説明

ナビゲーション装置

【課題】ユーザが誘導経路を容易に把握可能とした「ナビゲーション装置」を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置100の本体10内の制御部102は、誘導経路上の連続する2つの道路の正式名称及び別称を取得し、これら2つの道路の正式名称が同一であるか否かを判定する。そして、同一である場合には、制御部102は、2つの道路の別称が取得され、更に、これら2つの道路の別称が異なる場合に、ディスプレイ70に、誘導経路の行程として、2つの道路の別称を連続して表示させる処理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載され、目的地までの誘導経路を探索して車両を誘導するナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ナビゲーション装置は、GPS等により車両の位置及び方位を検出する。そして、車両の位置に応じた地図データが大量の地図データを記録したハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の地図データ記録媒体から読み出され、この地図データに基づいて車両位置の周囲の地図画像がディスプレイ装置に表示されるとともに、車両位置マークが重ね合わせて表示され、更には、車両の移動に応じて地図画像がスクロール表示されて、ユーザが車両の位置を把握することができるようになっている。
【0003】
また、従来より、ナビゲーション装置には、ユーザが目的地に向けて道路を間違うことなく容易に走行できるようにした経路誘導機能を備えている。この経路誘導機能では、地図データを用いて出発地から目的地までを結ぶ最もリンクコストが小さい誘導経路が横型探索法又はダイクストラ法等のシミュレーション計算によって自動探索され、その探索された経路が誘導経路として記憶される。そして、車両の走行中には、誘導経路が、地図画像上に他の道路とは色を変えて太く描画されたり、車両が誘導経路上の進路を変更すべき交差点から所定距離内に近づいたときに、地図画像上の経路を変更すべき交差点に進路を示す矢印が表示されたりすることにより、車両が目的地まで案内される。
【0004】
更に、ユーザが誘導経路を把握すべく、当該誘導経路の多くを含む地図画像を表示させた場合に縮尺が小さいために把握が困難であることに鑑み、目的地までの誘導経路上の道路名称を当該誘導経路順に並べた誘導経路の行程の模式的な画面を表示する機能を有するナビゲーション装置も存在する(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平11−148836号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、表示される道路名称は「国道246号線」等の正式名称であり、ユーザにとって馴染みの深い「青山通り」、「玉川通り」等の俗称、愛称、通称等の別称は表示されないため、必ずしもユーザが誘導経路を容易に把握可能であるとはいえない。また、「国道246号線」等の正式名称は、一般に俗称、愛称、通称、別称等よりも距離が長く、行程として正式名称が表示されてもユーザは感覚的に誘導経路を把握しづらい。
【0006】
本発明の目的は、上述した問題を解決するものであり、ユーザが誘導経路を容易に把握可能としたナビゲーション装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る、車両に搭載され、目的地までの誘導経路を探索して前記車両を誘導するナビゲーション装置は、前記誘導経路上の連続する第1の道路及び第2の道路の正式名称及び別称を取得する名称取得手段と、前記名称取得手段により取得された前記第1の道路の正式名称と、前記第2の道路の正式名称とが異なるか否かを判定する第1の名称判定手段と、前記第1の名称判定手段により前記第1の道路の正式名称と、前記第2の道路の正式名称とが同一と判定された場合に、前記名称取得手段により前記第1の道路の別称と、前記第2の道路の別称とが取得されたか否か、及び、前記第1の道路の別称と、前記第2の道路の別称とが異なるか否か判定する第2の名称判定手段と、前記第2の名称判定手段により前記第1の道路の別称と前記第2の道路の別称とが取得され、且つ、前記第1の道路の別称と前記第2の道路の別称とが異なると判定された場合に、前記表示ユニットに、前記誘導経路の行程として、前記第1の道路の別称と、前記第2の道路の別称とを連続して表示させる行程表示処理手段とを有することを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、誘導経路上の第1及び第2の道路について、正式名称が同一であっても、俗称、愛称、通称等の別称が異なる場合には、誘導経路の行程として、それら別称が連続して表示されるため、ユーザが誘導経路を容易に把握することが可能となる。
【0009】
同様の観点から本発明に係るナビゲーション装置は、前記行程表示処理手段が、前記表示ユニットに、前記第1の道路の別称とともに該第1の道路の正式名称を表示させ、前記第2の道路の別称とともに該第2の道路の正式名称を表示させるようにしてもよい。
【0010】
本発明に係る、車両に搭載され、目的地までの誘導経路を探索して前記車両を誘導するナビゲーション装置は、前記誘導経路上の連続する第1の道路及び第2の道路の正式名称及び別称を取得する名称取得手段と、前記名称取得手段により取得された前記第1の道路の正式名称と、前記第2の道路の正式名称とが異なるか否かを判定する第1の名称判定手段と、前記第1の名称判定手段により前記第1の道路の正式名称と前記第2の道路の正式名称とが異なると判定された場合に、前記名称取得手段により前記第1の道路の別称と、前記第2の道路の別称とが取得されたか否かを判定する第2の名称判定手段と、前記第2の名称判定手段により前記第1の道路の別称と前記第2の道路の別称とが取得されたと判定された場合に、前記表示ユニットに、前記誘導経路の行程として、前記第1の道路の正式名称及び別称を表示させる行程表示処理手段とを有することを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、誘導経路上の道路について、正式名称が同一であっても、別称が存在する場合には、誘導経路の行程として、先に通過する第1の道路の別称が表示されるため、ユーザが誘導経路を容易に把握することが可能となる。
【0012】
また、本発明に係るナビゲーション装置は、前記車両の位置を取得する車両位置取得手段を有し、前記行程表示処理手段が、前記車両位置取得手段により取得された車両位置が前記第2の道路上である場合に、前記表示ユニットに、前記誘導経路の行程として、前記第1の道路の別称に代えて、前記第2の道路の別称を表示させるようにしてもよい。
【0013】
この構成によれば、車両が第1の道路を通過して第2の道路まで到達した場合には、第1の道路の別称に代えて第2の道路の別称が表示されるため、ユーザが誘導経路を容易に把握することが可能となる。
【0014】
また、本発明に係るナビゲーション装置は、前記行程表示処理手段が、前記第1の名称判定手段により前記第1の道路の正式名称と前記第2の道路の正式名称とが異なると判定された場合に、前記表示ユニットに、前記誘導経路の行程として、前記第1の道路の正式名称と、前記第2の道路の正式名称とを連続して表示させるようにしてもよい。
【0015】
この構成によれば、誘導経路上の第1及び第2の道路について、正式名称が異なる場合には、誘導経路の行程として、それら正式名称が連続して表示されるため、ユーザが誘導経路を容易に把握することが可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、正式名称が同一でも別称が異なる道路については、誘導経路の行程としてそれら別称が連続して表示され、あるいは、先に通過する道路の別称が正式名称とともに表示されるため、ユーザが誘導経路を容易に把握することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明のナビゲーション装置の構成を示す図である。図1に示すナビゲーション装置100は、車両に搭載され、本体10、ハードディスクドライブ(HDD)20、操作部30、通信部40、GPS受信部50、自立航法センサ60、ディスプレイ70及びスピーカ80により構成される。
【0018】
HDD20は、ハードディスク22を搭載しており、当該ハードディスク22に記録された地図データを読み出す。なお、地図データの記録媒体は、ハードディスク22に限られず、DVD、CD−ROM等であってもよく、記録媒体に応じたドライブが用意される。
【0019】
地図データには、道路情報が含まれる。図2は、道路情報の一例を示す図である。図2に示す道路情報は、道路について、当該道路の識別情報である道路IDと、当該道路の種別(一般道、高速道等)と、当該道路の正式名称と、当該道路の始点及び終点とこれら始点及び終点の間の分岐点の緯度及び経度(ノード)を道路の延在方向に沿って順に配列した全区間ノードと、当該道路に別称が存在する場合には当該別称と、当該別称の区間の始点及び終点とこれら始点及び終点の間の分岐点のノードを道路の延在方向に沿って順に配列した別称区間ノードとにより構成される。
【0020】
図2に示す道路情報は、国道A号線がノードn1からn2及びn3を経由してn4まで延在していること、国道B号線が国道A号線上のノードn2から延在していること、C高速道が国道A号線上のノードn3から延在していること、県道D号線が国道A号線上のノードn3からノードn21を経由してノードn22まで延在していることを示している。また、図2に示す道路情報は、国道A号線のうち、ノードn1とノードn2の間が別称「○○通り」であり、ノードn2とn3の間が別称「××街道」であること、県道D号線のうち、ノードn4とノードn21の間が別称「△△通り」であることを示している。従って、道路配置と名称は、図3に示すものとなる。
【0021】
操作部30は、図示しない操作ボタンやジョイスティック等を有しており、誘導経路探索時の目的地の設定等の検索情報の設定等において、ユーザによって操作される。通信部40は、例えば、携帯電話機であり、ナビゲーション装置100に必要な各種情報を取得するために、外部との通信を行う。GPS受信部50は、車両の位置の検出に必要なGPS衛星からのGPS信号を受信する。自立航法センサ60は、車両の進行方向を検出するためのジャイロ等と、一定の走行距離毎にパルス(車速パルス)を発生する距離センサとにより構成される。
【0022】
本体10は、制御部102、バッファメモリ104、地図描画部106、操作画面・マーク発生部108、誘導経路記憶部110、誘導経路描画部112、行程ガイド描画部114及び画像合成部118により構成される。本実施形態においては、制御部102及びHDD20が名称取得手段に対応し、制御部102が第1及び第2の名称判定手段に対応し、制御部102、行程ガイド描画部114及び画像合成部118が行程表示処理手段に対応し、GPS受信部50及び制御部102が車両位置取得手段に対応する。
【0023】
制御部102は、ナビゲーション装置100の全体を制御する。具体的には、制御部102は、GPS受信部50によって受信されたGPS信号や、自立航法センサ60によって検出された車両の進行方向、車速パルスの出力間隔に基づいて、車両の位置、方位及び速度を算出する。また、制御部102は、HDD20に対して、ハードディスク22に記録された地図データの読み出しを指示する。例えば、制御部102は、車両が走行中の場合には、車両位置周辺の所定範囲に対応する地図データの読み出しを指示する。この指示によってHDD104が読み出した地図データは、バッファメモリ104に格納される。地図描画部106は、バッファメモリ104に格納された地図データに基づいて地図画像を生成する。
【0024】
また、制御部102は、ユーザによる操作部30の操作や、ナビゲーション装置10の動作状態に応じて、操作画面・マーク発生部108に画像生成の指示を出す。操作画面・マーク発生部108は、この指示に応じて、各種メニュー画面や自車位置マーク、カーソルのマークの画像を生成する。
【0025】
また、制御部102は、ユーザによる操作部30の誘導経路探索のための操作に応じて、HDD20に対して、車両位置から目的地に至る所定範囲に対応する地図データの読み出しを指示する。この指示によってHDD104が読み出した地図データがバッファメモリ104に格納されると、制御部102は、当該バッファメモリ104から地図データを読み出し、当該地図データに基づいて、所定の経路探索アルゴリズムを用いて目的地までの誘導経路を設定する。設定された誘導経路の情報は、誘導経路記憶部110に記憶される。図4は、誘導経路情報の一例を示す図である。図4に示す誘導経路情報は、目的地までに経由するノードと、目的地のノードとにより構成される。例えば、車両位置が図3のノードn1の手前に存在している際にノードn22の先に存在するノードn50の地点が目的地として設定されて誘導経路探索が行われた場合、図4に示すように、誘導経路情報は、ノードn1、n2、n3、n4、n21及びn22を経由して目的地のノード50に至ることを表す。誘導経路描画部112は、誘導経路記憶部110に記憶された誘導経路情報に基づいて、誘導経路画像を生成する。
【0026】
また、制御部102は、ユーザによる操作部30の操作や、ナビゲーション装置10の動作状態に応じて、画像合成部118に、画像合成を指示する。画像合成部118は、この指示に応じて、地図画像描画部106、操作画面・マーク発生部108、誘導経路描画部112及び後述する行程ガイド描画部114からの各種画像を適宜合成し、得られた画像をディスプレイ70に表示させる。また、制御部102は、ユーザによる操作部30の操作や、ナビゲーション装置10の動作状態に応じて、音声を生成し、スピーカ80に出力させる。例えば、制御部102は、経路誘導中に誘導経路情報に基づいて、交差点を曲がる指示等の案内音声を生成し、スピーカ80に出力させる。
【0027】
また、制御部102は、目的地までの経路上の道路名称を当該経路順に並べた誘導経路の行程の模式的な画面である行程ガイドの画面を表示するための制御を行う。以下、行程ガイドの表示処理の詳細についての第1及び第2実施例を説明する。
【0028】
まず、第1実施例について説明する。図5乃至図8は、第1実施例における行程ガイドの表示処理を示すフローチャートである。制御部102は、誘導経路を設定し(S101)、更に車両位置を取得すると(S102)、これら誘導経路情報及び車両位置に基づいて、誘導経路のうちのn番目の道路(ここでは車両位置が存在する道路)が別称を有するか否かを判定する(S103)。具体的には、制御部102は、誘導経路情報内の経由ノードのうち、車両位置から最も手前の経由ノードを特定し、車両位置を始端とし、当該特定した経由ノードを終端としてこれらを結んだ経路を車両位置が存在する道路として特定する。次に、制御部102は、バッファメモリ104に記憶されている地図データ内の道路情報を読み出し、これら各道路情報のうち別称区間ノードを有するものを抽出する。更に、制御部102は、抽出した各道路情報のそれぞれについて、当該道路情報内の別称区間ノードを結んだ経路(別称区間経路)を特定し、更に、これら別称区間経路のうち、車両位置が存在する道路と重複するものを特定する。車両位置が存在する道路が別称区間経路と重複する場合には、車両位置が存在する道路は、その別称区間経路における別称区間ノードに対応する別称を有することになり、車両位置が存在する道路が別称区間経路のいずれとも重複しない場合には、車両位置が存在する道路は、別称を有しないことになる。
【0029】
車両位置が存在するn番目の道路が別称を有する場合、制御部102は、車両位置が存在する道路と重複する別称区間経路における別称区間ノードと同一の道路情報内の当該別称区間ノードに対応する別称と、正式名称とを行程ガイド情報に設定する(S104)。一方、別称が存在しない場合、制御部102は、バッファメモリ104から読み出した各道路情報内のそれぞれについて、当該道路情報内の全区間ノードを結んだ経路(全区間経路)を特定し、更に、これら全区間経路のうち、車両位置が存在する道路と重複するものを特定する。次に、制御部102は特定した全区間経路における全区間ノードと同一の道路情報内の正式名称を行程ガイド情報に設定する(S105)。
【0030】
S104又はS105の後、制御部102は、誘導経路において、n番目の道路の次の道路であるn+1番目の道路と、更にそのn+1番目の道路に続く道路であるn+2番目の道路とのいずれかに目的地が存在するか否かを判定する(S106)。具体的には、制御部102は、誘導経路情報内の経由ノードのうち、車両位置が存在する道路の終端の経由ノードを始端とし、当該始端である経由ノードの次の経由ノード又は目的地ノードを終端としてこれらを結んだ道路をn+1番目の道路として特定し、当該n+1番目の道路の終端の経由ノードを始端とし、当該始端である経由ノードの次の経由ノード又は目的地ノードを終端としてこれらを結んだ道路をn+2番目の道路として特定する。この際、終端が目的地ノードとなる場合には、その道路上に目的地が存在することになる。なお、n+1番目の道路の終端が目的地ノードである場合には、n+2番目の道路は存在しないことになる。
【0031】
n+1番目の道路と、n+2番目の道路とのいずれかに目的地が存在する場合、次に、制御部102は、n+1番目の道路上に目的地が存在するか否かを判定する(S107)。具体的には、制御部102は、S106において、特定したn+1番目の道路の終端が目的地ノードである場合には、n+1番目の道路上に目的地が存在すると判定する。
【0032】
n+1番目の道路上に目的地が存在する場合、制御部102は、n+1番目の道路が別称を有するか否かを判定する(S108)。具体的には、制御部102は、S103において特定した別称区間経路のうち、n+1番目の道路と重複するものを特定する。n+1番目の道路が別称区間経路と重複する場合には、n+1番目の道路は、その別称区間経路における別称区間ノードに対応する別称を有することになり、n+1番目の道路が別称区間経路と重複しない場合には、n+1番目の道路は、別称を有しないことになる。
【0033】
n+1番目の道路が別称を有する場合、制御部102は、行程ガイド情報において、S104で設定したn番目の道路の別称及び正式名称、あるいは、S105で設定したn番目の道路の正式名称に続いて、n+1番目の道路と重複する別称区間経路における別称区間ノードと同一の道路情報内の当該別称区間ノードに対応する別称と、正式名称とを追加する(S109)。一方、n+1番目の道路が別称を有しない場合、制御部102は、バッファメモリ104から読み出した各道路情報内のそれぞれについて、当該道路情報内の全区間ノードを結んだ全区間経路を特定し、更に、これら全区間経路のうち、n+1番目の道路と重複するものを特定する。次に、制御部102は、行程ガイド情報において、S104で設定したn番目の道路の別称及び正式名称、あるいは、S105で設定したn番目の道路の正式名称に続いて、特定した全区間経路における全区間ノードと同一の道路情報内の正式名称を追加する(S110)。
【0034】
S109又はS110の後、制御部102は、行程ガイド情報を行程ガイド描画部114へ出力する。行程ガイド描画部114は、入力した行程ガイド情報に対応する行程ガイドの画面を描画して画像合成部118へ出力する。画像合成部118は、入力した行程ガイドの画面を適宜他の画像と合成して、ディスプレイ70に表示させる(S111)。
【0035】
図9は、行程ガイド画面の一例を示す図である。図9における表示201乃至204は、車両位置から目的地に至る道路の名称を誘導経路順に並べたものであり、当該道路が正式名称のみである場合には、表示201及び204のように正式名称のみが含まれ、別称が存在する場合には、表示202及び203に示すように、当該別称と正式名称とが含まれる。
【0036】
一方、図5のS107において、n+1番目の道路上に目的地が存在しないと判定された場合、換言すれば、n+2番目の道路上に目的地が存在すると判定された場合には、図6に示す動作に移行し、制御部102は、n+1番目の道路が別称を有するか否かを判定する(S121)。具体的には、図5のS108と同様、制御部102は、S103において特定した別称区間経路のうち、n+1番目の道路と重複するものを特定する。n+1番目の道路が別称区間経路と重複する場合には、n+1番目の道路は、その別称区間経路における別称区間ノードに対応する別称を有することになり、n+1番目の道路が別称区間経路と重複しない場合には、n+1番目の道路は、別称を有しないことになる。
【0037】
n+1番目の道路が別称を有する場合、制御部102は、行程ガイド情報において、S104で設定したn番目の道路の別称及び正式名称、あるいは、S105で設定したn番目の道路の正式名称に続いて、n+1番目の道路と重複する別称区間経路における別称区間ノードと同一の道路情報内の当該別称区間ノードに対応する別称と、正式名称とを追加する(S122)。一方、n+1番目の道路が別称を有しない場合、制御部102は、バッファメモリ104から読み出した各道路情報内のそれぞれについて、当該道路情報内の全区間ノードを結んだ全区間経路を特定し、更に、これら全区間経路のうち、n+1番目の道路と重複するものを特定する。次に、制御部102は、行程ガイド情報において、S104で設定したn番目の道路の別称及び正式名称、あるいは、S105で設定したn番目の道路の正式名称に続いて、特定した全区間経路における全区間ノードと同一の道路情報内の正式名称を追加する(S123)。
【0038】
S122又はS123の後、制御部102は、n+2番目の道路が別称を有するか否かを判定する(S124)。具体的には、S122と同様、制御部102は、S103において特定した別称区間経路のうち、n+2番目の道路と重複するものを特定する。n+2番目の道路が別称区間経路と重複する場合には、n+2番目の道路は、その別称区間経路における別称区間ノードに対応する別称を有することになり、n+2番目の道路が別称区間経路と重複しない場合には、n+2番目の道路は、別称を有しないことになる。
【0039】
n+2番目の道路が別称を有する場合、制御部102は、行程ガイド情報において、S122で追加したn+1番目の道路の別称及び正式名称、あるいは、S123で追加したn+1番目の道路の正式名称に続いて、n+2番目の道路と重複する別称区間経路における別称区間ノードと同一の道路情報内の当該別称区間ノードに対応する別称と、正式名称とを追加する(S125)。一方、n+2番目の道路が別称を有しない場合、制御部102は、バッファメモリ104から読み出した各道路情報内のそれぞれについて、当該道路情報内の全区間ノードを結んだ全区間経路を特定し、更に、これら全区間経路のうち、n+2番目の道路と重複するものを特定する。次に、制御部102は、行程ガイド情報において、S122で設定したn+1番目の道路の別称及び正式名称、あるいは、S123で設定したn+1番目の道路の正式名称に続いて、特定した全区間経路における全区間ノードと同一の道路情報内の正式名称を追加する(S126)。
【0040】
S125又はS126の後、制御部102は、S111と同様、行程ガイド情報を行程ガイド描画部114へ出力する。行程ガイド描画部114は、入力した行程ガイド情報に対応する行程ガイドの画面を描画して画像合成部118へ出力し、当該画像合成部118は、入力した行程ガイドの画面を適宜他の画像と合成して、ディスプレイ70に表示させる(S127)。
【0041】
一方、図5のS106において、n+1番目及びn+2番目の道路上に目的地が存在しないと判定された場合には、図7に示す動作に移行し、制御部102は、n+1番目及びn+2番目の道路が高速道であるか否かを判定する(S131)。具体的には、制御部102は、バッファメモリ104から読み出した各道路情報内のそれぞれについて、当該道路情報内の全区間ノードを結んだ全区間経路を特定し、更に、これら全区間経路のうち、n+1番目の道路と重複するものと、n+2番目の道路を重複するものとを特定する。次に、制御部102は、n+1番目の道路と重複する全区間経路における全区間ノードと同一の道路情報内の種別を特定するとともに、n+2番目の道路と重複する全区間経路における全区間ノードと同一の道路情報内の種別を特定し、これら種別が高速道であるか否かを判定する。
【0042】
n+1番目及びn+2番目の道路が高速道である場合、制御部102は、n+1番目の道路の正式名称と、n+2番目の道路の正式名称とが異なるか否かを判定する(S132)。具体的には、制御部102は、バッファメモリ104から読み出した各道路情報内のそれぞれについて、S131において特定した、n+1番目の道路と重複する全区間経路における全区間ノードと同一の道路情報内の正式名称と、n+2番目の道路と重複するものとして特定した全区間経路における全区間ノードと同一の道路情報内の正式名称とを比較し、異なるか否かを判定する。
【0043】
S132において、n+1番目の道路の正式名称と、n+2番目の道路の正式名称とが異なると判定した場合、あるいは、S131において、n+1番目及びn+2番目の道路のいずれかが高速道でないと判定した場合、制御部102は、行程ガイド情報において、S104で設定したn番目の道路の別称及び正式名称、あるいは、S105で設定したn番目の道路の正式名称に続いて、n+1番目の道路の正式名称を追加し、更に、当該n+1番目の道路の正式名称に続いて、n+2番目の道路の正式名称を追加する(S133)。その後、制御部102は、n+1をnとする、換言すれば、その時点の道路の順番を1つ減じて新たな順番を設定し(S134)、その新たな順番が設定された道路について、図5におけるS106以降の動作を繰り返す。
【0044】
一方、S132において、n+1番目の道路の正式名称と、n+2番目の道路の正式名称とが同一であると判定した場合、図8の動作に移行し、n+1番目及びn+2番目の道路がいずれも別称を有するか否かを判定する(S141)。具体的には、制御部102は、S132において特定したn+1番目の道路の正式名称を含む道路情報内の別称区間ノードを結んだ別称区間経路を特定し、更に、これら別称区間経路のうち、n+1番目の道路と重複するものを特定する。そして、n+1番目の道路と重複する別称区間経路が存在する場合には、制御部102は、その別称区間経路における別称区間ノードに対応する別称を、n+1番目の道路の別称として特定する。制御部102は、n+2番目の道路についても、同様にして別称を特定する。
【0045】
n+1番目及びn+2番目の道路の少なくともいずれかが別称を有しない場合には、制御部102は、行程ガイド情報において、S104で設定したn番目の道路の別称及び正式名称、あるいは、S105で設定したn番目の道路の正式名称に続いて、S132において特定したn+1番目の道路の正式名称を1つ追加する(S142)。図7のS132においてn+1番目の道路の正式名称とn+2番目の道路の正式名称は同一であると判定されているため、n+1番目の道路の正式名称は、n+2番目の道路の正式名称でもある。
【0046】
一方、S141において、n+1番目及びn+2番目の道路がいずれも別称を有する場合には、制御部102は、更に、これらn+1番目及びn+2番目の道路の別称が異なるか否かを判定する(S143)。そして、n+1番目及びn+2番目の道路の別称が異なる場合には、制御部102は、行程ガイド情報において、S104で設定したn番目の道路の別称及び正式名称、あるいは、S105で設定したn番目の道路の正式名称に続いて、n+1番目の道路の別称と、S132において特定したn+1番目の道路の正式名称とを追加し、更に、当該n+1番目の道路の別称及び正式名称に続いて、n+2番目の道路の別称と、S132において特定したn+2番目の道路の正式名称とを追加する(S144)。一方、n+1番目及びn+2番目の道路の別称が同一である場合には、制御部102は、行程ガイド情報において、S104で設定したn番目の道路の別称及び正式名称、あるいは、S105で設定したn番目の道路の正式名称に続いて、S132において特定したn+1番目の道路の正式名称を1つ追加する(S142)。
【0047】
S142及びS144の後、制御部102は、n+1をnとする、換言すれば、その時点の道路の順番を1つ減じて新たな順番を設定し(図7のS134)、その新たな順番が設定された道路について、図5におけるS106以降の動作を繰り返す。
【0048】
このように、第1実施例では、誘導経路上の連続する2つの道路について、正式名称が同一であっても、別称が異なる場合には、誘導経路の行程として、それら別称が連続して表示されるため、ユーザが誘導経路を容易に把握することが可能となる。なお、第1実施例では、n+1番目又はn+2番目の道路上に目的地が存在し、更に、n+1番目又はn+2番目の道路が別称を有する場合には、その別称を行程ガイド情報に追加したが、n+1番目又はn+2番目の道路が別称を有するか否かにかかわらず、これらの正式名称を行程ガイド情報に追加するようにしてもよい。
【0049】
次に、第2実施例について説明する。第2実施例においても、第1実施例における図5乃至図7と同様の動作が行われる。そして、図7のS132において、n+1番目の道路の正式名称と、n+2番目の道路の正式名称とが同一であると判定した場合、図10の動作に移行し、制御部102は、n+1番目及びn+2番目の道路がいずれも別称を有するか否かを判定する(S151)。具体的な動作は、図8のS141と同様である。
【0050】
n+1番目及びn+2番目の道路の少なくともいずれかが別称を有しない場合には、制御部102は、行程ガイド情報において、S104で設定したn番目の道路の別称及び正式名称、あるいは、S105で設定したn番目の道路の正式名称に続いて、S132において特定したn+1番目の道路の正式名称を追加する(S152)。図7のS132においてn+1番目の道路の正式名称とn+2番目の道路の正式名称は同一であると判定されているため、n+1番目の道路の正式名称は、n+2番目の道路の正式名称でもある。
【0051】
一方、S151において、n+1番目及びn+2番目の道路がいずれも別称を有する場合には、制御部102は、行程ガイド情報において、S104で設定したn番目の道路の別称及び正式名称、あるいは、S105で設定したn番目の道路の正式名称に続いて、n+1番目の道路の別称と、S132において特定したn+1番目の道路の正式名称とを追加する(S153)。S152及びS153の後、制御部102は、n+1をnとする、換言すれば、その時点の道路の順番を1つ減じて新たな順番を設定し(図7のS134)、その新たな順番が設定された道路について、図5におけるS106以降の動作を繰り返す。
【0052】
S153において、n+1番目の道路の別称及び正式名称が行程ガイド情報に追加された場合、その後の経路誘導中に、行程ガイドの画面に含まれる道路の別称を切り替える動作が行われる。図11は、第2実施例における道路の別称の切り替え動作を示すフローチャートである。なお、以下においては、誘導経路上に、n+1番目の道路と、当該n+1番目の道路に続くn+2番目の道路が存在し、当初、n+1番目の道路の別称が行程ガイド情報に含まれて、行程ガイド画面に表示されているものとする。
【0053】
制御部102は、目的地までの経路誘導中(S201)において、車両が分岐点に到達したか否かを判定する(S202)。具体的には、制御部102は、随時取得する車両位置と、経路情報内の経由ノードとを比較し、これらが一致する場合には、車両が分岐点に到達したと判定する。S202の動作は、車両が分岐点に到達するまで繰り返される。
【0054】
そして、車両が分岐点に到達した場合、制御部102は、車両位置がn+1番目の道路上であるか否かを判定する(S203)。具体的には、制御部102は、n+1番目の道路の始端である経由ノードと終端である経由ノードとの間に車両位置が存在する場合には、車両位置がn+1番目の道路上であると判定する。車両位置がn+1番目の道路上でない場合には、S202以降の動作が繰り返される。
【0055】
一方、車両位置がn+1番目の道路上である場合、制御部102は、車両が分岐点に到達したか否かを判定する(S204)。具体的な動作はS202と同様である。S204の動作は、車両が分岐点に到達するまで繰り返される。
【0056】
そして、車両が分岐点に到達した場合、制御部102は、車両位置がn+2番目の道路上であるか否かを判定する(S205)。具体的な動作は、S203と同様であり、制御部102は、n+2番目の道路の始端である経由ノードと終端である経由ノードとの間に車両位置が存在する場合には、車両位置がn+2番目の道路上であると判定する。車両位置がn+2番目の道路上でない場合には、S204以降の動作が繰り返される。
【0057】
一方、車両位置がn+2番目の道路上である場合、制御部102は、行程ガイド情報内のn+1番目の道路の別称に代えて、n+2番目の道路の別称を設定し、当該行程ガイド情報を行程ガイド描画部114へ出力する。行程ガイド描画部114は、入力した行程ガイド情報に対応する行程ガイドの画面を描画して画像合成部118へ出力する。画像合成部118は、入力した行程ガイドの画面を適宜他の画像と合成して、ディスプレイ70に表示させる(S206)。図12乃至図14は、道路の別称が切り替えられる場合における行程ガイドの画面の遷移の一例を示す図である。当初は、行程ガイドの画面には、図12に示すように、車両位置から目的地に至る誘導経路上の道路の正式名称及び別称の表示301乃至303が含まれる。そして、車両位置が別称を有する道路(ここでは国道A号線の○○通りの区間)上に達すると、図13に示すように、車両位置から目的地に至る誘導経路上の道路の正式名称及び別称の表示401及び402に切り替わる。表示401は、車両位置が国道A号線の○○通り上であることを示す。更に、車両位置が次の別称を有する道路(ここでは国道A号線の○○通りに続く××街道の区間)上に達すると、図14に示すように、国道A号線の○○通りを示す表示401が国道A号線の××街道を示す表示501に切り替わる。
【0058】
このように、第2実施例では、誘導経路上の連続する2つの道路について、正式名称が同一であっても、別称が存在する場合には、誘導経路の行程として、先に通過する道路の別称が正式名称とともに表示され、次に通過する道路に到達した場合に、当該次に通過する道路の別称に切り替えられるため、ユーザが誘導経路を容易に把握することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0059】
以上、説明したように、本発明に係るナビゲーション装置は、ユーザが誘導経路を容易に把握することが可能であり、ナビゲーション装置として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】ナビゲーション装置の構成を示す図である。
【図2】道路情報の一例を示す図である。
【図3】図2の道路情報に対応する道路配置と名称の一例を示す図である。
【図4】誘導経路情報の一例を示す図である。
【図5】第1及び第2実施例における行程ガイドの表示処理を示す第1のフローチャートである。
【図6】第1及び第2実施例における行程ガイドの表示処理を示す第2のフローチャートである。
【図7】第1及び第2実施例における行程ガイドの表示処理を示す第3のフローチャートである。
【図8】第1実施例における行程ガイドの表示処理を示す第4のフローチャートである。
【図9】行程ガイド画面の第1の例を示す図である。
【図10】第2実施例における行程ガイドの表示処理を示す第4のフローチャートである。
【図11】第2実施例における行程ガイドの切り替え処理を示すフローチャートである。
【図12】行程ガイド画面の第2の例を示す図である。
【図13】行程ガイド画面の第3の例を示す図である。
【図14】行程ガイド画面の第4の例を示す図である。
【符号の説明】
【0061】
10 ナビゲーション本体
20 HDD
22 ハードディスク
30 操作部
40 通信部
50 GPS受信部
60 自立航法センサ
70 ディスプレイ
80 スピーカ
100 ナビゲーション装置
102 制御部
104 バッファメモリ
106 地図描画部
108 操作画面・マーク発生部
110 誘導経路記憶部
112 誘導経路描画部
114 行程ガイド描画部
118 画像合成部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載され、目的地までの誘導経路を探索して前記車両を誘導するナビゲーション装置であって、
前記誘導経路上の連続する第1の道路及び第2の道路の正式名称及び別称を取得する名称取得手段と、
前記名称取得手段により取得された前記第1の道路の正式名称と、前記第2の道路の正式名称とが異なるか否かを判定する第1の名称判定手段と、
前記第1の名称判定手段により前記第1の道路の正式名称と、前記第2の道路の正式名称とが同一と判定された場合に、前記名称取得手段により前記第1の道路の別称と、前記第2の道路の別称とが取得されたか否か、及び、前記第1の道路の別称と、前記第2の道路の別称とが異なるか否か判定する第2の名称判定手段と、
前記第2の名称判定手段により前記第1の道路の別称と前記第2の道路の別称とが取得され、且つ、前記第1の道路の別称と前記第2の道路の別称とが異なると判定された場合に、前記表示ユニットに、前記誘導経路の行程として、前記第1の道路の別称と、前記第2の道路の別称とを連続して表示させる行程表示処理手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記行程表示処理手段は、前記表示ユニットに、前記第1の道路の別称とともに該第1の道路の正式名称を表示させ、前記第2の道路の別称とともに該第2の道路の正式名称を表示させることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
車両に搭載され、目的地までの誘導経路を探索して前記車両を誘導するナビゲーション装置であって、
前記誘導経路上の連続する第1の道路及び第2の道路の正式名称及び別称を取得する名称取得手段と、
前記名称取得手段により取得された前記第1の道路の正式名称と、前記第2の道路の正式名称とが異なるか否かを判定する第1の名称判定手段と、
前記第1の名称判定手段により前記第1の道路の正式名称と前記第2の道路の正式名称とが異なると判定された場合に、前記名称取得手段により前記第1の道路の別称と、前記第2の道路の別称とが取得されたか否かを判定する第2の名称判定手段と、
前記第2の名称判定手段により前記第1の道路の別称と前記第2の道路の別称とが取得されたと判定された場合に、前記表示ユニットに、前記誘導経路の行程として、前記第1の道路の別称を表示させる行程表示処理手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
前記車両の位置を取得する車両位置取得手段を有し、
前記行程表示処理手段は、前記車両位置取得手段により取得された車両位置が前記第2の道路上である場合に、前記表示ユニットに、前記誘導経路の行程として、前記第1の道路の別称に代えて、前記第2の道路の別称を表示させることを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記行程表示処理手段は、第1の名称判定手段により前記第1の道路の正式名称と前記第2の道路の正式名称とが異なると判定された場合に、前記表示ユニットに、前記誘導経路の行程として、前記第1の道路の正式名称と、前記第2の道路の正式名称とを連続して表示させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2008−298500(P2008−298500A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−142879(P2007−142879)
【出願日】平成19年5月30日(2007.5.30)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】