説明

ナビゲーション装置

【課題】コンテンツデータ再生を利用した各種サービスを提供すること。
【解決手段】車載装置10において、位置情報付音声データ取得部16が、位置情報が対応付けられた音声データを放送、通信、携帯端末や可搬記録媒体からの読み出しによって取得する。そして、位置情報を目的地や経由地とした経路設定の要求、自車両の現在位置近傍の位置情報に対応付けられたコンテンツデータの再生、コンテンツデータ(音声データ)に対応付けられた情報のユーザへの提供を行なう。これにより、コンテンツデータに対応した経路の設定や、所定の順路に沿った経路案内と施設案内、自車位置周辺の情報提供、現在位置に対応した効果的な広告提供などの各種サービスを提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、コンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置に関し、特にコンテンツデータとナビゲーションデータとを用いた各種サービスを提供するナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、音楽や動画によるコンテンツ提供、例えばCDからの読み出しや放送受信において、コンテンツのデジタル化を行なうことが一般的となっている。かかるデジタル化では、提供する情報に加えて、他の情報を付帯することが容易であり、音楽データに楽曲名やアーティスト名を付帯することが広く行なわれている(例えば非特許文献1参照。)。
【0003】
このコンテンツ提供の一つの形態として、車両に搭載された車載装置上で各種コンテンツの読み出しや放送受信を実行することで車両乗員が走行中にコンテンツを楽しめるようにするものがある。
【0004】
一方、近年では車両の走行経路を案内するナビゲーション装置が車載装置として搭載されることが多い。このナビゲーション装置は、自車両の現在位置を取得する機能、地図を表示する機能を有しているので、自車両の現在位置近傍に存在する店舗などについて広告を行なう技術が考案されている(例えば特許文献2および3参照。)。
【0005】
【非特許文献1】ポッドキャスティング 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
【特許文献3】特開2002−350153号公報
【特許文献2】特開2001−91273号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
コンテンツデータに対してそのコンテンツに直接に関係する情報、例えば曲名やアーティスト名を対応づけることは広く行なわれているが、対応付けることが可能な情報の内容はコンテンツデータ自体の内容には無関係に選択できる。そこで、コンテンツデータに対応付けた情報を利用した新しいサービスを提供することが、重要な課題となっている。
【0007】
また、車載装置や携帯端末など、移動可能な状態でコンテンツを提供する場合には、その現在位置をもさらに利用したサービスを提供することが求められる。
【0008】
本発明は、上述した従来技術における課題を解決するためになされたものであり、コンテンツデータ再生を利用した各種サービスを提供するコンテンツ再生方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係るナビゲーション装置は、コンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得手段と、地図情報に基づいて経路案内を行なうナビゲーション部と、前記コンテンツデータ取得手段で取得したコンテンツデータに位置情報が対応付けられていると、前記位置情報をナビゲーション部に出力する位置情報利用手段と、を備え、ナビゲーション部は、前記位置情報利用手段からの前記位置情報に基づいて表示又は地点設定の制御を行なうことを特徴とする。
【0010】
また、コンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得手段と、前記コンテンツデータを再生するコンテンツデータ再生手段と、現在位置を取得する現在位置取得手段と、前記現在位置取得手段からの現在位置に基づいて、現在位置近傍の位置情報が対応付けられているコンテンツデータを再生対象として選択するコンテンツ再生制御手段と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によればナビゲーション装置は、コンテンツデータに対応付けられた位置情報を利用することで、経路設定や自車位置周辺の情報提供、広告などの各種サービスを提供することのできるコンテンツ再生装置を得ることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に添付図面を参照して、この発明に係るナビゲーション装置について詳細に説明する。
【実施例】
【0013】
図1は、本発明の実施例である車載装置10の概要構成を示す概要構成図である。同図に示すように、車両に搭載された車載装置10は、タッチパネル1、ディスプレイ2およびスピーカ3と接続する。また、車載装置10は、その内部にコンテンツ再生ユニット11、ナビゲーションユニット12、入出力制御部13、データ格納部14、位置情報利用部15、位置情報付音声データ取得部16を有する。
【0014】
コンテンツ再生ユニット11は、テレビ放送やラジオ放送を受信したり、CD,DVD,MD,HDDなどの記録媒体から読み出すことで取得したコンテンツデータの再生を行なうユニットである。
【0015】
また、ナビゲーションユニット12は、GPS(Global Positioning System)人工衛星と通信して特定した自車両の位置と、予め記憶した地図データ30とを利用して走行経路の設定および誘導を行なうユニットである。
【0016】
入出力制御部13は、タッチパネル1による入力に基づいてコンテンツ再生ユニット11およびナビゲーションユニット12の動作を制御し、またコンテンツ再生ユニット11およびナビゲーションユニット12からの出力を調停してディスプレイ2への表示出力とスピーカ3からの音声出力を制御する処理部である。
【0017】
データ格納部14は、例えばHDD(ハードディスクドライブ)などによって実現され、コンテンツ再生ユニット11が再生するコンテンツデータや、ナビゲーションユニット12が使用する地図データなどを格納している。
【0018】
このように、車載装置10は、コンテンツ再生機能とナビゲーション機能とを備えた複合機として動作する。そして、本発明にかかる車載装置10は、位置情報が対応付けられたコンテンツデータを取得し、コンテンツデータの再生に際して当該コンテンツデータに対応付けられた位置情報を利用した制御を行なう点に主たる特徴がある。
【0019】
コンテンツデータのデータ構造例を図2に示す。同図ではコンテンツデータD10は、メインデータD11とサブデータD12を有する。メインデータD11は、例えばMP3形式で圧縮された音楽データや音声データ、また動画データなどであり、サブデータD12はメインデータに対応付けられたデータである。
【0020】
このサブデータD12として、従来から楽曲名やアーティスト名、ジャケット写真のイメージ画像などメインデータD11に関係のある情報を持たせることが行なわれている。
【0021】
しかし、サブデータD12は本来、メインデータD11と無関係な内容であっても自由に書き込みできる領域として定義されているので、任意の緯度経度などの位置情報や、所望の各種情報、例えば位置情報に関連する情報を記載することができる。
【0022】
図1に示した位置情報付音声データ取得部16は、この位置情報が対応付けられた音声データを取得する。位置情報付音声データは、放送や通信による受信や、携帯端末や可搬記録媒体からの読み出しなど、任意の経路で取得することができる。
【0023】
例えば、テレビやラジオのデジタル放送や、アナログのFM多重放送、携帯電話回線網、インターネットとの無線接続、DSRCなどの通信が位置情報付音声データの受信に利用できる。また、携帯端末とUSB接続などで接続して位置情報付音声データを取得しても良いし、CDやDVDなどの可搬記録媒体から読み出しても良い。
【0024】
位置情報利用部15は、位置情報付音声データ取得部16から位置情報付音声データを直接取得するか、もしくは一旦データ格納部14に格納された位置情報付音声データを読み出し、位置情報を利用した制御を行なう。
【0025】
具体的には位置情報利用部15は、その内部に経路設定要求部15a、コンテンツ選択部15b、副情報提供部15cを有する。
【0026】
経路設定要求部15aは、コンテンツデータ(音声データ)が指定されている場合に対応付けられた位置情報を目的地や経由地として経路設定を行なうようナビゲーションユニット12に要求する処理を行なう。
【0027】
一方、コンテンツ選択部15bは、ナビケーションユニット12から位置情報を取得し、自車両の現在位置近傍の位置情報に対応付けられたコンテンツデータを再生対象として選択する処理を行なう。
【0028】
さらに、副情報提供部15cは、コンテンツデータ(音声データ)に対応付けられた情報を表示出力や音声出力でユーザに提供する処理を行なう。例えば、表示部に表示された地図上に対応する位置をアイコン等で識別可能に表示したり、音声にて位置情報に対応する住所等を出力する等してユーザに提供する。
【0029】
つぎに、メインデータとサブデータの対応付けの具体例について図3を参照して説明する。同図に示すコンテンツデータD20は、1つの音声データD21に複数のサブデータD22a〜D22eが対応付けられている。
【0030】
ここで、各サブデータD22a〜D22eは、音声データD21の所定の再生位置に対応付けられている。したがって、メインデータD21がコンテンツ再生ユニットによって再生されていると、再生が進むにつれて対応するサブデータ(位置情報および位置関連情報)が変化することとなる。
【0031】
また、コンテンツデータD30は、複数の音声データD31a〜D31eに複数のサブデータD32a〜D32eが対応付けられている。ここで、各サブデータD32a〜D32eは、複数の音声データD31a〜D31eにそれぞれ対応付けられている。
【0032】
このコンテンツデータD20やコンテンツデータD30の音声データの内容に、街中の各種施設の案内を採用した場合、経路設定要求部15aはサブデータD22a〜D22d(もしくはサブデータD32a〜D32d)に示された位置を順次経由し、D22e(もしくはD32e)を目的地とした経路をナビゲーションユニット12に設定させる。
【0033】
そして、コンテンツデータD20では副情報提供部15cは、メインデータD21の再生位置に対応する位置関連情報(例えばその位置に存在する施設の案内など)をユーザに提供する。
【0034】
また、コンテンツデータD30では、自車両の走行位置に従って音声データの再生が開始され、対応する位置関連情報、すなわち自車両の現在位置近傍の位置関連情報がユーザに提供される。
【0035】
なお、コンテンツデータに対応付けられた位置情報が単数である場合、経路設定要求部15aは、その位置情報を目的地とした経路設定を要求することとなる。
【0036】
経路設定要求部15aの処理動作を図4−1のフローチャートに示す。同図に示すように、経路設定部要求部15aは、音声データの選択を受け(ステップS101)、その音声データに対応付けられた位置情報を読み出す(ステップS102)。
【0037】
そして、読み出した位置情報が単数か否かを判定し(ステップS103)、単数である場合には(ステップS103,Yes)、読み出した位置情報を目的地とした経路設定を行なうようナビゲーションユニット12に要求し(ステップS104)、処理を終了する。
【0038】
一方、読み出した位置情報が複数である場合(ステップS103,No)、経路設定要求部15aは、読み出した位置を順次経由して目的の位置に至る経路設定を行なうようナビゲーションユニット12に要求し(ステップS105)、処理を終了する。
【0039】
尚、ナビゲーションユニット12は、経路設定要求部15aから経路設定の要求を受け取り、目的地の設定及び経路探索等の処理を行なう。
【0040】
目的地の設定時に、当該位置を地図上に表示して、ユーザに設定地点を確認させるような構成であっても良い。こうすることで、設定を行なうか否かをユーザの意思で選択できるので、不要な案内や、誤った地点への案内を防ぐことができる。特に、複数の地点を経由する場合には、経由順序をユーザが選択することで、所望の経由順に移動することができる等、設定の自由度を高めることができる。
【0041】
図4−2に、ナビゲーションユニット12の処理動作を示す。同図に示したように、ナビゲーションユニット12は、まず経路設定要求部15bから経路設定の要求を受け取り(ステップS111)、目的地が1つであるか否かを判定する(ステップS112)。
【0042】
その結果、目的地が1つであるならば(ステップS112,Yes)、その位置情報に対応する地点を含む地図を表示する(ステップS113)。そして、ユーザからその地点を目的地に指定する操作を受け付けた場合(ステップS114,Yes)には、位置情報に対応する地点を目的地とした経路を探索して設定した(ステップS115)後、処理を終了する。また、ユーザからその地点を目的地に指定する指示が無ければ(ステップS114,No)、そのまま処理を終了する。
【0043】
一方、目的地が1つでなく、複数地点を経由する場合(ステップS112,No)、ナビゲーションユニット12は、複数の位置情報に対応する地点を含む地図を表示し(ステップS116)、ユーザからその地点を目的地に指定する指示が無ければ(ステップS117,No)、そのまま処理を終了する。
【0044】
また、ユーザからその地点を目的地に指定する指示があれば(ステップS117,Yes)、経由地点を選択する(経由順序を指定する)操作の受付を行ない(ステップS118)、ユーザからの経由順序の指定があるならば(ステップS119)、指定された経由順序での経路を探索して設定し(ステップS119)、処理を終了する。
【0045】
また、ユーザからの経由順序の指定が無ければ(ステップS118)、規定の順序(例えば音声データの再生位置に対応する順序)で各地点を順次経由して目的の位置に至る経路を設定し(ステップS120)、処理を終了する。
【0046】
つづいて、コンテンツ選択部15bの処理動作について図5のフローチャートを参照して説明する。同図に示したように、コンテンツ選択部15bは、まずナビゲーションユニット12から自車両の現在位置を取得する(ステップS201)。そして、現在位置に近い位置情報を有する音声データを検索し(ステップS202)、検索の結果得られた音声データを再生する(ステップS203)。
【0047】
ここで、既に述べたように複数の音声データを含むコンテンツデータが選択され、その音声データの順序に沿って走行するよう経路が設定されているならば、コンテンツ選択部15bは、選択されたコンテンツデータに含まれる音声データの中から再生する音声データを検索する。
【0048】
一方、再生すべきコンテンツデータが指定されていない状態では、コンテンツ選択部15bは、全ての位置情報付音声データから現在位置近傍の位置情報を有する音声データを検索して再生する。この場合、予め再生することが予定されているのではなく、自車両が近くを通った場合に偶発的に音声データの再生が行なわれることとなる。
【0049】
なお、図5に示した処理フローでは、現在位置から検索して得られた音声データの再生を自動的に開始することとしているが、例えば図6に示す様に自車両近傍に対応付けられた音声データをその位置情報に基づいて地図上に表示し、タッチパネルなどによってユーザが選択した音声データについて再生を行なうようにしてもよい。
【0050】
ところで、音声データの再生位置に対して位置情報を対応付ける場合、特定の再生位置に複数の位置情報を対応付けることもできる。このような位置情報の利用法について、音声データに副情報として広告情報を付加する場合を例に説明を行なう。
【0051】
図7に示したコンテンツデータD40は、メインデータである音声データD41に副情報として広告情報D43が対応付けられている。そして、この広告情報D42には、複数の位置情報D42b、D42c、D42dが含まれている。
【0052】
広告情報D42は、例えばチェーン展開している企業の広告であり、D42b、D42c、D42dは各店舗の位置情報と、その店舗に固有の情報(電話番号や営業時間など)を示す位置関連情報を有している。
【0053】
ここで、副情報提供部15cは、コンテンツデータD40が再生されると、再生位置に対応して副情報を提示し、再生位置t1では広告情報D43を提示する。提示の具体例が図8であり、同図では、ディスプレイ表示GDに再生中のコンテンツ内容に関係する楽曲関連情報表示G1として楽曲のタイトル、アーティスト、アルバムを表示している。
【0054】
そして、広告情報表示G2として所定のイメージ画像G21、携帯端末でアクセスするためのQRコードG23、テキストメッセージG24を表示している。イメージ画像G21は例えば店舗のシンボルマークや商品画像など、テキストメッセージG24は、特売品やキャンペーンをユーザに訴える内容などである。
【0055】
そして、副情報提供部15cは、ユーザが広告情報表示G2に触れると、ディスプレイ表示GDを地図表示に切り替え、広告情報D42に含まれる複数の位置情報D42b、D42c、D42dを図6に示したように地図上に表示し、ユーザの来店を促す。ここでさらに位置情報表示にユーザが触れた場合に、その店舗にユーザを誘導するよう経路設定要求部15が経路設定の変更を要求するようにしても良い。
【0056】
広告情報を提供する場合の処理動作を図9のフローチャートに示す。同図に示す様に、まず、選択された音声データの再生が開始され(ステップS301)、広告情報を世は出して(ステップS302)、その広告情報をディスプレイに表示する(ステップS303)。
【0057】
そして、タッチパネルがユーザから広告情報を選択する入力を受け付けた場合(ステップS304,Yes)、選択された広告に対応する位置情報を地図上に表示して(ステップS305)、処理を終了する。
【0058】
上述してきたように、本実施例にかかる車載装置10では、位置情報付音声データ取得部16が、位置情報が対応付けられた音声データを放送、通信、携帯端末や可搬記録媒体からの読み出しによって取得する。
【0059】
そして、位置情報を目的地や経由地とした経路設定の要求、自車両の現在位置近傍の位置情報に対応付けられたコンテンツデータの再生、コンテンツデータ(音声データ)に対応付けられた情報のユーザへの提供を行なう。
【0060】
これにより、コンテンツデータに対応した経路の設定や、所定の順路に沿った経路案内と施設案内、自車位置周辺の情報提供、現在位置に対応した効果的な広告提供などの各種サービスを提供することができる。
【0061】
なお、本実施例はあくまで一例であり、本発明は適宜構成を変更して実施することができる。例えば本実施例では、車載装置に本発明を適用する場合を例に説明を行なったが、例えば携帯用音楽端末など位置が変化する、コンテンツ再生可能な装置であれは任意の装置に適用することが可能である。
【産業上の利用可能性】
【0062】
以上のように、本発明にかかるナビゲーション装置は、コンテンツ再生を利用したサービスの提供に有用であり、特に位置情報の変化に連動するサービスの提供に適している。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の実施例にかかる車載装置の概要構成を示す概要構成図である。
【図2】コンテンツデータの構造例について説明する説明図である。
【図3】メインデータとサブデータの対応付けの具体例について説明する説明図である。
【図4−1】図1に示した経路設定要求部の処理動作を説明するフローチャートである。
【図4−2】経路設定要求部からの要求に基づくナビゲーションユニットの処理動作を説明するフローチャートである。
【図5】図1に示したコンテンツ選択部の処理動作を説明するフローチャートである。
【図6】音声データの位置情報に基づく地図表示について説明する説明図である。
【図7】広告情報の対応付けについて説明する説明図である。
【図8】広告情報のディスプレイへの表示例について説明する説明図である。
【図9】広告情報を提供する場合の処理動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
【0064】
1 タッチパネル
2 ディスプレイ
3 スピーカ
10 車載装置
11 コンテンツ再生ユニット
12 ナビゲーションユニット
13 入出力制御部
14 データ格納部
15 位置情報利用部
15a 経路設定要求部
15b コンテンツ選択部
15c 副情報提供部
16 位置情報付音声データ取得部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得手段と、
地図情報に基づいて経路案内を行なうナビゲーション部と、
前記コンテンツデータ取得手段で取得したコンテンツデータに位置情報が対応付けられていると、前記位置情報をナビゲーション部に出力する位置情報利用手段と、
を備え、前記ナビゲーション部は、前記位置情報利用手段からの前記位置情報に基づいて表示又は地点設定の制御を行なうことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記ナビゲーション部は、前記位置情報に基づいて当該位置を目的地とする経路設定を行なうことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
地図を表示するための表示手段をさらに有し、
前記ナビゲーション部は、前記表示手段に表示する地図上に前記位置情報に対応する地点を識別可能に表示させることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記ナビゲーション部は、前記位置情報利用手段からの前記位置情報に基づいて、前記地図情報から当該位置情報に対応する地点を含む地図領域を決定し、前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
コンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得手段と、
前記コンテンツデータを再生するコンテンツデータ再生手段と、
現在位置を取得する現在位置取得手段と、
前記現在位置取得手段からの現在位置に基づいて、現在位置近傍の位置情報が対応付けられているコンテンツデータを再生対象として選択するコンテンツ再生制御手段と、を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4−1】
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【図4−2】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−139169(P2008−139169A)
【公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−325985(P2006−325985)
【出願日】平成18年12月1日(2006.12.1)
【出願人】(000237592)富士通テン株式会社 (3,383)
【Fターム(参考)】