説明

ナビゲーション装置

【課題】 サーバからダウンロードした交通情報と、予め記憶されている交通情報とを、使い勝手よく表示する。
【解決手段】
ナビゲーション装置は、サーバ装置からダウンロードした予測交通情報と、記憶装置に記憶されている統計交通情報とを、同一画面に表示する。両情報を、少なくとも一部が重なるように表示(重畳表示)してもよい。予測交通情報が統計交通情報より上になるように重ねてもよい。同一の対象(リンク、メッシュ領域)の同一時間帯の交通情報が、両方の情報に存在する場合、いずれか一方を選択して表示してもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置に関し、特に車載用ナビゲーション装置の交通情報の表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
渋滞情報を表示する車載用ナビゲーション装置や、通行止め、速度規制などの規制情報を表示する車載用ナビゲーション装置がある(非特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】特許庁、標準技術集「カーナビゲーション装置のユーザインターフェイス」主分類:1−C−3 渋滞箇所表示
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、入手した渋滞情報と規制情報とを単に画面に表示するのでは、表示される情報で表示画面が混雑し、見にくいものとなり、使い勝手が悪くなる。
【0005】
本発明の目的は、渋滞情報と規制情報とを、使い勝手よく表示する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく本発明のナビゲーション装置は、注目時間帯を設定する手段と、前記注目時間帯の規制情報を入手する入手手段と、前記注目時間帯の渋滞情報を入手する入手手段と、入手した規制情報と渋滞情報とを同一画面に表示する手段とを有する。
【0007】
前記ナビゲーション装置は、前記規制情報の中から前記注目時間帯内に規制時間がある規制情報を抽出する手段と、前記渋滞情報の中から前記注目時間帯の渋滞情報を抽出する手段を有していても良い。
【0008】
また、ナビゲーション装置は、注目時間帯を設定する手段と、現在時刻における規制情報を入手する手段と、注目時間帯における渋滞情報を入手する手段と、入手した規制情報と渋滞情報とを同一画面に表示する表示手段とを有するようにしてもよい。
【0009】
前記規制情報は、交通情報を配信するサーバ装置からダウンロードした規制情報または前記ナビゲーション装置の記憶装置に予め記憶している規制情報であるようにしてもよい。前記渋滞情報は、前記サーバ装置からダウンロードした渋滞情報(現在の交通情報と過去の交通情報とから生成した現在以降の予測渋滞情報)または前記ナビゲーション装置の記憶装置に予め記憶している渋滞情報(過去の交通情報を統計処理して生成した渋滞情報)であるようにしてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
【0011】
図1は、本発明の一実施形態にかかるナビゲーションシステムの概略構成図である。図示するように、本実施形態のナビゲーションシステムは、車載用ナビゲーション装置100と、交通情報配信サーバ200とを有する。車載用ナビゲーション装置100と交通情報配信サーバ200とは、無線基地局(不図示)とネットワーク400を介して接続される。また、交通情報配信サーバ200からの交通情報は、FM多重放送局201、ビーコン202によっても車載用ナビゲーション装置100に送信される。
【0012】
交通情報配信サーバ200は、車載用ナビゲーション装置100に交通情報を配信するサーバ装置である。交通情報配信サーバ200は、自身の記憶装置に、リアルタイム予測交通情報210とリアルタイム規制情報220とを保持する。
【0013】
リアルタイム予測交通情報210は、現在以降の未来の交通情報であり、過去の交通情報と現在の交通情報から生成され、随時更新されていく。すなわち、リアルタイム予測交通情報210は、動的な交通情報であるといえる。
【0014】
図2は、リアルタイム予測交通情報210の構成例である。リアルタイム予測交通情報210は、各リンクの、時間帯ごとの旅行時間等を含む。すなわち、地図上の領域を区分けしたメッシュ領域の識別コード(メッシュID)211ごとに、道路を構成するリンクの識別コード(リンクID)212と、時間帯213と、そのリンクの旅行時間214と、渋滞度215を含んでいる。
【0015】
このような予測交通情報は、現在の交通情報と、過去に収集された交通情報に基づいて生成することができ、随時更新されるものである。図3に、リアルタイム予測交通情報の生成方法の例を示す。
【0016】
図3において、符号41は、過去に収集された交通情報から求められた、あるリンクの旅行時間Tdの経時変化を示す。符号42は、現在の交通情報から求められた、そのリンクの旅行時間Td’の経時変化を示す。現在時刻をtとする。
【0017】
まず、現在の交通情報から求められたリンク旅行時間Td’42と過去のリンク旅行時間Td41との差分43を、所定時刻間隔ごとに求める。そして、求めた差分の平均44を求める。時刻(t+n)における予測旅行時間Td’(t+n)は、
Td(t+n)+(差分の平均) により求めることができる。
【0018】
リアルタイム規制情報220は、現在および現在以降における規制情報である。リアルタイム規制情報は、随時更新されていく。すなわち、リアルタイム規制情報220は、動的な規制情報であるといえる。
【0019】
図4は、リアルタイム規制情報220の構成例である。リアルタイム規制情報221は、1レコードごとに、規制の種類221、規制の日時範囲(時間帯)222、規制の詳細223、規制の原因224、規制の対象となるリンクのリンクID225を含む。
【0020】
規制の種類221としては、例えば、通行止め、右左折規制、速度規制、車線規制、片側規制、チェーン規制、オンランプ規制、大型通行止め、移動規制、オフランプ規制などがある。
【0021】
なお、交通情報配信サーバ200は、現況交通情報を配信するものであってもよい。
【0022】
図5は、車載用ナビゲーション装置100の概略構成図である。図示するように、車載用ナビゲーション装置100は、演算処理部1と、ディスプレイ2と、記憶装置3と、音声入出力装置4と、入力装置5と、車輪速センサ6と、地磁気センサ7と、ジャイロセンサ8と、GPS(Global Positioning System)受信装置9と、車内LAN装置11と、FM多重放送受信装置12と、ビーコン受信装置13と、ネットワーク通信装置14とを有する。
【0023】
演算処理部1は、様々な処理を行う中心的ユニットである。例えば各種センサ6〜8やGPS受信装置9から出力される情報を基にして現在地を検出する。また、得られた現在地情報に基づいて、表示に必要な地図データを記憶装置3から読み出す。また、読み出した地図データをグラフィックス展開し、そこに現在地を示すマークを重ねてディスプレイ2へ表示する。また、記憶装置3に記憶されている地図データおよび交通情報配信サーバ200から受信した時系列交通情報を用いて、ユーザから指示された目的地と現在地(出発地)とを結ぶ最適な経路(推奨経路)を探索する。また、音声入出力装置4やディスプレイ2を用いてユーザを誘導する。
【0024】
ディスプレイ2は、演算処理部1で生成されたグラフィックス情報を表示するユニットである。ディスプレイ2は、CRTや液晶ディスプレイなどで構成される。演算処理部1とディスプレイ2との間の信号S1は、RGB信号やNTSC(National Television System Committee)信号で接続するのが一般的である。
【0025】
記憶装置3は、CD-ROMやDVD-ROMやHDDやICカードといった記憶媒体で構成されている。この記憶媒体には、地図データ310、統計交通情報320、規制情報330が記憶されている。
【0026】
図6は、地図データ310の構成を示す図である。地図データ310は、メッシュID311ごとに、そのメッシュ領域に含まれる道路を構成する各リンクのリンクデータ312を含む。
【0027】
リンクデータ312は、リンクID3121ごとに、リンクを構成する2つのノード(開始ノード、終了ノード)の座標情報3122、リンクを含む道路の種別情報3123、リンクの長さを示すリンク長情報3124、2つのノードにそれぞれ接続するリンクのリンクID(接続リンクID)3126などを含む。なお、ここでは、リンクを構成する2つのノードについて開始ノードと終了ノードとを区別することで、同じ道路の上り方向と下り方向とを、それぞれ別のリンクとして管理するようにしている。また、地図データ310には、対応するメッシュ領域に含まれている道路以外の地図構成物の情報(名称、種別、座標情報など)も含まれている。
【0028】
図7は、記憶装置3に予め記憶されている統計交通情報320の構成例を示す。統計交通情報320は、過去の交通情報から統計処理により生成されたものであり、静的な交通情報であるといえる。
【0029】
統計交通情報320は、図示するように、上述のメッシュ領域毎に記憶されている。統計交通情報320は、メッシュ領域のメッシュID321、および、そのメッシュ領域に含まれる道路を構成する各リンクの交通情報統計値(過去に収集された交通情報の統計値)を管理するための管理データ322を有する。メッシュID321は、地図データ310のメッシュID311と同じものを用いている。管理データ322は、階層構造を有する複数のテーブル3221〜3223で構成されている。
【0030】
テーブル3221は、日の種類を登録するテーブルである。日の種類は、交通情報統計値が異なる傾向を示す単位毎に定めるとよい。ここでは、日の種類として、休日前の平日「平日(休日前)」、休日明けの平日「平日(休日後)」、盆、正月などといった特異日前の平日「平日(特異日前)」、特異日明けの平日「平日(特異日後)」、その他の平日「平日(一般)」、特異日の初日「休日(特異日初め)」、特異日の終日「休日(特異日終り)」、その他の休日「休日(一般)」を含めている。
【0031】
テーブル3222は、メッシュID321により登録されるメッシュ領域に含まれる道路を構成する各リンクのリンクIDを登録するためのテーブルであり、テーブル3221に登録されている日の種類毎に設けられている。リンクIDは、地図データ310のリンクID3121と同じものを用いている。
【0032】
テーブル3223は、時間帯毎の交通情報統計値を登録するためのテーブルであり、テーブル3222に登録されているリンクID毎に設けられている。時間帯毎の交通情報統計値は、これらの元となる複数の交通情報により特定されるリンク旅行時間、および、リンク渋滞度を含んでいる。また、時間帯毎の交通情報統計値は、これらの元となる交通情報の収集条件(元となる交通情報が収集された日の種類)と対象リンクとによって分類される。つまり、あるテーブル3223に登録されている時間帯毎の交通情報統計値の対象リンクは、このテーブル3223に対応付けられているテーブル3222のリンクIDにより特定されるリンクであり、これらの統計値の元となる交通情報は、このリンクIDが登録されているテーブル3222に対応付けられているテーブル3221の日の種類により特定される日に収集された交通情報である。
【0033】
図8は、記憶装置3に記憶されている規制情報330の構成を示す図である。前述のリアルタイム規制情報220が、車両事故や災害など、予期せぬ事態の発生により定められた規制情報を含むのに対して、記憶装置3に予め記憶されている規制情報330は、冬季通行止めや、例年行われるマラソンや祭礼などによる、予定された規制情報を含む。すなわち、記憶装置3に予め記憶されている規制情報330は、静的な規制情報であるといえる。
【0034】
規制情報330は、1レコードごとに、規制の種類331、規制の日時範囲(時間帯)332、規制の詳細333、規制の原因334、規制の対象となるリンクのリンクID335を含む。規制の種類331としては、例えば、通行止め、右左折規制、速度規制、車線規制、片側規制、チェーン規制、オンランプ規制、大型通行止め、移動規制、オフランプ規制などがある。
【0035】
図5に戻って説明する。音声入出力装置4は、演算処理部1で生成したユーザへのメッセージを音声信号に変換し出力する。また、ユーザが発した声を認識し演算処理部1にその内容を転送する処理を行う。
【0036】
入力装置5は、ユーザからの指示を受け付けるユニットである。入力装置5は、スクロールキー、縮尺変更キーなどのハードスイッチ、ジョイスティック、ディスプレイ上に貼られたタッチパネルなどで構成される。
【0037】
センサ6〜8およびGPS受信装置9は、車載用ナビゲーション装置100で現在地(自車位置)を検出するために使用されるものである。車輪速センサ6は、車輪の円周と計測される車輪の回転数の積から距離を測定し、さらに対となる車輪の回転数の差から移動体が曲がった角度を計測する。地磁気センサ7は、地球が保持している磁場を検知し、移動体が向いている方角を検出する。ジャイロ8は、光ファイバジャイロや振動ジャイロ等で構成され、移動体が回転した角度を検出するものである。GPS受信装置9は、GPS衛星からの信号を受信し移動体とGPS衛星間の距離と距離の変化率を3個以上の衛星に対して測定することで移動体の現在位置、進行速度および進行方位を測定する。
【0038】
車内LAN装置11は、車載用ナビゲーション装置100が搭載された車両の様々な情報、例えばドアの開閉情報、ライトの点灯状態情報、エンジンの状況や故障診断結果などを受ける。
【0039】
FM多重放送受信装置12は、FM多重放送信号としてFM多重放送局から送られてくる概略現況交通情報、リアルタイム規制情報、SA/PA(サービスステーション/パーキング)情報、駐車場情報、天気情報などを受信する。
【0040】
ビーコン受信装置13は、ビーコンから送られてくるリンク旅行時間を含む現況交通情報、リアルタイム規制情報、SA/PA情報、駐車場情報などを受信する。
【0041】
ネットワーク通信装置14は、車載用ナビゲーション装置100と、交通情報配信サーバ200との間の情報の授受を仲介する。また、定期的あるいは経路探索の際に、交通情報配信サーバ200にアクセスし、リアルタイム予測交通情報や、リアルタイム規制情報や、現況交通情報を受信する。
【0042】
図9は、演算処理部1の機能構成を示す図である。
【0043】
図示するように、演算処理部1は、ユーザ操作解析部41と、経路探索部42と、経路記憶部43と、経路誘導部44と、現在位置算出部46と、表示処理部45、通信処理部47と、受信情報記憶部48とを有する。
【0044】
現在位置算出部46は、車輪速センサ6で計測される距離パルスデータS5およびジャイロ8で計測される角加速度データS7を各々積分した結果得られる距離データおよび角度データを用い、そのデータを時間軸で積分していくことにより、初期位置(X,Y)から自車走行後の位置である現在地(X′,Y′)を定期的に演算する。また、演算結果を用いて、マップマッチ処理することにより、形状の相関が最も高い道路(リンク)上に、現在地を合わせ込む。
【0045】
ユーザ操作解析部41は、入力装置5に入力されたユーザからの要求を受け、その要求内容を解析して、その要求内容に対応する処理が実行されるように演算処理部1の各部を制御する。例えば、ユーザが推奨経路の探索を要求したときは、目的地を設定するため、地図をディスプレイ2に表示する処理を表示処理部45に要求する。また、現在地(出発地)から目的地までの経路を演算する処理を経路探索部42に要求する。
【0046】
経路探索部42は、ダイクストラ法等を用いて、指定された2地点(現在地、目的地)間を結ぶ経路のコスト(例えば、旅行時間)が最少となる経路を探索する。経路記憶部43は、経路探索部42で探索された経路の情報を記憶する。
【0047】
経路誘導部44は、経路探索部42で探索された経路を用いて経路誘導を行う。例えば、経路の情報と、現在地の情報とを比較し、交差点等を通過する前に直進すべきか、右左折すべきかを音声出入力装置4を用いて音声でユーザに知らせる。また、経路誘導部44は、ディスプレイ2に表示された地図上に進行すべき方向を表示して、ユーザに推奨経路を通知する。
【0048】
表示処理部45は、ディスプレイ2への表示が要求される領域にある地図データを記憶装置3から受け取り、指定された縮尺、描画方式で、道路、その他の地図構成物や、現在地、目的地、誘導経路のための矢印といったマークを描画するように地図描画コマンドを生成する。そして、生成したコマンドを、ディスプレイ2に送信する。
【0049】
通信処理部47は、予測交通情報等のダウンロード要求を受け付けると、ネットワーク通信装置14を介して、交通情報配信サーバ200に接続し、リアルタイム予測交通情報、リアルタイム規制情報、現況交通情報などのダウンロードを要求する。そして、ダウンロードした情報を受信情報記憶部48に記憶させる。
【0050】
また、通信処理部47は、FM多重放送局201やビーコン202から受信したリアルタイム予測交通情報、リアルタイム規制情報、現況交通情報などを受信情報記憶部48に記憶させる。なお、記憶装置3が、書換え可能なHDD、フラッシュROMなどで構成される場合は、通信処理部47は、受信した情報を、記憶装置3に記憶させるようにしてもよい。
【0051】
図10は、演算処理部1のハードウェア構成例を示す図である。
【0052】
図示するように、演算処理部1は、各デバイス間をバス32で接続した構成としてある。演算処理部1は、数値演算及び各デバイスを制御するといった様々な処理を実行するCPU(Central Processing Unit)21と、記憶装置3から読み出した地図データ、演算データなどを格納するRAM(Random Access Memory)22と、プログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)23と、メモリ間およびメモリと各デバイスとの間のデータ転送を実行するDMA(Direct Memory Access)24と、グラフィックス描画を実行し且つ表示制御を行う描画コントローラ25と、グラフィックスイメージデータを蓄えるVRAM(Video Random Access Memory)26と、イメージデータをRGB信号に変換するカラーパレット27と、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器28と、シリアル信号をバスに同期したパラレル信号に変換するSCI(Serial Communication Interface)29と、パラレル信号をバスに同期させてバス上にのせるPIO(Parallel Input/Output)30と、パルス信号を積分するカウンタ31と、を有する。
【0053】
[動作の説明]次に、車載用ナビゲーション装置100の動作について説明する。
【0054】
図11は、車載用ナビゲーション装置100の交通情報の表示処理のフロー図である。このフローは、ユーザ操作解析部41が、ユーザから入力装置5を介して、渋滞情報などの交通情報の表示の要求を受け付けたときに開始される。
【0055】
まず、ユーザ操作解析部41は、表示する交通情報の時間帯(「注目時間帯」という)を設定する(S100)。ユーザ操作解析部41は、ユーザから入力装置5を介して、時間帯が指定された場合は、その時間帯を、注目時間帯とする。指定を受け付けなかった場合は、現在時刻の属する時間帯を、注目時間帯とする。また、経路探索のために、出発時刻が設定されている場合は、出発時刻の属する時間帯を、注目時間帯とする。
【0056】
図12は、注目時間帯の設定画面の表示例である。表示画面520には、表示する交通情報の時間帯を選択する選択肢521が表示されており、いずれかの時間帯を入力装置5を介して選択できるようになっている。
【0057】
つぎに、ユーザ操作解析部41は、交通情報を表示する対象のメッシュ領域を設定する(S200)。ユーザ操作解析部41は、現在位置の周辺(例えば、20km以内)のメッシュを対象のメッシュとする。または、経路探索がされている場合は、経路上のリンクを含むメッシュを、交通情報を表示する対象のメッシュとする。
【0058】
つぎに、通信処理部47は、ネットワーク通信装置14を介して、交通情報配信サーバ200に、リアルタイム予測交通情報およびリアルタイム規制情報の送信を要求する。このとき、S100で設定された注目時間帯に関し、かつ、S200で設定された対象(メッシュ)に関するリアルタイム予測交通情報およびリアルタイム規制情報を送信するように要求する。
【0059】
これを受けて、交通情報配信サーバ200は、指定された注目時間帯で、かつ指定されたメッシュに関するリアルタイム交通情報を、自身の記憶装置に記憶するリアルタイム予測交通情報210から抽出する。また、指定された注目時間帯で、かつ指定されたメッシュに含まれるリンクに関するリアルタイム規制情報を、自身の記憶装置に記憶するリアルタイム規制情報220から抽出する。なお、どのリンクがどのメッシュに属するかは、自身の記憶装置に記憶された地図データから判断する。そして、交通情報配信サーバ200は、抽出したリアルタイム予測交通情報とリアルタイム規制情報とを、車載用ナビゲーション装置100に送信する。
【0060】
通信処理部47は、ダウンロードしたリアルタイム予測交通情報とリアルタイム規制情報とを、受信情報記憶部48に記憶させる(S300)。
【0061】
つぎに、表示処理部45は、ダウンロードしたリアルタイム規制情報及びリアルタイム予測交通情報と、予め記憶装置3に記憶されている規制情報及び統計交通情報とを用いて、ディスプレイ2に交通情報の表示を行う(S400)。なお、ここでは、S200で設定された対象のメッシュについて、渋滞度と規制情報を表示する場合について説明するが、渋滞度の代わりに旅行時間を表示するようにしてもよい。
【0062】
図13は、表示処理の流れを示すフロー図である。
【0063】
表示処理部45は、交通情報の表示対象であるリンクごとに、図12で示した処理を行う。
【0064】
表示処理部45は、ディスプレイ2に表示される範囲のメッシュの中のリンク(「対象リンク」という)について、リンクごとに、ダウンロードしたリアルタイム規制情報があるか否か判定し、ある場合、その規制情報を表示する。
【0065】
具体的には、ダウンロードしたリアルタイム規制情報の中に、対象リンクに関し、かつ、S100で設定した注目時間帯に関するリアルタイム規制情報があるか否か調べる。すなわち、リアルタイム規制情報のレコードの日時222が、注目時間帯に属し、かつ、規制対象のリンクID225に対象リンクが含まれるレコードがあるか否かを調べる。そして、そのようなレコードがあった場合、規制の種類221を、対象リンクについて表示する(S420)。そのようなレコードがない場合、そのまま次の処理のS442に移行する。
【0066】
つぎに、表示処理部45は、S420において、リアルタイム規制情報(規制の種類)を表示したか否か判定する(S442)。
【0067】
リアルタイム規制情報を表示していない場合(S442でNo)、表示処理部45は、ダウンロードしたリアルタイム予測交通情報があるか調べ、ある場合、それを表示する。
【0068】
具体的には、リアルタイム予測交通情報のレコードの時間帯213が、注目時間帯に属し、かつ、リンクID212が対象リンクのリンクIDであるレコードがあるか否かを調べる。そして、そのようなレコードがあった場合、渋滞度215を、対象リンクについて表示する(S446)。そのようなレコードがない場合、そのまま次の処理のS542に移行する。
【0069】
一方、S420において、リアルタイム規制情報を表示した場合(S442でYes)、表示処理部45は、表示したリアルタイム規制情報が、完全に通行できないことを示すものでるか否か判定する(S444)。通行止めなど、完全に通行できない規制情報の場合(S444でYes)、表示処理部45は、リアルタイム予測交通情報を表示せずに(S448)、次の処理のS452に移行する。一方、速度規制や片側規制などのように、完全に通行できない規制情報ではない場合(S444でNo)、表示処理部45は、前述のS446の処理を行う。
【0070】
次に、表示処理部45は、S420でリアルタイム規制情報を表示したか、またはS446でリアルタイム予測交通情報を表示したか否かを判定する。いずれも表示していない場合(S452でNo)、表示処理部45は、対象リンクについて、記憶装置3に予め記憶されている規制情報330あるか調べ、ある場合、それを表示する。
【0071】
具体的には、記憶装置3に予め記憶されている規制情報330の中に、対象リンクに関し、かつ、S100で設定した注目時間帯に関する規制情報があるか調べる。すなわち、規制情報330のレコードの日時332が、注目時間帯に属し、かつ、規制対象のリンクID335に対象リンクが含まれるレコードがあるか否かを調べる。そして、そのようなレコードがあった場合、規制の種類331を、対象リンクについて表示する(S456)。
【0072】
一方、そのようなレコードがない場合や、S420またはS446で規制情報または予測交通情報を表示した場合(S452でYes)、表示処理部45は、そのまま次の処理のS462に移行する。
【0073】
次に、表示処理部は、S420でリアルタイム規制情報を表示したか、S446でリアルタイム予測交通情報を表示したか、または、S456で規制情報を表示したか否かを判定する。いずれも表示していない場合(S462でNo)、表示処理部45は、対象リンクについて、記憶装置3に記憶されている統計交通情報320の渋滞度を表示する。
【0074】
具体的には、記憶装置3に予め記憶されている統計交通情報320の中から、注目時間帯に相当する、日時3221、時間帯の統計値3223を取得し、その統計値に含まれる渋滞度を抽出し、その対象リンクの渋滞度として表示する(S466)。
【0075】
一方、リアルタイム規制情報、リアルタイム予測交通情報または予め記憶されていた規制情報を表示している場合、表示処理部45は、対象リンクを完全に通行できないとされているか否か判定する。通行止めの規制情報により、完全に通行できないとされている場合(S464でYes)、表示処理部45は、統計交通情報の渋滞度を表示せずに、表示処理を終了する。
【0076】
一方、規制があった場合でも、時速規則や片側規制などであり、完全に通行できない規制でない場合、表示処理部45は、前述のS466により統計交通情報の渋滞度を表示して、その対象リンクに関する表示処理を終了する。
【0077】
以上、渋滞度および規制情報の表示処理について説明した。
【0078】
図14は、上記処理による表示画面の一例を示す。
【0079】
図示するように、表示画面530には、地図532上に、注目時間帯537における渋滞度が、表示物(図中、矢印)541,542,543,544により示されている。渋滞度を示す矢印の向きは、車両の走行方向を示す。
【0080】
表示処理部45は、ダウンロードしたリアルタイム予測交通情報の渋滞度541,542と、統計交通情報の渋滞度543,544とを、異なる態様で表示する。例えば、色の濃淡で異ならせる。
【0081】
表示処理部45は、図14の例では、ダウンロードしたリアルタイム交通情報の渋滞度(矢印)を、統計交通情報の渋滞度(矢印)に比べて濃い色で示している。また、渋滞度を、矢印の色の違いで示しており、渋滞度の高い順に、赤、黄、緑となっている。
【0082】
また、図示するように、注目時間帯における規制情報545,546,547を表示している。規制情報は、交通標識のアイコンなどで表示してもよい。
【0083】
表示処理部45は、規制情報が通行止めなどの完全に通行できないことを示すものである場合(S444でYes)、渋滞度は表示しない。すなわち、規制情報547の対象のリンクについては渋滞度が表示されていない。
【0084】
表示処理部45は、規制情報が通行止めなどの完全に通行できないことを示すものではない場合(S444でNo)、渋滞度を表示する。すなわち、規制情報545の対象のリンクについては渋滞度541が表示されている。
【0085】
また、表示処理部45は、ダウンロードした規制情報や渋滞度が表示されている場合、予め記憶している規制情報や統計交通情報の渋滞度を表示しない。一方、ダウンロードした規制情報や渋滞度が表示されていない場合、予め記憶されている規制情報546と、統計交通情報の渋滞度544を表示する。
【0086】
以上、本発明の一実施形態について説明した。
【0087】
本実施形態によれば、同一の注目時間帯における渋滞情報と規制情報とが同一の画面上に表示される。すなわち、注目時間帯と関係のない規制情報は表示されない。したがって、表示される情報により画面が混雑しない。
【0088】
また、完全に通行できないことを示す規制情報を表示する場合は、渋滞情報を表示しない。したがって、無意味な情報を表示するのを防止できる。
【0089】
また、サーバ装置から受信した交通情報を、予め記憶している交通情報より、優先的に表示する。したがって、より信頼性のある交通情報が表示される。
【0090】
上記実施形態は、様々な変形が可能である。
【0091】
例えば、ダウンロードした規制情報と予め記憶されている規制情報がある場合、いずれか一方のみ表示するのではなく、異なる態様により両方とも表示してもよい。また、ダウンロードした規制情報の表示(例えば、アイコン)の少なくとも一部を、予め記憶されている規制情報の表示(例えばアイコン)より上に重ねて表示することにより、信頼性のある情報が分かるように表示してもよい。
【0092】
また、表示処理部45は、画面上のカーソルが、表示されている規制情報の上や周辺に合わされたときに、規制情報の詳細情報223,333を表示するようにしてもよい。図15は、かかる場合の表示例を示す。カーソル552が規制情報545の近くに来たために、詳細情報545bが表示されている。
【0093】
また、注目時間帯に営業中の駐車場を表示するようにしてもよい。車載用ナビゲーション装置100は、記憶装置3に、駐車場ごとの位置情報と営業時間情報(駐車場情報)を保持する。駐車場情報は、予め記憶装置3に記憶されていてもよいし、交通情報配信サーバ200から受信し、記憶装置3に記憶されるようにしてもよい。そして、表示処理部45は、図16に示すように、注目時間帯において営業している駐車場を、駐車場情報から抽出し、表示する。こうすれば、注目時間帯に営業している駐車場547のみ表示される。
【0094】
なお、駐車場に限らず、時間によって開店、閉店する店(サービスステーションなど)の情報を車載用ナビゲーション装置100が取得し、注目時間帯において、開店している店のみ表示するようにしてもよい。
【0095】
また、注目時間帯の変更を次のようにして受け付けもよい。
【0096】
図17は、交通情報の表示中に、注目時間帯の変更要求を受け付けたときの表示画面の例である。表示処理部45は、注目時間帯の指定画面560を表示する。このとき、いくつかの時刻の選択肢の中から指定を受け付けるようにする。さらに、選択肢となる時刻は、現在時刻に近いほど、キザミ(時間の間隔)を細かくする。現在時刻から離れるほど、キザミを大きくする。例えば、現在時刻から1時間内は、5分おきの時刻の選択肢を表示し、1〜3時間内では、15分おきの時刻の選択肢を表示し、それ以上の時間では、1時間おきの時刻の選択肢を表示する。そして、これらの選択肢の中から、注目時間帯の指定を受け付ける。表示処理部45は、指定された時刻から、例えば30分内を、注目時間帯に設定する。
【0097】
このようにすれば、現在時刻付近について、細かい設定ができ、使い勝手がよくなる。
【0098】
また、上記実施形態では、注目時間帯における、渋滞情報と規制情報とを表示する構成について説明したが、これに限らず、渋滞情報については注目時間帯のものを表示し、規制情報については現在時刻におけるものを表示するようにしてもよい。図18は、かかる場合の処理の流れを示す。
【0099】
表示処理部45は、現在時刻と注目時間帯(例えば、注目時間帯の真中の時刻)との差が予め定めた値(例えば、2時間)未満か否か判定する(S510)。
【0100】
差が予め定めた値未満の場合、表示処理部45は、現在時刻における規制情報と、注目時間帯における渋滞情報とを同じ画面の地図上に表示する。駐車場を表示する場合も、注目時間帯において営業中の駐車場を表示するようにする(S512)。すなわち、図13で示した、S420〜S468の処理を行う。
【0101】
一方、現在時刻と注目時間帯との差が予め定めた値以上である場合(S510でNo)、表示処理部45は、注目時間帯の渋滞情報のみを表示する。規制情報は表示しない(S514)。すなわち、図13で示した、S420〜S468の処理のうち、S420,S456の処理を行わない。
【0102】
このフローによれば、一定時間、交通規制が継続されることを考慮して、表示すべき渋滞情報と規制情報を選択して表示することができる。
【0103】
図19は、かかる場合の表示例である。規制情報645,647,646は、現在時刻における規制情報である。渋滞情報541,542,543,544は、注目時間帯における渋滞情報である。
【0104】
また、表示処理部45は、現在の交通情報である現況交通情報の表示から、現在以降の未来の交通情報(リアルタイム予測交通情報、統計交通情報)の表示に切り替わったとき、渋滞情報のみを表示するようにして、規制情報を表示しないようにしてもよい。
【0105】
なお、本発明を車載用ナビゲーション装置に適用した例について説明したが、本発明は車載用以外のナビゲーション装置にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0106】
【図1】図1は、本発明の実施形態にかかるナビゲーションシステムの概略構成図である。
【図2】図2は、リアルタイム予測交通情報の構成例である。
【図3】図3は、リアルタイム予測交通情報の生成方法を説明するための図である。
【図4】図4は、リアルタイム規制情報の構成例である。
【図5】図5は、車載用ナビゲーション装置100の概略構成図である。
【図6】図6は、記憶装置3に記憶されている地図データの構成を示す図である。
【図7】図7は、記憶装置3に記憶されている統計交通情報の構成を示す図である。
【図8】図8は、記憶装置3に予め記憶されている規制情報の構成例である。
【図9】図9は、演算処理部1の機能構成を示す図である。
【図10】図10は、演算処理部1のハードウェア構成を示す図である。
【図11】図11は、車載用ナビゲーション装置100の処理の概略を示すフロー図である。
【図12】図12は、注目時間帯の設定画面の表示例である。
【図13】図13は、図11のS400の表示処理のフロー図である。
【図14】図14は、交通情報の表示例である。
【図15】図15は、交通情報の表示例である。
【図16】図16は、交通情報の表示例である。
【図17】図17は、注目時間帯の設定画面の表示例である。
【図18】図18は、変形例にかかる表示処理のフロー図である。
【図19】図19は、変形例にかかる交通情報の表示例である。
【符号の説明】
【0107】
100…車載用ナビゲーション装置、200…交通情報配信サーバ、400…ネットワーク、
1…演算処理部、2…ディスプレイ、3…記憶装置、4…音声出入力装置、5…入力装置、6…車輪速センサ、7…地磁気センサ、8…ジャイロ、9…GPS受信機、11…車内LAN装置、12…FM多重放送受信装置、13…ビーコン受信装置、14…ネットワーク通信装置、21…CPU、22…RAM、23…ROM、24…DMA、25…描画コントローラ、26…VRAM、27…カラーパレット、28…A/D変換器、29…SCI、30…PIO、31…カウンタ、41…ユーザ操作解析部、42…経路探索部、43…経路記憶部、44…経路誘導部、45…表示処理部、46…現在位置算出部、47…通信処理部、48…受信情報記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナビゲーション装置であって、
注目時間帯を設定する手段と、
前記注目時間帯の規制情報を入手する入手手段と、
前記注目時間帯の渋滞情報を入手する入手手段と、
入手した規制情報と渋滞情報とを同一画面に表示する手段と
を有することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
ナビゲーション装置であって、
道路の規制時間を含む規制情報を入手する手段と、
時間帯ごとの渋滞情報を入手する手段と、
注目時間帯を設定する手段と、
前記規制情報の中から前記注目時間帯内に規制時間がある規制情報を抽出する手段と
前記渋滞情報の中から前記注目時間帯の渋滞情報を抽出する手段と、
抽出した規制情報と渋滞情報とを表示する表示手段と
を有することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項2において、
前記表示手段は、同一の道路について規制情報と渋滞情報とが抽出された場合、いずれか一方を選択し、その道路について、選択した情報を表示する
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項2において、
前記表示手段は、同一の道路について規制情報と渋滞情報とが抽出された場合、その道路について、規制情報を表示する
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項2において、
前記表示手段は、同一の道路について規制情報と渋滞情報とが抽出された場合で、その規制情報がその道路を通行できないことを示す情報の場合、その道路について、規制情報を表示し、渋滞情報を表示しない
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項において、
前記規制情報は、
交通情報を配信するサーバ装置からダウンロード若しくは受信した規制情報または前記ナビゲーション装置の記憶装置に予め記憶している規制情報であり、
前記渋滞情報は、
前記サーバ装置からダウンロードした渋滞情報または前記ナビゲーション装置の記憶装置に予め記憶している渋滞情報である
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項7】
請求項6において、
同一の道路について、前記サーバ装置から受信した規制情報と予め記憶装置に記憶した規制情報とがある場合、前記サーバ装置から受信した規制情報を表示する
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項において、
営業時間を含む駐車場情報を入手する手段を有し、
前記表示装置は、前記駐車情報を用いて、前記注目時間帯において営業している駐車場を表示する
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項において、
前記注目時間帯の設定のための時間の選択肢を表示する手段を有し、
前記選択肢は、現在時刻に近いほど、選択肢同士の時間の間隔が狭い
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項10】
ナビゲーション装置であって、
注目時間帯を設定する手段と、
現在時刻における規制情報を入手する手段と、
注目時間帯における渋滞情報を入手する手段と、
入手した規制情報と渋滞情報とを同一画面に表示する表示手段と
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項11】
請求項10において、
前記表示手段は、
現在時刻と注目時間帯との差が予め定めた値未満の場合、
入手した規制情報と渋滞情報とを同一画面に表示する
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項12】
請求項10または11において、
前記渋滞情報は、
交通情報を配信するサーバ装置からダウンロード若しくは受信した情報または前記ナビゲーション装置の記憶装置に予め記憶されている情報である
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれ一項において、
前記表示手段は、
現在の交通情報の表示から、現在以降の交通情報である予測渋滞情報の表示に切り替わったとき、規制情報を表示しない
ことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項14】
請求項1〜13のいずれ一項において、
前記表示手段は、
前記規制情報の表示にカーソルが合わせられたとき、規制の詳細を表示する
ことを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2006−214853(P2006−214853A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−27434(P2005−27434)
【出願日】平成17年2月3日(2005.2.3)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】