説明

ナビゲーション装置

【課題】電話の通話音声を認識し、この認識した語句を有効に活用できるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】通話手段10が接続されたナビゲーション装置であって、アドレス帳データを格納するアドレス帳リスト13と、地図上の地点を登録する登録地リスト12と、住所および施設の情報を格納した住所・施設データベース11と、携帯電話から送られてくる通話内容の音声信号から発話された語句を認識する音声認識部15と、音声認識部で認識された語句の中から電話番号、住所名または施設名を含むキーワードを抽出するキーワード抽出部16と、キーワード抽出部で抽出されたキーワードを検索キーとして住所・施設データベースを検索するデータベース検索部21と、データベース検索部で検索されたデータをアドレス帳リストまたは登録地リストに追加する登録部23を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ナビゲーション機能を有効に活用するためにユーザが所望する地点などを登録するナビゲーション装置に関し、特に、通話手段で通話中の音声を認識することにより地点などを自動的に抽出して登録する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電話の通話音声を認識し、認識した語句を登録する装置が知られている。例えば、特許文献1は、電話対応業務において、電話対応の音声をリアルタイムで自動認識し、さらにテキスト化して記憶することにより、電話対応情報の整理、ノウハウの蓄積、再利用をオペレータの作業なしに自動的に行うようにした通話音声認識による電話対応情報の自動登録/検索/集計装置を開示している。この自動登録/検索/集計装置によれば、電話対応業務における通話内容から抽出された複数のキーワードをデータベースへ自動登録することができる。
【0003】
また、特許文献2は、通話音声を音声認識することにより発信先識別情報を得て発信先電話番号とともに電話帳情報として電子電話帳に登録できるようにした電話帳作成機能付き電話機を開示している。この電話帳作成機能付き電話機は、通話相手の通話開始時の2離間発発声分(例えば「はい、○○です」)の音声データを採取し、そのデータを音声認識して文字データにした後、発信者識別情報(例では○○に相当する部分であり氏名、会社名など)を取得し、発信元の電話番号とともに電話帳に自動登録する。
【0004】
【特許文献1】特許第3450250号公報
【特許文献2】特開平08−32669号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、抽出したキーワードを、そのままデータベースに登録しているだけであり、そのキーワードを用いて新たな情報を取得して登録するなどの有効活用を行っていない。
【0006】
また、特許文献2に開示された技術では、抽出した情報を電話帳への登録にのみにしか用いておらず、有効に活用しているとは言い難い。また、電話帳に登録できるのは発信元の電話番号と発信者識別情報に限られている。そこで、電話の通話音声を認識し、この認識した語句を有効に活用する技術が望まれている。
【0007】
この発明は、上述した要請に応えるためになされたものであり、その課題は、電話の通話音声を認識し、この認識した語句を有効に活用できるナビゲーション装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るナビゲーション装置は、上記課題を解決するために、通話手段が接続されたナビゲーション装置であって、アドレス帳データを格納するアドレス帳リストと、地図上の地点を登録する登録地リストと、住所および施設の情報を格納した住所・施設データベースと、通話手段から送られてくる通話内容の音声信号から発話された語句を認識する音声認識部と、音声認識部で認識された語句の中から電話番号、住所名または施設名を含むキーワードを抽出するキーワード抽出部と、キーワード抽出部で抽出されたキーワードを検索キーとして住所・施設データベースを検索するデータベース検索部と、データベース検索部で検索されたデータをアドレス帳リストまたは登録地リストに追加する登録部を備えている。
【発明の効果】
【0009】
この発明に係るナビゲーション装置によれば、通話手段による通話内容を音声認識することにより得られた語句からキーワードを抽出し、この抽出したキーワードを検索キーとして住所・施設データベースを検索し、この検索により得られたデータをアドレス帳リストまたは登録地リストに追加するように構成したので、音声認識により得られた語句を単にデータベースなどに登録するだけでなくアドレス帳リストへの登録または登録地リストへの登録などに利用することができ、音声認識により得られた語句を有効に活用できる。この際、ユーザは、煩わしいアドレス帳リストへの電話番号の登録または登録地リストへの多くの情報の登録作業を行う必要がなくなるので作業が簡単になり、また、聞き間違えまたは入力ミスによる誤登録を防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。なお、図1に示すブロック図では、ナビゲーション装置のうちのアドレス帳リストおよび登録地リストへの登録機能に関係する部分のみを示している。このナビゲーション装置には、例えばケーブルなどを用いて、本発明の通話手段の一例としての携帯電話10が接続される。
【0011】
このナビゲーション装置は、住所・施設データベース11、登録地リスト12、アドレス帳リスト13、音声入力部14、音声認識部15、キーワード抽出部16、キーワード判別部17、キーワード抽出通知機能設定部18、キーワード抽出通知部19、携帯電話通信部20、データベース検索部21、登録機能設定部22、登録部23および制御部24を備えている。
【0012】
住所・施設データベース11は、住所の名称、読み、電話番号、位置情報など、および、施設の名称、読み、電話番号、位置情報、施設を説明するための情報などを格納している。この住所・施設データベース11に格納されている内容は、データベース検索部21によって検索される。
【0013】
登録地リスト12は、ユーザが指定した地点および携帯電話10による通話の中に出現した地点を登録する。図2は、登録地リスト12の一例を示す図であり、登録された各地点の名称、読み、電話番号、施設の説明などが格納されている。この登録地リスト12への登録(追加)は、登録部23によって行われる。また、この登録地リスト12に登録されている地点の情報は、ナビゲーション装置の全体を制御するナビゲーション制御部(図示しない)によって読み出される。
【0014】
アドレス帳リスト13は、接続された携帯電話10のアドレス帳データを格納する。このアドレス帳リスト13への登録(追加)は、登録部23によって行われる。また、このアドレス帳リスト13に登録されている情報は、ナビゲーション装置の全体を制御するナビゲーション制御部(図示しない)によって読み出される。
【0015】
音声入力部14は、携帯電話10から、通話内容の音声信号を入力し、音声認識可能な形式の信号に変換して音声認識部15に送る。音声認識部15は、音声入力部14から送られてくる音声信号に対して音声認識処理を実行する。この音声認識部15における音声認識処理によって認識された語句は、キーワード抽出部16に送られる。
【0016】
キーワード抽出部16は、制御部24からの制御にしたがって、音声認識部15から送られてくる語句の中からキーワード(電話番号、施設名または住所名など)を抽出する。このキーワード抽出部16で抽出されたキーワードは、キーワード判別部17および制御部24に送られる。キーワード判別部17は、制御部24からの制御にしたがって、キーワード抽出部16から送られてくるキーワードが携帯電話番号であるかどうかを判別する。このキーワード判別部17における判別結果は、制御部24に送られる。
【0017】
キーワード抽出通知機能設定部18は、ユーザがキーワード抽出通知機能のON/OFFを設定するために使用される。このキーワード抽出通知機能設定部18において、キーワード抽出通知機能がONに設定されている場合に、キーワード抽出通知部19の機能が有効になる。キーワード抽出通知機能設定部18で設定されたキーワード抽出通知機能のON/OFFを指示する信号は、制御部24に送られる。
【0018】
キーワード抽出通知部19は、キーワード抽出通知機能設定部18によってキーワード抽出通知機能がONに設定されている状態で、キーワード抽出部16によってキーワードが抽出された旨の信号が制御部24から送られてきた場合に、キーワードが抽出された旨を音または振動でユーザに知らせる。この場合、音は、例えば携帯電話10またはナビゲーション装置のスピーカ(図示しない)などから出力することができる。また、振動としては、携帯電話10の振動を用いることができる。
【0019】
携帯電話通信部20は、この発明の通話手段通信部に対応し、ナビゲーション装置に接続されている携帯電話10から、発信元(通話している相手)の携帯電話に関する発信元情報(電話番号、GPS(Global Positioning System)によって得られた位置情報など)を取得する。この携帯電話通信部20で取得された発信元情報は、制御部24に送られる。
【0020】
データベース検索部21は、キーワード抽出部16から制御部24を介して送られてくるキーワードを検索キーとして、住所・施設データベース11またはアドレス帳リスト13を検索する。例えば、キーワードが施設名である場合は、住所・施設データベース11を検索し、その施設の関連情報(読み、電話番号、位置情報、施設を説明する情報など)を取得する。このデータベース検索部21で検索することにより得られた施設の関連情報は、制御部24に送られる。
【0021】
登録機能設定部22は、データベース検索部21によって取得されたデータをアドレス帳リスト13または登録地リスト12に自動的に追加する自動追加機能のON/OFFを設定するために使用される。この登録機能設定部22において、自動追加機能がONに設定されている場合に、登録部23によるアドレス帳リスト13または登録地リスト12への登録が行われる。登録機能設定部22で設定された自動追加機能のON/OFFを指示する信号は、制御部24に送られる。
【0022】
登録部23は、登録機能設定部22によって自動追加機能がONに設定されている状態で、データベース検索部21から制御部24を介して送られてきた施設の関連情報を登録地リスト12に、または、制御部24から送られてきた電話番号などをアドレス帳リスト13に自動的に追加する登録処理を実行する。
【0023】
制御部24は、キーワード抽出部16、キーワード判別部17、キーワード抽出通知部19、携帯電話通信部20、データベース検索部21および登録部23を制御することにより、アドレス帳リスト13および登録地リスト12への登録機能を実現する。この制御部24によって行われる制御の詳細は後述する。
【0024】
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置の動作を、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0025】
ナビゲーション装置に接続されている携帯電話10による通話が開始されると、通話内容からキーワードが抽出される(ステップST11)。具体的には、携帯電話10から出力される通話内容の音声信号は、音声入力部14において、音声認識可能な形式の信号に変換され、音声認識部15に送られる。音声認識部15は、音声入力部14から送られてくる音声信号に対して音声認識処理を実行し、この音声認識により得られた語句をキーワード抽出部16に送る。キーワード抽出部16は、制御部24からの制御にしたがって、音声認識部15から送られてくる語句の中からキーワード(電話番号、施設名または住所名など)を抽出して制御部24およびキーワード判別部17に送る。
【0026】
次いで、キーワード抽出通知機能がONに設定されているかどうかが調べられる(ステップST12)。すなわち、制御部24は、キーワード抽出通知機能設定部18から送られてくる信号を参照して、キーワード抽出通知機能がONに設定されているかどうかを調べる。このステップST12において、キーワード抽出通知機能がONに設定されていないことが判断されると、シーケンスはステップST14に進む。
【0027】
一方、ステップST12において、キーワード抽出通知機能がONに設定されていることが判断されると、音または振動でキーワードを抽出した旨が通知される(ステップST13)。すなわち、制御部24は、キーワード抽出通知機能設定部18によってキーワード抽出通知機能がONに設定されていることを判断すると、キーワード抽出部16によってキーワードが抽出された旨の信号をキーワード抽出通知部19に送る。これにより、キーワード抽出通知部19は、音または振動によりキーワードが抽出された旨をユーザに通知する。その後、シーケンスはステップST14に進む。
【0028】
ステップST14においては、キーワードは携帯電話番号かどうかが調べられる。すなわち、キーワード判別部17は、制御部24からの制御にしたがって、キーワード抽出部16から送られてくるキーワードが携帯電話番号であるか、それ以外であるかを判別する。このステップST14において、キーワードは携帯電話番号であることが判断されると、次いで、携帯電話番号をキーとしてアドレス帳リスト13が検索される(ステップST15)。すなわち、データベース検索部21は、キーワード判別部17から制御部24を介して受け取った携帯電話番号を検索キーとしてアドレス帳リスト13を検索する。
【0029】
次いで、携帯電話番号がアドレス帳リスト13に存在するかどうかが調べられる(ステップST16)。すなわち、制御部24は、データベース検索部21によってアドレス帳リスト13に携帯電話番号が存在することが検出されたかどうかを調べる。このステップST16において、携帯電話番号がアドレス帳リスト13に存在することが判断されると、処理は終了する。
【0030】
一方、ステップST16において、携帯電話番号がアドレス帳リスト13に存在しないことが判断されると、アドレス帳リストへの追加が行われる(ステップST17)。すなわち、登録部23は、制御部24からの指示に応じて、アドレス帳リスト13に、ステップST11で抽出された携帯電話番号を追加する。その後、処理は終了する。
【0031】
上記ステップST14において、キーワードは携帯電話番号でない、つまり一般電話番号、施設名または住所名であることが判断されると、次いで、そのキーワード(一般電話番号、施設名または住所名)をキーとして住所・施設データベース11が検索される(ステップST18)。すなわち、データベース検索部21は、キーワード判別部17から制御部24を介して受け取ったキーワード(一般電話番号、施設名または住所名)を検索キーとして住所・施設データベース11を検索する。
【0032】
このとき、キーワードが一般電話番号であれば、データベース検索部21は、住所・施設データベース11から、その一般電話番号に対応する施設名または住所名と、その関連情報(読み、位置情報、施設を説明する情報)の取得を試み、取得できた場合は、それらを制御部24に送る。キーワードが施設名または住所名であれば、データベース検索部21は、住所・施設データベース11から、その関連情報(読み、電話番号、位置情報、施設を説明する情報)の取得を試み、取得できた場合は、それらを制御部24に送る。
【0033】
次いで、検索結果が得られたかどうかが調べられる(ステップST19)。すなわち、制御部24は、データベース検索部21から施設名、住所名または関連情報が送られてきたかどうかを調べる。このステップST19において、検索結果が得られなかったことが判断されると、処理は終了する。
【0034】
一方、ステップST19において、検索結果が得られたことが判断されると、次いで、関連情報が登録地リストに追加される(ステップST20)。すなわち、登録部23は、制御部24から送られてくる住所または施設の関連情報(読み、電話番号、位置情報、施設を説明する情報)を登録地リスト12に自動的に追加する。このとき、登録部23は通話内容から抽出した情報であることを示すマークを付加し、または、文字列の色を変更して追加を行う。
【0035】
次いで、関連情報に電話番号が含まれるかどうかが調べられる(ステップST21)。すなわち、登録部23は、制御部24から送られてきた関連情報(読み、電話番号、位置情報、施設を説明する情報)に電話番号が含まれているかどうかを調べる。このステップST21において、関連情報に電話番号が含まれないことが判断された場合は、処理は終了する。一方、ステップST21において、関連情報に電話番号が含まれることが判断されると、次いで、施設名または住所名と電話番号とがアドレス帳リスト13に自動的に追加される(ステップST22)。すなわち、登録部23は、制御部24から送られてきた施設名または住所名と電話番号とをアドレス帳リスト13に登録する。その後、処理は終了する。
【0036】
なお、以上説明した図3のフローチャートに示す処理は、以下のように変形することができる。図4は、このナビゲーション装置の変形に係る動作を示すフローチャートである。以下においては、図3に示すフローチャートと同じ処理を行うステップには、図3で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0037】
ナビゲーション装置に接続されている携帯電話10による通話が開始されると、通話内容からキーワードが抽出される(ステップST11)。次いで、キーワード抽出通知機能がONに設定されているかどうかが調べられる(ステップST12)。このステップST12において、キーワード抽出通知機能がONに設定されていないことが判断されると、シーケンスはステップST18に進む。一方、ステップST12において、キーワード抽出通知機能がONに設定されていることが判断されると、音または振動でキーワードを抽出した旨が通知される(ステップST13)。その後、シーケンスはステップST18に進む。
【0038】
ステップST18においては、ステップST11で抽出されたキーワードを検索キーとして住所・施設データベース11が検索される。すなわち、データベース検索部21は、キーワード判別部17から制御部24を介して受け取ったキーワード(携帯電話番号、一般電話番号、施設名または住所名)を検索キーとして住所・施設データベース11を検索する。このとき、キーワードが一般電話番号であれば、データベース検索部21は、住所・施設データベース11から、その一般電話番号に対応する施設名または住所名と、その関連情報(読み、位置情報、施設を説明する情報)の取得を試み、取得できた場合は、それらを制御部24に送る。キーワードが施設名または住所名であれば、データベース検索部21は、住所・施設データベース11から、その関連情報(読み、電話番号、位置情報、施設を説明する情報)の取得を試み、取得できた場合は、それらを制御部24に送る。
【0039】
次いで、検索結果が得られたかどうかが調べられる(ステップST19)。すなわち、制御部24は、データベース検索部21から施設名、住所名または関連情報が送られてきたかどうかを調べる。このステップST19において、検索結果が得られなかったことが判断されると、次いで、キーワードは携帯電話番号かどうかが調べられる(ステップST14)。このステップST14において、キーワードは携帯電話番号でないことが判断されると、処理は終了する。一方、ステップST14において、キーワードは携帯電話番号であることが判断されると、次いで、携帯電話番号をキーとしてアドレス帳リスト13が検索される(ステップST15)。
【0040】
次いで、携帯電話番号がアドレス帳リスト13に存在するかどうかが調べられる(ステップST16)。このステップST16において、携帯電話番号がアドレス帳リスト13に存在することが判断されると、処理は終了する。一方、ステップST16において、携帯電話番号がアドレス帳リスト13に存在しないことが判断されると、アドレス帳リストへの追加が行われる(ステップST17)。その後、処理は終了する。
【0041】
上記ステップST19において、検索結果が得られたことが判断されると、次いで、関連情報が登録地リストに追加される(ステップST20)。次いで、関連情報に電話番号が含まれるかどうかが調べられる(ステップST21)。このステップST21において、関連情報に電話番号が含まれないことが判断された場合は、処理は終了する。一方、ステップST21において、関連情報に電話番号が含まれることが判断されると、次いで、施設名または住所名と電話番号とがアドレス帳リスト13に自動的に追加される(ステップST22)。その後、処理は終了する。
【0042】
次に、ナビゲーション装置に接続されている携帯電話10から発信元の電話番号を取得したときの動作を、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、図3に示すフローチャートと同じ処理を行うステップには、図3で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0043】
電話がかかってくると、まず、発信者の電話番号が取得される(ステップST31)。すなわち、携帯電話通信部20は、携帯電話10から相手の電話番号(キーワード)を取得し、制御部24に送る。次いで、キーワード抽出通知機能がONに設定されているかどうかが調べられる(ステップST12)。このステップST12において、キーワード抽出通知機能がONに設定されていないことが判断されると、シーケンスはステップST14に進む。
【0044】
一方、ステップST12において、キーワード抽出通知機能がONに設定されていることが判断されると、音または振動でキーワードを抽出した旨が通知される(ステップST13)。その後、シーケンスはステップST14に進む。ステップST14においては、キーワードは携帯電話番号かどうかが調べられる。このステップST14において、キーワードは携帯電話番号であることが判断されると、次いで、携帯電話番号をキーとしてアドレス帳リスト13が検索される(ステップST15)。
【0045】
次いで、携帯電話番号がアドレス帳リスト13に存在するかどうかが調べられる(ステップST16)。このステップST16において、携帯電話番号がアドレス帳リスト13に存在することが判断されると、処理は終了する。一方、ステップST16において、携帯電話番号がアドレス帳リスト13に存在しないことが判断されると、アドレス帳リストへの追加が行われる(ステップST17)。その後、処理は終了する。
【0046】
上記ステップST14において、キーワードは携帯電話番号でないことが判断されると、キーワードは一般電話番号であることが認識され、次いで、その一般電話番号をキーとして住所・施設データベース11が検索される(ステップST32)。すなわち、データベース検索部21は、一般電話番号を検索キーとして住所・施設データベース11を検索する。このとき、データベース検索部21は、住所・施設データベース11から、その一般電話番号に対応する施設名または住所名と、その関連情報(読み、位置情報、施設を説明する情報)の取得を試み、取得できた場合は、それらを制御部24に送る。
【0047】
次いで、検索結果が得られたかどうかが調べられる(ステップST19)。このステップST19において、検索結果が得られなかったことが判断されると、処理は終了する。一方、ステップST19において、検索結果が得られたことが判断されると、次いで、関連情報が登録地リスト12に追加される(ステップST20)。次いで、施設名または住所名と電話番号とがアドレス帳リスト13に自動的に追加される(ステップST22)。その後、処理は終了する。なお、図5に示すフローチャートにおいて、図3のステップST21に示す判断処理が存在しないのは、検索キーが電話番号であるので、検索結果の中に電話番号は必ず含まれるからである。
【0048】
なお、以上説明した図5のフローチャートに示す処理は、以下のように変形することができる。図6は、このナビゲーション装置の変形に係る動作を示すフローチャートである。以下においては、図5に示すフローチャートと同じ処理を行うステップには、図5で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0049】
電話がかかってくると、まず、発信者の電話番号が取得される(ステップST31)。次いで、キーワード抽出通知機能がONに設定されているかどうかが調べられる(ステップST12)。このステップST12において、キーワード抽出通知機能がONに設定されていないことが判断されると、シーケンスはステップST32に進む。一方、ステップST12において、キーワード抽出通知機能がONに設定されていることが判断されると、音または振動でキーワードを抽出した旨が通知される(ステップST13)。その後、シーケンスはステップST32に進む。
【0050】
ステップST32においては、ステップST11で取得された電話番号を検索キーとして住所・施設データベース11が検索される。すなわち、データベース検索部21は、キーワード判別部17から制御部24を介して受け取った電話番号を検索キーとして住所・施設データベース11を検索する。このとき、キーワードが一般電話番号であれば、データベース検索部21は、住所・施設データベース11から、その一般電話番号に対応する施設名または住所名と、その関連情報(読み、位置情報、施設を説明する情報)の取得を試み、取得できた場合は、それらを制御部24に送る。
【0051】
次いで、検索結果が得られたかどうかが調べられる(ステップST19)。すなわち、制御部24は、データベース検索部21から施設名、住所名または関連情報が送られてきたかどうかを調べる。このステップST19において、検索結果が得られなかったことが判断されると、次いで、キーワードは携帯電話番号かどうかが調べられる(ステップST14)。このステップST14において、キーワードは携帯電話番号でないことが判断されると、処理は終了する。一方、ステップST14において、キーワードは携帯電話番号であることが判断されると、次いで、携帯電話番号をキーとしてアドレス帳リスト13が検索される(ステップST15)。
【0052】
次いで、携帯電話番号がアドレス帳リスト13に存在するかどうかが調べられる(ステップST16)。このステップST16において、携帯電話番号がアドレス帳リスト13に存在することが判断されると、処理は終了する。一方、ステップST16において、携帯電話番号がアドレス帳リスト13に存在しないことが判断されると、アドレス帳リストへの追加が行われる(ステップST17)。その後、処理は終了する。
【0053】
上記ステップST19において、検索結果が得られたことが判断されると、次いで、関連情報が登録地リストに追加される(ステップST20)。次いで、施設名または住所名と電話番号とがアドレス帳リスト13に自動的に追加される(ステップST22)。その後、処理は終了する。
【0054】
なお、上述した図3〜図6のフローチャートに示した動作は、登録機能設定部22により自動登録機能がONになっている時の動作であり、登録機能設定部22により自動登録機能がOFFになっている場合は、登録地リスト12およびアドレス帳リスト13への登録は行われない。
【0055】
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置によれば、ユーザは煩わしいアドレス帳リスト13への電話番号の登録や登録地リスト12への多くの情報の登録作業を行う必要がなくなる。また、聞き間違えまたは入力ミスによる誤登録を防ぐことができる。
【0056】
また、キーワード抽出通知機能設定部18および登録機能設定部22を設けてキーワード抽出通知機能のON/OFFおよび自動追加機能のON/OFFを設定できるように構成したので、ユーザの好みに合ったナビゲーション装置にカスタマイズすることができる。
【0057】
なお、上述した、この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置は、登録地リスト12およびアドレス帳リスト13をナビゲーション装置の内部に独立して設けたが、図7に示すように、携帯電話10の内部に設けるように変形することができる。この場合、データベース検索部21および登録部23は、携帯電話10が有する入出力インタフェースを介して登録地リスト12およびアドレス帳リスト13にアクセスする。
【0058】
また、登録地リスト12およびアドレス帳リスト13は、図8に示すように、外部のサーバ30に設けるように変形することができる。この場合、データベース検索部21および登録部23は、例えば通信により登録地リスト12およびアドレス帳リスト13にアクセスする。
【0059】
さらに、登録地リスト12およびアドレス帳リスト13を、ナビゲーション装置の内部、携帯電話10の内部およびサーバ30の各々に設けるように構成することもできる。この構成によれば、取得した電話番号を、ナビゲーション装置、携帯電話10またはサーバ30のいずれかに振り分けて登録することができる。例えば、携帯電話10のアドレス帳リスト13には友人の電話番号、サーバ30には会社の顧客の電話番号をそれぞれ登録するといった利用が可能になる。
【0060】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置は、携帯電話の通話内容から抽出したキーワードに対応する位置、または、通話相手が携帯電話である場合は相手のいる位置を画面に表示し、必要に応じて表示された地点を目的地または経由地に設定できるようにしたものである。
【0061】
図9は、この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。このナビゲーション装置は、実施の形態1に係るナビゲーション装置に、表示部25および地点表示機能設定部26が追加されて構成されている。
【0062】
表示部25は、データベース検索部21によって検索された関連情報に含まれている位置情報を用いて、図10に丸印で示すような、電話番号に対応する位置、あるいは、住所または施設の位置に該当する該当地点を表示する。また、表示部25は、該当地点を目的地または経由地に設定するためのボタンも表示する。図10においては、「目的地に設定する」、「経由地に設定する」または「設定しない」のいずれかを選択するためのボタンが表示されている例を示している。
【0063】
地点表示機能設定部26は、該当地点の表示方法、または、該当地点を目的地または経由地に設定するための画面の表示方法を設定するために使用される。以下に、地点表示機能設定部26で設定できる項目の例を挙げる。
(1)該当地点を表示するか否かの設定。
(2)目的地または経由地に設定するための画面の表示を行うか否かの設定。
(3)目的地または経由地に設定するための画面の位置および大きさの設定。
(4)図11に示すように、該当地点を一部の領域を使用して表示する旨の設定。
(5)上記一部の領域の大きさおよび位置を設定。
(6)図12に示すように、複数地点を画面分割して表示するか否かの設定。
(7)画面の分割数の設定または分割表示を行うか否かの設定。
(8)該当地点数が画面分割数を越えた場合は、最初に表示された画面と置き換えていくかまたは分割数を越えた後は表示しないかの設定。
【0064】
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置の動作を、図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、図3に示すフローチャートと同じ処理を行うステップには、図3で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0065】
ナビゲーション装置に接続されている携帯電話10による通話が開始されると、通話内容からキーワードが抽出される(ステップST11)。次いで、キーワード抽出通知機能がONに設定されているかどうかが調べられる(ステップST12)。このステップST12において、キーワード抽出通知機能がONに設定されていないことが判断されると、シーケンスはステップST14に進む。一方、ステップST12において、キーワード抽出通知機能がONに設定されていることが判断されると、音または振動でキーワードを抽出した旨が通知される(ステップST13)。その後、シーケンスはステップST14に進む。
【0066】
ステップST14においては、キーワードは携帯電話番号かどうかが調べられる。このステップST14において、キーワードは携帯電話番号であることが判断されると、処理は終了する。一方、ステップST14において、キーワードは携帯電話番号でない、つまり一般電話番号、施設名または住所名であることが判断されると、次いで、そのキーワード(一般電話番号、施設名または住所名)をキーとして住所・施設データベース11が検索される(ステップST18)。
【0067】
次いで、表示処理が行われる(ステップST41)。すなわち、制御部24は、データベース検索部21から送られてくる情報に位置情報が含まれる場合は、その位置情報を表示部25に送る。表示部25は、制御部24から送られてくる位置情報に該当する位置に、地点表示機能設定部26で行われた設定に従って、該当地点を表示する。表示部25は、制御部24から位置情報が送られてこない場合は、該当する地点が存在しない旨のメッセージを出力し処理を終了する。
【0068】
ここで地点表示機能設定部26により、目的地または経由地の設定画面を表示するように設定されている場合は、目的地または経由地を設定するための画面を表示する。これによりユーザは表示されている地点を目的地または経由地に設定することができる。
【0069】
次いで、検索結果が得られたかどうかが調べられる(ステップST19)。このステップST19において、検索結果が得られなかったことが判断されると、処理は終了する。一方、ステップST19において、検索結果が得られたことが判断されると、次いで、関連情報が登録地リストに追加される(ステップST20)。次いで、関連情報に電話番号が含まれるかどうかが調べられる(ステップST21)。このステップST21において、関連情報に電話番号が含まれないことが判断された場合は、処理は終了する。一方、ステップST21において、関連情報に電話番号が含まれることが判断されると、次いで、施設名または住所名と電話番号とがアドレス帳リスト13に自動的に追加される(ステップST22)。その後、処理は終了する。
【0070】
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置によれば、ユーザは、表示部25の画面を見ることにより、通話中に出てきた電話番号、施設名または住所名に該当する地点をリアルタイムで確認し、目的地または経由地を設定することができるので、ユーザはメモをとって電話終了後に施設名などを検索し、目的地または登録地設定画面を表示させて目的地または経由地に設定するという手間を省くことができる。
【0071】
また、該当地点を表示する画面の大きさまたは位置を設定できるので、ユーザの好みに応じた表示方法にカスタマイズできる。また、通話内容の中に複数のキーワードが出現した場合であっても、該当地点を画面に表示することができる。さらに、地点表示機能設定部26を用いて適宜の設定を行うことにより、表示方法をユーザの好みに応じてカスタマイズすることができる。
【0072】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置は、キーワード抽出部16によって抽出されたキーワードが電話番号の場合は、その電話番号を認識するための辞書を自動生成するようにしたものである。
【0073】
図14は、この発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。このナビゲーション装置は、実施の形態1に係るナビゲーション装置に、電話番号認識辞書生成部27、電話番号認識用辞書28およびマイクロフォン29が追加されて構成されている。
【0074】
電話番号認識辞書生成部27は、キーワード判別部17で判別されたキーワードが電話番号の場合、その電話番号を認識するための辞書を自動的に生成し、電話番号認識用辞書28に送る。電話番号認識用辞書28は、電話番号認識辞書生成部27から送られてくる辞書を蓄積して記憶する。
【0075】
マイクロフォン29は、ユーザがナビゲーション装置に各種の指令を与えるために使用される。このマイクロフォン29は、発話された音声を電気信号に変換し、音声入力部14に送る。
【0076】
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置の動作を、図15に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、図3に示すフローチャートと同じ処理を行うステップには、図3で使用した符号と同一の符号を付して説明を簡略化する。
【0077】
ナビゲーション装置に接続されている携帯電話10による通話が開始されると、通話内容からキーワードが抽出される(ステップST11)。次いで、キーワード抽出通知機能がONに設定されているかどうかが調べられる(ステップST12)。このステップST12において、キーワード抽出通知機能がONに設定されていないことが判断されると、シーケンスはステップST51に進む。一方、ステップST12において、キーワード抽出通知機能がONに設定されていることが判断されると、音または振動でキーワードを抽出した旨が通知される(ステップST13)。その後、シーケンスはステップST51に進む。
【0078】
ステップST51においては、キーワードは電話番号かどうかが調べられる。このステップST51において、キーワードが電話番号でない、施設名または住所名であることが判断されると、処理は終了する。一方、ステップST51において、キーワードが電話番号であることが判断されると、次いで、電話番号認識用辞書28が生成される(ステップST52)。すなわち、電話番号認識辞書生成部27は、キーワード判別部17で判別されたキーワードが電話番号の場合、その電話番号を認識するための辞書を自動的に生成し、電話番号認識用辞書28に蓄積して記憶する。その後、処理は終了する。
【0079】
以後は、音声認識部15は、マイクロフォン29から入力された音声が電話番号であれば電話番号認識用辞書28を用いて音声認識処理を実行する。これにより、電話番号が発話された際の認識率を向上させることができる。
【0080】
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置によれば、抽出された電話番号を認識するための辞書が自動的に生成されるので、生成された電話番号認識用辞書28をアクティブにすることにより、その電話番号を発話した際の認識率を向上させることができる。
なお、上記の各実施の形態では、通話手段として携帯電話を例示して説明したが、この通信手段としては携帯電話の他、PHS、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、無線LAN(Local Area Network)を介した音声データの通信手段であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置で使用される登録地リストの一例を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートに示す処理の変形に係る動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置において携帯電話から発信元の電話番号を取得したときの動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】図5のフローチャートに示す処理の変形に係る動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置の変形例の構成を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態1に係るナビゲーション装置の例えばの変形例の構成を示すブロック図である。
【図9】この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図10】この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置において表示部に表示される画面の例を示す図である。
【図11】この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置において表示部に該当地点を一部の領域を使用して表示する例を示す図である。
【図12】この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置において表示部に複数地点を画面分割して表示する例を示す図である。
【図13】この発明の実施の形態2に係るナビゲーション装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】この発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図15】この発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0082】
10 携帯電話、11 住所・施設データベース、12 登録地リスト、13 アドレス帳リスト、14 音声入力部、15 音声認識部、16 キーワード抽出部、17 キーワード判別部、18 キーワード抽出通知機能設定部、19 キーワード抽出通知部、20 携帯電話通信部、21 データベース検索部、22 登録機能設定部、23 登録部、24 制御部、25 表示部、26 地点情報機能設定部、27 電話番号認識辞書生成部、28 電話番号認識用辞書、29 マイクロフォン、30 サーバ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通話手段が接続されたナビゲーション装置であって、
アドレス帳データを格納するアドレス帳リストと、
地図上の地点を登録する登録地リストと、
住所および施設の情報を格納した住所・施設データベースと、
前記通話手段から送られてくる通話内容の音声信号から発話された語句を認識する音声認識部と、
前記音声認識部で認識された語句の中から電話番号、住所名または施設名を含むキーワードを抽出するキーワード抽出部と、
前記キーワード抽出部で抽出されたキーワードを検索キーとして前記住所・施設データベースを検索するデータベース検索部と、
前記データベース検索部で検索されたデータを前記アドレス帳リストまたは前記登録地リストに追加する登録部
とを備えたナビゲーション装置。
【請求項2】
通話手段によって通話している相手の電話番号または位置情報を含む発信元情報を取得する通話手段通信部を備え、
登録部は、前記通話手段通信部によって取得された発信元情報をアドレス帳リストまたは登録地リストに追加する
ことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
キーワード抽出部によってキーワードが抽出された旨を通知するキーワード抽出通知部と、
前記キーワード抽出通知部による通知の可否を設定するキーワード抽出通知機能設定部
とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
登録部によるアドレス帳リストまたは登録地リストへの追加の可否を設定する登録機能設定部
を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
データベース検索部による検索によって得られたキーワードに対応する位置情報に該当する該当地点を表示する表示部
を備えたこと特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
表示部は、該当地点を目的地または経由地に設定するためのボタンを表示する
ことを特徴とする請求項5記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
表示機能設定部は、該当地点を表示するための画面の位置および大きさを設定する
ことを特徴とする請求項5記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
表示機能設定部は、画面を分割して複数の該当地点を表示するか否かを設定する
ことを特徴とする請求項5記載のナビゲーション装置。
【請求項9】
表示機能設定部は、画面の分割数を設定する
ことを特徴とする請求項5記載のナビゲーション装置。
【請求項10】
表示機能設定部は、画面を分割して複数の該当地点を表示するか否かを設定する
ことを特徴とする請求項5記載のナビゲーション装置。
【請求項11】
表示機能設定部は、該当地点を表示するか否かを設定する
ことを特徴とする請求項5から請求項10のいずれか1項記載のナビゲーション装置。
【請求項12】
キーワード抽出部によって抽出された電話番号または通話手段通信部によって取得された通話相手の電話番号を認識するための辞書を生成する電話番号認識辞書生成部と、
前記電話番号認識辞書生成部で生成された辞書を格納する電話番号認識用辞書
とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項記載のナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2010−236858(P2010−236858A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−209880(P2007−209880)
【出願日】平成19年8月10日(2007.8.10)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】