説明

ナビゲーション装置

【課題】目的地としての施設と重複しない適切な施設をユーザに提案することができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】ジャンル毎に分類されている施設データの中から一つの施設を選択して目的地に設定する入力装置18と、出発地から設定された目的地に至る経路を探索する制御回路11と、目的地として選択して設定した施設のジャンル以外のジャンルに分類されている施設をユーザに提案する表示モニタ16およびスピーカ17とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザに目的地を提案することができるナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザの嗜好の程度を表す嗜好値を各施設について算出し、施設情報に変化があった施設の中から嗜好値の一番高い施設をおすすめ施設としてユーザに提案するナビゲーションシステムが従来技術として知られている(たとえば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−322228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のナビゲーションシステムは、目的地に到着した後におすすめの施設をユーザに提案するとき、目的地と同じような施設を提案してしまうという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明のナビゲーション装置は、ジャンル毎に分類されている施設データの中から一つの施設を選択して目的地に設定する目的地設定手段と、出発地から設定された目的地に至る経路を探索する探索手段と、目的地として選択して設定した施設のジャンル以外のジャンルに分類されている施設をユーザに提案する提案手段とを備えることを特徴とする。
請求項5の発明のナビゲーション装置は、ジャンル毎に分類されている施設データの中から一つの施設を選択して目的地に設定する目的地設定手段と、目的地として設定された施設のジャンルと、提案する施設のジャンルとを予め対応付けして対応テーブルとして記憶する対応テーブル記憶手段と、出発地から設定された目的地に至る経路を探索する探索手段と、対応テーブル記憶手段に記憶した対応テーブルに基づいて、目的地の施設のジャンルに対応付けられているジャンルを検索し、検索されたジャンルに分類されている施設をユーザに提案する提案手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、目的地としての施設と重複しない適切な施設をユーザに提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるナビゲーション装置の構成を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における目的地−おすすめ施設ジャンル対応表を説明するための図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における施設提案処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態における施設提案処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態における施設情報のデータ構成を説明するための図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の変形例における目的地設定履歴を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
−第1の実施形態−
図1は、本発明の第1の実施形態におけるナビゲーション装置1の構成を示す。このナビゲーション装置1は、おすすめの施設をユーザに提案することができる。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、スピーカ17、入力装置18およびデータ記憶装置19を有する。
【0009】
制御回路11は、マイクロプロセッサおよびその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。また、制御回路11は、データ記憶装置19に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行う。そして、その処理結果が推奨経路として表示モニタ16に表示される。
【0010】
現在地検出装置14は車両の位置を検出する装置である。現在地検出装置14は、振動ジャイロ14a、車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)センサ14cなどからなる。振動ジャイロ14aは車両の進行方向を検出し、車速センサ14bは車速を検出し、GPSセンサ14cはGPS衛星からのGPS信号を検出する。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や経路探索開始点などを決定する。また、地図上の現在地を自車位置マークで表示する。
【0011】
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはデータ記憶装置19に記憶された地図データに基づいて、制御回路11において適宜生成される。
【0012】
データ記憶部19は、フラッシュメモリやハードディスクなどの書き換え可能な不揮発性メモリや不揮発性記録媒体によって構成され、後述の地図データや目的地−おすすめ施設ジャンル対応表を記憶する。
【0013】
地図データは、地図表示用データ、経路探索用データ、施設データなどを含む。地図表示用データおよび経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、ユーザの要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。施設データには、各施設の経度・緯度座標、住所、名称、施設のジャンル、営業時間、施設の詳細情報を記載したテキストデータなどが含まれる。なお、データ記憶装置19以外の他の記録メディア、たとえばDVD−ROMやCD−ROMなどより地図データを読み出してもよい。
【0014】
目的地−おすすめ施設ジャンル対応表は、目的地として設定された施設のジャンルと、目的地に到着した後、ナビゲーション装置1が提案する施設(以下、おすすめ施設と呼ぶ)のジャンルとの対応関係を記録した対応表である。図2を参照して、目的地−おすすめ施設ジャンル対応表の一例を説明する。目的地−おすすめ施設ジャンル対応表におけるおすすめ施設のジャンルは、ユーザが目的地に到着して所定の要件を済ませた後、行くことを提案する施設のジャンルである。
【0015】
たとえば、目的地に銭湯が設定されていた場合、銭湯で汗をかいて体の塩分が排出されることが予想され、ラーメンが一層おいしく感じるので、おすすめ施設のジャンルにラーメン屋を設定する。また、目的地にスポーツジムが設定されていた場合、運動により汗をかくことが予想されるので、汗を流すため、おすすめ施設のジャンルに銭湯を設定する。さらに、目的地に映画館が設定されていた場合、映画を一緒に鑑賞した相手と鑑賞した映画についておしゃべりをすることは非常に楽しいので、おすすめ施設のジャンルに喫茶店を設定する。その他、目的地において所定の要件を済ませた後のユーザの状況を想定し、その想定した状況に対して適切な施設のジャンルをおすすめ施設のジャンルとして設定する。尚、図2に示す目的地―おすすめ施設ジャンル対応表では、目的地として設定された施設のジャンルの夫々について、対応するおすすめ施設のジャンルが一つとなっているが、これを複数としても良い。
【0016】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、現在地付近の地図などの各種情報を表示する。スピーカ17は、各種入力操作をユーザに指示したり、経路誘導したりするための音声を出力する。入力装置18は、ユーザが各種コマンドの設定や検索条件の入力などするための操作キーを有し、操作パネル上のボタンスイッチやパネル周囲のハードスイッチなどによって実現される。ユーザは、表示モニタ16の表示画面の指示やスピーカ17からの音声指示にしたがって入力装置18を操作することにより、目的地を設定する。
【0017】
目的地がユーザにより設定されると、ナビゲーション装置1は現在地検出装置14により検出された現在地を出発地として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このようにして求められた経路(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、ユーザは地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。また、ナビゲーション装置1は、推奨経路にしたがって車両が走行できるように、ユーザに対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
【0018】
次に、図3のフローチャートを参照して、本発明の第1の実施形態における施設提案処理を説明する。図3の処理は、目的地への経路誘導を開始するとスタートするプログラムにより、制御回路11において実行される。
【0019】
ステップS101では、現在地検出装置14を使用して車両の現在地を検出する。ステップS102では、車両が目的地に到達したか否かを判定する。車両が目的地に到達した場合はステップS102が肯定判定され、ステップS103へ進む。車両が目的地に到達していない場合はステップS102が否定判定され、ステップS101に戻る。ステップS103では、目的地として設定された施設のジャンルをデータ記憶装置19に記憶する。ステップS104では、車両のイグニッションスイッチがオフされたか否かを判定する。車両のイグニッションスイッチがオフされた場合はステップS104が肯定判定され、ステップS105へ進む。車両のイグニッションスイッチがオフされない場合はステップS104を繰り返す。
【0020】
ステップS105では、車両のイグニッションスイッチがオンされたか否かを判定する。車両のイグニッションスイッチがオンされた場合はステップS105が肯定判定され、ステップS106へ進む。車両のイグニッションスイッチがオンされない場合はステップS105を繰り返す。ステップS106では、目的地−おすすめ施設ジャンル対応表を参照して目的地のジャンルに対応するおすすめ施設のジャンルを検索し、検索された施設のジャンルを周辺検索のジャンルに決定する。ステップS107では、ステップS106で決定したジャンルを検索条件として、目的地周辺の施設の周辺検索を行う。
【0021】
ステップS108では、ステップS107で検索された施設をおすすめ施設としてユーザに提案する。たとえば、おすすめ施設をリスト表示したり、地図上のアイコンで表示したり、読み上げたりしてユーザに提案する。ステップS109では、ユーザがおすすめ施設を選択したか否かを判定する。複数のおすすめ施設が検索された場合、ユーザは検索された複数のおすすめ施設の中から1つのおすすめ施設を選択することになる。ユーザがおすすめ施設を選択した場合はステップS109が肯定判定され、ステップS110へ進む。ユーザがおすすめ施設を選択しなかった場合はステップS109が否定判定され、施設提案処理を終了する。ステップS110では、おすすめ施設への経路誘導を行う。
【0022】
以上の第1の実施形態によるナビゲーション装置1は次のような作用効果を奏する。
提案する施設のジャンルと目的地のジャンルとの間の対応関係を記憶し、出発地から目的地に至る経路を探索し、記憶されている対応関係に基づいて、目的地から提案する施設のジャンルを決定し、決定されたジャンルの施設を検索し、車両が目的地に到達した後、検索された施設をユーザに提案するようにした。
【0023】
すなわち、第1の実施形態のナビゲーション装置は、ジャンル毎に分類されている施設データの中から一つの施設を選択して目的地に設定する目的地設定手段と、目的地として設定された施設のジャンルと提案する施設のジャンルとを予め対応付けして対応テーブルとして記憶する対応テーブル記憶手段と、出発地から設定された目的地に至る経路を探索する探索手段と、対応テーブル記憶手段に記憶した対応テーブルに基づいて、目的地の施設のジャンルに対応付けられているジャンルを検索し、検索されたジャンルに分類されている施設をユーザに提案する提案手段とを備える。
【0024】
これにより、ユーザが目的地に到達した後に適切な施設をユーザに提案することができる。
【0025】
以上の第1の実施形態のナビゲーション装置を次のように変形することができる。
(1)提案する施設は、目的地のジャンルの他に、ユーザの個人情報、同乗者の情報に基づいて決定するようにしてもよい。ユーザの個人情報はナビゲーション装置の設定画面で入力するようにする。入力する個人情報としては、男女の情報、年齢の情報などがある。同乗者の情報としては、たとえば、同乗者の人数の情報がある。同乗者の人数の情報は、座席に設けられた圧力センサや温度センサを使用して検出したり、同乗者が携帯している携帯電話と無線通信を確立して検出したりする。
【0026】
(2)目的地到着前、または、到着後再出発時、その後のおすすめ施設をユーザに提案するようにしてもよい。
【0027】
−第2の実施形態−
第2の実施形態におけるナビゲーション装置は、目的地に到着した後は、目的地として設定された施設のジャンル以外のジャンルの施設を検索して提案する。
【0028】
本発明の第2の実施形態におけるナビゲーション装置は不図示の時計が設けられており、時刻を計測できる。それ以外の構成は第1の実施形態におけるナビゲーション装置の構成と変わらないので、本発明の第2の実施形態におけるナビゲーション装置の構成の説明は省略する。
【0029】
次に、図4のフローチャートを参照して、本発明の第2の実施形態における施設提案処理を説明する。図4の処理は、目的地への経路誘導を開始するとスタートするプログラムにより、制御回路11において実行される。図3の処理と同一のステップについては同一の符号を付し、図3の処理と異なる部分を主に説明する。
【0030】
ステップS105が肯定判定されるとステップS201へ進む。ステップS201では、では、現在の時刻が食事の時間帯であるか否かを判定する。食事の時間帯としては、たとえば、夕食の時間帯である午後6時と午後8時との間の時間帯がある。現在の時刻が食事の時間帯である場合はステップS201が肯定判定され、ステップS202へ進む。現在の時刻が食事の時間帯でない場合は施設提案処理を終了する。
【0031】
ステップS202では、目的地のジャンル以外のジャンルに分類されている、目的地周辺にある食堂を検索する。たとえば、図5(a)に示すように、食堂を検索するときの検索条件である食事のジャンルには和食、洋食、中華、スウィーツなどのジャンルが含まれるものとする。目的地の施設のジャンルが洋食である場合、図5(b)に示すように、洋食を除いた食事のジャンルの施設から、つまり和食、中華、スウィーツなどのジャンルの分類されている施設情報から食堂を検索する。ステップS108では、検索された食堂をおすすめの施設として提案する。
【0032】
以上の第2の実施形態によるナビゲーション装置1は次のような作用効果を奏する。
出発地から目的地に至る経路を探索し、目的地のジャンル以外のジャンルに分類されている施設を検索し、車両が目的地に到達した後、検索された施設をユーザに提案するようにした。
【0033】
すなわち、第2の実施形態のナビゲーション装置は、ジャンル毎に分類されている施設データの中から一つの施設を選択して目的地に設定する目的地設定手段と、出発地から前記設定された目的地に至る経路を探索する経路探索手段と、目的地として選択して設定した施設のジャンル以外のジャンルに分類されている施設をユーザに提案する提案手段とを備える。
【0034】
これにより、ユーザが目的地に到達した後に適切な施設をユーザに提案することができる。
【0035】
以上の第2の実施形態のナビゲーション装置を次のように変形することができる。
(1)設定した経由地を通過して目的地に到達した場合、目的地のジャンルとともに経由地のジャンルを除いたジャンルの施設を検索し、検索された施設をおすすめ施設として提案するようしてもよい。これにより、目的地に到達した後、経由地と同じような施設をナビゲーション装置が提案することを防止することができ、適切な施設をユーザに提案することができる。
【0036】
また、出発地から目的地までの走行履歴を記憶することによって目的地へ至るまでの間に立ち寄った地点を記憶するようにして、目的地のジャンルと目的地に至るまでに立ち寄った地点のジャンルとを除外したジャンルで検索された施設をおすすめ施設として提案するようにしてもよい。これにより、目的地に到達した後、目的地および立ち寄った地点と同じような施設をナビゲーション装置が提案することを防止することができ、適切な施設をユーザに提案することができる。
【0037】
(2)上述したナビゲーション装置は、過去に設定された目的地およびその目的地が設定された回数を記憶する目的地設定履歴記憶手段を備えるようにし、過去に所定回数以上目的地として選択された施設が分類されている複数のジャンルから、目的地として現在設定されている施設のジャンルを除外し、残余のジャンルに分類されている施設をユーザに提案するようにしてもよい。これにより、ユーザの嗜好にあった施設の中から適切な施設をユーザに提案することができる。
【0038】
図6に過去に設定された目的地の履歴の記憶した目的地設定履歴を示す。目的地設定履歴の項目は、目的地として設定された施設の施設名称21、施設のジャンルを大きく分類したとき、目的地として設定された施設が属する大ジャンル22、大ジャンルをさらに細かく分類した中ジャンル23、中ジャンルをさらに細かく分類した小ジャンル24、今まで目的地として設定された設定回数25および最後に目的地として設定された最終設定日26である。この目的地設定履歴では、フランス料理のお店とイタリア料理のお店とが頻繁に目的地として設定されている。そして、イタリア料理のお店である目的地に到達した後、頻繁に設定された目的地の小ジャンル24の中からイタリア料理をのぞいた小ジャンル24のお店、つまりフランス料理のお店がおすすめ施設として提案される。
【0039】
(3)上述したナビゲーション装置は、過去所定日の間に所定回数以上目的地として設定された施設が分類されている複数のジャンルから、目的地として現在設定されている施設のジャンルを除外し、残余のジャンルに分類されている施設をユーザに提案するようにしてもよい。たとえば、過去15日の間や過去1ヶ月の間に所定回数以上設定された目的地が複数のジャンルに分類されている場合、その複数のジャンルから、車両が到達した目的地のジャンルを除いたジャンルに分類されている施設を検索し、おすすめ施設を提案するようにしてもよい。これにより、ユーザの嗜好の変化に対応した適切な施設を提案することができる。この場合、目的地設定履歴には目的地が設定された日付も記録される。
【0040】
(4)提案する施設は、目的地のジャンルの他に、ユーザの個人情報、同乗者の情報に基づいて決定するようにしてもよい。ユーザの個人情報はナビゲーション装置の設定画面で入力するようにする。入力する個人情報としては、男女の情報、年齢の情報などがある。同乗者の情報としては、たとえば、同乗者の人数の情報がある。同乗者の人数の情報は、座席に設けられた圧力センサや温度センサを使用して検出したり、同乗者が携帯している携帯電話と無線通信を確立して検出したりする。
【0041】
(5)車両が目的地に到着後、最初にエンジンを起動する時におすすめ施設を検索して提案するようにしたが、目的地に到着したときに、その後のおすすめ施設情報としてユーザに提案するようにしてもよい。目的地に到着前、例えば目的地に近づいた時や出発した時におすすめ施設を検索しておき、目的地到着前におすすめ施設情報としてユーザに提案してもよい。
【0042】
以上では、車両に搭載したナビゲーション装置を一例に説明したが、本発明は、携帯型ナビゲーション装置、地図表示機能と位置検出機能を有する携帯電話や携帯情報端末にも適用することができる。この場合、到着後の再出発はエンジン起動指令を利用できないので、再出発することをユーザが入力する必要がある。
【0043】
実施形態と変形例の一つ、もしくは複数を組み合わせることも可能である。変形例同士をどのように組み合わせることも可能である。
【0044】
以上の説明はあくまで一例であり、発明は、上記の実施形態に何ら限定されるものではない。
【符号の説明】
【0045】
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
14 現在地検出装置
19 データ記憶装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ジャンル毎に分類されている施設データの中から一つの施設を選択して目的地に設定する目的地設定手段と、
出発地から前記設定された目的地に至る経路を探索する探索手段と、
前記目的地として選択して設定した前記施設のジャンル以外のジャンルに分類されている施設をユーザに提案する提案手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記出発地から前記目的地までの間に立ち寄った地点を記憶する立ち寄り地点記憶手段を備え、
前記提案手段は、前記目的地および前記立ち寄った地点の施設のジャンル以外のジャンルに分類されている施設をユーザに提案することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
過去に設定された目的地およびその目的地が設定された回数を記憶する目的地設定履歴記憶手段を備え、
過去に所定回数以上目的地として選択された施設が分類されている複数のジャンルから、目的地として現在設定されている施設のジャンルを除外し、残余のジャンルに分類されている施設をユーザに提案することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項3に記載のナビゲーション装置において、
前記提案手段は、過去所定日の間に所定回数以上目的地として設定された施設が分類されている複数のジャンルから、目的地として現在設定されている施設のジャンルを除外し、残余のジャンルに分類されている施設をユーザに提案することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
ジャンル毎に分類されている施設データの中から一つの施設を選択して目的地に設定する目的地設定手段と、
前記目的地として設定された施設のジャンルと、提案する施設のジャンルとを予め対応付けして対応テーブルとして記憶する対応テーブル記憶手段と、
出発地から前記設定された目的地に至る経路を探索する探索手段と、
前記対応テーブル記憶手段に記憶した対応テーブルに基づいて、前記目的地の施設のジャンルに対応付けられているジャンルを検索し、検索されたジャンルに分類されている施設をユーザに提案する提案手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、
前記提案手段は、目的地到着前、目的地到着時、または、到着後再出発時、前記施設を提案することを特徴とするナビゲーション装置。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−107026(P2011−107026A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−263937(P2009−263937)
【出願日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】