ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラム
【課題】ユーザに対する経路案内を行う前に、案内経路に応じて事前に立ち寄るのに適した施設等の情報を検索して、ユーザに提供することができるナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、経路探索条件を満たす案内経路を探索し、利用者の現在位置、または、探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる要素、に関連する施設に関する関連情報を取得し、関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させる。
【解決手段】本発明は、経路探索条件を満たす案内経路を探索し、利用者の現在位置、または、探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる要素、に関連する施設に関する関連情報を取得し、関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来から、目的地を考慮した案内経路を生成する技術が開示されている。
【０００３】
例えば、特許文献１に記載のナビゲーション装置においては、目的地および目的地を訪れる目的に関する情報に基づいて、目的に関連する商品または役務を提供する施設を検索する技術が開示されている。
【０００４】
また、特許文献２に記載の車両ナビゲーションシステムにおいては、ユーザに選択された目的地周辺の施設を経由地として、案内経路を生成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特許第４３６９２９３号公報
【特許文献２】特許第４４６１０４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、特許文献１および２に記載の従来のナビゲーションシステムにおいては、ユーザが案内経路に従って移動する際に、立ち寄るのに適した場所を経由地として経路案内を行っていた。このため、当該従来のナビゲーションシステムにおいては、事前の計画として案内経路を設定し、後日、目的地に向かって移動するような場合、必ずしも経由地である関連施設や周辺施設がユーザにとって最適とは限らないという問題点を有していた。つまり、当該従来のナビゲーションシステムにおいては、事前の計画として案内経路を設定するような場合、ユーザが案内経路に従って移動する際にはすでに必要のない経由地を案内してしまうことがあるという問題点を有していた。また、当該従来のナビゲーションシステムにおいては、経路案内が開始される前に、立ち寄るのに適した場所を案内することができないという問題点を有していた。
【０００７】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ユーザに対する経路案内を行う前に、案内経路に応じて事前に立ち寄るのに適した施設等の情報を検索して、ユーザに提供することができるナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
このような目的を達成するため、本発明のナビゲーション装置は、出力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーション装置であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部は、上記ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、上記現在位置情報取得手段により取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【０００９】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記経路探索条件は、更に、移動予定の日付を含み、上記制御部は、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報に対応付けられた上記経路探索条件に含まれる上記移動予定の日付が本日の上記日付より後であるか否か判定する日付判定手段、を更に備え、上記関連情報取得手段は、上記日付判定手段により上記移動予定の日付が上記本日の日付より後であると判定された場合、上記現在位置情報取得手段により取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得することを特徴とする。
【００１０】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記要素は、上記目的地であることを特徴とする。
【００１１】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記要素は、移動手段であることを特徴とする。
【００１２】
また、本発明のナビゲーションシステムは、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、上記現在位置情報取得手段により取得された上記現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素に関連する、上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１３】
また、本発明のナビゲーションシステムは、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、出力部と制御部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムであって、上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記ナビゲーションサーバの上記制御部は、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記端末装置に送信する出力情報送信手段と、を備え、上記端末装置の上記制御部は、上記端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、上記ナビゲーションサーバから送信される上記出力情報を受信する出力情報受信手段と、上記関連情報受信手段により受信された上記出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１４】
また、本発明のナビゲーションサーバは、出力部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部は、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む表示情報を生成する表示情報生成手段と、上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１５】
また、本発明のナビゲーション方法は、出力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーション装置において実行されるナビゲーション方法であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部において実行される、上記ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、上記現在位置情報取得ステップにて取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【００１６】
また、本発明のナビゲーション方法は、ナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記ナビゲーションシステムは、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、現在位置情報取得手段と、案内経路探索手段と、関連情報取得手段と、出力情報出力手段と、を備え、上記現在位置情報取得手段が、端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、上記案内経路探索手段が、上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、上記関連情報取得手段が、上記現在位置情報取得ステップにて取得された上記現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、上記出力情報出力手段が、上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させる出力情報出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【００１７】
また、本発明のナビゲーション方法は、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、出力部と制御部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記端末装置に送信する出力情報送信手段と、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記出力情報を受信する出力情報受信手段と、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記関連情報受信手段により受信された上記出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、を含むことを特徴とする。
【００１８】
また、本発明のナビゲーション方法は、出力部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む表示情報を生成する表示情報生成ステップと、上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御ステップと、を含むことを特徴とする。
【００１９】
また、本発明のプログラムは、出力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーション装置に実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、上記現在位置情報取得ステップにて取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力ステップと、を実行させることを特徴とする。
【００２０】
また、本発明のプログラムは、端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記端末装置に送信する出力情報送信手段と、を実行させることを特徴とする。
【００２１】
また、本発明のプログラムは、出力部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む表示情報を生成する表示情報生成ステップと、上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【００２２】
この発明によれば、ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得し、経路探索条件を満たす案内経路を、ネットワーク情報を用いて探索し、取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置の利用者の現在位置、または、探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる要素、に関連する施設に関する関連情報を取得し、取得された関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させるので、案内計画経路の経由地または目的地が遊園地等のレジャー施設で、前売り入場券がコンビニ等の店舗において割引価格で購入できる場合、事前に当該前売り入場券を購入できる店舗を案内することができるという効果を奏する。また、この発明によれば、案内計画経路の経由地または目的地が入場に混雑が予測され、事前に入場券を購入して行った方がスムーズに入場できる場合、または、漁場で釣りをする際に関連施設で漁券の購入が必要な場合等に、当該事情をユーザが知らない場合でも事前に通知することができるという効果を奏する。
【００２３】
また、この発明によれば、経路探索条件は、更に、移動予定の日付を含み、経路情報に対応付けられた経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定し、移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合、ナビゲーション装置の利用者の現在位置、または、案内経路から所定範囲に存在する、経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる要素、に関連する施設に関する、関連情報を取得するので、現在位置等周辺から案内経路周辺の要素に関連する施設への案内に切り換えることでユーザに煩わしさを与えないようにすることができるという効果を奏する。
【００２４】
また、この発明によれば、要素は、目的地であるので、目的地がキャンプ場等の場合、キャンプ用品、および、バーベキュー等に必要な食料品等を取り扱う店舗を事前に案内することができるという効果を奏する。また、この発明によれば、目的地が自宅の場合、消耗品の購入履歴等を併せて登録しておくことで、そろそろ購入したほうがよい（欠品の可能性がある）消耗品を購入できる店舗を案内することができるという効果を奏する。
【００２５】
また、この発明によれば、要素は、移動手段であるので、特急列車等の座席指定が必要な移動手段を利用する場合、事前に当該特急券等を購入できる店舗を案内することができるという効果を奏する。
【００２６】
なお、上記において、本発明のナビゲーション装置を一例に効果の説明をしたが、端末装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムにおいても同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【００２７】
【図１】図１は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図２】図２は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【図３】図３は、本実施形態における案内計画経路の一例を示す図である。
【図４】図４は、本実施形態における関連情報の一例を示す図である。
【図５】図５は、本実施形態における関連情報取得処理の一例を示す図である。
【図６】図６は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【図７】図７は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバの構成の一例を示すブロック図である。
【図８】図８は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバの処理の一例を示すフローチャートである。
【図９】図９は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバの処理の一例を示すフローチャートである。
【図１０】図１０は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図１１】図１１は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【図１２】図１２は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００２８】
以下に、本発明にかかるナビゲーションシステム、端末装置、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、および、プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【００２９】
以下、本発明の構成および処理について、第１の実施形態（ナビゲーションシステム）、第２の実施形態（ナビゲーションサーバ（サーバ主導型））、第３の実施形態（ナビゲーション装置（スタンドアローン型））の順にて詳細に説明する。
【００３０】
［第１の実施形態］
最初に、本発明の第１の実施形態（ナビゲーションシステム）について、図１乃至図５を参照して以下に説明する。但し、以下に示す第１の実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのナビゲーションシステムを例示するものであって、本発明をこのナビゲーションシステムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のナビゲーションシステムにも等しく適用し得るものである。例えば、第１の実施形態で例示するナビゲーションシステムにおけるサーバ側と端末側の機能分散の形態は以下に限られず、同様の効果や機能を奏し得る範囲において、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【００３１】
［ナビゲーションシステムの構成］
まず、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例について、図１を参照して以下に説明する。図１は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。なお、本実施形態においては、通信型のナビゲーションを提供するナビゲーションシステムを具体例として説明するが、本発明はこれに限ることなく、スタンドアローンタイプのナビゲーションシステムなどにも適用可能である。
【００３２】
図１に示すように、第１の実施形態のナビゲーションシステムは、概略的に、地図情報提供および経路探索等を行うことができるナビゲーションサーバ２００、および、単数または複数の経路案内アプリケーションおよび乗換案内アプリケーション等を搭載した端末装置１００、を通信可能に接続して構成される。ここで、図１に示すように、通信には、一例として、ネットワーク３００を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらナビゲーションシステムの各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【００３３】
図１に示すように、第１の実施形態のナビゲーションシステムにおいて、ナビゲーションサーバ２００は、概略的に、制御部２０２と記憶部２０６とを少なくとも備えており、端末装置１００は、位置取得部１１２と出力部（表示部１１４および音声出力部１１６）と入力部１１８と制御部１０２と記憶部１０６とを少なくとも備える。
【００３４】
［ナビゲーションサーバ２００の構成］
ここで、図１において、ナビゲーションサーバ２００は、端末装置１００から送信される経路探索条件を満たす案内経路を、ネットワーク情報を用いて探索し、端末装置１００から送信される端末装置１００の利用者の現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置、または、探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する関連情報を取得し、取得された関連情報を含む出力情報を端末装置１００に送信する等の機能を有する。ナビゲーションサーバ２００は、通信制御インターフェース部２０４を介してネットワーク３００を経由し、端末装置１００と相互に通信可能に接続されており、制御部２０２と記憶部２０６とを備える。制御部２０２は、各種処理を行う制御手段である。通信制御インターフェース部２０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、ナビゲーションサーバ２００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部２０４は、端末装置１００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。記憶部２０６は、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）等の固定ディスク装置およびＳＳＤ（Ｓｏｌｉｄ Ｓｔａｔｅ Ｄｒｉｖｅ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル（ネットワーク情報データベース２０６ａ、交通情報データベース２０６ｂ、経路情報データベース２０６ｃ、関連情報データベース２０６ｄ、地図情報データベース２０６ｅ、および、案内情報データベース２０６ｆ等）を格納する。
【００３５】
これら記憶部２０６の各構成要素のうち、ネットワーク情報データベース２０６ａは、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段である。ここで、ネットワーク情報は、交通網表現上の結節点であるノードと、当該ノード間を接続するリンクと、の組み合わせによって表現されるネットワークに関する情報であってもよい。また、ネットワーク情報は、道路ネットワーク情報、路線網ネットワーク情報、および、施設内ネットワーク情報を含んでいてもよい。これらネットワーク情報は、ネットワーク情報データベース２０６ａに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的にネットワーク３００を介して最新のデータを外部機器（例えば、地図情報を提供する地図提供サーバなど）等からダウンロードしてネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報をアップデートしてもよい。
【００３６】
ここで、ネットワーク情報に含まれる道路ネットワーク情報は、道路網を規定するネットワーク情報であり、例えば、交差点等の道路網表現上の結節点であるノードのノードデータと、ノード間の道路区間であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、ノードデータには、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称、緯度経度高度等の位置座標、ノード種別、接続するリンク本数、接続ノード番号、および、交差点名称等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、道路の種別、国道や県道や市道等の路線番号、重用する路線情報、リンクの存在する行政区域の属性情報、リンク長（例えば、距離等）、道路供用状況、異常気象時通行規制区間、車重制限、車両高さ制限、幅員、道路幅員区分、レーン情報（例えば、車線数、路線バス専用通行帯、二輪専用通行帯、および二輪・軽車両専用通行帯等の専用通行帯、路線バス等優先通行帯、車両通行区分、ならびに、進行方向別通行区分などについての車両通行帯情報等）、制限速度、車線変更規制、高架、トンネルおよび橋等のリンク内属性、ならびに、名称等の情報を含んでいてもよい。また、道路ネットワーク情報は、利用料金データ等を含んでいてもよい。ここで、利用料金データは、自動車およびオートバイ等で移動する場合に消費する燃料料金、ならびに、高速自動車国道および自動車専用道路等の有料道路の通行料金等を表す情報等であってもよい。また、道路ネットワーク情報は、自動車、オートバイ、自転車、および、徒歩等で移動する場合の経路上に存在する施設等の緯度経度情報などの位置情報等を記憶してもよい。
【００３７】
また、ネットワーク情報に含まれる路線網ネットワーク情報は、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関（例えば、公共交通機関等）の路線網を規定するネットワーク情報であり、例えば、路線網表現上の結節点であるノード（例えば、交通機関の停留地点である駅、停留場、停車場、停留所、空港、港、および、ターミナル等）のノードデータと、ノード間を接続する鉄道路線、航空路線、航路、および、バス路線等のリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、路線とは、交通機関が通過する出発地と目的地とを結ぶ線であってもよい。また、鉄道とは、ルート上に設置された固定式案内路（レール、および案内軌条など）等に誘導されて走行し、旅客や貨物等を輸送する交通機関であり、例えば、電車、市電、ロープウェイ、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等であってもよい。また、ノードデータには、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称（例えば、交通機関の停留地点の名称である駅名、停留場名、停車場名、停留所名、空港名、港名、および、ターミナルの名称等）、および、緯度経度高度などの位置情報等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、種別、リンク長（例えば、距離等）、高架、トンネルおよび橋等のリンク内属性、ノードの名称（例えば、路線名など）、ならびに、緯度経度高度などの位置情報等の情報を含んでいてもよい。また、路線網ネットワーク情報は、更に、交通機関の種別（例えば、特急、急行、準急、快速、快速急行、通勤特急、通勤快速、通勤急行、区間急行、区間準急、区間快速、各駅停車、および、普通など）に対応したノード（例えば、急行停車駅、準急停車駅、および、快速停車駅等）のノードデータと、当該ノード間を接続する鉄道路線、および、バス路線等のリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報を当該種別に対応付けて含んでいてもよい。
【００３８】
また、路線網ネットワーク情報は、交通機関の乗降場所（例えば、駅のプラットホーム等）の位置情報（例えば、緯度経度高度等）、形状情報、配置情報（例えば、島式ホームおよび相対式ホーム等）、および、属性情報（例えば、プラットホーム番号などの乗降場所の名称および識別番号等）などを含む乗降場所情報を含んでいてもよい。また、路線網ネットワーク情報は、交通機関の利用料金データを含んでいてもよい。ここで、利用料金データは、例えば、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関を利用した場合に生じる利用料金等を表す情報等であってもよい。また、路線網ネットワーク情報は、乗車位置データを含んでいてもよい。ここで、乗車位置データは、例えば、電車、市電、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等の複数の車両が連結した交通機関の乗車位置（一例として、改札口に近い車両、乗換に便利な位置の車両、混雑率の低い車両、および、女性専用車両等）を表す情報等であってもよい。
【００３９】
また、ネットワーク情報に含まれる施設内ネットワーク情報は、施設内の経路網を規定するネットワーク情報である。ここで、施設内ネットワーク情報は、例えば、建造物内の店舗、会社、事務所、およびトイレ等の出入口、エレベータおよびエスカレータの乗降口、階段の出入口、飛行機等の搭乗口、駅のプラットホーム上の電車等の乗車位置、ならびに、駅の改札口等の、通路等を接続する結節点であるノードのノードデータと、ノード間を接続する通路、階段、動く歩道、エスカレータ、および、エレベータ等であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、ノードデータには、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称（出入口名および乗降口名等）、緯度経度高度等の位置座標、ノード種別（例えば、出入口、乗降口、通路の曲がり角、および通路の分岐点等）、接続するリンク本数、および、接続ノード番号等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、リンク長、幅員、リンク種別（例えば、ノード間を接続する通路、階段、スロープ、エスカレータ、エレベータ、および動く歩道など）、および、バリアフリー化の情報を含んでいてもよい。ここで、施設とは、駅、オフィスビル、ホテル、デパート、スーパーマーケット、博物館、美術館、学校、水族館、地下通路、立体駐車場、地下駐車場、および、地下街等の屋内建造物であってもよい。また、施設とは、バスターミナル、公園、遊園地、キャンプ場、連絡通路、屋外駐車場、および、動物園等の屋外建造物であってもよい。
【００４０】
また、交通情報データベース２０６ｂは、交通情報を記憶する交通情報記憶手段である。ここで、交通情報は、交通機関の運行情報（例えば、遅延情報等）を含んでいてもよく、例えば、運行情報は、鉄道運行情報、航空運行情報、船舶運行情報、および、バス運行情報等を含んでいてもよい。また、運行情報は、交通機関の時刻表情報（運行時刻情報）を含んでいてもよい。また、運行情報は、交通機関単位の時刻表情報（例えば、各交通機関が経由する停留地点の経由時刻を定めた時刻表情報等）であってもよく、停留所単位の時刻表情報（例えば、各停留地点を経由する交通機関の到着時刻を定めた時刻表情報等）であってもよい。なお、運行情報は、路線または運行便毎の、経由する停留所およびその経由予定時刻に関する情報を含んでいてもよい。ここで、時刻表情報は、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関の時刻表を表す情報であってもよい。また、時刻表情報は、更に、交通機関の行先情報（例えば、最終行先情報など）、および、交通機関の種別（例えば、特急、急行、準急、快速、快速急行、通勤特急、通勤快速、通勤急行、区間急行、区間準急、区間快速、各駅停車、および、普通など）を含む情報であってもよい。また、時刻表情報は、更に、路線上のノード（すなわち、交通機関の停留地点）における交通機関の発着時刻（例えば、出発、経由、および到着の予定時刻など）、交通機関の路線の名称、および、交通機関の路線上のノード（すなわち、交通機関の停留地点）の名称等の属性情報を含む情報であってもよい。また、時刻表情報は、交通機関の路線上のノードを結ぶ区間（例えば、一つまたは複数のリンク等）毎に対応付けられた交通機関の属性情報（例えば、種別および行先情報等）を含んでいてもよい。また、時刻表情報は、各交通機関の乗降に用いられる乗降場所の名称および識別番号（例えば、プラットホーム番号など）等の乗降場所の属性情報を含んでいてもよい。
【００４１】
また、交通情報は、道路交通情報を含んでいてもよい。ここで、道路交通情報は、渋滞発生地点や渋滞距離や道路上の二地点間の通過時間（すなわち、旅行時間など）等の渋滞情報を含んでいてもよい。また、道路交通情報は、交通障害情報や交通規制情報等を含んでいてもよい。ここで、交通規制情報は、各種の交通規制を定義するデータであり、例えば、降水量規制、積雪・凍結規制、超波規制、風速規制、および視程規制等の異常気象時通行規制、高さ規制および重量規制等の車両通行規制、道路工事や作業、道路周辺の工事に伴う工事時規制、時間帯や車種により通行できる通行帯を規制している通行帯規制および道路の損壊等による車両通行止、交通の安全を確保するために設置されるコミュニティ・ゾーン等による一般車の進入禁止、ならびに、私有地への接続路であることによる一般車の進入禁止等の情報などを含んでもよい。また、交通規制情報は、工事、事故、または、車両故障等により車両通行帯等が走行不能または走行困難となる通行規制情報であってもよい。また、これら交通情報は、交通情報データベース２０６ｂに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的（例えば、５分毎等）にネットワーク３００を介して最新のデータを外部システム（例えば、警察庁、ＶＩＣＳ（Ｖｅｈｉｃｌｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ａｎｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ）（登録商標）、および、ＡＴｉＳ（Ａｄｖａｎｃｅｄ Ｔｒａｆｆｉｃ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ）（登録商標）、日本道路交通情報センター（ＪＡＲＴＩＣ）（登録商標）、鉄道会社、および、交通情報配信サーバ（サービス）など）等からダウンロードして交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報をアップデートしてもよい。
【００４２】
また、経路情報データベース２０６ｃは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段である。ここで、検索条件は、更に、移動予定の日付を含んでいてもよい。ここで、経路情報データベース２０６ｃは、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）、および、制御部２０２により生成された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）を対応付けて記憶してもよい。また、経路情報は、案内経路の位置情報、および、当該案内経路を示す画像（例えば、ポリライン等）などを含んでいてもよい。
【００４３】
また、関連情報データベース２０６ｄは、経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段である。ここで、要素は、出発地、経由地、目的地、移動手段、出発時刻、経由時刻、到着時刻、または、移動予定の日付等であってもよい。また、要素に関連する施設とは、要素の利用に有用な施設等であってもよい。例えば、要素に関連する施設は、目的地、または、経由地等の入場券、割引券、および／または、割引情報等が入手可能な施設であってもよい。また、要素に関連する施設は、鉄道、バス、飛行機、または、船等の移動手段の乗車券、航空券、乗船券、割引券、および／または、割引情報等が入手可能な施設であってもよい。また、関連情報は、要素に関連する施設の位置情報、および、当該施設を示す画像（例えば、アイコン等）などを含んでいてもよい。
【００４４】
また、地図情報データベース２０６ｅは、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段である。ここで、地図情報は、複数の縮尺のラスタ形式の地図描画用の画像、または、ベクタ形式の地図描画用の画像等であってもよい。また、地図情報は、例えば、縮尺に従ってメッシュ化された地図情報（例えば、ＪＩＳ規格の第１〜３次地域区画メッシュデータ、および、１００ｍメッシュデータ等）等の屋外地図情報であってもよい。また、地図情報は、全国および各地方の道路地図や路線図等の屋外地図情報を含んでいてもよい。また、地図情報は、例えば、高さ情報を持つ建築物（例えば、立体駐車場、駅、デパート、および、学校等）に関するフロア案内地図等の屋内地図情報を更に含んでいてもよい。
【００４５】
また、地図情報データベース２０６ｅは、更に、地図上に表示される地図オブジェクトに関する地図オブジェクト情報を記憶していてもよい。ここで、地図オブジェクト情報は、地図上に表示される地物（例えば、ビル、住宅、および、駅等の建造物、道路、線路、橋、トンネル、等高線、海岸線、および、湖岸線等の水涯線、海、河川、湖、池、沼、公園、および、屋外施設等の場地、行政界、行政区域、ならびに、街区等）の形状についての形状情報（ポリゴン、または、ポリライン等）、地図上に表示される注記（例えば、地名、住所、電話番号、店舗、公園、ビル、および、駅等の施設名称、名所、旧跡、河川、湖、湾、山、および、森林等の俗称を含む名称、道路、橋、および、トンネル等の名称、路線名称、地点情報、ならびに、口コミ情報、施設の営業時間、店舗の取扱商品、ＵＲＬ、写真データ、ならびに、クーポン情報等）の注記情報、ならびに、地図上に表示される記号（例えば、山、史跡、寺社、官庁、警察署、交番、消防署、駅、医療機関、美術館、博物館、学校、工場、および、墓地等の地図記号、飲食店、食料品店、酒店、タバコ店、百貨店、ショッピングセンター、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、金融機関、および、郵便局等の店舗記号、道路上の信号、有料道路の出入口、料金所、サービスエリア、パーキングエリア、および、インターチェンジ等の記号、駐車場、駅、ホテル、美術館、および、博物館等の施設記号、ならびに、口コミ地点記号等）の記号情報等のデータを含んでいてもよい。ここで、形状情報は、地図オブジェクト描画用の画像（例えば、ポリゴン、および、ポリライン等）を含んでいてもよい。
【００４６】
また、地図情報データベース２０６ｅは、更に、ＰＯＩ（ｐｏｉｎｔ ｏｆ ｉｎｔｅｒｅｓｔ）の位置情報等を含むＰＯＩ情報を記憶していてもよい。ここで、ＰＯＩの位置（座標）情報は、ＰＯＩの緯度経度高度、ＰＯＩの電話番号、ＰＯＩの住所、ならびに、ＰＯＩの存在する地点の立地（都市部、郊外、港湾部、および、駅周辺等）および用途制限等を含んでいてもよい。また、ＰＯＩ情報は、ＰＯＩの名称、種別（カテゴリ）、ＵＲＬ、営業時間、取扱商品、平均価格（例えば、平均使用料金など）、評判、ランキング、立ち寄りやすさ、レコメンドスコア、写真データ、クーポン情報、口コミ（例えば、口コミ評価およびユーザコメントなど）、使用条件、使用可能性、施設規模、ＰＯＩ ＩＤ、当該ＰＯＩ情報へのアクセス回数またはアクセス頻度等の参照率、および、当該ＰＯＩ情報の更新日時等の情報を含んでいてもよい。ここで、ＰＯＩとは、便利な場所や興味のある場所などとして人が知覚する特定の地点および施設等であって、店舗、会社、事務所、公共施設、娯楽施設、および、屋外施設等であってもよい。ここで、店舗は、例えば、飲食店、食料品店、酒店、タバコ店、百貨店、ショッピングセンター、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、金融機関、郵便局、立体駐車場、ならびに、ホテルおよび旅館等の宿泊施設等であってもよい。また、公共施設は、例えば、官庁、警察署、交番、消防署、駅、医療機関、美術館、博物館、および、学校等であってもよい。また、娯楽施設は、例えば、映画館、劇場、遊園地、パチンコ店、カジノ、および、競馬場等であってもよい。また、屋外施設は、バスターミナル、公園、遊園地、キャンプ場、連絡通路、屋外駐車場、および、動物園等であってもよい。また、ＰＯＩは、一時的に行われるイベント（例えば、祭り、展示会、博覧会、試合、コンサート、および、フリーマーケット等）の会場であってもよい。
【００４７】
また、地図情報に含まれる屋内地図情報は、施設等の構内における屋内経路についての構内経路データを含んでいてもよい。ここで、構内経路データとは、駅等の構内における移動経路データと、当該移動経路を含む地図（施設案内図）の地図情報と、に少なくとも基づくデータであってもよい。例えば、構内経路データは、施設案内図に移動経路が引いてある画像であってもよい。また、例えば、構内経路データは、更に、移動経路を説明するメッセージデータを含んでいてもよい。ここで、移動経路データに基づく移動経路とは、施設内で複数の交通機関の乗換えをする場合の改札口等を結ぶ最適経路（例えば、最短経路またはバリアフリー経路等）であってもよい。
【００４８】
また、これら地図情報等は、地図情報データベース２０６ｅに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的にネットワーク３００を介して最新のデータを外部機器（例えば、地図情報を提供する地図提供サーバなど）等からダウンロードして地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報等をアップデートしてもよい。
【００４９】
また、案内情報データベース２０６ｆは、案内情報（音声案内情報および表示案内情報等）を記憶する案内情報記憶手段である。ここで、案内情報に含まれる表示案内情報は、分岐点等における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるターンバイターン（ＴＢＴ）、および、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等であってもよく、例えば、端末装置１００の制御部１０２が表示案内を実行する際に用いられてもよい。また、表示案内情報は、交差点周辺の低縮尺の地図の地図情報（例えば、交差点拡大図等）、道路標識の道路標識画像、および、道路標示の道路表示画像等を含んでいてもよい。また、案内情報に含まれる音声案内情報は、現在位置周辺に渋滞している領域があることを知らせる音声情報であってもよく、渋滞箇所の案内に対応付けられた「この先渋滞しています」、分岐点等における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」、および、現在位置が目的地に近づいた場合に対応付けられた「まもなく目的地周辺です」等の音声情報であってもよく、例えば、端末装置１００の制御部１０２が音声案内を実行する際に用いられてもよい。
【００５０】
また、制御部２０２は、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部２０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部２０２は、機能概念的に、経路探索要求受信部２０２ａ、案内経路探索部２０２ｂ、経路情報格納部２０２ｃ、現在位置情報受信部２０２ｄ、案内経路探索部２０２ｂ、日付判定部２０２ｅ、関連情報取得部２０２ｆ、経路案内情報生成部２０２ｇ、および、出力情報送信部２０２ｈを備える。
【００５１】
このうち、経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する経路探索要求受信手段である。ここで、経路探索要求は、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を含んでいてもよい。ここで、出発地は、端末装置１００の利用者の現在位置であってもよい。また、経路探索条件は、更に、経由地、移動手段、出発時刻、経由時刻、到着時刻、および／または、移動予定の日付等を含んでいてもよい。ここで、出発時刻は、現在時刻であってもよい。また、経路探索条件は、端末装置１００の利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して入力されたものであってもよい。
【００５２】
また、案内経路探索部２０２ｂは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内経路に関する経路情報を生成する案内経路探索手段である。ここで、案内経路探索部２０２ｂは、更に、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。例えば、案内経路探索部２０２ｂは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｂは、経由地を経由した案内経路を探索してもよい。また、経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｂは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内経路を探索してもよい。
【００５３】
また、案内経路探索部２０２ｂは、事前に（例えば、事前の計画として、または、単なる検索として等）、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件である計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路である案内計画経路を、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内計画経路に関する経路情報である案内計画経路情報を生成してもよい。ここで、案内経路探索部２０２ｂは、更に、計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内計画経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。例えば、案内経路探索部２０２ｂは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内計画経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。ここで、計画経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｂは、経由地を経由した案内計画経路を探索してもよい。また、計画経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｂは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内計画経路を探索してもよい。
【００５４】
また、経路情報格納部２０２ｃは、案内経路探索部２０２ｂにより案内経路（例えば、案内計画経路等）の探索に用いられた経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）、および、案内経路探索部２０２ｂにより生成された当該案内経路（例えば、案内計画経路等）に関する経路情報（例えば、案内計画経路情報等）を対応付けて経路情報データベース２０６ｃに格納する経路情報格納手段である。
【００５５】
また、現在位置情報受信部２０２ｄは、端末装置１００から送信される端末装置１００の利用者の現在位置情報を受信する現在位置情報受信手段である。
【００５６】
また、日付判定部２０２ｅは、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定する日付判定手段である。また、日付判定部２０２ｅは、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付と同一であるか否か判定してもよい。なお、日付判定部２０２ｅは、ネットワーク３００を介して正確な時刻を提供するタイムサーバ等から標準時（例えば、ＵＴＣ（Ｃｏｏｒｄｉｎａｔｅｄ Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｔｉｍｅ）、または、ＪＳＴ（Ｊａｐａｎ Ｓｔａｎｄａｒｄ Ｔｉｍｅ）など）等の時刻を受信し、当該時刻に基づいて、計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定してもよい。
【００５７】
また、関連情報取得部２０２ｆは、端末装置１００の利用者の現在位置、または、案内経路探索部２０２ｂにより探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース２０６ｃに記憶された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得する関連情報取得手段である。ここで、関連情報取得部２０２ｆは、日付判定部２０２ｅにより移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合、端末装置１００の利用者の現在位置、または、案内経路探索部２０２ｂにより探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース２０６ｃに記憶された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得してもよい。また、関連情報取得部２０２ｆは、経路情報データベース２０６ｃに記憶された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）に基づく案内経路（例えば、案内計画経路等）から所定範囲に存在する、経路情報データベース２０６ｃに記憶された当該経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得してもよい。
【００５８】
また、経路案内情報生成部２０２ｇは、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段である。ここで、経路案内情報は、案内経路探索部２０２ｂにより生成された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、地図情報データベース２０６ｅに記憶された、案内経路（例えば、案内計画経路等）を含む地図の地図情報、および／または、案内情報データベース２０６ｆに記憶された、案内経路（例えば、案内計画経路等）上において出力される案内情報（表示案内情報および音声案内情報等）を含んでいてもよい。
【００５９】
また、出力情報送信部２０２ｈは、端末装置１００の出力部を介して出力される出力情報を端末装置１００に送信する出力情報送信手段である。ここで、出力情報は、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報を含んでいてもよい。また、出力情報は、更に、関連情報に基づく経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設の施設位置を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報、案内経路探索部２０２ｂにより生成された案内経路（例えば、案内計画経路等）に関する案内経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、地図情報データベース２０６ｅに記憶された案内経路（例えば、案内計画経路等）を含む地図の地図情報、および／または、地図情報データベース２０６ｅに記憶された端末装置１００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報を含んでいてもよい。また、出力情報は、経路案内情報生成部２０２ｇにより生成された経路案内情報を含む出力情報を端末装置１００に送信してもよい。
【００６０】
［端末装置１００の構成］
また、図１において、端末装置１００は、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得し、ナビゲーションサーバ２００から送信される出力情報を受信し、受信された出力情報を出力部を介して出力させる等の機能を有する。端末装置１００は、例えば、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話、スマートフォン、ＰＨＳ、およびＰＤＡ等の携帯端末装置、および、走行経路案内等を行なうナビゲーション端末（例えば、カーナビゲーション装置など）等である。ここで、端末装置１００は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、経路案内アプリケーション、乗換案内アプリケーション、および情報検索アプリケーション等を搭載していてもよい。また、端末装置１００は、リアルタイムに現在位置測位が行えるよう、ＧＰＳ機能やＩＭＥＳ機能等を有する位置取得部１１２を備えていてもよい。また、端末装置１００は、表示部１１４と音声出力部１１６とを少なくとも含む出力部を備えていてもよい。また、端末装置１００は、データ入力等を行う入力部１１８を備えていてもよい。
【００６１】
ここで、表示部１１４は、アプリケーション等の表示画面を表示する表示手段（例えば、液晶または有機ＥＬ等から構成されるディスプレイおよびモニタ等）であってもよい。また、音声出力部１１６は、音声情報を音声として出力する音声出力手段（例えば、スピーカ等）であってもよい。また、入力部１１８は、例えば、キー入力部、タッチパネル、キーボード、およびマイク等であってもよい。また、入出力制御インターフェース部１０８は、位置取得部１１２、表示部１１４、音声出力部１１６、および、入力部１１８等の制御を行う。
【００６２】
ここで、位置取得部１１２は、例えば、位置発信装置５００から発信される位置情報信号を受信する信号受信手段であってもよい。ここで、位置発信装置５００は、位置情報信号（ＧＰＳ信号）を発信するＧＰＳ装置であってもよい。また、位置発信装置５００は、端末装置１００との間で無線通信を行うための装置等である基地局（例えば、携帯電話、自動車電話、および、ＰＨＳの基地局等）であってもよい。また、位置発信装置５００は、ＧＰＳ信号と類似した特徴を持つ位置情報信号を用いて屋内測位を可能とするＩＭＥＳ（Ｉｎｄｏｏｒ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｓｙｓｔｅｍ）技術を実現するＩＭＥＳ装置であってもよい。なお、ＩＭＥＳ技術は測位衛星システムである準天頂衛星の枠組みから発案されたシステムである。
【００６３】
また、位置発信装置５００は、屋外で受信したＧＰＳ信号を屋内で発信するＧＰＳリピータであってもよい。また、位置発信装置５００は、建物（例えば、立体駐車場等）内の各フロアや地下構造物（例えば、地下鉄駅、地下街、地下連絡通路、および地下駐車場等）の各所に任意に設置される小型発信装置であってもよい。なお、この小型発信装置には、設置場所に応じた自己位置情報（位置ＩＤ等）が割り振られている。そして、端末装置１００が通信可能範囲に入ると、端末装置１００は、小型発信装置から送信される自己位置情報を位置情報信号として受信する。この際の通信方式は、例えば、ＲＦＩＤ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）タグシステムやＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等の各種近距離無線方式や、赤外線通信方式等であってもよい。また、位置発信装置５００は、無線ＬＡＮのアクセスポイントであってもよい。本実施形態において、位置取得部１１２は、無線ＬＡＮ信号等を受信して、アクセスポイントの識別情報を取得してもよい。そして、制御部１０２は、位置取得部１１２にて取得したアクセスポイント固有の識別情報からアクセスポイントの位置を特定して位置情報を取得してもよい。また、本実施形態において、制御部１０２は、位置取得部１１２にて取得された位置情報信号から、緯度、経度、および、高さ情報を含む位置情報を算出してもよい。ここで、位置情報は、緯度および経度により特定される絶対位置の他、基準となる位置からの相対位置を示すものであってもよい。
【００６４】
ここで、位置取得部１１２は、端末装置１００の変化量（例えば、ベクトル量等）を検出する速度センサ、加速度センサ、方位センサ、および、距離センサ等を備えていてもよい。ここで、位置取得部１１２は、速度センサにて速度を検出してもよい。また、位置取得部１１２は、加速度センサにて加速度を検出してもよい。また、位置取得部１１２は、方位センサにて方位（例えば、東・西・南・北・天・地等）および傾きを検出してもよい。また、位置取得部１１２は、距離センサにて移動距離（変位）を検出してもよい。ここで、速度センサは、レーザドップラ振動計等であってもよく、検出したドップラー効果によって生じた周波数の差等から端末装置１００の速度を検出してもよい。また、加速度センサは、機械式加速度センサ、ＦＢＧ光ファイバ式等の光学式加速度センサ、および、ＭＥＭＳ（Ｍｉｃｒｏ Ｅｌｅｃｔｒｏ Ｍｅｃｈａｎｉｃａｌ Ｓｙｓｔｅｍｓ）加速度センサ等の半導体式加速度センサなどであってもよい。また、方位センサには、絶対走行方位を検出する地磁気センサ、および、相対走行方位を検出する光ジャイロ等が使用されてもよい。また、方位センサは、地磁気センサと加速度センサを組み合わせることで方位および傾きに関する情報を取得できる電子コンパス等であってもよい。また、距離センサは、端末装置１００が車両用の情報処理端末である場合、車軸の回転数に比例してパルス信号を発生させ、パルス信号の数量に比例した移動距離を検出してもよい。
【００６５】
また、位置取得部１１２は、更に、通信装置を備えていてもよく、端末装置１００が車両用の情報処理端末である場合、各車両に搭載された当該通信装置の車車間通信から自車位置を示す位置情報を取得してもよい。また、位置取得部１１２は、地図情報に基づいて端末装置１００の利用者の現在位置を示す位置情報を取得してもよい。
【００６６】
また、通信制御インターフェース部１０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、端末装置１００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部１０４は、ナビゲーションサーバ２００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、ネットワーク３００は、端末装置１００およびナビゲーションサーバ２００と、外部の地図提供サーバ等の外部機器または外部システムとを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網（携帯端末回線網および一般電話回線網等）、イントラネット、または、電力線通信（ＰＬＣ）等であってもよい。
【００６７】
また、記憶部１０６は、ＨＤＤやＳＳＤ等の大容量のストレージ手段、および／または、ＳＲＡＭ（Ｓｔａｔｉｃ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等を用いて構成される小容量高速メモリ（例えば、キャッシュメモリ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやファイルやテーブル（出力情報ファイル１０６ａ等）を格納してもよい。ここで、記憶部１０６は、各種のファイル等を一時的に記憶するものであってもよい。
【００６８】
また、出力情報ファイル１０６ａは、出力部を介して出力させる出力情報を記憶する出力情報記憶手段である。
【００６９】
また、制御部１０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部１０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部１０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部１０２ａ、経路探索要求送信部１０２ｂ、出力情報受信部１０２ｃ、および、出力情報出力部１０２ｄを備える。
【００７０】
ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を所定時間（所定周期）ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報をナビゲーションサーバ２００に送信してもよい。
【００７１】
また、現在位置情報取得部１０２ａは、利用者により入力部１１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部１１８を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置（一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点）であってもよい。例えば、現在位置情報取得部１０２ａは、入力部１１８を介して利用者に表示部１１４に表示された地図情報に基づく表示画面上で指定（例えば、タッチパネル式の表示部１１４での指定操作等）させた座標を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【００７２】
また、経路探索要求送信部１０２ｂは、経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する経路探索要求送信手段である。
【００７３】
また、出力情報受信部１０２ｃは、ナビゲーションサーバ２００から送信される出力情報を受信する出力情報受信手段である。ここで、出力情報受信部１０２ｃは、更に、受信した出力情報を出力情報ファイル１０６ａに格納してもよい。ここで、出力情報受信部１０２ｃは、出力情報ファイル１０６ａに既存の出力情報が記憶されている場合、新たに設定された出力情報を、既存の出力情報に上書きして格納してもよい。
【００７４】
また、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報を出力部を介して出力させる出力情報出力手段である。ここで、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報を表示部１１４に表示させてもよい。例えば、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報に含まれる、関連情報、経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、地図情報、および／または、経路案内情報を表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報を出力部を介して出力させてもよい。例えば、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報に含まれる関連情報、および／または、端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報に含まれる関連情報、出力情報に含まれる経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、利用者により入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、経路案内を実行してもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、表示画面に対応した音声情報（出力情報に含まれる音声案内情報等）を音声出力部１１６を介して出力させてもよい。
【００７５】
以上で、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例の説明を終える。
【００７６】
［ナビゲーションシステムの処理］
次に、このように構成された第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例について、以下に図２乃至図６を参照して詳細に説明する。
【００７７】
［関連情報出力処理（その１）］
図２乃至図５を参照して、第１の実施形態における関連情報出力処理の一例について説明する。図２は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【００７８】
図２に示すように、まず、端末装置１００の経路探索要求送信部１０２ｂは、少なくとも出発地と目的地と移動予定の日付とを含む計画経路探索条件を含む経路探索要求が利用者により入力部１１８を介して入力された場合、当該経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＡ−１）。ここで、計画経路探索条件は、更に、経由地、移動手段、出発時刻、経由時刻、および／または、到着時刻等を含んでいてもよい。ここで、出発地は、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置であってもよい。
【００７９】
そして、ナビゲーションサーバ２００の経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する（ステップＳＡ−２）。
【００８０】
そして、ナビゲーションサーバ２００の案内経路探索部２０２ｂは、事前の計画として、経路探索要求受信部２０２ａにより受信された経路探索要求に含まれる計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路である案内計画経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を生成する（ステップＳＡ−３）。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｂは、経由地を経由した案内計画経路を探索してもよい。
【００８１】
ここで、図３を参照して、本実施形態における案内計画経路の一例について説明する。図３は、本実施形態における案内計画経路の一例を示す図である。
【００８２】
図３に示すように、ナビゲーションサーバ２００の案内経路探索部２０２ｂは、計画経路探索条件に従って、自動車のみを移動手段とする案内計画経路１と、徒歩および公共交通機関を移動手段とする案内計画経路２が探索している。
【００８３】
図２に戻り、ナビゲーションサーバ２００の経路情報格納部２０２ｃは、案内経路探索部２０２ｂにより案内計画経路の探索に用いられた計画経路探索条件、および、案内経路探索部２０２ｂにより生成された当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を対応付けて経路情報データベース２０６ｃに格納する（ステップＳＡ−４）。つまり、経路情報格納部２０２ｃは、まず探索された案内計画経路情報および計画経路探索条件を経路情報データベース２０６ｃに格納する。
【００８４】
ここで、図３を参照して、本実施形態における経路情報データベース２０６ｃに格納される情報の一例について説明する。
【００８５】
図３に示すように、案内計画経路２の場合、経路情報格納部２０２ｃにより経路情報データベース２０６ｃに格納される情報としては、計画経路探索条件に含まれる出発地および目的地の位置情報、ならびに、案内計画経路情報（利用駅（駅Ａおよび駅Ｂ）、利用路線、利用区間、および、乗車路線種別など移動手段に関する情報等）などであってもよい。
【００８６】
図２に戻り、端末装置１００の現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得し、当該現在位置情報をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＡ―５）。ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、本発明が実装されたアプリケーション起動時、端末装置１００の起動時、または、所定時間ごと等に、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得してもよい。
【００８７】
そして、ナビゲーションサーバ２００の現在位置情報受信部２０２ｄは、端末装置１００から送信される端末装置１００の利用者の現在位置情報を受信する（ステップＳＡ―６）。
【００８８】
そして、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、経路情報データベース２０６ｃに案内計画経路情報が記憶されているか否か判定する（ステップＳＡ−７）。
【００８９】
そして、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、ステップＳＡ−７にて経路情報データベース２０６ｃに案内計画経路情報が記憶されていないと判定した場合（ステップＳＡ−７：Ｎｏ）、処理を終了する。
【００９０】
一方、ナビゲーションサーバ２００の日付判定部２０２ｅは、ステップＳＡ−７にて制御部２０２により経路情報データベース２０６ｃに案内計画経路情報が記憶されていると判定された場合（ステップＳＡ−７：Ｙｅｓ）、経路情報データベース２０６ｃに記憶された当該案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定する（ステップＳＡ−８）。
【００９１】
そして、ナビゲーションサーバ２００の関連情報取得部２０２ｆは、ステップＳＡ−８にて日付判定部２０２ｅにより経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合（ステップＳＡ−８：Ｙｅｓ）、現在位置情報受信部２０２ｄにより受信された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置から所定範囲に存在する、当該案内計画経路情報、および／または、当該計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得し（ステップＳＡ−９）、処理をステップＳＡ−１２に移行させる。つまり、関連情報取得部２０２ｆは、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報から計画経路探索条件となる情報を要素として取得し、当該要素に基づいて関連情報を検索する。ここで、関連情報とは、例えば、利用することによって割引を受けることが可能となる目的地（施設）の割引券もしくは割引情報、または、案内計画経路上で利用する交通機関の割引券もしくは割引情報を購入可能な店の店舗情報等であってもよい。また、関連情報取得部２０２ｆは、ユーザの状況に応じて検索に採用する要素を選択してもよい。
【００９２】
ここで、図４を参照して、本実施形態における関連情報取得処理の一例について説明する。図４は、本実施形態における関連情報の一例を示す図である。
【００９３】
図４に示すように、ナビゲーションサーバ２００の日付判定部２０２ｅは、現在位置情報受信部２０２ｄにより端末装置１００にて測位された現在位置情報が受信された場合、記憶された案内計画経路情報の有無について経路情報データベース２０６ｃを参照して確認している。そして、日付判定部２０２ｅは、記憶された案内計画経路情報があれば、その移動予定の日付（移動予定日）が本日より前であるか確認している。ここで、日付判定部２０２ｅは、案内計画経路情報が複数記憶されている場合、全てを対象としてもよいし、もっとも近い移動予定日の案内計画経路情報のみを対象としてもよい。そして、関連情報取得部２０２ｆは、対象となった案内計画経路情報、および／または、計画経路探索条件に含まれる要素に基づいて、現在位置付近の計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設Ｋ５および施設Ｋ６を検索している。このようにすることで、移動を予定している経路や目的地について、事前に割引券または割引情報を別の移動の際に入手することが可能となる。
【００９４】
図２に戻り、ナビゲーションサーバ２００の日付判定部２０２ｅは、ステップＳＡ−８にて経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後ではないと判定した場合（ステップＳＡ−８：Ｎｏ）、当該移動予定の日付が本日の日付と同一であるか否か判定する（ステップＳＡ−１０）。
【００９５】
そして、ナビゲーションサーバ２００の日付判定部２０２ｅは、ステップＳＡ−１０にて経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付と同一ではないと判定した場合（ステップＳＡ−１０：Ｎｏ）、処理を終了する。
【００９６】
一方、ナビゲーションサーバ２００の関連情報取得部２０２ｆは、ステップＳＡ−１０にて日付判定部２０２ｅにより経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付と同一であると判定された場合（ステップＳＡ−１０：Ｙｅｓ）、当該案内計画経路情報に基づく案内計画経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース２０６ｃに記憶された当該案内計画経路情報、および／または、計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得する（ステップＳＡ−１１）。
【００９７】
ここで、図３および図５を参照して、本実施形態における関連情報取得処理の一例について説明する。図５は、本実施形態における関連情報取得処理の一例を示す図である。
【００９８】
図５に示すように、ナビゲーションサーバ２００の関連情報取得部２０２ｆは、関連情報検索を実施する日が、移動予定日当日（例えば、案内計画経路の経路案内実行中等）である場合、案内計画経路の経路変更を伴わないように、案内計画経路の付近にある計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設（例えば、目的地等に関連する経由地グループ等）のみを検索するようにしている。具体的には、図５に示すように、関連情報取得部２０２ｆは、案内計画経路周辺における関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報（例えば、経由地のカテゴリ、キーワード、または、地点リスト等を含む目的地等に関連した情報等）に基づく施設（例えば、立ち寄ることが推奨される経由地等）である店舗Ｘおよび店舗Ｙを検索している。そして、関連情報取得部２０２ｆは、検索された店舗（店舗Ｘおよび店舗Ｙ）に対して、現在走行している、または、走行を予定している案内計画経路上の交差点等から経路を引き短時間で往復可能な店舗（例えば、経由地グループの中から経路上の許容範囲内にある地点等）である店舗Ｘに関する関連情報みを取得している。すなわち、関連情報取得部２０２ｆは、現在走行している、または、走行を予定している案内計画経路を変化させず（例えば、リルートを実行せず等）経由可能な施設である店舗Ｘ（例えば、経路上から出来るだけ外れない店舗等）に関する関連情報のみを取得している。これにより、目的地へ到達し、観光など何かをすることがユーザの第一の目的である中で、それに対して立ち寄ることが推奨されるＰＯＩ等の施設を検索し、できるだけ今のルートから逸脱しない形の経由地の情報を提供することができる。
【００９９】
例えば、図３に示すように、関連情報取得部２０２ｆは、案内計画経路１付近にある計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設Ｋ２および施設Ｋ３に関する関連情報を取得し、案内計画経路２付近にある計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設Ｋ１に関する関連情報を取得している。ここで、要素に関連する施設は、例えば、目的地である施設の前売り入場券を販売している店舗等であってもよい。また、目的地へナビゲーションが開始された後に、関連情報取得部２０２ｆは、目的地等に関連する経由地（施設）に関する関連情報を取得してもよい。
【０１００】
図２に戻り、ナビゲーションサーバ２００の出力情報送信部２０２ｈは、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報を含む出力情報を端末装置１００に送信する（ステップＳＡ−１２）。ここで、出力情報は、更に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報に基づく計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設の施設位置を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路に関する案内計画経路情報、地図情報データベース２０６ｅに記憶された当該案内計画経路を含む地図の地図情報、および／または、現在位置情報受信部２０２ｄにより受信された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報を含んでいてもよい。
【０１０１】
そして、端末装置１００の出力情報受信部１０２ｃは、ナビゲーションサーバ２００から送信される出力情報を受信し、受信した出力情報を出力情報ファイル１０６ａに格納する（ステップＳＡ−１３）。
【０１０２】
そして、端末装置１００の出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報を表示部１１４に表示させる（ステップＳＡ−１４）。ここで、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報、および／または、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報、および／または、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる案内計画経路情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、利用者により入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、案内計画経路に対する経路案内を実行してもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、更に、表示画面に対応した音声情報（例えば、音声案内情報等）を音声出力部１１６を介して出力させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報を、アラートまたはメール等でユーザに知らせるようにしてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、案内計画経路上に経由地に該当する計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設が無い場合、事前にその旨を表示してもよい。
【０１０３】
以上で、第１の実施形態における関連情報出力処理（その１）の説明を終える。
【０１０４】
［関連情報出力処理（その２）］
図４および図６を参照して、第１の実施形態における関連情報出力処理の一例について説明する。図６は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【０１０５】
まず、図６に示す関連情報出力処理（その２）におけるステップＳＢ−１乃至ステップＳＢ−４の処理は、図２に示す関連情報出力処理（その１）におけるステップＳＡ−１乃至ステップＳＡ−４の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１０６】
そして、端末装置１００の経路探索要求送信部１０２ｂは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を含む経路探索要求が利用者により入力部１１８を介して入力された場合、当該経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＢ−５）。ここで、経路探索条件は、更に、経由地、移動手段、出発時刻、経由時刻、および／または、到着時刻等を含んでいてもよい。ここで、出発地は、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置であってもよい。
【０１０７】
そして、ナビゲーションサーバ２００の経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する（ステップＳＢ−６）。
【０１０８】
そして、ナビゲーションサーバ２００の案内経路探索部２０２ｂは、経路探索要求受信部２０２ａにより受信された経路探索要求に含まれる経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内経路に関する経路情報を生成する（ステップＳＢ−７）。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｂは、経由地を経由した案内計画経路を探索してもよい。
【０１０９】
ここで、図６に示す関連情報出力処理（その２）におけるステップＳＢ−８およびステップＳＢ−９の処理は、図２に示す関連情報出力処理（その１）におけるステップＳＡ−７およびステップＳＡ−８の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１１０】
そして、ナビゲーションサーバ２００の関連情報取得部２０２ｆは、ステップＳＢ−９にて日付判定部２０２ｅにより経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合（ステップＳＢ−９：Ｙｅｓ）、案内経路探索部２０２ｂにより探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報、および／または、計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得し（ステップＳＢ−１０）、処理をステップＳＢ−１３に移行させる。
【０１１１】
ここで、図４を参照して、本実施形態における関連情報取得処理の一例について説明する。
【０１１２】
図４に示すように、ナビゲーションサーバ２００の日付判定部２０２ｅは、現在案内する経路（案内経路探索部２０２ｂにより新たに探索された案内経路）がある場合、記憶された案内計画経路情報の有無について経路情報データベース２０６ｃを参照して確認している。そして、日付判定部２０２ｅは、記憶された案内計画経路情報があれば、その移動予定の日付（移動予定日）が本日より前であるか確認している。そして、関連情報取得部２０２ｆは、対象となった案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる要素に基づいて、案内経路探索部２０２ｂにより探索された案内経路周辺の計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設Ｋ７および施設Ｋ８を検索している。このようにすることで、移動を予定している経路や目的地について、事前の移動の際に割引券または割引情報を入手することが可能となる。
【０１１３】
図６に戻り、図６に示す関連情報出力処理（その２）におけるステップＳＢ−１１およびステップＳＢ−１２の処理は、図２に示す関連情報出力処理（その１）におけるステップＳＡ−１０およびステップＳＡ−１１の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１１４】
そして、ナビゲーションサーバ２００の出力情報送信部２０２ｈは、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報を含む出力情報を端末装置１００に送信する（ステップＳＢ−１３）。ここで、出力情報は、更に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報に基づく計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設の施設位置を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路に関する案内計画経路情報、地図情報データベース２０６ｅに記憶された当該案内計画経路を含む地図の地図情報、案内経路探索部２０２ｂにより生成された案内経路に関する経路情報、および／または、地図情報データベース２０６ｅに記憶された当該案内経路を含む地図の地図情報を含んでいてもよい。
【０１１５】
そして、端末装置１００の出力情報受信部１０２ｃは、ナビゲーションサーバ２００から送信される出力情報を受信し、受信した出力情報を出力情報ファイル１０６ａに格納する（ステップＳＢ−１４）。
【０１１６】
そして、端末装置１００の出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報を表示部１１４に表示させる（ステップＳＢ−１５）。ここで、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報、および／または、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる案内経路に関する経路情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報、および／または、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる案内計画経路情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、利用者により入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、案内経路または案内計画経路に対する経路案内を実行してもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、更に、表示画面に対応した音声情報（例えば、音声案内情報等）を音声出力部１１６を介して出力させてもよい。
【０１１７】
以上で、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例の説明を終える。
【０１１８】
［第２の実施形態］
続いて、本発明の第２の実施形態（ナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型））について、図７乃至図９を参照して以下に説明する。ここで、図７は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【０１１９】
なお、第２の実施形態においては、ナビゲーションサーバ２００にて端末装置１００の表示部１１４に表示させるデータを生成し、これらのデータを端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４を機能させている。このように、第２の実施形態は、ナビゲーションサーバ２００にてサーバ主導で処理を行う点がその他の実施形態と異なる。
【０１２０】
［ナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型）の構成］
まず、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型）の構成の一例について、図７を参照して以下に説明する。
【０１２１】
図７に示すように、本発明の第２の実施形態のナビゲーションサーバ２００は、位置取得部１１２と出力部（表示部１１４および音声出力部１１６）と入力部１１８と制御部１０２とを少なくとも備えた端末装置１００に通信可能に接続され、制御部２０２と記憶部２０６とを少なくとも備える。通信には、一例として、ネットワーク３００を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらナビゲーションサーバ２００および端末装置１００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【０１２２】
図７において、ナビゲーションサーバ２００は、端末装置１００から送信される経路探索条件を満たす案内経路を、ネットワーク情報を用いて探索し、端末装置１００から送信される端末装置１００の利用者の現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置、または、探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する関連情報を取得し、取得された関連情報を含む表示情報を生成し、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の出力部を介して当該出力制御情報を出力させる等の機能を有する。
【０１２３】
なお、ナビゲーションサーバ２００における通信制御インターフェース部２０４および記憶部２０６（ネットワーク情報データベース２０６ａ、交通情報データベース２０６ｂ、経路情報データベース２０６ｃ、関連情報データベース２０６ｄ、地図情報データベース２０６ｅ、および、案内情報データベース２０６ｆ等）の機能、また、端末装置１００における位置取得部１１２、表示部１１４、音声出力部１１６、および、入力部１１８の機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１２４】
また、図７において、制御部２０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部２０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部２０２は、機能概念的に、経路探索要求受信部２０２ａ、案内経路探索部２０２ｂ、経路情報格納部２０２ｃ、日付判定部２０２ｅ、関連情報取得部２０２ｆ、経路案内情報生成部２０２ｇ、現在位置情報取得部２０２ｉ、表示情報生成部２０２ｊ、および、出力制御部２０２ｋを備える。なお、経路探索要求受信部２０２ａ、案内経路探索部２０２ｂ、経路情報格納部２０２ｃ、案内経路探索部２０２ｂ、日付判定部２０２ｅ、関連情報取得部２０２ｆ、および、経路案内情報生成部２０２ｇの機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１２５】
このうち、現在位置情報取得部２０２ｉは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部２０２ｉは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を所定時間（所定周期）ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に取得してもよい。また、現在位置情報取得部２０２ｉは、端末装置１００の位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号を端末装置１００から受信し、当該位置情報信号から算出した位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部２０２ｉは、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を受信し、当該位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【０１２６】
また、表示情報生成部２０２ｊは、表示情報を生成する表示情報生成手段である。ここで、表示情報は、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、案内経路探索部２０２ｂにより生成された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報、地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報、および／または、経路案内情報生成部２０２ｇにより生成された経路案内情報を含んでいてもよい。例えば、表示情報生成部２０２ｊは、地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、および／または、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、表示情報生成部２０２ｊは、地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、案内経路探索部２０２ｂにより生成された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳した表示情報を生成してもよい。ここで、表示情報は、端末装置１００の表示部１１４に表示させる情報（例えば、画像、文字情報、または、表示画面等）であってもよい。
【０１２７】
また、出力制御部２０２ｋは、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御手段である。ここで、出力制御部２０２ｋは、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該出力制御情報を表示させてもよい。また、出力制御部２０２ｋは、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該出力制御情報を表示させることで、経路案内を実行してもよい。また、出力制御部２０２ｋは、更に、表示情報に対応した音声情報（例えば、案内情報データベース２０６ｆに記憶された音声案内情報等）を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、端末装置１００の音声出力部１１６を介して当該出力制御情報を出力させることで、音声案内を実行してもよい。
【０１２８】
以上で、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の構成の一例の説明を終える。
【０１２９】
［ナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型）の処理］
次に、このように構成された第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の処理の一例について、以下に図８および図９を参照して詳細に説明する。
【０１３０】
［関連情報出力処理（その３）］
図８を参照して、第２の実施形態における関連情報出力処理の一例について説明する。図８は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の処理の一例を示すフローチャートである。
【０１３１】
図８に示すように、まず、端末装置１００の制御部１０２は、少なくとも出発地と目的地と移動予定の日付とを含む計画経路探索条件を含む経路探索要求が利用者により入力部１１８を介して入力された場合、当該経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＣ−１）。ここで、ここで、計画経路探索条件は、更に、経由地、移動手段、出発時刻、経由時刻、および／または、到着時刻等を含んでいてもよい。また、制御部１０２は、出発地が端末装置１００の利用者の現在位置である場合、更に、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号をナビゲーションサーバ２００に送信してもよい。また、出発時刻は、現在時刻であってもよい。
【０１３２】
そして、ナビゲーションサーバ２００の経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する（ステップＳＣ−２）。ここで、現在位置情報取得部２０２ｉは、経路探索要求受信部２０２ａにより端末装置１００から受信された経路探索要求に位置情報信号が含まれる場合、当該位置情報信号から位置情報を算出し、当該位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。そして、経路探索要求受信部２０２ａは、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を、出発地に設定してもよい。
【０１３３】
ここで、図８に示す関連情報出力処理（その３）におけるステップＳＣ−３およびステップＳＣ−４の処理は、図２に示す関連情報出力処理（その１）におけるステップＳＡ−３およびステップＳＡ−４の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１３４】
そして、端末装置１００の制御部１０２は、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＣ−５）。ここで、制御部１０２は、本発明が実装されたアプリケーション起動時、端末装置１００の起動時、または、所定時間ごと等に、位置情報信号をナビゲーションサーバ２００に送信してもよい。
【０１３５】
そして、ナビゲーションサーバ２００の現在位置情報取得部２０２ｉは、端末装置１００から送信された位置情報信号を受信し、当該位置情報信号から算出した位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得する（ステップＳＣ−６）。
【０１３６】
ここで、図８に示す関連情報出力処理（その３）におけるステップＳＣ−７およびステップＳＣ−８の処理は、図２に示す関連情報出力処理（その１）におけるステップＳＡ−７およびステップＳＡ−８の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１３７】
そして、ナビゲーションサーバ２００の関連情報取得部２０２ｆは、ステップＳＣ−８にて日付判定部２０２ｅにより経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合（ステップＳＣ−８：Ｙｅｓ）、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置から所定範囲に存在する、当該案内計画経路情報、および／または、当該計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得し（ステップＳＣ−９）、処理をステップＳＣ−１２に移行させる。
【０１３８】
ここで、図８に示す関連情報出力処理（その３）におけるステップＳＣ−１０およびステップＳＣ−１１の処理は、図２に示す関連情報出力処理（その１）におけるステップＳＡ−１０およびステップＳＡ−１１の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１３９】
そして、ナビゲーションサーバ２００の表示情報生成部２０２ｊは、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報を含む表示情報を生成する（ステップＳＣ−１２）。ここで、表示情報生成部２０２ｊは、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、および／または、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、表示情報生成部２０２ｊは、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に基づく案内計画経路を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、および／または、経路情報データベース２０６ｃに記憶された当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、表示情報生成部２０２ｊは、経路案内情報生成部２０２ｇにより生成された経路案内情報、および／または、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を含む表示情報を生成してもよい。
【０１４０】
そして、ナビゲーションサーバ２００の出力制御部２０２ｋは、表示情報生成部２０２ｊにより生成された表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該出力制御情報を表示させる（ステップＳＣ−１３）。ここで、出力制御部２０２ｋは、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、表示情報生成部２０２ｊにより生成された表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該出力制御情報を表示させることで、案内計画経路に対する経路案内を実行してもよい。また、出力制御部２０２ｋは、更に、表示情報に対応した音声情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、端末装置１００の音声出力部１１６を介して当該出力制御情報を出力させることで、音声案内を実行してもよい。
【０１４１】
以上で、第２の実施形態における関連情報出力処理（その３）の説明を終える。
【０１４２】
［関連情報出力処理（その４）］
図９を参照して、第２の実施形態における関連情報出力処理の一例について説明する。図９は、第２の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【０１４３】
まず、図９に示す関連情報出力処理（その４）におけるステップＳＤ−１乃至ステップＳＤ−４の処理は、図８に示す関連情報出力処理（その３）におけるステップＳＣ−１乃至ステップＳＣ−４の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１４４】
そして、端末装置１００の制御部１０２は、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を含む経路探索要求が利用者により入力部１１８を介して入力された場合、当該経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＤ−５）。ここで、経路探索条件は、更に、経由地、移動手段、出発時刻、経由時刻、および／または、到着時刻等を含んでいてもよい。また、制御部１０２は、出発地が端末装置１００の利用者の現在位置である場合、更に、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号をナビゲーションサーバ２００に送信してもよい。
【０１４５】
そして、ナビゲーションサーバ２００の経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する（ステップＳＤ−６）。ここで、現在位置情報取得部２０２ｉは、経路探索要求受信部２０２ａにより端末装置１００から受信された経路探索要求に位置情報信号が含まれる場合、当該位置情報信号から位置情報を算出し、当該位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。そして、経路探索要求受信部２０２ａは、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を、出発地に設定してもよい。
【０１４６】
ここで、図９に示す関連情報出力処理（その４）におけるステップＳＤ−７乃至ステップＳＤ−１２の処理は、図６に示す関連情報出力処理（その２）におけるステップＳＢ−７乃至ステップＳＢ−１２の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１４７】
そして、ナビゲーションサーバ２００の表示情報生成部２０２ｊは、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報を含む表示情報を生成する（ステップＳＤ−１３）。ここで、表示情報生成部２０２ｊは、案内経路探索部２０２ｂにより探索された案内経路を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、および／または、案内経路探索部２０２ｂにより生成された当該案内経路に関する経路情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、表示情報生成部２０２ｊは、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に基づく案内計画経路を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、および／または、経路情報データベース２０６ｃに記憶された当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、表示情報生成部２０２ｊは、経路案内情報生成部２０２ｇにより生成された経路案内情報、および／または、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を含む表示情報を生成してもよい。
【０１４８】
そして、ナビゲーションサーバ２００の出力制御部２０２ｋは、表示情報生成部２０２ｊにより生成された表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該出力制御情報を表示させる（ステップＳＤ−１３）。ここで、出力制御部２０２ｋは、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、表示情報生成部２０２ｊにより生成された表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該出力制御情報を表示させることで、案内経路または案内計画経路に対する経路案内を実行してもよい。また、出力制御部２０２ｋは、更に、表示情報に対応した音声情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、端末装置１００の音声出力部１１６を介して当該出力制御情報を出力させることで、音声案内を実行してもよい。
【０１４９】
以上で、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の処理の一例の説明を終える。
【０１５０】
［第３の実施形態］
続いて、本発明の第３の実施形態（ナビゲーション装置４００（スタンドアローン型））について、図１０乃至図１２を参照して以下に説明する。ここで、図１０は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【０１５１】
なお、第３の実施形態においては、全ての機能をナビゲーション装置４００に集約し、ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得し、経路探索条件を満たす案内経路を、ネットワーク情報を用いて探索し、取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置の利用者の現在位置、または、探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する関連情報を取得し、取得された関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させる等の機能を有する。このように、第３の実施形態は、ナビゲーション装置４００がスタンドアローン型に構成され単独で処理を行う点がその他の実施形態と異なる。
【０１５２】
［ナビゲーション装置４００（スタンドアローン型）の構成］
まず、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００（スタンドアローン型）の構成の一例について、図１０を参照して以下に説明する。
【０１５３】
図１０に示すように、本発明の第３の実施形態のナビゲーション装置４００は、位置取得部４１２と出力部（表示部４１４および音声出力部４１６）と入力部４１８と制御部４０２と記憶部４０６とを少なくとも備える。これらナビゲーション装置４００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されてもよい。ナビゲーション装置４００は、例えば、ＰＮＤ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｎａｖｉｇａｔｉｏｎ Ｄｅｖｉｃｅ）等の各種ナビゲーション端末、ノート型のパーソナルコンピュータ等の各種情報処理装置、または、携帯電話やＰＨＳやＰＤＡ等の携帯端末装置等であってもよい。また、ナビゲーション装置４００は、通信制御インターフェース部（図示せず）を介してネットワーク３００を経由し、外部装置と相互に通信可能に接続されていてもよい。
【０１５４】
図１０において、入出力制御インターフェース部４０８、位置取得部４１２、表示部４１４、音声出力部４１６、および、入力部４１８の各機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、記憶部４０６の各部（ネットワーク情報データベース４０６ａ、交通情報データベース４０６ｂ、経路情報データベース４０６ｃ、関連情報データベース４０６ｄ、地図情報データベース４０６ｅ、および、案内情報データベース４０６ｆ等）についても、ナビゲーションサーバ２００ではなくナビゲーション装置４００に備えられている点を除き、各機能が第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１５５】
また、制御部４０２の各部については、本実施形態のナビゲーション装置４００がスタンドアローン型であり、制御部４０２が各送信部を備えていない点を除き、各機能は第１の実施形態と基本的に同様である。
【０１５６】
また、図１０において、制御部４０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部４０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部４０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部４０２ａ、経路探索要求取得部４０２ｂ、案内経路探索部４０２ｃ、経路情報格納部４０２ｄ、日付判定部４０２ｅ、関連情報取得部４０２ｆ、経路案内情報生成部４０２ｇ、および、関連情報出力部４０２ｈを備える。
【０１５７】
このうち、現在位置情報取得部４０２ａは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部４０２ａは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を所定周期ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に取得してもよい。また、現在位置情報取得部４０２ａは、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【０１５８】
また、現在位置情報取得部４０２ａは、利用者により入力部４１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部４１８を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置（一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点）であってもよい。例えば、現在位置情報取得部４０２ａは、入力部４１８を介して利用者に表示部４１４に表示された地図情報に基づく表示画面上で指定（例えば、タッチパネル式の表示部４１４での指定操作等）させた座標をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【０１５９】
また、経路探索要求取得部４０２ｂは、経路探索要求を取得する経路探索要求取得手段である。ここで、経路探索要求は、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を含んでいてもよい。ここで、出発地は、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置であってもよい。また、経路探索要求は、ナビゲーション装置４００の入力部４１８を介して入力されたものであってもよい。
【０１６０】
また、案内経路探索部４０２ｃは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内経路に関する経路情報を生成する案内経路探索手段である。ここで、案内経路探索部４０２ｃは、更に、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。例えば、案内経路探索部４０２ｃは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｃは、経由地を経由した案内経路を探索してもよい。また、経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｃは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内経路を探索してもよい。
【０１６１】
また、案内経路探索部４０２ｃは、事前に（例えば、事前の計画として、または、単なる検索として等）、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件である計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路である案内計画経路を、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内計画経路に関する経路情報である案内計画経路情報を生成してもよい。ここで、案内経路探索部４０２ｃは、更に、計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内計画経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。例えば、案内経路探索部４０２ｃは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内計画経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。ここで、計画経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｃは、経由地を経由した案内計画経路を探索してもよい。また、計画経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｃは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内計画経路を探索してもよい。
【０１６２】
また、経路情報格納部４０２ｄは、案内経路探索部４０２ｃにより案内経路（例えば、案内計画経路等）の探索に用いられた経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）、および、案内経路探索部４０２ｃにより生成された当該案内経路（例えば、案内計画経路等）に関する経路情報（例えば、案内計画経路情報等）を対応付けて経路情報データベース４０６ｃに格納する案内計画経路情報格納手段である。
【０１６３】
また、日付判定部４０２ｅは、経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定する日付判定手段である。また、日付判定部４０２ｅは、経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付と同一であるか否か判定してもよい。なお、日付判定部４０２ｅは、ネットワーク３００を介して正確な時刻を提供するタイムサーバ等から標準時等の時刻を受信し、当該時刻に基づいて、計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定してもよい。
【０１６４】
また、関連情報取得部４０２ｆは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置、または、案内経路探索部４０２ｃにより探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース４０６ｃに記憶された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース４０６ｄに記憶された関連情報を取得する関連情報取得手段である。ここで、関連情報取得部４０２ｆは、日付判定部４０２ｅにより移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置、または、案内経路探索部４０２ｃにより探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース４０６ｃに記憶された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース４０６ｄに記憶された関連情報を取得してもよい。また、関連情報取得部４０２ｆは、経路情報データベース４０６ｃに記憶された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）に基づく案内経路（例えば、案内計画経路等）から所定範囲に存在する、経路情報データベース４０６ｃに記憶された当該経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース４０６ｄに記憶された関連情報を取得してもよい。
【０１６５】
また、経路案内情報生成部４０２ｇは、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段である。ここで、経路案内情報は、案内経路探索部４０２ｃにより生成された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、地図情報データベース４０６ｅに記憶された、案内経路（例えば、案内計画経路等）を含む地図の地図情報、および／または、案内情報データベース４０６ｆに記憶された、案内計画経路上において出力される案内情報を含んでいてもよい。
【０１６６】
また、関連情報出力部４０２ｈは、関連情報を出力部を介して出力させる関連情報出力手段である。ここで、関連情報出力部４０２ｈは、関連情報を表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、更に、経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、地図情報、経路案内情報、および／または、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を出力部を介して出力させてもよい。例えば、関連情報出力部４０２ｈは、地図情報データベース４０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報、および／または、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、地図情報データベース４０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報、案内経路探索部４０２ｃにより生成された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、利用者により入力部４１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、経路案内を実行してもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、表示画面に対応した音声情報（案内情報データベース４０６ｆに記憶された音声案内情報等）を音声出力部４１６を介して出力させてもよい。
【０１６７】
以上で、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の構成の一例の説明を終える。
【０１６８】
［ナビゲーション装置４００（スタンドアローン型）の処理］
次に、このように構成された第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例について、以下に図１１および図１２を参照して詳細に説明する。
【０１６９】
［関連情報出力処理（その５）］
図１１を参照して、第３の実施形態における関連情報出力処理の一例について説明する。図１１は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例を示すフローチャートである。
【０１７０】
図１１に示すように、まず、経路探索要求取得部４０２ｂは、少なくとも出発地と目的地と移動予定の日付とを含む計画経路探索条件を含む経路探索要求が利用者により入力部４１８を介して入力された場合、当該経路探索要求を取得する（ステップＳＥ−１）。ここで、出発地は、現在位置情報取得部４０２ａにより取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置４００の利用者の現在位置であってもよい。
【０１７１】
そして、案内経路探索部４０２ｃは、事前の計画として、経路探索要求取得部４０２ｂにより取得された経路探索要求に含まれる計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路である案内計画経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を生成する（ステップＳＥ−２）。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｃは、経由地を経由した案内計画経路を探索してもよい。
【０１７２】
そして、経路情報格納部４０２ｄは、案内経路探索部４０２ｃにより案内計画経路の探索に用いられた計画経路探索条件、および、案内経路探索部４０２ｃにより生成された当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を対応付けて経路情報データベース４０６ｃに格納する（ステップＳＥ−３）。
【０１７３】
そして、現在位置情報取得部４０２ａは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を取得する（ステップＳＥ−４）。ここで、現在位置情報取得部４０２ａは、本発明が実装されたアプリケーション起動時、ナビゲーション装置４００の起動時、または、所定時間ごと等に、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を取得してもよい。
【０１７４】
そして、制御部４０２は、経路情報データベース４０６ｃに案内計画経路情報が記憶されているか否か判定する（ステップＳＥ−５）。
【０１７５】
そして、制御部４０２は、ステップＳＥ−５にて経路情報データベース４０６ｃに案内計画経路情報が記憶されていないと判定した場合（ステップＳＥ−５：Ｎｏ）、処理を終了する。
【０１７６】
一方、日付判定部４０２ｅは、ステップＳＥ−５にて制御部４０２により経路情報データベース４０６ｃに案内計画経路情報が記憶されていると判定された場合（ステップＳＥ−５：Ｙｅｓ）、経路情報データベース４０６ｃに記憶された当該案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定する（ステップＳＥ−６）。
【０１７７】
そして、関連情報取得部４０２ｆは、ステップＳＥ−６にて日付判定部４０２ｅにより経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合（ステップＳＥ−６：Ｙｅｓ）、現在位置情報取得部４０２ａにより取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置４００の利用者の現在位置から所定範囲に存在する、当該案内計画経路情報、および／または、当該計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース４０６ｄに記憶された関連情報を取得し（ステップＳＥ−７）、処理をステップＳＥ−１０に移行させる。
【０１７８】
そして、日付判定部４０２ｅは、ステップＳＥ−６にて経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後ではないと判定した場合（ステップＳＥ−６：Ｎｏ）、当該移動予定の日付が本日の日付と同一であるか否か判定する（ステップＳＥ−８）。
【０１７９】
そして、日付判定部４０２ｅは、ステップＳＥ−８にて経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付と同一ではないと判定した場合（ステップＳＥ−８：Ｎｏ）、処理を終了する。
【０１８０】
一方、関連情報取得部４０２ｆは、ステップＳＥ−８にて日付判定部４０２ｅにより経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付と同一であると判定された場合（ステップＳＥ−８：Ｙｅｓ）、当該案内計画経路情報に基づく案内計画経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース４０６ｃに記憶された当該案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース４０６ｄに記憶された関連情報を取得する（ステップＳＥ−９）。
【０１８１】
そして、関連情報出力部４０２ｈは、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報を表示部４１４に表示させる（ステップＳＥ−１０）。ここで、関連情報出力部４０２ｈは、現在位置情報取得部４０２ａにより取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置４００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報データベース４０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報、および／または、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に基づく案内計画経路を含む地図の地図情報データベース４０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報、および／または、経路情報データベース４０６ｃに記憶された当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、利用者により入力部４１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、案内計画経路に対する経路案内を実行してもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、更に、表示画面に対応した音声情報（例えば、音声案内情報等）を音声出力部４１６を介して出力させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報を、アラートまたはメール等でユーザに知らせるようにしてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、案内計画経路上に経由地に該当する計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設が無い場合、事前にその旨を表示してもよい。
【０１８２】
以上で、第３の実施形態における関連情報出力処理（その５）の説明を終える。
【０１８３】
［関連情報出力処理（その６）］
図１２を参照して、第３の実施形態における関連情報出力処理の一例について説明する。図１２は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例を示すフローチャートである。
【０１８４】
まず、図１２に示す関連情報出力処理（その６）におけるステップＳＦ−１乃至ステップＳＦ−３の処理は、図１１に示す関連情報出力処理（その５）におけるステップＳＥ−１乃至ステップＳＥ−３の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１８５】
そして、経路探索要求取得部４０２ｂは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を含む経路探索要求が利用者により入力部４１８を介して入力された場合、当該経路探索要求を取得する（ステップＳＦ−４）。ここで、出発地は、現在位置情報取得部４０２ａにより取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置４００の利用者の現在位置であってもよい。
【０１８６】
そして、案内経路探索部４０２ｃは、経路探索要求取得部４０２ｂにより取得された経路探索要求に含まれる経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内経路に関する経路情報を生成する（ステップＳＦ−５）。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｃは、経由地を経由した案内計画経路を探索してもよい。
【０１８７】
ここで、図１２に示す関連情報出力処理（その６）におけるステップＳＦ−６およびステップＳＦ−７の処理は、図１１に示す関連情報出力処理（その５）におけるステップＳＥ−５およびステップＳＥ−６の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１８８】
そして、関連情報取得部４０２ｆは、ステップＳＦ−７にて日付判定部４０２ｅにより経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合（ステップＳＦ−７：Ｙｅｓ）、案内経路探索部４０２ｃにより探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報、および／または、計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース４０６ｄに記憶された関連情報を取得し（ステップＳＦ−８）、処理をステップＳＦ−１１に移行させる。
【０１８９】
ここで、図１２に示す関連情報出力処理（その６）におけるステップＳＦ−９およびステップＳＦ−１０の処理は、図１１に示す関連情報出力処理（その５）におけるステップＳＥ−８およびステップＳＥ−９の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１９０】
そして、関連情報出力部４０２ｈは、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報を表示部４１４に表示させる（ステップＳＦ−１１）。ここで、関連情報出力部４０２ｈは、案内経路探索部４０２ｃにより探索された案内経路を含む地図の地図情報データベース４０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報、および／または、案内経路探索部４０２ｃにより生成された当該案内経路に関する経路情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に基づく案内計画経路を含む地図の地図情報データベース４０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報、および／または、経路情報データベース４０６ｃに記憶された当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、利用者により入力部４１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、案内経路または案内計画経路に対する経路案内を実行してもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、更に、表示画面に対応した音声情報（例えば、音声案内情報等）を音声出力部４１６を介して出力させてもよい。
【０１９１】
以上で、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例の説明を終える。
【０１９２】
［他の実施の形態］
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
【０１９３】
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【０１９４】
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【０１９５】
また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【０１９６】
例えば、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００の各装置が備える処理機能、特に制御部１０２、制御部２０２、および、制御部４０２にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）および当該ＣＰＵにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に機械的に読み取られる。すなわち、ＲＯＭまたはＨＤＤなどの記憶部１０６、記憶部２０６、および、記憶部４０６などには、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）として協働してＣＰＵに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、ＲＡＭにロードされることによって実行され、ＣＰＵと協働して制御部を構成する。
【０１９７】
また、このコンピュータプログラムは、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に対して任意のネットワーク３００を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【０１９８】
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、ＵＳＢメモリ、ＳＤカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯ、ＤＶＤ、および、Ｂｌｕ−ｒａｙ Ｄｉｓｃ等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【０１９９】
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【０２００】
記憶部１０６、記憶部２０６、および、記憶部４０６に格納される各種のデータベース等（出力情報ファイル１０６ａ、ネットワーク情報データベース２０６ａ、交通情報データベース２０６ｂ、経路情報データベース２０６ｃ、関連情報データベース２０６ｄ、地図情報データベース２０６ｅ、案内情報データベース２０６ｆ、ネットワーク情報データベース４０６ａ、交通情報データベース４０６ｂ、経路情報データベース４０６ｃ、関連情報データベース４０６ｄ、地図情報データベース４０６ｅ、および、案内情報データベース４０６ｆ）は、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【０２０１】
また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア（プログラム、データ等を含む）を実装することにより実現してもよい。
【０２０２】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【０２０３】
以上詳述したように、本発明によれば、ユーザに対する経路案内を行う前に、案内経路に応じて事前に立ち寄るのに適した施設等の情報を検索して、ユーザに提供することができるナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することができるので、ナビゲーションを支援する情報機器や情報処理分野などの様々な分野において極めて有用である。
【符号の説明】
【０２０４】
１００ 端末装置
１０２ 制御部
１０２ａ 現在位置情報取得部
１０２ｂ 経路探索要求送信部
１０２ｃ 出力情報受信部
１０２ｄ 出力情報出力部
１０４ 通信制御インターフェース部
１０６ 記憶部
１０６ａ 出力情報ファイル
１０８ 入出力制御インターフェース部
１１２ 位置取得部
１１４ 表示部
１１６ 音声出力部
１１８ 入力部
２００ ナビゲーションサーバ
２０２ 制御部
２０２ａ 経路探索要求受信部
２０２ｂ 案内経路探索部
２０２ｃ 経路情報格納部
２０２ｄ 現在位置情報受信部
２０２ｅ 日付判定部
２０２ｆ 関連情報取得部
２０２ｇ 経路案内情報生成部
２０２ｈ 出力情報送信部
２０２ｉ 現在位置情報取得部
２０２ｊ 表示情報生成部
２０２ｋ 出力制御部
２０４ 通信制御インターフェース部
２０６ 記憶部
２０６ａ ネットワーク情報データベース
２０６ｂ 交通情報データベース
２０６ｃ 経路情報データベース
２０６ｄ 関連情報データベース
２０６ｅ 地図情報データベース
２０６ｆ 案内情報データベース
３００ ネットワーク
４００ ナビゲーション装置
４０２ 制御部
４０２ａ 現在位置情報取得部
４０２ｂ 経路探索要求取得部
４０２ｃ 案内経路探索部
４０２ｄ 経路情報格納部
４０２ｅ 日付判定部
４０２ｆ 関連情報取得部
４０２ｇ 経路案内情報生成部
４０２ｈ 関連情報出力部
４０６ 記憶部
４０６ａ ネットワーク情報データベース
４０６ｂ 交通情報データベース
４０６ｃ 経路情報データベース
４０６ｄ 関連情報データベース
４０６ｅ 地図情報データベース
４０６ｆ 案内情報データベース
４０８ 入出力制御インターフェース部
４１２ 位置取得部
４１４ 表示部
４１６ 音声出力部
４１８ 入力部
５００ 位置発信装置
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムに関する。
【背景技術】
【０００２】
従来から、目的地を考慮した案内経路を生成する技術が開示されている。
【０００３】
例えば、特許文献１に記載のナビゲーション装置においては、目的地および目的地を訪れる目的に関する情報に基づいて、目的に関連する商品または役務を提供する施設を検索する技術が開示されている。
【０００４】
また、特許文献２に記載の車両ナビゲーションシステムにおいては、ユーザに選択された目的地周辺の施設を経由地として、案内経路を生成する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
【特許文献１】特許第４３６９２９３号公報
【特許文献２】特許第４４６１０４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
しかしながら、特許文献１および２に記載の従来のナビゲーションシステムにおいては、ユーザが案内経路に従って移動する際に、立ち寄るのに適した場所を経由地として経路案内を行っていた。このため、当該従来のナビゲーションシステムにおいては、事前の計画として案内経路を設定し、後日、目的地に向かって移動するような場合、必ずしも経由地である関連施設や周辺施設がユーザにとって最適とは限らないという問題点を有していた。つまり、当該従来のナビゲーションシステムにおいては、事前の計画として案内経路を設定するような場合、ユーザが案内経路に従って移動する際にはすでに必要のない経由地を案内してしまうことがあるという問題点を有していた。また、当該従来のナビゲーションシステムにおいては、経路案内が開始される前に、立ち寄るのに適した場所を案内することができないという問題点を有していた。
【０００７】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ユーザに対する経路案内を行う前に、案内経路に応じて事前に立ち寄るのに適した施設等の情報を検索して、ユーザに提供することができるナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
このような目的を達成するため、本発明のナビゲーション装置は、出力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーション装置であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部は、上記ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、上記現在位置情報取得手段により取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【０００９】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記経路探索条件は、更に、移動予定の日付を含み、上記制御部は、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報に対応付けられた上記経路探索条件に含まれる上記移動予定の日付が本日の上記日付より後であるか否か判定する日付判定手段、を更に備え、上記関連情報取得手段は、上記日付判定手段により上記移動予定の日付が上記本日の日付より後であると判定された場合、上記現在位置情報取得手段により取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得することを特徴とする。
【００１０】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記要素は、上記目的地であることを特徴とする。
【００１１】
また、本発明のナビゲーション装置は、上記記載のナビゲーション装置において、上記要素は、移動手段であることを特徴とする。
【００１２】
また、本発明のナビゲーションシステムは、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、上記現在位置情報取得手段により取得された上記現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素に関連する、上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１３】
また、本発明のナビゲーションシステムは、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、出力部と制御部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムであって、上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記ナビゲーションサーバの上記制御部は、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記端末装置に送信する出力情報送信手段と、を備え、上記端末装置の上記制御部は、上記端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、上記ナビゲーションサーバから送信される上記出力情報を受信する出力情報受信手段と、上記関連情報受信手段により受信された上記出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１４】
また、本発明のナビゲーションサーバは、出力部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部は、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む表示情報を生成する表示情報生成手段と、上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【００１５】
また、本発明のナビゲーション方法は、出力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーション装置において実行されるナビゲーション方法であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部において実行される、上記ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、上記現在位置情報取得ステップにて取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【００１６】
また、本発明のナビゲーション方法は、ナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記ナビゲーションシステムは、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、現在位置情報取得手段と、案内経路探索手段と、関連情報取得手段と、出力情報出力手段と、を備え、上記現在位置情報取得手段が、端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、上記案内経路探索手段が、上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、上記関連情報取得手段が、上記現在位置情報取得ステップにて取得された上記現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、上記出力情報出力手段が、上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させる出力情報出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【００１７】
また、本発明のナビゲーション方法は、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、出力部と制御部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記端末装置に送信する出力情報送信手段と、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記出力情報を受信する出力情報受信手段と、上記端末装置の上記制御部において実行される、上記関連情報受信手段により受信された上記出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、を含むことを特徴とする。
【００１８】
また、本発明のナビゲーション方法は、出力部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバにおいて実行されるナビゲーション方法であって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む表示情報を生成する表示情報生成ステップと、上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御ステップと、を含むことを特徴とする。
【００１９】
また、本発明のプログラムは、出力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーション装置に実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、上記現在位置情報取得ステップにて取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力ステップと、を実行させることを特徴とする。
【００２０】
また、本発明のプログラムは、端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記端末装置に送信する出力情報送信手段と、を実行させることを特徴とする。
【００２１】
また、本発明のプログラムは、出力部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、上記記憶部は、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、を備え、上記制御部において、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む表示情報を生成する表示情報生成ステップと、上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御ステップと、を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【００２２】
この発明によれば、ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得し、経路探索条件を満たす案内経路を、ネットワーク情報を用いて探索し、取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置の利用者の現在位置、または、探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる要素、に関連する施設に関する関連情報を取得し、取得された関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させるので、案内計画経路の経由地または目的地が遊園地等のレジャー施設で、前売り入場券がコンビニ等の店舗において割引価格で購入できる場合、事前に当該前売り入場券を購入できる店舗を案内することができるという効果を奏する。また、この発明によれば、案内計画経路の経由地または目的地が入場に混雑が予測され、事前に入場券を購入して行った方がスムーズに入場できる場合、または、漁場で釣りをする際に関連施設で漁券の購入が必要な場合等に、当該事情をユーザが知らない場合でも事前に通知することができるという効果を奏する。
【００２３】
また、この発明によれば、経路探索条件は、更に、移動予定の日付を含み、経路情報に対応付けられた経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定し、移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合、ナビゲーション装置の利用者の現在位置、または、案内経路から所定範囲に存在する、経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる要素、に関連する施設に関する、関連情報を取得するので、現在位置等周辺から案内経路周辺の要素に関連する施設への案内に切り換えることでユーザに煩わしさを与えないようにすることができるという効果を奏する。
【００２４】
また、この発明によれば、要素は、目的地であるので、目的地がキャンプ場等の場合、キャンプ用品、および、バーベキュー等に必要な食料品等を取り扱う店舗を事前に案内することができるという効果を奏する。また、この発明によれば、目的地が自宅の場合、消耗品の購入履歴等を併せて登録しておくことで、そろそろ購入したほうがよい（欠品の可能性がある）消耗品を購入できる店舗を案内することができるという効果を奏する。
【００２５】
また、この発明によれば、要素は、移動手段であるので、特急列車等の座席指定が必要な移動手段を利用する場合、事前に当該特急券等を購入できる店舗を案内することができるという効果を奏する。
【００２６】
なお、上記において、本発明のナビゲーション装置を一例に効果の説明をしたが、端末装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムにおいても同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【００２７】
【図１】図１は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図２】図２は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【図３】図３は、本実施形態における案内計画経路の一例を示す図である。
【図４】図４は、本実施形態における関連情報の一例を示す図である。
【図５】図５は、本実施形態における関連情報取得処理の一例を示す図である。
【図６】図６は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【図７】図７は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバの構成の一例を示すブロック図である。
【図８】図８は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバの処理の一例を示すフローチャートである。
【図９】図９は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバの処理の一例を示すフローチャートである。
【図１０】図１０は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図１１】図１１は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【図１２】図１２は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置の処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００２８】
以下に、本発明にかかるナビゲーションシステム、端末装置、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、および、プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【００２９】
以下、本発明の構成および処理について、第１の実施形態（ナビゲーションシステム）、第２の実施形態（ナビゲーションサーバ（サーバ主導型））、第３の実施形態（ナビゲーション装置（スタンドアローン型））の順にて詳細に説明する。
【００３０】
［第１の実施形態］
最初に、本発明の第１の実施形態（ナビゲーションシステム）について、図１乃至図５を参照して以下に説明する。但し、以下に示す第１の実施形態は、本発明の技術思想を具体化するためのナビゲーションシステムを例示するものであって、本発明をこのナビゲーションシステムに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のナビゲーションシステムにも等しく適用し得るものである。例えば、第１の実施形態で例示するナビゲーションシステムにおけるサーバ側と端末側の機能分散の形態は以下に限られず、同様の効果や機能を奏し得る範囲において、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
【００３１】
［ナビゲーションシステムの構成］
まず、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例について、図１を参照して以下に説明する。図１は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。なお、本実施形態においては、通信型のナビゲーションを提供するナビゲーションシステムを具体例として説明するが、本発明はこれに限ることなく、スタンドアローンタイプのナビゲーションシステムなどにも適用可能である。
【００３２】
図１に示すように、第１の実施形態のナビゲーションシステムは、概略的に、地図情報提供および経路探索等を行うことができるナビゲーションサーバ２００、および、単数または複数の経路案内アプリケーションおよび乗換案内アプリケーション等を搭載した端末装置１００、を通信可能に接続して構成される。ここで、図１に示すように、通信には、一例として、ネットワーク３００を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらナビゲーションシステムの各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【００３３】
図１に示すように、第１の実施形態のナビゲーションシステムにおいて、ナビゲーションサーバ２００は、概略的に、制御部２０２と記憶部２０６とを少なくとも備えており、端末装置１００は、位置取得部１１２と出力部（表示部１１４および音声出力部１１６）と入力部１１８と制御部１０２と記憶部１０６とを少なくとも備える。
【００３４】
［ナビゲーションサーバ２００の構成］
ここで、図１において、ナビゲーションサーバ２００は、端末装置１００から送信される経路探索条件を満たす案内経路を、ネットワーク情報を用いて探索し、端末装置１００から送信される端末装置１００の利用者の現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置、または、探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する関連情報を取得し、取得された関連情報を含む出力情報を端末装置１００に送信する等の機能を有する。ナビゲーションサーバ２００は、通信制御インターフェース部２０４を介してネットワーク３００を経由し、端末装置１００と相互に通信可能に接続されており、制御部２０２と記憶部２０６とを備える。制御部２０２は、各種処理を行う制御手段である。通信制御インターフェース部２０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、ナビゲーションサーバ２００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部２０４は、端末装置１００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。記憶部２０６は、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）等の固定ディスク装置およびＳＳＤ（Ｓｏｌｉｄ Ｓｔａｔｅ Ｄｒｉｖｅ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル（ネットワーク情報データベース２０６ａ、交通情報データベース２０６ｂ、経路情報データベース２０６ｃ、関連情報データベース２０６ｄ、地図情報データベース２０６ｅ、および、案内情報データベース２０６ｆ等）を格納する。
【００３５】
これら記憶部２０６の各構成要素のうち、ネットワーク情報データベース２０６ａは、交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段である。ここで、ネットワーク情報は、交通網表現上の結節点であるノードと、当該ノード間を接続するリンクと、の組み合わせによって表現されるネットワークに関する情報であってもよい。また、ネットワーク情報は、道路ネットワーク情報、路線網ネットワーク情報、および、施設内ネットワーク情報を含んでいてもよい。これらネットワーク情報は、ネットワーク情報データベース２０６ａに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的にネットワーク３００を介して最新のデータを外部機器（例えば、地図情報を提供する地図提供サーバなど）等からダウンロードしてネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報をアップデートしてもよい。
【００３６】
ここで、ネットワーク情報に含まれる道路ネットワーク情報は、道路網を規定するネットワーク情報であり、例えば、交差点等の道路網表現上の結節点であるノードのノードデータと、ノード間の道路区間であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、ノードデータには、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称、緯度経度高度等の位置座標、ノード種別、接続するリンク本数、接続ノード番号、および、交差点名称等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、道路の種別、国道や県道や市道等の路線番号、重用する路線情報、リンクの存在する行政区域の属性情報、リンク長（例えば、距離等）、道路供用状況、異常気象時通行規制区間、車重制限、車両高さ制限、幅員、道路幅員区分、レーン情報（例えば、車線数、路線バス専用通行帯、二輪専用通行帯、および二輪・軽車両専用通行帯等の専用通行帯、路線バス等優先通行帯、車両通行区分、ならびに、進行方向別通行区分などについての車両通行帯情報等）、制限速度、車線変更規制、高架、トンネルおよび橋等のリンク内属性、ならびに、名称等の情報を含んでいてもよい。また、道路ネットワーク情報は、利用料金データ等を含んでいてもよい。ここで、利用料金データは、自動車およびオートバイ等で移動する場合に消費する燃料料金、ならびに、高速自動車国道および自動車専用道路等の有料道路の通行料金等を表す情報等であってもよい。また、道路ネットワーク情報は、自動車、オートバイ、自転車、および、徒歩等で移動する場合の経路上に存在する施設等の緯度経度情報などの位置情報等を記憶してもよい。
【００３７】
また、ネットワーク情報に含まれる路線網ネットワーク情報は、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関（例えば、公共交通機関等）の路線網を規定するネットワーク情報であり、例えば、路線網表現上の結節点であるノード（例えば、交通機関の停留地点である駅、停留場、停車場、停留所、空港、港、および、ターミナル等）のノードデータと、ノード間を接続する鉄道路線、航空路線、航路、および、バス路線等のリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、路線とは、交通機関が通過する出発地と目的地とを結ぶ線であってもよい。また、鉄道とは、ルート上に設置された固定式案内路（レール、および案内軌条など）等に誘導されて走行し、旅客や貨物等を輸送する交通機関であり、例えば、電車、市電、ロープウェイ、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等であってもよい。また、ノードデータには、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称（例えば、交通機関の停留地点の名称である駅名、停留場名、停車場名、停留所名、空港名、港名、および、ターミナルの名称等）、および、緯度経度高度などの位置情報等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、種別、リンク長（例えば、距離等）、高架、トンネルおよび橋等のリンク内属性、ノードの名称（例えば、路線名など）、ならびに、緯度経度高度などの位置情報等の情報を含んでいてもよい。また、路線網ネットワーク情報は、更に、交通機関の種別（例えば、特急、急行、準急、快速、快速急行、通勤特急、通勤快速、通勤急行、区間急行、区間準急、区間快速、各駅停車、および、普通など）に対応したノード（例えば、急行停車駅、準急停車駅、および、快速停車駅等）のノードデータと、当該ノード間を接続する鉄道路線、および、バス路線等のリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報を当該種別に対応付けて含んでいてもよい。
【００３８】
また、路線網ネットワーク情報は、交通機関の乗降場所（例えば、駅のプラットホーム等）の位置情報（例えば、緯度経度高度等）、形状情報、配置情報（例えば、島式ホームおよび相対式ホーム等）、および、属性情報（例えば、プラットホーム番号などの乗降場所の名称および識別番号等）などを含む乗降場所情報を含んでいてもよい。また、路線網ネットワーク情報は、交通機関の利用料金データを含んでいてもよい。ここで、利用料金データは、例えば、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関を利用した場合に生じる利用料金等を表す情報等であってもよい。また、路線網ネットワーク情報は、乗車位置データを含んでいてもよい。ここで、乗車位置データは、例えば、電車、市電、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等の複数の車両が連結した交通機関の乗車位置（一例として、改札口に近い車両、乗換に便利な位置の車両、混雑率の低い車両、および、女性専用車両等）を表す情報等であってもよい。
【００３９】
また、ネットワーク情報に含まれる施設内ネットワーク情報は、施設内の経路網を規定するネットワーク情報である。ここで、施設内ネットワーク情報は、例えば、建造物内の店舗、会社、事務所、およびトイレ等の出入口、エレベータおよびエスカレータの乗降口、階段の出入口、飛行機等の搭乗口、駅のプラットホーム上の電車等の乗車位置、ならびに、駅の改札口等の、通路等を接続する結節点であるノードのノードデータと、ノード間を接続する通路、階段、動く歩道、エスカレータ、および、エレベータ等であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワーク情報である。ここで、ノードデータには、ノード番号（例えば、ノードＩＤ等）、ノードの名称（出入口名および乗降口名等）、緯度経度高度等の位置座標、ノード種別（例えば、出入口、乗降口、通路の曲がり角、および通路の分岐点等）、接続するリンク本数、および、接続ノード番号等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号（例えば、リンクＩＤ等）、開始ノードＩＤ、終了ノードＩＤ、リンク長、幅員、リンク種別（例えば、ノード間を接続する通路、階段、スロープ、エスカレータ、エレベータ、および動く歩道など）、および、バリアフリー化の情報を含んでいてもよい。ここで、施設とは、駅、オフィスビル、ホテル、デパート、スーパーマーケット、博物館、美術館、学校、水族館、地下通路、立体駐車場、地下駐車場、および、地下街等の屋内建造物であってもよい。また、施設とは、バスターミナル、公園、遊園地、キャンプ場、連絡通路、屋外駐車場、および、動物園等の屋外建造物であってもよい。
【００４０】
また、交通情報データベース２０６ｂは、交通情報を記憶する交通情報記憶手段である。ここで、交通情報は、交通機関の運行情報（例えば、遅延情報等）を含んでいてもよく、例えば、運行情報は、鉄道運行情報、航空運行情報、船舶運行情報、および、バス運行情報等を含んでいてもよい。また、運行情報は、交通機関の時刻表情報（運行時刻情報）を含んでいてもよい。また、運行情報は、交通機関単位の時刻表情報（例えば、各交通機関が経由する停留地点の経由時刻を定めた時刻表情報等）であってもよく、停留所単位の時刻表情報（例えば、各停留地点を経由する交通機関の到着時刻を定めた時刻表情報等）であってもよい。なお、運行情報は、路線または運行便毎の、経由する停留所およびその経由予定時刻に関する情報を含んでいてもよい。ここで、時刻表情報は、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関の時刻表を表す情報であってもよい。また、時刻表情報は、更に、交通機関の行先情報（例えば、最終行先情報など）、および、交通機関の種別（例えば、特急、急行、準急、快速、快速急行、通勤特急、通勤快速、通勤急行、区間急行、区間準急、区間快速、各駅停車、および、普通など）を含む情報であってもよい。また、時刻表情報は、更に、路線上のノード（すなわち、交通機関の停留地点）における交通機関の発着時刻（例えば、出発、経由、および到着の予定時刻など）、交通機関の路線の名称、および、交通機関の路線上のノード（すなわち、交通機関の停留地点）の名称等の属性情報を含む情報であってもよい。また、時刻表情報は、交通機関の路線上のノードを結ぶ区間（例えば、一つまたは複数のリンク等）毎に対応付けられた交通機関の属性情報（例えば、種別および行先情報等）を含んでいてもよい。また、時刻表情報は、各交通機関の乗降に用いられる乗降場所の名称および識別番号（例えば、プラットホーム番号など）等の乗降場所の属性情報を含んでいてもよい。
【００４１】
また、交通情報は、道路交通情報を含んでいてもよい。ここで、道路交通情報は、渋滞発生地点や渋滞距離や道路上の二地点間の通過時間（すなわち、旅行時間など）等の渋滞情報を含んでいてもよい。また、道路交通情報は、交通障害情報や交通規制情報等を含んでいてもよい。ここで、交通規制情報は、各種の交通規制を定義するデータであり、例えば、降水量規制、積雪・凍結規制、超波規制、風速規制、および視程規制等の異常気象時通行規制、高さ規制および重量規制等の車両通行規制、道路工事や作業、道路周辺の工事に伴う工事時規制、時間帯や車種により通行できる通行帯を規制している通行帯規制および道路の損壊等による車両通行止、交通の安全を確保するために設置されるコミュニティ・ゾーン等による一般車の進入禁止、ならびに、私有地への接続路であることによる一般車の進入禁止等の情報などを含んでもよい。また、交通規制情報は、工事、事故、または、車両故障等により車両通行帯等が走行不能または走行困難となる通行規制情報であってもよい。また、これら交通情報は、交通情報データベース２０６ｂに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的（例えば、５分毎等）にネットワーク３００を介して最新のデータを外部システム（例えば、警察庁、ＶＩＣＳ（Ｖｅｈｉｃｌｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ａｎｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ）（登録商標）、および、ＡＴｉＳ（Ａｄｖａｎｃｅｄ Ｔｒａｆｆｉｃ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ）（登録商標）、日本道路交通情報センター（ＪＡＲＴＩＣ）（登録商標）、鉄道会社、および、交通情報配信サーバ（サービス）など）等からダウンロードして交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報をアップデートしてもよい。
【００４２】
また、経路情報データベース２０６ｃは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段である。ここで、検索条件は、更に、移動予定の日付を含んでいてもよい。ここで、経路情報データベース２０６ｃは、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）、および、制御部２０２により生成された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）を対応付けて記憶してもよい。また、経路情報は、案内経路の位置情報、および、当該案内経路を示す画像（例えば、ポリライン等）などを含んでいてもよい。
【００４３】
また、関連情報データベース２０６ｄは、経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段である。ここで、要素は、出発地、経由地、目的地、移動手段、出発時刻、経由時刻、到着時刻、または、移動予定の日付等であってもよい。また、要素に関連する施設とは、要素の利用に有用な施設等であってもよい。例えば、要素に関連する施設は、目的地、または、経由地等の入場券、割引券、および／または、割引情報等が入手可能な施設であってもよい。また、要素に関連する施設は、鉄道、バス、飛行機、または、船等の移動手段の乗車券、航空券、乗船券、割引券、および／または、割引情報等が入手可能な施設であってもよい。また、関連情報は、要素に関連する施設の位置情報、および、当該施設を示す画像（例えば、アイコン等）などを含んでいてもよい。
【００４４】
また、地図情報データベース２０６ｅは、地図の地図情報を記憶する地図情報記憶手段である。ここで、地図情報は、複数の縮尺のラスタ形式の地図描画用の画像、または、ベクタ形式の地図描画用の画像等であってもよい。また、地図情報は、例えば、縮尺に従ってメッシュ化された地図情報（例えば、ＪＩＳ規格の第１〜３次地域区画メッシュデータ、および、１００ｍメッシュデータ等）等の屋外地図情報であってもよい。また、地図情報は、全国および各地方の道路地図や路線図等の屋外地図情報を含んでいてもよい。また、地図情報は、例えば、高さ情報を持つ建築物（例えば、立体駐車場、駅、デパート、および、学校等）に関するフロア案内地図等の屋内地図情報を更に含んでいてもよい。
【００４５】
また、地図情報データベース２０６ｅは、更に、地図上に表示される地図オブジェクトに関する地図オブジェクト情報を記憶していてもよい。ここで、地図オブジェクト情報は、地図上に表示される地物（例えば、ビル、住宅、および、駅等の建造物、道路、線路、橋、トンネル、等高線、海岸線、および、湖岸線等の水涯線、海、河川、湖、池、沼、公園、および、屋外施設等の場地、行政界、行政区域、ならびに、街区等）の形状についての形状情報（ポリゴン、または、ポリライン等）、地図上に表示される注記（例えば、地名、住所、電話番号、店舗、公園、ビル、および、駅等の施設名称、名所、旧跡、河川、湖、湾、山、および、森林等の俗称を含む名称、道路、橋、および、トンネル等の名称、路線名称、地点情報、ならびに、口コミ情報、施設の営業時間、店舗の取扱商品、ＵＲＬ、写真データ、ならびに、クーポン情報等）の注記情報、ならびに、地図上に表示される記号（例えば、山、史跡、寺社、官庁、警察署、交番、消防署、駅、医療機関、美術館、博物館、学校、工場、および、墓地等の地図記号、飲食店、食料品店、酒店、タバコ店、百貨店、ショッピングセンター、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、金融機関、および、郵便局等の店舗記号、道路上の信号、有料道路の出入口、料金所、サービスエリア、パーキングエリア、および、インターチェンジ等の記号、駐車場、駅、ホテル、美術館、および、博物館等の施設記号、ならびに、口コミ地点記号等）の記号情報等のデータを含んでいてもよい。ここで、形状情報は、地図オブジェクト描画用の画像（例えば、ポリゴン、および、ポリライン等）を含んでいてもよい。
【００４６】
また、地図情報データベース２０６ｅは、更に、ＰＯＩ（ｐｏｉｎｔ ｏｆ ｉｎｔｅｒｅｓｔ）の位置情報等を含むＰＯＩ情報を記憶していてもよい。ここで、ＰＯＩの位置（座標）情報は、ＰＯＩの緯度経度高度、ＰＯＩの電話番号、ＰＯＩの住所、ならびに、ＰＯＩの存在する地点の立地（都市部、郊外、港湾部、および、駅周辺等）および用途制限等を含んでいてもよい。また、ＰＯＩ情報は、ＰＯＩの名称、種別（カテゴリ）、ＵＲＬ、営業時間、取扱商品、平均価格（例えば、平均使用料金など）、評判、ランキング、立ち寄りやすさ、レコメンドスコア、写真データ、クーポン情報、口コミ（例えば、口コミ評価およびユーザコメントなど）、使用条件、使用可能性、施設規模、ＰＯＩ ＩＤ、当該ＰＯＩ情報へのアクセス回数またはアクセス頻度等の参照率、および、当該ＰＯＩ情報の更新日時等の情報を含んでいてもよい。ここで、ＰＯＩとは、便利な場所や興味のある場所などとして人が知覚する特定の地点および施設等であって、店舗、会社、事務所、公共施設、娯楽施設、および、屋外施設等であってもよい。ここで、店舗は、例えば、飲食店、食料品店、酒店、タバコ店、百貨店、ショッピングセンター、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、金融機関、郵便局、立体駐車場、ならびに、ホテルおよび旅館等の宿泊施設等であってもよい。また、公共施設は、例えば、官庁、警察署、交番、消防署、駅、医療機関、美術館、博物館、および、学校等であってもよい。また、娯楽施設は、例えば、映画館、劇場、遊園地、パチンコ店、カジノ、および、競馬場等であってもよい。また、屋外施設は、バスターミナル、公園、遊園地、キャンプ場、連絡通路、屋外駐車場、および、動物園等であってもよい。また、ＰＯＩは、一時的に行われるイベント（例えば、祭り、展示会、博覧会、試合、コンサート、および、フリーマーケット等）の会場であってもよい。
【００４７】
また、地図情報に含まれる屋内地図情報は、施設等の構内における屋内経路についての構内経路データを含んでいてもよい。ここで、構内経路データとは、駅等の構内における移動経路データと、当該移動経路を含む地図（施設案内図）の地図情報と、に少なくとも基づくデータであってもよい。例えば、構内経路データは、施設案内図に移動経路が引いてある画像であってもよい。また、例えば、構内経路データは、更に、移動経路を説明するメッセージデータを含んでいてもよい。ここで、移動経路データに基づく移動経路とは、施設内で複数の交通機関の乗換えをする場合の改札口等を結ぶ最適経路（例えば、最短経路またはバリアフリー経路等）であってもよい。
【００４８】
また、これら地図情報等は、地図情報データベース２０６ｅに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、定期的にネットワーク３００を介して最新のデータを外部機器（例えば、地図情報を提供する地図提供サーバなど）等からダウンロードして地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報等をアップデートしてもよい。
【００４９】
また、案内情報データベース２０６ｆは、案内情報（音声案内情報および表示案内情報等）を記憶する案内情報記憶手段である。ここで、案内情報に含まれる表示案内情報は、分岐点等における進行方向等に対応付けられた、右左折等の誘導を画面に表示する矢印ナビゲーションであるターンバイターン（ＴＢＴ）、および、現在位置が目標物に近づいた旨を知らせる文字データ等であってもよく、例えば、端末装置１００の制御部１０２が表示案内を実行する際に用いられてもよい。また、表示案内情報は、交差点周辺の低縮尺の地図の地図情報（例えば、交差点拡大図等）、道路標識の道路標識画像、および、道路標示の道路表示画像等を含んでいてもよい。また、案内情報に含まれる音声案内情報は、現在位置周辺に渋滞している領域があることを知らせる音声情報であってもよく、渋滞箇所の案内に対応付けられた「この先渋滞しています」、分岐点等における進行方向等に対応付けられた「次の交差点を左に曲がります」、および、現在位置が目的地に近づいた場合に対応付けられた「まもなく目的地周辺です」等の音声情報であってもよく、例えば、端末装置１００の制御部１０２が音声案内を実行する際に用いられてもよい。
【００５０】
また、制御部２０２は、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部２０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部２０２は、機能概念的に、経路探索要求受信部２０２ａ、案内経路探索部２０２ｂ、経路情報格納部２０２ｃ、現在位置情報受信部２０２ｄ、案内経路探索部２０２ｂ、日付判定部２０２ｅ、関連情報取得部２０２ｆ、経路案内情報生成部２０２ｇ、および、出力情報送信部２０２ｈを備える。
【００５１】
このうち、経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する経路探索要求受信手段である。ここで、経路探索要求は、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を含んでいてもよい。ここで、出発地は、端末装置１００の利用者の現在位置であってもよい。また、経路探索条件は、更に、経由地、移動手段、出発時刻、経由時刻、到着時刻、および／または、移動予定の日付等を含んでいてもよい。ここで、出発時刻は、現在時刻であってもよい。また、経路探索条件は、端末装置１００の利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して入力されたものであってもよい。
【００５２】
また、案内経路探索部２０２ｂは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内経路に関する経路情報を生成する案内経路探索手段である。ここで、案内経路探索部２０２ｂは、更に、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。例えば、案内経路探索部２０２ｂは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｂは、経由地を経由した案内経路を探索してもよい。また、経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｂは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内経路を探索してもよい。
【００５３】
また、案内経路探索部２０２ｂは、事前に（例えば、事前の計画として、または、単なる検索として等）、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件である計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路である案内計画経路を、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内計画経路に関する経路情報である案内計画経路情報を生成してもよい。ここで、案内経路探索部２０２ｂは、更に、計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内計画経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。例えば、案内経路探索部２０２ｂは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内計画経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。ここで、計画経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｂは、経由地を経由した案内計画経路を探索してもよい。また、計画経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｂは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内計画経路を探索してもよい。
【００５４】
また、経路情報格納部２０２ｃは、案内経路探索部２０２ｂにより案内経路（例えば、案内計画経路等）の探索に用いられた経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）、および、案内経路探索部２０２ｂにより生成された当該案内経路（例えば、案内計画経路等）に関する経路情報（例えば、案内計画経路情報等）を対応付けて経路情報データベース２０６ｃに格納する経路情報格納手段である。
【００５５】
また、現在位置情報受信部２０２ｄは、端末装置１００から送信される端末装置１００の利用者の現在位置情報を受信する現在位置情報受信手段である。
【００５６】
また、日付判定部２０２ｅは、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定する日付判定手段である。また、日付判定部２０２ｅは、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付と同一であるか否か判定してもよい。なお、日付判定部２０２ｅは、ネットワーク３００を介して正確な時刻を提供するタイムサーバ等から標準時（例えば、ＵＴＣ（Ｃｏｏｒｄｉｎａｔｅｄ Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｔｉｍｅ）、または、ＪＳＴ（Ｊａｐａｎ Ｓｔａｎｄａｒｄ Ｔｉｍｅ）など）等の時刻を受信し、当該時刻に基づいて、計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定してもよい。
【００５７】
また、関連情報取得部２０２ｆは、端末装置１００の利用者の現在位置、または、案内経路探索部２０２ｂにより探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース２０６ｃに記憶された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得する関連情報取得手段である。ここで、関連情報取得部２０２ｆは、日付判定部２０２ｅにより移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合、端末装置１００の利用者の現在位置、または、案内経路探索部２０２ｂにより探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース２０６ｃに記憶された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得してもよい。また、関連情報取得部２０２ｆは、経路情報データベース２０６ｃに記憶された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）に基づく案内経路（例えば、案内計画経路等）から所定範囲に存在する、経路情報データベース２０６ｃに記憶された当該経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得してもよい。
【００５８】
また、経路案内情報生成部２０２ｇは、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段である。ここで、経路案内情報は、案内経路探索部２０２ｂにより生成された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、地図情報データベース２０６ｅに記憶された、案内経路（例えば、案内計画経路等）を含む地図の地図情報、および／または、案内情報データベース２０６ｆに記憶された、案内経路（例えば、案内計画経路等）上において出力される案内情報（表示案内情報および音声案内情報等）を含んでいてもよい。
【００５９】
また、出力情報送信部２０２ｈは、端末装置１００の出力部を介して出力される出力情報を端末装置１００に送信する出力情報送信手段である。ここで、出力情報は、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報を含んでいてもよい。また、出力情報は、更に、関連情報に基づく経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設の施設位置を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報、案内経路探索部２０２ｂにより生成された案内経路（例えば、案内計画経路等）に関する案内経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、地図情報データベース２０６ｅに記憶された案内経路（例えば、案内計画経路等）を含む地図の地図情報、および／または、地図情報データベース２０６ｅに記憶された端末装置１００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報を含んでいてもよい。また、出力情報は、経路案内情報生成部２０２ｇにより生成された経路案内情報を含む出力情報を端末装置１００に送信してもよい。
【００６０】
［端末装置１００の構成］
また、図１において、端末装置１００は、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得し、ナビゲーションサーバ２００から送信される出力情報を受信し、受信された出力情報を出力部を介して出力させる等の機能を有する。端末装置１００は、例えば、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話、スマートフォン、ＰＨＳ、およびＰＤＡ等の携帯端末装置、および、走行経路案内等を行なうナビゲーション端末（例えば、カーナビゲーション装置など）等である。ここで、端末装置１００は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、経路案内アプリケーション、乗換案内アプリケーション、および情報検索アプリケーション等を搭載していてもよい。また、端末装置１００は、リアルタイムに現在位置測位が行えるよう、ＧＰＳ機能やＩＭＥＳ機能等を有する位置取得部１１２を備えていてもよい。また、端末装置１００は、表示部１１４と音声出力部１１６とを少なくとも含む出力部を備えていてもよい。また、端末装置１００は、データ入力等を行う入力部１１８を備えていてもよい。
【００６１】
ここで、表示部１１４は、アプリケーション等の表示画面を表示する表示手段（例えば、液晶または有機ＥＬ等から構成されるディスプレイおよびモニタ等）であってもよい。また、音声出力部１１６は、音声情報を音声として出力する音声出力手段（例えば、スピーカ等）であってもよい。また、入力部１１８は、例えば、キー入力部、タッチパネル、キーボード、およびマイク等であってもよい。また、入出力制御インターフェース部１０８は、位置取得部１１２、表示部１１４、音声出力部１１６、および、入力部１１８等の制御を行う。
【００６２】
ここで、位置取得部１１２は、例えば、位置発信装置５００から発信される位置情報信号を受信する信号受信手段であってもよい。ここで、位置発信装置５００は、位置情報信号（ＧＰＳ信号）を発信するＧＰＳ装置であってもよい。また、位置発信装置５００は、端末装置１００との間で無線通信を行うための装置等である基地局（例えば、携帯電話、自動車電話、および、ＰＨＳの基地局等）であってもよい。また、位置発信装置５００は、ＧＰＳ信号と類似した特徴を持つ位置情報信号を用いて屋内測位を可能とするＩＭＥＳ（Ｉｎｄｏｏｒ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｓｙｓｔｅｍ）技術を実現するＩＭＥＳ装置であってもよい。なお、ＩＭＥＳ技術は測位衛星システムである準天頂衛星の枠組みから発案されたシステムである。
【００６３】
また、位置発信装置５００は、屋外で受信したＧＰＳ信号を屋内で発信するＧＰＳリピータであってもよい。また、位置発信装置５００は、建物（例えば、立体駐車場等）内の各フロアや地下構造物（例えば、地下鉄駅、地下街、地下連絡通路、および地下駐車場等）の各所に任意に設置される小型発信装置であってもよい。なお、この小型発信装置には、設置場所に応じた自己位置情報（位置ＩＤ等）が割り振られている。そして、端末装置１００が通信可能範囲に入ると、端末装置１００は、小型発信装置から送信される自己位置情報を位置情報信号として受信する。この際の通信方式は、例えば、ＲＦＩＤ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）タグシステムやＢｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等の各種近距離無線方式や、赤外線通信方式等であってもよい。また、位置発信装置５００は、無線ＬＡＮのアクセスポイントであってもよい。本実施形態において、位置取得部１１２は、無線ＬＡＮ信号等を受信して、アクセスポイントの識別情報を取得してもよい。そして、制御部１０２は、位置取得部１１２にて取得したアクセスポイント固有の識別情報からアクセスポイントの位置を特定して位置情報を取得してもよい。また、本実施形態において、制御部１０２は、位置取得部１１２にて取得された位置情報信号から、緯度、経度、および、高さ情報を含む位置情報を算出してもよい。ここで、位置情報は、緯度および経度により特定される絶対位置の他、基準となる位置からの相対位置を示すものであってもよい。
【００６４】
ここで、位置取得部１１２は、端末装置１００の変化量（例えば、ベクトル量等）を検出する速度センサ、加速度センサ、方位センサ、および、距離センサ等を備えていてもよい。ここで、位置取得部１１２は、速度センサにて速度を検出してもよい。また、位置取得部１１２は、加速度センサにて加速度を検出してもよい。また、位置取得部１１２は、方位センサにて方位（例えば、東・西・南・北・天・地等）および傾きを検出してもよい。また、位置取得部１１２は、距離センサにて移動距離（変位）を検出してもよい。ここで、速度センサは、レーザドップラ振動計等であってもよく、検出したドップラー効果によって生じた周波数の差等から端末装置１００の速度を検出してもよい。また、加速度センサは、機械式加速度センサ、ＦＢＧ光ファイバ式等の光学式加速度センサ、および、ＭＥＭＳ（Ｍｉｃｒｏ Ｅｌｅｃｔｒｏ Ｍｅｃｈａｎｉｃａｌ Ｓｙｓｔｅｍｓ）加速度センサ等の半導体式加速度センサなどであってもよい。また、方位センサには、絶対走行方位を検出する地磁気センサ、および、相対走行方位を検出する光ジャイロ等が使用されてもよい。また、方位センサは、地磁気センサと加速度センサを組み合わせることで方位および傾きに関する情報を取得できる電子コンパス等であってもよい。また、距離センサは、端末装置１００が車両用の情報処理端末である場合、車軸の回転数に比例してパルス信号を発生させ、パルス信号の数量に比例した移動距離を検出してもよい。
【００６５】
また、位置取得部１１２は、更に、通信装置を備えていてもよく、端末装置１００が車両用の情報処理端末である場合、各車両に搭載された当該通信装置の車車間通信から自車位置を示す位置情報を取得してもよい。また、位置取得部１１２は、地図情報に基づいて端末装置１００の利用者の現在位置を示す位置情報を取得してもよい。
【００６６】
また、通信制御インターフェース部１０４は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置（図示せず）に接続されるインターフェースであり、端末装置１００とネットワーク３００との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部１０４は、ナビゲーションサーバ２００等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、ネットワーク３００は、端末装置１００およびナビゲーションサーバ２００と、外部の地図提供サーバ等の外部機器または外部システムとを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網（携帯端末回線網および一般電話回線網等）、イントラネット、または、電力線通信（ＰＬＣ）等であってもよい。
【００６７】
また、記憶部１０６は、ＨＤＤやＳＳＤ等の大容量のストレージ手段、および／または、ＳＲＡＭ（Ｓｔａｔｉｃ Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）等を用いて構成される小容量高速メモリ（例えば、キャッシュメモリ）等のストレージ手段であり、各種のデータベースやファイルやテーブル（出力情報ファイル１０６ａ等）を格納してもよい。ここで、記憶部１０６は、各種のファイル等を一時的に記憶するものであってもよい。
【００６８】
また、出力情報ファイル１０６ａは、出力部を介して出力させる出力情報を記憶する出力情報記憶手段である。
【００６９】
また、制御部１０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部１０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部１０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部１０２ａ、経路探索要求送信部１０２ｂ、出力情報受信部１０２ｃ、および、出力情報出力部１０２ｄを備える。
【００７０】
ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を所定時間（所定周期）ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部１０２ａは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報をナビゲーションサーバ２００に送信してもよい。
【００７１】
また、現在位置情報取得部１０２ａは、利用者により入力部１１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部１１８を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置（一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点）であってもよい。例えば、現在位置情報取得部１０２ａは、入力部１１８を介して利用者に表示部１１４に表示された地図情報に基づく表示画面上で指定（例えば、タッチパネル式の表示部１１４での指定操作等）させた座標を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【００７２】
また、経路探索要求送信部１０２ｂは、経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する経路探索要求送信手段である。
【００７３】
また、出力情報受信部１０２ｃは、ナビゲーションサーバ２００から送信される出力情報を受信する出力情報受信手段である。ここで、出力情報受信部１０２ｃは、更に、受信した出力情報を出力情報ファイル１０６ａに格納してもよい。ここで、出力情報受信部１０２ｃは、出力情報ファイル１０６ａに既存の出力情報が記憶されている場合、新たに設定された出力情報を、既存の出力情報に上書きして格納してもよい。
【００７４】
また、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報を出力部を介して出力させる出力情報出力手段である。ここで、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報を表示部１１４に表示させてもよい。例えば、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報に含まれる、関連情報、経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、地図情報、および／または、経路案内情報を表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、更に、端末装置１００の利用者の現在位置情報を出力部を介して出力させてもよい。例えば、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報に含まれる関連情報、および／または、端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報に含まれる関連情報、出力情報に含まれる経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、利用者により入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、経路案内を実行してもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、表示画面に対応した音声情報（出力情報に含まれる音声案内情報等）を音声出力部１１６を介して出力させてもよい。
【００７５】
以上で、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの構成の一例の説明を終える。
【００７６】
［ナビゲーションシステムの処理］
次に、このように構成された第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例について、以下に図２乃至図６を参照して詳細に説明する。
【００７７】
［関連情報出力処理（その１）］
図２乃至図５を参照して、第１の実施形態における関連情報出力処理の一例について説明する。図２は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【００７８】
図２に示すように、まず、端末装置１００の経路探索要求送信部１０２ｂは、少なくとも出発地と目的地と移動予定の日付とを含む計画経路探索条件を含む経路探索要求が利用者により入力部１１８を介して入力された場合、当該経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＡ−１）。ここで、計画経路探索条件は、更に、経由地、移動手段、出発時刻、経由時刻、および／または、到着時刻等を含んでいてもよい。ここで、出発地は、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置であってもよい。
【００７９】
そして、ナビゲーションサーバ２００の経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する（ステップＳＡ−２）。
【００８０】
そして、ナビゲーションサーバ２００の案内経路探索部２０２ｂは、事前の計画として、経路探索要求受信部２０２ａにより受信された経路探索要求に含まれる計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路である案内計画経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を生成する（ステップＳＡ−３）。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｂは、経由地を経由した案内計画経路を探索してもよい。
【００８１】
ここで、図３を参照して、本実施形態における案内計画経路の一例について説明する。図３は、本実施形態における案内計画経路の一例を示す図である。
【００８２】
図３に示すように、ナビゲーションサーバ２００の案内経路探索部２０２ｂは、計画経路探索条件に従って、自動車のみを移動手段とする案内計画経路１と、徒歩および公共交通機関を移動手段とする案内計画経路２が探索している。
【００８３】
図２に戻り、ナビゲーションサーバ２００の経路情報格納部２０２ｃは、案内経路探索部２０２ｂにより案内計画経路の探索に用いられた計画経路探索条件、および、案内経路探索部２０２ｂにより生成された当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を対応付けて経路情報データベース２０６ｃに格納する（ステップＳＡ−４）。つまり、経路情報格納部２０２ｃは、まず探索された案内計画経路情報および計画経路探索条件を経路情報データベース２０６ｃに格納する。
【００８４】
ここで、図３を参照して、本実施形態における経路情報データベース２０６ｃに格納される情報の一例について説明する。
【００８５】
図３に示すように、案内計画経路２の場合、経路情報格納部２０２ｃにより経路情報データベース２０６ｃに格納される情報としては、計画経路探索条件に含まれる出発地および目的地の位置情報、ならびに、案内計画経路情報（利用駅（駅Ａおよび駅Ｂ）、利用路線、利用区間、および、乗車路線種別など移動手段に関する情報等）などであってもよい。
【００８６】
図２に戻り、端末装置１００の現在位置情報取得部１０２ａは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得し、当該現在位置情報をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＡ―５）。ここで、現在位置情報取得部１０２ａは、本発明が実装されたアプリケーション起動時、端末装置１００の起動時、または、所定時間ごと等に、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得してもよい。
【００８７】
そして、ナビゲーションサーバ２００の現在位置情報受信部２０２ｄは、端末装置１００から送信される端末装置１００の利用者の現在位置情報を受信する（ステップＳＡ―６）。
【００８８】
そして、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、経路情報データベース２０６ｃに案内計画経路情報が記憶されているか否か判定する（ステップＳＡ−７）。
【００８９】
そして、ナビゲーションサーバ２００の制御部２０２は、ステップＳＡ−７にて経路情報データベース２０６ｃに案内計画経路情報が記憶されていないと判定した場合（ステップＳＡ−７：Ｎｏ）、処理を終了する。
【００９０】
一方、ナビゲーションサーバ２００の日付判定部２０２ｅは、ステップＳＡ−７にて制御部２０２により経路情報データベース２０６ｃに案内計画経路情報が記憶されていると判定された場合（ステップＳＡ−７：Ｙｅｓ）、経路情報データベース２０６ｃに記憶された当該案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定する（ステップＳＡ−８）。
【００９１】
そして、ナビゲーションサーバ２００の関連情報取得部２０２ｆは、ステップＳＡ−８にて日付判定部２０２ｅにより経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合（ステップＳＡ−８：Ｙｅｓ）、現在位置情報受信部２０２ｄにより受信された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置から所定範囲に存在する、当該案内計画経路情報、および／または、当該計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得し（ステップＳＡ−９）、処理をステップＳＡ−１２に移行させる。つまり、関連情報取得部２０２ｆは、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報から計画経路探索条件となる情報を要素として取得し、当該要素に基づいて関連情報を検索する。ここで、関連情報とは、例えば、利用することによって割引を受けることが可能となる目的地（施設）の割引券もしくは割引情報、または、案内計画経路上で利用する交通機関の割引券もしくは割引情報を購入可能な店の店舗情報等であってもよい。また、関連情報取得部２０２ｆは、ユーザの状況に応じて検索に採用する要素を選択してもよい。
【００９２】
ここで、図４を参照して、本実施形態における関連情報取得処理の一例について説明する。図４は、本実施形態における関連情報の一例を示す図である。
【００９３】
図４に示すように、ナビゲーションサーバ２００の日付判定部２０２ｅは、現在位置情報受信部２０２ｄにより端末装置１００にて測位された現在位置情報が受信された場合、記憶された案内計画経路情報の有無について経路情報データベース２０６ｃを参照して確認している。そして、日付判定部２０２ｅは、記憶された案内計画経路情報があれば、その移動予定の日付（移動予定日）が本日より前であるか確認している。ここで、日付判定部２０２ｅは、案内計画経路情報が複数記憶されている場合、全てを対象としてもよいし、もっとも近い移動予定日の案内計画経路情報のみを対象としてもよい。そして、関連情報取得部２０２ｆは、対象となった案内計画経路情報、および／または、計画経路探索条件に含まれる要素に基づいて、現在位置付近の計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設Ｋ５および施設Ｋ６を検索している。このようにすることで、移動を予定している経路や目的地について、事前に割引券または割引情報を別の移動の際に入手することが可能となる。
【００９４】
図２に戻り、ナビゲーションサーバ２００の日付判定部２０２ｅは、ステップＳＡ−８にて経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後ではないと判定した場合（ステップＳＡ−８：Ｎｏ）、当該移動予定の日付が本日の日付と同一であるか否か判定する（ステップＳＡ−１０）。
【００９５】
そして、ナビゲーションサーバ２００の日付判定部２０２ｅは、ステップＳＡ−１０にて経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付と同一ではないと判定した場合（ステップＳＡ−１０：Ｎｏ）、処理を終了する。
【００９６】
一方、ナビゲーションサーバ２００の関連情報取得部２０２ｆは、ステップＳＡ−１０にて日付判定部２０２ｅにより経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付と同一であると判定された場合（ステップＳＡ−１０：Ｙｅｓ）、当該案内計画経路情報に基づく案内計画経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース２０６ｃに記憶された当該案内計画経路情報、および／または、計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得する（ステップＳＡ−１１）。
【００９７】
ここで、図３および図５を参照して、本実施形態における関連情報取得処理の一例について説明する。図５は、本実施形態における関連情報取得処理の一例を示す図である。
【００９８】
図５に示すように、ナビゲーションサーバ２００の関連情報取得部２０２ｆは、関連情報検索を実施する日が、移動予定日当日（例えば、案内計画経路の経路案内実行中等）である場合、案内計画経路の経路変更を伴わないように、案内計画経路の付近にある計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設（例えば、目的地等に関連する経由地グループ等）のみを検索するようにしている。具体的には、図５に示すように、関連情報取得部２０２ｆは、案内計画経路周辺における関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報（例えば、経由地のカテゴリ、キーワード、または、地点リスト等を含む目的地等に関連した情報等）に基づく施設（例えば、立ち寄ることが推奨される経由地等）である店舗Ｘおよび店舗Ｙを検索している。そして、関連情報取得部２０２ｆは、検索された店舗（店舗Ｘおよび店舗Ｙ）に対して、現在走行している、または、走行を予定している案内計画経路上の交差点等から経路を引き短時間で往復可能な店舗（例えば、経由地グループの中から経路上の許容範囲内にある地点等）である店舗Ｘに関する関連情報みを取得している。すなわち、関連情報取得部２０２ｆは、現在走行している、または、走行を予定している案内計画経路を変化させず（例えば、リルートを実行せず等）経由可能な施設である店舗Ｘ（例えば、経路上から出来るだけ外れない店舗等）に関する関連情報のみを取得している。これにより、目的地へ到達し、観光など何かをすることがユーザの第一の目的である中で、それに対して立ち寄ることが推奨されるＰＯＩ等の施設を検索し、できるだけ今のルートから逸脱しない形の経由地の情報を提供することができる。
【００９９】
例えば、図３に示すように、関連情報取得部２０２ｆは、案内計画経路１付近にある計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設Ｋ２および施設Ｋ３に関する関連情報を取得し、案内計画経路２付近にある計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設Ｋ１に関する関連情報を取得している。ここで、要素に関連する施設は、例えば、目的地である施設の前売り入場券を販売している店舗等であってもよい。また、目的地へナビゲーションが開始された後に、関連情報取得部２０２ｆは、目的地等に関連する経由地（施設）に関する関連情報を取得してもよい。
【０１００】
図２に戻り、ナビゲーションサーバ２００の出力情報送信部２０２ｈは、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報を含む出力情報を端末装置１００に送信する（ステップＳＡ−１２）。ここで、出力情報は、更に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報に基づく計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設の施設位置を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路に関する案内計画経路情報、地図情報データベース２０６ｅに記憶された当該案内計画経路を含む地図の地図情報、および／または、現在位置情報受信部２０２ｄにより受信された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報を含んでいてもよい。
【０１０１】
そして、端末装置１００の出力情報受信部１０２ｃは、ナビゲーションサーバ２００から送信される出力情報を受信し、受信した出力情報を出力情報ファイル１０６ａに格納する（ステップＳＡ−１３）。
【０１０２】
そして、端末装置１００の出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報を表示部１１４に表示させる（ステップＳＡ−１４）。ここで、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報、および／または、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報、および／または、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる案内計画経路情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、利用者により入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、案内計画経路に対する経路案内を実行してもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、更に、表示画面に対応した音声情報（例えば、音声案内情報等）を音声出力部１１６を介して出力させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報を、アラートまたはメール等でユーザに知らせるようにしてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、案内計画経路上に経由地に該当する計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設が無い場合、事前にその旨を表示してもよい。
【０１０３】
以上で、第１の実施形態における関連情報出力処理（その１）の説明を終える。
【０１０４】
［関連情報出力処理（その２）］
図４および図６を参照して、第１の実施形態における関連情報出力処理の一例について説明する。図６は、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【０１０５】
まず、図６に示す関連情報出力処理（その２）におけるステップＳＢ−１乃至ステップＳＢ−４の処理は、図２に示す関連情報出力処理（その１）におけるステップＳＡ−１乃至ステップＳＡ−４の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１０６】
そして、端末装置１００の経路探索要求送信部１０２ｂは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を含む経路探索要求が利用者により入力部１１８を介して入力された場合、当該経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＢ−５）。ここで、経路探索条件は、更に、経由地、移動手段、出発時刻、経由時刻、および／または、到着時刻等を含んでいてもよい。ここで、出発地は、現在位置情報取得部１０２ａにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置であってもよい。
【０１０７】
そして、ナビゲーションサーバ２００の経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する（ステップＳＢ−６）。
【０１０８】
そして、ナビゲーションサーバ２００の案内経路探索部２０２ｂは、経路探索要求受信部２０２ａにより受信された経路探索要求に含まれる経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース２０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース２０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内経路に関する経路情報を生成する（ステップＳＢ−７）。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部２０２ｂは、経由地を経由した案内計画経路を探索してもよい。
【０１０９】
ここで、図６に示す関連情報出力処理（その２）におけるステップＳＢ−８およびステップＳＢ−９の処理は、図２に示す関連情報出力処理（その１）におけるステップＳＡ−７およびステップＳＡ−８の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１１０】
そして、ナビゲーションサーバ２００の関連情報取得部２０２ｆは、ステップＳＢ−９にて日付判定部２０２ｅにより経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合（ステップＳＢ−９：Ｙｅｓ）、案内経路探索部２０２ｂにより探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報、および／または、計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得し（ステップＳＢ−１０）、処理をステップＳＢ−１３に移行させる。
【０１１１】
ここで、図４を参照して、本実施形態における関連情報取得処理の一例について説明する。
【０１１２】
図４に示すように、ナビゲーションサーバ２００の日付判定部２０２ｅは、現在案内する経路（案内経路探索部２０２ｂにより新たに探索された案内経路）がある場合、記憶された案内計画経路情報の有無について経路情報データベース２０６ｃを参照して確認している。そして、日付判定部２０２ｅは、記憶された案内計画経路情報があれば、その移動予定の日付（移動予定日）が本日より前であるか確認している。そして、関連情報取得部２０２ｆは、対象となった案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる要素に基づいて、案内経路探索部２０２ｂにより探索された案内経路周辺の計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設Ｋ７および施設Ｋ８を検索している。このようにすることで、移動を予定している経路や目的地について、事前の移動の際に割引券または割引情報を入手することが可能となる。
【０１１３】
図６に戻り、図６に示す関連情報出力処理（その２）におけるステップＳＢ−１１およびステップＳＢ−１２の処理は、図２に示す関連情報出力処理（その１）におけるステップＳＡ−１０およびステップＳＡ−１１の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１１４】
そして、ナビゲーションサーバ２００の出力情報送信部２０２ｈは、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報を含む出力情報を端末装置１００に送信する（ステップＳＢ−１３）。ここで、出力情報は、更に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報に基づく計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設の施設位置を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路に関する案内計画経路情報、地図情報データベース２０６ｅに記憶された当該案内計画経路を含む地図の地図情報、案内経路探索部２０２ｂにより生成された案内経路に関する経路情報、および／または、地図情報データベース２０６ｅに記憶された当該案内経路を含む地図の地図情報を含んでいてもよい。
【０１１５】
そして、端末装置１００の出力情報受信部１０２ｃは、ナビゲーションサーバ２００から送信される出力情報を受信し、受信した出力情報を出力情報ファイル１０６ａに格納する（ステップＳＢ−１４）。
【０１１６】
そして、端末装置１００の出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報を表示部１１４に表示させる（ステップＳＢ−１５）。ここで、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報、および／または、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる案内経路に関する経路情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる地図情報上に、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる関連情報、および／または、出力情報ファイル１０６ａに記憶された出力情報に含まれる案内計画経路情報を重畳して表示部１１４に表示させてもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、利用者により入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、案内経路または案内計画経路に対する経路案内を実行してもよい。また、出力情報出力部１０２ｄは、更に、表示画面に対応した音声情報（例えば、音声案内情報等）を音声出力部１１６を介して出力させてもよい。
【０１１７】
以上で、第１の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例の説明を終える。
【０１１８】
［第２の実施形態］
続いて、本発明の第２の実施形態（ナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型））について、図７乃至図９を参照して以下に説明する。ここで、図７は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【０１１９】
なお、第２の実施形態においては、ナビゲーションサーバ２００にて端末装置１００の表示部１１４に表示させるデータを生成し、これらのデータを端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４を機能させている。このように、第２の実施形態は、ナビゲーションサーバ２００にてサーバ主導で処理を行う点がその他の実施形態と異なる。
【０１２０】
［ナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型）の構成］
まず、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型）の構成の一例について、図７を参照して以下に説明する。
【０１２１】
図７に示すように、本発明の第２の実施形態のナビゲーションサーバ２００は、位置取得部１１２と出力部（表示部１１４および音声出力部１１６）と入力部１１８と制御部１０２とを少なくとも備えた端末装置１００に通信可能に接続され、制御部２０２と記憶部２０６とを少なくとも備える。通信には、一例として、ネットワーク３００を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらナビゲーションサーバ２００および端末装置１００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【０１２２】
図７において、ナビゲーションサーバ２００は、端末装置１００から送信される経路探索条件を満たす案内経路を、ネットワーク情報を用いて探索し、端末装置１００から送信される端末装置１００の利用者の現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置、または、探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する関連情報を取得し、取得された関連情報を含む表示情報を生成し、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の出力部を介して当該出力制御情報を出力させる等の機能を有する。
【０１２３】
なお、ナビゲーションサーバ２００における通信制御インターフェース部２０４および記憶部２０６（ネットワーク情報データベース２０６ａ、交通情報データベース２０６ｂ、経路情報データベース２０６ｃ、関連情報データベース２０６ｄ、地図情報データベース２０６ｅ、および、案内情報データベース２０６ｆ等）の機能、また、端末装置１００における位置取得部１１２、表示部１１４、音声出力部１１６、および、入力部１１８の機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１２４】
また、図７において、制御部２０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部２０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部２０２は、機能概念的に、経路探索要求受信部２０２ａ、案内経路探索部２０２ｂ、経路情報格納部２０２ｃ、日付判定部２０２ｅ、関連情報取得部２０２ｆ、経路案内情報生成部２０２ｇ、現在位置情報取得部２０２ｉ、表示情報生成部２０２ｊ、および、出力制御部２０２ｋを備える。なお、経路探索要求受信部２０２ａ、案内経路探索部２０２ｂ、経路情報格納部２０２ｃ、案内経路探索部２０２ｂ、日付判定部２０２ｅ、関連情報取得部２０２ｆ、および、経路案内情報生成部２０２ｇの機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１２５】
このうち、現在位置情報取得部２０２ｉは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部２０２ｉは、端末装置１００の利用者の現在位置情報を所定時間（所定周期）ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に取得してもよい。また、現在位置情報取得部２０２ｉは、端末装置１００の位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号を端末装置１００から受信し、当該位置情報信号から算出した位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部２０２ｉは、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を受信し、当該位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【０１２６】
また、表示情報生成部２０２ｊは、表示情報を生成する表示情報生成手段である。ここで、表示情報は、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、案内経路探索部２０２ｂにより生成された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報、地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報、および／または、経路案内情報生成部２０２ｇにより生成された経路案内情報を含んでいてもよい。例えば、表示情報生成部２０２ｊは、地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、および／または、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、表示情報生成部２０２ｊは、地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、案内経路探索部２０２ｂにより生成された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳した表示情報を生成してもよい。ここで、表示情報は、端末装置１００の表示部１１４に表示させる情報（例えば、画像、文字情報、または、表示画面等）であってもよい。
【０１２７】
また、出力制御部２０２ｋは、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００へ送信することにより、当該端末装置１００の出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御手段である。ここで、出力制御部２０２ｋは、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該出力制御情報を表示させてもよい。また、出力制御部２０２ｋは、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該出力制御情報を表示させることで、経路案内を実行してもよい。また、出力制御部２０２ｋは、更に、表示情報に対応した音声情報（例えば、案内情報データベース２０６ｆに記憶された音声案内情報等）を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、端末装置１００の音声出力部１１６を介して当該出力制御情報を出力させることで、音声案内を実行してもよい。
【０１２８】
以上で、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の構成の一例の説明を終える。
【０１２９】
［ナビゲーションサーバ２００（サーバ主導型）の処理］
次に、このように構成された第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の処理の一例について、以下に図８および図９を参照して詳細に説明する。
【０１３０】
［関連情報出力処理（その３）］
図８を参照して、第２の実施形態における関連情報出力処理の一例について説明する。図８は、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の処理の一例を示すフローチャートである。
【０１３１】
図８に示すように、まず、端末装置１００の制御部１０２は、少なくとも出発地と目的地と移動予定の日付とを含む計画経路探索条件を含む経路探索要求が利用者により入力部１１８を介して入力された場合、当該経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＣ−１）。ここで、ここで、計画経路探索条件は、更に、経由地、移動手段、出発時刻、経由時刻、および／または、到着時刻等を含んでいてもよい。また、制御部１０２は、出発地が端末装置１００の利用者の現在位置である場合、更に、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号をナビゲーションサーバ２００に送信してもよい。また、出発時刻は、現在時刻であってもよい。
【０１３２】
そして、ナビゲーションサーバ２００の経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する（ステップＳＣ−２）。ここで、現在位置情報取得部２０２ｉは、経路探索要求受信部２０２ａにより端末装置１００から受信された経路探索要求に位置情報信号が含まれる場合、当該位置情報信号から位置情報を算出し、当該位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。そして、経路探索要求受信部２０２ａは、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を、出発地に設定してもよい。
【０１３３】
ここで、図８に示す関連情報出力処理（その３）におけるステップＳＣ−３およびステップＳＣ−４の処理は、図２に示す関連情報出力処理（その１）におけるステップＳＡ−３およびステップＳＡ−４の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１３４】
そして、端末装置１００の制御部１０２は、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＣ−５）。ここで、制御部１０２は、本発明が実装されたアプリケーション起動時、端末装置１００の起動時、または、所定時間ごと等に、位置情報信号をナビゲーションサーバ２００に送信してもよい。
【０１３５】
そして、ナビゲーションサーバ２００の現在位置情報取得部２０２ｉは、端末装置１００から送信された位置情報信号を受信し、当該位置情報信号から算出した位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得する（ステップＳＣ−６）。
【０１３６】
ここで、図８に示す関連情報出力処理（その３）におけるステップＳＣ−７およびステップＳＣ−８の処理は、図２に示す関連情報出力処理（その１）におけるステップＳＡ−７およびステップＳＡ−８の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１３７】
そして、ナビゲーションサーバ２００の関連情報取得部２０２ｆは、ステップＳＣ−８にて日付判定部２０２ｅにより経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合（ステップＳＣ−８：Ｙｅｓ）、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置から所定範囲に存在する、当該案内計画経路情報、および／または、当該計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース２０６ｄに記憶された関連情報を取得し（ステップＳＣ−９）、処理をステップＳＣ−１２に移行させる。
【０１３８】
ここで、図８に示す関連情報出力処理（その３）におけるステップＳＣ−１０およびステップＳＣ−１１の処理は、図２に示す関連情報出力処理（その１）におけるステップＳＡ−１０およびステップＳＡ−１１の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１３９】
そして、ナビゲーションサーバ２００の表示情報生成部２０２ｊは、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報を含む表示情報を生成する（ステップＳＣ−１２）。ここで、表示情報生成部２０２ｊは、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、および／または、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、表示情報生成部２０２ｊは、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に基づく案内計画経路を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、および／または、経路情報データベース２０６ｃに記憶された当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、表示情報生成部２０２ｊは、経路案内情報生成部２０２ｇにより生成された経路案内情報、および／または、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を含む表示情報を生成してもよい。
【０１４０】
そして、ナビゲーションサーバ２００の出力制御部２０２ｋは、表示情報生成部２０２ｊにより生成された表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該出力制御情報を表示させる（ステップＳＣ−１３）。ここで、出力制御部２０２ｋは、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、表示情報生成部２０２ｊにより生成された表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該出力制御情報を表示させることで、案内計画経路に対する経路案内を実行してもよい。また、出力制御部２０２ｋは、更に、表示情報に対応した音声情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、端末装置１００の音声出力部１１６を介して当該出力制御情報を出力させることで、音声案内を実行してもよい。
【０１４１】
以上で、第２の実施形態における関連情報出力処理（その３）の説明を終える。
【０１４２】
［関連情報出力処理（その４）］
図９を参照して、第２の実施形態における関連情報出力処理の一例について説明する。図９は、第２の実施形態におけるナビゲーションシステムの処理の一例を示すフローチャートである。
【０１４３】
まず、図９に示す関連情報出力処理（その４）におけるステップＳＤ−１乃至ステップＳＤ−４の処理は、図８に示す関連情報出力処理（その３）におけるステップＳＣ−１乃至ステップＳＣ−４の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１４４】
そして、端末装置１００の制御部１０２は、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を含む経路探索要求が利用者により入力部１１８を介して入力された場合、当該経路探索要求をナビゲーションサーバ２００に送信する（ステップＳＤ−５）。ここで、経路探索条件は、更に、経由地、移動手段、出発時刻、経由時刻、および／または、到着時刻等を含んでいてもよい。また、制御部１０２は、出発地が端末装置１００の利用者の現在位置である場合、更に、位置取得部１１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号をナビゲーションサーバ２００に送信してもよい。
【０１４５】
そして、ナビゲーションサーバ２００の経路探索要求受信部２０２ａは、端末装置１００から送信される経路探索要求を受信する（ステップＳＤ−６）。ここで、現在位置情報取得部２０２ｉは、経路探索要求受信部２０２ａにより端末装置１００から受信された経路探索要求に位置情報信号が含まれる場合、当該位置情報信号から位置情報を算出し、当該位置情報を端末装置１００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。そして、経路探索要求受信部２０２ａは、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された現在位置情報に基づく端末装置１００の利用者の現在位置を、出発地に設定してもよい。
【０１４６】
ここで、図９に示す関連情報出力処理（その４）におけるステップＳＤ−７乃至ステップＳＤ−１２の処理は、図６に示す関連情報出力処理（その２）におけるステップＳＢ−７乃至ステップＳＢ−１２の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１４７】
そして、ナビゲーションサーバ２００の表示情報生成部２０２ｊは、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報を含む表示情報を生成する（ステップＳＤ−１３）。ここで、表示情報生成部２０２ｊは、案内経路探索部２０２ｂにより探索された案内経路を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、および／または、案内経路探索部２０２ｂにより生成された当該案内経路に関する経路情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、表示情報生成部２０２ｊは、経路情報データベース２０６ｃに記憶された案内計画経路情報に基づく案内計画経路を含む地図の地図情報データベース２０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部２０２ｆにより取得された関連情報、および／または、経路情報データベース２０６ｃに記憶された当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を重畳した表示情報を生成してもよい。また、表示情報生成部２０２ｊは、経路案内情報生成部２０２ｇにより生成された経路案内情報、および／または、現在位置情報取得部２０２ｉにより取得された端末装置１００の利用者の現在位置情報を含む表示情報を生成してもよい。
【０１４８】
そして、ナビゲーションサーバ２００の出力制御部２０２ｋは、表示情報生成部２０２ｊにより生成された表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該出力制御情報を表示させる（ステップＳＤ−１３）。ここで、出力制御部２０２ｋは、利用者により端末装置１００の入力部１１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、表示情報生成部２０２ｊにより生成された表示情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、当該端末装置１００の表示部１１４に当該出力制御情報を表示させることで、案内経路または案内計画経路に対する経路案内を実行してもよい。また、出力制御部２０２ｋは、更に、表示情報に対応した音声情報を含む出力制御情報を端末装置１００に送信することにより、端末装置１００の音声出力部１１６を介して当該出力制御情報を出力させることで、音声案内を実行してもよい。
【０１４９】
以上で、第２の実施形態におけるナビゲーションサーバ２００の処理の一例の説明を終える。
【０１５０】
［第３の実施形態］
続いて、本発明の第３の実施形態（ナビゲーション装置４００（スタンドアローン型））について、図１０乃至図１２を参照して以下に説明する。ここで、図１０は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。
【０１５１】
なお、第３の実施形態においては、全ての機能をナビゲーション装置４００に集約し、ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得し、経路探索条件を満たす案内経路を、ネットワーク情報を用いて探索し、取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置の利用者の現在位置、または、探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報、および／または、経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する関連情報を取得し、取得された関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させる等の機能を有する。このように、第３の実施形態は、ナビゲーション装置４００がスタンドアローン型に構成され単独で処理を行う点がその他の実施形態と異なる。
【０１５２】
［ナビゲーション装置４００（スタンドアローン型）の構成］
まず、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００（スタンドアローン型）の構成の一例について、図１０を参照して以下に説明する。
【０１５３】
図１０に示すように、本発明の第３の実施形態のナビゲーション装置４００は、位置取得部４１２と出力部（表示部４１４および音声出力部４１６）と入力部４１８と制御部４０２と記憶部４０６とを少なくとも備える。これらナビゲーション装置４００の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されてもよい。ナビゲーション装置４００は、例えば、ＰＮＤ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｎａｖｉｇａｔｉｏｎ Ｄｅｖｉｃｅ）等の各種ナビゲーション端末、ノート型のパーソナルコンピュータ等の各種情報処理装置、または、携帯電話やＰＨＳやＰＤＡ等の携帯端末装置等であってもよい。また、ナビゲーション装置４００は、通信制御インターフェース部（図示せず）を介してネットワーク３００を経由し、外部装置と相互に通信可能に接続されていてもよい。
【０１５４】
図１０において、入出力制御インターフェース部４０８、位置取得部４１２、表示部４１４、音声出力部４１６、および、入力部４１８の各機能は、第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、記憶部４０６の各部（ネットワーク情報データベース４０６ａ、交通情報データベース４０６ｂ、経路情報データベース４０６ｃ、関連情報データベース４０６ｄ、地図情報データベース４０６ｅ、および、案内情報データベース４０６ｆ等）についても、ナビゲーションサーバ２００ではなくナビゲーション装置４００に備えられている点を除き、各機能が第１の実施形態と同様であるため説明を省略する。
【０１５５】
また、制御部４０２の各部については、本実施形態のナビゲーション装置４００がスタンドアローン型であり、制御部４０２が各送信部を備えていない点を除き、各機能は第１の実施形態と基本的に同様である。
【０１５６】
また、図１０において、制御部４０２は、ＯＳ等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部４０２は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部４０２は、機能概念的に、現在位置情報取得部４０２ａ、経路探索要求取得部４０２ｂ、案内経路探索部４０２ｃ、経路情報格納部４０２ｄ、日付判定部４０２ｅ、関連情報取得部４０２ｆ、経路案内情報生成部４０２ｇ、および、関連情報出力部４０２ｈを備える。
【０１５７】
このうち、現在位置情報取得部４０２ａは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部４０２ａは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を所定周期ごと（例えば、１秒ごと、または、３分ごと等）に取得してもよい。また、現在位置情報取得部４０２ａは、位置取得部４１２にて位置発信装置５００から受信した位置情報信号から算出した位置情報をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【０１５８】
また、現在位置情報取得部４０２ａは、利用者により入力部４１８を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部４１８を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置（一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点）であってもよい。例えば、現在位置情報取得部４０２ａは、入力部４１８を介して利用者に表示部４１４に表示された地図情報に基づく表示画面上で指定（例えば、タッチパネル式の表示部４１４での指定操作等）させた座標をナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
【０１５９】
また、経路探索要求取得部４０２ｂは、経路探索要求を取得する経路探索要求取得手段である。ここで、経路探索要求は、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を含んでいてもよい。ここで、出発地は、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置であってもよい。また、経路探索要求は、ナビゲーション装置４００の入力部４１８を介して入力されたものであってもよい。
【０１６０】
また、案内経路探索部４０２ｃは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内経路に関する経路情報を生成する案内経路探索手段である。ここで、案内経路探索部４０２ｃは、更に、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。例えば、案内経路探索部４０２ｃは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｃは、経由地を経由した案内経路を探索してもよい。また、経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｃは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内経路を探索してもよい。
【０１６１】
また、案内経路探索部４０２ｃは、事前に（例えば、事前の計画として、または、単なる検索として等）、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件である計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路である案内計画経路を、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内計画経路に関する経路情報である案内計画経路情報を生成してもよい。ここで、案内経路探索部４０２ｃは、更に、計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内計画経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて探索してもよい。例えば、案内経路探索部４０２ｃは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内計画経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索してもよい。ここで、計画経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｃは、経由地を経由した案内計画経路を探索してもよい。また、計画経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｃは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内計画経路を探索してもよい。
【０１６２】
また、経路情報格納部４０２ｄは、案内経路探索部４０２ｃにより案内経路（例えば、案内計画経路等）の探索に用いられた経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）、および、案内経路探索部４０２ｃにより生成された当該案内経路（例えば、案内計画経路等）に関する経路情報（例えば、案内計画経路情報等）を対応付けて経路情報データベース４０６ｃに格納する案内計画経路情報格納手段である。
【０１６３】
また、日付判定部４０２ｅは、経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定する日付判定手段である。また、日付判定部４０２ｅは、経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付と同一であるか否か判定してもよい。なお、日付判定部４０２ｅは、ネットワーク３００を介して正確な時刻を提供するタイムサーバ等から標準時等の時刻を受信し、当該時刻に基づいて、計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定してもよい。
【０１６４】
また、関連情報取得部４０２ｆは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置、または、案内経路探索部４０２ｃにより探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース４０６ｃに記憶された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース４０６ｄに記憶された関連情報を取得する関連情報取得手段である。ここで、関連情報取得部４０２ｆは、日付判定部４０２ｅにより移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置、または、案内経路探索部４０２ｃにより探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース４０６ｃに記憶された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース４０６ｄに記憶された関連情報を取得してもよい。また、関連情報取得部４０２ｆは、経路情報データベース４０６ｃに記憶された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）に基づく案内経路（例えば、案内計画経路等）から所定範囲に存在する、経路情報データベース４０６ｃに記憶された当該経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、経路探索条件（例えば、計画経路探索条件等）に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース４０６ｄに記憶された関連情報を取得してもよい。
【０１６５】
また、経路案内情報生成部４０２ｇは、経路案内情報を生成する経路案内情報生成手段である。ここで、経路案内情報は、案内経路探索部４０２ｃにより生成された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、地図情報データベース４０６ｅに記憶された、案内経路（例えば、案内計画経路等）を含む地図の地図情報、および／または、案内情報データベース４０６ｆに記憶された、案内計画経路上において出力される案内情報を含んでいてもよい。
【０１６６】
また、関連情報出力部４０２ｈは、関連情報を出力部を介して出力させる関連情報出力手段である。ここで、関連情報出力部４０２ｈは、関連情報を表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、更に、経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、地図情報、経路案内情報、および／または、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を出力部を介して出力させてもよい。例えば、関連情報出力部４０２ｈは、地図情報データベース４０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報、および／または、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、地図情報データベース４０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報、案内経路探索部４０２ｃにより生成された経路情報（例えば、案内計画経路情報等）、および／または、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、利用者により入力部４１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、経路案内を実行してもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、表示画面に対応した音声情報（案内情報データベース４０６ｆに記憶された音声案内情報等）を音声出力部４１６を介して出力させてもよい。
【０１６７】
以上で、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の構成の一例の説明を終える。
【０１６８】
［ナビゲーション装置４００（スタンドアローン型）の処理］
次に、このように構成された第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例について、以下に図１１および図１２を参照して詳細に説明する。
【０１６９】
［関連情報出力処理（その５）］
図１１を参照して、第３の実施形態における関連情報出力処理の一例について説明する。図１１は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例を示すフローチャートである。
【０１７０】
図１１に示すように、まず、経路探索要求取得部４０２ｂは、少なくとも出発地と目的地と移動予定の日付とを含む計画経路探索条件を含む経路探索要求が利用者により入力部４１８を介して入力された場合、当該経路探索要求を取得する（ステップＳＥ−１）。ここで、出発地は、現在位置情報取得部４０２ａにより取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置４００の利用者の現在位置であってもよい。
【０１７１】
そして、案内経路探索部４０２ｃは、事前の計画として、経路探索要求取得部４０２ｂにより取得された経路探索要求に含まれる計画経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路である案内計画経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を生成する（ステップＳＥ−２）。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｃは、経由地を経由した案内計画経路を探索してもよい。
【０１７２】
そして、経路情報格納部４０２ｄは、案内経路探索部４０２ｃにより案内計画経路の探索に用いられた計画経路探索条件、および、案内経路探索部４０２ｃにより生成された当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を対応付けて経路情報データベース４０６ｃに格納する（ステップＳＥ−３）。
【０１７３】
そして、現在位置情報取得部４０２ａは、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を取得する（ステップＳＥ−４）。ここで、現在位置情報取得部４０２ａは、本発明が実装されたアプリケーション起動時、ナビゲーション装置４００の起動時、または、所定時間ごと等に、ナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を取得してもよい。
【０１７４】
そして、制御部４０２は、経路情報データベース４０６ｃに案内計画経路情報が記憶されているか否か判定する（ステップＳＥ−５）。
【０１７５】
そして、制御部４０２は、ステップＳＥ−５にて経路情報データベース４０６ｃに案内計画経路情報が記憶されていないと判定した場合（ステップＳＥ−５：Ｎｏ）、処理を終了する。
【０１７６】
一方、日付判定部４０２ｅは、ステップＳＥ−５にて制御部４０２により経路情報データベース４０６ｃに案内計画経路情報が記憶されていると判定された場合（ステップＳＥ−５：Ｙｅｓ）、経路情報データベース４０６ｃに記憶された当該案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であるか否か判定する（ステップＳＥ−６）。
【０１７７】
そして、関連情報取得部４０２ｆは、ステップＳＥ−６にて日付判定部４０２ｅにより経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合（ステップＳＥ−６：Ｙｅｓ）、現在位置情報取得部４０２ａにより取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置４００の利用者の現在位置から所定範囲に存在する、当該案内計画経路情報、および／または、当該計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース４０６ｄに記憶された関連情報を取得し（ステップＳＥ−７）、処理をステップＳＥ−１０に移行させる。
【０１７８】
そして、日付判定部４０２ｅは、ステップＳＥ−６にて経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後ではないと判定した場合（ステップＳＥ−６：Ｎｏ）、当該移動予定の日付が本日の日付と同一であるか否か判定する（ステップＳＥ−８）。
【０１７９】
そして、日付判定部４０２ｅは、ステップＳＥ−８にて経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付と同一ではないと判定した場合（ステップＳＥ−８：Ｎｏ）、処理を終了する。
【０１８０】
一方、関連情報取得部４０２ｆは、ステップＳＥ−８にて日付判定部４０２ｅにより経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付と同一であると判定された場合（ステップＳＥ−８：Ｙｅｓ）、当該案内計画経路情報に基づく案内計画経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース４０６ｃに記憶された当該案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース４０６ｄに記憶された関連情報を取得する（ステップＳＥ−９）。
【０１８１】
そして、関連情報出力部４０２ｈは、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報を表示部４１４に表示させる（ステップＳＥ−１０）。ここで、関連情報出力部４０２ｈは、現在位置情報取得部４０２ａにより取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置４００の利用者の現在位置を含む地図の地図情報データベース４０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報、および／または、現在位置情報取得部４０２ａにより取得されたナビゲーション装置４００の利用者の現在位置情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に基づく案内計画経路を含む地図の地図情報データベース４０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報、および／または、経路情報データベース４０６ｃに記憶された当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、利用者により入力部４１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、案内計画経路に対する経路案内を実行してもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、更に、表示画面に対応した音声情報（例えば、音声案内情報等）を音声出力部４１６を介して出力させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報を、アラートまたはメール等でユーザに知らせるようにしてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、案内計画経路上に経由地に該当する計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設が無い場合、事前にその旨を表示してもよい。
【０１８２】
以上で、第３の実施形態における関連情報出力処理（その５）の説明を終える。
【０１８３】
［関連情報出力処理（その６）］
図１２を参照して、第３の実施形態における関連情報出力処理の一例について説明する。図１２は、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例を示すフローチャートである。
【０１８４】
まず、図１２に示す関連情報出力処理（その６）におけるステップＳＦ−１乃至ステップＳＦ−３の処理は、図１１に示す関連情報出力処理（その５）におけるステップＳＥ−１乃至ステップＳＥ−３の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１８５】
そして、経路探索要求取得部４０２ｂは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を含む経路探索要求が利用者により入力部４１８を介して入力された場合、当該経路探索要求を取得する（ステップＳＦ−４）。ここで、出発地は、現在位置情報取得部４０２ａにより取得された現在位置情報に基づくナビゲーション装置４００の利用者の現在位置であってもよい。
【０１８６】
そして、案内経路探索部４０２ｃは、経路探索要求取得部４０２ｂにより取得された経路探索要求に含まれる経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、交通情報データベース４０６ｂに記憶された交通情報に基づいて、ネットワーク情報データベース４０６ａに記憶されたネットワーク情報を用いて探索し、当該案内経路に関する経路情報を生成する（ステップＳＦ−５）。ここで、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部４０２ｃは、経由地を経由した案内計画経路を探索してもよい。
【０１８７】
ここで、図１２に示す関連情報出力処理（その６）におけるステップＳＦ−６およびステップＳＦ−７の処理は、図１１に示す関連情報出力処理（その５）におけるステップＳＥ−５およびステップＳＥ−６の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１８８】
そして、関連情報取得部４０２ｆは、ステップＳＦ−７にて日付判定部４０２ｅにより経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に対応付けられた計画経路探索条件に含まれる移動予定の日付が本日の日付より後であると判定された場合（ステップＳＦ−７：Ｙｅｓ）、案内経路探索部４０２ｃにより探索された案内経路から所定範囲に存在する、経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報、および／または、計画経路探索条件に含まれる要素に関連する施設に関する、関連情報データベース４０６ｄに記憶された関連情報を取得し（ステップＳＦ−８）、処理をステップＳＦ−１１に移行させる。
【０１８９】
ここで、図１２に示す関連情報出力処理（その６）におけるステップＳＦ−９およびステップＳＦ−１０の処理は、図１１に示す関連情報出力処理（その５）におけるステップＳＥ−８およびステップＳＥ−９の処理と同様であるため説明を省略する。
【０１９０】
そして、関連情報出力部４０２ｈは、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報を表示部４１４に表示させる（ステップＳＦ−１１）。ここで、関連情報出力部４０２ｈは、案内経路探索部４０２ｃにより探索された案内経路を含む地図の地図情報データベース４０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報、および／または、案内経路探索部４０２ｃにより生成された当該案内経路に関する経路情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、経路情報データベース４０６ｃに記憶された案内計画経路情報に基づく案内計画経路を含む地図の地図情報データベース４０６ｅに記憶された地図情報上に、関連情報取得部４０２ｆにより取得された関連情報、および／または、経路情報データベース４０６ｃに記憶された当該案内計画経路に関する案内計画経路情報を重畳して表示部４１４に表示させてもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、利用者により入力部４１８を介して経路案内開始要求が入力された場合、案内経路または案内計画経路に対する経路案内を実行してもよい。また、関連情報出力部４０２ｈは、更に、表示画面に対応した音声情報（例えば、音声案内情報等）を音声出力部４１６を介して出力させてもよい。
【０１９１】
以上で、第３の実施形態におけるナビゲーション装置４００の処理の一例の説明を終える。
【０１９２】
［他の実施の形態］
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
【０１９３】
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【０１９４】
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【０１９５】
また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【０１９６】
例えば、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００の各装置が備える処理機能、特に制御部１０２、制御部２０２、および、制御部４０２にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）および当該ＣＰＵにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に機械的に読み取られる。すなわち、ＲＯＭまたはＨＤＤなどの記憶部１０６、記憶部２０６、および、記憶部４０６などには、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）として協働してＣＰＵに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、ＲＡＭにロードされることによって実行され、ＣＰＵと協働して制御部を構成する。
【０１９７】
また、このコンピュータプログラムは、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００に対して任意のネットワーク３００を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【０１９８】
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、ＵＳＢメモリ、ＳＤカード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯ、ＤＶＤ、および、Ｂｌｕ−ｒａｙ Ｄｉｓｃ等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【０１９９】
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、ＯＳ（Ｏｐｅｒａｔｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）に代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【０２００】
記憶部１０６、記憶部２０６、および、記憶部４０６に格納される各種のデータベース等（出力情報ファイル１０６ａ、ネットワーク情報データベース２０６ａ、交通情報データベース２０６ｂ、経路情報データベース２０６ｃ、関連情報データベース２０６ｄ、地図情報データベース２０６ｅ、案内情報データベース２０６ｆ、ネットワーク情報データベース４０６ａ、交通情報データベース４０６ｂ、経路情報データベース４０６ｃ、関連情報データベース４０６ｄ、地図情報データベース４０６ｅ、および、案内情報データベース４０６ｆ）は、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【０２０１】
また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、端末装置１００、ナビゲーションサーバ２００、および、ナビゲーション装置４００は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア（プログラム、データ等を含む）を実装することにより実現してもよい。
【０２０２】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【０２０３】
以上詳述したように、本発明によれば、ユーザに対する経路案内を行う前に、案内経路に応じて事前に立ち寄るのに適した施設等の情報を検索して、ユーザに提供することができるナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、ナビゲーションサーバ、ナビゲーション方法、および、プログラムを提供することができるので、ナビゲーションを支援する情報機器や情報処理分野などの様々な分野において極めて有用である。
【符号の説明】
【０２０４】
１００ 端末装置
１０２ 制御部
１０２ａ 現在位置情報取得部
１０２ｂ 経路探索要求送信部
１０２ｃ 出力情報受信部
１０２ｄ 出力情報出力部
１０４ 通信制御インターフェース部
１０６ 記憶部
１０６ａ 出力情報ファイル
１０８ 入出力制御インターフェース部
１１２ 位置取得部
１１４ 表示部
１１６ 音声出力部
１１８ 入力部
２００ ナビゲーションサーバ
２０２ 制御部
２０２ａ 経路探索要求受信部
２０２ｂ 案内経路探索部
２０２ｃ 経路情報格納部
２０２ｄ 現在位置情報受信部
２０２ｅ 日付判定部
２０２ｆ 関連情報取得部
２０２ｇ 経路案内情報生成部
２０２ｈ 出力情報送信部
２０２ｉ 現在位置情報取得部
２０２ｊ 表示情報生成部
２０２ｋ 出力制御部
２０４ 通信制御インターフェース部
２０６ 記憶部
２０６ａ ネットワーク情報データベース
２０６ｂ 交通情報データベース
２０６ｃ 経路情報データベース
２０６ｄ 関連情報データベース
２０６ｅ 地図情報データベース
２０６ｆ 案内情報データベース
３００ ネットワーク
４００ ナビゲーション装置
４０２ 制御部
４０２ａ 現在位置情報取得部
４０２ｂ 経路探索要求取得部
４０２ｃ 案内経路探索部
４０２ｄ 経路情報格納部
４０２ｅ 日付判定部
４０２ｆ 関連情報取得部
４０２ｇ 経路案内情報生成部
４０２ｈ 関連情報出力部
４０６ 記憶部
４０６ａ ネットワーク情報データベース
４０６ｂ 交通情報データベース
４０６ｃ 経路情報データベース
４０６ｄ 関連情報データベース
４０６ｅ 地図情報データベース
４０６ｆ 案内情報データベース
４０８ 入出力制御インターフェース部
４１２ 位置取得部
４１４ 表示部
４１６ 音声出力部
４１８ 入力部
５００ 位置発信装置
【特許請求の範囲】
【請求項１】
出力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーション装置であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部は、
上記ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、
上記現在位置情報取得手段により取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項２】
請求項１に記載のナビゲーション装置において、
上記経路探索条件は、
更に、移動予定の日付を含み、
上記制御部は、
上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報に対応付けられた上記経路探索条件に含まれる上記移動予定の日付が本日の上記日付より後であるか否か判定する日付判定手段、
を更に備え、
上記関連情報取得手段は、
上記日付判定手段により上記移動予定の日付が上記本日の日付より後であると判定された場合、上記現在位置情報取得手段により取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得することを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項３】
請求項１または２に記載のナビゲーション装置において、
上記要素は、
上記目的地であることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項４】
請求項１または２に記載のナビゲーション装置において、
上記要素は、
移動手段であることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項５】
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、
上記現在位置情報取得手段により取得された上記現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーションシステム。
【請求項６】
制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、出力部と制御部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムであって、
上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部は、
上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、
上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記端末装置に送信する出力情報送信手段と、
を備え、
上記端末装置の上記制御部は、
上記端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
上記ナビゲーションサーバから送信される上記出力情報を受信する出力情報受信手段と、
上記関連情報受信手段により受信された上記出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーションシステム。
【請求項７】
出力部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部は、
上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、
上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む表示情報を生成する表示情報生成手段と、
上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーションサーバ。
【請求項８】
出力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーション装置において実行されるナビゲーション方法であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、
上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、
上記現在位置情報取得ステップにて取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、
上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項９】
ナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、
上記ナビゲーションシステムは、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、現在位置情報取得手段と、案内経路探索手段と、関連情報取得手段と、出力情報出力手段と、
を備え、
上記現在位置情報取得手段が、端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、
上記案内経路探索手段が、上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、
上記関連情報取得手段が、上記現在位置情報取得ステップにて取得された上記現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、
上記出力情報出力手段が、上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させる出力情報出力ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１０】
制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、出力部と制御部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、
上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記端末装置に送信する出力情報送信手段と、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記出力情報を受信する出力情報受信手段と、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記関連情報受信手段により受信された上記出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１１】
出力部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバにおいて実行されるナビゲーション方法であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、
上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、
上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む表示情報を生成する表示情報生成ステップと、
上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１２】
出力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーション装置に実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、
上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、
上記現在位置情報取得ステップにて取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、
上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１３】
端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、
上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記端末装置に送信する出力情報送信手段と、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１４】
出力部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、
上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、
上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む表示情報を生成する表示情報生成ステップと、
上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１】
出力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーション装置であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部は、
上記ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、
上記現在位置情報取得手段により取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項２】
請求項１に記載のナビゲーション装置において、
上記経路探索条件は、
更に、移動予定の日付を含み、
上記制御部は、
上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報に対応付けられた上記経路探索条件に含まれる上記移動予定の日付が本日の上記日付より後であるか否か判定する日付判定手段、
を更に備え、
上記関連情報取得手段は、
上記日付判定手段により上記移動予定の日付が上記本日の日付より後であると判定された場合、上記現在位置情報取得手段により取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得することを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項３】
請求項１または２に記載のナビゲーション装置において、
上記要素は、
上記目的地であることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項４】
請求項１または２に記載のナビゲーション装置において、
上記要素は、
移動手段であることを特徴とする、ナビゲーション装置。
【請求項５】
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、
上記現在位置情報取得手段により取得された上記現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーションシステム。
【請求項６】
制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、出力部と制御部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムであって、
上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部は、
上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、
上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記端末装置に送信する出力情報送信手段と、
を備え、
上記端末装置の上記制御部は、
上記端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
上記ナビゲーションサーバから送信される上記出力情報を受信する出力情報受信手段と、
上記関連情報受信手段により受信された上記出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーションシステム。
【請求項７】
出力部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部は、
上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、
上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む表示情報を生成する表示情報生成手段と、
上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御手段と、
を備えたことを特徴とする、ナビゲーションサーバ。
【請求項８】
出力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーション装置において実行されるナビゲーション方法であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、
上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、
上記現在位置情報取得ステップにて取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、
上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項９】
ナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、
上記ナビゲーションシステムは、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、現在位置情報取得手段と、案内経路探索手段と、関連情報取得手段と、出力情報出力手段と、
を備え、
上記現在位置情報取得手段が、端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、
上記案内経路探索手段が、上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、
上記関連情報取得手段が、上記現在位置情報取得ステップにて取得された上記現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、
上記出力情報出力手段が、上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む出力情報を出力部を介して出力させる出力情報出力ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１０】
制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバ、および、出力部と制御部とを少なくとも備えた端末装置、を通信可能に接続したナビゲーションシステムにおいて実行されるナビゲーション方法であって、
上記ナビゲーションサーバの上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記端末装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
上記ナビゲーションサーバの上記制御部において実行される、上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記端末装置に送信する出力情報送信手段と、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記ナビゲーションサーバから送信される上記出力情報を受信する出力情報受信手段と、
上記端末装置の上記制御部において実行される、上記関連情報受信手段により受信された上記出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力手段と、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１１】
出力部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバにおいて実行されるナビゲーション方法であって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において実行される、
上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、
上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、
上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む表示情報を生成する表示情報生成ステップと、
上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御ステップと、
を含むことを特徴とする、ナビゲーション方法。
【請求項１２】
出力部と制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーション装置に実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記ナビゲーション装置の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得ステップと、
上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、
上記現在位置情報取得ステップにて取得された上記現在位置情報に基づく上記ナビゲーション装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、
上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む出力情報を上記出力部を介して出力させる出力情報出力ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１３】
端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索手段と、
上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索手段により探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得手段と、
上記関連情報取得手段により取得された上記関連情報を含む出力情報を上記端末装置に送信する出力情報送信手段と、
を実行させるためのプログラム。
【請求項１４】
出力部を少なくとも備えた端末装置に通信可能に接続された、制御部と記憶部とを少なくとも備えたナビゲーションサーバに実行させるためのプログラムであって、
上記記憶部は、
交通網を規定するネットワーク情報を記憶するネットワーク情報記憶手段と、
少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件、および、当該経路探索条件を満たす上記出発地から上記目的地までの案内経路に関する経路情報を対応付けて記憶する経路情報記憶手段と、
上記経路探索条件となりうる要素に関連する施設に関する関連情報を記憶する関連情報記憶手段と、
を備え、
上記制御部において、
上記端末装置から送信される上記経路探索条件を満たす上記案内経路を、上記ネットワーク情報記憶手段に記憶された上記ネットワーク情報を用いて探索する案内経路探索ステップと、
上記端末装置から送信される上記端末装置の利用者の現在位置情報に基づく上記端末装置の上記利用者の現在位置、または、案内経路探索ステップにて探索された上記案内経路から所定範囲に存在する、上記経路情報記憶手段に記憶された上記経路情報、および／または、上記経路探索条件に含まれる上記要素、に関連する上記施設に関する、上記関連情報記憶手段に記憶された上記関連情報を取得する関連情報取得ステップと、
上記関連情報取得ステップにて取得された上記関連情報を含む表示情報を生成する表示情報生成ステップと、
上記表示情報を含む出力制御情報を上記端末装置へ送信することにより、当該端末装置の上記出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御ステップと、
を実行させるためのプログラム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図９】
【図１０】
【図１１】
【図１２】
【公開番号】特開２０１２−１８９３６５（Ｐ２０１２−１８９３６５Ａ）
【公開日】平成２４年１０月４日（２０１２．１０．４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−５１４６３（Ｐ２０１１−５１４６３）
【出願日】平成２３年３月９日（２０１１．３．９）
【出願人】（５００１６８８１１）株式会社ナビタイムジャパン (410)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２４年１０月４日（２０１２．１０．４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年３月９日（２０１１．３．９）
【出願人】（５００１６８８１１）株式会社ナビタイムジャパン (410)
【Ｆターム（参考）】
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