説明

ナビゲーション装置及びその方法並びにプログラム

【課題】 経路案内を不要とする場所では必要最低限の部分を除いて電源の供給を切って消費電力の低減を実現し、経路案内を必要とする場所では電源オン状態を維持して優れた操作性を確保することが可能なナビゲーション装置及び方法並びにプログラムを提供する。
【解決手段】 自車位置検出部Aは、入出力部B側の入出力用電源部19をオンオフする入出力用スイッチ14と、このスイッチ14を制御するCPU15と、入出力用電源部19をオフにする電源切断地点を記憶する電源切断場所メモリ部16と、入出力用電源部19を強制的にオンオフするための入出力用強制スイッチ17と、自車位置検出用のブロックAに含まれる各構成要素に常時電力を供給する自車位置検出用電源部18とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが経路案内を必要とする場所でだけ動作させることにより、動作部分及び動作時間を最小限に抑え、消費電力の低減を図ったナビゲーション技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、車載用をはじめとするナビゲーション装置では、CD−ROM等の記憶媒体に記録された地点のデータベース、またはユーザが任意に選択する地図上の地点から地点検索を行い、所望の目的地を設定する。そして、現在地として自車位置を検出し、そこから目的地までの誘導経路を探索する。続いて、目的地に向かう誘導経路及び自車位置を重ねて表示器に表示して誘導経路を案内し、併せてスピーカからの合成音声によって方向誘導を行う。このようなナビゲーション装置の経路案内機能を用いることにより、ユーザは迷うことなく誘導経路に従って目的地まで達することができる。
【0003】
[従来例の構成]
ここで、車載用ナビゲーション装置の従来例について、図6の機能ブロック図を参照して具体的に説明する。まず、ナビゲーション装置は電源部1を設置している。電源部1は車両用のバッテリあるいはアクセサリ電源からなり、装置を構成する各構成要素に常時電力を供給するものである。電源部1から電力を供給される構成要素としては、CPU2、GPSレシーバ3、車速検出部4、方位検出部5、メモリ6、表示制御部7、表示器8、信号処理部9、大容量記憶装置10、音声制御部11、スピーカ12、入力部13がある。
【0004】
これらの各構成要素について説明する。CPU2は、ナビゲーション装置全体を制御する制御回路の役割を果たす部分である。このCPU2を除く他の構成要素はそれらの持つ機能上の観点から2つの構成要素群(以下、ブロックと呼ぶ)に分けることができる。一つは自車位置を検出するためのブロックA、もう一つは誘導経路に関する情報を入出力するためのブロックBである。
【0005】
[自車位置検出用のブロックA]
前者の自車位置検出用のブロックAは、GPSレシーバ3、車速検出部4、方位検出部5、メモリ6、信号処理部9、大容量記憶装置10からなる。このうち、GPSレシーバ3はGPS衛星から送られてくるGPS電波を受信するもので、ここから自車位置に関する緯度、経度、高度の3次元絶対位置情報を取得する。車速検出部4は自動車より得られる車速パルスを処理することで自車の速度を計算する部分である。
【0006】
方位検出部5はコンパスやジャイロなどから方位データを検出する部分であり、絶対方位或いは相対方位を取得する。CPU2では、車速検出部4の検出した車速に基づいて車両の移動距離を演算し、方位検出部5からの方位データから移動方向を演算して車両の相対的な移動量を割り出す。それに加えてGPSレシーバ3から求めた絶対位置を総合的に演算し、自車位置を逐次計算して自車位置を検出することができる。
【0007】
また、自車位置の検出には地図データが不可欠である。大容量記憶装置10(具体的にはCDやDVD−ROM等のディスク記憶媒体、又はHDDやメモリーカード等)は、この地図データを保存する部分であり、自車位置を中心にして表示に必要なエリアのデータを信号処理部9により読み出してメモリ6上に展開する。なお、自車位置の計算に際しては通常、自車の移動量とメモリ6に展開された地図の形状を基にマップマッチングという手法で補正をかけている。
【0008】
[誘導経路に関する情報を入出力するためのブロックB]
続いて、誘導経路に関する情報を入出力するためのブロックBについて説明する。こののブロックBは、以下の構成要素、すなわち表示制御部7、表示器8、音声制御部11、スピーカ12及び入力部13からなる。表示器8は表示制御部7にて制御することで、地図や操作メニュー、交通情報など各種の情報を液晶表示パネルに表示する部分であり、地図と自車位置の関係や交通情報を視覚的に確認するための手段である。
【0009】
また、音声制御部11にて制御されるスピーカ12は経路案内を行う音声案内を出力するものである。入力部13は、リモコンやタッチパネルなどを使ってユーザからの命令や目的地など様々な情報を本装置に入力する部分である。さらに、図示しないが、ナビゲーション装置には、渋滞情報を取得する為のFM多重受信機やビーコン受信機、CPU2と上記各機能部とを結ぶユーザインタフェースも装備されている。
【0010】
以上のようにナビゲーション装置を構成する要素は多数にわたっており、ブロックA、Bに含まれる全ての構成要素をCPU2がコントロールしている。したがって、CPU2の扱うデータ量は膨大なものとなっており、CPU2の大容量化・高速化は強く求められる傾向にある。この状況はナビゲーション装置の消費電力の増大をもたらしている。その結果、電源部1の寿命が低下するだけではなく、発生熱量の上昇により環境への負荷が高まるといった問題も生じていた。
【0011】
そのため現在では、ナビゲーション装置の消費電力を低減することが急務となっており、節電を図ったナビゲーション装置として特許文献1に記載の技術が提案されている。この技術では、車両の動作状態、つまり車両が移動中か、あるいは停止中なのかに連動して、ナビゲーション装置への電力供給を制御している。すなわち、車両が停止している場合には電源部をオフにしてナビゲーション装置への電力供給を自動的に切ることができる。したがって、ユーザがわざわざナビゲーション装置の電源スイッチを操作する必要がなく、節電の確実性を高めることが可能である。
【特許文献1】特開2004−90674号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかしながら、上記の従来技術には次のような課題が指摘されている。すなわち、ナビゲーション装置を利用するユーザは、ユーザがよく知らない場所を走行している場合に、車両をいったん停止させてから、誘導経路の確認や、目的地の設定を行うことが多い。このため、車両を停車させる度にナビゲーション装置の電源が自動的に切れてしまうと、ユーザがナビゲーション装置を必要としているにも関わらず、すぐに装置が使えないことになる。したがって、電源を入れ直す手間がかかり、使い勝手が非常に悪かった。
【0013】
また、ユーザが日常的に利用している道路や、自宅の車庫や勤め先の駐車場等の車両保管場所を含めた範囲、すなわちユーザが道路状況や地理をよく知っている場所を含めた範囲では、ユーザはナビゲーション装置による経路案内を必要とすることはなく、ナビゲーション装置を利用しないことが想定される。そのため、これらの範囲に車両が存在する場合においても、車両の動作状態に基づいてナビゲーション装置の電源を制御するとなると、経路案内が不要な時にも車両が移動中であればナビゲーション装置の電源が入っていることになり、有効な節電を行っているとはいい難った。
【0014】
本発明は以上の課題を解消するために提案されたものであり、その目的は、経路案内を不要とする場所を指定しておき、その場所では装置への電力供給を切って消費電力の低減を実現し、経路案内を必要とする場所では電源部のオン状態を継続させて良好な使い勝手を確保できる、節電性能と操作性能の両立を図ったナビゲーション装置及び方法並びにプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上述した目的を達成するために、請求項1の発明は、現在地から任意の目的地までの誘導経路を探索し、この誘導経路を案内するナビゲーション装置において、現在地を検出する現在地検出部と、前記現在地検出部に電力を供給する現在地検出用電源部と、前記ナビゲーション装置を構成する構成要素のうち前記現在地検出部を除いた少なくとも一つに対し電力を供給する電源部と、前記電源部のオンオフを制御する電源制御部と、前記電源部をオフにする地理的な場所である電源切断場所を指定する電源切断場所指定部とを備え、前記電源制御部は、前記現在地検出部の検出した現在地の情報を受け取りこれに基づいて前記現在地が前記電源切断場所に該当した場合には前記電源部をオフにし、前記現在地が前記電源切断場所から離れた場合には前記電源部をオンにする構成であることを特徴とするものである。
【0016】
請求項6の発明は、請求項1の発明を方法の観点から捉えたものであり、現在地を検出する現在地検出部と、前記現在地検出部に電力を供給する現在地検出用電源部と、前記現在地検出部を除いた少なくとも一つの構成要素に対し電力を供給する電源部とを備えたナビゲーション装置に用いるものであって、コンピュータを利用することにより現在地から任意の目的地までの誘導経路を探索し、この誘導経路を案内するナビゲーション方法において、前記現在地検出部により現在地を検出する現在地検出ステップと、前記電源部をオフにする地理的な場所として電源切断場所を指定する電源切断場所指定ステップと、前記現在地検出ステップにて検出した現在地に基づいて前記現在地が前記電源切断場所に該当した場合には前記電源部をオフにする電源部オフステップと、前記現在地が前記電源切断場所から離れた場合には前記電源部をオンにする電源部オンステップとを含むことを特徴としている。
【0017】
さらに、請求項9の発明は、請求項1、6の発明に係るナビゲーション装置及びその方法に関してこれをプログラムの観点から捉えたものであり、現在地を検出する現在地検出部と、前記現在地検出部に電力を供給する現在地検出用電源部と、前記現在地検出部を除いた少なくとも一つの構成要素に対し電力を供給する電源部とを備えたナビゲーション装置に用いるものであって、コンピュータを利用することにより現在地から任意の目的地までの誘導経路を探索し、この誘導経路を案内するナビゲーションプログラムにおいて、前記現在地検出部により現在地を検出する現在地検出機能と、前記電源部をオフにする地理的な場所として電源切断場所を指定する電源切断場所指定機能と、前記現在地検出機能にて検出した現在地に基づいて前記現在地が前記電源切断場所に該当した場合には前記電源部をオフにする電源部オフ機能と、前記現在地が前記電源切断場所から離れた場合には前記電源部をオンにする電源部オン機能、をコンピュータに実現させることを特徴としている。
【0018】
以上の構成を有する請求項1、6、9の発明によれば、電源部をオフにする地理的な場所を指定することで、ユーザが経路案内を不要とする場所を決めておくことができる。このため、現在地検出部が検出した現在地に基づいてその現在地が電源切断場所に該当している場合にはその場所では電源部をオフにして、ナビゲーション装置の構成要素のうち現在地検出部を除いた少なくとも一つの構成要素への電力供給を断つことができる。
【0019】
なお、誘導経路の探索を行う前に電源切断場所を指定しておけば、誘導経路に沿ってその場所が電源切断場所かどうかを考えながらいちいち指定する手間が省けるので、装置の操作性が向上する。一方、誘導経路の探索を行った後に電源切断場所を指定するのであれば、誘導経路に沿って細かく電源切断場所を指定できるため、優れた節電性能を発揮できる。
【0020】
電源切断場所としては、自宅の車庫や勤め先の駐車場等の車両保管場所のような、ユーザが道路状況や地理をよく知っている場所、ユーザが住む或いは通う市町村、ユーザが日常的に使う道路といった利用頻度の高いエリアを指定することが有効である。これらのエリアではナビゲーション装置による経路案内機能が働かなくてもユーザは全く不便さを感じることがないからである。
【0021】
さらに、本発明では電源部がオフになった後、電源部とは独立した専用の現在地検出用電源部が現在地検出部に対して電力を供給し続けるので、ナビゲーション装置の構成要素のうち少なくとも現在地検出部だけは動作を継続することができる。つまり、ナビゲーション装置の他の構成要素がことごとくオフ状態になったとしても、現在地検出部だけは現在地を検出し続けており、現在地が電源切断場所から離れた場合には現在地検出部は即座にこのことを検出することができる。そして、現在地検出部の検出した現在地が電源切断場所から離れた段階で電源部を再びオンにすることが可能である。すなわち、本発明においては、現在地が電源切断場所に該当しなければナビゲーション装置の経路案内機能を利用できる状態にしておくことが可能であり、良好な使い勝手を確保できる。
【0022】
以上のように、本発明では現在地検出部にて検出した現在地が電源切断場所であるかどうかによって、電源部のオンオフを自動的に制御することが可能である。これにより、経路案内機能に関しては良好な使い勝手を維持しつつ、効率良く消費電力の低減に寄与することができる。
【0023】
請求項2の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、現在地が電源切断場所に該当するかどうかに関係なく、前記電源部を強制的にオンオフする強制スイッチ部を備えたことを特徴とするものである。
【0024】
請求項7の発明は、請求項2の発明を方法の観点から捉えたものであり、請求項6に記載のナビゲーション方法において、前記電源部を強制的にオンオフする強制オンオフステップを含むことを特徴としている。
【0025】
さらに、請求項10の発明は、請求項2、7の発明に係るナビゲーション装置及びその方法に関してプログラムの観点から捉えたものであり、請求項9に記載のナビゲーションプログラムにおいて、前記電源部を強制的にオンオフする強制オンオフ機能をコンピュータに実現させることを特徴としている。
【0026】
これら請求項2、7、10の発明によれば、たとえ現在地が電源切断場所に該当していても、ユーザが経路案内を必要とする時には強制スイッチ部を動作させることにより強制的に電源部をオンにし、ナビゲーション装置の構成様さに対する電力供給を再開することができ、停止させていた経路案内機能を復帰させることができる。つまり、ユーザが望めば強制スイッチ部を動作させることにより即座にナビゲーション装置の経路案内機能を利用可能な状態とすることができる。
【0027】
反対に、現在地が電源切断場所に該当していなくても、ユーザが経路案内を不要とする時には強制スイッチ部の動作により強制的に電源部をオフにし、ナビゲーション装置への電力供給を断って経路案内機能を停止させることが可能である。このように、電源切断場所を指定したにせよ、これに束縛されることなくユーザの意思を優先させることができる。このため、ユーザのニーズを満たす良好な操作性と、効率の良い節電効果を両立させることができる。
【0028】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のナビゲーション装置において、前記電源制御部は、前記現在地検出部の検出した現在地が前記電源切断場所に該当した時点から前記目的地に至るまでの経路の全てが前記電源切断場所に該当した場合には、前記現在地検出用電源部をオフにする構成であることを特徴としている。
【0029】
請求項8の発明は、請求項3の発明を方法の観点から捉えたものであり、請求項6又は7に記載のナビゲーション方法において、前記現在地検出部の検出した現在地が前記電源切断場所に該当した時点から前記目的地に至るまでの経路の全てが前記電源切断場所に該当した場合には、前記現在地検出用電源部をオフにする現在地検出用電源部オフステップを含むことを特徴としている。
【0030】
さらに、請求項11の発明は、請求項3、8の発明に係るナビゲーション装置及びその方法に関してこれをプログラムの観点から捉えたものであり、請求項9又は10に記載のナビゲーションプログラムにおいて、前記現在地検出部の検出した現在地が前記電源切断場所に該当した時点から前記目的地に至るまでの経路の全てが前記電源切断場所に該当した場合には、前記現在地検出用電源部をオフにする現在地検出用電源部オフ機能をコンピュータに実現させることを特徴としている。
【0031】
誘導経路の移動中に現在地が電源切断場所に入りその地点から目的地まで一度も電源切断場所を離れなければ、電源切断場所は通常、ユーザが経路案内を不要とするような場所なので、ユーザは誘導経路のどこにいたとしても現在地を把握することは容易であると言える。したがって、その誘導経路上にいる限りは現在地に関係なく、ユーザはナビゲーション装置の経路案内機能を必要としない状況となる。
【0032】
そこで、請求項3、8、11の発明では誘導経路の途中から目的地までの経路の全てが電源切断場所に該当した場合には、現在地検出部の検出した現在地が電源切断場所に該当した時点からは、電源部だけではなく、現在地検出用電源部さえもオフするようになっている。このため、ナビゲーション装置全体を完全にオフ状態にさせることが可能であり、非常に高い節電効果を期待できる。
【0033】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、前記電源切断場所指定部は、探索された誘導経路上のいずれかの場所を電源切断場所の指定対象とする構成であることを特徴としている。
【0034】
上記請求項4の発明においては、まず誘導経路を探索し、探索された誘導経路上に絞って電源切断場所を指定するので、ユーザは誘導経路以外の場所について電源切断場所として指定するかどうかといったことを考える必要がなくなり、電源切断場所の指定を迅速に行うことができる。このため、ユーザの操作負担は極めて軽くて済み、使い勝手が良好となる。
【0035】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置において、記電源切断場所指定部により指定された電源切断場所を記憶する電源切断場所記憶部を設けたことを特徴としている。
【0036】
請求項5の発明では、ユーザの利用頻度が高いエリア等を電源切断場所として記憶部に予め記憶させておくことができるので、一度電源切断場所を指定しておけば、誘導経路を探索するごとに電源切断場所を指定する手間がかからない。しかも、記憶部から電源切断場所を呼び出すことにより誘導経路上のどの場所が電源切断場所だったのかを容易にユーザに提示することができる。したがって、ユーザは経路探索を行った時点で誘導経路上のどこを電源切断場所に指定したのかを思い出すことになり、現在地が電源切断場所に入ったとき、突然電源が切れたといった慌てる心配もない。さらには、電源切断場所を複数記憶することで、電源切断場所が異なる複数のユーザが同一のナビゲーション装置を利用するといった状況にも対応可能であり、節電性能の高品質化を図ることができる。
【発明の効果】
【0037】
以上述べたように、本発明のナビゲーション装置、その方法及びプログラムによれば、電源部をオフにする場所を指定しておき、現在地が電源切断場所に該当していれば電源部をオフにすることで、ナビゲーション装置の構成要素のうち現在地検出部を除いた少なくとも一つの構成要素への電力供給を断つことができ、効率良く消費電力の低減に寄与することができる。また、電源部がオフになった後でも、現在地検出用電源部は現在地検出部に対し電力供給を続けるため、現在地検出部による現在地の検出を続けることができる。したがって、現在地検出部の検出した現在地が電源切断場所から離れた段階で電源部を再びオンにすることが可能であり、良好な使い勝手を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0038】
続いて、本発明を実施するための最良の形態(以下「実施形態」という)について、図面を参照して具体的に説明する。なお、本発明に係る実施形態は、図6に示した従来例と同様、車載用ナビゲーション装置に適用したもので、この従来例と同一の構成要素及び要素群であるブロックに関しては同一符号を付して説明は省略する。
【0039】
また、本実施形態は、周辺装置を備えたコンピュータを、プログラムを制御することで実現できるが、この場合のハードウェアやプログラムの実現態様は各種変更可能であり、地図データや経路計算のためのアルゴリズムに関しても適宜選択自由である。さらに、本発明はナビゲーション装置及びその方法に加えて、上記プログラム、そのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体としても把握可能であり、このプログラムはナビゲーション装置に組み込まれたCPUや各種のチップセットといった物理的な処理装置を活用することでこの発明の作用効果を実現する。
【0040】
〔1.構成〕
〔1−1.概要〕
図1は本実施形態の機能ブロック図を示している。図1に示すように、本実施形態は、2つの自車位置検出用電源部18及び入出力用電源部19と、2つのCPU15、20を備えている。さらに、本実施形態の特徴として、入出力用電源部19をオフにする地理的な場所として電源切断場所を指定する電源切断場所指定部16と、入出力用電源部19を強制的にオンオフする強制スイッチ部17とを有している。
【0041】
〔1−2.電源部〕
2つの電源部18、19のうち、自車位置検出用電源部18は車両用のバッテリあるいはアクセサリ電源からなり、自車位置検出用のブロックAの各構成要素、すなわちGPSレシーバ3、車速検出部4、方位検出部5、メモリ6、信号処理部9、大容量記憶装置10に電力を常時供給する部分である。
【0042】
一方、入出力用電源部19は誘導経路に関する情報を入出力するためのブロックBの各構成要素、すなわち表示制御部7、表示器8、音声制御部11、スピーカ12及び入力部13に電力を供給する部分である。また、入出力用電源部19は前記CPU15にて制御される入出力用スイッチ14によりオンオフされるものである。つまり、入出力用スイッチ14は入出力用電源部19をオンオフするスイッチ部である。
【0043】
〔1−3.CPU〕
2つのCPU15、20のうち、CPU15は入出力用電源部19のオンオフを制御する電源制御部であると同時に、自車位置検出用のブロックAから自車位置に関する情報を受け取り自車位置検出を担う部分である。また、CPU15は電源切断場所指定部16が指定した電源切断場所を記憶する電源切断場所記憶部の役割を果たしている。さらにCPU15は、自車位置が前記電源切断場所に該当した場合には入出力用スイッチ14に対して入出力用電源部19をオフにする信号を出力し、自車位置が前記電源切断場所から離れた場合には入出力用スイッチ14に対して入出力用電源部19をオンにする信号を出力する構成となっている。
【0044】
前述したように自車位置検出用電源部18が自車位置検出用のブロックAの各構成要素に対し常時通電するため、入出力用スイッチ14によって入出力用電源部19をオフにしてブロックBの機能を停止させたとしても、ブロックBの状態とは関係なく、ブロックA側の各構成要素は自車位置検出用電源部18から電力を受け続け、自車位置を検出し続けることができる。このため、CPU15は自車位置に関する情報を入出力用電源部1のオンオフを判断する材料として常に使用可能となっている。さらに、CPU15は、入出力用強制スイッチ17から入出力用電源部19のオンオフ信号を受け取ると、自車位置が電源切断場所に該当するかどうかに関係なく、入出力用スイッチ14を制御して入出力用電源部19のオンオフを強制的に行うようになっている。
【0045】
〔1−4.電源切断場所〕
電源切断場所指定部16にて指定される電源切断場所としては、以下に示すような場所がある。すなわち、図2に示した例は、自宅の車庫や勤め先の駐車場等の車両の保管場所Cのような、ユーザがよく知っている場所を中心にした一定の半径rの円内とした電源切断エリアEを指定したものである。図2中の符号S、T、Uは、主要な道路を示しているが、電源切断場所は、電源切断エリアE内の含まれる道路S及び道路Tの一部ではなく、電源切断エリアEに含まれる全ての地点がそれに該当する。
【0046】
また、図3の示した例では、保管場所Cを含む市区町村等の行政区分Fと、それに隣接する行政区分G、Hという3つの行政区分の全ての地点を電源切断場所としている。さらに図4に示した例では、毎日の通勤経路や定期的に良く出かける場所までの経路といった利用頻度の高い経路を電源切断場所としている。ここでは保管場所Cから目的地Dまでの経路I(図4参照の太実線)全体を電源切断場所としており、この経路I以外の地点はたとえ保管場所Cの近くであっても電源切断場所に該当することにはならない。
【0047】
〔2.作用〕
次に、本実施形態の作用について、図5のフローチャートを用いて説明する。まず、STEP1にて、電源切断場所指定部16が電源切断場所(電源切断エリアE、行政区分F、G、H及び経路I)を指定したことにより、電源切断場所が存在するかどうかを確認する。電源切断場所が存在する場合(STEP1のYes)、ユーザがその範囲内での入出力用電源部19をオフにする指示をしているかどうかを判断する(STEP2)。
【0048】
続いて、STEP3にてCPU15は自車位置が電源切断場所に該当するかどうかを判断する。自車位置が電源切断場所に該当すれば(STEP3のYes)、CPU15は入出力用スイッチ14にオフ信号を出力し、入出力用スイッチ14が動作して入出力用電源部19をオフにする(STEP4)。一方、自車位置が電源切断場所から離れて電源切断場所に該当しなくなれば(STEP3のNo)、CPU15は入出力用スイッチ14にオン信号を出力し、入出力用スイッチ14は入出力用電源部19をオン状態にする(STEP5)。
【0049】
ユーザが経路案内の必要を感じて、入出力用電源部19を強制的にオンにするように指示した場合は(STEP6のYes)、入出力用強制スイッチ17は入出力用電源部19のオン信号をCPU15に出力し、CPU15が入出力用スイッチ14にオン信号を出力して、入出力用スイッチ14は入出力用電源部19をオンにする(STEP7)。なお、ユーザが入出力用電源部19を強制的にオンにする旨の指示がない場合は(STEP6のNo)、STEP3に戻る。
【0050】
〔3.効果〕
図2〜図4に示した電源切断場所は、車両の保管場所Cを含む電源切断エリアEや行政区分F、それに隣接する行政区分G、H、使用頻度の高い経路Iであって、これらの場所では道路の配置、接続、道路事情についてユーザがよく知っている。そのため、ナビゲーション装置による経路案内を必要とせず、誘導経路に関する情報を入出力するためのブロックBをオフにして、経路案内機能を停止させても何の支障もなく、ユーザは不便さを感じることは全くない。
【0051】
そこで、本実施形態では上記の場所を電源切断場所として電源切断場所指定部16にて指定しておき、自車位置検出用のブロックAにて自車位置を検出して、自車位置が電源切断場所に該当するとCPU15が認めれば、CPU15は入出力用スイッチ14にオフ信号を出力し、入出力用電源部19を自動的にオフにする。したがって、経路案内機能を利用しないような場所に着いてから、ユーザがいちいちナビゲーション装置のスイッチを切るといった面倒な手間が省ける。また、入出力用電源部19の切り忘れといった事態も起こらない。これにより、ブロックBに含まれる各構成要素(表示器8やスピーカ12)への電力を確実に節電することができる。この結果、入出力用電源部19の寿命も延び、発生熱量も抑えられるので環境への負荷を軽減することができる。
【0052】
さらに、本実施形態では、CPU15によって電源切断場所を予め記憶しておくこともできるので、探索した誘導経路を見てから初めて電源切断場所を指定するといった手間をかける必要がなく、優れた操作性を発揮できる。しかも、CPU15から電源切断場所を呼び出すことにより誘導経路上のどの場所が電源切断場所だったのかを容易にユーザに提示することが可能である。したがって、ユーザ自身が誘導経路上のどこを電源切断場所に指定したのかを忘れてしまったとしても、経路探索を行った時点でこれを思い出すことができ、自車位置が電源切断場所に入ったときに、突然、ナビゲーション装置の電源が切れて慌てる心配もない。さらには、同一のナビゲーション装置を複数のユーザが利用する場合に、ユーザごとに電源切断場所をCPU15に登録しておくこともできるため、高品質な節電性能を実現できる。
【0053】
一方、ブロックAにて検出された自車位置が電源切断場所から離れてその場所に該当しなくなれば、このときの自車位置はユーザにとって経路案内の必要がある場所なので、CPU15は入出力用スイッチ14にオン信号を出力して入出力用電源部19をオン状態に戻す。このため、誘導経路に関する情報を入出力するためのブロックBは通電状態に復帰し、ブロックBに含まれる各構成要素は待機状態となる。したがって、経路案内の必要がある場所では経路案内機能を即座に利用可能である。
【0054】
しかも、本実施形態では入出力用電源部19がオフになった場合でも、この電源部19とは独立した自車位置検出用電源部18が自車位置検出用ブロックA内の各構成要素に電力を供給し続けるので、自車位置の検出は継続して実施可能である。したがって、自車位置が電源切断場所から離れた場合にはブロックAにてこれを即座に検知できる。これにより、CPU15は入出力用スイッチ14にオン信号を出力して入出力用電源部19を自動的にオン状態に戻すことができる。すなわち、本実施形態においては、自車位置が電源切断場所に該当しなくなればナビゲーション装置の経路案内機能を迅速に利用可能な状態におくことが可能であり、良好な使い勝手を確保できる。
【0055】
また、本実施形態では、自車位置が電源切断地点に該当する場合でも、ユーザが経路案内を必要とする時には入出力用強制スイッチ17を動作させることで、強制的に入出力用電源部19をオンとし、入出力部Bへの電力供給を行うことができる。したがって、ユーザが望めば即座に経路案内機能を利用することができる。
【0056】
反対に、現在地が電源切断地点に該当しなくても、ユーザが経路案内を不要とする時には入出力用強制スイッチ17を動作させて強制的に入出力用電源部19をオフとし、入出力部Bへの電源供給を簡単に切断することができる。これにより節電効果をさらに高めることが可能となる。
【0057】
〔4.他の実施形態〕
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、電源切断場所指定部16にて指定される電源切断場所としては、車両の保管場所Cを中心にした一定の半径rの円内の他、正方形内を電源切断エリアとしても良いし、ユーザが描いた多角形内を電源切断エリアとしても構わない。さらに、電源切断エリア、電源切断場所となる行政区分や経路はいずれも複数指定することが可能であり、それらの組み合わせも適宜自由である。また、電源切断場所が明確になるよう、ナビゲーション装置の表示画面においてその場所の反転表示を行う等して、その部分を強調して表示してもよい。
【0058】
また、電源切断場所指定部16にて電源切断場所を指定する際、経路探索を行った後で電源切断場所指定部16により電源切断場所を指定しても良いし、先に電源切断場所を指定してから経路探索を行っても良い。前者の場合、誘導経路に沿って細かく電源切断場所を指定できるため、優れた節電性能を発揮できる。また、後者の場合は、誘導経路に沿ってその場所が電源切断場所かどうかを考えながらいちいち指定する手間が省けるので、装置の操作性向上が実現する。
【0059】
さらに、誘導経路の探索後に電源切断場所を指定する場合でも、探索された誘導経路上に限定して電源切断場所を指定するようにしても良い。この実施形態では、探索された誘導経路上に絞って電源切断場所に指定するので、誘導経路以外の電源切断場所について考える必要がなく、電源切断場所の指定を迅速に行うことができる。このため、ユーザの操作負担は軽くて済み、使い勝手が良好となる。
【0060】
また、上記実施形態では、入出力用電源部19は、誘導経路に関する情報を入出力するためのブロックB内の全ての構成要素に対して電力を供給しているが、ナビゲーション装置の表示器8やスピーカ12を音楽再生等、経路案内機能以外にも利用することもあるため、これらの構成要素に対しては別の電源部から電力を供給する構成としても構わない。つまり、自車位置検出用電源部18とは別の電源部に関しては、この電源部からの電力供給対象は適宜選択自由である。
【0061】
さらに、前記実施形態において自車位置検出用電源部18は自車位置検出用のブロックA側の各構成要素に対して常時電力を供給する構成をとっているが、この自車位置検出用電源部18さえもオフにする電源制御部を設けても良い。
【0062】
誘導経路の移動中に現在地が電源切断場所に入り、その地点から目的地まで一度も電源切断場所を離れないといった場合が想定できる。自宅を目的地とした自宅までの帰路を誘導経路とした場合、ほとんどがこのケースに当てはまると考えられる。この場合、電源切断場所に入った以降は誘導経路の全てが電源切断場所となるので、経路案内機能を利用することはまずないといってよく、自車位置を検出する必要はない。したがって、いったん電源切断場所に該当してから目的地に到着するまでは、自車位置検出用のブロックAが動作しなくとも、支障がないことになる。
【0063】
上記の実施形態に即して言えば、CPU15は、自車位置が前記電源切断場所に該当し、そこから目的地に至るまでの経路の全てが電源切断場所に含まれている場合には、入出力用電源部19をオフにすることに加えて、自車位置検出用電源部18もオフにする構成も可能である。このような実施形態によれば、ナビゲーション装置の全ての構成要素を完全にオフ状態にさせることができ、非常に高い節電効果をあげることができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明に係る実施の形態の構成を示す機能ブロック図。
【図2】本実施形態における電源切断場所の表示例。
【図3】本実施形態における電源切断場所の表示例。
【図4】本実施形態における電源切断場所の表示例。
【図5】本実施形態のフローチャート。
【図6】従来の車載用ナビゲーション装置の機能ブロック図。
【符号の説明】
【0065】
1…電源部
2,15…CPU
3…GPSレシーバ
4…車速検出部
5…方位検出部
6…メモリ
7…表示制御部
8…表示器
9…信号処理部
10…大容量記憶装置
11…音声制御部
12…スピーカ
13…入力部
14…入出力用スイッチ
16…電源切断場所指定部
17…入出力用強制スイッチ
18…自車位置検出用電源部
19…入出力用電源部
A…自車位置検出用のブロック
B…誘導経路に関する情報を入出力するためのブロック
C…保管場所
D…目的地
E…電源切断エリア
F,G,H…行政区分
I…保管場所Cから目的地Dまでの経路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在地から任意の目的地までの誘導経路を探索し、この誘導経路を案内するナビゲーション装置において、
現在地を検出する現在地検出部と、
前記現在地検出部に電力を供給する現在地検出用電源部と、
前記ナビゲーション装置を構成する構成要素のうち前記現在地検出部を除いた少なくとも一つに対し電力を供給する電源部と、
前記電源部のオンオフを制御する電源制御部と、
前記電源部をオフにする地理的な場所として電源切断場所を指定する電源切断場所指定部とを備え、
前記電源制御部は、前記現在地検出部の検出した現在地の情報を受け取りこれに基づいて前記現在地が前記電源切断場所に該当した場合には前記電源部をオフにし、前記現在地が前記電源切断場所から離れた場合には前記電源部をオンにする構成であることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記電源部を強制的にオンオフする強制スイッチ部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記電源制御部は、前記現在地検出部の検出した現在地が前記電源切断場所に該当した時点から前記目的地に至るまでの経路の全てが前記電源切断場所に該当した場合には、前記現在地検出用電源部をオフにする構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記電源切断場所指定部は、探索された誘導経路上のいずれかの場所を電源切断場所の指定対象とする構成であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記電源切断場所指定部により指定された電源切断場所を記憶する電源切断場所記憶部を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
現在地を検出する現在地検出部と、前記現在地検出部に電力を供給する現在地検出用電源部と、前記現在地検出部を除いた少なくとも一つの構成要素に対し電力を供給する電源部とを備えたナビゲーション装置に用いるものであって、コンピュータを利用することにより現在地から任意の目的地までの誘導経路を探索し、この誘導経路を案内するナビゲーション方法において、
前記現在地検出部により現在地を検出する現在地検出ステップと、
前記電源部をオフにする地理的な場所として電源切断場所を指定する電源切断場所指定ステップと、
前記現在地検出ステップにて検出した現在地に基づいて前記現在地が前記電源切断場所に該当した場合には前記電源部をオフにする電源部オフステップと、
前記現在地が前記電源切断場所から離れた場合には前記電源部をオンにする電源部オンステップとを含むことを特徴とするナビゲーション方法。
【請求項7】
前記電源部を強制的にオンオフする強制オンオフステップを含むことを特徴とする請求項6に記載のナビゲーション方法。
【請求項8】
前記現在地検出部の検出した現在地が前記電源切断場所に該当した時点から前記目的地に至るまでの経路の全てが前記電源切断場所に該当した場合には、前記現在地検出用電源部をオフにする現在地検出用電源部オフステップを含むことを特徴とする請求項6又は7に記載のナビゲーション方法。
【請求項9】
現在地を検出する現在地検出部と、前記現在地検出部に電力を供給する現在地検出用電源部と、前記現在地検出部を除いた少なくとも一つの構成要素に対し電力を供給する電源部とを備えたナビゲーション装置に用いるものであって、コンピュータを利用することにより現在地から任意の目的地までの誘導経路を探索し、この誘導経路を案内するナビゲーションプログラムにおいて、
前記現在地検出部により現在地を検出する現在地検出機能と、
前記電源部をオフにする地理的な場所として電源切断場所を指定する電源切断場所指定機能と、
前記現在地検出機能にて検出した現在地に基づいて前記現在地が前記電源切断場所に該当した場合には前記電源部をオフにする電源部オフ機能と、
前記現在地が前記電源切断場所から離れた場合には前記電源部をオンにする電源部オン機能、をコンピュータに実現させることを特徴とするナビゲーション装置の制御プログラム。
【請求項10】
前記電源部を強制的にオンオフする強制オンオフ機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項9に記載のナビゲーションプログラム。
【請求項11】
前記現在地検出部の検出した現在地が前記電源切断場所に該当した時点から前記目的地に至るまでの経路の全てが前記電源切断場所に該当した場合には、前記現在地検出用電源部をオフにする現在地検出用電源部オフ機能をコンピュータに実現させることを特徴とする請求項9又は10に記載のナビゲーションプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−208304(P2006−208304A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−23636(P2005−23636)
【出願日】平成17年1月31日(2005.1.31)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】