説明

トロンボポエチン擬態物

本発明は、化合物、並びに免疫性血小板減少性紫斑病、癌化学療法、手術、骨髄又は幹細胞移植、放射線傷害又は治療、慢性ウイルス性感染症及び汎血球減少症などの疾患又は症状から生じた血小板減少症の治療への、その使用に関する。本発明は更に、本発明の化合物及び組成物を含んでなる医薬組成物、並びに、哺乳類(ヒトを含む)におけるかかる疾患の治療方法であって、かかる哺乳類に、有効量の選択されたトロンボポエチン受容体アゴニストを投与することによる方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物:
【化1】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
(式中、Aは置換若しくは非置換アルキル基、アルケニル基、アリール基、シクロアルキル基、ヘテロアリール基又は飽和若しくは部分的に不飽和のヘテロシクロアルキル基からなる群から選択され、
Bは水素、置換若しくは非置換アルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基又はヘテロシクロアルキルアルキル基であり、
Qは1〜4個の置換基Rで置換された5員若しくは6員の飽和、不飽和若しくは部分的に不飽和のヘテロ環であり、
は水素、ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、アルキルホスホニルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジアルキルアミノカルボニルオキシ基、−S(O)又は−C(CF)OH(nが0、1又は2であり、
はアルキル基、ハロアルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロアラルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基又はヘテロシクリル基である)であり、
は水素、ハロ基、シクロアルキル基、(C1−4)アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、カルボキシアルキル基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、ハロアルキル基、シアノ基又はアルコキシカルボニル基であり、
各Rは水素、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、ハロ基、ハロアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシアルキルオキシ基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキルアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルキルオキシ基、アミノカルボニルアミノ基、アルキルアミノカルボニルアミノ基、ジアルキルアミノカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニルオキシ基、アルコキシカルボニルアミノ基、シアノ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、シクロアルキルアミノアルキル基、ハロアルキルアミノアルキル基、アルコキシアルキル基及びオキソ基からなる群から独立に選択され、
少なくとも1つの置換基Rがオキソ基であり、
Lはアゾ基及びハロアルキレンアミノ基からなる群から選択され、
但し、Aが置換若しくは非置換アルキル基、アルケニル基、アリール基又はヘテロアリール基であるとき、
Lはアゾ基であり、
Bはアリール基又はシクロアルキル基であり、
Bは1つ以上のRで置換され、
各Rはアシル基、アルケニル基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルキルアミノ基、アルコキシアルキルアミノカルボニル基、アルコキシアルキルオキシ基、アルコキシアルキルオキシアルキル基、アルコキシアルキルオキシカルボニル基、アルコキシアルキルオキシカルボニルアルキル基、アルコキシアルキルアミノカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルアミノ基、アルキルアミノアルキル基、アルキルアミノアルキルオキシアルキル基、アルキルカルボニル基、アルキルカルボニルアミノ基、アルキルカルボニルオキシ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノアルキル基、アルキルスルホニルアミノカルボニル基、アルキルチオ基、アルキニル基、アミノ基、アミノアルキル基、アミノアルキルオキシ基、アミノカルボニル基、アミノカルボニルアミノ基、アミノカルボニルオキシ基、アラルキニル基、アラルケニル基、アラルキル基、アラルキルオキシ基、アラルキルオキシカルボニルアルキル基、アラルキルオキシカルボニルアミノ基、アリール基、アリールアミノアルキル基、アリールアミノカルボニル基、アリールオキシ基、アリールオキシアルキル基、アリールチオアルキル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、カルボキシアルキルアミノアルキル基、カルボキシアルキルアミノカルボニル基、カルボキシアルキルオキシアルキル基、シアノ基、シアノアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルカルボニルアミノアルキル基、シクロアルキルカルボニルオキシアルキル基、シクロアルキルオキシ基、ジアルキルアミノ基、ジアルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキルアミノ基、ジアルキルアミノアルキルオキシ基、ジアルキルアミノアルキルオキシカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニルアルキルオキシ基、ハロアルケニル基、ハロアルコキシアルキル基、ハロアルコキシカルボニル基、ハロアルキルアミノ基、ハロアルキルアミノアルキル基、ハロアルキルアミノカルボニル基、ヘテロアラルキニル基、ヘテロアラルケニル基、ヘテロアラルキル基、ヘテロアラルキルオキシ基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアミノカルボニル基、ヘテロアリールアミノカルボニルアルキル基、ヘテロアリールオキシアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキルアルキル基、ヘテロシクロアルキルアルキルオキシ基、ヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル基、ヘテロシクロアルキルアミノカルボニル基、ヘテロシクロアルキルオキシ基、ヘテロシクロアルキルオキシアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキルアミノ基、ヒドロキシアルキルオキシ基、ヒドロキシアルキルオキシアルキル基及びトリアルキルシリル基からなる群から独立に選択される)
【請求項2】
Qが以下からなる群から選択され、
【化2】

各Rが水素、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、ハロ基、ハロアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシアルキルオキシ基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキルアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルキルオキシ基、アミノカルボニルアミノ基、アルキルアミノカルボニルアミノ基、ジアルキルアミノカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニルオキシ基、アルコキシカルボニルアミノ基、シアノ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、シクロアルキルアミノアルキル基、ハロアルキルアミノアルキル基及びアルコキシアルキル基からなる群から独立に選択され、
Lが−N=N−又は−CH(R)−NH−であり、
がアルコキシ基及びアルコキシアルキルオキシ基で任意に置換されてもよいハロアルキル基であり、
但し、Aが置換若しくは非置換アルキル基、アルケニル基、アリール基又はヘテロアリール基であるとき、
Lが−N=N−であり、
Bがアリール基又はシクロアルキル基であり、
Qがピラゾロン部分:
【化3】

であり、
Bが1つ以上のRで置換され、
各Rがアシル基、アルケニル基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルキルアミノ基、アルコキシアルキルアミノカルボニル基、アルコキシアルキルオキシ基、アルコキシアルキルオキシアルキル基、アルコキシアルキルオキシカルボニル基、アルコキシアルキルオキシカルボニルアルキル基、アルコキシアルキルアミノカルボニル基、アルコキシカルボニル基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルキルアミノ基、アルキルアミノアルキル基、アルキルアミノアルキルオキシアルキル基、アルキルカルボニル基、アルキルカルボニルアミノ基、アルキルカルボニルオキシ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、アルキルスルホニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノアルキル基、アルキルスルホニルアミノカルボニル基、アルキルチオ基、アルキニル基、アミノ基、アミノアルキル基、アミノアルキルオキシ基、アミノカルボニル基、アミノカルボニルアミノ基、アミノカルボニルオキシ基、アラルキニル基、アラルケニル基、アラルキル基、アラルキルオキシ基、アラルキルオキシカルボニルアルキル基、アラルキルオキシカルボニルアミノ基、アリール基、アリールアミノアルキル基、アリールアミノカルボニル基、アリールオキシ基、アリールオキシアルキル基、アリールチオアルキル基、カルボキシ基、カルボキシアルキル基、カルボキシアルキルアミノアルキル基、カルボキシアルキルアミノカルボニル基、カルボキシアルキルオキシアルキル基、シアノ基、シアノアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルキルアミノカルボニル基、シクロアルキルカルボニルアミノアルキル基、シクロアルキルカルボニルオキシアルキル基、シクロアルキルオキシ基、ジアルキルアミノ基、ジアルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキルアミノ基、ジアルキルアミノアルキルオキシ基、ジアルキルアミノアルキルオキシカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニルアルキルオキシ基、ハロアルケニル基、ハロアルコキシアルキル基、ハロアルコキシカルボニル基、ハロアルキルアミノ基、ハロアルキルアミノアルキル基、ハロアルキルアミノカルボニル基、ヘテロアラルキニル基、ヘテロアラルケニル基、ヘテロアラルキル基、ヘテロアラルキルオキシ基、ヘテロアリール基、ヘテロアリールアミノカルボニル基、ヘテロアリールアミノカルボニルアルキル基、ヘテロアリールオキシアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキルアルキル基、ヘテロシクロアルキルアルキルオキシ基、ヘテロシクロアルキルアルキルオキシカルボニル基、ヘテロシクロアルキルアミノカルボニル基、ヘテロシクロアルキルオキシ基、ヘテロシクロアルキルオキシアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、ヒドロキシアルキルアミノ基、ヒドロキシアルキルオキシ基、ヒドロキシアルキルオキシアルキル基及びトリアルキルシリル基からなる群から独立に選択される、請求項1記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項3】
Aが置換若しくは非置換シクロアルキル基又は飽和若しくは部分的に不飽和のヘテロシクロアルキル基であり、
Qが
【化4】

からなる群から選択され、
各Rが水素、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、ハロ基、ハロアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシアルキルオキシ基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキルアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルキルオキシ基、アミノカルボニルアミノ基、アルキルアミノカルボニルアミノ基、ジアルキルアミノカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニルオキシ基、アルコキシカルボニルアミノ基、シアノ基、アルキルチオ基、アルキルスルホニル基、シクロアルキルアミノアルキル基、ハロアルキルアミノアルキル基及びアルコキシアルキル基からなる群から独立に選択され、
Lが−N=N−又は−CH(R)−NH−であり、
がアルコキシ基及びアルコキシアルキルオキシ基で任意に置換されてもよいハロアルキル基である、請求項1記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項4】
式IIの化合物:
【化5】

又は薬理学的に許容できる塩、その溶媒和物及び/若しくはエステル。
(式中、Aはヘテロシクロアルキル基又はシクロアルキル基であり、
Bは水素、アルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基又はヘテロシクロアルキルアルキル基であり、
は水素、ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、アルキルホスホニルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジアルキルアミノカルボニルオキシ基、−S(O)又は−C(CF)OH(nが0、1又は2であり、
がアルキル基、ハロアルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロアラルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基又はヘテロシクリル基である)であり、
は水素、ハロ基、シクロアルキル基、(C1−4)アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、カルボキシアルキル基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、ハロアルキル基、シアノ基又はアルコキシカルボニル基であり、
は水素、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシアルキル基、アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシアルキルオキシ基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキルアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルキルオキシ基、アミノカルボニルアミノ基、アルキルアミノカルボニルアミノ基、ジアルキルアミノカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニルオキシ基、アルコキシカルボニルアミノ基、シアノ基、アルキルチオ基又はアルキルスルホニル基であり、
Lは−N=N−又は−CH(R)−NH−(Rがアルコキシ基及びアルコキシアルキルオキシ基で任意に置換されてもよいハロアルキル基である)である)
【請求項5】
Bが置換フェニル基又は置換(C1−6)ヘテロシクロアルキル基であり、
がヒドロキシ基、カルボキシ基又はアルコキシ基であり、
が水素、ハロ基、(C1−4)アルキル基又はカルボキシアルキル基であり、
が(C1−4)アルキル基であり、
Lが−N=N−又は−CH(R)NH−であり、
がハロアルキル基である、請求項4記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項6】
がヒドロキシ基であり、
が水素であり、
がメチル基である、請求項4記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項7】
式IIIの化合物
【化6】

又は薬理学的に許容できる塩、その溶媒和物及び/若しくはエステル。
(式中、Aはヘテロシクロアルキル基又はシクロアルキル基であり、
Bは水素、アルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基又はヘテロシクロアルキルアルキル基であり、
は水素、ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、アルキルホスホニルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジアルキルアミノカルボニルオキシ基、−S(O)又は−C(CF)OH(nが0、1又は2であり、
がアルキル基、ハロアルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロアラルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基又はヘテロシクリル基である)であり、Rは水素、ハロ基、シクロアルキル基、(C1−4)アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、カルボキシアルキル基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、ハロアルキル基、シアノ基又はアルコキシカルボニル基であり、
及びR10は各々独立に、水素、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、ハロアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシアルキルオキシ基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキルアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルキルオキシ基、アミノカルボニルアミノ基、アルキルアミノカルボニルアミノ基、ジアルキルアミノカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニルオキシ基、アルコキシカルボニルアミノ基、シアノ基、アルキルチオ基、シクロアルキルアミノアルキル基、ハロアルキルアミノアルキル基及びアルキルスルホニル基からなる群から選択され、
Lは−N=N−又は−CH(R)−NH−(Rがアルコキシ基及びアルコキシアルキルオキシ基で任意に置換されてもよいハロアルキル基である)である)
【請求項8】
Bが置換フェニル基又は置換(C1−6)ヘテロシクロアルキル基であり、
がヒドロキシ基、カルボキシ基又はアルコキシ基であり、
が水素、ハロ基、(C1−4)アルキル基又はカルボキシアルキル基であり、
が(C1−4)アルキル基であり、
10が−CH−NR2122であり、
21及びR22が各々独立に、水素、アルキル基及び置換アルキル基であるか、
又はそれらが結合する窒素原子と共にC−Cの任意に置換されてもよいヘテロ環を形成し、
Lが−N=N−又は−CH(R)NH−であり、
がハロアルキル基である、請求項7記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項9】
がヒドロキシ基であり、
が水素であり、
がメチル基である、請求項7記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項10】
式IVの化合物:
【化7】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
(式中、Aはヘテロシクロアルキル基又はシクロアルキル基であり、
Bは水素、アルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基又はヘテロシクロアルキルアルキル基であり、Rは水素、ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、アルキルホスホニルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジアルキルアミノカルボニルオキシ基、−S(O)又は−C(CF)OH(nが0、1又は2であり、
がアルキル基、ハロアルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロアラルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基又はヘテロシクリル基である)であり、Rは水素、ハロ基、シクロアルキル基、(C1−4)アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、カルボキシアルキル基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、ハロアルキル基、シアノ基又はアルコキシカルボニル基であり、
11は水素、ヒドロキシ基、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、ハロアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アルコキシアルキルオキシ基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキルアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、シクロアルキルオキシ基、アミノカルボニルアミノ基、アルキルアミノカルボニルアミノ基、ジアルキルアミノカルボニルアミノ基、アルキルスルホニルアミノ基、アミノカルボニルオキシ基、アルコキシカルボニルアミノ基、シアノ基、アルキルチオ基、シクロアルキルアミノアルキル基、ハロアルキルアミノアルキル基又はアルキルスルホニル基であり、
Lは−N=N−又は−CH(R)−NH−(Rがアルコキシ基及びアルコキシアルキルオキシ基で任意に置換されてもよいハロアルキル基である)である)
【請求項11】
Bが置換フェニル基又は置換(C1−6)ヘテロシクロアルキル基であり、
がヒドロキシ基、カルボキシ基又はアルコキシ基であり、
が水素、ハロ基、(C1−4)アルキル基又はカルボキシアルキル基であり、
11が(C1−4)アルキル基、ヘテロアリール基、ジアルキルアミノアルキル基又はヘテロシクロアルキルアルキル基であり、
Lが−N=N−又は−CH(R)NH−であり、
がハロアルキル基である、請求項10記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項12】
がヒドロキシ基であり、
が水素であり、
11がメチル基である、請求項10記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項13】
式Vの化合物:
【化8】

又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
(式中、Aはヘテロシクロアルキル基又はシクロアルキル基であり、
Bは水素、アルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基又はヘテロシクロアルキルアルキル基であり、
は水素、ヒドロキシ基、アルコキシ基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、シリルオキシ基、アシルオキシ基、アルキルスルホニルオキシ基、アルキルホスホニルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アルキルアミノカルボニルオキシ基、ジアルキルアミノカルボニルオキシ基、−S(O)又は−C(CF)OH(nが0、1又は2であり、Rがアルキル基、ハロアルキル基、アリール基、アラルキル基、ヘテロアリール基、ヘテロアラルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基又はヘテロシクリル基である)であり、
は水素、ハロ基、シクロアルキル基、(C1−4)アルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、カルボキシアルキル基、アミノ基、アシルアミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、ハロアルキル基、シアノ基又はアルコキシカルボニル基であり、
12は水素、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アルコキシアルキル基、アミノアルキル基、アルキルアミノアルキル基、ジアルキルアミノアルキル基、アルコキシカルボニル基、ヘテロシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキルアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アミノカルボニル基、アルキルアミノカルボニル基、ジアルキルアミノカルボニル基、アルキルスルホニル基、ヘテロアリール基、ハロアルキル基、アルキルスルホニル基、シクロアルキルアミノアルキル基、ハロアルキルアミノアルキル基又はヘテロシクロアルキル基であり、
Lは−N=N−又は−CH(R)−NH−(Rがアルコキシ基及びアルコキシアルキルオキシ基で任意に置換されてもよいハロアルキル基である)である)
【請求項14】
Bが置換フェニル基又は置換(C1−6)ヘテロシクロアルキル基であり、
がヒドロキシ基、カルボキシ基又はアルコキシ基であり、
が水素、ハロ基、(C1−4)アルキル基又はカルボキシアルキル基であり、
12が(C1−4)アルキル基、ジアルキルアミノアルキル基又はヘテロシクロアルキルアルキル基であり、
Lが−N=N−又は−CH(R)NH−であり、
がハロアルキル基である、請求項13記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項15】
がヒドロキシ基であり、
が水素であり、
12がメチル基である、請求項13記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項16】
Lが−N=N−又は−CH(CF)−NH−である、請求項4記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項17】
Lが−N=N−である、請求項4記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項18】
Lが−N=N−又は−CH(CF)−NH−である、請求項7記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項19】
Lが−N=N−である、請求項7記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項20】
Lが−N=N−又は−CH(CF)−NH−である、請求項10記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項21】
Lが−N=N−である、請求項10記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項22】
Lが−N=N−又は−CH(CF)−NH−である、請求項13記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項23】
Lが−N=N−である、請求項13記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項24】
3−(3’−{2−[1−(3,4−ジメチルフェニル)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イリデン]ヒドラジノ}−2’−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン−1−カルボン酸、3−(3’−{2−[1−(3,4−ジメチルフェニル)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イリデン]ヒドラジノ}−2’−ヒドロキシフェニル)−1−(1H−テトラゾール−5−イル)シクロヘキサン、4−(3’−{2−[1−(3,4−ジメチルフェニル)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イリデン]ヒドラジノ}−2’−ヒドロキシフェニル)ピペリジン−1−イル酢酸、1−メチル−1−オキソ−4−(3’−{2−[1−(3,4−ジメチルフェニル)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イリデン]ヒドラジノ}−2’−ヒドロキシフェニル)−1λ−ホスフィナン、3−(3’−{2−[1−(1−メチル−1−オキソ−1λ−ホスフィナン−4−イル)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イリデン]ヒドラジノ}−2’−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン−1−カルボン酸、3−(3’−{2−[1−(1−シクロプロピルピペリジン−4−イル)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イリデン]ヒドラジノ}−2’−ヒドロキシフェニル)−1−(1H−テトラゾール−5−イル)シクロヘキサン、3−(3’−{2−[1−(3,4−ジクロロフェニル)−3−(N,N−ジメチルアミノメチル)−4−メチル−2,6−(1H,5H)−ピリジンジオン−4−イリデン]ヒドラジノ}−2’−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン−1−カルボン酸、3−(3’−{2−[1−(3,4−ジメチルフェニル)−2−(N,N−ジメチルアミノメチル)−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−4−イリデン]ヒドラジノ}−2’−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン−1−カルボン酸、3−(3’−{2−[5−(3,4−ジメチルフェニル)−1−メチル−2,4−ピロリジンジオン−4−イリデン]ヒドラジノ}−2’−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン−1−カルボン酸、3−(3’−N−{1−[1−(3,4−ジメチルフェニル)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イル]−2,2,2−トリフルオロエチルアミノ}−2’−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン−1−カルボン酸、からなる群から選択される化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項25】
3−(3’−{2−[1−(3,4−ジメチルフェニル)−3−メチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−ピラゾール−4−イリデン]ヒドラジノ}−2’−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン−1−カルボン酸という化合物名である化合物、又はその薬理学的に許容できる塩、溶媒和物及び/若しくはエステル。
【請求項26】
3−(2−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンカルボン酸という化合物名である化合物。
【請求項27】
4−(2−ヒドロキシフェニル)ピペリジン−1−イル酢酸という化合物名である化合物。
【請求項28】
請求項1記載の少なくとも1つの化合物と、少なくとも1つの薬理学的に許容できる賦形剤とを含んでなる医薬組成物。
【請求項29】
請求項1記載の少なくとも1つの化合物と、少なくとも1つのコルチコステロイドと、少なくとも1つの薬理学的に許容できる賦形剤とを含んでなる医薬組成物。
【請求項30】
請求項1記載の少なくとも1つの化合物と、少なくとも1つの造血成長因子と、少なくとも1つの薬理学的に許容できる賦形剤とを含んでなる医薬組成物。
【請求項31】
TPO擬態物に応答する生理的障害、症候群又は疾患を治療する方法であって、それを必要とする動物に有効量の少なくとも1つの請求項1記載の化合物又はその薬理学的に許容できる塩及び/又は溶媒和物を投与する工程を有してなり、前記生理的障害、症候群又は疾患が、免疫性血小板減少性紫斑病、癌化学療法、手術、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、重度の細菌感染症、肝臓移植、骨髄移植、幹細胞移植、血小板減少症を生じさせる治療、放射線傷害又は治療、C型肝炎ウイルス感染症、ヒト免疫不全症ウイルス感染症、骨髄異形成症候群、血液損失又は採血、からなる群から選択される原因因子から生じた血小板減少症である方法。
【請求項32】
前記動物がヒトである、請求項31記載の方法。
【請求項33】
前記症候群が、免疫性血小板減少性紫斑病から生じた血小板減少症である、請求項31記載の方法。
【請求項34】
更に、有効量の、他のTPO擬態物、コルチコステロイド、静脈免疫グロブリン、造血成長因子、細胞周期開始因子、化学療法剤からなる群から選択される少なくとも1つの活性成分を投与するステップを有してなり、前記生理的障害、疾患若しくは症候群が、免疫性血小板減少性紫斑病、癌化学療法から生じた血小板減少症、C型慢性肝炎ウイルス感染から生じた血小板減少症及びヒト免疫不全症ウイルス感染症から生じた血小板減少症、からなる群から選択される、請求項31記載の方法。
【請求項35】
前記生理的障害が、C型肝炎ウイルス感染から生じた血小板減少症である、請求項34記載の方法。
【請求項36】
前記生理的障害が、癌化学療法から生じた血小板減少症である、請求項34記載の方法。
【請求項37】
更に、有効量のプレドニゾンを投与するステップを有してなる、請求項35記載の方法。
【請求項38】
更に、有効量のIL−11を投与するステップを有してなり、前記生理的障害が癌である、請求項36記載の方法。
【請求項39】
傷害若しくは生理的障害、症候群又は疾患を治療する方法であって、有効量の、請求項1記載の化合物、又はその薬理学的に許容できる塩及び/若しくは溶媒和物で、幹細胞又は造血前駆細胞を曝露して、当該幹細胞及び造血前駆細胞を増殖させるステップと、当該幹細胞又は造血前駆細胞を必要とする動物に当該幹細胞又は造血前駆細胞を投与するステップとを有してなる方法。
【請求項40】
前記傷害若しくは生理的障害、症候群若しくは疾患が、心筋梗塞、軟組織傷害、心不全、アテローム動脈硬化性の血管の修復及び中枢神経系の疾患からなる群から選択される、請求項39記載の方法。

【公表番号】特表2010−511631(P2010−511631A)
【公表日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−539526(P2009−539526)
【出願日】平成19年11月30日(2007.11.30)
【国際出願番号】PCT/US2007/086186
【国際公開番号】WO2008/070583
【国際公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【出願人】(509153825)ステイテジックス・インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】STATegics, Inc.
【Fターム(参考)】