説明

ナビゲーション装置

【課題】 健康を考慮した経路探索を行う携帯用ナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】 現在位置検出手段と地図データ記憶手段と経路探索手段と入力手段と速度算出手段と、を備えており、前記経路探索手段による経路探索時において、前記入力手段により当該携帯用ナビゲーション装置を所持する使用者が所望する目的地、及び歩行時間の入力を行うと、前記経路探索手段は、前記入力に基づく経路を探索することを特徴とする携帯用ナビゲーション装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者が入力した探索条件に基づき経路探索を行うナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、国民の健康への意識が高まってきており、店の店頭にはあらゆる種類の健康食品や健康グッズが並べられており、これらの食品、又はグッズを購入することで自身の健康管理を行う人が増加している。
【0003】
また、ウォーキングやランニングといった運動を日課とすることで自身の健康管理を行う人も増加している。
【0004】
このように、国民の健康への意識が高まってきた背景には、近年、食生活の乱れから生活習慣病にかかる人が増加しているためであり、生活習慣病の中でも現代人に多いといわれるのが肥満である。
【0005】
この肥満が増えた原因として挙げられるのが、飲酒や外食、又はコンビ二の利用が増えたことなどが挙げられ、この肥満を放っておくと肝機能の障害にもつながってくるとされており深刻な問題となっている。
【0006】
この肥満を解消するためには、ウォ−キングやランニングなど日々の適度な運動を行うことが効果的とされており、このようにウォ−キングやランニング等を行う人達を対象とした製品の開発が携帯用電子機器の分野においても進められている。
【0007】
特許文献1(特開2004−109100)には、現在の位置や高度を測定可能な測地計と地図情報を利用して、移動にともなうカロリー消費量を計算することが可能で、目的のカロリー消費量を達成するための経路を提示することができるナビゲーションシステムが紹介されている。
【0008】
上記特許文献1のナビゲーションシステムは、携帯端末とサーバとで構成されており、
携帯端末において現在地点と高度が求められ、携帯端末において求められた現在地点情報がサーバに送信されると、サーバ内における経路生成部において目的地までの経路が生成され、経路生成部において生成された経路が携帯端末に送信され携帯端末における表示部に表示される。
【0009】
また、携帯端末におけるカロリー消費量計算部では、経路生成部において生成された経路において消費されるカロリーが算出され、算出されたカロリーが携帯端末における表示部に表示される。
【0010】
これによりユーザは、自身が入力した目的地までの経路においてどれだけのカロリーを消費するかを把握することができるものである。
【特許文献1】特開2004−109100号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
たしかに上記特許文献1では、ユーザが入力した目的地までの経路において消費されるカロリーを表示部に表示されるので、ユーザがウォ−キングやサイクリングを行うとき、自身が入力した目的地までの経路においてどれだけのカロリーが消費されるかを把握することができ、更に、入力した目的地までの経路の中で、最もカロリー消費が少ない経路の探索、又はユーザが目標のカロリー消費を達成する経路の探索、更に、一度生成した経路とは別の経路の探索など、複数の経路探索を選択することができるとしている。
【0012】
しかしながら上記特許文献1では、使用者が所望する経路における消費カロリーと、ユーザ自身が目標としていた消費カロリーとに差があったとき、使用者が所望する経路とは異なる経路を歩行することになるので、休日などで時間に余裕があり、ウォーキング又は、サイクリングを主目的としている人であれば問題ないのだが、仕事の合間を見つけてウォ−キングを行おうと考えている人に配慮した発明とは言えない。
【0013】
また、特許文献1は、携帯端末とサーバとで構成されており、携帯端末とサーバとが通信でデータの遣り取りを行うことで成り立つものである。
【0014】
本発明のナビゲーション装置は、上記課題に鑑みなされたもので、携帯端末とサーバといった複雑な構成を必要とせず、また忙しい会社員など、日々の生活の中で運動をする時間を作ることが困難という人のために、場所を問わず空いた時間にウォ−キングを行う経路を使用者に提示することができるナビゲーション装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0015】
上記課題を解決するために本願発明のナビゲーション装置は、
経路探索に必要な地図データが記憶された地図データ記憶手段と、出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、移動時間の入力を行う時間入力手段と、を備え、
前記経路探索手段は、出発地から目的地までの移動時間が前記時間入力手段より入力された時間となる経路を探索することを特徴とするナビゲーション装置。
【0016】
前記ナビゲーション装置は、更に、移動速度を入力する速度入力手段を備え、
前記経路探索手段は、前記時間入力手段から入力された移動時間と前記速度入力手段から入力された移動時間に基づいて経路を探索することを特徴とする。
【0017】
前記ナビゲーション装置は、更に、所定時間毎に現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記現在位置検出手段により検出された現在位置に基づいて移動速度を算出する速度算出手段と、該速度算出手段により算出された移動速度に基づいて平均移動速度を記憶する記憶手段と、を備え、
前記速度入力手段は、前記記憶手段に記憶された平均移動速度を移動速度として入力することを特徴とする。
【0018】
前記経路探索手段は、前記時間入力手段により移動時間が入力されなかった場合は、出発地から目的地までの最短時間の経路を探索することを特徴とする。
【0019】
経路探索に必要な地図データが記憶された地図データ記憶手段と、出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、移動距離を入力する距離入力手段と、を備え、
前記経路探索手段は、出発地から目的地までの移動距離が前記距離入力手段により入力された距離となる経路を探索することを特徴とする。
【0020】
前記距離入力手段は、歩数と歩幅により移動距離を入力することを特徴とする。
【0021】
前記経路探索手段は、前記距離入力手段により移動距離が入力されなかった場合は出発地から目的地までの最短距離の経路を探索することを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
ナビゲーション装置は、地図データ記憶手段と、経路探索手段と、入力手段と、速度算出手段と、移動速度を記憶した記憶手段とを備えており、当該ナビゲーション装置を所持した使用者が前記入力手段を介して、目的地及び歩行時間の入力を行うと、経路探索手段は、目的地までの距離と記憶手段に記憶された移動速度に基づいて、使用者が入力した歩行時間で目的地に到着する経路を探索でき、これにより使用者が昼休み等の空いた時間を見つけてウォーキングをしたいと考えた場合、経路探索手段は、昼食をとった店から会社までの経路を使用者が入力した歩行時間で到着するような経路を探索するので、使用者は場所を問わず空いた時間を見つけてウォ−キングを行うことができ、使用者の健康管理に役立つという効果を奏する。
【産業上の利用可能性】
【0023】
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて説明する。但し、以下に示す実施例は、
本発明の技術思想を具体化するためのナビゲーション装置を例示するものであり、本発明
をこのナビゲーション装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含
まれるその他の実施形態のナビゲーション装置にも等しく適用し得るものである。
【実施例1】
【0024】
まず、図1のブロック図を用いて本ナビゲーション装置の構成ついて説明を行う。
【0025】
入力手段10は、使用者がナビゲーション装置1を操作するためのスイッチであり、ナビゲーション装置1本体に設けられた釦、又は後述する表示手段11に表示された操作アイコンに触れることで操作が可能なタッチパネルとしてもよい。
【0026】
表示手段11は、LCD等で構成され経路案内における地図や誘導経路などを表示する他、上記説明したように入力手段としても機能する。
【0027】
スピーカ12は、ナビゲーション装置1で行われる経路案内のうち音声データによる経路案内を出力する音声出力手段である。
【0028】
現在位置検出手段13は、ナビゲーション装置1の現在位置を特定するものであり、GPSセンサ(図示せず)、ジャイロセンサ(図示せず)、車速センサ(図示せず)等の出力に基づいて現在位置を特定するものである。
【0029】
地図データ記憶手段14は、ナビゲーション装置1で行われる経路案内に用いる地図データを記憶している。
【0030】
ナビゲーション装置1は、歩行用ナビゲーション装置として機能するものであり、自動車に搭載された通常のナビゲーション装置のように車道を主の道とした地図データを記憶するものではなく、歩行者が移動で使用する主の道である歩道や、陸橋等のデータを記憶している他、本ナビゲーション装置1を所持した使用者が、電車やバスといった交通機関を利用して移動を行ったときのために、電車の路線情報やバスの路線情報も記憶されている。
【0031】
経路探索手段15は、現在位置検出手段13により検出された現在位置から使用者が入力手段10を介して入力した目的地までの経路を探索するものである。
【0032】
速度算出手段16は、使用者が入力手段10を介して入力した目的地までの距離と、所定時間毎に現在位置検出手段13により検出される現在位置とに基づき、本ナビゲーション装置1を所持した歩行者の移動速度を算出するものであり、速度算出手段16は、所定時間毎に算出した移動速度の平均移動速度も算出し、算出された平均移動速度は記憶手段17に記憶される。
【0033】
記憶手段17に記憶される平均移動速度は、その都度、速度算出手段16において算出される移動速度及び平均移動速度を記憶する他、前回ウォ−キングモード時において速度算出手段16において算出された平均移動速度も記憶している。
【0034】
制御手段18は、図示しないROMに記憶された制御プログラムに基づきナビゲーション装置1内の各部を制御する。
【0035】
尚、本ナビゲーション装置1における経路探索手段15で行われる経路探索は、現在位置から目的地までの最短経路を探索する通常の経路探索モードと、使用者が入力手段10を介して経路探索における探索条件の入力を行ったときに実行されるウォ−キングモードがある。
【0036】
ウォ−キングモードとは、使用者が現在位置から目的地までの経路において健康を考慮してウォーキングを行いたいと考えたときに実行されるモードであり、使用者が、入力手段10を介して所望する歩行時間(例えば30分)を入力すると、経路探索手段15は、30分かけて目的地に到着する経路の探索を行うものである。
【0037】
このとき経路探索手段15は、使用者が入力手段15を介して入力した目的地までの距離と、記憶手段17に記憶されている前回ウォ−キングモード時の平均移動速度とに基づき、使用者が入力した所望する歩行時間で目的地に到着する経路の探索を行う。
【0038】
また、上記実施例において通常の経路探索モードは、現在位置から目的地までの最短経路を探索すると説明したがこれに限ることはなく、例えば、現在位置から目的地までの経路上で回避したい地点(例えば渋滞が予想される地点)等の登録を行ったり、目的地に到着するまでに立ち寄りたい地点(例えばコンビニ)等の登録を行ったりもできる。
【0039】
次に本携帯用ナビゲーション装置1における制御手段18の制御動作を図2のフローチャートを用いて説明する。
【0040】
使用者が入力手段10を介して目的地入力要求を行うと(ステップS1)、次にウォ−キングモードが設定されたか否かの検出を行う(ステップS2)。
【0041】
ステップS1の処理において、目的地の入力がなかったときは、使用者より目的地の入力があるまで待機状態となる。
【0042】
ウォ−キングモードの設定は、図3に示すように、目的地設定画面の中に設けられたウォ−キングモードを選択する選択アイコンを使用者により押下されることで、ナビゲーション装置1における経路探索モードがウォーキングモードに設定される。
尚、ウォーキングモードの設定は、図3に示したようにアイコンの中にウォ−キングモードを選択するアイコンを設ける他、図4に示すように、ウォ−キングモードを設定するか否かを使用者に問うメッセージを目的地設定画面に重畳させて表示するようにしてもよい。
【0043】
ステップS2の処理においてウォ−キングモードに設定されると、使用者は、図5に示した目的地設定画面に表示された操作アイコンを用いて所望する目的地の入力を行う。
【0044】
使用者により目的地の入力が行われると、次に表示手段11には図6に示すように歩行時間の設定を使用者に要求する設定画面が表示され、使用者は、図6に示す表示手段11に表示された選択アイコンを押下することで所望する歩行時間の設定を行う(ステップS3)。
【0045】
尚、図6は、ステップS3において使用者により設定される歩行時間の設定画面を示しており、図6には、歩行時間を選択する選択アイコンが3つ表示されており、時間の割り当ては夫々、20分・30分・40分と設定してある。
【0046】
この時間の算出方法は、現在位置から使用者が入力手段10を介して入力した目的地までの距離と、記憶手段17に記憶されている前回ウォ−キングモード時の平均移動速度から算出した目的地までにかかる最低時間を基準として、この目的地までにかかる最低時間に、例えば10分ずつ足した数字を所定数、設定アイコンとして表示手段11に表示するようにする。
【0047】
このような算出方法をとる理由は、テンキー等を用いて使用者に歩行時間を自由に設定させる方法をとってしまうと、現在位置から目的地までの歩行時間として不可能な時間(例えば、最低20分かかる経路において歩行時間を15分と設定)を設定されてしまう可能性があるからである。
【0048】
但し、テンキーを用いて使用者が歩行時間を自由に設定するときは、上記説明した目的地までにかかる最低時間以上の時間のみ設定可能とする。
【0049】
また、使用者により歩行時間の設定が行われたとき、設定された経路における道路データとの関係上、経路探索手段15における探索が必ずしも使用者が設定した歩行時間と一致するとは限らず、このようなときは、使用者が設定した歩行時間に最も近い歩行時間となる経路を探索するようにし、時間が一致していない旨を表示手段11に表示、又はスピーカより音声報知するようにしてもよい。
【0050】
ステップS3の処理において、使用者により歩行時間が設定されると、経路探索手段15は、使用者により設定された歩行時間で設定された目的地に到着する経路を算出する(ステップS4)。
【0051】
ステップS4の処理において、経路探索手段15は、地図データ記憶手段17に記憶された地図データと、ステップS1の処理において設定された目的地までの距離と、記憶手段17に記憶された平均移動速度に基づき、使用者が入力した歩行時間で目的地に到着する経路の探索を行う。
【0052】
尚、経路探索手段15における経路探索に用いる移動速度は、記憶手段17に記憶されていると説明したが、これに限ることはなく、使用者が入力手段11を介して移動速度の入力を行う方法をとってもよい。
【0053】
また、ステップS4の処理において経路探索手段15により探索される経路は、必ずしも一つとは限らず、探索された経路が複数存在することもあり、このようなときは、表示手段11に探索された経路すべてを表示し、使用者が自由に経路の選択をできるようにする(ステップS5)。
【0054】
ステップS4の処理において探索された経路が一つしかなかったときは、ステップS5の処理は行わずステップS6の処理へと進む。
【0055】
ステップS5の処理において、使用者により経路の選択が行われると、経路案内を開始する(ステップS6)。
【0056】
ステップS6の処理において経路案内を開始すると、次に、目的地に到着したか否かの検出を行い(ステップS7)、目的地に到着すれば案内を終了する。
【0057】
また、ステップS7の処理において、目的地に到着していないという検出をすると、ステップS6の処理に戻り経路案内を継続する。
【0058】
尚、本実施ではウォ−キングモードに設定されたことを前提として説明を行ったが、ステップS2の処理において、ウォ−キングモードに設定されなかったときは、通常の経路探索モードとなり、経路探索手段15において現在位置から目的地までを最短で結ぶ経路探索が行われる(ステップS8)。
【0059】
ステップS8の処理において経路探索が行われると、ステップS9の処理において経路案内を開始され、次に目的地に到着したか否かの検出を行い(ステップS10)、ステップS10の処理において目的地に到着したことを検出すると経路案内を終了し、ステップS10の処理において目的地に到着していないことが検出されると、ステップS9の処理に戻り経路案内を継続して行う。
【実施例2】
【0060】
実施例1では、使用者が入力手段10を介して入力した目的地までの距離と、記憶手段17に記憶された前回ウォ−キングモード時の平均移動速度とに基づき、使用者が入力した歩行時間で目的地に到着する経路を探索すると説明したが、実施例2では、使用者が所望する歩行時間ではなく、所望する歩行距離の入力を行うことで経路探索を行うナビゲーション装置1について図7のフローチャートを用いて説明を行う。
【0061】
尚、図7のフローチャートにおけるステップS11〜ステップS12の処理、ステップS14〜ステップS20は、それぞれ図2のフローチャートにおけるステップS1〜ステップS2、ステップS4〜ステップS10の処理と同様の処理であり、図7におけるステップS13の処理と図2におけるステップS3の処理とが異なる処理となっている。
【0062】
よって、以下、ステップS13について説明を行うが、それ以外の処理に関しては図2の処理と同様であるので省略する。
【0063】
ステップS13の処理において、使用者は、入力手段10を介して歩数と歩幅の入力を行う。
【0064】
歩数の入力は、図8に示すように表示手段11にテンキーが表示され、使用者はこのテンキーを押下することで所望する歩数の入力を行うことができる。
【0065】
歩数の入力が行われると、次に歩幅の入力を行う。
【0066】
図9は歩幅を入力する画面を示しており、図9に示す表示手段11には、歩幅を選択するアイコンが3つ表示されており、数値の割り当ては夫々、40cm・50cm・60cmとなっているがこれに限ることはなく、アイコンの数も使用者が予め設定可能とする。
【0067】
尚、表示手段11に表示されたアイコンの数値は、使用者が予め性別の入力、及び/又は年齢の入力を行うことで、異なる数値を表示させるようにしてもよい。
【0068】
ステップS13の処理において、歩数と歩幅の入力が行われると、入力された歩数と歩幅に基づき距離が算出され(例えば、歩数1万歩×歩幅60cm=6km)ここで算出された距離が、使用者が所望する距離となり、経路探索手段15は、算出された距離で目的地に到着する経路を探索する。
【0069】
以上説明したように、本願発明のナビゲーション装置は、使用者が歩行時において使用するものであり、使用者が健康を考慮しウォ−キングを行いたいと考えたとき、忙しくて多くの時間をとれない人であっても空いた時間を見つけて、更に使用者が望む経路においてウォ−キングを行うことができる経路を探索し使用者に提供することができるものであり、使用者は、本ナビゲーション装置を用いることで自身の健康管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】ナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例1における制御手段18の制御動作を示したフローチャート図である。
【図3】ナビゲーション装置1において、ウォ−キングモード選択アイコンを設けた目的地設定画面を示した図である。
【図4】ナビゲーション装置1において、目的地設定画面表示時にウォ−キングモード切り替えを促すメッセージを表示したときの図である。
【図5】ナビゲーション装置1における目的地設定画面を示した図である。
【図6】ナビゲーション装置1において、使用者が所望する歩行時間の設定を行う設定画面を示した図である。
【図7】実施例2における制御手段18の制御動作を示したフローチャート図である。
【図8】ナビゲーション装置1において、使用者が歩数の設定を行う設定画面を示した図である。
【図9】ナビゲーション装置1において、使用者が歩幅の設定を行う設定画面を示した図である。
【符号の説明】
【0071】
1・・・ナビゲーション装置
10・・入力手段
11・・表示手段
12・・スピーカ
13・・現在位置検出手段
14・・地図データ記憶手段
15・・経路探索手段
16・・速度算出手段
17・・記憶手段
18・・制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
経路探索に必要な地図データが記憶された地図データ記憶手段と、出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、移動時間の入力を行う時間入力手段と、を備え、
前記経路探索手段は、出発地から目的地までの移動時間が前記時間入力手段より入力された時間となる経路を探索することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記ナビゲーション装置は、更に、移動速度を入力する速度入力手段を備え、
前記経路探索手段は、前記時間入力手段から入力された移動時間と前記速度入力手段から入力された移動時間に基づいて経路を探索することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記ナビゲーション装置は、更に、所定時間毎に現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記現在位置検出手段により検出された現在位置に基づいて移動速度を算出する速度算出手段と、該速度算出手段により算出された移動速度に基づいて平均移動速度を記憶する記憶手段と、を備え、
前記速度入力手段は、前記記憶手段に記憶された平均移動速度を移動速度として入力することを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記経路探索手段は、前記時間入力手段により移動時間が入力されなかった場合は、出発地から目的地までの最短時間の経路を探索することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
経路探索に必要な地図データが記憶された地図データ記憶手段と、出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、移動距離を入力する距離入力手段と、を備え、
前記経路探索手段は、出発地から目的地までの移動距離が前記距離入力手段により入力された距離となる経路を探索することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
前記距離入力手段は、歩数と歩幅により移動距離を入力することを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
前記経路探索手段は、前記距離入力手段により移動距離が入力されなかった場合は出発地から目的地までの最短距離の経路を探索することを特徴とする請求項5または6に記載のナビゲーション装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2008−241416(P2008−241416A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−81339(P2007−81339)
【出願日】平成19年3月27日(2007.3.27)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】