説明

ニトロソ化およびニトロシル化された非ステロイド抗炎症性化合物、組成物および使用方法

【課題】先行技術の化合物に付随する副作用を有さない非ステロイド抗炎症性化合物、また、炎症性疾患状態及び障害、ならびに眼性疾患及び障害の新規で改良された治療法を提供する。
【解決手段】一酸化窒素基(NO)及び/又は二酸化窒素基(NO2)を非ステロイド抗炎症性化合物に結合できること、及び得られる化合物が優れたバイオアベイラビリティーを有し、鎮痛薬及び抗炎症薬としての効力があり、かつ予想外に減少した胃腸損傷(潰瘍)を生成する可能性を有する。また、眼性疾患及び障害の治療及び/又は予防に予想外の性状を有する。すなわちニトロソ化及び/又はニトロシル化された非ステロイド抗炎症性化合物は、炎症、疼痛及び発熱を治療、予防及び/又は軽減し、非ステロイド抗炎症薬の使用による胃腸、腎臓又は他の毒性を軽減又は回復する方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次の式(I),式(II),式(III)又は式(IV)で表される化合物:
式(I)の化合物:
【化1】

ここで
は水素原子または低級アルキル基であり;
は次のものであり;
【化2】

【化3】

【化4】

【化5】

nは0又は1の整数であり;
Xは次のものであり;
(i) −T−B−W−B−T−NO
(ii)−T−B−L−B−T−NO
(iii)−T−B−W−B−W−B−T−NO
(iv)−T−B−(C(R)(R))−E−T−NO
(v)−T−B−G−B−W−B−G−B−T−NO
(viii)−T−B−J−E−T−NO;又は
(ix)−T−B−C(R)=N−E−T−NO
ここで、
sは1又は2の整数であり;
Tはその都度独立して共有結合、カルボニル、酸素、−S−(O)−又は−N(R)R−であり;
oは0から2の整数であり;
は孤立電子対、水素又はアルキル基であり;
は水素、アルキル、アリール、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、アルキルカルボン酸エステル、アリールカルボン酸エステル、アルキルカルボキサミド、アリールカルボキサミド、アルキルアリール、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、カルボキサミド、カルボン酸エステル、アミノアルキル、アミノアリール、−CH−C(T−Q)(R)(R)、または−(N−)・M(ここで、Mは有機または無機のカチオン)であり;
Lはその都度独立して−C(O)−、−C(S)−、−T−、ヘテロサイクリック環、アリール基、アルケニル基、アルキニル基、アリールヘテロサイクリック環、又は−(CHCHO)であり;
qは1から5の整数であり;
Bはその都度独立してアルキル基、アリール基、又は−(C(R)(R))−、ヘテロサイクリック環、アリールヘテロサイクリック環、又は−(CHCHO)であり;
pは1から10の整数であり;
およびRはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールヘテロサイクリック環、アルキルアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロサイクリックアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルコキシハロアルキル、ハロアルコキシ、スルホン酸、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、アリールアルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、シアノ、アミノアルキル、アミノアリール、アルコキシ、アリール、アリールアルキル、アルキルアリール、カルボキサミド、アルキルカルボキサミド、アリールカルボキサミド、アミジル、カルボキシル、カルバモイル、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、エステル、カルボン酸エステル、アルキルカルボン酸エステル、アリールカルボン酸エステル、ハロアルコキシ、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ウレア、ニトロ、−T−NO、または[C(R)(R)]−T−NOであるか、または、RおよびRが共に結合して、ヘテロサイクリック環、シクロアルキル基または橋かけ結合のあるシクロアルキル基であり;
とRはそれぞれ独立してハロアルキル、アルケニル基、アルキニル基、橋かけ結合のあるシクロアルキル基、ヘテロサイクリック環、シクロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールヘテロサイクリック環、アルキルアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロサイクリックアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルコキシハロアルキル、ハロアルコキシ、スルホン酸、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、アリールアルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、シアノ、アミノアルキル、アミノアリール、アルコキシ、アリールアルキル、アルキルアリール、カルボキサミド、アルキルカルボキサミド、アリールカルボキサミド、アミジル、カルボキシル、カルバモイル、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、エステル、カルボン酸エステル、アルキルカルボン酸エステル、アリールカルボン酸エステル、ハロアルコキシ、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ウレア、ニトロ、−T−NO、又は(C(R)(R))−T−NOであるか、または、RおよびRが共に結合して、カルボニル、メタンチアール、ヘテロサイクリック環、シクロアルキル基または橋かけ結合のあるシクロアルキル基であり;
Gは共有結合、−T−C(O)−、−C(O)−T−又はTであり;
Jはカルボニル、ホスホリル又はシリルであり;
k、l、t及びzはそれぞれ独立して1から3の整数であり;
yは1から3の整数であり;
xとrはそれぞれ独立して0から3の整数であり;
Eはその都度独立して−C(O)−、−C(S)−、−T−、−(C(R)(R))−、アルキル基、アリール基、ヘテロサイクリック環、アリールヘテロサイクリック環、又は−(CHCHO)であり;
Wは酸素、−S(O)−、−N(R)R−、カルボニル又はメタンチアールであり;
ただし、Rが−CH−C(T−NO)(R)(R)または−(N・Mであるか、又はR、R、R又はRが−T−NO又は(C(R)(R))−T−NOの場合には、X中で「−T−NO」で表されるサブグループは水素、アルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アミノアルキル、ヒドロキシル、ヘテロサイクリック環またはアリール基であってよい。
式(II)の化合物:
【化6】

ここでRは次のものであり;
【化7】

【化8】

そして、Xは本明細書において定義されたものである。
式(III)の化合物:
【化9】

ここで、Xは本明細書において定義されたものであり;
はその都度独立してRであり、ここでRは本明細書において定義されたものであり;
Zはアリール基であり;そして
、A及びAは5−又は6−員単環芳香環の他のサブユニットを含み、各A、A及びAは独立して次のものである:
(1)C−R、ここでRはその都度独立して水素、アルキル、アルコキシアルキル、ハロゲン又はニトロ基である;
(2)N−R、ここでRはその都度独立して環に芳香性を付与するために隣接する環原子に結合した共有結合、水素、アルキル、アリールアルキル、アリール又はヘテロアリール基である;
(3)硫黄原子;
(4)酸素原子;又は
(5)B=B、ここでB及びBはそれぞれ独立して窒素原子又はC−Rであり、その際Rは本明細書において定義されたものである。
式(IV)の化合物:
【化10】

ここで、
はアルキル基又はアリール基であり;そして、X、Z、A、A及びAは本明細書において定義されたものである。
【請求項2】
化合物がニトロソ化及び/又はニトロシル化されたアリールプロピオン酸化合物、ニトロソ化及び/又はニトロシル化されたアリール酢酸化合物、ニトロソ化及び/又はニトロシル化されたエノール型アニリド、又はニトロソ化及び/又はニトロシル化されたオキシカム化合物である請求項1に記載された化合物。
【請求項3】
ニトロソ化及び/又はニトロシル化されたアリール酢酸又はアリールプロピオン酸化合物が、アセクロフェナック、アルコフェナック、アムフェナック、ブロフェナック、ジクロフェナック、エトダック、フェルビナック、フルルビプロフェン、フェノプロフェン、フェンブフェン、イブプロフェン、インドメタシン、インドプロフェン、ケトプロフェン、ロナゾラック、ロキソプロフェン、モフェゾラック、ミロプロフェン、ナプロキセン、オキサプロジン、ピルプロフェン、スリンダック、チアプロフェン又はトルメチンであり;ニトロソ化及び/又はニトロシル化されたアリール酸化合物がアスピリン、アセメタシン、カルプロフェナック、ジフルニザル、エトフェナメイト、フルフェナミック、フルフェナック、ケトロラック、メクロフェナミック、メフェナミック又はトルフェナミックであり;ニトロソ化及び/又はニトロシル化されたエノール型アニリドがテニダップであり;ニトロソ化及び/又はニトロシル化されたオキシカム化合物がドロキシカム、ピロキシカム、イソキシカム、ロルノキシカム又はアムピロキシカムである請求項2に記載された化合物。
【請求項4】
請求項1に記載された化合物と薬剤学的に許容される担体を含有する組成物。
【請求項5】
請求項4に記載された薬剤組成物の治療上有効な量を患者に投与することを特徴とする、治療、予防又は軽減を必要とする患者における炎症、疼痛及び発熱を治療、予防又は軽減する方法。
【請求項6】
請求項4に記載された薬剤組成物の治療上有効な量を患者に投与することを特徴とする、非ステロイド抗炎症性化合物の使用により患者に生じた胃腸、腎臓又は他の毒性を治療又は回復する方法。
【請求項7】
請求項4に記載された薬剤組成物の治療上有効な量を患者に投与することを特徴とする、治療又は予防を必要とする患者における胃腸障害を治療又は予防する方法。
【請求項8】
胃腸障害が、消化性潰瘍、胃酸過多、消化不良、胃不全麻痺、ゾリンガー・エリソン症候群、胃食道逆流症、ストレス性潰瘍、出血性消化性潰瘍、短腸症候群、又は全身性肥満細胞症又は好塩基球性白血病及び高ヒスタミン血症に付随する過分泌状態である請求項7に記載された方法。
【請求項9】
請求項4に記載された薬剤組成物の治療上有効な量を患者に投与することを特徴とする、治療を必要とする患者における炎症性疾患又は障害を治療する方法。
【請求項10】
炎症性疾患又は障害が虚血性器官への再灌流損傷、心筋梗塞、炎症性腸疾患、慢性関節リウマチ、変形性関節症、高血圧、乾癬、器官移植拒絶反応、器官保存、女性又は男性の性機能不全、放射誘発損傷、ぜん息、アテローム硬化症、血栓症、血小板凝集、再狭窄、転移、インフルエンザ、失禁、発作、熱傷、外傷、急性膵炎、腎盂腎炎、肝炎、自己免疫疾患、免疫不全、老人性痴呆、インスリン依存性糖尿病、播種性血管内凝固、脂肪塞栓症、アルツハイマー病、成人又は乳児呼吸疾患、発癌又は新生児における出血である請求項9に記載された方法。
【請求項11】
請求項4に記載された薬剤組成物の治療上有効な量を患者に投与することを特徴とする、治療又は予防を必要とする患者における眼性疾患又は障害を治療又は予防する方法。
【請求項12】
眼性疾患又は障害が、緑内障、眼炎又は眼圧上昇である請求項11に記載された方法。
【請求項13】
請求項1に記載された化合物の少なくとも1種と、酸化窒素を供与、転移または放出するか、内因性の酸化窒素または内皮由来弛緩因子の産生を誘導するか、または酸化窒素シンターゼの基質である化合物の少なくとも1種とを含む組成物。
【請求項14】
酸化窒素を供与、転移または放出するか、内因性の酸化窒素または内皮由来弛緩因子の産生を誘導するか、または酸化窒素シンターゼの基質である化合物がS−ニトロソチオールである、請求項13に記載された組成物。
【請求項15】
S−ニトロソチオールが、S−ニトロソ−N−アセチルシステイン、S−ニトロソ−カプトプリル、S−ニトロソ−N−アセチルペニシラミン、S−ニトロソ−ホモシステイン、S−ニトロソ−システイン、またはS−ニトロソ−グルタチオンである、請求項14に記載された組成物。
【請求項16】
S−ニトロソチオールが、
(i) HS(C(R)(R))SNO;
(ii) ONS(C(R)(R));及び
(iii) HN−CH(COH)−(CH−C(O)NH−CH(CHSNO)−C(O)NH−CH−COHであり;
ここで、mは2から20の整数であり;RおよびRはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールヘテロサイクリック環、アルキルアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロサイクリックアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルコキシハロアルキル、ハロアルコキシ、スルホン酸、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、アリールアルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、シアノ、アミノアルキル、アミノアリール、アルコキシ、アリール、アリールアルキル、アルキルアリール、カルボキサミド、アルキルカルボキサミド、アリールカルボキサミド、アミジル、カルボキシル、カルバモイル、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、エステル、カルボン酸エステル、アルキルカルボン酸エステル、アリールカルボン酸エステル、ハロアルコキシ、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ウレア、ニトロ、または−T−Qであるか;または、RとRが互いに結合して、カルボニル、メタンチアル、ヘテロサイクリック環、シクロアルキル基または橋かけ結合のあるシクロアルキル基であり;Qは−NOまたは−NOであり;そしてTは、独立して共有結合、カルボニル、酸素、−S(O)−または−N(R)R−であり、ここでoは0から2の整数であり、Rは孤立電子対、水素又はアルキル基であり;Rは水素、アルキル、アリール、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、アルキルカルボン酸エステル、アリールカルボン酸エステル、アルキルカルボキサミド、アリールカルボキサミド、アルキルアリール、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、カルボキサミド、カルボン酸エステル、アミノアルキル、アミノアリール、−CH−C(T−Q)(R)(R)、または−(N−)・Mであって、ここでMは有機または無機カチオンであるが;ただし、Rが−CH−C(T−Q)(R)(R)または−(N−)・Mの場合には、「−T−Q」は水素、アルキル基、アルコキシアルキル基、アミノアルキル基、ヒドロキシル基またはアリール基であってよい、請求項14に記載された組成物。
【請求項17】
酸化窒素を供与、転移または放出するか、内因性の酸化窒素または内皮由来弛緩因子の産生を誘導するか、または酸化窒素シンターゼの基質である化合物が、L−アルギニン、L−ホモアルギニン、N−ヒドロキシ−L−アルギニン、ニトロソ化L−アルギニン、ニトロシル化L−アルギニン、ニトロソ化N−ヒドロキシ−L−アルギニン、ニトロシル化N−ヒドロキシ−L−アルギニン、シトルリン、オルニチンまたはグルタミンである、請求項13に記載された組成物。
【請求項18】
酸化窒素を供与、転移または放出するか、内因性の酸化窒素または内皮由来弛緩因子の産生を誘導するか、または酸化窒素シンターゼの基質である化合物が、
(i)少なくとも一つのON−O−、ON−N−またはON−C−基を含む化合物、
(ii)少なくとも一つのON−O−、ON−N−、ON−S−またはON−C−基を含む化合物、
(iii)R−N(O−M)−NOの式で表されるN−オキソ−N−ニトロソアミンであって、
ここでRおよびRはそれぞれ独立して、ポリペプチド、アミノ酸、糖、オリゴヌクレオチド、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族、置換または非置換の炭化水素、またはヘテロサイクリック基であり、そしてMは有機または無機カチオンである、又は
(iv)R−(S)−NOの式で表されるチオ硝酸エステルであって、ここでRは、ポリペプチド、アミノ酸、糖、オリゴヌクレオチド、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族、置換または非置換の炭化水素、またはヘテロサイクリック基である、請求項13に記載された組成物。
【請求項19】
少なくとも一つのON−O−、ON−N−またはON−C−基を有する化合物が、ON−O−ポリペプチド、ON−N−ポリペプチド、ON−C−ポリペプチド、ON−O−アミノ酸、ON−N−アミノ酸、ON−C−アミノ酸、ON−O−糖、ON−N−糖、ON−C−糖、ON−O−オリゴヌクレオチド、ON−N−オリゴヌクレオチド、ON−C−オリゴヌクレオチド、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、置換または非置換、脂肪族または芳香族のON−O−炭化水素、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、置換または非置換、脂肪族または芳香族のON−N−炭化水素、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、置換または非置換、脂肪族または芳香族のON−C−炭化水素、ON−O−ヘテロサイクリック化合物、ON−N−ヘテロサイクリック化合物、またはON−C−ヘテロサイクリック化合物である、請求項18に記載された組成物。
【請求項20】
少なくとも一つのON−O−、ON−N−、ON−S−またはON−C−基を有する化合物が、ON−O−ポリペプチド、ON−N−ポリペプチド、ON−S−ポリペプチド、ON−C−ポリペプチド、ON−O−アミノ酸、ON−N−アミノ酸、ON−S−アミノ酸、ON−C−アミノ酸、ON−O−糖、ON−N−糖、ON−S−糖、ON−C−糖、ON−O−オリゴヌクレオチド、ON−N−オリゴヌクレオチド、ON−S−オリゴヌクレオチド、ON−C−オリゴヌクレオチド、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族、置換または非置換のON−O−炭化水素、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族、置換または非置換のON−N−炭化水素、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族、置換または非置換のON−S−炭化水素、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族、置換または非置換のON−C−炭化水素、ON−O−ヘテロサイクリック化合物、ON−N−ヘテロサイクリック化合物、ON−S−ヘテロサイクリック化合物、またはON−C−ヘテロサイクリック化合物である、請求項18に記載された組成物。
【請求項21】
請求項13に記載された薬剤組成物の治療上有効な量を患者に投与することを特徴とする、治療、予防又は軽減を必要とする患者における炎症、疼痛及び発熱を治療、予防又は軽減する方法。
【請求項22】
請求項13に記載された薬剤組成物の治療上有効な量を患者に投与することを特徴とする、患者に投与された非ステロイド抗炎症性化合物による胃腸、腎臓又は他の毒性を治療又は回復する方法。
【請求項23】
請求項13に記載された薬剤組成物の治療上有効な量を患者に投与することを特徴とする、治療又は予防を必要とする患者における胃腸障害を治療又は予防する方法。
【請求項24】
胃腸障害が、消化性潰瘍、胃酸過多、消化不良、胃不全麻痺、ゾリンガー・エリソン症候群、胃食道逆流症、ストレス性潰瘍、出血性消化性潰瘍、短腸症候群、又は全身性肥満細胞症又は好塩基球性白血病及び高ヒスタミン血症に付随する過分泌状態である請求項23に記載された方法。
【請求項25】
請求項13に記載された薬剤組成物の治療上有効な量を患者に投与することを特徴とする、治療を必要とする患者における炎症性疾患又は障害を治療する方法。
【請求項26】
炎症性疾患又は障害が虚血性器官への再灌流損傷、心筋梗塞、炎症性腸疾患、慢性関節リウマチ、変形性関節症、高血圧、乾癬、器官移植拒絶反応、器官保存、女性又は男性の性機能不全、放射誘発損傷、ぜん息、アテローム硬化症、血栓症、血小板凝集、再狭窄、転移、インフルエンザ、失禁、発作、熱傷、外傷、急性膵炎、腎盂腎炎、肝炎、自己免疫疾患、免疫不全、老人性痴呆、インスリン依存性糖尿病、播種性血管内凝固、脂肪塞栓症、アルツハイマー病、成人又は乳児呼吸疾患、発癌又は新生児における出血である請求項25に記載された方法。
【請求項27】
請求項13に記載された薬剤組成物の治療上有効な量を患者に投与することを特徴とする、治療又は予防を必要とする患者における眼性疾患又は障害を治療又は予防する方法。
【請求項28】
眼性疾患又は障害が、緑内障、眼炎又は眼圧上昇である請求項27に記載された方法。
【請求項29】
請求項1に記載された化合物の少なくとも1種を含むキット。
【請求項30】
請求項1に記載された化合物の少なくとも1種と、酸化窒素を供与、転移または放出するか、内因性の酸化窒素または内皮由来弛緩因子の産生を誘導するか、または酸化窒素シンターゼの基質である化合物の少なくとも1種とを含むキット。
【請求項31】
酸化窒素を供与、転移または放出するか、内因性の酸化窒素または内皮由来弛緩因子の産生を誘導するか、または酸化窒素シンターゼの基質である化合物がS−ニトロソチオールである、請求項30に記載されたキット。
【請求項32】
S−ニトロソチオールが、S−ニトロソ−N−アセチルシステイン、S−ニトロソ−カプトプリル、S−ニトロソ−N−アセチルペニシラミン、S−ニトロソ−ホモシステイン、S−ニトロソ−システイン、またはS−ニトロソ−グルタチオンである、請求項31に記載されたキット。
【請求項33】
S−ニトロソチオールが、
(i) HS(C(R)(R))SNO;
(ii) ONS(C(R)(R));及び
(iii) HN−CH(COH)−(CH−C(O)NH−CH(CHSNO)−C(O)NH−CH−COHであり;
ここで、mは2から20の整数であり;RおよびRはそれぞれ独立して、水素、アルキル、シクロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリールヘテロサイクリック環、アルキルアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロサイクリックアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルコキシハロアルキル、ハロアルコキシ、スルホン酸、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、アリールアルコキシ、アルキルチオ、アリールチオ、シアノ、アミノアルキル、アミノアリール、アルコキシ、アリール、アリールアルキル、アルキルアリール、カルボキサミド、アルキルカルボキサミド、アリールカルボキサミド、アミジル、カルボキシル、カルバモイル、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、エステル、カルボン酸エステル、アルキルカルボン酸エステル、アリールカルボン酸エステル、ハロアルコキシ、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、ウレア、ニトロ、または−T−Qであるか;または、RとRが互いに結合して、カルボニル、メタンチアル、ヘテロサイクリック環、シクロアルキル基または橋かけ結合のあるシクロアルキル基であり;Qは−NOまたは−NOであり;そしてTは、独立して共有結合、カルボニル、酸素、−S(O)−または−N(R)R−であり、ここでoは0から2の整数であり、Rは孤立電子対、水素又はアルキル基であり;Rは水素、アルキル、アリール、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、アルキルカルボン酸エステル、アリールカルボン酸エステル、アルキルカルボキサミド、アリールカルボキサミド、アルキルアリール、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、スルホンアミド、カルボキサミド、カルボン酸エステル、アミノアルキル、アミノアリール、−CH−C(T−Q)(R)(R)、または−(N−)・Mであって、ここでMは有機または無機カチオンであるが;ただし、Rが−CH−C(T−Q)(R)(R)または−(N−)・Mの場合には、「−T−Q」は水素、アルキル基、アルコキシアルキル基、アミノアルキル基、ヒドロキシル基またはアリール基であってよい、請求項31に記載されたキット。
【請求項34】
酸化窒素を供与、転移または放出するか、内因性の酸化窒素または内皮由来弛緩因子の産生を誘導するか、または酸化窒素シンターゼの基質である化合物が、L−アルギニン、L−ホモアルギニン、N−ヒドロキシ−L−アルギニン、ニトロソ化L−アルギニン、ニトロシル化L−アルギニン、ニトロソ化N−ヒドロキシ−L−アルギニン、ニトロシル化N−ヒドロキシ−L−アルギニン、シトルリン、オルニチンまたはグルタミンである、請求項30に記載されたキット。
【請求項35】
酸化窒素を供与、転移または放出するか、内因性の酸化窒素または内皮由来弛緩因子の産生を誘導するか、または酸化窒素シンターゼの基質である化合物が、
(i)少なくとも一つのON−O−、ON−N−またはON−C−基を含む化合物、
(ii)少なくとも一つのON−O−、ON−N−、ON−S−またはON−C−基を含む化合物、
(iii)R−N(O−M)−NOの式で表されるN−オキソ−N−ニトロソアミンであって、
ここでRおよびRはそれぞれ独立して、ポリペプチド、アミノ酸、糖、オリゴヌクレオチド、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族、置換または非置換の炭化水素、またはヘテロサイクリック基であり、そしてMは有機または無機カチオンである、又は
(iv)R−(S)−NOの式で表されるチオ硝酸エステルであって、ここでRは、ポリペプチド、アミノ酸、糖、オリゴヌクレオチド、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族、置換または非置換の炭化水素、またはヘテロサイクリック基である、請求項30に記載されたキット。
【請求項36】
少なくとも一つのON−O−、ON−N−またはON−C−基を有する化合物が、ON−O−ポリペプチド、ON−N−ポリペプチド、ON−C−ポリペプチド、ON−O−アミノ酸、ON−N−アミノ酸、ON−C−アミノ酸、ON−O−糖、ON−N−糖、ON−C−糖、ON−O−オリゴヌクレオチド、ON−N−オリゴヌクレオチド、ON−C−オリゴヌクレオチド、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、置換または非置換、脂肪族または芳香族のON−O−炭化水素、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、置換または非置換、脂肪族または芳香族のON−N−炭化水素、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、置換または非置換、脂肪族または芳香族のON−C−炭化水素、ON−O−ヘテロサイクリック化合物、ON−N−ヘテロサイクリック化合物、またはON−C−ヘテロサイクリック化合物である、請求項35に記載されたキット。
【請求項37】
少なくとも一つのON−O−、ON−N−、ON−S−またはON−C−基を有する化合物が、ON−O−ポリペプチド、ON−N−ポリペプチド、ON−S−ポリペプチド、ON−C−ポリペプチド、ON−O−アミノ酸、ON−N−アミノ酸、ON−S−アミノ酸、ON−C−アミノ酸、ON−O−糖、ON−N−糖、ON−S−糖、ON−C−糖、ON−O−オリゴヌクレオチド、ON−N−オリゴヌクレオチド、ON−S−オリゴヌクレオチド、ON−C−オリゴヌクレオチド、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族、置換または非置換のON−O−炭化水素、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族、置換または非置換のON−N−炭化水素、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族、置換または非置換のON−S−炭化水素、直鎖状または分岐状、飽和または不飽和、脂肪族または芳香族、置換または非置換のON−C−炭化水素、ON−O−ヘテロサイクリック化合物、ON−N−ヘテロサイクリック化合物、ON−S−ヘテロサイクリック化合物、またはON−C−ヘテロサイクリック化合物である、請求項35に記載されたキット。
【請求項38】
2−〔4−メチル−4−(ニトロソチオ)ピペリジル〕エチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテートヒドロクロライド;2−(メチル{〔(ニトロソチオ)シクロヘキシル〕メチル}アミノ)エチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテートヒドロクロライド;2−(メチル{〔(ニトロソチオ)シクロヘキシル〕メチル}アミノ)エチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエートヒドロクロライド;3−(メチル{〔(ニトロソチオ)シクロヘキシル〕メチル}アミノ)プロピル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテート;4−({メチル〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕アミノ}メチル)フェニル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエートヒドロクロライド;2−{4−(ニトロソチオ)−4−ピペリジル〕エチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテートヒドロクロライド;2−〔2−(2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセトキシ)エトキシ〕エチル3−(N−{〔(ニトロソチオ)シクロヘキシル〕メチル}−N−ベンジルカルバモイル)プロパノエート;2−{4−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕ピペラジニル}エチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテートシトレート;2−〔2−tert−ブチル)−5−(ニトロソチオ)−1,3−ジオキサン−5−イル〕エチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエート;5−(ビス{〔(ニトロソチオ)シクロヘキシル〕メチル}アミノ)ペンチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエート;2−({3−〔(2S)−2−(6−メチル(2−ナフチル))プロパノイルオキシ〕プロピル}{〔(ニトロソチオ)シクロヘキシル〕メチル}アミノ)酢酸;3−(メチル{〔1−メチル−4−(ニトロソチオ)(4−ピペリジル)〕メチル}アミノ)プロピル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテート;2−〔1−メチル−4−(ニトロソチオ)−4−ピペリジル〕エチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテートシトレート;2−〔1−メチル−4−(ニトロソチオ)−4−ピペリジル〕エチル2−〔4−(2−メチルプロピル)フェニル〕プロパノエートシトレート;2−〔1−メチル−4−(ニトロソチオ)−4−ピペリジル〕エチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエートシトレート;2−〔1−メチル−4−(ニトロソチオ)−4−ピペリジル〕エチル2−〔3−(フェニルカルボニル)フェニル〕プロパノエートシトレート;2−〔1−メチル−4−(ニトロソチオ)−4ピペリジル〕エチル2−{1−〔(4−クロロフェニル)カルボニル〕−5−メトキシ−2−メチルインドール−3−イル}アセテートシトレート;2−(メチル〔2−メチル{〔(ニトロソチオール)シクロヘキシル〕メチル}アミノ)エチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテートビス硝酸塩;2−(メチル〔2−メチル{〔(ニトロソチオール)シクロヘキシル〕メチル}アミノ)エチル2−{1−〔(4−クロロフェニル)カルボニル〕−5−メトキシ−2−メチルインドール−3−イル}アセテート;2−{〔(ジメチルアミノ)エチル〕{〔(ニトロソチオ)シクロヘキシル〕メチル}アミノ)エチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテート;2−〔4−メチル−4−(ニトロソチオ)ピペリジル〕エチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエート;2−(メチル{〔1−メチル−4−(ニトロソチオ)(4−ピペリジル)〕メチル}アミノ)エチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエートヒドロクロライド;3−〔4−メチル−4−(ニトロソチオ)ピペリジル〕プロピル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテート;3−〔4−メチル−4−(ニトロソチオ)ピペリジル〕プロピル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエート;2−〔2−({N−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕カルバモイル}メトキシ)アセチルアミノ〕エチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテート;〔2−({N−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕カルバモイル}メトキシ)アセチルオキシ〕メチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテート;2−〔4−(ニトロソチオ)−4−ピペリジル〕エチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエートヒドロクロライド;{〔3−(メチル{〔(ニトロソチオ)シクロヘキシル〕メチル}アミノ)プロピル〕オキシカルボニル}メチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテート;2−{4−〔3−メチル−3−(ニトロソチオ)ブタノイル〕ピペラジニル}エチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)メチル〕フェニル}アセテート;{4−〔ジシクロプロピル(ニトロソチオ)メチル〕−1−メチル−4−ピペリジル}メチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエート;2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}−1−(2−{メチル〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕アミノ}エチルチオ)エタン−1−オンヒドロクロライド;2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}−1−〔2−(メチル{〔(ニトロソチオ)シクロヘキシル〕メチル}アミノ)エチルチオ〕エタン−1−オン;4−({エチル〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕アミノ}メチル)フェニル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテート;(2R,3R)−2,3−ジヒドロキシ−3−{N−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕カルバモイル}プロピル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテート;2−{1−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕−4−ピペリジル}エチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテート;{(2S)−1−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕ピロリジン−2イル}メチル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテート;2−({4−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕ピペラジニル}エトキシ)エチル2−{1−〔(4−クロロフェニル)カルボニル〕−5−メトキシ−2−メチルインドール−3−イル}アセテート;2−(2−{4−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕ピペラジニル}エトキシ)エチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエート;4−({4−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕ピペラジニル}メチル)フェニル2−{1−〔(4−クロロフェニル)カルボニル〕−5−メトキシ−2−メチルインドール−3−イル}アセテート;5−({4−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕ピペラジニル}カルボニル)−2ピリジル2−{1−〔(4−クロロフェニル)カルボニル〕−5−メトキシ−2−メチルインドール−3−イル}アセテート;5−({4−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕ピペラジニル}カルボニル)−2ピリジル2−{1−〔(4−クロロフェニル)カルボニル〕−5−メトキシ−2−メチルインドール−3−イル}アセテート;2−(〔2−(2−{1−〔(4−クロロフェニル)カルボニル〕−5−メトキシ−2−メチルインドール−3−イル}アセチルオキシ〕エチル){〔(ニトロソチオ)シクロヘキシル〕メチル〕アミノ}酢酸;2−(メチル{1−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕(4−ピペリジル)}アミノ)エチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエート;3−{(4S)−4−〔1−メチル−1−(ニトロソチオ)エチル〕−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル}プロピル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエート;{エトキシ〔3−メチル−3−(ニトロソチオ)ブトキシ〕ホスホニル}メチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエート;6−(4−{〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕アミノ}ピリミジン−2−イルチオ)ヘキシル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエート;{(2S,5S)−5−〔1−メチル−1−(ニトロソチオ)エチル〕−3,6−ジオキソピペラジン−2−イル}メチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエート;2−(N−メチル{1−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕(4−ピペリジル)}カルボニルアミノ)エチル(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル))プロパノエート;4−({4−〔2−メチル−2−(ニトロソチオ)プロピル〕ピペラジニル}カルボニル)フェニル2−{2−〔(2,6−ジクロロフェニル)アミノ〕フェニル}アセテート;及び3−〔(2S)−2−(6−メトキシ(2−ナフチル)プロパノイルオキシ〕−2−オキソプロピル−3−メチル−3−(ニトロソチオ)ブタノエート、からなる群から選択された化合物。
【請求項39】
請求項38に記載された化合物の少なくとも1種と薬剤学的に許容される担体を含有する組成物。

【公開番号】特開2010−248209(P2010−248209A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−130637(P2010−130637)
【出願日】平成22年6月8日(2010.6.8)
【分割の表示】特願2000−579217(P2000−579217)の分割
【原出願日】平成11年10月29日(1999.10.29)
【出願人】(509218869)ニコックス エスエー (4)
【Fターム(参考)】