説明

ナビゲーション装置及びその制御方法

【課題】 ユーザが移動体の位置を入力しなくても、移動体までの経路案内が可能なナビゲーション装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】 現在地から任意に設定された目的地までの経路案内を行う機能を備え、移動体の内外で使用可能なナビゲーション装置において、移動体からの離脱を検出すると(ステップS1)、離脱地点(駐車地点)を目的地の候補として登録し(ステップS2)。電源がオンにされると(ステップS3)、登録した離脱地点(駐車地点)を目的地に設定するようにした(ステップS8)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、現在地から任意に設定された目的地までの経路案内を行う機能を備え、移動体の内外で使用可能なナビゲーション装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、車両等の移動体に搭載され、現在地から任意の目的地までの経路案内を行うナビゲーション装置が知られている。この種のナビゲーション装置には、車両から取り外した状態でも、内蔵バッテリーの電力で動作可能に構成されたものがある(例えば、特許文献1)。
【特許文献1】特開2002−333328号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、従来のナビゲーション装置は、目的地をユーザが設定する必要があるため、ユーザが目的地を入力できなければ目的地として設定できない。このため、例えば、ユーザが車両を広い駐車場に停車してその駐車位置が判らなくなってしまった場合、その駐車位置を目的地に設定することができず、ナビゲーション装置を携帯していても、その装置を利用して駐車位置にたどり着くことは困難であった。
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが移動体の位置を入力しなくても、移動体までの経路案内が可能なナビゲーション装置及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述課題を解決するため、本発明は、現在地から任意に設定された目的地までの経路案内を行う機能を備え、移動体の内外で使用可能なナビゲーション装置において、前記移動体からの離脱を検出する離脱検出手段と、前記離脱検出手段により離脱が検出されると、離脱地点を、目的地の候補として登録する制御手段とを備えることを特徴とする。この構成によれば、移動体からの離脱を検出すると、離脱地点を目的地の候補として登録するので、ユーザが移動体からの離脱地点(移動体の位置)を入力する必要がなく、離脱地点を容易に目的地に設定することができる。
【0006】
上記構成において、前記制御手段が、電源投入時に離脱地点が登録されている場合、前記離脱地点を目的地に設定することによって、離脱地点までの経路案内を自動的に開始することができる。また、上記構成において、前記制御手段が、電源投入時に離脱地点が登録されている場合、設定済みの目的地に到着済みか否かを判定し、到着済みの場合、前記離脱地点を目的地に設定してもよい。
また、上記構成において、施設の一又は複数の出口位置を示す出口情報を記憶する記憶手段と、各種情報を報知する報知手段とを備え、前記制御手段が、前記離脱地点を目的地に設定した場合に、前記記憶手段に記憶された施設の中から、当該ナビゲーション装置の現在地に位置する施設を検索し、検索された場合に、その施設の出口情報に基づいて、現在地から前記離脱地点に移動する際に最適な出口位置を、前記報知手段に報知させてもよい。
【0007】
また、上記各構成において、前記離脱検出手段を、前記ナビゲーション装置と移動体との機械的な着脱を検出する着脱検出手段、又は、前記移動体との無線通信状況に基づいて前記移動体から離れたことを検出する通信状況検出手段のいずれかに構成してもよい。
さらに、上記各構成において、前記制御手段が、前記離脱検出手段により前記移動体への装着が検出されると、離脱地点が登録されている場合は、その登録を消去すると共に、ユーザが設定した目的地が保存されていれば、その目的地を、経路案内の目的地に設定してもよい。
【0008】
また、本発明は、現在地から任意に設定された目的地までの経路案内を行う機能を備え、移動体の内外で使用可能なナビゲーション装置の制御方法において、
前記移動体からの離脱を検出する検出ステップと、前記離脱が検出されると、離脱地点を、目的地の候補として登録する登録ステップとを実行することを特徴とする。この構成によれば、移動体からの離脱を検出すると、離脱地点を、目的地の候補として登録するので、ユーザが移動体からの離脱地点(移動体の位置)を入力する必要がなく、離脱地点を容易に目的地に設定することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、移動体からの離脱を検出すると、離脱地点を目的地の候補として登録するので、ユーザが移動体の位置を入力しなくても、移動体までの経路案内が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本実施形態に係るナビゲーション装置10の構成を示すブロック図である。このナビゲーション装置10は、車両(移動体)に着脱自在に構成され、車両内及び車両外で使用可能に構成されている。
このナビゲーション装置10は、GPS(Global Positioning System)ユニット11と、ジャイロユニット12と、車速検出部13と、FM受信部14と、ビーコン受信部15と、表示部16と、指示入力部17と、ユーザインタフェース部18と、報音部19と、制御部20と、記録装置21と、離脱検出部22とから概略構成されている。
【0011】
GPSユニット(絶対位置方位検出手段)11は、GPSアンテナ(レシーバでも良い)11Aを介してGPS衛星からのGPS電波を受信し、GPS電波に重畳されたGPS信号から、車両の現在地を示す位置情報と進行方向とを演算により取得すると共に、GPS信号に含まれる日時情報と車両の現在地の時差とから車両の現在地における日時情報(年、月、日、時、分等)を演算により取得し、これら情報を制御部20に出力する。
ジャイロユニット(相対方位検出手段)12は、ジャイロセンサにより車両の相対的な方位を検出して制御部20に出力し、車速検出部13は、車両の車速パルスPSに基づいて車両の速度を演算により求め、制御部20に出力する。
【0012】
FM受信部14は、FMアンテナ14Aを介してFM多重放送波を受信し、FM多重放送波に重畳されたVICS(Vehicle Information and Communication System)情報を取得し、所定の処理を施して制御部20に出力する。また、ビーコン受信部15は、ビーコン用アンテナ15Aを介してビーコン情報を受信し、所定の処理を施して制御部20に出力する。つまり、FM受信部14及びビーコン受信部15は、交通情報を取得する交通情報取得手段として機能している。
【0013】
表示部16は、例えば、タッチパネル付きの液晶表示装置が適用され、制御部20の制御の下、各種情報を表示する。指示入力部17は、ナビゲーション装置10が備える各種操作子やタッチパネルの操作を検出する操作検出部と、リモートコントローラ(図示せず)からの送信信号を受信する受信部等から構成され、ユーザからの各種指示を制御部20に出力する。ユーザインタフェース部18は、I/O制御回路やドライバ等であり、表示部16及び指示入力部17と、制御部20とを接続するインターフェースである。
報音部19は、スピーカとアンプとから構成され、制御部20の制御の下、各種音声を報音する。これによって、この表示部16及び報音部19は、ユーザに各種情報を報知する報知手段として機能する。
【0014】
制御部20は、このナビゲーション装置10全体を制御するものであり、CPU及びその周辺回路から構成される。CPUは、ROM30に記憶された制御プログラム等の各種データを読み出し、指示入力部17を介して入力されたユーザ指示に応じて、ナビゲーション装置10の各部の制御処理を行う。また、DRAM31は、CPUのワークエリアに使用されるメモリであり、SRAM32は、不揮発性メモリであり、本装置の電源がオフの間もメモリ内容を保持する。また、VRAM33は、表示部16の表示用データが格納されるメモリである。
【0015】
記録装置21は、地図データや施設情報データベースDB1を記憶する装置であり、具体的には、ハードディスク装置、又は、CD−ROMやDVD−ROM等のディスク状記録媒体に記憶された上記各データを読み出し可能な読取装置である。施設情報データベースDB1は、図2に一例を示すように、テーマパーク、公園、ホテル等の施設毎(施設1、施設2、施設3、・・・)に、名称、ふりがな、電話番号、住所、エリア(緯度・経度)、詳細情報及び出口情報を格納しており、詳細情報には、施設の案内情報(テキストや画像)が記述され、出口情報には、施設が有する一又は複数の出口の名称及び位置情報(緯度・経度)等が記述されている。
【0016】
上記制御部20は、ユーザにより動作モードとしてナビゲーションモードへの移行が指示されると、CPUによりナビゲーションプログラムを実行し、表示部16に地図等を表示する。より具体的には、制御部20は、GPSユニット11とジャイロユニット12との検出結果に基づき車両の現在地及び進行方向を特定し、現在地周辺の地図を表示させる。また、制御部20は、目的地が設定された場合、現在地から目的地までの最適経路を計算し、表示地図中に表示させると共に、計算した最適経路に誘導する案内音声を報音部19から適宜報音させる。
さらに、制御部20は、このナビゲーションモード中、FM受信部14やビーコン受信部15から各種交通情報を入力すると、その情報を表示する処理(例えば、渋滞情報等を文字表示、簡易図形表示或いは地図表示する処理)を行う。
【0017】
本構成では、このナビゲーション装置10が、充電電池(図示せず)を内蔵し、車両外で使用される場合は、この充電電池の電力で動作し、また、車両内で使用される場合は、接続コードを介して車両のシガーライター端子と接続され、このシガーライター端子から供給される車両バッテリーからの電力で動作する。なお、車両バッテリーから電力が供給されている場合は、この電力により充電電池が充電される。
ここで、離脱検出部(離脱検出手段)22は、ナビゲーション装置10と車両との機械的な着脱(装着/離脱)を検出するものであり、具体的には、上記接続コードを介して車両のバッテリーからの電力が供給されているか否かを監視する電力監視機能、又は、又は、上記接続コードの接続/非接続を検出する機械式スイッチを備えている。
【0018】
次に、このナビゲーション装置10の動作を説明する。
図3は、ナビゲーション装置10の離脱時目的地変更処理を示すフローチャートである。この処理は、ナビゲーション装置10が車両に装着状態の場合に、電源のオンオフに関係なく実行される処理である。
離脱時目的地変更処理において、まず、制御部20は、離脱検出部22により当該ナビゲーション装置10の車両からの離脱が検出されたか否かを判定し、(ステップS1)、離脱が検出されていない場合は(ステップS1:NO)、離脱が検出されるまで待機する。
一方、車両からの離脱が検出されると(ステップS1)、制御部20は、GPSユニット11により取得した現在地の位置情報をメモリ(例えばSRAM32)に記憶する(ステップS2)。これによって、車両からの離脱地点の位置情報、つまり、車両の駐車地点の位置情報が記憶される。なお、位置情報の記録先は、記録装置21でもよい。
【0019】
続いて、制御部20は、ナビゲーション装置10の電源がオンされたか否かを判定し(ステップS3)、電源がオフの場合は(ステップS3:NO)、電源がオンされるまで待機する。
一方、電源がオンされると(ステップS3:YES)、制御部20は、GPSユニット11により現在地を取得し、この現在地と共に現在地周辺の地図を表示部16に表示させ、また、ユーザにより事前に設定された目的地(以下、ユーザ設定目的地という)に到着済みか否かを判定する(ステップS4)。そして、到着済みの場合(ステップS4:YES)、制御部20は、メモリに記憶された駐車地点(離脱地点)の位置情報を読み出し、ユーザ設定目的地に代えて、この駐車地点(離脱地点)を目的地に設定する(ステップS8)。
【0020】
一方、ステップS4の判定で、ユーザ設定目的地に未到着であった場合(ステップS4:NO)、制御部20は、ユーザに対し、目的地を駐車地点(離脱地点)に変更してよいかを確認すべく、確認画面(ダイアログ画面)を表示部16に表示させる(ステップS5)。例えば、図4に表示例を示すように、制御部20は、「目的地を駐車地点に変更します。よろしいですか?」といった確認メッセージと共に、変更の承認(はい)/非承認(いいえ)を入力するための操作ボタンB1、B2を表示させる。
そして、変更の承認に対応する操作ボタンB1の操作を検出した場合には(ステップS6:YES)、制御部20は、未到着のユーザ設定目的地の情報を、メモリ(SRAM32)に記憶させた後(ステップS7)、ステップS10の処理に移行し、車両の駐車地点を目的地に設定する。一方、制御部20は、変更の非承認に対応する操作ボタンB2の操作を検出した場合(ステップS6:NO)、当該離脱時目的地変更処理を終了し、目的地を、未到着のユーザ設定目的地に設定した状態を保持する。
【0021】
また、制御部20は、ステップS8の処理を実行した場合、つまり、駐車地点を目的地に設定した場合、現在地から目的地(駐車地点)までの案内画面を表示部16に表示させる。この場合の表示例を図5に示すように、制御部20は、現在地X1の周辺地図と共に、現在地X1と目的地(駐車地点)X2とを表示し、さらに、現在地X1から目的地X2までの距離を算出して、この距離(図5中「790m」)を表示する。
また、制御部20は、この案内表示に加え、案内音声の報音処理を行う。この場合、まず、制御部20は、施設情報データベースDB1内の各施設のエリア(図2)を参照することにより、施設情報データベースDB1に記憶された施設の中から現在地Xに位置する施設を検索する。この検索により、現在地X1を含む施設(図5の例では「テーマパーク1」)が特定された場合、制御部20は、その施設の出口情報を参照し、現在地から目的地(駐車地点)に移動する際に最適な出口位置を報音部19に報音させる。この場合の案内音声としては、例えば、「駐車位置までの最適な出口は、出口2です」等が適用される。すなわち、制御部20は、上記案内音声と案内表示とによって、駐車地点までの経路案内を行うようになっている。
【0022】
このように、本構成では、ナビゲーション装置10が車両から離脱されると、その離脱地点(駐車地点)を目的地の候補として登録するので、ユーザが車両の駐車位置を入力する必要がない。しかも、離脱時は電源のオンに連動して、この離脱地点(駐車地点)を目的地に自動設定するので、ユーザは離脱地点(駐車地点)に容易にたどり着くことができる。
【0023】
また、制御部20は、上記駐車地点への経路案内と共に、装着時目的地設定処理を実行する。図6は装着時目的地設定処理を示すフローチャートである。
装着時目的地設定処理において、制御部20は、離脱検出部22により当該ナビゲーション装置10の車両への装着が検出されたか否かを判定し(ステップS10)、装着が検出されていない場合は(ステップS10:NO)、装着が検出されるまで待機する。
一方、車両への装着が検出されると(ステップS10:YES)、制御部20は、目的地を自動設定していた場合には、つまり、駐車地点(離脱地点)を目的地に設定していた場合は、その目的地を取り消す処理を実行する(ステップS11)。なお、この場合、メモリに記憶される駐車地点の位置情報も消去する。
【0024】
次に、制御部20は、ユーザ設定目的地がメモリ(SRAM32)に保存されているか否かを判定する(ステップS12)。そして、ユーザ設定目的地が保存されていれば、制御部20は、そのユーザ設定目的地を、経路案内の目的地に設定する(ステップS13)。このため、ユーザがこのナビゲーション装置10を車両に装着すると、駐車地点(離脱地点)への経路案内が終了され、ユーザ設定目的地への経路案内が開始される。
【0025】
このように、本構成では、ナビゲーション装置10が車両に接続されると、ユーザが設定した目的地が保存されていれば、その目的地を経路案内の目的地に自動設定するので、例えば、未到着のユーザ設定目的地があった場合は、それが目的地に設定され、ユーザが駐車地点(離脱地点)への経路案内の取り消し操作や目的地の再設定操作を行うことなく、ユーザ設定目的地への経路案内を自動的に再開することができる。
【0026】
上述した実施形態は、あくまで本発明の一態様に過ぎず、本発明の範囲内で任意に変形が可能である。例えば、上述の実施形態では、離脱検出部22が、ナビゲーション装置10と車両との機械的な着脱を検出する場合について述べたが、着脱検出方法はこれに限らない。
例えば、ナビゲーション装置10と車両とがBluetooth(登録商標)等の無線通信手段を具備し、互いの無線通信手段を介して情報を送受するように構成した場合には、離脱検出部22を、ナビゲーション装置10が車両から離れたことを判別可能な通信状況となったか否かを監視し、この監視結果に基づいて離脱を検出する通信状況検出手段として構成してもよい。この場合、離脱検出部22が、例えば、無線通信の遮断を検出し、或いは、受信強度が閾値以下となったことを検出すればよい。
また、上述した実施形態では、車両内外で使用可能なナビゲーション装置に本発明を適用する場合を例示したが、車両以外の移動体の内外で使用可能なナビゲーション装置に広く適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施形態に係る信ナビゲーション装置の構成を示す図である。
【図2】施設情報データベースの説明に供する図である。
【図3】離脱時目的地変更処理を示すフローチャートである。
【図4】確認画面(ダイアログ画面)の一例を示す図である。
【図5】案内画面の一例を示す図である。
【図6】装着時目的地設定処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0028】
10 信号分配器
11 GPSユニット
12 ジャイロユニット
13 車速検出部
14 FM受信部
15 ビーコン受信部
16 表示部
17 指示入力部
18 ユーザインタフェース部
19 報音部(報知手段)
20 制御部(制御手段)
21 記録装置
22 離脱検出部(離脱検出手段)
DB1 施設情報データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在地から任意に設定された目的地までの経路案内を行う機能を備え、移動体の内外で使用可能なナビゲーション装置において、
前記移動体からの離脱を検出する離脱検出手段と、
前記離脱検出手段により離脱が検出されると、離脱地点を、目的地の候補として登録する制御手段と
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記制御手段は、電源投入時に離脱地点が登録されている場合、前記離脱地点を目的地に設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記制御手段は、電源投入時に離脱地点が登録されている場合、設定済みの目的地に到着済みか否かを判定し、到着済みの場合、前記離脱地点を目的地に設定することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
施設の一又は複数の出口位置を示す出口情報を記憶する記憶手段と、
各種情報を報知する報知手段とを備え、
前記制御手段は、前記離脱地点を目的地に設定した場合に、前記記憶手段に記憶された施設の中から、当該ナビゲーション装置の現在地に位置する施設を検索し、検索された場合に、その施設の出口情報に基づいて、現在地から前記離脱地点に移動する際に最適な出口位置を、前記報知手段に報知させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記離脱検出手段は、前記ナビゲーション装置と移動体との機械的な着脱を検出する着脱検出手段、又は、前記移動体との無線通信状況に基づいて前記移動体から離れたことを検出する通信状況検出手段のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記離脱検出手段により前記移動体への装着が検出されると、離脱地点が登録されている場合は、その登録を消去すると共に、ユーザが設定した目的地が保存されていれば、その目的地を、経路案内の目的地に設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
現在地から任意に設定された目的地までの経路案内を行う機能を備え、移動体の内外で使用可能なナビゲーション装置の制御方法において、
前記移動体からの離脱を検出する検出ステップと、
前記離脱が検出されると、離脱地点を、目的地の候補として登録する登録ステップと
を実行することを特徴とするナビゲーション装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−258607(P2006−258607A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−76394(P2005−76394)
【出願日】平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】