説明

ナビケーションシステム及びナビケーション方法

【課題】 ナビケーションシステムにより探索された経路中の徒歩部分について消費カロリーを把握できるようにする。
【解決手段】 ナビケーションサーバ30によって徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図をナビケーション端末装置10の表示部101に表示するナビケーションシステム1において、設定部106に使用者特有の情報を基礎データとして設定し、経路探索部303により前記出発地から前記目的地までに徒歩経路を有する地図データを探索し、距離算出部107により徒歩経路の距離を算出し、消費カロリー算出部108において前記基礎データと前記距離から消費カロリーの値を算出し、この算出結果の消費カロリーの値を表示部101に表示することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、徒歩及び自動車、電車などの交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索するナビケーションシステム及びナビケーション方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のナビケーションシステムとしては、例えば下記の特許文献1に示すものがある。これは情報センターと経路設定用端末装置とからなる。情報センターは使用者により経路設定用端末装置で設定された出発地、目的地、自宅及び種々の検索条件などに基づいて経路探索を行い、徒歩の経路や最適な乗り継ぎポイントなどを探索する。経路設定用端末装置は使用者の自宅に設置されたパーソナルコンピュータが用いられる。
【0003】
また、このようなナビケーションシステムを携帯型とした従来技術が下記特許文献2、特許文献3で提案されている。これは、使用者にとっては徒歩の検索結果を携帯して利用できるので使い勝手がよい。
【特許文献1】特開2005−164464号公報(段落〔0005〕、段落〔0007〕)
【特許文献2】特開2005−274197号公報(段落〔0019〕、段落〔0020〕)
【特許文献3】特開2005−114370号公報(段落〔0018〕)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記特許文献1〜3に示すような従来技術においては、ナビケーションシステムの端末装置は使用者が携帯して探索された経路に従って移動することに用いられるだけであった。
【0005】
そこで、本発明者は、ナビケーションシステムにより探索された経路中に徒歩部分があることに着目し、使用者の健康管理のために活用できるナビケーションシステム及びナビケーション方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本願の請求項1に係る発明は、ナビケーションサーバによって徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図をナビケーション端末装置の表示部に表示するナビケーションシステムにおいて、
使用者特有の情報を入力し、これを基礎データとして設定する設定手段と、
前記出発地から前記交通機関の最寄りの乗車地点までを第一の徒歩経路とし、前記出発地から該最寄りの次の乗車地点までを第二の徒歩経路とし、前記目的地に対する前記交通機関の最寄りの降車地点から該目的地までを第三の徒歩経路とする内容を有する地図データを探索する経路探索手段(例えば、地図データベース302、経路探索部303から形成される経路探索手段)と、
探索された前記地図データにおける前記第一の徒歩経路と、前記第二の徒歩経路と、前記第三の徒歩経路との距離を夫々算出する距離算出手段と、
前記設定手段により設定した前記基礎データと、前記距離算出手段により算出された第一の徒歩経路と第二の徒歩経路と第三の徒歩経路の距離から消費カロリーの値を夫々独立に算出する消費カロリー算出手段と、
前記消費カロリー算出手段により算出された消費カロリーの値を前記表示部に夫々独立に表示する消費カロリー表示駆動手段と、
前記第一の徒歩経路と第二の徒歩経路の一方を徒歩の案内経路として選択する徒歩経路選択手段とを備えていることを特徴とする。
【0007】
また、本願の請求項2に係る発明は、ナビケーションサーバによって徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図をナビケーション端末装置の表示部に表示するナビケーションシステムにおいて、
使用者特有の情報を入力し、これを基礎データとして設定する設定手段と、
前記出発地から前記交通機関の最寄りの乗車地点までを第一の徒歩経路とし、前記目的地に対する前記交通機関の最寄りの降車地点から該目的地までを第三の徒歩経路とし、該最寄りの降車地点の手前の降車地点から該目的地までを第四の徒歩経路とする内容を有する地図データを探索する経路探索手段(例えば、地図データベース602、経路探索部603から形成される経路探索手段)と、
探索された前記地図データにおける前記第一の徒歩経路と、前記第三の徒歩経路と、前記第四の徒歩経路との距離を夫々算出する距離算出手段と、
前記設定手段により設定した前記基礎データと、前記距離算出手段により算出された第一の徒歩経路と第三の徒歩経路と第四の徒歩経路の距離から消費カロリーの値を夫々独立に算出する消費カロリー算出手段と、
前記消費カロリー算出手段により算出された消費カロリーの値を前記表示部に夫々独立に表示する消費カロリー表示駆動手段と、
前記第三の徒歩経路と第四の徒歩経路の一方を徒歩の案内経路として選択する徒歩経路選択手段とを備えていることを特徴とする。
【0008】
また、本願の請求項3に係る発明は、ナビケーションサーバによって徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図をナビケーション端末装置の表示部に表示するナビケーションシステムにおいて、
使用者特有の情報を入力し、これを基礎データとして設定する設定手段と、
前記出発地から前記目的地までに徒歩経路を有する地図データを探索する経路探索手段と、
探索された前記地図データにおける徒歩経路の距離を算出する距離算出手段と、
前記設定手段により設定した前記基礎データと前記距離算出手段により算出された距離から消費カロリーの値を算出する消費カロリー算出手段と、
前記消費カロリー算出手段により算出された消費カロリーの値を前記表示部に表示する消費カロリー表示駆動手段とを備えていることを特徴とする。
【0009】
また、本願の請求項4に係る発明は、徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図を表示部に表示するナビケーション方法において、
使用者特有の情報を入力し、これを基礎データとして設定し(例えば、ステップS10)、
前記出発地から交通機関の最寄りの乗車地点までの第一の徒歩経路と、前記出発地から該最寄りの次の乗車地点までの第二の徒歩経路と、前記目的地に対する交通機関の最寄りの降車地点から該目的地までの第三の徒歩経路とを有する地図データを探索し(例えば、ステップS12)、
探索された前記地図データにおける前記第一の徒歩経路と、前記第二の徒歩経路と、前記第三の徒歩経路との距離を夫々算出し(例えば、ステップS13)、
前記設定した基礎データと、前記算出した第一の徒歩経路と第二の徒歩経路と第三の徒歩経路の距離から消費カロリーの値を夫々独立に算出し(例えば、ステップS14)、
前記算出された消費カロリーの値を前記表示部に夫々独立に表示し(例えば、ステップS15)、
前記表示された消費カロリーの値から前記第一の徒歩経路と第二の徒歩経路の一方を徒歩の案内経路として選択する(例えば、ステップS16)ことを特徴とする。
【0010】
また、本願の請求項5に係る発明は、徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図を表示部に表示するナビケーション方法において、
使用者特有の情報を入力し、これを基礎データとして設定し(例えば、ステップS20)、
前記出発地から交通機関の最寄りの乗車地点までの第一の徒歩経路と、前記目的地に対する交通機関の最寄りの降車駅から該目的地までの第三の徒歩経路と、前記最寄りの降車地点の手前の降車地点から該目的地までを第四の徒歩経路とを有する地図データを探索し(例えば、ステップS22)、
探索された前記地図データにおける前記第一の徒歩経路と、前記第三の徒歩経路と、前記第四の徒歩経路との距離を夫々算出し(例えば、ステップS23)、
前記設定した基礎データと、前記算出した第一の徒歩経路と第三の徒歩経路と第四の徒歩経路の距離から消費カロリーの値を夫々独立に算出し(例えば、ステップS24)、
前記算出された消費カロリーの値を前記表示部に夫々独立に表示し(例えば、ステップS25)、
前記表示された消費カロリーの値から前記第三の徒歩経路と第四の徒歩経路の一方を徒歩の案内経路として選択する(例えば、ステップS26)ことを特徴とする。
【0011】
また、本願の請求項6に係る発明は、徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図を表示部に表示するナビケーション方法において、
使用者特有の情報を入力し、これを基礎データとして設定し(例えば、ステップS10またはステップS20)、
前記出発地から前記目的地までに徒歩経路を有する地図データを探索し(例えば、ステップS12またはステップS22)、
探索された前記地図データにおける前記徒歩経路の距離を算出し(例えば、ステップS13またはステップS23)、
前記設定した基礎データと前記算出した距離から消費カロリーの値を算出し(例えば、ステップS14またはステップS24)、
前記算出された消費カロリーの値を前記表示部に表示する(例えば、ステップS15またはステップS25)ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本願の請求項1の発明に係るナビケーションシステムによれば、使用者特有の情報を基礎データとして設定し、徒歩経路を探索してその距離を算出し、設定された基礎データと算出された距離とから徒歩経路に費やされる消費カロリーを算出し表示することができる。
【0013】
特に、前記請求項1の発明は、前記出発地から前記交通機関の最寄りの乗車地点までを第一の徒歩経路とし、最寄りの次の乗車地点までを第二の徒歩経路として探索結果を得、該第一の徒歩経路と第二の徒歩経路についての消費カロリーを算出し、該第一の徒歩経路と第二の徒歩経路を選択可能にしたので、使用者が徒歩経路を選択して前記出発地から前記目的地に至るまでの消費カロリー値の大小を選択することができる。従って、前記請求項1の発明に係るナビケーションシステムは、経路を探索して案内に供すると共に、前記出発地から前記乗車地点までの徒歩によって消費される消費カロリー値の大小を選択可能にして健康管理に役立てるものとなる。
【0014】
また、本願の請求2の発明に係るナビケーションシステムによれば、使用者特有の情報を基礎データとして設定し、徒歩経路を探索してその距離を算出し、設定された基礎データと算出された距離とから徒歩経路に費やされる消費カロリーを算出し表示することができる。
【0015】
特に、前記請求項2の発明は、前記目的地に対する前記交通機関の最寄りの降車地点から該目的地までを第三の徒歩経路とし、前記最寄りの手前の降車地点から前記目的地までを第四の徒歩経路として探索結果を得、該第三の徒歩経路と第四の徒歩経路についての消費カロリーを算出し、該第三の徒歩経路と第四の徒歩経路を選択可能にしたので、使用者が徒歩経路を選択して出発地から目的地に至るまでの消費カロリー値の大小を選択することができる。従って、前記請求項2の発明に係るナビケーションシステムは、経路を探索して案内に供すると共に、前記降車地点から前記目的地までの徒歩によって消費される消費カロリー値の大小を選択可能にして健康管理に役立てるものとなる。
【0016】
また、本願の請求3の発明に係るナビケーションシステムよれば、使用者特有の情報を基礎データとして設定し、徒歩経路を探索してその距離を算出し、設定された基礎データと算出された距離とから徒歩経路に費やされる消費カロリーを算出し表示することができる。従って、ナビケーションシステムは、経路を探索して案内に供すると共に、前記出発地から前記目的地までの徒歩によって消費される消費カロリー値を表示して健康管理に役立てるものとなる。
【0017】
また、本願の請求4の発明に係るナビケーション方法によれば、使用者特有の情報を基礎データとして設定し、徒歩経路を探索してその距離を算出し、設定された基礎データと算出された距離とから徒歩経路に費やされる消費カロリーを算出し表示することができる。
【0018】
特に、前記請求項4の発明は、前記出発地から前記交通機関の最寄りの乗車地点までを第一の徒歩経路とし、最寄りの次の乗車地点までを第二の徒歩経路として探索結果を得、該第一の徒歩経路と第二の徒歩経路についての消費カロリーを算出し、該第一の徒歩経路と第二の徒歩経路を選択可能にしたので、使用者が徒歩経路を選択して前記出発地から前記目的地に至るまでの消費カロリー値の大小を選択することができる。従って、前記請求項4の発明に係るナビケーション方法は、経路を探索して案内に供すると共に、前記出発地から前記乗車地点までの徒歩によって消費される消費カロリー値の大小を選択可能にして健康管理に役立てるものとなる。
【0019】
また、本願の請求5の発明に係るナビケーション方法によれば、使用者特有の情報を基礎データとして設定し、徒歩経路を探索してその距離を算出し、設定された基礎データと算出された距離とから徒歩経路に費やされる消費カロリーを算出し表示することができる。
【0020】
特に、前記請求項5の発明は、前記目的地に対する前記交通機関の最寄りの降車地点から該目的地までを第三の徒歩経路とし、前記最寄りの手前の降車地点から前記目的地までを第四の徒歩経路として探索結果を得、該第三の徒歩経路と第四の徒歩経路についての消費カロリーを算出し、該第三の徒歩経路と第四の徒歩経路を選択可能にしたので、使用者が徒歩経路を選択して出発地から目的地に至るまでの消費カロリー値の大小を選択することができる。従って、前記請求項1の発明に係るナビケーション方法は、経路を探索して案内に供すると共に、前記降車地点から前記目的地までの徒歩によって消費される消費カロリー値の大小を選択可能にして健康管理に役立てるものとなる。
【0021】
また、本願の請求6の発明に係るナビケーション方法よれば、使用者特有の情報を基礎データとして設定し、徒歩経路を探索してその距離を算出し、設定された基礎データと算出された距離とから徒歩経路に費やされる消費カロリーを算出し表示することができる。従って、前記請求項6の発明に係るナビケーション方法は、経路を探索して案内に供すると共に、前記出発地から前記目的地までの徒歩によって消費される消費カロリー値を表示して健康管理に役立てるものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明を実施するための最良の形態としては、以下に説明する実施例である。
【実施例1】
【0023】
以下、本発明の実施例1について図面を参照して説明する。図1は実施例1におけるナビケーションシステムの構成を示すブロック図、図2は実施例1における基礎データを入力するための基礎データ入力画面を示す説明図、図3は実施例1における消費カロリーの値を表示する表示画面を示す説明図、図4は実施例1におけるナビケーションシステムの動作を示すフローチャートである。
【0024】
図1において、ナビケーションシステム1は、ナビケーション端末装置10と、ネットワーク20と、ナビケーションサーバ30とを備えている。そして、ナビケーション端末装置10はネットワーク20を介してナビケーションサーバ30とのデータの授受を行うことができるようになっている。
【0025】
ナビケーション端末装置10は、表示部101と、GPS(Global Positioning System)部102と、通信部103と、地図表示駆動部104と、操作部105とを備えている。そして、操作部105において入力された出発地、目的地及び利用交通機関などの探索用の情報は、探索用データとして通信部103からネットワーク20に送出され、ナビケーションサーバ30へと伝送されるようになっている。
【0026】
ナビケーションサーバ30は、地図配信部301と、地図データベース302と、経路探索部303とを備えている。一例として、地図データベース302と経路探索部303とでもって経路探索手段が形成されている。経路探索部303は、ナビケーション端末装置10から伝送され探索用データに基づき地図データベース302のデータベースを用いて探索を実行する。
【0027】
ここで、経路探索部303は地図データベース302を用いて、例えば、出発地から徒歩で交通機関である鉄道路線を利用して目的地に行く場合、前記出発地から鉄道路線の最寄りの乗車地点である乗車駅までを第一の徒歩経路とし、前記出発地から該最寄りの次の乗車地点である乗車駅までを第二の徒歩経路とし、前記目的地に対する前記鉄道路線の最寄りの降車地点である降車駅から該目的地までを第三の徒歩経路とする地図データを探索する。この探索の実行によって得られた地図データは地図配信部301からネットワーク20に送出されるようになっている。
【0028】
ネットワーク20に送出された地図データは、ナビケーション端末装置10の通信部103によって受信され、地図表示駆動部104により表示部101に地図として表示されるようになっている。
【0029】
また、ナビケーション端末装置10は、使用者の歩行速度、体重を基礎データとして入力し設定する設定部106と、探索された地図上の経路中の徒歩による距離を算出する距離算出部107と、設定部106による設定の内容と距離算出部107により算出された距離とから消費カロリーの値を算出する消費カロリー算出部108と、消費カロリー算出部108により算出された消費カロリーの値を表示部101に表示する消費カロリー表示駆動部109と、全体を制御するための制御部110と、記憶部111とを備えている。
【0030】
ここで、設定部106は設定手段を形成するものの一例であり、距離算出部107は距離算出手段を形成するものの一例であり、消費カロリー算出部108は消費カロリー算出手段を形成するものの一例であり、消費カロリー表示駆動部109は消費カロリー表示駆動手段を形成するものの一例である。
【0031】
設定部106は、図2で示す基礎データ入力画面40において、歩行速度(m/分)と体重(kg)とが入力されるようになっている。即ち、使用者は、例えば、歩行速度70m/分を選択して入力し、同時に使用者の体重60kgを入力し、これを使用者特有の基礎データとして設定されるようになっている。
【0032】
ここで、基礎データ入力画面40は、操作部105による設定操作の開始によって表示部101で表示され、基礎データの入力の終了によって表示を消滅するように、制御部110で制御されようになっている。
【0033】
距離算出部107は、前記地図において、出発地から鉄道路線の最寄りの乗車駅(乗車地点)までの徒歩による経路を第一の徒歩経路とし、最寄り駅の次の乗車駅(乗車地点)までの徒歩による経路を第二の徒歩経路とし、目的地に対する鉄道路線の最寄りの降車駅(降車地点)から該目的地までの徒歩による経路を第三の徒歩経路として、夫々の距離を算出する。
【0034】
消費カロリー算出部108は、設定部106で設定された歩行速度(m/分)から体重1kgあたり1分間に消費するカロリーEが得られるようになっている。これは、予め用意されたテーブルから得られるものであって、例えば、カロリーEは50m/分で0,046Kcal、70m/分で0,057Kcal、100m/分で0,082Kcalとなっている。
【0035】
また、消費カロリー算出部108は、設定部106で設定された歩行速度から、第一に徒歩経路、第二の徒歩経路及び第三の徒歩経路における徒歩時間(分)を算出する。
【0036】
そして、消費カロリー算出部108は、上記夫々独立に算出された第一の徒歩経路、第二の徒歩経路及び第三の徒歩経路について、E×徒歩時間(分)×体重(kg)の演算処理を行うものである。その結果、第一の徒歩経路、第二の徒歩経路及び第三の徒歩経路の消費カロリーが独立に算出されるようになっている。
【0037】
消費カロリー算出部108で算出された消費カロリーのデータは、消費カロリー表示駆動部109において図3で示す表示画面50の画像データを生成する。表示部101において表示される表示画面50は、一例として、第一の走行経路Aをとった場合に出発地Sから最寄りの駅Xまでに消費するカロリーが76Kcalであり、第二の走行経路Bをとった場合に出発地Sから最寄りの駅Xの次の駅Yまでに消費するカロリーが182Kcalであるとする。そして、第三の走行経路Cで費やす降車駅Zから目的地Tまでの消費カロリーは52Kcalであるとする。
【0038】
消費カロリー表示駆動部109は、更に、出発地Sから目的地Tまで第一の走行経路Aをとった場合と第二の走行経路Bをとった場合の総消費カロリーの値が画像データとして生成され副表示画面501に表示されるようになっている。すなわち、第一の走行経路Aと第三の走行経路Cによって128Kcalが消費され、第二の走行経路Bと第三の走行経路によって214Kcalが消費される二種を表示するようになっている。
【0039】
距離算出部107、消費カロリー算出部108、消費カロリー表示駆動部109などによる一連の動作は、制御部110によって制御されるようになっている。また、制御部110は地図表示駆動部104と消費カロリー表示駆動部109とを制御して地図と表示画面50とを表示部101に並べて表示するように制御する。
【0040】
また、操作部105は、前述した出発地、目的地および利用交通機関などの情報を入力するための探索情報入力操作部112と、徒歩経路選択手段を形成するものの一例である徒歩経路選択操作部113とを有している。経路の探索においては探索情報入力操作部112を操作して前述したように探索用データを入力する。徒歩経路選択操作部113は探索されて表示部102に表示された副表示画面501上で第一の徒歩経路Aと第二の徒歩経路Bのどちらかの経路を選択するものである。
【0041】
徒歩経路選択操作部113による選択操作が終了すると、制御部110は、表示画面50を消滅させ、表示部101の地図が第二の徒歩経路Bを適用した経路の地図を表示させる。そして、ナビケーション端末装置10はGPS102による現在位置の検知によってナビケーション動作が行われるようになっている。
【0042】
また、制御部110は、ナビケーション端末装置10による案内が完了すると、第二の徒歩経路Bを適用した経路の総消費カロリー値となる214Kcalが記憶部111にそ記録されるようになっている。この記録された内容は、必要に応じて読み出されるものである。
【0043】
次に、上述した本発明の実施例1の構成によるナビケーションシステム1の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0044】
使用者は、予め、設定部106を操作して図3で示す基礎データ入力画面40を表示部101に表示し、歩行速度(m/分)、体重(kg)の情報を入力し基礎データの設定を行う(ステップS10)。設定が完了すると基礎データ入力画面40は消滅する。
【0045】
次に、使用者は、操作部105を操作して前述した出発地、目的地及び利用交通機関である鉄道路線などの情報を入力する(ステップS11)。この入力操作によって得られた検索データは、通信部103からネットワーク20を介してナビケーションサーバ30へと伝送される。
【0046】
ナビケーションサーバ30は、経路探索部303が検索データと地図のデータベースから探索して地図データを取得する(ステップS12)。経路探索部303により探索された地図データは、例えば、出発地Sから徒歩で鉄道路線を利用して目的地Tに行く場合、出発地Sから鉄道路線の最寄りの乗車駅Xまでを第一の徒歩経路Aとし、出発地Sから最寄りの乗車駅Xの次の乗車駅Yまでを第二の徒歩経路Bとし、目的地Tに対する最寄りの降車駅Zから目的地Tまでを第三の徒歩経路Cとした内容を有する。取得された地図データは、地図配信部301からネットワーク20を介してナビケーション端末装置10へと伝送される。
【0047】
ナビケーション装置10で受信された地図データは距離算出部107に供給される。距離算出部107は、第一の徒歩経路A、第二の徒歩経路B及び第三の徒歩経路Cの距離を独立に算出する(ステップS13)。この算出結果は、消費カロリー算出部108に供給されて設定部106の設定内容に基づき夫々独立に消費カロリー値が算出される(ステップS14)。
【0048】
地図データは地図表示駆動部104に供給される。同時に、算出された消費カロリー値が消費カロリー表示駆動部109に供給される。そして、表示部101は地図に並べて図5で示す画面50により消費カロリー値を表示する(ステップS15)。ここで、地図の表示は従前のとおりであるためその表示状態を省略する。
【0049】
使用者は、出発地を徒歩で出発して電車に乗車することについて、最寄りの駅Xで乗車する第一の徒歩経路Aをとるか、最寄りの次の駅Yで乗車する第二の徒歩経路Bをとるかを消費カロリーの値から判断する。例えば、運動不足を積極的に補う場合は、徒歩経路選択操作部113でもって第二の徒歩経路Bを含む消費カロリーの大きな方の経路を選択する(ステップS16)。
【0050】
この選択が終了すると、画面50は消滅し、地図が第二の徒歩経路Bを採用した探索結果の内容で表示する。そして、GPS102によりナビケーション端末装置10の現在位置が把握されて表示部101上で第二の徒歩経路Bを採用した経路で案内をする(ステップS17)。
【0051】
案内が完了され後は、第二の徒歩経路Bを含む経路の消費カロリーの値が、選択した日時と共に記憶部113に記憶される(ステップS18)。この記憶されたデータは後に読み出されて使用者が消費した消費カロリーの値の把握に供される。
【0052】
上述した本発明の実施例1によれば、使用者が設定部106により徒歩速度(m/分)、体重(kg)を入力し使用者特有の基礎データとして設定することができる。一方、使用者が経路探索部303によって出発地Sから交通機関の最寄りの乗車駅Xまでを第一の徒歩経路Aとし、出発地Sから最寄りの次の乗車駅Yまでを第二の徒歩経路Bとし、目的地Tに対する前記交通機関の最寄りの降車駅Zから目的地Tまでを第三の徒歩経路Cとした地図データを取得することができる。そして、距離算出部107によって第一の徒歩経路A、第二の徒歩経路B、第三の徒歩経路Cの距離をそれぞれ独立に算出することができる。
【0053】
消費カロリー算出部108は、設定部106で設定されたに基礎データの内容と、距離算出部107によって算出された経路中の第一の徒歩経路A、第二の徒歩経路B及び第三の徒歩経路Cの距離とから、消費カロリーの値を夫々算出する。そして、算出された消費カロリーの値が第一の徒歩経路Aと第二の徒歩経路Bとの相違を表示部101で表示される。使用者は、徒歩経路選択操作部113によって表示部101に表示されている第一の徒歩経路Aと第二の徒歩経路Bの一方を徒歩の案内経路の一部として選択できる。
【0054】
また、選択した徒歩経路、消費カロリー、日時などは記憶部111に記憶されるので、一日、一週間、又は一か月の間に使用者が消費した累積データとして用いることができる。
【0055】
そのため、使用者は出発地から目的地に至るまでの消費カロリー値の大小を選択し、健康管理に役立てることができる。
【実施例2】
【0056】
次に、本発明の実施例2について図面を参照して説明する。図5は実施例2におけるナビケーションシステムの構成を示すブロック図、図6は実施例2における消費カロリーの値を表示する表示画面を示す説明図、図7は実施例2におけるナビケーションシステムの動作を示すフローチャートである。
【0057】
図5においては、実施例1と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。ナビケーションシステム1は、ナビケーション端末装置10と、ネットワーク20と、ナビケーションサーバ60とを備えている。そして、ナビケーション端末装置10はネットワーク20を介してナビケーションサーバ30とデータの授受を行うことができるようになっている。
【0058】
ナビケーションサーバ60は、地図配信部601と、地図データベース602と、経路探索部603とを備えている。一例として、地図データベース602と経路探索部603とでもって経路探索手段が形成されている。経路探索部603は、ナビケーション端末装置10から伝送され探索用データに基づき地図データベース602のデータベースを用いて探索を実行する。
【0059】
ここで、経路探索部603は、地図データベース602を用いて、例えば、出発地から徒歩で交通機関である鉄道を利用して目的地に行く場合、前記出発地から鉄道路線の最寄りの乗車地点である乗車駅までを第一の徒歩経路とし、前記目的地に対する鉄道路線の最寄りの降車地点である降車駅から該目的地までを第三の徒歩経路とし、前記最寄りの降車駅の手前の降車地点である降車駅から前記目的地までを第四の徒歩経路とする地図データを探索する。この探索の実行によって得られた地図データは地図配信部601からネットワーク20に送出されるようになっている。
【0060】
即ち、経路探索部603は、鉄道路線と目的地との間で2つの徒歩経路を探索する。この点が前述した実施例1における出発地と鉄道路線との間で2つの徒歩経路を探索することと相違する。
【0061】
ネットワーク20に送出された地図データは、ナビケーション端末装置10の通信部103によって受信され、地図表示駆動部104により表示部101に地図として表示されるようになっている。
【0062】
距離算出部107は、前記第一の徒歩経路と前記第三の徒歩経路と前記第四の徒歩経路の距離を夫々算出する。
【0063】
消費カロリー算出部108は、設定部106で設定された歩行速度から、第一に徒歩経路、第三の徒歩経路及び第四の徒歩経路における徒歩時間(分)を算出する。
【0064】
また、消費カロリー算出部108は、上記夫々独立に算出された第一の徒歩経路、第二の徒歩経路及び第四の徒歩経路について、E×徒歩時間(分)×体重(kg)の演算処理を行うものである。その結果、第一に徒歩経路、第三の徒歩経路及び第四の徒歩経路の消費カロリーが独立して算出されるようになっている。
【0065】
消費カロリー算出部108で算出された消費カロリーのデータは、消費カロリー表示駆動部109において図6で示す表示画面70の画像データを生成する。表示部101において表示される表示画面70は、一例として、第一の徒歩経路Aによる出発点Sから最寄りの駅Xまでに費やす消費カロリーが76Kcalであり、第三の徒歩経路Cによる降車駅Zから目的地Tまでに費やす消費カロリーが52Kcalであり、第四の徒歩経路Dによる降車駅Wから目的地Tまでに費やす消費カロリーが104Kcalであるとする。
【0066】
消費カロリー表示駆動部109は、更に、出発地Sから目的地Tまで第三の走行経路Cをとった場合と第四の走行経路Dをとった場合の総消費カロリーの値が画像データとして生成され副表示画面701に表示されるようになっている。すなわち、第一の走行経路Aと第三の走行経路Cによって128Kcalが消費され、第一の走行経路Aと第四の走行経路Cによって180Kcalが消費される二種を表示するようになっている。
【0067】
操作部105は、探索情報入力操作部112と、徒歩経路選択操作部113とを有している。経路の探索においては探索情報入力操作部112を操作して探索用データを入力する。徒歩経路選択操作部113は探索されて表示部102に表示された表示画面70上で第三の徒歩経路Cと第四の徒歩経路Dのどちらかを選択するものである。
【0068】
徒歩経路選択操作部113により、例えば、第四の徒歩経路Dが選択されると、制御部110は表示画面70を消滅させ、地図が第四の徒歩経路Dを適用した内容に設定される。そして、GPS102による現在位置の検知によってナビケーション動作が行われるようになっている。
【0069】
また、制御部110は、ナビケーション動作による案内が完了すると、第四の徒歩経路Dを適用した経路の消費カロリー値である180Kcalが記憶部111に記憶されるようになっている。記憶部111に記録された内容は、必要に応じて読み出されるものである。
【0070】
次に、上述した本発明の実施例2の構成によるナビケーションシステム1の動作を図7のフローチャートを参照して説明する。
【0071】
使用者は、予め、設定部106を操作して前述の実施例1における図3で示すことと同様に、基礎データ入力画面40を表示部101に表示し、歩行速度(m/分)、体重(kg)の情報を入力し基礎データの設定を行う(ステップS20)。設定が完了すると基礎データ入力画面40は消滅する。
【0072】
次に、使用者は、操作部105を操作して前述した出発地、目的地及び利用交通機関である鉄道路線などの探索用情報を入力する(ステップS21)。この入力操作によって得られた探索データは、通信部103からネットワーク20を介してナビケーションサーバ60へと伝送される。
【0073】
ナビケーションサーバ60は、経路探索部603が探索データと地図のデータベースから探索して地図データを取得する(ステップS22)。経路探索部603により探索された地図データは、例えば、出発地Sから徒歩で鉄道路線を利用して目的地Tに行く場合、出発地Sから鉄道路線の最寄りの乗車駅Xまでを第一の徒歩経路Aとし、目的地Tに対する最寄りの降車駅Zから目的地Tまでを第三の徒歩経路Cとし、最寄りの降車駅Zの手前の降車駅Wから目的地Tまでを第四の徒歩経路Dとした内容を有する。取得された地図データは、地図配信部301からネットワーク20を介してナビケーション端末装置10へと伝送される。
【0074】
ナビケーション端末装置10で受信された地図データは距離算出部107に供給される。距離算出部107は、第一の徒歩経路A、第二の徒歩経路B及び第四の徒歩経路Dの距離を夫々独立に算出する(ステップS23)。この算出結果は、消費カロリー算出部108に供給されて設定部106の設定内容に基づき夫々独立に消費カロリー値が算出される(ステップS24)。
【0075】
地図データは地図表示駆動部104に供給される。同時に、算出された消費カロリー値が消費カロリー表示駆動部109に供給される。そして、表示部101は地図に並べて図6で示す表示画面70により消費カロリー値を表示する(ステップS25)。ここで、地図の表示は従前のとおりであるためその表示状態を省略する。
【0076】
使用者は、出発地を徒歩で出発し電車を利用して目的地に向かう際に、最寄りの降車駅Zで降車する第三の徒歩経路Cをとるか、最寄りの降車駅Zの手前の駅Wで降車する第四の徒歩経路Dをとるかを消費カロリーの値から判断する。例えば、運動不足を積極的に補う場合は、徒歩経路選択操作部113でもって第四の徒歩経路Dを含む消費カロリーの大きな経路を選択する(ステップS26)。
【0077】
この選択が終了すると、表示画面70は消滅し、地図が第四の徒歩経路Dを採用した探索結果の内容で表示する。そして、GPS102によりナビケーション装置10の現在位置が把握されて表示部101上で第四の徒歩経路Dを採用した経路で案内をする(ステップS27)。
【0078】
案内が完了され後は、第四の徒歩経路Dを含む経路の消費カロリーの値が選択した日時と共に記憶部113に記憶される(ステップS28)。この記憶されたデータは、後に読み出されて使用者が消費した消費カロリーの値の把握に供される。
【0079】
上述した本発明の実施例2によれば、経路探索部603によって出発地Sから交通機関の最寄りの乗車駅Xまでを第一の徒歩経路Aとし、目的地Tに対する前記交通機関の最寄りの降車駅Zから目的地Tまでを第三の徒歩経路Cとし、最寄りの降車駅Zの手前の降車駅Wから目的地Tまでを第四の徒歩経路Dとした地図データを取得することができる。そして、距離算出部107によって第一の徒歩経路A、第三の徒歩経路C、第四の徒歩経路Dの距離をそれぞれ独立に算出することができる。
【0080】
消費カロリー算出部108は、設定部106で設定されたに基礎データの内容と、距離算出部107によって算出された経路中の第一の徒歩経路A、第三の徒歩経路C及び第四の徒歩経路Dの距離とから、消費カロリーの値を夫々算出する。そして、算出された消費カロリーの値が第三の徒歩経路Cと第四の徒歩経路Dとの相違を表示部101で表示される。使用者は、徒歩経路選択操作部113によって表示部101に表示されている第三の徒歩経路Cと第四の徒歩経路Dの一方を徒歩の案内経路の一部として選択できる。
【0081】
また、選択した徒歩経路、消費カロリー、日時などは記憶部111に記憶されるので、累積されたデータとして用いることができる。
【0082】
そのため、使用者は出発地から目的地に至るまでの消費カロリー値の大小を選択し、健康管理に役立てることができる。
【0083】
尚、上述した本発明の実施例1及び2にあっては、利用する交通機関として電車を例に挙げたが、本発明は、これに限定されることなく、バス、航空機、船などの各種の交通機関に適用できることはもちろんである。
【0084】
尚、また、上述した本発明の実施例1及び2にあっては、ナビケーションサーバをナビケーション端末装置と別体としたが、本発明はこれに限定されることなく両者を一体にしてもよい。
【0085】
尚、また、上述した本発明の実施例1及び2にあっては、距離算出部107、消費カロリー算出部108などを夫々独立した回路構成としたが、本発明はこれに限定されることなくこれら回路を一体にしたICによって構成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0086】
【図1】本発明の実施例1におけるナビケーションシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例1における基礎データを入力するための基礎データ入力画面を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例1における消費カロリーの値を表示する表示画面を示す説明図である。
【図4】本発明の実施例1におけるナビケーションシステムの動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施例2におけるナビケーションシステムの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例2における消費カロリーの値を表示する表示画面を示す説明図である。
【図7】本発明の実施例2におけるナビケーションシステムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0087】
1 ナビケーションシステム
10 ナビケーション端末装置
20 ネットワーク
30 ナビケーションサーバ
40 基礎データ入力画面
50 表示画面
101 表示部
102 GPS部
103 通信部
104 地図表示駆動部
105 操作部
106 設定部
107 距離算出部
108 消費カロリー算出部
109 消費カロリー表示駆動部
110 制御部
111 記憶部
112 探索情報入力操作部
113 徒歩経路選択操作部
501 副表示画面







【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナビケーションサーバによって徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図をナビケーション端末装置の表示部に表示するナビケーションシステムにおいて、
使用者特有の情報を入力し、これを基礎データとして設定する設定手段と、
前記出発地から前記交通機関の最寄りの乗車地点までを第一の徒歩経路とし、前記出発地から該最寄りの次の乗車地点までを第二の徒歩経路とし、前記目的地に対する前記交通機関の最寄りの降車地点から該目的地までを第三の徒歩経路とする内容を有する地図データを探索する経路探索手段と、
探索された前記地図データにおける前記第一の徒歩経路と、前記第二の徒歩経路と、前記第三の徒歩経路との距離を夫々算出する距離算出手段と、
前記設定手段により設定した前記基礎データと、前記距離算出手段により算出された第一の徒歩経路と第二の徒歩経路と第三の徒歩経路の距離から消費カロリーの値を夫々独立に算出する消費カロリー算出手段と、
前記消費カロリー算出手段により算出された消費カロリーの値を前記表示部に夫々独立に表示する消費カロリー表示駆動手段と、
前記第一の徒歩経路と第二の徒歩経路の一方を徒歩の案内経路として選択する徒歩経路選択手段とを備えていることを特徴とするナビケーションシステム。
【請求項2】
ナビケーションサーバによって徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図をナビケーション端末装置の表示部に表示するナビケーションシステムにおいて、
使用者特有の情報を入力し、これを基礎データとして設定する設定手段と、
前記出発地から前記交通機関の最寄りの乗車地点までを第一の徒歩経路とし、該目的地に対する前記交通機関の最寄りの降車地点から該目的地までを第三の徒歩経路とし、前記最寄りの降車地点の手前の降車地点から該目的地までを第四の徒歩経路とする内容を有する地図データを探索する経路探索手段と、
探索された前記地図データにおける前記第一の徒歩経路と、前記第三の徒歩経路と、前記第四の徒歩経路との距離を夫々算出する距離算出手段と、
前記設定手段により設定した前記基礎データと、前記距離算出手段により算出された第一の徒歩経路と第三の徒歩経路と第四の徒歩経路の距離から消費カロリーの値を夫々独立に算出する消費カロリー算出手段と、
前記消費カロリー算出手段により算出された消費カロリーの値を前記表示部に夫々独立に表示する消費カロリー表示駆動手段と、
前記第三の徒歩経路と第四の徒歩経路の一方を徒歩の案内経路として選択する徒歩経路選択手段とを備えていることを特徴とするナビケーションシステム。
【請求項3】
ナビケーションサーバによって徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図をナビケーション端末装置の表示部に表示するナビケーションシステムにおいて、
使用者特有の情報を入力し、これを基礎データとして設定する設定手段と、
前記出発地から前記目的地までに徒歩経路を有する地図データを探索する経路探索手段と、
探索された前記地図データにおける徒歩経路の距離を算出する距離算出手段と、
前記設定手段により設定した前記基礎データと前記距離算出手段により算出された距離から消費カロリーの値を算出する消費カロリー算出手段と、
前記消費カロリー算出手段により算出された消費カロリーの値を前記表示部に表示する消費カロリー表示駆動手段とを備えていることを特徴とするナビケーションシステム。
【請求項4】
徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図を表示部に表示するナビケーション方法において、
使用者特有の情報を入力し、これを基礎データとして設定し、
前記出発地から前記交通機関の最寄りの乗車地点までの第一の徒歩経路と、前記出発地から該最寄りの次の乗車地点までの第二の徒歩経路と、前記目的地に対する前記交通機関の最寄りの降車地点から該目的地までの第三の徒歩経路とを有する地図データを探索し、
探索された前記地図データにおける前記第一の徒歩経路と、前記第二の徒歩経路と、前記第三の徒歩経路との距離を夫々算出し、
前記設定した基礎データと、前記算出した第一の徒歩経路と第二の徒歩経路と第三の徒歩経路の距離から消費カロリーの値を夫々独立に算出し、
前記算出された消費カロリーの値を前記表示部に夫々独立に表示し、
前記表示された消費カロリーの値から前記第一の徒歩経路と第二の徒歩経路の一方を徒歩の案内経路として選択することを特徴とするナビケーション方法。
【請求項5】
徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図を表示部に表示するナビケーション方法において、
使用者特有の情報を入力し、これを基礎データとして設定し、
前記出発地から前記交通機関の最寄りの乗車地点までの第一の徒歩経路と、前記目的地に対する前記交通機関の最寄りの降車駅から該目的地までの第三の徒歩経路と、該最寄りの降車地点の手前の降車地点から該目的地までを第四の徒歩経路とを有する地図データを探索し、
探索された前記地図データにおける前記第一の徒歩経路と、前記第三の徒歩経路と、前記第四の徒歩経路との距離を夫々算出し、
前記設定した基礎データと、前記算出した第一の徒歩経路と第三の徒歩経路と第四の徒歩経路の距離から消費カロリーの値を夫々独立に算出し、
前記算出された消費カロリーの値を前記表示部に夫々独立に表示し、
前記表示された消費カロリーの値から前記第三の徒歩経路と第四の徒歩経路の一方を徒歩の案内経路として選択することを特徴とするナビケーション方法。
【請求項6】
徒歩と交通機関とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索し、探索された地図を表示部に表示するナビケーション方法において、
使用者特有の情報を入力し、これを基礎データとして設定し、
前記出発地から前記目的地までに徒歩経路を有する地図データを探索し、
探索された前記地図データにおける前記徒歩経路の距離を算出し、
前記設定した基礎データと前記算出した距離から消費カロリーの値を算出し、
前記算出された消費カロリーの値を前記表示部に表示することを特徴とするナビケーション方法。











【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−107179(P2008−107179A)
【公開日】平成20年5月8日(2008.5.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−289515(P2006−289515)
【出願日】平成18年10月25日(2006.10.25)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】