説明

ナット本体およびボルト

【課題】袋構造等で裏側に手が入らないような被取付部材に部品を簡易に取り付けることができるナット本体およびボルトを提供する。
【解決手段】ナット本体は被取付部材2の背面側2aに配設され中心部に開口部31を有する楕円状の背面側プレート3と、被取付部材2の前面側2bに配設され中心部に開口部31を有する前面側プレート4と、背面側プレート3と前面側プレート4間に連結されるバネ部材5と、背面側プレート3の中心部に背面側プレート3と一体的に配設されるナット部材6とを備えている。背面側プレート3の短軸方向の長さは、被取付部材2に設けられる透孔21の口径Dよりも小さくされている。バネ部材5は、中央部に矩形状の切欠部が設けられた矩形状の板バネから構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナット本体およびボルトに係わり、特に、袋構造等で裏側に手が入らないような自動車等の薄板板金部に自動車用アンプや自動車ナビゲーション等の部品を簡易に取り付けることができるナット本体およびボルトに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、この種の取付部材として、(イ)図7(a)に示すように、ウェルドボルト100の円盤状のボルト頭部110を自動車の薄板板金部等の被取付部材200の表面にロウ付け等によって溶着し、螺合部120aを有するボルト軸部120に、図7(b)に示すように、自動車用アンプや自動車ナビゲーション等の部品300を嵌め、ナット400で固定するもの(例えば、特許文献1等)や、(ロ)図8(a)に示すように、被取付部材500に透孔(下孔)500aを明け、当該透孔500aに、例えばポップリベットファスナー社製のHBボルト(ナッター)600の先端部を挿入し、図8(b)に示すように、HBボルト(ナッター)600の後端部の外周に装着したハンドツール700の使用により、図8(c)に示すように、被取付部材500の背面側2a(裏側)に環状のコブ600aを形成するものが知られている(例えば、特許文献1、2等)。なお、図7(a)中、符合100a、100bは溶着部を示している。
【0003】
しかしながら、(イ)のウエルドボルトにおいては、被取付部材200が鉄、アルミ等の金属の場合には、ウエルドボルト100の取付けを容易に行うことができるものの、被取付部材200が樹脂製のもので形成されている場合は溶着ができず、また、被取付部材200が鉄、アルミ等の金属の場合であっても、アセチレンガス溶接器やアーク溶接器等の大掛かりな設備が必要となり、さらに、被取付部材200にウエルドボルト100を取り付けた後は、被取付部材200を破壊しなければウエルドボルト100の取り外しが困難である等の難点があった。
【0004】
また、(ロ)のHBボルトにおいては、被取付部材500に透孔500aを明け、ハンドツール700等の専用工具を使用することで、ボルト(スタッドボルト)の設置が可能となるものの、ハンドツール700等の専用工具を必要とすることや、図8(e)に示すように、HBボルト600に部品800を装着し、ナット900を嵌めて回動すると、HBボルト600とナット900が共回りし易く、また、HBボルト600の先端部が被取付部材500の背面側2aに突出するため、被取付部材500の背面側2aに所定のスペースが必要であり、さらに、被取付部材500の背面側2aにコブ600aが形成されていることからHBボルト600の取り外しが困難となり、HBボルト600を取り外す場合は被取付部材500を破壊しなければならないという難点があった。
【0005】
【特許文献1】特開平08−243762号公報
【特許文献2】特開平11−270535号公報
【特許文献3】特開2008−075754号公報
【特許文献4】特開2004−211871号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述の難点を解決するためになされたもので、袋構造等で裏側に手が入らないような自動車等の薄板板金部に自動車用アンプや自動車ナビゲーション等の部品を簡易に取り付けることができるナット本体およびボルトを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様であるナット本体は、被取付部材の背面側に配設され中心部に開口部を有する楕円状の背面側プレートと、被取付部材の前面側に配設され中心部に開口部を有する前面側プレートと、背面側プレートと前面側プレート間に連結されるバネ部材と、背面側プレートの中心部に背面側プレートと一体的に配設されるナット部材とを備え、背面側プレートの短軸方向の長さは、被取付部材に設けられる透孔の口径よりも小さくされているものである。
【0008】
第1の態様であるナット本体によれば、第1に、後処理において、薄板板金部等の被取付部材に透孔をあけることで、ナット本体を被取付部材の透孔に簡易に取り付けることができる。従って、本発明のナット本体によれば、従来のように、高価な専用工具や大掛かりな溶接器などを必要とせずに、スタッドボルトを簡易に取り付けることができる。第2に、背面側プレートと前面側プレート間に取り付けられたバネ部材のバネ力により、ナット本体の脱着を容易におこなうことができ、ひいては、従来のウエルドボルトのように、被取付部材を破壊しなくても簡易にナット本体を取り外すことができる。第3に、被取付部材の背面側に軸方向の長さが例えば2mm程度のナット部材と厚さが例えば2mm程度の背面側プレートのみが配設されることから、被取付部材の背面側のスペースが少なくても、ナット本体を容易に取り付けることができる。第4に、ナット部材やボルトおよび被取付部材の厚さを変更することで、種々のサイズに対応させて使用することができる。第5に、ナット本体をそのままの状態で取り外すことができることから、再利用することができ、また、被取付部材の透孔に取り付けられたナット本体はボルト7の取付け前であっても、ナット本体が落下せず、仮置きとしても使用することができる。
【0009】
本発明の第2の態様は、第1の態様であるナット本体において、バネ部材は、中央部に矩形状の切欠部が設けられた矩形状の板バネから成るものである。
ものである。
【0010】
第2の態様であるナット本体によれば、第1の態様であるナット本体の作用・効果に加え、背面側プレートと前面側プレート間の狭い空間であっても、板バネが動きやすくなり、当該板バネのバネ力により、背面側プレートおよび前面側プレートに被取付部材の壁面に向かう挟圧力を付与させることができる。
【0011】
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様であるナット本体において、前面側プレートの被取付部材と対向する面であって、かつ透孔の内周縁と対応する位置に、複数個のセンタリング用リブが被取付部材に向けて突設されているものである。
【0012】
第3の態様であるナット本体によれば、第1の態様または第2の態様であるナット本体の作用・効果に加え、センタリング用リブを利用することで、ナット本体を被取付部材の透孔の中心部に簡易に配設することができる。
【0013】
本発明の第4の態様は、第1の態様乃至第3の態様の何れかの態様であるナット本体において、背面側プレートの被取付部材と対向する面の外周縁部には、複数個の回り止め部材が被取付部材に向けて突設されているものである。
【0014】
第4の態様であるナット本体1によれば、第1の態様乃至第3の態様の何れかの態様の簡易ナット本体の作用・効果に加え、回り止め部材の廻り止め効果により、ボルトとナット部材との共回りを少なくすることができる。
【0015】
本発明の第5の態様は、第1の態様乃至第4の態様の何れかの態様であるナット本体において、前面側プレートの前記被取付部材と対向する面の外周縁部には、複数個の回り止め部材が前記被取付部材に向けて突設されているものである。
【0016】
第5の態様であるナット本体によれば、第1の態様乃至第4の態様の何れかの態様のナット本体の作用・効果に加え、第4の態様と同様に回り止め部材の廻り止め効果により、ボルトとナット部材との共回りを少なくすることができる。
【0017】
本発明の第6の態様は、第1の態様乃至第5の態様の何れかの態様であるボルトにおいて、前面側プレートの外周縁部に、複数個の平坦部が所定の間隔をおいて設けられているものである。
【0018】
第6の態様であるナット本体によれば、第1の態様乃至第5の態様の何れかの態様のナット本体の作用・効果に加え、平坦部にスパナを配置することで、ボルト取付時におけるナット本体の回動を防止することができる。
【0019】
本発明の第7の態様であるボルトは、ボルト本体の先端部外周に、第1の態様乃至第6の態様の何れかの態様のナット本体を構成するナット部材のネジ部に螺合可能なネジ部を備えるものである。
【0020】
第7態様であるボルトによれば、ナット本体のナット部材にボルトの先端部を螺合させることで、被取付部材の前面側にスタッドボルトとしてのボルトを簡易に取り付けることができる。
【0021】
本発明の第8の態様は、第7の態様であるボルトにおいて、ボルト本体の先端部近傍に径方向外方に向けて突出するフランジ部を備えるものである。
【0022】
第8の態様であるボルトによれば、第7の態様のボルトの作用・効果に加え、ナット部材のネジ部に螺合させたボルトの先端部を螺進させることで、ボルトのフランジ部が被取付部材の前面側の壁面に当接し、ひいては被取付部材が背面側プレートと前面側プレートとで挟圧されることで高締結力を確保することができる。
【0023】
本発明の第9の態様は、第7の態様または第8態様であるボルトにおいて、ボルト本体の先端部の外径は、ボルト本体の外径よりも小径とされているものである。
【0024】
第9の態様であるボルトによれば、第7の態様または第8態様のボルトの作用・効果に加え、ナット部材のネジ部に螺合させたボルトの先端部を螺進させることで、段付きボルトの段差壁が被取付部材の前面側の壁面に当接し、ひいては被取付部材が背面側プレートと前面側プレートとで挟圧されることで高締結力を確保することができる。
【0025】
本発明の第10の態様は、第7の態様乃至第9態様の何れかの態様であるボルトにおいて、ボルト本体の後端部側にヘキサゴン差込口が設けられているものである。
【0026】
第10の態様であるボルトによれば、第7の態様乃至第9態様の何れかの態様のボルトの作用・効果に加え、ヘキサゴン差込口にヘキサゴンレンチを装着することでボルトを容易に回動することができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明の第1の態様乃至第6の態様のナット本体並びに本発明の第7の態様乃至第10の態様のボルトによれば、次のような効果がある。
【0028】
第1に、後処理において、薄板板金部等の被取付部材に透孔をあけることで、ナット本体を被取付部材の透孔に簡易に取り付けることができる。従って、本発明のナット本体によれば、従来のように、高価な専用工具や大掛かりな溶接器などを必要とせずに、スタッドボルトを簡易に取り付けることができる。
【0029】
第2に、背面側プレートと前面側プレート間に取り付けられたバネ部材のバネ力により、ナット本体の脱着を容易におこなうことができ、ひいては、従来のウエルドボルトのように、被取付部材を破壊しなくても簡易にナット本体を取り外すことができる。
【0030】
第3に、被取付部材の背面側に軸方向の長さが例えば2mm程度のナット部材と厚さが例えば2mm程度の背面側プレートのみが配設されることから、被取付部材の背面側のスペースが少なくても、ナット本体を容易に取り付けることができる。
【0031】
第4に、ナット部材やボルトおよび被取付部材の厚さを変更することで、種々のサイズに対応させて使用することができる。
【0032】
第5に、ナット本体をそのままの状態で取り外すことができることから、再利用することができ、また、被取付部材の透孔に取り付けられたナット本体はボルト7の取付け前であっても、ナット本体が落下せず、仮置きとしても使用することができる。
【0033】
第6に、バネ部材として、中央部に矩形状の切欠部が設けられた矩形状の板バネを用いた場合には、背面側プレートと前面側プレート間の狭い空間であっても、板バネが動きやすくなり、当該板バネのバネ力により、背面側プレートおよび前面側プレートに被取付部材の壁面に向かう挟圧力を付与させることができる。
【0034】
第7に、前面側プレートの所定位置に複数個のセンタリング用リブを突設した場合には、当該センタリング用リブを利用することで、ナット本体を被取付部材の透孔の中心部に簡易に配設することができる。
【0035】
第8に、背面側プレートおよび/または前面側プレートの所定位置に複数個の回り止め部材を突設した場合には、第1、第2の回り止め部材の廻り止め効果により、ボルトとナット部材との共回りを少なくすることができる。
【0036】
第9に、前面側プレートの所定位置に第2の平坦部を設けた場合には、当該第2の平坦部にスパナを配置することで、ボルト取付時におけるナット本体の回動を防止することができる。
【0037】
第10に、ボルト本体の先端部外周に、ナット部材のネジ部に螺合可能なネジ部を設けた場合には、ナット本体のナット部材にボルトの先端部を螺合させることで、被取付部材の前面側にスタッドボルトとしてのボルトを簡易に取り付けることができる。
【0038】
第11に、ボルト本体の先端部近傍に径方向外方に向けて突出するフランジ部を設けた場合には、ナット部材のネジ部に螺合させたボルトの先端部を螺進させることで、ボルトのフランジ部が被取付部材の前面側の壁面に当接し、ひいては被取付部材が背面側プレートと前面側プレートとで挟圧されることで高締結力を確保することができる。
【0039】
第12に、ボルトをいわゆる段付きボルトとした場合には、ナット部材のネジ部に螺合させたボルトの先端部を螺進させることで、いわゆる段付きボルトの段差壁が被取付部材の前面側の壁面に当接し、前記のフランジ部を設けたボルトと同様に、被取付部材が背面側プレートと前面側プレートとで挟圧されることで高締結力を確保することができる。
【0040】
第13に、ボルト本体72の後端部側にヘキサゴン差込口74を設けた場合には、当該ヘキサゴン差込口74にヘキサゴンレンチ8を装着することでボルトを容易に回動することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0041】
以下、本発明のナット本体およびボルトを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
【0042】
図1は、本発明の実施例におけるナット本体の一例を示す説明図、図2は、同ナット本体の斜視図を示している。
【0043】
図1および図2において、本発明におけるナット本体1は、自動車の薄板板金部等の被取付部材2の背面側(裏側)2aに当該被取付部材2の壁面に当接し得るように配設される背面側プレート3と、被取付部材2の前面側2bに当該被取付部材2の壁面に当接し得るように配設される前面側プレート4と、背面側プレート3と前面側プレート4間に配設され背面側プレート3と前面側プレート4とを連結するバネ部材5と、背面側プレート3の中心部に背面側プレート3と一体的に配設されるナット部材6とを備えている。
【0044】
背面側プレート3は、正面視で、楕円状を呈しており、中心部には後述するボルト7を挿通し得る開口部(以下「第1の開口部」という。)31が設けられ、背面側プレート3の長軸(X軸)に対して対称な位置の外周縁部には長軸(X軸)と平行な線で切除された平坦部(以下「第1の平坦部」という。)32a、32bが設けられている。ここで、背面側プレート3の外径(背面側プレート3の長軸(X軸)の長さ)は被取付部材2に設けられた透孔(下孔)21の口径(12mm程度)Dよりも大きくされ、背面側プレート3の短軸(Y軸)の長さL、すなわち第1の平坦部32a、32b間の長さLは透孔21の口径Dよりも小さくされている。このように、第1の平坦部32a、32b間の長さLを透孔21の口径Dよりも小さくすることで、背面側プレート3の透孔21内の通り抜けが可能となる。
【0045】
また、背面側プレート3の被取付部材2の背面側2aと対向する面の外周縁側には、複数個の回り止め部材(以下「第1の回り止め部材」という。)33a、33bが被取付部材2の背面側2aに向けて突設されている。この実施例では、2個の第1の回り止め部材33a、33bが背面側プレート3の長軸(X軸)線上に設けられている。
【0046】
前面側プレート4は、正面視、全体として円形状を呈しており、中心部には後述するボルト7を挿通し得る開口部(以下「第2の開口部」という。)41が設けられ、前面側プレート4のX軸に対して対称な位置の外周縁部にはX軸と平行な線で切除された平坦部(以下「第2の平坦部」という。)42a、42bが設けられている。ここで、第2の平坦部42a、42bは、それぞれ第1の平坦部32a、32bと並行になるように配置されており、また、前面側プレート4の外径は透孔21の口径よりも大径とされ、さらに、第2の平坦部42a、42b間のY軸方向の長さは透孔21の口径よりも大きくされている。
【0047】
また、前面側プレート4の被取付部材2の前面側2bと対向する面であってかつ被取付部材2の透孔21の内周縁と対応する位置には、複数個のセンタリング用リブ43a、43bが被取付部材2の前面側2bに向けて突出するセンタリング用リブ43a、43bが設けられている。この実施例では、2個のセンタリング用リブ43a、43bが前面側プレート4のY軸線上に設けられている。
【0048】
さらに、前面側プレート4の被取付部材2の前面側2bと対向する面の外周縁側には、複数個の回り止め部材(以下「第2の回り止め部材」という。)44a、44bが被取付部材2の前面側2bに向けて突設されている。この実施例では、2個の第2の回り止め部材44a、44bが背面側プレート3の第1の回り止め部材33a、33bと対応する位置に、すなわち前面側プレート4のX軸線上に設けられている。
【0049】
バネ部材5は、後述するように、正面視、全体として矩形状の枠体を呈する板バネで構成されている。当該板バネは、バネ鋼などの金属薄板(1mm程度)から成り、その一方の側面側は、後述するように背面側プレート3に溶着され、他方の側面側は前面側プレート4に溶着されている。
【0050】
ナット部材6は、リング状を呈しており、その外径は被取付部材2の透孔21の口径Dよりも小径とされている。また、ナット部材6の内周部には後述するボルト7(図4参照)の先端部に設けられたネジ部71a(図4参照)と螺合するネジ部61が設けられている。この実施例ではネジ部61の内径は6mm程度とされ、また、ナット部材6の軸方向の長さは2mm程度とされている。
【0051】
次に、図3に基づいて、このような構成のナット本体1を形成する方法について説明する。なお、同図において、図1および図2と共通する部分には同一の符合を付して詳細な説明を省略する。
【0052】
先ず、前面側プレート4(図1参照)は、図3(a)に示すように、中心部に円形の開口部41aを有し、外周縁部に第2の平坦部42a、42bを備える第1の前面側プレート4aと、図3(b)に示すように、第1の前面側プレート4aと略同形のプレートに矩形状の切欠部46を設けることで、正面視、全体としてコ字状とされた第2の前面側プレート4bとで構成されている。ここで、第2の前面側プレート4bは、離間して平行に配置される上下片45a、45bと、上下片45a、45bの一方の端部間に跨って連設された扇形状の連設片47とを備えており、上下片45a、45bの片面には被取付部材2の前面側2bに向けてセンタリング用リブ43a、43bが突設され、連設片47の片面には被取付部材2の前面側2bに向けて一方の第2の回り止め部材44bが突設されている。
【0053】
これらの第1、第2の前面側プレート4a、4bは薄厚(1mm程度)のバネ鋼板等から成り、第1の前面側プレート4aの片面に第2の前面側プレート4bの他面(裏面)を、第1の前面側プレート4aの一方の外周面48と第2の前面側プレート4bの連設片47の外周面47aが面一になるようにして圧着溶接することで一体化されている。なお、この実施例では、第1、第2の前面側プレート4aの円形の開口部41aの中心軸と第2の前面側プレート4bの切欠部46の中心軸とを一致するようにして両者を重ね合わせることで第1の開口部41(図1参照)が形成されている。
【0054】
次に、背面側プレート3(図1参照)は、図3(e)に示すように、中心部に円形の第1の開口部31有し、上下の外周縁部に第1の平坦部32a、32bを備える楕円状の第1の背面側プレート3aと、図3(c)に示すように、バネ部材5(図1参照)としての機能をも併有しており、正面視、全体として矩形状の第2の背面側プレート3bと、図3(d)に示すように、正面視、全体として半円状の第3の背面側プレート3cとで構成されている。ここで、第2の背面側プレート3bの中央部にはボルト7を挿通し得る矩形状の開口部(以下「第3の開口部」という。)52が設けられ、これにより形成された枠体51には折曲部上面視、略く字状の折曲部51aが設けられている。また、矩形状の枠体51の両側には正面視、半円状の接合部53a、53bが連設されており、一方の接合部(図中左側)53bの片面には一方の第2の第2の回り止め部材44aが設けられ、他方の接合部(図中右側)53aの他面(裏面)には図3(g)に示すように、他方の第1の回り止め部材33bが設けられている。さらに、第3の背面側プレート3cの他面には図3(h)に示すように、一方の第1の回り止め部材33bが設けられている。
【0055】
これらの第1、第2、第3の背面側プレート3a、3b、3cは薄厚(1mm程度)のバネ鋼板等から成り、第1の背面側プレート3aの片面に第2の背面面側プレート3bの一方の接合部53aの片面を第1の背面側プレート3aの一方の外周面と第2の背面側プレート3bの一方の接合部53aの円弧面が面一になるようにして圧着溶接することで両者が一体化されている。また、第1の背面側プレート3aの他面(裏面)に第3の背面面側プレート3cの片面を第1の背面側プレート3aの他方の外周面と第3の背面側プレート3cの円弧面が面一になるようにして圧着溶接することで両者が一体化されている。
【0056】
さらに、第1の前面側プレート4aの片面に第2の背面側プレート3bの他方の接合部53bの他面(裏面)を第1の前面側プレート4aの他方の外周面と第2の背面側プレート3bの他方の接合部53bの円弧面が面一になるようにして圧着溶接することで、前面側プレート4と背面面側プレート3が一体化されている。
【0057】
一方、図3(f)に示すナット部材6は、第1の背面側プレート3aの片面にナット部材6の一方の円形面を第1の開口部31の中心軸とナット部材6の中心軸を一致させるようにして圧着溶接することで、背面側プレート3とナット部材6とが一体化されている。
【0058】
このような構成のナット本体1においては、前面側プレート4と背面側プレート3とがバネ部材5(図1参照)としての機能をも併有する第2の背面側プレート3bに前面側プレート4と背面側プレート3の間隔を広狭自在に(両者の間隔を広げたり、狭めたりすることが可能に)に連結されているので、すなわち、前面側プレート4と背面側プレート3とが板バネとしての機能を有する枠体51で連結されているので、前面側プレート4と背面側プレート3の間隔を広狭自在に可変させることができる。
【0059】
図4は、本発明の実施例におけるボルトの一例を示す説明図である。なお、同図において、図1〜図3と共通する部分には同一の符合を付して詳細な説明を省略する。
【0060】
図4(a)において、本発明におけるボルト7は、ボルト本体72の先端部71外周に、ナット本体1を構成するナット部材6のネジ部61に螺合可能なネジ部71aを備えており、ボルト本体72の先端部71の外径は、ボルト本体72の外径よりも小径とされている。この実施例では、先端部71の外径は6mm程度とされ、軸方向の長さは10mm程度とされている。また、ボルト本体72の外径は8mm程度とされ、軸方向の長さは35mm程度とされている。また、ボルト本体72の先端部71近傍には、すなわち、小径の先端部71と大径のボルト本体72との連設部には径方向外方に向けて突出するフランジ部73が設けられており、さらに、ボルト本体72の後端部側にはヘキサゴン差込口74が設けられている。なお、図中、符合72aはボルト本体72の外周に設けられたネジ部を示している。
【0061】
次に、図5に基づいて、このように構成されたナット本体1およびボルト7の使用態様について説明する。
【0062】
図5(a)において、先ず、ナット本体1のナット部材6側を被取付部材2の透孔21に向けて、図4(b)に示すように、ナット本体1のナット部材6および背面側プレート3の一方の外周縁部(図5(a)中上部側)を被取付部材2の透孔21に押し込む。そして、図4(c)に示すように、背面側プレート3の一方の外周縁部を被取付部材2の背面側2aに係止し、背面側プレート3と前面側プレート4間の間隔を若干広げる。さらに図4(d)に示すように、背面側プレート3の他方の外周縁部(図5(c)中下部側)を被取付部材2の透孔21に押し込んで、ナット本体1のナット部材6および背面側プレート3を被取付部材2の背面側2aに配置する。そうすると、図4(e)に示すように、バネ部材5のバネ力により、背面側プレート3が被取付部材2の背面側2aの壁面に当接されると共に、前面側プレート4が被取付部材2の前面側2bの壁面に当接される。これにより、ナット本体1がバネ部材5のバネ力により適度の締付力を得ながら被取付部材2に取り付けられると共に被取付部材2の前面側2bに前面側プレート4の開口部41が露出することになる。
【0063】
次に、図4(f)に示すように、ボルト7の先端部71を前面側プレート4の開口部41に向けて当該ボルト7の先端部71を背面側プレート3側に向けて差し込み、ボルト7の先端部71のネジ部71a(図4参照)をナット部材6のネジ部61(図1参照)に螺合させる。
【0064】
次いで、図4(g)に示すように、前面側プレート4に設けた第2の平坦部42a、42bにスパナ8を嵌めることで前面側プレート4の回動を防止し、ヘキサゴン差込口74にヘキサゴンレンチ9を装着することでボルト7を回動させる。これにより、図4(h)に示すように、ボルト7の先端部71がナット本体1のナット部材6のネジ部61に螺進し、ボルト7のフランジ部73の側面が被取付部材2の前面側2bに当接し、これにより、被取付部材2の壁面と直交するようにいわゆるスタッドボルトが配設されることになる。なお、ナット本体1は、上記手順と反対の作業をすることにより、被取付部材2から容易に取り外すことができる。
【0065】
このようにして被取付部材2の前面側2bに配設されたいわゆるスタッドボルトに、図5(i)に示すように、ブラケット等から成る部品10を嵌め、ワッシャー11およびナット12を嵌めることで、いわゆるスタッドボルトに、部品10を取り付けることができる。
【0066】
以上のように、本発明のナット本体1によれば、第1に、後処理において、薄板板金部等の被取付部材2に透孔21をあけることで、ナット本体1を被取付部材2の透孔21に簡易に取り付けることができる。従って、本発明のナット本体1によれば、従来のように、高価な専用工具や大掛かりな溶接器などを必要とせずに、スタッドボルトを簡易に取り付けることができる。
【0067】
第2に、背面側プレート3と前面側プレート4間に取り付けられたバネ部材5のバネ力により、ナット本体1の脱着を容易におこなうことができ、ひいては、従来のウエルドボルトのように、被取付部材2を破壊しなくても簡易にナット本体1を取り外すことができる。
【0068】
第3に、被取付部材2の背面側に軸方向の長さが例えば2mm程度のナット部材6と厚さが例えば2mm程度の背面側プレート3のみが配設されることから、被取付部材2の背面側のスペースが少なくても、ナット本体1を容易に取り付けることができる。
【0069】
第4に、ナット部材1やボルト7および被取付部材2の厚さを変更することで、種々のサイズに対応させて使用することができる。
【0070】
第5に、ナット本体1をそのままの状態で取り外すことができることから、再利用することができ、また、被取付部材2の透孔21に取り付けられたナット本体1はボルト7の取付け前であっても、ナット本体1が落下せず、仮置きとしても使用することができる。
【0071】
第6に、バネ部材5として、中央部に矩形状の切欠部52が設けられた矩形状の板バネ51を用いた場合には、背面側プレート3と前面側プレート4間の狭い空間であっても、板バネ51が動きやすくなり、当該板バネ51のバネ力により、背面側プレート3および前面側プレート4に被取付部材2の壁面に向かう挟圧力を付与させることができる。
【0072】
第7に、前面側プレート4の所定位置に複数個のセンタリング用リブ43a、43bを突設した場合には、当該センタリング用リブ43a、43bを利用することで、ナット本体1を被取付部材2の透孔21の中心部に簡易に配設することができる。
【0073】
第8に、背面側プレート3および/または前面側プレート4の所定位置に複数個の回り止め部材33a、33b、44a、44bを突設した場合には、第1、第2の回り止め部材33a、33b、44a、44bの廻り止め効果により、ボルト7とナット部材1との共回りを少なくすることができる。
【0074】
第9に、前面側プレート4の所定位置に第2の平坦部42a、42bを設けた場合には、当該第2の平坦部42a、42bにスパナ8を配置することで、ボルト取付時におけるナット本体1の回動を防止することができる。
【0075】
第10に、ボルト本体1の先端部外周に、ナット部材1のネジ部に螺合可能なネジ部71aを設けた場合には、ナット本体1のナット部材6にボルト7の先端部71を螺合させることで、被取付部材2の前面側2bにスタッドボルトとしてのボルト7を簡易に取り付けることができる。
【0076】
第11に、ボルト本体72の先端部近傍に径方向外方に向けて突出するフランジ部73を設けた場合には、ナット部材1のネジ部61に螺合させたボルト7の先端部を螺進させることで、ボルト7のフランジ部73が被取付部材2の前面側2bの壁面に当接し、ひいては被取付部材2が背面側プレート3と前面側プレート4とで挟圧されることで高締結力を確保することができる。
【0077】
第12に、ボルト7をいわゆる段付きボルトとした場合には、ナット部材1のネジ部61に螺合させたボルト7の先端部を螺進させることで、いわゆる段付きボルトの段差壁が被取付部材2の前面側2bの壁面に当接し、前記のフランジ部73を設けたボルト7と同様に、被取付部材2が背面側プレート3と前面側プレート4とで挟圧されることで高締結力を確保することができる。
【0078】
第13に、ボルト本体1の後端部側にヘキサゴン差込口74を設けた場合には、当該ヘキサゴン差込口74にヘキサゴンレンチ9を装着することでボルト7を容易に回動することができる。
【0079】
なお、これまで本発明について、図面に示した特定の実施の形態をもって本発明を説明しているが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られているいかなる構成であっても採用することができる。
【0080】
例えば、第1に、前述の実施例においては、ボルト本体72の先端部71の外径がボルト本体72の外径よりも小径とされた、いわゆる段付きボルト7を使用することで、被取付部材2の前面側2bにブラケット等の部品10を取り付けているが、図6に示すように、前述の段付きボルト7に代えて、外周に螺合部を有するボルト軸部(不図示)と円盤状のボルト頭部7を有する通常構成のボルト7´でブラケット等の部品10をワッシャー11を介して取り付けてもよい。
【0081】
第2に、前述の実施例においては、背面側プレート3の外周縁部にX軸と平行な線で切除された第1の平坦部32a、32bを設けた場合について述べているが、背面側プレート3が被取付部材2の透孔21を通過し得るように構成されている場合は第1の平坦部32a、32bを設けなくてもよい。
【0082】
第3に、第1、第2の回り止め部材33a、33b、44a、44bはX軸線上に設けられているが、複数個の第1、第2の回り止め部材33a、33b、44a、44bが円周方向に沿って等配される場合にはX軸線上に設けなくてもよい。
【0083】
第4に、センタリング用リブ43a、43bはY軸線上に設けられているが、複数個のセンタリング用リブ43a、43bが円周方向に沿って等配される場合にはY軸線上に設けなくてもよい。
【0084】
第5に、第1、第2の回り止め部材33a、33b、44a、44bおよびセンタリング用リブ43a、43bはそれぞれ2個設けられているが、3個以上設けても良い。
【0085】
第6に、前面側プレート4の第2の平坦部42a、42bはX軸と平行に設けられているが、スパナを装着し得る構成であれば平坦部でなくてもよい。
【0086】
第7に、前述の実施例においては、フランジ部73がボルトと一体的に設けられているが、当該フランジ部73はボルトと別体で構成してもよい。
【0087】
第8に、背面側プレート3および前面側プレート4は複数枚のプレートを圧着溶接しているが、スポット溶接或いは一体物を切削により形成してもよい。また、背面側プレート3とナット部材6は圧着溶接で形成しているが、スポット溶接或いは一体物を切削により形成してもよい。
【0088】
第9に、前述の実施例においては、バネ部材5を板バネ51で形成しているが複数個のコイル状のスプリングを円周方向に沿って等配してもよい。
【0089】
第10に、前述の実施例においては、背面側プレート3に第1の回り止め部材33a、33bが、前面側プレート4に第2の回り止め部材44a、44bが設けられているが、背面側プレート3および前面側プレート4の何れか一方にのみ設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】本発明のナット本体1の一例を示す説明図で、分図(a)は正面図、分図(b)は上面図、分図(c)は下面図、分図(d)は分図(b)のA矢視図、分図(e)は左側面図、分図(f)は右側面図である。
【図2】本発明のナット本体1の一例を示す斜視図で、分図(a)は斜め上方から視た斜視図、分図(b)は分図(a)のB矢視図、分図(c)は、分図(a)のC矢視図(a)のX―X線断面図である。
【図3】図1に示すナット本体の分解構成図の一例を示す斜視図で、分図(a)は第1の前面側プレートの斜視図、分図(b)は第2の前面側プレートの斜視図、分図(c)は第2の背面側プレートの斜視図、分図(d)は第3の背面側プレートの斜視図、分図(e)は第1の背面側プレートの斜視図、分図(f)はナット部材の斜視図、分図(g)は分図(c)のD矢視図、分図(h)は分図(d)のE矢視図である。
【図4】本発明のボルトの一例を示す説明図で、分図(a)は同斜視図、分図(b)は同正面図である。
【図5】本発明のナット本体およびボルトの取付け状況を示す説明図で、分図(a)は被取付部材の透孔とナット本体の位置関係を示す説明図、分図(b)はナット本体を被取付部材の透孔に差し込んだ状態を示す説明図、分図(c)は被取付部材の透孔にナット本体のナット部材および背面側プレートの一方の外周縁部を差し込んだ状態を示す説明図、分図(d)は被取付部材の透孔にナット本体のナット部材および背面側プレートの両外周縁部を押し込んだ状態を示す説明図、分図(e)は被取付部材の透孔にナット本体を取り付けた状態を示す説明図、分図(f)は被取付部材に取り付けたナット本体に本発明のボルトを取り付た状態を示す説明図、分図(g)はナット本体の平坦部にスパナを取り付けた状態を示す説明図、分図(h)はナット本体にボルトを取り付けた状態を示す説明図、分図(i)はナット本体に取り付けたボルトにブラケット等の部品を取り付けた状態を示す説明図である。
【図6】本発明の他のボルトの使用態様を示す斜視図。
【図7】従来のウエルドナットの取付状況を示す説明図で、分図(a)はウエルドナットの側面図、分図(b)は当該ウエルドナットに部品を取り付けた状態を示す説明図。
【図8】従来のHBボルトの取付状況を示す説明図で、分図(a)は被取付部材に対するHBボルトの取付け前の状態を示す説明図、分図(b)は被取付部材の透孔にHBボルトを装着した状態を示す説明図、分図(c)はHBボルトの外周に装着した専用工具で被取付部材の背面側にリング状のコブを形成した状態を示す説明図、分図(d)は専用工具を取り外した状態を示す説明図、分図(e)はHBボルトに部品を取り付けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0091】
1・・・ナット本体
2・・・被取付部材
21・・・透孔
3・・・背面側プレート
32a、32b・・・平坦部(第1の平坦部)
33a、33b・・・回り止め部材(第1の回り止め部材)
4・・・前面側プレート
43a、43b・・・センタリング用リブ
44a、44b・・・回り止め部材(第2の回り止め部材)
5・・・バネ部材
6・・・ナット部材
7・・・ボルト
71・・先端部
72・・ボルト本体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付部材の背面側に配設され中心部に開口部を有する楕円状の背面側プレートと、前記被取付部材の前面側に配設され中心部に開口部を有する前面側プレートと、前記背面側プレートと前記前面側プレート間に連結されるバネ部材と、前記背面側プレートの中心部に背面側プレートと一体的に配設されるナット部材とを備え、
前記背面側プレートの短軸方向の長さは、前記被取付部材に設けられる透孔の口径よりも小さくされていることを特徴とするナット本体。
【請求項2】
前記バネ部材は、中央部に矩形状の切欠部が設けられた矩形状の板バネから成ることを特徴とする請求項1記載のナット本体。
【請求項3】
前記前面側プレートの前記被取付部材と対向する面であって、かつ前記透孔の内周縁と対応する位置に、複数個のセンタリング用リブが前記被取付部材に向けて突設されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のナット本体。
【請求項4】
前記背面側プレートの前記被取付部材と対向する面の外周縁部には、複数個の回り止め部材が前記被取付部材に向けて突設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載のナット本体。
【請求項5】
前記前面側プレートの前記被取付部材と対向する面の外周縁部には、複数個の回り止め部材が前記被取付部材に向けて突設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4何れか1項記載のナット本体。
【請求項6】
前記前面側プレートの外周縁部に、複数個の平坦部が所定の間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項5何れか1項記載のナット本体。
【請求項7】
ボルト本体の先端部外周に、請求項1乃至請求項6何れか1項記載のナット本体を構成するナット部材のネジ部に螺合可能なネジ部を備えることを特徴とするボルト。
【請求項8】
前記ボルト本体の先端部近傍に径方向外方に向けて突出するフランジ部を備えることを特徴とする請求項7記載のボルト。
【請求項9】
前記ボルト本体の先端部の外径は、前記ボルト本体の外径よりも小径とされていることを特徴とする請求項7または請求項8記載のボルト。
【請求項10】
前記ボルト本体の後端部側にヘキサゴン差込口が設けられていることを特徴とする請求項7乃至請求項9何れか1項記載のボルト。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−151287(P2010−151287A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−332612(P2008−332612)
【出願日】平成20年12月26日(2008.12.26)
【出願人】(000157083)関東自動車工業株式会社 (1,164)
【Fターム(参考)】