説明

ナビゲーション装置およびその画面表示方法

【課題】不必要な画面による表示モニタの明るさを煩わしく感じることが少なくなるナビゲーション装置およびその画面表示方法を
提供する。
【解決手段】自車位置21から誘導ポイントである交差点23までの距離が所定値以上の場合は、表示モニタ16の画面を消し、自車位置21から誘導ポイント23までの距離が所定値未満の場合は、自車位置21を表示した地図20を表示モニタ16に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動的に表示モニタの輝度を増減したり、表示モニタの画面を消したりするナビゲーション装置およびその画面表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
車両が高速道路や有料道路などの主要道を走行していることを検出し、経路誘導が不要と判断すると、液晶ディスプレイのバックライトを消灯するナビゲーションシステムが従来技術として知られている(たとえば、特許文献1)。
【特許文献1】特開平8−54249号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に記載されているような従来のナビゲーションシステムでは、主要道を走行していないとき液晶ディスプレイのバックライトは消灯されない。しかし、右左折などを指示する誘導ポイントから離れているときなど、通過する道路が主要道でなくても経路誘導が不要な場合があり、このような場合、表示モニタの明るさが煩わしく感じる場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(1)請求項1の発明のナビゲーション装置は、地図を表示する表示モニタと、目的地を入力する目的地入力手段と、車両の現在地を検出する検出手段と、現在地から目的地までの推奨経路を探索する探索手段と、車両が推奨経路を走行するように誘導する経路誘導手段と、現在地から車両が次に到達する誘導ポイントまでの距離を算出する誘導ポイント距離算出手段と、誘導ポイントまでの距離が所定値以上の場合、表示モニタによる地図呈示を中止する中止手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明のナビゲーション装置は、地図を表示する表示モニタと、車両の現在地を検出する検出手段と、車両が過去に通過した経路を記憶する走行履歴記憶手段と、現在地が過去に所定回数以上通過した経路上の地点の場合、表示モニタによる地図呈示を中止する中止手段とを備えることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項2に記載のナビゲーション装置において、目的地を入力する目的地入力手段と、現在地から目的地までの推奨経路を探索する探索手段と、車両が推奨経路を走行するように誘導する経路誘導手段とを備え、走行履歴記憶手段は、経路誘導中に通過した経路についてはその回数が小さくなるような重み付けすることを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項2に記載のナビゲーション装置において、目的地を入力する目的地入力手段と、現在地から目的地までの推奨経路を探索する探索手段と、車両が推奨経路を走行するように誘導する経路誘導手段とを備え、画面制御手段は、経路誘導中は、経路誘導中でないときに比べ、所定回数を大きくすることを特徴とする。
(5)請求項5の発明のナビゲーション装置は、地図を表示する表示モニタと、車両の現在地を検出する検出手段と、乗員の操作によって表示モニタによる地図呈示を中止した地点を記憶する操作記憶手段と、現在地が過去に地図呈示を所定回数以上中止した地点の場合、地図呈示を中止する中止手段とを備えることを特徴とする。
(6)請求項6の発明のナビゲーション装置は、地図を表示する表示モニタと、自宅の位置を入力する自宅位置入力手段と、車両の現在地を検出する検出手段と、現在地から自宅までの距離を算出する自宅距離算出手段と、自宅までの距離が所定値以下の場合、表示モニタによる地図呈示を中止する中止手段とを備えることを特徴とする。
(7)請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、中止手段は、表示モニタの画面を消すか、表示モニタの画面の輝度を小さくするか、または表示モニタを収納することで地図呈示を中止することを特徴とする。
(8)請求項8の発明の画面表示方法は、表示モニタに自車位置周辺の地図を表示し、
自車位置が運転者の熟知している地点であるか否かを判定し、熟知している地点と判定すると、表示モニタによる地図呈示を中止することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明のナビゲーション装置によれば、車両の位置が誘導ポイントから離れているときなど、本質的に運転者が地図表示を必要としない条件下では、表示モニタによる地図呈示を中止するようにした。したがって、運転者は表示モニタの明るさを煩わしく感じることが抑制される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明の実施形態によるナビゲーション装置の構成を図1に示す。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、入力装置17、スピーカ18、タッチパネル19、データ記憶部111およびディスクドライブ112を有している。ディスクドライブ112には、DVD−ROM113が装填されている。
【0007】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。この制御回路11がDVD−ROM113に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行うと、その処理結果が推奨経路として表示モニタ16に表示される。また、制御回路11は、表示モニタ16の輝度を増減したり、画面を消したりなどといった表示モニタ16の画面制御を行う。
【0008】
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方向を検出する振動ジャイロ14a、車速を検出する車速センサ14b、GPS(Global Positioning System )衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ14cなどからなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を表示する。
【0009】
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはディスクドライブ112によって読み込まれるDVD−ROM113に記憶された地図データに基づいて、適宜生成される。ナビゲーション装置1は、このようにして生成された画像データを用いることによって地図表示などを行うことができる。
【0010】
タッチパネル19は、表示モニタ16の表面に積層される透明のタッチスイッチであり、表示モニタ16に表示される画像はタッチパネル19を通して表示される。そして、表示モニタ16の表示画面を押圧するとタッチパネル19が押圧される。タッチパネル19は、タッチパネル19上の操作位置に応じた信号をタッチパネルコントロール部110に送出し、タッチパネルコントロール部110はタッチパネル19の押圧位置を算出する。
【0011】
タッチパネル19は、入力装置17と同様に入力機能を有する。表示モニタ16に表示された地図画面や各種ボタン、表示メニューなどを指で押圧すると、押圧位置に目的地が設定されたり、押圧された各種ボタンや表示メニューに定義された処理が実行されたりする。
【0012】
データ記憶部111は、フラッシュメモリやハードディスクなどの書き換え可能な不揮発性記録媒体によって構成され、ナビゲーション装置1の機能に必要なデータを記憶する。データ記憶部111に記憶された情報は、制御回路11によって適宜読み出されて利用される。また、車両が通過した経路のリンク(走行履歴)を記憶するとともに、運転者が表示モニタ16の輝度を下げたり、画面を消したりした地点の地図座標を記憶する。
【0013】
ディスクドライブ112は、装填されたDVD−ROM113から、表示モニタ16へ地図を表示するための地図データを読み出す。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データおよび経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、乗員の要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。なお、DVD−ROM113以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
【0014】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の地図などの各種情報を画面表示として乗員に提供する。入力装置17は、乗員が各種コマンドの設定などするための操作キーを有し、操作パネル上のボタンスイッチやパネル周囲のハードスイッチなどによって実現される。乗員は、表示モニタ16の表示画面の指示に従ってパネル上のボタンスイッチを指で押圧することにより、目的地を選択して設定したり、自宅の位置を入力する。また、乗員は入力装置17を操作して、表示モニタ16の輝度を増減したり、画面を消したりすることができる。スピーカ18は、乗員に操作案内したり、経路誘導したりするための音声を出力する。
【0015】
目的地が乗員により設定されると、ナビゲーション装置1はGPSセンサ14cにより検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められたルート(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、乗員は地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、推奨経路にしたがって車両が走行できるように、表示モニタ16に表示された道路地図に推奨経路を表示し、乗員に対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
【0016】
次に、図2および図3を参照して、本発明の一実施形態における表示モニタ16の画面制御処理について説明する。図2(a)は、一実施の形態による画面制御処理を行わない場合の表示モニタ16の表示画面である。表示画面には、地図20とともに自車位置21および推奨経路22が表示される。推奨経路22は交差点23を右折するので、交差点23は右折を指示するポイント、つまり誘導ポイントとなる。図2(b)は、一実施の形態による画面制御処理を行った場合の表示モニタ16の表示画面である。自車位置21から交差点23までの距離が所定値以上であるので、画面は消されている。このため、運転者は、不必要な画面の明るさによって煩わしく感じることはない。表示画面を指でタッチすると、図2(a)の表示画面を表示することができる。
【0017】
自車位置21から交差点23までの距離が所定値未満になると、図3に示すように、本発明の画面制御処理により地図20が表示画面に表示される。そして、交差点23において、右折指示の経路誘導を受けることができる。車両が交差点23を通過すると、表示画面は図2(b)の表示に戻る。
【0018】
次に、本発明の一実施形態における表示モニタ16の画面制御処理について図4のフローチャートを参照して説明する。図4の処理は、経路誘導を開始するとスタートするプログラムを実行して制御回路11において行われる。
【0019】
ステップS401では、現在地検出装置14によって車両の現在地を検出する。ステップS402では、自車位置から次に到達する誘導ポイントまでの距離を算出する。ステップS403では、次に到達する誘導ポイントまでの距離が所定値以上であるか判定する。所定値以上の場合はステップS403が肯定判定され、ステップS404へ進む。所定値未満の場合はステップS403が否定判定され、ステップS409へ進む。
【0020】
ステップS404では、表示フラグは1であるかを判定する。表示フラグが1である場合はステップS404が肯定判定され、ステップS408へ進む。表示フラグが1でない場合はステップS404が否定判定され、ステップS405へ進む。ステップS405では、表示モニタ16の画面を消す。
【0021】
ステップS406では、タッチパネル19が押圧されたか判定する。押圧された場合はステップS406が肯定判定され、ステップS407へ進む。押圧されていない場合はステップS406が否定判定され、ステップS401へ戻る。ステップS407では、表示フラグを1にする。ステップS408では、自車位置21を表示した地図20を表示モニタ16に表示する。そして、リターンする。
【0022】
ステップS409では、表示フラグを0とする。そして、ステップS408へ進む。
【0023】
以上の実施形態によるナビゲーション装置1は次のような作用効果を奏する。
自車位置21が次の誘導ポイント23から所定距離以上離れているとき、表示モニタ16の表示画面を消して地図20の呈示を中止すようにしたので、不必要な画面による表示画面の明るさを運転者が煩わしく感じることが少なくなる。
【0024】
以上の実施の形態のナビゲーション装置1を次のように変形することができる。
(1)過去に経路誘導しないで通行した道路のうちの通行回数が多い道路を通過しているとき、運転者はその道路を熟知しているので表示モニタ16の地図20を見る必要性は低い。したがって、このような場合にはないので、表示モニタ16の表示画面を消して地図20の呈示を中止すようにしてもよい。この場合の表示モニタ16の画面制御処理は、図5のフローチャートのようになる。ここで、本発明の実施形態と同じステップは同じ符号を付し、本発明の実施形態と異なる部分を主に説明する。図5の処理は、地図を表示モニタ16に表示すると開始するとスタートするプログラムを制御回路11において実行して行われる。
【0025】
ステップS501では、車両の現在地に基づいてデータ記憶部111に記憶されている走行履歴を参照する。ステップS502では、現在地は過去にn回以上の回数を通過した地点か判定する。上述したようにデータ記憶部111には、走行履歴として過去に車両が通過したリンクの情報が記憶されている。したがって、データ記憶部に走行履歴として記憶されているリンクのうちの車両の現在地に相当するリンクのリンク数を検索することによって、車両が現在地を過去に何回通過したかがわかる。n回以上通過した地点の場合はステップS502が肯定判定され、ステップS404へ進む。n回未満の場合はステップS502が否定判定されステップS409へ進む。
【0026】
以上のようにしても不必要な画面による表示画面の明るさを運転者が煩わしく感じることが少なくなる。
【0027】
また、経路誘導を受けて通過した経路について、運転者はその経路の様子をあまり覚えていない可能性がある。そこで、経路誘導を受けて通過した経路については重み付けをして、その重み付けをした走行履歴によってステップS502を判定するようにしてもよい。この場合、データ記憶部111には、走行履歴として車両が過去に通過して道路のリンクとともに、経路誘導を受けたか否かの情報も記憶させる。
【0028】
経路誘導をして通過した経路については、その経路を0.5回通過したものとして通過回数を算出し、その算出値を元にステップS502のn回以上通過した地点か判定するようにしてもよい。たとえば、過去に経路誘導により20回通過した地点の通過回数は、10回として計算され、n回と比較される。
【0029】
このような表示モニタ16の消灯制御によれば、表示モニタ16の表示が必要ないことをより確実に判定することができる。
【0030】
上記のような1より小さい重み付けによらず、ステップS502のnの値を、経路誘導中は大きくしてもよい。この場合も、表示モニタ16の表示の要否を確実に判定することができる。
【0031】
(2)過去に、運転者の意図する操作によって表示モニタ16の表示画面を消す回数が所定値より多い地点を通過するとき、表示モニタ16の表示画面を消して地図20の呈示を中止すようにしてもよい。この場合の表示モニタ16の画面制御処理は図6のフローチャートのようになる。ここで、上記実施形態と同じステップは同じ符号を付し、上記実施形態と異なる部分を主に説明する。図6の処理は、地図を表示モニタ16に表示すると開始するとスタートするプログラムを制御回路11において実行して行われる。
【0032】
ステップS601では、現在地を、データ記憶部111に記憶されている画面を消した地点と照合する。ステップS602では、現在地は過去にm回以上、表示モニタ16の表示画面を入力装置17の操作により消した地点か判定する。m回以上通過した地点の場合はステップS602が肯定判定され、ステップS404へ進む。m回未満の場合はステップS602が否定判定されステップS409へ進む。
【0033】
以上のようにしても不必要な画面による表示画面の明るさを運転者が煩わしく感じることが少なくなる。
【0034】
(3)自宅周辺の道路の様子を運転者は熟知しているので、表示モニタ16に自宅周辺の地図を表示する必要はない。したがって、車両の現在地が自宅より所定距離内にあるときは、表示モニタ16の画面を消して地図20の呈示を中止すようにしてもよい。この場合の表示モニタ16の画面制御処理は図7のフローチャートのようになる。ここで、上記実施形態と同じステップは同じ符号を付し、上記実施形態と異なる部分を主に説明する。図7の処理は、地図を表示モニタ16に表示すると開始するとスタートするプログラムを制御回路11において実行して行われる。
【0035】
ステップS701では、自宅までの距離を算出する。ステップS702では、自宅までの距離が所定値以下であるか判定する。所定値以下の場合はステップS702が肯定判定され、ステップS404へ進む。所定値を越える場合はステップS702が否定判定され、ステップS409へ進む。
【0036】
この場合も、不必要な画面による表示画面の明るさを運転者が煩わしく感じることが少なくなる。
【0037】
(4)毎日のように通過する通勤経路について運転者は熟知しており、表示モニタ16に表示する必要はないので、通勤時は表示モニタ16の画面を消して、地図20の呈示を中止すようにしてもよい。この場合も、不必要な画面による表示画面の明るさを運転者が煩わしく感じることが少なくなる。
【0038】
(5)以上の実施形態では、表示モニタ16の画面制御処理で、表示モニタ16の画面を消したが、表示モニタ16による地図呈示を中止するものであれば、表示モニタ16の画面を消すことに限定されない。たとえば、画面を消さないで表示画面の輝度を下げるようにしてもよい。また、ナビゲーション装置1の表示モニタ16が収納式の場合、画面消灯に代えて、収納するようにしてもよい。以上のようにしても運転者は、不必要な画面による表示画面の明るさを煩わしく感じることはない。
【0039】
(6)過去に、運転者の意図する操作によって表示モニタ16の表示画面の輝度を小さくする回数が所定値より多い地点を通過するとき、表示モニタ16の表示画面の輝度を小さくするようにしてもよい。この場合、データ記憶部111には、入力装置17によって表示画面の輝度を小さくした地点の地図座標も記憶される。また、過去に、運転者の意図する操作によって表示モニタ16を収納した回数が所定値より多い地点を通過するとき、表示モニタ16を収納するようにしてもよい。この場合、データ記憶部111には、入力装置17によって表示モニタ16を収納した地点の地図座標も記憶される。
【0040】
(7)図2(b)の画面が消された表示画面をタッチすると、図2(a)の画面が表示されたが、入力装置17にハードスイッチである画面オンオフスイッチを設け、画面オンオフスイッチを押すと消された画面が表示されるようにしてもよい。
【0041】
(8)
自車位置が運転者の熟知している地点で、表示モニタ16による地図呈示を中止するものであれば、上記の実施形態に限定されない。
【0042】
以上の説明はあくまで一例であり、発明は、上記の実施形態に何ら限定されるものではない。
【0043】
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本願発明の目的地入力手段は入力装置17に対応し、検出手段は現在地検出装置14に対応する。探索手段は制御回路11に対応し、経路誘導手段は制御回路11、表示モニタ16およびスピーカ18に対応する。誘導ポイント距離算出手段および中止手段は制御回路11に対応し、走行履歴記憶手段および操作記憶手段はデータ記憶部111に対応する。自宅位置入力手段は入力装置17に対応し、自宅距離算出手段は制御回路11に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素の対応関係になんら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施形態のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2(a)は本発明の画面制御処理を行わない場合の表示モニタの表示画面を説明するための図であり、図2(b)は本発明の画面制御処理を行った場合の表示モニタの表示画面を説明するための図である。
【図3】自車位置から誘導ポイントまでの距離が所定値未満の場合の表示モニタの表示画面を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施形態における表示モニタの画面制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】走行履歴に基づく表示モニタの画面制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】過去に画面を消した地点に基づく表示モニタの画面制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】自宅までの距離に基づく表示モニタの画面制御処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0045】
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
14 現在地検出装置
16 表示モニタ
17 入力装置
19 タッチパネル
111 データ記憶部
112 ディスクドライブ
113 DVD−ROM






【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図を表示する表示モニタと、
目的地を入力する目的地入力手段と、
車両の現在地を検出する検出手段と、
前記現在地から前記目的地までの推奨経路を探索する探索手段と、
前記車両が前記推奨経路を走行するように誘導する経路誘導手段と、
前記現在地から前記車両が次に到達する誘導ポイントまでの距離を算出する誘導ポイント距離算出手段と、
前記誘導ポイントまでの距離が所定値以上の場合、前記表示モニタによる地図呈示を中止する中止手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
地図を表示する表示モニタと、
車両の現在地を検出する検出手段と、
前記車両が過去に通過した経路を記憶する走行履歴記憶手段と、
前記現在地が過去に所定回数以上通過した経路上の地点の場合、前記表示モニタによる地図呈示を中止する中止手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
目的地を入力する目的地入力手段と、
前記現在地から前記目的地までの推奨経路を探索する探索手段と、
前記車両が前記推奨経路を走行するように誘導する経路誘導手段とを備え、
前記走行履歴記憶手段は、経路誘導中に通過した経路についてはその回数が小さくなるような重み付けすることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
目的地を入力する目的地入力手段と、
前記現在地から前記目的地までの推奨経路を探索する探索手段と、
前記車両が前記推奨経路を走行するように誘導する経路誘導手段とを備え、
前記画面制御手段は、経路誘導中は、経路誘導中でないときに比べ、前記所定回数を大きくすることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
地図を表示する表示モニタと、
車両の現在地を検出する検出手段と、
乗員の操作によって前記表示モニタによる地図呈示を中止した地点を記憶する操作記憶手段と、
前記現在地が過去に前記地図呈示を所定回数以上中止した地点の場合、前記地図呈示を中止する中止手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
地図を表示する表示モニタと、
自宅の位置を入力する自宅位置入力手段と、
車両の現在地を検出する検出手段と、
前記現在地から前記自宅までの距離を算出する自宅距離算出手段と、
前記自宅までの距離が所定値以下の場合、前記表示モニタによる地図呈示を中止する中止手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、
前記中止手段は、前記表示モニタの画面を消すか、前記表示モニタの画面の輝度を小さくするか、または前記表示モニタを収納することで地図呈示を中止することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項8】
表示モニタに自車位置周辺の地図を表示し、
自車位置が運転者の熟知している地点であるか否かを判定し、
熟知している地点と判定すると、前記表示モニタによる地図呈示を中止することを特徴とする画面表示方法。














【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−39731(P2008−39731A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−218134(P2006−218134)
【出願日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】