洗浄用給水路31に設けられた開閉弁32、局部洗浄用給水路31の下流端に連通した温水タンク33、及び温水タンク33に連通した局部洗浄ノズル34を有している。
【0039】
局部洗浄装置30はトイレルームの壁面Wに取り付けられたリモートコントローラー1によって操作される。リモートコントローラー1は、局部洗浄ボタン、及び停止ボタンを有している。局部洗浄ボタンが押されると、開弁信号がリモートコントローラー1から受信部2に送信される。受信部2は、開弁信号を受信すると、開閉弁32を開弁する。これによって、局部洗浄装置30は、その際に設定されている洗浄強さに応じて、局部洗浄ノズル34から局部洗浄水を噴出し、局部洗浄を実行する。その後、停止ボタンが押されると、閉弁信号がリモートコントローラー1から受信部2に送信される。受信部2は、閉弁信号を受信すると、開閉弁32を閉弁する。これによって、局部洗浄装置30は局部洗浄ノズル34からの局部洗浄水の噴出を停止して局部洗浄を終了する。局部洗浄の実行によって、局部洗浄装置30が吐水した局部洗浄水は、便鉢11及び排出路40を介して処理槽50内に入る。
【0040】
給水路21に設けられた流量センサーS1は、便器洗浄装置20による大洗浄、小洗浄、及び/又は局部洗浄装置30による局部洗浄の実行の際に給水路21を流れる洗浄水の流量を検知する。つまり、便器洗浄装置20が便器本体10の便鉢11に供給し、便鉢11及び排出路40を介して処理槽50内に入る便器洗浄水の流量、及び/又は局部洗浄装置30が吐水し、便鉢11及び排出路40を介して処理槽50内に入る局部洗浄水の流量を検知する。流量センサーS1は、検知した流量に応じて流量信号を制御装置70に送信する。制御装置70は、流量センサーS1から受信した流量信号に基づいて、設定時間(例えば、1時間)ごとに給水路21を流れる洗浄水の累積量(水量)を記憶することができる。
【0041】
処理槽50は、便器本体10の下方であって、床Fの下方に配置されている。処理槽50は屎尿を分解する処理材90を収納している。処理材90は好気性分解菌を担持したおが屑である。
【0042】
処理槽50は処理装置である加温装置(ヒーター51)を下端部に配置している。ヒーター51は処理材90を加温することができる。ヒーター51は、処理材90を加温することによって、処理材90の水分を蒸発させたり、処理材90の好気性分解菌が活動し易い温度にしたりすることができる。これによって、処理材90の好気性分解菌が活発に活動し、屎尿の分解を促進させることができる。
【0043】
また、処理槽50は処理装置である排気装置(排気ファン52)を設けている。排気ファン52は処理槽50内の空気を外部へ排気することができる。排気ファン52は、処理槽50内の空気を外部へ排気することによって、処理材90から蒸発した水分も外部に排出することができる。これによって、処理材90の好気性分解菌が活発に活動し、屎尿の分解を促進させることができる。また、排気ファン52は、処理槽50内の空気(臭気)を外部へ排気することによって、処理槽50、空気路45、接続部材41、及び便鉢11を介して、トイレルーム内の臭気も排気することができる。排気ファン52は、人体検知センサーS2が検知するトイレルーム内の使用者の有無に応じて排気量を調整することができる。また、排気ファン52は、リモートコントローラー1に設けられた脱臭ボタンが押されると、回転数を上げて排気量を多くすることができる。ヒーター51の温度、及び排気ファン52の排気量は、制御装置70によって制御される。
【0044】
撹拌装置60は処理槽50内に配置されている。この撹拌装置60は、主軸61、主軸61に連結した螺旋状の撹拌翼62、及び主軸61を回転駆動する撹拌モーターMを有している。主軸61は処理槽50の対面する内壁間に亘って延びている。撹拌装置60は撹拌モーターMが駆動することにより、両方向に回転(正転、逆転)し、処理材90を撹拌することができる。撹拌装置60が処理材90を撹拌することによって、処理材90の水分を蒸発し易くしつつ、処理槽50内に入った屎尿を処理材90内に分散させることができる。このため、処理材90の好気性分解菌が活発に活動し、屎尿の分解を促進させることができる。撹拌モーターMの動作パターンは制御装置70によって制御される。
【0045】
このように構成されたトイレ設備において、表1に示すように、制御装置70が記憶する設定時間(1時間)ごとの給水路21を流れる洗浄水(処理槽50内に入る便器洗浄水、及び/又は局部洗浄水)の累積量(水量)に応じて、その後の設定時間(1時間)の間、制御装置70は、撹拌モーターM、ヒーター51、及び排気ファン52を制御する。つまり、便器洗浄装置20が便器本体10に供給し、便鉢11及び排出路40を介して処理槽50内に入る便器洗浄水の水量、及び局部洗浄装置30が吐水し、便鉢11及び排出路40を介して処理槽50内に入る局部洗浄水の水量に応じて、制御装置70は撹拌モーターM、ヒーター51、及び排気ファン52を制御する。
【0046】
【表1】

【0047】
設定時間(1時間)ごとの給水路21を流れる洗浄水の累積量(水量)が多くなるにつれて、撹拌モーターMの回転時間(正転、逆転)が長くなり、停止時間が短くなる。つまり、撹拌装置60の撹拌量が多くなる。また、設定時間(1時間)ごとの給水路21を流れる洗浄水の累積量(水量)が多くなるにつれて、ヒーター51の設定値が高温になる。さらに、設定時間(1時間)ごとの給水路21を流れる洗浄水の累積量(水量)が多くなるにつれて、トイレルーム内に使用者がいない時の排気ファン52の排気量が多くなる。このように、設定時間(1時間)ごとの給水路21を流れる洗浄水の累積量(水量)が多くなれば、処理槽50内に入る洗浄水が多くなるため、撹拌装置60の撹拌量を多くし、ヒーター51の温度を上げ、排気ファン52の排気量を多くする。これによって、処理材90に含まれる水分を蒸発し易くし、処理材90が水分過多状態になることを防止する。また、処理剤90内に屎尿を分散させ、分解し易くする。一方、設定時間(1時間)ごとの給水路21を流れる洗浄水の累積量(水量)が少ないときは、拌装置60の撹拌量を少なくし、ヒーター51の温度を下げ、排気ファン52の排気量を少なくする。これによって、処理材90が過乾燥状態になることを防止する。
【0048】
したがって、実施例1のトイレ設備は屎尿の分解を良好に行うことができる。
【0049】
また、設定時間(1時間)ごとの給水路21を流れる洗浄水の累積量(水量)の多少にかかわらず、トイレルーム内に使用者がいる時の排気ファン52の排気量及び脱臭操作時の排気ファン52の排気量を、それぞれ一定にしている。これは、使用者が臭気を感じ難くするためにトイレルーム内の臭気を排気することを主目的にして排気ファン52を駆動するためである。この際、脱臭操作時の排気ファン52の排気量をより多くしたのは、使用者が臭気を感じてリモートコントローラー1の脱臭ボタンが押された状況であるため、より速やかにトイレルーム内の臭気を排気するためである。
【0050】
<実施例2>
実施例2のトイレ設備は、図2に示すように、給水路21に流量センサーS1を設けていない点、及び、制御装置71が、便器洗浄装置20の開閉弁22の開閉状況、及び局部洗浄装置30の開閉弁32の開閉状況、つまり、便器洗浄装置20及び局部洗浄装置30の使用状況から処理槽50内に入る便器洗浄水の水量、及び局部洗浄水の水量を類推する点で実施例1と相違する。他の構成は実施例1と同様であり、同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0051】
便器洗浄装置20は、大洗浄ボタン、又は小洗浄ボタンが押されると、夫々に応じた開弁信号がリモートコントローラー1から受信部3に送信される。受信部3は受信した開弁信号に応じて夫々の設定時間の間、開閉弁22を開弁し、便器洗浄を実行する。つまり、大洗浄ボタン、及び小洗浄ボタンが押されると、夫々の開弁時間に応じた便器洗浄水をリム吐水管24から便鉢11へ供給し、便器洗浄装置20は大洗浄、又は小洗浄を実行する。この際、便器洗浄装置20は、開閉弁22の開弁時間によって、大洗浄及び小洗浄の水量を制御しているため、水道管Sの給水圧が変動すること等によって、実際に便器洗浄装置20が便器本体10に供給する便器洗浄水の水量は設定水量に対して変動する。つまり、処理槽50内に入る便器洗浄水の水量が変動する。
【0052】
開弁信号を受信した受信部3は、大洗浄、又は小洗浄に応じた信号を制御装置71に送信する。制御装置71は大洗浄、又は小洗浄に応じた信号を設定時間(1時間)ごとに夫々カウントし、記憶することができる。つまり、制御装置71は、設定時間(1時間)ごとの大洗浄の実行回数、及び小洗浄の実行回数を記憶する。これによって、制御装置71は、大洗浄及び小洗浄の夫々の実行回数に、大洗浄及び小洗浄の夫々の1回あたりの設定水量を乗じることによって、設定時間(1時間)ごとの便器洗浄装置20が便器本体10の供給する便器洗浄水の累積量(水量)、つまり、処理槽50内に入る便器洗浄水の累積量(水量)を類推することができる。
【0053】
また、局部洗浄装置30は、局部洗浄ボタンが押されると、開弁信号がリモートコントローラー1から受信部3に送信される。受信部3は、開弁信号を受信すると開閉弁23を開弁する。これによって、局部洗浄装置30は、その際に設定されている洗浄強さに応じた流量の局部洗浄水を局部洗浄ノズル34から噴出して局部洗浄を実行する。この際、水道管Sの給水圧が変動すること等によって、実際に局部洗浄装置30が吐水する局部洗浄水の流量は設定流量に対して変動する。つまり、処理槽50内に入る局部洗浄水の水量が変動する。
【0054】
その後、停止ボタンが押されると、閉弁信号がリモートコントローラー1から受信部3に送信される。受信部3は、閉弁信号を受信すると、開閉弁32を閉弁する。これによって、局部洗浄装置30は局部洗浄ノズル34からの局部洗浄水の噴出を終了して局部洗浄を終了する。
【0055】
受信部3は、開弁信号、閉弁信号、及びその際の洗浄強さに応じた流量信号を制御装置71に送信する。制御装置71は、開弁信号から閉弁信号までの時間を計測し、計測した時間に、流量信号に応じた設定流量を乗じることによって、設定時間(1時間)ごとの局部洗浄装置30が吐水した局部洗浄水の累積量(水量)、つまり、処理槽50内に入る局部洗浄水の累積量(水量)を類推することができる。
【0056】
制御装置71は、このようにして類推した処理槽50内に入る便器洗浄水の累積量(水量)と、局部洗浄水の累積量(水量)とを設定時間(1時間)ごとに合計して記憶することができる。
【0057】
このように構成されたトイレ設備において、表1に示すように、制御装置71が記憶する設定時間(1時間)ごとの類推した処理槽50内に入る便器洗浄水と、局部洗浄水とを合計した累積量(水量)に応じて、その後の設定時間(1時間)の間、制御装置70は、撹拌モーターM、ヒーター51、及び排気ファン52を制御する。つまり、類推した処理槽50内に入る便器洗浄水の水量、及び局部洗浄水の水量に応じて、制御装置71は撹拌モーターM、ヒーター51、及び排気ファン52を制御する。
【0058】
設定時間(1時間)ごとに類推した処理槽50内に入る便器洗浄水と、局部洗浄水とを合計した累積量(水量)が多くなれば、撹拌装置60の撹拌量を多くし、ヒーター51の温度を上げ、排気ファン52の排気量を多くする。これによって、処理材90に含まれる水分を蒸発し易くし、処理材90が水分過多状態になることを防止する。また、処理剤90内に屎尿を分散させ、分解し易くする。一方、設定時間(1時間)ごとに類推した処理槽50内に入る便器洗浄水と、局部洗浄水とを合計した累積量(水量)が少ないときは、撹拌装置60の撹拌量を少なくし、ヒーター51の温度を下げ、排気ファン52の排気量を少なくすることによって、処理材90が過乾燥状態になることを防止する。
【0059】
したがって、実施例2のトイレ設備も屎尿の分解を良好に行うことができる。
【0060】
<実施例3>
実施例3のトイレ設備は、図3に示すように、便器洗浄装置100が洗浄水を再利用するものである点、排出路40を閉鎖した状態にフラッパー部材81をロックする図示しないロック機構を備えている点、フラッパー部材81の開閉状態を検知する開閉センサーS3を備えている点、及びフラッパー部材81の開閉回数から処理槽50内に入る便器洗浄水の水量、局部洗浄水の水量、及び/又は屎尿量を類推する点で実施例2と相違する。他の構成は実施例2と同様であり、同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0061】
便器洗浄装置100は、排水路101、貯水槽102、及びポンプPを有した給水路103を具備している。排水路101は接続部材41の連結部44の外側面の一部から外側に延びている。この排水路101はトイレルームの壁面Wを貫通して屋外に設置した貯水槽102に連通している。貯水槽102はポンプPを有する給水路103に連通している。給水路103はリム吐水管24に連通している。排水路101は上流部に空気路145を連通している。
【0062】
便器洗浄装置100は、ポンプPを駆動することによって貯水槽102に貯水した便器洗浄水(中水)をリム吐水管24から便鉢11に供給して便器洗浄を実行することができる。
【0063】
ロック機構は、便器洗浄装置100が便器洗浄を実行中、又は局部洗浄装置30が局部洗浄を実行中にフラッパー部材81をロックする。フラッパー部材81がロックされた後、フラッパー部材81が受けた便器洗浄水、又は局部洗浄水は、接続部材41の中間管部43の上端部に形成された傾斜面と流入部42の下端部の外周面との間に形成された隙間から排水路101に流入する。排水路101に流入した便器洗浄水は貯水槽102に貯留される。貯水槽102はフィルター部材及び塩素滅菌装置が組み込まれており、便器洗浄水、及び局部洗浄水を浄化した中水を貯留する。このようにして、便器洗浄装置100は、便器洗浄水、及び局部洗浄水を便器洗浄に再利用することができる。貯水槽102は水道管Sに連通している。このため、貯水槽102に貯水する中水が少なくなったときは、水道管Sから水道水を貯水槽102内に給水することができる。
【0064】
ロック機構がフラッパー部材81のロックを解除した状態で、フラッパー部材81の上面に貯留した便器洗浄水等の水位は、流入部42の下端よりも下方になるように設定されている。このため、フラッパー部材81が排出路40を閉鎖した状態で、便鉢11と空気路145とは連通している。また、空気路145が排水路101に連通しているため、排気ファン52を駆動すると、排水路101を利用してトイレルーム内の臭気等を排気することができる。仮に、フラッパー部材81の上面に貯留した便器洗浄水等の水位が設定水位よりも高くなると、フラッパー部材81は下降して排出路40を開放し、便器洗浄水等が処理槽50内に落下するように、錘部材83の重さが設定されている。このように、フラッパー部材81の上面に貯留した便器洗浄水等の水位が流入部21より上昇しないため、トイレルーム内の空気を便鉢11、接続部材41、排水路101及び空気路145を介して屋外に確実に排気することができる。
【0065】
開閉センサーS3は、フラッパー部材81が下降(錘部材83が上昇)し、排出路40を開放したことを検知すると、開放信号を受信部4に送信する。開放信号を受信した受信部4は、制御装置72に開放信号を送信する。制御装置72は、設定時間(1時間)ごとに受信した開放信号をカウントし、記憶することができる。これによって、制御装置72は、フラッパー部材81が開放した回数に、フラッパー部材81が下降する設定重量を乗じることによって、処理槽50内に入った便器洗浄水、局部洗浄水、及び屎尿の総重量を類推することができる。つまり、制御装置72は、フラッパー部材81の開閉回数から処理槽50内に入った便器洗浄水の水量、局部洗浄水の水量、及び屎尿量の累積量を類推することができる。
【0066】
制御装置72は、このようにして類推した処理槽50内に入る便器洗浄水の水量、局部洗浄水の水量、及び屎尿量の累積量を設定時間(1時間)ごとに合計して記憶することができる。
【0067】
このように構成されたトイレ設備において、制御装置72が記憶する設定時間(1時間)ごとの類推した処理槽50内に入る便器洗浄水の水量、局部洗浄水の水量、及び屎尿量の累積量に応じて、その後の設定時間(1時間)の間、制御装置72は、撹拌モーターM、ヒーター51、及び排気ファン52を制御する。つまり、類推した処理槽50内に入る便器洗浄水の水量、局部洗浄水の水量、及び屎尿量に応じて、制御装置72は撹拌モーターM、ヒーター51、及び排気ファン52を制御する。
【0068】
設定時間(1時間)ごとの類推した処理槽50内に入る便器洗浄水の水量、局部洗浄水の水量、及び屎尿量の累積量が多くなれば、撹拌装置60の撹拌量を多くし、ヒーター51の温度を上げ、排気ファン52の排気量を多くする。これによって、処理材90に含まれる水分を蒸発し易くし、処理材90が水分過多状態になることを防止する。また、処理剤90内に屎尿を分散させ、分解し易くする。一方、設定時間(1時間)ごとの類推した処理槽50内に入る便器洗浄水の水量、局部洗浄水の水量、及び屎尿量の累積量が少ないときは、撹拌装置60の撹拌量を少なくし、ヒーター51の温度を下げ、排気ファン52の排気量を少なくすることによって、処理材90が過乾燥状態になることを防止する。
【0069】
したがって、実施例3のトイレ設備も屎尿の分解を良好に行うことができる。
【0070】
<実施例4>
実施例4のトイレ設備は、図4に示すように、便器洗浄装置と、閉止具(フラッパー部材)とを備えていない点、及び人体検知センサーS2及び便座及び便蓋の開閉状態を検知する図示しない便座・便蓋開閉センサーによって把握することができる便器本体10の使用状況から処理槽50内に入る屎尿量、及び局部洗浄水の水量を類推する点で実施例2と相違する。他の構成は実施例2と同様であり、同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0071】
人体検知センサーS2は、便器本体10の先端部よりも遠距離の使用者と、近距離の使用者を判別することができる。つまり、便器本体10の先端部よりも遠距離の使用者を検知した際と、近距離の使用者を検知した際とは、夫々に応じた人体検知信号を制御装置73に送信する。また、便座・便蓋開閉センサーは、便座、又は便蓋6が起立した開状態にあるか、倒伏した閉状態にあるかを検知し、夫々に応じた開閉検知信号を制御装置73に送信する。
【0072】
人体検知センサーS2、及び便座・便蓋開閉センサーによって、使用者が小便のみで便器本体10を使用したか、大便で便器本体10を使用したかを判別することができる。つまり、人体検知センサーS2が便器本体10の先端部より遠距離の使用者を検知し、かつ便座・便蓋開閉センサーが便座及び便蓋6が起立した開状態であることを検知しており、その状態が所定時間継続した場合は、制御装置73は男性が小便をしたと判断する。また、人体検知センサーS2が便器本体10の先端部より近距離で使用者を検知し、かつ便座・便蓋センサーが便座が倒伏した閉状態であり、便蓋6が開状態であることを検知しており、その状態の継続時間が所定時間より短ければ、制御装置73は小便のみをしたと判断し、所定時間より長ければ、制御装置73は大便をし、局部洗浄装置30が使用されたと判断する。
【0073】
制御装置73は、設定時間(1時間)ごとに便器本体10が小便で使用された回数、及び大便で使用された回数をカウントし、記憶することができる。これによって、制御装置72は、小便で使用された回数に、小便の平均的な排泄量を乗じ、かつ大便で使用された回数に、大便の平均的な排泄量を乗じたものを合計することによって、設定時間(1時間)ごとの処理層50内に入った屎尿量を類推することができる。また、制御装置73は、大便で使用された回数に、局部洗浄装置30が吐水する局部洗浄水の平均的な水量を乗じることによって、設定時間(1時間)ごとの局部洗浄装置30が吐水した局部洗浄水の累積量(水量)、つまり、処理槽50内に入る局部洗浄水の累積量(水量)を類推することができる。
【0074】
制御装置73は、このようにして類推した処理層50内に入る屎尿量の累積量、及び局部洗浄水の累積量(水量)を設定時間(1時間)ごとに合計して記憶することができる。
【0075】
このように構成されたトイレ設備において、制御装置73が記憶する設定時間(1時間)ごとの類推した処理槽50内に入る屎尿量の累積量、及び局部洗浄水の累積量(水量)に応じて、その後の設定時間(1時間)の間、制御装置72は、撹拌モーターM、ヒーター51、及び排気ファン52を制御する。
【0076】
設定時間(1時間)ごとの類推した処理槽50内に入る屎尿量の累積量、及び局部洗浄水の累積量(水量)が多くなれば、撹拌装置60の撹拌量を多くし、ヒーター51の温度を上げ、排気ファン52の排気量を多くする。これによって、処理材90に含まれる水分を蒸発し易くし、処理材90が水分過多状態になることを防止する。また、処理剤90内に屎尿を分散させ、分解し易くする。一方、設定時間(1時間)ごとの類推した処理槽50内に入る屎尿量の累積量、及び局部洗浄水の累積量(水量)が少ないときは、撹拌装置60の撹拌量を少なくし、ヒーター51の温度を下げ、排気ファン52の排気量を少なくすることによって、処理材90が過乾燥状態になることを防止する。
【0077】
したがって、実施例4のトイレ設備も屎尿の分解を良好に行うことができる。
【0078】
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1〜4に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1では、トイレ設備は、便器洗浄装置、及び局部洗浄装置を備えているが、便器洗浄装置、又は局部洗浄装置のどちらか一方のみを備えていてもよい。局部洗浄装置のみを備える場合、局部洗浄用給水路に流量センサーを設けるとよい。
(2)実施例2では、トイレ設備は、便器洗浄装置、及び局部洗浄装置を備えているが、便器洗浄装置、又は局部洗浄装置のどちらか一方のみを備えていてもよい。
(3)実施例1及び2では、接続部材はフラッパー部材を有する閉止具を備えているが、閉止具を備えていなくてもよい。この場合、空気路を備えなくてもよい。
(4)実施例3では、トイレ設備は、便器洗浄装置、及び局部洗浄装置を備えているが、便器洗浄装置、又は局部洗浄装置のどちらも備えていなくてもよい。
(5)実施例4では、トイレ設備は局部洗浄装置を備えているが、局部洗浄装置を備えなくてもよい。
(6)実施例1〜4では、処理層は加温装置であるヒーター、及び排気装置である排気ファンを設けているが、ヒーター、又は排気ファンのどちらも設けなくてもよい。
【符号の説明】
【0079】
10…便器本体
11…便鉢
20…便器洗浄装置
30…局部洗浄装置
40…排出路
50…処理層
51…ヒーター(加温装置)
52…排気ファン(排気装置)
60…撹拌装置
70、71、72、73…制御装置
81…フラッパー部材
90…処理剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便器本体と、
この便器本体に便器洗浄水を供給する便器洗浄装置と、
前記便器本体を介して投入される屎尿を貯留し、この屎尿を分解する処理材を収納する処理槽と、
前記処理材による屎尿の分解処理を促進する処理装置とを備えたトイレ設備であって、
前記処理槽内に入る前記便器洗浄水の水量に応じて、前記処理装置の運転条件を制御する制御装置を備えていることを特徴とするトイレ設備。
【請求項2】
局部洗浄水を吐水する局部洗浄装置と、
前記局部洗浄水が流入し、且つ、屎尿を分解する処理材を収納する処理槽と、
前記処理材による屎尿の分解処理を促進する処理装置とを備えたトイレ設備であって、
前記処理槽内に入る前記局部洗浄水の水量に応じて、前記処理装置の運転条件を制御する制御装置を備えていることを特徴とするトイレ設備。
【請求項3】
前記局部洗浄装置が組み付けられており、前記処理槽に連通した便器本体を備えていることを特徴とする請求項2記載のトイレ設備。
【請求項4】
屎尿を分解する処理材を収納する処理槽と、
前記処理材による屎尿の分解処理を促進する処理装置とを備えたトイレ設備であって、
前記処理槽内に入る屎尿量に応じて、前記処理装置の運転条件を制御する制御装置を備えていることを特徴とするトイレ設備。
【請求項5】
前記処理槽に連通した便器本体を備えていることを特徴とする請求項4記載のトイレ設備。
【請求項6】
前記処理装置は前記処理槽内に収納した処理材を撹拌する撹拌装置であり、前記制御装置は前記撹拌装置の撹拌運転を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のトイレ設備。
【請求項7】
前記処理装置は前記処理槽内に収納した処理材を加温する加温装置であり、前記制御装置は前記加温装置の温度を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のトイレ設備。
【請求項8】
前記処理装置は前記処理槽内の空気を外部へ排気する排気装置であり、前記制御装置は前記排気装置の排気運転を制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のトイレ設備。
【請求項9】
前記処理槽内に入る前記便器洗浄水の水量、前記局部洗浄水の水量、及び/又は前記屎尿量は、設定時間内における累積量であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載のトイレ設備。
【請求項10】
前記制御装置は、前記便器洗浄装置、前記局部洗浄装置、及び/又は前記便器本体の使用状況から前記処理槽内に入る前記便器洗浄水の水量、前記局部洗浄水の水量、及び/又は前記屎尿量を類推することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項記載のトイレ設備。
【請求項11】
前記便器本体と前記処理槽とを連通する垂直方向に延びた排出路と、この排出路を開閉するフラッパー部材とを備えており、
前記制御装置は、前記フラッパー部材の開閉回数から前記処理槽内に入る前記便器洗浄水の水量、前記局部洗浄水の水量、及び/又は前記屎尿量を類推することを特徴とする請求項1、3、5、6乃至10のいずれか1項記載のトイレ設備。
【請求項12】
前記便器洗浄装置は、前記便器本体に供給する便器洗浄水の水量が多い大洗浄と、水量が少ない小洗浄とを実行することができ、
前記制御装置は、前記大洗浄及び前記小洗浄の実行回数から前記処理槽内に入る前記便器洗浄水の水量を類推することを特徴とする請求項1、6乃至11のいずれか1項記載のトイレ設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−251390(P2012−251390A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−126229(P2011−126229)
【出願日】平成23年6月6日(2011.6.6)
【出願人】(302045705)株式会社LIXIL (949)
【Fターム(参考)】