説明

ナビゲーション装置

【課題】簡便なユーザ認証入力機能をナビゲーション装置に提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置は、表示装置の表示画面上においてユーザによる認証入力を受付可能な状態と、認証入力を受付不可能な状態とを有する認証入力受付手段と、認証入力における入力態様を予め認証データとして記憶する認証データ記憶装置と、ユーザによって表示装置がそのユーザによる参照のみが許可される所定のデータを表示することが指示された際に、認証入力受付手段が認証入力を受付可能な状態に遷移するように制御する状態制御手段と、ユーザによる認証入力における入力態様と認証データとに基づき、表示装置に所定のデータを表示させるか否かを判定する表示判定手段とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
1台のナビゲーション装置を複数のユーザが使用する場合がある。ナビゲーション装置に格納された自宅の位置情報や、外部装置から提供される有料サービス等については、特定のユーザのみが利用可能とすることが好ましい。そのため、ユーザ認証機能を有するナビゲーション装置が実用化されている。ユーザ認証機能は、例えば、ユーザによって入力されたIDがナビゲーション装置に予め登録されているIDと一致するか否かを照合することにより実現される。しかし、そうしたID入力はユーザにとって煩わしいため、携帯端末から認証コードを近距離無線通信によって受信し、予め記憶したユーザの認証コードと一致することを確認することによって、ユーザ認証機能を実現するナビゲーション装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−244078号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のナビゲーション装置によると、ユーザ認証のために携帯端末との接続装置を設ける必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1に記載のナビゲーション装置は、表示装置の表示画面上においてユーザによる認証入力を受付可能な状態と、認証入力を受付不可能な状態とを有する認証入力受付手段と、認証入力における入力態様を予め認証データとして記憶する認証データ記憶装置と、ユーザによって表示装置がユーザによる参照のみが許可される所定のデータを表示することが指示された際に、認証入力受付手段が認証入力を受付可能な状態に遷移するように制御する状態制御手段と、ユーザによる認証入力における入力態様と認証データとに基づき、表示装置に所定のデータを表示させるか否かを判定する表示判定手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、簡便なユーザ認証入力機能をナビゲーション装置に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】一実施の形態のナビゲーション装置の構成を例示する図である。
【図2】ナビゲーション装置の認証入力受付処理手順を示すフローチャートである。
【図3】ナビゲーション装置の表示画面上での認証入力における入力態様例を示す図である。
【図4】ナビゲーション装置の表示画面上での認証入力における入力態様例を示す図である。
【図5】ナビゲーション装置の表示画面上での認証入力における入力態様例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1〜図3を参照して、本発明による一実施の形態のナビゲーション装置を説明する。図1は、本実施の形態のナビゲーション装置100の構成を例示する図である。CPU110はナビゲーション装置100全体を制御する演算処理装置であり、CPU110およびその周辺装置は互いにバスで接続されている。周辺装置は、主記憶装置115、補助記憶装置140、ディスプレイ・タッチパネル150、スピーカ155および通信インタフェース160を含む。主記憶装置115は、CPU110の作業エリアであるワークメモリや制御プログラムが格納されているプログラムメモリを有する。
【0009】
CPU110においては、現在地検出装置120およびディスプレイ・タッチパネル150からの信号が入力される。現在地検出装置120は、たとえば、GPS受信機121、ジャイロセンサ122、および車速センサ123であり、現在地検出装置120からの入力信号により現在位置を特定することができる。ディスプレイ・タッチパネル150からは、ユーザがディスプレイ・タッチパネル150の表示画面を指またはスタイラスペン等で触れることにより、ユーザ入力信号がCPU110に入力される。
【0010】
補助記憶装置140は、ナビゲーション処理に使用する道路地図データやPOI(Point Of Interest:観光地や各種施設)情報を格納する記憶装置である。補助記憶装置140は、たとえば、ハードディスクドライブのほか、道路地図データが格納されたCDやDVD、フラッシュメモリ、その他の記録媒体、およびその読み出し装置である。補助記憶装置140は、後述する放送や通信を介して受信された各種情報、各種設定データ、および後述する認証入力における入力態様についての認証データを、それぞれユーザ毎に記憶する。
【0011】
道路地図データは、地図に関する情報であり、地図表示用データ、経路探索用データ、誘導データを含む。地図表示用データは道路や道路地図の背景を表示するためのデータである。経路探索用データは、主に推奨経路を演算(経路探索)する際に用いられる。誘導データは、交差点名称・道路名称・方面名称・方向ガイド施設情報を含むデータであり、演算された推奨経路に基づきユーザを経路誘導する際に用いられる。
【0012】
ディスプレイ・タッチパネル150は、上述したように、その表示画面をユーザが指またはスタイラスペンで触れることによって、ユーザ入力信号をCPU110に入力するとともに、その表示画面上に、CPU110から出力される文字や図形を含む画像データに基づいて様々な画面を表示する。スピーカ155は、CPU110から出力される音声データに基づいて音声を出力する。通信インタフェース160は、アンテナを介して放送を受信したり、不図示の携帯電話機を介してナビゲーションセンタとのリモート通信を行ったり、不図示の携帯電話機等の電子機器との近距離通信を行うために用いられる。こうした放送や通信を介して、交通情報、経路情報、誘導情報、テレビ/ラジオ番組、映画、音楽、電話番号、履歴等を含む各種情報が受信される。
【0013】
図2は、ナビゲーション装置100の認証入力受付処理手順を示すフローチャートである。本処理手順は、CPU110によって実行される。ステップS210において、CPU110はユーザ認証が必要か否かを判定する。例えば、補助記憶装置140によってユーザ毎に記憶されている各種情報や各種設定データといった所定のデータを参照することが許可されるユーザは、その所定のデータに対応するユーザのみである。その所定のデータを、その所定のデータに対応するユーザが参照するために所定の画面を呼び出す際、ユーザ認証が必要と判定され、処理はステップS215へ移る。ユーザ認証が不必要と判定されると、処理は後述するステップS250へ移る。
【0014】
ステップS215においては、CPU110は、ディスプレイ・タッチパネル150からのユーザ入力による認証入力を受け付けることが可能な状態に遷移してよいか否かを判定する。例えば、ナビゲーション装置100がユーザの自宅に位置するとき、認証入力を受け付けることが可能な状態に遷移してよいと判定し、処理はステップS220へ移る。ナビゲーション装置100がユーザの自宅に位置することは、ユーザの自宅の位置データを上述した各種設定データに含んで補助記憶装置140に記憶させておき、その位置データと現在地検出装置120からの入力信号により特定される現在位置の位置データとが一致することで判定可能である。認証入力を受け付けることが可能な状態に遷移することが否定判定された結果、認証入力を受け付けることが不可能な状態であれば、処理は後述するステップS250へ移る。
【0015】
ステップS220においては、CPU110は、状態制御により、認証入力を受け付けることが可能な状態に遷移する。ステップS225においては、CPU110は、認証入力画面がディスプレイ・タッチパネル150の表示画面に表示中であるか否かを判定する。認証入力画面が表示中であれば、処理は後述するステップS240へ移る。認証入力画面が表示されていなければ、処理はステップS230へ移る。
【0016】
ステップS230においては、CPU110は、認証入力画面表示の指示入力の有無を判定する。例えば、ユーザによるディスプレイ・タッチパネル150の表示画面上での指示入力操作によって、認証入力画面が呼び出される。認証入力画面表示の指示入力が有るとき、処理はステップS235へ移る。認証入力画面表示の指示入力が無いとき、本処理手順は終了する。ステップS235においては、認証入力画面がディスプレイ・タッチパネル150の表示画面に表示され、処理はステップS240へ移る。認証入力画面の例については、後述する。
【0017】
ステップS240においては、CPU110は、ディスプレイ・タッチパネル150の表示画面に表示されている認証入力画面に対して、ユーザによる認証入力が有るか否かを判定する。ユーザによる認証入力が無い場合、ユーザによる認証入力が行われるまで待機する。ユーザによる認証入力が行われると、処理はステップS245へ移る。
【0018】
ステップS245において、CPU110は、ユーザ認証が成功したか否かを判定する。補助記憶装置140は、認証入力における入力態様についての認証データを、それぞれユーザ毎に記憶している。CPU110は、補助記憶装置140を参照し、ステップS240において行われた認証入力の入力態様と一致する認証データが補助記憶装置140に記憶されているとき、ユーザ認証が成功したと判定する。ユーザ認証が成功したとき、ステップS250において、CPU110は、ステップS210でユーザが呼び出そうとした所定のデータを表示するための所定の画面を、ディスプレイ・タッチパネル150の表示画面に表示させ、本処理手順は終了する。ユーザ認証が失敗したときは、ステップS255において、CPU110は、認証失敗をユーザに通知するための通知画面をディスプレイ・タッチパネル150の表示画面に表示させ、本処理手順は終了する。
【0019】
図3は、ナビゲーション装置100の表示画面上での認証入力における入力態様例を示す図である。CPU110は、補助記憶装置140から道路地図データを読み出し、その道路地図データに基づいて道路地図をディスプレイ・タッチパネル150の表示画面に表示する。図3において、ディスプレイ・タッチパネル150の表示画面に表示された道路地図上の地点320から地点330までを、ユーザが指310または不図示のスタイラスペン等でなぞるという入力態様の認証入力を行う。図3(a)は、ユーザが指310で道路地図上をなぞり始める際の始点となる地点320に指310が位置している様子を示す。地点320から地点330までの破線矢印340は、指310がなぞる予定区間を示しているが、必ずしも直線的である必要は無く、湾曲していても良い。図3(b)は、ユーザが指310で道路地図上をなぞり終える際の終点となる地点330に指310が位置している様子を示す。地点320から地点330までの破線矢印340は、指310がなぞった区間を示しているが、必ずしも直線的である必要は無く、湾曲していても良い。図3の例では、破線340で示す軌跡が認証入力における入力態様を表しており、その入力態様と略一致する認証データが補助記憶装置140に記憶されているとき、ステップS245においてユーザ認証が成功したと判定される。
【0020】
図3の説明において、指310が地点320から地点330までなぞることとしたが、指310が地点320および330をこの順に触れることとしてもよい。その場合は、指310が地点320および330をこの順に触れることが、認証入力における入力態様を表すことになる。
【0021】
図4は、ナビゲーション装置100の表示画面上での認証入力における入力態様例を示す図である。CPU110は、補助記憶装置140から道路地図データを読み出し、その道路地図データに基づいて道路地図をディスプレイ・タッチパネル150の表示画面に表示する。図4において、ディスプレイ・タッチパネル150の表示画面に道路地図とともに表示された時刻表示411、方角表示412、および縮尺表示413の順に、ユーザが指310または不図示のスタイラスペン等で触れるという入力態様の認証入力を行う。図4(a)は、ユーザが指310で最初に触れる画面上の位置となる時刻表示411に指310が位置している様子を示す。図4(b)は、ユーザが指310で2番目に触れる画面上の位置となる方角表示412に指310が位置している様子を示す。図4(c)は、ユーザが指310で最後に触れる画面上の位置となる縮尺表示413に指310が位置している様子を示す。指310が時刻表示411、方角表示412、および縮尺表示413をこの順に触れる様子を示しているが、必ずしもこの順である必要は無く、他の順で触れることとしてもよい。図4の例では、時刻表示411、方角表示412、および縮尺表示413の順に触れられるということが認証入力における入力態様を表しており、その入力態様と略一致する認証データが補助記憶装置140に記憶されているとき、ステップS245においてユーザ認証が成功したと判定される。
【0022】
以上にて説明した実施の形態のナビゲーション装置100は、ディスプレイ・タッチパネル150の表示画面上においてユーザによる認証入力を受付可能な状態と、認証入力を受付不可能な状態とを有するCPU110と、認証入力における入力態様を予め認証データとして記憶する補助記憶装置140とを有している。CPU110は、さらに、ユーザによって、補助記憶装置140によってユーザ毎に記憶されている各種情報や各種設定データといった所定のデータをディスプレイ・タッチパネル150が表示することが指示された際に、CPU110が認証入力を受付可能な状態に遷移するように制御する。CPU110は、さらに、ユーザによる認証入力における入力態様と認証データとに基づき、ディスプレイ・タッチパネル150にその所定のデータを表示させるか否かを判定する。したがって、ナビゲーション装置100は、ユーザ認証のために携帯端末との接続装置を設ける必要が無いため低コストで、高いセキュリティを有していながら簡単な操作で忘れにくいユーザ認証入力を提供することとなって、簡便なユーザ認証入力機能を実現することができるという作用効果を奏する。
【0023】
−−−変形例−−−
以上で説明した実施の形態のナビゲーション装置100を、次のように変形することもできる。
(1)上述した一実施の形態において、図2のステップS215、およびステップS225〜S235を省略すると、さらに簡便な認証入力機能を実現することができる。
【0024】
(2)上述した一実施の形態において、ディスプレイ・タッチパネル150の表示画面上での認証入力における入力態様例を、図3および4を用いて説明したが、図5に例示するような他の入力態様例であってもよい。図5(a)は、ナビゲーション装置100の起動時にディスプレイ・タッチパネル150の表示画面に表示される起動画面上の文字511および図形512の少なくとも一方を、ユーザの指310が触れるという入力態様を例示している。この場合、図5(a)に示す起動画面が表示されたことにより、図2のステップS210で肯定判定がなされることとする。
【0025】
(3)上述した一実施の形態において、ディスプレイ・タッチパネル150の表示画面上での認証入力における入力態様例を、図3および4を用いて説明したが、図5に例示するような他の入力態様例であってもよい。図5(b)は、ナビゲーション装置100の有する経路誘導機能等の機能を用いて所定の処理を実行する際に、ユーザによってディスプレイ・タッチパネル150の表示画面上に呼び出される、その所定の処理を選択するためのメニュー画面上の四隅の位置521〜524を、順にユーザの指310が触れるという入力態様を例示している。指310が触れるのは必ずしもこの順に限られず、他の順で触れることとしてもよい。指310が触れるのは必ずしも四隅の位置521〜524に限られず、他の位置に触れることとしてもよい。この場合、図5(a)に示すメニュー画面が表示されたことにより、図2のステップS210で肯定判定がなされることとしてもよい。あるいは、図2のステップS230において、ユーザによりメニュー画面が呼び出されたことにより、肯定判定がなされることとしてもよい。
【0026】
(4)上述した一実施の形態において、ディスプレイ・タッチパネル150の表示画面上での認証入力における入力態様例を、図3および4を用いて説明したが、図5に例示するような他の入力態様例であってもよい。図5(c)は、図2のステップS230において、ユーザによりディスプレイ・タッチパネル150の表示画面上に呼び出されるユーザ認証用認証入力画面上の領域531内をユーザの指310がなぞることによって、所定の図形532を描くという入力態様を例示している。指310がなぞって所定の図形532を描くことに限らず、所定の文字を書いてもよいし、所定の文字を書くとともに所定の図形を描くこととしてもよい。
【0027】
(5)上述した一実施の形態において、ディスプレイ・タッチパネル150の表示画面上での認証入力における入力態様例を、図3および4を用いて説明したが、図5に例示するような他の入力態様例であってもよい。図5(d)は、ナビゲーション装置100の処理完了待機中にディスプレイ・タッチパネル150の表示画面に表示される待機中通知画面上の中心位置540を、ユーザの指310が触れるという入力態様を例示している。指310が触れるのは必ずしも中心位置540に限られず、待機中通知画面上の他の位置を触れることとしてもよい。この場合、図5(d)に示す起動画面が表示されたことにより、図2のステップS210で肯定判定がなされることとする。
【0028】
(6)上述した一実施の形態および変形例の説明では、本発明をナビゲーション装置100に適用した実施の形態を説明したが、PND(Personal Navigation Device)、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機、ポータブルパソコン、あるいはポータブルゲーム機に本発明を適用してもよい。
【0029】
上述した各実施の形態および各変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。また、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における機器構成に何ら限定されない。
【符号の説明】
【0030】
100 ナビゲーション装置 110 CPU
115 主記憶装置 120 現在地検出装置
121 GPS受信機 122 ジャイロセンサ
123 車速センサ 140 補助記憶装置
150 ディスプレイ・タッチパネル 155 スピーカ
160 通信インタフェース 310 指
320、330 地点 340 破線矢印
411 時刻表示 412 方角表示
413 縮尺表示 511 文字
512 図形 521〜524 四隅の位置
531 領域 532 所定の図形
540 中心位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置の表示画面上においてユーザによる認証入力を受付可能な状態と、前記認証入力を受付不可能な状態とを有する認証入力受付手段と、
前記認証入力における入力態様を予め認証データとして記憶する認証データ記憶装置と、
前記ユーザによって前記表示装置が前記ユーザによる参照のみが許可される所定のデータを表示することが指示された際に、前記認証入力受付手段が前記認証入力を受付可能な状態に遷移するように制御する状態制御手段と、
前記ユーザによる前記認証入力における前記入力態様と前記認証データとに基づき、前記表示装置に前記所定のデータを表示させるか否かを判定する表示判定手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
道路地図データを記憶する道路地図データ記憶装置と、
前記道路地図データ記憶装置から前記道路地図データを読み出して、前記道路地図データに基づき道路地図を前記表示装置の前記表示画面に表示させる道路地図表示手段とをさらに備え、
前記認証入力受付手段が前記認証入力を受付可能な状態であるとき、前記表示装置は前記表示画面に前記道路地図を含む認証入力画面を表示し、
前記表示判定手段は、前記認証入力受付手段によって前記認証入力画面上で前記ユーザによる前記認証入力が受け付けられると、前記認証入力における前記入力態様と前記認証データとが略一致するとき、前記表示装置に前記所定のデータを表示させることを肯定判定することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
前記入力態様は、前記ユーザが前記認証入力画面上の複数の位置を所定の順序で触れる態様であることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項2に記載のナビゲーション装置において、
前記入力態様は、前記ユーザが前記認証入力画面上の一の位置から他の位置までをなぞる態様であることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項2乃至4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、
前記認証入力受付手段が前記認証入力を受付可能な状態であるとき、前記表示装置が前記表示画面に前記認証入力画面を表示するように、前記ユーザが前記表示画面上で指示入力するための指示入力手段をさらに備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか1項に記載のナビゲーション装置において、
前記認証入力受付手段が前記認証入力を受付可能な状態に遷移するように、前記状態制御手段を制御するか否かを判定する制御判定手段をさらに備え、
前記制御判定手段は、前記ユーザが所定のエリアに位置するとき、前記認証入力受付手段が前記認証入力を受付可能な状態に遷移するように、前記状態制御手段を制御することを肯定判定することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項7】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記表示装置は、起動時に文字および図形の少なくとも一方を含む起動画面を前記表示画面に表示し、
前記入力態様は、前記ユーザが前記文字および前記図形の少なくとも一方を触れる態様であることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項8】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記表示装置は、前記ユーザによって所定の処理実行が選択されるためのメニュー画面を前記表示画面に表示し、
前記入力態様は、前記ユーザが前記メニュー画面上の複数の位置を所定の順序で触れる態様であることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項9】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記表示装置は、前記認証入力のための認証入力画面を前記表示画面に表示し、
前記入力態様は、前記ユーザが前記認証入力画面上をなぞることによって所定の文字および図形の少なくとも一方を描く態様であることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項10】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記入力態様は、前記表示装置によって前記表示画面に所定の画面が表示されたとき、前記ユーザが前記所定の画面を所定の時間触れる態様であることを特徴とするナビゲーション装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−57596(P2013−57596A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−196180(P2011−196180)
【出願日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】