ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラム

【課題】GPS信号を受信できないGPS遮蔽区間を退出した付近に位置する分岐点を簡易な構成で確実に案内することができるナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】受信したGPS信号に基づくGPS測位によって現在位置を取得する現在位置取得手段と、地図情報を取得する地図情報取得手段と、前記地図情報に基づいて、目的地までの経路上に前記GPS信号を受信できないGPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、再度、前記GPS測位が可能となるまで走行するGPS再受信走行区間内に分岐点があると判定した場合には、該GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側に、該分岐点の案内情報を出力する案内情報出力地点を設定する案内出力地点設定手段と、前記現在位置が前記案内情報出力地点に到達した場合に、前記分岐点の案内情報を出力する案内情報出力手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、経路を案内するナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、GPS測位により現在地を検出して経路を案内する技術に関して種々提案されている。
例えば、GPS衛星からの信号を受信して現在位置を測定し、測定した現在位置を地図と共に画面表示すると共に、目的地までの経路を設定して所定のポイント毎に案内報知し、また、GPS衛星からの信号を受信できないときは、現在位置が案内経路上であれば所定速度で案内経路上を移動するように現在位置を表示し、該現在位置に応じて案内報知するように構成されたナビゲーション装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−272237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記した特許文献1に記載されたナビゲーション装置においては、GPS衛星からの信号を受信できないトンネル内等で、現在位置を推定して案内経路上に追従表示を行うため、システムが複雑になり、また、推定した現在位置による案内のため、案内精度が低くなる虞がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、GPS信号を受信できないGPS遮蔽区間を退出した付近に位置する分岐点を簡易な構成で確実に案内することができるナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため請求項1に係るナビゲーション装置は、受信したGPS信号に基づくGPS測位によって現在位置を取得する現在位置取得手段と、地図情報を取得する地図情報取得手段と、前記地図情報に基づいて、目的地までの経路上に前記GPS信号を受信できないGPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、再度、前記GPS測位が可能となるまで走行するGPS再受信走行区間内に分岐点があるか否かを判定する分岐点判定手段と、前記目的地までの経路上に前記GPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、前記GPS再受信走行区間内に分岐点があると判定した場合には、該GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側に、該分岐点の案内情報を出力する案内情報出力地点を設定する案内出力地点設定手段と、前記現在位置が前記案内情報出力地点に到達した場合に、前記分岐点の案内情報を出力する案内情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に係るナビゲーション装置は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、複数機種のナビゲーション装置のそれぞれに対応した前記GPS再受信走行区間の距離を表す再受信距離情報を取得する距離情報取得手段を備え、前記分岐点判定手段は、当該ナビゲーション装置の機種に対応する前記GPS再受信走行区間の距離を前記再受信距離情報から取得することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に係るナビゲーション装置は、請求項1又は請求項2に記載のナビゲーション装置において、前記経路上の分岐点の所定距離手前に予め定められた、該分岐点の案内情報を出力する既定案内情報出力地点に関する既定案内地点情報を取得する既定案内地点情報取得手段と、前記既定案内情報出力地点が前記GPS遮蔽区間内に存在する場合には、前記案内出力地点設定手段は、該GPS遮蔽区間に進入する地点よりも予め定められた距離だけ前記経路上の手前側に前記案内情報出力地点を設定し、前記案内情報出力手段は、該GPS遮蔽区間内の前記既定案内情報出力地点では前記分岐点の案内情報の出力を中止することを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に係るナビゲーション装置は、請求項3に記載のナビゲーション装置において、前記既定案内情報出力地点が前記GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側に位置する場合には、前記案内出力地点設定手段は、該既定案内情報出力地点を前記案内情報出力地点に設定することを特徴とする。
【0010】
更に、請求項5に係るナビゲーション装置は、請求項3に記載のナビゲーション装置において、前記既定案内地点情報は複数の既定案内情報出力地点を含み、該複数の既定案内情報出力地点のうち、前記GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側に位置する既定案内情報出力地点がある場合には、前記案内出力地点設定手段は、該GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側直前に位置する既定案内情報出力地点を前記案内情報出力地点に設定し、前記案内情報出力手段は、該GPS遮蔽区間内に位置する既定案内情報出力地点では前記分岐点の案内情報の出力を中止することを特徴とする。
【0011】
また、請求項6に係るナビゲーション方法は、受信したGPS信号に基づくGPS測位によって現在位置を取得する現在位置取得工程と、地図情報に基づいて、目的地までの経路上に前記GPS信号を受信できないGPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、再度、前記GPS測位が可能となるまで走行するGPS再受信走行区間内に分岐点があるか否かを判定する分岐点判定工程と、前記分岐点判定工程で前記目的地までの経路上に前記GPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、前記GPS再受信走行区間内に分岐点があると判定した場合には、該GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側に該分岐点の案内情報を出力する案内情報出力地点を設定する案内出力地点設定工程と、前記現在位置取得工程で取得した現在位置が前記案内出力地点設定工程で設定した案内情報出力地点に到達した場合に、前記分岐点の案内情報を出力する案内情報出力工程と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
更に、請求項7に係るプログラムは、受信したGPS信号に基づくGPS測位によって現在位置を取得する現在位置取得手段と、地図情報を取得する地図情報取得手段と、を備えたコンピュータに、受信したGPS信号に基づくGPS測位によって現在位置を取得する現在位置取得工程と、前記地図情報に基づいて、目的地までの経路上に前記GPS信号を受信できないGPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、再度、前記GPS測位が可能となるまで走行するGPS再受信走行区間内に分岐点があるか否かを判定する分岐点判定工程と、前記分岐点判定工程で前記目的地までの経路上に前記GPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、前記GPS再受信走行区間内に分岐点があると判定した場合には、該GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側に該分岐点の案内情報を出力する案内情報出力地点を設定する案内出力地点設定工程と、前記現在位置取得工程で取得した現在位置が前記案内出力地点設定工程で設定した案内情報出力地点に到達した場合に、前記分岐点の案内情報を出力する案内情報出力工程と、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係るナビゲーション装置、請求項6に係るナビゲーション方法及び請求項7に係るプログラムでは、GPS遮蔽区間(例えば、トンネルや高架下や高層建築物の密集区間等である。)を退出した後、再度、GPS測位が可能となるまで走行するGPS再受信走行区間内に分岐点があっても、つまり、GPS遮蔽区間を退出した付近に分岐点があっても、GPS遮蔽区間に進入する前に、案内情報出力地点において、この分岐点における進行方向等の案内情報を簡易な構成で確実に出力することができる。従って、ユーザは、GPS遮蔽区間の出口付近に分岐点があっても、GPS遮蔽区間に進入する前に、この分岐点における進行方向等を確実に知ることができると共に、GPS遮蔽区間に進入する前に、車線変更等を適切に行うことができる。
【0014】
また、請求項2に係るナビゲーション装置では、当該ナビゲーション装置の機種に対応するGPS再受信走行区間の距離を取得することが可能となり、更に正確なGPS再受信走行区間の距離を取得することができる。そして、目的地までの経路上のGPS遮蔽区間を退出した後、GPS再受信走行区間内に分岐点があるか否かの判定を更に正確に行うことができる。
【0015】
また、請求項3に係るナビゲーション装置では、分岐点の案内情報を出力する予め定められた既定案内情報出力地点が、GPS遮蔽区間内に存在する場合には、GPS遮蔽区間に進入する地点よりも予め定められた距離だけ手前側に設定された案内情報出力地点で当該分岐点の案内情報を出力することができる。また、GPS遮蔽区間内の既定案内情報出力地点では、当該分岐点の案内情報の出力を中止することができ、処理負荷を軽減化することができる。
【0016】
従って、ユーザは、GPS遮蔽区間(例えば、トンネルや高架下や高層建築物の密集区間等である。)の出口付近に分岐点があっても、GPS遮蔽区間に進入する前に、GPS遮蔽区間の出口付近にある分岐点における進行方向等を確実に知ることができると共に、GPS遮蔽区間に進入する前に、車線変更等を適切に行うことができる。
【0017】
また、請求項4に係るナビゲーション装置では、既定案内情報出力地点がGPS遮蔽区間の手前側に位置する場合には、該既定案内情報出力地点で当該分岐点の進行方向等の案内情報を確実に出力することができる。従って、ユーザは、GPS遮蔽区間(例えば、トンネルや高架下や高層建築物の密集区間等である。)の出口付近に分岐点があっても、当該分岐点における進行方向等を確実に知ることができると共に、GPS遮蔽区間に進入する前に、車線変更等を適切に行うことができる。
【0018】
更に、請求項5に係るナビゲーション装置では、複数の既定案内情報出力地点のうち、GPS遮蔽区間に進入する地点よりも手前側直前に位置する既定案内情報出力地点で分岐点の進行方向等の案内情報を出力することができる。また、GPS遮蔽区間内の既定案内情報出力地点では案内情報の出力を中止するため、処理負荷を軽減化することができる。従って、ユーザは、GPS遮蔽区間(例えば、トンネルや高架下や高層建築物の密集区間等である。)の出口付近に分岐点があっても、当該分岐点における進行方向等を確実に知ることができると共に、GPS遮蔽区間に進入する前に、車線変更等を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本実施例に係るナビゲーション装置の構成の一例を示すブロック図である。
【図2】ナビゲーションAPを構成する再受信距離情報の一例を示す図である。
【図3】ナビゲーションAPを構成する案内距離情報の一例を示す図である。
【図4】ナビゲーション装置が実行する、トンネル出口付近の分岐点を案内する「分岐点案内処理」を示すメインフローチャートである。
【図5】図4の「分岐点案内処理1」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図6】図4の「分岐点案内処理2」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図7】図4の「分岐点案内処理3」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図8】都市間高速道路におけるトンネル出口付近の分岐点の案内情報出力地点の一例を示す図である。
【図9】分岐点案内画面の一例を示す図である。
【図10】都市高速道路・有料道路におけるトンネル出口付近の分岐点の案内情報出力地点の一例を示す図である。
【図11】一般道路におけるトンネル出口付近の分岐点の案内情報出力地点の一例を示す図である。
【図12】ナビゲーション装置が実行する、イラスト拡大図の自動表示を設定する「ナビ設定処理」を示すフローチャートである。
【図13】ナビ詳細設定画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明に係るナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラムを具体化した一実施例に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0021】
[ナビゲーション装置の概略構成]
先ず、本実施例に係るナビゲーション装置の概略構成について図1乃至図3に基づいて説明する。図1は本実施例に係るナビゲーション装置1を示したブロック図である。
【0022】
図1に示すように、本実施例に係るナビゲーション装置1は、移動電話機やスマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯情報端末で構成されており、現在位置等を検出するGPS11と、各種のアプリケーションが格納された記憶部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行う制御部13と、操作者からの操作を受け付ける操作部14と、操作者に対して地図等の情報や操作ボタン等を表示する表示部15と、マイクやスピーカ等の音声を入出力する音声入出力部16と、携帯電話網等を介して通信を行う通信部17と、表示部15の画面に装着されたタッチパネル18とから構成されている。
【0023】
以下に、ナビゲーション装置1を構成する各構成要素について説明すると、GPS11は、GPS衛星から受信したGPS信号を用いてGPS測位を行い、現在位置(例えば、緯度経度である。)を検出することが可能となっている。
【0024】
また、記憶部12は、ハードディスクやフラッシュメモリやSRAM(Static Random Access Memory)等で構成されており、ナビゲーションアプリケーション(ナビゲーションAP)25、通信部17や操作部14やタッチパネル18や音声入出力部16を用いて当該ナビゲーション装置1を移動電話機として機能させる移動電話アプリケーション(移動電話AP)26、操作部14やタッチパネル18を用いて当該ナビゲーション装置1を電子書籍やゲーム機等として機能させるその他のアプリケーション(他AP)27等や、各種データが記憶されている。
【0025】
ナビゲーションAP25は、当該ナビゲーション装置1を目的地までの経路の探索、経路の表示案内や音声案内等を行うナビゲーション装置として機能させるプログラムや、走行案内や経路探索に使用されるナビ地図情報31、後述の再度GPS測位が可能となるまでに走行する距離に関する再受信距離情報32(図2参照)、後述の分岐点の進行方向等の表示案内や音声案内等を行う案内地点に関する案内距離情報33(図3)等から構成されている。
【0026】
また、ナビゲーションAP25には、後述の目的地までの経路上にトンネル(GPS遮蔽区間)がある場合に、トンネル出口付近の分岐点を案内する「分岐点案内処理」(図4参照)のプログラムが格納されている。また、ナビゲーションAP25には、後述の表示部15に経路上の分岐点の進行方向を表すイラスト拡大図を自動的に表示するか否かを設定する「ナビ詳細設定処理」(図12参照)のプログラム等が格納されている。
【0027】
ここで、ナビ地図情報31は、経路案内及び地図表示に必要な各種情報から構成されており、例えば、各新設道路を特定するための新設道路情報、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、ノード点に関するノードデータ、道路(リンク)に関するリンクデータ、施設の一種である店舗やトンネル等のPOI(Point of Interest)に関する施設データ、地点を検索するための検索データ等から構成されている。尚、ナビ地図情報31の内容は、不図示の情報配信センタから配信された更新情報を通信部17を介してダウンロードすることによって更新される。
【0028】
また、リンクデータとしては、道路を構成する各リンクに関してリンクを特定するリンクID、リンクの長さを示すリンク長、旅行時間、リンクの始点と終点の座標位置(例えば、緯度と経度である。)、リンクの属する道路の幅員、道路の車線数等を表すデータが、道路種別に関して、国道、県道、細街路等の一般道路のほか、高速自動車国道(以下「都市間高速道路」という。)、都市高速道路、一般有料道路、有料橋等を表すデータがそれぞれ記録される。更に、都市間高速道路、都市高速道路、一般有料道路、有料橋に関して、各道路の入口及び出口の取付道(ランプウェイ)、料金所(インターチェンジ)、走行区間毎の料金等に関するデータが記録される。
【0029】
また、図2に示すように、再受信距離情報32は、「機種名」と、「GPS再受信距離」とから構成されている。この「機種名」には、移動電話機やスマートフォンやPDA等の携帯情報端末の機種名が記憶されている。また、「GPS再受信距離」には、それぞれの携帯情報端末の機種が、GPS信号を受信できないGPS遮蔽区間(例えば、トンネルや高架下や高層建築物の密集区間等である。)を退出した後、再度GPS信号を受信してGPS測位が可能となるまで走行する距離に所定のマージン距離(例えば、マージン距離として50mである。)を加算した距離(GPS再受信走行区間の距離である。)が記憶されている。尚、再受信距離情報32の内容は、不図示の情報配信センタから配信された更新情報を通信部17を介してダウンロードすることによって更新される。
【0030】
また、図3に示すように、案内距離情報33は、「道路種別」と、「既定案内地点」と、「分岐点からの距離」とから構成されている。この「道路種別」には、都市間高速道路を表す「都市間高速道路」と、都市高速道路、一般有料道路、有料橋等を表す「都市高速道路・有料道路」と、有料道路を除いた1桁又は2桁の国道、3桁以上の国道、主要地方道、県道、市町村道等を表す「一般道路」とが記憶されている。
【0031】
また、「既定案内地点」には、分岐点の進行方向等の表示案内や音声案内を出力する分岐案内地点が、当該分岐点から経路上の最も手前側に位置する分岐案内地点から分岐点側へ順番に記憶されている。例えば、「都市間高速道路」に対応する「既定案内地点」には、分岐点から経路上の最も手前側に位置する当該分岐点の進行方向等の表示案内や音声案内を出力する「第1分岐案内地点」と、その次に分岐点の進行方向等の表示案内や音声案内を出力する「第2分岐案内地点」と、最後に分岐点の進行方向等の表示案内や音声案内を出力する「第3分岐案内地点」とが記憶されている。
【0032】
また、「分岐点からの距離」には、「既定案内地点」に記憶された各分岐案内地点から分岐点までの距離、つまり、分岐点から当該分岐点の進行方向等の表示案内や音声案内を出力する分岐案内地点までの距離が記憶されている。例えば、「都市間高速道路」に対応する「分岐点からの距離」には、「第1分岐案内地点」に対応して、分岐点から経路の手前側2kmを表す「2km手前」が記憶されている。つまり、道路種別が「都市間高速道路」の場合には、「第1分岐案内地点」は、分岐点から経路上の2km手前側の地点に予め設定されている。尚、案内距離情報33の内容は、不図示の情報配信センタから配信された更新情報を通信部17を介してダウンロードすることによって更新される。
【0033】
また、図1に示すように、ナビゲーション装置1を構成する制御部13は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うに当たってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、起動時の制御用プログラムや各アプリケーションを起動させるプログラムや当該ナビゲーション装置1の機種名等が記憶されたROM43等の内部記憶装置や、時間を計測するタイマ45等を備えている。
【0034】
更に、制御部13には、GPS11、記憶部12、操作部14、表示部15、音声入出力部16、通信部17、タッチパネル18が電気的に接続されている。
この操作部14は、ナビゲーション装置1のオン、オフや音量調整等を行う場合に操作され、複数の操作スイッチから構成される。そして、制御部13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。
【0035】
また、表示部15は、液晶ディスプレイ等で構成され、ナビゲーションAP25が起動された場合には、現在走行中の地図情報(図9等参照)、目的地周辺の地図情報、操作案内、操作メニュー、現在地から目的地までの経路、経路に沿った案内情報等が表示される。また、移動電話AP26が起動された場合には、電話番号等を入力するテンキー等が表示される。また、他AP27が起動された場合には、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。
【0036】
また、音声入出力部16は、ナビゲーションAP25が起動された場合には、制御部13からの指示に基づいて、経路に沿った走行を案内する音声ガイダンス等を出力する。ここで、案内される音声ガイダンスとしては、例えば、「700m先、○○交差点を右方向です。」等がある。
【0037】
また、タッチパネル18は、表示部15の表示画面上に装着された透明なパネル状のタッチスイッチであり、表示部15の画面に表示されたボタンや地図上を押下することによって各種指示コマンドの入力や、表示画面上を指で押下してドラッグした場合に、各指の移動方向及び移動速度の検出や、表示画面上を押下した指の数の検出等をすることが可能に構成されている。尚、タッチパネル18は、表示部15の画面を直接押下する光センサ液晶方式等で構成してもよい。
【0038】
[分岐点案内処理]
次に、上記のように構成されたナビゲーション装置1のCPU41が、ナビゲーションAP25が起動された場合に実行する処理であって、目的地までの経路上に、GPS遮蔽区間の一例であるトンネルがある場合に、トンネル出口付近の分岐点を案内する「分岐点案内処理」について図4乃至図11に基づいて説明する。尚、図4にフローチャートで示されるプログラムは、例えば、高速道路や有料道路では、トンネルに進入する地点から経路上の約700m手前の地点、一般道路では、トンネルに進入する地点から経路上の約200m手前の地点において、CPU41によって実行される。
【0039】
図4に示すように、先ず、ステップ(以下、Sと略記する)11において、CPU41は、ROM43から当該ナビゲーション装置1の機種名を読み出す。そして、CPU41は、ナビゲーションAP25の再受信距離情報32から、当該ナビゲーション装置1の機種名に対応した「GPS再受信距離」を読み出し、トンネルを退出した後、再度、GPS測位が可能となる再受信走行距離としてRAM42に記憶する。
【0040】
例えば、当該ナビゲーション装置1の機種名が「A2」の場合には、CPU41は、再受信距離情報32から、機種名「A2」に対応するGPS再受信距離「150m」を読み出し、この「150m」をトンネルを退出した後、再度、GPS測位が可能となる再受信走行距離としてをRAM42に記憶する。
【0041】
そして、S12において、CPU41は、進行方向前方のトンネルの出口(トンネルを退出する地点)からインターチェンジや交差点等の分岐点までの距離をナビ地図情報31のノードデータやリンクデータ等から算出してRAM42に記憶する。尚、CPU41は、目的地までの経路探索時、又はリルート時に、トンネルの出口からインターチェンジや交差点等の分岐点までの距離をナビ地図情報31のノードデータやリンクデータ等から算出してRAM42に記憶するようにしてもよい。
【0042】
続いて、S13において、CPU41は、再受信走行距離とトンネル出口から分岐点までの距離とをRAM42から読み出し、トンネル出口から分岐点までの距離が再受信走行距離以下か否かを判定する判定処理を実行する。そして、トンネル出口から分岐点までの距離が再受信走行距離より長いと判定した場合には(S13:NO)、CPU41は、S14の処理に移行する。
【0043】
S14において、CPU41は、GPS11により現在位置を取得し、ナビ地図情報31から現在走行している道路(リンク)の道路種別を取得する。そして、CPU41は、案内距離情報33から現在走行している道路の道路種別に対応した各「既定案内地点」の分岐点からの距離を読み出し、トンネル内に既定案内地点がある場合には、当該既定案内地点における分岐点の音声案内や分岐点の拡大表示を中止する。
【0044】
そして、S15において、CPU41は、トンネルを退出した後、再度、GPS信号を受信してGPS測位が可能になった時点で、経路上の進行方向前方のインターチェンジや交差点等の分岐点の音声案内を行うと共に、当該分岐点の拡大図を表示部15に表示した後、当該処理を終了する。
【0045】
一方、トンネル出口から分岐点までの距離が再受信走行距離以下であると判定した場合には(S13:YES)、CPU41は、S16の処理に移行する。S16において、CPU41は、GPS11により現在位置を取得し、ナビ地図情報31から現在走行している道路(リンク)の道路種別を取得して、現在走行している道路が都市間高速道路か否かを判定する判定処理を実行する。そして、現在走行している道路が都市間高速道路であると判定した場合には(S16:YES)、CPU41は、S17の処理に移行する。S17において、CPU41は、後述の「分岐点案内処理1」のサブ処理(図5参照)を実行した後、当該処理を終了する。
【0046】
一方、現在走行している道路が都市間高速道路でないと判定した場合には(S16:NO)、CPU41は、S18の処理に移行する。S18において、CPU41は、現在走行している道路が都市高速道路又は一般有料道路、有料橋等(以下、「有料道路」という。)か否かを判定する判定処理を実行する。そして、現在走行している道路が都市高速道路又は有料道路であると判定した場合には(S18:YES)、CPU41は、S19の処理に移行する。S19において、CPU41は、後述の「分岐点案内処理2」のサブ処理(図6参照)を実行した後、当該処理を終了する。
【0047】
一方、現在走行している道路が都市高速道路又は有料道路でないと判定した場合には、つまり、現在走行している道路は一般道路であると判定した場合には(S18:NO)、CPU41は、S20の処理に移行する。S20において、CPU41は、後述の「分岐点案内処理3」のサブ処理(図7参照)を実行した後、当該処理を終了する。
【0048】
[分岐点案内処理1]
次に、上記S17でCPU41が実行する「分岐点案内処理1」のサブ処理について図5、図8、図9に基づいて説明する。
図5に示すように、先ず、S111において、CPU41は、ナビゲーションAP25の案内距離情報33から「道路種別」が都市間高速道路に対応する「既定案内地点」のうち、「第1分岐案内地点」に対応する「分岐点からの距離」である「2km手前」を読み出し、当該「2km」を分岐点から第1分岐案内地点までの距離としてRAM42に記憶する。
【0049】
また、CPU41は、進行方向前方のトンネルの入口(トンネルに進入する地点)から進行方向前方のインターチェンジ等の分岐点までの距離をナビ地図情報31のノードデータやリンクデータ等から算出して、RAM42に記憶する。続いて、CPU41は、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「2km」をRAM42から読み出し、トンネルの入口から進行方向前方のインターチェンジ等の分岐点までの距離が、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「2km」以上か否か、つまり、トンネルの入口は第1分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
【0050】
そして、トンネルの入口は第1分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S111:YES)、CPU41は、第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点が全てトンネル内に位置すると判定して、S112の処理に移行する。S112において、CPU41は、トンネルの入口から経路上の約500m手前側の地点に当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等の案内情報を出力する案内情報出力地点を設定する。
【0051】
そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が案内情報出力地点に到達したとき、つまり、トンネルの入口(トンネルに進入する地点)から経路上の約500m手前側の地点に到達したときに、当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。
【0052】
例えば、図8に示すように、ナビゲーション装置1の上記S11で取得したGPS再受信走行距離が「150m」で、更に、都市間高速道路60のインターチェンジの分岐点62が、トンネル66の出口から100mの地点に位置し、且つ、当該分岐点62を案内する「既定案内地点」の第1分岐案内地点63、第2分岐案内地点64、第3分岐案内地点65が全て、トンネル66内に位置する場合には、CPU41は、トンネル66の入口(トンネル66に進入する地点)61から経路67上の手前側500mの地点に案内情報出力地点68を設定する。
【0053】
そして、CPU41は、GPS11によって検出した現在位置69が案内情報出力地点68に到達したときに、音声入出力部16を介して「トンネルを出て、○○インターチェンジを左方向です。」と音声案内する。
【0054】
続いて、図5に示すように、S113において、CPU41は、RAM42から拡大図フラグを読み出し、拡大図フラグが「オン」に設定されているか否かを判定する判定処理を実行する。そして、拡大図フラグが「オフ」に設定されていると判定した場合には(S113:NO)、CPU41は、後述のS115の処理に移行する。尚、拡大図フラグは、ナビゲーションAP25の起動時に、「オン」に設定されてRAM42に記憶されている。また、拡大図フラグは、後述のように、ナビ詳細設定画面でオン、オフの設定をすることができる(図12参照)。
【0055】
一方、拡大図フラグが「オン」に設定されていると判定した場合には(S113:YES)、CPU41は、S114の処理に移行する。S114において、CPU41は、表示部15の表示画面の略左半分に地図を表示して経路及び現在位置を表す現在位置マークを表示する。また、同時に、CPU41は、表示部15の表示画面の略右半分に、トンネルの入口を表すイラスト拡大図を表示すると共に、このトンネルの出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点における進行方向を表した矢印をイラスト拡大図上に拡大表示する。
【0056】
例えば、図9に示すように、CPU41は、表示部15の略左半分に地図71を表示すると共に、経路67を表示して、現在位置69を表す現在位置マーク72を表示する。また、同時に、CPU41は、表示部15の表示画面の略右半分に、トンネル66の入口61を表すイラスト拡大図73を表示すると共に、このトンネル66の出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点62における進行方向を表した矢印75をイラスト拡大図73上に拡大表示する。
【0057】
そして、図5に示すように、S115において、CPU41は、案内距離情報33に記憶された「既定案内地点」の第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点のうち、トンネル内に位置する各分岐案内地点での、トンネルの出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点における進行方向等の案内情報の出力を中止する。つまり、CPU41は、案内距離情報33に記憶された「既定案内地点」の第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点のうち、トンネル内に位置する各分岐案内地点おいて、トンネルの出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点における進行方向の音声案内やイラスト拡大図表示等を中止する。
【0058】
続いて、S116において、CPU41は、トンネルの出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点を通過したか否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU41は、GPS信号を受信して、GPS測位が可能になったか否かを判定する判定処理を実行する。そして、トンネルの出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点を通過していないと判定した場合、つまり、GPS測位が可能になっていないと判定した場合には(S116:NO)、CPU41は、再度、S116の処理を実行する。
【0059】
一方、トンネルの出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点を通過したと判定した場合、つまり、GPS測位が可能になったと判定した場合には(S116:YES)、CPU41は、S117の処理に移行する。S117において、CPU41は、表示部15の表示画面の略右半分に表示しているトンネルの入口を表すイラスト拡大図の表示を終了して、表示画面全体に地図を表示して経路及び現在位置を表す現在位置マークを表示した後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、当該処理を終了する。
【0060】
他方、上記S111でCPU41は、トンネルの入口から進行方向前方のインターチェンジ等の分岐点までの距離が、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「2km」より短い、つまり、第1分岐案内地点がトンネルの入口よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S111:NO)、CPU41は、S118の処理に移行する。
【0061】
S118において、CPU41は、ナビゲーションAP25の案内距離情報33から「道路種別」が都市間高速道路に対応する「既定案内地点」のうち、「第2分岐案内地点」に対応する「分岐点からの距離」である「1km手前」を読み出し、当該「1km」を分岐点から第2分岐案内地点までの距離としてRAM42に記憶する。
【0062】
続いて、CPU41は、分岐点から第2分岐案内地点までの距離「1km」をRAM42から読み出し、トンネルの入口から進行方向前方のインターチェンジ等の分岐点までの距離が、分岐点から第2分岐案内地点までの距離「1km」以上か否か、つまり、トンネルの入口は第2分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
【0063】
そして、トンネルの入口は第2分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S118:YES)、CPU41は、第2分岐案内地点及び第3分岐案内地点がトンネル内に位置すると判定して、S119の処理に移行する。S119において、CPU41は、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「2km」をRAM42から再度、読み出し、分岐点から経路上の2km手前側の位置に第1分岐案内地点を設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第1分岐案内地点に到達したときに、当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内した後、上記S113の処理に移行する。
【0064】
一方、トンネルの入口から進行方向前方のインターチェンジ等の分岐点までの距離が、分岐点から第2分岐案内地点までの距離「1km」より短い、つまり、第2分岐案内地点がトンネルの入口よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S118:NO)、CPU41は、S120の処理に移行する。S120において、CPU41は、ナビゲーションAP25の案内距離情報33から「道路種別」が都市間高速道路に対応する「既定案内地点」のうち、「第3分岐案内地点」に対応する「分岐点からの距離」である「500m手前」を読み出し、当該「500m」を分岐点から第3分岐案内地点までの距離としてRAM42に記憶する。
【0065】
続いて、CPU41は、分岐点から第3分岐案内地点までの距離「500m」をRAM42から読み出し、トンネルの入口から進行方向前方のインターチェンジ等の分岐点までの距離が、分岐点から第3分岐案内地点までの距離「500m」以上か否か、つまり、トンネルの入口は第3分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
【0066】
そして、トンネルの入口は第3分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S120:YES)、CPU41は、第3分岐案内地点がトンネル内に位置すると判定して、S121の処理に移行する。S121において、CPU41は、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「2km」をRAM42から再度、読み出し、分岐点から経路上の2km手前側の位置に第1分岐案内地点を設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第1分岐案内地点に到達したときに、当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。
【0067】
続いて、S122において、CPU41は、分岐点から第2分岐案内地点までの距離「1km」をRAM42から再度、読み出し、分岐点から経路上の1km手前側の位置に第2分岐案内地点を設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第2分岐案内地点に到達したときに、当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内した後、上記S113の処理に移行する。
【0068】
他方、上記S120でトンネルの入口から進行方向前方のインターチェンジ等の分岐点までの距離が、分岐点から第3分岐案内地点までの距離「500m」より短い、つまり、第3分岐案内地点がトンネルの入口よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S120:NO)、CPU41は、S123の処理に移行する。
【0069】
S123において、CPU41は、トンネル出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点から経路上の所定距離手前側に第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点を各々設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点の各地点に到達したときに、当該分岐点の進行方向等の案内を出力した後、上記S116の処理に移行する。
【0070】
具体的には、CPU41は、前述の所定距離として分岐点から第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点までの各距離「2km」、「1km」、「500m」をRAM42から再度、読み出し、分岐点から経路上の2km、1km、500m手前側の各位置に第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点をそれぞれ設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第1分岐案内地点に到達したときに、当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。
【0071】
続いて、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第2分岐案内地点に到達したときに、当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。そして、CPU41は、RAM42から拡大図フラグを読み出し、拡大図フラグが「オン」に設定されている場合には、表示部15の表示画面の略左半分に地図を表示して経路及び現在位置を表す現在位置マークを表示する。また、同時に、CPU41は、表示部15の表示画面の略右半分に、トンネルの入口を表すイラスト拡大図を表示すると共に、このトンネルの出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点における進行方向を表した矢印をイラスト拡大図上に拡大表示する。
【0072】
そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第3分岐案内地点に到達したときに、当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。そして、CPU41は、RAM42から拡大図フラグを読み出し、拡大図フラグが「オン」に設定されている場合には、表示部15の表示画面の略左半分に地図を表示して経路及び現在位置を表す現在位置マークを表示する。
【0073】
また、同時に、CPU41は、表示部15の表示画面の略右半分に、トンネルの入口を表すイラスト拡大図を表示すると共に、このトンネルの出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点における進行方向を表した矢印をイラスト拡大図上に拡大表示した後、上記S116の処理に移行する。
【0074】
[分岐点案内処理2]
次に、上記S19でCPU41が実行する「分岐点案内処理2」のサブ処理について図6、図10に基づいて説明する。
図6に示すように、先ず、S211において、CPU41は、ナビゲーションAP25の案内距離情報33から「道路種別」が都市高速道路・有料道路に対応する「既定案内地点」のうち、「第1分岐案内地点」に対応する「分岐点からの距離」である「1km手前」を読み出し、当該「1km」を分岐点から第1分岐案内地点までの距離としてRAM42に記憶する。
【0075】
また、CPU41は、進行方向前方のトンネルの入口(トンネルに進入する地点)から進行方向前方のインターチェンジ等の分岐点までの距離をナビ地図情報31のノードデータやリンクデータ等から算出して、RAM42に記憶する。続いて、CPU41は、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「1km」をRAM42から読み出し、トンネルの入口から進行方向前方のインターチェンジ等の分岐点までの距離が、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「1km」以上か否か、つまり、トンネルの入口は第1分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
【0076】
そして、トンネルの入口は第1分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S211:YES)、CPU41は、第1分岐案内地点及び第2分岐案内地点が全てトンネル内に位置すると判定して、S212の処理に移行する。S212において、CPU41は、トンネルの入口から経路上の約500m手前側の地点に当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等の案内情報を出力する案内情報出力地点を設定する。
【0077】
そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が案内情報出力地点に到達したとき、つまり、トンネルの入口から経路上の約500m手前側の地点に到達したときに、当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。
【0078】
例えば、図10に示すように、ナビゲーション装置1の上記S11で取得したGPS再受信距離が「150m」で、更に、都市高速道路80のインターチェンジの分岐点82が、トンネル86の出口から100mの地点に位置し、且つ、当該分岐点82を案内する「既定案内地点」の第1分岐案内地点83及び第2分岐案内地点84が全て、トンネル86内に位置する場合には、CPU41は、トンネル86の入口(トンネル86に進入する地点)81から経路87上の手前側500mの地点に案内情報出力地点88を設定する。
【0079】
そして、CPU41は、GPS11によって検出した現在位置89が案内情報出力地点88に到達したときに、音声入出力部16を介して「トンネルを出て、○○インターチェンジを左方向です。」と音声案内する。
【0080】
続いて、図6に示すように、S213〜S217において、CPU41は、上記S113〜S117の処理を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、当該処理を終了する。
【0081】
他方、上記S211でCPU41は、トンネルの入口から進行方向前方のインターチェンジ等の分岐点までの距離が、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「1km」より短い、つまり、第1分岐案内地点がトンネルの入口よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S211:NO)、CPU41は、S218の処理に移行する。
【0082】
S218において、CPU41は、ナビゲーションAP25の案内距離情報33から「道路種別」が都市高速道路・有料道路に対応する「既定案内地点」のうち、「第2分岐案内地点」に対応する「分岐点からの距離」である「500m手前」を読み出し、当該「500m」を分岐点から第2分岐案内地点までの距離としてRAM42に記憶する。
【0083】
続いて、CPU41は、分岐点から第2分岐案内地点までの距離「500m」をRAM42から読み出し、トンネルの入口から進行方向前方のインターチェンジ等の分岐点までの距離が、分岐点から第2分岐案内地点までの距離「500m」以上か否か、つまり、トンネルの入口は第2分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
【0084】
そして、トンネルの入口は第2分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S218:YES)、CPU41は、第2分岐案内地点がトンネル内に位置すると判定して、S219の処理に移行する。S219において、CPU41は、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「1km」をRAM42から再度、読み出し、分岐点から経路上の1km手前側の位置に第1分岐案内地点を設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第1分岐案内地点に到達したときに、当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内した後、上記S213の処理に移行する。
【0085】
一方、トンネルの入口から進行方向前方のインターチェンジ等の分岐点までの距離が、分岐点から第2分岐案内地点までの距離「500m」より短い、つまり、第2分岐案内地点がトンネルの入口よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S218:NO)、CPU41は、S220の処理に移行する。
【0086】
S220において、CPU41は、トンネル出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点から経路上の手前側に第1分岐案内地点と第2分岐案内地点を各々設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第1分岐案内地点、第2分岐案内地点の各地点に到達したときに、当該分岐点の進行方向等の案内を出力した後、上記S216の処理に移行する。
【0087】
具体的には、CPU41は、分岐点から第1分岐案内地点、第2分岐案内地点までの各距離「1km」、「500m」をRAM42から再度、読み出し、分岐点から経路上の1km、500m手前側の各位置に第1分岐案内地点、第2分岐案内地点をそれぞれ設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第1分岐案内地点に到達したときに、当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。
【0088】
そして、CPU41は、RAM42から拡大図フラグを読み出し、拡大図フラグが「オン」に設定されている場合には、表示部15の表示画面の略左半分に地図を表示して経路及び現在位置を表す現在位置マークを表示する。また、同時に、CPU41は、表示部15の表示画面の略右半分に、トンネルの入口を表すイラスト拡大図を表示すると共に、このトンネルの出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点における進行方向を表した矢印をイラスト拡大図上に拡大表示する。
【0089】
続いて、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第2分岐案内地点に到達したときに、当該インターチェンジ等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。そして、CPU41は、RAM42から拡大図フラグを読み出し、拡大図フラグが「オン」に設定されている場合には、表示部15の表示画面の略左半分に地図を表示して経路及び現在位置を表す現在位置マークを表示する。また、同時に、CPU41は、表示部15の表示画面の略右半分に、トンネルの入口を表すイラスト拡大図を表示すると共に、このトンネルの出口付近に位置するインターチェンジ等の分岐点における進行方向を表した矢印をイラスト拡大図上に拡大表示した後、上記S216の処理に移行する。
【0090】
[分岐点案内処理3]
次に、上記S20でCPU41が実行する「分岐点案内処理3」のサブ処理について図7、図11に基づいて説明する。
図7に示すように、先ず、S311において、CPU41は、ナビゲーションAP25の案内距離情報33から「道路種別」が一般道路に対応する「既定案内地点」のうち、「第1分岐案内地点」に対応する「分岐点からの距離」である「700m手前」を読み出し、当該「700m」を分岐点から第1分岐案内地点までの距離としてRAM42に記憶する。
【0091】
また、CPU41は、進行方向前方のトンネルの入口(トンネルに進入する地点)から進行方向前方の交差点等の分岐点までの距離をナビ地図情報31のノードデータやリンクデータ等から算出して、RAM42に記憶する。続いて、CPU41は、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「700m」をRAM42から読み出し、トンネルの入口から進行方向前方の交差点等の分岐点までの距離が、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「700m」以上か否か、つまり、トンネルの入口は第1分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
【0092】
そして、トンネルの入口は第1分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S311:YES)、CPU41は、第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点が全てトンネル内に位置すると判定して、S312の処理に移行する。S312において、CPU41は、トンネルの入口から経路上の約100m手前側の地点に当該交差点等の分岐点の進行方向等の案内情報を出力する案内情報出力地点を設定する。
【0093】
そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が案内情報出力地点に到達したとき、つまり、トンネルの入口から経路上の約100m手前側の地点に到達したときに、当該交差点等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。
【0094】
例えば、図11に示すように、ナビゲーション装置1の上記S11で取得したGPS再受信距離が「150m」で、更に、一般道路90の交差点の分岐点92が、トンネル96の出口から70mの地点に位置し、且つ、当該分岐点92を案内する「既定案内地点」の第1分岐案内地点93、第2分岐案内地点94、第3分岐案内地点95が全て、トンネル96内に位置する場合には、CPU41は、トンネル96の入口(トンネル96に進入する地点)91から経路97上の手前側100mの地点に案内情報出力地点98を設定する。
【0095】
そして、CPU41は、GPS11によって検出した現在位置99が案内情報出力地点98に到達したときに、音声入出力部16を介して「トンネルを出て、○○交差点を左方向です。」と音声案内する。
【0096】
続いて、図7に示すように、S313〜S317において、CPU41は、上記S113〜S117の処理を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、当該処理を終了する。
【0097】
他方、上記S311でCPU41は、トンネルの入口から進行方向前方の交差点等の分岐点までの距離が、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「700m」より短い、つまり、第1分岐案内地点がトンネルの入口よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S311:NO)、CPU41は、S318の処理に移行する。
【0098】
S318において、CPU41は、ナビゲーションAP25の案内距離情報33から「道路種別」が一般道路に対応する「既定案内地点」のうち、「第2分岐案内地点」に対応する「分岐点からの距離」である「300m手前」を読み出し、当該「300m」を分岐点から第2分岐案内地点までの距離としてRAM42に記憶する。
【0099】
続いて、CPU41は、分岐点から第2分岐案内地点までの距離「300m」をRAM42から読み出し、トンネルの入口から進行方向前方の交差点等の分岐点までの距離が、分岐点から第2分岐案内地点までの距離「300m」以上か否か、つまり、トンネルの入口は第2分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
【0100】
そして、トンネルの入口は第2分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S318:YES)、CPU41は、第2分岐案内地点及び第3分岐案内地点がトンネル内に位置すると判定して、S319の処理に移行する。S319において、CPU41は、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「700m」をRAM42から再度、読み出し、分岐点から経路上の700m手前側の位置に第1分岐案内地点を設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第1分岐案内地点に到達したときに、当該交差点等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内した後、上記S313の処理に移行する。
【0101】
一方、トンネルの入口から進行方向前方の交差点等の分岐点までの距離が、分岐点から第2分岐案内地点までの距離「300m」より短い、つまり、第2分岐案内地点がトンネルの入口よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S318:NO)、CPU41は、S320の処理に移行する。S320において、CPU41は、ナビゲーションAP25の案内距離情報33から「道路種別」が一般道路に対応する「既定案内地点」のうち、「第3分岐案内地点」に対応する「分岐点からの距離」である「100m手前」を読み出し、当該「100m」を分岐点から第3分岐案内地点までの距離としてRAM42に記憶する。
【0102】
続いて、CPU41は、分岐点から第3分岐案内地点までの距離「100m」をRAM42から読み出し、トンネルの入口から進行方向前方の交差点等の分岐点までの距離が、分岐点から第3分岐案内地点までの距離「100m」以上か否か、つまり、トンネルの入口は第3分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置するか否かを判定する判定処理を実行する。
【0103】
そして、トンネルの入口は第3分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S320:YES)、CPU41は、第3分岐案内地点がトンネル内に位置すると判定して、S321の処理に移行する。S321において、CPU41は、分岐点から第1分岐案内地点までの距離「700m」をRAM42から再度、読み出し、分岐点から経路上の700m手前側の位置に第1分岐案内地点を設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第1分岐案内地点に到達したときに、当該交差点等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。
【0104】
続いて、S322において、CPU41は、分岐点から第2分岐案内地点までの距離「300m」をRAM42から再度、読み出し、分岐点から経路上の300m手前側の位置に第2分岐案内地点を設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第2分岐案内地点に到達したときに、当該交差点等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内した後、上記S313の処理に移行する。
【0105】
他方、上記S320でトンネルの入口から進行方向前方の交差点等の分岐点までの距離が、分岐点から第3分岐案内地点までの距離「100m」より短い、つまり、第3分岐案内地点がトンネルの入口よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S320:NO)、CPU41は、S323の処理に移行する。
【0106】
S323において、CPU41は、トンネル出口付近に位置する交差点等の分岐点から経路上の手前側に第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点を各々設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点の各地点に到達したときに、当該分岐点の進行方向等の案内を出力した後、上記S316の処理に移行する。
【0107】
具体的には、CPU41は、分岐点から第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点までの各距離「700m」、「300m」、「100m」をRAM42から再度、読み出し、分岐点から経路上の700m、300m、100m手前側の各位置に第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点をそれぞれ設定する。そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第1分岐案内地点に到達したときに、当該交差点等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。
【0108】
続いて、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第2分岐案内地点に到達したときに、当該交差点等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。そして、CPU41は、RAM42から拡大図フラグを読み出し、拡大図フラグが「オン」に設定されている場合には、表示部15の表示画面の略左半分に地図を表示して経路及び現在位置を表す現在位置マークを表示する。また、同時に、CPU41は、表示部15の表示画面の略右半分に、トンネルの入口を表すイラスト拡大図を表示すると共に、このトンネルの出口付近に位置する交差点等の分岐点における進行方向を表した矢印をイラスト拡大図上に拡大表示する。
【0109】
そして、CPU41は、GPS11により現在位置を検出し、現在位置が第3分岐案内地点に到達したときに、当該交差点等の分岐点の進行方向等を音声入出力部16を介して音声案内する。そして、CPU41は、RAM42から拡大図フラグを読み出し、拡大図フラグが「オン」に設定されている場合には、表示部15の表示画面の略左半分に地図を表示して経路及び現在位置を表す現在位置マークを表示する。
【0110】
また、同時に、CPU41は、表示部15の表示画面の略右半分に、トンネルの入口を表すイラスト拡大図を表示すると共に、このトンネルの出口付近に位置する交差点等の分岐点における進行方向を表した矢印をイラスト拡大図上に拡大表示した後、上記S116の処理に移行する。
【0111】
[ナビ設定処理]
次に、ナビゲーション装置1のCPU41が、ナビゲーションAP25が起動された場合に実行する処理であって、拡大図フラグのオン、オフを設定する、つまり、上記「分岐点案内処理」において、トンネル入口のイラスト拡大図を自動表示するかしないかを設定する「ナビ設定処理」について図12及び図13に基づいて説明する。尚、図12にフローチャートで示されるプログラムは、表示部15に表示されたナビ設定ボタンが押下された場合に、CPU41によって実行される。
【0112】
図12に示すように、S411において、CPU41は、ナビ詳細設定画面を表示部15に表示する。具体的には、CPU41は、表示部15の表示画面の略左半分に「イラスト拡大図自動表示」、「高速分岐模式図自動表示」等の設定項目をリスト表示する。また、各設定項目の右側に当該設定項目の処理を自動的にする旨を表す「する」ボタンと、当該設定項目の処理をしない旨を表す「しない」ボタンを表示する。
【0113】
続いて、S412において、CPU41は、タッチパネル18を介してナビ詳細設定画面に表示された「イラスト拡大図自動表示」の項目が選択されたか否か、つまり、「イラスト拡大図自動表示」の項目が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、ナビ詳細設定画面に表示された「イラスト拡大図自動表示」の項目が所定時間以内(例えば、約1分以内である。)に選択されなかったと判定した場合には(S412:NO)、CPU41は、後述のS419の処理に移行する。
【0114】
一方、ナビ詳細設定画面に表示された「イラスト拡大図自動表示」の項目が所定時間以内(例えば、約1分以内である。)に選択されたと判定した場合には(S412:YES)、CPU41は、「イラスト拡大図自動表示」の項目を白黒反転表示等により強調表示して、選択された旨を表示した後、S413の処理に移行する。
【0115】
S413において、CPU41は、RAM42から拡大図フラグを読み出し、当該拡大図フラグが「オン」に設定されているか否かを判定する判定処理を実行する。そして、拡大図フラグが「オン」に設定されていると判定した場合には(S413:YES)、CPU41は、S414の処理に移行する。
【0116】
S414において、CPU41は、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「する」ボタンを緑色表示等の有効表示に設定すると共に、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「しない」ボタンを白色表示等して無効表示に設定して、当該「イラスト拡大図自動表示」が設定されている旨を表示する。その後、CPU41は、後述のS416の処理に移行する。
【0117】
一方、拡大図フラグが「オフ」に設定されていると判定した場合には(S413:NO)、CPU41は、S415の処理に移行する。S415において、CPU41は、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「する」ボタンを白色表示等の無効表示に設定すると共に、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「しない」ボタンを緑色表示等して有効表示に設定して、当該「イラスト拡大図自動表示」が設定されていない旨を表示する。その後、CPU41は、S416の処理に移行する。
【0118】
例えば、図13に示すように、CPU41は、表示部15に表示されたナビ設定ボタン101が押下された場合には、表示部15の表示画面の略左半分に「イラスト拡大図自動表示」、「高速分岐模式図自動表示」等の設定項目をリスト表示する。そして、「イラスト拡大図自動表示」の項目102が押下された場合には、CPU41は、「イラスト拡大図自動表示」の項目を白黒反転して、選択された旨を表示する。
【0119】
また、CPU41は、RAM42から拡大図フラグを読み出し、当該拡大図フラグが「オン」に設定されている場合には、「する」ボタン103を緑色の有効表示にし、「しない」ボタン105を白色の無効表示にする。
【0120】
続いて、図12に示すように、S416において、CPU41は、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「しない」ボタンが押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「しない」ボタンが押下されたと判定した場合には(S416:YES)、CPU41は、S417の処理に移行する。
【0121】
S417において、CPU41は、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「する」ボタンを白色表示等の無効表示に設定すると共に、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「しない」ボタンを緑色表示等して有効表示に設定して、当該「イラスト拡大図自動表示」が設定されていない旨を表示する。
そして、S418において、CPU41は、RAM42から拡大図フラグを読み出し、拡大図フラグを「オフ」に設定して、再度RAM42に記憶する。
【0122】
続いて、S419において、CPU41は、ナビ詳細設定画面に表示した「完了」ボタンが押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。例えば、図13に示すように、ナビ詳細設定画面の右下角部に表示された「完了」ボタン106が押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。
【0123】
そして、ナビ詳細設定画面に表示された「完了」ボタンが所定時間以内(例えば、約1分以内である。)に押下されなかったと判定した場合には(S419:NO)、CPU41は、再度S412以降の処理を実行する。
一方、ナビ詳細設定画面に表示された「完了」ボタンが所定時間以内(例えば、約1分以内である。)に押下されたと判定した場合には(S419:YES)、CPU41は、当該処理を終了する。
【0124】
他方、上記S416で「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「しない」ボタンが押下されなかったと判定した場合には(S416:NO)、CPU41は、S420の処理に移行する。S420において、CPU41は、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「する」ボタンが押下されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「する」ボタンが押下されなかったと判定した場合には(S420:NO)、CPU41は、上記S419の処理に移行する。
【0125】
一方、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「する」ボタンが押下されたと判定した場合には(S420:YES)、CPU41は、S421の処理に移行する。S421において、CPU41は、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「する」ボタンを緑色表示等の有効表示に設定すると共に、「イラスト拡大図自動表示」の項目に対応する「しない」ボタンを白色表示等して無効表示に設定して、当該「イラスト拡大図自動表示」が設定されている旨を表示する。
【0126】
そして、S422において、CPU41は、RAM42から拡大図フラグを読み出し、拡大図フラグを「オン」に設定して、再度RAM42に記憶した後、上記S419の処理に移行する。
【0127】
以上詳細に説明した通り、本実施例に係るナビゲーション装置1では、CPU41は、ナビゲーションAP25が起動された場合には、都市間高速道路、都市高速道路、有料道路、一般道路の各トンネルを退出した後、再度、GPS信号を受信してGPS測位が可能となるまでに走行する再受信走行距離内にインターチェンジや交差点等の分岐点があり、更に、予め案内距離情報33に記憶された第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点が当該トンネル内に全て位置しても、トンネルの入口から経路上の約500m手前側又は約100m手前側の地点に設定された案内情報出力地点において、この分岐点における進行方向等の音声案内やイラスト拡大図を表示して、簡易な構成で確実に知らせることができる。
【0128】
また、CPU41は、予め案内距離情報33に記憶された第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点のうち、トンネルの入口から経路上の手前側に位置する案内地点において、インターチェンジや交差点等の分岐点における進行方向等の音声案内やイラスト拡大図を表示する。そして、CPU41は、予め案内距離情報33に記憶された第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点のうち、トンネル内に位置してGPS信号を受信できない案内地点においては、この分岐点における進行方向の音声案内等を中止する。
【0129】
従って、ユーザは、トンネルを退出した後、GPS測位が可能となるまでに走行する再受信走行距離内に、つまり、トンネルの出口付近にインターチェンジや交差点等の分岐点があっても、トンネルに進入する前に、この分岐点における進行方向等を確実に知ることができると共に、トンネルに進入する前に、車線変更等を適切に行うことができる。また、CPU41は、予め案内距離情報33に記憶された第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点のうち、トンネル内に位置してGPS信号を受信できない案内地点においては、インターチェンジや交差点等の分岐点における進行方向の音声案内等を中止することができ、処理負荷を軽減化することができる。
【0130】
また、CPU41は、再受信距離情報32から当該ナビゲーション装置1の機種に対応した、GPS測位が再度可能となるまでに走行する再受信走行距離を取得することが可能となり、経路上のトンネルを退出した後、再受信走行距離内にインターチェンジや交差点等の分岐点があるか否かの判定を正確に行うことができる。
【0131】
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0132】
例えば、上記S120で、CPU41は、トンネルの入口は第3分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S120:YES)、上記S121の処理を実行することなく、S122の処理に移行するようにしてもよい。また、上記S320で、CPU41は、トンネルの入口は第3分岐案内地点よりも経路上の手前側に位置すると判定した場合には(S320:YES)、上記S321の処理を実行することなく、S322の処理に移行するようにしてもよい。
【0133】
これにより、CPU41は、予め案内距離情報33に記憶された第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点のうち、トンネルの入口から経路上の手前側直前に位置する案内地点において、インターチェンジや交差点等の分岐点における進行方向等の音声案内やイラスト拡大図を表示することができる。また、CPU41は、予め案内距離情報33に記憶された第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点のうち、トンネル内に位置してGPS信号を受信できない案内地点においては、この分岐点における進行方向の音声案内等を中止するため、処理負荷を軽減化することができる。
【0134】
従って、ユーザは、トンネルを退出した後、GPS測位が可能となるまでに走行する再受信走行距離内に、つまり、トンネルの出口付近にインターチェンジや交差点等の分岐点があっても、トンネルに進入する前に、予め案内距離情報33に記憶された第1分岐案内地点〜第3分岐案内地点のうち、トンネルの入口から経路上の手前側直前に位置する案内地点において、この分岐点における進行方向等を確実に知ることができると共に、トンネルに進入する前に、車線変更等を適切に行うことができる。
【符号の説明】
【0135】
1 ナビゲーション装置
11 GPS
12 記憶部
13 制御部
15 表示部
16 音声入出力部
17 通信部
25 ナビゲーションAP
31 ナビ地図情報
32 再受信距離情報
33 案内距離情報
60 都市間高速道路
61、81、91 トンネルの入口
62、82、92 分岐点
63、83、93 第1分岐案内地点
64、84、94 第2分岐案内地点
65、95 第3分岐案内地点
66、86、96 トンネル
67、87、97 経路
68、88、98 案内情報出力地点
69、89、99 現在位置
73 イラスト拡大図
75 矢印
80 都市高速道路
90 一般道路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信したGPS信号に基づくGPS測位によって現在位置を取得する現在位置取得手段と、
地図情報を取得する地図情報取得手段と、
前記地図情報に基づいて、目的地までの経路上に前記GPS信号を受信できないGPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、再度、前記GPS測位が可能となるまで走行するGPS再受信走行区間内に分岐点があるか否かを判定する分岐点判定手段と、
前記目的地までの経路上に前記GPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、前記GPS再受信走行区間内に分岐点があると判定した場合には、該GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側に、該分岐点の案内情報を出力する案内情報出力地点を設定する案内出力地点設定手段と、
前記現在位置が前記案内情報出力地点に到達した場合に、前記分岐点の案内情報を出力する案内情報出力手段と、
を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
複数機種のナビゲーション装置のそれぞれに対応した前記GPS再受信走行区間の距離を表す再受信距離情報を取得する距離情報取得手段を備え、
前記分岐点判定手段は、当該ナビゲーション装置の機種に対応する前記GPS再受信走行区間の距離を前記再受信距離情報から取得することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記経路上の分岐点の所定距離手前に予め定められた、該分岐点の案内情報を出力する既定案内情報出力地点に関する既定案内地点情報を取得する既定案内地点情報取得手段と、
前記既定案内情報出力地点が前記GPS遮蔽区間内に存在する場合には、前記案内出力地点設定手段は、該GPS遮蔽区間に進入する地点よりも予め定められた距離だけ前記経路上の手前側に前記案内情報出力地点を設定し、
前記案内情報出力手段は、該GPS遮蔽区間内の前記既定案内情報出力地点では前記分岐点の案内情報の出力を中止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記既定案内情報出力地点が前記GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側に位置する場合には、前記案内出力地点設定手段は、該既定案内情報出力地点を前記案内情報出力地点に設定することを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記既定案内地点情報は複数の既定案内情報出力地点を含み、該複数の既定案内情報出力地点のうち、前記GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側に位置する既定案内情報出力地点がある場合には、前記案内出力地点設定手段は、該GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側直前に位置する既定案内情報出力地点を前記案内情報出力地点に設定し、
前記案内情報出力手段は、該GPS遮蔽区間内に位置する既定案内情報出力地点では前記分岐点の案内情報の出力を中止することを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
受信したGPS信号に基づくGPS測位によって現在位置を取得する現在位置取得工程と、
地図情報に基づいて、目的地までの経路上に前記GPS信号を受信できないGPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、再度、前記GPS測位が可能となるまで走行するGPS再受信走行区間内に分岐点があるか否かを判定する分岐点判定工程と、
前記分岐点判定工程で前記目的地までの経路上に前記GPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、前記GPS再受信走行区間内に分岐点があると判定した場合には、該GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側に該分岐点の案内情報を出力する案内情報出力地点を設定する案内出力地点設定工程と、
前記現在位置取得工程で取得した現在位置が前記案内出力地点設定工程で設定した案内情報出力地点に到達した場合に、前記分岐点の案内情報を出力する案内情報出力工程と、
を備えたことを特徴とするナビゲーション方法。
【請求項7】
受信したGPS信号に基づくGPS測位によって現在位置を取得する現在位置取得手段と、地図情報を取得する地図情報取得手段と、を備えたコンピュータに、
受信したGPS信号に基づくGPS測位によって現在位置を取得する現在位置取得工程と、
前記地図情報に基づいて、目的地までの経路上に前記GPS信号を受信できないGPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、再度、前記GPS測位が可能となるまで走行するGPS再受信走行区間内に分岐点があるか否かを判定する分岐点判定工程と、
前記分岐点判定工程で前記目的地までの経路上に前記GPS遮蔽区間が存在し、且つ、該GPS遮蔽区間を退出した後、前記GPS再受信走行区間内に分岐点があると判定した場合には、該GPS遮蔽区間に進入する地点よりも前記経路上の手前側に該分岐点の案内情報を出力する案内情報出力地点を設定する案内出力地点設定工程と、
前記現在位置取得工程で取得した現在位置が前記案内出力地点設定工程で設定した案内情報出力地点に到達した場合に、前記分岐点の案内情報を出力する案内情報出力工程と、
を実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2013−113701(P2013−113701A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−259815(P2011−259815)
【出願日】平成23年11月29日(2011.11.29)
【出願人】(000100768)アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 (3,717)
【Fターム(参考)】