説明

ナビゲーションシステム、方法、及び、プログラム

【課題】複数の移動手段から1つ以上の移動手段を選択して目的地へ移動する際に、最も短時間で目的地に到達する推奨経路を提示するナビゲーションシステムを提示する。
【解決手段】ナビゲーションシステムは、ユーザ端末から、出発地及び目的地を指定した推奨経路情報の配信要求を受信する推奨経路情報要求受付部11と、指定された出発地及び目的地に基づいて、出発地から目的地まで移動する際に推奨される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を交通条件毎に記録するデータベース14から、推奨経路情報を検索する検索部12と、前記検索部が検索した推奨経路情報をユーザ端末に提示する推奨経路情報提示部16とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーションシステム、方法、及び、プログラムに関し、更に詳しくは、出発地から目的地に移動する際に最も短時間で到達すると推定される推奨経路情報をユーザに提示するナビゲーションシステム、方法、及び、プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
カーナビゲーションや、電車の経路ナビゲーションなどのナビゲーションシステムが普及している。これらナビゲーションシステムでは、移動に際して料金が最も安い経路や、距離が最も短い経路、或いは、最も短時間で到達する経路などを案内している。また、混雑状況の情報を外部の情報センターから取得して、混雑した経路を回避した経路を案内する機能を持つナビゲーションシステムも知られている。
【0003】
経路が混雑する要因は様々であり、例えば、週日/週末/祝日などの曜日や月末/月初めなどのカレンダー的要因、夏休み/冬休み/ゴールデンウイーク(GW)などの季節的要因、或いは、時間帯、天気などの要因を含む交通条件が、混雑する要因として挙げられる。また、ある出発地からある目的地まで到達するまでに、様々な経路パターンがあり、混雑を予測するためには、その経路を利用する経験が多くないと難しい。例えば、初めて行く場所に関しては、この時間帯でこの経路を利用すると混雑するといった情報を予測することは難しい。
【0004】
特許文献1〜3は、目的地までの推奨経路を探索する車載ナビゲーション装置を記載している。例えば、特許文献1に記載のナビゲーション装置の経路探索方法および交通情報表示方法では、過去に収集された交通情報を用い、最も短時間で目的地に到達する経路をより精度よく探索できる技術が記載されている。過去に収集された交通情報には、日にち(曜日)/時間帯/天気などの交通条件も考慮している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−239741号公報
【特許文献2】特開2009−19946号公報
【特許文献3】特開2009−31039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の技術では、過去に収集された交通情報のデータが搭載されているナビゲーション装置を利用することを前提にしており、新しい交通情報を収集し、記憶する手段については記載がない。また、その発明を車載ナビゲーション装置に特化している。このため、特に歩行や自転車などにより、或いは、歩行や自転車に他の移動手段を組み合わせて移動する際には、特許文献1の技術は利用できない。特許文献2及び3の技術も同様に車載ナビゲーションシステムに特化している。このように、関連技術では、歩行や自転車などを利用して目的地へ移動する際に、或いは、歩行や自転車を含む複数の移動手段から1つ以上の移動手段を選択して目的地へ移動する際に、最も短時間で目的地に到達すると推定される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を提示できるナビゲーションシステムは知られていなかった。
【0007】
本発明は、上記に鑑み、出発地から目的地へ移動する際に、最も短時間で目的地に到達すると推定される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を提示できるナビゲーションシステム、方法、及び、プログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は、ユーザ端末から、出発地及び目的地を指定した推奨経路情報の配信要求を受信する推奨経路情報要求受付部と、前記指定された出発地及び目的地に基づいて、出発地から目的地まで移動する際に推奨される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を交通条件毎に記録するデータベースから、推奨経路情報を検索する検索部と、前記検索部が検索した推奨経路情報を前記ユーザ端末に提示する推奨経路情報提示部と、を備えるナビゲーションシステムを提供する。
【0009】
本発明は、また、サーバが、ユーザ端末から、出発地及び目的地を指定した推奨経路情報の配信要求を受信するステップと、サーバが、前記指定された出発地及び目的地に基づいて、出発地から目的地まで移動する際に推奨される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を、交通条件毎に記録するデータベースから、推奨経路情報を検索するステップと、サーバが、前記検索した推奨経路情報を前記ユーザ端末に提示するステップと、を有するナビゲーション方法を提供する。
【0010】
本発明は、更に、サーバに、ユーザ端末から、出発地及び目的地を指定した推奨経路情報の配信要求を受信する処理と、前記指定された出発地及び目的地に基づいて、出発地から目的地まで移動する際に推奨される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を、交通条件毎に記録するデータベースから、推奨経路情報を検索する処理と、前記検索した推奨経路情報を前記ユーザ端末に提示する処理と、を実行させるプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明のナビゲーションシステム、方法、及び、プログラムによると、その交通条件下で出発地から目的地へ移動する際に、最も短時間で目的地に到達すると推定される移動手段及び経路を含む推奨経路情報をユーザに提示できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施形態に係るナビゲーションシステムのブロック図。
【図2】図1の交通情報生成部のブロック図。
【図3】推奨経路情報を提示する処理を示すフローチャート。
【図4】交通情報を取得する処理を示すフローチャート。
【図5】交通情報データベースのデータを例示する線図。
【図6】図5のデータの保存位置を例示する線図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の実施形態を説明する前に、本発明の概要を説明する。本発明のナビゲーションシステムは、その最小構成において、ユーザ端末から、出発地及び目的地を指定した推奨経路情報の配信要求を受信する推奨経路情報要求受付部と、前記指定された出発地及び目的地に基づいて、出発地から目的地まで移動する際に推奨される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を交通条件毎に記録するデータベースから、推奨経路情報を検索する検索部と、前記検索部が検索した推奨経路情報を前記ユーザ端末に提示する推奨経路情報提示部とを備える。
【0014】
本発明のナビゲーション方法は、その最小構成において、サーバが、ユーザ端末から、出発地及び目的地を指定した推奨経路情報の配信要求を受信するステップと、サーバが、前記指定された出発地及び目的地に基づいて、出発地から目的地まで移動する際に推奨される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を、交通条件毎に記録するデータベースから、推奨経路情報を検索するステップと、サーバが、前記検索した推奨経路情報を前記ユーザ端末に提示するステップとを有する。
【0015】
本発明のプログラムは、その最小構成において、サーバに、ユーザ端末から、出発地及び目的地を指定した推奨経路情報の配信要求を受信する処理と、前記指定された出発地及び目的地に基づいて、出発地から目的地まで移動する際に推奨される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を、交通条件毎に記録するデータベースから、推奨経路情報を検索する処理と、前記検索した推奨経路情報を前記ユーザ端末に提示する処理とを実行させる。
【0016】
本発明のナビゲーションシステム、方法、及び、プログラムは、出発地から目的地まで移動する際に推奨される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を交通条件毎に記録するデータベースから推奨経路情報を検索するので、その交通条件下でユーザが移動する際に最短時間と推定される移動時間で移動できる移動手段及び移動経路が提示できる。
【0017】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るナビゲーションシステムのブロック図である。本実施形態のナビゲーションシステムは、サーバ10で構成される。サーバ10は、推奨経路情報要求受付部11と、移動手段/経路検索部12と、天気情報取得部13と、交通情報データベース(DB)14と、交通情報生成部15と、推奨経路情報提示部16とを備える。
【0018】
推奨経路情報要求受付部11は、ユーザの携帯端末21に搭載されたナビゲーションシステムから、出発地及び目的地を指定した推奨経路情報の配信要求を受け付ける。移動手段/経路検索部12は、推奨経路情報要求受付部11が受け付けた推奨経路情報の配信要求に基づいて、出発地から目的地に移動するための推奨移動手段及び推奨経路を検索し、これを推奨経路情報提示部16に受け渡す。推奨経路情報提示部16は、受け取った推奨移動手段及び推奨経路を含む推奨経路情報を、推奨経路情報の配信要求を送信したユーザ端末である携帯端末21に送信する。
【0019】
移動手段/経路検索部12は、天気情報取得部13を経由して受け取った天気情報、当日の曜日や日にち、季節などを含むカレンダー情報、及び、時間帯情報を参照して、交通情報DB14から推奨移動手段及び推奨経路を検索する。交通情報DB14は、移動手段別、曜日別、季節別、時間帯別などに区分された、出発地から目的地までの移動手段及び所要時間について、過去から現在までに得られたデータを保存している。交通情報生成部15は、不特定多数の携帯端末22の位置検出手段(例えば、GPS機能)から得られた情報に基づいて、交通情報DB14に保存すべきデータを生成する。天気情報取得部13は、交通条件取得部の1つを構成し、移動手段/経路検索部12の依頼を受けて、外部の天気情報センターのサーバ23から、出発地から目的地までの経路上のエリアの天気情報を受信する。交通条件取得部には、他に、サーバ10内に含まれるカレンダーや、時計などが含まれる。
【0020】
図2は、交通情報生成部15の詳細を示すブロック図である。交通情報生成部15は、位置情報取得手段31と、速度演算手段32と、移動手段推定手段33と、データ生成手段34とを備える。位置情報取得手段31は、不特定多数の携帯端末22から、その位置情報を取得する。速度演算手段32は、位置情報取得手段31が取得した携帯端末22の位置情報の変化からその移動速度を算出する。移動手段推定手段33は、速度演算手段32が演算した移動速度から、携帯端末22の移動手段が、徒歩、自転車、自動車、又は、電車の何れであるかを推定する。移動手段推定手段33は、例えば、移動速度が時速4km程度であれば徒歩、時速20km程度であれば自転車、時速40〜100km程度であれば自動車、最高速度が時速100km程度であれば電車と推定する。自動車と電車の移動速度が重なっているので、時速情報に加えて、必要に応じて携帯端末21の加速度センサからの情報や、位置情報を更に参照して、移動手段が何れであるかを推定する。
【0021】
図3は、図1のサーバ10における処理を示している。サーバ10は、ステップS1で、ユーザから、出発地及び目的地を指定した推奨経路情報の配信要求が推奨経路情報受付部11で受信されたか否かを判定する。ステップS1で配信要求があれば、ステップS2へ進み、移動手段/経路検索部12が、天気情報取得部13を介して、天気情報センターのサーバ23から、経路のエリアに該当する天気情報を取得する。移動手段/経路検索部12は、その日の日時及び天気情報に基づいて、交通情報DB14から、推奨される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を検索して,推奨経路情報提示部16に与える。推奨経路情報提示部16は、受け取った推奨経路情報を、配信要求を送信した携帯端末21に送信する(ステップS3)。
【0022】
図4は、交通情報生成部15の処理を示すフローチャートである。交通情報生成部15は、不特定多数のユーザの携帯端末22からその位置情報を取り出して、携帯端末22が移動しているか否かを判定する(ステップS11)。携帯端末22が移動していれば、ステップS11に先立って一定時間停止していた際の当該停止位置を、その携帯端末22の出発地Aとする(ステップS12)。この場合、移動距離がしきい値未満であれば停止していたとみなす。ステップS13で、現在の天気情報を天気情報センターのサーバ23から取得する。季節、日にち(曜日)、そのときの時間帯、及び、天気情報を、その移動に関連付けて記録する。
【0023】
交通情報生成部15のデータ生成手段34は、携帯端末22が移動を開始してから、その後に一定時間、一定距離内に留まるか否かを監視して、留まる場合には、これを停止とみなす(ステップS14)。次いで、その停止位置を目的地Bとし、出発地Aから目的地Bまでの経路を取得する(ステップS15)。速度演算手段32は、出発地Aから目的地Bに至るまでの移動時間を計測し(ステップS16)、出発地Aから目的地Bまでの移動距離及び移動時間から、移動速度を算出する(ステップS17)。移動手段推定手段33は、その移動速度から、移動手段を推定する(ステップS18)。その後、携帯端末22が更に移動をし始めたら、先の停止位置を出発地とし、次の停止位置を目的地として、同様にデータを取得する。
【0024】
データ生成手段34は、出発地及び目的地の組み合わせ毎に、推定した移動手段、経路、移動時間(移動速度)を保存する(ステップS19)。図5は、このようにして得られた、出発地Aから目的地Bへの移動に関して、データ生成手段34が生成し、記録した交通情報データを例示している。図5に示した各「経路」の情報には、その経路で記録された移動時間が対応して保存される。歩行と自転車、或いは、歩行と電車など、複数の移動手段を組み合わせた移動時間も同様に記録される。
【0025】
図6は、図5の交通情報データが各交通条件毎に保存される様子を示している。つまり、図5のデータは、日にちや曜日、時間帯、天気情報などの各交通条件毎に交通情報DB14に保存される。図示していないが、交通条件には、更に夏休みや、冬休み、GWなどの季節的要因も加えられる。図5の各経路情報は、例えば移動速度が速い順から並んで保存される。移動速度は、交通情報DB14からの推奨経路情報の検索に際して平均し、或いは、推奨経路情報の検索に先立って予め平均し、その平均値を使ってもよい。移動手段/経路検索部12は、ユーザの携帯端末21から推奨経路情報の配信要求があると、図6を参照して、要求があったときの交通条件と同じ交通条件を検索し、次いで、図5のデータを参照して、各移動手段毎の経路及び移動時間を参照して、最も移動時間が短い移動手段及び経路を探索する。
【0026】
携帯端末22の移動検出や移動手段の推定には、携帯端末22に付属する加速度センサーを併せて用いてもよい。なお、上記実施形態では、ユーザの携帯端末21によって指定された出発地及び目的地が交通情報DB14にそのまま存在する例を示したが、例えば、出発地及び目的地は、交通情報DB14中には分割して記録されていてもよい。例えば、出発地Aと目的地Bの間に中間点Cがあれば、出発地Aと目的地C、及び、出発地C及び目的地Bの組み合わせで経路を探索してもよい。同様に、データ生成手段34は、目的地Aと目的地Bとの間に中間点Cがあれば、出発地A及び目的地Bのデータを、出発地A及び目的地C、及び、出発地C及び目的地Bのデータとして保存してもよい。
【0027】
上記実施形態では、ユーザが出発地及び目的地を指定し、推奨経路の情報配信要求をした場合に、サーバ側で、その日にち(曜日)/時間帯/天気情報から、最短時間と推定される移動手段及び移動経路を過去のデータから探し出し、推奨経路情報として配信する。このため、ユーザは、推奨移動手段及び推奨経路の双方が得られ、例えば携帯電話機に搭載されるナビゲーションシステムに適した推奨経路情報が得られる。
【0028】
本発明は、上記で説明したように、以下に記載するような効果を奏する。第1の効果は、出発地から目的地までに最短時間で到達すると推定される移動手段及び移動経路について、要求された日のカレンダー情報(平日/土日/祝日/夏休み/冬休み/GWなど)、時間帯、及び、天気情報などの交通条件を考慮した上で導き出すことが可能になることである。
【0029】
第2の効果は、出発地から目的地までに最短時間で到達できると推定される移動手段及び移動経路を含む推奨経路情報を、カレンダー情報(平日/土日/祝日/夏休み/冬休み/GWなど)、時間帯、天気情報などの交通条件毎にサーバへデータを蓄積するので、実際の移動の際の交通条件に合致した推奨経路情報が得られることである。
【0030】
以上、本発明を特別に示し且つ例示的な実施形態を参照して説明したが、本発明は、その実施形態及びその変形に限定されるものではない。当業者に明らかなように、本発明は、添付の特許請求の範囲に規定される本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0031】
10:サーバ
11:推奨経路情報要求受付部
12:移動手段/経路検索部
13:天気情報取得部
14:交通情報DB
15:交通情報生成部
16:推奨経路情報提示部
21:携帯端末
22:携帯端末
23:天気情報センターのサーバ
31:位置情報取得手段
32:速度演算手段
33:移動手段推定手段
34:データ生成手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末から、出発地及び目的地を指定した推奨経路情報の配信要求を受信する推奨経路情報要求受付部と、
前記指定された出発地及び目的地に基づいて、出発地から目的地まで移動する際に推奨される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を交通条件毎に記録するデータベースから、推奨経路情報を検索する検索部と、
前記検索部が検索した推奨経路情報を前記ユーザ端末に提示する推奨経路情報提示部と、を備えるナビゲーションシステム。
【請求項2】
前記交通条件が、日にち、曜日、季節、時間帯、及び、天気情報の少なくとも1つを含む、請求項1に記載のナビゲーションシステム。
【請求項3】
位置検出手段を有する携帯端末から受信した位置情報から、出発地、目的地及び移動経路を特定する手段と、
前記携帯端末の前記出発地から目的地までの移動速度を演算する速度演算手段と、
前記移動速度から前記携帯端末が移動する移動手段を推定する移動手段推定手段と、
前記移動経路における交通条件を推定する交通条件推定手段と、
前記出発地から目的地までの移動経路及び移動時間を、前記交通条件及び移動手段毎に前記データベースに保存するデータ生成手段とを更に備える、請求項1又は2に記載のナビゲーションシステム。
【請求項4】
前記移動手段推定手段が、前記ユーザ端末の加速度センサから得られた情報を処理する手段を含む、請求項1〜3の何れか一に記載のナビゲーションシステム。
【請求項5】
サーバが、ユーザ端末から、出発地及び目的地を指定した推奨経路情報の配信要求を受信するステップと、
サーバが、前記指定された出発地及び目的地に基づいて、出発地から目的地まで移動する際に推奨される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を、交通条件毎に記録するデータベースから、推奨経路情報を検索するステップと、
サーバが、前記検索した推奨経路情報を前記ユーザ端末に提示するステップと、を有するナビゲーション方法。
【請求項6】
サーバが、位置検出手段を有する携帯端末から受信した位置情報から、出発地、目的地及び移動経路を特定するステップと、
サーバが、前記携帯端末の前記出発地から目的地までの移動速度を演算するステップと、
サーバが、前記移動速度から前記携帯端末が移動する移動手段を推定するステップと、
サーバが、前記移動経路における交通条件を推定するステップと、
サーバが、前記出発地から目的地までの移動経路及び移動時間を、前記交通条件及び移動手段毎に前記データベースに保存するステップとを更に有する、請求項5に記載のナビゲーション方法。
【請求項7】
前記移動手段を推定するステップが、前記ユーザ端末の加速度センサから得られた情報を処理するステップを含む、請求項5又は6に記載のナビゲーション方法。
【請求項8】
サーバに、
ユーザ端末から、出発地及び目的地を指定した推奨経路情報の配信要求を受信する処理と、
前記指定された出発地及び目的地に基づいて、出発地から目的地まで移動する際に推奨される移動手段及び経路を含む推奨経路情報を、交通条件毎に記録するデータベースから、推奨経路情報を検索する処理と、
前記検索した推奨経路情報を前記ユーザ端末に提示する処理と、を実行させるプログラム。
【請求項9】
サーバに、
位置検出手段を有する携帯端末から受信した位置情報から、出発地、目的地及び移動経路を特定する処理と、
前記携帯端末の前記出発地から目的地までの移動速度を演算する処理と、
前記移動速度から前記携帯端末が移動する移動手段を推定する処理と、
前記移動経路における交通条件を推定する処理と、
前記出発地から目的地までの移動経路及び移動時間を、前記交通条件及び移動手段毎に前記データベースに保存する処理とを更に実行させる、請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記移動手段を推定する処理が、前記ユーザ端末の加速度センサから得られた情報を処理する処理を含む、請求項8又は9に記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−163788(P2011−163788A)
【公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−23732(P2010−23732)
【出願日】平成22年2月5日(2010.2.5)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】