説明

ナビゲーション装置

【課題】ナビゲーション装置において、限られた画面サイズの中で有用な情報を同時に且つ分かりやすく表示する。
【解決手段】
出力部12と、ナビゲーション装置1の現在位置の周辺地図51を出力部12に表示させる地図表示手段と、出力部12に表示された周辺地図51上における現在位置に、現在位置から見た目的地の方向を示す第一のマーカー53を表示させる第一の方向表示手段と、出力部12に表示された周辺地図51上における現在位置に、ナビゲーション装置1の進行方向を示す第二のマーカー54を表示させる第二の方向表示手段と、を備え、第一のマーカー53及び第二のマーカー54を同時に表示する場合、第一の方向表示手段及び第二の方向表示手段は、第一のマーカー53が示す方向及び第二のマーカー54が示す方向の双方が分かるように、第一のマーカー53及び第二のマーカー54を重ねて表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置の技術に関し、特に、ナビゲーション装置によって出力される画面に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、出発地から目的地までの経路を案内する機能(以下、「ナビゲーション機能」)を有する装置(以下、「ナビゲーション装置」)として、例えば、車載用のカーナビゲーションシステムや、ナビゲーション機能が搭載されたモバイル機器(携帯電話機や携帯情報端末等)等が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、車載用のカーナビゲーションシステムにおいて、目的地の方向を示すマーカーと進行方向を示すマーカーとを、それぞれ出力画面上の別々の位置に表示する技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特許第3757104号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に、ナビゲーション機能の提供に際して、出力画面への表示が望まれる有用な情報として、例えば、周辺地図や経路や現在位置や目的地や目的地の方向や進行方向や目的地までの距離等、様々なものがある。
【0006】
車載用のカーナビゲーションシステムにおいては、画面サイズがある程度大きいため、比較的多くの情報を同時に出力画面に表示することができる。従って、車載用のカーナビゲーションシステムにおいては、他の有用な情報(周辺地図や経路等)の表示の邪魔にならないように、目的地の方向を示すマーカーと進行方向を示すマーカーとを見やすい大きさで別々の位置に表示することが可能であり、上述した技術を問題なく適用することができる。
【0007】
一方で、モバイル機器においては、車載用のカーナビゲーションシステムに比べてその画面サイズが小さいため、車載用のカーナビゲーションシステムほど多くの情報を同時に出力画面に表示することはできない。従って、例えば、上述した技術をモバイル機器に適用した場合、他の有用な情報の表示の邪魔にならないように、目的地の方向を示すマーカーと進行方向を示すマーカーとを見やすい大きさで別々の位置に表示することは、困難である。
【0008】
このように、モバイル機器においては、限られた画面サイズの中で有用な情報を同時に且つ分かりやすく表示することが課題となっている。
【0009】
そこで、本発明の目的は、ナビゲーション装置において、限られた画面サイズの中で有用な情報を同時に且つ分かりやすく表示することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に従うナビゲーション装置は、出発地から目的地までの経路を案内するナビゲーション装置であって、表示部と、目的地を示す位置データを取得する目的地データ取得手段と、前記出発地から目的地までの経路を示す経路データを取得する経路データ取得手段と、前記ナビゲーション装置の現在位置を示す位置データを取得する現在位置データ取得手段と、前記現在位置の周辺地図を示す地図データを取得する地図データ取得手段と、前記周辺地図を前記表示部に表示させる地図表示手段と、前記表示部に表示された周辺地図上における前記現在位置に、前記現在位置から見た目的地の方向を示す第一の方向表示を表示させる第一の方向表示手段と、前記表示部に表示された周辺地図上における前記現在位置に、前記ナビゲーション装置の進行方向を示す第二の方向表示を表示させる第二の方向表示手段と、を備え、前記第一の方向表示及び前記第二の方向表示を同時に表示する場合、前記第一の方向表示手段及び前記第二の方向表示手段は、前記第一の方向表示が示す方向及び前記第二の方向表示が示す方向の双方が分かるように、前記第一の方向表示及び前記第二の方向表示を重ねて表示させる。
【0011】
本発明に係る好適な実施形態では、前記現在位置を示す位置データ及び前記目的地を示す位置データに基づいて、所定の基準方位に対する現在位置から見た目的地方向の傾きである第一の傾きを計算する第一の傾き計算手段と、前記表示部に表示された周辺地図上の2点のそれぞれの位置データに基づいて、表示部における所定の基準方向に対する表示部に表示されている地図の前記基準方位の傾きである第二の傾きを計算する第二の傾き計算手段と、前記第一の傾き及び前記第二の傾きに基づいて、前記基準方向に対する現在位置から見た目的地方向の傾きである第三の傾きを計算する第三の傾き計算手段と、を更に備え、前記第一の方向表示手段は、前記基準方向に対して前記第三の傾きだけ傾けた方向を向くように、前記表示部に表示された周辺地図上における前記現在位置に前記第一の方向表示を表示させてもよい。
【0012】
本発明に係る好適な実施形態では、前記現在位置を示す位置データ、前記周辺地図を示す地図データ及び前記経路データに基づいて、前記出発地から目的地までの経路上に位置し前記現在位置を挟む位置にある2点であってそのうちの一方が通過済みの点であり他方が通過予定の点である2点を選択し、前記選択された2点のそれぞれの位置データに基づいて、所定の基準方位に対する前記選択された2点のうちの一方から他方への方向である進行方向の傾きである第四の傾きを計算する第四の傾き計算手段と、前記表示部に表示された周辺地図上の2点のそれぞれの位置データに基づいて、表示部における所定の基準方向に対する表示部に表示されている地図の前記基準方位の傾きである第二の傾きを計算する第二の傾き計算手段と、前記第四の傾き及び前記第二の傾きに基づいて、前記基準方向に対する進行方向の傾きである第五の傾きを計算する第五の傾き計算手段と、を更に備え、前記第二の方向表示手段は、前記基準方向に対して前記第五の傾きだけ傾けた方向を向くように、前記表示部に表示された周辺地図上における前記現在位置に前記第二の方向表示を表示させてもよい。
【0013】
本発明に係る好適な実施形態では、前記現在位置を示す位置データ及び前記目的地を示す位置データに基づいて、所定の基準方位に対する現在位置から見た目的地方向の傾きである第一の傾きを計算する第一の傾き計算手段と、前記表示部に表示された周辺地図上の2点のそれぞれの位置データに基づいて、表示部における所定の基準方向に対する表示部に表示されている地図の前記基準方位の傾きである第二の傾きを計算する第二の傾き計算手段と、前記第一の傾き及び前記第二の傾きに基づいて、前記基準方向に対する現在位置から見た目的地方向の傾きである第三の傾きを計算する第三の傾き計算手段と、前記現在位置を示す位置データ、前記周辺地図を示す地図データ及び前記経路データに基づいて、前記出発地から目的地までの経路上に位置し前記現在位置を挟む位置にある2点であってそのうちの一方が通過済みの点であり他方が通過予定の点である2点を選択し、前記選択された2点のそれぞれの位置データに基づいて、所定の基準方位に対する前記選択された2点のうちの一方から他方への方向である進行方向の傾きである第四の傾きを計算する第四の傾き計算手段と、前記第四の傾き及び前記第二の傾きに基づいて、前記基準方向に対する進行方向の傾きである第五の傾きを計算する第五の傾き計算手段と、を更に備え、前記第一の方向表示手段は、前記基準方向に対して前記第三の傾きだけ傾けた方向を向くように、前記表示部に表示された周辺地図上における前記現在位置に前記第一の方向表示を表示させ、前記第二の方向表示手段は、前記基準方向に対して前記第五の傾きだけ傾けた方向を向くように、前記表示部に表示された周辺地図上における前記現在位置に前記第二の方向表示を表示させてもよい。
【0014】
本発明に係る好適な実施形態では、前記第一の方向表示手段は、前記目的地が前記地図表示手段により表示されている周辺地図の範囲外にある場合に前記第一の方向表示を表示させ、範囲内にある場合に前記第一の方向表示を表示させないようにしてもよい。
【0015】
本発明に係る好適な実施形態では、前記第一の方向表示手段は、前記ナビゲーション装置が前記出発地から目的地までの経路から外れていない場合に前記第一の方向表示を表示させず、前記出発地から目的地までの経路から外れて経路の再探索を行っている場合に前記第一の方向表示を表示させるようにしてもよい。
【0016】
本発明に係る好適な実施形態では、前記ナビゲーション装置が前記出発地から目的地までの経路から外れて経路の再探索を行っている場合、前記第一の方向表示手段は、前記第一の方向表示を表示させるが、前記第二の方向表示手段は、前記第二の方向表示を表示させないようにしてもよい。
【0017】
本発明に係る好適な実施形態では、前記第一の方向表示手段は、前記現在位置から目的地までの距離に基づいて、前記第一の方向表示の表示態様を変えて表示させてもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置1とサーバ2とを有するシステムの構成例を示す図である。
【0020】
ナビゲーション装置1とサーバ2とが、アクセスポイント(AP)3及び通信ネットワーク4を介して、通信可能に接続されている。ナビゲーション装置1とAP3との間の接続は、無線通信により行われる。
【0021】
サーバ2は、ナビゲーション装置1の依頼に基づいて所定の処理を行うコンピュータである。サーバ2は、例えば、目的地までの経路の探索を行う経路探索部21と、ナビゲーション装置1へ提供可能な地図データの集合である地図データDB(データベース)22とを備える。
【0022】
ナビゲーション装置1は、目的地までの経路を案内する機能(ナビゲーション機能)を有するコンピュータである。ナビゲーション装置1としては、例えば、ナビゲーション機能を搭載したモバイル機器(携帯電話機や携帯情報端末等)や、車載用のカーナビゲーションシステム等が挙げられる。ナビゲーション装置1の機能や構成は、ナビゲーション装置1が有する所定のハードウェアと、それらを制御する所定のソフトウェア(コンピュータプログラム)によって実現することができる。ナビゲーション装置1は、例えば、入力部11と、出力部12と、ナビゲーション処理部13とを備える。
【0023】
入力部11は、ユーザからの入力を受け付けるための装置である。例えば、ナビゲーション装置1は、入力部11を介して、目的地の入力や、地図の拡大又は縮小の指示等をユーザから受け付ける。入力部11としては、例えば、プッシュボタン、キーボード、タッチパネル或いはポインティングデバイス等が採用される。
【0024】
出力部12は、ナビゲーション機能を実現するための種々の画面を出力するための装置である。例えば、出力部12は、ナビゲーション処理部13の指示に基づいて、目的地までの経路を案内するための画面(以下、「ナビゲーション画面」)を出力する。ナビゲーション画面の詳細については、後述する。出力部12としては、例えば、液晶パネル等が採用される。
【0025】
ナビゲーション処理部13は、ナビゲーション機能を実現する処理部である。ナビゲーション処理部13は、例えば、ユーザから目的地の入力を受け付けて、ナビゲーション装置1の現在位置から目的地までの経路(以下、単に「経路」という)の設定を行う。設定される経路は、ナビゲーション装置1自身或いはサーバ2によって行われる経路の探索処理により決定される。本実施形態では、経路の探索処理は、サーバ2によって行われるものとする。ナビゲーション処理部13は、ナビゲーション装置1の現在位置の周辺地図及び設定された経路を示したナビゲーション画面を出力部12に出力するとともに、音声ガイダンス等によってユーザに進路(進むべき道路や曲がるべき交差点や右折か左折か等)を通知することで、ユーザを目的地まで案内する。ナビゲーション処理部13は、例えば、現在位置取得部131と、経路探索依頼部132と、地図データ記憶部133と、ナビゲーション画面生成部134とを備える。
【0026】
現在位置取得部131は、ナビゲーション装置1の現在位置の位置データ(例えば、緯度及び経度)の検出を行うものである。現在位置取得部131としては、例えば、GPS(Global Positioning System)を採用することができる。GPSが採用される場合、現在位置取得部131には、GPSアンテナが備えられる。現在位置取得部131は、GPSアンテナが受信したGPS信号を処理することにより、現在位置の位置データを特定することができる。
【0027】
経路探索依頼部132は、経路の探索をサーバ2に依頼するものである。経路探索依頼部132は、経路の探索をサーバ2へ依頼する際、現在位置取得部131によって取得された現在位置の位置データとユーザから入力された目的地の位置データとをサーバ2へ渡す。経路の探索依頼を受けたサーバ2の経路探索部21は、現在位置から目的地までの一以上の経路を探索してその中から適切な一つの経路を決定し、決定した経路を示すデータ(以下、「経路データ」)を経路探索依頼部132へ送信する。ここで、経路は、連続する道路の組み合わせとして表現される。従って、経路データは、例えば、道路を示すデータ(以下、「道路データ」)のリストとして表現される。また、道路は、その道路上の複数のポイント(道路を定義づけるポイントであり、以下、「道路定義ポイント」)の組み合わせとして表現される。従って、道路データは、例えば、複数の道路定義ポイントを示す位置データ(緯度及び経度)のリストとして表現される。一の道路を定義する道路定義ポイントの数や、道路定義ポイント間の距離は任意である。また、道路データには、例えば、道路定義ポイントが交差点やインターチェンジ等であることを示す付加情報が含められる。経路データを受信した経路探索依頼部132は、経路データによって示される経路の設定を行う。
【0028】
地図データ記憶部133は、サーバ2から取得した地図データを記憶するものである。地図データ記憶部133に記憶されている地図データは、ナビゲーション画面の生成に利用される。ナビゲーション装置1は、例えば、予め対象範囲の全ての地図データをサーバ2から取得しておき、それらを地図データ記憶部133に記憶しておくことができる。また、ナビゲーション装置1は、ナビゲーション機能が利用される中で必要となった地図データを逐次サーバ2から取得して、それらを地図データ記憶部133に記憶することもできる。
【0029】
ナビゲーション画面生成部134は、ナビゲーション画面の生成を行うものである。本実施形態におけるナビゲーション画面には、少なくとも、ナビゲーション装置1の現在位置の周辺地図と、現在位置を示すマーカーとが表示される。そして、ナビゲーションの状態や表示する地図の縮尺等、状況に応じて、ナビゲーション画面には、設定された経路(例えば、探索された経路に対応する道路を強調して表示したもの)と、現在位置から見た目的地の方向を示すマーカー(以下、「第一のマーカー」)と、進行方向を示すマーカー(以下、「第二のマーカー」)とが表示される。ナビゲーションの状態としては、例えば、経路が設定されてから目的地に到達するまで或いはナビゲーション装置1が経路から外れて経路の再探索が開始されるまでの間(以下、「ナビゲーション中」)の状態や、経路から外れて経路の再探索が行われている状態等が挙げられる。地図の縮尺に基づく状況の違いとしては、例えば、目的地が表示対象の周辺地図の範囲内にある場合と範囲外にある場合等がある。
【0030】
ナビゲーション画面生成部134は、ユーザから入力された目的地の位置データや、現在位置取得部131によって取得された現在位置の位置データ(出発地の位置データを含む)や、地図データ記憶部133から取得した現在位置周辺の地図データや、サーバ2から受信した経路データ等に基づいて、ナビゲーション画面を生成する。目的地の位置データは、ユーザが目的地として入力した地図上のポイントの緯度及び経度である。ナビゲーション処理部13は、例えば、ユーザによって目的地の入力が行われた際に、その入力時に参照された地図の地図データから目的地の位置データを取得する。目的地の位置データは、ナビゲーション処理部13が備える記憶部(図示しない)に記憶される。また、出発地の位置データは、経路の設定がなされた時点における現在位置の位置データ(緯度及び経度)である。ナビゲーション処理部13は、例えば、経路の設定がなされた際に、その時点における現在位置の位置データを現在位置取得部131に取得させる。出発地の位置データも、目的地の位置データと同様、ナビゲーション処理部13が備える記憶部に記憶される。
【0031】
図2は、ナビゲーション画面の一例を示す図である。
【0032】
同図に示すように、ナビゲーション画面には、ナビゲーション装置1の現在位置の周辺地図51が任意の縮尺で表示される。そして、ナビゲーション画面の周辺地図51上には、設定された経路52と、第一のマーカー53と、第二のマーカー54とが表示されている。
【0033】
本実施形態における第一のマーカー53及び第二のマーカー54は、同図に示すように、いずれもナビゲーション装置1の現在位置に表示される。従って、第一のマーカー53及び第二のマーカー54は、それぞれ目的地方向及び進行方向を示すことに加えて、現在位置を示すマーカーとしての機能をも担っている。そして、両マーカー53,54は同じ位置に表示されることになる。
【0034】
両マーカー53,54が同時に表示される場合は、目的地方向及び進行方向の双方が分かるように、第一のマーカー53及び第二のマーカー54が上下に重ねて表示される。例えば、第一のマーカー53及び第二のマーカー54のそれぞれを同図のような矢印の形状とすることにより、目的地方向と進行方向が異なる場合はそれぞれの矢印の向きにずれが生じるため、目的地方向及び進行方向の双方が分かるように、第一のマーカー53及び第二のマーカー54を上下に重ねて表示することが可能となる。本実施形態では、第二のマーカー54が、第一のマーカー53の上に重ねて表示されている。これは、目的地方向よりも参照される頻度が高い情報と考えられる進行方向を示す第二のマーカー54を、第一のマーカー53よりも見やすくするためである。
【0035】
また、例えば、第一のマーカー53及び第二のマーカー54のそれぞれの色を異なる色とすることで、両マーカー53,54が重ねられた場合であってもそれぞれを区別しやすくし、両マーカー53,54のそれぞれが示す方向を分かりやすくすることができる。本実施形態では、第一のマーカー53の色がグレーとされ、第二のマーカー54の色が赤とされている。これは、上記と同様に、目的地方向よりも参照される頻度が高い情報と考えられる進行方向を示す第二のマーカー54を、第一のマーカー53よりも見やすくするためである。
【0036】
このように、第一のマーカー53と第二のマーカー54とを同じ位置(本実施形態では、ナビゲーション装置1の現在位置)に重ねて表示することにより、一つの表示領域で現在位置と目的地方向と進行方向とを示すことができるようになる。従って、他の有用な情報(周辺地図や経路等)の表示の邪魔にならないように、且つ、見やすく両マーカー53,54を表示することが可能となる。また、両マーカー53,54が重ねて表示されるため、目的地方向と進行方向とのずれを一目で認識できるようになる。
【0037】
図3は、第一のマーカー53の色の一例を示す図である。
【0038】
同図に示すように、第一のマーカー53の色は、例えば、ナビゲーション装置1の現在位置が目的地に近づくにつれて(言い換えると、現在位置から目的地までの距離が短くなるにつれて)、濃く表示される。例えば、ナビゲーション画面生成部134は、出発地(経路の設定がなされた時点における現在位置)から目的地までの距離(例えば、直線距離)を5分割し、第一のマーカー53を表示する際の現在位置が、5分割されたうちのどの範囲に属するかによって、第一のマーカー53の色の濃淡を決めることができる。出発地から目的地までの距離は、ナビゲーション処理部13が備える記憶部に記憶されている出発地の位置データと目的地の位置データに基づいて計算される。
【0039】
このように、現在位置から目的地までの距離に基づいて、第一のマーカー53の色の濃淡を変えて表示することにより、ユーザは、どのくらい進んだかを瞬時に把握できるようになる。
【0040】
図4は、目的地55が表示対象の周辺地図51の範囲内にある場合におけるナビゲーション画面の一例を示す図である。
【0041】
同図では、目的地55が、周辺地図51上に表示されている。この場合、ユーザは、第一のマーカー53を表示しなくとも目的地方向を知ることができる。従って、この場合は、ナビゲーション画面生成部134は、例えば、第一のマーカー53を表示せずに第二のマーカー54だけを表示することができる。
【0042】
図5は、ナビゲーション装置1が経路から外れて経路の再探索が行われている場合におけるナビゲーション画面の一例を示す図である。
【0043】
ナビゲーション装置1が経路から外れて経路の再探索が行われている場合、本実施形態では、第二のマーカー54は表示されない。何故なら、後述するように、第二のマーカー54が示す進行方向は、設定された経路上の位置に基づいて決定されるため、経路が再設定されない限り進行方向を特定できないからである。ナビゲーション装置1が経路から外れたかどうかの判定は、所定の条件(例えば、現在位置と経路との距離が所定の値以上離れることや、現在位置と経路との距離が所定の値以上離れた回数が所定の値以上であること等)を満たすかどうかにより行われる。
【0044】
一方、この場合でも、現在位置及び目的地方向は有用な情報であると考えられる。何故なら、経路の再探索はサーバ2によって行われ、経路が再設定されるまである程度の時間を要する。その間、ユーザは、目的地方向を頼りにして進むべき道を決定すると考えられるからである。従って、この場合は、ナビゲーション画面生成部134は、例えば、第二のマーカー54を表示せずに第一のマーカー53だけを表示することができる。尚、ナビゲーション画面生成部134は、ナビゲーション装置1自身が経路の探索処理を行う場合であっても、ナビゲーション装置1が経路から外れて経路の再探索が行われている場合に第二のマーカー54を表示せずに第一のマーカー53だけを表示することができる。
【0045】
また、ナビゲーション画面生成部134は、ナビゲーション装置1が経路から外れていない場合に第一のマーカー53を表示せず、経路から外れて経路の再探索を行っている場合に第一のマーカー53を表示することもできる。
【0046】
図6Aは、ナビゲーション画面生成部134が行う第一のマーカー53の表示処理のフローチャートである。図6Bは、第一のマーカー53の表示処理を説明するための図である。
【0047】
まず、ナビゲーション画面生成部134は、ユーザから入力された目的地の位置データと、現在位置取得部131によって取得された現在位置の位置データと、地図データ記憶部133から取得した現在位置周辺の地図データ(表示対象の地図データ)とを取得する(S101)。
【0048】
次に、ナビゲーション画面生成部134は、現在位置の位置データ及び目的地の位置データに基づいて、現在位置から目的地までの直線距離を計算する(S102)。
【0049】
その後、ナビゲーション画面生成部134は、S102で計算された直線距離の長さに基づいて、第一のマーカー53の色の濃淡を決定する(S103)。
【0050】
その後、ナビゲーション画面生成部134は、所定の基準方位(本実施形態では、真北とする)に対する現在位置から見た目的地方向の傾きを求める。具体的には、ナビゲーション画面生成部134は、現在位置の位置データ及び目的地の位置データに基づいて、図6B(a)に示すような、真北61に対する現在位置から見た目的地方向62の角度Aを求める(S104)。
【0051】
その後、ナビゲーション画面生成部134は、ナビゲーション画面における所定の基準方向(本実施形態では、ナビゲーション画面のY軸方向とする)に対するナビゲーション画面に表示されている周辺地図51の基準方位(本実施形態では、真北)の傾きを求める。具体的には、ナビゲーション画面生成部134は、周辺地図51上の任意の2点の位置データに基づいて、図6B(b)に示すような、ナビゲーション画面のY軸方向63に対するナビゲーション画面に表示されている周辺地図51の真北61の角度Bを求める(S105)。例えば、角度Bは、次のようにして求められる。即ち、ナビゲーション画面生成部134は、ナビゲーション画面に表示されている周辺地図51上の位置であって、周辺地図51の中心の位置(即ち、現在位置)からナビゲーション画面のY軸方向に所定の距離だけプラスした位置(以下、「選択位置」)を選択する。ナビゲーション画面生成部134は、現在位置の位置データ及び選択位置の位置データに基づいて、現在位置から見た選択位置の方向(即ち、ナビゲーション画面のY軸方向)63に対するナビゲーション画面に表示されている周辺地図51の真北61の角度Bを求めることができる。
【0052】
その後、ナビゲーション画面生成部134は、ナビゲーション画面における所定の基準方向(本実施形態では、ナビゲーション画面のY軸方向)に対する目的地方向の傾きを求める。具体的には、ナビゲーション画面生成部134は、図6B(c)に示すように、S104及びS105で求めた角度A及びBに基づいて、ナビゲーション画面のY軸方向63に対する目的地方向62の角度Cを求める(S106)。
【0053】
その後、ナビゲーション画面生成部134は、S103で決定された色の濃さとした第一のマーカー53を、その向きが、ナビゲーション画面のY軸方向63に対してS106で求めた角度Cだけ傾けた方向を向くように、ナビゲーション画面の周辺地図51上における現在位置に表示する(S107)。つまり、第一のマーカー53は、ナビゲーション画面のY軸方向63に対する目的地方向62の傾きだけ、ナビゲーション画面のY軸方向から傾けて表示される。
【0054】
図7Aは、ナビゲーション画面生成部134が行う第二のマーカー54の表示処理のフローチャートである。図7Bは、第二のマーカー54の表示処理を説明するための図である。
【0055】
まず、ナビゲーション画面生成部134は、現在位置取得部131によって取得された現在位置の位置データと、地図データ記憶部133から取得した現在位置周辺の地図データ(表示対象の地図データ)と、サーバ2から受信した経路データとを取得する(S201)。
【0056】
次に、ナビゲーション画面生成部134は、現在位置の位置データ、表示対象の地図データ及び経路データに基づいて、図7B(a)に示すような、経路上に位置する任意の2点であって経路上において現在位置を挟む位置にある2点(P1及びP2)を選択する(S202)。例えば、ナビゲーション画面生成部134は、現在位置のある道路(ナビゲーション装置1が通過中の道路)を構成する複数の道路定義ポイントのうち、現在位置を挟む位置にある2つの道路定義ポイントをP1及びP2として選択することにより、より正確な値に近い進行方向を求めることができる。ナビゲーション装置1は、ナビゲーションを行う中で、ナビゲーション装置1が、経路を構成する道路のどの道路定義ポイントまで通過したかを記録している。従って、ナビゲーション画面生成部134は、ナビゲーション装置1が通過した直近の道路定義ポイントをP1として選択し、次に通過する予定となっている道路定義ポイントをP2として選択することが可能である。
【0057】
その後、ナビゲーション画面生成部134は、所定の基準方位(本実施形態では、真北)に対する進行方向の傾きを求める。具体的には、ナビゲーション画面生成部134は、P1及びP2のそれぞれの位置データに基づいて、図7B(b)に示すような、真北61に対するP1から見たP2の方向(ここでは、P1は現在位置よりも先に通過した点であり、P2は現在位置の後に通過する予定の点であるとする)の角度Dを求める(S203)。本実施形態では、このP1から見たP2の方向が、進行方向64とされる。これにより、ジャイロセンサを利用できないモバイル機器等においても、位置データのみに基づいて進行方向の近似値を求めることができる。
【0058】
その後、ナビゲーション画面生成部134は、ナビゲーション画面における所定の基準方向(本実施形態では、ナビゲーション画面のY軸方向)に対するナビゲーション画面に表示されている周辺地図51の基準方位(本実施形態では、真北)の傾きを求める。具体的には、ナビゲーション画面生成部134は、S105と同様にして、周辺地図51上の任意の2点の位置データに基づいて、ナビゲーション画面のY軸方向63に対するナビゲーション画面に表示されている周辺地図51の真北61の角度Bを求める(S204)。
【0059】
その後、ナビゲーション画面生成部134は、ナビゲーション画面における所定の基準方向(本実施形態では、ナビゲーション画面のY軸方向)に対する進行方向の傾きを求める。具体的には、ナビゲーション画面生成部134は、図7B(c)に示すように、S203及びS204で求めた角度D及びBに基づいて、ナビゲーション画面のY軸方向63に対する進行方向64の角度Eを求める(S205)。
【0060】
その後、ナビゲーション画面生成部134は、第二のマーカー54を、その向きが、ナビゲーション画面のY軸方向63に対してS205で求めた角度Eだけ傾けた方向を向くように、ナビゲーション画面の周辺地図51上における現在位置に表示する(S206)。つまり、第二のマーカー54は、ナビゲーション画面のY軸方向63に対する進行方向64の傾きだけ、ナビゲーション画面のY軸方向から傾けて表示される。
【0061】
第二のマーカー54を第一のマーカー53の上に重ねて表示する場合は、ナビゲーション装置1は、図6において説明した第一のマーカー53の表示処理を行った後、図7において説明した第二のマーカー54の表示処理を行うことができる。これにより、第一のマーカー53における第二のマーカー54との重複部分は、第二のマーカー54によって上書きされ、両マーカー53,54が重ねて表示される。逆に、第一のマーカー53を第二のマーカー54の上に重ねて表示する場合は、ナビゲーション装置1は、図7において説明した第二のマーカー54の表示処理を行った後、図6において説明した第一のマーカー53の表示処理を行うことができる。
【0062】
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなく、その他の様々な態様でも実施することができる。
【0063】
本実施形態では、所定の基準方位を真北、所定の基準方向をナビゲーション画面のY軸方向としたが、これらに限定されるものではない。所定の基準方位や所定の基準方向として、様々な方位或いは方向を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】本発明の一実施形態に係るナビゲーション装置とサーバとを有するシステムの構成例を示す図である。
【図2】ナビゲーション画面の一例を示す図である。
【図3】第一のマーカーの色の一例を示す図である。
【図4】目的地が表示対象の周辺地図の範囲内にある場合におけるナビゲーション画面の一例を示す図である。
【図5】ナビゲーション装置が経路から外れて経路の再探索が行われている場合におけるナビゲーション画面の一例を示す図である。
【図6】図6Aは、ナビゲーション画面生成部が行う第一のマーカーの表示処理のフローチャートである。図6Bは、第一のマーカーの表示処理を説明するための図である。
【図7】図7Aは、ナビゲーション画面生成部が行う第二のマーカーの表示処理のフローチャートである。図7Bは、第二のマーカーの表示処理を説明するための図である。
【符号の説明】
【0065】
1…ナビゲーション装置、2…サーバ、3…アクセスポイント(AP)、4…通信ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
出発地から目的地までの経路を案内するナビゲーション装置であって、
表示部と、
目的地を示す位置データを取得する目的地データ取得手段と、
前記出発地から目的地までの経路を示す経路データを取得する経路データ取得手段と、
前記ナビゲーション装置の現在位置を示す位置データを取得する現在位置データ取得手段と、
前記現在位置の周辺地図を示す地図データを取得する地図データ取得手段と、
前記周辺地図を前記表示部に表示させる地図表示手段と、
前記表示部に表示された周辺地図上における前記現在位置に、前記現在位置から見た目的地の方向を示す第一の方向表示を表示させる第一の方向表示手段と、
前記表示部に表示された周辺地図上における前記現在位置に、前記ナビゲーション装置の進行方向を示す第二の方向表示を表示させる第二の方向表示手段と、
を備え、
前記第一の方向表示及び前記第二の方向表示を同時に表示する場合、前記第一の方向表示手段及び前記第二の方向表示手段は、前記第一の方向表示が示す方向及び前記第二の方向表示が示す方向の双方が分かるように、前記第一の方向表示及び前記第二の方向表示を重ねて表示させる、
ナビゲーション装置。
【請求項2】
前記現在位置を示す位置データ及び前記目的地を示す位置データに基づいて、所定の基準方位に対する現在位置から見た目的地方向の傾きである第一の傾きを計算する第一の傾き計算手段と、
前記表示部に表示された周辺地図上の2点のそれぞれの位置データに基づいて、表示部における所定の基準方向に対する表示部に表示されている地図の前記基準方位の傾きである第二の傾きを計算する第二の傾き計算手段と、
前記第一の傾き及び前記第二の傾きに基づいて、前記基準方向に対する現在位置から見た目的地方向の傾きである第三の傾きを計算する第三の傾き計算手段と、を更に備え、
前記第一の方向表示手段は、前記基準方向に対して前記第三の傾きだけ傾けた方向を向くように、前記表示部に表示された周辺地図上における前記現在位置に前記第一の方向表示を表示させる、
請求項1記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記現在位置を示す位置データ、前記周辺地図を示す地図データ及び前記経路データに基づいて、前記出発地から目的地までの経路上に位置し前記現在位置を挟む位置にある2点であってそのうちの一方が通過済みの点であり他方が通過予定の点である2点を選択し、前記選択された2点のそれぞれの位置データに基づいて、所定の基準方位に対する前記選択された2点のうちの一方から他方への方向である進行方向の傾きである第四の傾きを計算する第四の傾き計算手段と、
前記表示部に表示された周辺地図上の2点のそれぞれの位置データに基づいて、表示部における所定の基準方向に対する表示部に表示されている地図の前記基準方位の傾きである第二の傾きを計算する第二の傾き計算手段と、
前記第四の傾き及び前記第二の傾きに基づいて、前記基準方向に対する進行方向の傾きである第五の傾きを計算する第五の傾き計算手段と、を更に備え、
前記第二の方向表示手段は、前記基準方向に対して前記第五の傾きだけ傾けた方向を向くように、前記表示部に表示された周辺地図上における前記現在位置に前記第二の方向表示を表示させる、
請求項1記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記現在位置を示す位置データ及び前記目的地を示す位置データに基づいて、所定の基準方位に対する現在位置から見た目的地方向の傾きである第一の傾きを計算する第一の傾き計算手段と、
前記表示部に表示された周辺地図上の2点のそれぞれの位置データに基づいて、表示部における所定の基準方向に対する表示部に表示されている地図の前記基準方位の傾きである第二の傾きを計算する第二の傾き計算手段と、
前記第一の傾き及び前記第二の傾きに基づいて、前記基準方向に対する現在位置から見た目的地方向の傾きである第三の傾きを計算する第三の傾き計算手段と、
前記現在位置を示す位置データ、前記周辺地図を示す地図データ及び前記経路データに基づいて、前記出発地から目的地までの経路上に位置し前記現在位置を挟む位置にある2点であってそのうちの一方が通過済みの点であり他方が通過予定の点である2点を選択し、前記選択された2点のそれぞれの位置データに基づいて、所定の基準方位に対する前記選択された2点のうちの一方から他方への方向である進行方向の傾きである第四の傾きを計算する第四の傾き計算手段と、
前記第四の傾き及び前記第二の傾きに基づいて、前記基準方向に対する進行方向の傾きである第五の傾きを計算する第五の傾き計算手段と、を更に備え、
前記第一の方向表示手段は、前記基準方向に対して前記第三の傾きだけ傾けた方向を向くように、前記表示部に表示された周辺地図上における前記現在位置に前記第一の方向表示を表示させ、
前記第二の方向表示手段は、前記基準方向に対して前記第五の傾きだけ傾けた方向を向くように、前記表示部に表示された周辺地図上における前記現在位置に前記第二の方向表示を表示させる、
請求項1記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
前記第一の方向表示手段は、前記目的地が前記地図表示手段により表示されている周辺地図の範囲外にある場合に前記第一の方向表示を表示させ、範囲内にある場合に前記第一の方向表示を表示させない、
請求項1から4のうちのいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記第一の方向表示手段は、前記ナビゲーション装置が前記出発地から目的地までの経路から外れていない場合に前記第一の方向表示を表示させず、前記出発地から目的地までの経路から外れて経路の再探索を行っている場合に前記第一の方向表示を表示させる、
請求項1から4のうちのいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
前記ナビゲーション装置が前記出発地から目的地までの経路から外れて経路の再探索を行っている場合、
前記第一の方向表示手段は、前記第一の方向表示を表示させるが、
前記第二の方向表示手段は、前記第二の方向表示を表示させない、
請求項1から4のうちのいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
前記第一の方向表示手段は、前記現在位置から目的地までの距離に基づいて、前記第一の方向表示の表示態様を変えて表示させる、
請求項1から7のうちのいずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項9】
出発地から目的地までの経路を案内するナビゲーション装置が行うナビゲーション方法であって、
前記ナビゲーション装置の現在位置の周辺地図を表示部に表示させ、
前記表示部に表示された前記周辺地図上における前記現在位置に、前記現在位置から見た目的地の方向を示す第一の方向表示と前記ナビゲーション装置の進行方向を示す第二の方向表示とを同時に表示する場合、前記第一の方向表示が示す方向及び前記第二の方向表示が示す方向の双方が分かるように、前記第一の方向表示及び前記第二の方向表示を重ねて表示させる、
ナビゲーション方法。
【請求項10】
出発地から目的地までの経路を案内するナビゲーション装置が行うナビゲーション方法を実現するコンピュータプログラムであって、
前記ナビゲーション装置の現在位置の周辺地図を表示部に表示させ、
前記表示部に表示された前記周辺地図上における前記現在位置に、前記現在位置から見た目的地の方向を示す第一の方向表示と前記ナビゲーション装置の進行方向を示す第二の方向表示とを同時に表示する場合、前記第一の方向表示が示す方向及び前記第二の方向表示が示す方向の双方が分かるように、前記第一の方向表示及び前記第二の方向表示を重ねて表示させる、
コンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−85116(P2010−85116A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−251457(P2008−251457)
【出願日】平成20年9月29日(2008.9.29)
【出願人】(000155469)株式会社野村総合研究所 (1,067)
【Fターム(参考)】