説明

トレイに荷積みおよび/または荷降ろしするためのシステムおよび方法

【課題】トレイに荷積みおよび/または荷降ろしするための新規なシステムと方法を提供すること。
【解決手段】このシステムは、トレイ搬送用の第1のコンベヤと、トレイを第1のコンベヤからストリップコンベヤまで搬送しかつトレイをストリップコンベヤ上へ下げるための降下装置と、リフトアウト装置とを備える。リフトアウト装置は、トレイをストリップコンベヤから第2のコンベヤまで搬送しかつストリップコンベヤからトレイを持ち上げる。トレイは、スロット内にストリップコンベヤのストリップを受け入れるためのスロットを含み、トレイをストリップコンベヤ上へ下げる間に、ストリップが垂直に配置され、トレイのスロットから垂直に出て、トレイをストリップコンベヤから持ち上げる間に、ストリップは垂直に配置され、トレイのスロットから垂直に出る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トレイに荷積みおよび/または荷降ろしするためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
移動されるトレイに自動的に荷積みする既知の方法は、例えば、上からトレイに荷積みすることである。荷は、トレイ上に鋭角にかつ自由落下でトップダウン式に積むことができる。落下高さのせいで、荷には負荷がかかり、それによって荷は転倒する可能性がある。さらに、トレイに対する搬出コンベヤの角度は荷の長さに依存する。したがって、1つの同じ搬出コンベヤによって広く様々な長さの荷を積むのは困難となりうる。
【0003】
独国特許出願公開第102008055704号明細書による方法およびシステムは、荷を積んだトレイの荷降ろしに関する。この目的のために、トレイは、周囲隆起リムと少なくとも1つの開口を有するフロアとで構成される。前記リムの中には、フロア上に輸送プレートが設けられる。トレイから荷を降ろす場合、フレームは、荷が輸送プレートからプッシュオフされうるように、輸送プレートの上面が周囲隆起リムと同じレベルになるまで下げられる。トレイフレームを容易に下げるためには、輸送方向に移動できる、下方から前記少なくとも1つの開口を通ってつかむ支持要素を備える降下装置が第1の送出コンベヤの後に第2のコンベヤを備えることができ、第2のコンベヤのレベルは前記送出コンベヤに関して下げられる。
【0004】
支持体として働く輸送プレートは、ピンまたはガイドによってトレイのフレームに柔軟に連接された形で案内することができ、この種の連接によりプレートの水平移動/シフトを防止するが、フレームのフロアに対して垂直なプレートの垂直移動を可能にするようにする。
【0005】
支持要素の群の前に、トレイの位置を合わせるためのストップ要素を置くことができる。トレイは第1の送出コンベヤから来て転送ゾーン内の対応するストップ要素にぶつかり、その結果、当該トレイまたは当該トレイのフレームの前記少なくとも1つの開口は後続の支持要素の群と一直線になる。
【0006】
独国特許第4102654号明細書は槽状トレイ用の積み降ろし装置を記述してあり、槽状トレイのフロアにはスロットが設けられている。積み降ろしステーションは、クロック制御された循環チェーンによって、トレイフロアのスロットに挿通されトレイの側壁から突出することができる支持ウェブに連接される。コンベヤゾーンは前記循環チェーンの両端で連結しており、循環チェーンで同期駆動され、垂直転送移動が起こる転送ゾーンの上を循環チェーンに沿って前記支持ウェブと共に横方向に延びる。
【0007】
垂直転送移動のために、支持ウェブは、トレイがチェーンコンベヤに入っている間にトレイフロアのスロットを通って上方に移動させられ、それによって搬送されるべき荷をトレイのリム縁部を超える高さに持ち上げて、荷が両側に向かって除去されうるようにする。
【0008】
荷積みステーションでは、荷は支持ウェブ上に置かれ、次いで、支持ウェブは、トレイスロットを通って下方へ再び外に移動させられて、荷がトレイ上に置かれるようにする。
【0009】
トレイの積み降ろしは、チェーンが循環している間に、荷積み時に荷を支持ウェブから側面の方へ押すことによって、あるいは荷積みステーション内で荷を側面からチェーンウェブに押し付けることによって行うことができる。
【0010】
さらに、チェーンの循環は、例えば除去レーキを用いて行うことができる、支持ウェブから荷を除去するために、あるいは、例えば位置決めレーキを用いて行うことができる、荷を支持ウェブ上に置くために、荷降ろしステーション内およびそれに対応して荷積みステーション内でクロック制御された形で繰り返し停止させることができる。
【0011】
支持ウェブが出入りする間、垂直移動は支持体の水平移動、すなわちターンインまたはターンアウトも伴い、これにより、ウェブ高さを増加させ、入るゾーンまたは出るゾーンにおけるチェーン・コンベヤ・ガイドの半径を小さくするにつれて、トレイスロットおよび大きいスロットまたは支持ウェブの間隔が大きくなる。支持ウェブ間の距離が増大すると、特に短い荷の場合に荷を置き輸送する間に不安定になり、その上、支持ウェブの数が減少すると支持面積が減少する可能性があるので、荷に対するプッシュオンおよびプッシュオフプロセスがさらに複雑になり、したがって摩擦が増大し、荷の包装の損耗が増大するようになる。
【0012】
同様に、積み降ろし時に生じる動力が低減され、積み降ろし時のトレイの連続輸送が妨げられる可能性もあり、このことはトレイが停止されなければならないかもしれないことを意味する。
【0013】
独国特許第4143282号明細書は、スロット状開口が設けられたフロアを有するトレイの使用を開示しており、前記開口に対応する寸法のプロファイル体が、スロット状開口内に、下方へ中に垂直に移動させられるかまたは下方から外へ垂直に移動させられることができる。
【0014】
トレイのフロアからトレイのリムまで、プロファイル体は上方に傾斜した輸送面を形成し、フロアと輸送面との間の角度は荷のプッシングオフ(pushing−off)が安全に確保されうるように選択される。プロファイル体は、トレイ上の荷全体が前記プロファイル体によって持ち上げられることはないが、荷の部分的持ち上げしか行われないことを回避するために、一方の側で昇降装置によって運び込まれる。
【0015】
トレイを転送位置に対して位置合せするのは、前記プロファイル体が支障なく入ることができるように、スタッドの形をとる心出し要素によって行われる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
顧客への途上での荷の分配に関する物流プロセスでは、発注規模がますます小さくなって発注間隔がますます短くなるとともに、物品の寸法および物品の形状がますます変化しているために、高度に柔軟なコミッショニングシステムがますます重要になってきており、したがって、かかるコミッショニングシステムは企業の事業上の成功に寄与する。物品の寸法および物品の形状が現存しかつますます変化しているので、物品をトレイ上で輸送することが有利である。トレイ用の自動化された積み降ろしプロセスは、輸送用トレイを使用するシステムの実質的構成要素である。特に、平坦でないフロア状況または好ましくない高さと幅の関係のために傾きやすい荷は、信頼性の高い方法で管理できるべきである。これは、例えば、高加速度のけいれん様の動きが回避されるべきであること、連続的な運動シーケンスが好ましいこと、荷が、荷とできるだけ平坦であるべきトレイとの間の角度での円滑な転送でトレイ上に配置されたりトレイから除去されたりすることができること、を意味する。その上、例えば、大きい物品が大きいトレイ上で輸送されかつ小さい物品がより短いトレイ上で輸送されうるように、システム内で使用されうる様々な長さのトレイを有することが有利である。
【0017】
さらに、この種のコミッショニングシステムの高いスループット率を可能にするために、トレイが連続的に輸送されている間に、荷積みおよび/または荷降ろしならびにトレイとコンベヤ技術との同期化が行われるべきである。トレイとコンベヤ技術との同期化は、できるだけ費用効率が高くかつ強固であるべきであり、理想的には、追加の制御技術を必要とせずに機械的に解決されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
この目的は、請求項1に記載のシステムおよび請求項17に記載の方法によって解決される。好ましい諸実施形態は従属請求項に記述されている。
【0019】
本発明は、トレイに荷を積みかつ/または荷を積んだトレイを降ろすためのシステムに関し、このシステムは、トレイを搬送するための第1のコンベヤであって、前記トレイが輸送方向に移動される第1のコンベヤと、前記第1のコンベヤの後の降下装置であって、前記降下装置がトレイを前記第1のコンベヤから降下装置の後のストリップコンベヤまで輸送するために設けられ、前記ストリップコンベヤのレベルが前記第1のコンベヤのレベルに関して下げられ、降下装置がさらにトレイを前記ストリップコンベヤ上へ下げるために設けられる、降下装置と、前記ストリップコンベヤの後のリフトアウト装置(lift−out device)であって、前記リフトアウト装置が、トレイを前記ストリップコンベヤから前記リフトアウト装置の後の第2のコンベヤまで輸送するために設けられ、前記ストリップコンベヤのレベルが前記第2のコンベヤのレベルに関して下げられ、前記リフトアウト装置がさらに前記ストリップコンベヤからトレイを持ち上げるために設けられる、リフトアウト装置と、を備える。
【0020】
これを達成するために、前記第1のコンベヤまたは前記第2のコンベヤのレベルはそれぞれのコンベヤの搬送面の高さと見なすことができる。例えば、この高さは、システムが位置している工場ホールのフロアから測定することができる。高さを決定するための別の基準が使用されてもよい。ストリップの上部リムによって形成された表面は前記ストリップコンベヤのレベルと見なすこともできる。ストリップが水平でない上部リムを有する場合、レベルは、ストリップコンベヤの表面から最も遠いところにあるストリップの一部によって決定することができる。
【0021】
トレイは、前記ストリップコンベヤをトレイ内に受け入れるように設計されたスロットを含む。好ましくは、スロットは連続的に形成され、すなわち、スロットはトレイの下面から上面まで延びる。前記スロット間にトレイの材料で構成されたウェブまたはフィンが設けられてもよく、それによって荷がトレイ上で輸送されうるようにトレイの安定性を確保する。
【0022】
トレイを降下装置によってストリップコンベヤ上へ下げることにより、ストリップコンベヤ上に設けられたストリップは、前記ストリップコンベヤの上面に対して垂直に配置され、トレイのスロット内に垂直に入り、ストリップコンベヤからトレイをリフトアウト装置によって持ち上げる間に、ストリップはストリップコンベヤの上面に対して垂直に配置され、トレイのスロットから垂直に出る。
【0023】
このようにストリップがトレイのスロット内にまたはトレイのスロットからの垂直に入るのを支援するために、スロットの側面はストリップコンベヤの上面に対して垂直に配置することができる。
【0024】
ストリップがトレイのスロット内に入っているまたはトレイのスロットから下げられている領域内では、ストリップコンベヤのストリップは、高いストリップ密度またはトレイフロア内のスロット間の非常に短い距離を可能にするように平行に配列することができる(振動は別として、ストリップコンベヤはスロットをストリップと同期させかつ荷積みおよび/または荷降ろしする領域内を真っすぐに移動するので、ストリップの支持領域はストリップコンベヤの輸送速度に対して水平移動しない)。
【0025】
第1のコンベヤ、降下装置、ストリップコンベヤ、リフトアウト装置、および第2のコンベヤは、トレイが前記要素によって連続的に輸送されうるような形で順に配置することができる。
【0026】
これに関連して、「後の(subsequent)」という用語は、例えば、降下装置が第1のコンベヤの領域の後に配置されることを意味し、第1のコンベヤの領域では、コンベヤベルトが輸送方向から下方へ屈曲されていて、トレイがコンベヤベルトから降下装置まで転送されうるようにする。同様に、リフトアウト装置は第2のコンベヤの領域の後に配置することができ、第2のコンベヤの領域では、コンベヤベルトが輸送方向に上方へ屈曲されている。
【0027】
システムの降下装置は、トレイを前記第1のコンベヤからストリップコンベヤ上へ下げることができるようにする第1の傾斜面を含むことができ、リフトアウト装置は、トレイを前記ストリップコンベヤから前記第2のコンベヤ上に持ち上げることができるようにする別の傾斜面を含むことができる。
【0028】
例として、降下装置の傾斜面は、輸送方向に移動するトレイが最初に到達する前記一方の側が前記第1のコンベヤのレベルまたは前記第1のコンベヤのレベルのわずかに下方(例えば、5mm、8mm、または10mm)にあるような形で設計することができる。したがって、前記第1のコンベヤによって輸送されたトレイは降下装置に支障なく転送されうることになる。前記一方の側が第1のコンベヤのレベルのわずかに上方に配置されれば、トレイは前記一方の側にぶつかることになる。しかしながら、前記一方の側が前記第1のコンベヤのレベルよりはるかに下方に配置されれば、トレイは、前記トレイに置かれた荷がバランスを崩しうるようなステップを通じて降下装置にまで下げられることになる。
【0029】
リフトアウト装置の傾斜面は、輸送方向に移動するトレイがリフトアウト装置から離れる一方の側が前記第2のコンベヤのレベルまたは前記第2のコンベヤのレベルのわずかに上方(例えば、5mm、8mm、または10mm)にあるように設計することができる。したがって、前記リフトアウト装置によって前記第2のコンベヤまで輸送されたトレイは、前記コンベヤに容易かつ安全に転送することができる。
【0030】
傾斜面を利用すると、トレイが前記第1のコンベヤと前記ストリップコンベヤとの間のレベル差ならびに前記ストリップコンベヤと前記第2のコンベヤとの間のレベル差を乗り越えるのに役立つ。有利には、傾斜面は、前記トレイ上で輸送される荷が荷の安全な輸送を確保するようにバランスを崩さないように設計される。
【0031】
「後の」という用語は、例えば、システムの要素(第1のコンベヤ、降下装置、ストリップコンベヤ、リフトアウト装置、第2のコンベヤ)は、システムの要素が輸送方向に上下にまたはその逆に空間的に配置されることを意味することもできる。このことは、ストリップコンベヤのストリップがこの場合はトレイのスロット内にまたはトレイのスロットから出入りするので、降下装置およびストリップコンベヤの領域内ならびにストリップコンベヤおよびリフトアウト装置の領域内で有利である。
【0032】
ストリップコンベヤのレベルは一般に、下からトレイのスロット内に入るべきストリップがストリップコンベヤから始まるので、前記第1のコンベヤおよび前記第2のコンベヤのレベルの下にある。前記第1のコンベヤおよび前記第2のコンベヤのレベルは互いに同じでも異なっていてもよい。
【0033】
第1のコンベヤからのトレイは、前記第1の傾斜面(降下装置)を横切ってストリップコンベヤまで移動し、前記ストリップコンベヤ上に配置されたストリップは下からトレイのスロット内に垂直に入る。ストリップは、完全に入ると、例えば、前記トレイに置かれた荷が前記ストリップによって持ち上げられ、それによって荷とトレイの表面との間に間隔が生じるように、トレイの上面から突出することが好ましい。
【0034】
ストリップコンベヤのストリップは、ストリップの上部リム(上部リムはストリップコンベヤの上面に対して最も大きい間隔がある)を通り抜けることができる仮想面が水平に延びるように、矩形形状とすることができる。荷をストリップに押し付けるまたはストリップから押すのをより容易かつ安全にするために、ストリップは、ストリップが上部リムに荷をストリップに押し付けるまたはストリップから押す方向の面取り縁を含むように設計することもできる。
【0035】
面取り縁は、ストリップコンベヤの上面に関して2°、5°または10°の角度をもつことができるが、より小さい角度、より大きい角度、または中間の角度も考えられる。この種の面取り縁は、上部ストリップ縁部の長さの4分の1、3分の1、または2分の1にわたって延びることができるが、前記面取り縁のより短い長さ、より長い長さ、または中間の長さも考えられる。
【0036】
加えて、上述のストリップの実施形態のリムには外側丸みを設けることができる。この目的のために、2つの狭いストリップ側面が互いに隣接するリムの丸み、および/または、1つの狭い側面と1つの表面側とが互いに隣接するリムの丸みを設けることができる。この種の丸みは、例えば四分円の形をとることができ、円の半径は、ストリップ厚みの5分の1、4分の1、または3分の1の形をとることも考えられる。より大きい半径、より小さい半径、または中間の半径も考えられるかもしれない。
【0037】
固体ストリップを使用する代わりに、狭い側面、外側丸み、および面取り縁が固体であるが、表面側は固体でないストリップが使用されてもよい。したがって、ストリップは弓形または円弧形の直交直径を有する。表面側は、通路を含むハチの巣状構造または格子状構造とすることができる。
【0038】
ストリップがトレイのスロット内に入った状態のトレイは、ストリップコンベヤから第2の傾斜面(リフトアウト装置)を通って第2のコンベヤまで移動し、前記トレイは、第2の傾斜面に沿って移動する間に、輸送時にストリップコンベヤからトレイを持ち上げることによりストリップがトレイから外へ徐々に動かされるように、ストリップコンベヤから第2のコンベヤのレベルまで進む。荷がストリップによってストリップコンベヤ上に持ち上げられ、それによって荷とトレイとの間の距離に達している可能性があるとすぐに、荷は、スロットからストリップを動かすことによりトレイの表面の方へ下げられ、トレイの表面と接触する。
【0039】
第1の傾斜面および第2の傾斜面はそれぞれ少なくとも1つのスライドレールを含むことができ、前記少なくとも1つのスライドレールはそれぞれ従動ローラおよび/または非従動ローラを含むことが好ましい。
【0040】
従動ローラは、ストリップコンベヤがトレイを移動させるように、ストリップがスロット内に入る前に傾斜面上でトレイを輸送する働きをすることができる。その上、従動ローラは、例えば、トレイが制御されずに過度の速度に達する可能性がある場合に、意図的でない力がトレイ上の荷に作用することが禁止されうるように、前記傾斜面上でのトレイの輸送速度を制御することができる。
【0041】
非従動ローラはトレイの円滑な前進を支援することができる。
【0042】
前記第1の傾斜面の代わりに、降下装置は、トレイを前記第1のコンベヤからストリップコンベヤ上へ下げることができるようにする第1のセクショナルフランジ付きローラトラック(sectional flanged roller track)を備えることができ、前記第2の傾斜面の代わりに、降下装置は、トレイをストリップコンベヤから第2のコンベヤ上に持ち上げることができるようにする第2のセクショナルフランジ付きローラトラックを備えることができる。
【0043】
セクショナルフランジ付きローラトラックは複数の別々に移動できるセクションを含むことができ、前記セクションはそれぞれ、上向きまたは下向きに移動することができる。トレイは、個々のセクションの中でフランジ付きローラによって前進させられる。有利には、前記フランジ付きローラは、トレイフロアが単にトレイリムに載っているように横フランジ付きローラとして設計される。したがって、トレイスロットおよび、したがってストリップもまた、横フランジ付きローラと妨害する形で相互作用せずに最大の長さにすることができる。
【0044】
このシステムでは第1の傾斜面および第2のセクショナルフランジ付きローラトラックあるいは第1のセクショナルフランジ付きローラトラックおよび第2の傾斜面を利用することも可能である。
【0045】
第1のセクショナルフランジ付きローラトラックは昇降されうるセクションを含むことができ、および/または、第2のセクショナルフランジ付きローラトラックは昇降されうるセクションを含むことができる。第1のセクショナルフランジ付きローラトラックおよび/または第2のセクショナルフランジ付きローラトラックはそれぞれ、1つ、2つ、3つ、または4つ以上のセクションを含むことができ、前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラックおよび第2のセクショナルフランジ付きローラトラック内のセクションの数は互いに異なっていてもよく、あるいは同じサイズでもよい。
【0046】
基本位置では、前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラックのセクションは持ち上げられた状態とすることができる。すなわち、トレイが載っているローラゾーンは第1のコンベヤのレベル(または、実施形態に応じて、例えば前記第1のコンベヤのレベルの下方5mm、8mm、または10mm)にある。
【0047】
トレイが第1のコンベヤから第1のセクショナルフランジ付きローラトラックまで輸送されるときに、前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラックのセクションは、これらのセクションのうちのすべてまたは複数を好ましくは同時に下げることによって下げることができる。トレイが前記セクションのうちの1つの上を移動するとすぐに(すなわち、前記セクション上にもはや利用可能なトレイはない)、前記セクションは、基本位置に、すなわち下げられた状態から持ち上げられた状態に戻されることができる。したがって、別のトレイが依然としてセクショナルフランジ付きローラトラック(残りのセクション上)を通って輸送されている間に、別のトレイが第1のセクショナルフランジ付きローラトラック上に置かれてもよい。したがって、前記セクショナルフランジ付きローラトラック上の2つのトレイの間の輸送距離は、トレイの長さより短くすることができる。
【0048】
第1のセクショナルフランジ付きローラトラックのセクションを下げることにより、トレイはストリップコンベヤのレベルにまで運ばれ、ストリップは下からトレイスロット内に入ることができる。
【0049】
ストリップコンベヤにより、トレイは第2のセクショナルフランジ付きローラトラックまで移動することができ、基本位置にある前記第2のセクショナルフランジ付きローラトラックの前記セクションのうちのすべてまたは複数が下げられた状態にある。次にトレイが第2のセクショナルフランジ付きローラトラック上に置かれているときに、前記第2のセクショナルフランジ付きローラトラックのセクションは、すべてまたは複数のセクションを好ましくは同時に持ち上げることによって持ち上げることができる。トレイが前記セクションのうちの1つの上を移動するとすぐに、前記セクションは、基本位置に、すなわち持ち上げられた状態から下げられた状態に戻されることができる。
【0050】
セクションを持ち上げることにより、ストリップは、トレイが前記第2のコンベヤによってさらに搬送されるのを可能にするように、トレイスロットから外へ動かされる。
【0051】
システムは、トレイのスロットをストリップと同期させるための同期要素をさらに備えることができ、前記同期要素は、前記トレイのウェブがストリップコンベヤのストリップに接したときにトレイに影響を及ぼし、ウェブは2つのストリップの間に配置される。
【0052】
同期要素は、ふき取りブラシまたはばね式加圧バーを含む制動要素を備えることができる。機械的影響により、これらの実施形態は、例えば、制動要素に要するメンテナンスが少なくなるようにトレイの両側またはウェブに作用する。
【0053】
別の実施形態では、同期要素は、回転界磁石またはヒステリシス要素によって制動効果を生み出しかつばね要素によって押し下げられるベルトまたは摩擦車を含む制動要素を備えることができる。制動要素の前述の実施形態とは逆に、この場合、機械的影響は別として電気的影響も有効になる。
【0054】
ウェブがストリップに接した場合、制動要素は、ウェブとストリップとの間の摩擦係数より大きいが、トレイが制動要素の上でまたは制動要素を横切って搬送されうるほど小さい機械抵抗を作り出す。
【0055】
スロットをストリップと機械的に同期させることにより、制御ループによって制御されなければならないセンサおよびアクチュエータの使用を最小限に抑えることができるので、システムの制御要件はできるだけ少なく抑えることができる。しかし、トレイを制動または加速するためのセンサおよびアクチュエータを用いた機械的解決法、あるいはコンベヤ技術は、スロットとストリップコンベヤのストリップとの効果的で妥当な価格の同期をもたらすことができる。
【0056】
さらに、同期要素はストリップコンベヤに付着されたキャリアを備えることができ、トレイのさらなる輸送が好ましくはかかるキャリアによって支持され、キャリアは好ましくは、キャリアがストリップから突出しかつ1つのトレイの長さより大きい距離のところでストリップコンベヤ上に配置されるように設計される。
【0057】
システムは、ストリップコンベヤのレベルに設けられた付属のコンベヤをさらに備えることができ、かかる付属のコンベヤは、トレイに積まれるべき荷を輸送しかつ/またはトレイから降ろされるべき荷を受け入れるためのものである。
【0058】
さらに、システムは、荷を付属のコンベヤ上に降ろす、または、前記付属のコンベヤから前記トレイに荷を積むための、ストリップコンベヤの上のメカニカルガイダンスの形のプッシングオフ/プッシングオン要素を備えることができ、メカニカルガイダンスは好ましくは、滑り摩擦を改善するためのローラまたは能動的に駆動されるローラを設けられ、前記プッシングオフ/プッシングオン要素には好ましくは、円弧状輪郭、滑り摩擦が変化するゾーン、および/または能動駆動部、好ましくは前記プッシングオフ/プッシングオン要素の一端に設けられた駆動ローラを有する。したがって、荷の回転を開始しかつ/または支援するように付属のコンベヤと相互作用して荷にトルクが伝達されうる。
【0059】
プッシングオフ/プッシングオン要素は、荷を付属のコンベヤ上に降ろすための、または、前記付属のコンベヤからトレイに荷を積むための要素の形で設けることができ、かかる要素はストリップコンベヤの上をストリップコンベヤまで同期して移動する。
【0060】
ストリップは、ストリップコンベヤの輸送方向に対して横方向に小さい静止摩擦および滑り摩擦をもつ丸くなった縁部を備えることができる。
【0061】
トレイは、ストリップコンベヤが連続的に駆動されている状態で荷積みおよび/または荷降ろしされることが好ましい。同様に、スロットをストリップと同期させることもまた、ストリップコンベヤが連続的に駆動されている状態で行うことができる。
【0062】
さらに、本発明は、トレイに荷を積みかつ/または荷を積んだトレイを降ろすための方法に関し、この方法は、トレイを第1のコンベヤによって輸送方向に輸送するステップと、トレイを前記第1のコンベヤの後の降下装置によって前記降下装置の後のストリップコンベヤ上へ下げるステップであって、前記ストリップコンベヤのレベルが前記第1のコンベヤのレベルに関して下げられるステップと、トレイを前記ストリップコンベヤによって前記ストリップコンベヤの後のリフトアウト装置まで輸送するステップと、前記ストリップコンベヤからトレイを前記リフトアウト装置によって持ち上げるステップと、トレイを前記リフトアウト装置の後の第2のコンベヤまで輸送するステップであって、前記ストリップコンベヤのレベルが前記第2のコンベヤのレベルに関して下げられるステップと、を含み、トレイは、前記ストリップコンベヤのストリップをトレイ内に受け入れるように設計されたスロットを含み、トレイを前記降下装置によってストリップコンベヤ上へ下げる間に、前記ストリップコンベヤ上に配置されたストリップは、前記ストリップコンベヤの上面に対して垂直に配置され、トレイのスロット内に垂直に入り、前記ストリップコンベヤからトレイを前記リフトアウト装置によって持ち上げる間に、ストリップは、前記ストリップコンベヤの上面に対して垂直に配置され、トレイのスロットから垂直に出る。
【0063】
加えて、この方法は、トレイのスロットをストリップと同期させるステップを含むことができ、かかる同期ステップの間、トレイのウェブがストリップコンベヤのストリップに当接したときにトレイに効果が及ぼされ、前記ウェブは2つのストリップの間に設けられる。
【0064】
有利には、この方法は、トレイに荷を積むステップをさらに含み、前記荷は、前記ストリップコンベヤのレベルにある付属のコンベヤによって輸送され、前記荷は、プッシングオフ/プッシングオン要素によって前記付属のコンベヤから前記ストリップコンベヤのストリップ上に運ばれ、ストリップはトレイのスロット内に導入される、および/または、この方法は、荷を積んだトレイを降ろすステップをさらに含み、前記荷は、前記ストリップコンベヤの前記ストリップから前記付属のコンベヤ上に運ばれ、ストリップはトレイのスロット内に導入される。
【0065】
本発明のさらなる利点、特徴および詳細は、好ましい諸実施形態の以下の説明ならびに下記図面から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】(A)はトレイを傾斜面の形で設計された降下装置およびリフトアウト装置でトレイに荷の積み降ろしをするためのシステムの一実施形態の側面図である。(B)はトレイに荷積みされている間の図1の(A)のシステムの平面図である。(C)はトレイから荷降ろしされている間の図1の(A)のシステムの平面図である。
【図2】セクショナルフランジ付きローラトラックの形で設計された降下装置およびリフトアウト装置でトレイに荷の積み降ろしをするためのシステムの側面図である。
【図3】ストリップコンベヤのスロットおよびストリップを有するトレイの断面図である。
【図4】スロットを有するトレイの平面図である。
【図5】ストリップコンベヤのストリップを示す図である。
【図6】(A)は制動要素の第1の実施形態を示す図である。(B)は制動要素の別の実施形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0067】
図1の(A)は、トレイ1に荷2を積みかつ/または荷2を積んだトレイ1を降ろすためのシステムの第1の実施形態を示す。このシステムは、第1のコンベヤ3と、前記第1のコンベヤ3の後の降下装置4と、降下装置4の後のストリップコンベヤ6と、ストリップコンベヤ6の後のリフトアウト装置8と、を備え、降下装置は、トレイ1が第1のコンベヤ3からストリップコンベヤ6上に下げられるようにする第1の傾斜面4を含み、前記リフトアウト装置は、トレイ1がストリップコンベヤ6から第2のコンベヤ10上に持ち上げられるようにする第2の傾斜面8を含む。
【0068】
加えて、このシステムは、トレイ1上に置かれるべき荷2を輸送するための、または、トレイ1からプッシュオフされた荷2を受け取るための付属のコンベヤ13を備える。荷2の荷積みまたは荷降ろしは、プッシングオフ/プッシングオン要素12によって行うことができる。
【0069】
トレイ1は、一貫したフランジ付きローラ14によって第1のコンベヤ3上および第2のコンベヤ10上で輸送することができ、第2の傾斜面8と第2のコンベヤ10との間のトランジットゾーン内では、前記一貫したフランジ付きローラ14は、トレイ1がストリップコンベヤ6のストリップ7上へ下げられること、または、トレイ1がストリップ7から持ち上げられることを可能にするように、横フランジ付きローラ15で置き換えられる。トレイフロアは一貫したフランジ付きローラ14に載るが、横フランジ付きローラ15の場合は、トレイフロアは、横フランジ付きローラ15に載るトレイリムにすぎない。
【0070】
前記横フランジ付きローラ15により、ストリップコンベヤ6のたわみを収容するための自由空間16を得ることができる。トレイ1が横フランジ付きローラ15によって搬送されると、トレイ1のスロット19は、したがってストリップ7もまた最大長となりうる(図4も参照のこと)。スロットはリードインチャンファ(lead−in chamfer)20を含むことができる(図3も参照のこと)。
【0071】
トレイ1は、第1のコンベヤ3から第1の傾斜面4を通ってストリップコンベヤ6まで運ばれることができ、傾斜面4の角度は、第1のコンベヤ3の高いレベルからストリップコンベヤ6の低いレベルへの遅い移行を可能にする。したがって、トレイ1上に置かれた荷2に対する望まれない力の印加を回避することができる。トレイ1の速度の低下を前記傾斜面4によって制御することもできる。図示のように、第1の傾斜面4は、駆動されるローラ5および/または駆動されないローラ5を含むことができる。
【0072】
したがって、トレイ1は傾斜面4を通ってストリップコンベヤ6に到達することができ、ストリップ7は下からトレイ1のスロット19内に挿入することができる。トレイ1上の荷2は、前記荷2がもはやトレイ1の表面と接触していないが前記ストリップ7によって支持されるようにストリップ7によって持ち上げられ、それによって荷2の接触面積を縮小する。この縮小は、ストリップ7のすべての縦の側面の面積が、ストリップ7が通過するトレイ1の上面より小さいためである。
【0073】
ストリップコンベヤ6は、ストリップが付着されたプレートベルト、ストリップもしくはゴム・ブロック・チェーンを有するモジュールチェーン、チェーン、またはストリップが付着されたベルトを備えることができる。ストリップ7は連続的にまたはセクション単位で配置することができる。ストリップ7は優れた滑り特性を有するプラスチック材料を含んでいることが好ましい。ストリップ7の縁部は丸み25を有することができ、荷をトレイに押し付けるかまたはトレイから押すための面取り縁26が設けられてもよい(図5も参照のこと)。
【0074】
スロット19をストリップ7と同期させるために、制動要素11が第1の傾斜面4の領域内に設けられる。ウェブ21がストリップ7に当接した場合には、機械的抵抗が前記制動要素11によって生成される。機械的抵抗は、ウェブ21の上面とストリップ7の上面との間の摩擦値より大きいが、トレイ1が制動要素11を横切って搬送されるのを可能にするほど小さい。
【0075】
ストリップ7がトレイ1のウェブ21にあたると、ストリップ7の上面とウェブ21の上面との間に摩擦値RWLSが現れる。摩擦値RWLSは、トレイ1の上面と制動要素11の上面との間に現れる摩擦値RWTBより小さい。RWLSはRWTBより小さいので、制動要素11はトレイ1に制動効果を及ぼすことができる。この制動効果は、ストリップ7がトレイ1のスロット19内に入るまで残る。その後、トレイ1は、前記スロット内に入ったストリップコンベヤ6のストリップ7によって前進することができる。トレイ1の前進運動により、制動要素11の制動効果に打ち勝つことが可能になる。
【0076】
制動要素11がトレイ1に制動効果を及ぼすことを可能にするために、制動要素11は、トレイに横方向に作用することができる(図6の(A))、あるいはトレイに横方向にまたは例えば上から作用することができる(図6の(B))。この場合、「横方向に」は、トレイ1が輸送方向に移動するときに、制動要素11が輸送方向と平行に走るトレイの側面と係合することを意味する。
【0077】
さらに前進する間に、荷2はプッシングオフ/プッシングオン要素12によってストリップ7から押し出され、例えば、ストリップコンベヤ6と平行に走るコンベヤ13上にまで運ばれることができる(図1の(C)も参照のこと)。前記コンベヤ13からは、荷2は、前記プッシングオフ/プッシングオン要素12によってストリップ7に押し付けられることもできる(図1の(B)も参照のこと)。
【0078】
荷積みおよび/または荷降ろしされた後、トレイ1はストリップコンベヤ6によって第2の傾斜面8まで輸送され、トレイ1は、第2の傾斜面8の上を第2のコンベヤ10上にまで滑走する。
【0079】
図示のように、第1の傾斜面8は、駆動されるローラ9および/または駆動されないローラ9を含むことができる。
【0080】
図1の(B)は、どのようにしてトレイ1に荷積みされているのかを示しており、荷2は、付属のコンベヤ13からプッシングオフ/プッシングオン要素12によって、トレイ1を挿通したストリップ7に押し付けられ、スロット19を通ってストリップコンベヤ6上に配置される。
【0081】
図1の(C)は、どのようにしてトレイ1がプッシングオフ/プッシングオン要素12によって降ろされているのかを示しており、荷2は、スロット19を通ってトレイ1を挿通しているストリップ7から付属のコンベヤ13上に押し出されて、トレイ1はストリップコンベヤ6上に配置される。
【0082】
プッシングオフ/プッシングオン要素12は、どちらの場合にも、荷2がストリップ7に対して横方向に相対運動するのを容易にするとともに、プッシングオフおよびプッシングオンの方向に対して横方向に必要なわずかな力で穏やかなプッシングオフ運動およびプッシングオン運動を可能にするように、優れた滑り特性を有する上面または小さいローラを有するローラバーを含むことができる。プッシングオフ/プッシングオン要素12は、ベルトデフレクタ、ローラもしくはグライドバー(glide bar)、プッシャ、または回転プッシャを含むことができる。
【0083】
図2は、トレイ1に荷2を積みかつ荷2を積んだトレイ1を降ろすためのシステムの第2の実施形態を示す。このシステムは、第1のコンベヤ3と、前記第1のコンベヤ3の後の降下装置4と、降下装置4の後のストリップコンベヤ6と、ストリップコンベヤ6の後のリフトアウト装置8と、リフトアウト装置8の後の第2のコンベヤ10と、を備え、降下装置は、トレイ1が第1のコンベヤ3からストリップコンベヤ6上に下げられるようにする第1のセクショナルフランジ付きローラトラック17を含み、前記リフトアウト装置は、トレイ1がストリップコンベヤ6から第2のコンベヤ10上に持ち上げられるようにする第2のセクショナルフランジ付きローラトラック18を含む。
【0084】
図面では、第1のセクショナルフランジ付きローラトラック17は、昇降されうる4つのセクション17、17、17、17を含む。第2のセクショナルフランジ付きローラトラック18もまた、昇降されうる4つのセクション18、18、18、18を含む。前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラック17および/または第2のセクショナルフランジ付きローラトラック18は4つより多いセクションまたは4つより少ないセクションを含むことができ、前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラックおよび前記第2のセクショナルフランジ付きローラトラック内のセクションの数は、必ずしも1つである必要はなく、同じである必要もない。
【0085】
基本位置では、前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラック17の4つのセクション17、17、17、17は持ち上げられた状態にある。トレイ1が前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラック17に運ばれたときに、前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラック17のセクション17、17、17、17は、好ましくは前記4つのセクション17、17、17、17のすべてを同時に下げることによって下げられる。トレイ1が前記セクション17、17、17、17のうちの1つの上を移動したときに、前記対応するセクション17、17、17、17は再び基本位置に戻される。すなわち、前記対応するセクション17、17、17、17は下げられた状態から持ち上げられた状態に運ばれる。したがって、他のトレイ1が依然として前記セクショナルフランジ付きローラトラック17を通って輸送されている間に、別のトレイ1が前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラック17上に運ばれることができる。したがって、前記セクショナルフランジ付きローラトラック17上の2つのトレイ1の間の輸送距離はトレイの長さより短くてよいことになる。
【0086】
前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラック17のセクション17、17、17、17を下げることにより、トレイ1がストリップコンベヤ6のレベルまで運ばれ、ストリップ7は下からトレイ1のスロット19内に入ることができる。スロット19をストリップ7と同期させるために、制動要素11が第1の傾斜面4の領域内に設けられる。
【0087】
ウェブ21がストリップ7に当接した場合には、制動要素11は、ウェブ21の上面とストリップ7の上面との間の摩擦値より大きいがトレイ1が制動要素11の上で搬送されうるほど小さい機械的抵抗を生成する。このような同期により、ストリップコンベヤ6のストリップ7は、トレイ1のスロット19内に導入されることができ、トレイ1は、例えばストリップ7に載っていなくてもよい。
【0088】
荷2がトレイ1上に位置付けられたときに、荷2はストリップ7によって持ち上げられ、図1の(C)に記載されているように、ストリップ7から、例えば、プッシングオフ/プッシングオン要素12によってストリップコンベヤ6と平行に走る付属のコンベヤ13上に運ばれることができる。トレイ1に荷積みされるべきときに、前記プッシングオフ/プッシングオン要素12は、図1の(B)に記載されているように、1つまたは複数の荷をストリップコンベヤ6と平行に走る前記付属のコンベヤ13から前記トレイのスロット19を挿通したストリップ7上に運ぶために使用することができる。
【0089】
トレイ1は、荷2の有無にかかわらず、ストリップコンベヤ6によって前記第2のセクショナルフランジ付きローラトラック18まで移動され、4つのセクション18、18、18、18は基本位置になるように下げられる。トレイ1が第2のセクショナルフランジ付きローラトラック18上に運ばれたときに、第2のセクショナルフランジ付きローラトラック18のセクション18、18、18、18は、好ましくは前記4つのセクション18、18、18、18のすべてを同時に下げることによって持ち上げられる。トレイ1が前記セクション18、18、18、18のうちの1つの上を移動したときに、対応するセクション18、18、18、18は基本位置に戻される。すなわち、対応するセクション18、18、18、18は持ち上げられた状態から下げられた状態に運ばれる。
【0090】
セクション18、18、18、18を持ち上げることにより、ストリップ7はトレイ1のスロット19の外に移動される。荷2がストリップ7上に位置付けられると、次に荷2はトレイ1上に置かれる。したがって、接触面積が大きくなり、荷2は、より安全な方法で、すなわち、例えば滑ることなく、より大きい距離にわたってもトレイ1上で搬送されることができる。次いで、トレイ1は第2のコンベヤ10によって運ぶことができる。
【0091】
図3は、スロット19を有するトレイ1の断面図である。スロット19は、ストリップコンベヤ6上に置かれることになるトレイ1の表面の方へよりも物品2が置かれることになるトレイ1の表面の方へより狭くなっている形で設計されたリードインチャンファ20を含む。
【0092】
ストリップ7は、ストリップ7が、スロット19内に入った後でトレイ1のリムにまたはそれを越えて置かれる上面から突出するような高さ寸法になっている。したがって、荷2は、もはやトレイ1の上面と接触していないが、ストリップ7によって支持され、それよって荷2の接触面積を縮小することが確実になる。このような縮小は、ストリップ7の縦の側面がすべて、ストリップ7が通過するトレイ1の上面より小さい面積を有することで達成される。
【0093】
トレイ1が、荷2が位置付けられる表面から突出するリムを有するときに、ストリップ7は、ストリップ7がスロット19に入れられたときに、荷2を少なくともリムの上方に持ち上げるような長さであることが好ましく、それによって荷2はプッシュオフされうることを可能にする。荷2をストリップ7に押し付けるには、荷2は少なくともトレイ1のリムの上方に達している必要がある。
【0094】
図4は、種々の形のスロット19、19、19、19を含むトレイ1の平面図であり、前記スロット19、19、19、19はウェブ21によって互いに分離されている。前記ウェブ21はトレイ1と同じ材料で構成され、トレイ1に十分な安定性を与えるとともに、輸送を妨げるかもしれない変形なしに荷2を輸送するために必要である。
【0095】
トレイ1のゾーン24内には、コンベヤ上で前方または後方の輸送方向に輸送されている間、好ましくはスロット19、19、19、19が設けられるべきでなく、前記ゾーン24は、トレイ1がストリップコンベヤ6上にまで下げられることを可能にするように、ウェブ21より広くならないように支持される。
【0096】
輸送方向と平行であるトレイ1の外側ゾーン23内に、スロットはやはり設けられるべきでない。というのは、この場合、フランジ付きローラ15は、トレイ1が輸送されているのを確実にするようにトレイ1に作用することができるからである。その上、スロット19、19、19、19が設けられている場合でも、ストリップはトレイ1の輸送中にフランジ付きローラ15にぶつかり、したがって輸送を妨げることになるので、ストリップを挿入するのは不可能となる。
【0097】
図4に示されているトレイ1は、トレイ1の外側ゾーン23の外側にトレイ1の幅全体にわたって延びる6つのスロット19を含む。したがって、ストリップ7をスロット19内に導入させることが可能になり、それによって広い面積の上に荷2を支持する。しかしながら、スロット19、19、19、19にもかかわらずトレイ1の十分な安定性を確保するためには、例えば、荷2がスロット19、19、19、19の間に設けられたウェブ21を通ってトレイ1に置かれたときにトレイ1がたるまないように、トレイ1の幅全体にわたっては延びていないスロット19、19、19、19を有することも有利である。スロット19、19は、ウェブ21によって占められている面積がトレイ1の幅全体にわたって延びるスロット19間のウェブによって占められている面積より大きくなるように、トレイ1の幅の一部にしか延びていない。ウェブ21がオフセットされている、または、スロット19がオフセットされているトレイ1の場合、同期化は、トレイ1に制動効果を与える制動要素11によってではなく、代わりにキャリアによって行われるのが好ましいかもしれない。
【0098】
図5は、ストリップコンベヤ6の3つのストリップ7を例示的に示す。ストリップ7の縦側面の一方において、ストリップ7はストリップコンベヤ6に連結され、図示の場合はストリップコンベヤ6の上面から離れて垂直に突出する。ストリップコンベヤ6に接続されていないが、ストリップ7をトレイ1のスロット19、19、19、19内に導入させている間に最初に前記スロット19、19、19、19にあたる他方の縦側面には、スロット19、19、19、19内により容易に入るのを可能にする丸み25が設けられる。さらに、ストリップ7の縁部に設けられた丸み25は、荷2を積むまたは降ろす間に、荷2とストリップ7との間の摩擦を低減するように働くが、それによって依然としてストリップ7による十分な支持を確保にする。さらに、ストリップ7は、図示のように、上部リムのところに設けられた面取り縁26を含むことができる。
【符号の説明】
【0099】
1…トレイ、2…荷、物品、3…第1のコンベヤ、4…降下装置、5、9…ローラ、6…ストリップコンベヤ、7…ストリップ、8…リフトアウト装置、10…第2のコンベヤ、11…制動要素、12…プッシングオフ/プッシングオン要素、13…付属のコンベヤ、14…一貫したフランジ付きローラ、15…横フランジ付きローラ、16…自由空間、17…第1のセクショナルフランジ付きローラ、17、17、17、17…セクション、18…第2のセクショナルフランジ付きローラ、18、18、18、18…セクション、19、19、19、19…スロット、20…リードインチャンファ、21…ウェブ、23…外側ゾーン、24…ゾーン、25…丸み、26…面取り縁

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トレイ(1)に荷(2)を積みかつ/または前記荷(2)を積んだ前記トレイ(1)を降ろすためのシステムであって、
前記トレイ(1)を搬送するために設けられた第1のコンベヤ(3)であり、前記トレイ(1)が輸送方向に移動される、第1のコンベヤ(3)と、
前記第1のコンベヤ(3)の後に設けられた降下装置(4、17)であり、該降下装置(4、17)が、前記トレイ(1)を前記第1のコンベヤ(3)から該降下装置(4、17)の後のストリップコンベヤ(6)まで搬送するために設けられ、前記ストリップコンベヤ(6)のレベルが前記第1のコンベヤ(3)のレベルに関して下げられ、該降下装置(4、17)が前記トレイ(1)を前記ストリップコンベヤ(6)上へ下げるためにさらに設けられる、降下装置(4、17)と、
前記ストリップコンベヤ(6)の後に設けられたリフトアウト装置(8、18)であり、該リフトアウト装置(8、18)が、前記トレイ(1)を前記ストリップコンベヤ(6)から該リフトアウト装置(8、18)の後の第2のコンベヤ(10)まで搬送するために設けられ、前記ストリップコンベヤ(6)のレベルが前記第2のコンベヤ(10)のレベルに関して下げられ、該リフトアウト装置(8、18)が前記ストリップコンベヤ(6)から前記トレイ(1)を持ち上げるためにさらに設けられる、リフトアウト装置(8、18)と、
を備え、
前記トレイ(1)が、前記ストリップコンベヤ(6)のストリップ(7)をスロット(19)内に受け入れるように設計された前記スロット(19)を含む、システムにおいて、
前記ストリップコンベヤ(6)上の設けられた前記ストリップ(7)は、前記トレイ(1)が前記降下装置(4、17)によって前記ストリップコンベヤ(6)上に下げられている間、前記ストリップコンベヤ(6)の上面に対して垂直に配置され、前記トレイ(1)の前記スロット(19)内に垂直に入り、前記ストリップ(7)は、前記トレイ(1)が前記リフトアウト装置(8、18)によって前記ストリップコンベヤ(6)から持ち上げられている間、前記ストリップコンベヤ(6)の前記上面に対して垂直に配置され、前記トレイ(1)の前記スロット(19)から垂直に出ることを特徴とするシステム。
【請求項2】
当該システムが、前記トレイ(1)のウェブ(21)が前記ストリップコンベヤ(6)のストリップ(7)に当接したときに前記トレイ(1)に影響を及ぼす、前記トレイ(1)のスロット(19)を前記ストリップ(7)と同期させるための同期要素をさらに備え、前記ウェブ(21)が2つの前記ストリップ(7)の間に配置される、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記同期要素が、ふき取りブラシまたはばね式加圧バーを設けた制動要素(11)を備える、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記同期要素が、回転界磁石またはヒステリシス要素によって制動効果を生み出しかつばね部材によって圧迫されるベルトまたは摩擦車を設けた制動要素(11)を備える、請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
前記同期要素が前記ストリップコンベヤ(6)に設けられたキャリアを備え、前記トレイ(1)の連続輸送が好ましくは前記キャリアによって支持され、前記キャリアが好ましくは、前記ストリップ(7)から突出しかつ前記トレイの長さより大きい距離のところで前記ストリップコンベヤ(6)上に配置されるように設計されている、請求項2に記載のシステム。
【請求項6】
前記降下装置(4、17)が、前記トレイ(1)を前記第1のコンベヤ(3)から前記ストリップコンベヤ(6)上へ下げるための第1の傾斜面(4)を備え、前記リフトアウト装置(8、18)が、前記トレイ(1)を前記ストリップコンベヤ(6)から前記第2のコンベヤ(10)上に持ち上げるための第2の傾斜面(8)を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項7】
前記第1の傾斜面(4)および前記第2の傾斜面(8)がそれぞれ少なくとも1つのスライドレールを含み、前記少なくとも1つのスライドレールが好ましくは従動ローラおよび/または非従動ローラを備える、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記降下装置(4、17)が、前記トレイ(1)を前記第1のコンベヤ(3)から前記ストリップコンベヤ(6)上へ下げるための前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラック(17)を備え、前記リフトアウト装置(8、18)が、前記トレイ(1)を前記ストリップコンベヤ(6)から前記第2のコンベヤ(10)上に持ち上げるための第2のセクショナルフランジ付きローラトラック(18)を備える、請求項1〜5のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項9】
前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラック(17)が昇降されうるセクション(17、17、17、17)を備える、および/または、
前記第2のセクショナルフランジ付きローラトラック(18)が昇降されうるセクション(18、18、18、18)を備える、請求項8に記載のシステム。
【請求項10】
前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラック(17)の前記セクション(17、17、17、17)を下げる間に、前記セクション(17、17、17、17)のすべてが好ましくは同時に下げられている、および/または、
前記第2のセクショナルフランジ付きローラトラック(18)の前記セクション(18、18、18、18)を持ち上げる間に、前記セクション(18、18、18、18)のすべてが好ましくは同時に持ち上げられている、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
前記第1のセクショナルフランジ付きローラトラック(17)の前記セクション(17、17、17、17)を下げる間に、複数の前記セクション(17、17、17、17)が好ましくは同時に下げられている、および/または、
前記第2のセクショナルフランジ付きローラトラック(18)の前記セクション(18、18、18、18)を持ち上げる間に、複数の前記セクション(18、18、18、18)が好ましくは同時に持ち上げられている、請求項9または10に記載のシステム。
【請求項12】
当該システムが前記ストリップコンベヤ(6)のレベルに付属のコンベヤ(13)をさらに備え、前記付属のコンベヤ(13)が、トレイ(1)に積まれるべき荷(2)を搬送しかつ/または前記トレイ(1)から降ろされるべき前記荷(2)を受け入れるために設けられる、請求項1〜11のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項13】
当該システムが、荷(2)を前記付属のコンベヤ(13)上に降ろすための、または、前記付属のコンベヤ(13)から前記トレイ(1)に前記荷(2)を積むための、前記ストリップコンベヤ(6)の上のメカニカルガイダンスの形のプッシングオフ/プッシングオン要素(12)をさらに備え、前記メカニカルガイダンスが好ましくは、滑り摩擦を改善するためのローラを設けられるかまたは能動的に駆動され、前記プッシングオフ/プッシングオン要素(12)が好ましくは、湾曲した輪郭、滑り摩擦が変化するゾーン、および/または能動駆動部、好ましくは前記デフレクタの一端に駆動ロールを設けられた能動駆動部を有する、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記プッシングオフ/プッシングオン要素(12)が、荷(2)を前記付属のコンベヤ(13)上に降ろすための、または、前記付属のコンベヤ(13)から前記トレイ(1)に前記荷(2)を積むための、前記ストリップコンベヤ(6)の上を前記ストリップコンベヤ(6)まで同期して移動するプッシャの形で設けられる、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記ストリップ(7)が、前記ストリップコンベヤ(6)の輸送方向に対して横方向に小さい静止摩擦および小さい滑り摩擦を有する丸められた縁部を有する、請求項1〜14のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項16】
荷積みおよび/または荷降ろしすることが、前記ストリップコンベヤ(6)が連続的に駆動される状態で行われる、請求項1〜15のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項17】
前記スロット(19)を前記ストリップと同期させることが、前記ストリップコンベヤ(6)が連続的に駆動される状態で行われる、請求項2〜16のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項18】
トレイ(1)に荷(2)を積みかつ/または前記荷(2)を積んだ前記トレイ(1)を降ろす方法であって、
トレイ(1)を第1のコンベヤ(3)によって輸送方向に輸送するステップと、
前記トレイ(1)を前記第1のコンベヤ(3)の後に設けられた降下装置(4、17)によって前記降下装置(4、17)の後のストリップコンベヤ(6)上へ下げるステップであって、前記ストリップコンベヤ(6)のレベルが前記第1のコンベヤ(3)のレベルに関して下げられるステップと、
前記トレイ(1)を前記ストリップコンベヤ(6)によって前記ストリップコンベヤ(6)の後のリフトアウト装置(8、18)まで輸送するステップと、
前記トレイ(1)を前記ストリップコンベヤ(6)から前記リフトアウト装置(8、18)によって持ち上げるステップと、
前記トレイ(1)を前記リフトアウト装置(8、18)の後に設けられた第2のコンベヤ(10)まで輸送するステップであって、前記ストリップコンベヤ(6)のレベルが前記第2のコンベヤ(10)のレベルに関して下げられるステップと、
を含み、
前記トレイ(1)が、前記ストリップコンベヤ(6)のストリップ(7)をスロット(19)内に受け入れるように設計された前記スロット(19)を含む、方法において、
前記トレイ(1)を前記降下装置(4、17)によって前記ストリップコンベヤ(6)上へ下げる間に、前記ストリップコンベヤ(6)上に配置された前記ストリップ(7)が、前記ストリップコンベヤ(6)の上面に対して垂直に配置され、前記トレイ(1)の前記スロット(19)内に垂直に入ること、および
前記トレイ(1)を前記リフトアウト装置(8、18)によって前記ストリップコンベヤ(6)から持ち上げる間に、前記ストリップ(7)が、前記ストリップコンベヤ(6)の上面に対して垂直に配置され、前記トレイ(1)の前記スロット(19)から垂直に出ること
を特徴とする方法。
【請求項19】
トレイ(1)のスロット(19)を前記ストリップ(7)と同期させる同期ステップをさらに含み、
前記同期ステップ中に、前記トレイ(1)のウェブ(21)が前記ストリップコンベヤ(6)の前記ストリップ(7)に当接したときに前記トレイ(1)に効果が引き起こされ、前記ウェブ(21)が2つのストリップ(7)の間に配置される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
当該方法が、トレイ(1)に荷(2)を積むステップをさらに含み、前記荷(2)が、前記ストリップコンベヤ(6)のレベルにある付属のコンベヤ(13)によって搬送され、前記荷(2)が、プッシングオフ/プッシングオン要素(12)によって前記付属のコンベヤ(13)から前記ストリップコンベヤ(6)の前記ストリップ上に運ばれ、前記ストリップが前記トレイ(1)の前記スロット内に導入される、および/または、
当該方法が、前記荷(2)を積んだ前記トレイ(1)を降ろすステップをさらに含み、前記荷(2)が、前記プッシングオフ/プッシングオン要素(12)によって、前記トレイ(1)の前記スロット内に挿入された前記ストリップコンベヤ(6)の前記ストリップから前記付属のコンベヤ(13)上に運ばれる、請求項18または19に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−67514(P2013−67514A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−206115(P2012−206115)
【出願日】平成24年9月19日(2012.9.19)
【出願人】(506040652)クロネス アクティェンゲゼルシャフト (55)
【Fターム(参考)】