説明

ナビゲーションシステムおよびナビゲーション装置

【課題】電話番号を入力して該当する地点の位置情報を取得して目的地などの地点設定を行う際に、携帯電話などの端末装置の電話帳データを参照して位置情報を取得することができるようにする。
【解決手段】ナビゲーション装置Nは通信手段16を介して、電話番号と当該電話番号に関連するデータを電話帳データとして記憶する電話帳記憶手段22を備え、電話帳データには、位置情報を記憶可能である携帯端末装置Tと通信可能に構成され、操作手段14によって電話番号を入力して地点設定を行う際、施設情報を記憶したデータから該当する位置情報を取得できない場合、通信手段16を介して携帯端末装置Tにアクセスし、電話帳記憶手段22に記憶された前記電話番号に該当する電話帳データに、位置情報が記憶されている時には、当該位置情報を取得する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電話番号を入力して目的地を設定し、設定した所望の出発地から目的地までの経路を探索して案内するナビゲーション装置に関するものであり、特に、入力した電話番号に該当する位置情報(緯度、経度情報)が、ナビゲーション装置が備えた地点設定用のPOIデータあるいは地図データ等から取得できない場合に、携帯電話等の携帯端末装置の電話帳データから該当する電話番号に対する位置情報を取得できるようにしたナビゲーションシステムおよびナビゲーション装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近ではナビゲーション装置、音楽プレーヤ、DVDプレーヤ、アナログ放送やデジタル放送に対応したテレビジョン受信機など各種の電子機器が小型化され、車載用電子機器として提供されている。
【0003】
これらの車載用電子機器は、例えば、ナビゲーション装置のように車両のダッシュボードに取付けて用いられるものもあり、更に最近では内蔵電源やAC電源接続手段などを備え、車両から取り外して外部に携帯し、携帯機器あるいは家庭内でも使用できる車載用/携帯用兼用の電子機器も提供されている。
【0004】
一般的なナビゲーション装置においては、現在位置を測定するために、人工衛星を利用したGPS(Global Positioning System)測位システムが用いられる。GPS測位システムは、地球上空を周回している複数の人工衛星からの電波を受信し、受信データを演算処理することによって現在位置を特定するものである。GPSによって特定された現在位置は、ナビゲーション装置の地図記憶手段等に記憶されている地図データと比較され、例えば現在位置から最も近い道路にマッチング処理を行い、この位置がマッチング処理された現在位置として表示画面に表示される。これにより、GPS測位に僅かな誤差があるような場合でも現在位置を道路上に修正し違和感のない表示を行うことが可能となる。
【0005】
このようなナビゲーション装置においては、経路案内を受けるにあたって、出発地、目的地、出発予定時刻や到着希望時刻などの時刻条件等を経路探索条件として設定し、当該条件を満足する2地点間の最適経路を探索する。経路探索の結果として得られた最適経路は、表示部に地図画像、車両の現在位置とともに表示され、目的地までの経路を案内するように構成されている。ナビゲーション装置の経路探索における出発地、目的地などの地点は緯度、経度で表される位置情報によって特定される。
【0006】
出発地や目的地の設定には種々の方法が採用されている。例えば、所望の地点の住所や電話番号、施設名称などを指定してその地点の位置情報(緯度、経度)を取得する方法がある。このため、ナビゲーション装置は、住所と位置情報を対応付けたデータや電話番号と位置情報を対応付けたデータ、施設名称と位置情報を対応付けたデータを保有している。これらの情報は、通常は、経路探索のための地図データや各種の施設を検索するための施設情報データに蓄積される。
【0007】
電話番号を用いて目的地等を設定するナビゲーション装置は、例えば、下記の特許文献1(特開2007−218684号公報)、特許文献2(特開2007−226134号公報)に開示されている。特許文献1に開示されたナビゲーション装置は、携帯電話などの電話機に記録された着信履歴をナビゲーション装置に転送して着信履歴にある電話番号と該当する位置情報を登録しておき、電話番号を入力して位置を特定し、目的地等を設定するナビゲーション装置において、ナビゲーション装置に着信履歴から登録した電話番号が、携帯電話など移動して電話番号とその位置が一義的に定まらない電話番号か否かを識別するために、地点情報と電話番号とが一義的に対応付けられるデータを記憶した外部の地点データベースを検索して、固定電話のように電話番号と所有者の住所やその位置情報が一義的に対応付けられて登録された電話番号である場合に、目的地などの地点設定を行えるよう構成したものである。外部の地点データベースに蓄積された電話番号が携帯電話やIP電話の電話番号であっても、当該電話の所有者、契約者の住所など位置情報が特定できる情報が記憶されていれば、携帯電話などの電話番号から地点データベースを検索することで、位置情報を特定することができる。
【0008】
また、特許文献2に開示されたナビゲーション装置は、入力された電話番号がデータとして登録されていない場合、その電話番号の市外局番が示す地域を検索し、その地域を含むマップコード(登録商標)上の区域を検出し、その区域を示す3桁のコードを検出する。目的地点として設定したい地点のマップコードの4桁目以降を入力することによって当該地点のマップコードが入力されたとして地点検索を行うようにしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2007−218684号公報
【特許文献2】特開2007−226134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
先に述べたように、一般的なナビゲーション装置は、地図データやPOIデータ中に種々の施設情報が蓄積されており、表示手段に表示された地図上の所望施設を指定したり、POI検索によって所望のPOIを検索して目的地を設定することができ、また、地図データやPOIデータ中に蓄積された種々の施設データを利用して、住所や施設名称、電話番号等を入力手段から入力して、その地点の位置情報を取得して目的地等として設定することもできる。
【0011】
しかしながら、電話番号を入力して目的地等の設定を行う場合、ナビゲーション装置が蓄積しているデータにその電話番号に対応する位置情報が蓄積されていることが前提であり、蓄積データが最新でない場合には、電話番号を入力しても対応する地点の位置情報が蓄積されていないこともある。その場合にはこのような方法で地点の設定はできない。また、ナビゲーション装置に蓄積するデータ量の多少によっても影響され、入力した電話番号に対応した位置情報が蓄積されていない場合には、地点設定ができないこともある。
【0012】
上記特許文献1のようにナビゲーション装置に、着信履歴を転送して電話番号を登録しても、外部の地点データベースを検索して所望の電話番号に該当する地点情報を取得するように構成することもできるが、そのような方法ではナビゲーション装置に外部データベースを検索する手段を設ける必要があり、また、地点情報と電話番号とが一義的に対応付けられるデータを記憶した外部の地点データベースを構築する必要がある。このためナビゲーションシステム、ナビゲーション装置のコスト増を招くという問題点が生じる。上記特許文献2のような技術を適用する場合も同様の問題点が生じる。
【0013】
本願の発明者は上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、最近の携帯電話などの電話帳機能を有する携帯電子機器においては、電話帳に電話番号を蓄積する際に、電話番号に対応する氏名、住所などのデータに加え、種々の方法により当該電話番号に対応する地点の位置情報(緯度、経度のデータ)を取得して記憶する機能を有するものがある点に着目し、ナビゲーション装置に電話番号を入力して位置情報を取得する際、ナビゲーション装置において該当する地点の位置情報が取得できない場合には、利用者が所持している携帯電話などの端末装置の電話帳データを参照して位置情報を取得すれば、上記の問題点を解消し得ることに想到して本発明を完成するに至ったものである。
【0014】
すなわち、本発明は上記の問題点を解消することを課題とし、電話番号を入力して該当する地点の位置情報を取得して目的地などの地点設定を行う際に、携帯電話などの端末装置の電話帳データを参照して位置情報を取得することができるようにしたナビゲーションシステムおよびナビゲーション装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
前記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる発明は、
施設毎の電話番号と位置情報を含む施設情報を記憶したデータを備え、操作手段によって入力された電話番号に基づいて該電話番号に該当する位置情報を特定して地点設定する機能を有するナビゲーション装置において、
前記ナビゲーション装置は、電話番号と当該電話番号に関連するデータを電話帳データとして記憶する電話帳記憶手段を有し、前記電話帳データには位置情報が記憶可能である携帯端末装置と通信手段を介して通信可能に構成され、前記操作手段によって電話番号を入力して地点設定を行う際、前記施設情報を記憶したデータから該当する位置情報を取得できない場合、前記通信手段を介して前記携帯端末装置にアクセスし、前記電話帳記憶手段に記憶された前記電話番号に該当する電話帳データに、前記位置情報が記憶されている時には、当該位置情報を取得するように構成したことを特徴とする。
【0016】
また、本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかるナビゲーション装置において、操作手段により入力した電話番号に該当する電話帳データが前記携帯端末装置の電話帳記憶手段に記憶されていないか、または、電話番号に該当する電話帳データに位置情報が記憶されていない場合は、その旨を報知するエラー表示を行うことを特徴とする。
【0017】
また、本願の請求項3にかかる発明は、請求項1または請求項2にかかるナビゲーション装置において、前記施設毎の電話番号と位置情報を含む施設情報を記憶したデータは、施設情報記憶手段に記憶されたことを特徴とする。
【0018】
また、本願の請求項4にかかる発明は、請求項1または請求項2にかかるナビゲーション装置において、前記施設毎の電話番号と位置情報を含む施設情報を記憶したデータは、地図データ記憶手段に記憶されたことを特徴とする。
【0019】
また、本願の請求項5にかかるナビゲーションシステムの発明は、
施設毎の電話番号と位置情報を含む施設情報を記憶したデータを備え、操作手段によって入力された電話番号に基づいて該電話番号に該当する位置情報を特定して地点設定する機能を有するナビゲーション装置と携帯端末装置とから構成され、
前記ナビゲーション装置は、電話番号と当該電話番号に関連するデータを電話帳データとして記憶する電話帳記憶手段を有し前記電話帳データには位置情報が記憶可能である前記携帯端末装置と通信手段を介して通信可能に構成され、前記操作手段によって電話番号を入力して地点設定を行う際、前記施設情報を記憶したデータから該当する位置情報を取得できない場合、前記通信手段を介して前記携帯端末装置にアクセスし、前記電話帳記憶手段に記憶された前記電話番号に該当する電話帳データに、前記位置情報が記憶されている時には、当該位置情報を取得するように構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
請求項1にかかる発明においては、
ナビゲーション装置は、電話番号と当該電話番号に関連するデータを電話帳データとして記憶する電話帳記憶手段を有し、前記電話帳データには位置情報が記憶可能である携帯端末装置と通信手段を介して通信可能に構成され、操作手段によって電話番号を入力して地点設定を行う際、施設情報を記憶したデータから該当する位置情報を取得できない場合、通信手段を介して携帯端末装置にアクセスし、電話帳記憶手段に記憶された前記電話番号に該当する電話帳データに、前記位置情報が記憶されている時には、当該位置情報を取得する。
【0021】
かかる構成によれば、ナビゲーション装置の利用者が所持する携帯端末装置の電話帳に蓄積された電話帳データは利用者が必要に応じて集めたデータであり、ナビゲーション装置に蓄積された施設情報等、不特定多数の利用に供するように蓄積されたデータには個人の趣向に沿ったデータは記憶されていない場合が多く、地点設定ができないことがあるが、一方で、ナビゲーション装置の利用者が所持する携帯端末装置の電話帳に蓄積された電話帳データは、利用者が必要に応じて集めたデータであるから、この電話帳データから位置情報を取得すれば、電話番号入力による地点の設定が可能になる蓋然性は高く、電話番号入力による地点設定に資することができる。
【0022】
本願の請求項2にかかる発明においては、請求項1にかかるナビゲーション装置において、操作手段により入力した電話番号に該当する電話帳データが前記携帯端末装置の電話帳記憶手段に記憶されていないか、または、電話番号に該当する電話帳データに位置情報が記憶されていない場合は、その旨を報知するエラー表示を行う。
【0023】
かかる構成によれば、ユーザは携帯端末装置から位置情報の取得ができないことがわかり、他の手段で地点設定をしなおすことができる。
【0024】
本願の請求項3または請求項4にかかる発明においては、請求1または請求項2にかかるナビゲーション装置において、施設毎の電話番号と位置情報を含む施設情報を記憶したデータは、施設情報記憶手段、または、地図データ記憶手段に記憶されたものであり、これらの記憶手段に記憶された施設情報から位置情報が特定できない場合に、携帯端末装置の電話帳データから位置情報を取得することができるようになる。
【0025】
本願の請求項5にかかるナビゲーションシステムの発明においては、施設毎の電話番号と位置情報を含む施設情報を記憶したデータを備え、操作手段によって入力された電話番号に基づいて該電話番号に該当する位置情報を特定して地点設定する機能を有するナビゲーション装置と携帯端末装置とから構成され、前記ナビゲーション装置は、電話番号と当該電話番号に関連するデータを電話帳データとして記憶する電話帳記憶手段を有し前記電話帳データには位置情報が記憶可能である携帯端末装置と通信手段を介して通信可能に構成され、前記操作手段によって電話番号を入力して地点設定を行う際、前記施設情報を記憶したデータから該当する位置情報を取得できない場合、前記通信手段を介して前記携帯端末装置にアクセスし、前記電話帳記憶手段に記憶された前記電話番号に該当する電話帳データに、前記位置情報が記憶されている時には、当該位置情報を取得する。
【0026】
かかる構成によれば、ナビゲーション装置の利用者が所持する携帯端末装置の電話帳に蓄積された電話帳データは利用者が必要に応じて集めたデータであり、ナビゲーション装置に蓄積された施設情報等、不特定多数の利用に供するように蓄積されたデータには個人の趣向に沿ったデータは記憶されていない場合が多く、地点設定ができないことがあるが、一方で、ナビゲーション装置の利用者が所持する携帯端末装置の電話帳に蓄積された電話帳データは、利用者が必要に応じて集めたデータであるから、この電話帳データから位置情報を取得すれば、電話番号入力による地点の設定が可能になる蓋然性は高く、電話番号入力による地点設定に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施例にかかるナビゲーションシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】ナビゲーション装置に蓄積される施設データのデータ構成の一例を示す図である。
【図3】携帯端末装置の電話帳に蓄積される電話番号データのデータ構成の一例を示す図である。
【図4】ナビゲーション装置における電話番号入力による地点設定時の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】携帯端末装置の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】携帯端末装置から電話番号に対する位置情報を取得したナビゲーション装置の処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術的思想を具体化するためのナビゲーションシステムおよびナビゲーション装置を例示するものであって、本発明をこの実施例のナビゲーションシステムおよびナビゲーション装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のナビゲーションシステムおよびナビゲーション装置にも等しく適用し得るものである。
【実施例】
【0029】
図1は、本発明の一実施例にかかるナビゲーションシステムの構成を示すブロック図であり、ナビゲーション装置Nと携帯端末装置Tとは、近距離無線通信やインターネットなどを用いた通信により情報の授受を行うことができる。
【0030】
まず、ナビゲーション装置Nについて説明する。図1に示すように、ナビゲーション装置Nは、制御手段10、現在位置検出手段11、地図記憶手段12、施設情報記憶手段13、操作手段14、出力手段15、通信手段16などを備えて構成されている。制御手段10は、情報処理手段に相当し、CPUおよびROM,RAM等の内部メモリ(不図示)を備えてナビゲーション装置Nの制御を統括し、また各部の動作を制御する。
【0031】
通信手段16は、赤外線通信などの近距離無線通信のためのインターフェースおよび各種のサーバとインターネットなどのネットワークを介して通信するためのインターフェースを有しており、後述する携帯電話などの携帯端末装置との間で、近距離無線通信、ネットワーク通信を用いて情報の授受を行えるように構成されている。
【0032】
操作手段14は、ナビゲーション装置Nにおける目的地などの地点入力やその他各種の入力を行うための各種キー、スイッチなどから構成される。
【0033】
出力手段15は、地図画像や最適経路画像、誘導案内画像を表示してユーザが視認できるようにするためのマンマシンインターフェースとしての役割を担うものであり、例えば液晶ディスプレイなどの表示部、音声出力のためのスピーカなどの音声出力部を含んで構成される。なお、この表示部は、タッチセンサーを具備させて操作部14の一部を担うように構成することもできる。この場合は画面上に表示されるアイコンをユーザが触れることで選択入力が行われるようにすることもできる。
【0034】
現在位置検出手段11は、GPS信号、速度センサ、方位センサ等により車両の現在位置を検出する。
【0035】
地図記憶手段12は、地図データを蓄積したデータベースであり、道路の交差点や分岐点などの結節点をノードとする道路ノードデータと、それぞれのノード間を結ぶ経路をリンクとした道路リンクデータとからなる道路ネットワークデータが記憶されている。道路ネットワークデータは、道路(経路)をその結節点、屈曲点の位置を道路ノードとし、各道路ノードを結ぶ経路をリンクとし、全てのリンクのコスト情報(距離や所要時間)などから構成される。また、地図データには、官公庁、駅、病院、銀行、ランドマークになる主要建物などの施設、その所在位置などのデータ、川や山海などの地形を示すデータも含まれる。
【0036】
施設情報記憶手段13は、施設検索のための施設情報を蓄積したデータベースであり、各施設の施設名称、住所、電話番号、所在位置(緯度、経度)、営業案内、ホームページURLなどの情報が蓄積されている。各施設はジャンル(カテゴリ)別に蓄積され、カテゴリを指定して該当する施設情報を検索し、所望の施設を選択して、経路探索の際の目的地として設定したり、当該施設の所在位置を含む地図情報を出力手段15(表示部)に表示させたりすることができる。
【0037】
また、主要な施設の施設情報は先に述べたように地図データにも含まれ、施設検索により目的地などの地点設定を行う場合は主として施設情報記憶手段13に記憶された施設情報が目的地などの位置情報を特定するために用いられ、地図上の施設名や施設アイコンを操作して地点設定を行う場合は、主として地図記憶手段12に記憶された施設情報が目的地などの位置情報を特定するために用いられる。電話番号を入力して目的地などの地点設定を行う場合には、主として施設情報記憶手段13に記憶された施設情報が参照されるが、地図データに含まれる施設情報に電話番号が含まれる場合には、地図記憶手段12に記憶された施設情報も参照するようにしてもよい。
【0038】
図2は、施設情報記憶手段13に記憶される施設情報のデータ構成の一例を示す図である。図2に示す施設情報は、施設検索のためのデータであり、記憶される施設情報は、施設カテゴリ別に、施設名称、電話番号、住所、営業情報、位置情報(緯度、経度)を含んでいる。なお、営業情報には施設の営業時間や祝日、サービス内容などの営業情報も記憶され、施設検索結果を表示する際に、該当施設の営業情報を表示することができるようにされている。
【0039】
制御手段10は、現在位置検出手段11により検出された現在位置、あるいは、操作手段14により設定された出発地から、設定された目的地までの最適な経路を探索する。より具体的には、地図記憶手段12に蓄積された道路ネットワークデータを参照して、出発地のノードから目的地のノードに至るリンクを順次探索し、リンクのコスト情報が最小となるノード、リンクを探索して最適経路を決定する。なお、このような経路探索の手法としてはラベル確定法あるいはダイクストラ法と言われる手法が用いられる。
【0040】
制御手段10により探索された最適経路はRAM(図示されない)に記憶され、制御手段10は、経路案内時において、RAMに記憶された最適経路のうち、現在位置検出手段11により検出された現在位置を中心とした所定範囲の地図データを抽出して出力手段15(表示手段)に表示するとともに、最適経路に記憶された案内報知ポイントに到達したときは、出力手段15(音声出力部)を介して案内報知を行う。このようにナビゲーション装置Nは、時々刻々変化する現在位置に応じて都度地図データの表示を切り替えながら目的地までの誘導案内を行う。
【0041】
目的地などの地点設定は、操作手段14を用いて、所望の地点の住所や電話番号、施設名称などを指定してその地点の位置情報(緯度、経度)を取得して行う。特に電話番号を入力して目的地設定などの地点設定を行う場合、地図データや施設データに該当する電話番号を有する情報が蓄積されていない場合は、当然、エラー(設定不能)のメッセージが表示され、他の情報を入力して地点設定をリトライすることが必要になる。地図データや施設データは、一定の期間が経過すると古くなるため、更新されるのが一般的であるが、更新されるまでの間は、新しいデータが反映されず、上記のような不都合が生じることはよくある。また、ユーザが特定の関心を持つ地点は、不特定多数のナビゲーション装置Nのユーザに共通するものでない場合もあり、ナビゲーション装置Nが蓄積するデータには含まれない場合も多々生じる。
【0042】
ところで、携帯電話などの携帯端末装置は電話帳機能を備えており、ユーザが所望の電話番号、氏名、住所などの種々の情報を電話帳に記憶しておき、必要により電話帳から所望の電話番号を選択して通話などの処理が行えるように構成されている。そして電話帳に記憶されるデータとして、種々のソースから電話番号に対応する位置情報(緯度、経度)を取得して蓄積できる機種も提供されている。
【0043】
一般的に携帯端末装置、特に携帯電話は、常時携帯されるものであるから、車両による移動中であっても、運転者や同乗者が携帯電話を所持している場合が殆どと考えられる。また、これらの携帯端末装置は、近距離無線通信機能を備えたものも多く、他の電子機器の近傍に携帯端末装置が存在すれば、両者間で通信して情報の授受を行うことも可能である。そこで、本発明においては、上記のような電話番号入力による地点設定が不能であった場合、携帯端末装置の電話帳に蓄積されたデータから該当する位置情報が取得できる場合には、その位置情報を用いて地点設定できるようにする。
【0044】
図1は、携帯端末装置Tがナビゲーション装置Nの近傍に存在する場合を示している。携帯端末装置Tは、例えば、前述した携帯電話であってよい。携帯端末装置Tは、制御手段20、通信手段21、電話帳記憶手段22、GPS受信手段23、操作手段24、出力手段25などを備えて構成されている。
【0045】
制御手段10は、情報処理手段に相当し、CPUおよびROM,RAM等の内部メモリ(不図示)を備えて携帯端末装置Tの制御を統括し、また各部の動作を制御する。
【0046】
操作手段24は、携帯端末装置Tの機能を利用するための各種キー、スイッチなどから構成される。例えば、携帯端末装置Tが携帯電話であれば、電話番号入力や文字入力のための数値キー、英字キー、メニュー選択ボタンやカーソル機能を果たす上下左右キー、通話ボタンなどの各種機能ボタンから構成される。
【0047】
通信手段21は、赤外線通信などの近距離無線通信のためのインターフェースおよび各種のサーバとインターネットなどのネットワークを介して通信するためのインターフェースを有しており、ナビゲーション装置Nとの間で近距離無線通信、ネットワーク通信を用いて情報の授受を行えるように構成されている。また、携帯端末装置Tが携帯電話である場合、通信手段21は、移動体通信プロトコルに従って機能し、通信事業者が設置した移動体通信基地局と通信接続して所望の相手との間で通話をすることができる。
【0048】
出力手段25は、メニュー画像や各種機能処理の結果を示す画像を表示してユーザが視認できるようにするためのマンマシンインターフェースとしての役割を担うものであり、例えば液晶ディスプレイで構成される。なお、この出力手段25は、タッチセンサーを具備させて操作手段24の一部を担うように構成することもできる。この場合は画面上に表示されるアイコンをユーザが触れることで選択入力が行われるようにすることもできる。
【0049】
また、GPS受信手段23は、GPS衛星信号を受信して携帯端末装置Tの位置を検出する。現在の携帯電話は位置を特定するためのGPS受信手段23が備えられている。
【0050】
電話帳記憶手段22は、ユーザが所望の電話番号、氏名、住所などの種々の情報を入力して記憶するデータベースである。
【0051】
電話帳記憶手段22に記憶される電話番号データ(電話帳データという)は、例えば、図3に一例を示す、データ構成である。ユーザは電話番号をキーとして、氏名、住所、その他の情報を記憶できることは勿論、本発明においては、位置情報(緯度、経度)を記憶することができる。これらの情報はユーザが個別に入力することもできるが、位置情報は電話番号等を入力した後、後述する各種のソースから位置情報を取得して記憶することができる。
【0052】
すなわち、位置情報は、以下の(1)〜(5)に述べるように種々のソースから通信手段21を介して取得して蓄積することができる。
(1)赤外線通信などの近距離無線通信を用いる通信手段21により交換した相手方の電話番号の情報に位置情報が付加されていれば、そのまま電話帳記憶手段22に蓄積する。(ある通信事業者が提供する携帯電話であれば、プロフィールに位置情報を登録しておいて、友人に赤外線通信を利用して情報送信あるいは情報交換すれば、位置情報付きで友人の電話帳記憶手段22に位置情報を蓄積することができる。)
(2)携帯端末装置Tの地図アプリ(アプリケーション)やナビアプリ(ナビゲーションアプリケーション)を利用し、ネットワーク通信により各種サーバから取得した地図データから場所を探して電話帳記憶手段22に位置情報を蓄積することもできる。
(3)携帯端末装置Tは、電話番号と位置情報がかかれたメールを貰えば、メールから電話帳記憶手段22に位置情報を蓄積することができる。
(4)写真データに位置情報をつけることもできますので、携帯端末装置Tにメールで送られてきた写真や、ホームページなどから取得した位置情報付きの写真などからも位置情報を取得でき、これを電話番号に対応付けて電話帳記憶手段22に登録することもできる。
(5)携帯パソコン等でネットワークを介して所望の電話番号に対する位置情報を取得することもできる。
【0053】
ナビゲーション装置Nにおいて、目的地や経由地などの地点設定の際、操作手段14により電話番号が入力されると、制御手段10は、先の述べたように、地図記憶手段12、施設情報記憶手段13等を参照し、入力された電話番号に相当する施設データを探し、該当施設データに位置情報が含まれていれば、その位置情報を用いて地点を設定することができる。入力された電話番号に相当する施設データが得られない場合、あるいは、該当する施設データは蓄積されているが、位置情報が記憶されていない場合は、携帯電話などの携帯端末装置Tに電話番号を送り、位置情報の取得を依頼する。
【0054】
携帯端末装置Tはナビゲーション装置Nから電話番号および位置情報の取得依頼を受信すると、制御手段20は電話帳記憶手段22を参照して該当する電話番号に関して蓄積されている電話帳データを読み出し、データ中に位置情報が記憶されていれば、ナビゲーション装置Nに位置情報を回答する。該当する電話番号に関する電話帳データが蓄積されていない、あるいは、電話帳データは記憶されているが位置情報が記憶されていない場合は、その旨ナビゲーション装置Nに回答する。
【0055】
ナビゲーション装置Nは、携帯端末装置Tから、位置情報の回答が得られた場合には、その位置情報に基づいて地点設定を行う。携帯端末装置Tから位置情報がない旨の回答を受信した時には、制御手段10は電話番号による地点設定が不能の旨のメッセージを表示し、ユーザに他の方法での地点設定を行うように依頼する。
【0056】
なお、ナビゲーション装置Nが携帯端末装置Tに、上記したような位置情報の取得依頼をした際、携帯端末装置Tは、待ち受け状態であって、ナビゲーション装置Nなど、他の機器との間で通信を開始できる状態である必要がある。そこで、ナビゲーション装置Nは、位置情報の取得を携帯端末装置Tに依頼するにあたって、出力手段15(表示部)に、その旨およびユーザが所持している携帯端末装置Tを待ち受け状態にするように依頼するメッセージを表示することが好ましい。
【0057】
以下、フローチャートを参照して、本発明にかかるナビゲーション装置Nおよび携帯端末装置Tの動作手順を説明する。図4は、ナビゲーション装置Nにおける電話番号入力による地点設定時の処理手順を示すフローチャート、図5は、携帯端末装置Tの処理手順を示すフローチャート、図6は、携帯端末装置Tから電話番号に対する位置情報を取得したナビゲーション装置Nの処理手順を示すフローチャートである。また、以下の説明においては、目的地の設定を例に説明するが、必ずしも目的地の設定である必要はなく、経由地や出発地の設定であっても電話番号を入力して設定する場合にも本発明を適用することができる。
【0058】
図4に示すフローチャートを参照すると、ナビゲーション装置Nにおいて、制御手段10は、目的地設定の入力があったか否かを判定する(ステップS41)。目的地の入力があった場合(ステップS41のYES)、電話番号の入力による設定であるか否かを判定する(ステップS42)。
【0059】
目的地の設定入力がない場合(ステップS41のNO)、設定のために入力された情報が電話番号でない場合(ステップS42のNO)には、入力された電話番号以外の情報に従って目的地を設定した後、経路探索し経路案内を実行(ステップS46)した後、ステップS48の処理で処理終了の判定を行う。ステップS48の判定において、処理終了でなければステップS41の地点設定の判定処理に戻り、処理終了であれば本手順を終了する。
【0060】
電話番号の入力による設定であった場合(ステップS42のYES)、制御手段10は、地図情報記憶手段12に蓄積された地図データ中の施設データ、施設情報記憶手段13に蓄積された施設データに該当する電話番号のデータが記憶されているかを判定し、電話番号に該当する位置情報が特定できるか否かを判定する(ステップS43)。入力された電話番号に該当するデータが記憶されていない、あるいは、入力された電話番号に該当するデータはあるが位置情報が特定できない場合(ステップS43のNO)は、ステップS44の処理に進む。
【0061】
入力された電話番号に該当する位置情報が特定できる場合(ステップS43のYES)は、その位置情報を用いて入力された目的地点を特定し、目的地を設定し、経路探索、経路案内を行い(ステップS46)、ステップS48の終了処理に進む。終了処理では経路案内の処理が終了したか否かを判定し、処理終了でなければステップS41の地点設定の判定処理に戻り、処理終了であれば本手順を終了する。
【0062】
ステップS44の処理では、制御手段10は近傍に携帯端末装置Tがあるか否かを判定する。この判定は通信手段16を介して近距離無線通信により近傍の機器と通信を試みて、通信が確立できるかを判別することで行う。近傍に携帯端末装置Tがあり、通信できる場合は、携帯端末装置Tにアクセス(通信を確立)し(ステップS45)、制御手段10は携帯端末装置Tに入力された電話番号を送信し、位置情報の取得依頼を行い、フロー2(図5)のフローチャートの処理に進む。一方、近傍の携帯端末装置Tと通信できない時(ステップS44のNO)には、入力した電話番号が蓄積されておらず、地点設定ができない旨のメッセージを報知する(ステップS47)。
【0063】
図5に示すフローチャートを参照すると、携帯端末装置Tは、ステップS51の処理において、ナビゲーション装置Nから位置情報取得の要求があるか否かを判定する。要求があった場合(ステップS51のYES)、制御手段20はステップS52で電話帳記憶手段22を検索し、ナビゲーション装置Nから受信した電話番号に該当する電話帳データがあるかを判定する(ステップS53)。電話帳データがあれば、そのデータ中に位置情報があるか否かを判定する(ステップS54)。
【0064】
電話番号に該当する電話帳データ中に位置情報があれば(ステップS54のYES)、携帯端末装置Tは、その位置情報をナビゲーション装置Nに送信(転送)して回答し、回答が完了すれば処理は終了となる。
【0065】
ナビゲーション装置Nからの位置情報の要求でない場合(ステップS51のNO)、要求された電話番号に該当する電話帳データが電話帳記憶手段22に記憶されていなかった場合(ステップS53のNO)、該当する電話帳データ中に位置情報が記憶されていない場合(ステップS54のNO)には、何れも、携帯端末装置Tは処理を終了する。
【0066】
次に、携帯端末装置Tに電話番号に該当する位置情報を要求した後のナビゲーション装置Nの動作手順を、図6のフローチャートを参照して説明する。まず、ナビゲーション装置Nは、携帯端末装置Tから、要求した電話番号に対する位置情報の転送(回答)があったか否かを判定する(ステップS61)。位置情報の転送(回答)(あるいは該当する位置情報がない旨の回答であってもよい)がない場合(ステップS61のNO)、制御手段10は、出力手段15を介してエラーメッセージ(地点設定不能の旨)を表示して処理を終了する。
【0067】
携帯端末装置Tからデータ転送(回答)があり、位置情報が取得できた場合(ステップS61のYES)、制御手段10は、取得した位置情報により目的地として入力された地点を特定し、目的地設定を行う(ステップS62)。目的地が設定されると、制御手段10は、設定した目的地に基づいて経路を探索し、探索の結果として得られた経路情報を用いて経路案内を実行し(ステップS63)、ステップS64の処理に進む。ステップS64の処理では、経路案内の終了が判定され、経路案内が終了すればナビゲーション装置Nの処理は終了する。
【0068】
以上、説明したように、本発明にかかるナビゲーション装置Nによれば、電話番号を入力して地点設定を行う際に、ナビゲーション装置Nに、当該電話番号に該当する情報、特にその電話番号に該当する位置情報の蓄積がない場合に、携帯端末装置Tの電話帳のデータから位置情報を取得して地点設定することが可能になる。
【0069】
すなわち、ナビゲーション装置Nの利用者が所持する携帯端末装置の電話帳に蓄積された電話帳データは利用者が必要に応じて集めたデータであり、ナビゲーション装置Nに蓄積された施設情報等、不特定多数の利用に供するように蓄積されたデータには個人の趣向に沿ったデータは記憶されていない場合が多く、地点設定ができないことがある。一方で、ナビゲーション装置Nの利用者が所持する携帯端末装置Tの電話帳に蓄積された電話帳データは、利用者が必要に応じて集めたデータであるから、この電話帳データから位置情報を取得すれば、電話番号入力による地点の設定が可能になる蓋然性は高いと考えることができ、電話番号入力による地点設定に資することができる。
【符号の説明】
【0070】
N・・・・ナビゲーション装置
T・・・・携帯端末装置
10・・・制御手段
11・・・現在位置検出手段
12・・・地図記憶手段
13・・・施設情報記憶手段
14・・・操作手段
15・・・出力手段
16・・・通信手段
20・・・制御手段
21・・・通信手段
22・・・電話帳記憶手段
23・・・GPS受信手段
24・・・操作手段
25・・・出力手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設毎の電話番号と位置情報を含む施設情報を記憶したデータを備え、操作手段によって入力された電話番号に基づいて該電話番号に該当する位置情報を特定して地点設定する機能を有するナビゲーション装置において、
前記ナビゲーション装置は、電話番号と当該電話番号に関連するデータを電話帳データとして記憶する電話帳記憶手段を有し、前記電話帳データには位置情報が記憶可能である携帯端末装置と通信手段を介して通信可能に構成され、前記操作手段によって電話番号を入力して地点設定を行う際、前記施設情報を記憶したデータから該当する位置情報を取得できない場合、前記通信手段を介して前記携帯端末装置にアクセスし、前記電話帳記憶手段に記憶された前記電話番号に該当する電話帳データに、前記位置情報が記憶されている時には、当該位置情報を取得するように構成したことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記操作手段により入力した電話番号に該当する電話帳データが前記携帯端末装置の電話帳記憶手段に記憶されていないか、または、前記電話番号に該当する電話帳データに位置情報が記憶されていない場合は、その旨を報知するエラー表示を行うことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記施設毎の電話番号と位置情報を含む施設情報を記憶したデータは、施設情報記憶手段に記憶されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記施設毎の電話番号と位置情報を含む施設情報を記憶したデータは、地図データ記憶手段に記憶されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
施設毎の電話番号と位置情報を含む施設情報を記憶したデータを備え、操作手段によって入力された電話番号に基づいて該電話番号に該当する位置情報を特定して地点設定する機能を有するナビゲーション装置と携帯端末装置とから構成され、
前記ナビゲーション装置は、電話番号と当該電話番号に関連するデータを電話帳データとして記憶する電話帳記憶手段を有し、前記電話帳データには位置情報が記憶可能である前記携帯端末装置と通信手段を介して通信可能に構成され、前記操作手段によって電話番号を入力して地点設定を行う際、前記施設情報を記憶したデータから該当する位置情報を取得できない場合、前記通信手段を介して前記携帯端末装置にアクセスし、前記電話帳記憶手段に記憶された前記電話番号に該当する電話帳データに、前記位置情報が記憶されている時には、当該位置情報を取得するように構成したことを特徴とするナビゲーションシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−256271(P2010−256271A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−109005(P2009−109005)
【出願日】平成21年4月28日(2009.4.28)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】