説明

ドレン排出装置

【課題】ドレンタンクを大型化する必要がなく、かつ注湯動作に要する時間の長時間化を防止できるドレン排出装置を提供する。
【解決手段】ドレン排出装置は、浴槽41への注湯動作を行なっている最中に、制御部3からドレン排出指令が出されたときには、第1の配管21を利用して給湯装置1から浴槽41内へ湯水を搬送するとともに、第2の配管22を利用してドレンタンク6から排出弁30を通じて排水路にドレンを排水するよう構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドレン排出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、風呂給湯器と浴槽とを循環通路によって互いに接続し、循環ポンプの作動により浴槽内の湯水を風呂給湯器との間で強制循環させることで、浴槽内の湯水を追焚可能とした浴槽の風呂給湯システムが知られている。このシステムでは、往配管と復配管とを有する追焚配管が浴槽に接続されている。
【0003】
また給湯装置の一例として、熱効率を高めるために、燃焼排気ガスの顕熱および潜熱(燃焼排気ガス中の水蒸気が保有している潜熱)を回収する熱交換器を備えたものが実用化されている。この潜熱回収可能な熱交換器を用いた場合、燃焼排気ガス中の水蒸気は潜熱を奪われることにより凝縮して結露するため、熱交換器に多量のドレン(結露水)が発生する。このドレンは、ドレン回路により機器外部に排出され、あるいはタンクに溜められた後にポンプにより強制排出される。
【0004】
上記のような追焚可能な給湯装置におけるドレンの排出は、たとえば特開2006−3039号公報(特許文献1)、特開2011−69610号公報(特許文献2)に開示されている。
【0005】
上記2つの公報には、熱交換器で発生したドレンを回収するドレン回収手段と追焚管路とをドレン管路で接続し、ドレン回収手段のドレンをドレン管路および追焚管路を通して排水側に排出させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−3039号公報
【特許文献2】特開2011−69610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら特開2006−3039号公報には、注湯動作や追焚動作を実行している場合には、ドレン排出を行わない旨が明記されている。また特開2011−69610号公報にも、追焚管路が使用中でない場合にドレン排出処理が行われる旨が明記されている。
【0008】
上記2つの公報では注湯動作で追焚配管の使用中にはドレンの排出が行われないため、追焚配管使用中は風呂給湯装置内にドレンを貯めておく必要がある。このため、追焚配管使用中にドレンがドレンタンクから溢れないように、ドレンタンクなどのドレン回収手段を大型化する必要がある。これにより、給湯装置自体が大型化するという問題がある。
【0009】
また注湯動作中にドレンタンクが満杯になった場合には、注湯動作を一時停止してドレンを排出する必要があり、注湯動作に要する時間が長くなるという問題がある。
【0010】
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、ドレンタンクを大型化する必要がなく、かつ注湯動作に要する時間の長時間化を防止できるドレン排出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の一のドレン排出装置は、追焚配管と、ドレンタンクと、切替弁と、制御部と、排出弁とを備えている。追焚配管は、浴槽と給湯装置との間で湯水を循環させるための第1および第2の配管を含む。ドレンタンクは、給湯装置で発生したドレンを貯留するためのものである。切替弁は、追焚配管の第1および第2の配管を切り替えるためのものである。制御部は、第1および第2の配管を切り替えるよう切替弁を制御し、かつドレンタンクに貯留されたドレンを所定のタイミングで排出するよう制御するためのものである。排出弁は、浴槽の上流でドレンを排水路に排出するように第2の配管に接続されている。浴槽への注湯動作を行なっている最中に、制御部からドレン排出指令が出されたときには、追焚配管のうち第1の配管を利用して給湯装置から浴槽内へ湯水を搬送するとともに、第2の配管を利用してドレンタンクから排出弁を通じて排水路にドレンを排水するようドレン排出装置は構成されている。
【0012】
本発明の一のドレン排出装置によれば、浴槽への注湯動作を行なっている最中に第2の配管を利用してドレンタンクからドレンが排水されるため、注湯動作時などにもドレンタンク内にドレンを貯めておく必要がなく、ドレンタンクを大型化する必要がない。よってドレンタンクの大型化に伴う給湯装置の大型化を防止することができる。
【0013】
またドレンタンクからドレンを排水する際に注湯動作を一時停止する必要もないため、注湯動作に要する時間の長時間化を防止することができる。
【0014】
上記一のドレン排出装置においては、ドレンタンク内のドレンの排出が完了したときには、切替弁によって第1および第2の配管を切り替えて第2の配管内に湯水を流入させて第2の配管内を洗浄するとともに、洗浄に用いた湯水を排出弁を通じて排水路に排水するようドレン排出装置は構成されている。これにより、ドレン排出後にドレンが通った第2配管を洗浄することができ、かつ洗浄に用いた湯水を排水することができる。
【0015】
本発明の他のドレン排出装置は、追焚配管と、ドレンタンクと、切替弁と、制御部と、排出弁と、水位検知部とを備えている。追焚配管は、浴槽と給湯装置との間で湯水を循環させるための第1および第2の配管を含む。ドレンタンクは、給湯装置で発生したドレンを貯留するためのものである。切替弁は、追焚配管の第1および第2の配管を切り替えるためのものである。制御部は、第1および第2の配管を切り替えるよう切替弁を制御し、かつドレンタンクに貯留されたドレンを所定のタイミングで排出するよう制御するためのものである。排出弁は、浴槽の上流でドレンを排水路に排出するように第2の配管に接続されている。水位検知部は、浴槽内の水位を検知するためのものである。浴槽内に湯水が貯留されていることを水位検知部が検知していても、追焚動作中以外の動作状況であれば制御部のドレン排出指令に基づいてドレンを排出弁を通じて排水路に排水可能となるようにドレン排出装置は構成されている。
【0016】
浴槽内に湯水が貯留されている場合でもシャワーや台所に給湯するために給湯装置が使用されている場合には、ドレンタンクにはドレンが貯留されていき、ドレンがドレンタンクから溢れる可能性がある。
【0017】
これに対して本発明の他のドレン排出装置によれば、浴槽内に湯水が貯留されていることを水位検知部が検知していても、追焚動作中以外の動作状況であればドレンが排水可能である。このため、浴槽内に湯水が貯留されている場合でも給湯装置がシャワーや台所に給湯するために使用されている最中にドレンを排出することができる。よって、ドレンがドレンタンクから溢れることが防止され得る。
【0018】
上記他のドレン排出装置においては、浴槽に湯水が貯留されている場合、水位検知部が浴槽内の湯水の水位が所定の期間変動しない場合のみドレンを排出弁を通じて排水路に排水するようにドレン排出装置は構成されている。仮に浴槽に人がいる場合に、その人の動作に連動しないタイミングでドレン排出のための動作音が生じると、装置の故障などとの勘違いや不安を生じさせるおそれがある。これに対して上記他のドレン排出装置においては、水位検知部が浴槽内の湯水の水位が所定の期間変動しない場合には浴槽に人がいないと判断して、浴槽に湯水があってもドレン排出が許可されるため、ユーザーに装置の故障などの勘違いや不安を生じさせることを防止できる。
【0019】
上記一および他のドレン排出装置においては、切替弁が給湯装置内に設けられた2つの三方弁であり、排出弁が2つの逆止弁を組み合わせた構成を有している。これにより、浴槽への注湯動作を行なっている最中に、制御部からドレン排出指令が出されたときに、追焚配管のうち第1の配管を利用して給湯装置から浴槽内へ湯水を搬送するとともに、第2の配管を利用してドレンタンクから排出弁を通じて排水路にドレンを排水することが可能となる。
【0020】
また、たとえば浴槽ではなく洗い場など浴室内に入浴者がいるような状況でのドレン排出もあるが、このように排出弁として2つの逆止弁を組み合わせた構成を採用していることで、浴室内にいる入浴者に対しても誤解や故障の不安を生じさせることを防止できる。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように本発明によれば、ドレンタンクを大型化する必要がなく、かつ注湯動作に要する時間の長時間化を防止できるドレン排出装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施の形態1におけるドレン排出装置の自動注湯しながらドレンを排出する様子を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるドレン排出装置のドレン排出後に配管を洗浄する様子を示す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるドレン排出装置の給湯時の様子を示す概略図である。
【図4】本発明の実施の形態1におけるドレン排出装置の風呂追焚時の様子を示す概略図である。
【図5】本発明の実施の形態1におけるドレン排出装置の自動注湯しながらドレンを排出し、その後に配管を洗浄する動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2におけるドレン排出装置の自動注湯しながらドレンを排出する様子を示す概略図である。
【図7】本発明の実施の形態2におけるドレン排出装置の自動注湯しながらドレンを排出し、その後に配管を洗浄する動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態2におけるドレン排出装置の変形例を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施の形態について図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
まず本実施の形態のドレン排出装置の構成について図1を用いて説明する。
【0024】
図1を参照して、本実施の形態のドレン排出装置は、給湯装置1と浴槽41との間で湯水を循環させるためのドレン排出装置であって、給湯装置1と、追焚配管20と、排出弁30と、浴槽41と、浴槽循環アダプター42とを主に有している。
【0025】
浴槽循環アダプター42は浴槽41に取付けられている。追焚配管20は、第1の配管21と、第2の配管22とを有している。第1および第2の配管21、22の各々の一方端は浴槽循環アダプター42に接続されており、他方端は給湯装置1に接続されている。
【0026】
排出弁30は、浴槽41の上流でドレンを排水路に排出するように第2の配管22に接続されている。この排出弁30は、たとえば2つの逆止弁31、32を組み合わせた構成を有している。逆止弁31は、浴槽41から給湯装置1側への湯水の流入を許容し、かつその逆を許容しないように第2の配管22に接続されている。逆止弁32は、第2の配管22から分岐した配管22aに、給湯装置1から排水路側への湯水の流入を許容し、かつその逆を許容しないように接続されている。この配管22aは、逆止弁31よりも給湯装置1側において第2の配管22から分岐して排水路に向かって延びている。
【0027】
給湯装置1は、切替弁2と、制御部3と、電動二方弁4と、逆止弁5と、ドレンタンク6と、燃焼バーナ7a、7bと、送風機8a、8bと、熱交換器9a、9bと、ドレン受け10a、10bと、注湯電磁弁11と、風呂ポンプ12と、スイッチ13と、配管15a〜15hと、水位センサー17とを主に有している。
【0028】
風呂側熱交換器9aおよび給湯側熱交換器9bのそれぞれは、燃焼バーナ7a、7bで発生する燃焼ガスとの間で熱交換を行なうためのものである。送風機8a、8bのそれぞれは燃焼バーナ7a、7bに対して燃焼に必要な空気を供給するためのものである。
【0029】
ドレンタンク6は、風呂側熱交換器9aおよび給湯側熱交換器9bの各々で発生したドレンを貯留するためのものである。風呂側熱交換器9aおよび給湯側熱交換器9bの各々で発生したドレンは、ドレン受け10a、10bで受けられた後に、ドレンタンク6内へ導かれるようドレン受け10a、10bとドレンタンク6とは構成されている。
【0030】
ドレンタンク6に取り付けられた水位電極E、L、H1、H2は、ドレンタンク6内におけるドレンの水位を検知するためのものである。この水位電極E、L、H1、H2は、ドレンタンク6内の最低水位(L:低位)を検出するための電極部と、最高水位(H2:高位)を検出するための電極部と、その間の高水位(H1)を検出するための電極部と、接地電極部Eとを有している。
【0031】
風呂側熱交換器9aの一方側には配管15cが接続されており、他方側には配管15dが接続されている。またドレンタンク6からドレンを排出するためにドレンタンク6に排出管15eが接続されている。この配管15c、配管15dおよび排出管15eの各々と、追焚配管20の第1および第2の配管21、22との接続を切り替え可能なように切替弁2が配置されている。
【0032】
切替弁2は、たとえば2つの電動三方弁2a、2bを含んでいる。電動三方弁2aは、配管15cと、第1の配管21に接続された配管15aと、第2の配管22に接続された配管15bとの各々に接続されている。電動三方弁2bは、配管15dと、排出管15eと、配管15bとの各々に接続されている。
【0033】
配管15dには風呂ポンプ12とスイッチ13とが接続されており、排出管15eには逆止弁5が接続されている。配管15aには電動二方弁4が接続されている。配管15bには、浴槽41の水位を検知するための水位センサー17(水位検知部)が接続されている。
【0034】
給湯側熱交換器9bの一方側には給湯側熱交換器9bに給水するための給水配管15fが接続されており、他方側には給湯側熱交換器9bから出湯するための出湯配管15gが接続されている。出湯配管15gと配管15aとは配管15hで接続されており、配管15hには注湯電磁弁11が接続されている。この注湯電磁弁11は、風呂湯張り時に開弁して、出湯配管15gの湯水を配管15hを介して風呂回路に導くものである。
【0035】
制御部3は、切替弁2(電動三方弁2a、2b)と、風呂ポンプ12と、電動二方弁4と、注湯電磁弁11との各々に接続されている。これにより切替弁2(電動三方弁2a、2b)と、風呂ポンプ12と、電動二方弁4と、注湯電磁弁11との各々の動作が制御部3によって制御可能である。
【0036】
制御部3は、配管15c、配管15dおよび排出管15eの各々と、第1および第2の配管21、22の各々との接続を切り替えるよう切替弁2を制御可能である。また制御部3は、ドレンタンク6に貯留されたドレンを所定のタイミングで排出するよう制御可能である。制御部3は、電動二方弁4および注湯電磁弁11の各々の開閉動作も制御可能である。
【0037】
本実施の形態のドレン排出装置は、浴槽41への注湯動作を行なっている最中に、制御部3からドレン排出指令が出されたときには、第1の配管21を利用して給湯装置1から浴槽41内へ湯水を搬送するとともに、第2の配管22を利用してドレンタンク6から排出弁30を通じて排水路にドレンを排水するよう構成されている。
【0038】
また本実施の形態のドレン排出装置は、ドレンタンク6内のドレンの排出が完了したときには、切替弁2によって第1および第2の配管21、22を切り替えて第2の配管22内に湯水を流入させて第2の配管22内を洗浄するとともに、洗浄に用いた湯水を排出弁30を通じて排水路に排水するよう構成されている。
【0039】
また本実施の形態のドレン排出装置は、浴槽41内に湯水が貯留されていることを水位センサー17が検知していても、追焚動作中以外の動作状況であれば制御部3のドレン排出指令に基づいてドレンが排出弁30を通じて排水路に排水可能に構成されている。
【0040】
また本実施の形態のドレン排出装置は、浴槽41に湯水が貯留されている場合、水位センサー17が浴槽41内の湯水の水位が所定の期間変動しない場合のみドレンを排出弁30を通じて排水路に排水するように構成されている。
【0041】
次に、本実施の形態のドレン排出装置における、自動注湯しながらドレン排出する動作と、ドレン排出後に配管洗浄する動作と、給湯動作と、風呂追焚動作とを、図1〜図5を用いて説明する。
【0042】
まず図1および図5を参照して、自動注湯しながらドレン排出する動作においては、自動注湯のスタートとともに(ステップS1)、電動三方弁2a、2bがドレン排出から循環側へ切り替えられる(ステップS2a、S2b)。つまり電動三方弁2aによって配管15cと配管15aとが接続され、かつ電動三方弁2bによって配管15dと配管15bとが接続される。また電動二方弁4が開いた状態にあることが確認される(ステップS2c)。この後、注湯電磁弁11が閉じた状態から開いた状態とされ(ステップS3)、給湯装置1による燃焼が開始される(ステップS4)。
【0043】
これにより給湯側熱交換器9bで加熱された湯水が、注湯電磁弁11および電動二方弁4を順に通過して、第1の配管21に入って浴槽41内へ自動注湯される。
【0044】
ここで浴槽41内に入浴者がいるか否かの判定がなされる(ステップS5)。浴槽41内に入浴者がいない場合には、ドレンタンク6内の水位が高水位(H1)か否かの判定がなされる(ステップS6)。また浴槽41内に入浴者がいる場合には、ドレンタンク6内の水位が最高水位(H2)未満か否かの判定がなされる(ステップS21)。
【0045】
上記においてドレンタンク6内の水位が高水位(H1)でない場合には、再度、ドレンタンク6内の水位が高水位(H1)か否かの判定がなされる(ステップS6)。またドレンタンク6内の水位が最高水位(H2)未満である場合には、ドレンの排出が禁止された後(ステップS22)、再度、浴槽41内に入浴者がいるか否かの判定がなされる(ステップS5)。
【0046】
また上記において浴槽41内に入浴者がおらずドレンタンク6内の水位が高水位(H1)である場合および浴槽41内に入浴者がいてドレンタンク6内の水位が最高水位(H2)以上である場合には、電動三方弁2a、2bが循環からドレン排出側へ切り替えられる(ステップS7a、S7b)。つまり電動三方弁2aによって配管15bと配管15cとが接続され、かつ電動三方弁2bによって配管15dと排出管15eとが接続される。この後、風呂ポンプ12がOFF状態からON状態とされる(ステップS8)。
【0047】
これによりドレンタンク6内のドレンはドレンタンク6から排出され、その後、図1中の矢印で示すように電動三方弁2b、風呂ポンプ12、スイッチ13、風呂側熱交換器9aおよび電動三方弁2aを順に通過して、第2の配管22に入り、逆止弁32を通って排水路に排水される。これにより、浴槽41内に自動注湯しながらドレンタンク6内のドレンが排出される。
【0048】
この後、ドレンタンク6内の水位が低水位(L)か否かの判定がなされる(ステップS9)。ドレンタンク6内の水位が低水位(L)でない場合には、ドレンタンク6内のドレンの排出を続けながら、再度、ドレンタンク6内の水位が低水位(L)か否かの判定がなされる(ステップS9)。またドレンタンク6内の水位が低水位(L)である場合には、風呂ポンプ12がON状態からOFF状態とされて(ステップS10)、ドレンタンク6内からのドレンの排出が停止される。
【0049】
この後、ドレン排出後に配管洗浄する動作が行われる。この動作においては、電動三方弁2a、2bがドレン排出から循環側へ切り替えられる(ステップS11a、S11b)。つまり電動三方弁2aによって配管15cと配管15aとが接続され、かつ電動三方弁2bによって配管15dと配管15bとが接続される。そして浴槽41の水位が目標に達したか否かの判定がなされる(ステップS12)。
【0050】
浴槽41の水位が目標に達していない場合には、再度、浴槽41の水位が目標に達したか否かの判定がなされる(ステップS12)。また浴槽41の水位が目標に達した場合には、電動二方弁4が開いた状態から閉じた状態とされ(ステップS13)、浴槽41内への自動注湯が停止される。
【0051】
図2を参照して、これにより給湯側熱交換器9bで加熱された湯水が、図中矢印で示すように、注湯電磁弁11、電動三方弁2a、風呂側熱交換器9a、スイッチ13、風呂ポンプ12および電動三方弁2bを通過して、第2の配管22に入る。これにより第2の配管22内に湯水を流入させて第2の配管22内においてドレンに含有していた成分を洗い流して洗浄することができる。洗浄に用いた湯水は排出弁30を通じて排水路に排水される。
【0052】
この後、ドレン排出後の配管洗浄タイマが作動し(ステップS14)、タイマアップした時点で注湯電磁弁11が開いた状態から閉じた状態とされ(ステップS15)、ドレン排出後の配管洗浄動作が終了する。この後、給湯装置1による燃焼が停止されて(ステップS16)、自動注湯プロセスが終了される(ステップS17)。
【0053】
図2を参照して、上述したように、ドレン排出後に配管洗浄する動作においては、電動三方弁2aによって配管15cと配管15aとが接続され、かつ電動三方弁2bによって配管15dと配管15bとが接続される。また注湯電磁弁11が開いた状態とされる。この状態で、風呂ポンプ12がON状態とされる。
【0054】
図3を参照して、給湯時においては、電動三方弁2aによって配管15cと配管15bとが接続され、かつ電動三方弁2bによって配管15dと排出管15eとが接続される。また注湯電磁弁11が閉じた状態とされる。この状態で、風呂ポンプ12がON状態とされる。
【0055】
これによりドレンタンク6内のドレンはドレンタンク6から排出され、その後、図3中の矢印で示すように電動三方弁2b、風呂ポンプ12、スイッチ13、風呂側熱交換器9aおよび電動三方弁2aを順に通過して、第2の配管22に入り、逆止弁32を通って排水路に排水される。これにより、給湯側熱交換器9bで給湯しながら、ドレンを排出することができる。
【0056】
図4を参照して、風呂追焚動作においては、電動三方弁2aによって配管15cと配管15aとが接続され、かつ電動三方弁2bによって配管15dと配管15bとが接続される。また注湯電磁弁11が閉じた状態とされる。この状態で、風呂ポンプ12がON状態とされる。
【0057】
これにより浴槽41内の湯水が第2の配管22を通過した後、電動三方弁2b、風呂ポンプ12およびスイッチ13を通って風呂側熱交換器9aで加熱される。風呂側熱交換器9aで加熱された湯水は、電動三方弁2aおよび電動二方弁4を通過して、第1の配管21を通って浴槽41内へ供給される。これにより、浴槽41内の湯水を追焚することができる。
【0058】
次に、本実施の形態のドレン排出装置の作用効果について説明する。
本実施の形態のドレン排出装置によれば、図1に示すように浴槽41への注湯動作を行なっている最中に第2の配管22を利用してドレンタンク6からドレンが排水される。このため、注湯動作時などにもドレンタンク6内にドレンを貯めておく必要がなく、ドレンタンク6を大型化する必要がない。よってドレンタンク6の大型化に伴う給湯装置1の大型化を防止することができる。
【0059】
またドレンタンク6からドレンを排水する際に注湯動作を一時停止する必要もないため、注湯動作に要する時間の長時間化を防止することができる。
【0060】
またドレンタンク6内のドレンの排出が完了したときには、図2に示すように第2の配管22内に湯水を流入させて第2の配管22内を洗浄するとともに、洗浄に用いた湯水を排出弁30を通じて排水路に排水することができる。
【0061】
浴槽41内に湯水が貯留されている場合でも給湯装置1がシャワーや台所に給湯するために使用されている場合には、ドレンタンク6にはドレンが貯留されていき、ドレンがドレンタンク6から溢れる可能性がある。
【0062】
これに対して本実施の形態のドレン排出装置によれば、浴槽41内に湯水が貯留されていることを水位センサー17(水位検知部)が検知していても、追焚動作中以外の動作状況(図1に示す自動注湯しながらドレン排出動作、図3に示す給湯動作など)であればドレンが排水可能である。このため、浴槽41内に湯水が貯留されている場合でも給湯装置1がシャワーや台所に給湯するために使用されている最中にドレンを排出することができる。よって、ドレンがドレンタンク6から溢れることが防止され得る。
【0063】
また仮に浴槽41に人(入浴者など)がいる場合に、その人の動作に連動しないタイミングでドレン排出のための動作音が生じると、装置の故障などとの勘違いや不安を生じさせるおそれがある。
【0064】
これに対して本実施の形態のドレン排出装置は、浴槽41に湯水が貯留されている場合、水位センサー17が浴槽41内の湯水の水位が所定の期間変動しない場合のみドレンを排出弁30を通じて排水路に排水するように構成されている。つまり水位センサー17が浴槽41内の湯水の水位が所定の期間変動しない場合には浴槽41に人がいないと判断して、浴槽41に湯水があってもドレン排出が許可される。このため、ユーザーに装置の故障などの勘違いや不安を生じさせることを防止できる。
【0065】
また切替弁2が給湯装置1内に設けられた2つの電動三方弁2a、2bであり、排出弁30が2つの逆止弁31、32を組み合わせた構成を有している。これにより、浴槽41への注湯動作を行なっている最中に、制御部3からドレン排出指令が出されたときに、第1の配管21を利用して給湯装置1から浴槽41内へ湯水を搬送するとともに、第2の配管22を利用してドレンタンク6から排出弁30を通じて排水路にドレンを排水することが可能となる。
【0066】
また、たとえば浴槽41ではなく洗い場など浴室内に入浴者がいるような状況でのドレン排出もあるが、このように排出弁30として2つの逆止弁31、32を組み合わせた構成を採用していることで、浴室内にいる入浴者に対しても誤解や故障の不安を生じさせることを防止できる。
【0067】
(実施の形態2)
図6を参照して、本実施の形態のドレン排出装置の構成は、図1に示す実施の形態1の構成と比較して、追焚配管の第1の配管21と風呂側熱交換器9aとが電動三方弁を介在さずに配管15aで直接に接続されている点と、第2の配管22に排出弁として2つの逆止弁が設けられておらず第1の配管21に排出弁として三方弁30が設けられている点と、配管15bに電動二方弁16が取り付けられている点と、その電動二方弁16と電動三方弁2bとの間の配管15bに配管15hが接続されている点とにおいて異なっている。
【0068】
なお、これ以外の本実施の形態の構成は実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一の要素については同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
【0069】
次に、本実施の形態のドレン排出装置において、自動注湯しながらドレン排出し、その後に洗浄する動作について図6および図7を用いて説明する。
【0070】
図6および図7を参照して、この動作においては、自動注湯のスタートとともに(ステップS31)、電動三方弁2bが循環、注湯側になっていることと、電動二方弁16が開いた状態になっていることと、排出弁30が循環、注湯側になっていることとが確認される(ステップS32a、S32b、S32c)。つまり電動三方弁2bによって配管15dと配管15bとが接続され、かつ排出弁30によって第1の配管21と浴槽41とが接続されていることが確認される。この後、注湯電磁弁11が閉じた状態から開いた状態とされ(ステップS33)、給湯装置1による燃焼が開始される(ステップS34)。
【0071】
これにより給湯側熱交換器9bで加熱された湯水が、注湯電磁弁11および電動二方弁16を順に通過して、第2の配管22に入って浴槽41内へ自動注湯される。
【0072】
ここで浴槽41内に入浴者がいるか否かの判定がなされる(ステップS35)。浴槽41内に入浴者がいない場合には、ドレンタンク6内の水位が高水位(H1)か否かの判定がなされる(ステップS36)。また浴槽41内に入浴者がいる場合には、ドレンタンク6内の水位が最高水位(H2)未満か否かの判定がなされる(ステップS51)。
【0073】
上記においてドレンタンク6内の水位が高水位(H1)でない場合には、再度、ドレンタンク6内の水位が高水位(H1)か否かの判定がなされる(ステップS36)。またドレンタンク6内の水位が最高水位(H2)未満である場合には、ドレンの排出が禁止された後(ステップS52)、再度、浴槽41内に入浴者がいるか否かの判定がなされる(ステップS35)。
【0074】
また上記において浴槽41内に入浴者がおらずドレンタンク6内の水位が高水位(H1)である場合および浴槽41内に入浴者がいてドレンタンク6内の水位が最高水位(H2)以上である場合には、電動三方弁2bおよび排出弁30が循環からドレン排出側へ切り替えられる(ステップS37a、S37b)。つまり電動三方弁2bによって配管15dと排出管15eとが接続され、かつ排出弁30によって第1の配管21と排出路側の配管とが接続される。この後、風呂ポンプ12がOFF状態からON状態とされる(ステップS38)。
【0075】
これによりドレンタンク6内のドレンがドレンタンク6から排出され、その後、図6中の矢印で示すように電動三方弁2b、風呂ポンプ12、スイッチ13および風呂側熱交換器9aを順に通過して、第1の配管21に入り、排出弁30を通って排水路に排水される。これにより、浴槽41内に自動注湯しながらドレンが排出される。
【0076】
この後、ドレンタンク6内の水位が低水位(L)か否かの判定がなされる(ステップS39)。ドレンタンク6内の水位が低水位(L)でない場合には、ドレンタンク6内のドレンの排出を続けながら、再度、ドレンタンク6内の水位が低水位(L)か否かの判定がなされる(ステップS39)。またドレンタンク6内の水位が低水位(L)である場合には、風呂ポンプ12がON状態からOFF状態とされて(ステップS40)、ドレンタンク6内からのドレンの排出が停止される。
【0077】
この後、電動三方弁2bがドレン排出から循環側へ切り替えられる(ステップS41)。つまり電動三方弁2bによって配管15dと配管15bとが接続される。また電動二方弁16が開いた状態から閉じた状態とされる(ステップS42)。これにより、給湯側熱交換器9bで加熱された湯水が、注湯電磁弁11、電動三方弁2b、風呂ポンプ12、スイッチ13および風呂側熱交換器9aを順に通過して、第1の配管21に入る。これにより第1の配管21内に湯水を流入させて第1の配管21内を洗浄することができる。第1の配管21内を洗浄した湯水は、排出弁30を通じて排出路へ排水される。
【0078】
この後、ドレン排出後の配管洗浄タイマが作動し(ステップS43)、タイマアップした時点で電動二方弁16が閉じた状態から開いた状態とされる(ステップS44)。また排出弁30がドレン排出から循環側へ切り替えられる(ステップS45)。つまり排出弁30によって第1の配管21が浴槽41と接続される。これにより、ドレン排出後の配管洗浄動作が終了する。そして浴槽41の水位が目標に達したか否かの判定がなされる(ステップS46)。
【0079】
浴槽41の水位が目標に達していない場合には、再度、浴槽41の水位が目標に達したか否かの判定がなされる(ステップS46)。また浴槽41の水位が目標に達した場合には、注湯電磁弁11が開いた状態から閉じた状態とされ(ステップS47)、浴槽41内への自動注湯が停止される。この後、給湯装置1による燃焼が停止されて(ステップS48)、自動注湯プロセスが終了される(ステップS49)。
【0080】
次に、本実施の形態のドレン排出装置の作用効果について説明する。
本実施の形態のドレン排出装置によれば、図6に示すように浴槽41への注湯動作を行なっている最中に第1の配管21を利用してドレンタンク6からドレンが排水される。このため、注湯動作時などにもドレンタンク6内にドレンを貯めておく必要がなく、ドレンタンク6を大型化する必要がない。よってドレンタンク6の大型化に伴う給湯装置1の大型化を防止することができる。
【0081】
またドレンタンク6からドレンを排水する際に注湯動作を一時停止する必要もないため、注湯動作に要する時間の長時間化を防止することができる。
【0082】
またドレンタンク6内のドレンの排出が完了したときには、第1の配管21内に湯水を流入させて第1の配管21内を洗浄するとともに、洗浄に用いた湯水を排出弁30を通じて排水路に排水することができる。
【0083】
浴槽41内に湯水が貯留されている場合でも給湯装置1がシャワーや台所に給湯するために使用されている場合には、ドレンタンク6にはドレンが貯留されていき、ドレンがドレンタンク6から溢れる可能性がある。
【0084】
これに対して本実施の形態のドレン排出装置によれば、浴槽41内に湯水が貯留されていることを水位センサー17(水位検知部)が検知していても、追焚動作中以外の動作状況(図6に示す自動注湯しながらドレン排出動作、給湯動作など)であればドレンが排水可能である。このため、浴槽41内に湯水が貯留されている場合でも給湯装置1がシャワーや台所に給湯するために使用されている最中にドレンを排出することができる。よって、ドレンがドレンタンク6から溢れることが防止され得る。
【0085】
また仮に浴槽41に人(入浴者など)がいる場合に、その人の動作に連動しないタイミングでドレン排出のための動作音が生じると、装置の故障などとの勘違いや不安を生じさせるおそれがある。
【0086】
これに対して本実施の形態のドレン排出装置は、浴槽41に湯水が貯留されている場合、水位センサー17が浴槽41内の湯水の水位が所定の期間変動しない場合のみドレンを排出弁30を通じて排水路に排水するように構成されている。つまり水位センサー17が浴槽41内の湯水の水位が所定の期間変動しない場合には浴槽41に人がいないと判断して、浴槽41に湯水があってもドレン排出が許可される。このため、ユーザーに装置の故障などの勘違いや不安を生じさせることを防止できる。
【0087】
上記の実施の形態2においては、配管15bに電動二方弁16を接続した構成について説明したが、図8に示すように電動二方弁16に代えて電動三方弁16が配管15b、15hに接続されても同様の動作が可能である。
【0088】
また上記の実施の形態1においては、切替弁2として1つの電動四方弁が設けられてもよい。
【0089】
また上記の実施の形態1および2のドレン排出装置は、潜熱回収型給湯装置のドレンだけに限られず、風呂給湯装置、風呂給湯暖房装置などの不用水を排水路へ排水することもできる。
【0090】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【産業上の利用可能性】
【0091】
本発明は、追焚配管を有するドレン排出装置に有利に適用され得る。
【符号の説明】
【0092】
1 給湯装置、2 切替弁、2a,2b 電動三方弁、3 制御部、4 電動二方弁、5 逆止弁、6 ドレンタンク、7a,7b 燃焼バーナ、8a,8b 送風機、9a 風呂側熱交換器、9b 給湯側熱交換器、11 注湯電磁弁、12 風呂ポンプ、13 スイッチ、15a〜15h 配管、16 電動二方弁(電動三方弁)、17 水位センサー、20 追焚配管、21 第1の配管、22 第2の配管、22a 配管、30 排出弁、31,32 逆止弁、41 浴槽、42 浴槽循環アダプター。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
浴槽と給湯装置との間で湯水を循環させるための第1および第2の配管を含む追焚配管と、
前記給湯装置で発生したドレンを貯留するためのドレンタンクと、
前記追焚配管の前記第1および第2の配管を切り替えるための切替弁と、
前記第1および第2の配管を切り替えるよう前記切替弁を制御し、かつ前記ドレンタンクに貯留されたドレンを所定のタイミングで排出するよう制御するための制御部と、
前記浴槽の上流でドレンを排水路に排出するように前記第2の配管に接続された排出弁とを備え、
前記浴槽への注湯動作を行なっている最中に、前記制御部からドレン排出指令が出されたときには、前記追焚配管のうち前記第1の配管を利用して前記給湯装置から前記浴槽内へ湯水を搬送するとともに、前記第2の配管を利用して前記ドレンタンクから前記排出弁を通じて前記排水路にドレンを排水するよう構成された、ドレン排出装置。
【請求項2】
前記ドレンタンク内のドレンの排出が完了したときには、前記切替弁によって前記第1および第2の配管を切り替えて前記第2の配管内に湯水を流入させて前記第2の配管内を洗浄するとともに、洗浄に用いた前記湯水を前記排出弁を通じて前記排水路に排水するよう構成されている、請求項1に記載のドレン排出装置。
【請求項3】
浴槽と給湯装置との間で湯水を循環させるための第1および第2の配管を含む追焚配管と、
前記給湯装置で発生したドレンを貯留するためのドレンタンクと、
前記追焚配管の前記第1および第2の配管を切り替えるための切替弁と、
前記第1および第2の配管を切り替えるよう前記切替弁を制御し、かつ前記ドレンタンクに貯留されたドレンを所定のタイミングで排出するよう制御するための制御部と、
前記浴槽の上流でドレンを排水路に排出するように前記第2の配管に接続された排出弁と、
前記浴槽内の水位を検知するための水位検知部とを備え、
前記浴槽内に湯水が貯留されていることを前記水位検知部が検知していても、追焚動作中以外の動作状況であれば前記制御部のドレン排出指令に基づいてドレンが前記排出弁を通じて前記排水路に排水可能に構成されている、ドレン排出装置。
【請求項4】
前記浴槽に湯水が貯留されている場合、前記水位検知部が前記浴槽内の湯水の水位が所定の期間変動しない場合のみドレンを前記排出弁を通じて前記排水路に排水するように構成されている、請求項3に記載のドレン排出装置。
【請求項5】
前記切替弁が前記給湯装置内に設けられた2つの三方弁であり、前記排出弁が2つの逆止弁を組み合わせた構成を有する、請求項1〜4のいずれかに記載のドレン排出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−113455(P2013−113455A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−257583(P2011−257583)
【出願日】平成23年11月25日(2011.11.25)
【出願人】(000004709)株式会社ノーリツ (1,293)
【Fターム(参考)】