ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラム
【課題】メニュー画面操作時に車両が走行状態になった場合、メニュー画面を退避させて地図表示を行い、当該車両が停止した場合、退避していたメニュー画面を復元してメニュー操作を可能とさせるように表示制御を行うことができるナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、メニュー画面を表示させ、移動体が移動しているか否か判定し、メニュー画面が表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示させる。
【解決手段】本発明は、メニュー画面を表示させ、移動体が移動しているか否か判定し、メニュー画面が表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来から、ナビゲーション装置の表示制御を行う技術が開示されている。
【０００３】
例えば、特許文献１に記載の車両用情報表示装置においては、複数のメニュー項目を画面の所定のスペースに表示し、車両走行時に、選択不可となるメニュー項目と、選択可能なメニュー項目とで表示形態を変更して表示する技術が開示されている。また、当該車両用情報表示装置においては、メニュー項目操作中に車両の走行状態が検出された場合、メニュー項目のうち選択不可となる項目については表示状態を固定し、選択禁止させる技術が開示されている。また、当該車両用情報表示装置においては、メニュー項目内に地図表示用のルート案内ボタンを含んでおり、ユーザにより当該ルート案内ボタンが選択されることにより操作途中のメニュー操作を終了し、車両付近の地図を表示してナビゲーションを開始・再開させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特開２００８−４０５９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に記載の従来の車両用情報表示装置おいては、車両走行中に操作が規制されるメニュー項目の操作中に車両走行状態になった場合、そのままメニュー項目の表示が固定状態になる、または、ユーザによるルート案内ボタンの選択により当該メニュー項目の操作を中断して地図表示を行うかの２者択一となっていた。そのため、当該従来の車両用情報表示装置おいては、車両走行中にしばらく地図が見られない、または、車両が停止してから再度メニュー項目を最初から操作し直すことになり、ユーザにとって使い勝手が悪いものになるという問題があった。また、当該従来の車両用情報表示装置においては、車両停車時にメニューを選択した場合、地図を隠すように下位の階層のメニュー項目が表示されていた。このため、当該従来の車両用情報表示装置においては、この状態で車両が走行状態に入ると地図を隠すようにメニュー項目の表示が固定状態になり、地図を見ることができなくなることで、ユーザにとって使い勝手が悪いものになるという問題点を有していた。
【０００６】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、メニュー画面操作時に車両が走行状態になった場合、メニュー画面を退避させて地図表示を行い、当該車両が停止した場合、退避していたメニュー画面を復元してメニュー操作を可能とさせるように表示制御を行うことができるナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
このような目的を達成するため、本発明のナビゲーション装置は、表示部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、移動体に搭載されたナビゲーション装置であって、上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部は、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示手段と、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避手段と、を備えたことを特徴とする。
【０００８】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記メニュー画面表示手段は、上記移動判定手段により移動していた上記移動体が停止していると判定された場合、上記メニュー画面を上記表示部に表示させることを特徴とする。
【０００９】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記ナビゲーション装置は、入力部を更に備え、上記記憶部は、上記メニュー画面退避手段により退避させられた上記メニュー画面、および、上記入力部を介して当該メニュー画面に入力された入力情報を記憶する退避情報記憶手段、を更に備え、上記メニュー画面退避手段は、上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、当該メニュー画面および当該メニュー画面に入力された上記入力情報を上記退避情報記憶手段に格納し、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させ、上記メニュー画面表示手段は、上記移動判定手段により移動していた上記移動体が停止していると判定された場合、上記退避情報記憶手段に記憶された、上記メニュー画面退避手段により退避させられた上記メニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を上記表示部に表示させることを特徴とする。
【００１０】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記メニュー画面表示手段は、上記メニュー画面を上記表示部に表示させている際に、上記移動判定手段により移動体が移動していると判定された場合、一部の項目を非活性化した上記メニュー画面を上記表示部に所定期間表示させ、上記メニュー画面退避手段は、当該所定期間後に、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させることを特徴とする。
【００１１】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記ナビゲーション装置は、入力部を更に備え、上記メニュー画面退避手段は、更に、一部の項目を非活性化した上記メニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む上記表示画面を上記表示部に表示させ、上記メニュー画面表示手段は、上記入力部を介して上記復帰指示領域が選択された場合、上記一部の項目を非活性化したメニュー画面を上記表示部に表示させることを特徴とする。
【００１２】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記メニュー画面退避手段は、上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、当該メニュー画面の一部、および、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させることを特徴とする。
【００１３】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記メニュー画面は、所定の操作によりメインメニューから遷移したメニューに関する上記表示画面であることを特徴とする。
【００１４】
また、本発明のナビゲーションシステムは、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を表示部に表示させるメニュー画面表示手段と、移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１５】
また、本発明のナビゲーションシステムは、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、表示部と制御部とを少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムであって、上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記ナビゲーションサーバの上記制御部は、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記端末装置に送信するメニュー画面送信手段と、上記地図情報記憶手段に記憶された上記端末装置における表示対象の上記地図の上記地図情報を上記端末装置に送信する地図情報送信手段と、を備え、上記端末装置の上記制御部は、上記ナビゲーションサーバから送信される上記メニュー画面を受信するメニュー画面受信手段と、上記メニュー画面受信手段により受信された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示手段と、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、上記ナビゲーションサーバから送信される上記地図情報を受信する地図情報受信手段と、上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報受信手段により受信された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１６】
また、本発明のナビゲーションサーバは、表示部を少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバであって、上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部は、上記メニュー画面を取得するメニュー画面取得手段と、上記メニュー画面または表示画面を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記表示部に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御手段と、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、上記表示制御手段により上記メニュー画面が上記端末装置の上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させた、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく上記表示画面を生成する表示画面生成手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１７】
また、本発明のナビゲーション方法は、表示部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、移動体に搭載されたナビゲーション装置において実行されるナビゲーション方法であって、上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部において実行される、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、を含むことを特徴とする。
【００１８】
また、本発明のナビゲーション方法は、ナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記ナビゲーションシステムは、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、メニュー画面表示手段と、移動判定手段と、メニュー画面退避手段と、を備え、上記メニュー画面表示手段が、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、上記移動判定手段が、移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記メニュー画面退避手段が、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、を含むことを特徴とする。
【００１９】
また、本発明のナビゲーション方法は、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、表示部と制御部とを少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記端末装置に送信するメニュー画面送信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記メニュー画面を受信するメニュー画面受信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記メニュー画面受信ステップにて受信された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記地図情報記憶手段に記憶された上記端末装置における表示対象の上記地図の上記地図情報を上記端末装置に送信する地図情報送信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記地図情報を受信する地図情報受信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報受信ステップにて受信された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２０】
また、本発明のナビゲーション方法は、表示部を少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部において実行される、上記メニュー画面を取得するメニュー画面取得ステップと、上記メニュー画面または表示画面を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記表示部に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御ステップと、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記表示制御ステップにて上記メニュー画面が上記端末装置の上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させた、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく上記表示画面を生成する表示画面生成ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２１】
また、本発明のプログラムは、表示部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、移動体に搭載されたナビゲーション装置に実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、を実行させることを特徴とする。
【００２２】
また、本発明のプログラムは、ナビゲーションサーバに通信可能に接続された、表示部と制御部とを少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に実行させるためのプログラムであって、上記制御部において、上記ナビゲーションサーバから送信されるナビゲーションに関するメニュー画面を受信するメニュー画面受信ステップと、上記メニュー画面受信ステップにて受信された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記ナビゲーションサーバから送信される表示対象の地図の地図情報を受信する地図情報受信ステップと、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報受信ステップにて受信された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、を実行させることを特徴とする。
【００２３】
また、本発明のプログラムは、表示部を少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記メニュー画面を取得するメニュー画面取得ステップと、上記メニュー画面または表示画面を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記表示部に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御ステップと、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記表示制御ステップにて上記メニュー画面が上記端末装置の上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させた、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく上記表示画面を生成する表示画面生成ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【００２４】
この発明によれば、メニュー画面を表示させ、移動体が移動しているか否か判定し、メニュー画面が表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示させるので、走行状態に応じて、適切にメニュー表示制御することができるという効果を奏する。また、この発明によれば、走行状態によって、メニューと地図情報の表示切り換えを行っているので、メニュー領域と地図表示領域を共存させる場合に比べて、メニュー領域または地図表示領域を多めに使用することが可能となるという効果を奏する。
【００２５】
また、この発明によれば、移動していた移動体が停止していると判定された場合、メニュー画面を表示させるので、走行状態ではメニューを退避状態にして地図を表示させ、走行状態が終わるとメニューを復帰させるようにしたので、走行中に地図が見られない、または、見づらくなることがなく、かつ、走行状態が終わってから再度メニューを最初から操作する必要もないという効果を奏する。
【００２６】
また、この発明によれば、メニュー画面が表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、当該メニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を格納し、地図情報に基づく表示画面を表示させ、移動していた移動体が停止していると判定された場合、退避させられたメニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を表示させるので、走行状態となることにより地図表示した後に、またメニュー画面に検索キーワード等入力し直さなくていいという効果を奏する。
【００２７】
また、この発明によれば、メニュー画面を表示させている際に、移動体が移動していると判定された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を所定期間表示させ、当該所定期間後に、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示させるので、移動体の走行が開始して暫くは、走行状態でも選択可能な項目だけを残してユーザに選択させることができるという効果を奏する。
【００２８】
また、この発明によれば、更に、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む表示画面を表示させ、復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示させるので、同乗者がこれを操作すると走行状態でも同乗者が簡単に選択可能な項目だけ表示することができるという効果を奏する。
【００２９】
また、この発明によれば、メニュー画面が表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、当該メニュー画面の一部、および、地図情報に基づく表示画面を表示させるので、時間が経過しても地図情報表示に遷移前の状況を把握しておくことができるという効果を奏する。
【００３０】
また、この発明によれば、メニュー画面は、所定の操作によりメインメニューから遷移したメニューに関する表示画面であるので、階層構造で構成されたメニュー画面のどこが表示されている場合でも、移動体停止後に退避していたメニュー画面を復帰させ、メニュー機能を継続して使用することができるという効果を奏する。
【００３１】
なお、上記において、本発明のナビゲーション装置を一例に効果の説明をしたが、端末装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムにおいても同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【００３２】
【図１】図１は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図２】図２は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【図３】図３は、本実施形態におけるメニュー画面の一例を示す図である。
【図４】図４は、本実施形態におけるメニュー画面の一例を示す図である。
【図５】図５は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【図６】図６は、本実施形態における表示画面遷移の一例を示す図である。
【図７】図７は、本実施形態における表示画面遷移の一例を示す図である。
【図８】図８は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバの構成の一例を示すブロック図である。
【図９】図９は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバの処理の一例を示すフローチャートである。
【図１０】図１０は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図１１】図１１は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００３３】
以下に、本発明にかかるナビゲーションシステム、端末装置、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、および、プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【００３４】
以下、本発明の構成および処理について、第１の実施形態（ナビゲーションシステム）、第２の実施形態（ナビゲーションサーバ（サーバ主導型））、第３の実施形態（ナビゲーション装置（スタンドアローン型））の順にて詳細に説明する。
【００３５】
［第１の実施形態］
最初に、本発明の第１の実施形態（ナビゲーションシステム）について、図１乃至図７を参照して以下に説明する。但し、以下に示す第１の実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのナビゲーションシステムを例示するものであって、本発明をこのナビゲーションシステムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のナビゲーションシステムにも等しく適用し得るものである。例えば、第１の実施形態で例示するナビゲーションシステムにおけるサーバ側と端末側の機能分散の形態は以下に限られず、同様の効果や機能を奏し得る範囲において、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【００３６】
［ナビゲーションシステムの構成］
まず、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例について、図１を参照して以下に説明する。ここで、図１は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。なお、本実施形態においては、通信型のナビゲーションを提供するナビゲーションシステムを具体例として説明するが、本発明はこれに限ることなく、スタンドアローンタイプのナビゲーションシステムなどにも適用可能である。
【００３７】
図１に示すように、第１の実施形態のナビゲーションシステムは、概略的に、地図情報提供および経路探索等を行うことができるナビゲーションサーバ２００、および、単数または複数の経路案内アプリケーションおよび乗換案内アプリケーション等を搭載した端末装置１００、を通信可能に接続して構成される。ここで、図１に示すように、通信には、一例として、ネットワーク３００を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらナビゲーションシステムの各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【００３８】
図１に示すように、第１の実施形態のナビゲーションシステムにおいて、ナビゲーションサーバ２００は、概略的に、制御部２０２と記憶部２０６とを少なくとも備えており、端末装置１００は、自律測位部１１０と位置取得部１１２と出力部（表示部１１４および音声出力部１１６）と入力部１１８と制御部１０２と記憶部１０６とを少なくとも備える。
【００３９】
［ナビゲーションサーバ２００の構成］
ここで、図１において、ナビゲーションサーバ２００は、メニュー画面を端末装置１００に送信し、端末装置１００における表示対象の地図の地図情報を端末装置１００に送信する等の機能を有する。ナビゲーションサーバ２００は、通信制御インターフェース部２０４を介してネットワーク３００を経由し、端末装置１００と相互に通信可能に接続されており、制御部２０２と記憶部２０６とを備える。制御部２０２は、各種処理を行う制御手段である。通信制御インターフェース部２０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、ナビゲーションサーバ２００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部２０４は、端末装置１００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。記憶部２０６は、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）等の固定ディスク装置およびＳＳＤ（Ｓｏｌｉｄ Ｓｔａｔｅ Ｄｒｉｖｅ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル（メニュー画面データベース２０６ａ、地図情報データベース２０６ｂ、ネットワーク情報データベース２０６ｃ、交通情報データベース２０６ｄ、および、案内情報データベース２０６ｅ等）を格納する。
【００４０】
これら記憶部２０６の各構成要素のうち、メニュー画面データベース２０６ａは、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段である。ここで、メニュー画面は、所定の操作によりメインメニューから遷移したメニューに関する表示画面であってもよい。また、メニュー画面は、メインメニューに関する表示画面であってもよい。また、メニュー画面は、目的地検索、自宅または目的地等への経路案内開始、案内経路または地図の表示、デジタルテレビ放送等の映像および音楽等の視聴、周辺検索等のドライブ情報検索、データ登録およびデータ転送等の各種設定、履歴確認、ならびに、ネットワーク接続などを指示するためのアイコン等の項目等のウィジェットを含んでいてもよく、文字入力を受け付けるテキストボックス等のウィジェットを含んでいてもよい。
【００４１】
また、地図情報データベース２０６ｂは、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段である。ここで、地図情報は、本発明において、例えば、縮尺に従ってメッシュ化された地図情報（例えば、ＪＩＳ規格の第１〜３次地域区画メッシュデータ、および、１００ｍメッシュデータ等）等の屋外地図情報であってもよい。また、地図情報は、全国および各地方の道路地図や路線図等の屋外地図情報を含んでいてもよい。また、地図情報は、例えば、高さ情報を持つ建築物（例えば、立体駐車場、駅、デパート、および、学校等）に関するフロア案内地図等の屋内地図情報を更に含んでいてもよい。
【００４２】
また、地図情報は、地図上に表示される地物（例えば、ビルや住宅や駅等の建造物、道路、線路、橋、トンネル、等高線、海岸線や湖岸線等の水涯線、海、河川、湖、池、沼、公園や屋外施設等の場地、行政界、行政区域、および、街区等）の形状についての形状データ、地図上に表示される注記（例えば、地名、住所、電話番号、店や公園や駅等の施設名称、名所や旧跡や河川や湖や湾や山や森林等の俗称を含む名称、道路や橋やトンネル等の名称、路線名称、地点情報、および、口コミ情報等）の注記データ、および、地図上に表示される記号（例えば、山、史跡、寺社、学校、病院、工場および墓地等の地図記号、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、レストラン、銀行および郵便局等の店舗記号、道路上の信号、有料道路の出入口、料金所、サービスエリア、パーキングエリアおよびインターチェンジ等の記号、駐車場、駅、ホテル、美術館および博物館等の施設記号、ならびに、口コミ地点記号等）の記号データ等のデータを含んでいてもよい。
【００４３】
また、地図情報に含まれる屋内地図情報は、施設等の構内における屋内経路についての構内経路データを含んでいてもよい。ここで、構内経路データとは、駅等の構内における移動経路データと、当該移動経路を含む地図（施設案内図）の地図情報と、に少なくとも基づくデータであってもよい。例えば、構内経路データは、施設案内図に移動経路が引いてある画像データであってもよい。また、例えば、構内経路データは、更に、移動経路を説明するメッセージデータを含んでいてもよい。ここで、移動経路データに基づく移動経路とは、施設内で複数の交通機関の乗換えをする場合の改札口等を結ぶ最適経路（例えば、最短経路またはバリアフリー経路等）であってもよい。
【００４４】
また、屋外地図情報および屋内地図情報は、ラスタ形式およびベクタ形式等の地図描画用の画像データであってもよい。これら屋外地図情報および屋内地図情報は、地図情報データベース２０６ｂに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的にネットワーク３００を介して最新のデータを外部機器（例えば、地図情報を提供する地図提供サーバなど）等からダウンロードして地図情報データベース２０６ｂに記憶された屋外地図情報および屋内地図情報をアップデートしてもよい。
【００４５】
また、ネットワーク情報データベース２０６ｃは、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段である。ここで、ネットワーク情報データベース２０６ｃに記憶されるネットワーク情報は、道路ネットワーク情報、路線網ネットワーク情報、および、施設内ネットワーク情報を含んでいてもよい。これらネットワーク情報は、ネットワーク情報データベース２０６ｃに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的にネットワーク３００を介して最新のデータを外部機器（例えば、地図情報を提供する地図提供サーバなど）等からダウンロードしてネットワーク情報データベース２０６ｃに記憶されたネットワーク情報をアップデートしてもよい。
【００４６】
ここで、ネットワーク情報に含まれる道路ネットワーク情報は、道路網を規定するネットワーク情報であり、例えば、交差点等の道路網表現上の結節点であるノードのノードデータと、ノード間の道路区間であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、ノードデータには、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称、緯度経度高度等の位置座標、ノード種別、接続するリンク本数、接続ノード番号、および、交差点名称等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、道路の種別、国道や県道や市道等の路線番号、重用する路線情報、リンクの存在する行政区域の属性情報、リンク長（例えば、距離等）、道路供用状況、異常気象時通行規制区間、車重制限、車両高さ制限、幅員、道路幅員区分、レーン情報（例えば、車線数、路線バス専用通行帯、二輪専用通行帯、および二輪・軽車両専用通行帯等の専用通行帯、路線バス等優先通行帯、車両通行区分、ならびに、進行方向別通行区分などについての車両通行帯情報等）、制限速度、車線変更規制、高架、トンネルおよび橋等のリンク内属性、ならびに、名称等の情報を含んでいてもよい。また、道路ネットワーク情報は、利用料金データ等を含んでいてもよい。ここで、利用料金データは、自動車およびオートバイ等で移動する場合に消費する燃料料金、ならびに、高速自動車国道および自動車専用道路等の有料道路の通行料金等を表す情報等であってもよい。また、道路ネットワーク情報は、自動車、オートバイ、自転車、および、徒歩等で移動する場合の経路上に存在する施設等の緯度経度情報などの位置情報等を記憶してもよい。
【００４７】
また、ネットワーク情報に含まれる路線網ネットワーク情報は、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関（例えば、公共交通機関等）の路線網を規定するネットワーク情報であり、例えば、路線網表現上の結節点であるノード（例えば、交通機関の停留地点である駅、停留場、停車場、停留所、空港、港、および、ターミナル等）のノードデータと、ノード間を接続する鉄道路線、航空路線、航路、および、バス路線等のリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、路線とは、交通機関が通過する出発地と目的地とを結ぶ線であってもよい。また、鉄道とは、ルート上に設置された固定式案内路（レール、および案内軌条など）等に誘導されて走行し、旅客や貨物等を輸送する交通機関であり、例えば、電車、市電、ロープウェイ、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等であってもよい。また、ノードデータには、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称（例えば、交通機関の停留地点の名称である駅名、停留場名、停車場名、停留所名、空港名、港名、および、ターミナルの名称等）、および、緯度経度高度などの位置座標等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、種別、リンク長（例えば、距離等）、高架、トンネルおよび橋等のリンク内属性、ならびに、名称（例えば、路線名など）等の情報を含んでいてもよい。
【００４８】
また、路線網ネットワーク情報は、交通機関の乗降場所（例えば、駅のプラットホーム等）の位置情報（例えば、緯度経度高度等）、形状情報、配置情報（例えば、島式ホームおよび相対式ホーム等）、および、属性情報（例えば、プラットホーム番号などの乗降場所の名称および識別番号等）などを含む乗降場所情報を含んでいてもよい。また、路線網ネットワーク情報は、交通機関の利用料金データを含んでいてもよい。ここで、利用料金データは、例えば、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関を利用した場合に生じる利用料金等を表す情報等であってもよい。また、路線網ネットワーク情報は、乗車位置データを含んでいてもよい。ここで、乗車位置データは、例えば、電車、市電、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等の複数の車両が連結した交通機関の乗車位置（一例として、改札口に近い車両、乗換に便利な位置の車両、混雑率の低い車両、および、女性専用車両等）を表す情報等であってもよい。
【００４９】
また、ネットワーク情報に含まれる施設内ネットワーク情報は、施設内の経路網を規定するネットワーク情報である。ここで、施設内ネットワーク情報は、例えば、建造物内の店舗、会社、事務所、およびトイレ等の出入口、エレベータおよびエスカレータの乗降口、階段の出入口、飛行機等の搭乗口、駅のプラットホーム上の電車等の乗車位置、ならびに、駅の改札口等の、通路等を接続する結節点であるノードのノードデータと、ノード間を接続する通路、階段、動く歩道、エスカレータ、および、エレベータ等であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、ノードデータには、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称（出入口名および乗降口名等）、緯度経度高度等の位置座標、ノード種別（例えば、出入口、乗降口、通路の曲がり角、および通路の分岐点等）、接続するリンク本数、および、接続ノード番号等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、リンク長、幅員、リンク種別（例えば、ノード間を接続する通路、階段、スロープ、エスカレータ、エレベータ、および動く歩道など）、および、バリアフリー化の情報を含んでいてもよい。ここで、施設とは、駅、オフィスビル、ホテル、デパート、スーパーマーケット、博物館、美術館、学校、水族館、地下通路、立体駐車場、地下駐車場、および、地下街等の屋内建造物であってもよい。また、施設とは、バスターミナル、公園、遊園地、キャンプ場、連絡通路、屋外駐車場、および、動物園等の屋外建造物であってもよい。
【００５０】
また、交通情報データベース２０６ｄは、交通情報を記憶する交通情報記憶手段である。ここで、交通情報は、交通機関の運行情報を含んでおり、例えば、鉄道運行情報、航空運行情報、船舶運行情報、および、バス運行情報等を含んでいてもよい。また、運行情報は、交通機関の時刻表情報を含んでいてもよい。ここで、時刻表情報は、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関の時刻表を表す情報である。また、時刻表情報は、更に、交通機関の行先情報（例えば、最終行先情報など）、および、交通機関の種別（例えば、特急、急行、準急、快速、快速急行、通勤特急、通勤快速、通勤急行、区間急行、区間準急、区間快速、各駅停車、および、普通など）を含む情報であってもよい。また、時刻表情報は、更に、路線上のノード（すなわち、交通機関の停留地点）における交通機関の発着時刻（例えば、出発、経由、および到着の予定時刻など）、交通機関の路線の名称、および、交通機関の路線上のノード（すなわち、交通機関の停留地点）の名称等の属性情報を含む情報であってもよい。また、時刻表情報は、交通機関の路線上のノードを結ぶ区間（例えば、一つまたは複数のリンク等）毎に対応付けられた交通機関の属性情報（例えば、種別および行先情報等）を含んでいてもよい。また、時刻表情報は、各交通機関の乗降に用いられる乗降場所の名称および識別番号（例えば、プラットホーム番号など）等の乗降場所の属性情報を含んでいてもよい。
【００５１】
また、交通情報は、道路交通情報を含んでいてもよい。ここで、道路交通情報は、渋滞発生地点や渋滞距離や道路上の二地点間の通過時間（すなわち、旅行時間など）等の渋滞情報を含んでいてもよい。また、道路交通情報は、交通障害情報や交通規制情報等を含んでいてもよい。ここで、交通規制情報は、各種の交通規制を定義するデータであり、例えば、降水量規制、積雪・凍結規制、超波規制、風速規制、および視程規制等の異常気象時通行規制、高さ規制および重量規制等の車両通行規制、道路工事や作業、道路周辺の工事に伴う工事時規制、時間帯や車種により通行できる通行帯を規制している通行帯規制および道路の損壊等による車両通行止、交通の安全を確保するために設置されるコミュニティ・ゾーン等による一般車の進入禁止、ならびに、私有地への接続路であることによる一般車の進入禁止等の情報などを含んでもよい。また、交通情報は、交通規制情報を含んでいてもよい。ここで、交通規制情報は、工事、事故、または、車両故障等により車両通行帯等が走行不能または走行困難となる通行規制情報であってもよい。また、これら交通情報は、交通情報データベース２０６ｄに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的（例えば、５分毎等）にネットワーク３００を介して最新のデータを外部システム（例えば、警察庁、ＶＩＣＳ（Ｖｅｈｉｃｌｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ａｎｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ）（登録商標）、および、ＡＴｉＳ（Ａｄｖａｎｃｅｄ Ｔｒａｆｆｉｃ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ）（登録商標）、日本道路交通情報センター（ＪＡＲＴＩＣ）（登録商標）、鉄道会社、および、交通情報配信サーバ（サービス）など）等からダウンロードして交通情報データベース２０６ｄに記憶された交通情報をアップデートしてもよい。
【００５２】
また、案内情報データベース２０６ｅは、案内情報（音声案内情報および表示案内情報等）を記憶する案内情報記憶手段である。ここで、案内情報に含まれる表示案内情報は、分岐点等における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるターンバイターン（ＴＢＴ）、および、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等であってもよく、例えば、端末装置１００の制御部１０２が表示案内を実行する際に用いられてもよい。また、案内情報に含まれる音声案内情報は、現在位置周辺に渋滞している領域があることを知らせる音声データであってもよく、渋滞箇所の案内に対応付けられた「この先渋滞しています」、分岐点等における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」、および、現在位置が目的地に近づいた場合に対応付けられた「まもなく目的地周辺です」等の音声データであってもよく、例えば、端末装置１００の制御部１０２が音声案内を実行する際に用いられてもよい。
【００５３】
また、制御部２０２は、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部２０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部２０２は、機能概念的に、メニュー画面送信部２０２ａ、地図情報送信部２０２ｂ、経路探索条件受信部２０２ｃ、案内経路探索部２０２ｄ、および、経路案内情報生成部２０２ｅを備える。
【００５４】
このうち、メニュー画面送信部２０２ａは、メニュー画面データベース２０６ａに記憶されたナビゲーションに関するメニュー画面を端末装置１００に送信するメニュー画面送信手段である。
【００５５】
また、地図情報送信部２０２ｂは、地図情報データベース２０６ｂに記憶された端末装置１００における表示対象の地図の地図情報を端末装置１００に送信する地図情報送信手段である。ここで、地図情報送信部２０２ｂは、制御部２０２により生成された経路案内情報を端末装置１００に送信してもよい。また、表示対象とは、端末装置１００の利用者の現在位置を含む範囲であってもよい。
【００５６】
また、経路探索条件受信部２０２ｃは、端末装置１００から送信される少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信手段である。ここで、出発地は、端末装置１００の利用者の現在位置であってもよい。また、経路探索条件は、更に、出発時刻または到着時刻を含んでいてもよい。ここで、出発時刻は、現在時刻であってもよい。また、経路探索条件は、更に、経由地等を含んでいてもよい。また、経路探索条件は、更に、経由時刻を含んでいてもよい。また、経路探索条件は、端末装置１００の利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して入力されたものであってもよい。
【００５７】
また、案内経路探索部２０２ｄは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、ネットワーク情報データベース２０６ｃに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内経路に関する経路情報を生成する案内経路探索手段である。ここで、案内経路探索部２０２ｄは、更に、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース２０６ｄに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。また、案内経路探索部２０２ｄは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース２０６ｄに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ｃに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｄは、経由地を経由した案内経路を探索してもよい。また、経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｄは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内経路を探索してもよい。
【００５８】
また、経路案内情報生成部２０２ｅは、経路情報を少なくとも含む経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段である。ここで、経路案内情報は、更に、地図情報データベース２０６ｂに記憶された、案内経路を含む地図の地図情報を含んでいてもよい。また、経路案内情報は、更に、案内情報データベース２０６ｅに記憶された、案内経路上において出力される案内情報（表示案内情報および音声案内情報等）を含んでいてもよい。
【００５９】
［端末装置１００の構成］
また、図１において、端末装置１００は、ナビゲーションサーバ２００から送信されるメニュー画面を受信し、受信されたメニュー画面を表示部１１４に表示させ、移動体が移動しているか否か判定し、ナビゲーションサーバ２００から送信される地図情報を受信し、メニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、受信された地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させる等の機能を有する。端末装置１００は、例えば、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話、スマートフォン、ＰＨＳ、およびＰＤＡ等の携帯端末装置、および、走行経路案内等を行なうナビゲーション端末（例えば、カーナビゲーション装置など）等である。ここで、端末装置１００は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、経路案内アプリケーション、乗換案内アプリケーション、および情報検索アプリケーション等を搭載していてもよい。また、端末装置１００は、端末装置１００の変化量を検出する自律測位部１１０を備えていてもよい。また、端末装置１００は、リアルタイムに現在位置測位が行えるよう、ＧＰＳ機能やＩＭＥＳ機能等を有する位置取得部１１２を備えていてもよい。また、端末装置１００は、表示部１１４と音声出力部１１６とを少なくとも含む出力部を備えていてもよい。また、端末装置１００は、データ入力等を行う入力部１１８を備えていてもよい。
【００６０】
ここで、表示部１１４は、アプリケーション等の表示画面を表示する表示手段（例えば、液晶または有機ＥＬ等から構成されるディスプレイおよびモニタ等）であってもよい。また、音声出力部１１６は、音声データを音声として出力する音声出力手段（例えば、スピーカ等）であってもよい。また、入力部１１８は、例えば、キー入力部、タッチパネル、キーボード、およびマイク等であってもよい。また、入出力制御インターフェース部１０８は、位置取得部１１２、表示部１１４、音声出力部１１６、および、入力部１１８等の制御を行う。
【００６１】
ここで、自律測位部１１０は、端末装置１００の変化量（例えば、ベクトル量等）を検出する自律測位手段であり、速度センサ、加速度センサ、方位センサ、および、距離センサ等を備えていてもよい。ここで、自律測位部１１０は、速度センサにて検出した端末装置１００の速度を検出してもよい。また、自律測位部１１０は、加速度センサにて端末装置１００の加速度を検出してもよい。また、自律測位部１１０は、方位センサにて検出した端末装置１００の進行方向等の方位を検出してもよい。また、自律測位部１１０は、距離センサにて端末装置１００の移動距離（変位）を検出してもよい。ここで、速度センサは、レーザドップラ振動計等であってもよく、検出したドップラー効果によって生じた周波数の差等から端末装置１００の速度を検出してもよい。また、加速度センサは、機械式加速度センサ、ＦＢＧ光ファイバ式等の光学式加速度センサ、および、ＭＥＭＳ（Ｍｉｃｒｏ Ｅｌｅｃｔｒｏ Ｍｅｃｈａｎｉｃａｌ Ｓｙｓｔｅｍｓ）加速度センサ等の半導体式加速度センサなどであってもよい。また、方位センサには、端末装置１００の絶対走行方位を検出する地磁気センサおよび端末装置１００の相対走行方位を検出する光ジャイロ等が使用されてもよい。また、方位センサは、地磁気センサと加速度センサを組み合わせることで方位や傾きに関する情報を取得できる電子コンパス等であってもよい。また、距離センサは、端末装置１００が車両等の移動体に搭載された情報処理端末である場合、車軸の回転数に比例してパルス信号を発生させ、パルス信号の数量に比例した移動距離を検出してもよい。
【００６２】
ここで、位置取得部１１２は、例えば、位置発信装置５００から発信される位置情報信号を受信する信号受信手段であってもよい。ここで、位置発信装置５００は、位置情報信号（ＧＰＳ信号）を発信するＧＰＳ装置であってもよい。また、位置発信装置５００は、端末装置１００との間で無線通信を行うための装置等である基地局（例えば、携帯電話、自動車電話、および、ＰＨＳの基地局等）であってもよい。また、位置発信装置５００は、ＧＰＳ信号と類似した特徴を持つ位置情報信号を用いて屋内測位を可能とするＩＭＥＳ（Ｉｎｄｏｏｒ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｓｙｓｔｅｍ）技術を実現するＩＭＥＳ装置であってもよい。なお、ＩＭＥＳ技術は測位衛星システムである準天頂衛星の枠組みから発案されたシステムである。
【００６３】
また、位置発信装置５００は、屋外で受信したＧＰＳ信号を屋内で発信するＧＰＳリピータであってもよい。また、位置発信装置５００は、建物（例えば、立体駐車場等）内の各フロアや地下構造物（例えば、地下鉄駅、地下街、地下連絡通路、および地下駐車場等）の各所に任意に設置される小型発信装置であってもよい。なお、この小型発信装置には、設置場所に応じた自己位置情報（位置ＩＤ等）が割り振られている。そして、端末装置１００が通信可能範囲に入ると、端末装置１００は、小型発信装置から送信される自己位置情報を位置情報信号として受信する。この際の通信方式は、例えば、ＲＦＩＤ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）タグシステムやＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等の各種近距離無線方式や、赤外線通信方式等であってもよい。また、位置発信装置５００は、無線ＬＡＮのアクセスポイントであってもよい。本実施形態において、位置取得部１１２は、無線ＬＡＮ信号等を受信して、アクセスポイントの識別情報を取得してもよい。そして、制御部１０２は、位置取得部１１２にて取得したアクセスポイント固有の識別情報からアクセスポイントの位置を特定して位置情報を取得してもよい。また、本実施形態において、制御部１０２は、位置取得部１１２にて取得された位置情報信号から、緯度、経度、および、高さ情報を含む位置情報を算出してもよい。
【００６４】
また、位置取得部１１２は、更に、通信装置を備えていてもよく、端末装置１００が車載の情報処理端末である場合、各車両に搭載された当該通信装置の車車間通信から自車位置を示す位置情報を取得してもよい。また、位置取得部１１２は、地図情報に基づいて端末装置１００の利用者の現在位置を示す位置情報を取得してもよい。
【００６５】
また、通信制御インターフェース部１０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、端末装置１００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部１０４は、ナビゲーションサーバ２００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、ネットワーク３００は、端末装置１００およびナビゲーションサーバ２００と、外部の地図提供サーバ等の外部機器または外部システムとを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網（携帯端末回線網および一般電話回線網等）、イントラネット、または、電力線通信（ＰＬＣ）等であってもよい。
【００６６】
また、記憶部１０６は、ＨＤＤやＳＳＤ等の大容量のストレージ手段、および／または、ＳＲＡＭ（Ｓｔａｔｉｃ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等を用いて構成される小容量高速メモリ（例えば、キャッシュメモリ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやファイルやテーブル（退避情報ファイル１０６ａ、および、経路案内情報ファイル１０６ｂ等）を格納してもよい。ここで、記憶部１０６は、各種のファイル等を一時的に記憶するものであってもよい。
【００６７】
このうち、退避情報ファイル１０６ａは、制御部１０２により退避させられたメニュー画面、および、当該メニュー画面に入力された入力情報を記憶する退避情報記憶手段である。ここで、退避とは、消去、移動、重畳、最小化、または、縮小等であってもよい。
【００６８】
また、経路案内情報ファイル１０６ｂは、経路案内情報を記憶する経路案内情報記憶手段である。
【００６９】
また、制御部１０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部１０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部１０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部１０２ａ、メニュー画面受信部１０２ｂ、メニュー画面表示部１０２ｃ、移動判定部１０２ｄ、地図情報受信部１０２ｅ、メニュー画面退避部１０２ｆ、および、経路探索条件送信部１０２ｇを備える。
【００７０】
ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を所定時間（所定周期）ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【００７１】
また、現在位置情報取得部１０２ａは、利用者により入力部１１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部１１８を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置（一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点）であってもよい。例えば、現在位置情報取得部１０２ａは、入力部１１８を介して利用者に表示部１１４に表示された地図情報に基づく表示画面上で指定（例えば、タッチパネル式の表示部１１４での指定操作等）させた座標を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【００７２】
また、メニュー画面受信部１０２ｂは、ナビゲーションサーバ２００から送信されるメニュー画面を受信するメニュー画面受信手段である。
【００７３】
また、メニュー画面表示部１０２ｃは、メニュー画面を表示部１１４に表示させるメニュー画面表示手段である。ここで、メニュー画面表示部１０２ｃは、制御部１０２により移動していた移動体が停止していると判定された場合、メニュー画面を表示部１１４に表示させてもよい。ここで、移動体とは、自動車、自動二輪車、原動付自転車、自転車、船、または、航空機等の端末装置１００の利用者が乗車、搭乗、運転、または、操縦等する交通手段であってもよい。また、メニュー画面表示部１０２ｃは、制御部１０２により移動していた移動体が停止していると判定された場合、退避情報ファイル１０６ａに記憶された、制御部１０２により退避させられたメニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面表示部１０２ｃは、メニュー画面を表示部１１４に表示させている際に、制御部１０２により移動体が移動していると判定された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示部１１４に所定期間表示させてもよい。ここで、非活性化とは、メニュー画面に含まれるアイコン等の項目の入力部１１８を介した選択、および、テキストボックスへの入力部１１８を介した文字入力等ができないようにすることであってもよい。また、メニュー画面表示部１０２ｃは、入力部１１８を介して一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示部１１４に表示させてもよい。ここで、復帰指示領域は、入力部１１８を介して選択可能なアイコン等の項目であってもよい。
【００７４】
また、移動判定部１０２ｄは、端末装置１００が搭載された移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段である。ここで、移動判定部１０２ｄは、自律測位部１１０にて検出された端末装置１００の変化量、および／または、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号に基づき、当該端末装置１００が搭載された移動体が移動している（停止していない）か否か判定してもよい。
【００７５】
また、地図情報受信部１０２ｅは、ナビゲーションサーバ２００から送信される地図情報を受信する地図情報受信手段である。また、地図情報受信部１０２ｅは、ナビゲーションサーバ２００から送信される経路案内情報を受信してもよい。ここで、地図情報受信部１０２ｅは、更に、受信した経路案内情報を経路案内情報ファイル１０６ｂに格納してもよい。ここで、地図情報受信部１０２ｅは、経路案内情報ファイル１０６ｂに既存の経路案内情報が記憶されている場合、新たに設定された経路案内情報を、既存の経路案内情報に上書きして格納してもよい。
【００７６】
また、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させるメニュー画面退避手段である。ここで、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、当該メニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報ファイル１０６ａに格納し、地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。ここで、メニュー画面退避部１０２ｆは、退避情報ファイル１０６ａに既存のメニュー画面および入力情報が記憶されている場合、新たに格納するメニュー画面および入力情報を、既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納してもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメニュー画面が表示部１１４に表示させている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面表示部１０２ｃにより一部の項目を非活性化したメニュー画面が所定期間表示部１１４に表示された後に、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、更に、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が移動していると判定された場合、当該メニュー画面の一部、および、地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。
【００７７】
また、メニュー画面退避部１０２ｆは、地図情報に基づく表示画面に替えて、経路案内情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。例えば、メニュー画面退避部１０２ｆは、経路案内情報に含まれる、経路情報、地図情報、および／または、案内情報に含まれるＴＢＴ等の表示案内情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。例えば、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、経路案内情報に含まれる地図情報上に、経路案内情報に含まれる経路情報、および／または、端末装置１００の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、経路案内情報を音声出力部１１６を介して出力させてもよい。例えば、メニュー画面退避部１０２ｆは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた音声案内情報を、音声出力部１１６を介して出力させてもよい。
【００７８】
また、経路探索条件送信部１０２ｇは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件をナビゲーションサーバ２００へ送信する経路探索条件送信手段である。ここで、出発地は、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置であってもよい。
【００７９】
以上で、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例の説明を終える。
【００８０】
［ナビゲーションシステムの処理］
次に、このように構成された第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例について、以下に図２から図７を参照して詳細に説明する。図２は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【００８１】
図２に示すように、まず、ナビゲーションサーバ２００のメニュー画面送信部２０２ａは、メニュー画面データベース２０６ａに記憶されたナビゲーションに関するメニュー画面を端末装置１００に送信する（ステップＳＡ−１）。ここで、メニュー画面送信部２０２ａは、端末装置１００の電源投入時、端末装置１００における経路案内アプリケーション起動時、または、端末装置１００の利用者による端末装置１００の入力部１１８を介したメニュー画面遷移要求の入力時に、メニュー画面を端末装置１００に送信してもよい。
【００８２】
そして、端末装置１００のメニュー画面受信部１０２ｂは、ナビゲーションサーバ２００から送信されるメニュー画面を受信する（ステップＳＡ−２）。
【００８３】
そして、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、端末装置１００が搭載されている移動体（車両）が停止している場合（例えば、移動判定部１０２ｄにより当該移動体が移動していない（停止している）と判定された場合）、メニュー画面受信部１０２ｂにより受信されたメニュー画面を表示部１１４に表示させる（ステップＳＡ−３）。ここで、メニュー画面表示部１０２ｃは、更に、メニュー画面に対応した音声データを音声出力部１１６を介して出力させてもよい。なお、メニュー画面表示部１０２ｃによるメニュー画面表示処理および音声出力処理は、ステップＳＡ−４乃至ステップＳＡ−８の処理の間継続して行ってもよい。
【００８４】
ここで、図３を参照して、本実施形態におけるメニュー画面の一例について説明する。図３は、本実施形態におけるメニュー画面の一例を示す図である。
【００８５】
図３に示すように、車両停止状態において、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、利用者の目的地へ案内経路（目的地）探索、自宅への経路案内開始、経路探索された案内経路の登録・履歴・転送、案内経路（ルート）の表示、地上デジタルテレビ放送（ワンセグ）視聴、および、周辺検索等のドライブ情報検索を利用者が入力部１１８を介して指示または選択するためのボタンアイコンを含むメインメニュー画面を表示部１１４に表示させている。
【００８６】
図２に戻り、端末装置１００の移動判定部１０２ｄは、自律測位部１１０にて検出された端末装置１００の変化量、および／または、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号に基づき、当該端末装置１００が搭載された移動体が移動しているか否か判定する（ステップＳＡ−４）。
【００８７】
そして、端末装置１００の移動判定部１０２ｄは、ステップＳＡ−４にて端末装置１００が搭載された移動体が移動していないと判定した場合（ステップＳＡ−４：Ｎｏ）、処理をステップＳＡ−３に移行させる。
【００８８】
一方、端末装置１００の制御部１０２は、ステップＳＡ−４にて移動判定部１０２ｄにより端末装置１００が搭載された移動体が移動していると判定された場合（ステップＳＡ−４：Ｙｅｓ）、現在位置情報取得部１０２ａによる取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を含む地図情報要求をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＡ−５）。
【００８９】
そして、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、端末装置１００から送信される地図情報要求を受信する（ステップＳＡ−６）。
【００９０】
そして、ナビゲーションサーバ２００の地図情報送信部２０２ｂは、地図情報データベース２０６ｂに記憶された、地図情報要求に含まれる現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報を端末装置１００に送信する（ステップＳＡ−７）。ここで、地図情報送信部２０２ｂは、端末装置１００における経路案内実行中に地図情報要求を受信した場合、経路案内情報生成部２０２ｅにより生成された経路情報、および、地図情報要求に含まれる現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報を少なくとも含む経路案内情報を端末装置１００に送信してもよい。ここで、経路案内情報は、更に、案内経路上において出力される案内情報（表示案内情報および音声案内情報等）を含んでいてもよい。
【００９１】
そして、端末装置１００の地図情報受信部１０２ｅは、ナビゲーションサーバ２００から送信される地図情報を受信する（ステップＳＡ−８）。ここで、地図情報受信部１０２ｅは、ナビゲーションサーバ２００から送信される経路案内情報を受信し、受信した経路案内情報を経路案内情報ファイル１０６ｂに格納してもよい。
【００９２】
そして、端末装置１００のメニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃにより表示部１１４に表示されたメニュー画面を退避させ、当該メニュー画面、および、利用者により入力部１１８を介して当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報ファイル１０６ａに既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納し、地図情報受信部１０２ｅにより受信された地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させる（ステップＳＡ−９）。ここで、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃにより一部の項目を非活性化したメニュー画面が所定期間表示部１１４に表示された後に、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、更に、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。ここで、メニュー画面表示部１０２ｃは、メニュー画面退避部１０２ｆにより復帰指示領域を含む表示画面が表示部１１４に表示されている際に、入力部１１８を介して当該復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃにより表示部１１４に表示されていたメニュー画面の一部、および、地図情報受信部１０２ｅにより受信された地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。
【００９３】
また、メニュー画面退避部１０２ｆは、経路案内実行中である場合、メニュー画面表示部１０２ｃにより表示部１１４に表示されたメニュー画面を退避させ、当該メニュー画面、および、利用者により入力部１１８を介して当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報ファイル１０６ａに既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納し、経路案内情報ファイル１０６ｂに記憶された経路案内情報に含まれる地図情報上に、経路案内情報ファイル１０６ｂに記憶された経路案内情報に含まれる経路情報、および／または、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を表示部１１４に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。ここで、メニュー画面退避部１０２ｆは、更に、経路案内情報ファイル１０６ｂに記憶された経路案内情報に含まれる案内情報に含まれるＴＢＴ等の表示案内情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた音声案内情報を、音声出力部１１６を介して出力させてもよい。なお、メニュー画面退避部１０２ｆによる表示画面表示処理および音声出力処理は、ステップＳＡ−１０の処理が繰り返し行われた場合、当該処理の間継続して行ってもよい。
【００９４】
ここで、図４および図５を参照して、本実施形態における表示画面の一例について説明する。図４は、本実施形態におけるメニュー画面の一例を示す図である。図５は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【００９５】
図４に示すように、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメインメニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が停止状態から走行状態に移行したと判定された場合、メニュー画面退避部１０２ｆによりメインメニュー画面が退避させられる前に、一部の項目（目的地検索、登録・履歴・転送、ワンセグ、および、ドライブ情報）を非活性化したメインメニュー画面を所定期間表示部１１４に表示させている。すなわち、メニュー画面表示部１０２ｃは、選択可能なメニュー項目と選択不可なメニュー項目とを判別可能に表示したメニュー画面を所定時間表示している。なお、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面を表示していた際に、車両の動作を検出した場合、一部非活性メニュー画面を表示させずに、地図表示に移行させてもよい。
【００９６】
そして、図５に示すように、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメインメニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が停止状態から走行状態に移行したと判定された場合、メインメニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面、および、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域（メインメニューボタンアイコン）含む表示画面を表示部１１４に表示させている。すなわち、メニュー画面退避部１０２ｆは、移動体（自車）の移動が検出された場合、メニュー画面を退避させた状態で、現在位置周辺等の地図表示に画面を切り替えている。また、メニュー画面退避部１０２ｆによるメニュー画面退避状態においても、メニュー復帰手段が設けられており、これが操作されると図４に示すメニュー画面の表示に変更されるようにしている。なお、図４および図５における画面遷移処理をメインメニュー画面に適用した一例について説明したが、本実施形態において、複数階層構造で構成されるメニュー画面における下階層のサブメニュー画面に適用してもよい。
【００９７】
図２に戻り、端末装置１００の移動判定部１０２ｄは、自律測位部１１０にて検出された端末装置１００の変化量、および／または、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号に基づき、当該端末装置１００が搭載された移動していた移動体が移動していない（停止している）か否か判定する（ステップＳＡ−１０）。
【００９８】
そして、端末装置１００の移動判定部１０２ｄは、ステップＳＡ−１０にて端末装置１００が搭載された移動していた移動体が停止していないと判定した場合（ステップＳＡ−１０：Ｎｏ）、処理をステップＳＡ−９に移行させる。
【００９９】
一方、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、ステップＳＡ−１０にて移動判定部１０２ｄにより端末装置１００が搭載された移動していた移動体が停止していると判定された場合（ステップＳＡ−１０：Ｙｅｓ）、退避情報ファイル１０６ａに記憶された、ステップＳＡ−９にてメニュー画面退避部１０２ｆにより直前に退避させられた入力情報が入力されたメニュー画面を復元して表示部１１４に表示させ（ステップＳＡ−１１）、処理を終了する。すなわち、メニュー画面表示部１０２ｃは、車両が停止したことを検出した場合、メニュー画面の表示を復帰させる。
【０１００】
ここで、図６および図７を参照して、本実施形態における画面遷移処理の一例について説明する。図６および図７は、本実施形態における表示画面遷移の一例を示す図である。
【０１０１】
図６に示すように、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、端末装置１００が搭載されている車両が停止している際に、表示部１１４に表示させたメインメニュー画面に含まれる目的地検索アイコンが利用者により入力部１１８を介して選択された場合、検索キーワードを入力するためのテキストボックス、文字選択指示アイコン、文字削除指示アイコン、および、検索指示アイコンを含むサブメニュー画面を表示部１１４に表示させている（ステップＳＢ−１）。
【０１０２】
そして、端末装置１００のメニュー画面退避部１０２ｆは、ステップＳＢ−１にてメニュー画面表示部１０２ｃにより表示部１１４にサブメニュー画面が表示されており、利用者により検索キーワード（Ｓ宿、および、ラーメン）が入力部１１８を介して入力されている際に、移動判定部１０２ｄにより端末装置１００が搭載された車両の走行状態が検知された場合、メインメニュー画面を退避させ、当該メニュー画面、および、利用者により入力部１１８を介して当該メニュー画面に入力された検索キーワードを退避情報ファイル１０６ａに格納し、地図情報に基づく表示画面、および、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するためのメインメニューボタンアイコンを含む表示画面を表示部１１４に表示させている（ステップＳＢ−２）。
【０１０３】
そして、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、移動判定部１０２ｄにより車両の停止状態が検知された場合、退避情報ファイル１０６ａに記憶された、ステップＳＢ−２にてメニュー画面退避部１０２ｆにより直前に退避させられた検索キーワードが入力されたメニュー画面を復元して表示部１１４に表示させ、走行状態直前の表示画面に戻している（ステップＳＢ−３）。すなわち、メニュー画面表示部１０２ｃは、停止状態が検知されると、メニュー画面を走行前に戻している。
【０１０４】
また、図７に示すように、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、端末装置１００が搭載されている車両が停止している際に、表示部１１４に表示させたメインメニュー画面に含まれる目的地検索アイコンが利用者により入力部１１８を介して選択した場合、検索キーワードを入力するためのテキストボックス、文字選択指示アイコン、文字削除指示アイコン、および、検索指示アイコンを含むサブメニュー画面を表示部１１４に表示させている（ステップＳＣ−１）。
【０１０５】
そして、端末装置１００のメニュー画面退避部１０２ｆは、ステップＳＣ−１にてメニュー画面表示部１０２ｃにより表示部１１４にメニュー画面が表示されており、利用者により検索キーワード（Ｓ宿、および、ラーメン）が入力部１１８を介して入力されている際に、移動判定部１０２ｄにより端末装置１００が搭載された車両の走行状態が検知された場合、当該メニュー画面、および、利用者により入力部１１８を介して当該メニュー画面に入力された検索キーワードを退避情報ファイル１０６ａに格納し、停止時の当該メニュー画面の一部、および、地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させている（ステップＳＣ−２）。すなわち、メニュー画面退避部１０２ｆは、地図情報に基づく表示画面を表示させるとともに、一部停止状態の画面を残して表示させている。
【０１０６】
ここで、図７におけるステップＳＣ−３の処理は、図６におけるステップＳＢ−３の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１０７】
以上で、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例の説明を終える。
【０１０８】
［第２の実施形態］
続いて、本発明の第２の実施形態（ナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型））について、図８および図９を参照して以下に説明する。ここで、図８は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。また、図９は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の処理の一例を示すフローチャートである。
【０１０９】
なお、第２の実施形態においては、ナビゲーションサーバ２００にて端末装置１００の表示部１１４に表示させるデータを生成し、これらのデータを端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４を機能させている。このように、第２の実施形態は、ナビゲーションサーバ２００にてサーバ主導で処理を行う点がその他の実施形態と異なる。
【０１１０】
［ナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型）の構成］
まず、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型）の構成の一例について、図８を参照して以下に説明する。
【０１１１】
図８に示すように、本発明の第２の実施形態のナビゲーションサーバ２００は、自律測位部１１０と位置取得部１１２と出力部（表示部１１４および音声出力部１１６）と入力部１１８と制御部１０２とを少なくとも備えた端末装置１００に通信可能に接続され、制御部２０２と記憶部２０６とを少なくとも備える。通信には、一例として、ネットワーク３００を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらナビゲーションサーバ２００および端末装置１００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【０１１２】
図８において、ナビゲーションサーバ２００は、少なくともメニュー画面を取得し、メニュー画面または表示画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させ、移動体が移動しているか否か判定し、メニュー画面が端末装置１００の表示部１１４に表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させた、地図情報に基づく表示画面を生成する等の機能を有する。
【０１１３】
なお、ナビゲーションサーバ２００における通信制御インターフェース部２０４の機能、また、端末装置１００における自律測位部１１０、位置取得部１１２、表示部１１４、音声出力部１１６、および、入力部１１８の機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１１４】
また、図８において、記憶部２０６は、ＨＤＤ等の固定ディスク装置およびＳＳＤ等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル（メニュー画面データベース２０６ａ、地図情報データベース２０６ｂ、ネットワーク情報データベース２０６ｃ、交通情報データベース２０６ｄ、案内情報データベース２０６ｅ、および、退避情報データベース２０６ｆ等）を格納する。なお、メニュー画面データベース２０６ａ、地図情報データベース２０６ｂ、ネットワーク情報データベース２０６ｃ、交通情報データベース２０６ｄ、および、案内情報データベース２０６ｅの機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１１５】
このうち、退避情報データベース２０６ｆは、制御部２０２により退避させられたメニュー画面、および、当該メニュー画面に入力された入力情報を記憶する退避情報記憶手段である。
【０１１６】
また、図８において、制御部２０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部２０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部２０２は、機能概念的に、経路探索条件受信部２０２ｃ、案内経路探索部２０２ｄ、経路案内情報生成部２０２ｅ、現在位置情報取得部２０２ｆ、メニュー画面取得部２０２ｇ、表示制御部２０２ｈ、移動判定部２０２ｉ、および、表示画面生成部２０２ｊを備える。なお、経路探索条件受信部２０２ｃ、案内経路探索部２０２ｄ、および、経路案内情報生成部２０２ｅの機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１１７】
このうち、現在位置情報取得部２０２ｆは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部２０２ｆは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を所定時間（所定周期）ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に取得してもよい。また、現在位置情報取得部２０２ｆは、端末装置１００の位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号を端末装置１００から受信し、当該位置情報信号から算出した位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部２０２ｆは、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を受信し、当該位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【０１１８】
また、メニュー画面取得部２０２ｇは、ナビゲーションに関するメニュー画面を取得するメニュー画面取得手段である。ここで、メニュー画面取得部２０２ｇは、メニュー画面データベース２０６ａに記憶されたメニュー画面を取得してもよい。また、メニュー画面取得部２０２ｇは、退避情報データベース２０６ｆに記憶されたメニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を取得してもよい。
【０１１９】
また、表示制御部２０２ｈは、メニュー画面または表示画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御手段である。ここで、表示制御部２０２ｈは、メニュー画面を端末装置１００の表示部１１４に表示させている際に、移動判定部２０２ｉにより移動体が移動していると判定された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を所定期間端末装置１００の表示部１１４に表示された後に、制御部２０２により生成された表示画面を端末装置１００へ送信することにより、メニュー画面を退避させた地図情報に基づく表示画面を端末装置１００の表示部１１４に表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｈは、復帰指示領域を含む表示画面を端末装置１００の表示部１１４に表示させている際に、端末装置１００の入力部１１８を介して当該復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該メニュー画面を表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｈは、更に、メニュー画面または表示画面に対応した音声データ（例えば、案内情報データベース２０６ｅに記憶された音声案内情報等）を端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の音声出力部１１６を介して当該音声データを出力させてもよい。
【０１２０】
また、移動判定部２０２ｉは、端末装置１００が搭載された移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段である。ここで、移動判定部２０２ｉは、端末装置１００の自律測位部１１０にて検出された端末装置１００の変化量、および／または、端末装置１００の位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号を端末装置１００から受信し、当該変化量および／または当該位置情報信号に基づき、当該端末装置１００が搭載された移動体が移動している（停止していない）か否か判定してもよい。
【０１２１】
また、表示画面生成部２０２ｊは、表示制御部２０２ｈによりメニュー画面が端末装置１００の表示部１１４に表示されている際に、移動判定部２０２ｉにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させた、地図情報データベース２０６ｂに記憶された地図情報に基づく表示画面を生成する表示画面生成手段である。ここで、表示画面生成部２０２ｊは、表示制御部２０２ｈによりメニュー画面が端末装置１００の表示部１１４に表示されている際に、移動判定部２０２ｉにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報データベース２０６ｆに格納し、メニュー画面を退避させた、地図情報データベース２０６ｂに記憶された地図情報に基づく表示画面を生成してもよい。ここで、表示画面生成部２０２ｊは、退避情報データベース２０６ｆに既存のメニュー画面および入力情報が記憶されている場合、新たに格納するメニュー画面および入力情報を、既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納してもよい。また、表示画面は、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含んでいてもよい。また、表示画面生成部２０２ｊは、表示制御部２０２ｈによりメニュー画面が端末装置１００の表示部１１４に表示されている際に、移動判定部２０２ｉにより移動体が移動していると判定された場合、当該メニュー画面の一部、および、地図情報に基づく表示画面を生成してもよい。
【０１２２】
また、表示画面生成部２０２ｊは、地図情報に基づく表示画面に替えて、経路案内情報に基づく表示画面を生成してもよい。例えば、表示画面生成部２０２ｊは、メニュー画面を退避させた、経路案内情報に含まれる、経路情報、地図情報、および／または、案内情報に含まれるＴＢＴ等の表示案内情報に基づく表示画面を生成してもよい。また、表示画面生成部２０２ｊは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を生成してもよい。例えば、表示画面生成部２０２ｊは、表示制御部２０２ｈによりメニュー画面が端末装置１００の表示部１１４に表示されている際に、移動判定部２０２ｉにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させた、経路案内情報に含まれる地図情報上に、経路案内情報に含まれる経路情報、および／または、端末装置１００の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を生成してもよい。
【０１２３】
以上で、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の構成の一例の説明を終える。
【０１２４】
［ナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型）の処理］
次に、このように構成された第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の処理の一例について、以下に図９を参照して詳細に説明する。
【０１２５】
図９に示すように、まず、ナビゲーションサーバ２００のメニュー画面取得部２０２ｇは、メニュー画面データベース２０６ａに記憶されたナビゲーションに関するメニュー画面を取得する（ステップＳＤ−１）。ここで、メニュー画面取得部２０２ｇは、端末装置１００の電源投入時、端末装置１００における経路案内アプリケーション起動時、または、端末装置１００の利用者による端末装置１００の入力部１１８を介したメニュー画面遷移要求の入力時に、メニュー画面を取得してもよい。
【０１２６】
そして、ナビゲーションサーバ２００の表示制御部２０２ｈは、端末装置１００が搭載されている移動体が停止している場合（例えば、移動判定部２０２ｉにより当該移動体が移動していない（停止している）と判定された場合）、メニュー画面取得部２０２ｇにより取得されたメニュー画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該メニュー画面を表示させる（ステップＳＤ−２）。ここで、表示制御部２０２ｈは、更に、メニュー画面に対応した音声データを端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の音声出力部１１６を介して当該音声データを出力させてもよい。なお、表示制御部２０２ｈによるメニュー画面表示処理および音声出力処理は、ステップＳＤ−３乃至ステップＳＤ−７の処理が繰り返し行われた場合、当該処理の間継続して行ってもよい。
【０１２７】
そして、端末装置１００の制御部１０２は、利用者により入力部１１８を介して入力情報がメニュー画面に入力された場合、当該入力情報をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＤ−３）。
【０１２８】
そして、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、端末装置１００から入力情報が送信された場合、当該入力情報を受信する（ステップＳＤ−４）。
【０１２９】
そして、端末装置１００の制御部１０２は、自律測位部１１０にて検出された端末装置１００の変化量、および、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＤ−５）。
【０１３０】
そして、ナビゲーションサーバ２００の移動判定部２０２ｉは、端末装置１００から送信される変化量および位置情報信号を受信する（ステップＳＤ−６）。
【０１３１】
そして、ナビゲーションサーバ２００の移動判定部２０２ｉは、ステップＳＤ−６にて受信した変化量および／または位置情報信号に基づき、当該端末装置１００が搭載された移動体が移動しているか否か判定する（ステップＳＤ−７）。
【０１３２】
そして、ナビゲーションサーバ２００の移動判定部２０２ｉは、ステップＳＤ−７にて端末装置１００が搭載された移動体が移動していないと判定した場合（ステップＳＤ−７：Ｎｏ）、処理をステップＳＤ−４に移行させる。
【０１３３】
一方、ナビゲーションサーバ２００の表示画面生成部２０２ｊは、ステップＳＤ−７にて移動判定部２０２ｉにより端末装置１００が搭載された移動体が移動していると判定された場合（ステップＳＤ−７：Ｙｅｓ）、メニュー画面、および、ステップＳＤ−４にて制御部２０２により受信された当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報データベース２０６ｆに既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納し、メニュー画面を退避させた、地図情報データベース２０６ｂに記憶された、現在位置情報取得部２０２ｆにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報に基づく表示画面を生成する（ステップＳＤ−８）。ここで、表示画面は、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含んでいてもよい。また、表示画面生成部２０２ｊは、メニュー画面の一部、および、地図情報に基づく表示画面を生成してもよい。また、表示画面生成部２０２ｊは、経路案内実行中である場合、メニュー画面、および、制御部２０２により受信された当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報データベース２０６ｆに既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納し、メニュー画面を退避させた、経路案内情報生成部２０２ｅにより生成された経路案内情報に含まれる地図情報上に、経路案内情報生成部２０２ｅにより生成された経路案内情報に含まれる経路情報、および／または、現在位置情報取得部２０２ｆにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を生成してもよい。また、表示画面生成部２０２ｊは、更に、経路案内情報生成部２０２ｅにより生成された経路案内情報に含まれる案内情報に含まれるＴＢＴ等の表示案内情報に基づく表示画面を生成してもよい。
【０１３４】
そして、ナビゲーションサーバ２００の表示制御部２０２ｈは、表示画面生成部２０２ｊにより生成された表示画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該表示画面を表示させる（ステップＳＤ−９）。ここで、表示制御部２０２ｈは、一部の項目を非活性化したメニュー画面を所定期間端末装置１００の表示部１１４に表示された後に、表示画面生成部２０２ｊにより生成された表示画面を端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の表示部１１４に当該表示画面を表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｈは、復帰指示領域を含む表示画面を端末装置１００の表示部１１４に表示させている際に、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して当該復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該メニュー画面を表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｈは、更に、表示画面に対応した音声データを端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の音声出力部１１６を介して当該音声データを出力させてもよい。なお、表示制御部２０２ｈによる表示画面表示処理および音声出力処理は、ステップＳＤ−１０乃至ステップＳＤ−１２の処理が繰り返し行われた場合、当該処理の間継続して行ってもよい。
【０１３５】
そして、端末装置１００の制御部１０２は、自律測位部１１０にて検出された端末装置１００の変化量、および、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＤ−１０）。
【０１３６】
そして、ナビゲーションサーバ２００の移動判定部２０２ｉは、端末装置１００から送信される変化量および位置情報信号を受信する（ステップＳＤ−１１）。
【０１３７】
そして、ナビゲーションサーバ２００の移動判定部２０２ｉは、ステップＳＤ−１１にて受信した変化量および／または位置情報信号に基づき、当該端末装置１００が搭載された移動していた移動体が移動していない（停止している）か否か判定する（ステップＳＤ−１２）。
【０１３８】
そして、ナビゲーションサーバ２００の移動判定部２０２ｉは、ステップＳＤ−１２にて端末装置１００が搭載された移動していた移動体が停止していないと判定した場合（ステップＳＤ−１２：Ｎｏ）、処理をステップＳＤ−１１に移行させる。
【０１３９】
一方、ナビゲーションサーバ２００のメニュー画面取得部２０２ｇは、ステップＳＤ−１２にて移動判定部２０２ｉにより端末装置１００が搭載された移動していた移動体が停止していると判定された場合（ステップＳＤ−１２：Ｙｅｓ）、退避情報データベース２０６ｆに記憶された、ステップＳＤ−８にて表示画面生成部２０２ｊにより直前に退避させられたメニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を取得する（ステップＳＤ−１３）。
【０１４０】
そして、ナビゲーションサーバ２００の表示制御部２０２ｈは、ステップＳＤ−１３にてメニュー画面取得部２０２ｇにより取得された入力情報が入力されたメニュー画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該入力情報が入力されたメニュー画面を復元して表示させ（ステップＳＤ−１４）、処理を終了する。
【０１４１】
以上で、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の処理の一例の説明を終える。
【０１４２】
［第３の実施形態］
続いて、本発明の第３の実施形態（ナビゲーション装置４００（スタンドアローン型））について、図１０および図１１を参照して以下に説明する。ここで、図１０は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。また、図１１は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例を示すフローチャートである。
【０１４３】
なお、第３の実施形態においては、全ての機能をナビゲーション装置４００に集約し、ナビゲーションサーバ２００に接続することなく、メニュー画面を表示部４１４に表示させ、移動体が移動しているか否か判定し、メニュー画面が表示部４１４に表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させる等の機能を有する。このように、第３の実施形態は、ナビゲーション装置４００がスタンドアローン型に構成され単独で処理を行う点がその他の実施形態と異なる。
【０１４４】
［ナビゲーション装置４００（スタンドアローン型）の構成］
まず、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００（スタンドアローン型）の構成の一例について、図１０を参照して以下に説明する。
【０１４５】
図１０に示すように、本発明の第３の実施形態のナビゲーション装置４００は、自律測位部４１０と位置取得部４１２と出力部（表示部４１４および音声出力部４１６）と入力部４１８と制御部４０２と記憶部４０６とを少なくとも備える。これらナビゲーション装置４００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されてもよい。ナビゲーション装置４００は、例えば、ＰＮＤ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｎａｖｉｇａｔｉｏｎ Ｄｅｖｉｃｅ）等の各種ナビゲーション端末、ノート型のパーソナルコンピュータ等の各種情報処理装置、または、携帯電話やＰＨＳやＰＤＡ等の携帯端末装置等であってもよい。
【０１４６】
図１０において、入出力制御インターフェース部４０８、自律測位部４１０、位置取得部４１２、表示部４１４、音声出力部４１６、および、入力部４１８の各機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、記憶部４０６の各部（メニュー画面データベース４０６ａ、地図情報データベース４０６ｂ、ネットワーク情報データベース４０６ｃ、交通情報データベース４０６ｄ、案内情報データベース４０６ｅ、および、退避情報データベース４０６ｆ等）についても、ナビゲーションサーバ２００ではなくナビゲーション装置４００に備えられている点を除き、各機能が第１または第２の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１４７】
また、制御部４０２の各部については、本実施形態のナビゲーション装置４００がスタンドアローン型であり、制御部４０２が各送信部を備えていない点を除き、各機能は第１の実施形態と基本的に同様である。
【０１４８】
また、図１０において、制御部４０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部４０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部４０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部４０２ａ、メニュー画面表示部４０２ｂ、移動判定部４０２ｃ、メニュー画面退避部４０２ｄ、案内経路探索部４０２ｅ、および、経路案内情報生成部４０２ｆを備える。
【０１４９】
このうち、現在位置情報取得部４０２ａは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部４０２ａは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を所定周期ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に取得してもよい。また、現在位置情報取得部４０２ａは、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【０１５０】
また、現在位置情報取得部４０２ａは、利用者により入力部４１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部４１８を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置（一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点）であってもよい。例えば、現在位置情報取得部４０２ａは、入力部４１８を介して利用者に表示部４１４に表示された地図情報に基づく表示画面上で指定（例えば、タッチパネル式の表示部４１４での指定操作等）させた座標をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【０１５１】
また、メニュー画面表示部４０２ｂは、メニュー画面データベース４０６ａに記憶されたメニュー画面を表示部４１４に表示させるメニュー画面表示手段である。ここで、メニュー画面表示部４０２ｂは、制御部４０２により移動していた移動体が停止していると判定された場合、メニュー画面を表示部４１４に表示させてもよい。ここで、移動体とは、自動車、自動二輪車、原動付自転車、自転車、船、または、航空機等のナビゲーション装置４００の利用者が乗車、搭乗、運転、または、操縦等する交通手段であってもよい。また、メニュー画面表示部４０２ｂは、制御部４０２により移動していた移動体が停止していると判定された場合、退避情報データベース４０６ｆに記憶された、制御部４０２により退避させられたメニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面表示部４０２ｂは、メニュー画面を表示部４１４に表示させている際に、制御部４０２により移動体が移動していると判定された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示部４１４に所定期間表示させてもよい。ここで、非活性化とは、メニュー画面に含まれるアイコン等の項目の入力部４１８を介した選択、および、テキストボックスへの入力部４１８を介した文字入力等ができないようにすることであってもよい。また、メニュー画面表示部４０２ｂは、入力部４１８を介して一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示部４１４に表示させてもよい。ここで、復帰指示領域は、入力部４１８を介して選択可能なアイコン等の項目であってもよい。
【０１５２】
また、移動判定部４０２ｃは、ナビゲーション装置４００が搭載された移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段である。ここで、移動判定部４０２ｃは、自律測位部４１０にて検出されたナビゲーション装置４００の変化量、および／または、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号に基づき、当該ナビゲーション装置４００が搭載された移動体が移動している（停止していない）か否か判定してもよい。
【０１５３】
また、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂによりメニュー画面が表示部４１４に表示されている際に、移動判定部４０２ｃにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させるメニュー画面退避手段である。ここで、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂによりメニュー画面が表示部４１４に表示されている際に、移動判定部４０２ｃにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、当該メニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報データベース４０６ｆに格納し、地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。ここで、メニュー画面退避部４０２ｄは、退避情報データベース４０６ｆに既存のメニュー画面および入力情報が記憶されている場合、新たに格納するメニュー画面および入力情報を、既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納してもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂによりメニュー画面が表示部４１４に表示させている際に、移動判定部４０２ｃにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面表示部４０２ｂにより一部の項目を非活性化したメニュー画面が所定期間表示部４１４に表示された後に、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、更に、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂによりメニュー画面が表示部４１４に表示されている際に、移動判定部４０２ｃにより移動体が移動していると判定された場合、当該メニュー画面の一部、および、地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。
【０１５４】
また、メニュー画面退避部４０２ｄは、地図情報に基づく表示画面に替えて、経路案内情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。例えば、メニュー画面退避部４０２ｄは、経路案内情報に含まれる、経路情報、地図情報、および／または、案内情報に含まれるＴＢＴ等の表示案内情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、更に、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。例えば、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂによりメニュー画面が表示部４１４に表示されている際に、移動判定部４０２ｃにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、経路案内情報に含まれる地図情報上に、経路案内情報に含まれる経路情報、および／または、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、経路案内情報を音声出力部４１６を介して出力させてもよい。例えば、メニュー画面退避部４０２ｄは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた音声案内情報を、音声出力部４１６を介して出力させてもよい。
【０１５５】
また、案内経路探索部４０２ｅは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、ネットワーク情報データベース４０６ｃに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内経路に関する経路情報を生成する案内経路探索手段である。ここで、案内経路探索部４０２ｅは、更に、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース４０６ｄに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。また、案内経路探索部４０２ｅは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース４０６ｄに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ｃに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｅは、経由地を経由した案内経路を探索してもよい。また、経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｅは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内経路を探索してもよい。なお、経路探索条件は、入力部４１８を介して入力されたものであってもよい。
【０１５６】
また、経路案内情報生成部４０２ｆは、経路情報を少なくとも含む経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段である。ここで、経路案内情報は、更に、地図情報データベース４０６ｂに記憶された、案内経路を含む地図の地図情報を含んでいてもよい。また、経路案内情報は、更に、案内情報データベース４０６ｅに記憶された、案内経路上において出力される案内情報（表示案内情報および音声案内情報等）を含んでいてもよい。
【０１５７】
以上で、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の構成の一例の説明を終える。
【０１５８】
［ナビゲーション装置４００（スタンドアローン型）の処理］
次に、このように構成された第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例について、以下に図１１を参照して詳細に説明する。
【０１５９】
図１１に示すように、まず、メニュー画面表示部４０２ｂは、ナビゲーション装置４００が搭載されている移動体（車両）が停止している場合（例えば、移動判定部４０２ｃにより当該移動体が移動していない（停止している）と判定された場合）、メニュー画面データベース４０６ａに記憶されたメニュー画面を表示部４１４に表示させる（ステップＳＥ−１）。ここで、メニュー画面表示部４０２ｂは、ナビゲーション装置４００の電源投入時、ナビゲーション装置４００における経路案内アプリケーション起動時、または、ナビゲーション装置４００の利用者によるナビゲーション装置４００の入力部４１８を介したメニュー画面遷移要求の入力時に、メニュー画面を表示部４１４に表示させてもよい。なお、メニュー画面表示部４０２ｂによるメニュー画面表示処理は、ステップＳＥ−２の処理が繰り返し行われた場合、当該処理の間継続して行ってもよい。
【０１６０】
そして、移動判定部４０２ｃは、自律測位部４１０にて検出されたナビゲーション装置４００の変化量、および／または、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号に基づき、当該ナビゲーション装置４００が搭載された移動体が移動しているか否か判定する（ステップＳＥ−２）。
【０１６１】
そして、移動判定部４０２ｃは、ステップＳＥ−２にてナビゲーション装置４００が搭載された移動体が移動していないと判定した場合（ステップＳＥ−２：Ｎｏ）、処理をステップＳＥ−１に移行させる。
【０１６２】
一方、メニュー画面退避部４０２ｄは、ステップＳＥ−２にて移動判定部４０２ｃによりナビゲーション装置４００が搭載された移動体が移動していると判定された場合（ステップＳＥ−２：Ｙｅｓ）、メニュー画面表示部４０２ｂにより表示部４１４に表示されたメニュー画面を退避させ、当該メニュー画面、および、利用者により入力部４１８を介して当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報データベース４０６ｆに既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納し、地図情報データベース４０６ｂに記憶された、現在位置情報取得部４０２ａにより取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置４００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させる（ステップＳＥ−３）。ここで、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂにより一部の項目を非活性化したメニュー画面が所定期間表示部４１４に表示された後に、メニュー画面を退避させ、地図情報データベース４０６ｂに記憶された地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、更に、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。ここで、メニュー画面表示部４０２ｂは、メニュー画面退避部４０２ｄにより復帰指示領域を含む表示画面が表示部４１４に表示されている際に、入力部４１８を介して当該復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂにより表示部４１４に表示されていたメニュー画面の一部、および、地図情報データベース４０６ｂに記憶された地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。
【０１６３】
また、メニュー画面退避部４０２ｄは、経路案内実行中である場合、メニュー画面表示部４０２ｂにより表示部４１４に表示されたメニュー画面を退避させ、当該メニュー画面、および、利用者により入力部４１８を介して当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報データベース４０６ｆに既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納し、経路案内情報生成部４０２ｆにより生成された経路案内情報に含まれる地図情報上に、経路案内情報生成部４０２ｆにより生成された経路案内情報に含まれる経路情報、および／または、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を表示部４１４に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。ここで、メニュー画面退避部４０２ｄは、更に、経路案内情報生成部４０２ｆにより生成された経路案内情報に含まれる案内情報に含まれるＴＢＴ等の表示案内情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、経路案内情報生成部４０２ｆにより生成された経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた音声案内情報を、音声出力部４１６を介して出力させてもよい。なお、メニュー画面退避部４０２ｄによる表示画面表示処理および音声出力処理は、ステップＳＥ−４の処理が繰り返し行われた場合、当該処理の間継続して行ってもよい。
【０１６４】
そして、移動判定部４０２ｃは、自律測位部４１０にて検出されたナビゲーション装置４００の変化量、および／または、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号に基づき、当該ナビゲーション装置４００が搭載された移動していた移動体が移動していない（停止している）か否か判定する（ステップＳＥ−４）。
【０１６５】
そして、移動判定部４０２ｃは、ステップＳＥ−４にてナビゲーション装置４００が搭載された移動していた移動体が停止していないと判定した場合（ステップＳＥ−４：Ｎｏ）、処理をステップＳＥ−３に移行させる。
【０１６６】
一方、メニュー画面表示部４０２ｂは、ステップＳＥ−４にて移動判定部４０２ｃによりナビゲーション装置４００が搭載された移動していた移動体が停止していると判定された場合（ステップＳＥ−４：Ｙｅｓ）、退避情報データベース４０６ｆに記憶された、ステップＳＥ−３にてメニュー画面退避部４０２ｄにより直前に退避させられた入力情報が入力されたメニュー画面を復元して表示部４１４に表示させ（ステップＳＥ−５）、処理を終了する。
【０１６７】
以上で、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例の説明を終える。
【０１６８】
［他の実施の形態］
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
【０１６９】
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【０１７０】
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【０１７１】
また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【０１７２】
例えば、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００の各装置が備える処理機能、特に制御部１０２、制御部２０２、および、制御部４０２にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）および当該ＣＰＵにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に機械的に読み取られる。すなわち、ＲＯＭまたはＨＤＤなどの記憶部１０６、記憶部２０６、および、記憶部４０６などには、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）として協働してＣＰＵに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、ＲＡＭにロードされることによって実行され、ＣＰＵと協働して制御部を構成する。
【０１７３】
また、このコンピュータプログラムは、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に対して任意のネットワーク３００を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【０１７４】
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、ＵＳＢメモリ、ＳＤカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯ、ＤＶＤ、および、Ｂｌｕ−ｒａｙ Ｄｉｓｃ等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【０１７５】
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【０１７６】
記憶部１０６、記憶部２０６、および、記憶部４０６に格納される各種のデータベース等（退避情報ファイル１０６ａ、経路案内情報ファイル１０６ｂ、メニュー画面データベース２０６ａ、地図情報データベース２０６ｂ、ネットワーク情報データベース２０６ｃ、交通情報データベース２０６ｄ、案内情報データベース２０６ｅ、退避情報データベース２０６ｆ、メニュー画面データベース４０６ａ、地図情報データベース４０６ｂ、ネットワーク情報データベース４０６ｃ、交通情報データベース４０６ｄ、案内情報データベース４０６ｅ、および、退避情報データベース４０６ｆ）は、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【０１７７】
また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア（プログラム、データ等を含む）を実装することにより実現してもよい。
【０１７８】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【０１７９】
以上詳述したように、本発明によれば、メニュー画面操作時に車両が走行状態になった場合、メニュー画面を退避させて地図表示を行い、当該車両が停止した場合、退避していたメニュー画面を復元してメニュー操作を可能とさせるように表示制御を行うことができるナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することができるので、ナビゲーションを支援する情報機器や情報処理分野などの様々な分野において極めて有用である。
【符号の説明】
【０１８０】
１００ 端末装置
１０２ 制御部
１０２ａ 現在位置情報取得部
１０２ｂ メニュー画面受信部
１０２ｃ メニュー画面表示部
１０２ｄ 移動判定部
１０２ｅ 地図情報受信部
１０２ｆ メニュー画面退避部
１０２ｇ 経路探索条件送信部
１０４ 通信制御インターフェース部
１０６ 記憶部
１０６ａ 退避情報ファイル
１０６ｂ 経路案内情報ファイル
１０８ 入出力制御インターフェース部
１１０ 自律測位部
１１２ 位置取得部
１１４ 表示部
１１６ 音声出力部
１１８ 入力部
２００ ナビゲーションサーバ
２０２ 制御部
２０２ａ メニュー画面送信部
２０２ｂ 地図情報送信部
２０２ｃ 経路探索条件受信部
２０２ｄ 案内経路探索部
２０２ｅ 経路案内情報生成部
２０２ｆ 現在位置情報取得部
２０２ｇ メニュー画面取得部
２０２ｈ 表示制御部
２０２ｉ 移動判定部
２０２ｊ 表示画面生成部
２０４ 通信制御インターフェース部
２０６ 記憶部
２０６ａ メニュー画面データベース
２０６ｂ 地図情報データベース
２０６ｃ ネットワーク情報データベース
２０６ｄ 交通情報データベース
２０６ｅ 案内情報データベース
２０６ｆ 退避情報データベース
３００ ネットワーク
４００ ナビゲーション装置
４０２ 制御部
４０２ａ 現在位置情報取得部
４０２ｂ メニュー画面表示部
４０２ｃ 移動判定部
４０２ｄ メニュー画面退避部
４０２ｅ 案内経路探索部
４０２ｆ 経路案内情報生成部
４０６ 記憶部
４０６ａ メニュー画面データベース
４０６ｂ 地図情報データベース
４０６ｃ ネットワーク情報データベース
４０６ｄ 交通情報データベース
４０６ｅ 案内情報データベース
４０６ｆ 退避情報データベース
４０８ 入出力制御インターフェース部
４１０ 自律測位部
４１２ 位置取得部
４１４ 表示部
４１６ 音声出力部
４１８ 入力部
５００ 位置発信装置
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来から、ナビゲーション装置の表示制御を行う技術が開示されている。
【０００３】
例えば、特許文献１に記載の車両用情報表示装置においては、複数のメニュー項目を画面の所定のスペースに表示し、車両走行時に、選択不可となるメニュー項目と、選択可能なメニュー項目とで表示形態を変更して表示する技術が開示されている。また、当該車両用情報表示装置においては、メニュー項目操作中に車両の走行状態が検出された場合、メニュー項目のうち選択不可となる項目については表示状態を固定し、選択禁止させる技術が開示されている。また、当該車両用情報表示装置においては、メニュー項目内に地図表示用のルート案内ボタンを含んでおり、ユーザにより当該ルート案内ボタンが選択されることにより操作途中のメニュー操作を終了し、車両付近の地図を表示してナビゲーションを開始・再開させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特開２００８−４０５９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に記載の従来の車両用情報表示装置おいては、車両走行中に操作が規制されるメニュー項目の操作中に車両走行状態になった場合、そのままメニュー項目の表示が固定状態になる、または、ユーザによるルート案内ボタンの選択により当該メニュー項目の操作を中断して地図表示を行うかの２者択一となっていた。そのため、当該従来の車両用情報表示装置おいては、車両走行中にしばらく地図が見られない、または、車両が停止してから再度メニュー項目を最初から操作し直すことになり、ユーザにとって使い勝手が悪いものになるという問題があった。また、当該従来の車両用情報表示装置においては、車両停車時にメニューを選択した場合、地図を隠すように下位の階層のメニュー項目が表示されていた。このため、当該従来の車両用情報表示装置においては、この状態で車両が走行状態に入ると地図を隠すようにメニュー項目の表示が固定状態になり、地図を見ることができなくなることで、ユーザにとって使い勝手が悪いものになるという問題点を有していた。
【０００６】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、メニュー画面操作時に車両が走行状態になった場合、メニュー画面を退避させて地図表示を行い、当該車両が停止した場合、退避していたメニュー画面を復元してメニュー操作を可能とさせるように表示制御を行うことができるナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
このような目的を達成するため、本発明のナビゲーション装置は、表示部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、移動体に搭載されたナビゲーション装置であって、上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部は、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示手段と、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避手段と、を備えたことを特徴とする。
【０００８】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記メニュー画面表示手段は、上記移動判定手段により移動していた上記移動体が停止していると判定された場合、上記メニュー画面を上記表示部に表示させることを特徴とする。
【０００９】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記ナビゲーション装置は、入力部を更に備え、上記記憶部は、上記メニュー画面退避手段により退避させられた上記メニュー画面、および、上記入力部を介して当該メニュー画面に入力された入力情報を記憶する退避情報記憶手段、を更に備え、上記メニュー画面退避手段は、上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、当該メニュー画面および当該メニュー画面に入力された上記入力情報を上記退避情報記憶手段に格納し、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させ、上記メニュー画面表示手段は、上記移動判定手段により移動していた上記移動体が停止していると判定された場合、上記退避情報記憶手段に記憶された、上記メニュー画面退避手段により退避させられた上記メニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を上記表示部に表示させることを特徴とする。
【００１０】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記メニュー画面表示手段は、上記メニュー画面を上記表示部に表示させている際に、上記移動判定手段により移動体が移動していると判定された場合、一部の項目を非活性化した上記メニュー画面を上記表示部に所定期間表示させ、上記メニュー画面退避手段は、当該所定期間後に、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させることを特徴とする。
【００１１】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記ナビゲーション装置は、入力部を更に備え、上記メニュー画面退避手段は、更に、一部の項目を非活性化した上記メニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む上記表示画面を上記表示部に表示させ、上記メニュー画面表示手段は、上記入力部を介して上記復帰指示領域が選択された場合、上記一部の項目を非活性化したメニュー画面を上記表示部に表示させることを特徴とする。
【００１２】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記メニュー画面退避手段は、上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、当該メニュー画面の一部、および、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させることを特徴とする。
【００１３】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記メニュー画面は、所定の操作によりメインメニューから遷移したメニューに関する上記表示画面であることを特徴とする。
【００１４】
また、本発明のナビゲーションシステムは、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を表示部に表示させるメニュー画面表示手段と、移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１５】
また、本発明のナビゲーションシステムは、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、表示部と制御部とを少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムであって、上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記ナビゲーションサーバの上記制御部は、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記端末装置に送信するメニュー画面送信手段と、上記地図情報記憶手段に記憶された上記端末装置における表示対象の上記地図の上記地図情報を上記端末装置に送信する地図情報送信手段と、を備え、上記端末装置の上記制御部は、上記ナビゲーションサーバから送信される上記メニュー画面を受信するメニュー画面受信手段と、上記メニュー画面受信手段により受信された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示手段と、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、上記ナビゲーションサーバから送信される上記地図情報を受信する地図情報受信手段と、上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報受信手段により受信された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１６】
また、本発明のナビゲーションサーバは、表示部を少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバであって、上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部は、上記メニュー画面を取得するメニュー画面取得手段と、上記メニュー画面または表示画面を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記表示部に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御手段と、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、上記表示制御手段により上記メニュー画面が上記端末装置の上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させた、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく上記表示画面を生成する表示画面生成手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１７】
また、本発明のナビゲーション方法は、表示部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、移動体に搭載されたナビゲーション装置において実行されるナビゲーション方法であって、上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部において実行される、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、を含むことを特徴とする。
【００１８】
また、本発明のナビゲーション方法は、ナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記ナビゲーションシステムは、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、メニュー画面表示手段と、移動判定手段と、メニュー画面退避手段と、を備え、上記メニュー画面表示手段が、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、上記移動判定手段が、移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記メニュー画面退避手段が、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、を含むことを特徴とする。
【００１９】
また、本発明のナビゲーション方法は、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、表示部と制御部とを少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記端末装置に送信するメニュー画面送信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記メニュー画面を受信するメニュー画面受信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記メニュー画面受信ステップにて受信された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記地図情報記憶手段に記憶された上記端末装置における表示対象の上記地図の上記地図情報を上記端末装置に送信する地図情報送信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記地図情報を受信する地図情報受信ステップと、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報受信ステップにて受信された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２０】
また、本発明のナビゲーション方法は、表示部を少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部において実行される、上記メニュー画面を取得するメニュー画面取得ステップと、上記メニュー画面または表示画面を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記表示部に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御ステップと、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記表示制御ステップにて上記メニュー画面が上記端末装置の上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させた、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく上記表示画面を生成する表示画面生成ステップと、を含むことを特徴とする。
【００２１】
また、本発明のプログラムは、表示部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、移動体に搭載されたナビゲーション装置に実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、を実行させることを特徴とする。
【００２２】
また、本発明のプログラムは、ナビゲーションサーバに通信可能に接続された、表示部と制御部とを少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に実行させるためのプログラムであって、上記制御部において、上記ナビゲーションサーバから送信されるナビゲーションに関するメニュー画面を受信するメニュー画面受信ステップと、上記メニュー画面受信ステップにて受信された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記ナビゲーションサーバから送信される表示対象の地図の地図情報を受信する地図情報受信ステップと、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報受信ステップにて受信された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、を実行させることを特徴とする。
【００２３】
また、本発明のプログラムは、表示部を少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記メニュー画面を取得するメニュー画面取得ステップと、上記メニュー画面または表示画面を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記表示部に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御ステップと、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、上記表示制御ステップにて上記メニュー画面が上記端末装置の上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させた、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく上記表示画面を生成する表示画面生成ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【００２４】
この発明によれば、メニュー画面を表示させ、移動体が移動しているか否か判定し、メニュー画面が表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示させるので、走行状態に応じて、適切にメニュー表示制御することができるという効果を奏する。また、この発明によれば、走行状態によって、メニューと地図情報の表示切り換えを行っているので、メニュー領域と地図表示領域を共存させる場合に比べて、メニュー領域または地図表示領域を多めに使用することが可能となるという効果を奏する。
【００２５】
また、この発明によれば、移動していた移動体が停止していると判定された場合、メニュー画面を表示させるので、走行状態ではメニューを退避状態にして地図を表示させ、走行状態が終わるとメニューを復帰させるようにしたので、走行中に地図が見られない、または、見づらくなることがなく、かつ、走行状態が終わってから再度メニューを最初から操作する必要もないという効果を奏する。
【００２６】
また、この発明によれば、メニュー画面が表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、当該メニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を格納し、地図情報に基づく表示画面を表示させ、移動していた移動体が停止していると判定された場合、退避させられたメニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を表示させるので、走行状態となることにより地図表示した後に、またメニュー画面に検索キーワード等入力し直さなくていいという効果を奏する。
【００２７】
また、この発明によれば、メニュー画面を表示させている際に、移動体が移動していると判定された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を所定期間表示させ、当該所定期間後に、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示させるので、移動体の走行が開始して暫くは、走行状態でも選択可能な項目だけを残してユーザに選択させることができるという効果を奏する。
【００２８】
また、この発明によれば、更に、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む表示画面を表示させ、復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示させるので、同乗者がこれを操作すると走行状態でも同乗者が簡単に選択可能な項目だけ表示することができるという効果を奏する。
【００２９】
また、この発明によれば、メニュー画面が表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、当該メニュー画面の一部、および、地図情報に基づく表示画面を表示させるので、時間が経過しても地図情報表示に遷移前の状況を把握しておくことができるという効果を奏する。
【００３０】
また、この発明によれば、メニュー画面は、所定の操作によりメインメニューから遷移したメニューに関する表示画面であるので、階層構造で構成されたメニュー画面のどこが表示されている場合でも、移動体停止後に退避していたメニュー画面を復帰させ、メニュー機能を継続して使用することができるという効果を奏する。
【００３１】
なお、上記において、本発明のナビゲーション装置を一例に効果の説明をしたが、端末装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムにおいても同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【００３２】
【図１】図１は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図２】図２は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【図３】図３は、本実施形態におけるメニュー画面の一例を示す図である。
【図４】図４は、本実施形態におけるメニュー画面の一例を示す図である。
【図５】図５は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【図６】図６は、本実施形態における表示画面遷移の一例を示す図である。
【図７】図７は、本実施形態における表示画面遷移の一例を示す図である。
【図８】図８は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバの構成の一例を示すブロック図である。
【図９】図９は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバの処理の一例を示すフローチャートである。
【図１０】図１０は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図１１】図１１は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００３３】
以下に、本発明にかかるナビゲーションシステム、端末装置、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、および、プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【００３４】
以下、本発明の構成および処理について、第１の実施形態（ナビゲーションシステム）、第２の実施形態（ナビゲーションサーバ（サーバ主導型））、第３の実施形態（ナビゲーション装置（スタンドアローン型））の順にて詳細に説明する。
【００３５】
［第１の実施形態］
最初に、本発明の第１の実施形態（ナビゲーションシステム）について、図１乃至図７を参照して以下に説明する。但し、以下に示す第１の実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのナビゲーションシステムを例示するものであって、本発明をこのナビゲーションシステムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のナビゲーションシステムにも等しく適用し得るものである。例えば、第１の実施形態で例示するナビゲーションシステムにおけるサーバ側と端末側の機能分散の形態は以下に限られず、同様の効果や機能を奏し得る範囲において、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【００３６】
［ナビゲーションシステムの構成］
まず、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例について、図１を参照して以下に説明する。ここで、図１は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。なお、本実施形態においては、通信型のナビゲーションを提供するナビゲーションシステムを具体例として説明するが、本発明はこれに限ることなく、スタンドアローンタイプのナビゲーションシステムなどにも適用可能である。
【００３７】
図１に示すように、第１の実施形態のナビゲーションシステムは、概略的に、地図情報提供および経路探索等を行うことができるナビゲーションサーバ２００、および、単数または複数の経路案内アプリケーションおよび乗換案内アプリケーション等を搭載した端末装置１００、を通信可能に接続して構成される。ここで、図１に示すように、通信には、一例として、ネットワーク３００を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらナビゲーションシステムの各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【００３８】
図１に示すように、第１の実施形態のナビゲーションシステムにおいて、ナビゲーションサーバ２００は、概略的に、制御部２０２と記憶部２０６とを少なくとも備えており、端末装置１００は、自律測位部１１０と位置取得部１１２と出力部（表示部１１４および音声出力部１１６）と入力部１１８と制御部１０２と記憶部１０６とを少なくとも備える。
【００３９】
［ナビゲーションサーバ２００の構成］
ここで、図１において、ナビゲーションサーバ２００は、メニュー画面を端末装置１００に送信し、端末装置１００における表示対象の地図の地図情報を端末装置１００に送信する等の機能を有する。ナビゲーションサーバ２００は、通信制御インターフェース部２０４を介してネットワーク３００を経由し、端末装置１００と相互に通信可能に接続されており、制御部２０２と記憶部２０６とを備える。制御部２０２は、各種処理を行う制御手段である。通信制御インターフェース部２０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、ナビゲーションサーバ２００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部２０４は、端末装置１００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。記憶部２０６は、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）等の固定ディスク装置およびＳＳＤ（Ｓｏｌｉｄ Ｓｔａｔｅ Ｄｒｉｖｅ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル（メニュー画面データベース２０６ａ、地図情報データベース２０６ｂ、ネットワーク情報データベース２０６ｃ、交通情報データベース２０６ｄ、および、案内情報データベース２０６ｅ等）を格納する。
【００４０】
これら記憶部２０６の各構成要素のうち、メニュー画面データベース２０６ａは、ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段である。ここで、メニュー画面は、所定の操作によりメインメニューから遷移したメニューに関する表示画面であってもよい。また、メニュー画面は、メインメニューに関する表示画面であってもよい。また、メニュー画面は、目的地検索、自宅または目的地等への経路案内開始、案内経路または地図の表示、デジタルテレビ放送等の映像および音楽等の視聴、周辺検索等のドライブ情報検索、データ登録およびデータ転送等の各種設定、履歴確認、ならびに、ネットワーク接続などを指示するためのアイコン等の項目等のウィジェットを含んでいてもよく、文字入力を受け付けるテキストボックス等のウィジェットを含んでいてもよい。
【００４１】
また、地図情報データベース２０６ｂは、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段である。ここで、地図情報は、本発明において、例えば、縮尺に従ってメッシュ化された地図情報（例えば、ＪＩＳ規格の第１〜３次地域区画メッシュデータ、および、１００ｍメッシュデータ等）等の屋外地図情報であってもよい。また、地図情報は、全国および各地方の道路地図や路線図等の屋外地図情報を含んでいてもよい。また、地図情報は、例えば、高さ情報を持つ建築物（例えば、立体駐車場、駅、デパート、および、学校等）に関するフロア案内地図等の屋内地図情報を更に含んでいてもよい。
【００４２】
また、地図情報は、地図上に表示される地物（例えば、ビルや住宅や駅等の建造物、道路、線路、橋、トンネル、等高線、海岸線や湖岸線等の水涯線、海、河川、湖、池、沼、公園や屋外施設等の場地、行政界、行政区域、および、街区等）の形状についての形状データ、地図上に表示される注記（例えば、地名、住所、電話番号、店や公園や駅等の施設名称、名所や旧跡や河川や湖や湾や山や森林等の俗称を含む名称、道路や橋やトンネル等の名称、路線名称、地点情報、および、口コミ情報等）の注記データ、および、地図上に表示される記号（例えば、山、史跡、寺社、学校、病院、工場および墓地等の地図記号、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、レストラン、銀行および郵便局等の店舗記号、道路上の信号、有料道路の出入口、料金所、サービスエリア、パーキングエリアおよびインターチェンジ等の記号、駐車場、駅、ホテル、美術館および博物館等の施設記号、ならびに、口コミ地点記号等）の記号データ等のデータを含んでいてもよい。
【００４３】
また、地図情報に含まれる屋内地図情報は、施設等の構内における屋内経路についての構内経路データを含んでいてもよい。ここで、構内経路データとは、駅等の構内における移動経路データと、当該移動経路を含む地図（施設案内図）の地図情報と、に少なくとも基づくデータであってもよい。例えば、構内経路データは、施設案内図に移動経路が引いてある画像データであってもよい。また、例えば、構内経路データは、更に、移動経路を説明するメッセージデータを含んでいてもよい。ここで、移動経路データに基づく移動経路とは、施設内で複数の交通機関の乗換えをする場合の改札口等を結ぶ最適経路（例えば、最短経路またはバリアフリー経路等）であってもよい。
【００４４】
また、屋外地図情報および屋内地図情報は、ラスタ形式およびベクタ形式等の地図描画用の画像データであってもよい。これら屋外地図情報および屋内地図情報は、地図情報データベース２０６ｂに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的にネットワーク３００を介して最新のデータを外部機器（例えば、地図情報を提供する地図提供サーバなど）等からダウンロードして地図情報データベース２０６ｂに記憶された屋外地図情報および屋内地図情報をアップデートしてもよい。
【００４５】
また、ネットワーク情報データベース２０６ｃは、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段である。ここで、ネットワーク情報データベース２０６ｃに記憶されるネットワーク情報は、道路ネットワーク情報、路線網ネットワーク情報、および、施設内ネットワーク情報を含んでいてもよい。これらネットワーク情報は、ネットワーク情報データベース２０６ｃに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的にネットワーク３００を介して最新のデータを外部機器（例えば、地図情報を提供する地図提供サーバなど）等からダウンロードしてネットワーク情報データベース２０６ｃに記憶されたネットワーク情報をアップデートしてもよい。
【００４６】
ここで、ネットワーク情報に含まれる道路ネットワーク情報は、道路網を規定するネットワーク情報であり、例えば、交差点等の道路網表現上の結節点であるノードのノードデータと、ノード間の道路区間であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、ノードデータには、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称、緯度経度高度等の位置座標、ノード種別、接続するリンク本数、接続ノード番号、および、交差点名称等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、道路の種別、国道や県道や市道等の路線番号、重用する路線情報、リンクの存在する行政区域の属性情報、リンク長（例えば、距離等）、道路供用状況、異常気象時通行規制区間、車重制限、車両高さ制限、幅員、道路幅員区分、レーン情報（例えば、車線数、路線バス専用通行帯、二輪専用通行帯、および二輪・軽車両専用通行帯等の専用通行帯、路線バス等優先通行帯、車両通行区分、ならびに、進行方向別通行区分などについての車両通行帯情報等）、制限速度、車線変更規制、高架、トンネルおよび橋等のリンク内属性、ならびに、名称等の情報を含んでいてもよい。また、道路ネットワーク情報は、利用料金データ等を含んでいてもよい。ここで、利用料金データは、自動車およびオートバイ等で移動する場合に消費する燃料料金、ならびに、高速自動車国道および自動車専用道路等の有料道路の通行料金等を表す情報等であってもよい。また、道路ネットワーク情報は、自動車、オートバイ、自転車、および、徒歩等で移動する場合の経路上に存在する施設等の緯度経度情報などの位置情報等を記憶してもよい。
【００４７】
また、ネットワーク情報に含まれる路線網ネットワーク情報は、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関（例えば、公共交通機関等）の路線網を規定するネットワーク情報であり、例えば、路線網表現上の結節点であるノード（例えば、交通機関の停留地点である駅、停留場、停車場、停留所、空港、港、および、ターミナル等）のノードデータと、ノード間を接続する鉄道路線、航空路線、航路、および、バス路線等のリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、路線とは、交通機関が通過する出発地と目的地とを結ぶ線であってもよい。また、鉄道とは、ルート上に設置された固定式案内路（レール、および案内軌条など）等に誘導されて走行し、旅客や貨物等を輸送する交通機関であり、例えば、電車、市電、ロープウェイ、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等であってもよい。また、ノードデータには、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称（例えば、交通機関の停留地点の名称である駅名、停留場名、停車場名、停留所名、空港名、港名、および、ターミナルの名称等）、および、緯度経度高度などの位置座標等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、種別、リンク長（例えば、距離等）、高架、トンネルおよび橋等のリンク内属性、ならびに、名称（例えば、路線名など）等の情報を含んでいてもよい。
【００４８】
また、路線網ネットワーク情報は、交通機関の乗降場所（例えば、駅のプラットホーム等）の位置情報（例えば、緯度経度高度等）、形状情報、配置情報（例えば、島式ホームおよび相対式ホーム等）、および、属性情報（例えば、プラットホーム番号などの乗降場所の名称および識別番号等）などを含む乗降場所情報を含んでいてもよい。また、路線網ネットワーク情報は、交通機関の利用料金データを含んでいてもよい。ここで、利用料金データは、例えば、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関を利用した場合に生じる利用料金等を表す情報等であってもよい。また、路線網ネットワーク情報は、乗車位置データを含んでいてもよい。ここで、乗車位置データは、例えば、電車、市電、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等の複数の車両が連結した交通機関の乗車位置（一例として、改札口に近い車両、乗換に便利な位置の車両、混雑率の低い車両、および、女性専用車両等）を表す情報等であってもよい。
【００４９】
また、ネットワーク情報に含まれる施設内ネットワーク情報は、施設内の経路網を規定するネットワーク情報である。ここで、施設内ネットワーク情報は、例えば、建造物内の店舗、会社、事務所、およびトイレ等の出入口、エレベータおよびエスカレータの乗降口、階段の出入口、飛行機等の搭乗口、駅のプラットホーム上の電車等の乗車位置、ならびに、駅の改札口等の、通路等を接続する結節点であるノードのノードデータと、ノード間を接続する通路、階段、動く歩道、エスカレータ、および、エレベータ等であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、ノードデータには、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称（出入口名および乗降口名等）、緯度経度高度等の位置座標、ノード種別（例えば、出入口、乗降口、通路の曲がり角、および通路の分岐点等）、接続するリンク本数、および、接続ノード番号等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、リンク長、幅員、リンク種別（例えば、ノード間を接続する通路、階段、スロープ、エスカレータ、エレベータ、および動く歩道など）、および、バリアフリー化の情報を含んでいてもよい。ここで、施設とは、駅、オフィスビル、ホテル、デパート、スーパーマーケット、博物館、美術館、学校、水族館、地下通路、立体駐車場、地下駐車場、および、地下街等の屋内建造物であってもよい。また、施設とは、バスターミナル、公園、遊園地、キャンプ場、連絡通路、屋外駐車場、および、動物園等の屋外建造物であってもよい。
【００５０】
また、交通情報データベース２０６ｄは、交通情報を記憶する交通情報記憶手段である。ここで、交通情報は、交通機関の運行情報を含んでおり、例えば、鉄道運行情報、航空運行情報、船舶運行情報、および、バス運行情報等を含んでいてもよい。また、運行情報は、交通機関の時刻表情報を含んでいてもよい。ここで、時刻表情報は、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関の時刻表を表す情報である。また、時刻表情報は、更に、交通機関の行先情報（例えば、最終行先情報など）、および、交通機関の種別（例えば、特急、急行、準急、快速、快速急行、通勤特急、通勤快速、通勤急行、区間急行、区間準急、区間快速、各駅停車、および、普通など）を含む情報であってもよい。また、時刻表情報は、更に、路線上のノード（すなわち、交通機関の停留地点）における交通機関の発着時刻（例えば、出発、経由、および到着の予定時刻など）、交通機関の路線の名称、および、交通機関の路線上のノード（すなわち、交通機関の停留地点）の名称等の属性情報を含む情報であってもよい。また、時刻表情報は、交通機関の路線上のノードを結ぶ区間（例えば、一つまたは複数のリンク等）毎に対応付けられた交通機関の属性情報（例えば、種別および行先情報等）を含んでいてもよい。また、時刻表情報は、各交通機関の乗降に用いられる乗降場所の名称および識別番号（例えば、プラットホーム番号など）等の乗降場所の属性情報を含んでいてもよい。
【００５１】
また、交通情報は、道路交通情報を含んでいてもよい。ここで、道路交通情報は、渋滞発生地点や渋滞距離や道路上の二地点間の通過時間（すなわち、旅行時間など）等の渋滞情報を含んでいてもよい。また、道路交通情報は、交通障害情報や交通規制情報等を含んでいてもよい。ここで、交通規制情報は、各種の交通規制を定義するデータであり、例えば、降水量規制、積雪・凍結規制、超波規制、風速規制、および視程規制等の異常気象時通行規制、高さ規制および重量規制等の車両通行規制、道路工事や作業、道路周辺の工事に伴う工事時規制、時間帯や車種により通行できる通行帯を規制している通行帯規制および道路の損壊等による車両通行止、交通の安全を確保するために設置されるコミュニティ・ゾーン等による一般車の進入禁止、ならびに、私有地への接続路であることによる一般車の進入禁止等の情報などを含んでもよい。また、交通情報は、交通規制情報を含んでいてもよい。ここで、交通規制情報は、工事、事故、または、車両故障等により車両通行帯等が走行不能または走行困難となる通行規制情報であってもよい。また、これら交通情報は、交通情報データベース２０６ｄに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的（例えば、５分毎等）にネットワーク３００を介して最新のデータを外部システム（例えば、警察庁、ＶＩＣＳ（Ｖｅｈｉｃｌｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ａｎｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ）（登録商標）、および、ＡＴｉＳ（Ａｄｖａｎｃｅｄ Ｔｒａｆｆｉｃ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ）（登録商標）、日本道路交通情報センター（ＪＡＲＴＩＣ）（登録商標）、鉄道会社、および、交通情報配信サーバ（サービス）など）等からダウンロードして交通情報データベース２０６ｄに記憶された交通情報をアップデートしてもよい。
【００５２】
また、案内情報データベース２０６ｅは、案内情報（音声案内情報および表示案内情報等）を記憶する案内情報記憶手段である。ここで、案内情報に含まれる表示案内情報は、分岐点等における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるターンバイターン（ＴＢＴ）、および、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等であってもよく、例えば、端末装置１００の制御部１０２が表示案内を実行する際に用いられてもよい。また、案内情報に含まれる音声案内情報は、現在位置周辺に渋滞している領域があることを知らせる音声データであってもよく、渋滞箇所の案内に対応付けられた「この先渋滞しています」、分岐点等における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」、および、現在位置が目的地に近づいた場合に対応付けられた「まもなく目的地周辺です」等の音声データであってもよく、例えば、端末装置１００の制御部１０２が音声案内を実行する際に用いられてもよい。
【００５３】
また、制御部２０２は、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部２０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部２０２は、機能概念的に、メニュー画面送信部２０２ａ、地図情報送信部２０２ｂ、経路探索条件受信部２０２ｃ、案内経路探索部２０２ｄ、および、経路案内情報生成部２０２ｅを備える。
【００５４】
このうち、メニュー画面送信部２０２ａは、メニュー画面データベース２０６ａに記憶されたナビゲーションに関するメニュー画面を端末装置１００に送信するメニュー画面送信手段である。
【００５５】
また、地図情報送信部２０２ｂは、地図情報データベース２０６ｂに記憶された端末装置１００における表示対象の地図の地図情報を端末装置１００に送信する地図情報送信手段である。ここで、地図情報送信部２０２ｂは、制御部２０２により生成された経路案内情報を端末装置１００に送信してもよい。また、表示対象とは、端末装置１００の利用者の現在位置を含む範囲であってもよい。
【００５６】
また、経路探索条件受信部２０２ｃは、端末装置１００から送信される少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を受信する経路探索条件受信手段である。ここで、出発地は、端末装置１００の利用者の現在位置であってもよい。また、経路探索条件は、更に、出発時刻または到着時刻を含んでいてもよい。ここで、出発時刻は、現在時刻であってもよい。また、経路探索条件は、更に、経由地等を含んでいてもよい。また、経路探索条件は、更に、経由時刻を含んでいてもよい。また、経路探索条件は、端末装置１００の利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して入力されたものであってもよい。
【００５７】
また、案内経路探索部２０２ｄは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、ネットワーク情報データベース２０６ｃに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内経路に関する経路情報を生成する案内経路探索手段である。ここで、案内経路探索部２０２ｄは、更に、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース２０６ｄに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。また、案内経路探索部２０２ｄは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース２０６ｄに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ｃに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｄは、経由地を経由した案内経路を探索してもよい。また、経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｄは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内経路を探索してもよい。
【００５８】
また、経路案内情報生成部２０２ｅは、経路情報を少なくとも含む経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段である。ここで、経路案内情報は、更に、地図情報データベース２０６ｂに記憶された、案内経路を含む地図の地図情報を含んでいてもよい。また、経路案内情報は、更に、案内情報データベース２０６ｅに記憶された、案内経路上において出力される案内情報（表示案内情報および音声案内情報等）を含んでいてもよい。
【００５９】
［端末装置１００の構成］
また、図１において、端末装置１００は、ナビゲーションサーバ２００から送信されるメニュー画面を受信し、受信されたメニュー画面を表示部１１４に表示させ、移動体が移動しているか否か判定し、ナビゲーションサーバ２００から送信される地図情報を受信し、メニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、受信された地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させる等の機能を有する。端末装置１００は、例えば、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話、スマートフォン、ＰＨＳ、およびＰＤＡ等の携帯端末装置、および、走行経路案内等を行なうナビゲーション端末（例えば、カーナビゲーション装置など）等である。ここで、端末装置１００は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、経路案内アプリケーション、乗換案内アプリケーション、および情報検索アプリケーション等を搭載していてもよい。また、端末装置１００は、端末装置１００の変化量を検出する自律測位部１１０を備えていてもよい。また、端末装置１００は、リアルタイムに現在位置測位が行えるよう、ＧＰＳ機能やＩＭＥＳ機能等を有する位置取得部１１２を備えていてもよい。また、端末装置１００は、表示部１１４と音声出力部１１６とを少なくとも含む出力部を備えていてもよい。また、端末装置１００は、データ入力等を行う入力部１１８を備えていてもよい。
【００６０】
ここで、表示部１１４は、アプリケーション等の表示画面を表示する表示手段（例えば、液晶または有機ＥＬ等から構成されるディスプレイおよびモニタ等）であってもよい。また、音声出力部１１６は、音声データを音声として出力する音声出力手段（例えば、スピーカ等）であってもよい。また、入力部１１８は、例えば、キー入力部、タッチパネル、キーボード、およびマイク等であってもよい。また、入出力制御インターフェース部１０８は、位置取得部１１２、表示部１１４、音声出力部１１６、および、入力部１１８等の制御を行う。
【００６１】
ここで、自律測位部１１０は、端末装置１００の変化量（例えば、ベクトル量等）を検出する自律測位手段であり、速度センサ、加速度センサ、方位センサ、および、距離センサ等を備えていてもよい。ここで、自律測位部１１０は、速度センサにて検出した端末装置１００の速度を検出してもよい。また、自律測位部１１０は、加速度センサにて端末装置１００の加速度を検出してもよい。また、自律測位部１１０は、方位センサにて検出した端末装置１００の進行方向等の方位を検出してもよい。また、自律測位部１１０は、距離センサにて端末装置１００の移動距離（変位）を検出してもよい。ここで、速度センサは、レーザドップラ振動計等であってもよく、検出したドップラー効果によって生じた周波数の差等から端末装置１００の速度を検出してもよい。また、加速度センサは、機械式加速度センサ、ＦＢＧ光ファイバ式等の光学式加速度センサ、および、ＭＥＭＳ（Ｍｉｃｒｏ Ｅｌｅｃｔｒｏ Ｍｅｃｈａｎｉｃａｌ Ｓｙｓｔｅｍｓ）加速度センサ等の半導体式加速度センサなどであってもよい。また、方位センサには、端末装置１００の絶対走行方位を検出する地磁気センサおよび端末装置１００の相対走行方位を検出する光ジャイロ等が使用されてもよい。また、方位センサは、地磁気センサと加速度センサを組み合わせることで方位や傾きに関する情報を取得できる電子コンパス等であってもよい。また、距離センサは、端末装置１００が車両等の移動体に搭載された情報処理端末である場合、車軸の回転数に比例してパルス信号を発生させ、パルス信号の数量に比例した移動距離を検出してもよい。
【００６２】
ここで、位置取得部１１２は、例えば、位置発信装置５００から発信される位置情報信号を受信する信号受信手段であってもよい。ここで、位置発信装置５００は、位置情報信号（ＧＰＳ信号）を発信するＧＰＳ装置であってもよい。また、位置発信装置５００は、端末装置１００との間で無線通信を行うための装置等である基地局（例えば、携帯電話、自動車電話、および、ＰＨＳの基地局等）であってもよい。また、位置発信装置５００は、ＧＰＳ信号と類似した特徴を持つ位置情報信号を用いて屋内測位を可能とするＩＭＥＳ（Ｉｎｄｏｏｒ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｓｙｓｔｅｍ）技術を実現するＩＭＥＳ装置であってもよい。なお、ＩＭＥＳ技術は測位衛星システムである準天頂衛星の枠組みから発案されたシステムである。
【００６３】
また、位置発信装置５００は、屋外で受信したＧＰＳ信号を屋内で発信するＧＰＳリピータであってもよい。また、位置発信装置５００は、建物（例えば、立体駐車場等）内の各フロアや地下構造物（例えば、地下鉄駅、地下街、地下連絡通路、および地下駐車場等）の各所に任意に設置される小型発信装置であってもよい。なお、この小型発信装置には、設置場所に応じた自己位置情報（位置ＩＤ等）が割り振られている。そして、端末装置１００が通信可能範囲に入ると、端末装置１００は、小型発信装置から送信される自己位置情報を位置情報信号として受信する。この際の通信方式は、例えば、ＲＦＩＤ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）タグシステムやＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等の各種近距離無線方式や、赤外線通信方式等であってもよい。また、位置発信装置５００は、無線ＬＡＮのアクセスポイントであってもよい。本実施形態において、位置取得部１１２は、無線ＬＡＮ信号等を受信して、アクセスポイントの識別情報を取得してもよい。そして、制御部１０２は、位置取得部１１２にて取得したアクセスポイント固有の識別情報からアクセスポイントの位置を特定して位置情報を取得してもよい。また、本実施形態において、制御部１０２は、位置取得部１１２にて取得された位置情報信号から、緯度、経度、および、高さ情報を含む位置情報を算出してもよい。
【００６４】
また、位置取得部１１２は、更に、通信装置を備えていてもよく、端末装置１００が車載の情報処理端末である場合、各車両に搭載された当該通信装置の車車間通信から自車位置を示す位置情報を取得してもよい。また、位置取得部１１２は、地図情報に基づいて端末装置１００の利用者の現在位置を示す位置情報を取得してもよい。
【００６５】
また、通信制御インターフェース部１０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、端末装置１００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部１０４は、ナビゲーションサーバ２００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、ネットワーク３００は、端末装置１００およびナビゲーションサーバ２００と、外部の地図提供サーバ等の外部機器または外部システムとを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網（携帯端末回線網および一般電話回線網等）、イントラネット、または、電力線通信（ＰＬＣ）等であってもよい。
【００６６】
また、記憶部１０６は、ＨＤＤやＳＳＤ等の大容量のストレージ手段、および／または、ＳＲＡＭ（Ｓｔａｔｉｃ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等を用いて構成される小容量高速メモリ（例えば、キャッシュメモリ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやファイルやテーブル（退避情報ファイル１０６ａ、および、経路案内情報ファイル１０６ｂ等）を格納してもよい。ここで、記憶部１０６は、各種のファイル等を一時的に記憶するものであってもよい。
【００６７】
このうち、退避情報ファイル１０６ａは、制御部１０２により退避させられたメニュー画面、および、当該メニュー画面に入力された入力情報を記憶する退避情報記憶手段である。ここで、退避とは、消去、移動、重畳、最小化、または、縮小等であってもよい。
【００６８】
また、経路案内情報ファイル１０６ｂは、経路案内情報を記憶する経路案内情報記憶手段である。
【００６９】
また、制御部１０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部１０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部１０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部１０２ａ、メニュー画面受信部１０２ｂ、メニュー画面表示部１０２ｃ、移動判定部１０２ｄ、地図情報受信部１０２ｅ、メニュー画面退避部１０２ｆ、および、経路探索条件送信部１０２ｇを備える。
【００７０】
ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を所定時間（所定周期）ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【００７１】
また、現在位置情報取得部１０２ａは、利用者により入力部１１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部１１８を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置（一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点）であってもよい。例えば、現在位置情報取得部１０２ａは、入力部１１８を介して利用者に表示部１１４に表示された地図情報に基づく表示画面上で指定（例えば、タッチパネル式の表示部１１４での指定操作等）させた座標を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【００７２】
また、メニュー画面受信部１０２ｂは、ナビゲーションサーバ２００から送信されるメニュー画面を受信するメニュー画面受信手段である。
【００７３】
また、メニュー画面表示部１０２ｃは、メニュー画面を表示部１１４に表示させるメニュー画面表示手段である。ここで、メニュー画面表示部１０２ｃは、制御部１０２により移動していた移動体が停止していると判定された場合、メニュー画面を表示部１１４に表示させてもよい。ここで、移動体とは、自動車、自動二輪車、原動付自転車、自転車、船、または、航空機等の端末装置１００の利用者が乗車、搭乗、運転、または、操縦等する交通手段であってもよい。また、メニュー画面表示部１０２ｃは、制御部１０２により移動していた移動体が停止していると判定された場合、退避情報ファイル１０６ａに記憶された、制御部１０２により退避させられたメニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面表示部１０２ｃは、メニュー画面を表示部１１４に表示させている際に、制御部１０２により移動体が移動していると判定された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示部１１４に所定期間表示させてもよい。ここで、非活性化とは、メニュー画面に含まれるアイコン等の項目の入力部１１８を介した選択、および、テキストボックスへの入力部１１８を介した文字入力等ができないようにすることであってもよい。また、メニュー画面表示部１０２ｃは、入力部１１８を介して一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示部１１４に表示させてもよい。ここで、復帰指示領域は、入力部１１８を介して選択可能なアイコン等の項目であってもよい。
【００７４】
また、移動判定部１０２ｄは、端末装置１００が搭載された移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段である。ここで、移動判定部１０２ｄは、自律測位部１１０にて検出された端末装置１００の変化量、および／または、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号に基づき、当該端末装置１００が搭載された移動体が移動している（停止していない）か否か判定してもよい。
【００７５】
また、地図情報受信部１０２ｅは、ナビゲーションサーバ２００から送信される地図情報を受信する地図情報受信手段である。また、地図情報受信部１０２ｅは、ナビゲーションサーバ２００から送信される経路案内情報を受信してもよい。ここで、地図情報受信部１０２ｅは、更に、受信した経路案内情報を経路案内情報ファイル１０６ｂに格納してもよい。ここで、地図情報受信部１０２ｅは、経路案内情報ファイル１０６ｂに既存の経路案内情報が記憶されている場合、新たに設定された経路案内情報を、既存の経路案内情報に上書きして格納してもよい。
【００７６】
また、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させるメニュー画面退避手段である。ここで、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、当該メニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報ファイル１０６ａに格納し、地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。ここで、メニュー画面退避部１０２ｆは、退避情報ファイル１０６ａに既存のメニュー画面および入力情報が記憶されている場合、新たに格納するメニュー画面および入力情報を、既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納してもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメニュー画面が表示部１１４に表示させている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面表示部１０２ｃにより一部の項目を非活性化したメニュー画面が所定期間表示部１１４に表示された後に、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、更に、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が移動していると判定された場合、当該メニュー画面の一部、および、地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。
【００７７】
また、メニュー画面退避部１０２ｆは、地図情報に基づく表示画面に替えて、経路案内情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。例えば、メニュー画面退避部１０２ｆは、経路案内情報に含まれる、経路情報、地図情報、および／または、案内情報に含まれるＴＢＴ等の表示案内情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。例えば、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、経路案内情報に含まれる地図情報上に、経路案内情報に含まれる経路情報、および／または、端末装置１００の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、経路案内情報を音声出力部１１６を介して出力させてもよい。例えば、メニュー画面退避部１０２ｆは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた音声案内情報を、音声出力部１１６を介して出力させてもよい。
【００７８】
また、経路探索条件送信部１０２ｇは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件をナビゲーションサーバ２００へ送信する経路探索条件送信手段である。ここで、出発地は、現在位置情報取得部１０２ａにより取得される現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置であってもよい。
【００７９】
以上で、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例の説明を終える。
【００８０】
［ナビゲーションシステムの処理］
次に、このように構成された第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例について、以下に図２から図７を参照して詳細に説明する。図２は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【００８１】
図２に示すように、まず、ナビゲーションサーバ２００のメニュー画面送信部２０２ａは、メニュー画面データベース２０６ａに記憶されたナビゲーションに関するメニュー画面を端末装置１００に送信する（ステップＳＡ−１）。ここで、メニュー画面送信部２０２ａは、端末装置１００の電源投入時、端末装置１００における経路案内アプリケーション起動時、または、端末装置１００の利用者による端末装置１００の入力部１１８を介したメニュー画面遷移要求の入力時に、メニュー画面を端末装置１００に送信してもよい。
【００８２】
そして、端末装置１００のメニュー画面受信部１０２ｂは、ナビゲーションサーバ２００から送信されるメニュー画面を受信する（ステップＳＡ−２）。
【００８３】
そして、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、端末装置１００が搭載されている移動体（車両）が停止している場合（例えば、移動判定部１０２ｄにより当該移動体が移動していない（停止している）と判定された場合）、メニュー画面受信部１０２ｂにより受信されたメニュー画面を表示部１１４に表示させる（ステップＳＡ−３）。ここで、メニュー画面表示部１０２ｃは、更に、メニュー画面に対応した音声データを音声出力部１１６を介して出力させてもよい。なお、メニュー画面表示部１０２ｃによるメニュー画面表示処理および音声出力処理は、ステップＳＡ−４乃至ステップＳＡ−８の処理の間継続して行ってもよい。
【００８４】
ここで、図３を参照して、本実施形態におけるメニュー画面の一例について説明する。図３は、本実施形態におけるメニュー画面の一例を示す図である。
【００８５】
図３に示すように、車両停止状態において、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、利用者の目的地へ案内経路（目的地）探索、自宅への経路案内開始、経路探索された案内経路の登録・履歴・転送、案内経路（ルート）の表示、地上デジタルテレビ放送（ワンセグ）視聴、および、周辺検索等のドライブ情報検索を利用者が入力部１１８を介して指示または選択するためのボタンアイコンを含むメインメニュー画面を表示部１１４に表示させている。
【００８６】
図２に戻り、端末装置１００の移動判定部１０２ｄは、自律測位部１１０にて検出された端末装置１００の変化量、および／または、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号に基づき、当該端末装置１００が搭載された移動体が移動しているか否か判定する（ステップＳＡ−４）。
【００８７】
そして、端末装置１００の移動判定部１０２ｄは、ステップＳＡ−４にて端末装置１００が搭載された移動体が移動していないと判定した場合（ステップＳＡ−４：Ｎｏ）、処理をステップＳＡ−３に移行させる。
【００８８】
一方、端末装置１００の制御部１０２は、ステップＳＡ−４にて移動判定部１０２ｄにより端末装置１００が搭載された移動体が移動していると判定された場合（ステップＳＡ−４：Ｙｅｓ）、現在位置情報取得部１０２ａによる取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を含む地図情報要求をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＡ−５）。
【００８９】
そして、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、端末装置１００から送信される地図情報要求を受信する（ステップＳＡ−６）。
【００９０】
そして、ナビゲーションサーバ２００の地図情報送信部２０２ｂは、地図情報データベース２０６ｂに記憶された、地図情報要求に含まれる現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報を端末装置１００に送信する（ステップＳＡ−７）。ここで、地図情報送信部２０２ｂは、端末装置１００における経路案内実行中に地図情報要求を受信した場合、経路案内情報生成部２０２ｅにより生成された経路情報、および、地図情報要求に含まれる現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報を少なくとも含む経路案内情報を端末装置１００に送信してもよい。ここで、経路案内情報は、更に、案内経路上において出力される案内情報（表示案内情報および音声案内情報等）を含んでいてもよい。
【００９１】
そして、端末装置１００の地図情報受信部１０２ｅは、ナビゲーションサーバ２００から送信される地図情報を受信する（ステップＳＡ−８）。ここで、地図情報受信部１０２ｅは、ナビゲーションサーバ２００から送信される経路案内情報を受信し、受信した経路案内情報を経路案内情報ファイル１０６ｂに格納してもよい。
【００９２】
そして、端末装置１００のメニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃにより表示部１１４に表示されたメニュー画面を退避させ、当該メニュー画面、および、利用者により入力部１１８を介して当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報ファイル１０６ａに既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納し、地図情報受信部１０２ｅにより受信された地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させる（ステップＳＡ−９）。ここで、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃにより一部の項目を非活性化したメニュー画面が所定期間表示部１１４に表示された後に、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、更に、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。ここで、メニュー画面表示部１０２ｃは、メニュー画面退避部１０２ｆにより復帰指示領域を含む表示画面が表示部１１４に表示されている際に、入力部１１８を介して当該復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃにより表示部１１４に表示されていたメニュー画面の一部、および、地図情報受信部１０２ｅにより受信された地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。
【００９３】
また、メニュー画面退避部１０２ｆは、経路案内実行中である場合、メニュー画面表示部１０２ｃにより表示部１１４に表示されたメニュー画面を退避させ、当該メニュー画面、および、利用者により入力部１１８を介して当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報ファイル１０６ａに既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納し、経路案内情報ファイル１０６ｂに記憶された経路案内情報に含まれる地図情報上に、経路案内情報ファイル１０６ｂに記憶された経路案内情報に含まれる経路情報、および／または、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を表示部１１４に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。ここで、メニュー画面退避部１０２ｆは、更に、経路案内情報ファイル１０６ｂに記憶された経路案内情報に含まれる案内情報に含まれるＴＢＴ等の表示案内情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部１０２ｆは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた音声案内情報を、音声出力部１１６を介して出力させてもよい。なお、メニュー画面退避部１０２ｆによる表示画面表示処理および音声出力処理は、ステップＳＡ−１０の処理が繰り返し行われた場合、当該処理の間継続して行ってもよい。
【００９４】
ここで、図４および図５を参照して、本実施形態における表示画面の一例について説明する。図４は、本実施形態におけるメニュー画面の一例を示す図である。図５は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。
【００９５】
図４に示すように、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメインメニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が停止状態から走行状態に移行したと判定された場合、メニュー画面退避部１０２ｆによりメインメニュー画面が退避させられる前に、一部の項目（目的地検索、登録・履歴・転送、ワンセグ、および、ドライブ情報）を非活性化したメインメニュー画面を所定期間表示部１１４に表示させている。すなわち、メニュー画面表示部１０２ｃは、選択可能なメニュー項目と選択不可なメニュー項目とを判別可能に表示したメニュー画面を所定時間表示している。なお、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面を表示していた際に、車両の動作を検出した場合、一部非活性メニュー画面を表示させずに、地図表示に移行させてもよい。
【００９６】
そして、図５に示すように、メニュー画面退避部１０２ｆは、メニュー画面表示部１０２ｃによりメインメニュー画面が表示部１１４に表示されている際に、移動判定部１０２ｄにより移動体が停止状態から走行状態に移行したと判定された場合、メインメニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面、および、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域（メインメニューボタンアイコン）含む表示画面を表示部１１４に表示させている。すなわち、メニュー画面退避部１０２ｆは、移動体（自車）の移動が検出された場合、メニュー画面を退避させた状態で、現在位置周辺等の地図表示に画面を切り替えている。また、メニュー画面退避部１０２ｆによるメニュー画面退避状態においても、メニュー復帰手段が設けられており、これが操作されると図４に示すメニュー画面の表示に変更されるようにしている。なお、図４および図５における画面遷移処理をメインメニュー画面に適用した一例について説明したが、本実施形態において、複数階層構造で構成されるメニュー画面における下階層のサブメニュー画面に適用してもよい。
【００９７】
図２に戻り、端末装置１００の移動判定部１０２ｄは、自律測位部１１０にて検出された端末装置１００の変化量、および／または、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号に基づき、当該端末装置１００が搭載された移動していた移動体が移動していない（停止している）か否か判定する（ステップＳＡ−１０）。
【００９８】
そして、端末装置１００の移動判定部１０２ｄは、ステップＳＡ−１０にて端末装置１００が搭載された移動していた移動体が停止していないと判定した場合（ステップＳＡ−１０：Ｎｏ）、処理をステップＳＡ−９に移行させる。
【００９９】
一方、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、ステップＳＡ−１０にて移動判定部１０２ｄにより端末装置１００が搭載された移動していた移動体が停止していると判定された場合（ステップＳＡ−１０：Ｙｅｓ）、退避情報ファイル１０６ａに記憶された、ステップＳＡ−９にてメニュー画面退避部１０２ｆにより直前に退避させられた入力情報が入力されたメニュー画面を復元して表示部１１４に表示させ（ステップＳＡ−１１）、処理を終了する。すなわち、メニュー画面表示部１０２ｃは、車両が停止したことを検出した場合、メニュー画面の表示を復帰させる。
【０１００】
ここで、図６および図７を参照して、本実施形態における画面遷移処理の一例について説明する。図６および図７は、本実施形態における表示画面遷移の一例を示す図である。
【０１０１】
図６に示すように、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、端末装置１００が搭載されている車両が停止している際に、表示部１１４に表示させたメインメニュー画面に含まれる目的地検索アイコンが利用者により入力部１１８を介して選択された場合、検索キーワードを入力するためのテキストボックス、文字選択指示アイコン、文字削除指示アイコン、および、検索指示アイコンを含むサブメニュー画面を表示部１１４に表示させている（ステップＳＢ−１）。
【０１０２】
そして、端末装置１００のメニュー画面退避部１０２ｆは、ステップＳＢ−１にてメニュー画面表示部１０２ｃにより表示部１１４にサブメニュー画面が表示されており、利用者により検索キーワード（Ｓ宿、および、ラーメン）が入力部１１８を介して入力されている際に、移動判定部１０２ｄにより端末装置１００が搭載された車両の走行状態が検知された場合、メインメニュー画面を退避させ、当該メニュー画面、および、利用者により入力部１１８を介して当該メニュー画面に入力された検索キーワードを退避情報ファイル１０６ａに格納し、地図情報に基づく表示画面、および、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するためのメインメニューボタンアイコンを含む表示画面を表示部１１４に表示させている（ステップＳＢ−２）。
【０１０３】
そして、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、移動判定部１０２ｄにより車両の停止状態が検知された場合、退避情報ファイル１０６ａに記憶された、ステップＳＢ−２にてメニュー画面退避部１０２ｆにより直前に退避させられた検索キーワードが入力されたメニュー画面を復元して表示部１１４に表示させ、走行状態直前の表示画面に戻している（ステップＳＢ−３）。すなわち、メニュー画面表示部１０２ｃは、停止状態が検知されると、メニュー画面を走行前に戻している。
【０１０４】
また、図７に示すように、端末装置１００のメニュー画面表示部１０２ｃは、端末装置１００が搭載されている車両が停止している際に、表示部１１４に表示させたメインメニュー画面に含まれる目的地検索アイコンが利用者により入力部１１８を介して選択した場合、検索キーワードを入力するためのテキストボックス、文字選択指示アイコン、文字削除指示アイコン、および、検索指示アイコンを含むサブメニュー画面を表示部１１４に表示させている（ステップＳＣ−１）。
【０１０５】
そして、端末装置１００のメニュー画面退避部１０２ｆは、ステップＳＣ−１にてメニュー画面表示部１０２ｃにより表示部１１４にメニュー画面が表示されており、利用者により検索キーワード（Ｓ宿、および、ラーメン）が入力部１１８を介して入力されている際に、移動判定部１０２ｄにより端末装置１００が搭載された車両の走行状態が検知された場合、当該メニュー画面、および、利用者により入力部１１８を介して当該メニュー画面に入力された検索キーワードを退避情報ファイル１０６ａに格納し、停止時の当該メニュー画面の一部、および、地図情報に基づく表示画面を表示部１１４に表示させている（ステップＳＣ−２）。すなわち、メニュー画面退避部１０２ｆは、地図情報に基づく表示画面を表示させるとともに、一部停止状態の画面を残して表示させている。
【０１０６】
ここで、図７におけるステップＳＣ−３の処理は、図６におけるステップＳＢ−３の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１０７】
以上で、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例の説明を終える。
【０１０８】
［第２の実施形態］
続いて、本発明の第２の実施形態（ナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型））について、図８および図９を参照して以下に説明する。ここで、図８は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。また、図９は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の処理の一例を示すフローチャートである。
【０１０９】
なお、第２の実施形態においては、ナビゲーションサーバ２００にて端末装置１００の表示部１１４に表示させるデータを生成し、これらのデータを端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４を機能させている。このように、第２の実施形態は、ナビゲーションサーバ２００にてサーバ主導で処理を行う点がその他の実施形態と異なる。
【０１１０】
［ナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型）の構成］
まず、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型）の構成の一例について、図８を参照して以下に説明する。
【０１１１】
図８に示すように、本発明の第２の実施形態のナビゲーションサーバ２００は、自律測位部１１０と位置取得部１１２と出力部（表示部１１４および音声出力部１１６）と入力部１１８と制御部１０２とを少なくとも備えた端末装置１００に通信可能に接続され、制御部２０２と記憶部２０６とを少なくとも備える。通信には、一例として、ネットワーク３００を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらナビゲーションサーバ２００および端末装置１００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【０１１２】
図８において、ナビゲーションサーバ２００は、少なくともメニュー画面を取得し、メニュー画面または表示画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させ、移動体が移動しているか否か判定し、メニュー画面が端末装置１００の表示部１１４に表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させた、地図情報に基づく表示画面を生成する等の機能を有する。
【０１１３】
なお、ナビゲーションサーバ２００における通信制御インターフェース部２０４の機能、また、端末装置１００における自律測位部１１０、位置取得部１１２、表示部１１４、音声出力部１１６、および、入力部１１８の機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１１４】
また、図８において、記憶部２０６は、ＨＤＤ等の固定ディスク装置およびＳＳＤ等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル（メニュー画面データベース２０６ａ、地図情報データベース２０６ｂ、ネットワーク情報データベース２０６ｃ、交通情報データベース２０６ｄ、案内情報データベース２０６ｅ、および、退避情報データベース２０６ｆ等）を格納する。なお、メニュー画面データベース２０６ａ、地図情報データベース２０６ｂ、ネットワーク情報データベース２０６ｃ、交通情報データベース２０６ｄ、および、案内情報データベース２０６ｅの機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１１５】
このうち、退避情報データベース２０６ｆは、制御部２０２により退避させられたメニュー画面、および、当該メニュー画面に入力された入力情報を記憶する退避情報記憶手段である。
【０１１６】
また、図８において、制御部２０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部２０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部２０２は、機能概念的に、経路探索条件受信部２０２ｃ、案内経路探索部２０２ｄ、経路案内情報生成部２０２ｅ、現在位置情報取得部２０２ｆ、メニュー画面取得部２０２ｇ、表示制御部２０２ｈ、移動判定部２０２ｉ、および、表示画面生成部２０２ｊを備える。なお、経路探索条件受信部２０２ｃ、案内経路探索部２０２ｄ、および、経路案内情報生成部２０２ｅの機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１１７】
このうち、現在位置情報取得部２０２ｆは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部２０２ｆは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を所定時間（所定周期）ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に取得してもよい。また、現在位置情報取得部２０２ｆは、端末装置１００の位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号を端末装置１００から受信し、当該位置情報信号から算出した位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部２０２ｆは、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を受信し、当該位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【０１１８】
また、メニュー画面取得部２０２ｇは、ナビゲーションに関するメニュー画面を取得するメニュー画面取得手段である。ここで、メニュー画面取得部２０２ｇは、メニュー画面データベース２０６ａに記憶されたメニュー画面を取得してもよい。また、メニュー画面取得部２０２ｇは、退避情報データベース２０６ｆに記憶されたメニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を取得してもよい。
【０１１９】
また、表示制御部２０２ｈは、メニュー画面または表示画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御手段である。ここで、表示制御部２０２ｈは、メニュー画面を端末装置１００の表示部１１４に表示させている際に、移動判定部２０２ｉにより移動体が移動していると判定された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を所定期間端末装置１００の表示部１１４に表示された後に、制御部２０２により生成された表示画面を端末装置１００へ送信することにより、メニュー画面を退避させた地図情報に基づく表示画面を端末装置１００の表示部１１４に表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｈは、復帰指示領域を含む表示画面を端末装置１００の表示部１１４に表示させている際に、端末装置１００の入力部１１８を介して当該復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該メニュー画面を表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｈは、更に、メニュー画面または表示画面に対応した音声データ（例えば、案内情報データベース２０６ｅに記憶された音声案内情報等）を端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の音声出力部１１６を介して当該音声データを出力させてもよい。
【０１２０】
また、移動判定部２０２ｉは、端末装置１００が搭載された移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段である。ここで、移動判定部２０２ｉは、端末装置１００の自律測位部１１０にて検出された端末装置１００の変化量、および／または、端末装置１００の位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号を端末装置１００から受信し、当該変化量および／または当該位置情報信号に基づき、当該端末装置１００が搭載された移動体が移動している（停止していない）か否か判定してもよい。
【０１２１】
また、表示画面生成部２０２ｊは、表示制御部２０２ｈによりメニュー画面が端末装置１００の表示部１１４に表示されている際に、移動判定部２０２ｉにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させた、地図情報データベース２０６ｂに記憶された地図情報に基づく表示画面を生成する表示画面生成手段である。ここで、表示画面生成部２０２ｊは、表示制御部２０２ｈによりメニュー画面が端末装置１００の表示部１１４に表示されている際に、移動判定部２０２ｉにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報データベース２０６ｆに格納し、メニュー画面を退避させた、地図情報データベース２０６ｂに記憶された地図情報に基づく表示画面を生成してもよい。ここで、表示画面生成部２０２ｊは、退避情報データベース２０６ｆに既存のメニュー画面および入力情報が記憶されている場合、新たに格納するメニュー画面および入力情報を、既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納してもよい。また、表示画面は、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含んでいてもよい。また、表示画面生成部２０２ｊは、表示制御部２０２ｈによりメニュー画面が端末装置１００の表示部１１４に表示されている際に、移動判定部２０２ｉにより移動体が移動していると判定された場合、当該メニュー画面の一部、および、地図情報に基づく表示画面を生成してもよい。
【０１２２】
また、表示画面生成部２０２ｊは、地図情報に基づく表示画面に替えて、経路案内情報に基づく表示画面を生成してもよい。例えば、表示画面生成部２０２ｊは、メニュー画面を退避させた、経路案内情報に含まれる、経路情報、地図情報、および／または、案内情報に含まれるＴＢＴ等の表示案内情報に基づく表示画面を生成してもよい。また、表示画面生成部２０２ｊは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を生成してもよい。例えば、表示画面生成部２０２ｊは、表示制御部２０２ｈによりメニュー画面が端末装置１００の表示部１１４に表示されている際に、移動判定部２０２ｉにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させた、経路案内情報に含まれる地図情報上に、経路案内情報に含まれる経路情報、および／または、端末装置１００の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を生成してもよい。
【０１２３】
以上で、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の構成の一例の説明を終える。
【０１２４】
［ナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型）の処理］
次に、このように構成された第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の処理の一例について、以下に図９を参照して詳細に説明する。
【０１２５】
図９に示すように、まず、ナビゲーションサーバ２００のメニュー画面取得部２０２ｇは、メニュー画面データベース２０６ａに記憶されたナビゲーションに関するメニュー画面を取得する（ステップＳＤ−１）。ここで、メニュー画面取得部２０２ｇは、端末装置１００の電源投入時、端末装置１００における経路案内アプリケーション起動時、または、端末装置１００の利用者による端末装置１００の入力部１１８を介したメニュー画面遷移要求の入力時に、メニュー画面を取得してもよい。
【０１２６】
そして、ナビゲーションサーバ２００の表示制御部２０２ｈは、端末装置１００が搭載されている移動体が停止している場合（例えば、移動判定部２０２ｉにより当該移動体が移動していない（停止している）と判定された場合）、メニュー画面取得部２０２ｇにより取得されたメニュー画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該メニュー画面を表示させる（ステップＳＤ−２）。ここで、表示制御部２０２ｈは、更に、メニュー画面に対応した音声データを端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の音声出力部１１６を介して当該音声データを出力させてもよい。なお、表示制御部２０２ｈによるメニュー画面表示処理および音声出力処理は、ステップＳＤ−３乃至ステップＳＤ−７の処理が繰り返し行われた場合、当該処理の間継続して行ってもよい。
【０１２７】
そして、端末装置１００の制御部１０２は、利用者により入力部１１８を介して入力情報がメニュー画面に入力された場合、当該入力情報をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＤ−３）。
【０１２８】
そして、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、端末装置１００から入力情報が送信された場合、当該入力情報を受信する（ステップＳＤ−４）。
【０１２９】
そして、端末装置１００の制御部１０２は、自律測位部１１０にて検出された端末装置１００の変化量、および、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＤ−５）。
【０１３０】
そして、ナビゲーションサーバ２００の移動判定部２０２ｉは、端末装置１００から送信される変化量および位置情報信号を受信する（ステップＳＤ−６）。
【０１３１】
そして、ナビゲーションサーバ２００の移動判定部２０２ｉは、ステップＳＤ−６にて受信した変化量および／または位置情報信号に基づき、当該端末装置１００が搭載された移動体が移動しているか否か判定する（ステップＳＤ−７）。
【０１３２】
そして、ナビゲーションサーバ２００の移動判定部２０２ｉは、ステップＳＤ−７にて端末装置１００が搭載された移動体が移動していないと判定した場合（ステップＳＤ−７：Ｎｏ）、処理をステップＳＤ−４に移行させる。
【０１３３】
一方、ナビゲーションサーバ２００の表示画面生成部２０２ｊは、ステップＳＤ−７にて移動判定部２０２ｉにより端末装置１００が搭載された移動体が移動していると判定された場合（ステップＳＤ−７：Ｙｅｓ）、メニュー画面、および、ステップＳＤ−４にて制御部２０２により受信された当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報データベース２０６ｆに既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納し、メニュー画面を退避させた、地図情報データベース２０６ｂに記憶された、現在位置情報取得部２０２ｆにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報に基づく表示画面を生成する（ステップＳＤ−８）。ここで、表示画面は、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含んでいてもよい。また、表示画面生成部２０２ｊは、メニュー画面の一部、および、地図情報に基づく表示画面を生成してもよい。また、表示画面生成部２０２ｊは、経路案内実行中である場合、メニュー画面、および、制御部２０２により受信された当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報データベース２０６ｆに既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納し、メニュー画面を退避させた、経路案内情報生成部２０２ｅにより生成された経路案内情報に含まれる地図情報上に、経路案内情報生成部２０２ｅにより生成された経路案内情報に含まれる経路情報、および／または、現在位置情報取得部２０２ｆにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を生成してもよい。また、表示画面生成部２０２ｊは、更に、経路案内情報生成部２０２ｅにより生成された経路案内情報に含まれる案内情報に含まれるＴＢＴ等の表示案内情報に基づく表示画面を生成してもよい。
【０１３４】
そして、ナビゲーションサーバ２００の表示制御部２０２ｈは、表示画面生成部２０２ｊにより生成された表示画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該表示画面を表示させる（ステップＳＤ−９）。ここで、表示制御部２０２ｈは、一部の項目を非活性化したメニュー画面を所定期間端末装置１００の表示部１１４に表示された後に、表示画面生成部２０２ｊにより生成された表示画面を端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の表示部１１４に当該表示画面を表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｈは、復帰指示領域を含む表示画面を端末装置１００の表示部１１４に表示させている際に、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して当該復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該メニュー画面を表示させてもよい。また、表示制御部２０２ｈは、更に、表示画面に対応した音声データを端末装置１００へ送信することにより、端末装置１００の音声出力部１１６を介して当該音声データを出力させてもよい。なお、表示制御部２０２ｈによる表示画面表示処理および音声出力処理は、ステップＳＤ−１０乃至ステップＳＤ−１２の処理が繰り返し行われた場合、当該処理の間継続して行ってもよい。
【０１３５】
そして、端末装置１００の制御部１０２は、自律測位部１１０にて検出された端末装置１００の変化量、および、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＤ−１０）。
【０１３６】
そして、ナビゲーションサーバ２００の移動判定部２０２ｉは、端末装置１００から送信される変化量および位置情報信号を受信する（ステップＳＤ−１１）。
【０１３７】
そして、ナビゲーションサーバ２００の移動判定部２０２ｉは、ステップＳＤ−１１にて受信した変化量および／または位置情報信号に基づき、当該端末装置１００が搭載された移動していた移動体が移動していない（停止している）か否か判定する（ステップＳＤ−１２）。
【０１３８】
そして、ナビゲーションサーバ２００の移動判定部２０２ｉは、ステップＳＤ−１２にて端末装置１００が搭載された移動していた移動体が停止していないと判定した場合（ステップＳＤ−１２：Ｎｏ）、処理をステップＳＤ−１１に移行させる。
【０１３９】
一方、ナビゲーションサーバ２００のメニュー画面取得部２０２ｇは、ステップＳＤ−１２にて移動判定部２０２ｉにより端末装置１００が搭載された移動していた移動体が停止していると判定された場合（ステップＳＤ−１２：Ｙｅｓ）、退避情報データベース２０６ｆに記憶された、ステップＳＤ−８にて表示画面生成部２０２ｊにより直前に退避させられたメニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を取得する（ステップＳＤ−１３）。
【０１４０】
そして、ナビゲーションサーバ２００の表示制御部２０２ｈは、ステップＳＤ−１３にてメニュー画面取得部２０２ｇにより取得された入力情報が入力されたメニュー画面を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該入力情報が入力されたメニュー画面を復元して表示させ（ステップＳＤ−１４）、処理を終了する。
【０１４１】
以上で、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の処理の一例の説明を終える。
【０１４２】
［第３の実施形態］
続いて、本発明の第３の実施形態（ナビゲーション装置４００（スタンドアローン型））について、図１０および図１１を参照して以下に説明する。ここで、図１０は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。また、図１１は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例を示すフローチャートである。
【０１４３】
なお、第３の実施形態においては、全ての機能をナビゲーション装置４００に集約し、ナビゲーションサーバ２００に接続することなく、メニュー画面を表示部４１４に表示させ、移動体が移動しているか否か判定し、メニュー画面が表示部４１４に表示されている際に、移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させる等の機能を有する。このように、第３の実施形態は、ナビゲーション装置４００がスタンドアローン型に構成され単独で処理を行う点がその他の実施形態と異なる。
【０１４４】
［ナビゲーション装置４００（スタンドアローン型）の構成］
まず、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００（スタンドアローン型）の構成の一例について、図１０を参照して以下に説明する。
【０１４５】
図１０に示すように、本発明の第３の実施形態のナビゲーション装置４００は、自律測位部４１０と位置取得部４１２と出力部（表示部４１４および音声出力部４１６）と入力部４１８と制御部４０２と記憶部４０６とを少なくとも備える。これらナビゲーション装置４００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されてもよい。ナビゲーション装置４００は、例えば、ＰＮＤ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｎａｖｉｇａｔｉｏｎ Ｄｅｖｉｃｅ）等の各種ナビゲーション端末、ノート型のパーソナルコンピュータ等の各種情報処理装置、または、携帯電話やＰＨＳやＰＤＡ等の携帯端末装置等であってもよい。
【０１４６】
図１０において、入出力制御インターフェース部４０８、自律測位部４１０、位置取得部４１２、表示部４１４、音声出力部４１６、および、入力部４１８の各機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、記憶部４０６の各部（メニュー画面データベース４０６ａ、地図情報データベース４０６ｂ、ネットワーク情報データベース４０６ｃ、交通情報データベース４０６ｄ、案内情報データベース４０６ｅ、および、退避情報データベース４０６ｆ等）についても、ナビゲーションサーバ２００ではなくナビゲーション装置４００に備えられている点を除き、各機能が第１または第２の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１４７】
また、制御部４０２の各部については、本実施形態のナビゲーション装置４００がスタンドアローン型であり、制御部４０２が各送信部を備えていない点を除き、各機能は第１の実施形態と基本的に同様である。
【０１４８】
また、図１０において、制御部４０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部４０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部４０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部４０２ａ、メニュー画面表示部４０２ｂ、移動判定部４０２ｃ、メニュー画面退避部４０２ｄ、案内経路探索部４０２ｅ、および、経路案内情報生成部４０２ｆを備える。
【０１４９】
このうち、現在位置情報取得部４０２ａは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部４０２ａは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を所定周期ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に取得してもよい。また、現在位置情報取得部４０２ａは、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【０１５０】
また、現在位置情報取得部４０２ａは、利用者により入力部４１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部４１８を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置（一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点）であってもよい。例えば、現在位置情報取得部４０２ａは、入力部４１８を介して利用者に表示部４１４に表示された地図情報に基づく表示画面上で指定（例えば、タッチパネル式の表示部４１４での指定操作等）させた座標をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【０１５１】
また、メニュー画面表示部４０２ｂは、メニュー画面データベース４０６ａに記憶されたメニュー画面を表示部４１４に表示させるメニュー画面表示手段である。ここで、メニュー画面表示部４０２ｂは、制御部４０２により移動していた移動体が停止していると判定された場合、メニュー画面を表示部４１４に表示させてもよい。ここで、移動体とは、自動車、自動二輪車、原動付自転車、自転車、船、または、航空機等のナビゲーション装置４００の利用者が乗車、搭乗、運転、または、操縦等する交通手段であってもよい。また、メニュー画面表示部４０２ｂは、制御部４０２により移動していた移動体が停止していると判定された場合、退避情報データベース４０６ｆに記憶された、制御部４０２により退避させられたメニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面表示部４０２ｂは、メニュー画面を表示部４１４に表示させている際に、制御部４０２により移動体が移動していると判定された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示部４１４に所定期間表示させてもよい。ここで、非活性化とは、メニュー画面に含まれるアイコン等の項目の入力部４１８を介した選択、および、テキストボックスへの入力部４１８を介した文字入力等ができないようにすることであってもよい。また、メニュー画面表示部４０２ｂは、入力部４１８を介して一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示部４１４に表示させてもよい。ここで、復帰指示領域は、入力部４１８を介して選択可能なアイコン等の項目であってもよい。
【０１５２】
また、移動判定部４０２ｃは、ナビゲーション装置４００が搭載された移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段である。ここで、移動判定部４０２ｃは、自律測位部４１０にて検出されたナビゲーション装置４００の変化量、および／または、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号に基づき、当該ナビゲーション装置４００が搭載された移動体が移動している（停止していない）か否か判定してもよい。
【０１５３】
また、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂによりメニュー画面が表示部４１４に表示されている際に、移動判定部４０２ｃにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させるメニュー画面退避手段である。ここで、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂによりメニュー画面が表示部４１４に表示されている際に、移動判定部４０２ｃにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、当該メニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報データベース４０６ｆに格納し、地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。ここで、メニュー画面退避部４０２ｄは、退避情報データベース４０６ｆに既存のメニュー画面および入力情報が記憶されている場合、新たに格納するメニュー画面および入力情報を、既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納してもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂによりメニュー画面が表示部４１４に表示させている際に、移動判定部４０２ｃにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面表示部４０２ｂにより一部の項目を非活性化したメニュー画面が所定期間表示部４１４に表示された後に、メニュー画面を退避させ、地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、更に、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂによりメニュー画面が表示部４１４に表示されている際に、移動判定部４０２ｃにより移動体が移動していると判定された場合、当該メニュー画面の一部、および、地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。
【０１５４】
また、メニュー画面退避部４０２ｄは、地図情報に基づく表示画面に替えて、経路案内情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。例えば、メニュー画面退避部４０２ｄは、経路案内情報に含まれる、経路情報、地図情報、および／または、案内情報に含まれるＴＢＴ等の表示案内情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、更に、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。例えば、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂによりメニュー画面が表示部４１４に表示されている際に、移動判定部４０２ｃにより移動体が移動していると判定された場合、メニュー画面を退避させ、経路案内情報に含まれる地図情報上に、経路案内情報に含まれる経路情報、および／または、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、経路案内情報を音声出力部４１６を介して出力させてもよい。例えば、メニュー画面退避部４０２ｄは、経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた音声案内情報を、音声出力部４１６を介して出力させてもよい。
【０１５５】
また、案内経路探索部４０２ｅは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、ネットワーク情報データベース４０６ｃに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内経路に関する経路情報を生成する案内経路探索手段である。ここで、案内経路探索部４０２ｅは、更に、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース４０６ｄに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。また、案内経路探索部４０２ｅは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース４０６ｄに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ｃに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｅは、経由地を経由した案内経路を探索してもよい。また、経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｅは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内経路を探索してもよい。なお、経路探索条件は、入力部４１８を介して入力されたものであってもよい。
【０１５６】
また、経路案内情報生成部４０２ｆは、経路情報を少なくとも含む経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段である。ここで、経路案内情報は、更に、地図情報データベース４０６ｂに記憶された、案内経路を含む地図の地図情報を含んでいてもよい。また、経路案内情報は、更に、案内情報データベース４０６ｅに記憶された、案内経路上において出力される案内情報（表示案内情報および音声案内情報等）を含んでいてもよい。
【０１５７】
以上で、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の構成の一例の説明を終える。
【０１５８】
［ナビゲーション装置４００（スタンドアローン型）の処理］
次に、このように構成された第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例について、以下に図１１を参照して詳細に説明する。
【０１５９】
図１１に示すように、まず、メニュー画面表示部４０２ｂは、ナビゲーション装置４００が搭載されている移動体（車両）が停止している場合（例えば、移動判定部４０２ｃにより当該移動体が移動していない（停止している）と判定された場合）、メニュー画面データベース４０６ａに記憶されたメニュー画面を表示部４１４に表示させる（ステップＳＥ−１）。ここで、メニュー画面表示部４０２ｂは、ナビゲーション装置４００の電源投入時、ナビゲーション装置４００における経路案内アプリケーション起動時、または、ナビゲーション装置４００の利用者によるナビゲーション装置４００の入力部４１８を介したメニュー画面遷移要求の入力時に、メニュー画面を表示部４１４に表示させてもよい。なお、メニュー画面表示部４０２ｂによるメニュー画面表示処理は、ステップＳＥ−２の処理が繰り返し行われた場合、当該処理の間継続して行ってもよい。
【０１６０】
そして、移動判定部４０２ｃは、自律測位部４１０にて検出されたナビゲーション装置４００の変化量、および／または、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号に基づき、当該ナビゲーション装置４００が搭載された移動体が移動しているか否か判定する（ステップＳＥ−２）。
【０１６１】
そして、移動判定部４０２ｃは、ステップＳＥ−２にてナビゲーション装置４００が搭載された移動体が移動していないと判定した場合（ステップＳＥ−２：Ｎｏ）、処理をステップＳＥ−１に移行させる。
【０１６２】
一方、メニュー画面退避部４０２ｄは、ステップＳＥ−２にて移動判定部４０２ｃによりナビゲーション装置４００が搭載された移動体が移動していると判定された場合（ステップＳＥ−２：Ｙｅｓ）、メニュー画面表示部４０２ｂにより表示部４１４に表示されたメニュー画面を退避させ、当該メニュー画面、および、利用者により入力部４１８を介して当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報データベース４０６ｆに既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納し、地図情報データベース４０６ｂに記憶された、現在位置情報取得部４０２ａにより取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置４００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させる（ステップＳＥ−３）。ここで、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂにより一部の項目を非活性化したメニュー画面が所定期間表示部４１４に表示された後に、メニュー画面を退避させ、地図情報データベース４０６ｂに記憶された地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、更に、一部の項目を非活性化したメニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。ここで、メニュー画面表示部４０２ｂは、メニュー画面退避部４０２ｄにより復帰指示領域を含む表示画面が表示部４１４に表示されている際に、入力部４１８を介して当該復帰指示領域が選択された場合、一部の項目を非活性化したメニュー画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、メニュー画面表示部４０２ｂにより表示部４１４に表示されていたメニュー画面の一部、および、地図情報データベース４０６ｂに記憶された地図情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。
【０１６３】
また、メニュー画面退避部４０２ｄは、経路案内実行中である場合、メニュー画面表示部４０２ｂにより表示部４１４に表示されたメニュー画面を退避させ、当該メニュー画面、および、利用者により入力部４１８を介して当該メニュー画面に入力された入力情報を退避情報データベース４０６ｆに既存のメニュー画面および入力情報に上書きして格納し、経路案内情報生成部４０２ｆにより生成された経路案内情報に含まれる地図情報上に、経路案内情報生成部４０２ｆにより生成された経路案内情報に含まれる経路情報、および／または、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を表示部４１４に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。ここで、メニュー画面退避部４０２ｄは、更に、経路案内情報生成部４０２ｆにより生成された経路案内情報に含まれる案内情報に含まれるＴＢＴ等の表示案内情報に基づく表示画面を表示部４１４に表示させてもよい。また、メニュー画面退避部４０２ｄは、経路案内情報生成部４０２ｆにより生成された経路案内情報に含まれる案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた音声案内情報を、音声出力部４１６を介して出力させてもよい。なお、メニュー画面退避部４０２ｄによる表示画面表示処理および音声出力処理は、ステップＳＥ−４の処理が繰り返し行われた場合、当該処理の間継続して行ってもよい。
【０１６４】
そして、移動判定部４０２ｃは、自律測位部４１０にて検出されたナビゲーション装置４００の変化量、および／または、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号に基づき、当該ナビゲーション装置４００が搭載された移動していた移動体が移動していない（停止している）か否か判定する（ステップＳＥ−４）。
【０１６５】
そして、移動判定部４０２ｃは、ステップＳＥ−４にてナビゲーション装置４００が搭載された移動していた移動体が停止していないと判定した場合（ステップＳＥ−４：Ｎｏ）、処理をステップＳＥ−３に移行させる。
【０１６６】
一方、メニュー画面表示部４０２ｂは、ステップＳＥ−４にて移動判定部４０２ｃによりナビゲーション装置４００が搭載された移動していた移動体が停止していると判定された場合（ステップＳＥ−４：Ｙｅｓ）、退避情報データベース４０６ｆに記憶された、ステップＳＥ−３にてメニュー画面退避部４０２ｄにより直前に退避させられた入力情報が入力されたメニュー画面を復元して表示部４１４に表示させ（ステップＳＥ−５）、処理を終了する。
【０１６７】
以上で、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例の説明を終える。
【０１６８】
［他の実施の形態］
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
【０１６９】
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【０１７０】
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【０１７１】
また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【０１７２】
例えば、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００の各装置が備える処理機能、特に制御部１０２、制御部２０２、および、制御部４０２にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）および当該ＣＰＵにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に機械的に読み取られる。すなわち、ＲＯＭまたはＨＤＤなどの記憶部１０６、記憶部２０６、および、記憶部４０６などには、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）として協働してＣＰＵに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、ＲＡＭにロードされることによって実行され、ＣＰＵと協働して制御部を構成する。
【０１７３】
また、このコンピュータプログラムは、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に対して任意のネットワーク３００を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【０１７４】
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、ＵＳＢメモリ、ＳＤカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯ、ＤＶＤ、および、Ｂｌｕ−ｒａｙ Ｄｉｓｃ等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【０１７５】
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【０１７６】
記憶部１０６、記憶部２０６、および、記憶部４０６に格納される各種のデータベース等（退避情報ファイル１０６ａ、経路案内情報ファイル１０６ｂ、メニュー画面データベース２０６ａ、地図情報データベース２０６ｂ、ネットワーク情報データベース２０６ｃ、交通情報データベース２０６ｄ、案内情報データベース２０６ｅ、退避情報データベース２０６ｆ、メニュー画面データベース４０６ａ、地図情報データベース４０６ｂ、ネットワーク情報データベース４０６ｃ、交通情報データベース４０６ｄ、案内情報データベース４０６ｅ、および、退避情報データベース４０６ｆ）は、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【０１７７】
また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア（プログラム、データ等を含む）を実装することにより実現してもよい。
【０１７８】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【０１７９】
以上詳述したように、本発明によれば、メニュー画面操作時に車両が走行状態になった場合、メニュー画面を退避させて地図表示を行い、当該車両が停止した場合、退避していたメニュー画面を復元してメニュー操作を可能とさせるように表示制御を行うことができるナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することができるので、ナビゲーションを支援する情報機器や情報処理分野などの様々な分野において極めて有用である。
【符号の説明】
【０１８０】
１００ 端末装置
１０２ 制御部
１０２ａ 現在位置情報取得部
１０２ｂ メニュー画面受信部
１０２ｃ メニュー画面表示部
１０２ｄ 移動判定部
１０２ｅ 地図情報受信部
１０２ｆ メニュー画面退避部
１０２ｇ 経路探索条件送信部
１０４ 通信制御インターフェース部
１０６ 記憶部
１０６ａ 退避情報ファイル
１０６ｂ 経路案内情報ファイル
１０８ 入出力制御インターフェース部
１１０ 自律測位部
１１２ 位置取得部
１１４ 表示部
１１６ 音声出力部
１１８ 入力部
２００ ナビゲーションサーバ
２０２ 制御部
２０２ａ メニュー画面送信部
２０２ｂ 地図情報送信部
２０２ｃ 経路探索条件受信部
２０２ｄ 案内経路探索部
２０２ｅ 経路案内情報生成部
２０２ｆ 現在位置情報取得部
２０２ｇ メニュー画面取得部
２０２ｈ 表示制御部
２０２ｉ 移動判定部
２０２ｊ 表示画面生成部
２０４ 通信制御インターフェース部
２０６ 記憶部
２０６ａ メニュー画面データベース
２０６ｂ 地図情報データベース
２０６ｃ ネットワーク情報データベース
２０６ｄ 交通情報データベース
２０６ｅ 案内情報データベース
２０６ｆ 退避情報データベース
３００ ネットワーク
４００ ナビゲーション装置
４０２ 制御部
４０２ａ 現在位置情報取得部
４０２ｂ メニュー画面表示部
４０２ｃ 移動判定部
４０２ｄ メニュー画面退避部
４０２ｅ 案内経路探索部
４０２ｆ 経路案内情報生成部
４０６ 記憶部
４０６ａ メニュー画面データベース
４０６ｂ 地図情報データベース
４０６ｃ ネットワーク情報データベース
４０６ｄ 交通情報データベース
４０６ｅ 案内情報データベース
４０６ｆ 退避情報データベース
４０８ 入出力制御インターフェース部
４１０ 自律測位部
４１２ 位置取得部
４１４ 表示部
４１６ 音声出力部
４１８ 入力部
５００ 位置発信装置
【特許請求の範囲】
【請求項１】
表示部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、移動体に搭載されたナビゲーション装置であって、
上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部は、
上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示手段と、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、
上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項２】
請求項１に記載のナビゲーション装置において、
上記メニュー画面表示手段は、
上記移動判定手段により移動していた上記移動体が停止していると判定された場合、上記メニュー画面を上記表示部に表示させることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項３】
請求項２に記載のナビゲーション装置において、
上記ナビゲーション装置は、
入力部
を更に備え、
上記記憶部は、
上記メニュー画面退避手段により退避させられた上記メニュー画面、および、上記入力部を介して当該メニュー画面に入力された入力情報を記憶する退避情報記憶手段、
を更に備え、
上記メニュー画面退避手段は、
上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、当該メニュー画面および当該メニュー画面に入力された上記入力情報を上記退避情報記憶手段に格納し、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させ、
上記メニュー画面表示手段は、
上記移動判定手段により移動していた上記移動体が停止していると判定された場合、上記退避情報記憶手段に記憶された、上記メニュー画面退避手段により退避させられた上記メニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を上記表示部に表示させることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項４】
請求項１乃至３のいずれか一つに記載のナビゲーション装置において、
上記メニュー画面表示手段は、
上記メニュー画面を上記表示部に表示させている際に、上記移動判定手段により移動体が移動していると判定された場合、一部の項目を非活性化した上記メニュー画面を上記表示部に所定期間表示させ、
上記メニュー画面退避手段は、
当該所定期間後に、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項５】
請求項１または２に記載のナビゲーション装置において、
上記ナビゲーション装置は、
入力部
を更に備え、
上記メニュー画面退避手段は、
更に、一部の項目を非活性化した上記メニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む上記表示画面を上記表示部に表示させ、
上記メニュー画面表示手段は、
上記入力部を介して上記復帰指示領域が選択された場合、上記一部の項目を非活性化したメニュー画面を上記表示部に表示させることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項６】
請求項１または２に記載のナビゲーション装置において、
上記メニュー画面退避手段は、
上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、当該メニュー画面の一部、および、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項７】
請求項１乃至６のいずれか一つに記載のナビゲーション装置において、
上記メニュー画面は、
所定の操作によりメインメニューから遷移したメニューに関する上記表示画面であることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項８】
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を表示部に表示させるメニュー画面表示手段と、
移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、
上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーションシステム。
【請求項９】
制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、表示部と制御部とを少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムであって、
上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部は、
上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記端末装置に送信するメニュー画面送信手段と、
上記地図情報記憶手段に記憶された上記端末装置における表示対象の上記地図の上記地図情報を上記端末装置に送信する地図情報送信手段と、
を備え、
上記端末装置の上記制御部は、
上記ナビゲーションサーバから送信される上記メニュー画面を受信するメニュー画面受信手段と、
上記メニュー画面受信手段により受信された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示手段と、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、
上記ナビゲーションサーバから送信される上記地図情報を受信する地図情報受信手段と、
上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報受信手段により受信された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーションシステム。
【請求項１０】
表示部を少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバであって、
上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部は、
上記メニュー画面を取得するメニュー画面取得手段と、
上記メニュー画面または表示画面を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記表示部に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御手段と、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、
上記表示制御手段により上記メニュー画面が上記端末装置の上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させた、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく上記表示画面を生成する表示画面生成手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーションサーバ。
【請求項１１】
表示部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、移動体に搭載されたナビゲーション装置において実行されるナビゲーション方法であって、
上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１２】
ナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、
上記ナビゲーションシステムは、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、メニュー画面表示手段と、移動判定手段と、メニュー画面退避手段と、
を備え、
上記メニュー画面表示手段が、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、
上記移動判定手段が、移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記メニュー画面退避手段が、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１３】
制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、表示部と制御部とを少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、
上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記端末装置に送信するメニュー画面送信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記メニュー画面を受信するメニュー画面受信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記メニュー画面受信ステップにて受信された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記地図情報記憶手段に記憶された上記端末装置における表示対象の上記地図の上記地図情報を上記端末装置に送信する地図情報送信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記地図情報を受信する地図情報受信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報受信ステップにて受信された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１４】
表示部を少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバにおいて実行されるナビゲーション方法であって、
上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記メニュー画面を取得するメニュー画面取得ステップと、
上記メニュー画面または表示画面を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記表示部に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御ステップと、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記表示制御ステップにて上記メニュー画面が上記端末装置の上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させた、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく上記表示画面を生成する表示画面生成ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１５】
表示部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、移動体に搭載されたナビゲーション装置に実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１６】
ナビゲーションサーバに通信可能に接続された、表示部と制御部とを少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に実行させるためのプログラムであって、
上記制御部において、
上記ナビゲーションサーバから送信されるナビゲーションに関するメニュー画面を受信するメニュー画面受信ステップと、
上記メニュー画面受信ステップにて受信された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記ナビゲーションサーバから送信される表示対象の地図の地図情報を受信する地図情報受信ステップと、
上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報受信ステップにて受信された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１７】
表示部を少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記メニュー画面を取得するメニュー画面取得ステップと、
上記メニュー画面または表示画面を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記表示部に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御ステップと、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記表示制御ステップにて上記メニュー画面が上記端末装置の上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させた、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく上記表示画面を生成する表示画面生成ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１】
表示部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、移動体に搭載されたナビゲーション装置であって、
上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部は、
上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示手段と、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、
上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項２】
請求項１に記載のナビゲーション装置において、
上記メニュー画面表示手段は、
上記移動判定手段により移動していた上記移動体が停止していると判定された場合、上記メニュー画面を上記表示部に表示させることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項３】
請求項２に記載のナビゲーション装置において、
上記ナビゲーション装置は、
入力部
を更に備え、
上記記憶部は、
上記メニュー画面退避手段により退避させられた上記メニュー画面、および、上記入力部を介して当該メニュー画面に入力された入力情報を記憶する退避情報記憶手段、
を更に備え、
上記メニュー画面退避手段は、
上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、当該メニュー画面および当該メニュー画面に入力された上記入力情報を上記退避情報記憶手段に格納し、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させ、
上記メニュー画面表示手段は、
上記移動判定手段により移動していた上記移動体が停止していると判定された場合、上記退避情報記憶手段に記憶された、上記メニュー画面退避手段により退避させられた上記メニュー画面および当該メニュー画面に入力された入力情報を上記表示部に表示させることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項４】
請求項１乃至３のいずれか一つに記載のナビゲーション装置において、
上記メニュー画面表示手段は、
上記メニュー画面を上記表示部に表示させている際に、上記移動判定手段により移動体が移動していると判定された場合、一部の項目を非活性化した上記メニュー画面を上記表示部に所定期間表示させ、
上記メニュー画面退避手段は、
当該所定期間後に、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項５】
請求項１または２に記載のナビゲーション装置において、
上記ナビゲーション装置は、
入力部
を更に備え、
上記メニュー画面退避手段は、
更に、一部の項目を非活性化した上記メニュー画面の表示指示を入力するための復帰指示領域を含む上記表示画面を上記表示部に表示させ、
上記メニュー画面表示手段は、
上記入力部を介して上記復帰指示領域が選択された場合、上記一部の項目を非活性化したメニュー画面を上記表示部に表示させることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項６】
請求項１または２に記載のナビゲーション装置において、
上記メニュー画面退避手段は、
上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、当該メニュー画面の一部、および、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項７】
請求項１乃至６のいずれか一つに記載のナビゲーション装置において、
上記メニュー画面は、
所定の操作によりメインメニューから遷移したメニューに関する上記表示画面であることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項８】
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を表示部に表示させるメニュー画面表示手段と、
移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、
上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーションシステム。
【請求項９】
制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、表示部と制御部とを少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムであって、
上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部は、
上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記端末装置に送信するメニュー画面送信手段と、
上記地図情報記憶手段に記憶された上記端末装置における表示対象の上記地図の上記地図情報を上記端末装置に送信する地図情報送信手段と、
を備え、
上記端末装置の上記制御部は、
上記ナビゲーションサーバから送信される上記メニュー画面を受信するメニュー画面受信手段と、
上記メニュー画面受信手段により受信された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示手段と、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、
上記ナビゲーションサーバから送信される上記地図情報を受信する地図情報受信手段と、
上記メニュー画面表示手段により上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報受信手段により受信された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーションシステム。
【請求項１０】
表示部を少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバであって、
上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部は、
上記メニュー画面を取得するメニュー画面取得手段と、
上記メニュー画面または表示画面を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記表示部に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御手段と、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定手段と、
上記表示制御手段により上記メニュー画面が上記端末装置の上記表示部に表示されている際に、上記移動判定手段により上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させた、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく上記表示画面を生成する表示画面生成手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーションサーバ。
【請求項１１】
表示部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、移動体に搭載されたナビゲーション装置において実行されるナビゲーション方法であって、
上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１２】
ナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、
上記ナビゲーションシステムは、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、メニュー画面表示手段と、移動判定手段と、メニュー画面退避手段と、
を備え、
上記メニュー画面表示手段が、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、
上記移動判定手段が、移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記メニュー画面退避手段が、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１３】
制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、表示部と制御部とを少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、
上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記端末装置に送信するメニュー画面送信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記メニュー画面を受信するメニュー画面受信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記メニュー画面受信ステップにて受信された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記地図情報記憶手段に記憶された上記端末装置における表示対象の上記地図の上記地図情報を上記端末装置に送信する地図情報送信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記地図情報を受信する地図情報受信ステップと、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報受信ステップにて受信された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１４】
表示部を少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバにおいて実行されるナビゲーション方法であって、
上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記メニュー画面を取得するメニュー画面取得ステップと、
上記メニュー画面または表示画面を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記表示部に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御ステップと、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記表示制御ステップにて上記メニュー画面が上記端末装置の上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させた、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく上記表示画面を生成する表示画面生成ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１５】
表示部と制御部と記憶部とを少なくとも備えた、移動体に搭載されたナビゲーション装置に実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記メニュー画面記憶手段に記憶された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１６】
ナビゲーションサーバに通信可能に接続された、表示部と制御部とを少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に実行させるためのプログラムであって、
上記制御部において、
上記ナビゲーションサーバから送信されるナビゲーションに関するメニュー画面を受信するメニュー画面受信ステップと、
上記メニュー画面受信ステップにて受信された上記メニュー画面を上記表示部に表示させるメニュー画面表示ステップと、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記ナビゲーションサーバから送信される表示対象の地図の地図情報を受信する地図情報受信ステップと、
上記メニュー画面表示ステップにて上記メニュー画面が上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させ、上記地図情報受信ステップにて受信された上記地図情報に基づく表示画面を上記表示部に表示させるメニュー画面退避ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１７】
表示部を少なくとも備えた、移動体に搭載された端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
ナビゲーションに関するメニュー画面を記憶するメニュー画面記憶手段と、
地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記メニュー画面を取得するメニュー画面取得ステップと、
上記メニュー画面または表示画面を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記表示部に当該メニュー画面または当該表示画面を表示させる表示制御ステップと、
上記移動体が移動しているか否か判定する移動判定ステップと、
上記表示制御ステップにて上記メニュー画面が上記端末装置の上記表示部に表示されている際に、上記移動判定ステップにて上記移動体が移動していると判定された場合、上記メニュー画面を退避させた、上記地図情報記憶手段に記憶された上記地図情報に基づく上記表示画面を生成する表示画面生成ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【公開番号】特開２０１２−１３２７２９（Ｐ２０１２−１３２７２９Ａ）
【公開日】平成２４年７月１２日（２０１２．７．１２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−２８３７５９（Ｐ２０１０−２８３７５９）
【出願日】平成２２年１２月２０日（２０１０．１２．２０）
【出願人】（５００１６８８１１）株式会社ナビタイムジャパン (410)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年７月１２日（２０１２．７．１２）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年１２月２０日（２０１０．１２．２０）
【出願人】（５００１６８８１１）株式会社ナビタイムジャパン (410)
【Ｆターム（参考）】
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