説明

ナビゲーション装置、および目的地候補リスト表示方法

【課題】 ナビゲーション装置において、最適な目的地候補をリスト表示すること。
【解決手段】 使用者によって目的地が設定された場合には、目的地として設定された地点、自車両の現在位置、および現在の日時を組とした目的地設定履歴を登録する。登録された目的地設定履歴から、過去に設定操作を行った地点が自車両の現在位置から所定の範囲内に存在する目的地を抽出し(ステップS130)、抽出した目的地をその設定操作を行った日時の降順にリスト表示する(ステップS150)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されたナビゲーション装置、およびナビゲーション装置において、使用者に目的地候補のリストを提供する目的地候補リスト表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーションシステムにおいて、最近選択した目的地のリストをカテゴリごとに表示し、使用者がこのリストを用いて目的地の設定を行えるようにした目的地選択方法が特許文献1によって知られている。
【0003】
【特許文献1】特開平09−229708号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の目的地選択方法においては、最近選択した目的地を全てリスト表示するため、現在は目的地として設定する可能性のない目的地もリスト表示されてしまい、運転者にとって必要以上の目的地を含んだリストが表示される可能性があるという問題が生じていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、自車両の現在位置を検出し、使用者による目的地設定操作によって設定された目的地と、目的地の設定操作が行われた操作地点とを目的地設定履歴として記憶し、検出した自車両の現在位置に基づいて、目的地設定履歴の中から所定の抽出条件により操作地点を抽出し、抽出した操作地点に対応する設定された目的地を目的地候補としてリスト表示することを特徴とする。本発明はまた、自車両の駐車を検出した地点、および発車を検出した地点を記憶し、記憶した駐車を検出した地点、および発車を検出した地点を抽出して、これらの地点を目的地候補としてリスト表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、自車両の現在位置に基づいて、過去の目的地設定履歴から目的地候補を抽出してリスト表示することとした。これによって、自車両の現在位置を考慮した目的地候補の抽出が可能であり、使用者が必要とする目的地候補のみを抽出してリスト表示することができる。また、自車両が過去に駐車した地点、および発車した地点を目的地候補としてリスト表示することとした。これによって、車両は目的地に到着後は駐車し、その後発車することを加味して、適切な目的地候補のリストを表示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
―第1の実施の形態―
第1の実施の形態におけるナビゲーション装置では、使用者が目的地設定を行うにあたって、過去に設定された目的地をリスト表示して使用者に提供する。このとき、過去に目的地の設定操作を行った地点が自車両の現在位置から所定の範囲内、例えば現在位置を中心に半径1km以内の範囲の地点と対となる目的地を優先的にリスト表示する。
【0008】
図1は、第1の実施の形態おけるナビゲーション装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置100は車両に搭載され、自車両の車速を検出する車速センサ101と、GPS衛星からのGPS信号を受信して自車両の現在位置を検出するGPSアンテナ102と、自車両の進行方向を検出する振動ジャイロ103と、ナビゲーション装置100を運転者が操作するためのジョイスティック等の操作スイッチ104と、地図データを格納する地図データベース105と、制御装置106と、地図や操作メニュー等を表示するモニタ107と、ガイダンス音声や誘導音声を出力するスピーカー108とを備えている。
【0009】
制御装置106は、イグニションキーがアクセサリー位置(ACC)に設定されるとオンするACCスイッチ200からの出力に基づいて、ACCのオン、オフを検出する。制御装置106はまた、メモリ106aを有している。メモリ106aには、過去に目的地として設定された地点、その設定操作を行った地点、およびその設定操作を行った日時の組が目的地設定履歴として格納されている。
【0010】
第1の実施の形態におけるナビゲーション装置100では、図2にその具体例を示すように、使用者はモニタ107に表示されるメニューにしたがって操作を行い、過去に目的地として設定した地点のリストを目的地候補のリストとして呼び出し、目的地設定を行う。すなわち、図2(a)に示すような、操作を決定するメニュー画面から「行き先を決める」を操作スイッチ104を操作して選択する。その後、図2(b)に示す目的地設定方法を選択するメニュー画面から「最近の目的地から」を選択する。
【0011】
これによって、図2(c)に示すように目的地候補のリストがモニタ108に表示される。すなわち、過去に目的地の設定操作を行った地点が現在位置から所定の範囲内に存在する場合には、該当する目的地がメモリ106aから読み込まれ、その設定操作を行った日時の降順にリスト表示される。なお、過去に目的地の設定操作を行った地点が現在位置から所定の範囲内に存在しない場合には、メモリ106aに格納されている過去に設定した目的地が、その設定された回数の降順にリスト表示される。使用者は、リスト表示された目的地候補の中から、任意の目的地を選択することにより、選択した目的地までの経路探索が実行され、経路誘導が開始される。
【0012】
図3は、第1の実施の形態におけるナビゲーション装置100において、使用者が目的地設定を行ったときに、目的地設定履歴をメモリ106aへ登録(記憶)する目的地設定履歴登録処理の流れを示したフローチャートである。なお、図3に示す処理は、ACCスイッチ200がオンされると起動するプログラムとして制御装置106により実行される。ステップS10において、GPSアンテナ102からの出力信号に基づいて、自車両の現在位置の検出を開始する。ステップS20では、使用者によって目的地設定がなされたか否かを判断する。
【0013】
目的地設定がなされたと判断した場合には、ステップS30へ進む。ステップS30では、使用者によって目的地として設定された地点、自車両の現在位置、および現在の日時を一組として成る目的地設定履歴をメモリ106aに登録する。その後、ステップS40へ進み、ACCスイッチ200がオフされたか否かを判断する。ACCスイッチ200がオフされないと判断した場合には、ステップS20へ戻り、上述した処理を繰り返す。ACCスイッチ200がオフされたと判断した場合には、ステップS50へ進み、自車両の現在位置の検出を終了した後、処理を終了する。
【0014】
次に、メモリ106aに格納された目的地設定履歴に基づいて目的地候補をリスト表示する場合のリスト表示処理を図4に示すフローチャートにより説明する。なお、図4に示す処理は、使用者によって目的地設定が指示された場合、すなわち、図2(a)に示すように、使用者によってメニューから「行き先を決める」が選択された場合に起動するプログラムとして制御装置106により実行される。
【0015】
ステップS110において、使用者によって図2(b)に示すメニュー画面から「最近の目的地から」が選択されたか否かを判断する。「最近の目的地から」が選択されたと判断しない場合には、ステップS160へ進み、使用者による操作に基づいて目的地設定を行う。一方、「最近の目的地から」が選択されたと判断した場合には、ステップS120へ進む。ステップS120では、メモリ106aに登録された目的地設定履歴の中に、過去に目的地の設定操作を行った地点が自車両の現在位置から所定の範囲内に存在するか否かを判断する。過去に目的地の設定操作を行った地点が自車両の現在位置から所定の範囲内に存在すると判断した場合には、ステップS130へ進む。
【0016】
ステップS130では、メモリ106aに登録された目的地設定履歴から、過去に設定操作を行った地点が自車両の現在位置から所定の範囲内に存在する目的地を抽出してステップS150へ進み、抽出した目的地をその設定操作を行った日時の降順にリスト表示する。このとき、リストに表示する目的地候補の数は、抽出した全ての目的地としてもよく、あるいは、例えば設定操作を行った日時の降順に並べ替えたときの上位10個のように表示する目的地候補の数を制限してもよい。一方、過去に目的地の設定操作を行った地点が自車両の現在位置から所定の範囲内に存在しないと判断した場合には、ステップS140へ進む。
【0017】
ステップS140では、メモリ106aに登録された目的地設定履歴から、過去に設定された全目的地を読み込んでステップS150へ進み、読み込んだ目的地をその設定された回数の降順にリスト表示する。すなわち、読み込んだ目的地の中に同一の目的地が存在する場合は、その目的地が存在する数を集計して目的地として設定された回数を算出し、その回数の多い順にリスト表示して、処理を終了する。なお、この場合もリスト表示する目的地候補の数は、抽出した全てを表示してもよく、あるいは表示する数に制限を加えてもよい。
【0018】
以上説明した第1の実施の形態によれば、次のような作用効果が得られる。
(1)過去に設定された目的地をリスト表示するに当たって、過去に目的地の設定操作を行った地点が自車両の現在位置から所定の範囲内に存在するもののみを抽出することにした。これによって、過去の目的地設定履歴に基づいて自車両の現在位置で設定する可能性の高い目的地候補をリスト表示することができ、使用者に対して適切な目的地候補を表示することができる。
(2)過去に目的地の設定操作を行った地点が現在位置から所定の範囲内に存在する場合には、その設定操作を行った日時の降順に目的地候補をリスト表示することとした。これによって、使用者が最近設定した目的地、すなわち再度設定する可能性が高い目的地を優先して表示することができる。
(3)過去に目的地の設定操作を行った地点が現在位置から所定の範囲内に存在しない場合には、メモリ106aに登録されている過去に設定した目的地を、その設定された回数の降順にリスト表示することにした。これによって、過去に目的地の設定操作を行った地点が現在位置から所定の範囲内に存在しない場合でも、その設定回数の多い目的地、すなわち再度設定する可能性が高い目的地候補をリスト表示して使用者の目的地設定を簡略化できる。
【0019】
―第2の実施の形態―
第2の実施の形態では、一般的に、目的地に到着したときは駐車のためにACCスイッチがオフされ、その後、目的地から出発する際には発車のためにACCスイッチがオンされるため、ACCスイッチがオンまたはオフされた地点を目的地候補であると判断する。したがって、第1の実施の形態でメモリ106aに登録した目的地設定履歴に代えて、ACCスイッチ200からの出力信号に基づいて検出した、ACCスイッチ200がオンされた地点、すなわち発車を検出した地点、およびオフされた地点、すなわち駐車を検出した地点をACC操作履歴としてメモリ106aに登録する。
【0020】
そして、目的地候補のリスト表示を行う際には、メモリ106aに登録されたACC操作履歴を読み込んで、過去にACCスイッチ200がONまたはオフされた地点をリスト表示する。このとき、メモリ106aに格納されているACC操作履歴を、各地点におけるACCスイッチ200がONおよびオフされた合計回数の降順にリスト表示する。すなわち、ACC操作履歴の中に同一の地点が含まれる場合には、その地点が含まれる数を合計することによって当該地点においてACCスイッチ200がONおよびオフされた回数を算出し、その回数の多い順にリスト表示する。これによって、ACCスイッチ200がONおよびオフされた回数が多い地点がリストの上位に表示される。なお、第2の実施の形態において、図1に示した先行車両状況表示装置の構成図および図2に示したメニュー構成については、第1の実施の形態と同様のため、説明を省略する。
【0021】
図5は、第2の実施の形態における目的地設定履歴登録処理の流れを示したフローチャートである。なお、図5に示す処理は、ACCスイッチ200がオンされると起動するプログラムとして制御装置106により実行される。ステップS210において、GPSアンテナ102からの出力信号に基づいて、自車両の現在位置の検出を開始する。ステップS220では、ACCスイッチ200がオンされた地点、すなわち自車両の現在位置をACC操作履歴としてメモリ106aに登録する。
【0022】
その後、ステップS230へ進み、ACCスイッチ200がオフされたか否かを判断する。ACCスイッチ200がオフされたと判断した場合には、ステップS240へ進み、ACCスイッチ200がオフされた地点、すなわち自車両の現在位置をACC操作履歴としてメモリ106aに登録して、ステップS250へ進む。ステップS250では、自車両の現在位置の検出を終了した後、処理を終了する。
【0023】
図6は、第2の実施の形態におけるリスト表示処理の流れを示したフローチャートである。なお、図6に示す処理は、使用者によって目的地設定が指示された場合、すなわち、図2(a)に示すように、使用者によってメニューから「行き先を決める」が選択された場合に起動するプログラムとして制御装置106により実行される。ステップS310において、使用者によって図2(b)に示すメニュー画面から「最近の目的地から」が選択されたか否かを判断する。「最近の目的地から」が選択されたと判断しない場合には、ステップS340へ進み、使用者による操作に基づいて目的地設定を行う。
【0024】
一方、「最近の目的地から」が選択されたと判断した場合には、ステップS320へ進む。ステップS320では、メモリ106aに登録されたACC操作履歴を読み込む。その後、ステップS330へ進み、読み込んだACC操作履歴を、各地点におけるACCスイッチ200がONおよびオフされた合計回数の降順にリスト表示する。その後、処理を終了する。
【0025】
以上説明した第2の実施の形態によれば、以下のような作用効果が得られる。
(1)ACCスイッチがオンまたはオフされた地点を目的地候補であると判断して、メモリ106aにその履歴を登録し、使用者に対して目的地をリスト表示する際に、過去にACCスイッチがオンまたはオフされた地点を表示することとした。これによって、一般的に、目的地に到着したときは駐車のためにACCスイッチがオフされ、その後、目的地から出発する際には発車のためにACCスイッチがオンされることを考慮して、目的地候補のリストを表示することができ、使用者に対して、適切な目的地候補を表示することができる。
(2)目的地候補のリストを表示する際に、過去にACCスイッチ200がONおよびオフされた合計回数の降順にリスト表示されるようにした。これによって、使用者が目的地とした可能性が高い地点を優先的にリスト表示することができ、使用者の目的地設定を簡略化できる。
【0026】
―変形例―
(1)上述した第1の実施の形態では、目的地設定履歴として過去に目的地として設定された地点、その設定操作を行った地点、およびその設定操作を行った日時の組をメモリ106aに登録した。しかし、過去に目的地として設定された地点、およびその設定操作を行った地点の対を目的地設定履歴として登録してもよい。この場合、目的地候補をリスト表示するにあたっては、メモリ106aからデータを読み込んだ任意の順序でリスト表示する。
【0027】
(2)上述した第1の実施の形態においては、過去に目的地の設定操作を行った地点が自車両の現在位置から所定の範囲内に存在するか否かを判断して、存在すると判断した場合には、その地点で設定された目的地を目的地候補としてリスト表示することとした。しかし、以下のように変形することもできる。すなわち、振動ジャイロ103からの出力に基づいて、自車両の進行方向を検出し、過去に目的地の設定操作を行った地点が自車両の現在位置から進行方向の所定の範囲内に存在するか否かを判断する。そして、存在すると判断した場合には、その地点で設定された目的地を目的地候補としてリスト表示してもよい。このとき、自車両の現在位置から進行方向の所定の範囲内は、例えば、地図上において、自車両の現在位置の左右の水平方向より前方の範囲と設定する。
【0028】
(3)上述した第2の実施の形態では、過去にACCがONまたはオフされた地点をリスト表示することとしたが、第1の実施の形態と同様に過去にACCがONまたはオフされた地点が自車両の現在位置から所定の範囲内に存在するか否かを判断して、存在すると判断した場合には、その地点を目的地候補としてリスト表示してもよい。また、振動ジャイロ103からの出力に基づいて、自車両の進行方向を検出し、過去にACCがONまたはオフされた地点が自車両の現在位置から進行方向の所定の範囲内に存在するもののみをリスト表示してもよい。
【0029】
(4)上述した第1の実施の形態と第2の実施の形態を組み合わせてリストを表示するようにしてもよい。すなわち、メモリ106aに目的地設定履歴、およびACC操作履歴を登録し、過去に設定操作を行った地点が自車両の現在位置から所定の範囲内に存在する目的地と、過去にACCがONまたはオフされた地点とを目的地候補としてリスト表示してもよい。また、自車両の進行方向を考慮して目的地候補をリスト表示してもよい。
【0030】
特許請求の範囲の構成要素と実施の形態との対応関係について説明する。GPSアンテナ102は位置検出手段に、振動ジャイロ103は進行方向検出手段に相当する。制御装置106はリスト表示手段に、メモリ106aは記憶手段に、ACCスイッチ200は車両状況検出手段に相当する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】第1の実施の形態おけるナビゲーション装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】目的地設定を行う際のメニュー構成の具体例を示した図である。
【図3】第1の実施の形態における目的地設定履歴登録処理の流れを示したフローチャート図である。
【図4】第1の実施の形態におけるリスト表示処理の流れを示したフローチャート図である。
【図5】第2の実施の形態における目的地設定履歴登録処理の流れを示したフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態におけるリスト表示処理の流れを示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0032】
100 ナビゲーション装置
101 車速センサ
102 GPSアンテナ
103 振動ジャイロ
104 操作スイッチ
105 地図データベース
106 制御装置
106a メモリ
107 モニタ
108 スピーカー
200 ACCスイッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
目的地候補をリスト表示し、リスト表示された目的地候補の中から使用者の設定操作によって設定された目的地までの経路を探索して、経路誘導するナビゲーション装置において、
自車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
設定された目的地と、前記位置検出手段で検出した前記目的地の設定操作が行われた操作地点とを目的地設定履歴として記憶する記憶手段と、
前記位置検出手段で検出した自車両の現在位置に基づいて、前記目的地設定履歴の中から所定の抽出条件により前記操作地点を抽出し、抽出した前記操作地点に対応する前記設定された目的地を前記目的地候補としてリスト表示するリスト表示手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記リスト表示手段は、前記記憶手段に記憶された前記目的地設定履歴の中から、前記位置検出手段で検出した自車両の現在位置から所定範囲内に存在する前記操作地点を抽出し、抽出した操作地点に対応する前記設定された目的地を前記目的地候補としてリスト表示することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
自車両の進行方向を検出する進行方向検出手段をさらに備え、
前記リスト表示手段は、前記位置検出手段で検出した自車両の現在位置、および前記進行方向検出手段で検出した自車両の進行方向に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記目的地設定履歴の中から、自車両の現在位置から進行方向の所定範囲内に存在する前記操作地点を抽出し、抽出した操作地点に対応する前記設定された目的地を前記目的地候補としてリスト表示することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、
前記記憶手段には、さらに使用者が前記目的地の設定操作を行った操作日時が前記目的地設定履歴として記憶され、
前記リスト表示手段は、前記設定された目的地を、それらに対応する前記操作日時の降順に並べ替えて前記目的地候補としてリスト表示することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、
自車両の駐車および発車を検出する車両状況検出手段をさらに備え、
前記記憶手段には、さらに前記車両状況検出手段で駐車を検出した地点と、発車を検出した地点とが記憶され、
前記リスト表示手段は、前記記憶手段に記憶された駐車を検出した地点、および発車を検出した地点を前記目的地候補として表示することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
目的地候補をリスト表示し、リスト表示された目的地候補の中から使用者の設定操作によって設定された目的地までの経路を探索して、経路誘導するナビゲーション装置において、
自車両の駐車と発車を検出する車両状況検出手段と、
前記車両状況検出手段で駐車を検出した地点、および発車を検出した地点を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された駐車を検出した地点、および発車を検出した地点を抽出し、これらの地点を前記目的地候補としてリスト表示するリスト表示手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項7】
請求項5または6に記載のナビゲーション装置において、
前記リスト表示手段は、前記記憶手段に記憶された駐車を検出した地点、および発車を検出した地点を抽出し、抽出した各地点を、各地点における抽出件数の合計値の降順に並べ替えて前記目的地候補としてリスト表示することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項8】
自車両の現在位置を検出し、
使用者による目的地設定操作によって設定された目的地と、目的地の設定操作が行われた操作地点とを目的地設定履歴として記憶し、
検出した自車両の現在位置に基づいて、目的地設定履歴の中から所定の抽出条件により前記操作地点を抽出し、抽出した前記操作地点に対応する前記設定された目的地を前記目的地候補としてリスト表示することを特徴とする目的地候補リスト表示方法。
【請求項9】
自車両の駐車を検出した地点、および発車を検出した地点を記憶し、
記憶した駐車を検出した地点、および発車を検出した地点を抽出して、これらの地点を目的地候補としてリスト表示することを特徴とする目的地候補リスト表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−23149(P2006−23149A)
【公開日】平成18年1月26日(2006.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−200374(P2004−200374)
【出願日】平成16年7月7日(2004.7.7)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】