ナビゲーション装置
【課題】パーキングエリアとして利用する所定の施設近隣の一般道路の交通渋滞に巻き込まれずに、ＳＰＡサービスを有効に利用できるようにした「ナビゲーション装置」を提供することである。
【解決手段】ＳＰＡサービスを受けるときに利用可能なナビゲーション装置では、出口通過判定手段が車両が所定の出口を通過したか否かを判定し（Ｓ１１）、タイマーが車両が所定の出口を通過したときからの経過時間を計測し（Ｓ１２）、施設情報取得手段が所定の施設の位置情報を取得する（Ｓ１３）。また交通状況予測手段が所定時間内における所定の施設近隣の一般道路の交通状況を予測し（Ｓ１４）、表示手段が予測された交通状況及び計測されている経過時間を表示し（Ｓ１５）、入口通過判定手段が車両が所定時間内に所定の入口から有料道路に入ったか否かを判定する（Ｓ１６）。
【解決手段】ＳＰＡサービスを受けるときに利用可能なナビゲーション装置では、出口通過判定手段が車両が所定の出口を通過したか否かを判定し（Ｓ１１）、タイマーが車両が所定の出口を通過したときからの経過時間を計測し（Ｓ１２）、施設情報取得手段が所定の施設の位置情報を取得する（Ｓ１３）。また交通状況予測手段が所定時間内における所定の施設近隣の一般道路の交通状況を予測し（Ｓ１４）、表示手段が予測された交通状況及び計測されている経過時間を表示し（Ｓ１５）、入口通過判定手段が車両が所定時間内に所定の入口から有料道路に入ったか否かを判定する（Ｓ１６）。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両に搭載されて地図画像を表示するナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、交差点選択手段により選択された交差点の各進行方向について、目的地までの最適経路が最適経路探索手段により探索され、この探索された各最適経路について、目的地までの渋滞情報が渋滞情報取得手段により取得され、更にこの取得された渋滞情報に基づいて、各最適経路の渋滞状況が表示制御手段により表示されたナビゲーション装置が提案されている（例えば、特許文献１参照）。上記表示制御手段は、渋滞情報取得手段により取得された渋滞情報に基づいて、最適経路の渋滞状況を示す渋滞バーグラフの表示形態を決定し、その渋滞バーグラフを各最適経路についてそれぞれ表示することにより、各最適経路の渋滞状況を表示する。このナビゲーション装置では、車両の進行方向ごとに目的地までの渋滞状況をユーザに知らせることができる。
【０００３】
また、情報提供者によって提供される渋滞情報が情報取得処理手段により取得され、この取得された情報が蓄積データとして記録装置に記録され、更にこの記録された蓄積データに基づいて、渋滞状況の時系列の変化が情報表示処理手段により表示されたナビゲーションシステムが提案されている（例えば、特許文献２参照）。上記情報表示処理手段は、情報提供者から提供される渋滞情報及び記録装置に記録された蓄積データのうちの少なくとも蓄積データに基づいて、渋滞状況の時系列の変化を表示するナビゲーションシステムでは、運転者は、予測される渋滞状況を見ることによって、今後、渋滞状況がどのように変化するかを知ることができるので、渋滞情報を時系列的に認識することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特開２００８−２９８５１１号公報
【特許文献２】特開２００３−１９４５５３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、近年、パーキングエリアが十分に整備されていない首都高速道路を車両が走行している途中で、一般道路沿いに位置するショッピングセンターなどの所定の施設をパーキングエリアとして利用できる、いわゆるスマートＰＡ（ＳＰＡ）サービスが実験的に行われている。具体的には、このＳＰＡサービスは、車両が首都高速道路の入口で通行料金を支払って首都高速道路に入り、首都高速道路を走行している途中で、便所に行きたくなったり或いはガソリンの残量が少なくなったことに気付いたりした場合、首都高速道路を所定の出口から出て、この所定の出口近隣の一般道路沿いに位置するショッピングセンターなどの所定の施設をパーキングエリアとして利用し、車両が所定時間内（例えば２時間以内）に再び首都高速道路に所定の入口から入ることにより、首都高速道路の通行料金が再課金されないというサービスである。
【０００６】
しかしながら、上記従来のナビゲーション装置やナビゲーションシステムでは、ＳＰＡサービスを利用する所定の時間における、上記所定の施設の近隣の一般道路の交通渋滞が予想される時間帯を把握できないため、その時間の殆ど全てを渋滞している一般道路をのろのろ走行する車内で過ごすことになり、時間の有効利用を図ることができない場合があった。
【０００７】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、パーキングエリアとして利用する所定の施設近隣の一般道路の交通渋滞に巻き込まれずに、上記サービス（例えば、ＳＰＡサービス）を有効に利用することができるナビゲーション装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明に係るナビゲーション装置は、車両が通行料金前払い式の有料道路を走行している途中で、前記有料道路を所定の出口から出て、前記所定の出口近隣の一般道路沿いに位置する所定の施設をパーキングエリアとして利用し、前記車両が所定時間内に再び前記有料道路に所定の入口から入ることにより、前記有料道路の通行料金が再課金されない所定のサービスを受けるときに利用可能なナビゲーション装置であって、前記車両が前記所定の出口を通過したか否かを判定する出口通過判定手段と、前記車両が前記所定の出口を通過したときからの経過時間を計測するタイマーと、前記所定の施設の位置情報を取得する施設情報取得手段と、前記所定時間内における前記所定の施設近隣の一般道路の交通状況を予測する交通状況予測手段と、前記予測した交通状況を表示するとともに前記計測している経過時間を表示する表示手段と、前記車両が前記所定時間内に前記所定の入口から前記有料道路に入ったか否かを判定する入口通過判定手段とを備えた構成となる。
【０００９】
このような構成により、有料道路の入口で通行料金を支払った後、車両がその有料道路を走行して、上記所定の出口に近付いたときまたは所定の出口から出たときに、上記所定の施設近隣の一般道路の交通状況の予測結果が表示部に表示されるので、運転者はその予測結果を見て、所定の施設近隣の一般道路が渋滞していないときに所定の施設を利用し、所定の時間のうち残った時間を他の施設を利用するなどして、所定の出口を出てから所定の時間内に所定の入口から有料道路に入る。
【００１０】
ここで、有料道路とは、通行料金前払い式の有料道路であれば、首都高速道路であっても、自動車専用道路であっても、或いはこれら以外の道路であってもよい。
【００１１】
本発明に係るナビゲーション装置において、前記車両が前記所定の出口を通過してから前記所定の入口を通過するまでに前記所定の施設を通過したか否かを判定する施設通過判定手段を更に備えることができる。
【００１２】
このような構成により、所定の出口から出た車両の乗員が所定の施設を利用したか否かを確認することができるので、所定の施設の有効利用を図ることができる。
【００１３】
また、本発明に係るナビゲーション装置において、前記有料道路の各入口に設置された課金用送受信装置と無線通信するＥＴＣ通信回路が前記車両に搭載され、前記ＥＴＣ通信回路が前記所定の出口、前記所定の入口及び前記所定の施設にそれぞれ設置された通過情報送受信手段と無線通信するように構成してもよい。
【００１４】
このような構成より、有料道路を走行していた車両が所定の出口を出たときからの経過時間を自動的に計測することができ、所定時間内に、所定の施設を利用して所定の入口から有料道路に入ったことを自動的に確認することができる。
【００１５】
更に、本発明に係るナビゲーション装置において、前記渋滞情報は、前記一般道路の過去の渋滞状況に関する統計情報であって、前記車両に搭載された記憶手段に地図情報とともに記憶されるか、或いは外部から無線通信により取得されるように構成されることができる。
【００１６】
このような構成により、車両が有料道路を走行して所定の施設に近付いたり或いは所定の出口から出ると、記憶手段に記憶された過去の渋滞情報または外部から取得された過去の渋滞情報に基づいて表示部に所定の時間内の交通予測状況が表示されるので、車両の乗員は速やかに所定の施設を所定の時間内のいつごろ利用したらよいかを知ることができる。
【発明の効果】
【００１７】
本発明に係るナビゲーション装置によれば、入口で通行料金を支払って有料道路に入り、所定の出口に近付くか或いは所定の出口から出ると、所定の施設近隣の一般道路の交通状況の予測結果が表示部に表示されるので、運転者はその予測結果を見て、所定の出口から有料道路を出た後、上記所定の施設近隣の一般道路が渋滞していないときに利用する。この結果、所定の時間のうちの残った時間を他の施設を利用するなどして、所定の時間内に所定の入口から有料道路に入ることにより、上記所定の施設近隣の一般道路の交通渋滞に巻き込まれずに、また有料道路の通行料金を再課金されずに、上記サービス（例えば、ＳＰＡサービス）を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１８】
【図１】本発明の実施の一形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図２】図１に示したナビゲーション装置を搭載した車両がＳＰＡの通過情報送受信機と無線通信によりＳＰＡ通過情報を送受信している状態を示すＳＰＡ近隣の道路を含む図である。
【図３】図１に示したナビゲーション装置において実行されるＳＰＡサービス利用の処理を示すフローチャートである。
【図４】ナビゲーション装置の表示部にＳＰＡ近隣の地図画像を表示するとともにＳＰＡ近隣の交通渋滞予測情報を棒グラフで表した例を示す図である。
【図５】図４のＳＰＡ近隣の交通渋滞予測情報を表した棒グラフの拡大説明図である。
【図６】ＳＰＡ近隣の交通渋滞予測情報を表した円グラフの拡大説明図である。
【発明を実施するための形態】
【００１９】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【００２０】
本発明の実施の一形態に係るナビゲーション装置は、車両に搭載され、図１に示すように構成される。図１において、ナビゲーション装置１０は、コンピュータユニット（ＣＰＵを含む）にて構成される処理ユニット１１を有している。処理ユニット１１は、車両ナビゲーションに必要な位置情報を提供するためのＧＰＳユニット１７及びセンサ類１８（ジャイロセンサ、加速度センサ）、地図情報及び各種情報を記憶する記憶部１４（例えば、ハードディスクユニット）が接続されている。また、処理ユニット１１には、車室内に設けられ、ＬＣＤ等により構成される表示部１３、操作ボタンや表示部１３内に構成されるタッチパネル等の操作部１１、車室内に設けられたスピーカ１６に音声信号を供給する出力回路１５が接続されている。
【００２１】
処理ユニット１１は、ＧＰＳユニット１７及びセンサ類１８からの位置情報と、記憶部１４から読み出した地図情報に基づいて車両ナビゲーションに係る処理を実行する。この車両ナビゲーションに係る処理では、例えば、ＧＰＳユニット１７及びセンサ類１８により得られる車両位置と目的地の位置とに基づいて車両位置から目的地までの経路（ルート）が検索及び設定され、表示部１３にナビゲーションに係る地図とともに車両位置マーク及び設定経路を表示させて、車両の経路案内に係るガイダンスの出力（表示または音声出力）等がなされる。
【００２２】
処理ユニット１１にはＥＴＣ通信回路１９が接続されている。このＥＴＣ通信回路１９は、車両２０に搭載され、ＥＴＣカード１９１がセットされた状態で、通行料金前払い式の首都高速道路２１の各入口に設置された課金用送受信装置と無線通信することにより、首都高速道路２１の通行料金が課金されるように構成される（図１及び図２）。また、ＥＴＣ通信回路１９は、首都高速道路２１の所定の出口２２（図３及び図４ではＩＣoutと記載している。）に設置された出口通過送受信機と、首都高速道路２１の所定の入口２３（図３及び図４ではＩＣinと記載している）に設置された入口通過送受信機と、一般道路２４沿いに位置する所定の施設（ＳＰＡ）２５のゲートに設置されたＳＰＡ通過送受信機２６とそれぞれ無線通信可能に構成される。
【００２３】
ここで、所定の施設（ＳＰＡ）２５とは、首都高速道路２１の所定の出口２２近隣の一般道路２４沿いに位置するショッピングセンターやカー用品ショップ等のパーキングエリアとして利用できる施設をいう（図２及び図４）。また、ＳＰＡ２５を利用するサービス（ＳＰＡサービス）は、首都高速道路２１を上記所定の出口２２から出てから、所定時間（例えば、２時間）内に、ＳＰＡ２５近隣の首都高速道路２１の所定の入口２３から入れば、所定の入口２３の通過時に通行料金が再課金されないサービスである。換言すれば、ＳＰＡサービスは、首都高速道路２１を上記所定の出口２２から出てから、所定時間（例えば、２時間）を超えた後に、上記所定の入口２３から入ったときに再課金されてしまい、ＳＰＡサービスを利用できないようになっている。なお、首都高速道路２１を上記所定の出口２２から出てから、所定時間内に所定の入口２３から入っても、所定の入口２２の通過時に通行料金が一旦再課金されるけれども、後日、ＳＰＡサービスの利用であることが確認されることを条件に上記再課金された金額が払い戻されるように構成してもよい。
【００２４】
記憶部１４には、上記ＳＰＡ２５の位置情報に加えて、ＳＰＡ２５近隣の渋滞情報も記憶される。この渋滞情報は、ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の過去の渋滞状況に関する統計情報である。処理ユニット１１は、ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の過去の渋滞状況に関する統計情報に基づいて所定時間内におけるＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の交通状況を予測するように構成される。なお、ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の過去の渋滞状況に関する統計情報は外部から無線通信により取得してもよい。
【００２５】
また処理ユニット１１には、車両２０が所定の出口２２を通過したときからの経過時間を計測するタイマーが内蔵される。そして、表示部１３には、予測した交通状況を表示するとともにタイマーの計測している経過時間が表示される。この実施の形態では、図４及び図５に示すように、予測した交通状況は棒グラフで表示される。なお、ＳＰＡ２５近隣の交通渋滞予測情報は、棒グラフではなく、図６に示すように、円グラフで表してもよい。
【００２６】
上記処理ユニット１１は、図３に示す手順に従ってＳＰＡサービスの利用処理を実行する。車両２０に乗った運転者は先ずナビゲーション装置１０を操作して行き先（目的地）を設定した後に、車両２０をナビゲーション装置１０の表示部１３に表示された経路（ルート）や音声案内に従って車両２０を走行させる。そして首都高速道路２１の入口で通行料金を支払って、車両２０が首都高速道路２１を走行している途中で、運転者がガソリンが残り少なくなっていることに気付き、ＳＰＡ２５対象の所定の出口２１から首都高速道路２１を出る。このとき処理ユニット１１は、ＥＴＣ通信回路１９が所定の出口２１に設置された出口通過送受信機と無線通信することにより、ＳＰＡ２５対象の所定の出口２２から首都高速道路２１を出たと判定する。これにより処理ユニット１１は、車両２０がＳＰＡ２５に向っていると判定し、所定の出口２２を通過したときからタイマーをスタートさせるとともに（Ｓ１２）、ＳＰＡ２５位置の情報を記憶部１４から取得する（Ｓ１３）。この実施の形態では、ＳＰＡ２５はショッピングセンターとする。
【００２７】
処理ユニット１１は、図４及び図５に示すように、ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の交通状況の予測結果を表示部１３に棒グラフで表示するとともに（Ｓ１４）、車両２０が所定の出口２２を出たときからの時間を計測してその経過時間（例えば、現在の時間を図４及び図５の黒い三角矢印で示す。）を表示部１３に表示する（Ｓ１５）。処理ユニット１１は、首都高速道路２１の所定の入口２３を通過したか否かを判定し（Ｓ１６）、車両２０が首都高速道路２１の所定の入口２３を通過するまでの時間と、所定の出口２２を通過してから所定の時間ｔ0（例えば、２時間）が経過するまでの時間のうちいずれか早い方の時間が経過するまで、経過時間の表示を例えば１分毎に更新し（Ｓ１８）、いずれか早い方の時間が経過したときにタイマーをリセットする（Ｓ１９）。
【００２８】
運転者は表示部１３に表示された交通状況の予測結果（図４及び図５）を見て、現在ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４が渋滞していないと判断して、直ぐにＳＰＡ２５に向い、ＳＰＡ２５の駐車場に車両２０を駐車し、トイレに行ったり、或いは買い物をしたりして、ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４が渋滞する前に車両２０に戻り、車両を運転してＳＰＡ２５のゲートを通過する。このときＥＴＣ通信回路１９がこのゲートに設置されたＳＰＡ通過送受信機２６（図２）と無線通信することにより、処理ユニット１１はＳＰＡ２５のゲートを通過したと判定する。車両２０はＳＰＡ２５近隣の一般道路２４が渋滞する前に、首都高速道路２１の所定の入口２３に近いガソリンスタンドに到着する。ガソリンスタンドで車両２０にガソリンを入れた後に、所定の入口２３から首都高速道路２１に入る。このときＥＴＣ通信回路１９は所定の入口２３に設置された入口通過送受信機と無線通信することにより、所定時間ｔ0内に処理ユニット１１は車両２０が所定の入口２３を通過したと判定し（Ｓ１６でＹＥＳ）、この通過時にタイマーをリセットする（Ｓ１９）。このとき車両２０が上記所定の入口２３を通過しても通行料金は再課金されない。この結果、上記ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の交通渋滞に巻き込まれずに、また首都高速道路２１の通行料金を再課金されずに、ＳＰＡサービスを有効に利用することができる。
【００２９】
なお、所定の時間ｔ0を過ぎてから（Ｓ１７でＹＥＳ）、所定の入口２３から首都高速道路２１に入った場合には、通行料金が再課金される。また、この実施の形態では、所定の出口２２から首都高速道路２１を出たときに、処理ユニット１１がＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の交通状況の予測結果を表示部１３に表示したが、首都高速道路２１を所定の出口２２から出る前に、最寄りのＳＰＡ２５に立ち寄ることをナビゲーション装置１０に入力してもよい。この場合、首都高速道路２１を走行しているうちにＳＰＡ２５への経路（ルート）案内が開始される。
【産業上の利用可能性】
【００３０】
以上、説明したように、本発明に係るナビゲーション装置は、パーキングエリアとして利用する所定の施設近隣の一般道路の交通渋滞に巻き込まれずに、ＳＰＡサービスを有効に利用できるという効果を有し、車両に搭載されて地図画像と予測した交通状況と経過時間を表示するナビゲーション装置として有用である。
【符号の説明】
【００３１】
１０ ナビゲーション装置
１１ 処理ユニット
１２ 操作部
１３ 表示部（表示手段）
１４ 記憶部
１５ 出力回路
１６ スピーカ
１７ ＧＰＳユニット
１８ センサ類
１９ ＥＴＣ通信回路
１９１ ＥＴＣカード
２０ 車両
２１ 首都高速道路（有料道路）
２２ 所定の出口
２３ 所定の入口
２４ 一般道路
２５ ＳＰＡ（所定の施設）
２６ ＳＰＡ通過送受信機（ＳＰＡ通過送受信手段）
【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両に搭載されて地図画像を表示するナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来、交差点選択手段により選択された交差点の各進行方向について、目的地までの最適経路が最適経路探索手段により探索され、この探索された各最適経路について、目的地までの渋滞情報が渋滞情報取得手段により取得され、更にこの取得された渋滞情報に基づいて、各最適経路の渋滞状況が表示制御手段により表示されたナビゲーション装置が提案されている（例えば、特許文献１参照）。上記表示制御手段は、渋滞情報取得手段により取得された渋滞情報に基づいて、最適経路の渋滞状況を示す渋滞バーグラフの表示形態を決定し、その渋滞バーグラフを各最適経路についてそれぞれ表示することにより、各最適経路の渋滞状況を表示する。このナビゲーション装置では、車両の進行方向ごとに目的地までの渋滞状況をユーザに知らせることができる。
【０００３】
また、情報提供者によって提供される渋滞情報が情報取得処理手段により取得され、この取得された情報が蓄積データとして記録装置に記録され、更にこの記録された蓄積データに基づいて、渋滞状況の時系列の変化が情報表示処理手段により表示されたナビゲーションシステムが提案されている（例えば、特許文献２参照）。上記情報表示処理手段は、情報提供者から提供される渋滞情報及び記録装置に記録された蓄積データのうちの少なくとも蓄積データに基づいて、渋滞状況の時系列の変化を表示するナビゲーションシステムでは、運転者は、予測される渋滞状況を見ることによって、今後、渋滞状況がどのように変化するかを知ることができるので、渋滞情報を時系列的に認識することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
【特許文献１】特開２００８−２９８５１１号公報
【特許文献２】特開２００３−１９４５５３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、近年、パーキングエリアが十分に整備されていない首都高速道路を車両が走行している途中で、一般道路沿いに位置するショッピングセンターなどの所定の施設をパーキングエリアとして利用できる、いわゆるスマートＰＡ（ＳＰＡ）サービスが実験的に行われている。具体的には、このＳＰＡサービスは、車両が首都高速道路の入口で通行料金を支払って首都高速道路に入り、首都高速道路を走行している途中で、便所に行きたくなったり或いはガソリンの残量が少なくなったことに気付いたりした場合、首都高速道路を所定の出口から出て、この所定の出口近隣の一般道路沿いに位置するショッピングセンターなどの所定の施設をパーキングエリアとして利用し、車両が所定時間内（例えば２時間以内）に再び首都高速道路に所定の入口から入ることにより、首都高速道路の通行料金が再課金されないというサービスである。
【０００６】
しかしながら、上記従来のナビゲーション装置やナビゲーションシステムでは、ＳＰＡサービスを利用する所定の時間における、上記所定の施設の近隣の一般道路の交通渋滞が予想される時間帯を把握できないため、その時間の殆ど全てを渋滞している一般道路をのろのろ走行する車内で過ごすことになり、時間の有効利用を図ることができない場合があった。
【０００７】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、パーキングエリアとして利用する所定の施設近隣の一般道路の交通渋滞に巻き込まれずに、上記サービス（例えば、ＳＰＡサービス）を有効に利用することができるナビゲーション装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
本発明に係るナビゲーション装置は、車両が通行料金前払い式の有料道路を走行している途中で、前記有料道路を所定の出口から出て、前記所定の出口近隣の一般道路沿いに位置する所定の施設をパーキングエリアとして利用し、前記車両が所定時間内に再び前記有料道路に所定の入口から入ることにより、前記有料道路の通行料金が再課金されない所定のサービスを受けるときに利用可能なナビゲーション装置であって、前記車両が前記所定の出口を通過したか否かを判定する出口通過判定手段と、前記車両が前記所定の出口を通過したときからの経過時間を計測するタイマーと、前記所定の施設の位置情報を取得する施設情報取得手段と、前記所定時間内における前記所定の施設近隣の一般道路の交通状況を予測する交通状況予測手段と、前記予測した交通状況を表示するとともに前記計測している経過時間を表示する表示手段と、前記車両が前記所定時間内に前記所定の入口から前記有料道路に入ったか否かを判定する入口通過判定手段とを備えた構成となる。
【０００９】
このような構成により、有料道路の入口で通行料金を支払った後、車両がその有料道路を走行して、上記所定の出口に近付いたときまたは所定の出口から出たときに、上記所定の施設近隣の一般道路の交通状況の予測結果が表示部に表示されるので、運転者はその予測結果を見て、所定の施設近隣の一般道路が渋滞していないときに所定の施設を利用し、所定の時間のうち残った時間を他の施設を利用するなどして、所定の出口を出てから所定の時間内に所定の入口から有料道路に入る。
【００１０】
ここで、有料道路とは、通行料金前払い式の有料道路であれば、首都高速道路であっても、自動車専用道路であっても、或いはこれら以外の道路であってもよい。
【００１１】
本発明に係るナビゲーション装置において、前記車両が前記所定の出口を通過してから前記所定の入口を通過するまでに前記所定の施設を通過したか否かを判定する施設通過判定手段を更に備えることができる。
【００１２】
このような構成により、所定の出口から出た車両の乗員が所定の施設を利用したか否かを確認することができるので、所定の施設の有効利用を図ることができる。
【００１３】
また、本発明に係るナビゲーション装置において、前記有料道路の各入口に設置された課金用送受信装置と無線通信するＥＴＣ通信回路が前記車両に搭載され、前記ＥＴＣ通信回路が前記所定の出口、前記所定の入口及び前記所定の施設にそれぞれ設置された通過情報送受信手段と無線通信するように構成してもよい。
【００１４】
このような構成より、有料道路を走行していた車両が所定の出口を出たときからの経過時間を自動的に計測することができ、所定時間内に、所定の施設を利用して所定の入口から有料道路に入ったことを自動的に確認することができる。
【００１５】
更に、本発明に係るナビゲーション装置において、前記渋滞情報は、前記一般道路の過去の渋滞状況に関する統計情報であって、前記車両に搭載された記憶手段に地図情報とともに記憶されるか、或いは外部から無線通信により取得されるように構成されることができる。
【００１６】
このような構成により、車両が有料道路を走行して所定の施設に近付いたり或いは所定の出口から出ると、記憶手段に記憶された過去の渋滞情報または外部から取得された過去の渋滞情報に基づいて表示部に所定の時間内の交通予測状況が表示されるので、車両の乗員は速やかに所定の施設を所定の時間内のいつごろ利用したらよいかを知ることができる。
【発明の効果】
【００１７】
本発明に係るナビゲーション装置によれば、入口で通行料金を支払って有料道路に入り、所定の出口に近付くか或いは所定の出口から出ると、所定の施設近隣の一般道路の交通状況の予測結果が表示部に表示されるので、運転者はその予測結果を見て、所定の出口から有料道路を出た後、上記所定の施設近隣の一般道路が渋滞していないときに利用する。この結果、所定の時間のうちの残った時間を他の施設を利用するなどして、所定の時間内に所定の入口から有料道路に入ることにより、上記所定の施設近隣の一般道路の交通渋滞に巻き込まれずに、また有料道路の通行料金を再課金されずに、上記サービス（例えば、ＳＰＡサービス）を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【００１８】
【図１】本発明の実施の一形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図２】図１に示したナビゲーション装置を搭載した車両がＳＰＡの通過情報送受信機と無線通信によりＳＰＡ通過情報を送受信している状態を示すＳＰＡ近隣の道路を含む図である。
【図３】図１に示したナビゲーション装置において実行されるＳＰＡサービス利用の処理を示すフローチャートである。
【図４】ナビゲーション装置の表示部にＳＰＡ近隣の地図画像を表示するとともにＳＰＡ近隣の交通渋滞予測情報を棒グラフで表した例を示す図である。
【図５】図４のＳＰＡ近隣の交通渋滞予測情報を表した棒グラフの拡大説明図である。
【図６】ＳＰＡ近隣の交通渋滞予測情報を表した円グラフの拡大説明図である。
【発明を実施するための形態】
【００１９】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【００２０】
本発明の実施の一形態に係るナビゲーション装置は、車両に搭載され、図１に示すように構成される。図１において、ナビゲーション装置１０は、コンピュータユニット（ＣＰＵを含む）にて構成される処理ユニット１１を有している。処理ユニット１１は、車両ナビゲーションに必要な位置情報を提供するためのＧＰＳユニット１７及びセンサ類１８（ジャイロセンサ、加速度センサ）、地図情報及び各種情報を記憶する記憶部１４（例えば、ハードディスクユニット）が接続されている。また、処理ユニット１１には、車室内に設けられ、ＬＣＤ等により構成される表示部１３、操作ボタンや表示部１３内に構成されるタッチパネル等の操作部１１、車室内に設けられたスピーカ１６に音声信号を供給する出力回路１５が接続されている。
【００２１】
処理ユニット１１は、ＧＰＳユニット１７及びセンサ類１８からの位置情報と、記憶部１４から読み出した地図情報に基づいて車両ナビゲーションに係る処理を実行する。この車両ナビゲーションに係る処理では、例えば、ＧＰＳユニット１７及びセンサ類１８により得られる車両位置と目的地の位置とに基づいて車両位置から目的地までの経路（ルート）が検索及び設定され、表示部１３にナビゲーションに係る地図とともに車両位置マーク及び設定経路を表示させて、車両の経路案内に係るガイダンスの出力（表示または音声出力）等がなされる。
【００２２】
処理ユニット１１にはＥＴＣ通信回路１９が接続されている。このＥＴＣ通信回路１９は、車両２０に搭載され、ＥＴＣカード１９１がセットされた状態で、通行料金前払い式の首都高速道路２１の各入口に設置された課金用送受信装置と無線通信することにより、首都高速道路２１の通行料金が課金されるように構成される（図１及び図２）。また、ＥＴＣ通信回路１９は、首都高速道路２１の所定の出口２２（図３及び図４ではＩＣoutと記載している。）に設置された出口通過送受信機と、首都高速道路２１の所定の入口２３（図３及び図４ではＩＣinと記載している）に設置された入口通過送受信機と、一般道路２４沿いに位置する所定の施設（ＳＰＡ）２５のゲートに設置されたＳＰＡ通過送受信機２６とそれぞれ無線通信可能に構成される。
【００２３】
ここで、所定の施設（ＳＰＡ）２５とは、首都高速道路２１の所定の出口２２近隣の一般道路２４沿いに位置するショッピングセンターやカー用品ショップ等のパーキングエリアとして利用できる施設をいう（図２及び図４）。また、ＳＰＡ２５を利用するサービス（ＳＰＡサービス）は、首都高速道路２１を上記所定の出口２２から出てから、所定時間（例えば、２時間）内に、ＳＰＡ２５近隣の首都高速道路２１の所定の入口２３から入れば、所定の入口２３の通過時に通行料金が再課金されないサービスである。換言すれば、ＳＰＡサービスは、首都高速道路２１を上記所定の出口２２から出てから、所定時間（例えば、２時間）を超えた後に、上記所定の入口２３から入ったときに再課金されてしまい、ＳＰＡサービスを利用できないようになっている。なお、首都高速道路２１を上記所定の出口２２から出てから、所定時間内に所定の入口２３から入っても、所定の入口２２の通過時に通行料金が一旦再課金されるけれども、後日、ＳＰＡサービスの利用であることが確認されることを条件に上記再課金された金額が払い戻されるように構成してもよい。
【００２４】
記憶部１４には、上記ＳＰＡ２５の位置情報に加えて、ＳＰＡ２５近隣の渋滞情報も記憶される。この渋滞情報は、ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の過去の渋滞状況に関する統計情報である。処理ユニット１１は、ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の過去の渋滞状況に関する統計情報に基づいて所定時間内におけるＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の交通状況を予測するように構成される。なお、ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の過去の渋滞状況に関する統計情報は外部から無線通信により取得してもよい。
【００２５】
また処理ユニット１１には、車両２０が所定の出口２２を通過したときからの経過時間を計測するタイマーが内蔵される。そして、表示部１３には、予測した交通状況を表示するとともにタイマーの計測している経過時間が表示される。この実施の形態では、図４及び図５に示すように、予測した交通状況は棒グラフで表示される。なお、ＳＰＡ２５近隣の交通渋滞予測情報は、棒グラフではなく、図６に示すように、円グラフで表してもよい。
【００２６】
上記処理ユニット１１は、図３に示す手順に従ってＳＰＡサービスの利用処理を実行する。車両２０に乗った運転者は先ずナビゲーション装置１０を操作して行き先（目的地）を設定した後に、車両２０をナビゲーション装置１０の表示部１３に表示された経路（ルート）や音声案内に従って車両２０を走行させる。そして首都高速道路２１の入口で通行料金を支払って、車両２０が首都高速道路２１を走行している途中で、運転者がガソリンが残り少なくなっていることに気付き、ＳＰＡ２５対象の所定の出口２１から首都高速道路２１を出る。このとき処理ユニット１１は、ＥＴＣ通信回路１９が所定の出口２１に設置された出口通過送受信機と無線通信することにより、ＳＰＡ２５対象の所定の出口２２から首都高速道路２１を出たと判定する。これにより処理ユニット１１は、車両２０がＳＰＡ２５に向っていると判定し、所定の出口２２を通過したときからタイマーをスタートさせるとともに（Ｓ１２）、ＳＰＡ２５位置の情報を記憶部１４から取得する（Ｓ１３）。この実施の形態では、ＳＰＡ２５はショッピングセンターとする。
【００２７】
処理ユニット１１は、図４及び図５に示すように、ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の交通状況の予測結果を表示部１３に棒グラフで表示するとともに（Ｓ１４）、車両２０が所定の出口２２を出たときからの時間を計測してその経過時間（例えば、現在の時間を図４及び図５の黒い三角矢印で示す。）を表示部１３に表示する（Ｓ１５）。処理ユニット１１は、首都高速道路２１の所定の入口２３を通過したか否かを判定し（Ｓ１６）、車両２０が首都高速道路２１の所定の入口２３を通過するまでの時間と、所定の出口２２を通過してから所定の時間ｔ0（例えば、２時間）が経過するまでの時間のうちいずれか早い方の時間が経過するまで、経過時間の表示を例えば１分毎に更新し（Ｓ１８）、いずれか早い方の時間が経過したときにタイマーをリセットする（Ｓ１９）。
【００２８】
運転者は表示部１３に表示された交通状況の予測結果（図４及び図５）を見て、現在ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４が渋滞していないと判断して、直ぐにＳＰＡ２５に向い、ＳＰＡ２５の駐車場に車両２０を駐車し、トイレに行ったり、或いは買い物をしたりして、ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４が渋滞する前に車両２０に戻り、車両を運転してＳＰＡ２５のゲートを通過する。このときＥＴＣ通信回路１９がこのゲートに設置されたＳＰＡ通過送受信機２６（図２）と無線通信することにより、処理ユニット１１はＳＰＡ２５のゲートを通過したと判定する。車両２０はＳＰＡ２５近隣の一般道路２４が渋滞する前に、首都高速道路２１の所定の入口２３に近いガソリンスタンドに到着する。ガソリンスタンドで車両２０にガソリンを入れた後に、所定の入口２３から首都高速道路２１に入る。このときＥＴＣ通信回路１９は所定の入口２３に設置された入口通過送受信機と無線通信することにより、所定時間ｔ0内に処理ユニット１１は車両２０が所定の入口２３を通過したと判定し（Ｓ１６でＹＥＳ）、この通過時にタイマーをリセットする（Ｓ１９）。このとき車両２０が上記所定の入口２３を通過しても通行料金は再課金されない。この結果、上記ＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の交通渋滞に巻き込まれずに、また首都高速道路２１の通行料金を再課金されずに、ＳＰＡサービスを有効に利用することができる。
【００２９】
なお、所定の時間ｔ0を過ぎてから（Ｓ１７でＹＥＳ）、所定の入口２３から首都高速道路２１に入った場合には、通行料金が再課金される。また、この実施の形態では、所定の出口２２から首都高速道路２１を出たときに、処理ユニット１１がＳＰＡ２５近隣の一般道路２４の交通状況の予測結果を表示部１３に表示したが、首都高速道路２１を所定の出口２２から出る前に、最寄りのＳＰＡ２５に立ち寄ることをナビゲーション装置１０に入力してもよい。この場合、首都高速道路２１を走行しているうちにＳＰＡ２５への経路（ルート）案内が開始される。
【産業上の利用可能性】
【００３０】
以上、説明したように、本発明に係るナビゲーション装置は、パーキングエリアとして利用する所定の施設近隣の一般道路の交通渋滞に巻き込まれずに、ＳＰＡサービスを有効に利用できるという効果を有し、車両に搭載されて地図画像と予測した交通状況と経過時間を表示するナビゲーション装置として有用である。
【符号の説明】
【００３１】
１０ ナビゲーション装置
１１ 処理ユニット
１２ 操作部
１３ 表示部（表示手段）
１４ 記憶部
１５ 出力回路
１６ スピーカ
１７ ＧＰＳユニット
１８ センサ類
１９ ＥＴＣ通信回路
１９１ ＥＴＣカード
２０ 車両
２１ 首都高速道路（有料道路）
２２ 所定の出口
２３ 所定の入口
２４ 一般道路
２５ ＳＰＡ（所定の施設）
２６ ＳＰＡ通過送受信機（ＳＰＡ通過送受信手段）
【特許請求の範囲】
【請求項１】
車両が通行料金前払い式の有料道路を走行している途中で、前記有料道路を所定の出口から出て、前記所定の出口近隣の一般道路沿いに位置する所定の施設をパーキングエリアとして利用し、前記車両が所定時間内に再び前記有料道路に所定の入口から入ることにより、前記有料道路の通行料金が再課金されない所定のサービスを受けるときに利用可能なナビゲーション装置であって、
前記車両が前記所定の出口を通過したか否かを判定する出口通過判定手段と、
前記車両が前記所定の出口を通過したときからの経過時間を計測するタイマーと、
前記所定の施設の位置情報を取得する施設情報取得手段と、
前記所定時間内における前記所定の施設近隣の一般道路の交通状況を予測する交通状況予測手段と、
前記予測した交通状況を表示するとともに前記計測している経過時間を表示する表示手段と、
前記車両が前記所定時間内に前記所定の入口から前記有料道路に入ったか否かを判定する入口通過判定手段と
を備えたナビゲーション装置。
【請求項２】
前記車両が前記所定の出口を通過してから前記所定の入口を通過するまでに前記所定の施設を通過したか否かを判定する施設通過判定手段を更に備えた請求項１記載のナビゲーション装置。
【請求項３】
前記有料道路の各入口に設置された課金用送受信装置と無線通信するＥＴＣ通信回路が前記車両に搭載され、前記ＥＴＣ通信回路が前記所定の出口、前記所定の入口及び前記所定の施設にそれぞれ設置された通過情報送受信手段と無線通信するように構成された請求項１または２記載のナビゲーション装置。
【請求項４】
前記渋滞情報は、前記一般道路の過去の渋滞状況に関する統計情報であって、前記車両に搭載された記憶手段に地図情報とともに記憶されるか、或いは外部から無線通信により取得されるように構成された請求項１乃至３いずれかに記載のナビゲーション装置。
【請求項１】
車両が通行料金前払い式の有料道路を走行している途中で、前記有料道路を所定の出口から出て、前記所定の出口近隣の一般道路沿いに位置する所定の施設をパーキングエリアとして利用し、前記車両が所定時間内に再び前記有料道路に所定の入口から入ることにより、前記有料道路の通行料金が再課金されない所定のサービスを受けるときに利用可能なナビゲーション装置であって、
前記車両が前記所定の出口を通過したか否かを判定する出口通過判定手段と、
前記車両が前記所定の出口を通過したときからの経過時間を計測するタイマーと、
前記所定の施設の位置情報を取得する施設情報取得手段と、
前記所定時間内における前記所定の施設近隣の一般道路の交通状況を予測する交通状況予測手段と、
前記予測した交通状況を表示するとともに前記計測している経過時間を表示する表示手段と、
前記車両が前記所定時間内に前記所定の入口から前記有料道路に入ったか否かを判定する入口通過判定手段と
を備えたナビゲーション装置。
【請求項２】
前記車両が前記所定の出口を通過してから前記所定の入口を通過するまでに前記所定の施設を通過したか否かを判定する施設通過判定手段を更に備えた請求項１記載のナビゲーション装置。
【請求項３】
前記有料道路の各入口に設置された課金用送受信装置と無線通信するＥＴＣ通信回路が前記車両に搭載され、前記ＥＴＣ通信回路が前記所定の出口、前記所定の入口及び前記所定の施設にそれぞれ設置された通過情報送受信手段と無線通信するように構成された請求項１または２記載のナビゲーション装置。
【請求項４】
前記渋滞情報は、前記一般道路の過去の渋滞状況に関する統計情報であって、前記車両に搭載された記憶手段に地図情報とともに記憶されるか、或いは外部から無線通信により取得されるように構成された請求項１乃至３いずれかに記載のナビゲーション装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２０１１−２２１９５２（Ｐ２０１１−２２１９５２Ａ）
【公開日】平成２３年１１月４日（２０１１．１１．４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１０−９３１３７（Ｐ２０１０−９３１３７）
【出願日】平成２２年４月１４日（２０１０．４．１４）
【出願人】（０００１０１７３２）アルパイン株式会社 (2,424)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年１１月４日（２０１１．１１．４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２２年４月１４日（２０１０．４．１４）
【出願人】（０００１０１７３２）アルパイン株式会社 (2,424)
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]