説明

トンネル用セグメントおよびこれに用いられるグラウトキャップ

【課題】 トンネル内で火災があった場合などでも、トンネル用セグメントにおけるグラウト注入孔に形成された逆止弁の熱による損傷を防止することができるトンネル用セグメントを提供する。
【解決手段】 セグメント本体1におけるグラウト注入孔1には、裏込め注入材の注入が済んだ後、逆止弁22が設けられ、下方の開口部がセラミックス製のグラウトキャップ3に封止されて閉塞される。また、グラウトキャップ3がグラウト注入孔1を封止している際の頭部31におけるセグメント本体の内面側の面と逆止弁22との離間距離が、逆止弁耐熱性充足距離以上の距離とされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル用セグメントおよびトンネル用セグメントに用いられるグラウトキャップに関する。
【背景技術】
【0002】
シールドトンネルに用いられるトンネル用セグメントには、地山とセグメントとの間に水ガラスやベントナイトなどの裏込め注入材を注入する裏込め注入を行う際のグラウト注入孔が形成されている。このグラウト注入孔から裏込め注入材を注入することにより、地山とセグメントとの間に裏込め注入層が形成される。また、グラウト注入が終了した後は、グラウト注入孔からグラウト注入材が逆流しないように、グラウト注入孔に逆止弁が設けられる。
【0003】
さらに、裏込め注入が済んだ後に、グラウト注入孔を蓋部材(グラウトキャップ)によって塞がれるトンネル用セグメントが知られている(たとえば、特許文献1参照)。このトンネル用セグメントでは、グラウト注入孔を蓋部材で塞ぐことにより、グラウト注入孔内を保護している。また、このトンネル用セグメントでは、蓋部材をセラミックスで形成することにより、蓋部材の耐熱性や耐久性を高めている。こうして、トンネル内で火災が発生した場合などにおいても、蓋部材が熱によって損傷することを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−177547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に開示されたトンネル用セグメントでは、蓋部材をセラミックスで形成することにより、蓋部材自体の熱による損傷を防止することができる。しかし、蓋部材が熱によって加熱されると、その熱がグラウト注入孔内に伝熱され、熱によって逆止弁を損傷させる可能性があるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明の課題は、トンネル内で火災があった場合などでも、トンネル用セグメントにおけるグラウト注入孔に形成された逆止弁の熱による損傷を防止することができるトンネル用セグメントを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決した本発明に係るトンネル用セグメントは、トンネルの内側面に配設されるセグメント本体を備えるトンネル用セグメントであって、トンネルの地表面とセグメント本体との間における裏込め注入領域に注入される裏込め注入材を供給する裏込め注入孔がセグメント本体に形成され、裏込め注入孔に注入孔パイプが配設され、裏込め注入領域に対する裏込め注入材の充填が済んだ後に、注入孔パイプにおける裏込め注入領域側に取り付けられる逆止弁を備えており、裏込め注入孔におけるセグメント本体の内面側に、逆止弁に対する耐熱性を高める逆止弁耐火構造が形成されており、逆止弁耐火構造は、裏込め注入孔におけるセグメント本体の内側に形成され、セグメント本体の外側面から内側面に行くにしたがって拡径する拡径部と、裏込め注入孔を封止して閉塞するセラミックス製のグラウトキャップと、を備えており、グラウトキャップは、拡径部に収容される頭部と、頭部に設けられて注入孔パイプに接合される接合部と、を備えており、頭部におけるセグメント本体の内面側と逆止弁との離間距離が、逆止弁耐熱性充足距離以上とされていることを特徴とする。
【0008】
本発明に係るトンネル用セグメントにおいては、グラウトキャップの頭部におけるセグメント本体の内側面と逆止弁との離間距離が、逆止弁耐熱性充足距離以上とされている。このため、グラウトキャップと逆止弁との間における熱を伝達させる領域での距離を長くすることができる。したがって、トンネル内で火災が生じた場合などのときにおいても、トンネル内で火災があった場合などでも、トンネル用セグメントにおけるグラウト注入孔に形成された逆止弁の熱による損傷を防止することができる。
【0009】
ここで、逆止弁耐熱性充足距離が、逆止弁を構成する材料に基づいて定められているのが好適である。
【0010】
このように、逆止弁耐熱性充足距離が、逆止弁を構成する材料に基づいて定められていることにより、熱による逆止弁の破損を効果的に防止することができる。
【0011】
また、グラウトキャップに、開口凹部が形成されており、開口凹部に断熱材または吸熱材が充填されている態様とすることができる。
【0012】
このように、グラウトキャップに形成された開口凹部に断熱材または吸熱材が充填されていることにより、熱による逆止弁の破損を一層効果的に防止することができる。
【0013】
さらに、グラウトキャップにおける接合部が、雄ネジ部または雌ネジ部であり、注入孔パイプにおける接合部と接合する部位に、接合部における雄ネジ部または雌ネジ部がネジ込まれる雌ネジ部または雄ネジ部が形成されている態様とすることができる。
【0014】
このように、グラウトキャップと注入パイプの接合部としてはネジ溝とネジ山からなるネジ構造を好適に用いることができる。
【0015】
他方、本発明に係るグラウトキャップは、上記のいずれかのトンネル用セグメントに用いられるグラウトキャップとすることもできる。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係るトンネル用セグメントによれば、トンネル内で火災があった場合などでも、トンネル用セグメントにおけるグラウト注入孔に形成された逆止弁の熱による損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】トンネル用セグメントにおけるセグメント本体の斜視図である。
【図2】セグメント本体の要部側断面図である。
【図3】グラウトキャップの側面図である。
【図4】グラウトキャップの斜視図である。
【図5】グラウトキャップを取り付けたセグメント本体の要部側断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、各実施形態において、同一の機能を有する部分については同一の符号を付し、重複する説明は省略することがある。
【0019】
図1は、トンネル用セグメントにおけるセグメント本体の斜視図、図2は、セグメント本体の要部側断面図である。本実施形態の説明においては、セグメント本体Sにおけるグラウト注入孔1にグラウトキャップ3を取り付けた状態で、セグメント本体Sにおける裏込め注入領域側を上側とし、トンネル内面側を下側として説明する。
【0020】
トンネル用セグメントにおけるセグメント本体Sは、ポリプロピレン等の有機繊維が混入されたコンクリートで形成されており、図1に示すように、わずかな反りを有する板状体をなしている。セグメント本体Sには、その厚さ方向に貫通するグラウト注入孔1が形成されている。
【0021】
グラウト注入孔1は、図2に示すように、セグメント本体Sをその厚さ方向に貫通する円筒状の貫通孔10を備えている。貫通孔10のトンネルの外面側の端部には、トンネルの外側方向にいくにしたがって拡径する上方拡径部11が形成されており、貫通孔10のトンネルの内側端部には、トンネルの内側方向にいくにしたがって拡径する下方拡径部12が形成されている。
【0022】
グラウト注入孔1における貫通孔10には、注入孔パイプ2が埋設されている。注入孔パイプ2は、貫通孔10の内側面に沿って配設されており、アンカーロッド13によって固定されている。さらに、注入孔パイプ2におけるトンネル外側位置には、止水用シール材14が配設されている。
【0023】
また、注入孔パイプ2におけるトンネル内側端部には、雌ネジ部21が形成されている。この雌ネジ部21のトンネル外側端部(裏込め注入領域側)には、ポリプロピレンなどの樹脂からなる逆止弁22が取り付けられている。逆止弁22は、グラウト注入孔1を介してセグメント本体Sと地山Tとの間における裏込め注入領域に充填された裏込め注入材Vの逆流を防止している。
【0024】
さらに、グラウト注入孔1におけるトンネルの内面側の端部には、グラウトキャップ3が取り付けられている。グラウトキャップ3は、コージェライトなどを用いたファインセラミックスなどを含むセラミックス製である。また、グラウトキャップ3は、図3および図4に示すように、頭部31および雄ネジ部32を備えている。頭部31は、円すい台の頭部を切断した形状であるいわゆる裁頭円すい台形状をなしており、上部から下部にいくにしたがって拡径するテーパ状をなしている。
【0025】
また、グラウトキャップ3における頭部31の外側形状は、グラウト注入孔1における下方拡径部12の内側形状と略同一とされている。このため、頭部31は、下方拡径部12を全体的に塞ぐ大きさとされている。さらに、頭部31における下端面には、断面四角形のレンチ孔33が形成されている。このレンチ孔は、断面六角形などの他の形状とすることもできる。また、頭部31における下端面は、セグメント本体1における内側面と略面一となるように調整されている。
【0026】
さらに、グラウトキャップ3がグラウト注入孔1を封止している際の頭部31におけるセグメント本体の内面側の面と逆止弁22との離間距離が、逆止弁耐熱性充足距離以上の距離とされている。逆止弁耐熱性充足距離とは、トンネル内で火災が生じた場合などにおいても、セラミックス製のグラウトキャップ3を取り付けることにより、逆止弁22まで到達する熱が逆止弁22を損傷させるには至らない程度の大きさとなる距離である。
【0027】
この逆止弁耐熱性充足距離は、逆止弁22を構成する材料とセグメント本体Sにおける熱伝達特性に依存する。ここで、セグメント本体Sにおける熱伝達特性については、セグメント本体Sが耐火性コンクリートで構成されていると、その組成等にかかわらず、ほぼ一定となる、このため、逆止弁耐熱性充足距離は、実質的に逆止弁22を構成する材料に依存することとなる。
【0028】
具体的に、逆止弁22がポリプロピレンである場合、逆止弁耐熱性充足距離は、145mmとなる。このように、グラウト注入孔1における下方拡径部21およびグラウトキャップ3等を備え、頭部31におけるセグメント本体の内面側の面と逆止弁22との離間距離が、逆止弁耐熱性充足距離以上の距離とされることによって、本発明の逆止弁22に対する耐熱性を高める逆止弁耐熱構造が形成されている。
【0029】
また、逆止弁22を構成する材料としては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、クロロプレンゴムなどを例示することができる。これらの材料に対する逆止弁耐熱性充足距離は、ポリエチレンおよびポリ塩化ビニルではおおよそ180mm,クロロプレンゴムではおおよそ155mm程度となる。
【0030】
また、グラウトキャップ3における内側には、凹部34が形成されており、凹部34には、ロックウールなどの断熱材や吸熱材35が充填されている。さらに、グラウトキャップ3における頭部31と雄ネジ部32との間における外側面には、Oリング36が取り付けられている。
【0031】
以上の構成を有する本実施形態に係るトンネル用セグメントにおける作用について説明する。図5は、グラウトキャップを取り付けたセグメント本体の要部側断面図である。図5に示すように、本実施形態に係るトンネル用セグメントにおいては、トンネルの内側からグラウト注入孔1を介して、セグメント本体1と地山Tとの間に裏込め注入材Vを注入する。裏込め注入材の注入が済んだら、逆止弁22を取り付けて注入孔パイプ2の上端部を封鎖し、裏込め注入材Vのグラウト注入孔1からの漏洩を阻止する。
【0032】
続いて、注入孔パイプ2における下端部に形成された雌ネジ部21にグラウトキャップ3に設けられた雄ネジ部32をネジ込み、注入孔パイプ2に対してグラウトキャップ3を取り付ける。グラウトキャップ3を取り付ける際には、頭部31に形成されたレンチ孔33にレンチを挿入し、グラウトキャップ3を回転させることによって、グラウトキャップ3における雄ネジ部32を注入孔パイプ2における雌ネジ部21にネジ込む。
【0033】
注入孔パイプ2に対してグラウトキャップ3を取り付けることにより、グラウト注入孔1における下方拡径部12は、グラウトキャップ3によって封止されて閉塞された状態となる。裏込め注入材Vの注入が済んだ後は、グラウトキャップ3によってグラウト注入孔1を保護している。さらに、トンネルの施工中、あるいはトンネルが完成した後も、グラウト注入孔1は、グラウトキャップ3によって保護される。このとき、グラウトキャップ3における雄ネジ部32と逆止弁22とは離間して配置されており、雄ネジ部32と逆止弁22との間には空間が形成されている。
【0034】
また、逆止弁22を含めたグラウト注入孔1内のメンテナンスを行う際には、レンチ孔33にレンチを挿入してグラウトキャップ3を注入孔パイプ2から取り外し、グラウト注入孔1の下方部を開口させる。こうして、グラウト注入孔1の下方部の開口からグラウト注入孔1のメンテナンスを行う。
【0035】
さらに、グラウトキャップ3が注入孔パイプ2に取り付けられている際、トンネル内で火災が発生すると、火災の熱がグラウトキャップ3およびグラウト注入孔1を介して逆止弁22で伝達される。逆止弁22に到達する熱の熱量が大きいと、逆止弁22が熱によって損傷してしまう。
【0036】
この点、本実施形態に係るトンネル用セグメントにおいては、グラウトキャップ3における頭部31が、グラウト注入孔1における下方拡径部12を全体的に塞ぐ大きさとされている。さらには、グラウトキャップ3がグラウト注入孔1を封止している際の頭部31におけるセグメント本体の内面側の面と逆止弁22との離間距離Rが、逆止弁耐熱性充足距離である145mm以上の距離とされている。このため、トンネル内で火災が生じた場合などにおいても、逆止弁22の火災の熱による損傷を防止することができる。
【0037】
また、本実施形態に係るトンネル用セグメントでは、グラウトキャップ3の内側に形成された凹部34には、吸熱材35が充填されている。このため、グラウトキャップ3に入熱された熱を吸熱材35によって吸収することができる。したがって、逆止弁22に到達する熱量をさらに小さくすることができるので、より好適に逆止弁22の火災の熱による損傷を防止することができる。
【0038】
さらに、本実施形態に係るトンネル用セグメントでは、注入孔パイプ2の下端部に形成された雌ネジ部21にグラウトキャップ3に形成された雄ネジ部32をネジ込むことによってグラウトキャップ3でグラウト注入孔1を封止して閉塞するようにしている。このため、グラウトキャップ3によるグラウト注入孔1の封止を容易に行うことができる。
【0039】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。たとえば、上記実施形態では、グラウトキャップ3における頭部31の下面がセグメント本体1の内側面と略面一となるように頭部31の大きさが調整されているが、逆止弁耐熱性充足距離を満たすものであれば、頭部31の下面がセグメント本体1の内側面と略面一でない態様とすることもできる。ただし、頭部31の下面がセグメント本体1の内側面と略面一であると、トンネルの内側面に頭部31が飛び出すことがないので、意匠的に優れるとともに、トンネルの内側面に飛び出した頭部31との接触を防止することができるなどの点で有利である。
【0040】
また、上記実施形態では、注入孔パイプ2の下端部に形成された雌ネジ部21にグラウトキャップ3に形成された雄ネジ部32をネジ込むことによってグラウトキャップ3でグラウト注入孔1を封止して閉塞するようにしているが、他の態様とすることもできる。たとえば、注入孔パイプ2の下端部の内側面に突条を形成し、グラウトキャップ3に、この突条と係止する係止片を設ける態様とすることもできる。
【0041】
さらに、上記実施形態では、グラウトキャップ3の内側に吸熱材35を充填しているが、吸熱材35を充填することなく、隙間を空けて配設する態様とすることもできる。あるいは、吸熱材35に代えて、断熱性を有する断熱材を充填し、または配設する態様とすることもできる。
【0042】
また、上記実施形態では、グラウトキャップ3における雄ネジ部32と逆止弁22とは離間して配置されているが、両者が隣接して配置されている態様とすることもできる。さらに、グラウトキャップ3における雄ネジ部32と逆止弁22との間に空間が形成されているが、この空間に吸熱材を配設し、さらには充填する態様とすることもできる。また、上記実施形態では、グラウトキャップ3の頭部31が上部から下部にいくにしたがって拡径するテーパ状をなしているが、他の形状でもよく、たとえば円筒形状である態様とすることもできる。
【符号の説明】
【0043】
1…グラウト注入孔
2…注入孔パイプ
3…グラウトキャップ
10…貫通孔
11…上方拡径部
12…下方拡径部
13…アンカーロッド
14…止水用シール材
21…雌ネジ部
22…逆止弁
31…頭部
32…雄ネジ部
33…レンチ孔
34…凹部
35…吸熱材
36…Oリング
H…セグメント把持孔
R…離間距離
S…セグメント本体
T…地山
V…裏込め注入材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トンネルの内側面に配設されるセグメント本体を備えるトンネル用セグメントであって、
前記トンネルの地表面と前記セグメント本体との間における裏込め注入領域に注入される裏込め注入材を供給する裏込め注入孔が前記セグメント本体に形成され、
前記裏込め注入孔に注入孔パイプが配設され、
前記裏込め注入領域に対する前記裏込め注入材の充填が済んだ後に、前記注入孔パイプにおける前記裏込め注入領域側に取り付けられる逆止弁を備えており、
前記裏込め注入孔における前記セグメント本体の内面側に、前記逆止弁に対する耐熱性を高める逆止弁耐火構造が形成されており、
前記逆止弁耐火構造は、前記裏込め注入孔における前記セグメント本体の内側に形成され、前記セグメント本体の外側面から内側面に行くにしたがって拡径する拡径部と、前記裏込め注入孔を封止して閉塞するセラミックス製のグラウトキャップと、を備えており、
前記グラウトキャップは、前記拡径部に収容される頭部と、前記頭部に設けられて前記注入孔パイプに接合される接合部と、を備えており、
前記頭部における前記セグメント本体の内面側と前記逆止弁との離間距離が、逆止弁耐熱性充足距離以上とされていることを特徴とするトンネル用セグメント。
【請求項2】
前記逆止弁耐熱性充足距離が、前記逆止弁を構成する材料に基づいて定められている請求項1に記載のトンネル用セグメント。
【請求項3】
前記グラウトキャップに、開口凹部が形成されており、
前記開口凹部に断熱材または吸熱材が充填されている請求項1または請求項2に記載のトンネル用セグメント。
【請求項4】
前記グラウトキャップにおける前記接合部が、雄ネジ部または雌ネジ部であり、前記注入孔パイプにおける前記接合部と接合する部位に、前記接合部における雄ネジ部または雌ネジ部がネジ込まれる雌ネジ部または雄ネジ部が形成されている請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項に記載のトンネル用セグメント。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のうちのいずれか1項に記載のトンネル用セグメントに用いられるグラウトキャップ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−246918(P2011−246918A)
【公開日】平成23年12月8日(2011.12.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−119474(P2010−119474)
【出願日】平成22年5月25日(2010.5.25)
【出願人】(000001373)鹿島建設株式会社 (1,387)
【Fターム(参考)】