説明

ナビゲーション装置及び出題処理プログラム

【課題】ユーザがより興味をもつことができる問題を出題することができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】所定の問題を提示して該問題に対する回答を受け入れ、該回答についての正誤判定結果を提示する出題動作を行うナビゲーション装置において、与えられる位置情報に関連する問題のデータを、前記所定問題のデータとして取得する問題取得手段(ステップ31)を設ける。さらに、現在位置情報及びナビゲーション用の地図データに基づき、該地図データにおける予め定められた各ランドマークから所定の範囲内に装置が入ったことを検出する検出手段を設け、該検出手段による検出が行われる毎に、前記問題データの取得及び出題動作を行うようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所定の問題を提示して該問題に対する回答を受け入れ、該回答の正誤判定結果を提示する手段を備えたナビゲーション装置、及び該ナビゲーション装置における各手段としてコンピュータを機能させる出題処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車の普及に伴い、車内で過ごす時間が増えてきている。車内での時間の過ごし方は様々であるが、有意義に過ごすことを目的とした車載用機器に関する技術が普及してきている。このような技術を取り入れたカーナビゲーション装置として、クイズや、占い、心理テスト等の娯楽性を有する情報や、ニュース等の情報を提示するようにしたものが知られている。
【0003】
図5はこのような従来例に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。この装置は、ユーザによる入力を受け入れるための入力操作部51、画像や音声による出力を行う出力部52、サーバ50との間で無線通信によりデータの送受を行うための内部データ送受信部53、及び装置各部の制御を行う制御部54を備える。サーバ50は、各クライアントとの間でデータの送受を行うための外部データ送受信部55、及び種々の問題のデータが格納されている情報データベース56を備える。
【0004】
この構成において、制御部54は、入力操作部51における入力操作に応じ、ジャンル等を特定した問題データの転送要求を、内部データ送受信部53を介してサーバ50に送信する。サーバ50はこの要求を、外部データ送受信部55を介して受信すると、指定されたジャンル等に対応する問題のデータを、情報データベース56から抽出し、ナビゲーション装置に転送する。この問題データを受け取ると、制御部54は、その問題データに基づき、問題文を出力部52において提示するとともに、これに対する回答を入力操作部51を介して受け入れる。そして、その回答内容を、問題データに含まれる正解データと照合して正誤判定を行い、その結果を出力部52において提示する。
【0005】
このようなナビゲーション装置の別の例が、特許文献1に記載されている。この装置においては、ユーザの指示に応じ、通信センタにアクセスして学習用データやクイズデータをダウンロードするとともに、ダウンロードした学習用データやクイズデータに基づく問題の提示を渋滞中や人待ち時間等のユーザの希望するときに行って問題に対する回答を受け入れ、回答に対する正誤判定結果や採点結果を提示するようにしている。
【0006】
【特許文献1】特開2003−240562号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述の従来技術によれば、単に通信センタ等のサーバから学習用データやクイズデータをダウンロードし、ユーザの所望の時間等において、問題として提示するようにしているだけである。つまり、出題される問題は、ドライブのコースやドライブ中の走行位置等とは何ら関連性のないものであり、ユーザがそれほど興味をもつことができず、飽きられてしまう可能性が高い。したがって、問題に答えることによって知識を得ようと試みても、さほど効果はあがらないと考えられる。
【0008】
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、ユーザがより興味をもつことができる問題を出題することができるナビゲーション装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための第1の発明は、所定の問題を提示して該問題に対する回答を受け入れ、該回答についての正誤判定結果を提示する出題動作を行う出題手段を備えたナビゲーション装置に関する。そしてこのナビゲーション装置は、与えられる位置情報に関連する問題のデータを、前記所定問題のデータとして取得する問題取得手段を具備することを特徴とする。
【0010】
ここで、ナビゲーション装置としては、たとえば、車載用のナビゲーション装置、ポータブルナビゲーション装置、携帯電話等のモバイル機器に組み込まれたナビゲーション装置が該当する。与えられる位置情報に関連する問題としては、たとえば、目的地の位置情報が与えられた場合における目的地までの所要時間を問う問題や、現在位置の位置情報が与えられた場合における現在位置の所在する土地に関する問題が該当する。
【0011】
この構成において、出題手段が出題動作を行う際には、提示する問題のデータとして、問題取得手段が、与えられる位置情報に基づいて取得した、その位置情報に関連する問題のデータを用いることができる。したがってその際、問題取得手段に対し、装置の現在位置や装置において設定された目的地の位置情報を与えることにより、現在位置や目的地に関連した問題の出題を行うことができる。
【0012】
第2の発明に係るナビゲーション装置は、第1発明において、現在位置情報及びナビゲーション用の地図データに基づき、該地図データにおける予め定められた各ランドマークから所定の範囲内に装置が入ったことを検出する検出手段と、前記検出手段による検出が行われる毎に、前記問題取得手段による問題データの取得及び該問題取得手段により取得された問題データに基づく前記出題手段による出題動作を行う制御手段とを有することを特徴とする。
【0013】
第3の発明に係るナビゲーション装置は、第1又は第2発明において、前記与えられる位置情報は、装置の現在位置、装置において設定された目的地若しくは出発地の位置、又はナビゲーション用の地図データに基づいて表示された地図上で指示された位置に関する情報であることを特徴とする。
【0014】
第4の発明に係るナビゲーション装置は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記問題取得手段は、前記与えられる位置情報に応じて正解が変化する各種問題の基本形式のうちから1つを選択し、選択した基本形式についての正解を、前記与えられる位置情報及びナビゲーション用の地図データに基づいて算出することにより、前記与えられる位置情報に関連する問題データの取得を行うものであることを特徴とする。
【0015】
第5の発明に係る出題処理プログラムは、第1〜第4のいずれかの発明に係るナビゲーション装置における各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、与えられる位置情報に関連する問題を出題するようにしたため、ユーザがより興味をもつことができる問題を出題することができる。また、予め定められた各ランドマークから所定の範囲内に入る毎に出題を行うようにしたため、出題のタイミングが単調となるのを防止することができるとともに、現在位置情報を問題取得手段に与え、所定のデータベースから問題データを取得することによって、各ランドマークに近づいたとき、そのランドマークに関連する問題を出題することもできる。
【0017】
また、各種問題の基本形式のうちから1つを選択し、その正解を算出することにより位置情報に関連する問題データの取得を行うようにしたため、データベース等を使用する必要なく、簡便な構成で、位置情報に関連する問題データの取得を行うことができる。
【0018】
また、多数の問題データを有するデータベースを備えたサーバから位置情報に関連する問題のデータを取得するようにしたため、位置情報に対し、多様な関連性を有する問題を出題することができる。また、前記サーバから、各クライアントから送られた正誤判定結果に基づく所定の正解率に関するデータをダウンロードして提示するようにしたため、ユーザは、他のユーザの正解率や、全国的な正解率を確認したり、自己の正解率と比較したりすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1は本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。この装置は、現在位置や目的地に関連した問題をクイズとして提示し、問題に対するユーザの回答を受け入れ、回答について正誤判定を行い、判定結果をユーザに提示する機能を備える。
【0020】
同図に示すようにこの装置は、ユーザによる入力を受け入れるための入力操作部11、ナビゲーション用の地図表示に必要な地図データを保持する地図データ部12、装置が搭載されている車両の現在位置を検出する位置検出部13、過去の出題についてのユーザの正解率が記録される正解率記憶部14、外部のサーバ20から問題を取得することができない場合に問題を作成する内部問題作成部15、サーバ20との間で無線通信によりデータの送受を行うための内部データ送受信部16、画像や音声による出力を行う出力部17、及び装置各部の制御を行う制御部18を備える。
【0021】
入力操作部11は、キーボード、マイクロホン、マウス、タッチパネル等の入力デバイスを用いて構成される。出力部17は、画像出力用のディスプレイ、及び音声合成により案内音声の出力を行う手段を備える。位置検出部13は、車両の現在位置を、GPSや車速測定手段等の出力に基づいて求めることができる。地図データ部12が保持する地図データは、内部問題作成部15による問題作成時に、その問題において対象とされているランドマークまでの距離や方角を求めるのに利用される。
【0022】
サーバ20は、所定のネットワーク上に設けられている。制御部18は内部データ送受信部16を介し、所定のアクセスポイントを経てサーバ20に対しアクセスすることができる。サーバ20は、各クライアントとの間でデータの送受を行うための外部データ送受信部21、種々の問題のデータが格納されている問題データベース22、問題データベース22に格納されている多数の問題の中からクライアントに送る問題を選択する外部問題作成部23、クライアントに送った問題についてのクライアントからの正誤判定結果に基づき、クライアント毎に正解率を記録する正解率データベース24を備える。
【0023】
問題データベース22に格納されている各問題のデータは、その問題の属するジャンルや位置情報、又はそれらの情報及び地図データに基づいて得られるランドマーク等に対応付けられている。つまり、外部問題作成部23が、与えられたジャンルや現在位置の位置情報に基づき、問題データベース22に格納されている各問題のうち、そのジャンルに一致し、かつその位置情報に関連する問題のデータを抽出することができるようになっている。位置情報に関連する問題のデータとしては、たとえば、その位置情報によって示される位置から所定距離内のランドマークに対応付けられている問題のデータが該当する。問題データベース22に格納されている各問題のデータには、問題文のデータ及びその問題の正解を示す文のデータが含まれる。
【0024】
制御部18は、内部データ送受信部16によりサーバ20にアクセスし、その外部データ送受信部21を介して、外部問題作成部23との間で、データの送受を行うことができる。送受されるデータとしては、問題のジャンルや、現在位置の情報、問題データ等が該当する。
【0025】
この構成において、ユーザが入力操作部11においてクイズモードへの移行操作を行うと、これに応じ、制御部18は、クイズモードに移行する。その後、制御部18は、クイズとして出題を希望する問題のジャンルの選択を受け入れ、選択されたジャンルの問題について出題を開始する。ジャンルとしてはたとえば、数学や、歴史、地理、ノンジャンルが該当する。ただし、サーバ20に対するアクセスが可能かどうかに応じて、選択し得るジャンルの数は変化する。
【0026】
また、クイズモードがオンの場合、予め定められた鎌倉等のランドマークの近傍に至ったとき、出題が行われるように設定することができる。図2はこの場合の、出題の様子を示す。すなわち、地図データにおける予め定められた各ランドマーク26a〜26cから所定の範囲27内に車両28が入ると、制御部18はその旨を、現在位置情報及び地図データのランドマーク情報に基づいて検出することができる。そして制御部18は、その検出を行う毎に、内部問題作成部15やサーバ20から問題を取得して、出題を行う。
【0027】
図3はクイズモードにおける出題処理を示すフローチャートである。この出題処理は、クイズモードにおいて、上述のようにジャンルの選択が行われ、又は所定のランドマークの近傍に達したことに応じて開始される。この出題処理は、ナビゲーションシステムにおける内部処理、及び外部サーバ20における外部処理により構成される。出題が開始されると、まず、制御部18は、ステップ31において、選択されたジャンルの情報、及び現在位置検出部13により得られた現在位置情報を、サーバ20の外部データ送受信部21に送信する。
【0028】
これらの情報を受信すると、サーバ20では、ステップ32において、そのジャンル及び現在位置情報に基づき、外部問題作成部23が、問題データベース22に格納されている問題のうちから、そのジャンルの問題であって、かつその現在位置情報に関連する問題のデータを選択する。たとえば、ジャンルがノンジャンルであり、現在位置が、地図データのランドマーク情報に基づき、鎌倉の近傍であると判定した場合には、ノンジャンルでかつ「鎌倉」に関連付けられている問題、たとえば「大仏はどちらの方向にあるでしょう?」といった問題が選択される。
【0029】
次に、ステップ33において、外部問題作成部22は、選択した問題のデータを、外部データ送受信部21を介して内部データ送受信部16に送信する。これを受信すると制御部18は、ステップ34において、受信した問題のデータに基づき、問題文を出力部17により、音声として出力し、及びディスプレイ上に表示する。さらに、制御部18は、ステップ35において、ユーザの音声による回答を音声認識により受け入れ、回答内容について、問題データに含まれる正解のデータと比較して正誤判定を行い、判定結果をたとえば音声合成による音声及びディスプレイ表示により出力する。
【0030】
この後、制御部18は、ステップ36において、正誤判定の結果をサーバ20へ送る。サーバ20では、ステップ37において、この正誤判定の結果に基づき、正解率データベース23における当該ユーザに対応する正解率のデータを更新する。これにより、サーバ20における外部処理が終了する。一方、制御部18はさらに、ステップ38において、正誤判定の結果に基づき、正解率記憶部14における正解率のデータを更新する。これにより、ナビゲーションシステムにおける内部処理が終了する。
【0031】
なお、正解率記憶部14及び正解率データベース24に記録されている正解率は、ユーザの指示に応じ、適宜参照することができるようになっている。その際、正解率データベース24には、クライアント毎の正解率が記録されているので、ユーザは、他のユーザ全体としての正解率を確認したり、これを自身の正解率と比較したりして楽しむことができる。
【0032】
図4は、サーバ20にアクセスすることができない場合の、ナビゲーション装置における出題処理を示すフローチャートである。この場合、出題する問題の基本形式は、ジャンル毎に予め定められている。そして、内部問題作成部15が、問題の基本形式を選択し、問題の正解を、現在位置に関連する距離計算等によって求めることにより、現在位置に関連する問題のデータを作成するようにしている。
【0033】
すなわち、出題処理が開始されると、ステップ41において、制御部18は、ユーザにより選択されたジャンル、及び位置検出部13により得られた現在位置に関する情報、並びに地図データを、内部問題作成部15に与える。次に、ステップ42において、内部問題作成部15は、与えられた情報に基づき、種々の基本形式のうちの、与えられた情報に適合するものを選択する。
【0034】
たとえば、与えられたジャンルがノンジャンルであれば、「半径100m内にコンビニはいくつあるでしょう?」とか、ジャンルが数学であれば、「目的地までの距離は××kmです。平均時速40kmで走った場合、何時に到着するでしょう?」といった問題の基本形式を選択する。また、現在位置の情報に基づき、進行方向が自宅の方向であると判明した場合には、「自宅はどちらの方向にあるでしょう?」といった基本形式を選択することもできる。そして、選択した基本形式についての正解を、与えられた現在位置情報や、地図データのランドマーク情報等に基づき算出することにより、問題データを作成する。
【0035】
次に、ステップ43において、作成した問題データに基づき、出力部17により問題の提示を行うことによって出題を行い、ユーザの回答を受け入れる。出題は、たとえば音声合成による音声により行うことができる。出題はまた、正解の枝を含む選択肢を用いた択一式で行うことができる。その場合、二択、三択、四択、・・・というように、枝数を変化させることによって、出題毎に難易度を変更することができる。また、枝の並び順を乱数等により決定し、並び順が、各出題間で一定とならにようにしてもよい。回答は、所望の枝に付された番号を答えるだけで行うことができる。制御部18はこの回答を、入力操作部11を介し、音声認識により受け入れる。
【0036】
次に、制御部18は、ステップ44において、問題に対するユーザの回答と正解とを比較して正誤判定を行い、判定結果を出力部17により提示する。これにより、出題処理が終了する。
【0037】
本実施形態によれば、走行位置に関連した問題が出題されるので、走行位置に無関係な問題が出題される場合よも、より効果的に、ドライブを楽しみながら知識を得ることができる。また、各種ランドマークの所定の近傍等に至ったときに、そのランドマークに関連した出題を行うことができるので、ランドマーク等を確認しながら、より効果的に、知らない土地についての知識を得ることができる。また、走行位置に関連した問題を出題するようにしたので、走行中の土地についての興味がわきやすい問題を出題し、理解させることができる。
【0038】
また、正解率データベース24において、クライアント毎に正解率を記録し、更新するようにしたため、ユーザは、他の全国のユーザの正解率を確認したり、自身の正解率と比較したりすることができる。また、問題データベース22に対し、各地域のスポンサーが自由に問題を登録することができるようにしておくことにより、スポンサーは自身に関連した問題、たとえば「×××でおいしい定食といえば?」を登録することによって、自身についての宣伝効果を得ることもできる。
【0039】
さらに、この問題に対し、ユーザが正解としての定食店名を回答した場合、ユーザのナビゲーション装置において、携帯電話によってその定食店にアクセスすることができるアドレスを出力するようにしてもよい。その場合、その定食店においてそのアドレスを提示することにより、その定食店における飲食費を割り引きするようにして、その定食店は宣伝的効果を得ることもできる。
【0040】
なお、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、適宜変形して実施することができる。たとえば、上述においては、出題処理を開始したとき、現在位置に関する情報をサーバ20に送るようにしている(ステップ31)が、この代わりに、ユーザの指示に応じて、ナビゲーション装置に設定されている目的地の位置に関する情報や、表示されている地図上の指示された位置に関する情報を送るようにしてもよい。
【0041】
これにより、サーバ20は、目的地の位置や指示された位置に対し、所定の位置的関係を有するランドマークに関連する問題、たとえば「これから向かう華厳の滝は、高さが何mあるでしょう?」といった問題を提供することができる。その場合、必要に応じて、送る位置情報に対し、それが目的地のものであるか、指示された位置のものであるか等の区別をつけるための情報を付加し、サーバ20における問題選択時の判断材料に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】予め定められたランドマークの近傍に至ったとき、出題が行われるように設定した場合における出題の様子を示す図である。
【図3】図1の構成における出題処理を示すフローチャートである。
【図4】図1のナビゲーション装置における、サーバにアクセスすることができない場合の出題処理を示すフローチャートである。
【図5】従来例に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0043】
11,51:入力操作部、12:地図データ部、13:位置検出部、14:正解率記憶部、15:内部問題作成部、16,53:内部データ送受信部、17,52:出力部、20,50:サーバ、21,55:外部データ送受信部、22:問題データベース、23:外部問題作成部、24:正解率データベース、26a〜26c:ランドマーク、27:所定の範囲、28:車両、56:情報データベース。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の問題を提示して該問題に対する回答を受け入れ、該回答についての正誤判定結果を提示する出題動作を行う出題手段を備えたナビゲーション装置であって、
与えられる位置情報に関連する問題のデータを、前記所定問題のデータとして取得する問題取得手段を具備することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
現在位置情報及びナビゲーション用の地図データに基づき、該地図データにおける予め定められた各ランドマークから所定の範囲内に装置が入ったことを検出する検出手段と、
前記検出手段による検出が行われる毎に、前記問題取得手段による問題データの取得及び該問題取得手段により取得された問題データに基づく前記出題手段による出題動作を行う制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記与えられる位置情報は、装置の現在位置、装置において設定された目的地若しくは出発地の位置、又はナビゲーション用の地図データに基づいて表示された地図上で指示された位置に関する情報であることを特徴とする請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記問題取得手段は、前記与えられる位置情報に応じて正解が変化する各種問題の基本形式のうちから1つを選択し、選択した基本形式についての正解を、前記与えられる位置情報及びナビゲーション用の地図データに基づいて算出することにより、前記与えられる位置情報に関連する問題データの取得を行うものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれかのナビゲーション装置における各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする出題処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−248657(P2007−248657A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−70010(P2006−70010)
【出願日】平成18年3月14日(2006.3.14)
【出願人】(000003595)株式会社ケンウッド (1,981)
【Fターム(参考)】