説明

トラストポイントを用いてサービスを提供するシステム及び方法

【課題】
トラストポイントを用いてサービスを提供するシステム及び方法を提供する。
【解決手段】
特定の実施形態において、プロセッサは、ユーザ認証、プラットフォーム認証及び環境認証を実行することによって、トラストポイントシステムと信頼を確立するよう動作し得る。プロセッサは、信頼を確立したことに応答してトラストポイントシステムと情報を通信し得る。特定の実施形態において、複数のトラストポイントシステムが協働して、例えばエスコートサービス、電池充電サービス、車両警備サービス及び/又は排出物報告サービスなどの、多様なサービスを提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して情報交換に関し、より具体的にはトラストポイント(信頼点)を用いてサービスを提供することに関する。
【背景技術】
【0002】
クライアントに提供されるサービスは、通信ネットワークを介して秘密情報を送信することを必要とし得る。例えば、クライアントがサービスプロバイダにサービス要求を送信すると、サービスプロバイダはクライアントからの決済情報を要求することがある。秘密情報の送信者は、情報を送信するのに先立って、受信者の認証を行うことを望む場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明によれば、従来のサービス提供技術に伴う欠点及び問題点が軽減あるいは排除され得る。
【課題を解決するための手段】
【0004】
特定の実施形態において、プロセッサは、ユーザ認証、プラットフォーム認証及び環境認証を実行することによって、トラストポイントシステムと信頼を確立するよう動作し得る。プロセッサは、信頼を確立したことに応答してトラストポイントシステムと情報を通信し得る。特定の実施形態において、複数のトラストポイントシステムが協働して、例えばエスコートサービス、電池充電サービス、車両警備サービス及び/又は排出物報告サービスなどの、多様なサービスを提供する。
【発明の効果】
【0005】
本発明の特定の実施形態は1つ以上の技術的利点を提供し得る。一実施形態の技術的利点は、移動式(モバイル)装置が、当該モバイル装置がより効率的にサービスを受けることを可能にし得るトラストポイントシステムを含み得ることである。一実施形態の別の技術的利点は、複数のトラストポイントシステムが協働して、例えばエスコートサービス、電池充電サービス、車両警備サービス及び/又は排出物報告サービスなどの、多様なサービスを提供し得ることである。
【0006】
本発明の特定の実施形態は、上述の技術的利点の一部又は全てを含むこともあるし、上述の技術的利点を含まないこともある。1つ以上のその他の技術的利点が、本願に含まれる図面、説明及び特許請求の範囲から当業者に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明並びにその特徴及び利点の一層完全なる理解のため、以下の詳細な説明を、以下の図を含む図面とともに参照する。
【図1】1つ以上のサービスシステムが1つ以上のクライアントシステムにサービスを提供するネットワークの一例を示す図である。
【図2】クライアントシステムの一例を示す図である。
【図3A】エスコートサービスを提供する方法の一例を示す図である。
【図3B】エスコートサービスを提供する方法の一例を示す図である。
【図3C】エスコートサービスを提供する方法の一例を示す図である。
【図4】電池充電サービスを提供する方法の例を示す図である。
【図5】電池充電サービスを提供する方法の例を示す図である。
【図6】電池充電サービスを提供する方法の例を示す図である。
【図7A】電池充電サービスを提供する方法の例を示す図である。
【図7B】電池充電サービスを提供する方法の例を示す図である。
【図7C】電池充電サービスを提供する方法の例を示す図である。
【図8A】電池充電サービスを提供する方法の例を示す図である。
【図8B】電池充電サービスを提供する方法の例を示す図である。
【図9】車両警備サービスを提供する方法の一例を示す図である。
【図10】排出物報告サービスを提供する方法の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施形態及びその利点は、図1乃至10を参照することによって最もよく理解される。様々な図における同様の部分及び対応する部分には類似した参照符号を用いている。
【0009】
図1は、1つ以上のサービスシステム10が1つ以上のクライアントシステム20にサービスを提供するネットワーク2の一例を示している。システム10及び20は、システム10及び20間で信頼を確立するために使用され得るトラストポイント(信頼点)システム(TPS)12を含み得る。特定の実施形態において、移動式(モバイル)装置が、サービスを提供することに当該モバイル装置がより効率的に参画することを可能にし得るトラストポイントシステム12を含み得る。特定の実施形態において、これらのトラストポイントシステム12は、例えばエスコート(案内)サービス、電池充電サービス、車両警備サービス及び/又は排出物報告サービスなどの多様なサービスを提供するように協働する。
【0010】
図示した例において、ネットワーク2は、通信ネットワーク18を介して1つ以上のクライアントシステム20に結合された1つ以上のサービスシステム10を含んでいる。サービスシステム10は1つ以上のクライアントシステム20に1つ以上のサービスを提供し得る。サービスの例は、エスコート、電池充電、車両警備及び/又は排出物報告のサービスを含む。サービスの他の一例は、ソフトウェア及び/又はファームウェアの更新及び/又は状態を管理することを含む。
【0011】
サービスシステム10の例は、車両サービスセンター、交通情報センター、充電システム、決済システム、及びクライアントシステム20にサービスを提供し得るその他のシステムを含む。車両サービスセンターは、車両にサービスを提供することを支援するセンターとし得る。交通情報センターは、運転経路を計画するために使用され得るリアルタイム交通情報を保有するセンターを含み得る。充電システムは、クライアントシステム20(例えば、車両)の電源(例えば、電池)を充電することが可能なシステムとし得る。決済システムは、サービスに対する支払いを認定することが可能なシステムとし得る。決済システムの例は、銀行、クレジットカード会社、信用調査機関、企業、又はサービスの報酬を認定することが可能なその他の好適組織を含み得る。
【0012】
サービスシステム10は、サービスシステム10がその他のエンティティと安全に通信することを可能にする機能を含み得る。例えば、サービスシステム10は、その他のエンティティとの信頼を確立するトラストポイントシステム12を含み得る。トラストポイントシステム12については、より詳細に後述する。他の一例として、サービスシステム10は、その他のエンティティを認証するために使用されるセキュリティポリシーを管理するサーバを含み得る。セキュリティポリシーは、クライアントシステム20がサービスにアクセスする許可を与えられる前に満たされなければならない一組の属性値を規定し得る。
【0013】
クライアントシステム20はサービスシステム10からサービスを受け得る。クライアントシステム20の例は、コンピュータ、モバイル装置及び車両を含む。以下では、これらをそれぞれ、コンピュータクライアントシステム、モバイルクライアントシステム及び車両クライアントシステムとも称する。
【0014】
コンピュータは、例えばサーバ、ノート側コンピュータ又はデスクトップ型コンピュータなど、如何なる計算装置であってもよい。モバイル装置は、無線通信可能な手持ち式装置などとし得る。モバイル装置の例は、電話(例えば、携帯電話、移動電話又はスマートフォンなど)、携帯情報端末(例えば、個人向け又は企業向け)、及びゲーム機器を含む。車両は、人間及び/又は貨物を輸送するように設計された装置とし得る。車両の例は、陸上輸送機(例えば、自動車、列車、自転車及びオートバイなど)、及び航空機(例えば、飛行機)を含む。特定の実施形態において、車両は、無線通信を可能とする送受信器を含み得る。通信ネットワーク18については、より詳細に後述する。
【0015】
1つ以上のサービスシステム10及び/又は1つ以上のクライアントシステム20が、トラストポイントシステム12(又は、トラストポイント)を含み得る。特定の実施形態において、トラストポイントシステム12は、1つ以上のトラストポイントシステム12と情報を通信するためにユーザ認証、プラットフォーム認証及び/又は環境認証を実行することによって、該1つ以上のその他のトラストポイントシステム12と信頼を確立し得る。この認証は、サービスの承認を実行すること、及び/又はサービスの使用に対する会計を実行することを伴い得る。
【0016】
特定の実施形態において、信頼を確立することは、第2のトラストポイントシステムが第1のトラストポイントシステムを認証することを可能にするために、第1のトラストポイントシステムから第2のトラストポイントシステムにトラストポイント情報を送信することを含み得る。特定の実施形態において、信頼を確立することは、トラストポイントシステムからトラストポイント情報を受信し、該トラストポイント情報を用いて該トラストポイントシステムを認証することを含み得る。トラストポイント情報は、トラストポイントシステムを認証するために使用することが可能な情報を含み得る。トラストポイント情報の例については、図2を参照して、より詳細に後述する。複数のトラストポイントシステム12間で証明報告を提供し得るシステム及び方法の例には、Trusted Computing及びTrustCubeがある。
【0017】
特定の実施形態において、クライアントシステム20はまた、1つ以上の仮想マシン(virtual machine;VM)22、仮想マシンマネージャ(VM manager;VMM)24、信頼済みプラットフォームモジュール(trusted platform module;TPM)26、リソースリスト28、クライアントネットワークシステム30、リソース32、及びGPS受信器40を含み得る。
【0018】
信頼済みプラットフォームモジュール26は、モジュール26を認証するために使用され得るトラストポイント情報を生成し得る。特定の実施形態において、信頼済みプラットフォームモジュール(TPM)26は、トラストポイントシステム12とともに動作し得る。特定の実施形態において、信頼済みプラットフォームモジュール26は、固有のRSA(Rivest,Shamir,and Adleman)鍵を有する少なくとも1つのプロセッサを含む。RSA鍵はプロセッサに焼き入れられてもよい。このRSA鍵は、信頼済みプラットフォームモジュール26のクライアントシステム20を認証するために使用され得る。特定の実施形態において、信頼済みプラットフォームモジュール26は、例えば擬似乱数発生器を用いて、暗号鍵を生成し得る。
【0019】
特定の実施形態において、仮想マシン22は、クライアントネットワークシステム30、及び/又はクライアントネットワークシステム30に関連付けられた処理に対応し得る。例えば、仮想マシン22は、センサを組み込むために使用され得る。1つ以上の仮想マシン22が1つ以上のオペレーティングシステム(OS)を起動してもよい。特定の実施形態において、仮想マシン22は、単一目的のオペレーティングシステムを用い、仮想マシン24を介してクライアントシステム20の処理リソースを共有し得る。
【0020】
仮想マシンマネージャ(VMM)24は、仮想マシンを作り出し、起動し、監視し、且つ/或いは終了させ得る。仮想マシンマネージャ24は、複数の仮想マシン22間での割り込み及び/又は誤りを傍受し、且つ/或いはハードウェア及び/又はソフトウェアへのアプリケーションのアクセスを制御し得る。仮想マシンマネージャ24はまた、アプリケーション及び/又は仮想マシン22が起動する様々なスレッド間で時間を共有することによって、プロセッサの多重タスクを管理し得る。仮想マシンマネージャ24は複数の仮想マシン22間の通信を管理し得る。
【0021】
リソースリスト28は、アクセスを承認されたエンティティのホワイトリスト、及び/又はアクセスが拒否されるエンティティのブラックリストを含み得る。
【0022】
クライアントネットワーク30は、クライアントシステム20の構成要素間での連携を支援するクライアントシステム20内のネットワークとし得る。例えば、クライアントネットワーク30は、車両内のプロセッサを管理するネットワーク(例えば、FlexRayネットワーク)とし得る。他の一例として、コントローラー・エリア・ネットワーク(CAN又はCANバス)が、マイクロコントローラ及びデバイスがホストコンピュータを用いることなく互いに通信することを可能にする。更なる例は、TTP(time triggered protocol)ネットワーク及びAFDX(avionics full-duplex switched Ethernet(登録商標))ネットワークを含む。
【0023】
クライアントネットワーク30は、例えばプロセッサ及び/又はそれに付随するソフトウェア、ファームウェア、及び/又はプロセッサに関する処理命令といった、クライアントシステム20のリソースなどのリソース32を管理し得る。例えば、クライアントネットワーク30は、各々が動作のためにソフトウェア及び/又はファームウェアを使用する複数の中央演算処理ユニット(CPU)を有し得る。クライアントネットワーク30は、クライアントシステム20内の各リソース32に付随するソフトウェア及び/又はファームウェアのバージョン及び/又は更新状態を管理することを含め、リソース32の動作及び/又は維持管理に関与し得る。
【0024】
グローバル・ポジショニング・システム(GPS)受信器40は、位置及び時間の情報を提供するGPSナビゲーション衛星システムとのインタフェースとして作用する。
【0025】
図2は、クライアントシステム20の一例を示している。クライアントシステム20は、コンピュータクライアントシステム、モバイルクライアントシステム、又は車両クライアントシステムなどとし得る。図示した例において、クライアントシステムは、インタフェース(IF)120、ロジック122、及び1つ以上のメモリ124を含んでいる。ロジック122は、1つ以上のプロセッサ130と、例えばトラストポイントモジュール132及びサービスモジュール134などのアプリケーションとを含み得る。トラストポイントモジュール132は、ユーザモジュール140、プラットフォームモジュール144、及び環境モジュール148を含み得る。サービスモジュール134は、エスコートモジュール150、電池充電モジュール152、車両警備モジュール154、及び排出物報告モジュール156を含み得る。
【0026】
トラストポイントモジュール132は、その他のトラストポイントシステムと信頼を確立するために使用され得る。トラストポイントモジュール132は、信頼を確立するために認証を実行し得る。上述のように、認証は承認及び/又は会計を伴い得る。トラストポイントモジュール132は、ユーザ認証、プラットフォーム認証、及び/又は環境認証を実行し得る。
【0027】
トラストポイントモジュール132は、認証を行うためにトラストポイント情報を使用し得る。トラストポイント情報の例は、より詳細に後述するように、ユーザ、装置及び環境の情報を含む。トラストポイントモジュール132は、或るトラストポイントが受け入れ可能なものであるかを決定するために、その情報が要件を満たすかを確認し得る。例えば、トラストポイントは、それがホワイトリストに載っている場合、又はブラックリストに載っていない場合に受け入れ可能とし得る。そのトラストポイントが受け入れ可能である場合、そのトラストポイントは、サービスにアクセスすることを許可され、且つ/或いはエンティティと引き続き通信することができる。
【0028】
ユーザ認証モジュール140は、ユーザ認証を実行してユーザを認証する。ユーザ認証モジュール140は、ユーザを認証するためにユーザ情報を使用し得る。ユーザ情報は、個々のユーザに関するものであり、そのユーザによって入力され得る。ユーザ情報は、識別子(例えば、ユーザ名及び暗証番号など)、及び生体情報(例えば、生理学情報又は挙動情報など)を含み得る。生理学情報は人体の特徴に関係する。その例には、指紋、掌紋、手の特徴、顔の特徴、DNA、虹彩スキャン若しくは網膜スキャン、及び匂いが含まれる。挙動情報は個人の挙動に関係する。その例には、タイピング(打鍵)リズム、歩き方及び声が含まれる。
【0029】
プラットフォームモジュール144は、プラットフォーム認証を実行してプラットフォームを認証する。プラットフォームモジュール144は、認証を行うために、プラットフォームによって提供される装置情報を使用し得る。装置情報は、識別子(例えば、登録識別子(ID)など)、ネットワークアドレス(例えば、インターネットプロトコル(IP)アドレスなど)、機械アドレス(例えば、メディア・アクセス・コントロール(MAC)アドレスなど)、証明書(例えば、公開鍵基盤(PKI)証明書など)、及び/又はその装置を特定するその他の識別子を含み得る。
【0030】
環境モジュール148は、環境認証を実行してプラットフォーム環境を認証する。環境モジュール148は、認証を行うために、環境情報を使用し得る。環境情報は、そのプラットフォーム上で実行されているソフトウェアのソフトウェア情報(例えば、ソフトウェアのバージョン及び/又は状態)、ハードウェア情報(例えば、ハードウェアバージョン及び/又はハードウェア構成など)、及びそのプラットフォームによって管理されている周辺機器の周辺機器情報(例えば、周辺機器識別子)を含み得る。
【0031】
サービスモジュール134は、クライアントシステム20に提供されるサービスを支援し得る。この例において、サービスは、エスコートサービス、電池充電サービス、車両警備サービス、及び排出物報告サービスを含んでいる。しかしながら、如何なる好適数の如何なる好適サービスが提供されてもよい。
【0032】
エスコートモジュール150は、タスクリストに従って計画されるルートを取得して、該ルートに沿って移動するように車両に命令するエスコート処理を実行する。特定の実施形態において、エスコート処理は、車両の車両トラストポイントシステムによって、モバイルトラストポイントシステムとの信頼を確立することを含み得る。複数のタスクを有するタスクリストが、モバイルトラストポイントシステムから受信される。サービストラストポイントシステムとの信頼が確立され、上記複数のタスクのためのルートがサービストラストポイントシステムから取得される。車両はこのルートに沿って移動するよう命令される。エスコート処理の一例について、図3を参照して、より詳細に後述する。
【0033】
電池充電モジュール152は、電池充電システムが車両の電池を充電することを可能にする電池充電処理を実行する。特定の実施形態において、電池充電処理は、車両の車両トラストポイントシステムによって、充電トラストポイントシステムを認証することを含み得る。車両トラストポイント情報が、充電トラストポイントシステムが車両トラストポイントシステムを認証することを可能にするために送信される。車両の電池の電池情報が充電トラストポイントシステムに送信される。充電トラストポイントシステムが電池を充電することを可能にするために、その車両に対応する決済情報が充電トラストポイントシステムに送信される。電池充電処理の一例について、図4乃至8を参照して、より詳細に後述する。
【0034】
車両警備モジュール154は、警備上のトリガー事象に応答して作成される記録を1つ以上のトラストポイントシステムに送信する車両警備処理を実行する。車両警備処理の特定の実施形態において、車両環境内で車両の車両トラストポイントシステムは、警備上のトリガー事象を検知し得る。警備上のトリガー事象に応答して記録を作成するよう、車両環境が記録される。この記録がトラストポイントシステムに送信され、該トラストポイントシステムがこの記録をモバイルトラストポイントシステムに送信することが可能にされる。該トラストポイントシステムはまた、この記録をデータベースに格納し得る。車両警備処理の一例について、図9を参照して、より詳細に後述する。
【0035】
排出物報告モジュール156は、車両の排出物を計算するために使用される車両の運転データを収集する排出物報告処理を実行する。特定の実施形態において、排出物報告処理は、車両の車両トラストポイントシステムによって運転データを収集することを含み得る。この運転データがセンタートラストポイントシステムに送信され、該センタートラストポイントシステムが車両の1つ以上の排出値を計算することが可能にされる。排出物報告処理の一例について、図10を参照して、より詳細に後述する。
【0036】
図3乃至10は、サービスに関する方法の例を示している。これらの例において、クライアントシステム20は、モバイル装置、車両、又はその他のクライアントシステムを含み得る。サービスシステム10は、車両サービスセンター、交通情報センター、充電システム、又はその他のサービスシステムを含み得る。これらの例において、各システム10及び20がトラストポイントシステム(又は、トラストポイント)を有し得る。これらの方法は、システム10及び20のトラストポイント及び/又はその他の構成要素によって実行され得る。
【0037】
図3A乃至3Cは、エスコートサービスを提供する方法の一例を示している。この例において、クライアントシステム20はモバイル装置と車両とを含んでおり、サービスシステム10は車両サービスセンターと交通情報センターとを含んでいる。この方法は、例えば車両トラストポイントなどのトラストポイントによって実行され得る。
【0038】
ステップ210にて、タスクリストがユーザから受信される。タスクは、実行されるべき行為(例えば、食料品の買い物に行くことなど)、場所(住所として表され得る)、取引、又は場所の種類(例えば、食料品店など)を含み得る。特定の実施形態において、ユーザはタスクリストをモバイル装置に入力し得る。これは、ユーザの都合の良いとき、例えば運転中でないときに、ユーザがタスクリストを入力することを可能にし得る。ステップ212にて、モバイル装置がユーザとともに車両内に移動する。車両は、誰かが当該車両に入ったことを検出して、このユーザにユーザ識別子を提供するように要求してもよい。
【0039】
ステップ214乃至222は、モバイルトラストポイントと車両トラストポイントとの間で信頼を確立するために実行される。ステップ214にて、情報が要求される。特定の実施形態において、この要求は、ユーザから得られるユーザ情報を有するトラストポイント情報と、モバイル装置によって提供されるモバイルトラストポイント情報とを要求し得る。ステップ216にて、モバイルトラストポイントがトラストポイント情報を生成する。
【0040】
ステップ218にて、情報が受信される。ステップ220にて、車両トラストポイントが、このモバイルトラストポイントが受け入れ可能なものであるかを検査する。トラストポイントの検査は、ユーザ認証、プラットフォーム認証及び/又は環境認証を実行することによって行われ得る。モバイルトラストポイントが受け入れ可能なものでない場合、この方法はステップ214へと戻り、再び情報を要求する。モバイルトラストポイントが受け入れ可能なものである場合、この方法はステップ222へと進み、車両が、ユーザ情報及びモバイルトラストポイント情報に従って、ユーザ及びモバイル装置が受け入れ可能なものであるかを検査する。ユーザ及びモバイル装置が受け入れ可能なものでない場合、この方法はステップ214へと戻り、再び情報を要求する。ユーザ及びモバイル装置が受け入れ可能なものである場合、この方法はステップ224へと進む。
【0041】
ステップ224にて、車両トラストポイントがタスクリストを要求する。ステップ226にて、タスクリストがモバイルトラストポイントから受信される。ステップ228にて、車両トラストポイントが、センタートラストポイントからのルートを要求する。
【0042】
ステップ230乃至238は、センタートラストポイントと車両トラストポイントとの間で信頼を確立するために実行される。ステップ230にて、センタートラストポイントが、車両トラストポイントを認証するために情報を要求する。ステップ232にて、車両トラストポイントがトラストポイント情報を生成する。このトラストポイント情報は、車両によって提供される装置情報、ユーザ情報、及び/又はモバイルトラストポイント情報を含み得る。
【0043】
ステップ234にて、このトラストポイント情報がセンタートラストポイントに送信され、センタートラストポイントが車両トラストポイントを認証することが可能にされる。ステップ236にて、センタートラストポイントが、車両トラストポイントが受け入れ可能なものであるかを検査する。トラストポイントは、そのトラストポイント情報が受け入れ可能なものである場合に受け入れ可能なものと見なされ得る。受け入れ可能なトラストポイントからの情報は信頼できるものとして見なされ、受け入れ可能でないトラストポイントからの情報は信頼できないものとして見なされ得る。車両トラストポイントが受け入れ可能なものでない場合、この方法はステップ230へと戻り、センタートラストポイントが再び情報を要求する。車両トラストポイントが受け入れ可能なものである場合、この方法はステップ238へと進む。
【0044】
ステップ238にて、センタートラストポイントが、ユーザ及び車両が受け入れ可能なものであるかを検査する。或るポリシーに従って、或るエンティティを受け入れ可能なものと見なし得る。ポリシーは、受け入れ可能なものであるためにはそのエンティティからどのような種類の情報が必要であるかを指定し得る。例えば、ポリシーは、どのような種類のユーザ情報、装置情報及び/又は環境情報が必要であるかを指定し得る。ユーザ及び車両が受け入れ可能なものでない場合、この方法はステップ230へと戻り、センタートラストポイントが再び情報を要求する。それらが受け入れ可能なものである場合、この方法はステップ240へと進む。
【0045】
ステップ240乃至244は、上記タスクのためのルートを取得するために実行される。ステップ240にて、センタートラストポイントがルートの要求を送信する。ステップ242にて、交通情報センターがルートを送信する。ルートは、リアルタイム交通情報に従って計画され得る。例えば、ルートは交通渋滞を避けるように計画され得る。ステップ244にて、センタートラストポイントが該ルートを車両トラストポイントに転送する。
【0046】
ステップ246にて、車両トラストポイントがモバイルトラストポイントに決済情報の要求を送信する。ステップ248及び250にて、モバイルトラストポイントが車両トラストポイントを認証する。ステップ252にて、モバイルトラストポイントが情報を送信する。
【0047】
ステップ254にて、エスコートが開始される。エスコートは如何なる好適な方法で実行されてもよい。例えば、車両の1つ以上の構成要素が、ルートに沿って移動するように車両に命令をしてもよいし、ルートに沿って車両を移動させるようにユーザに命令してもよい。
【0048】
ステップ256乃至264は、センタートラストポイントを検査するために実行される。ステップ256にて、車両がセンタートラストポイントに、ユーザアカウントの要求を送信する。ステップ258にて、センタートラストポイントがトラストポイント情報を生成して送信する。ステップ260にて、該トラストポイント情報が受信される。ステップ262及び264にて、車両が車両サービスセンターを検査する。
【0049】
ステップ266にて、決済情報が送信される。車両サービスセンターが、ステップ268にてユーザアカウントを更新し、ステップ270にて結果を車両トラストポイントに送信する。ステップ272にて、車両トラストポイントが該結果をモバイルトラストポイントに転送する。
【0050】
図4乃至8は、電池充電サービスを提供する方法の例を示している。図4は、電池充電サービスを提供する方法の一例の概略を示している。この例において、クライアントシステム20はモバイル装置と車両とを含んでおり、サービスシステム10は充電システムと決済システムとを含んでいる。この方法は、例えば車両の車両トラストポイントなどのトラストポイントによって実行され得る。
【0051】
特定の実施形態において、サービスに対する支払いを承認するための情報は、車両内に記憶される代わりに、モバイル装置から送信される。こうすることは、権限のない人物が車両に乗ってサービスを受けてしまうことを防止し得る。特定の状況において、モバイルトラストポイントを介してサービスを受けるユーザは、モバイルトラストポイントを利用しないユーザより安価に課金されてもよい。このような状況において、モバイルトラストポイントを利用するユーザは、滅多に問題を起こさず、リスクが低いといい得る。従って、サービスプロバイダは、トラストポイントユーザに対してはそれほど保険を掛けず、故に、より低コストでサービスを提供することができ得る。ユーザも、コストが低ければ、トラストポイントの利用を選ぶように後押しされ得る。
【0052】
特定の実施形態において、ステップ308にて、車両トラストポイントと充電トラストポイントとの間で信頼を確立するために認証が実行され得る。特定の実施形態において、認証は、車両トラストポイントにて充電トラストポイント情報を受信し、該充電トラストポイント情報を用いて充電トラストポイントを認証することを含み得る。認証はまた、車両トラストポイント情報を送信して、充電トラストポイントが車両トラストポイントを認証することを可能にすることを含んでいてもよい。
【0053】
如何なる好適なトラストポイント情報が用いられてもよい。充電トラストポイント情報は、充電システムの識別子(例えば、サービス提供者名及び/又は機械識別子など)及びシステム状態(例えば、動作中又は充電準備完了など)を含み得る。車両トラストポイント情報は、例えば、装置情報及び/又はユーザ情報を含み得る。車両の装置情報は、車両の説明(例えば、メーカー及び/又は型式など)及び/又は車両識別番号を含み得る。
【0054】
ステップ310にて、車両トラストポイントが充電を要求する。ステップ312にて、充電トラストポイントが電池情報を要求する。電池情報は、電池を記述するパラメータ、例えば電圧、メーカー、型式、現在充電量(例えば、容量のx%)、容量、空き容量、温度、又は電池のその他の特徴、を含み得る。ステップ314にて、電池情報が充電トラストポイントに送信される。
【0055】
ステップ316にて、充電トラストポイントが車両トラストポイントを承認する。ステップ318にて、充電トラストポイントが車両トラストポイントに、充電システムが充電する準備が整ったことを通知する。ステップ320にて、車両トラストポイントが車両を承認する。
【0056】
特定の実施形態において、ステップ321にて、車両トラストポイントとモバイルトラストポイントとの間の信頼を確立するために認証が実行され得る。特定の実施形態において、認証は、車両トラストポイントにてモバイルトラストポイント情報を受信し、該モバイルトラストポイント情報を用いてモバイルトラストポイントを認証することを含み得る。認証はまた、車両トラストポイント情報を送信して、モバイルトラストポイントが車両トラストポイントを認証することを可能にすることを含んでいてもよい。
【0057】
ステップ322にて、車両トラストポイントが、ユーザの会計に関するモバイルトラストポイントからの決済情報を要求する。ステップ324にて、該会計に対応する決済情報がモバイルトラストポイントから受信される。決済情報は、該会計がサービスに関して課金されることを可能にする情報を含み得る。特定の実施形態において、モバイルトラストポイントは、モバイルトラストポイントが決済情報を暗号化することを可能にする鍵を受信し得る。
【0058】
ステップ326にて、決済情報が充電トラストポイント又は決済システムに送信され、充電トラストポイントが電池を充電することが可能にされる。充電トラストポイントが該情報を決済システムに転送してもよい。決済システムが、ステップ328にて会計を承認し、ステップ330にて会計承認を車両に送信する。ステップ332にて、車両トラストポイントが決済を承認する。
【0059】
ステップ334にて、車両トラストポイントが状況検査を実行する。状況検査は、その車両が承認されたこと、及び/又は決済が承認されたことを決定することを含み得る。状況検査は、車両が充電中に移動することができないこと、例えば、車両がパーキングに入れられてブレーキがセットされていること、を決定することを含んでいてもよい。状況検査に合格しない場合、モバイルトラストポイントに警告が送信される。状況検査に合格した場合には、ステップ336にて、車両トラストポイントが充電開始の要求を送信する。
【0060】
ステップ338にて、充電システムが車両を充電し始める。ステップ340にて、充電状況がモバイルトラストポイントに送信される。充電状況は、電池の電荷量及び電池を充電するための残り時間を指し示し得る。モバイル装置は充電状況を表示してもよい。特定の実施形態において、充電システムは、エネルギー源に接続されたスマートメータ(例えば、電気メータ又は太陽電池パネル集電装置)と協働してもよい。
【0061】
図5は、車両トラストポイントと充電トラストポイントとの間での相互認証方法の一例を示している。ステップ410にて、電池が警戒レベルにあることを車両が検出する。警戒レベルは、電池が充電されるべきレベルとすることができ、例えば、充電量が10%未満の範囲、10%から25%の範囲、又は25%から50%の範囲のレベルとし得る。
【0062】
ステップ412にて、車両トラストポイントが充電トラストポイントからの情報を要求する。充電トラストポイントが、ステップ414にてトラストポイント情報を生成し、ステップ416にて該情報を車両トラストポイントに送信する。ステップ418にて、車両トラストポイントが、充電トラストポイントが受け入れ可能なものであるかを決定する。充電トラストポイントが受け入れ可能なものでない場合、この方法はステップ412へと戻り、車両が再び情報を要求する。充電トラストポイントが受け入れ可能なものである場合、この方法はステップ420へと進み、車両トラストポイントが充電トラストポイントに、該充電トラストポイントが受け入れ可能なものであることを通知する。
【0063】
ステップ422にて、充電トラストポイントが、車両トラストポイントからの情報を要求する。車両トラストポイントが、ステップ424にてトラストポイント情報を生成し、ステップ426にて該情報を送信する。ステップ428にて、充電トラストポイントが、車両トラストポイントが受け入れ可能なものであるかを決定する。車両トラストポイントが受け入れ可能なものでない場合、この方法はステップ422へと戻り、再び情報を要求する。車両トラストポイントが受け入れ可能なものである場合、この方法はステップ430へと進み、車両トラストポイントに、該車両トラストポイントが受け入れ可能なものであることを通知する。この方法は図6、7又は8に続く。
【0064】
図6は、車両の電池を充電する方法の一例を示している。ステップ432にて、車両トラストポイントが充電トラストポイントによる充電を要求する。ステップ434にて、充電トラストポイントが電池情報を要求する。ステップ436にて、車両トラストポイントが電池情報を送信する。ステップ438にて、充電トラストポイントが充電タイプを設定する。充電タイプは、電池情報に記述された電池に供給すべき充電量を含み得る。ステップ440にて、充電スタンドが車両に接続される。
【0065】
ステップ442にて、充電トラストポイントが決済情報を要求し、車両トラストポイントが該要求をモバイルトラストポイントに転送する。ステップ444にて、モバイルトラストポイントが決済情報を車両トラストポイントに送信し、車両トラストポイントが該情報を転送する。ステップ446にて、充電トラストポイントが決済の承認を要求する。ステップ448にて、決済システムが充電トラストポイントに、決済が承認されたことを通知する。
【0066】
ステップ450にて、充電スタンドが車両の電池を充電する。ステップ452にて、車両が充電状況を表示する。ステップ454にて車両が充電状況をモバイル装置に送信し、ステップ456にてモバイル装置が充電状況を表示する。ステップ458にて、充電が終了する。ステップ460にて充電トラストポイントが決済を要求し、ステップ462にて車両トラストポイントが決済承認を通知する。ステップ464にて、充電トラストポイントが課金情報を送信する。
【0067】
図7は、車両の電池を充電する方法の他の一例を示している。ステップ510乃至520は、図6のステップ432乃至442と実質的に同様とし得る。
【0068】
ステップ522乃至540にて、モバイルトラストポイントと車両トラストポイントとの間で信頼を確立するために相互認証が実行される。ステップ522にて、車両トラストポイントがモバイルトラストポイントからの情報を要求する。モバイルトラストポイントが、ステップ524にてトラストポイント情報を生成し、ステップ526にて該情報を車両トラストポイントに送信する。ステップ528にて、車両トラストポイントが、モバイルトラストポイントが受け入れ可能なものであるかを検査する。モバイルトラストポイントが受け入れ可能なものでない場合、この方法はステップ522へと戻り、情報が再び要求される。モバイルトラストポイントが受け入れ可能なものである場合、この方法はステップ530へと進み、車両トラストポイントがモバイルトラストポイントに、該モバイルトラストポイントが受け入れ可能なものであることを通知する。
【0069】
ステップ532にて、モバイルトラストポイントが車両トラストポイントからの情報を要求する。車両トラストポイントが、ステップ534にてトラストポイント情報を生成し、ステップ536にて該情報をモバイルトラストポイントに送信する。ステップ538にて、モバイルトラストポイントが、車両トラストポイントが受け入れ可能なものであるかを検査する。車両トラストポイントが受け入れ可能なものでない場合、この方法はステップ532へと戻り、情報が再び要求される。車両トラストポイントが受け入れ可能なものである場合、この方法はステップ540へと進み、モバイルトラストポイントが車両トラストポイントに、該車両トラストポイントが受け入れ可能なものであることを通知する。
【0070】
車両トラストポイントが、ステップ542にてワンタイムキー(one time key)を生成し、ステップ544にて該ワンタイムキーをモバイルトラストポイントに送信する。ステップ546にて、モバイルトラストポイントが該ワンタイムキーを用いて決済情報を暗号化する。暗号化された決済情報は、例えば、暗号化されたクレジットカード番号を含み得る。ステップ548にて、モバイルトラストポイントが、暗号化された決済情報を車両トラストポイントに送信する。ステップ550にて、車両トラストポイントが決済情報を解読する。ステップ552乃至576はステップ444乃至464と実質的に同様とし得る。
【0071】
図8は、車両の電池を充電する方法の他の一例を示している。ステップ610乃至620はステップ432乃至442と実質的に同様とし得る。
【0072】
ステップ622乃至628は、車両サービスセンターがモバイル装置用のキー(鍵)を生成することを記述している。ステップ622にて、車両トラストポイントがセンタートラストポイントからのワンタイムキーを要求する。センタートラストポイントが、ステップ624にてワンタイムキーを生成し、ステップ626にて該ワンタイムキーを車両トラストポイントに送信し、ステップ628にて該ワンタイムキーをモバイルトラストポイントに送信する。ステップ630乃至660はステップ546乃至576と実質的に同様とし得る。
【0073】
図9は、車両警備サービスを提供する方法の一例を示している。この方法は、車両環境内の車両の車両トラストポイントによって実行され得る。車両環境は、車両の内部、車両の外装、及び/又は車両を取り囲む領域のうちの何れかの少なくとも一部を含み得る。
【0074】
ステップ710にて、警備上のトリガー事象が検出される。警備上のトリガー事象は、視覚的な出来事(例えば、閃光など)、聴覚的な出来事(例えば、衝突音など)、又は動き(例えば、揺れ又は振動など)とし得る。ステップ712にて、車両環境が記録されて記録が生成される。車両環境は、例えばカメラ又はレコーダなどの、視覚的信号及び/又は聴覚的信号を検出するように構成された如何なる好適な装置によって記録されてもよい。ステップ714にて、該記録がセンタートラストポイントに送信される。
【0075】
ステップ716にて、センタートラストポイントが該記録をデータベースに保存する。保存された記録は、この警備上のトリガー事象に関する裁判において証拠として使用され得る。ステップ718にて、センタートラストポイントが該記録をモバイルトラストポイントに送信する。モバイルトラストポイントのユーザは該記録を再生し得る。
【0076】
図10は、排出物報告サービスを提供する方法の一例を示している。この方法は車両の車両トラストポイントによって実行され得る。
【0077】
ステップ730にて、運転データが収集される。運転データは、それから排出物を計算し得る如何なる好適なデータを含んでいてもよい。例えば、データは、温度、雑音、及び排気から検出される排出物を含み得る。運転データは、バッテリー(電池)のみが動作しているとき、エンジンのみが動作しているとき、又はこれら双方が動作しているときに排出される排出物を特定し得る。特定の実施形態において、ユーザに関する個人データは運転データに含められなくてもよい。他の実施形態においては、個人データも含められ得る。
【0078】
ステップ732にて、運転データがセンタートラストポイントに送信される。ステップ734にて、センタートラストポイントが車両の排出値を計算する。例えば、二酸化炭素の排出量が計算され得る。
【0079】
ここで開示されたシステム及び装置には、本発明の範囲を逸脱することなく、変更、付加又は省略が為され得る。これらのシステム及び装置の構成要素群は一体化されてもよいし、別個のものにされてもよい。また、システム及び装置の動作は、より多くの、より少ない、あるいはその他の構成要素によって実行されてもよい。例えば、トラストポイントモジュール132及びサービスモジュール134の動作が1つの構成要素によって実行されてもよいし、モジュール132又は134の動作が2つ以上の構成要素によって実行されてもよい。さらに、システム及び装置の動作は、ソフトウェア、ハードウェア及び/又はその他のロジックを有する如何なる好適なロジックを用いて実行されてもよい。本願において、“各”は集合の各メンバー、又は集合の部分集合の各メンバーを意味する。
【0080】
ここで開示された方法には、本発明の範囲を逸脱することなく、変更、付加又は省略が為され得る。これらの方法は、より多くの、より少ない、あるいはその他のステップを含んでいてもよい。また、ステップ群は如何なる好適な順序で実行されてもよい。
【0081】
特定の実施形態において、第2のステップに先行する(例えば、つながる)第1のステップを実行するエンティティは、第2のステップを容易にするものと見なすことができる場合がある。例えば、或るエンティティがステップBに先行するステップAを実行する場合、そのエンティティはまたステップBを容易にする。特定の実施形態において、第2のエンティティによって実行され得る第2のステップに先行する第1のステップを実行する第1のエンティティは、第2のエンティティが第2のステップを実行することを可能にするものと見なすことができる場合がある。例えば、第2のエンティティによって実行され得るステップBに先行するステップAを第1のエンティティが実行する場合、第1のエンティティはまた、第2のエンティティがステップBを実行することを可能にする。
【0082】
ここで開示されたシステム及び装置の構成要素は、インタフェース、ロジック、メモリ及び/又はその他の好適な要素を含み得る。インタフェースは入力を受信し、出力を送信し、入力及び/又は出力を処理し、且つ/或いはその他の好適な処理を実行する。インタフェースはハードウェア及び/又はソフトウェアを有し得る。
【0083】
ロジックは、該構成要素の処理を実行し、例えば、入力から出力を生成するための命令を実行する。ロジックは、ハードウェア、ソフトウェア及び/又はその他のロジックを含み得る。ロジックは、1つ以上の有形媒体に符号化されることができ、コンピュータによって実行されるときに処理を実行し得る。
【0084】
例えばプロセッサなどの一定のロジックは構成要素の動作を管理し得る。プロセッサは、その他のロジックの解釈及び/又は実行を行うことが可能なロジック(例えば、デバイス又は装置など)を有していてもよい。プロセッサの例には、コンピュータ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、又はプログラム命令及び/又は処理データを解釈且つ/或いは実行するように構成されたその他のデジタル回路若しくはアナログ回路、のうちの1つ以上が含まれる。
【0085】
特定の実施形態において、実施形態の処理は、コンピュータプログラム、ソフトウェア、コンピュータ実行可能命令、及び/又はコンピュータによって実行されることが可能なその他の命令で符号化された、1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体によって実行され得る。特定の実施形態において、実施形態の処理は、コンピュータプログラムを格納した、コンピュータプログラムで具現化された、且つ/或いはコンピュータプログラムで符号化された、1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体によって実行されてもよいし、格納され且つ/或いは符号化されたコンピュータプログラムを有する1つ以上のコンピュータ読み取り可能媒体によって実行されてもよい。
【0086】
例えばソフトウェア(更新を含む)といった電子コンテンツ(“コンテンツ”)などのロジックは、クライアントがアクセスし得るファイル、コード(例えば、オブジェクトコード又は実行可能コードなど)、データレコード、及び/又はその他の電子的に記録されたデータ構造を含み得る。それらの例には、テキストファイル、スプレッドシート、電子メール、医療記録、画像、ウェブページ、プログラム(例えば、文書処理プログラム及びファイル管理プログラムなど)、及び/又はその他の電子データ若しくはプログラムが含まれ得る。
【0087】
メモリは情報を記憶する。メモリは、1つ以上の、一時的でない、有形の、コンピュータ読み取り可能且つ/或いはコンピュータ実行可能な記憶媒体を有し得る。メモリの例には、コンピュータメモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、又は電気的消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EEPROM))、大容量記憶媒体(例えば、ハードディスク)、取り外し可能記憶媒体(例えば、コンパクトディスク(CD)又はデジタルビデオディスク(DVD))、データベース及び/又はネットワーク記憶庫(例えば、サーバ)、及び/又は、その他のコンピュータ読み取り可能媒体、揮発性メモリ、若しくは電力が供給されない場合にもデータを保持する不揮発性メモリが含まれる。
【0088】
システム及び装置の構成要素群は、如何なる好適な通信プロトコルに従って通信する如何なる好適な通信ネットワークによって結合されてもよい。通信ネットワーク(例えば、通信ネットワーク18など)は、公衆交換電話網(PSTN)、公衆あるいは私設データネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルな仮想プライベートネットワーク(VPN)、例えばインターネットなどの地域あるいはグローバル通信又はコンピュータネットワーク、有線又は無線ネットワーク、企業イントラネット、その他の好適な通信リンク、又はこれらのうちの何れかの組み合わせ、のうちの1つ以上の全体又は一部を有し得る。通信ネットワークは、如何なる好適な形態若しくは構成の、ルータ、ハブ、スイッチ、ゲートウェイ、コールコントローラ及び/又はその他の好適な要素を含んでいてもよい。
【0089】
特定の実施形態に関して本開示を説明したが、当業者には、これらの実施形態の改変及び置換が明らかになるであろう。従って、実施形態に係る以上の説明は、本開示を制約するものではない。添付の請求項によって規定されるこの開示の精神及び範囲を逸脱することなく、その他の変形、代用及び改変が可能である。
【0090】
以上の説明に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のトラストポイントシステムと通信するよう動作する1つ以上のインタフェースと、
1つ以上のプロセッサであり、
ユーザ認証、プラットフォーム認証及び環境認証を実行することによって、前記複数のトラストポイントシステムと信頼を確立し、且つ
信頼を確立したことに応答して前記複数のトラストポイントシステムと情報を通信する、
よう動作する1つ以上のプロセッサと
を有するシステム。
(付記2)
信頼を確立することは、
第1のトラストポイントシステムから第2のトラストポイントシステムにトラストポイント情報を送信して、該第2のトラストポイントシステムが該第1のトラストポイントシステムを認証することを可能にすること
を有する、付記1に記載のシステム。
(付記3)
信頼を確立することは、
トラストポイントシステムからトラストポイント情報を受信することと、
該トラストポイント情報を用いて該トラストポイントシステムを認証することと
を有する、付記1に記載のシステム。
(付記4)
前記プロセッサは更に、
複数のタスクを有するタスクリストを第1のトラストポイントシステムから受信し、且つ
該タスクリストを第2のトラストポイントシステムに送信して、前記複数のタスクのためのルートを取得し、該ルートに沿って移動するよう車両に命令する
ことによって、エスコート処理を実行するよう動作する、
付記1に記載のシステム。
(付記5)
前記複数のトラストポイントシステムは充電トラストポイントシステムを含み、
前記プロセッサは更に、
車両の電池の電池情報を前記充電トラストポイントシステムに送信し、且つ
該車両に対応する決済情報を前記充電トラストポイントシステムに送信して、前記充電トラストポイントシステムが該電池を充電することを可能にする
ことによって、電池充電処理を実行するよう動作する、
付記1に記載のシステム。
(付記6)
前記プロセッサは更に、
車両に関する警備上のトリガー事象を送信し、
該車両の車両環境を記録して、記録を生成し、且つ
該記録をトラストポイントシステムに送信する
ことによって、車両警備処理を実行するよう動作する、
付記1に記載のシステム。
(付記7)
前記プロセッサは更に、
車両の運転データを収集し、且つ
該運転データをトラストポイントシステムに送信して、該トラストポイントシステムが該車両の1つ以上の排出物を計算することを可能にする
ことによって、排出物報告処理を実行するよう動作する、
付記1に記載のシステム。
(付記8)
車両の車両トラストポイントシステムによって、
第1のトラストポイントシステムと信頼を確立するステップと、
複数のタスクを有するタスクリストを前記第1のトラストポイントシステムから受信するステップと、
第2のトラストポイントシステムと信頼を確立するステップと、
前記複数のタスクのためのルートを前記第2のトラストポイントシステムから取得するステップと、
該ルートに沿って移動するよう該車両に命令するステップと
を有する方法。
(付記9)
前記第1のトラストポイントシステムと信頼を確立するステップは、
前記第1のトラストポイントシステムによってユーザから取得されたユーザ情報を受信するステップと、
該ユーザ情報に従って該ユーザを認証するステップと
を有する、付記8に記載の方法。
(付記10)
前記第1のトラストポイントシステムと信頼を確立するステップは、
前記第1のトラストポイントシステムから装置情報を受信するステップと、
該装置情報に従って前記第1のトラストポイントシステムを認証するステップと
を有する、付記8に記載の方法。
(付記11)
前記第2のトラストポイントシステムと信頼を確立するステップは、
前記第2のトラストポイントシステムに車両トラストポイント情報を送信して、前記第2のトラストポイントシステムが前記車両トラストポイントシステムを認証することを可能にするステップ
を有する、付記8に記載の方法。
(付記12)
前記第2のトラストポイントシステムから第2のトラストポイント情報を受信するステップと、
前記第2のトラストポイント情報に従って前記第2のトラストポイントシステムを認証するステップと、
前記第2のトラストポイントシステムに決済情報を送信するステップと、
を更に有する付記8に記載の方法。
(付記13)
車両の車両トラストポイントシステムによって、
充電トラストポイントシステムを認証するステップと、
車両トラストポイント情報を送信して、前記充電トラストポイントシステムが当該車両トラストポイントシステムを認証することを可能にするステップと、
該車両の電池の電池情報を前記充電トラストポイントシステムに送信するステップと、
該車両に対応する決済情報を前記充電トラストポイントシステムに送信して、前記充電トラストポイントシステムが該電池を充電することを可能にするステップと、
を有する方法。
(付記14)
モバイルトラストポイントシステムと信頼を確立するステップと、
該モバイルトラストポイントシステムから前記決済情報を受信するステップと
を更に有する付記13に記載の方法。
(付記15)
車両トラストポイント情報をモバイルトラストポイントシステムに送信して、該モバイルトラストポイントシステムが前記車両トラストポイントシステムを認証することを可能にするステップ
を更に有する付記13に記載の方法。
(付記16)
暗号鍵をモバイルトラストポイントシステムに送信して、該モバイルトラストポイントシステムが前記決済情報を暗号化することを可能にするステップ
を更に有する付記13に記載の方法。
(付記17)
前記電池の充電を示す充電状況を表示するステップ
を更に有する付記13に記載の方法。
(付記18)
前記電池の充電を示す充電状況をモバイルトラストポイントシステムに送信して、該モバイルトラストポイントシステムが該充電状況を表示することを可能にするステップ
を更に有する付記13に記載の方法。
(付記19)
暗号鍵をトラストポイントセンターから受信するステップと、
該暗号鍵をモバイルトラストポイントシステムに送信して、該モバイルトラストポイントシステムが前記決済情報を暗号化することを可能にするステップ
を更に有する付記13に記載の方法。
(付記20)
車両環境内の車両の車両トラストポイントシステムによって、
警備上のトリガー事象を検知するステップと、
該車両環境を記録して記録を生成するステップと、
該記録をセンタートラストポイントシステムに送信して、該センタートラストポイントシステムが該記録をモバイルトラストポイントシステムに送信することを可能にするステップと、
を有する方法。
(付記21)
前記記録を前記センタートラストポイントシステムに送信するステップは更に、
前記記録を送信して、前記センタートラストポイントシステムが前記記録をデータベースに保存することを可能にすること
を有する、付記20に記載の方法。
(付記22)
車両の車両トラストポイントシステムによって、
運転データを収集するステップと、
該運転データをセンタートラストポイントシステムに送信して、該センタートラストポイントシステムが該車両の1つ以上の排出値を計算することを可能にするステップと、
を有する方法。
【符号の説明】
【0091】
2 ネットワーク
10 サービスシステム
12 トラストポイントシステム(TPS)
18 通信ネットワーク
20 クライアントシステム
21 ロジック
22 仮想マシン(VM)
24 仮想マシンマネージャ(VMM)
26 信頼済みプラットフォームモジュール(TPM)
28 リソースリスト
30 クライアントネットワーク
32 リソース
40 GPS受信器
120 インタフェース
122 ロジック
124 メモリ
130 プロセッサ
132 トラストポイントモジュール
134 サービスモジュール
140 ユーザモジュール
144 プラットフォームモジュール
148 環境モジュール
150 エスコートモジュール
152 電池充電モジュール
154 車両警備モジュール
156 排出物報告モジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のトラストポイントシステムと通信するよう動作する1つ以上のインタフェースと、
1つ以上のプロセッサであり、
ユーザ認証、プラットフォーム認証及び環境認証を実行することによって、前記複数のトラストポイントシステムと信頼を確立し、且つ
信頼を確立したことに応答して前記複数のトラストポイントシステムと情報を通信する、
よう動作する1つ以上のプロセッサと
を有するシステム。
【請求項2】
信頼を確立することは、
第1のトラストポイントシステムから第2のトラストポイントシステムにトラストポイント情報を送信して、該第2のトラストポイントシステムが該第1のトラストポイントシステムを認証することを可能にすること
を有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
信頼を確立することは、
トラストポイントシステムからトラストポイント情報を受信することと、
該トラストポイント情報を用いて該トラストポイントシステムを認証することと
を有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記プロセッサは更に、
複数のタスクを有するタスクリストを第1のトラストポイントシステムから受信し、且つ
該タスクリストを第2のトラストポイントシステムに送信して、前記複数のタスクのためのルートを取得し、該ルートに沿って移動するよう車両に命令する
ことによって、エスコート処理を実行するよう動作する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記複数のトラストポイントシステムは充電トラストポイントシステムを含み、
前記プロセッサは更に、
車両の電池の電池情報を前記充電トラストポイントシステムに送信し、且つ
該車両に対応する決済情報を前記充電トラストポイントシステムに送信して、前記充電トラストポイントシステムが該電池を充電することを可能にする
ことによって、電池充電処理を実行するよう動作する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記プロセッサは更に、
車両に関する警備上のトリガー事象を送信し、
該車両の車両環境を記録して、記録を生成し、且つ
該記録をトラストポイントシステムに送信する
ことによって、車両警備処理を実行するよう動作する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記プロセッサは更に、
車両の運転データを収集し、且つ
該運転データをトラストポイントシステムに送信して、該トラストポイントシステムが該車両の1つ以上の排出物を計算することを可能にする
ことによって、排出物報告処理を実行するよう動作する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
車両の車両トラストポイントシステムによって、
第1のトラストポイントシステムと信頼を確立するステップと、
複数のタスクを有するタスクリストを前記第1のトラストポイントシステムから受信するステップと、
第2のトラストポイントシステムと信頼を確立するステップと、
前記複数のタスクのためのルートを前記第2のトラストポイントシステムから取得するステップと、
該ルートに沿って移動するよう該車両に命令するステップと
を有する方法。
【請求項9】
前記第1のトラストポイントシステムと信頼を確立するステップは、
前記第1のトラストポイントシステムによってユーザから取得されたユーザ情報を受信するステップと、
該ユーザ情報に従って該ユーザを認証するステップと
を有する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のトラストポイントシステムと信頼を確立するステップは、
前記第1のトラストポイントシステムから装置情報を受信するステップと、
該装置情報に従って前記第1のトラストポイントシステムを認証するステップと
を有する、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記第2のトラストポイントシステムから第2のトラストポイント情報を受信するステップと、
前記第2のトラストポイント情報に従って前記第2のトラストポイントシステムを認証するステップと、
前記第2のトラストポイントシステムに決済情報を送信するステップと、
を更に有する請求項8に記載の方法。
【請求項12】
車両の車両トラストポイントシステムによって、
充電トラストポイントシステムを認証するステップと、
車両トラストポイント情報を送信して、前記充電トラストポイントシステムが当該車両トラストポイントシステムを認証することを可能にするステップと、
該車両の電池の電池情報を前記充電トラストポイントシステムに送信するステップと、
該車両に対応する決済情報を前記充電トラストポイントシステムに送信して、前記充電トラストポイントシステムが該電池を充電することを可能にするステップと、
を有する方法。
【請求項13】
モバイルトラストポイントシステムと信頼を確立するステップと、
該モバイルトラストポイントシステムから前記決済情報を受信するステップと
を更に有する請求項12に記載の方法。
【請求項14】
車両トラストポイント情報をモバイルトラストポイントシステムに送信して、該モバイルトラストポイントシステムが前記車両トラストポイントシステムを認証することを可能にするステップ
を更に有する請求項12に記載の方法。
【請求項15】
暗号鍵をモバイルトラストポイントシステムに送信して、該モバイルトラストポイントシステムが前記決済情報を暗号化することを可能にするステップ
を更に有する請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記電池の充電を示す充電状況をモバイルトラストポイントシステムに送信して、該モバイルトラストポイントシステムが該充電状況を表示することを可能にするステップ
を更に有する請求項12に記載の方法。
【請求項17】
暗号鍵をトラストポイントセンターから受信するステップと、
該暗号鍵をモバイルトラストポイントシステムに送信して、該モバイルトラストポイントシステムが前記決済情報を暗号化することを可能にするステップ
を更に有する請求項12に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−59270(P2012−59270A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−196651(P2011−196651)
【出願日】平成23年9月9日(2011.9.9)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】