説明

ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを含む栄養組成物

栄養組成物、及び該栄養組成物を作製及び使用するための方法が提供される。一般的な実施形態では、本開示は、ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを有する栄養組成物を提供する。ドコサヘキサエン酸は、上記果実フレーク中に直接組み込むことができる。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
[背景]
本開示は、一般に、健康及び栄養に関する。より詳細には、本開示は、ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを有する栄養組成物、及び該栄養組成物を生成及び使用するための方法に関する。
【0002】
現在、市場には多数のタイプの栄養組成物が存在する。栄養組成物は、該栄養組成物の特定の成分に基づいて、特定のタイプの消費者、例えば、若年層、中高年層、運動選手などを対象とすることができる。栄養組成物は、脱水果実のフレークを含むが、こうしたフレークは、市場では公知である。しかし、さらなる微量栄養素及び主要栄養素を含む果実フレークに対する必要性が依然として存在している。
【0003】
[発明の簡単な説明]
果実フレークを有する栄養組成物、及び該栄養組成物を作製及び使用するための方法が提供される。一般的な実施形態では、本開示は、ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを有する栄養組成物を提供する。ドコサヘキサエン酸は、果実フレーク中に直接組み込むことができる。ドコサヘキサエン酸は、魚油由来であってもよく、好ましくは、カプセル化されている。果実フレークは、リンゴ、マンゴー、桃などを含めて任意の適切な果実から作製することができる。
【0004】
一実施形態では、栄養組成物は保存料を含まない。保存料を含まなくても、果実フレークは、12カ月以上安定に存在することができる(例えば、劣化又は酸化しない)。
【0005】
栄養組成物は、任意の乳幼児向けの製剤であってもよい。栄養組成物中の有効成分はまた、モジュール製品としても提供することができる。モジュール製品は、サプリメントとして1つ又は複数の特定栄養素を供給するための方法として定義することができ、栄養素の単独供給源として使用されることが意図されていない。さらには、栄養組成物は、長期保存用にすることが可能であり、室温で、又はさらには配送中に起こり得るより高い周囲温度でも良好な貯蔵寿命を有することができる。
【0006】
一実施形態では、栄養組成物は、1つ又は複数のプレバイオティクスをさらに含む。該プレバイオティクスは、フラクトオリゴ糖、イヌリン、ラクツロース、ガラクトオリゴ糖、アラビアゴム、大豆オリゴ糖、キシロオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ラクトスクロース、グルコオリゴ糖、ペクチンオリゴ糖、難消化性でんぷん、糖アルコール、又はその組合せであってもよい。
【0007】
一実施形態では、栄養組成物は、1つ又は複数のプロバイオティクスをさらに含む。該プロバイオティクスは、サッカロミセス属(Saccharomyces)、デバリオミセス属(Debaryomyces)、カンジダ属(Candida)、ピキア属(Pichia)、トルロプシス属(Torulopsis)、アスペルギルス属(Aspergillus)、リゾプス属(Rhizopus)、ムコール属(Mucor)、ペニシリウム属(Penicillium)、トルロプシス属(Torulopsis)、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium)、バクテロイデス属(Bacteroides)、クロストリジウム属(Clostridium)、フソバクテリウム属(Fusobacterium)、メリッソコッカス属(Melissococcus)、プロピオニバクテリウム属(Propionibacterium)、ストレプトコッカス属(Streptococcus)、エンテロコッカス属(Enterococcus)、ラクトコッカス属(Lactococcus)、スタフィロコッカス属(Staphylococcus)、ペプトストレプトコッカス属(Peptostreptococcus)、バチルス属(Bacillus)、ペディオコッカス属(Pediococcus)、ミクロコッカス属(Micrococcus)、ロイコノストック属(Leuconostoc)、ワイセラ属(Weissella)、アエロコッカス属(Aerococcus)、オエノコッカス属(Oenococcus)、ラクトバチルス属(Lactobacillus)、又はその組合せであってもよい。
【0008】
別の実施形態では、栄養組成物は、1つ又は複数のアミノ酸をさらに含む。該アミノ酸は、イソロイシン、アラニン、ロイシン、アスパラギン、リシン、アスパラギン酸、メチオニン、システイン、フェニルアラニン、グルタミン酸、トレオニン、グルタミン、トリプトファン、グリシン、バリン、プロリン、セリン、チロシン、アルギニン、ヒスチジン、又はその組合せであってもよい。
【0009】
一実施形態では、栄養組成物は、1つ又は複数の、シンバイオティクス(symbiotic)、植物栄養素(phytonutrient)、抗酸化物質及び/又は部分的に加水分解されたグアーガムをさらに含む。
【0010】
一実施形態では、栄養組成物は、医薬製剤、栄養製剤、栄養補助食品、機能性食品、飲料製品又はその組合せなど、投与可能な形態である。
【0011】
別の実施形態では、本開示は、ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを提供する。果実フレークは、リンゴフレーク、マンゴーフレーク、桃フレーク、又はその組合せであってもよい。果実フレークは、保存料を含まなくてもよい。
【0012】
果実フレークは、ドコサヘキサエン酸を含む100%の果実であってもよく、好都合なパケットで供給することができる。果実フレークは、器及び水の中に注ぐことができ、添加して果実ピューレを生成することができる。果実ピューレは、乳幼児に適切な粘度及びフレーバーを有し、子供の眼及び脳の発達に寄与することができる。さらには、果実ピューレを作製するために水を添加することで、子供用の食物を作るための介護者の気持ちが楽になる。
【0013】
代替の実施形態では、本開示は、栄養組成物を生成するための方法を提供する。該方法は、果実フレーク中にドコサヘキサエン酸を組み込むステップを含む。この組み込みは、任意の適切なプロセスを使用することによって実施することができる。
【0014】
さらなる別の実施形態では、本開示は、果実フレークを生成するための方法を提供する。該方法は、果実をピューレにして果実ピューレを形成するステップと、該果実ピューレにドコサヘキサエン酸を添加するステップと、該果実ピューレを乾燥させるステップと、該乾燥果実ピューレをフレーク化(例えば、切断、細断、粉砕など)して果実フレークにするステップとを含む。
【0015】
一実施形態では、該方法は、果実フレークを篩い分けるステップをさらに含む。該方法は、果実フレークを任意の適切な容器に包装するステップをさらに含むことができる。該方法は、無菌条件下で実施することができる。
【0016】
別の実施形態では、本開示は、乳幼児用の食物を生成するための方法を提供する。該方法は、ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを用意するステップと、該果実フレークに液体を添加して果実ピューレを形成するステップとを含む。
【0017】
代替の実施形態では、本開示は、乳幼児用の栄養を提供するための方法を提供する。該方法は、ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを用意するステップと、該果実フレークに液体を添加して果実ピューレを形成するステップと、該果実ピューレを乳幼児に投与するステップとを含む。
【0018】
本開示の1つの利点は、本開示が、ドコサヘキサエン酸を含む改善された栄養組成物を提供することである。
【0019】
本開示の別の利点は、本開示が、改善された栄養組成物を生成するための方法を提供することである。
【0020】
本開示のさらなる別の利点は、本開示が、ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを提供することである。
【0021】
本開示のさらなる別の利点は、本開示が、乳幼児の栄養を改善するための改善された方法を提供することである。
【0022】
さらなる特徴及び利点は、本明細書において説明され、以下の詳細な説明及び図面から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】果実フレークを作製するための製造プロセスの一実施形態のスキームを示す図である。
【0024】
[詳細な説明]
本開示は、栄養組成物、及び栄養組成物を作製するための方法に関する。一般的な実施形態では、本開示は、ドコサヘキサエン酸(「DHA」)を含む果実フレークを有する栄養組成物を提供する。果実フレークは、リンゴ、マンゴー、桃などを含めて任意の適切な果実から作製することができる。
【0025】
DHAは、果実フレークを製造するプロセス中で混合する又は合わせることによって果実フレーク内に直接組み込むことができる。DHAは、魚油に由来していてよい。DHAは、例えば、カプセル化したDHA粉末の形態であってもよい(例えば、ゼラチンでマイクロカプセル化したマグロ油)。
【0026】
ドコサヘキサエン酸(通常、DHAとして知られる;22:6(ω−3)、全シス−ドコサ−4,7,10,13,16,19−ヘキサエン酸;通称セルボン酸)は、オメガ−3必須脂肪酸である。その化学構造に関して、DHAは、炭素数22個及びcis二重結合6個からなる主鎖を有するカルボン酸である。最初の二重結合は、オメガ端から3番目の炭素に位置している。
【0027】
DHAは、脳及び網膜中に最も豊富に存在する必須脂肪酸(不飽和ポリ脂肪酸(「PUFA」)である。DHAは、脳中のPUFAの40%、及び網膜中のPUFAの60%を占める。ニューロンの原形質膜の重量の50%は、DHAからなる。DHAは、特に2歳未満の子供の脳及び眼の発達に寄与する。
【0028】
魚油は、DHAに富む。魚類及びより複雑な生命体中の大部分のDHAは、光合成微細藻類及び従属栄養生物に由来し、食物連鎖を上って行くにつれて益々濃縮されてゆく。DHAはまた、微細藻類から工業的にも製造される。微細藻類を使用する製造DHAは、植物性である。ヒトを含む大部分の動物は、代謝を介して非常に少量しかDHAを作らない。しかし、少量は、植物、動物及びミルク中に存在するω−3脂肪酸であるα−リノレン酸を消費することによって内部で製造される。
【0029】
本明細書では、「果実フレーク」という用語には、果実粒子も含まれる。果実粒子は、任意の適切な直径、密度及び水分含量を有することができる。果実粒子は、液体中に部分的に又は完全に溶解することができる。好ましくは、果実粒子は、脱水されている。
【0030】
本明細書では、「栄養組成物」という用語には、限定されないが、栄養組成物、不完全又は部分的栄養組成物、及び病気又は疾患の特定栄養組成物を補給することが含まれる。完全栄養組成物(すなわち、必須主要栄養素及び微量栄養素を全て含むもの)は、患者に対する唯一の栄養供給源として使用することができる。患者は、前記完全栄養組成物から必要な栄養の100%を受け取ることができる。不完全又は部分的栄養組成物は、必須主要栄養素及び微量栄養素を全ては含まず、患者に対する唯一の栄養供給源として使用することができない。部分的又は不完全栄養組成物は、栄養サプリメントとして使用することができる。病気又は疾患の特定栄養組成物は、栄養素又は医薬製品を送達する組成物であり、不完全又は部分的栄養組成物であってもよい。
【0031】
別の実施形態では、本開示は、ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを提供する。果実フレークは、リンゴ、マンゴー、桃など、任意の適切な果実から作製することができる。果実フレークは、保存料を含まなくてもよいが、それでも12カ月以上も安定である。
【0032】
果実フレークは、DHAを含む果実100%のものであってもよく、好都合なパケットで供給することができる。果実フレークは、器中に注ぐことができ、水を任意の適切な量で果実フレークに添加して果実ピューレを生成することができる。果実ピューレは、乳幼児に適切な粘度及びフレーバーを有することができ、乳幼児の脳及び眼の発達に寄与することができる。
【0033】
一実施形態では、栄養組成物は、1つ又は複数のプレバイオティクスをさらに含む。本明細書では、プレバイオティクスは、胃腸の微生物叢の組成及び/又は活性の両方の特定の変化を可能にする、選択的に発酵された成分であり、福祉及び健康のための利益を付与する。プレバイオティクスの非限定的な例として、フラクトオリゴ糖、イヌリン、ラクツロース、ガラクトオリゴ糖、アラビアゴム、大豆オリゴ糖、キシロオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ラクトスクロース、グルコオリゴ糖、ペクチンオリゴ糖、難消化性でんぷん、糖アルコール、又はその組合せが挙げられる。
【0034】
一実施形態では、栄養組成物は、1つ又は複数のプロバイオティクスをさらに含む。本明細書では、プロバイオティクスは、適量で投与された場合、宿主に健康上の利益を付与し得る微生物(例えば、生菌)として定義される。プロバイオティクスの非限定的な例として、サッカロミセス属、デバリオミセス属、カンジダ属、ピキア属、トルロプシス属、アスペルギルス属、リゾプス属、ムコール属、ペニシリウム属、トルロプシス属、ビフィドバクテリウム属、バクテロイデス属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、ストレプトコッカス属、エンテロコッカス属、ラクトコッカス属、スタフィロコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、バチルス属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、ロイコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、オエノコッカス属、ラクトバチルス属、又はその組合せが挙げられる。
【0035】
別の実施形態では、栄養組成物は、1つ又は複数のアミノ酸をさらに含む。アミノ酸の非限定的な例として、イソロイシン、アラニン、ロイシン、アスパラギン、リシン、アスパラギン酸、メチオニン、システイン、フェニルアラニン、グルタミン酸、トレオニン、グルタミン、トリプトファン、グリシン、バリン、プロリン、セリン、チロシン、アルギニン、ヒスチジン、又はその組合せが挙げられる。
【0036】
一実施形態では、栄養組成物は、1つ又は複数のシンバイオティクス、植物栄養素及び/又は抗酸化物質をさらに含む。本明細書では、シンバイオティクスは、一緒に作用して腸の微生物叢を改善するプレバイオティクスとプロバイオティクスの両方を含むサプリメントである。植物栄養素の非限定的な例として、ケルセチン、クルクミン、及びリモネンが挙げられる。抗酸化物質は、他の分子の酸化を低減又は防止することが可能な分子である。抗酸化物質の非限定的な例として、ビタミンA、カロテノイド、ビタミンC、ビタミンE,セレン、フラボノイド、ポリフェノール、リコピン、ルテイン、リグナン、コエンザイムQ10(「CoQ10」)及びグルタチオンが挙げられる。
【0037】
代替の実施形態では、本発明は、DHAを果実フレーク中に直接組み込むことによってDHAを供給するための安定な手段を提供するという利点をもたらす。組み込みは、任意の適切な混合プロセスを使用することによって実施することができる。驚くべきことに、DHAを果実フレーク中に直接組み込むことによって、ゼラチンカプセルの破壊を引き起こし、そのため油が空気に暴露され、DHAが悪臭を放つようになる機械的な損傷を受けやすいDHAのより良好な安定性がもたらされ、DHAの酸化が防止されることが判明した。
【0038】
図1に示すように、果実フレークを生成するための一方法は、果実をピューレにして果実ピューレを形成するステップと、該果実ピューレにDHAを添加するステップ(例えば、加工タンク中で混合又は合わせること)と、該果実ピューレを乾燥させるステップと、該乾燥果実ピューレを切断して果実フレークにするステップとを含む。乾燥果実ピューレは、乾燥果実ピューレを粉砕又は切断することなど、任意の適切な方法を使用することによって果実フレークにすることができる。該方法は、無菌条件下で実施することができる。乾燥果実フレークは、その使用寿命中の安定性を維持するために、厚さ、密度及び水分という重要なパラメーターを併せ持っていなければならない。
【0039】
例えば、果実ピューレは、1つ又は複数の乾燥ドラム、及びそれぞれの乾燥ドラムに供給されている空気流中に置くことができる。空気流、品質及びモデルは、果実ピューレを所望の物理組成まで乾燥するために必要に応じて改変することができる。
【0040】
果実ピューレの乾燥条件を変更するために、乾燥ドラムの1分当りの回転数(rpm)をまた制御することもできる。例えば、そのrpmは良好な結果を提供することができる。
【0041】
いったん果実ピューレを乾燥し、切断、粉砕などによってフレークに転換したら、この方法は、果実フレークを篩い分けるステップをさらに含むことができる。これは、特定のサイズ又は直径を有する果実フレークを得るために使用することができる。果実フレークは、任意の適切な容器に包装することができる。
【0042】
別の実施形態では、本開示は、乳幼児食を生成するための方法を提供する。該方法は、ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを用意するステップと、該果実フレークに液体を添加して果実ピューレを形成するステップとを含む。例えば、複数ポーションのうちの単一ポーションについて、果実フレーク16グラムを供給袋タイプの袋に添加することができる。該ポーションは、DHA18mgを含み、水80mlと混合すると、直ぐに食べることができ、乳幼児又は低年齢児のために特別に設計された果実ピューレを提供することができる。
【0043】
代替の実施形態では、本開示は、乳幼児に栄養を提供するための方法を提供する。該方法は、ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを用意するステップと、該果実フレークに液体を添加して果実ピューレを形成するステップと、該ピューレを乳幼児に投与するステップとを含む。該液体は、水、ミルク、フォーミュラ又は任意の適切な果汁を含むことができる。任意の適切な量の液体を果実フレークと合わせて又は混合して所望の粘度を有する果実ピューレを形成することができる。果実ピューレは、乳幼児の脳及び眼の発達に寄与することができる。
【0044】
本明細書で説明された好ましい実施形態に対するさまざまな変形形態及び改変形態が、当業者には自明であることは理解されなければならない。前記変形形態及び改変形態は、本件の趣旨及び範囲から逸脱することなく、本件の意図された利点を低減せずに作製することが可能である。したがって、一部の変形形態及び改変形態は、添付の特許請求の範囲によって変更されることが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを含むことを特徴とする栄養組成物。
【請求項2】
果実フレークが、リンゴフレーク、マンゴーフレーク、桃フレーク及びその組合せからなる群から選択されることをさらに特徴とする、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項3】
保存料を含まないことをさらに特徴とする、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項4】
ドコサヘキサエン酸が魚油に由来することをさらに特徴とする、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項5】
プレバイオティクスをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項6】
プレバイオティクスが、部分的に加水分解されたグアーガム、フラクトオリゴ糖、イヌリン、ラクツロース、ガラクトオリゴ糖、アラビアゴム、大豆オリゴ糖、キシロオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、ゲンチオオリゴ糖、ラクトスクロース、グルコオリゴ糖、ペクチンオリゴ糖、難消化性でんぷん、糖アルコール、及びこれらの組合せからなる群から選択されることをさらに特徴とする、請求項5に記載の栄養組成物。
【請求項7】
プロバイオティクスを含むことをさらに特徴とする、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項8】
プロバイオティクスが、サッカロミセス属、デバリオミセス属、カンジダ属、ピキア属、トルロプシス属、アスペルギルス属、リゾプス属、ムコール属、ペニシリウム属、トルロプシス属、ビフィドバクテリウム属、バクテロイデス属、クロストリジウム属、フソバクテリウム属、メリッソコッカス属、プロピオニバクテリウム属、ストレプトコッカス属、エンテロコッカス属、ラクトコッカス属、スタフィロコッカス属、ペプトストレプトコッカス属、バチルス属、ペディオコッカス属、ミクロコッカス属、ロイコノストック属、ワイセラ属、アエロコッカス属、オエノコッカス属、ラクトバチルス属、及びその組合せからなる群から選択されることをさらに特徴とする、請求項7に記載の栄養組成物。
【請求項9】
シンバイオティクスを含むことをさらに特徴とする、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項10】
アミノ酸を含むことをさらに特徴とする、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項11】
アミノ酸が、イソロイシン、アラニン、ロイシン、アスパラギン、リシン、アスパラギン酸、メチオニン、システイン、フェニルアラニン、グルタミン酸、トレオニン、グルタミン、トリプトファン、グリシン、バリン、プロリン、セリン、チロシン、アルギニン、ヒスチジン、及びその組合せからなる群から選択されることをさらに特徴とする、請求項10に記載の栄養組成物。
【請求項12】
植物栄養素をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項13】
植物栄養素が、ケルセチン、クルクミン、リモネン、及びこれらの組合せからなる群から選択されることをさらに特徴とする、請求項12に記載の栄養組成物。
【請求項14】
抗酸化物質をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項15】
医薬製剤、栄養製剤、栄養補助食品、機能性食品、及び飲料製品からなる群から選択される、投与可能な形態であることをさらに特徴とする、請求項1に記載の栄養組成物。
【請求項16】
ドコサヘキサエン酸をさらに含むことを特徴とする果実フレーク。
【請求項17】
リンゴフレーク、マンゴーフレーク、桃フレーク及びその組合せからなる群から選択されることをさらに特徴とする、請求項16に記載の果実フレーク。
【請求項18】
保存料を含まないことをさらに特徴とする、請求項16に記載の果実フレーク。
【請求項19】
ドコサヘキサエン酸が魚油に由来することをさらに特徴とする、請求項16に記載の果実フレーク。
【請求項20】
ドコサヘキサエン酸を果実フレーク中に組み込むステップを含む、栄養組成物を生成するための方法。
【請求項21】
果実をピューレにして果実ピューレを形成するステップと、
前記果実ピューレにドコサヘキサエン酸を添加するステップと、
前記果実ピューレを乾燥させるステップと、
前記乾燥果実ピューレを切断して果実フレークにするステップと
を含む、果実フレークを生成するための方法。
【請求項22】
前記果実フレークを篩い分けるステップをさらに含むことを特徴とする、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記果実フレークを包装するステップを含むことをさらに特徴とする、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
果実が、リンゴ、マンゴー、桃及びその組合せからなる群から選択されることをさらに特徴とする、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
無菌条件下で実施されることをさらに特徴とする、請求項21に記載の方法。
【請求項26】
ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを用意するステップと、
前記果実フレークに液体を添加して果実ピューレを形成するステップと
を含む、乳幼児食を生成するための方法。
【請求項27】
ドコサヘキサエン酸を含む果実フレークを用意するステップと、
前記果実フレークに液体を添加して果実ピューレを形成するステップと、
前記果実ピューレを乳幼児に投与するステップと
を含む、乳幼児に栄養を供給するための方法。
【請求項28】
ドコサヘキサエン酸を果実フレーク中に組み込むステップと、
果実フレークに液体を添加して果実ピューレを形成するステップと、
前記果実ピューレを乳幼児に投与するステップと
を含む、ドコサヘキサエン酸の安定供給方法。



【図1】
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【公表番号】特表2013−515499(P2013−515499A)
【公表日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−547040(P2012−547040)
【出願日】平成22年11月5日(2010.11.5)
【国際出願番号】PCT/MX2010/000126
【国際公開番号】WO2011/081509
【国際公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【出願人】(599132904)ネステク ソシエテ アノニム (637)
【Fターム(参考)】