ナビゲーション装置及びコンピュータプログラム

【課題】登録地点を登録する際に画像データも登録しておくナビゲーション装置及び該ナビゲーション装置をコンピュータで実現するためのコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置1の制御部10は、登録地点を登録する際に、住所及び画像データを対応付けてDRAM12に記憶させる。そして、制御部10は、予め登録してある登録地点から目的地を設定する場合、各登録地点の住所と、各登録地点に対応する画像データに基づく画像とを示した登録地点一覧を表示部26に表示させる。また、制御部10は、現在位置を基準とした所定範囲内の地図を表示部26に表示させる際に、この地図に含まれる登録地点が存在する場合、この登録地点に対応する画像を地図上に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、任意の登録地点に対して任意の画像データを登録しておき、それぞれ対応する画像データに基づく画像によって各登録地点を識別することが可能なナビゲーション装置及び該ナビゲーション装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーション装置は、例えば自動車のような移動体に積載され、地球の周りを周回する複数の衛星から発せられる電波に基づいて移動体の現在位置を特定する機能を有する。また、ナビゲーション装置は、この移動体の現在位置を特定する機能を利用し、移動体の現在位置から目的地までの経路を探索する。ナビゲーション装置は、複数の経路を探索した場合、探索した各経路のそれぞれの距離を算出し、算出した距離が短い経路を優先的にユーザに提示する。また、VICS(道路交通情報通信システム:Vehicle Information & Communication System)又はATIS(交通情報サービス:Advanced Traffic Information Service)等から取得した交通情報を加味し、目的地までの予想到達時刻を算出し、算出した予想到達時刻が早い経路を優先的にユーザに提示するナビゲーション装置も提供されている。
【0003】
ナビゲーション装置は、探索した経路からユーザによって選択された1つの経路についてユーザに案内を行なう。具体的には、ナビゲーション装置は、現在位置を中心とした地図を表示モニタに表示させ、この地図上において案内すべき経路を表示させつつ、案内すべき情報、例えば、交差点の手前で進路変更の注意を促す情報を、例えば音声によって案内する。また、ナビゲーション装置は、表示モニタに表示させる地図上に、例えば、ガソリンスタンドを示すマーク、店舗を示すマーク等を表示させる。これにより、運転者は、運転中であっても、各マークを視認することによってガソリンスタンド及び店舗等の場所を容易に把握することができる。従って、ガソリンスタンド又は店舗を利用する場合だけでなく、ナビゲーション装置によって誘導されている経路において、進路変更すべき交差点を、地図上の各マークで示すガソリンスタンド又は店舗等に基づいて容易に把握することができるので、経路から外れることがなく、迷うことがない。
【0004】
特許文献1には、インターネットを介してサーバから提供される地図データを加工することができる装置が開示されている。この装置を用いることにより、ユーザは、地図上に任意の図形を表示させることができると共に、地図上に画像ファイルを開く、ホームページを開く、各種のプログラムを実行させる等のリンクを設定することができる。
【0005】
一方、ナビゲーション装置を用いて目的地までの経路を探索する場合、ユーザは、ナビゲーション装置に対して目的地を設定する必要がある。目的地を設定する場合、ユーザは、例えば、住所、電話番号、施設の名称等の入力を行ない、入力した各情報に基づく目的地をナビゲーション装置によって検索する。ナビゲーション装置に搭載されたハードディスク、ナビゲーション装置によってアクセスが可能なCD−ROM、DVD−ROM等の記憶メディアには、地図データと共に、目的地として設定できる各場所の住所、電話番号、各施設の名称等が予め記憶されている。従って、ナビゲーション装置は、ユーザによって入力された住所、電話番号、各施設の名称等に基づいて、記憶メディアに記憶してある各場所又は各施設の内から目的地候補を検索する。そして、ナビゲーション装置は、検索した目的地候補からユーザによって選択された1つの目的地候補を目的地とし、この目的地までの経路の探索を行なう。
【0006】
また、ナビゲーション装置は、予め登録地点として複数の住所を登録しておき、登録してある住所から目的地を設定できるように構成されている。従って、ユーザは、予め登録してある登録地点を目的地に設定する場合、住所、電話番号、施設の名称等を入力することなく、所望の登録地点を選択すればよい。これにより、目的地として設定する頻度の高い住所を登録地点に登録した場合には、各登録地点を目的地に設定する際の操作性をより向上させることができる。
【0007】
なお、ナビゲーション装置は、登録地点として住所を登録する場合、この住所を他の住所と容易に識別できるように、ユーザによって入力された任意の名称と、予め用意されている画像からユーザによって選択された画像と共に登録する。従って、ナビゲーション装置は、登録地点から目的地を設定する場合、各登録地点の住所、名称及び画像を表示させた登録地点一覧を表示モニタに表示させるので、ユーザは、この登録地点一覧から所望の登録地点を選択する際に、各地点の住所だけでなく、自身が入力した名称及び自身が選択した画像も参照することができ、各名称及び画像を視認することによって所望の登録地点を容易に選択することができる。
【0008】
また、ナビゲーション装置は、上述したように登録された登録地点が、現在位置を中心として表示モニタに表示される地図上に含まれる場合、この登録地点の住所と共に登録された画像を地図上に表示させる。これにより、運転者又は搭乗者は、地図上の各画像を視認し、自身が登録しておいた登録地点の近くを現在走行中であることを容易に把握することができる。
【特許文献1】特開平11−249689号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述したような登録地点一覧において各登録地点を示す画像、表示モニタに表示される地図上の各登録地点を示す画像は、ナビゲーション装置に予め用意された画像からユーザによって選択されて用いられる場合が多い。従って、ユーザは、好みに合った任意の画像を設定することはできず、また、各ユーザの趣向に合った画像をナビゲーション装置に用意しておくことは非常に困難であるという問題を有している。また、ナビゲーション装置に、特許文献1で示した装置のような機能を備えた場合には、コストが高くなりすぎるため現実的ではない。
【0010】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、任意の位置情報及び任意の画像データを対応付けて登録しておくことにより、それぞれ対応する任意の画像によって各位置情報の識別が容易となるナビゲーション装置を提供することにある。
【0011】
本発明の他の目的は、位置情報と共に画像データを記憶させる記憶手段の記憶容量を削減することが可能なナビゲーション装置を提供することにある。
【0012】
本発明の他の目的は、表示装置に表示された地図上の各画像によって、予め登録しておいた各位置情報が示す位置を容易に把握することが可能なナビゲーション装置及び該ナビゲーション装置の機能を実現するためのコンピュータプログラムを提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、予め登録してある位置情報を一覧表示させる際に、各位置情報に対応する画像を表示させることにより、それぞれ対応する画像によって各位置情報の識別が容易となるナビゲーション装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明に係るナビゲーション装置は、目的地までの経路を探索するナビゲーション装置において、時系列的に前後する複数の画像データに基づく画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、該表示制御手段が表示手段に順次表示させる画像に基づき、前記複数の画像データから抽出すべき1又は時系列的に前後する複数の画像データの選択を受け付ける選択受付手段と、該選択受付手段が選択を受け付けた画像データを抽出する抽出手段と、位置を示す位置情報を特定する特定情報を受け付ける情報受付手段と、該情報受付手段が受け付けた特定情報が特定する位置情報及び前記抽出手段が抽出した画像データを対応付けて記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶してある位置情報が示す位置から目的地を特定する手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、ナビゲーション装置は、時系列的に前後する複数の画像データに基づく画像を表示手段に表示させ、順次表示させる画像に基づき、前記複数の画像データから抽出すべき1又は時系列的に前後する複数の画像データの選択を受け付け、選択を受け付けた画像データを抽出する。また、ナビゲーション装置は、位置を示す位置情報を特定する特定情報を受け付け、受け付けた特定情報が特定する位置情報と、抽出した画像データとを対応付けて記憶手段に記憶する。よって、任意の位置情報及び任意の画像データを対応付けて登録しておくことが可能となる。
【0016】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記抽出手段が抽出した画像データに基づく画像を所定の大きさに縮小する縮小手段を備え、前記記憶手段は、前記情報受付手段が受け付けた特定情報が特定する位置情報及び前記縮小手段が縮小した画像の画像データを対応付けて記憶する構成としてあることを特徴とする。
【0017】
本発明によれば、ナビゲーション装置は、抽出した画像データに基づく画像を所定の大きさに縮小して記憶手段に記憶させる。よって、位置情報と共に記憶手段に記憶される画像データのデータ量を削減することが可能となる。
【0018】
本発明に係るナビゲーション装置は、存在位置を取得する位置取得手段と、該位置取得手段が取得した存在位置を基準とした所定範囲内にある地図を表示するための地図データを取得する地図取得手段と、前記記憶手段に記憶してある位置情報の内で、前記位置取得手段が取得した存在位置を基準とした所定範囲内に含まれる位置を示す位置情報を検出する検出手段と、該検出手段が検出した位置情報に対応付けて前記記憶手段に記憶してある画像データを読み出す画像読み出し手段と、該画像読み出し手段が読み出した画像データを、前記地図取得手段が取得した地図データに合成する合成手段と、該合成手段が前記画像データを合成した地図データに基づく地図を表示手段に表示させる地図表示手段とを備えることを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、ナビゲーション装置は、記憶手段に記憶してある位置情報の内で、自身の位置を基準とした所定範囲内に含まれる位置を示す位置情報を検出し、検出した位置情報に対応付けて前記記憶手段に記憶してある画像データを読み出す。また、ナビゲーション装置は、自身の位置を基準とした所定範囲内にある地図を表示するための地図データを取得し、取得した地図データに、前記記憶手段から読み出した画像データを合成し、表示手段に表示させる。よって、記憶手段に登録してある位置情報が示す位置が、表示装置に表示される地図上に含まれる場合、前記位置情報に対応する画像データに基づく画像を前記地図上に表示させることが可能となる。
【0020】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記記憶手段に記憶してある位置情報を表示手段に表示させる指示を受け付ける表示指示受付手段と、該表示指示受付手段が前記指示を受け付けた場合、前記記憶手段に記憶してある位置情報及び画像データを読み出す読み出し手段と、該読み出し手段が読み出した位置情報及び画像データに基づく画像を対応付けて前記表示手段に表示させる手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、ナビゲーション装置は、記憶手段に記憶してある位置情報を表示装置に表示させる指示を受け付けた場合、前記記憶手段から読み出した位置情報と、前記記憶手段から読み出した画像データに基づく画像とを対応付けて表示装置に表示させる。よって、記憶手段に記憶してある位置情報を一覧表示させた場合に、それぞれ対応する画像によって各位置情報の識別が容易となる。
【0022】
本発明に係るコンピュータプログラムは、目的地までの経路を探索するコンピュータで実行されるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、時系列的に前後する複数の画像データから、選択された1又は時系列的に前後する複数の画像データを抽出させる抽出ステップと、該抽出ステップで抽出された画像データ及び位置を示す位置情報を対応付けて記憶手段に記憶させる記憶ステップと、存在位置を基準とした所定範囲内にある地図を表示するための地図データを取得させる地図取得ステップと、前記記憶手段に記憶してある位置情報の内で、前記存在位置を基準とした所定範囲内に含まれる位置を示す位置情報を検出させる検出ステップと、該検出ステップで検出された位置情報に対応付けて前記記憶手段に記憶してある画像データを、前記地図取得ステップで取得された地図データに合成させる合成ステップとを含むことを特徴とする。
【0023】
本発明によれば、上述したコンピュータプログラムをコンピュータに読み込ませて実行させることにより、コンピュータに、自身の位置から所定範囲内の地図上に、予め記憶手段に記憶してある位置を特定する位置情報に対応する画像を表示させることが可能となる。
【発明の効果】
【0024】
本発明では、ナビゲーション装置は、任意の位置情報及び任意の画像データを対応付けて登録しておくことにより、登録された各位置情報をそれぞれ対応する画像データに基づく任意の画像によって示すことができる。従って、それぞれ対応する任意の画像によって各位置情報の識別が容易となる。
【0025】
本発明では、ナビゲーション装置は、抽出した画像データのデータ量を削減することにより、位置情報と共に画像データを記憶させる記憶手段に必要な記憶容量を削減することができる。また、記憶手段の記憶容量を削減することにより、ナビゲーション装置におけるコストを削減することもできる。
【0026】
本発明では、ナビゲーション装置は、記憶手段に予め登録してある位置情報が示す位置が、表示装置に表示される地図上に含まれる場合、前記位置情報に対応して登録しておいた任意の画像データに基づく画像を前記地図上に表示させる。よって、ユーザは、地図上に表示された各画像によって、登録しておいた各位置情報の場所を容易に把握することができる。
【0027】
本発明では、ナビゲーション装置は、記憶手段に記憶してある位置情報を一覧表示させる際に、各位置情報に対応する画像を表示させることにより、それぞれ対応する画像によって各位置情報の識別が容易となる。従って、ユーザは、記憶手段に記憶してある位置情報の一覧から任意の位置情報を選択する場合、各位置情報に対応する画像を参照することにより、所望の位置情報を容易に選択することができる。
【0028】
本発明では、コンピュータプログラムをコンピュータに読み込ませて実行させることにより、コンピュータに、自身の位置から所定範囲内の地図上に、予め記憶手段に記憶してある位置情報に対応する画像を表示させることができ、上述したようなナビゲーション装置をコンピュータにおいて実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下に、本発明のナビゲーション装置について、その実施形態を示す図面に基づいて詳述する。なお、本発明に係るナビゲーション装置は、自動車(車両)のような移動体に搭載されて利用される。
【0030】
(実施形態1)
図1は実施形態1に係るナビゲーション装置のハードウェア構成例を示すブロック図であり、図中1は本実施形態1に係るナビゲーション装置を示している。本実施形態1のナビゲーション装置1は、CPU(Central Processing Unit )又はMPU(Micro Processor Unit)等により構成された制御部10を制御中枢として備えている。制御部10には、ROM11、DRAM12、SRAM13、VRAM14、ディスク制御部15、外部メモリ制御部16、GPS受信機17、自立航法用センサ18、車速センサ19、ビーコン受信機20、FM多重受信機21、通信制御部22、チューナ23、入出力インタフェース24等が接続されている。
【0031】
制御部10は、上述したようなハードウェア各部の動作を制御すると共に、ROM11に予め格納してある制御プログラムを適宜DRAM12に読み出して実行する。ROM11には、BIOS(Basic Input-Output System)、ブートプログラム、ナビゲーション装置1を本発明に係るナビゲーション装置として動作させるために必要な種々の制御プログラム等が予め格納されている。なお、制御部10は、ナビゲーション装置1が起動された場合にはROM11に格納してあるBIOS及びブートプログラムをDRAM12に読み出して実行する。
【0032】
本発明に係るナビゲーション装置として動作させるための制御プログラムとしては、例えば、映像データから、静止画又は動画の画像データを抽出するための抽出処理プログラム、画像データ及び住所(位置情報)を対応付けてDRAM12に記憶させる記憶処理プログラム、後述する表示部26に表示させる地図データを取得するための地図取得処理プログラム、ナビゲーション装置1の位置から所定範囲内の住所で、予め登録してある登録地点を検出するための検出処理プログラム、地図データに画像データを合成させるための合成処理プログラム等がある。また、ROM11には、ナビゲーション装置1が行なう目的地までの経路探索のためのプログラム、各種の探索処理の結果をユーザに報知するためのプログラムも記憶してある。
【0033】
DRAM12は、制御部10による制御プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶し、制御部10によるワークエリアとして使用される。SRAM13は、不揮発性のメモリであり、例えば、ナビゲーション装置1が搭載された車両のアクセサリ電源のようなナビゲーション装置1のメイン電源が遮断された場合であっても、予備電池によってバックアップされることで記憶内容を保持することができる。VRAM14は、ナビゲーション装置1に接続された操作パネル25の表示部26にビデオ表示を行なうためのメモリである。
【0034】
ディスク制御部15は、具体的には、ハードディスクドライブ(HDD)、CD−ROMドライブ、DVD−ROMドライブ等により構成されており、ナビゲーション装置1に必要とされる地図データ、住所、電話番号、施設に関するデータが格納されたHD、CD−ROM又はDVD−ROMへのアクセスを行なう。地図データには、地図上に施設等を描画するための描画データ、道路データ等が含まれ、道路データには、リンク情報とリンクに接続されるノード情報が含まれる。リンク情報には、リンクの位置情報を初めとする道幅、距離、道路種別等の情報が含まれる。ノード情報には、交差点の位置、種別、交差点のレーン情報等が含まれる。ディスク制御部15をHDDで構成した場合には、HDにナビゲーション装置1の各種の機能を実行させるための制御プログラムを記憶させることができる。なお、以下では、説明の簡略化のため、ディスク制御部15にHDDを用いた構成を例に説明する。
【0035】
外部メモリ制御部16は、外部メモリとして例えば、メモリスティック、メモリカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)等へのアクセスを行ない、外部メモリに対してデータの記憶処理及び読み出し処理を行なう。
【0036】
GPS受信機17は、GPS衛星から送られてくる電波を受信するアンテナを備え、アンテナを介して電波を受信する。また、GPS受信機17は、受信した電波に基づいて、ナビゲーション装置1の現在位置(存在位置)を検出する。なお、現在位置は、緯度、経度及び標高についてのデータを含む位置情報として取得される。自立航法用センサ18は、ジャイロセンサを備え、ナビゲーション装置1が搭載された車両の回転角度を検出する。車速センサ19は、車両の各部から得られる車速パルスに基づいて、ナビゲーション装置1が搭載された車両の速度を検出する。GPS受信機17が検出した現在位置、自立航法用センサ18が検出した回転角度、及び車速センサ19が検出した速度は、制御部10へ送出され、制御部10はこれらの情報に基づいて車両の現在位置及び方位を取得する。
【0037】
ビーコン受信機20は、VICSセンタから送信されてくる電波ビーコン及び光ビーコンを受信するためのアンテナを備え、アンテナを介して受信する電波ビーコン及び光ビーコンに基づいてVICS情報(道路交通情報)を受信する。FM多重受信機21は、VICSセンタから送信されてくるFM放送波を受信するためのアンテナを備え、アンテナを介して受信するFM放送波に基づいてVICS情報を受信する。なお、VICSセンタは、FM放送波(文字放送)、電波ビーコン、光ビーコンにより、VICS情報をリアルタイムで提供する。
【0038】
通信制御部22は、無線によりデータの送受信を行う。通信制御部22は、データの送受信を行う通信装置をナビゲーション装置1に内蔵するものであってもよいし、携帯電話機や通信機能を有する電子装置をナビゲーション装置1に外付けするものであってもよい。通信制御部22は、外部のサーバ等とネットワークを介して通信を行ない、例えばATIS等の交通情報センタとの間で道路交通情報に関するデータの送受を行うことで、リアルタイムの動的な情報を逐次得ることができる。また、ナビゲーション装置1は、通信制御部22によって所定のサーバから、最新の道路データ、地図データ、施設に関するデータ等をダウンロードし、ディスク制御部15によってHDの内容を更新することができる。
【0039】
チューナ23は、例えばUHFテレビジョン放送信号又はVHFテレビジョン放送信号等のアナログの映像データ、地上波デジタル放送信号又はBSデジタル放送信号等のデジタルの映像データを受信するためのチューナであり、ユーザにより選択された放送チャンネルに応じた映像データを取得する。なお、チューナ23がアナログの映像データを取得する場合、図示しないA/D変換器によってアナログの映像データをデジタルの映像データに変換する。
【0040】
入出力インタフェース24には操作パネル25が接続されている。操作パネル25は、例えば液晶ディスプレイ又はプラズマディスプレイにより構成された表示部26と、表示部26の下部に設けられ、ユーザからの種々の指示を受け付けるための複数の操作キーを有する入力部27とを有するタッチパネルで構成されている。なお、入力部27は、タッチパネル方式の操作キーだけに限られない。入出力インタフェース24は、制御部10からの指示に従って、DRAM12又はVRAM14等から読み出された地図、道路、案内表示に関するデータに基づき、表示部26に地図を表示させると共に、表示した地図上に、車両の現在位置を示す車両マーク、目的地までの経路、交差点等の分岐点での案内表示及び施設のランドマーク等を合成させて表示部26に表示させる。
【0041】
また、入出力インタフェース24は、ユーザによって入力部27から入力された指示や操作に関する情報を表示部26に表示させ、入力部27を介してユーザにより入力された入力情報を制御部10へ通知する。ユーザは、入力部27を介してナビゲーション装置1に対して目的地の検索、目的地までの経路の探索、表示部26に表示される画面の設定変更等の各種の指示や設定を入力する。なお、ナビゲーション装置1に音声入力部を備え、ユーザから入力される各種情報を音声によって入力するようにしてもよい。また、ナビゲーション装置1に音声出力部を備え、ユーザへ通知すべき各種情報、例えば、目的地に到達するまでの情報として交差点の手前で進路方向の注意を促す音声、ユーザがナビゲーション装置1に対して対話形式により入力を行うときに、ユーザに操作入力の音声指示等を出力するようにしてもよい。
【0042】
次に、上述した構成のナビゲーション装置1において、任意の位置を示す位置情報(住所)を登録地点として登録しておく処理について説明する。本実施形態1のナビゲーション装置1では、ユーザは、任意の住所を登録地点に登録する場合、この住所に対応する任意の画像データも登録する。なお、任意の住所は、入力部27からの入力、表示部26に表示された地図上の任意の箇所への接触によって登録されるほか、住所を特定するための特定情報として、入力部(情報受付手段)27から入力された電話番号又は施設の名称に基づいて対応する住所を検索して登録することができる。以下では、説明の簡略化のため、住所の登録は、入力部27からの入力によって行なうこととする。
【0043】
本実施形態1のナビゲーション装置1は、例えばチューナ23を介して入力された映像データ、ディスク制御部15によってHDから読み出した映像データ、外部メモリ制御部16によって外部メモリから読み出した映像データ等の各種の映像データに基づく映像を操作パネル25の表示部26に表示させている場合に、表示中の映像から所望の画像を切り出して利用できるように構成されている。従って、入力部27は、表示中の映像から切り出すべき画像を指示するための画像選択キー(図示せず)を有する。また、ナビゲーション装置1が搭載される車両に車載カメラが設けられている場合には、車載カメラによって撮影した映像から所望の画像を切り出すようにしてもよい。
【0044】
具体的には、制御部10は、チューナ23、ディスク制御部15又は外部メモリ制御部16から出力されてくる映像データに基づく映像を入出力インタフェース(表示制御手段)24を介して表示部(表示手段)26に表示させている状態で、ユーザにより入力部27の画像選択キー(選択受付手段)が操作された場合、この時点で表示部26に表示している画像の画像データを、前記映像データから抽出する抽出手段として動作する。制御部10は、映像データから抽出した画像データをDRAM12の所定領域に記憶させる。なお、表示部26に順次表示される映像は、時系列的に前後する複数の画像データからなる映像データに基づくものであり、この映像データから抽出される画像データは、静止画の画像データであってもよく、また、画像選択キーが押下されている時間又は画像選択キーが操作された時点から所定時間における動画の画像データであってもよい。
【0045】
このように、表示部26に表示された映像の映像データから抽出され、DRAM12に記憶された画像データは、例えば、任意の住所を登録地点に登録する際に用いられる。以下に、本実施形態1のナビゲーション装置1において、登録地点の登録処理について説明する。ナビゲーション装置1の制御部10は、操作パネル25の入力部27を介してユーザにより登録地点の登録処理の実行が要求された場合、例えば、登録地点として登録すべき住所の入力を促す画面(図示せず)を表示部26に表示させる。
【0046】
制御部10は、表示部26に表示された画面に従って、入力部27を介してユーザにより住所が入力された場合、入力された住所を一旦DRAM12に記憶させておき、DRAM12の所定領域に記憶してある画像データに基づく画像一覧を表示部26に表示させる。この画像一覧には、上述したように、チューナ23、ディスク制御部15又は外部メモリ制御部16を介して取得した映像データから抽出した画像データに基づく画像、予めナビゲーション装置1に用意されていた画像データに基づく画像等が表示される。
【0047】
ユーザは、表示部26に表示された画像一覧から所望の画像を決定し、入力部27を介して選択した画像を特定する。制御部10は、入力部27を介してユーザにより選択された画像の画像データを、DRAM12に一旦記憶させておいた住所と対応付け、登録地点としてDRAM(記憶手段)12の所定領域に記憶させる。なお、制御部10は、登録地点としてDRAM12に記憶させた住所及び画像データを、例えば、ナビゲーション装置1が動作を終了し、電源が遮断される場合にSRAM13に記憶させることにより、一旦登録した登録地点を、次にナビゲーション装置1が起動された場合に再度利用することができる。
【0048】
また、制御部(縮小手段)10は、登録地点として住所と共に画像データをDRAM12に記憶させる際に、前記画像データに基づく画像を所定の大きさに縮小しておいてもよい。この場合、住所と共に画像データを記憶させるDRAM12に必要な記憶容量を削減することができ、DRAM12の記憶容量を削減することにより、ナビゲーション装置1におけるコストを削減することもできる。
【0049】
上述したように登録地点が登録されたナビゲーション装置1は、自身の現在位置を中心として表示部26に表示する地図上に登録地点が存在する場合、この登録地点を示す画像を地図上に表示する。具体的には、ナビゲーション装置1の制御部(位置取得手段)10は、GPS受信機17から取得する現在位置に基づいて、現在位置を基準とした所定範囲内にある地図を表示するための地図データを、ディスク制御部15によってHDから読み出す地図取得手段として動作する。また、制御部10は、DRAM12の所定領域に登録地点として登録してある各住所の内で、現在位置を基準とした所定範囲内に含まれる住所を検出する検出手段として動作し、検出した住所に対応する画像データをDRAM12から読み出す画像読み出し手段として動作する。
【0050】
また、制御部10は、ディスク制御部15によってHDから読み出した地図データに、DRAM12から読み出した登録地点を示す画像データを合成する合成手段として動作し、合成した地図データに基づく地図を入出力インタフェース(地図表示手段)24を介して表示部26に表示させる。なお、制御部10は、地図データに画像データを合成する際、画像データに対応する住所に応じた位置に合成する。このように、表示部26に表示される地図上に各登録地点を示す画像を表示させることにより、運転者は、運転中であっても、地図上の画像を視認することによって、自身が登録した登録地点の近傍を現在走行中であることを容易に認識できる。また、登録地点の住所に応じた位置に画像を表示させることにより、登録地点の存在だけでなく、登録地点の位置も示すことができる。
【0051】
また、上述したように登録地点が登録されたナビゲーション装置1は、操作パネル25の入力部27を介して、ユーザから目的地までの経路の探索処理の実行が指示された場合、登録地点から目的地の設定を行なうことができる。具体的には、制御部10は、入力部(表示指示受付手段)27を介して登録地点から目的地の設定を行なう指示を受け付けた場合、DRAM12に記憶してある各登録地点の住所を表示させる指示を受け付けたとして、DRAM12の所定領域に登録地点として登録してある住所及び画像データを読み出す読み出し手段として動作し、読み出した各登録地点の住所と、画像データに基づく画像とを対応付けて表示する登録地点一覧を表示部26に表示させる。
【0052】
図2は登録地点一覧の構成例を示す模式図である。図2に示す登録地点一覧は、予めユーザによって登録された各登録地点の住所及び画像を表示する一覧表示領域26a、戻るキー、決定キー等を表示する。図2に示す登録地点一覧中の一覧表示領域26aには、既に登録されている各登録地点の住所と、各登録地点を示す画像とが対応付けて表示されており、各登録地点は、例えば、緯度の高い順に、50音順に、又は目的地として設定される頻度の多い順に表示されている。なお、各登録地点に、ユーザによる識別をより容易にするためにそれぞれ地点名を付加できるようにナビゲーション装置1を構成してもよく、この場合には、一覧表示領域26aに表示される各登録地点を、地点名で50音順に表示してもよい。
【0053】
一覧表示領域26aの左側には、上下キー及びスクロールバーが表示してある。ユーザは、上下キーを操作することにより、一覧表示領域26aに表示されるべき全ての登録地点を確認することができる。そして、ユーザは、一覧表示領域26aに表示された各登録地点の表示領域に触れることにより、所望の登録地点を選択することができる。図2に示す登録地点一覧においては、「地点A」の登録地点が選択されている。
【0054】
図2に示す登録地点一覧において、ユーザが戻るキーを操作した場合、制御部10は、登録地点一覧の表示を終了し、DRAM12に記憶してあるデータに基づいて、ひとつ前に表示していた画面を表示部26に表示させる。また、図2に示す登録地点一覧において、ユーザが決定キーを操作した場合、制御部10は、一覧表示領域26aにおいて選択されている登録地点を目的地としてDRAM12の所定領域に記憶させる。そして、制御部10は、その他にユーザによって入力された各種の探索条件に基づき、ナビゲーション装置1の現在位置から、DRAM12に記憶させた目的地までの経路の探索処理を行なう。
【0055】
このように、登録地点一覧に各登録地点を示す画像を表示させることにより、ユーザは、自身が登録した各画像を参照することによって、各登録地点を容易に識別することができ、所望の登録地点を容易に選択することができる。
【0056】
以下に、上述した構成のナビゲーション装置1において、表示部26に表示させた映像の映像データから任意の画像データを抽出する処理についてフローチャートに基づいて具体的に説明する。図3は実施形態1に係るナビゲーション装置1における画像データの抽出処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、ROM11に予め格納されている制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
【0057】
制御部10は、表示部26に表示させるための映像データを、チューナ23、ディスク制御部15又は外部メモリ制御部16によって取得したか否かを判断し(S1)、映像データを取得したと判断した場合(S1:YES)、取得した映像データに基づく映像を、入出力インタフェース24を介して表示部26に表示させる(S2)。制御部10は、表示部26に映像を表示させている状態で、ユーザによって入力部27の画像選択キーを操作されることにより、抽出すべき画像が選択されたか否かを判断し(S3)、画像が選択されていないと判断した場合(S3:NO)、ステップS1へ処理を戻し、映像データに基づく映像の表示部26での表示処理を継続する。
【0058】
制御部10は、ユーザによって抽出すべき画像が選択されたと判断した場合(S3:YES)、この時点で表示部26に表示している画像の画像データを、チューナ23、ディスク制御部15又は外部メモリ制御部16から送出されてくる映像データから抽出し、DRAM12の所定領域に記憶させ(S4)、ステップS1へ処理を戻す。制御部10は、チューナ23、ディスク制御部15又は外部メモリ制御部16を介した映像データの取得を終了した場合、即ち、ステップS1で、映像データを取得していないと判断した場合(S1:NO)、上述したような映像データからの画像データの抽出処理を終了する。
【0059】
次に、上述したように、映像データから抽出された画像データをDRAM12に記憶してあるナビゲーション装置1において、登録地点の登録処理についてフローチャートに基づいて具体的に説明する。図4は実施形態1に係るナビゲーション装置1における登録地点の登録処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、ROM11に予め格納されている制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
【0060】
制御部10は、通常動作を行ないつつ、操作パネル25の入力部27を介してユーザから登録地点の登録が要求されたか否かを判断し(S11)、要求されていないと判断した場合(S11:NO)、通常動作を継続しつつ待機する。制御部10は、登録地点の登録が要求されたと判断した場合(S11:YES)、入力部27を介してユーザによって住所が入力されたか否かを判断する(S12)。なお、制御部10は、登録地点の登録が要求された場合、登録地点として登録すべき住所の入力を促す画面を表示部26に表示させ、ユーザは、この画面に従って所望の住所を入力する。
【0061】
制御部10は、ユーザによって住所が入力されていないと判断した場合(S12:NO)、上述したような画面を表示部26に表示させて待機し、住所が入力されたと判断した場合(S12:YES)、入力された住所をDRAM12に記憶させる(S13)。次に制御部10は、DRAM12の所定領域に記憶してある画像データに基づく画像一覧を表示部26に表示させ(S14)、画像一覧からユーザによって所望の画像が選択されたか否かを判断する(S15)。
【0062】
制御部10は、ユーザによって画像が選択されていないと判断した場合(S15:NO)、ユーザによって画像が選択されるまで待機し、ユーザによって画像が選択されたと判断した場合(S15:YES)、選択された画像の画像データを、ステップS13でDRAM12に記憶させておいた住所と対応付け、登録地点としてDRAM12の所定領域に記憶させ(S16)、登録地点の登録処理を終了する。
【0063】
次に、上述したように登録地点を示す住所及び画像データをDRAM12に記憶してあるナビゲーション装置1において、ナビゲーション装置1を搭載する車両の走行中に、表示部26に表示される地図情報の更新処理についてフローチャートに基づいて具体的に説明する。図5は実施形態1に係るナビゲーション装置1における地図情報の更新処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、ROM11に予め格納されている制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
【0064】
制御部10は、ナビゲーション装置1を搭載する車両が走行し、ナビゲーション装置1が起動されて通常動作を行なっている場合、GPS受信機17から現在位置を取得し(S21)、取得した現在位置を中心として所定範囲内の地図を表示部26に表示するための地図データを、ディスク制御部15によってHDから読み出す(S22)。また、制御部10は、DRAM12に登録してある登録地点の各住所に基づいて、現在位置から所定範囲内に含まれる登録地点、即ち、表示部26に表示される地図に含まれる登録地点を検索する(S23)。
【0065】
制御部10は、検索した登録地点の住所及び画像データをDRAM12から読み出し(S24)、ステップS22で読み出した地図データに、読み出した登録地点を示す画像データを、読み出した住所に対応する位置に合成し、合成した地図データに基づく地図を入出力インタフェース24を介して表示部26に表示させる(S25)。制御部10は、ナビゲーション装置1の動作の終了が指示されたか否かを判断し(S26)、動作の終了が指示されたと判断した場合(S26:YES)、表示部26に表示される地図の地図情報の更新処理を終了する。
【0066】
なお、ナビゲーション装置1の動作の終了は、例えば、ナビゲーション装置1が搭載された車両のエンジンが切られることによって、又はユーザによってナビゲーション装置1の入力部27が操作されることによって指示される。制御部10は、動作の終了が指示されていないと判断した場合(S26:NO)、ステップS21へ処理を戻し、再度GPS受信機17から現在位置を取得し(S21)、取得した現在位置に基づいて、表示部26に表示される地図の地図情報の更新処理を継続する。
【0067】
次に、上述したように登録地点が登録してあるナビゲーション装置1において、登録地点に基づく目的地の設定処理についてフローチャートに基づいて具体的に説明する。図6は実施形態1に係るナビゲーション装置1における目的地の設定処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、ROM11に予め格納されている制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
【0068】
制御部10は、ユーザが操作パネル25を操作することにより、入力部27を介して登録地点から目的地を設定する指示を受け付けたか否かを判断し(S31)、登録地点から目的地を設定する指示を受け付けていないと判断した場合(S31:NO)、通常動作を行ないつつ待機する。制御部10は、登録地点から目的地を設定する指示を受け付けたと判断した場合(S31:YES)、DRAM12に記憶してある各登録地点の住所及び画像データを読み出し(S32)、読み出した各登録地点の住所と、各登録地点に対応する画像データに基づく画像とを対応付けて表示する、図2に示すような登録地点一覧を表示部26に表示させる(S33)。
【0069】
制御部10は、図2に示す登録地点一覧において、ユーザによって決定キーが操作されたか否かを判断し(S34)、決定キーが操作されていないと判断した場合(S34:NO)、待機する。制御部10は、ユーザによって決定キーが操作されたと判断した場合(S34:YES)、登録地点一覧において選択された登録地点を目的地としてDRAM12に記憶させる(S35)。そして、制御部10は、ユーザによって入力された各種の探索条件に基づき、ナビゲーション装置1の現在位置から、DRAM12に記憶させた目的地までの経路の探索処理を行なう。
【0070】
上述したように、登録地点を登録する際に、各住所に対応させて画像データを登録しておくことにより、各登録地点を、それぞれ対応する画像データに基づく画像によって識別することができる。また、予めナビゲーション装置1に用意されている画像データだけでなく、チューナ23、ディスク制御部15又は外部メモリ制御部16を介して取得した映像データから切り取った任意の画像データを用いることにより、ユーザは、各登録地点をより容易に識別することができる。
【0071】
上述した実施形態1では、ユーザが、入力部27の画像選択キーを操作することによって、表示部26に表示された映像から切り出すべき画像を特定する構成のナビゲーション装置1について説明した。しかし、例えば、メニュー画面を表示部26に表示させ、メニュー画面の指示に従って、切り出すべき画像を特定するようにナビゲーション装置1を構成してもよい。また、このようなメニュー画面を、ユーザが、操作パネル25の所定箇所に触れることによって表示部26に表示させるようにナビゲーション装置1を構成してもよい。
【0072】
(実施形態2)
以下に、実施形態2におけるナビゲーション装置について説明する。図7は実施形態2に係るナビゲーション装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態2のナビゲーション装置1は、上述した実施形態1のナビゲーション装置1と同様の構成を有しているが、図7においては、構成の一部を省略して示している。また、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0073】
本実施形態2では、本発明に係るナビゲーション装置1の機能を実現するためのコンピュータプログラムを、CD−ROM又はDVD−ROM等の記憶媒体15aに記憶させており、制御部10は、本発明に係るコンピュータプログラムの実行時に、ディスク制御部15によって記憶媒体15aから、本発明に係るコンピュータプログラムを読み出してDRAM12に記憶させて順次実行する。本発明に係るコンピュータプログラムの内容は、例えば、映像データから、静止画又は動画の画像データを抽出するための抽出処理プログラム、画像データ及び住所(位置情報)を対応付けてDRAM12に記憶させる記憶処理プログラム、後述する表示部26に表示させる地図データを取得するための地図取得処理プログラム、ナビゲーション装置1の位置から所定範囲内の住所で、予め登録してある登録地点を検出するための検出処理プログラム、地図データに画像データを合成させるための合成処理プログラム等である。
【0074】
本実施形態2に係るナビゲーション装置1は、上述した構成を有しており、その他の構成及び作用は実施形態1のナビゲーション装置1と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
なお、本発明に係るコンピュータプログラムは、CD−ROM又はDVD−ROM等の記憶媒体15aだけでなく、メモリスティック、メモリカード又はコンパクトフラッシュ等の外部メモリに記憶させておくこともできる。この場合、制御部10は、本発明に係るコンピュータプログラムの実行時に、外部メモリ制御部16によって外部メモリから、本発明に係るコンピュータプログラムを読み出してDRAM12に記憶させて順次実行する。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】実施形態1に係るナビゲーション装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【図2】登録地点一覧の構成例を示す模式図である。
【図3】実施形態1に係るナビゲーション装置における画像データの抽出処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】実施形態1に係るナビゲーション装置における登録地点の登録処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】実施形態1に係るナビゲーション装置における地図情報の更新処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】実施形態1に係るナビゲーション装置における目的地の設定処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】実施形態2に係るナビゲーション装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0076】
1 ナビゲーション装置
10 制御部(抽出手段、位置取得手段、地図取得手段、検出手段、画像読み出し手段、合成手段)
12 DRAM(記憶手段)
24 入出力インタフェース(表示制御手段、地図表示手段)
26 表示部(表示手段)
27 入力部(情報受付手段、表示指示受付手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
目的地までの経路を探索するナビゲーション装置において、
時系列的に前後する複数の画像データに基づく画像を表示手段に表示させる表示制御手段と、
該表示制御手段が表示手段に順次表示させる画像に基づき、前記複数の画像データから抽出すべき1又は時系列的に前後する複数の画像データの選択を受け付ける選択受付手段と、
該選択受付手段が選択を受け付けた画像データを抽出する抽出手段と、
位置を示す位置情報を特定する特定情報を受け付ける情報受付手段と、
該情報受付手段が受け付けた特定情報が特定する位置情報及び前記抽出手段が抽出した画像データを対応付けて記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶してある位置情報が示す位置から目的地を特定する手段と
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記抽出手段が抽出した画像データに基づく画像を所定の大きさに縮小する縮小手段を備え、
前記記憶手段は、前記情報受付手段が受け付けた特定情報が特定する位置情報及び前記縮小手段が縮小した画像の画像データを対応付けて記憶する構成としてあることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
存在位置を取得する位置取得手段と、
該位置取得手段が取得した存在位置を基準とした所定範囲内にある地図を表示するための地図データを取得する地図取得手段と、
前記記憶手段に記憶してある位置情報の内で、前記位置取得手段が取得した存在位置を基準とした所定範囲内に含まれる位置を示す位置情報を検出する検出手段と、
該検出手段が検出した位置情報に対応付けて前記記憶手段に記憶してある画像データを読み出す画像読み出し手段と、
該画像読み出し手段が読み出した画像データを、前記地図取得手段が取得した地図データに合成する合成手段と、
該合成手段が前記画像データを合成した地図データに基づく地図を表示手段に表示させる地図表示手段と
を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記記憶手段に記憶してある位置情報を表示手段に表示させる指示を受け付ける表示指示受付手段と、
該表示指示受付手段が前記指示を受け付けた場合、前記記憶手段に記憶してある位置情報及び画像データを読み出す読み出し手段と、
該読み出し手段が読み出した位置情報及び画像データに基づく画像を対応付けて前記表示手段に表示させる手段と
を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかひとつに記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
目的地までの経路を探索するコンピュータで実行されるコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、
時系列的に前後する複数の画像データから、選択された1又は時系列的に前後する複数の画像データを抽出させる抽出ステップと、
該抽出ステップで抽出された画像データ及び位置を示す位置情報を対応付けて記憶手段に記憶させる記憶ステップと、
存在位置を基準とした所定範囲内にある地図を表示するための地図データを取得させる地図取得ステップと、
前記記憶手段に記憶してある位置情報の内で、前記存在位置を基準とした所定範囲内に含まれる位置を示す位置情報を検出させる検出ステップと、
該検出ステップで検出された位置情報に対応付けて前記記憶手段に記憶してある画像データを、前記地図取得ステップで取得された地図データに合成させる合成ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−76351(P2008−76351A)
【公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−258939(P2006−258939)
【出願日】平成18年9月25日(2006.9.25)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】