ナビゲーションシステム
【課題】コストアップを招くことなく、増設可能なディスプレイの操作入力手段によりナビゲーション画面を操作できるナビゲーションシステムを提供する。
【解決手段】前席用ディスプレイ3及び表示画面を操作するタッチパネル15を有するナビゲーション本体と、ナビゲーション本体に通信ケーブル42を介して増設可能な後席用ディスプレイ4及びその表示画面を操作するリモコン5を有する。ナビゲーション本体から通信ケーブル42を介して前席用ディスプレイ3と同じ画面を後席用ディスプレイ4に送信して表示し、かつ後席用ディスプレイ4から通信ケーブル42を介してリモコン5による表示画面の操作位置情報をナビゲーション本体に送信し、受信した後席用ディスプレイ4からの操作位置情報をタッチパネル15の位置情報に変換して表示画面を制御する。
【解決手段】前席用ディスプレイ3及び表示画面を操作するタッチパネル15を有するナビゲーション本体と、ナビゲーション本体に通信ケーブル42を介して増設可能な後席用ディスプレイ4及びその表示画面を操作するリモコン5を有する。ナビゲーション本体から通信ケーブル42を介して前席用ディスプレイ3と同じ画面を後席用ディスプレイ4に送信して表示し、かつ後席用ディスプレイ4から通信ケーブル42を介してリモコン5による表示画面の操作位置情報をナビゲーション本体に送信し、受信した後席用ディスプレイ4からの操作位置情報をタッチパネル15の位置情報に変換して表示画面を制御する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のディスプレイを有するナビゲーションシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のディスプレイを有するナビゲーションシステムとして、例えば車両の前席側及び後席側にそれぞれ前席用ディスプレイ及び後席用ディスプレイを設けたものが種々提案されている(例えば、特許文献1乃至特許文献4参照)。
【0003】
かかるナビゲーションシステムでは、各ディスプレイに対応して操作入力手段を設け、各操作入力手段からの入力情報に基づいて対応するディスプレイへの表示情報を制御したり、表示された地図上で所望のポイントを指定したりするようにしており、その操作入力手段としてリモコンや、ディスプレイの表示画面周囲に設けたスイッチパネルが知られている。
【0004】
ここで、リモコンやスイッチパネルを用いて、例えばディスプレイに表示された地図上の所望のポイントを指定する等のナビゲーション画面を操作する場合には、通常、ディスプレイにカーソルを表示し、そのカーソルをリモコンやスイッチパネルに設けられた移動キー(スティック、8方向矢印ボタン、トラックボール等)を操作することにより移動させて、カーソルが所望の位置を指示する状態でリモコンやスイッチパネルに設けられた決定キーを押下して指定するようにしている。
【0005】
一方、操作入力手段として、近年、ディスプレイの前面に多数の透過接点素子を有するタッチパネル若しくはタッチスクリーン(本明細書では、総称してタッチパネルと言う)を配し、そのタッチパネルの接点位置と、例えば画面上に表示されるアイコンの位置とを関連させて、画面に触れることで画面上のアイコンを選択するようにしたタッチパネル入力方式のナビゲーションシステムも知られている。
【0006】
このタッチパネル入力方式は、直接的な入力方式であることから、カーソルを移動させて所望の位置を指示する所謂カーソル入力方式に比べて、遥かに簡単かつ迅速に所望の情報を入力できるメリットがある。
【0007】
【特許文献1】特開平10−287188号公報
【特許文献2】特開2000−205887号公報
【特許文献3】特開2002−243483号公報
【特許文献4】特開2003−231427号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来のタッチパネル入力方式のナビゲーションシステムは、ナビゲーション本体を構成するタッチパネルを有するディスプレイを前席側に搭載して、前席側からのみタッチパネルの操作により表示画面を制御するようにしている。
【0009】
このため、例えばナビゲーション本体に後席用ディスプレイを増設可能にし、その増設した後席用ディスプレイの操作入力手段である例えばリモコンを用いてナビゲーション画面を操作可能とすることが要望されている。
【0010】
この要望に応える方法として、ナビゲーション本体の前席用ディスプレイもリモコン操作可能に構成することが考えられる。しかし、この場合には、ナビゲーション本体のコストアップを招くことになり、車両のユーザ等によっては後席用ディスプレイを増設しない場合もあるため、得策ではない。
【0011】
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、ナビゲーション本体のコストアップを招くことなく、ナビゲーション本体に増設可能なディスプレイの操作入力手段によりナビゲーション画面を簡単に操作できるナビゲーションシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成する請求項1に記載のナビゲーションシステムの発明は、第1ディスプレイ及び該第1ディスプレイの画面上に設けられて表示画面を操作するタッチパネルを有するナビゲーション本体と、上記ナビゲーション本体に通信ケーブルを介して増設可能な第2ディスプレイと、上記第2ディスプレイの表示画面を操作する操作入力手段とを有し、上記ナビゲーション本体から上記通信ケーブルを介して上記第1ディスプレイに表示する画面と同じ画面を上記第2ディスプレイに送信して表示するとともに、上記第2ディスプレイから上記通信ケーブルを介して上記操作入力手段による表示画面の操作位置情報を上記ナビゲーション本体に送信し、上記ナビゲーション本体では、受信した上記第2ディスプレイからの操作位置情報を上記タッチパネルの位置情報に変換して表示画面を制御することを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1のナビゲーションシステムにおいて、上記第2ディスプレイには、上記操作入力手段によって移動可能にカーソルを表示させ、上記カーソルによる指示位置を上記操作位置情報として上記ナビゲーション本体に送信することを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項2のナビゲーションシステムにおいて、上記操作入力手段は、上記カーソルを移動させる移動キーと、上記カーソルの位置を決定する決定キーとを有するリモコンからなり、上記決定キーが操作された時点での上記カーソルによる指示位置を上記操作位置情報として上記ナビゲーション本体に送信することを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1のナビゲーションシステムにおいて、上記操作入力手段は、上記第2ディスプレイの画面上に設けられたタッチパネルからなり、該タッチパネルの押下位置を上記操作位置情報として上記ナビゲーション本体に送信することを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項のナビゲーションシステムにおいて、上記第1ディスプレイは車両の前席側に搭載された前席用ディスプレイであり、上記第2ディスプレイは上記車両の後席側に搭載された後席用ディスプレイであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
請求項1の発明によると、ナビゲーション本体に第2ディスプレイを増設可能として、この第2ディスプレイに第1ディスプレイの表示画面と同じ画面を表示して第2ディスプレイの操作入力手段により操作可能とし、その操作位置情報をナビゲーション本体側においてタッチパネルの位置情報に変換して表示画面を制御するようにしたので、ナビゲーション本体を第2ディスプレイの操作入力手段に対応させる必要がない。したがって、ナビゲーション本体のコストアップを招くことなく、ナビゲーション本体に増設可能な第2ディスプレイの操作入力手段によって、第2ディスプレイに表示されるナビゲーション画面を見ながら簡単に操作することが可能となる。
【0018】
請求項2の発明によると、第2ディスプレイに表示されるナビゲーション画面にカーソルを重ねて表示して位置を指定するので、所望の位置を容易に指定することが可能となる。
【0019】
請求項3の発明によると、第2ディスプレイに表示されるカーソルを一般的なリモコンで操作できるので、位置情報の送信タイミングをユーザが容易に決定することが可能となる。
【0020】
請求項4の発明によると、第2ディスプレイの操作入力手段がタッチパネルとなっているので、操作が容易になるとともに、この第2ディスプレイの画面の大きさ及びタッチパネルの解像度を第1ディスプレイ側と同じとすることで、位置ずれを生じることなく操作することが可能となる。
【0021】
請求項5の発明は、第1ディスプレイが前席用ディスプレイであり、第2ディスプレイが後席用ディスプレイである具体的構成を示すものである。この構成によれば、タッチパネル入力方式の前席用ディスプレイを有するナビゲーション本体のコストアップを招くことなく、増設可能な後席用ディスプレイの操作入力手段によって、後席用ディスプレイに表示されるナビゲーション画面を見ながら簡単に操作することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明に係るナビゲーションシステムの実施の形態について、図を参照して説明する。
【0023】
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係るナビゲーションシステムの要部の概略構成図である。このナビゲーションシステム1は、車両に搭載されるもので、メイン制御部2と、このメイン制御部2に通信ケーブル41を介して接続された第1ディスプレイである前席用ディスプレイ3、および通信ケーブル42を介して接続された第2ディスプレイである後席用ディスプレイ4と、後席用ディスプレイ4の操作入力手段であるリモコン5とを有している。なお、メイン制御部2には、その他、GPS受信部、ジャイロセンサ、車速センサ、FM多重受信部、光・電波ビーコン受信部、地図情報等を格納した媒体の制御部、スピーカ等が接続されるが、図1では図を明瞭とするために、それらの図示を省略してある。
【0024】
前席用ディスプレイ3は、その画面11の周囲に、それぞれ所定の情報に対応する複数の設定用ボタン12を有するスイッチパネル13が設けられており、任意の設定用ボタン12を押下することにより対応する所定の情報がメイン制御部2に入力されて、前席用ディスプレイ3への表示情報が制御されるようになっている。
【0025】
また、前席用ディスプレイ3の画面11の前面には、多数の透過接点素子を有するタッチパネル15が配置されており、タッチパネル入力方式によって例えば画面11に表示されている地図等のナビゲーション画面上の所望ポイントに触れることにより、そのタッチパネル15の接点位置情報に基づいて所望のポイントである画面操作位置が指示されて表示画面が制御されるようになっている。
【0026】
一方、リモコン5には、少なくとも移動キーである多方向キー21(スティック、8方向矢印キー、トラックボール等)及び決定キー22を有する各種の操作ボタンが設けられており、このリモコン5の操作情報は無線通信により後席用ディスプレイ4に供給されるようになっている。
【0027】
また、後席用ディスプレイ4には、その画面25にカーソル26が表示可能となっている。このカーソル26は、リモコン5の多方向キー21の操作により移動可能となっており、決定キー22を押下することにより、カーソル入力方式によりカーソル26の矢印先端の画面位置(指示位置)が操作位置として指示されるようになっている。
【0028】
図1に示すナビゲーションシステム1は、後席用ディスプレイ4、リモコン5および通信ケーブル42を除く構成要素によってナビゲーション本体が構成されており、後席用ディスプレイ4は、ユーザ等のオプションとして通信ケーブル42を介してナビゲーション本体に増設されるようになっている。
【0029】
本実施の形態では、ナビゲーション本体を構成するメイン制御部2から、通信ケーブル42を介して前席用ディスプレイ3に表示するナビゲーション画面と同じ画面を後席用ディスプレイ4に送信して表示させることで、この後席用ディスプレイ4のナビゲーション画面にカーソル26を重ねて表示し、カーソル26をリモコン5の多方向キー21の操作により移動させて、所望の位置において決定キー22を押下することにより、カーソル入力方式によるカーソル26の矢印先端の画面位置(指示位置)を操作位置情報として通信ケーブル42を介してメイン制御部2に送信する。
【0030】
また、メイン制御部2には、後席用ディスプレイ4からの操作位置情報を前席用ディスプレイ3のタッチパネル15の位置情報に変換する機能を持たせ、これにより後席用ディスプレイ4からのカーソル26による操作位置情報をタッチパネル15の位置情報に変換して表示画面を制御するようにする。
【0031】
図2は、本実施の形態のナビゲーションシステムにおける動作を示すフローチャートである。先ず、後席用ディスプレイ4において、リモコン5の多方向キー21の操作によりカーソル26を移動させ(ステップS1)、そのカーソル26が移動した状態でリモコン5の決定キー22の押下を監視し(ステップS2)、決定キー22が押下されたらその時点のカーソル26の画面位置を取得して(ステップS3)、その画面位置すなわち操作位置情報をメイン制御部2に送信する(ステップS4)。
【0032】
また、メイン制御部2では、後席用ディスプレイ4からのデータを受信したら、その受信データ(操作位置情報)に対応する前席用ディスプレイ3の画面上のポイントを計算して(ステップS5)、対応するナビゲーション画面を作成し(ステップS6)、カーソル26の移動による処理を終了する。
【0033】
一方、ステップS2において、決定キー22の押下が検出されないときは、前席用ディスプレイ3におけるタッチパネル15の操作の有無を検出し(ステップS7)、タッチパネル15の操作が検出されたときはステップS5に移行して操作された接点位置情報に対応する前席用ディスプレイ3の画面上のポイントを計算して、ステップS6において対応するナビゲーション画面を作成することで、タッチパネル15の操作を優先させる。
【0034】
また、ステップS7で前席用ディスプレイ3におけるタッチパネル15の操作が検出されないときは、ステップS1でのカーソル26の移動による処理を終了する。
【0035】
上記の処理は、カーソル26を移動する毎に実行する。
【0036】
本実施の形態によれば、後席用ディスプレイ4からのリモコン5によるカーソル26の操作位置情報をメイン制御部2に送信し、ここで前席用ディスプレイ3のタッチパネル15の位置情報に変換して表示画面を制御するようにしたので、前席用ディスプレイ3を後席用ディスプレイ4のリモコン5に対応させる必要がない。したがって、前席用ディスプレイ3のコストアップを招くことなく、メイン制御部2に増設可能な後席用ディスプレイ4のリモコン5によって、後席用ディスプレイ4に表示されるナビゲーション画面を見ながら簡単に操作することができる。
【0037】
(第2実施の形態)
図3は、本発明の第2実施の形態に係るナビゲーションシステムの要部の概略構成図である。この図3において図1と対応する部分には同一符号を付して該部の詳細な説明を省略する。
【0038】
このナビゲーションシステム51は、第1実施の形態において、後席用ディスプレイ4の操作入力手段を、リモコン5に代えて、後席用ディスプレイ4の画面25の周囲にスイッチパネル31を設け、このスイッチパネル31にカーソル26を移動させる多方向キー32及びカーソル26の移動位置を決定する決定キー33を設けて構成したもので、その他の構成及び動作は第1実施の形態と同様である。
【0039】
従って、本実施の形態においても、第1実施の形態と同様に、前席用ディスプレイ3のコストアップを招くことなく、メイン制御部2に増設可能な後席用ディスプレイ4に表示されるナビゲーション画面を見ながら、後席用ディスプレイ4側からナビゲーション画面を簡単に操作することができる。
【0040】
(第3実施の形態)
図4は、本発明の第3実施の形態に係るナビゲーションシステムの要部の概略構成図である。この図4において図1と対応する部分には同一符号を付して該部の詳細な説明を省略する。
【0041】
このナビゲーションシステム61は、第1実施の形態において、後席用ディスプレイ4の操作入力手段を、リモコン5に代えて、後席用ディスプレイ4の画面25の前面に、前席用ディスプレイ3と同様に多数の透過接点素子を有するタッチパネル62を設け、このタッチパネル62の押下位置を操作位置情報として通信ケーブル42を経てメイン制御部2に送信するようにしたもので、その他の構成及び動作は第1実施の形態と同様である。
【0042】
従って、本実施の形態によれば、上記実施の形態と同様の効果が得られる他、特に本実施の形態の場合には、後席用ディスプレイ4の操作入力手段もタッチパネル62となっているので、操作が容易になるとともに、この後席用ディスプレイ4の画面の大きさ及びタッチパネル62の解像度を、前席用ディスプレイ3の画面の大きさ及びタッチパネル15の解像度とそれぞれ同じとすることで、前席側と後席側とで画面操作位置にずれを生じることなくナビゲーション画面を操作することができる。
【0043】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本発明は、車両に搭載されるナビゲーションシステムに限らず、タッチパネル入力方式のディスプレイとカーソル入力方式のディスプレイとを有する各種のナビゲーションシステムにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るナビゲーションシステムの要部の概略構成図である。
【図2】第1実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施の形態に係るナビゲーションシステムの要部の概略構成図である。
【図4】同じく、第3実施の形態に係るナビゲーションシステムの要部の概略構成図である。
【符号の説明】
【0045】
1 ナビゲーションシステム
2 メイン制御部
3 前席用ディスプレイ(第1ディスプレイ)
4 後席用ディスプレイ(第2ディスプレイ)
5 リモコン(操作入力手段)
11 画面
12 設定用ボタン
13 スイッチパネル
15 タッチパネル
21 多方向キー
22 決定キー
25 画面
26 カーソル
31 スイッチパネル(操作入力手段)
32 多方向キー
33 決定キー
41、42 通信ケーブル
51 ナビゲーションシステム
61 ナビゲーションシステム
62 タッチパネル(操作入力手段)
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のディスプレイを有するナビゲーションシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、複数のディスプレイを有するナビゲーションシステムとして、例えば車両の前席側及び後席側にそれぞれ前席用ディスプレイ及び後席用ディスプレイを設けたものが種々提案されている(例えば、特許文献1乃至特許文献4参照)。
【0003】
かかるナビゲーションシステムでは、各ディスプレイに対応して操作入力手段を設け、各操作入力手段からの入力情報に基づいて対応するディスプレイへの表示情報を制御したり、表示された地図上で所望のポイントを指定したりするようにしており、その操作入力手段としてリモコンや、ディスプレイの表示画面周囲に設けたスイッチパネルが知られている。
【0004】
ここで、リモコンやスイッチパネルを用いて、例えばディスプレイに表示された地図上の所望のポイントを指定する等のナビゲーション画面を操作する場合には、通常、ディスプレイにカーソルを表示し、そのカーソルをリモコンやスイッチパネルに設けられた移動キー(スティック、8方向矢印ボタン、トラックボール等)を操作することにより移動させて、カーソルが所望の位置を指示する状態でリモコンやスイッチパネルに設けられた決定キーを押下して指定するようにしている。
【0005】
一方、操作入力手段として、近年、ディスプレイの前面に多数の透過接点素子を有するタッチパネル若しくはタッチスクリーン(本明細書では、総称してタッチパネルと言う)を配し、そのタッチパネルの接点位置と、例えば画面上に表示されるアイコンの位置とを関連させて、画面に触れることで画面上のアイコンを選択するようにしたタッチパネル入力方式のナビゲーションシステムも知られている。
【0006】
このタッチパネル入力方式は、直接的な入力方式であることから、カーソルを移動させて所望の位置を指示する所謂カーソル入力方式に比べて、遥かに簡単かつ迅速に所望の情報を入力できるメリットがある。
【0007】
【特許文献1】特開平10−287188号公報
【特許文献2】特開2000−205887号公報
【特許文献3】特開2002−243483号公報
【特許文献4】特開2003−231427号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来のタッチパネル入力方式のナビゲーションシステムは、ナビゲーション本体を構成するタッチパネルを有するディスプレイを前席側に搭載して、前席側からのみタッチパネルの操作により表示画面を制御するようにしている。
【0009】
このため、例えばナビゲーション本体に後席用ディスプレイを増設可能にし、その増設した後席用ディスプレイの操作入力手段である例えばリモコンを用いてナビゲーション画面を操作可能とすることが要望されている。
【0010】
この要望に応える方法として、ナビゲーション本体の前席用ディスプレイもリモコン操作可能に構成することが考えられる。しかし、この場合には、ナビゲーション本体のコストアップを招くことになり、車両のユーザ等によっては後席用ディスプレイを増設しない場合もあるため、得策ではない。
【0011】
従って、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、ナビゲーション本体のコストアップを招くことなく、ナビゲーション本体に増設可能なディスプレイの操作入力手段によりナビゲーション画面を簡単に操作できるナビゲーションシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成する請求項1に記載のナビゲーションシステムの発明は、第1ディスプレイ及び該第1ディスプレイの画面上に設けられて表示画面を操作するタッチパネルを有するナビゲーション本体と、上記ナビゲーション本体に通信ケーブルを介して増設可能な第2ディスプレイと、上記第2ディスプレイの表示画面を操作する操作入力手段とを有し、上記ナビゲーション本体から上記通信ケーブルを介して上記第1ディスプレイに表示する画面と同じ画面を上記第2ディスプレイに送信して表示するとともに、上記第2ディスプレイから上記通信ケーブルを介して上記操作入力手段による表示画面の操作位置情報を上記ナビゲーション本体に送信し、上記ナビゲーション本体では、受信した上記第2ディスプレイからの操作位置情報を上記タッチパネルの位置情報に変換して表示画面を制御することを特徴とする。
【0013】
請求項2に記載の発明は、請求項1のナビゲーションシステムにおいて、上記第2ディスプレイには、上記操作入力手段によって移動可能にカーソルを表示させ、上記カーソルによる指示位置を上記操作位置情報として上記ナビゲーション本体に送信することを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項2のナビゲーションシステムにおいて、上記操作入力手段は、上記カーソルを移動させる移動キーと、上記カーソルの位置を決定する決定キーとを有するリモコンからなり、上記決定キーが操作された時点での上記カーソルによる指示位置を上記操作位置情報として上記ナビゲーション本体に送信することを特徴とする。
【0015】
請求項4に記載の発明は、請求項1のナビゲーションシステムにおいて、上記操作入力手段は、上記第2ディスプレイの画面上に設けられたタッチパネルからなり、該タッチパネルの押下位置を上記操作位置情報として上記ナビゲーション本体に送信することを特徴とする。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項のナビゲーションシステムにおいて、上記第1ディスプレイは車両の前席側に搭載された前席用ディスプレイであり、上記第2ディスプレイは上記車両の後席側に搭載された後席用ディスプレイであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
請求項1の発明によると、ナビゲーション本体に第2ディスプレイを増設可能として、この第2ディスプレイに第1ディスプレイの表示画面と同じ画面を表示して第2ディスプレイの操作入力手段により操作可能とし、その操作位置情報をナビゲーション本体側においてタッチパネルの位置情報に変換して表示画面を制御するようにしたので、ナビゲーション本体を第2ディスプレイの操作入力手段に対応させる必要がない。したがって、ナビゲーション本体のコストアップを招くことなく、ナビゲーション本体に増設可能な第2ディスプレイの操作入力手段によって、第2ディスプレイに表示されるナビゲーション画面を見ながら簡単に操作することが可能となる。
【0018】
請求項2の発明によると、第2ディスプレイに表示されるナビゲーション画面にカーソルを重ねて表示して位置を指定するので、所望の位置を容易に指定することが可能となる。
【0019】
請求項3の発明によると、第2ディスプレイに表示されるカーソルを一般的なリモコンで操作できるので、位置情報の送信タイミングをユーザが容易に決定することが可能となる。
【0020】
請求項4の発明によると、第2ディスプレイの操作入力手段がタッチパネルとなっているので、操作が容易になるとともに、この第2ディスプレイの画面の大きさ及びタッチパネルの解像度を第1ディスプレイ側と同じとすることで、位置ずれを生じることなく操作することが可能となる。
【0021】
請求項5の発明は、第1ディスプレイが前席用ディスプレイであり、第2ディスプレイが後席用ディスプレイである具体的構成を示すものである。この構成によれば、タッチパネル入力方式の前席用ディスプレイを有するナビゲーション本体のコストアップを招くことなく、増設可能な後席用ディスプレイの操作入力手段によって、後席用ディスプレイに表示されるナビゲーション画面を見ながら簡単に操作することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明に係るナビゲーションシステムの実施の形態について、図を参照して説明する。
【0023】
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係るナビゲーションシステムの要部の概略構成図である。このナビゲーションシステム1は、車両に搭載されるもので、メイン制御部2と、このメイン制御部2に通信ケーブル41を介して接続された第1ディスプレイである前席用ディスプレイ3、および通信ケーブル42を介して接続された第2ディスプレイである後席用ディスプレイ4と、後席用ディスプレイ4の操作入力手段であるリモコン5とを有している。なお、メイン制御部2には、その他、GPS受信部、ジャイロセンサ、車速センサ、FM多重受信部、光・電波ビーコン受信部、地図情報等を格納した媒体の制御部、スピーカ等が接続されるが、図1では図を明瞭とするために、それらの図示を省略してある。
【0024】
前席用ディスプレイ3は、その画面11の周囲に、それぞれ所定の情報に対応する複数の設定用ボタン12を有するスイッチパネル13が設けられており、任意の設定用ボタン12を押下することにより対応する所定の情報がメイン制御部2に入力されて、前席用ディスプレイ3への表示情報が制御されるようになっている。
【0025】
また、前席用ディスプレイ3の画面11の前面には、多数の透過接点素子を有するタッチパネル15が配置されており、タッチパネル入力方式によって例えば画面11に表示されている地図等のナビゲーション画面上の所望ポイントに触れることにより、そのタッチパネル15の接点位置情報に基づいて所望のポイントである画面操作位置が指示されて表示画面が制御されるようになっている。
【0026】
一方、リモコン5には、少なくとも移動キーである多方向キー21(スティック、8方向矢印キー、トラックボール等)及び決定キー22を有する各種の操作ボタンが設けられており、このリモコン5の操作情報は無線通信により後席用ディスプレイ4に供給されるようになっている。
【0027】
また、後席用ディスプレイ4には、その画面25にカーソル26が表示可能となっている。このカーソル26は、リモコン5の多方向キー21の操作により移動可能となっており、決定キー22を押下することにより、カーソル入力方式によりカーソル26の矢印先端の画面位置(指示位置)が操作位置として指示されるようになっている。
【0028】
図1に示すナビゲーションシステム1は、後席用ディスプレイ4、リモコン5および通信ケーブル42を除く構成要素によってナビゲーション本体が構成されており、後席用ディスプレイ4は、ユーザ等のオプションとして通信ケーブル42を介してナビゲーション本体に増設されるようになっている。
【0029】
本実施の形態では、ナビゲーション本体を構成するメイン制御部2から、通信ケーブル42を介して前席用ディスプレイ3に表示するナビゲーション画面と同じ画面を後席用ディスプレイ4に送信して表示させることで、この後席用ディスプレイ4のナビゲーション画面にカーソル26を重ねて表示し、カーソル26をリモコン5の多方向キー21の操作により移動させて、所望の位置において決定キー22を押下することにより、カーソル入力方式によるカーソル26の矢印先端の画面位置(指示位置)を操作位置情報として通信ケーブル42を介してメイン制御部2に送信する。
【0030】
また、メイン制御部2には、後席用ディスプレイ4からの操作位置情報を前席用ディスプレイ3のタッチパネル15の位置情報に変換する機能を持たせ、これにより後席用ディスプレイ4からのカーソル26による操作位置情報をタッチパネル15の位置情報に変換して表示画面を制御するようにする。
【0031】
図2は、本実施の形態のナビゲーションシステムにおける動作を示すフローチャートである。先ず、後席用ディスプレイ4において、リモコン5の多方向キー21の操作によりカーソル26を移動させ(ステップS1)、そのカーソル26が移動した状態でリモコン5の決定キー22の押下を監視し(ステップS2)、決定キー22が押下されたらその時点のカーソル26の画面位置を取得して(ステップS3)、その画面位置すなわち操作位置情報をメイン制御部2に送信する(ステップS4)。
【0032】
また、メイン制御部2では、後席用ディスプレイ4からのデータを受信したら、その受信データ(操作位置情報)に対応する前席用ディスプレイ3の画面上のポイントを計算して(ステップS5)、対応するナビゲーション画面を作成し(ステップS6)、カーソル26の移動による処理を終了する。
【0033】
一方、ステップS2において、決定キー22の押下が検出されないときは、前席用ディスプレイ3におけるタッチパネル15の操作の有無を検出し(ステップS7)、タッチパネル15の操作が検出されたときはステップS5に移行して操作された接点位置情報に対応する前席用ディスプレイ3の画面上のポイントを計算して、ステップS6において対応するナビゲーション画面を作成することで、タッチパネル15の操作を優先させる。
【0034】
また、ステップS7で前席用ディスプレイ3におけるタッチパネル15の操作が検出されないときは、ステップS1でのカーソル26の移動による処理を終了する。
【0035】
上記の処理は、カーソル26を移動する毎に実行する。
【0036】
本実施の形態によれば、後席用ディスプレイ4からのリモコン5によるカーソル26の操作位置情報をメイン制御部2に送信し、ここで前席用ディスプレイ3のタッチパネル15の位置情報に変換して表示画面を制御するようにしたので、前席用ディスプレイ3を後席用ディスプレイ4のリモコン5に対応させる必要がない。したがって、前席用ディスプレイ3のコストアップを招くことなく、メイン制御部2に増設可能な後席用ディスプレイ4のリモコン5によって、後席用ディスプレイ4に表示されるナビゲーション画面を見ながら簡単に操作することができる。
【0037】
(第2実施の形態)
図3は、本発明の第2実施の形態に係るナビゲーションシステムの要部の概略構成図である。この図3において図1と対応する部分には同一符号を付して該部の詳細な説明を省略する。
【0038】
このナビゲーションシステム51は、第1実施の形態において、後席用ディスプレイ4の操作入力手段を、リモコン5に代えて、後席用ディスプレイ4の画面25の周囲にスイッチパネル31を設け、このスイッチパネル31にカーソル26を移動させる多方向キー32及びカーソル26の移動位置を決定する決定キー33を設けて構成したもので、その他の構成及び動作は第1実施の形態と同様である。
【0039】
従って、本実施の形態においても、第1実施の形態と同様に、前席用ディスプレイ3のコストアップを招くことなく、メイン制御部2に増設可能な後席用ディスプレイ4に表示されるナビゲーション画面を見ながら、後席用ディスプレイ4側からナビゲーション画面を簡単に操作することができる。
【0040】
(第3実施の形態)
図4は、本発明の第3実施の形態に係るナビゲーションシステムの要部の概略構成図である。この図4において図1と対応する部分には同一符号を付して該部の詳細な説明を省略する。
【0041】
このナビゲーションシステム61は、第1実施の形態において、後席用ディスプレイ4の操作入力手段を、リモコン5に代えて、後席用ディスプレイ4の画面25の前面に、前席用ディスプレイ3と同様に多数の透過接点素子を有するタッチパネル62を設け、このタッチパネル62の押下位置を操作位置情報として通信ケーブル42を経てメイン制御部2に送信するようにしたもので、その他の構成及び動作は第1実施の形態と同様である。
【0042】
従って、本実施の形態によれば、上記実施の形態と同様の効果が得られる他、特に本実施の形態の場合には、後席用ディスプレイ4の操作入力手段もタッチパネル62となっているので、操作が容易になるとともに、この後席用ディスプレイ4の画面の大きさ及びタッチパネル62の解像度を、前席用ディスプレイ3の画面の大きさ及びタッチパネル15の解像度とそれぞれ同じとすることで、前席側と後席側とで画面操作位置にずれを生じることなくナビゲーション画面を操作することができる。
【0043】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本発明は、車両に搭載されるナビゲーションシステムに限らず、タッチパネル入力方式のディスプレイとカーソル入力方式のディスプレイとを有する各種のナビゲーションシステムにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るナビゲーションシステムの要部の概略構成図である。
【図2】第1実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施の形態に係るナビゲーションシステムの要部の概略構成図である。
【図4】同じく、第3実施の形態に係るナビゲーションシステムの要部の概略構成図である。
【符号の説明】
【0045】
1 ナビゲーションシステム
2 メイン制御部
3 前席用ディスプレイ(第1ディスプレイ)
4 後席用ディスプレイ(第2ディスプレイ)
5 リモコン(操作入力手段)
11 画面
12 設定用ボタン
13 スイッチパネル
15 タッチパネル
21 多方向キー
22 決定キー
25 画面
26 カーソル
31 スイッチパネル(操作入力手段)
32 多方向キー
33 決定キー
41、42 通信ケーブル
51 ナビゲーションシステム
61 ナビゲーションシステム
62 タッチパネル(操作入力手段)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ディスプレイ及び該第1ディスプレイの画面上に設けられて表示画面を操作するタッチパネルを有するナビゲーション本体と、
上記ナビゲーション本体に通信ケーブルを介して増設可能な第2ディスプレイと、
上記第2ディスプレイの表示画面を操作する操作入力手段とを有し、
上記ナビゲーション本体から上記通信ケーブルを介して上記第1ディスプレイに表示する画面と同じ画面を上記第2ディスプレイに送信して表示するとともに、上記第2ディスプレイから上記通信ケーブルを介して上記操作入力手段による表示画面の操作位置情報を上記ナビゲーション本体に送信し、
上記ナビゲーション本体では、受信した上記第2ディスプレイからの操作位置情報を上記タッチパネルの位置情報に変換して表示画面を制御することを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項2】
上記第2ディスプレイには、上記操作入力手段によって移動可能にカーソルを表示させ、上記カーソルによる指示位置を上記操作位置情報として上記ナビゲーション本体に送信することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
【請求項3】
上記操作入力手段は、上記カーソルを移動させる移動キーと、上記カーソルの位置を決定する決定キーとを有するリモコンからなり、上記決定キーが操作された時点での上記カーソルによる指示位置を上記操作位置情報として上記ナビゲーション本体に送信することを特徴とする請求項2に記載のナビゲーションシステム。
【請求項4】
上記操作入力手段は、上記第2ディスプレイの画面上に設けられたタッチパネルからなり、該タッチパネルの押下位置を上記操作位置情報として上記ナビゲーション本体に送信することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
【請求項5】
上記第1ディスプレイは車両の前席側に搭載された前席用ディスプレイであり、上記第2ディスプレイは上記車両の後席側に搭載された後席用ディスプレイであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
【請求項1】
第1ディスプレイ及び該第1ディスプレイの画面上に設けられて表示画面を操作するタッチパネルを有するナビゲーション本体と、
上記ナビゲーション本体に通信ケーブルを介して増設可能な第2ディスプレイと、
上記第2ディスプレイの表示画面を操作する操作入力手段とを有し、
上記ナビゲーション本体から上記通信ケーブルを介して上記第1ディスプレイに表示する画面と同じ画面を上記第2ディスプレイに送信して表示するとともに、上記第2ディスプレイから上記通信ケーブルを介して上記操作入力手段による表示画面の操作位置情報を上記ナビゲーション本体に送信し、
上記ナビゲーション本体では、受信した上記第2ディスプレイからの操作位置情報を上記タッチパネルの位置情報に変換して表示画面を制御することを特徴とするナビゲーションシステム。
【請求項2】
上記第2ディスプレイには、上記操作入力手段によって移動可能にカーソルを表示させ、上記カーソルによる指示位置を上記操作位置情報として上記ナビゲーション本体に送信することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
【請求項3】
上記操作入力手段は、上記カーソルを移動させる移動キーと、上記カーソルの位置を決定する決定キーとを有するリモコンからなり、上記決定キーが操作された時点での上記カーソルによる指示位置を上記操作位置情報として上記ナビゲーション本体に送信することを特徴とする請求項2に記載のナビゲーションシステム。
【請求項4】
上記操作入力手段は、上記第2ディスプレイの画面上に設けられたタッチパネルからなり、該タッチパネルの押下位置を上記操作位置情報として上記ナビゲーション本体に送信することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
【請求項5】
上記第1ディスプレイは車両の前席側に搭載された前席用ディスプレイであり、上記第2ディスプレイは上記車両の後席側に搭載された後席用ディスプレイであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のナビゲーションシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図2】
【図3】
【図4】
【公開番号】特開2007−263839(P2007−263839A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−91085(P2006−91085)
【出願日】平成18年3月29日(2006.3.29)
【出願人】(000005348)富士重工業株式会社 (3,010)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年3月29日(2006.3.29)
【出願人】(000005348)富士重工業株式会社 (3,010)
【Fターム(参考)】
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