説明

トップコート剤

【課題】 口紅等のメーキャップ化粧料を塗布した上に特に好適に適用され、透明なつやを与え、カップ等への色移りを有効に防止し、使用性、安定性に優れ、なおかつにじみのないトップコート剤を提供する。
【解決手段】 25℃における粘度が1,000〜7,000csであるメチルフェニルポリシロキサンを含有することを特徴とするトップコート剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はトップコート剤に関する。より詳しくは、口紅等のメーキャップ化粧料を塗布した上に特に好適に適用され、透明なつやを与え、カップ等への色移りを有効に防止し、使用性、安定性に優れ、なおかつにじみのないトップコート剤に関する。
【背景技術】
【0002】
トップコート剤(リップコート、口紅オーバーコート等とも呼ばれる)は、口紅等のメーキャップ化粧料の上に重ねて塗布することによって、メーキャップの化粧効果の持続性を向上させて食器等への二次付着(色移り)を抑制する。さらに、トップコート剤自体が唇につやを付加して化粧効果を高めることも望まれている。
【0003】
このようなトップコート剤として商品化されている化粧料は、その形態によって「乳化タイプ」と「油性タイプ」とに分類できる。乳化タイプとは、例えば特許文献1に記載されているような、パーフルオロポリエーテルやジメチルポリシロキサン等の撥水性、撥油性の油分及び特定の粉体を含む水中油型の乳化化粧料であり、油性タイプとは、前記の撥水性、撥油性の油分を主成分とし、各種粉体等を配合したメーキャップ化粧料である(特許文献2及び3)。
【0004】
しかしながら、乳化タイプのトップコート剤は、口紅等の化粧効果の持続性、色移りの抑制、及び使用性の向上という点では満足できるものの、唇等につやを付加する効果は十分でなく、透明感に劣る場合があるという問題があった。
【0005】
一方、油性タイプのトップコート剤としては、例えば、特許文献2には、低粘度(25℃で10〜300cs)のジメチルポリシロキサンと無水ケイ酸、そして任意に揮発性シリコーンを配合した油性リップコートが開示され、特許文献3には、フッ素変性シリコーンと特定の粉末を配合した口紅オーバーコートが開示されており、何れも、従来のパーフルオロポリエーテルを用いた場合の問題点を解決し、色移り防止効果に優れた口紅オーバーコートが得られたとしている。また、特許文献4及び特許文献5には、低粘度(1,000cs以下)のシリコーン油とヒュームドシリカ又は無水ケイ酸とポリメチルシルセスキオキサン粒子とを配合した油性リップコートが記載され、色移り防止効果に優れるとされている。
【0006】
しかしながら、特許文献1、2及び4に記載されたようなジメチルポリシロキサンを主成分とするトップコート剤は唇上で拡がってにじみやすく、口紅に汎用されている油分と相溶して経時的ににじみを生じるという問題があった。また、特許文献1及び3に記載されたフッ素変性シリコーンはつやが劣り、カップなどへの色移りを抑制する効果とつやを両立させるものではなかった。また、前記特許文献1〜5に記載されているトップコート剤は、いずれも従来から汎用されている油分を含有する口紅等の上に塗布することを意図したものであり、下地となる口紅等の配合成分によってはにじみを生じてしまう場合があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平7−316016号公報
【特許文献2】特開平8−26936号公報
【特許文献3】特開平8−295614号公報
【特許文献4】特表平10−508867号公報
【特許文献5】特開2010−24163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、特に炭化水素系樹脂を配合した化粧料の上に塗布するトップコート剤において、つやを付与し、色移りが少なく、なおかつにじみにくいトップコート剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、1,000csより高粘度のメチルフェニルポリシロキサンを配合することにより、特に炭化水素系樹脂を配合した化粧料の上に塗布するのに適したトップコート剤が得られることを見出し、本発明をなすに至った。
【0010】
すなわち本発明は、以下を要旨とする。
(1)25℃における粘度が1,000〜7,000csであるメチルフェニルポリシロキサンを含有するトップコート剤。
(2)メチルフェニルポリシロキサンの配合量が、50〜100質量%である、(1)のトップコート剤。
(3)メチルフェニルポリシロキサンが、1.40〜1.60の屈折率(25℃)を持つ、(1)又は(2)のトップコート剤。
(4)30,000〜100,000の相対質量を有するポリイソブチレンと、揮発性炭化水素油とを含有することを特徴とする油性メーキャップ化粧料の上に塗布される、(1)から(3)のいずれかのトップコート剤。
【発明の効果】
【0011】
本発明のトップコート剤は、特にポリイソブチレン等の炭化水素系樹脂を配合したメーキャップ化粧料の上に塗布した場合、メーキャップ化粧料に使用されている油分と相溶することがなく、良好なつやが長時間維持され、色移りが抑制され、にじみや垂れ落ち、べたつきがないといった使用感にも優れている。従って、ポリイソブチレン等の炭化水素系樹脂を配合したメーキャップ化粧料と組み合わせてメーキャップキットとして用いることに適している。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[1.トップコート剤]
本発明のトップコート剤は、25℃における粘度が1,000〜7,000csであるメチルフェニルポリシロキサンを含有する。
なお本発明のトップコート剤は、組成物全体の粘度として、3,000〜8,000cs程度の粘度を有することが、使用性の点から好ましい。
【0013】
<1−1.メチルフェニルポリシロキサン>
本発明のトップコート剤に配合されるメチルフェニルポリシロキサンは、25℃における粘度が1,000〜7,000cs、好ましくは1,000〜6,000cs、より好ましくは1,000〜5,000csの無色透明な液状油分である。
粘度が1,000csより低いと、にじみや垂れ落ちを生じ易く、つやの持続性に劣るものとなる。また、粘度が7,000csより高いと、トップコート剤の塗布時の粘性により下地メーキャップ化粧料を掻き取ってしまい色移りを生じる場合がある。
特に、透明感あるつやを保持し、カップなどへの色移りを良好に防止するために、1.40〜1.60、より好ましくは1.45〜1.55程度の屈折率(25℃)を持つメチルフェニルポリシロキサンを用いるのが好ましい。
【0014】
本発明で使用されるメチルフェニルポリシロキサンは、メチル基及びフェニル基を含有するポリシロキサンであって、上記の粘度の条件を(好ましくは屈折率の条件も)満たすものであれば特に限定されないが、具体的には下記一般式(I)で表される化合物の1種又は2種以上の混合物を含む。
【0015】
【化1】

上記式中、RないしRはメチル基であり、aは1〜900の範囲の整数であり、b+c+dは1〜900の範囲の整数である。
【0016】
上記式(I)で表されるようなメチルフェニルポリシロキサンは、様々な分子量あるいは粘度を持つものが市販されており、それらを単独又は2種以上を混合して使用することもできる。中でも、b=d=0のジメチルジフェニルポリシロキサンが特に好ましい。市販品の例としては、信越化学工業社製のKF−54HV(粘度約5,000csのジメチルジフェニルポリシロキサン)等が挙げられる。なお、2種以上を混合して使用する場合は、混合物の粘度が上記所定の範囲にあればよい。
【0017】
本発明のトップコート剤におけるメチルフェニルポリシロキサンの配合量は、トップコート剤の全重量に対して50〜100質量%、好ましくは60〜100質量%、より好ましくは80〜100質量%、さらに好ましくは約95質量%である。配合量が50質量%より少ないと、つや及び色移り防止の点で好ましくない。
【0018】
本発明のトップコート剤で使用されるメチルフェニルポリシロキサンは、従来のトップコート剤に一般に用いられていたジメチルポリシロキサン等に比較して皮膚上で拡散し難いという特性を有している。従って、口紅の上に重ねて塗布しても自然に拡がってにじみを生ずることがなく、リップコートとして使用するのに特に適している。さらに、従来の低粘度シリコーン油を用いたトップコート剤では、垂れ落ちを防止するためにシリカ等の粉末成分を所定量配合する必要があったが、本発明で使用するメチルフェニルポリシロキサンは1,000cs以上の高粘度であるため、他の成分を含有していなくても垂れ落ち等がない。
一方、例えば、前記の特許文献5には、本発明のような高粘度のメチルフェニルポリシロキサンの使用を否定する記載がある(段落0009)。本発明のトップコート剤は、特許文献5の知見に反して高粘度のメチルフェニルポリシロキサンを配合することにより、上記の特定のメーキャップ化粧料、すなわちポリイソブチレンと揮発性炭化水素油とを含むメーキャップ化粧料とともに使用するのに特に適したものとなっている。本発明のように高粘度のメチルフェニルポリシロキサンをトップコート剤に配合することにより、特に皮膜性の高い化粧料の上に塗布した場合に優れた色移り防止効果を発揮するのは当業者にも予測できないことである。
【0019】
<1−2.トップコート剤における任意添加成分>
本発明のトップコート剤は、メチルフェニルポリシロキサン以外の油分あるいは粉末成分等を含有してもよく、このような油分としては、化粧品等に通常使用される炭化水素油及びシリコーン油を含むが、その配合量は本発明の効果を損なわない範囲とされる。なお、本発明のトップコート剤は、にじみや垂れ落ちを防ぎ、つやを維持するという観点から、低粘度のジメチルポリシロキサンを含有しないことが好ましい。
【0020】
粉末成分としては、例えば無水ケイ酸やパール剤等の無機粉末、有機樹脂粉末などが挙げられる。その他、通常の油性化粧品に用いられる成分、例えば炭化水素、高級脂肪酸エステル、動植物油脂、酸化防止剤、香料、色素、紫外線吸収剤、保湿剤なども、本発明の効果を損なわない程度に適宜配合することができる。
【0021】
<2.メーキャップ化粧料>
本発明のトップコート剤は、特に皮膜性の高い口紅等の上に重ねて塗布することにより、その有利な効果が顕著に発揮される。皮膜性の高い化粧料とは、皮膜剤(例えば、炭化水素系樹脂やシリコーン樹脂など)を高配合した口紅などのメーキャップ化粧料であって、唇や肌上にしっかりした皮膜を形成する化粧料である。
それらの皮膜性の高い化粧料のうち、皮膜剤として炭化水素系樹脂、特にポリイソブテン、中でも30,000〜100,000の相対質量(Mv)を有するポリイソブチレンを含有し、さらに揮発性炭化水素油を含有する油性化粧料、特にメーキャップ化粧料は、本発明のトップコート剤との相性が極めて良好である。ここで、本明細書における相対質量(分子量)はポリマーの粘度平均分子量を意味する。
【0022】
メーキャップ化粧料におけるポリイソブチレンの配合量は、メーキャップ化粧料全般については0.1〜30質量%、好ましくは1〜25質量%である。さらに好ましい範囲は製品形態によって異なり、例えば口紅とする場合は、好ましくは1〜20質量%、より好ましくは5〜15質量%であり、ファンデーションとする場合には、好ましくは1〜10質量%、より好ましくは2〜5質量%である。
【0023】
なお、メーキャップ化粧料は、相対質量100,000を越えるポリイソブチレンを含まないのが好ましい。また、このメーキャップ化粧料は、シリコーン系樹脂を含まないのが好ましい。
【0024】
前記メーキャップ化粧料に配合される揮発性炭化水素油としては、例えば、8〜16の炭素原子を有する揮発性油及びそれらの混合物を挙げることができる。特に、これらの揮発性炭化水素は、分枝状のC8−C16アルカン類、分枝状のC8−C16エステル類及びそれらの混合物から選択するのが好ましい。
具体的には、イソドデカン、イソデカン、ヘプタン、イソヘキサデカン等が挙げられ、特に好ましいのはイソドデカンである。
【0025】
前記揮発性炭化水素油の配合量は、3〜90質量%、好ましくは10〜90質量%、より好ましくは10〜80質量%である。特に、ファンデーションとする場合には、15〜50質量%とするのが更に好ましく、20〜50質量%とするのが最も好ましい。
【0026】
前記メーキャップ化粧料は、有機変性粘度鉱物及び/又はデキストリン脂肪酸エステルを更に含有するのが好ましい。有機変性粘度鉱物及び/又はデキストリン脂肪酸エステルを配合することにより、使用感を損ねずに増粘することができる。
【0027】
有機変性粘土鉱物としては、従来から化粧品として使用されているものであってよく、特に限定されるものではないが、代表例として、ジステアルジモニウムヘクトライト、ステアラルコニウムヘクトライト、ジメチルジアルキル(14〜18)アンモニウムベントナイト、ベンジルジメチルステアリルアンモニウムヘクトライト等を挙げることができる。この油性化粧料での有機変性粘度鉱物の配合量は、0.1〜20質量%、好ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.1〜5質量%である。
【0028】
本発明で使用されるデキストリン脂肪酸エステルは、デキストリンと高級脂肪酸のエステルで、高級脂肪酸が炭素数C12〜C22のものから選択するのが好ましい。高級脂肪酸としては、炭素数C12〜C22の脂肪酸を含んでいれば、炭素数C6〜10の脂肪酸を一部に含んでいてもよい。かかるデキストリン脂肪酸エステルとしては、例えばパルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン、(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリンが挙げられる。デキストリン脂肪酸エステルの配合量は0.1〜30質量%、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは0.1〜10質量%の範囲とする。
【0029】
前記メーキャップ化粧料は、固形油分及び/又は粉末を更に含有するのが好ましい。
固形油分は、従来から化粧料等に使用されているものでよく、例えば、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、キャンデリラロウ等を挙げることができる。固形油分の配合量は0.1〜50質量%、好ましくは0.1〜30質量%、より好ましくは0.1〜20質量%の範囲とする。
【0030】
粉末は、従来から化粧料等に使用されているものでよく、例えば、マイカ、セリサイト、シリカ等を挙げることができる。粉末の配合量は1〜50質量%、好ましくは1〜40質量%、より好ましくは1〜30質量%の範囲とする。
【0031】
また、前記メーキャップ化粧料は、上記以外に、通常の油性化粧料に用いられる各種成分を含んでいてもよい。例えば、当該油性化粧料を口紅として使用する場合は、上記成分以外に色材が通常配合される。色材は口紅に通常用いられる色材であれば良く、粉末状でもレーキ状(油を練り込んだ状態)でもよい。
【0032】
上記したメーキャップ化粧料は、特に口紅、アイシャドー、ファンデーションなどの形態とすることができる。いずれの形態とした場合にも、それ自体で、従来の油性メーキャップ化粧料に比較して優れた耐移り性を発揮し、化粧崩れしにくく、なおかつ使用感にも優れたものとなっている。
このような特性を有するメーキャップ化粧料を、本発明のトップコート剤と組み合わせて使用することにより、つや、耐色移り性、使用性を更に向上させることができ、なおかつ経時的なつやの持続性も格段に向上させることができる。
【0033】
<3.メーキャップキットおよびそれを用いた化粧方法>
本発明はさらに、前記トップコート剤と前記メーキャップ化粧料とを含むメーキャップキット及びそれを用いた化粧方法を提供する。
本発明のメーキャップキットは、どのような形態で提供してもよいが、例えば、少なくとも2つの区画を具備する容器の一方の区画に本発明のトップコート剤を収容し、他方の区画に前記メーキャップ化粧料を収容した形態で提供することができる。
【0034】
本発明による化粧方法は、まず前記メーキャップ化粧料を塗布し、次いで前記トップコート剤を塗布することからなる。メーキャップ化粧料及びトップコート剤の塗布は、例えば、ヘラ、チップ、筆状部材や指などを用いてもよく、特に限定されるものではないが、高粘度を持つ本発明のトップコート剤は、下地の口紅等を剥離させずに塗布する点で、スパチュラタイプのヘラを用いるのが適している。
本発明のメーキャップキットを用いて化粧を施すことにより、特に良好なつやが長時間にわたって維持され、なおかつカップ等への色移りがない。
【実施例】
【0035】
以下に、実施例によって本発明を更に具体的に説明するが、実施例の記載は本発明の技術的範囲を何ら限定するものではない。
【0036】
下記表1に示す組成の炭化水素系樹脂(ポリイソブチレン)を配合した油性メーキャップ化粧料(口紅)を調製した。
【表1】

【0037】
パネリスト(10名)に上記の口紅を塗布してもらい、その上に下記表2に示す組成のトップコート剤のサンプルを塗布し、以下の方法及び基準に従って評価してもらった。その結果を表2に併せて示す。
(評価方法)
塗布直後のつや、耐色移り、にじみ、垂れ落ち及びつやの持続を5段階官能評価(スコア)した。そのスコア平均値により、下記評価基準で判定した。尚、耐色移りは陶器のコーヒーカップに唇を直接つけて評価してもらった。
(スコア)
5:非常に優れている
4:優れている
3:普通
2:劣る
1:非常に劣る
(評価基準)
◎:評価値(平均値)4.0以上5.0点以下
○:評価値(平均値)3.0以上4.0点未満
△:評価値(平均値)2.0以上3.0点未満
×:評価値(平均値)1.0以上2.0点未満
【0038】
【表2】

【0039】
表2に示した結果から明らかなように、1,000csより高い粘度を持つフェニルメチルポリシロキサンを配合した実施例1及び2は、カップへの色移りもなく、つや及びその持続性も良好で、にじみ、垂れ落ち又はべたつきといった使用感にも優れている。それに対して、高粘度のジメチルポリシロキサンを配合した比較例1は特に使用性及びつやの持続性がおとり、低粘度のフェニルメチルポリシロキサンを配合した比較例2は垂れ落ちが生じ、つやの持続性も悪かった。炭化水素系油分を配合した比較例3では色移りが生じ、べたつきも感じられた。
【0040】
(実施例3)
油性リップコート:
配合成分 配合量(質量%)
メチルフェニルポリシロキサン3000cs 95.99
無水ケイ酸 3
疎水化処理パール剤 1
色材 0.001
【0041】
製造方法:
無水ケイ酸をメチルフェニルポリシロキサンに室温で湿潤したあと、パール剤、色材を加え攪拌分散して調製した。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
25℃における粘度が1,000〜7,000csであるメチルフェニルポリシロキサンを含有するトップコート剤。
【請求項2】
メチルフェニルポリシロキサンの配合量が、50〜100質量%である、請求項1記載のトップコート剤。
【請求項3】
メチルフェニルポリシロキサンが、1.40〜1.60の屈折率(25℃)を持つ、請求項1または2に記載のトップコート剤。
【請求項4】
30,000〜100,000の相対質量を有するポリイソブチレンと、揮発性炭化水素油とを含有することを特徴とする油性メーキャップ化粧料の上に塗布される、請求項1から3のいずれか一項に記載のトップコート剤。

【公開番号】特開2011−207864(P2011−207864A)
【公開日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−48870(P2011−48870)
【出願日】平成23年3月7日(2011.3.7)
【出願人】(000001959)株式会社 資生堂 (1,748)
【Fターム(参考)】