説明

ナビゲーション装置

【課題】進行方向を上に地図を表示した場合、進行方向側の地図の表示範囲を広くすることができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置における表示モニタ16の表示画面を1DINサイズとするようにした。また、表示モニタ16の表示画面を2分割画面16a,16bとし、一方の画面16aに車両の現在地周辺の地図20Aを表示し、他方の画面16bには、現在地周辺の地図より、さらに前方の地図20Bを表示するようにした。そして、2つの画面20A,20Bに表示された道路の接続状況を認識できるように絆マーク23を2つの画面に表示するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
地図を表示画面に表示するナビゲーション装置が従来技術として知られている(たとえば、特許文献1)。
【特許文献1】特開2008−76359号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
進行方向を上に地図を表示した場合、進行方向側の地図の表示範囲をさらに広げたい場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(1)請求項1の発明のナビゲーション装置は、地図を表示する表示モニタと、表示モニタに地図を表示する表示制御手段とを備え、表示制御手段は、2つの連続する地図を、左右2画面のそれぞれに表示し、2つの連続する地図における道路の接続状況を示すマークを各画面に表示することを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、車両の現在地を検出する現在地検出手段と、現在地から目的地までの推奨経路を探索する探索手段と、車両の将来の位置を表す数値を入力する入力手段と、入力手段で入力した数値に基づいて将来の車両位置を算出する算出手段とを備え、表示制御手段は、現在地検出手段により検出された車両の現在地周辺の第1地図と、その地図と車両進行方向に連続する第2地図とを2画面で表示し、マークが指示されたとき、第2地図に代えて、算出手段で算出した将来の車両位置周辺の第3地図を表示することを特徴とすることを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項2に記載のナビゲーション装置において、入力手段で入力する数値は走行距離または走行時間であり、算出手段は、車両が推奨経路上を入力された走行距離、または入力された走行時間走行したときの将来の車両位置を算出することを特徴とすることを特徴とする。
(4)請求項4の発明のナビゲーション装置は、地図を表示する表示モニタと、表示モニタに地図を表示する表示制御手段と、車両の将来の位置を表す数値を入力する入力手段と、入力手段で入力した数値に基づいて将来の車両位置を算出する算出手段とを備え、表示制御手段は、入力手段で数値が入力されると、算出手段で算出した将来の車両位置周辺の地図を表示することを特徴とすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、進行方向側を上に地図を表示した場合、進行方側の地図の表示範囲を広くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
−第1の実施の形態−
図1は、本発明の第1の実施の形態によるナビゲーション装置1を示す。図1(b)に示すように、ナビゲーション装置1は1DINサイズの本体1Aを有し、その表示モニタ16の表示画面16Aは1DINサイズであり、図1(a)に示すように、車両のコンソールパネルCPに設けられた1DINサイズの収納スペースに表示モニタ16の表示画面16Aを露出させて取り付けることができる。表示画面16Aの上の部分には温度計、湿度計、時計が設けられている。図2を参照して、本発明の第1の実施の形態によるナビゲーション装置1の構成を説明する。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、スピーカ17、入力装置18、タッチパネル19、タッチパネルコントロール部110およびディスクドライブ111を有している。ディスクドライブ111には、地図データが記憶されたDVD−ROM112が装填されている。
【0007】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。制御回路11は、DVD−ROM112に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行う。そして、その処理結果を推奨経路として表示モニタ16に表示する。
【0008】
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置である。現在地検出装置14は、振動ジャイロ14a、車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)センサ14cなどからなる。振動ジャイロ14aは車両の進行方向を検出し、車速センサ14bは車速を検出し、GPSセンサ14cはGPS衛星からのGPS信号を検出する。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定する。また、現在地検出装置14により検出された車両の現在地が自車位置マークとして地図上に表示される。
【0009】
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはDVD−ROM112に記憶された地図データに基づいて、制御回路11において適宜生成される。
【0010】
ディスクドライブ111は、DVD−ROM112から地図データを読み出す。地図データは、地図表示用データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データおよび経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、ユーザの要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。なお、DVD−ROM112以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
【0011】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の道路地図などの各種情報を画面表示としてユーザに提供する。表示モニタ16の表示画面は、1DINサイズ(50mm×178mm)とほぼ同じ大きさであり、横に長い。スピーカ17は、各種入力操作をユーザに指示したり、経路誘導したりするための音声を出力する。入力装置18は、ユーザが各種コマンドの設定などのために操作される操作キーを有し、操作パネル上のボタンスイッチやパネル周囲のハードスイッチなどによって実現される。ユーザは、表示モニタ16の表示画面の指示やスピーカ17からの音声指示にしたがって入力装置18を操作することにより、目的地を設定する。
【0012】
目的地がユーザによって設定されると、目的地に経路探索終了点が設定される。そして、経路探索用データを用いて経路探索開始点から経路探索終了点までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められた経路(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、ユーザは道路地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、推奨経路にしたがって車両が走行できるように、ユーザに対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
【0013】
タッチパネル19は、表示モニタ16の表面に積層される透明のタッチスイッチであり、表示モニタ16に表示される画像はタッチパネル19を通して表示される。したがって、表示モニタ16の表示画面を押圧しようとするとタッチパネル19が押圧される。タッチパネル19は、タッチパネル19上の操作位置に応じた信号をタッチパネルコントロール部110に送出し、タッチパネルコントロール部110はタッチパネル19の押圧位置を算出する。表示モニタ16に表示された各種ボタンや表示メニューなどを指などで押圧しようとするとタッチパネル19が押圧され、各種ボタンや表示メニューに定義された処理が実行される。
【0014】
次に、図3および図4を参照して本発明の実施形態のナビゲーション装置1における経路誘導時の表示モニタ16の表示について説明する。表示モニタ16の表示画面には、車両の進行方向が上となる地図、つまりヘッディングアップの地図が表示されるものとして説明する。上述したように、表示モニタ16の表示画面は、略1DINサイズである。図3(a)に示すように、表示モニタ16の左画面16aには、自車位置周辺の地図20Aが表示され、右画面16bには、地図20Aと車両進行方向で連続する地図20Bが表示されている。地図20A上の車両の現在地には自車位置マーク21が表示され、地図20A,20Bには探索された道路を他の道路と区別して示す推奨経路22が表示されている。
【0015】
地図20A,20Bが分割画面で表示されると、左画面16aの地図20Aと、右画面16bの地図20Bとの間の対応関係が認識しづらい。そこで、2つの画面16a,16bの地図20A,20Bにおける推奨経路22上の同じ位置に絆マーク23を表示する。ユーザは、絆マーク23を手がかりとして2つの連続する地図20A,20Bから、図3(b)に示すような、車両の周辺および、さらに車両進行方向を示した1枚の地図20Cを容易にイメージすることができる。
【0016】
本発明の実施形態のナビゲーション装置1では、経路誘導時に表示モニタ16の右画面16bには、図3(a)の地図20Bに表示されている推奨経路をさらに進行した位置周辺の地図20D(図4(c)参照)を表示させることができる。図4を参照して、推奨経路上をさらに進行した位置周辺の地図20Dを表示させる操作について説明する。
【0017】
図4(a)に示すように、表示モニタ16に表示された絆マーク23を押圧すると、図4(b)に示す距離入力画面30が表示モニタ16に表示される。入力装置18を操作して、図4(b)に示すように、距離入力画面30に設定距離(たとえば、10km)を入力する。その結果、図4(c)に示すように、右画面16bには、自車位置から推奨経路上を、車両が入力した距離(10km)走行した位置周辺の地図20Dが表示される。
【0018】
次に、本発明の実施形態における地図表示処理について、図5および図6のフローチャートと図7および図8とを参照して説明する。図5および図6の処理は、経路誘導が開始されるとスタートするプログラムにより、制御回路11において実行される。
【0019】
ステップS501では、現在地検出装置14を用いて車両の現在地を検出する。ステップS502では、ステップS501で検出した現在地に基づいて、地図データにおける現在地付近の表示範囲と、さらに前方の表示範囲とを決定する。
【0020】
図7(a)を参照して、ステップS502の処理を説明する。符号40は表示モニタ16の2画面に表示される地図領域の周辺の地図領域を示し、符号41は車両の現在地を示し、符号42は推奨経路を示す。符号43aは現在地付近の表示範囲(図3(a)の地図20A)を示し、符号43bはさらに前方の表示範囲(図3(a)の地図20B)を示す。表示範囲43aと表示範囲43bとは連続しており、領域43cにおいて重なっている。表示範囲43a,43bは、車両の現在地41により一律に決定される。したがって、ステップS501で検出した現在地に基づいて、地図データにおける現在地付近の表示範囲と、さらに前方の表示範囲とを決定することができる。
【0021】
ステップS503では、図7(b)に示すように、表示範囲43aの地図を表示画面の左半分16aに表示し、表示範囲43bの地図を表示画面の右半分16bに表示する。ステップS504では、現在地付近の表示範囲43aとその前方の表示範囲43bとが重なっている領域43cの推奨経路42上の位置に絆マーク23を表示する。図7(c)を参照して説明すると、左画面16aの地図および右画面16bの地図における領域43cの推奨経路42上の位置に絆マーク23を表示する。
【0022】
ステップS505では、タッチパネルコントロール部110により算出されたタッチパネル19の押圧位置に基づいて、絆マーク23が押圧されたか否かを判定する。絆マーク23が押圧された場合はステップS505が肯定判定され、図6のステップS601へ進む。絆マーク23が押圧されない場合はステップS505が否定判定され、ステップS501に戻る。
【0023】
図6のステップS601では、表示モニタ16の表示画面に距離入力画面30(図4(b))を表示する。なお、図3(b)では、距離入力画面30に「10km」が表示されているが、ステップS601では、「○○km」が表示されている。ステップS602では、入力装置18から出力される信号に基づいて、距離入力画面30に設定距離が入力されたか否かを判定する。距離入力画面30に設定距離が入力された場合はステップS602が肯定判定され、ステップS603へ進む。距離入力画面30に設定距離が入力されない場合はステップS602を繰り返す。
【0024】
ステップS603では、現在地検出装置14を用いて車両の現在地を検出する。ステップS604では、図8(a)に示すように、現在地41から推奨経路42に沿って設定入力された設定距離走行したときの自車位置(将来の自車位置)44を算出する。ステップS605では、図8(a)に示すように、地図領域40における現在地付近の表示範囲43aと、将来の自車位置44付近の表示範囲43dとを決定する。上述したように、表示範囲43aは、車両の現在地41を基準とした所定の広さであり、表示範囲43dも、将来の自車位置44を基準とした所定の広さとして決定することができる。
【0025】
ステップS606では、図8(b)に示すように、表示範囲43aの地図を表示画面の左半分16aに表示し、表示範囲43dの地図を表示画面の右半分16bに表示する。ステップS607では、図8(c)に示すように、現在地付近の地図43aの上方の推奨経路42上の位置に絆マーク23を表示する。なお、絆マーク23は、図3(a)と同様に、自車位置41から所定距離の位置に表示される。
【0026】
ステップS608では、タッチパネルコントロール部110により算出されたタッチパネル19の押圧位置に基づいて、絆マーク23が押圧されたか否かを判定する。絆マーク23が押圧された場合はステップS608が肯定判定され、スタートへリターンする。絆マークが押圧されない場合はステップS608が否定判定され、ステップS603に戻る。なお、図8(c)の画面から図3(a)の画面への移行は、不図示の戻りボタンを押圧すればよい。
【0027】
以上の実施形態によるナビゲーション装置1は次のような作用効果を奏する。
(1)表示画面を2分割画面とし、一方の画面16aに車両の現在地周辺の地図を表示し、他方の画面16bには、現在地周辺の地図と連続しており、現在地周辺の地図よりさらに車両進行方向の地図を表示するようにした。そして、2つの画面に表示された道路の接続状況を認識できるように絆マークを2つの画面に表示するようにした。したがって、車両進行方向の様子を広い範囲で認識することができる。また、車両進行方向の地図の表示範囲を広げるとき、広域地図に地図の縮尺を変更する必要がないので、車両進行方向の情報を詳細に認識することができる。
【0028】
(2)現在地から推奨経路上を所定距離走行した将来自車位置の周辺地図を表示できるようにした。したがって、車両が推奨経路上を所定距離走行したときの道路の状況などを前もって把握することができる。
【0029】
(3)絆マークを押圧することによって、現在地から推奨経路上を所定距離走行した将来自車位置の周辺地図を表示できるようにした。したがって、表示画面左半分16aに示す現在地周辺の前方よりさらに遠方の推奨経路上の将来自車位置周辺の地図を速やかに表示させることができる。
【0030】
−第2の実施の形態−
第1の実施の形態のナビゲーション装置では、ユーザに距離を入力させて、自車位置から推奨経路上を、車両が入力した距離走行した将来自車位置周辺の地図を表示するようにした。第2の実施の形態のナビゲーション装置では、ユーザに時間を入力させて、自車位置から推奨経路上を車両が入力した時間走行した将来自車位置周辺の地図を表示する。
【0031】
図9を参照して、推奨経路上を入力された時間走行した将来自車位置周辺の地図20E(図9(c))を表示させる操作について説明する。図9(a)に示すように、表示モニタ16に表示された絆マーク23を押圧すると、図9(b)に示す時間入力画面50が表示モニタ16に表示される。なお、このとき「○○分」と表示される。入力装置18を操作して、図9(b)に示すように、時間入力画面50に時間(たとえば、30分)を入力すると、図9(c)に示すように、右画面16bには、自車位置から推奨経路上を入力した時間(30分)走行した後の将来自車位置周辺の地図20Eが表示される。これにより、将来通過するであろうと考えられる未来の自車位置の周辺地図を表示させることができる。したがって、車両が所定時間後に通過する道路の状況などを前もって把握することができ、利便性が向上する。
【0032】
この場合、車両の平均速度を算出し、算出した平均速度を入力した時間で乗算を行って距離を算出する。そして、自車位置から推奨経路上を、算出した距離走行した将来自車位置周辺の地図を表示するようにする。
【0033】
以上の実施形態のナビゲーション装置1を次のように変形することができる。
(1)ナビゲーション装置における表示モニタ16の表示画面の大きさを1DINサイズとして説明したが、表示画面は1DINサイズに限定されない。
【0034】
(2)2画面表示する一方の表示画面には車両の現在地周辺の地図を表示し、他方の表示画面には現在地周辺の地図と隣接する地図または将来自車位置の周辺地図を表示した。しかし、表示画面に表示する2つの地図は、実施形態に限定されない。たとえば、図3(a)の地図をスクロールして表示させた地図でもよい。この場合、表示画面には、スクロール後の所定の位置周辺の地図と、その地図の北側に連続する地図とが表示される。
【0035】
(3)自車位置から推奨経路に沿って車両が入力した距離(10km)走行した将来自車位置周辺の地図20Dを表示する場合、図10に示すように、右画面16bに、入力した距離(10km)走行したときの車両の将来位置に自車位置マーク61を表示するようにしてもよい。車両の現在地周辺の地図20Aには自車位置マーク21が通常表示されるので、ユーザは違和感なく将来自車位置周辺の地図20Dを見ることができる。この場合、車両の現在地における自車位置マーク21であるとユーザが誤認しないようにするため、車両の現在地における自車位置マーク21の表示態様と異なる表示態様で自車位置マーク61を表示する。
【0036】
(4)推奨経路71が交差点72を分岐点として右折方向に続く場合、表示モニタ16の表示画面は図11(a)に示すようになる。この場合、右画面16bには推奨経路71を走行する場合にあまり関係のない地図20Bが表示されるので、図11(b)に示すように、1画面表示で地図20Fを表示するようにしてもよい。この場合、表示モニタ16の表示画面が横長であるという特色を生かして、長い距離の推奨経路71を表示することができる。
【0037】
(5)タッチパネル19でなく、入力装置18で絆マーク23が指示されるようにしてもよい。
【0038】
(6)表示モニタ16を2画面にすることに関係なく、本願発明を、地図を表示する表示モニタ16と、表示モニタ16に地図を表示する制御回路11と、車両の将来の位置を表す数値を入力する入力装置18と、入力装置18で入力した数値に基づいて将来の車両位置を算出する制御回路11とを備え、制御回路11は、入力装置18で数値が入力されると、制御回路で算出した将来の車両位置周辺の地図を表示するようにしてもよい。将来の車両位置周辺の状況が把握でき、便利である。
【0039】
(7)地図の表示はヘッディングアップに限定されず、ノースアップでもよい。
【0040】
(8)ナビゲーション装置であれば、車載用ナビゲーション装置に限定されない。たとえば、ナビゲーション機能付き携帯電話機にも適用できる。
【0041】
実施形態と変形例の一つ、もしくは複数を組み合わせることも可能である。変形例同士をどのように組み合わせることも可能である。
【0042】
以上の説明はあくまで一例であり、発明は、上記の実施形態に何ら限定されるものではない。
【0043】
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本発明の表示制御手段および探索は制御回路11に対応し、現在地検出手段は現在地検出装置14に対応する。距離指示手段および時間指示手段は制御回路11および入力装置18に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係になんら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1の実施の形態のナビゲーション装置の外観を説明するための図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図3】自車位置周辺の地図および自車位置前方の地図を2画面表示で表示した表示モニタの表示画面を説明するための図である。
【図4】自車位置から推奨経路上を、車両が入力した距離進行した位置周辺の地図を表示させるための操作を説明するための図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における地図表示処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態における地図表示処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態における地図表示処理を説明するための図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における地図表示処理を説明するための図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態における自車位置から推奨経路上を、車両が入力した時間進行した位置周辺の地図を表示させるための操作を説明するための図である。
【図10】自車位置から推奨経路上を、車両が入力した距離進行した位置周辺の地図の変形例を説明するための図である。
【図11】自車位置周辺の地図を1画面表示で表示した表示モニタの表示画面を説明するための図である。
【符号の説明】
【0045】
1 ナビゲーション装置
1A 本体
11 制御回路
16 表示モニタ
16A 表示画面
16a 左画面
16b 右画面
18 入力装置
19 タッチパネル
20A〜20F 地図
21,61 自車位置マーク
22,71 推奨経路
23 絆マーク
110 タッチパネルコントロール部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図を表示する表示モニタと、
前記表示モニタに地図を表示する表示制御手段とを備え、
前記表示制御手段は、2つの連続する地図を、左右2画面のそれぞれに表示し、前記2つの連続する地図における道路の接続状況を示すマークを各画面に表示することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
車両の現在地を検出する現在地検出手段と、
現在地から目的地までの推奨経路を探索する探索手段と、
前記車両の将来の位置を表す数値を入力する入力手段と、
前記入力手段で入力した数値に基づいて将来の車両位置を算出する算出手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記現在地検出手段により検出された前記車両の現在地周辺の第1地図と、その地図と車両進行方向に連続する第2地図とを2画面で表示し、前記マークが指示されたとき、前記第2地図に代えて、前記算出手段で算出した将来の車両位置周辺の第3地図を表示することを特徴とすることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
前記入力手段で入力する数値は走行距離または走行時間であり、
前記算出手段は、前記車両が推奨経路上を入力された走行距離、または入力された走行時間走行したときの将来の車両位置を算出することを特徴とすることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
地図を表示する表示モニタと、
前記表示モニタに地図を表示する表示制御手段と、
車両の将来の位置を表す数値を入力する入力手段と、
前記入力手段で入力した数値に基づいて将来の車両位置を算出する算出手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記入力手段で数値が入力されると、前記算出手段で算出した将来の車両位置周辺の地図を表示することを特徴とすることを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2009−250868(P2009−250868A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−101307(P2008−101307)
【出願日】平成20年4月9日(2008.4.9)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】