説明

ニトロソ化非ステロイド性抗炎症化合物、組成物および使用方法

【課題】新規ニトロソ化非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)および薬学的に許容されるそれらの塩、ならびにそれらを用いた炎症、痛みおよび発熱を治療するための方法、胃腸障害を治療するための方法;創傷治癒を促進するための方法の提供。
【解決手段】式(I)の化合物、または薬学的に許容されるその塩。


(式中、Rmは水素または低級アルキル基であり、Rnは
6-メトキシナフタレン-2-イルなどあり、Xは2-(ニトロオキシ)エチルチオエチルなどである)


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の化学式(I)もしくは(II)の化合物、または薬学的に許容されるそれらの塩;
ここで、化学式(I)の化合物は以下である:

(式中、
Rmは水素または低級アルキル基であり;
Rnは、




であり、
sは0または1の整数であり;
Xは、


であり、
R4またはR4'は各位置ごとに独立に、水素、低級アルキル基、-OH、-CH2OH、-ONO2、-NO2、または-CH2ONO2であり;または、R4またはR4'はそれらが結合している炭素原子と一緒になってシクロアルキル基または複素環となり;
Vは-C(O)-T-、-T-C(O)-、-T-C(O)-TまたはT-C(O)-C(O)-Tであり;
Wは共有結合またはカルボニル基であり;
Tは各位置ごとに独立に、酸素、(S(O)O)OまたはNRjであり;
Rjは水素、アルキル基、アリール基、複素環基、アルキルカルボニル基、アルキルアリール基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基、アリールスルフィニル基、アリールスルホニル基、スルホンアミド基、N-アルキルスルホンアミド基、N,N-ジアリールスルホンアミド基、N-アリールスルホンアミド基、N-アルキル-N-アリールスルホンアミド基、カルボキサミド基またはヒドロキシル基であり;
pは各位置ごとに独立に1〜6の整数であり;
qは各位置ごとに独立に1〜3の整数であり;
oは各位置ごとに独立に0〜2の整数であり;
Yは酸素または硫黄(-S-)であり;
Bはフェニルまたは(CH2)oであり;
Q'はシクロアルキル基、複素環基、またはアリール基であり;
Zは(=O)、(=N-OR5)、(=N-NR5R'5)または(=CR5R'5)であり;
MおよびM'は各々独立に、-O-H3N+-(CR4R'4)q-CH2ONO2または-T-(CR4R'4)o-CH2ONO2であり;
R5およびR5'は各位置ごとに独立に、水素、ヒドロキシル基、アルキル基、アリール基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基、カルボン酸エステル、アルキルカルボニル基、アリールカルボニル基、カルボキサミド基、アルコキシアルキル基、アルコキシアリール基、シクロアルキル基または複素環である;が、ただし、化学式(I)および(II)の化合物におけるXについては以下の:
Yが化学式1において酸素または硫黄であり、Tが-N(CH3)であり、かつR4およびR4'が水素である場合、pは整数2となることはできず;
Yが化学式1において酸素または硫黄であり、かつTが酸素である場合、少なくとも1つのR4もしくはR4'は-OH、-NO2もしくは-CH2ONO2でなければならず、またはR4およびR4'はそれらに結合された炭素原子と一緒になりシクロアルキル基もしくは複素環基となり;
Yが化学式9において酸素または硫黄であり、かつWが共有結合である場合、少なくとも1つのR4もしくはR4'は-OH、-ONO2、-NO2もしくは-CH2ONO2でなければならず、またはR4およびR4'はそれらに結合された炭素原子と一緒になりシクロアルキル基もしくは複素環基となり;
Yが化学式17において酸素もしくは硫黄であり、Wが共有結合であり、R4およびR4'は各々独立に水素もしくは低級アルキル基である場合、Q'はフェニル基または、5もしくは6の原子を有し、1〜3のヘテロ原子を含む飽和、不飽和もしくは芳香族複素環となることはできず、ここで、ヘテロ原子は各々独立に、窒素、酸素または硫黄であり;
Yが化学式17において酸素であり、Wが共有結合であり、R4およびR4'が水素である場合、Q'はシクロアルキル基となることはできず;
Yが化学式20、22または43において酸素または硫黄であり、R4およびR4'が各々独立に水素または低級アルキル基である場合、Q'はフェニル基または、5もしくは6の原子を有し、1〜3のヘテロ原子を含む飽和、不飽和もしくは芳香族複素環となることはできず、ここで、ヘテロ原子は各々独立に、窒素、酸素または硫黄であり;
Yが化学式20、22または43において酸素であり、Wが共有結合であり、かつR4およびR4'が水素である場合、Q'はシクロアルキル基となることはできず;
Yが化学式26または27において酸素または硫黄であり、Tが-N(CH3)であり、Wが共有結合であり、R4およびR4'が水素である場合、pは整数2となることはできず、-(CR4R'4)oにおいてoは整数1となることができず;
Yが化学式26または27において酸素または硫黄であり、Wが共有結合であり、Tが酸素であり、oが整数1である場合、少なくとも1つのR4またはR4'は-OH、-NO2または-CH2ONO2でなければならず、またはR4およびR4'はそれらに結合された炭素原子と一緒になりシクロアルキル基または複素環基となる、ことを条件とし;
さらに、本発明は、化学式(I)の化合物が、ACS登録番号

の化合物を含まないことを条件とする)、ならびに
ここで、化学式(II)の化合物は以下である:

(式中、
Rkは、


であり、
Xは化学式(I)において本明細書で規定した通りであり、または、
(45)-Y-(CR4R'4)p-Y-C(O)-Rであるが、ただし、少なくとも1つのR4またはR4'は-ONO2または-CH2ONO2でなければならず、Rkは化学式(II)において本明細書で規定した通りであることを条件とし;かつ
化学式(II)の化合物がACS登録番号

の化合物を含まないことを条件とする)。
【請求項2】
請求項1記載の化合物および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項3】
Xが下記である、請求項1記載の化合物:





(式中、
Y'は酸素または硫黄であり;
T'は酸素、硫黄またはNR6であり;
X5は酸素、(S(O)o)oまたはNR6であり;
R6は水素、低級アルキル基、アリール基であり;
R7は低級アルキル基またはアリール基であり;
R8は各位置ごとに独立に、水素、ヒドロキシル基、低級アルキル基、アリール基、-NO2または-CH2-ONO2または-CH2-OHであり;
n'およびm'は各々独立に0〜10の整数であり;
Oは本明細書で規定される通りである;が、
ただし、Xに対する化学式8では、
Y'およびX5は酸素とすることができず;
Y'が酸素でありX5が-N(CH3)である場合、n'およびm'は1以外の任意の整数でなければならないことを条件とする)。
【請求項4】
化学式(I)の化合物が、ニトロソ化アセメタシン、ニトロソ化アセクロフェナク、ニトロソ化アルミノプロフェン、ニトロソ化アムフェナク、ニトロソ化ベンダザク、ニトロソ化ベノキサプロフェン、ニトロソ化ブロムフェナク、ニトロソ化ブクロキシ酸、ニトロソ化ブチブフェン、ニトロソ化カルプロフェン、ニトロソ化シンメタシン、ニトロソ化クロピラク、ニトロソ化ジクロフェナク、ニトロソ化エトドラク、ニトロソ化フェルビナク、ニトロソ化フェンクロジ酸、ニトロソ化フェンブフェン、ニトロソ化フェノプロフェン、ニトロソ化フェンチアザク、ニトロソ化フルノキサプロフェン、ニトロソ化フルルビプロフェン、ニトロソ化イブフェナク、ニトロソ化イブプロフェン、ニトロソ化インドメタシン、ニトロソ化イソフェゾラク、ニトロソ化イソキセパク、ニトロソ化インドプロフェン、ニトロソ化ケトプロフェン、ニトロソ化ロナゾラク、ニトロソ化ロキソプロフェン、ニトロソ化メチアジン酸、ニトロソ化モフェゾラク、ニトロソ化ミロプロフェン、ニトロソ化ナプロキセン、ニトロソ化オキサプロジン、ニトロソ化ピロゾラク、ニトロソ化ピルプロフェン、ニトロソ化プラノプロフェン、ニトロソ化プロチジン酸、ニトロソ化サリチルアミド、ニトロソ化スリンダク、ニトロソ化スプロフェン、ニトロソ化スキシブゾン、ニトロソ化チアプロフェン酸、ニトロソ化トルメチン、ニトロソ化キセンブシン、ニトロソ化キシモプロフェン、ニトロソ化ザルトプロフェン、ニトロソ化ゾメピラクであり;化学式IIの化合物が、ニトロソ化アスピリン、ニトロソ化アセメトシン、ニトロソ化ブマジゾン、ニトロソ化カルプロフェナク、ニトロソ化クリダナク、ニトロソ化ジフルニサル、ニトロソ化エンフェナム酸、ニトロソ化フェンドサル、ニトロソ化フルフェナム酸、ニトロソ化フルニキシン、ニトロソ化ゲンチシン酸、ニトロソ化ケトロラク、ニトロソ化メクロフェナム酸、ニトロソ化メフェナム酸、ニトロソ化メサラミン、ニトロソ化ニフルム酸、ニトロソ化サルサラート、ニトロソ化トルフェナム酸またはニトロソ化トロペンシンである、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
治療上有効量の請求項2記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の炎症、痛みまたは発熱を治療または軽減するための方法。
【請求項6】
治療上有効量の請求項2記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の胃腸障害を治療するための方法。
【請求項7】
胃腸障害が、炎症性腸疾患、クローン病、胃炎、過敏性腸症候群、便秘、潰瘍性大腸炎、消化性潰瘍、ストレス潰瘍、出血性潰瘍、胃酸過多症、消化不良、胃不全麻痺、ゾリンジャー・エリソン症候群、逆流性食道炎、細菌感染、短腸(吻合)症候群、または全身肥満細胞症と関連する、もしくは好塩基球性白血病および高ヒスタミン血症と関連する分泌過多状態である、請求項6記載の方法。
【請求項8】
治療上有効量の請求項2記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の創傷治癒を促進するための方法。
【請求項9】
創傷が潰瘍である、請求項8記載の方法。
【請求項10】
治療上有効量の請求項2記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の胃腸、腎臓および/または呼吸器毒性を治療または逆転させるための方法。
【請求項11】
治療上有効量の請求項2記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項12】
炎症性疾患が、心血管障害、虚血臓器への再潅流傷害、血管形成、関節炎、喘息、気管支炎、早産、腱炎、滑液包炎、自己免疫疾患、免疫不全、皮膚関連状態、新形成、疾患における炎症過程、肺の炎症、中枢神経系障害、アレルギー性鼻炎、呼吸窮迫症候群、内毒性ショック症候群、微生物感染、細菌誘発性炎症、ウイルス誘発性炎症、尿道障害、泌尿器障害、内皮機能不全、臓器障害、組織障害、性的不全または炎症部位での好中球の活性化、接着および浸潤である、請求項11記載の方法。
【請求項13】
新形成が、脳腫瘍、骨肉腫、上皮細胞由来の新形成(上皮癌)、基底細胞癌、腺癌、消化管癌、口唇癌、口腔癌、食道癌、小腸癌、胃癌、結腸癌、肝臓癌、膀胱癌、膵臓癌、卵巣癌、子宮頚癌、肺癌、乳癌、皮膚癌、有棘細胞癌、基底細胞腫、前立腺癌、腎細胞癌、癌性腫瘍、増殖、ポリープ、アデノーマポリープ、家族性アデノーマポリープ、または放射線治療がもたらした線維症である、請求項12記載の方法。
【請求項14】
中枢神経系障害が、皮質性痴呆、アルツハイマー病、血管性痴呆、多発脳梗塞性痴呆、初老期痴呆、アルコール性痴呆、老年痴呆、記憶喪失、または脳卒中、虚血、もしくは腫瘍がもたらした中枢神経系損傷である、請求項12記載の方法。
【請求項15】
治療上有効量の請求項2記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の眼障害を治療するための方法。
【請求項16】
少なくとも1つの治療剤をさらに含む、請求項2記載の組成物。
【請求項17】
治療剤が、ステロイド、非ステロイド性抗炎症化合物、シクロオキシゲナーゼ阻害剤、5-リポキシゲナーゼ(5-LO)阻害剤、ロイコトリエンB4受容体アンタゴニスト、ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤、5-HTアゴニスト、3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル補酵素A阻害剤、H2アンタゴニスト、抗悪性腫瘍剤、抗血小板薬、トロンビン阻害剤、トロンボキサン阻害剤、うっ血除去薬、利尿薬、鎮静作用のあるもしくは鎮静作用のない抗ヒスタミン、誘導性酸化窒素シンターゼ阻害剤、オピオイド、鎮痛薬、ヘリコバクターピロリ阻害剤、プロトンポンプ阻害剤、イソプロスタン阻害剤、またはこれらのうちの2つ以上の混合物である、請求項16記載の組成物。
【請求項18】
治療上有効量の請求項16記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の炎症、痛みまたは発熱を治療または軽減するための方法。
【請求項19】
治療上有効量の請求項16記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の胃腸障害を治療するための方法。
【請求項20】
胃腸障害が、炎症性腸疾患、クローン病、胃炎、過敏性腸症候群、便秘、潰瘍性大腸炎、消化性潰瘍、ストレス潰瘍、出血性潰瘍、胃酸過多症、消化不良、胃不全麻痺、ゾリンジャー・エリソン症候群、逆流性食道炎、細菌感染、短腸(吻合)症候群、または全身肥満細胞症と関連する、もしくは好塩基球性白血病および高ヒスタミン血症と関連する分泌過多状態である、請求項19記載の方法。
【請求項21】
治療上有効量の請求項16記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の創傷治癒を促進するための方法。
【請求項22】
創傷が潰瘍である、請求項21記載の方法。
【請求項23】
治療上有効量の請求項16記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の胃腸、腎臓および/または呼吸器毒性を治療または逆転させるための方法。
【請求項24】
治療上有効量の請求項16記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項25】
炎症性疾患が、心血管障害、虚血臓器への再潅流傷害、血管形成、関節炎、喘息、気管支炎、早産、腱炎、滑液包炎、自己免疫疾患、免疫不全、皮膚関連状態、新形成、疾患における炎症過程、肺の炎症、中枢神経系障害、アレルギー性鼻炎、呼吸窮迫症候群、内毒性ショック症候群、微生物感染、細菌誘発性炎症、ウイルス誘発性炎症、尿道障害、泌尿器障害、内皮機能不全、臓器障害、組織障害、性的不全または炎症部位での好中球の活性化、接着および浸潤である、請求項24記載の方法。
【請求項26】
新形成が、脳腫瘍、骨肉腫、上皮細胞由来の新形成(上皮癌)、基底細胞癌、腺癌、消化管癌、口唇癌、口腔癌、食道癌、小腸癌、胃癌、結腸癌、肝臓癌、膀胱癌、膵臓癌、卵巣癌、子宮頚癌、肺癌、乳癌、皮膚癌、有棘細胞癌、基底細胞腫、前立腺癌、腎細胞癌、癌性腫瘍、増殖、ポリープ、アデノーマポリープ、家族性アデノーマポリープ、または放射線治療がもたらした線維症である、請求項25記載の方法。
【請求項27】
中枢神経系障害が、皮質性痴呆、アルツハイマー病、血管性痴呆、多発脳梗塞性痴呆、初老期痴呆、アルコール性痴呆、老年痴呆、記憶喪失または脳卒中、虚血、もしくは腫瘍がもたらした中枢神経系損傷である、請求項25記載の方法。
【請求項28】
治療上有効量の請求項16記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の眼障害を治療するための方法。
【請求項29】
少なくとも1つの請求項1記載の化合物、および酸化窒素を供与、転移もしくは放出する、内在酸化窒素もしくは内皮由来血管弛緩因子の産生を誘発する、または酸化窒素シンターゼの基質である、少なくとも1つの化合物を含む組成物。
【請求項30】
薬学的に許容される担体をさらに含む、請求項29記載の組成物。
【請求項31】
酸化窒素を供与、転移もしくは放出する、内在酸化窒素もしくは内皮由来血管弛緩因子の産生を誘発する、または酸化窒素シンターゼの基質である化合物が、S-ニトロソチオールである、請求項29記載の組成物。
【請求項32】
S-ニトロソチオールが、S-ニトロソ-N-アセチルシステイン、S-ニトロソ-カプトプリル、S-ニトロソ-N-アセチルペニシラミン、S-ニトロソ-ホモシステイン、S-ニトロソ-システイン、S-ニトロソ-グルタチオン、またはS-ニトロソ-システイニル-グリシンである、請求項31記載の組成物。
【請求項33】
S-ニトロソチオールが以下である、請求項31記載の組成物:
(i)HS(C(Re)(Rf))mSNO;
(ii)ONS(C(Re)(Rf))mRe;または
(iii)H2N-CH(CO2H)-(CH2)m-C(O)NH-CH(CH2SNO)-C(O)NH-CH2-CO2H;
(式中、
mは2〜20の整数であり;ReおよびRfは独立に、水素、アルキル、シクロアルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アリール複素環、シクロアルキルアルキル、複素環アルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミノ、アルキルアリールアミノ、アルコキシハロアルキル、ハロアルコキシ、スルホン酸、スルホン酸エステル、アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、アリールアルコキシ、アルチルチオ、アリールチオ、シアノ、アミノアルキル、アミノアリール、アリール、アリールアルキル、カルボキサミド、アルキルカルボキサミド、アリールカルボキサミド、アミジル、カルボキシル、カルバモイル、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、アルキルカルボニル、アリールカルボニル、エステル、カルボン酸エステル、アルキルカルボン酸エステル、アリールカルボン酸エステル、ハロアルコキシ、スルホンアミド、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミド、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルホニル、アリールスルホニルオキシ、尿素、ニトロ、-T-Q-、もしくは-C(Rg)(Rh))k-T-Qであり、または、ReおよびRfは一緒になり、オキソ、チアール、複素環、シクロアルキル基、オキシム、ヒドラゾンまたは架橋シクロアルキル基となり;Qは-NOまたは-NO2であり;Tは独立に共有結合、カルボニル、酸素、-S(O)O-または-N(Ra)(Ri)-であり、ここでoは0〜2の整数であり、Raは電子の孤立電子対、水素またはアルキル基であり;Riは水素、アルキル、アリール、アルキルカルボン酸、アリールカルボン酸、アルキルカルボン酸エステル、アリールカルボン酸エステル、アルキルカルボキサミド、アリールカルボキサミド、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスルホニルオキシ、アリールスルフィニル、アリールスルホニルオキシ、アリールスルホニル、スルホンアミド、カルボキサミド、カルボン酸エステル、アミノアルキル、アミノアリール、-CH2-C(T-Q)(Rg)(Rh)、または-(N2O2-)-・M+であり、ここでM+は有機または無機カチオンである;が、ただし、Riが-CH2-C(T-Q)(Rg)(Rh)または-(N2O2-)・M+である場合、「-T-Q」は水素、アルキル基、アルコキシアルキル基、アミノアルキル基、ヒドロキシ基またはアリールであってもよいことを条件とし;かつ、RgおよびRhは各位置ごとに独立にReである)。
【請求項34】
酸化窒素を供与、転移もしくは放出する、内在酸化窒素もしくは内皮由来血管弛緩因子の産生を誘発する、または酸化窒素シンターゼの基質である化合物が、L-アルギニン、L-ホモアルギニン、N-ヒドロキシ-L-アルギニン、ニトロソ化L-アルギニン、ニトロシル化L-アルギニン、ニトロソ化N-ヒドロキシ-L-アルギニン、ニトロシル化N-ヒドロキシ-L-アルギニン、ニトロソ化L-ホモアルギニン、ニトロシル化L-ホモアルギニン、シトルリン、オルニチン、グルタミン、リシン、アルギナーゼ阻害剤または酸化窒素メディエータである、請求項29記載の組成物。
【請求項35】
酸化窒素を供与、転移もしくは放出する、内在酸化窒素もしくは内皮由来血管弛緩因子の産生を誘発する、または酸化窒素シンターゼの基質である化合物が以下である、請求項29記載の組成物:
(i)少なくとも1つのON-O-またはON-N-基を含む化合物;
(ii)少なくとも1つのO2N-O-、O2N-N-またはO2N-S-基を含む化合物;
(iii)化学式R1''R2''N-N(O-M+)-NO(式中、R1''およびR2''は各々独立に、ポリペプチド、アミノ酸、糖、オリゴヌクレオチド、直鎖もしくは分枝、飽和もしくは不飽和、脂肪族もしくは芳香族、置換もしくは非置換の炭化水素、または複素環基であり、M+は有機または無機カチオンである)を有するN-オキソ-N-ニトロソアミン。
【請求項36】
少なくとも1つのON-O-またはON-N-基を含む化合物が、ON-O-ポリペプチド、ON-N-ポリペプチド、ON-O-アミノ酸、ON-N-アミノ酸、ON-O-糖、ON-N-糖、ON-O-オリゴヌクレオチド、ON-N-オリゴヌクレオチド、直鎖もしくは分枝、飽和もしくは不飽和、脂肪族もしくは芳香族、置換もしくは非置換の脂肪族または芳香族ON-O-炭化水素、直鎖もしくは分枝、飽和もしくは不飽和、脂肪族もしくは芳香族、置換もしくは非置換の脂肪族または芳香族ON-N-炭化水素、ON-O-複素環化合物またはON-N-複素環化合物である、請求項35記載の組成物。
【請求項37】
少なくとも1つのO2N-O-、O2N-N-またはO2N-S-基を含む化合物が、O2N-O-ポリペプチド、O2N-N-ポリペプチド、O2N-S-ポリペプチド、O2N-O-アミノ酸、O2N-N-アミノ酸、O2N-S-アミノ酸、O2N-O-糖、O2N-N-糖、O2N-S-糖、O2N-O-オリゴヌクレオチド、O2N-N-オリゴヌクレオチド、O2N-S-オリゴヌクレオチド、直鎖もしくは分枝、飽和もしくは不飽和、脂肪族もしくは芳香族、置換もしくは非置換のO2N-O-炭化水素、直鎖もしくは分枝、飽和もしくは不飽和、脂肪族もしくは芳香族、置換もしくは非置換のO2N-N-炭化水素、直鎖もしくは分枝、飽和もしくは不飽和、脂肪族もしくは芳香族、置換もしくは非置換のO2N-S-炭化水素、O2N-O-複素環化合物、O2N-N-複素環化合物またはO2N-S-複素環化合物である、請求項35記載の組成物。
【請求項38】
少なくとも1つの治療剤をさらに含む、請求項29記載の組成物。
【請求項39】
治療剤が、ステロイド、非ステロイド性抗炎症化合物、シクロオキシゲナーゼ-2阻害剤、5-リポキシゲナーゼ(5-LO)阻害剤、ロイコトリエンB4受容体アンタゴニスト、ロイコトリエンA4ヒドロラーゼ阻害剤、5-HTアゴニスト、HMG CoA阻害剤、H2アンタゴニスト、抗悪性腫瘍剤、抗血小板薬、トロンビン阻害剤、トロンボキサン阻害剤、うっ血除去薬、利尿薬、鎮静作用のあるもしくは鎮静作用のない抗ヒスタミン、誘導性酸化窒素シンターゼ阻害剤、オピオイド、鎮痛薬、ヘリコバクターピロリ阻害剤、プロトンポンプ阻害剤、イソプロスタン阻害剤、またはこれらのうちの2つ以上の混合物である、請求項38記載の組成物。
【請求項40】
治療上有効量の請求項29または38記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の炎症、痛みまたは発熱を治療または軽減するための方法。
【請求項41】
治療上有効量の請求項29または38記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の胃腸障害を治療するための方法。
【請求項42】
胃腸障害が、炎症性腸疾患、クローン病、胃炎、過敏性腸症候群、便秘、潰瘍性大腸炎、消化性潰瘍、ストレス潰瘍、出血性潰瘍、胃酸過多症、消化不良、胃不全麻痺、ゾリンジャー・エリソン症候群、逆流性食道炎、細菌感染、短腸(吻合)症候群、または全身肥満細胞症と関連する、もしくは好塩基球性白血病および高ヒスタミン血症と関連する分泌過多状態である、請求項41記載の方法。
【請求項43】
治療上有効量の請求項29または38記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の創傷治癒を促進するための方法。
【請求項44】
創傷が潰瘍である、請求項43記載の方法。
【請求項45】
治療上有効量の請求項29または38記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の胃腸、腎臓および/または呼吸器毒性を治療または逆転させるための方法。
【請求項46】
治療上有効量の請求項29または38記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の炎症性疾患を治療するための方法。
【請求項47】
炎症性疾患が、心血管障害、虚血臓器への再潅流傷害、血管形成、関節炎、喘息、気管支炎、早産、腱炎、滑液包炎、自己免疫疾患、免疫不全、皮膚関連状態、新形成、疾患における炎症過程、肺の炎症、中枢神経系障害、アレルギー性鼻炎、呼吸窮迫症候群、内毒性ショック症候群、微生物感染、細菌誘発性炎症、ウイルス誘発性炎症、尿道障害、泌尿器障害、内皮機能不全、臓器障害、組織障害、性的不全または炎症部位での好中球の活性化、接着および浸潤である、請求項46記載の方法。
【請求項48】
新形成が、脳腫瘍、骨肉腫、上皮細胞由来の新形成(上皮癌)、基底細胞癌、腺癌、消化管癌、口唇癌、口腔癌、食道癌、小腸癌、胃癌、結腸癌、肝臓癌、膀胱癌、膵臓癌、卵巣癌、子宮頚癌、肺癌、乳癌、皮膚癌、有棘細胞癌、基底細胞腫、前立腺癌、腎細胞癌、癌性腫瘍、増殖、ポリープ、アデノーマポリープ、家族性アデノーマポリープ、または放射線治療がもたらした線維症である、請求項47記載の方法。
【請求項49】
中枢神経系障害が、皮質性痴呆、アルツハイマー病、血管性痴呆、多発脳梗塞性痴呆、初老期痴呆、アルコール性痴呆、老年痴呆、記憶喪失または脳卒中、虚血、もしくは腫瘍がもたらした中枢神経系損傷である、請求項47記載の方法。
【請求項50】
治療上有効量の請求項29または38記載の組成物を、その治療が必要な患者に投与する段階を含む、該患者の眼障害を治療するための方法。
【請求項51】
少なくとも1つの請求項1記載の化合物を含むキット。
【請求項52】
(i)酸化窒素を供与、転移もしくは放出する、内在酸化窒素もしくは内皮由来血管弛緩因子の産生を誘発する、または酸化窒素シンターゼの基質である少なくとも1つの化合物;(ii)少なくとも1つの治療剤;または(iii)酸化窒素を供与、転移もしくは放出する、内在酸化窒素もしくは内皮由来血管弛緩因子の産生を誘発する、または酸化窒素シンターゼの基質である少なくとも1つの化合物および少なくとも1つの治療剤、をさらに含む、請求項51記載のキット。
【請求項53】
酸化窒素を供与、転移もしくは放出する、内在酸化窒素もしくは内皮由来血管弛緩因子の産生を誘発する、または酸化窒素シンターゼの基質である少なくとも1つの化合物;少なくとも1つの治療剤;または、酸化窒素を供与、転移もしくは放出する、内在酸化窒素もしくは内皮由来血管弛緩因子の産生を誘発する、または酸化窒素シンターゼの基質である少なくとも1つの化合物および少なくとも1つの治療剤が、キット内の別個の成分の形態である、請求項52記載のキット。
【請求項54】
請求項16、29または38記載の組成物を含むキット。
【請求項55】
以下からなる群から選択される化合物:
2-(2-(ニトロオキシ)エチルチオ)エチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-((2-(ニトロオキシ)エチル)スルホニル)エチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-((2-(ニトロオキシ)エチル)スルフィニル)エチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-((2-(ニトロオキシ)エチル)4-ニトロフェニル)アミノ)エチル2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(2R)-2,3-ビス(ニトロオキシ)プロピル(2S)-2(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(2R)-7-(ニトロオキシ)-4,8-ジオキサビシクロ(3.3.0)オクト-2-イル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
ホスホノメチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート3-(ニトロオキシ)プロピルアミン硝酸塩;
ホスホノメチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート4-ニトロ-1-(ニトロオキシ)-2-((ニトロキシ)メチル)ブト-2-イルアミン塩;
(5-((ニトロオキシ)メチル-1,3-ジオキサン-5-イル)メチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2,2-ビス(ニトロオキシ)プロピル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
3-(4-((ニトロオキシ)メチル)フェニルカルボニルオキシ)-2-オキソプロピル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-メチル-2-ニトロ-3-(ニトロオキシ)プロピル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-ニトロ-3-(ニトロオキシ)-2-((ニトロオキシ)メチル)プロピル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-(N-(2-(ニトロオキシ)エチル)カルバモイルオキシ)エチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
3-(2-(ニトロオキシ)エトキシ)フェニル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
4-(2-(ニトロオキシ)エトキシ)フェニル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(N-メチル-N-(2-(ニトロオキシ)エチル)カルバモイル)メチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(N-エチル-N-(2-(ニトロオキシ)エチル)カルバモイル)メチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-(4-((ニトロオキシ)メチル)ピペリジル)-2-オキソエチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(N-メチル-N-(((2-(ニトロオキシ)エチル)オキシカルボニル)メチル)カルバモイル)メチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(N-メチル-N-(((3-(ニトロオキシ)プロピル)オキシカルボニル)メチル)カルバモイル)メチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(N-メチル-N-((N-(2-(ニトロオキシ)エチル)カルバモイル)メチル)カルバモイル)メチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
((2-(ニトロオキシ)エチル)オキシカルボニル)メチル2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(N-(3-(ニトロオキシ)プロピル)カルバモイル)メチル2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
((2-((2-(ニトロオキシ)エチル)スルホニル)エチル)オキシカルボニル)メチル2-(6-メトキシ-2-ナフチル)プロパノエート;
(1S,5S,2R,6R)-6-(ニトロオキシ)-4,8-ジオキサビシクロ(3.3.0)オクト-2-イル)オキシカルボニル)メチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(2S)-2,3-ビス(ニトロオキシ)プロピル(2S)-2-(6-メトキシ-5-ニトロ(2-ナフチル))プロパノエート;
(2S)-2-ヒドロキシ-3-(ニトロオキシ)プロピル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(2R)-2-ヒドロキシ-3-(ニトロオキシ)プロピル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))-N-((N-(2-(ニトロオキシ)エチル)カルバモイル)メトキシ)プロパンアミド;
3-(2-(4-((ニトロオキシ)メチル)フェニル)アセチルオキシ)-2-オキソプロピル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-(4-(2-(ニトロオキシ)エチル)ピペリジル)-2-オキソエチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
4-((2-(ニトロオキシ)エチル)オキシカルボニル)フェニル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-((2-(ニトロオキシ)エチル)オキシカルボニル)フェニル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(N-メチル-N-(3-(ニトロオキシ)プロピル)カルバモイル)メチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))-N-(2-(4-((ニトロオキシ)メチル)ピペリジル)-2-オキソエトキシ)プロパンアミド;
3-((2-(ニトロオキシ)エチル)オキシカルボニル)フェニル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-(4-(2-(ニトロオキシ)エチル)ピペラジニル)-2-オキソエチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート塩酸;
3-((2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル)プロパノイルオキシ)-2-メチル-2-((ニトロオキシ)メチル)プロピル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-(4-(2-(ニトロオキシ)エトキシ)フェノキシ)エチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-((2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル)プロパノイルオキシ)エチル3-(ニトロオキシ)-プロピルエタン-1,2-ジオエート;
N-((2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル)プロパノイルアミノ)-4(ニトロオキシ)ブタンアミド;
4-((2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノイルオキシ)(2S,3S)-2,3-ビス(ニトロオキシ)ブチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(2S,3S)-2,3-ビス(ニトロオキシ)-4-ヒドロキシブチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-((3-(ニトロオキシ)メチル)フェニル)カルボニルアミノ)エチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(2R)-2-(ニトロオキシ)-3-(フェニルメトキシ)プロピル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-(N-メチル(4-((ニトロオキシ)メチル)フェニル)カルボニルアミノ)エチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(1S,2S,5S,6R)-6-(ニトロオキシ)-4,8-ジオキサビシクロ(3.3.0)オクト-2-イル2-(1-((4-クロロフェニル)カルボニル)-5-メトキシ-2-メチルインドール-3-イル)アセテート;
(1S,2S,5S,6R)-6-(ニトロオキシ)-4,8-ジオキサビシクロ(3.3.0)オクト-2-イル2-(2-((2,6-ジクロロフェニル)アミノ)フェニル)アセテート;
2-(((4-メチルフェニル)スルホニル)(2-(ニトロオキシ)エチル)アミノ)エチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
2-(N-メチル-2-(4-((ニトロオキシ)メチル)フェニル)アセチルアミノ)エチル(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))プロパノエート;
(2R)-2,3-ビス(ニトロオキシ)プロピル2-(1-((4-クロロフェニル)カルボニル)-5-メトキシ-2-メチルインドール-3-イル)アセテート;
(2S)-2,3-ビス(ニトロオキシ)プロピル2-(1-((4-クロロフェニル)カルボニル)-5-メトキシ-2-メチルインドール-3-イル)アセテート;
(2S)-2,3-ビス(ニトロオキシ)プロピル2-(2-((2,6-ジクロロフェニル)アミノ)フェニル)アセテート;
(2R)-2,3-ビス(ニトロオキシ)プロピル2-(2-((2,6-ジクロロフェニル)アミノ)フェニル)アセテート;
(2S)-2-(6-メトキシ(2-ナフチル))-1-(4-(ニトロオキシ)ブチルチオ)プロパン-1-オン;
(N-メチル-N-(2-(ニトロオキシ)エチル)カルバモイル)メチル2-(1-((4-クロロフェニル)カルボニル)-5-メトキシ-2-メチルインドール-3-イル)アセテート;
(N-(2-(ニトロオキシ)エチル)カルバモイル)メチル2-(1-((4-クロロフェニル)カルボニル)-5-メトキシ-2-メチルインドール-3-イル)アセテート;
(N-(2-(ニトロオキシ)エチル)カルバモイル)メチル2-(2-((2,6-ジクロロフェニル)アミノ)フェニル)アセテート;
または薬学的に許容されるそれらの塩。
【請求項56】
請求項55記載の少なくとも1つの化合物および薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項57】
(i)酸化窒素を供与、転移もしくは放出する、内在酸化窒素もしくは内皮由来血管弛緩因子の産生を誘発する、または酸化窒素シンターゼの基質である、少なくとも1つの化合物;(ii)少なくとも1つの治療剤;または(iii)酸化窒素を供与、転移もしくは放出する、内在酸化窒素もしくは内皮由来血管弛緩因子の産生を誘発する、または酸化窒素シンターゼの基質である、少なくとも1つの化合物、ならびに少なくとも1つの治療剤、をさらに含む請求項56記載の組成物。
【請求項58】
請求項55記載の少なくとも1つの化合物を含むキット。

【公開番号】特開2010−265292(P2010−265292A)
【公開日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−155442(P2010−155442)
【出願日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【分割の表示】特願2004−562619(P2004−562619)の分割
【原出願日】平成15年7月3日(2003.7.3)
【出願人】(509218869)ニコックス エスエー (4)
【Fターム(参考)】